JP2001028170A - ディスク記録媒体、及びディスクドライブ装置 - Google Patents
ディスク記録媒体、及びディスクドライブ装置Info
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- JP2001028170A JP2001028170A JP11199511A JP19951199A JP2001028170A JP 2001028170 A JP2001028170 A JP 2001028170A JP 11199511 A JP11199511 A JP 11199511A JP 19951199 A JP19951199 A JP 19951199A JP 2001028170 A JP2001028170 A JP 2001028170A
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- Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 標準ディスクと互換性を保ったままサブコー
ドアドレス表現範囲を拡張する。 【解決手段】 サブコードのADRの最上位ビットで高
密度ディスクに対応するモードを設定する。そしてその
場合は、サブコードにおける分情報、秒情報、フレーム
情報の領域を用いて、24ビットバイナリコードでブロ
ックアドレス(LBA)を表現することで、アドレス値
としての表現範囲を拡張する。
ドアドレス表現範囲を拡張する。 【解決手段】 サブコードのADRの最上位ビットで高
密度ディスクに対応するモードを設定する。そしてその
場合は、サブコードにおける分情報、秒情報、フレーム
情報の領域を用いて、24ビットバイナリコードでブロ
ックアドレス(LBA)を表現することで、アドレス値
としての表現範囲を拡張する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDフォーマット
のディスク記録媒体、及びそのディスク記録媒体に対応
して記録又は再生を行うことのできるディスクドライブ
装置に関するものである。
のディスク記録媒体、及びそのディスク記録媒体に対応
して記録又は再生を行うことのできるディスクドライブ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CDフォーマットのディスクとして、例
えばCD−DA(COMPACT DISC−DIGITAL AUDIO)、C
D−ROM、CD−R(CD-RECORDABLE)、CD−RW
(CD-REWRITABLE)、CD−TEXT等、いわゆるCD
ファミリーに属する多様なディスクが開発され、かつ普
及している。この様なCDフォーマットのディスクでは
公知のように、音楽、映像、コンピュータデータなどの
データが記録されるとともに、サブコードとしてアドレ
スが記録されている。アドレスとしては、ディスク全体
に連続する値としての絶対アドレスや、トラック(プロ
グラムともいう;例えば音楽データの場合の1曲の単
位)単位で付された相対アドレスが記録される。これに
よりディスク上の各位置において、サブコードを抽出す
ることで絶対アドレス(絶対番地)や相対アドレス(相
対アドレス)が認識できる。また、ディスク最内周側に
はいわゆるTOC情報として、各トラックの先頭やエリ
アを示すポインタ等が記述されるが、そのポインタとし
ても、アドレスが用いられる。
えばCD−DA(COMPACT DISC−DIGITAL AUDIO)、C
D−ROM、CD−R(CD-RECORDABLE)、CD−RW
(CD-REWRITABLE)、CD−TEXT等、いわゆるCD
ファミリーに属する多様なディスクが開発され、かつ普
及している。この様なCDフォーマットのディスクでは
公知のように、音楽、映像、コンピュータデータなどの
データが記録されるとともに、サブコードとしてアドレ
スが記録されている。アドレスとしては、ディスク全体
に連続する値としての絶対アドレスや、トラック(プロ
グラムともいう;例えば音楽データの場合の1曲の単
位)単位で付された相対アドレスが記録される。これに
よりディスク上の各位置において、サブコードを抽出す
ることで絶対アドレス(絶対番地)や相対アドレス(相
対アドレス)が認識できる。また、ディスク最内周側に
はいわゆるTOC情報として、各トラックの先頭やエリ
アを示すポインタ等が記述されるが、そのポインタとし
ても、アドレスが用いられる。
【0003】そしてCDフォーマットの場合、サブコー
ド上のアドレスは、各8ビットの分、秒、フレームで表
現されている。また、その8ビットはBCD(Binary C
oded Decimal;2進化10進)コードとされているた
め、8ビットにより「0」〜「99」が表現可能とされ
