JP2013175255A - 光ディスクのセッション解析装置、解析方法、解析プログラム及び光ディスク装置 - Google Patents

光ディスクのセッション解析装置、解析方法、解析プログラム及び光ディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】セッションの連続性の有無を、セッション解析中の早期に判定できる光ディスクのセッション解析技術を提供する。
【解決手段】ピックアップ2の検出信号に基づいて、複数のセッションのTOC情報を、セッションの順位に従って読み取るTOC読取部43a、TOC情報を記憶するTOC記憶部46b、セッションのプログラムエリアから、先頭トラック番号を読み取る先頭トラック番号読取部43b、読み取った最新の先頭トラック番号に対応するセッションよりも、前の順位のセッションのTOC情報のうち、最後に記憶したTOC情報から、最終トラック番号を取得する最終トラック番号取得部45e、最終トラック番号と、先頭トラック番号とを比較して、セッションの順位の連続性の有無を判定する連続性判定部45fを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、セッション単位で情報が記録されている光ディスクのセッション解析技術に関する。
コンパクトディスク(以下、CDとする)のように、データを書き込み可能な光ディスクには、セッション単位でデータが記録されている。各セッションは、リードインエリア、プログラムエリア、リードアウトエリアによって構成されている。
リードインエリアは、セッションの開始を意味する領域である。プログラムエリアは、データ本体が記録される領域である。リードアウトは、セッションの終了を意味する領域である。なお、以下の説明では、リードインエリア、プログラムエリア、リードアウトエリアを、それぞれリードイン、プログラム、リードアウトと呼ぶ。
リードインのサブコードには、管理情報であるTOC情報(Table of Contents)が記録されている。サブコードは、フレーム毎に用意された8ビット単位のデータで構成される領域であり、1セクタ(98フレーム)分の領域がまとまって、意味のある情報を構成する。サブコードはフレーム毎に存在するので、リードイン、プログラム、リードアウトの全領域に含まれている。
CDには、一度しか書き込みができないディスクアットワンスのものがある。この場合、一つのCDでセッションは一つである。一方、追記可能なCDの場合、追記される毎に、セッションが追加されるので、一つのCDに複数のセッションが含まれるマルチセッションとなる。
たとえば、マルチセッションのCD−RやCD−RWには、MP3、WMAなどの圧縮音楽データ、画像データなどが、複数のセッションで記録されている。一例として、CDに3セッションで記録されたデータの構成例を、図4に示す。この例で示すように、第1〜第3の各セッションには、それぞれリードイン、プログラム、リードアウトが含まれている。
以上のようなCDを再生する光ディスク装置においては、再生処理を行う前に、制御装置がセッションを解析する必要がある(特許文献1参照)。このセッション解析例を以下に説明する。すなわち、複数のセッションは、CDの内周から外周に向かって記録されている。そこで、制御装置は、ディスクの信号を検出するピックアップを、ディスクの半径方向に沿って、内周に向かって移動させる。そして、内周側の第1セッションのリードインのサブコードからピックアップが検出した信号に基づいて、制御装置がTOC情報を読み取る。
リードインのサブコードから読み取られるTOC情報には、図5に示すように、アドレス1、アドレス5に記録された情報がある。アドレス1の情報は、以下の通りである。
(a) 現在のセッションの開始トラック番号(POINT=A0)
(b) 現在のセッションの最終トラック番号(POINT=A1)
(c) 現在のセッションのリードアウト開始時間(POINT=A2)
(d) 現在のセッションに記録されている各トラックの開始時間(POINT=1,2,…)
アドレス5(POINT=B0)には、次のセッションに関する以下の情報のいずれかが含まれる。
(1)次のセッションのプログラムの開始時間
(2)次のセッションが無いことを示す情報
(1)が記録されていると、次のセッションが存在することを意味する。(2)の場合、開始時間が読み取れる情報として記録されていないか、あるいは、絶対時間(min,sec,frame)が全てFF(ビット1)となっている。
第1セッションでアドレス5のPOINT=B0が上記の(2)の場合、制御装置は、セッションが一つと判断して、マルチセッションのディスクとして再生を開始する。
第1セッションでアドレス5のPOINT=B0が上記の(1)の場合、制御装置は、マルチセッションのディスクであると判断する。アドレス5の情報も含めて、第1セッションの全てのTOC情報を読み終えた制御装置は、ピックアップの読み取り位置を、第1セッションのプログラムの先頭に低速移動させる。
この低速移動は、制御装置が、ピックアップ送り機構のスレッドモータ及びピックアップのトラッキングサーボにより行う。たとえば、ピックアップが、幅1.6μmのトラックを200本ジャンプするトラックジャンプを繰り返す。
その後、制御装置は、第1セッションのリードアウト開始付近まで、ピックアップを高速に移動させる。高速移動は、制御装置が、現在位置と移動先の絶対時間差から移動するトラックの本数を計算し、フォーカスサーボオン、トラッキングサーボオフの状態で、スレッドモータを作動させることにより行う。
