JP2013178175A - 光硬化樹脂の硬化モニタリング方法、硬化モニタリング装置、及び硬化モニタリングプログラム - Google Patents

光硬化樹脂の硬化モニタリング方法、硬化モニタリング装置、及び硬化モニタリングプログラム Download PDF

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Abstract


【課題】 光硬化樹脂の硬化度の二次元分布から非接触で硬化状態を判定する。
【解決手段】 光硬化樹脂の硬化モニタリング装置は、光硬化樹脂に光を照射する光源と、前記光硬化樹脂から放射される蛍光の二次元画像を取得する撮像部と、前記二次元画像から前記光硬化樹脂の硬化度を算出し、算出した硬化度から所定の閾値を超える硬化度の硬化度分布を導出し、前記硬化度分布に基づいて前記光硬化樹脂の硬化が完了したか否かを判断する情報処理部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、光硬化樹脂の硬化モニタリング方法、硬化モニタリング装置、及び硬化モニタリングプログラムに関する。
近年、多くの産業分野において、樹脂や樹脂を主成分とするコーティング剤の硬化方法として、紫外線を照射して硬化させる光硬化方法が利用されている。この硬化方法は、熱エネルギーを利用する熱硬化方法に比較して、有害物質を大気中に放散しない、硬化時間が短い、熱に弱い製品にも適応できる、などの多くの利点を有しているからである。この硬化方法では、紫外線の照射前は主に液体であるが紫外線照射後に固体に変化する光硬化樹脂が用いられる。このような樹脂は、主剤のほかに光重合開始剤を含む。光重合開始剤は、照射される紫外線を受けてラジカルやカチオンを発生し、発生したラジカルやカチオンが主剤と重合反応を生じる。重合反応に伴い、樹脂は固体に変化する。したがって、光硬化樹脂の硬化度は、重合度に応じて決まることになる。
光硬化樹脂では、目視による硬化度の判断は困難であり、硬化に伴う樹脂の状態を容易に判断する方法が望まれている。
たとえば、樹脂が光(紫外線)を受けた際に光重合開始剤から放射される蛍光の強度を検出することで、樹脂の硬化状態を推定する方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
また別の方法として、光硬化樹脂に励起光を照射すると、発生する蛍光の偏光度は硬化がすすむにつれて大きくなるという特性を利用して硬化度を決定する方法が知られている(たとえば、特許文献2参照)。
特許第4185939号 特公平6−10655号
硬化樹脂から発生する蛍光の強度に基づいて硬化状態を推定する公知の方法では、蛍光の強度は光硬化樹脂の厚みに依存し、接着剤の硬化度を正確に取得するのが困難である。また、偏光度を利用した公知の硬化度決定方法は、接着面の1点の硬化度を取得するにすぎず、接着面の硬化強度を推定することはできない。
そこで、光硬化樹脂の硬化度を二次元分布として取得することで、接着面の硬化強度の推定による硬化完了の判定を実現する方法および装置を提供することを課題とする。
第1の態様では、光硬化樹脂の硬化モニタリング方法は、
光硬化樹脂に光を照射し、
前記光硬化樹脂から放射される蛍光の二次元画像を取得し、
前記二次元画像の画素ごとに硬化度を算出し、
前記算出した硬化度から所定の閾値を超える硬化度の硬化度分布を導出し、
前記硬化度分布に基づいて前記光硬化樹脂の硬化が完了したか否かを判断する。
第2の態様では、硬化モニタリング装置は、
光硬化樹脂に光を照射する光源と、
前記光硬化樹脂から放射される蛍光の二次元画像を取得する撮像部と、