ている。従って、「分」として0分〜99分が表現でき
る。但し「秒」は当然ながら「0」〜「59」までとさ
れ、さらに「フレーム」は、CDフォーマットにおいて
フレーム0〜フレーム74の75フレームが規定されて
いるため、「0」〜「74」が表現される。
ド上のアドレスは、各8ビットの分、秒、フレームで表
現されている。また、その8ビットはBCD(Binary C
oded Decimal;2進化10進)コードとされているた
め、8ビットにより「0」〜「99」が表現可能とされ
ている。従って、「分」として0分〜99分が表現でき
る。但し「秒」は当然ながら「0」〜「59」までとさ
れ、さらに「フレーム」は、CDフォーマットにおいて
フレーム0〜フレーム74の75フレームが規定されて
いるため、「0」〜「74」が表現される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の記録
媒体の大容量化の要望に応じて、CDフォーマットのデ
ィスクにおいても、記録の高密度化を行うことで大容量
化(例えば現状のCDの2倍容量のディスク)を実現す
るディスクが開発されている。なお以下、このようなデ
ィスクを説明上「高密度ディスク」と呼び、従前の容量
のCDフォーマットのディスクを「標準ディスク」と呼
ぶこととする。
媒体の大容量化の要望に応じて、CDフォーマットのデ
ィスクにおいても、記録の高密度化を行うことで大容量
化(例えば現状のCDの2倍容量のディスク)を実現す
るディスクが開発されている。なお以下、このようなデ
ィスクを説明上「高密度ディスク」と呼び、従前の容量
のCDフォーマットのディスクを「標準ディスク」と呼
ぶこととする。
【0005】ところがCDフォーマットディスクのバリ
エーションとしてこのような高密度ディスクが実用化さ
れることになると、次のような問題が生ずる。標準ディ
スクとしての例えばCD−DAでは、時間にして最大7
4分59秒74フレームに音楽データが記録可能とな
る。データ容量でいえば約800Mbyteである。そして
アドレスは、上記のように8ビットのBCDコードによ
り分/秒/フレームがそれぞれ記述され、最大99分5
9秒74フレームまで対応できることで、アドレス表現
範囲は充分なものとなっている。ところが高密度ディス
クでは、例えば2倍容量となったとすると、150分前
後の記録が可能となるが、上記8ビットBCDコードと
いうアドレス形態では、100分以上の部分が表現しき
れなくなってしまう。もちろん、アドレス形態(サブコ
ードフォーマット)を高密度ディスク専用に開発すれば
問題ないが、そのようにすると、標準ディスクと高密度
ディスク(及び対応するディスクドライブ装置)におい
て、互換性がとれなくなり、好ましくない。また、サブ
コードにおける分/秒/フレーム以外の領域(例えば空
きビットや通常使用されないビット等)を用いてアドレ
ス表現範囲を拡張することもできるが、互換性の維持
や、ドライブ装置のアドレスデコード処理の複雑化を招
かないといったような観点から、これも好ましくない。
このため、互換性を維持した上で、また分/秒/フレー
ムのエリアのみを用いて、高密度ディスクにも対応でき
るようなアドレス形態が望まれている。
エーションとしてこのような高密度ディスクが実用化さ
れることになると、次のような問題が生ずる。標準ディ
スクとしての例えばCD−DAでは、時間にして最大7
4分59秒74フレームに音楽データが記録可能とな
る。データ容量でいえば約800Mbyteである。そして
アドレスは、上記のように8ビットのBCDコードによ
り分/秒/フレームがそれぞれ記述され、最大99分5
9秒74フレームまで対応できることで、アドレス表現
範囲は充分なものとなっている。ところが高密度ディス
クでは、例えば2倍容量となったとすると、150分前
後の記録が可能となるが、上記8ビットBCDコードと
いうアドレス形態では、100分以上の部分が表現しき
れなくなってしまう。もちろん、アドレス形態(サブコ
ードフォーマット)を高密度ディスク専用に開発すれば
問題ないが、そのようにすると、標準ディスクと高密度
ディスク(及び対応するディスクドライブ装置)におい
て、互換性がとれなくなり、好ましくない。また、サブ
コードにおける分/秒/フレーム以外の領域(例えば空
きビットや通常使用されないビット等)を用いてアドレ
ス表現範囲を拡張することもできるが、互換性の維持
や、ドライブ装置のアドレスデコード処理の複雑化を招
かないといったような観点から、これも好ましくない。
このため、互換性を維持した上で、また分/秒/フレー
ムのエリアのみを用いて、高密度ディスクにも対応でき
るようなアドレス形態が望まれている。
【0006】さらに互換性が実現される場合、ディスク
ドライブ装置側からみればディスクが装填された際に、
そのディスクが標準ディスクか高密度ディスクであるか