ピックアップがリードアウトに移動すると、次に、制御装置は、ピックアップを第2セッションのリードインに低速移動させる。たとえば、ピックアップが、50本のトラックジャンプを繰り返す。制御装置は、第2セッションのリードインから、第1セッションと同様にTOC情報を読み取る。
第2セッションのTOC情報を読み終えると、制御装置は、上記と同様に、ピックアップを、第2セッションのプログラム、リードアウト、第3セッションのリードインに移動させ、第3セッションのリードインのTOC情報を読み取る。
最終セッションである第3セッションのTOC情報には、アドレス5のPOINT=B0が記録されていないか、あるいは絶対時間(min,sec,frame)が全てFFである。この場合、制御装置は、第3セッションが最終セッションであると判断して、セッション解析を終了し、マルチセッションCDとして再生を開始する。
特開平6−349252号公報
ところで、上記のようなマルチセッションの光ディスクにおいて、各セッションのリードインに記録されているTOC情報には、光ディスクの先頭から何番目のセッションであるかを示す情報は存在しない。
このため、制御装置は、最内周に記録されているセッションを、セッション番号1(セッションNO.1)とする。そして、制御装置は、外周方向にピックアップを移動させて、各セッションにおけるリードインのTOC情報を読み込む毎に、セッション番号をインクリメントしている。
制御装置は、各セッションのリードイン(TRACK NO.=0)、プログラム(TRACK NO.=1〜99)、リードアウト(TRACK NO.=AA)を順番に検出している。
プログラムの先頭からリードアウトに移動するときの距離は、リードイン、リードアウトの距離より長い。このため、マルチセッションの解析時間を短縮するために、ピックアップの高速移動が必要となる。
ピックアップの高速移動は、上記のように、制御装置が、フォーカスサーボオン、トラッキングサーボオフの状態でスレッドモータを駆動し、移動中に横切るトラックの本数をカウントしながら行う。
しかし、高速移動時には、ピックアップは高速にトラックを横切る。そして、ディスクの記録レベル、温度、振動によっては、サーボ機能が安定しない場合がある。このため、ピックアップの移動量が大きくなると、目的のリードイン領域を飛び越えて、次のセッションに入ってしまう場合がある。この場合、図4に示すように、読み込むべきセッションのTOC情報を、スキップしてしまうことになる。
かかる場合には、制御装置が、スキップしたセッションのTOC情報を読み込まないまま、再生を開始しなければならない。すると、ユーザにとっては、再生に当たって、スキップされたセッションの曲が選曲できないという不具合が発生する。
たとえば、図6に示すように、第1セッションに2曲(2トラック)、第2セッションに1曲(1トラック)、第3セッションに1曲(1トラック)が記録されているとする。不具合が発生した場合、第2セッションのTOC情報を読み取っていないため、3番目のトラック(トラックNO.3)を認識できず、選曲ができない。
本発明は、以上のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、セッションの連続性の有無を、セッション解析中の早期に判定できる光ディスクのセッション解析技術を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の光ディスクのセッション解析装置は、マルチセッションの光ディスクに記録された信号を検出する検出装置からの信号に基づいて、各セッションのTOC情報を、セッションの順位に従って読み取るTOC読取部と、前記TOC読取部が読み取ったTOC情報を記憶するTOC記憶部と、前記検出装置からの信号に基づいて、前記TOC記憶部が記憶したTOC情報に対応するセッションのプログラムエリアから、先頭トラック番号を読み取る先頭トラック番号読取部と、前記先頭トラック番号読取部が読み取った最新の先頭トラック番号に対応するセッションよりも、前の順位のセッションのTOC情報のうち、前記TOC記憶部が最後に記憶したTOC情報から、最終トラック番号を取得する最終トラック番号取得部と、前記最終トラック番号と、前記先頭トラック番号とを比較して、前記TOC読取部が読み取ったセッションの順位の連続性の有無を判定する連続性判定部と、を有することを特徴とする。
以上のような発明では、連続性判定部は、セッションのプログラムエリアの先頭トラック番号と、それよりも前の順位のセッションのTOC情報のうち、最後に記憶されたTOC情報に含まれる最終トラック番号とを比較する。この先頭トラック番号と最終トラック番号との差分は、セッションが連続していれば1となり、連続していなければ1よりも大きくなる。このため、連続性判定部は、差分がいずれの値となるかによって、セッションの連続性の有無を、セッション解析中の早期に判定できる。
他の態様は、前記連続性判定部がセッションの順位の連続性が無いと判定した場合に、前記検出装置からの信号に基づいて、前記TOC情報読取部が、読み取っていなかったセッションのTOC情報を読み取ることを特徴とする。
