JP2013183077A - Ict機器 - Google Patents

Ict機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2013183077A
JP2013183077A JP2012046673A JP2012046673A JP2013183077A JP 2013183077 A JP2013183077 A JP 2013183077A JP 2012046673 A JP2012046673 A JP 2012046673A JP 2012046673 A JP2012046673 A JP 2012046673A JP 2013183077 A JP2013183077 A JP 2013183077A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
index value
temperature
component
ict
cooling fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012046673A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5321706B2 (ja
Inventor
Kumiko Suzuki
久美子 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2012046673A priority Critical patent/JP5321706B2/ja
Priority to EP13155888.4A priority patent/EP2634668A3/en
Priority to US13/782,490 priority patent/US9651320B2/en
Publication of JP2013183077A publication Critical patent/JP2013183077A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5321706B2 publication Critical patent/JP5321706B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F27/00Control arrangements or safety devices specially adapted for heat-exchange or heat-transfer apparatus
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/20Cooling means
    • G06F1/206Cooling means comprising thermal management

Abstract

【課題】冷却用ファンを備えたICT機器において、吸気温度が急激に低下した場合であっても、電子部品の破損や誤動作が発生しないようにする。
【解決手段】温度センサ102は、ICT機器100に搭載された電子部品の部品温度を検出する。下降指標値算出手段103は、温度センサ102の検出結果に基づいて、電子部品の部品温度の下降度合いを示す下降指標値を算出する。下降指標値としては、例えば、単位時間当たりに部品温度の低下量や、過去一定期間における部品温度の最高値と現時点の部品温度の差分などを使用することができる。制御手段104は、下降指標値算出手段103が算出した下降指標値に応じて冷却用ファン101の回転数を制御する。より具体的には、制御手段104は、下降指標値算出手段103で算出された下降指標値によって示される、部品温度の低下度合いが大きい場合ほど、ファンの回転数を低下させる。
【選択図】図10