前記二次元画像から前記光硬化樹脂の硬化度を算出し、算出した硬化度から所定の閾値を超える硬化度の硬化度分布を導出し、前記硬化度分布に基づいて前記光硬化樹脂の硬化が完了したか否かを判断する情報処理部と、
を備える。
光硬化樹脂の硬化度の二次元分布に基づく硬化完了判定が可能になる。
一実施形態の硬化モニタリング装置の概略構成図である。 図1の情報処理部で行なわれる硬化度判定処理の概要を示すフローチャートである。 図2の偏光度分布取得工程の詳細を示すフローチャートである。 図2の硬化完了判定の一例を示すフローチャートである。 図2の硬化完了判定の一例を示すフローチャートである。 図2の硬化完了判定の一例を示すフローチャートである。 塗布した光硬化樹脂の硬度の二次元分布を示す図である。 図2の硬化完了判定の一例として、硬化重心を考慮した判定フローを示す図である。 硬化重心と接着面の中心とのずれを説明するための模式図である。 図2の硬化完了判定の一例として、硬化の偏りを考慮した判定フローを示す図である。 接着面における硬化方向の偏りを説明するための模式図である。
実施形態では、光硬化樹脂の硬化度の二次元分布に基づく硬化モニタリングの手法と構成を提案する。図1は、実施形態に係る光硬化樹脂の硬化モニタリング装置1の概略構成図である。この実施例では、樹脂からの蛍光の偏光度を利用して硬化度をモニタリングする。
硬化モニタリング装置1は、光硬化樹脂40を保持するステージ30と、光硬化樹脂40に光を照射する光源2と、光硬化樹脂からの蛍光画像を取得する偏光撮像部10と、偏光撮像部10で得られた画像情報を処理して硬化度を判定する情報処理部20を含む。情報処理部20は、画像情報から硬化度の二次元分布を算出して硬化が完了したか否かを判定する。
光源2からの光は、光学系によって光硬化樹脂40に照射され蛍光が偏光撮像部10に導かれる。光学系は、励起用フィルタ3、偏光子4、ダイクロイックミラー5、対物レンズ6、蛍光観察用フィルタ7を含む。光源2から照射される光は励起用フィルタ3を通過し、偏光子4によって直線偏光される。直線偏光の励起光は、ダイクロイックミラー5で反射され、対物レンズ6を介して光硬化樹脂40に照射される。
対物レンズ6の開口数は、光硬化樹脂40に照射される光のスポット径が塗布された光硬化樹脂40の全体をカバーするサイズとなるように適切に選択されている。たとえば、光通信機器などの光学部品の組み立てに光硬化樹脂40を用いる場合、光硬化樹脂40の塗布面の径を1mm〜10mm程度とする。励起光の照射により、光硬化樹脂40は光重合(硬化)を開始し、蛍光を放射する。蛍光の波長は励起光の波長と異なるため、ダイクロイックミラー5を透過して偏光撮像部10に入射する。
偏光撮像部10は、検光子11と結像レンズ12とカメラ13を含む。検光子11の透過軸の方向は、情報処理部20によって回転制御される。検光子11の回転制御については、偏光度の取得と関連して後述する。結像レンズ12を介してカメラ13の各画素に入射した光は電荷に変換される。
情報処理部20は、画像入力/処理部21、回転制御部22、硬化度取得部23、硬化完了判定部24、および光量制御部25を含む。回転制御部22の出力は、偏光撮像部10の検光子11に接続されている。
硬化モニタリング装置1において、偏光子4は固定されており、直線偏光の方向が一定方向に決まる。他方、検光子11の偏光子4に対する相対角度は、0度と90度の間で交互に切り替わるように回転制御される。たとえば、まず検光子4と検光子11の相対角度を0度(平行)にした状態でカメラ13は露光を行う。画像入力/処理部21は、カメラ13によって撮像された蛍光画像を、タイミングtにおける平行ニコル状態(偏光子4と検光子11の相対角度が0度)の場合の画像Ip(t, x, y)として保存する。