また、他の態様は、前記連続性判定部が連続性が無いと判定した場合に、前記先頭トラック番号読取部が読み取った最新の先頭トラック番号に対応するセッションよりも、前の順位のセッションのTOC情報のうち、前記TOC記憶部が最後に記憶したTOC情報から、次のセッションのプログラム開始時間を取得するプログラム開始時間取得部と、前記プログラム開始時間取得部により取得されたセッションのプログラム開始時間に基づいて、当該セッションのTOC情報の読み取り位置まで、前記検出装置を移動させる指示を出力する読取位置指示部と、を有することを特徴とする。
以上のような態様では、セッションの連続性が無かった場合、TOC情報の読み直しを行うことができるので、再生開始時における光ディスクの再生トラックの欠落を防止できる。
なお、上記の発明は、光ディスクのセッション解析方法の観点からも、セッション解析プログラムの観点からも捉えることができる。また、上記のセッション解析装置を有する光ディスク装置も本発明の一態様である。
以上説明したように、本発明によれば、セッションの連続性の有無を、セッション解析中の早期に判定可能な光ディスクのセッション解析技術を提供することができる。
本発明のセッション解析装置を含む光ディスク装置の構成例を示すブロック図である。 図1の実施形態におけるセッション解析処理の手順を示すフローチャートである。 光ディスクに記録された複数のセッションの一例と、スキップ発生時の復帰処理を示す説明図である。 光ディスクに記録された複数のセッションの一例と、スキップ発生時を示す説明図である。 サブコードの一例を示す説明図である。 再生トラックの欠落を示す説明図である。
以下に、本発明を実施するための形態(以下、実施形態とする)について、図面を参照して具体的に説明する。
[1.構成]
まず、本実施形態の構成を、図1のブロック図を参照して説明する。本実施形態は、セッション解析装置としての構成を含む光ディスク装置である。すなわち、本実施形態は、回転装置1、ピックアップ2、移動装置3、制御装置4を有している。
[1−1.回転装置]
回転装置1は、再生対象となる光ディスクDを回転させる装置である。典型的な回転装置1としては、たとえば、ターンテーブル1a及びスピンドルモータ1bがある。ターンテーブル1aは、再生する光ディスクDを支持するテーブルである。スピンドルモータ1bは、光ディスクDを支持したターンテーブル1aを回転させるモータである。
[1−2.ピックアップ]
ピックアップ2は、光ディスクDに記録された信号を光学的に検出するための検出装置である。このピックアップ2は、たとえば、対物レンズ、アクチュエータ、レーザ光源、光学素子部、光検出器等を有している。
対物レンズは、光ディスクDにレーザ光を集光するレンズである。アクチュエータは、対物レンズを支持する部材に構成され、対物レンズを電磁的に駆動するためのコイル及び磁石等である。たとえば、駆動電圧によって対物レンズをトラッキング方向及びフォーカス方向の2方向に駆動する2軸アクチュエータが適用可能である。
レーザ光源は、信号の検出用のレーザ光を出力するレーザダイオードである。光学素子部は、ビームスプリッタ、コリメータレンズ、シリンドリカルレンズ等により構成されている。
ビームスプリッタは、レーザ光源からのレーザ光を、それぞれコリメータレンズを介して対物レンズに導くとともに、光ディスクDからの反射光をシリンドリカルレンズを介して光検出器に導く分光器である。光検出器は、光ディスクDからの反射光を電気信号に変換するフォトダイオードである。
[1−3.移動装置]
移動装置3は、ピックアップ2を光ディスクDの半径方向に移動させる装置である。この移動装置3は、たとえば、スレッドモータ3aを駆動源とする送り機構である。
なお、上記は例示であり、回転装置1、ピックアップ2、移動装置3は、一般的に普及しているものを含めて、現在又は将来において利用可能なあらゆる構造のものを適用可能である。また、光ディスク装置に挿入された光ディスクDを、ターンテーブル1aまで導いてセットするためのローディング機構等を備えることもできる。
[1−4.制御装置]
制御装置4は、上記の回転装置1、ピックアップ2、移動装置3の駆動制御と、ピックアップ2からの検出信号に基づいて、光ディスクDに記録された情報の処理を行う処理部である。この制御装置4は、駆動制御部40、検出信号処理部41、サーボ制御部42、サブコード読取部43、データ読取部44、解析部45、記憶部46、読取位置指示部47、再生処理部48を有している。
駆動制御部40は、回転装置1、ピックアップ2、移動装置3の駆動を制御する処理部である。この駆動制御部40は、上述のレーザ光源の発光、各モータの駆動等を制御することにより、ピックアップ2の目的位置へのアクセスを実現する。たとえば、駆動制御部40は、スピンドルモータ1b、スレッドモータ3a、アクチュエータを制御するスピンドルモータ制御部40a、スレッドモータ制御部40b、アクチュエータ制御部40cを有している。
検出信号処理部41は、ピックアップ2により検出された信号を処理する処理部である。この検出信号処理部41は、たとえば、プリアンプ、データ復調部、バッファメモリ、復号器等を有している。
プリアンプは、記録ピットの検出信号に対し、帯域制限、増幅等を行う処理部(増幅部)である。データ復調部は、検出信号に対する変調方式に従い、復調処理を行う処理部である。バッファメモリは、復調処理された復調データを一時的に蓄積する記憶部である。復号器は、蓄積された復調データに対して、復号処理(デコード)を行う処理部である。
サーボ制御部42は、ピックアップ2により検出された信号等に基づいて、回転装置1、ピックアップ2、移動装置3のサーボ動作を制御する処理部である。このサーボ制御部42には、フォーカスサーボ制御部、トラッキングサーボ制御部及びスピンドルサーボ制御部が含まれる。