Description

本発明は、冷却用ファンを備えたサーバ装置などのICT(Information and Communication Technology)機器、その制御装置、その温度制御方法、および、プログラムに関する。
従来、サーバ装置などのICT機器は、空調設備を備えたマシンルームに設置され、ある程度一定の温度環境で運用されることが多かった。しかし、近年、マシンルームへの投資コストや運用コストを削減するために、外気を取り込み、外気によってICT機器内部を冷却するマシンルームへの注目が高まっている。外気を利用したマシンルームは空調設備を備えたマシンルームに比較して室内温度の変化が大きいため、ICT機器自身にも内部温度をコントロールする機能を持たせることが望ましい。
内部温度のコントロール機能を持ったICT機器としては、次のようなものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載されているサーバ装置(ICT機器)は、冷却ファンと、吸気温度を検出する吸気温度センサと、装置内部の電子部品の温度を検出する部品温度センサと、冷却ファンの回転数を制御する制御部とから構成されている。そして、制御部は、吸気温度センサの検出結果と、部品温度センサの検出結果とに基づいて、ファンの回転数を制御する。より具体的には、制御部は、全ての部品温度センサの検出結果が第1の閾値以下となるまでは、吸気温度センサの検出結果に基づいて、吸気温度が高いときほど、冷却ファンの回転数が高くなるように冷却ファンの回転数を制御する。そして、全ての部品温度センサの検出結果が第1の閾値以下となったら、全ての部品温度センサの検出結果が第2の閾値(第1の閾値<第2の閾値)となるまでは、部品温度センサの検出結果に基づいて、部品温度センサの検出結果が高いときほど、冷却ファンの回転数が高くなるように、冷却ファンの回転数を制御する。
特開2011−151131号公報
上述した特許文献1に記載されている技術によれば、空調設備を頼らずにICT機器内部の温度をコントロールすることができる。しかしながら、特許文献1に記載されている技術では、吸気温度が急激に低下した場合、電子部品の破損や誤動作が発生する恐れがある。つまり、特許文献1に記載されている技術では、吸気温度が急激に低下した場合、例えば、ハードディスクドライブの筐体内壁に結露が発生し、サビを誘発する可能性があるため、ハードディスクドライブの破損や誤動作が発生する恐れがある。一般に、ハードディスクドライブの筐体は、ある程度機密性が保たれているため、吸気温度が急激に低下してもハードディスクドライブの筐体内の内気温度は急激には下がらず、ハードディスクドライブの筐体の内気温度と上記筐体の内壁温度との間に大きな温度差が生じるので、結露が発生する恐れがある。なお、急激な温度変化が発生した場合は、他の電子部品にも結露によるサビが発生し、電子部品の破損や誤動作が発生する恐れがある。
[発明の目的]
そこで、本発明の目的は、吸気温度が急激に低下した場合に電子部品が破損したり、誤動作する恐れがあるという課題を解決したICT機器を提供することにある。
本発明にかかるICT機器は、
冷却用ファンを備えたICT機器であって、
前記ICT機器に搭載されている電子部品の部品温度を検出する温度センサと、
該温度センサの検出結果に基づいて、前記電子部品の部品温度の下降度合いを示す指標値を算出する下降指標値算出手段と、
該下降指標値算出手段で算出された指標値に応じて前記冷却用ファンの回転数を制御する制御手段とを備える。
本発明にかかる制御装置は、
ICT機器に搭載されている電子部品の部品温度を検出する温度センサの検出結果に基づいて、前記電子部品の部品温度の下降度合いを示す指標値を算出する下降指標値算出手段と、
該下降指標値算出手段で算出された指標値に応じて冷却用ファンの回転数を制御する制御手段とを備える。
本発明にかかる温度制御方法は、
下降指標値算出手段が、ICT機器に搭載されている電子部品の部品温度を検出する温度センサの検出結果に基づいて、前記電子部品の部品温度の下降度合いを示す指標値を算出し、
制御手段が、前記下降指標値算出手段で算出された指標値に応じて冷却用ファンの回転数を制御する。
本発明にかかるプログラムは、
コンピュータを、
ICT機器に搭載されている電子部品の部品温度を検出する温度センサの検出結果に基づいて、前記電子部品の部品温度の下降度合いを示す指標値を算出する下降指標値算出手段、
該下降指標値算出手段で算出された指標値に応じて冷却用ファンの回転数を制御する制御手段として機能させる。
本発明によれば、吸気温度が急激に低下した場合であっても、電子部品の破損や誤動作が発生しないようにすることができるという効果を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態にかかるICT機器1の構成例を示すブロック図である。 ICT機器1における空気の流れを示す図である。 マネージメント部17の構成例を示すブロック図である。 吸気温度推奨範囲、部品温度推奨範囲、及び、動作保証温度範囲の関係を示した図である。 検出結果記憶部185の構成例を示した図である。 マネージメント部17内の制御手段172の処理例を示すフローチャートである。 下降指標値の算出方法の1例を示すフローチャートである。 下降指標値の他の算出方法を示すフローチャートである。 下降指標値の更に他の算出方法を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態にかかるICT機器100の構成例を示すブロック図である。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[本発明の第1の実施の形態]