次に、回転制御部22は検光子11を回転させ、偏光子4と検光子11の相対角度を90度に設定する。カメラ13は再度露光を開始する。画像入力/処理部21は、カメラ13によって撮像された蛍光画像を、タイミングtにおける直交ニコル状態(偏光子4と検光子11の相対角度が90度)の場合の画像Ic(t, x, y)として保存する。実際には、平行ニコル状態での画像取得と、直交ニコル状態での画像取得との間にわずかの時間差があるが、平行ニコル状態での画像データと直交ニコル状態での画像データをタイミングtにおける一組のデータとして取得、保存する。
上述のように、光硬化樹脂40上の照射スポット径は、UV硬化樹脂40の塗布面全体をカバーする大きさに設定されているが、光硬化樹脂40の内部で硬化が進む度合いが均一(等方的)になるとは限らない。そこで、画素ごとの偏光度を取得して偏光度の二次元分布データを取得する。偏光度と硬化度との間には相関関係があるので、偏光度の二次元分布を取得することによって硬化の進行度を二次元的に把握することができる。
さて、平行ニコル状態と直交ニコル状態の一組の画像が保存されると、硬化度取得部23は、偏光度を表す式(1)に基づいて画素ごとに演算を行い、タイミングtでの偏光度ρ(t, x, y)の二次元分布を得る。
偏光度と樹脂硬化度の間の相関関係により、偏光度ρ(x,y)を硬化度α(x,y)と置き換えることが可能である。偏光度ρも硬化度αも、0から1の間の値で表すことができる。
硬化完了判定部24は、得られた硬化度の二次元分布に基づいて、硬化が完了しているか否かの判定を行う。判定基準については図2〜図11を参照して後述する。硬化が完了したと判断される場合は、光量制御部25を介して光源2をオフにし、計測を終了する。硬化が完了していないと判断される場合は、次のタイミングt1で蛍光から平行ニコル状態と直交ニコル状態の1組の撮像データを取得し、式(1)に基づいて硬化度(偏光度)を算出し、硬化完了の判定を行う。
硬化完了判定部24の判定結果に基づいて、光量制御部25は単純な光源のオン/オフ制御だけではなく、光源2の光量を増減させる処理を行なうことも可能である。たとえば硬化度の二次元分布が硬化完了の基準となる値に近づいてきたときに、照射光の光量を下げる制御をすることができる。また、光量の制御を硬化完了の判定と独立して行い、たとえば、照射時間に基づいて光量を変更する構成とすることも可能である。
図1の硬化モニタリング装置1によると、非接触、インラインで、光硬化樹脂の硬化完了を判定することが可能になる。また、塗布した光硬化樹脂の厚さがわからない場合でも硬化状態の二次元分布から硬化完了を適切に判断することができる。
図2は、図1の装置を用いた硬化モニタリング方法の基本フローを示す図である。まずステップS21で、モニタリング対象である光硬化樹脂に光を照射し、樹脂からの蛍光の偏光度を今回のタイミング(t)で検出する。偏光度の検出は、樹脂から放射される蛍光の二次元的な撮像と、各画素p(x、y)での偏光度の算出を含む。
次にステップS23で、取得した偏光度分布に基づいて光硬化樹脂の硬化度の二次元分布α(x, y)を導出する。偏光度と硬化とは相関関係があるので、ステップS21で求めた偏光度の分布をそのまま硬化度α(x, y)として用いてもよい。
次にステップS24で、導出した硬化度分布に基づいて光硬化樹脂の硬化が完了したか否かを判断する(S24)。光の照射時間の経過につれて樹脂の硬化が進むので、硬化が完了したと判断されるまで、S21の偏光度検出操作とS23の硬化度分布の導出を繰り返す(偏光度分布の算出と硬化度分布の導出を一体的に行なってもよい)。硬化が完了したと判断されたならば光の照射を終了する。