フォーカスサーボ制御部は、レーザー光の焦点位置を合わせる処理部である。トラッキングサーボ制御部は、レーザー光をトラックに追従させる処理部である。スピンドルサーボ制御部は、線速度が一定となるように、スピンドルモータの回転速度を制御する処理部である。
サブコード読取部43は、検出信号処理部41の検出信号に基づいて、サブコードに記録された情報を読み取る処理部である。このサブコード読取部43は、TOC読取部43a、先頭トラック番号読取部43bを有している。TOC読取部43aは、リードインのサブコードに記録されたTOC情報を読み取る処理部である。
先頭トラック番号読取部43bは、セッション解析処理において、プログラムのサブコードに記録された先頭トラック番号を読み取る処理部である。この先頭トラック番号は、後述する表示用トラック番号のうちの先頭の番号である。
なお、サブコード読取部43は、通常の光ディスク装置と同様に、リードイン、プログラム、リードアウトのサブコードを読み取ることができる。このため、サブコード読取部43は、光ディスクDの再生時に、プログラムのサブコードに記録された表示用のトラック番号を読み取る。この表示用トラック番号を、以下に説明する。
まず、サブコードの内容は、上記の図5で例示した通りである。プログラムのサブコードに記録されているトラック番号は、現在のトラック番号を表示するための情報である。この表示用トラック番号は、図5では、プログラムのサブコードのTRACK NO.1−99として示している。
表示用トラック番号は、セッションが追加される際に、プログラムにデータが記録される段階で、前のセッションから連続した番号が付されている。上記の先頭トラック番号読取部43bは、TOC情報の読み取りによるセッション解析の際に、表示用トラック番号のうちの先頭のトラック番号を読み取る。
ただし、表示用トラック番号は、リードインのサブコードのTOC情報に含まれる開始トラック番号、最終トラック番号とは別である。この開始トラック番号、最終トラック番号は、図5では、リードインのサブコードの開始トラックNO.、最終トラックNO.として示している。
TOC読取部43aが読み取ったTOC情報、先頭トラック番号読取部43bが読み取った先頭トラック番号は、後述する記憶部46が記憶する。データ読取部44は、プログラムに記録されたデータ本体を読み取る処理部である。
解析部45は、光ディスクDのセッション解析を行う処理部である。この解析部45は、セッション番号設定部45a、セッション番号判定部45b、次セッション判定部45c、先頭トラック番号取得部45d、最終トラック番号取得部45e、連続性判定部45f、プログラム開始時間取得部45gを有している。
セッション番号設定部45aは、セッションの番号を設定する処理部である。設定されたセッション番号は、後述する記憶部46が記憶する。より具体的には、セッション番号設定部45aは、図示しないセンサにより光ディスクDの挿入が検出された場合に、セッション番号を1に設定する。そして、セッションの順位の連続性が確認できる毎に、セッション番号設定部45aは、セッション番号をインクリメントする。
セッション番号判定部45bは、セッション番号設定部45aが設定したセッション番号に基づいて、最初のセッションか否かを判定する処理部である。次セッション判定部45cは、次の順位のセッション(以下、次セッションとする)を有するか否かを判定する処理部である。具体的には、次セッション判定部45cは、サブコードにおける次セッションのプログラム開始時間の有無に基づいて、次セッションの有無を判定する。
先頭トラック番号取得部45dは、先頭トラック番号読取部43bによって読み取られ、後述する記憶部46に記憶された先頭トラック番号を取得する処理部である。
最終トラック番号取得部45eは、TOC読取部43aによって読み取られ、後述する記憶部46に記憶されたTOC情報から、最終トラック番号を取得する処理部である。
この最終トラック番号取得部45eが取得する最終トラック番号は、以下のセッションのTOC情報における最終トラック番号である。
(A) 先頭トラック番号読取部43bが読み取った最新の先頭トラック番号に対応するセッションよりも、前の順位のセッションのTOC情報
(B) (A)のTOC情報のうち、TOC記憶部46bが最後に記憶したTOC情報
ここで、最終トラック番号が取得されるセッションは、正常な読み取りがなされていた場合には、最新の先頭トラック番号のセッションよりも、一つ前の順位の連続したセッションである。しかし、読み取り時にセッションがスキップされてしまっていた場合は、スキップされたセッションの直前のセッションであり、一つ前の連続した順位のセッションとは異なる。
連続性判定部45fは、取得された先頭トラック番号と最終トラック番号に基づいて、セッションの順位の連続性の有無を判定する処理部である。具体的には、連続性判定部45fは、現在のセッションの先頭トラック番号と、その前のセッションのTOC情報として読み取られた最終トラック番号との差分をとる。連続性判定部45fは、差分が1のときは連続性有りと判定し、差分が2以上のときは連続性無しと判定する。
プログラム開始時間取得部45gは、TOC読取部43aによって読み取られ、後述する記憶部46に記憶されたTOC情報から、セッションのプログラム開始時間を取得する処理部である。このプログラム開始時間取得部45gは、連続性判定部45fが、連続性が無いを判定した場合に、以下のセッションのTOC情報におけるプログラム開始時間を取得する。