のディスクタイプを即座に判別できるようにすることが
必要になり、そのための手法が求められている。
ドライブ装置側からみればディスクが装填された際に、
そのディスクが標準ディスクか高密度ディスクであるか
のディスクタイプを即座に判別できるようにすることが
必要になり、そのための手法が求められている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような事情
に応じて、高密度ディスクにも対応でき、かつ標準ディ
スクとの互換性が維持できるとともに、ディスクタイプ
も即座に判別できるようなサブコード形態を提供するも
のである。
に応じて、高密度ディスクにも対応でき、かつ標準ディ
スクとの互換性が維持できるとともに、ディスクタイプ
も即座に判別できるようなサブコード形態を提供するも
のである。
【0008】このため本発明は、CDフォーマットのデ
ィスク記録媒体、即ちサブコードとして、モードを示す
ADR情報と、アドレス情報が記録され、アドレス情報
は、各8ビットの分情報、秒情報、フレーム情報として
のBCDコード値で表現されるディスク記録媒体におい
て、ADR情報の最上位ビットが「1」とされるととも
に、各8ビットの分情報、秒情報、フレーム情報の領域
に、24ビットのバイナリコードによってアドレス値が
記録されているようにするものである。この24ビット
のバイナリコードは、論理ブロックアドレス(LBA)
を示すアドレス値とする。つまり、8ビットのBCDコ
ードとしての分情報は最大「99」であるため100分
以上は表現できないが、ADR情報の最上位ビットを
「1」として別モードを設定し、その場合は、分/秒/
フレームの計24ビットが、バイナリコードでアドレス
を表現するものとすることで、アドレス表現範囲を著し
く拡張でき、高密度ディスクに対応できるものとなる。
ィスク記録媒体、即ちサブコードとして、モードを示す
ADR情報と、アドレス情報が記録され、アドレス情報
は、各8ビットの分情報、秒情報、フレーム情報として
のBCDコード値で表現されるディスク記録媒体におい
て、ADR情報の最上位ビットが「1」とされるととも
に、各8ビットの分情報、秒情報、フレーム情報の領域
に、24ビットのバイナリコードによってアドレス値が
記録されているようにするものである。この24ビット
のバイナリコードは、論理ブロックアドレス(LBA)
を示すアドレス値とする。つまり、8ビットのBCDコ
ードとしての分情報は最大「99」であるため100分
以上は表現できないが、ADR情報の最上位ビットを
「1」として別モードを設定し、その場合は、分/秒/
フレームの計24ビットが、バイナリコードでアドレス
を表現するものとすることで、アドレス表現範囲を著し
く拡張でき、高密度ディスクに対応できるものとなる。
【0009】この様なディスク記録媒体に対応する本発
明のディスクドライブ装置としては、装填されたディス
ク記録媒体から読み出されたサブコードのうちの、AD
R情報の最上位ビットを検出する。そしてADR情報の
最上位ビットが「0」であれば、各8ビットの分情報、
秒情報、フレーム情報の領域の記録された値を、BCD
コードによって表現された分、秒、フレームとしてのア
ドレス値と認識し、一方、ADR情報の最上位ビットが
「1」であれば、各8ビットの分情報、秒情報、フレー
ム情報の領域の記録された値を、24ビットのバイナリ
コードによって表現されたアドレス値と認識する制御手
段を備えるようにする。
明のディスクドライブ装置としては、装填されたディス
ク記録媒体から読み出されたサブコードのうちの、AD
R情報の最上位ビットを検出する。そしてADR情報の
最上位ビットが「0」であれば、各8ビットの分情報、
秒情報、フレーム情報の領域の記録された値を、BCD
コードによって表現された分、秒、フレームとしてのア
ドレス値と認識し、一方、ADR情報の最上位ビットが
「1」であれば、各8ビットの分情報、秒情報、フレー
ム情報の領域の記録された値を、24ビットのバイナリ
コードによって表現されたアドレス値と認識する制御手
段を備えるようにする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態として
のディスク及びディスクドライブ装置を次の順序で説明
する。 1.ディスクタイプ 2.サブコード及びTOC 3.ディスクドライブ装置の構成 4.ディスクドライブ装置の処理例
のディスク及びディスクドライブ装置を次の順序で説明
する。 1.ディスクタイプ 2.サブコード及びTOC 3.ディスクドライブ装置の構成 4.ディスクドライブ装置の処理例
【0011】1.ディスクタイプ 図1に本例のCDフォーマットのディスクとして実現さ
れるディスクの種別を示す。図1(a)は、ディスクの