図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態にかかるICT機器1は、筐体の前面側に複数のハードディスクドライブ(HDD)11と、吸気温度を検出する温度センサ21とが配置され、その後方には複数の冷却用ファン12が配置されている。冷却用ファン12の後方には、発熱量が多い複数のCPU13と、CPU13の部品温度を検出する温度センサ22,23が配置されている。更に、その後方には、メモリ14、電源部15、ネットワークカードなどの入出力部(IO部)16、BMC(Base Management Controller)により実現され、制御装置として機能するマネージメント部17、及び、入出力部16の部品温度を検出する温度センサ24が配置されている。
マネージメント部17は、温度センサ21〜24の検出結果に基づいて、冷却用ファン12の回転数を制御する機能を有する。冷却用ファン12を回転させることにより、図2に示すように、筐体前面に設けられた吸気面(図示せず)から外気が吸気され、ハードディスクドライブ配置エリアA→冷却用ファン配置エリアB→発熱部品配置エリアCを介して、筐体背面に設けられた排気面(図示せず)から排気される。
図3を参照すると、マネージメント部17は、記録手段171と、制御手段172と、下降指標値算出手段173と、ファン駆動部174と、ディスク装置などの記憶装置18とを備えている。
記憶装置18には、吸気温度推奨範囲記憶部181と、部品温度推奨範囲記憶部182と、動作保証温度範囲記憶部183と、閾値記憶部184と、検出結果記憶部185とが設けられている。
吸気温度推奨範囲記憶部181には、ICT機器1を安定して動作させることができる吸気温度の範囲(吸気温度推奨範囲)が記録される。吸気温度が吸気温度推奨範囲外となった場合は、可動部品の故障率が悪化する。
部品温度推奨範囲記憶部182には、ICT機器1を安定して動作させることができる部品温度の範囲(部品温度推奨範囲)が記録される。一般的に、部品温度はICT機器1を構成する電子部品(CPUなど)が発熱体となるため、吸気温度よりも高くなる。また、部品温度が部品温度推奨範囲外となった場合は、電子部品の故障率が悪化する。
動作保証温度範囲記憶部183には、ICT機器1が動作可能な温度範囲(動作保証温度範囲)が記録される。
図4に吸気温度推奨範囲、部品温度推奨範囲、及び、動作保証温度範囲の一例を示す。同図に示すように、吸気温度推奨範囲および部品温度推奨範囲の下限値に比較して動作保証温度範囲の下限値が低くなっており、また、吸気温度推奨範囲及び部品温度推奨範囲の上限値に比較して動作保証温度範囲の上限値が高くなっている。なお、図4はあくまで一例であり、ICT機器によっては温度関係が異なる場合がある。
閾値記憶部184には、ICT機器1の部品温度の下降度合いを示す指標値(下降指標値)に対する閾値Thが記録される。閾値Thは、ICT機器1の設置環境などに応じた値にすればよく、例えば、5℃/時間とすることができる。
検出結果記憶部185には、過去一定期間分(本実施の形態では、1時間分とする)の温度センサ21〜24の検出結果が記録される。図5を参照すると、検出結果記憶部185には、温度センサ22〜24毎に60個の記録領域#1〜#60が設けられている。
ICT機器1内の記録手段171は、制御手段172から周期的(本実施の形態では、1分毎とする)に加えられる記録指示に従って、温度センサ22〜24によって検出された部品温度を検出結果記憶部185に記録する機能や、温度センサ21で検出された吸気温度、及び、温度センサ22〜24によって検出された部品温度を制御手段172に渡す機能を有する。より具体的には、記録手段171は各温度センサ22〜24に割り当てられている60個の記録領域#1〜#60を循環的に使用して温度センサ22〜24によって検出された部品温度を記録することにより、過去1時間分の部品温度を検出結果記憶部185に記録する。
下降指標値算出手段173は、制御手段172から加えられる下降指標値算出指示に従って、温度センサ22〜24毎に、その温度センサによって検出された部品温度の下降度合いを示す下降指標値を算出する機能を有する。なお、下降指標値としては、例えば、下記の(1)〜(3)に示す値を使用することができる。
(1)単位時間当たりのICT機器1の部品温度の下降量。
(2)複数の測定期間におけるICT機器1の部品温度下降率の平均値。部品温度下降率とは、測定期間の開始時点に検出した部品温度t1と終了時点に検出した部品温度t2との差分Δtを、測定期間で除算した値である。
(3)過去一定期間におけるICT機器1の部品温度の最高値と現時点の部品温度との差分。
制御手段172は、記録手段171に対して記録指示を出力する機能や、下降指標値算出手段173に対して下降指標値算出指示を出力する機能や、記録手段171から渡された各温度センサ21〜24の検出結果、各記憶部181〜184の記憶内容、および、下降指標値算出手段173によって算出された下降指標値に基づいて、冷却用ファン12の回転数をR1(低速),R2(中速),R3(高速)、0(停止)の内の何れにするかを決定する機能や、決定した回転数をファン駆動部174に通知する機能を有する。なお、各回転数は0<R1<R2<R3の関係を有する。
ファン駆動部174は、制御手段172から通知された回転数で冷却用ファン12を回転させる。
