JP2013179008A - スイッチ付きコネクタおよびスイッチ付きソケット - Google Patents

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Abstract

【課題】回転方向における向きを管理せずとも複数の入出力端子間の電気的な接続および分断が所定の態様で切り替え可能となるスイッチ付きコネクタを提供する。
【解決手段】スイッチ付きコネクタ1は、第1板バネ部11cが設けられた第1端子11および第2板バネ部12cが設けられた第2端子12を含むスイッチ付きソケット10と、第3端子21を含む第1プラグ20と、第4端子31を含む第2プラグ30とを備える。第2板バネ部12cは、第1板バネ部11cよりも背面側に配置され、第1板バネ部11cと第2板バネ部12cとの間には、絶縁性可動体13が配置される。第3端子21は、第1プラグ20の挿入の際に第1板バネ部11cに接触し、第1板バネ部11cは絶縁性可動体13を介して第2板バネ部12cに接触する。第4端子31は、第2プラグ30の挿入の際に第1板バネ部11cに接触せずに第2板バネ部12cに接触する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の入出力端子の電気的な接続および分断を所定の態様で切り替え可能にするスイッチ付きソケットおよびプラグからなるスイッチ付きコネクタに関し、また当該スイッチ付きコネクタに具備されるスイッチ付きソケットに関する。
一般に、携帯電話等に代表される無線通信機能を備えた装置には、アンテナとこれに電気的に接続された無線回路とが設けられる。これらアンテナおよび無線回路の性能を個別に検査するためには、アンテナと無線回路とを電気的に切り離し、切り離したアンテナおよび無線回路の一方と検査器とを電気的に接続することが必要になる。なお、検査器としては、アンテナの性能を検査するための検査器と、無線回路の性能を検査するための検査器とが、それぞれ専用の検査器として別途準備され、検査に際しては、これらがそれぞれ対応づけてアンテナおよび無線回路に電気的に接続される。
上記の検査を可能にする方法として、アンテナと無線回路との間にスイッチ付きソケットを介在させる方法がある。スイッチ付きソケットは、検査器に電気的に接続されたプラグと対を成してスイッチ付きコネクタを構成するものであり、当該プラグが挿入されていない無挿入状態においては、アンテナと無線回路とを電気的に接続し、当該プラグが挿入された挿入状態においては、アンテナと無線回路とを電気的に分断するとともに、挿入されたプラグを介してアンテナおよび無線回路の一方と検査器とを電気的に接続する。
上述したスイッチ付きコネクタが開示された文献としては、たとえば特開2008−226588号公報(特許文献1)や特開2009−129690号公報(特許文献2)、特開2009−158176号公報(特許文献3)等がある。これら特許文献1ないし3に開示されたスイッチ付きコネクタは、アンテナ―検査器間の電気的な接続と、無線回路−検査器間の電気的な接続との切り替えを、スイッチ付きソケットに挿入されるプラグの回転方向における向きを変えることで実現している。
特開2008−226588号公報 特開2009−129690号公報 特開2009−158176号公報
しかしながら、上述した特許文献1ないし3に開示の切り替え方式を採用した場合には、スイッチ付きソケットに挿入されるプラグの回転方向における向きを管理することが必要であり、当該プラグの挿入が手作業で行なわれる場合には、作業が煩雑になるばかりでなく、電気的な接続の切り替えの信頼性にも欠けることとなってしまう。また、当該プラグの挿入を自動機にて行なうこととした場合にも、プラグとスイッチ付きソケットとの回転方向における相対的な向きを整合させることが必要となり、そのための機構が必要となって自動機の構成が複雑化してしまう問題がある。
したがって、本発明は、上述した問題点を解決すべくなされたものであり、スイッチ付きソケットに挿入されるプラグの回転方向における向きを管理せずとも複数の入出力端子間の電気的な接続および分断が所定の態様で切り替え可能となるスイッチ付きコネクタおよびこれに具備されるスイッチ付きソケットを提供することを目的とする。
本発明に基づくスイッチ付きコネクタは、第1端子および第2端子を含むスイッチ付きソケットと、第3端子を含む第1プラグと、第4端子を含む第2プラグとを備える。上記スイッチ付きソケットに上記第1プラグおよび上記第2プラグのいずれもが挿入されていない無挿入状態においては、上記第1端子と上記第2端子とが電気的に接続される。上記スイッチ付きソケットに上記第1プラグが挿入された第1挿入状態においては、上記第1端子と上記第2端子とが電気的に分断されて上記第1端子と上記第3端子とが電気的に接続される。上記スイッチ付きソケットに上記第2プラグが挿入された第2挿入状態においては、上記第1端子と上記第2端子とが電気的に分断されて上記第2端子と上記第4端子とが電気的に接続される。上記第1端子は、挿入口が位置する前面側に配置された第1板バネ部と、上記無挿入状態において上記第2端子に接触する第1接点とを有する。上記第2端子は、上記第1板バネ部よりも背面側に配置された第2板バネ部と、上記第2板バネ部に設けられ、上記無挿入状態において上記第1端子に接触する第2接点とを有する。