(C) 先頭トラック番号読取部43bが読み取った最新の先頭トラック番号に対応するセッションよりも、前の順位のセッションのTOC情報
(D) (C)のTOC情報のうち、TOC記憶部46bが最後に記憶したTOC情報
ここで、取得されるプログラム開始時間に対応するセッションは、スキップされたセッションのうちの最初の順位のセッションである。
記憶部46は、本実施形態の処理に必要な種々の情報を記憶する記憶部である。例えば、上記のセッション番号、TOC情報、先頭トラック番号、最終トラック番号等を記憶する。セッション番号の記憶領域は、セッション番号記憶部46aを構成する。TOC情報の記憶領域は、TOC記憶部46bを構成する。先頭トラック番号の記憶領域は、先頭トラック番号記憶部46cを構成する。また、記憶部46は、リードイン、プログラム、リードアウトにアクセスする際のトラックジャンプの本数、その他の各種の設定を記憶する。
読取位置指示部47は、記憶部46に記憶された情報、解析部45の解析結果等に基づいて、ピックアップ2による光ディスクDの信号の検出位置を、駆動制御部40に指示する処理部である。読取位置指示部47は、セッション解析のためのリードイン、プログラム、リードアウトへの読み取り位置の指示、通常の再生のための読み取り位置の指示を行う。
さらに、連続性判定部45fがセッションの連続性が無いと判定した場合、読取位置指示部47は、プログラム開始時間取得部45gが取得したプログラム開始時間に対応するプログラム開始位置を、検出位置として指示する。そして、読取位置指示部47は、ピックアップ2がプログラム開始位置へアクセスした後、これに対応するリードインのTOC読取位置を、検出位置として指示する。つまり、読取位置指示部47は、プログラム開始時間に基づいて、ピックアップ2によるスキップしたTOC情報へのアクセスを可能とする。
再生処理部48は、プログラムに記録されたデータの再生処理を行う処理部である。音声として再生する場合の、DA変換、音量音質調整等の処理部、映像として再生するための、描画、画質調整等の処理部については、周知の技術であるため、説明を省略する。
なお、制御装置4は、専用の電子回路若しくは所定のプログラムで動作するコンピュータ等によって実現できる。データを含むソフトウェアで処理する範囲、ハードウェアで処理する範囲をどのように構成するかは自由である。以下に説明する手順で本装置の動作を制御するためのコンピュータプログラム及びこれを記録した記録媒体も、本発明の一態様である。
また、記憶部46は、コンピュータを構成する各種の記憶媒体により実現できる。記憶媒体としては、典型的には、内蔵されたメモリ等により構成できるが、現在又は将来において利用可能なあらゆる記憶媒体を利用可能である。記憶媒体におけるどの記憶領域を活用して、記憶部46を構成するかも自由である。
さらに、一時的な記憶領域として使用されるレジスタ、メモリ等も、記憶部46に含まれる。したがって、上記の各部の処理のために一時的に記憶される記憶領域であっても、記憶部46として捉えることができる。
さらに、図示はしないが、制御装置4には、出力部、入力部が接続されている。出力部は、再生処理部48によって処理されたデータを出力する出力装置である。この出力装置には、音声を出力する場合の音声出力装置、トラック番号、映像、画像等を出力する場合の表示装置等、現在又は将来において利用可能なあらゆる出力装置が含まれる。
入力部は、本実施形態に必要な情報の入力、処理の選択や指示を入力する入力装置である。この入力部としても、現在又は将来において利用可能なあらゆる入力装置が含まれる。
[2.作用]
以上のような構成を有する本実施形態によるセッション解析処理の手順を、図2のフローチャートを参照して説明する。なお、本実施形態は、セッション解析後、再生処理部48により、通常の光ディスク装置と同様に、光ディスクDに記録されたデータを再生する機能を有しているが、その説明は省略する。
また、光ディスクDに対するピックアップ2の信号検出位置の移動は、読取位置指示部47の指示により、駆動制御部40が、回転装置1、ピックアップ2、移動装置3を駆動することに行われる。ただし、この動作は一般的な技術であるため、説明は簡略化する。
まず、光ディスク装置に挿入された光ディスクDは、ローディング機構等によって再生位置に導かれて、ターンテーブル1a上に支持される。このような光ディスクDの挿入をセンサが検知すると、セッション番号設定部45aは、セッション番号を1に設定する(ステップ01)。セッション番号記憶部46aは、設定されたセッション番号を記憶する。
そして、回転装置1のスピンドルモータ1bが作動し、光ディスクDが回転するとともに、ピックアップ2が、光ディスクDの最内周のリードインに移動する(ステップ02)。サブコード読取部43のTOC読取部43aは、ピックアップ2により検出された信号から、再内周のリードインのサブコードに記憶されたTOC情報を読み取る(ステップ03)。記憶部46のTOC記憶部46bは、読み取られたTOC情報を記憶する(ステップ04)。サブコードにおけるTOC情報の例は、図5の通りである。
次セッション判定部45cは、TOC情報における次のセッションのプログラムの開始時間の有無に基づいて、次セッションか有るか否かを判定する(ステップ05)。つまり、次セッション判定部45cは、アドレス5に、FF FF FFが含まれる場合、あるいは開始時間が読み取れない場合には、次セッションがないと判定する(ステップ06のNO)。次セッション判定部45cが、最初のセッションで次セッションがないと判定した場合、シングルセッションの光ディスクDであるとして、セッション解析を終了する(ステップ07)。