図3は、図2のS21(偏光度検出操作)及びS23(硬化度分布の導出)の具体的手法を示すフローチャートである。ステップS31で、図1の検光子11を偏光子4に対する相対角度が0度になるように(検光子11の透過軸が直線偏光の方向と平行になるように)回転する。ステップS32で、カメラ13にて検光子11と偏光子4の関係が平行となるときの蛍光画像Ip(x, y)を撮像(露光)する。ステップS33で、検光子11の角度を切り替える。すなわち、回転制御部22により、検光子11の偏光子4に対する相対角度が90度になるように検光子11を回転する。ステップS34で、検光子11と偏光子4の関係が垂直となるときの画像Ic(x, y)を撮像(露光)する。ステップS35で、次のタイミングでの画像取得のために、検光子11の偏光子4に対する相対角度を再度0度に設定する。これと同時に、ステップS36で今回のタイミングにおける蛍光の偏光度ρを算出する。
偏光度の算出は画素ごとに行う。偏光度は、検光子11と偏光子4の関係が平行のときの強度Ip(xi, yi)と、検光子11と偏光子4の関係が垂直のときの強度Ic(xi, yi)を用いて、上記の式(1)で求めることができる。全ての画素の偏光度を計算することで、偏光度の二次元分布を得ることができる。蛍光の偏光度と樹脂の硬化度は相関関係があるので、偏光度ρの値をそのまま硬化度として用いて硬化完了の判定(S24)を行ってもよい。
ステップS24で硬化が完了したと判断されたならば、光の照射を終了してモニタリングを終了する。硬化が未完了の場合は、次のタイミングで各画素の平行画像Ip(xi, yi)と垂直画像Ic(xi, yi)を取得して、偏光分布を計算する。これを硬化完了の判断がなされるまで繰り返す。
次に、図4〜11を参照して、どのようにして硬化の完了を判断するかを説明する。図4の例では、硬化度の二次元分布における最小値を利用して判断する。偏光度検出操作(S21)と硬化度の導出(S23)は、図2及び図3を参照して説明したとおりである。
ステップS44で、取得した硬化度の二次元分布の中から、最小の値min(α(x, y))を抽出する。ステップS45で、硬化度の最小値min(α(x, y))が所定の閾値α0を超えたか否かを判断する。S44で閾値α0を超えた場合は、塗布された光硬化樹脂の全体が硬化したと判断され、照射を終了する。これは、硬化が一番遅い箇所の硬化度が一定値を超えたならば、一般に樹脂全体の硬化が完了したと推定され得るからである。
図5の例では、硬化度の平均値avg(α(x, y))を用いて硬化の完了を判断する。すなわち、S54で各画素について求めた硬化度α(xi, yi)の平均値を計算する。S55で平均値が所定の閾値α0を超えたか否かを判断する。閾値α0を超えた場合は樹脂全体の硬化が完了したと判断して光の照射を終了する。なお、全画素の平均値に替えて、最頻値や中央値を利用した判定を行なってもよい。
図6の例では、分散を利用して硬化の完了を判断する。図4で最小硬化度が閾値を超えた場合であっても、樹脂の塗布面の中で硬化度のばらつきが大きい場合は、硬化強度が不連続になり一部分に応力が集中する。この場合、接着剤(硬化樹脂)が剥がれ、光部品が離脱する可能性がある。同様のことが、図5で硬化度平均が閾値を超えたが画素間のばらつきが大きい場合にも当てはまる。そこで、接着層の強度を一様にするために、硬度の分散を一定値未満に抑制する。