上記第1板バネ部と上記第2板バネ部との間には、上記第1プラグおよび上記第2プラグの挿抜方向に沿って移動可能であり、上記第1板バネ部と上記第2板バネ部との直接的な接触を防止する絶縁性可動体が配置される。上記第3端子は、上記第1プラグを上記スイッチ付きソケットに挿入する際に上記第2板バネ部に接触せずに上記第1板バネ部に接触する形状を有する。上記第4端子は、上記第2プラグを上記スイッチ付きソケットに挿入する際に上記第1板バネ部に接触せずに上記第2板バネ部に接触する形状を有する。上記第1挿入状態においては、上記第3端子が上記第1板バネ部に接触することで上記第1板バネ部が背面側に向けて押し下げられて弾性変形し、弾性変形した上記第1板バネ部によって上記絶縁性可動体を介して上記第2板バネ部が背面側に向けて押し下げられて弾性変形することにより、上記第1接点と上記第2接点との接触が解除される。これにより、上記第1端子と上記第2端子とが電気的に分断されるとともに、上記第1端子と上記第3端子とが電気的に接続される。上記第2挿入状態においては、上記第4端子が上記第1板バネ部に接触することなく上記第2板バネ部に接触することで上記第2板バネ部が背面側に向けて弾性変形することにより、上記第1接点と上記第2接点との接触が解除される。これにより、上記第1端子と上記第2端子とが電気的に分断されるとともに、上記第2端子と上記第4端子とが電気的に接続される。
上記本発明に基づくスイッチ付きコネクタにあっては、上記挿入口が位置する前面側から上記スイッチ付きソケットを見た場合に、上記第1板バネ部および上記第2板バネ部が、上記スイッチ付きソケットの中央部付近において一部が重なるように配置されることが好ましく、その場合には、上記第1プラグの挿入端側から上記第1プラグを見た場合に、上記第3端子が、上記第1プラグの中心部に配置されるとともに、上記第2プラグの挿入端側から上記第2プラグを見た場合に、上記第4端子が、上記第2プラグの中心部に配置されることが好ましい。
上記本発明に基づくスイッチ付きコネクタにあっては、上記第1板バネ部が、上記第2板バネ部に対向する部分に上記第4端子が挿通可能な形状の切り欠き部を有することが好ましく、その場合には、上記第1挿入状態において、上記第3端子が、上記第1板バネ部の上記切り欠き部が設けられた部分の周縁の前面に接触することが好ましい。
上記本発明に基づくスイッチ付きコネクタにあっては、上記絶縁性可動体が、上記第1板バネ部の上記切り欠き部が設けられた部分の周縁の背面に設けられることが好ましい。
上記本発明に基づくスイッチ付きコネクタにあっては、上記第3端子および上記第4端子が、いずれも円柱状であることが好ましく、その場合には、上記第3端子の直径が、上記第4端子の直径よりも大きく構成されるとともに、上記第1プラグの挿入端における上記第3端子の突出長さが、上記第2プラグの挿入端における上記第4端子の突出長さよりも小さく構成されることが好ましい。
上記本発明に基づくスイッチ付きコネクタにあっては、上記スイッチ付きソケットが、同軸接栓座であるとともに、上記第1プラグおよび上記第2プラグが、いずれも同軸接栓であることが好ましい。
本発明に基づくスイッチ付きソケットは、第1端子と第2端子とを含む。プラグが挿入されていない無挿入状態においては、上記第1端子と上記第2端子とが電気的に接続される。プラグが挿入された挿入状態においては、上記第1端子と上記第2端子とが電気的に分断されて上記第1端子および上記第2端子のいずれかとプラグに設けられた端子とが電気的に接続される。上記第1端子は、挿入口が位置する前面側に配置された第1板バネ部と、上記無挿入状態において上記第2端子に接触する第1接点とを有する。上記第2端子は、上記第1板バネ部よりも背面側に配置された第2板バネ部と、上記第2板バネ部に設けられ、上記無挿入状態において上記第1端子に接触する第2接点とを有する。上記第1板バネ部と上記第2板バネ部との間には、プラグの挿抜方向に沿って移動可能であり、上記第1板バネ部と上記第2板バネ部との直接的な接触を防止する絶縁性可動体が配置される。挿入に際して上記第2板バネ部に接触せずに上記第1板バネ部に接触する形状の端子を含むプラグが挿入された場合には、プラグに設けられた端子が上記第1板バネ部に接触することで上記第1板バネ部が背面側に向けて押し下げられて弾性変形し、弾性変形した上記第1板バネ部によって上記絶縁性可動体を介して上記第2板バネ部が背面側に向けて押し下げられて弾性変形することにより、上記第1接点と上記第2接点との接触が解除される。これにより、上記第1端子と上記第2端子とが電気的に分断されるとともに、上記第1端子とプラグに設けられた端子とが電気的に接続される。挿入に際して上記第1板バネ部に接触せずに上記第2板バネ部に接触する形状の端子を含むプラグが挿入された場合には、プラグに設けられた端子が上記第1板バネ部に接触することなく上記第2板バネ部に接触することで上記第2板バネ部が背面側に向けて弾性変形することにより、上記第1接点と上記第2接点との接触が解除される。これにより、上記第1端子と上記第2端子とが電気的に分断されるとともに、上記第2端子とプラグに設けられた端子とが電気的に接続される。
本発明によれば、スイッチ付きソケットに挿入されるプラグの回転方向における向きを管理せずとも複数の入出力端子間の電気的な接続および分断が所定の態様で切り替え可能となるスイッチ付きコネクタおよびこれに具備されるスイッチ付きソケットとすることができる。