全域が従前の記録密度とされた標準ディスクを示してい
る。現在普及しているCD−DA、CD−ROM、CD
−R、CD−RWなどがこれに相当する。図1(b)
は、近年開発された高密度ディスクであり、この例は、
ディスク全域が高密度記録されるタイプのものである。
例えば標準ディスクに比べて2倍密度、3倍密度などの
ディスクが開発されている。図1(c)(d)は、内周
側と外周側(もしくはその逆)で、標準密度の領域と高
密度の領域が分けられたハイブリッドディスクである。
れるディスクの種別を示す。図1(a)は、ディスクの
全域が従前の記録密度とされた標準ディスクを示してい
る。現在普及しているCD−DA、CD−ROM、CD
−R、CD−RWなどがこれに相当する。図1(b)
は、近年開発された高密度ディスクであり、この例は、
ディスク全域が高密度記録されるタイプのものである。
例えば標準ディスクに比べて2倍密度、3倍密度などの
ディスクが開発されている。図1(c)(d)は、内周
側と外周側(もしくはその逆)で、標準密度の領域と高
密度の領域が分けられたハイブリッドディスクである。
【0012】例えば図1(a)(b)の標準ディスクと
高密度ディスクを考えた場合、ディスクドライブ装置と
しては、ディスクが装填された際に、そのディスクタイ
プを判別する必要がある。また、図1(c)(d)のハ
イブリッドディスクを考えると、ディスクドライブ装置
は、現在記録又は再生中の領域が高密度エリアであるか
標準密度エリアであるかのエリアタイプを判別する必要
がある。
高密度ディスクを考えた場合、ディスクドライブ装置と
しては、ディスクが装填された際に、そのディスクタイ
プを判別する必要がある。また、図1(c)(d)のハ
イブリッドディスクを考えると、ディスクドライブ装置
は、現在記録又は再生中の領域が高密度エリアであるか
標準密度エリアであるかのエリアタイプを判別する必要
がある。
【0013】以下説明していく本発明の実施の形態で
は、サブコードに示されるアドレスが、高密度ディスク
にも十分なアドレス値範囲を表現できるようにしたもの
であるとともに、ディスクタイプ/エリアタイプを示す
データを含むようにしたものである。
は、サブコードに示されるアドレスが、高密度ディスク
にも十分なアドレス値範囲を表現できるようにしたもの
であるとともに、ディスクタイプ/エリアタイプを示す
データを含むようにしたものである。
【0014】2.サブコード及びTOC CDフォーマットのディスクにおけるリードインエリア
に記録されるTOC、及びサブコードについて説明す
る。CD方式のディスクにおいて記録されるデータの最
小単位は1フレームとなる。そして98フレームで1ブ
ロックが構成される。
に記録されるTOC、及びサブコードについて説明す
る。CD方式のディスクにおいて記録されるデータの最
小単位は1フレームとなる。そして98フレームで1ブ
ロックが構成される。
【0015】1フレームの構造は図2のようになる。1
フレームは588ビットで構成され、先頭24ビットが
同期データ、続く14ビットがサブコードデータエリア
とされる。そして、その後にデータ及びパリティが配さ
れる。
フレームは588ビットで構成され、先頭24ビットが
同期データ、続く14ビットがサブコードデータエリア
とされる。そして、その後にデータ及びパリティが配さ
れる。
【0016】この構成のフレームが98フレームで1ブ
ロックが構成され、98個のフレームから取り出された
サブコードデータが集められて図3(a)のような1ブ
ロックのサブコードデータ(サブコーディングフレー
ム)が形成される。98フレームの先頭の第1、第2の
フレーム(フレーム98n+1,フレーム98n+2)
からのサブコードデータは同期パターンとされている。
そして、第3フレームから第98フレーム(フレーム9
8n+3〜フレーム98n+98)までで、各96ビッ
トのチャンネルデータ、即ちP,Q,R,S,T,U,
V,Wのサブコードデータが形成される。
ロックが構成され、98個のフレームから取り出された
サブコードデータが集められて図3(a)のような1ブ
ロックのサブコードデータ(サブコーディングフレー
ム)が形成される。98フレームの先頭の第1、第2の
フレーム(フレーム98n+1,フレーム98n+2)
からのサブコードデータは同期パターンとされている。
そして、第3フレームから第98フレーム(フレーム9
8n+3〜フレーム98n+98)までで、各96ビッ
トのチャンネルデータ、即ちP,Q,R,S,T,U,
V,Wのサブコードデータが形成される。
【0017】このうち、アクセス等の管理のためにはP
チャンネルとQチャンネルが用いられる。ただし、Pチ
ャンネルはトラックとトラックの間のポーズ部分を示し
ているのみで、より細かい制御はQチャンネル(Q1〜
Q96)によって行なわれる。96ビットのQチャンネ