なお、マネージメント部17は、CPU(中央処理装置)で実現可能であり、その場合には、例えば、次のようにする。CPUを記録手段171、制御手段172、及び、下降指標値算出手段173として機能させるためのプログラムを記録したディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体を用意し、CPUに上記プログラムを読み取らせる。CPUは、読み取ったプログラムに従って自身の動作を制御することにより、自CPU上に記録手段171、制御手段172、及び、下降指標値算出手段173を実現する。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図6のフローチャートを参照して本実施の形態の動作について説明する。
ICT機器1が起動されると、マネージメント部17内の制御手段172は、記録手段171に対して記録指示を出力する(ステップS61)。これにより、記録手段171は、温度センサ22〜24によって検出された部品温度を、検出結果記憶部185上に設けられている温度センサ22〜24毎の記録領域#1〜#60の内の1つ(例えば、記録領域#1)にすると共に、各温度センサ21〜24の検出結果を制御手段172に渡す。
制御手段172は、各温度センサ21〜24の検出結果が渡されると、先ず、温度センサ21によって検出された吸気温度が、吸気温度推奨範囲記憶部181に記録されている吸気温度推奨範囲内か否かを判定する(ステップS62)。そして、吸気温度推奨温度範囲内である場合(ステップS62がYes)は、冷却用ファン12の回転数を「R2(通常)」と決定し、決定した回転数をファン駆動部174に通知する(ステップS66)。その後、制御手段172は一定時間(本実施の形態では、1分)が経過するのを待ち(ステップS72)、その後、ステップS61に処理に戻る。これに対して、吸気温度推奨範囲外であると判定した場合(ステップS62がNo)は、温度センサ22〜24によって検出された部品温度が全て部品温度推奨範囲記憶部182に記録されている部品温度推奨範囲内か否かを判定する(ステップS63)。
そして、温度センサ22〜24によって検出された部品温度が全て部品温度推奨範囲内である場合(ステップS63がYes)は、ファン回転数を「R2」にすると決定し、決定したファン回転数「R2」をファン駆動部174に通知する(ステップS66)。これに対して、温度センサ22〜24によって検出された部品温度の中に1個でも部品温度推奨範囲外のものがあった場合(ステップS63がNo)は、ステップS64の処理を行う。
ステップS64では、温度センサ22〜24によって検出された部品温度の中に、動作保証温度範囲記憶部183に記録されている動作保証温度範囲の下限値を下回っているものがあるか否かを判定する。そして、下限値を下回っているものが存在する場合(ステップS64がYes)は、制御手段172はファン駆動部174に対して冷却用ファン12を停止させることを指示する(ステップS67)。これにより、冷却用ファン12が停止し、CPU13、ハードディスクドライブ11等の電子部品の発熱により、部品温度が上昇する。これに対して、温度センサ22〜24によって検出された全ての部品温度が、動作保証温度範囲の下限値以上であった場合(ステップS64がNo)は、ステップS65の処理を行う。
ステップS65では、温度センサ22〜24によって検出された部品温度の中に、動作保証温度範囲の上限値を上回っているものがあるか否かを判定する。そして、上限値を上回っているものが存在する場合(ステップS65Yes)は、制御手段172はファン回転数を「R3(高速)」にすると決定し、決定したファン回転数「R3」をファン駆動部174に渡す(ステップS68)。これに対して、温度センサ22〜24によって検出された部品温度が全て動作保証温度範囲の上限値以下であった場合(ステップS65がNo)は、下降指標値算出手段173に対して下降指標値算出指示を出力する(ステップS69)。
これにより、下降指標値算出手段173は、部品温度の下降度合いを示す下降指標値を算出し、算出した下降指標値を制御手段172に返す。
ここで、下降指標値の算出方法について説明する。下降指標値算出手段173は、制御手段172から下降指標値算出指示が入力されると、図7のフローチャートに示すように、各温度センサ22〜24毎に、検出結果記憶部185に記録されている最も記録時期が古い部品温度Toと最も記録時期が新しい部品温度Tnとの差分「To−Tn」を求める(ステップS71)。その後、各温度センサ22〜24毎に求めた差分を、それぞれ温度センサ22〜24の検出結果に基づいて算出した下降指標値として制御手段172に返す(ステップS72)。本実施の形態では、温度センサ22〜24毎に設けられた60個の記憶領域を循環的に使用して、1分間隔で温度センサ22〜24の検出結果を記録するようにしているので、上記したようにして算出した下降指標値は、単位時間当たり(1時間当たり)の部品温度の下降量となる。
下降指標値の算出方法は、これに限られるものではなく、図8のフローチャートに示す方法を採用することもできる。図8を参照すると、下降指標値算出手段173は、下降指標値算出指示が入力されると、温度センサ22〜24毎に、隣接する記憶領域に記録されている部品温度の差分を求めることにより、記録時期が第1番目に古い部品温度と第2番目に古い部品温度との差分、記録時期が第2番目に古い部品温度と第3番目に古い部品温度との差分、・・・、記録時期が第59番目に古い部品温度と記録時期が最も新しい部品温度との差分を求める(ステップS81)。
次に、求めた差分を部品温度の検出間隔(本実施の形態では1分)で除算することにより、温度下降率を求める(ステップS82)。その後、温度センサ22〜24毎に、求めた温度下降率の平均値を求め(ステップS83)、求めた平均値を温度センサ22〜24の検出結果による下降指標値として制御手段172に返す(ステップS84)。