本発明の実施の形態におけるスイッチ付きコネクタの概略図である。 図1に示すスイッチ付きソケットを無挿入状態において前面側から見た場合の図である。 図1に示すスイッチ付きソケットの無挿入状態における横断面図である。 図1に示すスイッチ付きソケットの無挿入状態における縦断面図である。 図1に示すスイッチ付きソケットに図1に示す第1プラグを挿入した第1挿入状態における横断面図である。 図1に示すスイッチ付きソケットに図1に示す第1プラグを挿入した第1挿入状態における縦断面図である。 図1に示すスイッチ付きソケットに図1に示す第2プラグを挿入した第2挿入状態における横断面図である。 図1に示すスイッチ付きソケットに図1に示す第2プラグを挿入した第2挿入状態における縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。以下に示す実施の形態においては、携帯電話のアンテナ―無線回路間に介在されたスイッチ付きソケットと、アンテナおよび無線回路を個別に検査するための検査器のそれぞれに電気的に接続された一対のプラグとによって構成されてなるスイッチ付きコネクタおよび当該スイッチ付きコネクタに具備されるスイッチ付きソケットに本発明を適用した場合を例示して説明を行なう。
図1は、本発明の実施の形態におけるスイッチ付きコネクタの概略図である。まず、この図1を参照して本実施の形態におけるスイッチ付きコネクタ1の概略的な構成について説明する。
図1に示すように、本実施の形態におけるスイッチ付きコネクタ1は、同軸接栓座であるスイッチ付きソケット10(以下、単にソケット10とも称する)と、当該スイッチ付きソケット10に対して抜き挿し可能に構成された一対の同軸接栓である第1プラグ20および第2プラグ30とを備えている。
ソケット10は、たとえば実装基板100上に実装されており、第1端子11と、第2端子12と、絶縁部14と、第5端子15とを主として備えている。このうちの第1端子11は、携帯電話のアンテナに電気的に接続されており、第2端子12は、携帯電話の無線回路に電気的に接続されている。また、第5端子15は、接地端子であり、絶縁部14は、第1端子11および第2端子12と第5端子15とを電気的に分離するための部位である。
第1プラグ20は、第3端子21と、第6端子22と、絶縁部23とを備えている。第3端子21は、アンテナの検査を行なうためのアンテナ用検査器に接続されており、第6端子22は、接地端子である。絶縁部23は、第3端子21と第6端子22とを電気的に分離するための部位である。
第2プラグ30は、第4端子31と、第7端子32と、絶縁部33とを備えている。第4端子31は、無線回路の検査を行なうための無線回路用検査器に接続されており、第7端子32は、接地端子である。絶縁部33は、第4端子31と第7端子32とを電気的に分離するための部位である。
ここで、ソケット10に第1プラグ20および第2プラグ30のいずれもが挿入されていない無挿入状態においては、ソケット10の内部において第1端子11と第2端子12とが接触することでこれらが電気的に接続されており、これによりアンテナと無線回路とが電気的に導通した状態となる。
一方、ソケット10に第1プラグ20および第2プラグ30のいずれかが挿入された挿入状態においては、ソケット10の内部において第1端子11と第2端子12の接触が解除されることでこれらが電気的に分断されることになり、これによりアンテナと無線回路とが電気的に導通していない状態となる。
上述した挿入状態のうち、ソケット10に第1プラグ20が挿入された第1挿入状態においては、ソケット10に設けられた第1端子11と第1プラグ20に設けられた第3端子21とが接触することでこれらが電気的に接続されることになり、またこれと同時に、ソケット10に設けられた第5端子と第1プラグ20に設けられた第6端子22とが接触することでこれらが電気的に接続されることになり、これによりアンテナとアンテナ用検査器とが導通した状態となる。
上述した挿入状態のうち、ソケット10に第2プラグ30が挿入された第2挿入状態においては、ソケット10に設けられた第2端子12と第2プラグ30に設けられた第4端子31とが接触することでこれらが電気的に接続されることになり、またこれと同時に、ソケット10に設けられた第5端子と第2プラグ30に設けられた第7端子32とが接触することでこれらが電気的に接続されることになり、これにより無線回路と無線回路用検査器とが導通した状態となる。
以上により、ソケット10に第1プラグ20が挿入された第1挿入状態においては、アンテナおよび無線回路のうちのアンテナについてのみ、これをアンテナ用検査器を用いて検査することが可能になり、ソケット10に第2プラグ30が挿入された第2挿入状態においては、アンテナおよび無線回路のうちの無線回路についてのみ、これを無線回路用検査器を用いて検査することが可能になる。
以下においては、本実施の形態におけるスイッチ付きコネクタ1およびこれに具備されるスイッチ付きソケット10において、上記態様での入出力端子の電気的な接続の切り替えが実現できる仕組みについて、これらの詳細な構造を説明しつつ具体的に説明する。