図6のS21、S23、S44、S45は図4の工程と同じである。図6では、S45で最小硬化度min(x, y)が閾値α0を超えたと判断された場合、S66に進んで硬化度の二次元分布から分散σ2を算出する。S67で、算出した分散が所定の閾値σo 2よりも小さくなったか否か(σ2<σo 2)を判断する。分散が閾値σo 2よりも小さい範囲に収束したと判断された場合(S67でYES)は照射を終了する。閾値内に収束していない場合(S67でNO)は、分散が閾値よりも小さくなるまでS21、S23、S44、S45、S66、S67の処理を繰り返す。これにより光硬化樹脂40の均一な硬化を実現することができる。なお、S45、S45に替えて図5のS54、S55の処理を行なってもよい。
図7は、硬化度分布の二次元画像を示す図である。上述のように、光硬化樹脂の硬化の進行度は必ずしも均一あるいは等方的になるとは限らない。図7(A)では、硬化度分布の重心(硬化重心)が塗布した樹脂の接着面中心からずれた状態になっている。図7(B)は、硬化度分布の重心は接着面の中心とほぼ一致するが、硬化の進行方向に偏りのある状態を示す。硬化が一方向にだけ進んでいるのがわかる。図7(C)は良好な硬化例である。硬化度分布の重心と接着面の中心とのずれが小さく、硬化も全体的に均一(等法的)に進んでいる例を示す。
図5のS55で平均値が硬化判断基準をクリアした場合であっても、図7(A)のように硬化度分布の重心がずれた状態や、図7(B)のように硬化の進行方向に偏りがある状態では、光部品の接着状態が不安定になる。そこで、より安定した硬化判断を提供する。
図8及び図9は、図7(A)の状態に対応して、硬化度分布の重心のズレを考慮した判断手法を示す図である。図8のS21、S23、S54、S55は、図5と同様である。図8のステップS55で硬化度の平均値avg(α(x, y))が閾値α0を超えたと判断されたならば、S76に進んで硬化樹脂の塗布面(接着面)の画素値β(x, y)を取得する。S77で硬化度分布の重心(硬化重心)Gαと接着面の中心Gβを計算する。S78で、硬化重心Gαの値と接着面の中心Gβの値から、重心ずれεを算出する。S79で重心ずれεが所定の閾値より小さいか否かを判断する。重心ずれが閾値よりも小さくなった場合は硬化を完了する。重心ずれが閾値以上に大きい場合は、閾値未満となるまでS21、S23、S54、S55、S76〜S78を繰り返す。
図9は、図8の硬化度分布の重心と接着面の中心との間のズレを説明するための模式図である。図9(A)において、光硬化樹脂40の接着面の範囲はカメラ13の二次元蛍光画像から取得することができる。画素の座標値に基づいて接着面の中心Gβを計算する。図9(B)で、硬化度分布の重心Gαを計算する。この場合、すべての画素における偏光度あるいは硬化度から重心計算をしてもよいし、閾値以上の硬化度を有する硬化分布f(x、y)の範囲で硬化度分布の重心Gαを計算してもよい。図9(C)のように、硬化度分布の重心Gαの接着面中心Gβからのずれ量εを計算する。ずれ量εは、硬化度分布の重心Gαと接着面中心Gβの座標間の距離で表してもよい。
図8及び図9のように重心ずれ判断を行うことにより、光部品の接着をより安定にすることができる。図8の例では、硬化平均avg(α(x, y))を超えた場合に硬化度分布の重心Gαずれを判断しているが、最小硬化度min(α(x, y))を超えたときに重心ずれを判断してもよい。あるいは、硬化平均に替えて硬化度の中央値や最頻値を用いてもよい。