ルデータは図3(b)のように構成される。
チャンネルとQチャンネルが用いられる。ただし、Pチ
ャンネルはトラックとトラックの間のポーズ部分を示し
ているのみで、より細かい制御はQチャンネル(Q1〜
Q96)によって行なわれる。96ビットのQチャンネ
ルデータは図3(b)のように構成される。
【0018】まずQ1〜Q4の4ビットはコントロール
データとされ、オーディオのチャンネル数、エンファシ
ス、CD−ROM、デジタルコピー可否の識別などに用
いられる。
データとされ、オーディオのチャンネル数、エンファシ
ス、CD−ROM、デジタルコピー可否の識別などに用
いられる。
【0019】次にQ5〜Q8の4ビットはADRとさ
れ、これはサブQデータのモードを示すものとされてい
る。具体的にはADRの4ビットで以下のようにモード
(サブQデータ内容)が表現される。 0000:モード0・・・基本的はサブQデータはオー
ルゼロ(CD−RWでは使用) 0001:モード1・・・通常のモード 0010:モード2・・・ディスクのカタログナンバを
示す 0011:モード3・・・ISRC(International St
andard Recording Code)等を示す 0100:モード4・・・CD−Vで使用 0101:モード5・・・CD−R、CD−RW、CD
−EXTRA等、マルチセッション系で使用
れ、これはサブQデータのモードを示すものとされてい
る。具体的にはADRの4ビットで以下のようにモード
(サブQデータ内容)が表現される。 0000:モード0・・・基本的はサブQデータはオー
ルゼロ(CD−RWでは使用) 0001:モード1・・・通常のモード 0010:モード2・・・ディスクのカタログナンバを
示す 0011:モード3・・・ISRC(International St
andard Recording Code)等を示す 0100:モード4・・・CD−Vで使用 0101:モード5・・・CD−R、CD−RW、CD
−EXTRA等、マルチセッション系で使用
【0020】以上は、従前のCDフォーマットより規定
されているモードであるが、本例は、ADRの値により
さらに次のようなモードを設定する。 1000:モード8・・・基本的はサブQデータはオー
ルゼロ(CD−RWでは使用) 1001:モード9・・・通常のモード 1010:モードA・・・ディスクのカタログナンバを
示す 1011:モードB・・・ISRC(International St
andard Recording Code)等を示す 1100:モードC・・・CD−Vで使用 1101:モードD・・・CD−R、CD−RW、CD
−EXTRA等、マルチセッション系で使用
されているモードであるが、本例は、ADRの値により
さらに次のようなモードを設定する。 1000:モード8・・・基本的はサブQデータはオー
ルゼロ(CD−RWでは使用) 1001:モード9・・・通常のモード 1010:モードA・・・ディスクのカタログナンバを
示す 1011:モードB・・・ISRC(International St
andard Recording Code)等を示す 1100:モードC・・・CD−Vで使用 1101:モードD・・・CD−R、CD−RW、CD
−EXTRA等、マルチセッション系で使用
【0021】このようにADRの最上位ビットが「1」
とされたモード8〜モードDの内容は、モード0〜モー
ド5と同様であるが、このモード8〜モードDは、高密
度ディスクに対応するLBAモードを示すものとなる。
即ち、標準ディスク(又は標準密度エリア)において
は、ADRによりモード0〜モード5のいずれかが示さ
れ、一方、高密度ディスク(又は高密度エリア)におい
ては、ADRによりモード8〜モードDのいずれかが示
されるものとなる。特に、後述するサブQデータによる
アドレス形態としては、標準ディスクでは各8ビットの
分/秒/フレームの形態で示されることになるが、高密
度ディスク(LBAモード)では、24ビットのバイナ
リコードによりLBA(Logical Block Address:論理
ブロックアドレス)の形態で示されるものとなる。
とされたモード8〜モードDの内容は、モード0〜モー
ド5と同様であるが、このモード8〜モードDは、高密
度ディスクに対応するLBAモードを示すものとなる。
即ち、標準ディスク(又は標準密度エリア)において
は、ADRによりモード0〜モード5のいずれかが示さ
れ、一方、高密度ディスク(又は高密度エリア)におい
ては、ADRによりモード8〜モードDのいずれかが示
されるものとなる。特に、後述するサブQデータによる
アドレス形態としては、標準ディスクでは各8ビットの
分/秒/フレームの形態で示されることになるが、高密
度ディスク(LBAモード)では、24ビットのバイナ
リコードによりLBA(Logical Block Address:論理