図2は、図1に示すスイッチ付きソケットを無挿入状態において前面側から見た場合の図であり、図3および図4は、当該スイッチ付きソケットの無挿入状態における横断面図および縦断面図である。まず、これらの図を参照して、本実施の形態におけるスイッチ付きソケット10の詳細な構造について説明する。なお、図3に示す横断面は、図2中に示すIII−III線に沿ってスイッチ付きソケット10を切断した場合のものであり、図4に示す縦断面は、図2中に示すIV−IV線に沿ってスイッチ付きソケット10を切断した場合のものである。
図2ないし図4に示すように、ソケット10は、実装基板100の表面から突出した略円柱状の形状を有しており、絶縁部14によってその基体が構成されている。絶縁部14は、底板部14aと周壁部14bとを有する有底略円筒状の部材からなり、このうちの底板部14aがソケット10の前面側に位置している。
絶縁部14は、好適には絶縁性の樹脂材料等によって形成されており、たとえばインサート成形によって実装基板100に一体的に設けられていてもよいし、射出成形品を実装基板100に嵌め込み等によって固定することで構成されていてもよい。
第5端子15は、絶縁部14の底板部14aおよび周壁部14bの外表面を覆う有底略円筒状の部材からなる。第5端子15は、たとえば金属等のプレス成形品からなり、実装基板100または絶縁部14に嵌め込み等によって固定されている。
第5端子15は、ソケット10の実装基板100側に位置する背面側の部分においてソケット10の径方向における外側に向けて引き出された一対の引き出し部15a,15aを有している。引き出し部15a,15aは、接地パターン等に接続されることで接地されている。
絶縁部14の前面側に位置する底板部14aおよび当該底板部14aの外表面を覆う部分の第5端子15には、それぞれ開口部14c,15cが設けられている。開口部14c,15cは、ソケット10の挿入口を規定する部位であり、当該挿入口を介してソケット10の内部と外部とが連通している。
第1端子11は、その一端がソケット10の内部に位置するように配置された舌片状の部材からなる。第1端子11は、たとえば金属等のプレス成形品からなり、実装基板100または絶縁部14に嵌め込み等によって固定されている。
第1端子11は、ソケット10の実装基板100側に位置する背面側の部分においてソケット10の径方向における外側に向けて引き出された引き出し部11aを有している。引き出し部11aは、アンテナに電気的に接続されている。
第1端子11の当該引き出し部11aとは反対側に位置する上記一端は、ソケット10の内部において段差を構成するように、実装基板100から遠ざかる方向に向けて折り曲げられており、その先端部にて第1板バネ部11cが構成されている。第1板バネ部11cは、ソケット10の上述した挿入口が位置する前面側において当該挿入口に面するように配置されており、第1プラグ20および第2プラグ30の挿抜方向(図3および図4における上下方向)に沿って弾性変形可能である。
第2端子12は、その一端がソケット10の内部に位置するように配置された舌片状の部材からなる。第2端子12は、たとえば金属等のプレス成形品からなり、実装基板100または絶縁部14に嵌め込み等によって固定されている。
第2端子12は、ソケット10の実装基板100側に位置する背面側の部分においてソケット10の径方向における外側に向けて引き出された引き出し部12aを有している。引き出し部12aは、無線回路に電気的に接続されている。
第2端子12の当該引き出し部12aとは反対側に位置する上記一端は、ソケット10の内部において段差を構成するように、実装基板100から遠ざかる方向に向けて折り曲げられており、その先端部にて第2板バネ部12cが構成されている。第2板バネ部12cは、第1板バネ部11cよりも背面側に配置されており、第1プラグ20および第2プラグ30の挿抜方向(図3および図4における上下方向)に沿って弾性変形可能である。
第1端子11の第1板バネ部11cの背面には、絶縁性可動体13が設けられている。絶縁性可動体13は、第1端子11の第1板バネ部11cと、第2端子12の第2板バネ部12cとの間に位置するように設けられており、第1板バネ部11cの上述した弾性変形に伴って、第1プラグ20および第2プラグ30の挿抜方向(図3および図4における上下方向)に沿って移動することとなる。
絶縁性可動体13は、好適には絶縁性の樹脂材料等によって形成されており、たとえばインサート成形によって第1端子11に一体的に設けられていてもよいし、射出成形品を第1端子11に嵌め込み等によって固定することで構成してもよい。絶縁性可動体13は、第1端子11の第1板バネ部11cと第2端子12の第2板バネ部12cとの直接的な接触を防止する部位である。
ここで、第1端子11の第1板バネ部11cと第2端子12の第2板バネ部12cとは、ソケット10の挿入口が位置する前面側からこれらを見た場合に、いずれもソケット10の中央部付近を通るように延設されている。これにより、これら第1板バネ部11cおよび第2板バネ部12cは、当該中央部付近において一部が重なるように配置されることとなる。
第2板バネ部12cに対向する部分の第1板バネ部11cの先端には、横幅W1(図3参照)および縦幅W2(図4参照)が所定の大きさとされた矩形状の切り欠き部11dが設けられている。切り欠き部11dは、ソケット10の中心部に位置するように配置されている。なお、上述した絶縁性可動体13は、第1板バネ部11cの上記切り欠き部11dが設けられた部分の周縁の背面に一対設けられている。