図10及び図11は、図7(B)の状態に対応して、硬化方向の偏りを考慮した判断手法を示す図である。図10のS21、S23、S54、S55、S76〜S79は、図8の処理と同じである。図10では、S79で硬化度分布の重心Gαのずれ量εが所定値ε0よりも小さい(ε<ε0)と判断された場合に、ステップS81に進み、閾値以上の硬化分布f(x、y)の慣性楕円体を求め、二次モーメントIxx、Iyy、Ixyを計算する。S82で、二次モーメントIxx、Iyy、Ixyから、慣性楕円体の主軸長aと副軸長bを算出する。S83で慣性楕円の主軸と副軸の長短比(γ=a/b)を求める。S84で、長短比γが充分に1に近づいたか否かを判断する。これについて図11を参照して説明する。
図11(A)のように、閾値以上の硬化度の硬化分布f(x、y)の重心Gαが、接着面の中心Gβにほぼ一致したとしても、硬化度分布の慣性楕円体(近似)の主軸長aと副軸長bに差がある場合は、硬化の方向に偏りがあることを意味する。硬化が進むにつれて図11(B)に示すように硬化の方向が均一化する。慣性楕円が円に近づくほど、すなわち慣性の主軸と副軸の長短比r(=a/b)が1に近づくほど、硬化の状態が均一になっていることを示す。
そこで、まず硬化分布f(x、y)の慣性惰性体の二次モーメントを式(2−1)〜(2−3)したがって計算する(S81)。
次に、二次モーメントから、式(3−1)、(3−2)にしたがって慣性楕円体の主軸長aと副軸長bを求める(S82)。
求めたa、bの値から長短比γが求まる(S83)。長短比γの値が1に近いかどうかを判断する。十分に小さな値δに対して|γ−1|<δが成立すれば、硬化完了と判定する(S84)。
このように、硬化度分布の重心と接着面の中心とのずれを硬化完了判定に使用することで接着強度を安定化することができる。また、硬化度分布の楕円近似から求めた長短比を硬化完了判定に使用することで、硬化度分布を楕円型から円型に移行させ、硬化進行の方向の空間的な偏りを抑制することができる。この結果、接着強度を高めることができる。
以上、光硬化樹脂からの蛍光の偏光度を利用した硬化モニタリング方法を説明してきたが、これは一例であって、光硬化樹脂を均一な厚さで塗布できる場合は、偏光度の二次元分布に替えて蛍光強度の二次元分布を用いてもよい。この場合は、蛍光強度との相関から硬度を推定する。偏光子4と検光子11は不要になる。また、赤外線を照射して硬化によるラマンスペクトルの変化の二次元分布を取得してもよい。この場合は、ラマン分光計とフーリエ変換部が必要である。いずれの場合も、硬度の二次元分布から硬度分布の重心ずれや、慣性楕円体の長短比を硬化完了の判定に用いることができる。
また、図8、図10の硬化判定フローにおいて、全画素の硬度の平均が所定の閾値を超えた場合に重心ずれを判断しているが、平均値計算を省略して、所定値を超える硬化度を示す画素の硬化度分布f(x、y)に基づいて重心ズレを判断してもよいし、あるいは、ある閾値を超える硬化度を示す画素の割合が一定以上となった場合に、閾値を超える硬化度の二次元分布に基づいて重心ずれを判断してもよい。
また、硬化モニタリング装置の情報処理部20の動作は、図示しないメモリに格納された硬化モニタリングプログラムを実行することによって行なわれることとしてもよい。この場合、硬化モニタリングプログラムは、情報処理部20に、少なくとも(a) 光硬化樹脂40から放射される蛍光の二次元画像の入力を受ける工程と、(b) 二次元画像の画素ごとに硬化度を算出する工程と、(c) 算出した硬化度から所定の閾値を超える硬化度の硬化度分布を取得する工程と、(d) 所定の閾値を超える硬化度分布に基づいて光硬化樹脂40の硬化が完了したか否かを判断する工程と、を実行させる。図8のフローや図10のフローを実行させてもよい。
以上の説明に対し、以下の付記を提示する。
(付記1)
光硬化樹脂に光を照射し、
前記光硬化樹脂から放射される蛍光の二次元画像を取得し、
前記二次元画像の画素ごとに硬化度を算出し、
前記算出した硬化度から所定の閾値を超える硬化度の硬化度分布を導出し、