ブロックアドレス)の形態で示されるものとなる。
【0022】なお、ADRの値として、「0110」
「0111」、つまりモード6、モード7は規定されて
いないが、これは、標準ディスクについて将来的に規定
されるモードのための予備とされる。同様に「111
0」「1111」、つまりモードE、モードFは、高密
度ディスクについて将来的に規定されるモードのための
予備とされる。
「0111」、つまりモード6、モード7は規定されて
いないが、これは、標準ディスクについて将来的に規定
されるモードのための予備とされる。同様に「111
0」「1111」、つまりモードE、モードFは、高密
度ディスクについて将来的に規定されるモードのための
予備とされる。
【0023】ADRに続くQ9〜Q80の72ビット
は、サブQデータとされ、残りのQ81〜Q96はCR
Cとされる。
は、サブQデータとされ、残りのQ81〜Q96はCR
Cとされる。
【0024】サブQデータによってアドレスが表現され
るのは、ADRによりモード1もしくはモード9が示さ
れている場合である。サブQデータにおけるアドレス形
態について、まず標準ディスクの場合(上記ADR=モ
ード1)の場合を説明していき、後に高密度ディスクの
場合(上記ADR=モード9)の場合を説明する。
るのは、ADRによりモード1もしくはモード9が示さ
れている場合である。サブQデータにおけるアドレス形
態について、まず標準ディスクの場合(上記ADR=モ
ード1)の場合を説明していき、後に高密度ディスクの
場合(上記ADR=モード9)の場合を説明する。
【0025】ADR=モード1の場合のサブQデータ及
びTOC構造を図4、図5で説明する。ディスクのリー
ドインエリアにおいては、そこに記録されているサブQ
データが即ちTOC情報となる。つまりリードインエリ
アから読み込まれたQチャンネルデータにおけるQ9〜
Q80の72ビットのサブQデータは、図4(a)のよ
うな情報を有するものである。なお、この図4(a)
は、リードインエリアにおける図3(b)の構造を72
ビットのサブQデータの部分について詳しく示したもの
である。サブQデータは各8ビットのデータを有し、T
OC情報を表現する。
びTOC構造を図4、図5で説明する。ディスクのリー
ドインエリアにおいては、そこに記録されているサブQ
データが即ちTOC情報となる。つまりリードインエリ
アから読み込まれたQチャンネルデータにおけるQ9〜
Q80の72ビットのサブQデータは、図4(a)のよ
うな情報を有するものである。なお、この図4(a)
は、リードインエリアにおける図3(b)の構造を72
ビットのサブQデータの部分について詳しく示したもの
である。サブQデータは各8ビットのデータを有し、T
OC情報を表現する。
【0026】まずQ9〜Q16の8ビットでトラックナ
ンバ(TNO)が記録される。リードインエリアではト
ラックナンバは『00』に固定される。続いてQ17〜
Q24の8ビットでPOINT(ポイント)が記され
る。Q25〜Q32、Q33〜Q40、Q41〜Q48
の各8ビットで、トラック内の経過時間としてMIN
(分)、SEC(秒)、FRAME(フレーム)が示さ
れる。Q49〜Q56は「00000000」とされ
る。さらに、Q57〜Q64、Q65〜Q72、Q73
〜Q80の各8ビットで、PMIN,PSEC,PFR
AMEが記録されるが、このPMIN,PSEC,PF
RAMEは、POINTの値によって意味が決められて
いる。
ンバ(TNO)が記録される。リードインエリアではト
ラックナンバは『00』に固定される。続いてQ17〜
Q24の8ビットでPOINT(ポイント)が記され
る。Q25〜Q32、Q33〜Q40、Q41〜Q48
の各8ビットで、トラック内の経過時間としてMIN
(分)、SEC(秒)、FRAME(フレーム)が示さ
れる。Q49〜Q56は「00000000」とされ
る。さらに、Q57〜Q64、Q65〜Q72、Q73
〜Q80の各8ビットで、PMIN,PSEC,PFR
AMEが記録されるが、このPMIN,PSEC,PF
RAMEは、POINTの値によって意味が決められて
いる。
【0027】POINTの値が『01』〜『99』のと
きは、そのPOINTの値はトラックナンバを意味し、
この場合PMIN,PSEC,PFRAMEにおいて
は、そのトラックナンバのトラックのスタートポイント
(絶対時間アドレス)が分(PMIN),秒(PSE
C),フレーム(PFRAME)として記録されてい
る。
きは、そのPOINTの値はトラックナンバを意味し、
この場合PMIN,PSEC,PFRAMEにおいて
は、そのトラックナンバのトラックのスタートポイント
(絶対時間アドレス)が分(PMIN),秒(PSE
C),フレーム(PFRAME)として記録されてい
る。
【0028】POINTの値が『A0』のときは、PM