また、次セッション判定部45cは、アドレス5にプログラムの開始時間が含まれている場合には、次セッションがあると判定する(ステップ06のYES)。次セッション判定部45cが、最初のセッションで次セッションがあると判定した場合、マルチセッションの光ディスクDであることになる。この場合、駆動制御部40は、ピックアップ2を、現在のセッションのプログラムエリアの先頭トラックまで低速移動させる(ステップ08)。
そして、サブコード読取部43の先頭トラック番号読取部43bは、ピックアップ2により検出された信号から、プログラムエリアのサブコードに記録された先頭トラック番号を読み取る(ステップ09)。記憶部46の先頭トラック番号記憶部46cは、読み取られた先頭トラック番号を記憶する(ステップ10)。
ここで、セッション番号判定部45bは、記憶部46に記憶された現在のセッション番号を判定する(ステップ11)。セッション番号が1の場合(ステップ12のYES)、駆動制御部40は、ピックアップ2を、同じセッションのリードアウトに高速移動させる(ステップ17)。さらに、駆動制御部40は、ピックアップ2を、次のセッションのリードインに低速移動させる(ステップ18)。そして、セッション番号設定部45aは、セッションの番号をインクリメントする(ステップ19)。
TOC読取部43aは、インクリメント後のセッションのサブコードから、TOC情報を読み取る(ステップ03)。TOC記憶部46bは、読み取られたTOC情報を記憶する(ステップ04)。そして、次セッション判定部45cは、アドレス5の情報に基づいて、次セッションの有無を判定する(ステップ05)。次セッション判定部45cが、次セッションが無い最終セッションであると判定した場合(ステップ06のNO)、セッション解析を終了する(ステップ07)。
次セッション判定部45cが、次セッションが有ると判定した場合(ステップ06のYES)、上記のように、ピックアップ2が、現在のセッションのプログラムの先頭トラックに低速移動する(ステップ08)。そして、先頭トラック番号読取部43bは、プログラムエリアのサブコードから先頭トラック番号を読み取る(ステップ09)。先頭トラック番号記憶部46cは、読み取られた先頭トラック番号を記憶する(ステップ10)。
セッション番号判定部45bは、記憶部46に記憶された現在のセッション番号を判定する(ステップ11)。この場合、セッション番号はインクリメントされているため1ではない(ステップ12のNO)。すると、先頭トラック番号取得部45dは、先頭トラック番号記憶部46cに記憶された現在のセッションの先頭トラック番号を取得する(ステップ13)。また、最終トラック番号取得部45eは、一つ前のセッションとして記憶されたTOC情報から、最終トラック番号を取得する(ステップ14)。ここでいう一つ前のセッションのТOC情報とは、上記の(A)(B)を満たすТOC情報であり、一つ前の順位のセッションのТOC情報とは限らない。
連続性判定部45fは、取得された先頭トラック番号と最終トラック番号とを比較して、番号の連続性を判定する(ステップ15)。比較されたトラック番号の差分が1のときは、トラック番号の連続性がある(ステップ16のYES)。この場合、TOC情報の読み取りが正常に行われているとして、ステップ17〜19、ステップ03以降の処理を行う。つまり、セッション番号のインクリメント、TOC情報の読み取り、次セッションの有無の判定後、解析終了若しくはセッションの連続性判定が行われる。
比較したトラック番号の差分が1より大きい場合には、トラック番号に連続性がないので(ステップ16のNO)、セッションがスキップされたことになる。この場合、プログラム開始時間取得部45gが、上記の(C)(D)を満たすTOC情報から、次セッションのプログラム開始時間を取得する(ステップ20)。このТOC情報は、現在のセッションの前の順位のセッションのTOC情報のうち、TOC記憶部46bが最後に記憶したТOC情報である。取得されたプログラム開始時間は、スキップした最初のセッションのプログラム開始時間となる。
そして、読取位置指示部47は、このプログラム開始時間に基づいて、ピックアップ2の読み取り位置を駆動制御部40に指示する。これにより、駆動制御部40は、ピックアップ2を、プログラム開始位置に、高速移動させる(ステップ21)。
さらに、駆動制御部40は、ピックアップ2を、当該セッションのリードインに、低速移動させる(ステップ22)。これにより、駆動制御部40は、ピックアップ2の検出位置を、スキップした最初のセッションのサブコードとする。以降は、ステップ03以降の処理を行う。
つまり、TOC読取部43aは、スキップされていたセッションのTOC情報を読み取り、これをTOC記憶部46bが記憶する(ステップ03、04)。次セッション判定部45cが、次セッションが有ると判定した場合、先頭トラック番号読取部43bが、現在のセッション(前回スキップされていたセッション)のプログラムの先頭トラック番号を読み取る。このトラック番号に基づいて、さらにセッションの連続性確認が行われる。次セッション判定部45cが、次セッションが無いと判定した場合には、セッション解析処理を終了する。