前記硬化度分布に基づいて前記光硬化樹脂の硬化が完了したか否かを判断する
ことを特徴とする光硬化樹脂の硬化モニタリング方法。
(付記2)
前記硬化度分布の重心と、前記光硬化樹脂の接着面の中心とを計算し、前記硬化度分布の重心と前記接着面の中心とのズレが第1の所定値よりも小さい場合に前記硬化が完了したと判断することを特徴とする付記1に記載の硬化モニタリング方法。
(付記3)
前記硬化度分布の重心と前記接着面の中心とのズレが前記第1の所定値よりも小さい場合に、前記硬化度分布の慣性楕円を近似し、前記慣性楕円の主軸と副軸の長短比と1との差の絶対値が第2の所定値よりも小さいか否かを判断し、前記差の絶対値が前記第2の所定値よりも小さい場合に、前記硬化が完了したと判断することを特徴とする付記2に記載の硬化モニタリング方法。
(付記4)
前記硬化度分布の分散が第3の所定値よりも小さい場合に、前記硬化が完了したと判断することを特徴とする付記1に記載の硬化モニタリング方法。
(付記5)
前記画素ごとの硬化度の計算は、前記画素ごとに算出した前記蛍光の偏光度を利用することを特徴とする付記1〜4のいずれか1に記載の硬化モニタリング方法。
(付記6)
前記硬化度分布は、前記硬化度の二次元分布の最小値、平均値、中央値、最頻値の少なくとも1つが前記所定の閾値を超えたか否かを判断して取得されることを特徴とする硬化モニタリング方法。
(付記7)
光硬化樹脂に光を照射する光源と、
前記光硬化樹脂から放射される蛍光の二次元画像を取得する撮像部と、
前記二次元画像から前記光硬化樹脂の硬化度を算出し、算出した硬化度から所定の閾値を超える硬化度の硬化度分布を導出し、前記硬化度分布に基づいて前記光硬化樹脂の硬化が完了したか否かを判断する情報処理部と、
を備えた硬化モニタリング装置。
(付記8)
前記情報処理部は、
前記硬化度分布の重心と、前記光硬化樹脂の接着面の中心とを計算し、前記硬化度分布の重心と前記接着面の中心とのズレが第1の所定値よりも小さい場合に前記硬化が完了したと判断する判断部、
を有することを特徴とする付記7に記載の硬化モニタリング装置。
(付記9)
前記判断部は、
前記硬化度分布の重心と前記接着面の中心とのズレが前記第1の所定値よりも小さい場合に、前記硬化度分布の慣性楕円を近似し、前記慣性楕円の主軸と副軸の長短比と1との差の絶対値が第2の所定値よりも小さいか否かを判断し、前記差の絶対値が前記第2の所定値よりも小さい場合に、前記硬化が完了したと判断することを特徴とする付記8に記載の硬化モニタリング装置。
(付記10)
前記情報処理部は、前記硬化度分布の分散が第3の所定値よりも小さい場合に前記硬化が完了したと判断することを特徴とする付記7に記載の硬化モニタリング方法。
(付記11)
前記情報処理部は、前記の二次元画像の画素ごとに前記蛍光の偏光度を計算し、前記偏光度に基づいて前記画素ごとの硬化度を算出することを特徴とする付記7〜10のいずれか1に記載の硬化モニタリング装置。
(付記12)
前記光源と前記光硬化樹脂の間に固定される偏光子と、
前記光硬化樹脂と前記撮像部の間に配置される検光子と、
をさらに備え、
前記情報処理部は、前記検光子の前記偏光子に対する相対角度を第1角度と第2角度の間で切り替える回転制御部をさらに有し、
前記第1角度で取得された蛍光強度と、前記第2角度で取得された蛍光強度に基づいて前記画素ごとの偏光度を算出することを特徴とする付記11に記載の硬化モニタリング装置。
(付記13)
メモリに格納され情報処理装置に少なくとも以下の工程を実行させる機械読取り可能な硬化モニタリングプログラム:
光硬化樹脂から放射される蛍光の二次元画像の入力を受ける工程;