INに最初のトラックのトラックナンバが記録される。
また、PSECの値によってCD−DA(デジタルオー
ディオ),CD−I,CD−ROM(XA仕様)などの
仕様の区別がなされる。POINTの値が『A1』のと
きは、PMINに最後のトラックのトラックナンバが記
録される。POINTの値が『A2』のときは、PMI
N,PSEC,PFRAMEにリードアウトエリアのス
タートポイントが絶対時間アドレス(分(PMIN),
秒(PSEC),フレーム(PFRAME))として示
される。
INに最初のトラックのトラックナンバが記録される。
また、PSECの値によってCD−DA(デジタルオー
ディオ),CD−I,CD−ROM(XA仕様)などの
仕様の区別がなされる。POINTの値が『A1』のと
きは、PMINに最後のトラックのトラックナンバが記
録される。POINTの値が『A2』のときは、PMI
N,PSEC,PFRAMEにリードアウトエリアのス
タートポイントが絶対時間アドレス(分(PMIN),
秒(PSEC),フレーム(PFRAME))として示
される。
【0029】例えば6トラックが記録されたディスクの
場合、このようなサブQデータによるTOCとしては図
5のようにデータが記録されていることになる。TOC
であるため、図示するようにトラックナンバTNOは全
て『00』である。ブロックNO.とは上記のように9
8フレームによるブロックデータ(サブコーディングフ
レーム)として読み込まれた1単位のサブQデータのナ
ンバを示している。各TOCデータはそれぞれ3ブロッ
クにわたって同一内容が書かれている。図示するように
POINTが『01』〜『06』の場合、PMIN,P
SEC,PFRAMEとして第1トラック#1〜第6ト
ラック#6のスタートポイントが示されている。
場合、このようなサブQデータによるTOCとしては図
5のようにデータが記録されていることになる。TOC
であるため、図示するようにトラックナンバTNOは全
て『00』である。ブロックNO.とは上記のように9
8フレームによるブロックデータ(サブコーディングフ
レーム)として読み込まれた1単位のサブQデータのナ
ンバを示している。各TOCデータはそれぞれ3ブロッ
クにわたって同一内容が書かれている。図示するように
POINTが『01』〜『06』の場合、PMIN,P
SEC,PFRAMEとして第1トラック#1〜第6ト
ラック#6のスタートポイントが示されている。
【0030】そしてPOINTが『A0』の場合、PM
INに最初のトラックナンバとして『01』が示され
る。またPSECの値によってディスクが識別され、通
常のオーディオ用のCDの場合は『00』となる。な
お、ディスクがCD−ROM(XA仕様)の場合は、P
SEC=『20』、CD−Iの場合は『10』というよ
うに定義されている。
INに最初のトラックナンバとして『01』が示され
る。またPSECの値によってディスクが識別され、通
常のオーディオ用のCDの場合は『00』となる。な
お、ディスクがCD−ROM(XA仕様)の場合は、P
SEC=『20』、CD−Iの場合は『10』というよ
うに定義されている。
【0031】またPOINTの値が『A1』の位置にP
MINに最後のトラックのトラックナンバが記録され、
POINTの値が『A2』の位置に、PMIN,PSE
C,PFRAMEにリードアウトエリアのスタートポイ
ントが示される。ブロックn+27以降は、ブロックn
〜n+26の内容が再び繰り返して記録されている。
MINに最後のトラックのトラックナンバが記録され、
POINTの値が『A2』の位置に、PMIN,PSE
C,PFRAMEにリードアウトエリアのスタートポイ
ントが示される。ブロックn+27以降は、ブロックn
〜n+26の内容が再び繰り返して記録されている。
【0032】トラック#1〜トラック#nとして楽曲等
が記録されているプログラム領域及びリードアウトエリ
アにおいては、そこに記録されているサブQデータは図
4(b)の情報を有する。この図4(b)は、プログラ
ム領域及びリードアウトエリアにおける図3(b)の構
造を72ビットのサブQデータの部分について詳しく示
したものである。
が記録されているプログラム領域及びリードアウトエリ
アにおいては、そこに記録されているサブQデータは図
4(b)の情報を有する。この図4(b)は、プログラ
ム領域及びリードアウトエリアにおける図3(b)の構
造を72ビットのサブQデータの部分について詳しく示
したものである。
【0033】この場合、まずQ9〜Q16の8ビットで
トラックナンバ(TNO)が記録される。即ち各トラッ
ク#1〜#nでは『01』〜『99』のいづれかの値と
なる。またリードアウトエリアではトラックナンバは
『AA』とされる。続いてQ17〜Q24の8ビットで
インデックスが記録される。インデックスは各トラック