第1端子11は、上述した引き出し部11aと第1板バネ部11cとの間の途中の位置に、第1接点11bを有している。第1接点11bは、第1端子11を折り曲げることによって構成された板状部の背面部分にて構成されている。
第2端子12は、上述した第2板バネ部12cの先端に、第2接点12bを有している。第2接点12bは、第2板バネ部12cの先端の前面部分にて構成されている。
これら第1接点11bおよび第2接点12bは、第2板バネ部12cの有する弾性付勢力によって上述した無挿入状態において接触しており、これにより当該無挿入状態において第1端子11と第2端子12とが電気的に接続された状態が実現される。
次に、図1を参照して、本実施の形態におけるスイッチ付きコネクタ1に具備される第1プラグ20および第2プラグ30の詳細な構造について説明する。
図1に示すように、第1プラグ20は、略円柱状の形状を有しており、その挿入端24にソケット10に対応した形状の凹部25を有している。これにより、上記第1挿入状態においては、第1プラグ20がソケット10に挿入されることにより、ソケット10が第1プラグ20に設けられた凹部25内に収容されることで第1プラグ20がソケット10に嵌合する。
第1プラグ20に設けられた第3端子21は、略円柱状の形状を有する金属製の部材からなり、挿入端24側から見た場合に第1プラグ20の中心部にこれが位置することとなるように、第1プラグ20の軸方向に沿って延設されている。
第1プラグ20に設けられた第6端子22は、略円筒状の形状を有する金属製の部材からなり、挿入端24側からみた場合に第1プラグ20の周縁部にこれが位置することとなるように、上述した第3端子21を囲うべく第1プラグ20の軸方向に沿って延設されている。
上述した第3端子21と第6端子22との間の空間は、たとえば絶縁性の樹脂部材からなる絶縁部23によって埋め込まれている。なお、第3端子21の先端は、挿入端24側に位置する絶縁部23の表面から突出するように配置されており、上述した凹部25内に位置している。
ここで、上述した第3端子21は、第1プラグ20をソケット10に挿入する際に、ソケット10の第2板バネ部12cに接触せずに第1板バネ部11cに接触する形状を有している。具体的には、第3端子21の直径R1(図1参照)は、上述したソケット10の第1板バネ部11cに設けられた切り欠き部11dの横幅W1(図3参照)および縦幅W2(図4参照)のうちの少なくとも一方より大きく構成されており(本実施の形態においては、縦幅W2(図4参照)よりも大きく構成されており)、また第1プラグ20の挿入端24側における第3端子21の突出長さL1(図1参照)は、上述した第1挿入状態においてソケット10の第2板バネ部12cにまで達しない長さとされている。
また、図1に示すように、第2プラグ30は、略円柱状の形状を有しており、その挿入端34にソケット10に対応した形状の凹部35を有している。これにより、上記第2挿入状態においては、第2プラグ30がソケット10に挿入されることにより、ソケット10が第2プラグ30に設けられた凹部35内に収容されることで第2プラグ30がソケット10に嵌合する。
第2プラグ30に設けられた第4端子31は、略円柱状の形状を有する金属製の部材からなり、挿入端34側から見た場合に第2プラグ30の中心部にこれが位置することとなるように、第2プラグ30の軸方向に沿って延設されている。
第2プラグ30に設けられた第7端子32は、略円筒状の形状を有する金属製の部材からなり、挿入端34側からみた場合に第2プラグ30の周縁部にこれが位置することとなるように、上述した第4端子31を囲うべく第2プラグ30の軸方向に沿って延設されている。
上述した第4端子31と第7端子32との間の空間は、たとえば絶縁性の樹脂部材からなる絶縁部33によって埋め込まれている。なお、第4端子31の先端は、挿入端34側に位置する絶縁部33の表面から突出するように配置されており、上述した凹部35内に位置している。
ここで、上述した第4端子31は、第2プラグ30をソケット10に挿入する際に、ソケット10の第1板バネ部11cに接触せずに第2板バネ部12cに接触する形状を有している。具体的には、第4端子31の直径R2(図1参照)は、上述したソケット10の第1板バネ部11cに設けられた切り欠き部11dの横幅W1(図3参照)および縦幅W2(図4参照)のいずれよりも小さく構成されており、また第2プラグ30の挿入端34側における第4端子31の突出長さL2(図1参照)は、上述した第2挿入状態においてソケット10の第2板バネ部12cにまで達する長さとされている。
図5および図6は、図1に示すスイッチ付きソケットに図1に示す第1プラグを挿入した第1挿入状態における横断面図および縦断面図である。なお、図5に示す断面は、図3において示した断面に合致するものであり、図6に示す断面は、図4において示した断面に合致するものである。次に、これら図5および図6を参照して、上述した第1挿入状態について詳細に説明する。