前記二次元画像の画素ごとに硬化度を算出する工程;
算出した硬化度から所定の閾値を超える硬化度の硬化度分布を導出する工程;および
前記硬化度分布に基づいて前記光硬化樹脂の硬化が完了したか否かを判断する工程。
光学部品の組み立て等に用いる光学用接着剤の硬化度の非接触の測定、モニタリングに適用することができる。
1 光硬化樹脂の硬化モニタリング装置
2 光源
3 励起用フィルタ
4 偏光子
10 偏光撮像部
11 検光子
12 結像レンズ
13 カメラ
20 情報処理部
21 画像入力/処理部
22 回転制御部
23 硬化度取得部
24 硬化完了判定部
25 光量制御部
30 ステージ
40 光硬化樹脂

Claims (7)

  1. 光硬化樹脂に光を照射し、
    前記光硬化樹脂から放射される蛍光の二次元画像を取得し、
    前記二次元画像の画素ごとに硬化度を算出し、
    前記算出した硬化度から所定の閾値を超える硬化度の硬化度分布を導出し、
    前記硬化度分布に基づいて前記光硬化樹脂の硬化が完了したか否かを判断する
    ことを特徴とする光硬化樹脂の硬化モニタリング方法。
  2. 前記硬化度分布の重心と、前記光硬化樹脂の接着面の中心とを計算し、前記硬化度分布の重心と前記接着面の中心とのズレが第1の所定値よりも小さい場合に前記硬化が完了したと判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の硬化モニタリング方法。
  3. 前記硬化度分布の重心と前記接着面の中心とのズレが前記第1の所定値よりも小さい場合に、前記硬化度分布の慣性楕円を近似し、前記慣性楕円の主軸と副軸の長短比と1との差の絶対値が第2の所定値よりも小さいか否かを判断し、前記差の絶対値が前記第2の所定値よりも小さい場合に、前記硬化が完了したと判断する
    ことを特徴とする請求項2に記載の硬化モニタリング方法。
  4. 光硬化樹脂に光を照射する光源と、
    前記光硬化樹脂から放射される蛍光の二次元画像を取得する撮像部と、
    前記二次元画像から前記光硬化樹脂の硬化度を算出し、算出した硬化度から所定の閾値を超える硬化度の硬化度分布を導出し、前記硬化度分布に基づいて前記光硬化樹脂の硬化が完了したか否かを判断する情報処理部と、
    を備えた硬化モニタリング装置。
  5. 前記情報処理部は、
    前記硬化度分布の重心と、前記光硬化樹脂の接着面の中心とを計算し、前記硬化度分布の重心と前記接着面の中心とのズレが第1の所定値よりも小さい場合に前記硬化が完了したと判断する判断部、
    を有することを特徴とする請求項4に記載の硬化モニタリング装置。
  6. 前記判断部は、
    前記硬化度分布の重心と前記接着面の中心とのズレが前記第1の所定値よりも小さい場合に、前記硬化度分布の慣性楕円を近似し、前記慣性楕円の主軸と副軸の長短比と1との差の絶対値が第2の所定値よりも小さいか否かを判断し、前記差の絶対値が前記第2の所定値よりも小さい場合に、前記硬化が完了したと判断することを特徴とする請求項5に記載の硬化モニタリング装置。
  7. メモリに格納され情報処理装置に少なくとも以下の工程を実行させる機械読取り可能な硬化モニタリングプログラム:
    光硬化樹脂から放射される蛍光の二次元画像の入力を受ける工程;
    前記二次元画像の画素ごとに硬化度を算出する工程;
    算出した硬化度から所定の閾値を超える硬化度の硬化度分布を導出する工程;および
    前記硬化度分布に基づいて前記光硬化樹脂の硬化が完了したか否かを判断する工程。
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