更に、図9のフローチャートに示すような、下降指標値の算出方法を採用することもできる。図9を参照すると、下降指標値算出手段173は、制御手段172から下降指標値算出指示が入力されると、温度センサ22〜24毎に、記録されている最も高い部品温度と、記録時期が最も新しい部品温度との差分を求める(ステップS91)。そして、各温度センサ22〜24毎に求めた差分を、温度センサ22〜24の検出結果に基づいて算出した下降指標値として制御手段172に返す(ステップS92)。
なお、下降指標値の算出方法は、上記した方法に限られるものではない。
制御手段172は、下降指標値算出手段173から各温度センサ22〜24についての下降指標値が渡されると、それらと閾値記憶部184に記録されている閾値Thとを比較する(ステップS70)。そして、各温度センサ22〜24についての下降指標値の内の少なくとも1つが閾値Th以上の場合(ステップS70がYes)は、ICT機器1の部品温度が急激に低下しており、結露が発生する恐れがあると判断し、ファン駆動部174に対して冷却用ファン12の回転停止を指示する(ステップS67)。これにより、冷却用ファン12が停止し、ハードディスクデバイス11の筐体などの電子部品の急激な温度低下を防止することができるので、上記筐体内壁などに、結露が発生しないようにすることができる。これに対して、温度センサ22〜24についての下降指標値が全て閾値未満であると判定した場合(ステップS70がNo)は、ファン駆動部174に対してファン回転数を「R1(低速)」にすることを指示し(ステップS71)、その後、一定時間(1分)が経過するのを待って、ステップS61の処理に戻る。
なお、本実施の形態では、各温度センサ22〜24についての下降指標値の内の少なくとも1個が閾値以上である場合は、冷却用ファン12を停止させるようにしたが、下降指標値が大きい場合ほど(下降指標値によって示される部品温度の低下度合いが大きい場合ほど)、冷却用ファン12の回転数を低下させるような制御を行っても良い。
[第1の実施の形態の効果]
本実施の形態によれば、吸気温度が急激に低下した場合であっても、電子部品の破損や誤動作が発生しないようにすることができるという効果を得ることができる。その理由は、部品温度を検出する温度センサ22〜24の検出結果に基づいて、部品温度の下降度合いを示す下降指標値を算出し、この算出した下降指標値に基づいて冷却用ファン12の回転数を制御するようにしているからである。このような下降指標値に基づいたファン回転数の制御を行うことにより、吸気温度が急激に低下しても、例えば、ハードディスクドライブの筐体内部の内気温度と、上記筐体内壁の温度との温度差を大きくすることがなくなるので、結露によるサビの発生を防ぐことができ、その結果、ハードディスクドライブの破損や誤動作を防止することができる。
[本発明の第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態にかかるICT機器について説明する。
図10を参照すると、本実施の形態にかかるICT機器100は、冷却用ファン101と、温度センサ102と、下降指標値算出手段103と、制御手段104とを備えている。
温度センサ102は、ICT機器100に搭載されているハードディスクデバイスやCPUなどの部品温度を検出する。
下降指標値算出手段103は、温度センサ102の検出結果に基づいて、部品温度の下降度合いを示す下降指標値を算出する。下降指標値としては、例えば、単位時間当たりに部品温度の低下量や、過去一定期間における部品温度の最高値と現時点の部品温度の差分などを使用することができる。
制御手段104は、下降指標値算出手段103が算出した下降指標値に応じて冷却用ファン101の回転数を制御する。より具体的には、制御手段104は、下降指標値算出手段103で算出された下降指標値によって示される、部品温度の低下度合いが大きい場合ほど、ファンの回転数を低下させる。
なお、下降指標値算出手段103及び制御手段104は、CPUによって実現可能であり、その場合は例えば次のようにする。CPUを下降指標値算出手段103及び制御手段104として機能させるためのプログラムを記録したディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体を用意し、CPUに上記プログラムを読み取らせる。CPUは、読み取ったプログラムに従って自身の動作を制御し、自CPU上に下降指標値算出手段103及び制御手段104を実現する。
[第2の実施の形態に効果]
本実施の形態によれば、吸気温度が急激に低下した場合であっても、電子部品の破損や誤動作が発生しないようにすることができるという効果を得ることができる。その理由は、部品温度を検出する温度センサ102の検出結果に基づいて、ICT機器1の部品温度の下降度合いを示す下降指標値を算出し、この算出した下降指標値に基づいて冷却用ファン101の回転数を制御するようにしているからである。
1 ICT機器
11 ハードディスクドライブ
12 冷却用ファン
13 CPU
14 メモリ
15 電源部
16 入出力部
17 マネージメント部
21〜24 温度センサ
100 ICT機器
101 冷却用ファン
102 温度センサ
103 下降指標値算出手段
104 制御手段
171 記録手段
172 制御手段
173 下降指標値算出手段
174 ファン駆動部
181 吸気温度推奨範囲記憶部
182 部品温度推奨範囲記憶部
183 動作保証温度範囲記憶部
184 閾値記憶部
185 検出結果記憶部