図5および図6に示すように、第1プラグ20を図中に示す矢印A方向に沿ってソケット10に挿入した第1挿入状態においては、第1プラグ20の挿入端24側に設けられた凹部25内にソケット10が収容された状態となる。当該状態においては、ソケット10の外表面に位置する第5端子15と第1プラグ20の周縁部に位置する第6端子22とが接触することになり、これにより第5端子15と第6端子22とが電気的に接続されるとともに、第1プラグ20がソケット10に嵌め込まれて保持された状態となる。
一方、第1プラグ20の第3端子21の先端は、ソケット10に設けられた挿入口である開口部14c,15cを介してソケット10の内部へと挿入される。ここで、上述したように、第3端子21の直径R1(図1参照)は、第1板バネ部11cの縦幅W2(図4参照)よりも大きく形成されているため、第3端子21の先端は、第1板バネ部11cの切り欠き部11dが設けられた部分の周縁の前面に接触することになる。
これにより、第1板バネ部11cが背面側に向けて(すなわち図中矢印B方向に向けて)押し下げられて弾性変形することになり、弾性変形した第1板バネ部11cの背面側に設けられた絶縁性可動体13も背面側に向けて移動することになり、当該絶縁性可動体13が第2板バネ部12cの前面に接触することになる。
これを受けて、第2板バネ部12cが背面側に向けて(すなわち図中矢印C方向に向けて)押し下げられて弾性変形することになり、これに伴って、第1端子11に設けられた第1接点11bと第2端子12に設けられた第2接点12bとの接触が解除されることになる。
以上により、第1挿入状態においては、ソケット10に設けられた第1端子11と第2端子12とが電気的に分断されることになるとともに、挿入された第1プラグ20に設けられた第3端子21とソケット10に設けられた第1端子11とが電気的に接続されることになる。
したがって、第1挿入状態においては、第1端子11に電気的に導通するアンテナと第2端子12に電気的に導通する無線回路とが電気的に分断されることになるとともに、第1端子11に電気的に導通するアンテナと第3端子21に電気的に導通するアンテナ用検査器とが電気的に接続された状態となることになり、アンテナの検査を行なうことが可能になる。
なお、第1プラグ20をソケット10から引き抜いた場合には、第3端子21による第1板バネ部11cの押し下げが解除されることになるため、第1板バネ部11cおよび第2板バネ部12cが有する弾性力に基づいてこれら第1板バネ部11cおよび第2板バネ部12cが前面側向けて移動することになり、元の無挿入状態に復帰することになる。
図7および図8は、図1に示すスイッチ付きソケットに図1に示す第2プラグを挿入した第2挿入状態における横断面図および縦断面図である。なお、図7に示す断面は、図3において示した断面に合致するものであり、図8に示す断面は、図4において示した断面に合致するものである。次に、これら図7および図8を参照して、上述した第2挿入状態について詳細に説明する。
図7および図8に示すように、第2プラグ30を図中に示す矢印A方向に沿ってソケット10に挿入した第2挿入状態においては、第2プラグ30の挿入端34側に設けられた凹部35内にソケット10が収容された状態となる。当該状態においては、ソケット10の外表面に位置する第5端子15と第2プラグ30の周縁部に位置する第7端子32とが接触することになり、これにより第5端子15と第7端子32とが電気的に接続されるとともに、第2プラグ30がソケット10に嵌め込まれて保持された状態となる。
一方、第2プラグ30の第4端子31の先端は、ソケット10に設けられた挿入口である開口部14c,15cを介してソケット10の内部へと挿入される。ここで、上述したように、第4端子31の直径R2(図1参照)は、第1板バネ部11cの横幅W1(図3参照)および縦幅W2(図4参照)よりも小さく形成されているため、第4端子31の先端は、第1板バネ部11cに接触することなく当該第1板バネ部11cに設けられた切り欠き部11dを挿通し、第2板バネ部12cの前面に接触することになる。
これを受けて、第2板バネ部12cが背面側に向けて(すなわち図中矢印C方向に向けて)押し下げられて弾性変形することになり、これに伴って、第1端子11に設けられた第1接点11bと第2端子12に設けられた第2接点12bとの接触が解除されることになる。
以上により、第2挿入状態においては、ソケット10に設けられた第1端子11と第2端子12とが電気的に分断されることになるとともに、挿入された第1プラグ20に設けられた第4端子31とソケット10に設けられた第2端子12とが電気的に接続されることになる。したがって、第1端子11に電気的に導通するアンテナと、第2端子12に電気的に導通する無線回路とが電気的に分断されることになり、第2端子12に電気的に導通する無線回路と、第4端子31に電気的に導通する無線回路用検査器とが電気的に接続された状態となり、無線回路の検査が可能になる。
なお、第2プラグ30をソケット10から引き抜いた場合には、第4端子31による第2板バネ部12cの押し下げが解除されることになるため、第2板バネ部12cが有する弾性力に基づいて第2板バネ部12cが前面側向けて移動することになり、元の無挿入状態に復帰することになる。