なお、複数のセッションをスキップしていた場合には、ステップ16において、連続性判定部45fにより判定される差分は、1よりも大きくなる。この場合にも、ステップ20、21、ステップ3以降の処理を繰り返すことにより、最初にスキップされたセッションのTOC情報から、次にスキップされたセッションのTOC情報へと、順次読み取ることができる。これにより、正常な再生が可能となる。
[3.効果]
以上のような本実施形態では、光ディスクのTOC情報の読み取りエラーを、再生開始に至る前のセッション解析中の早期に判定することができる。つまり、必ずしも最終セッションまで達しなくても、TOC情報の読み取りエラーがあった次のセッションにおいて、即座にエラーを判定できる。
そして、TOC情報の読み取りエラーが生じた場合でも、直ちに復帰処理を行い、TOC情報を漏れなく読み取ることができる。このため、光ディスクDの記録レベル、温度、振動等の影響なく、再生トラックの欠落による不具合を防止することができる。
[4.他の実施形態]
本発明は上記のような実施形態には限定されない。たとえば、上記の実施形態では、連続性判定部が、セッションの連続性が無いと判定した場合に、スキップした最初の順位のセッションのTOC情報の読み直しを行なっていた。しかし、セッションの連続性がないと判定された場合には、光ディスクの最初のセッションのTOC情報から読み直す制御を行なってもよい。
また、TOC読取部が、スキップされたセッションのTOC情報を全て読み取って、これをTOC記憶部が記憶した後は、既に記憶済みのセッションのTOC情報については、あらためて読み取る必要はない。このため、たとえば、上記の実施形態における解析部45に、既にTOC情報を読み取ったセッションを判定する判定部を設けることもできる。
つまり、スキップされたセッションのTOC情報が全て読み取られた後、判定部が、次セッションのТOC情報は記憶済みと判定した場合に、セッション解析を終了してもよい。この判定は、たとえば、次セッションのプログラムの開始時間等が、既に記憶部46が記憶した情報と同じか否かにより、判定できる。これにより、重複した読み取りを省略して、早期の復帰処理が可能となる。
また、請求項においては、先頭トラック番号読取部は、記憶されたTOC情報に対応するセッションの先頭トラック番号の読み取りを行うこととしている。ただし、各セッションの先頭トラック番号を全て読み取る必要はない。たとえば、上記の実施形態では、最終セッションの先頭トラック番号を読み込んではいない。
また、最初のセッションついては、必ずしも先頭トラック番号を読み込む必要はない。したがって、たとえば、上記の図2のフローチャートにおいて、ステップ12のセッション番号が1かどうかを判定する処理を、ステップ06とステップ08との間で行い、その後、ステップ08以降の処理を行う態様としてもよい。つまり、請求項の発明は、最初のセッション及び最終セッションについて、先頭トラック番号の読み取りを行わない態様を排除するものではない。
また、出力部として、連続性判定部がセッションの連続性が無いと判定した場合に、それを表示する表示装置を備えてもよい。たとえば、エラー表示をする表示装置を備えてもよい。これにより、ユーザが、入力部から、再度再生指示を入力する、光ディスクを取り出す指示を入力する等により、復帰処理を行うことができる。
さらに、本発明に適用される光ディスクは、各セッションのTOC情報として最終トラック番号が記録され、プログラムに表示用のトラック番号が記録されているものであれば、現在又は将来において利用可能なあらゆるものを含む。
1…回転装置
1a…ターンテーブル
1b…スピンドルモータ
2…ピックアップ
3…移動装置
3a…スレッドモータ
4…制御装置
40…駆動制御部
41…検出信号処理部
42…サーボ制御部
43…サブコード読取部
43a…TOC読取部
43b…先頭トラック番号読取部
44…データ読取部
45…解析部
45a…セッション番号設定部
45b…セッション番号判定部
45c…次セッション判定部
45d…先頭トラック番号取得部
45e…最終トラック番号取得部
45f…連続性判定部
45g…プログラム開始時間取得部
46…記憶部
46a…セッション番号記憶部
46b…TOC記憶部
46c…先頭トラック番号記憶部
47…読取位置指示部
48…再生処理部
D…光ディスク

Claims (8)

  1. マルチセッションの光ディスクに記録された信号を検出する検出装置からの信号に基づいて、各セッションのTOC情報を、セッションの順位に従って読み取るTOC読取部と、
    前記TOC読取部が読み取ったTOC情報を記憶するTOC記憶部と、
    前記検出装置からの信号に基づいて、前記TOC記憶部が記憶したTOC情報に対応するセッションのプログラムエリアから、先頭トラック番号を読み取る先頭トラック番号読取部と、
    前記先頭トラック番号読取部が読み取った最新の先頭トラック番号に対応するセッションよりも、前の順位のセッションのTOC情報のうち、前記TOC記憶部が最後に記憶したTOC情報から、最終トラック番号を取得する最終トラック番号取得部と、
    前記最終トラック番号と、前記先頭トラック番号とを比較して、前記TOC読取部が読み取ったセッションの順位の連続性の有無を判定する連続性判定部と、
    を有することを特徴とする光ディスクのセッション解析装置。
  2. 前記連続性判定部がセッションの順位の連続性が無いと判定した場合に、前記検出装置からの信号に基づいて、前記TOC読取部が、読み取っていなかったセッションのTOC情報を読み取ることを特徴とする請求項1記載の光ディスクのセッション解析装置。