Claims (9)

  1. 冷却用ファンを備えたICT機器であって、
    前記ICT機器に搭載されている電子部品の部品温度を検出する温度センサと、
    該温度センサの検出結果に基づいて、前記電子部品の部品温度の下降度合いを示す指標値を算出する下降指標値算出手段と、
    該下降指標値算出手段で算出された指標値に応じて前記冷却用ファンの回転数を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするICT機器。
  2. 請求項1記載のICT機器において、
    前記指標値は、前記電子部品の部品温度の単位時間当たりの下降温度であることを特徴とするICT機器。
  3. 請求項1記載のICT機器において、
    前記指標値は、複数の測定期間における前記電子部品の部品温度の下降率の平均値であることを特徴とするICT機器。
  4. 請求項1記載のICT機器において、
    前記指標値は、過去一定期間における前記電子部品の部品温度の最高値と現時点の部品温度との差分であることを特徴とするICT機器。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載のICT機器において、
    前記制御手段は、前記下降指標値算出手段で算出された指標値によって示される前記電子部品の部品温度の低下の度合いが大きい場合ほど、前記冷却用ファンの回転数を低下させることを特徴とするICT機器。
  6. 請求項1乃至4の何れか1項に記載のICT機器において、
    前記制御手段は、前記指標値が予め定められている閾値以上の場合は、前記冷却用ファンを停止させることを特徴とするICT機器。
  7. ICT機器に搭載されている電子部品の部品温度を検出する温度センサの検出結果に基づいて、前記電子部品の部品温度の下降度合いを示す指標値を算出する下降指標値算出手段と、
    該下降指標値算出手段で算出された指標値に応じて冷却用ファンの回転数を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする制御装置。
  8. 下降指標値算出手段が、ICT機器に搭載されている電子部品の部品温度を検出する温度センサの検出結果に基づいて、前記電子部品の部品温度の下降度合いを示す指標値を算出し、
    制御手段が、前記下降指標値算出手段で算出された指標値に応じて冷却用ファンの回転数を制御することを特徴とする温度制御方法。
  9. コンピュータを、
    ICT機器に搭載されている電子部品の部品温度を検出する温度センサの検出結果に基づいて、前記電子部品の部品温度の下降度合いを示す指標値を算出する下降指標値算出手段、
    該下降指標値算出手段で算出された指標値に応じて冷却用ファンの回転数を制御する制御手段として機能させるためのプログラム。
JP2012046673A 2012-03-02 2012-03-02 Ict機器 Active JP5321706B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012046673A JP5321706B2 (ja) 2012-03-02 2012-03-02 Ict機器
EP13155888.4A EP2634668A3 (en) 2012-03-02 2013-02-20 ICT equipment
US13/782,490 US9651320B2 (en) 2012-03-02 2013-03-01 ICT equipment