以上において説明したように、本実施の形態におけるスイッチ付きコネクタ1およびこれに具備されるスイッチ付きソケット10とすることにより、上述した態様での入出力端子の電気的な接続の切り替えが実現できることになる。すなわち、ソケット10に挿入するプラグを上述した第1プラグ20および第2プラグ30のいずれかから選択することで電気的な接続の切り替えが実現可能となるため、従来要していたスイッチ付きソケットに挿入されるプラグの回転方向における向きを管理することが不要になる。
そのため、当該プラグの挿入が手作業で行なわれる場合にも、作業が煩雑になることはなく、電気的な接続の切り替えの信頼性も向上することになる。また、当該プラグの挿入を自動機にて行なうこととした場合にも、プラグとスイッチ付きソケットとの回転方向における相対的な向きを整合させることが不要であるため、そのための機構も不要となって自動機の構成が簡素化する効果も得られる。
したがって、本実施の形態におけるスイッチ付きコネクタ1およびこれに具備されるスイッチ付きソケット10とすることにより、スイッチ付きソケットに挿入されるプラグの回転方向における向きを管理せずとも複数の入出力端子間の電気的な接続および分断が上述した所定の態様で切り替え可能となり、作業性および利便性に優れたものとすることができる。
上述した本発明の実施の形態においては、略円柱状に構成されたスイッチ付きソケットおよびこれと一対のプラグとからなるスイッチ付きコネクタに本発明を適用した場合を例示したが、正多角柱状等、他の形状に構成されたスイッチ付きソケットおよびこれと一対のプラグとからなるスイッチ付きコネクタに本発明を適用することも当然に可能である。
また、上述した本発明の実施の形態においては、スイッチ付きソケットとして同軸接栓座を、またスイッチ付きコネクタとして同軸接栓座および同軸接栓を備えたものに本発明を適用した場合を例示したが、これら同軸接栓座および同軸接栓以外の接栓座および接栓に本発明を適用することも可能である。
また、上述した本発明の実施の形態においては、携帯電話のアンテナ―無線回路間に介在されたスイッチ付きソケットと、アンテナおよび無線回路を個別に検査するための検査器のそれぞれに電気的に接続された一対のプラグとによって構成されてなるスイッチ付きコネクタおよび当該スイッチ付きコネクタに具備されるスイッチ付きソケットに本発明を適用した場合を例示したが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、本発明の、これ以外の回路や機器等を電気的に接続するスイッチ付きコネクタおよびこれに具備されるスイッチ付きソケットに当然にその適用が可能である。
また、上述した本発明の実施の形態において示した第1ないし7端子の具体的な形状や大きさ、配設位置等の構成(特に、スイッチ付きソケットに設けられた第1および第2端子の形状や大きさ、配設位置等、スイッチ付きソケットに設けられた絶縁部や絶縁性可動体の形状や大きさ、配設位置等、一対のプラグに設けられた第3および第4端子の形状や大きさ、配設位置等)は、当然に適宜その形状の変更が可能である。たとえば、絶縁性可動体は、上述したように第1板バネ部の背面側に設けられている必要は必ずしもなく、第2板バネ部の前面側に設けられていてもよいし、第1板バネ部および第2板バネ部のいずれにも固定されずにこれら以外の部材(とたえば絶縁部等)に移動可能となるように固定されていてもよい。
このように、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
1 スイッチ付きコネクタ、10 スイッチ付きソケット、11 第1端子、11a 引き出し部、11b 第1接点、11c 第1板バネ部、11d 切り欠き部、12 第2端子、12a 引き出し部、12b 第2接点、12c 第2板バネ部、13 絶縁性可動体、14 絶縁部、14a 底板部、14b 周壁部、14c 開口部、15 第5端子、15a 引き出し部、15c 開口部、20 第1プラグ、21 第3端子、22 第6端子、23 絶縁部、24 挿入端、25 凹部、30 第2プラグ、31 第4端子、32 第7端子、33 絶縁部、34 挿入端、35 凹部、100 実装基板。

Claims (7)

  1. 第1端子および第2端子を含むスイッチ付きソケットと、第3端子を含む第1プラグと、第4端子を含む第2プラグとを備え、前記スイッチ付きソケットに前記第1プラグおよび前記第2プラグのいずれもが挿入されていない無挿入状態において前記第1端子と前記第2端子とが電気的に接続され、前記スイッチ付きソケットに前記第1プラグが挿入された第1挿入状態において前記第1端子と前記第2端子とが電気的に分断されて前記第1端子と前記第3端子とが電気的に接続され、前記スイッチ付きソケットに前記第2プラグが挿入された第2挿入状態において前記第1端子と前記第2端子とが電気的に分断されて前記第2端子と前記第4端子とが電気的に接続されるスイッチ付きコネクタであって、
    前記第1端子は、挿入口が位置する前面側に配置された第1板バネ部と、前記無挿入状態において前記第2端子に接触する第1接点とを有し、
    前記第2端子は、前記第1板バネ部よりも背面側に配置された第2板バネ部と、前記第2板バネ部に設けられ、前記無挿入状態において前記第1端子に接触する第2接点とを有し、
    前記第1板バネ部と前記第2板バネ部との間には、前記第1プラグおよび前記第2プラグの挿抜方向に沿って移動可能であり、前記第1板バネ部と前記第2板バネ部との直接的な接触を防止する絶縁性可動体が配置され、