  3. 前記連続性判定部が連続性が無いと判定した場合に、
    前記先頭トラック番号読取部が読み取った最新の先頭トラック番号に対応するセッションよりも、前の順位のセッションのTOC情報のうち、前記TOC記憶部が最後に記憶したTOC情報から、次のセッションのプログラム開始時間を取得するプログラム開始時間取得部と、
    前記プログラム開始時間取得部により取得されたセッションのプログラム開始時間に基づいて、当該セッションのTOC情報の読み取り位置まで、前記検出装置を移動させる指示を出力する読取位置指示部と、
    を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光ディスクのセッション解析装置。
  4. コンピュータ又は電子回路が、
    マルチセッションの光ディスクに記録された信号を検出する検出装置からの信号に基づいて、各セッションのTOC情報を、セッションの順位に従って読み取るTOC読取処理と、
    前記TOC読取処理により読み取ったTOC情報を記憶するTOC記憶処理と、
    前記検出装置からの信号に基づいて、前記TOC記憶部が記憶したTOC情報に対応するセッションのプログラムエリアから、先頭トラック番号を読み取る先頭トラック番号読取処理と、
    前記先頭トラック番号読取処理により読み取った最新の先頭トラック番号に対応するセッションよりも、前の順位のセッションのTOC情報のうち、前記TOC記憶処理により最後に記憶したTOC情報から、最終トラック番号を取得する最終トラック番号取得処理と、
    前記最終トラック番号と、前記先頭トラック番号とを比較して、前記TOC読取処理により読み取ったセッションの順位の連続性の有無を判定する連続性判定処理と、
    を実行することを特徴とする光ディスクのセッション解析方法。
  5. 前記コンピュータ又は電子回路が、
    前記連続性判定処理によりセッションの順位の連続性が無いと判定した場合に、前記検出装置からの信号に基づいて、前記TOC読取処理により読み取っていなかったTOC情報を読み取ることを特徴とする請求項4記載の光ディスクのセッション解析方法。
  6. コンピュータに、
    マルチセッションの光ディスクに記録された信号を検出する検出装置からの信号に基づいて、各セッションのTOC情報を、セッションの順位に従って読み取るTOC読取処理と、
    前記TOC読取処理により読み取ったTOC情報を記憶するTOC記憶処理と、
    前記検出装置からの信号に基づいて、前記TOC記憶部が記憶したTOC情報に対応するセッションのプログラムエリアから、先頭トラック番号を読み取る先頭トラック番号読取処理と、
    前記先頭トラック番号読取処理により読み取った最新の先頭トラック番号に対応するセッションよりも、前の順位のセッションのTOC情報のうち、前記TOC記憶処理により最後に記憶したTOC情報から、最終トラック番号を取得する最終トラック番号取得処理と、
    前記最終トラック番号と、前記先頭トラック番号とを比較して、前記TOC読取処理により読み取ったセッションの順位の連続性の有無を判定する連続性判定処理と、
    を実行させることを特徴とする光ディスクのセッション解析プログラム。
  7. 前記コンピュータに、
    前記連続性判定処理によりセッションの順位の連続性が無いと判定した場合に、前記検出装置からの信号に基づいて、前記TOC読取処理により読み取っていなかったTOC情報を読み取らせることを特徴とする請求項6記載の光ディスクのセッション解析プログラム。
  8. マルチセッションの光ディスクの信号を検出する検出装置と、
    前記検出装置を検出位置に移動させる移動装置と、
    前記移動装置を制御する駆動制御部と、
    前記検出装置からの信号に基づいて、各セッションのTOC情報を、セッションの順位に従って読み取るTOC読取部と、
    前記TOC読取部が読み取ったTOC情報を記憶するTOC記憶部と、
    前記検出装置からの信号に基づいて、前記TOC記憶部が記憶したTOC情報に対応するセッションのプログラムエリアから、先頭トラック番号を読み取る先頭トラック番号読取部と、
    前記先頭トラック番号読取部が読み取った最新の先頭トラック番号に対応するセッションよりも、前の順位のセッションのTOC情報のうち、前記TOC記憶部が最後に記憶したTOC情報から、最終トラック番号を取得する最終トラック番号取得部と、
    前記最終トラック番号と、前記先頭トラック番号とを比較して、前記TOC読取部が読み取ったセッションの順位の連続性の有無を判定する連続性判定部と、
    前記連続性判定部が連続性がないと判定した場合に、
    前記先頭トラック番号読取部が読み取った最新の先頭トラック番号に対応するセッションよりも、前の順位のセッションのTOC情報のうち、前記TOC記憶部が最後に記憶したTOC情報から、次のセッションのプログラム開始時間を取得するプログラム開始時間取得部と、
    前記プログラム開始時間取得部により取得されたセッションのプログラム開始時間に基づいて、当該セッションのTOC情報の読み取り位置まで、前記検出装置を移動させる指示を、前記駆動制御部に出力する読取位置指示部と、
    を有することを特徴とする光ディスク装置。
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