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012046673A JP5321706B2 (ja) 2012-03-02 2012-03-02 Ict機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013183077A true JP2013183077A (ja) 2013-09-12
JP5321706B2 JP5321706B2 (ja) 2013-10-23

Family

ID=47877767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012046673A Active JP5321706B2 (ja) 2012-03-02 2012-03-02 Ict機器

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9651320B2 (ja)
EP (1) EP2634668A3 (ja)
JP (1) JP5321706B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6464979B2 (ja) * 2015-10-05 2019-02-06 富士通株式会社 回転制御方法、回転制御プログラム、及び情報処理装置
CN113760001A (zh) * 2021-08-30 2021-12-07 上海电气泰雷兹交通自动化系统有限公司 轨旁机柜温度控制装置及温度控制方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05100063A (ja) * 1991-10-08 1993-04-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 可変回転冷却用フアン
JP2006252608A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Funai Electric Co Ltd 光ディスク装置の冷却装置および光ディスク装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3637181B2 (ja) * 1997-05-09 2005-04-13 株式会社東芝 コンピュータシステムおよびそのクーリング制御方法
US6965175B2 (en) * 2002-06-14 2005-11-15 Quanta Computer Inc. Dynamic temperature control method for a computer system
US6987370B2 (en) * 2003-06-23 2006-01-17 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and system for cooling electronic components
US20050030171A1 (en) * 2003-08-06 2005-02-10 Tse-Hung Liu Cooling system for computing device
JP5617250B2 (ja) 2010-01-20 2014-11-05 富士通株式会社 冷却制御装置、電子装置及び冷却制御方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05100063A (ja) * 1991-10-08 1993-04-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 可変回転冷却用フアン
JP2006252608A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Funai Electric Co Ltd 光ディスク装置の冷却装置および光ディスク装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5321706B2 (ja) 2013-10-23
EP2634668A3 (en) 2017-09-27
US9651320B2 (en) 2017-05-16
EP2634668A2 (en) 2013-09-04
US20130228325A1 (en) 2013-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6051829B2 (ja) ファン制御装置
US8909384B1 (en) Computing apparatus operable under multiple operational policies
JP6064457B2 (ja) 異常検出装置
CN106374814B (zh) 电动机驱动装置以及探测方法
US10571979B2 (en) Cooling fan speed control profile
US10274977B2 (en) Active proportional-integral-derivative (PID) gain tuning for controlling a cooling system for an information handling system
US20060032250A1 (en) System and method for determining component temperature requiring maximum cooling
US9829867B2 (en) Fan control system and method thereof
US10856437B2 (en) System for automatically classifying electrical devices for fan control application
JP2013168107A (ja) 情報処理装置、異常検出方法、及び、プログラム
JP6532846B2 (ja) 電子機器、インデックスの算出方法、およびプログラム
JP2014183062A (ja) 電子機器冷却システム及び電子機器冷却方法
JP5321706B2 (ja) Ict機器
JP6083305B2 (ja) 電子機器冷却システム
JP6314533B2 (ja) データセンター
US9176564B2 (en) Systems and methods for thermal control of a storage enclosure
JP6885626B2 (ja) サーバ装置、制御方法及びプログラム
US11320878B1 (en) Storage device and working temperature calculation method thereof
JP6405661B2 (ja) ファン制御装置、その制御方法およびプログラム、防塵装置
JP2018025841A (ja) ファン監視システム,監視方法,監視プログラム
US11162912B2 (en) Electronic apparatus, index calculating method, and computer program product
JP6020283B2 (ja) 電子機器冷却システム
US20150355941A1 (en) Information processing device and method for controlling information processing device
JP6163823B2 (ja) 冷却監視装置、冷却監視方法及びプログラム
JP7419660B2 (ja) 制御装置、収納ラック、ファン制御システム、ファン制御方法およびコンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130701

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5321706

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350