    前記第3端子は、前記第1プラグを前記スイッチ付きソケットに挿入する際に前記第2板バネ部に接触せずに前記第1板バネ部に接触する形状を有し、
    前記第4端子は、前記第2プラグを前記スイッチ付きソケットに挿入する際に前記第1板バネ部に接触せずに前記第2板バネ部に接触する形状を有し、
    前記第1挿入状態において、前記第3端子が前記第1板バネ部に接触することで前記第1板バネ部が背面側に向けて押し下げられて弾性変形し、弾性変形した前記第1板バネ部によって前記絶縁性可動体を介して前記第2板バネ部が背面側に向けて押し下げられて弾性変形することにより、前記第1接点と前記第2接点との接触が解除され、これにより前記第1端子と前記第2端子とが電気的に分断されるとともに、前記第1端子と前記第3端子とが電気的に接続され、
    前記第2挿入状態において、前記第4端子が前記第1板バネ部に接触することなく前記第2板バネ部に接触することで前記第2板バネ部が背面側に向けて弾性変形することにより、前記第1接点と前記第2接点との接触が解除され、これにより前記第1端子と前記第2端子とが電気的に分断されるとともに、前記第2端子と前記第4端子とが電気的に接続される、スイッチ付きコネクタ。
  2. 前記挿入口が位置する前面側から前記スイッチ付きソケットを見た場合に、前記第1板バネ部および前記第2板バネ部が、前記スイッチ付きソケットの中央部付近において一部が重なるように配置され、
    前記第1プラグの挿入端側から前記第1プラグを見た場合に、前記第3端子が、前記第1プラグの中心部に配置され、
    前記第2プラグの挿入端側から前記第2プラグを見た場合に、前記第4端子が、前記第2プラグの中心部に配置されている、請求項1に記載のスイッチ付きコネクタ。
  3. 前記第1板バネ部が、前記第2板バネ部に対向する部分に前記第4端子が挿通可能な形状の切り欠き部を有し、
    前記第1挿入状態において、前記第3端子が、前記第1板バネ部の前記切り欠き部が設けられた部分の周縁の前面に接触する、請求項2に記載のスイッチ付きコネクタ。
  4. 前記絶縁性可動体が、前記第1板バネ部の前記切り欠き部が設けられた部分の周縁の背面に設けられている、請求項3に記載のスイッチ付きコネクタ。
  5. 前記第3端子および前記第4端子が、いずれも円柱状であり、
    前記第3端子の直径が、前記第4端子の直径よりも大きく、
    前記第1プラグの挿入端における前記第3端子の突出長さが、前記第2プラグの挿入端における前記第4端子の突出長さよりも小さい、請求項4に記載のスイッチ付きコネクタ。
  6. 前記スイッチ付きソケットが、同軸接栓座であり、
    前記第1プラグおよび前記第2プラグが、いずれも同軸接栓である、請求項1から5のいずれかに記載のスイッチ付きコネクタ。
  7. 第1端子と第2端子とを含み、プラグが挿入されていない無挿入状態において前記第1端子と前記第2端子とが電気的に接続され、プラグが挿入された挿入状態において前記第1端子と前記第2端子とが電気的に分断されて前記第1端子および前記第2端子のいずれかとプラグに設けられた端子とが電気的に接続されるスイッチ付きソケットであって、
    前記第1端子は、挿入口が位置する前面側に配置された第1板バネ部と、前記無挿入状態において前記第2端子に接触する第1接点とを有し、
    前記第2端子は、前記第1板バネ部よりも背面側に配置された第2板バネ部と、前記第2板バネ部に設けられ、前記無挿入状態において前記第1端子に接触する第2接点とを有し、
    前記第1板バネ部と前記第2板バネ部との間には、プラグの挿抜方向に沿って移動可能であり、前記第1板バネ部と前記第2板バネ部との直接的な接触を防止する絶縁性可動体が配置され、
    挿入に際して前記第2板バネ部に接触せずに前記第1板バネ部に接触する形状の端子を含むプラグが挿入された場合に、プラグに設けられた端子が前記第1板バネ部に接触することで前記第1板バネ部が背面側に向けて押し下げられて弾性変形し、弾性変形した前記第1板バネ部によって前記絶縁性可動体を介して前記第2板バネ部が背面側に向けて押し下げられて弾性変形することにより、前記第1接点と前記第2接点との接触が解除され、これにより前記第1端子と前記第2端子とが電気的に分断されるとともに、前記第1端子とプラグに設けられた端子とが電気的に接続され、
    挿入に際して前記第1板バネ部に接触せずに前記第2板バネ部に接触する形状の端子を含むプラグが挿入された場合に、プラグに設けられた端子が前記第1板バネ部に接触することなく前記第2板バネ部に接触することで前記第2板バネ部が背面側に向けて弾性変形することにより、前記第1接点と前記第2接点との接触が解除され、これにより前記第1端子と前記第2端子とが電気的に分断されるとともに、前記第2端子とプラグに設けられた端子とが電気的に接続される、スイッチ付きソケット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016174558A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 日清食品ホールディングス株式会社 焼き菓子の製造方法

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