をさらに細分化することができる情報である。
トラックナンバ(TNO)が記録される。即ち各トラッ
ク#1〜#nでは『01』〜『99』のいづれかの値と
なる。またリードアウトエリアではトラックナンバは
『AA』とされる。続いてQ17〜Q24の8ビットで
インデックスが記録される。インデックスは各トラック
をさらに細分化することができる情報である。
【0034】Q25〜Q32、Q33〜Q40、Q41
〜Q48の各8ビットで、トラック内の経過時間(相対
アドレス)としてMIN(分)、SEC(秒)、FRA
ME(フレーム)が示される。Q49〜Q56は「00
000000」とされる。Q57〜Q64、Q65〜Q
72、Q73〜Q80の各8ビットはAMIN,ASE
C,AFRAMEとされるが、これは絶対アドレスとし
ての分(AMIN),秒(ASEC),フレーム(AF
RAME)となる。絶対アドレスとは、第1トラックの
先頭(つまりプログラムエリアの先頭)からリードアウ
トエリアまで連続的に付されるアドレスとなる。
〜Q48の各8ビットで、トラック内の経過時間(相対
アドレス)としてMIN(分)、SEC(秒)、FRA
ME(フレーム)が示される。Q49〜Q56は「00
000000」とされる。Q57〜Q64、Q65〜Q
72、Q73〜Q80の各8ビットはAMIN,ASE
C,AFRAMEとされるが、これは絶対アドレスとし
ての分(AMIN),秒(ASEC),フレーム(AF
RAME)となる。絶対アドレスとは、第1トラックの
先頭(つまりプログラムエリアの先頭)からリードアウ
トエリアまで連続的に付されるアドレスとなる。
【0035】CDフォーマットにおいてはサブコードは
以上のように構成されているが、このサブコードQデー
タ内には、絶対アドレスを表現するエリアとして、AM
IN,ASEC,AFRAMEが配され、また相対アド
レス表現するエリアとして、MIN,SEC,FRAM
Eが配されている。さらに、トラックやリードアウトエ
リアの先頭を示すアドレスポインタとして、PMIN,
PSEC,PFRAMEが配されている。これらはそれ
ぞれ、分、秒、フレーム番号として、アドレス値を示す
形態とされる。そして各8ビットは、BCDコードで値
が記述されている。
以上のように構成されているが、このサブコードQデー
タ内には、絶対アドレスを表現するエリアとして、AM
IN,ASEC,AFRAMEが配され、また相対アド
レス表現するエリアとして、MIN,SEC,FRAM
Eが配されている。さらに、トラックやリードアウトエ
リアの先頭を示すアドレスポインタとして、PMIN,
PSEC,PFRAMEが配されている。これらはそれ
ぞれ、分、秒、フレーム番号として、アドレス値を示す
形態とされる。そして各8ビットは、BCDコードで値
が記述されている。
【0036】絶対アドレスAMIN,ASEC,AFR
AMEを例に挙げて、BCDコードを図6に示す。BC
Dコードは、4ビット単位で「0」〜「9」を表現する
コード体系であり、従って8ビットBCDコードによれ
ば、「00」〜「99」までの値が表現できる。即ち上
位4ビットが10の位の数値、下位4ビットが1の位の
数値を示すことで「99」までが表現される。
AMEを例に挙げて、BCDコードを図6に示す。BC
Dコードは、4ビット単位で「0」〜「9」を表現する
コード体系であり、従って8ビットBCDコードによれ
ば、「00」〜「99」までの値が表現できる。即ち上
位4ビットが10の位の数値、下位4ビットが1の位の
数値を示すことで「99」までが表現される。
【0037】このためAMIN(分)としては、図示す
るように「00000000」〜「10011001」
により「0」〜「99」までの値をとり得ることにな
る。ASEC(秒)としては、59秒まで表現できれば
よいため「00000000」〜「01011001」
により「0」〜「59」までの値をとる。AFRAME
(フレーム)としては、CDフォーマットでは1秒間に
75フレーム存在するため、「00000000」〜
「01110100」により「0」〜「74」までの値
をとるようにされる。
るように「00000000」〜「10011001」
により「0」〜「99」までの値をとり得ることにな
る。ASEC(秒)としては、59秒まで表現できれば
よいため「00000000」〜「01011001」
により「0」〜「59」までの値をとる。AFRAME
(フレーム)としては、CDフォーマットでは1秒間に
75フレーム存在するため、「00000000」〜
「01110100」により「0」〜「74」までの値
をとるようにされる。
【0038】ここでは絶対アドレスAMIN,ASE
C,AFRAMEを例に挙げたが、相対アドレスMI
N,SEC,FRAMEの場合も同様であり、またPM
IN,PSEC,PFRAMEでアドレスが示される場
合も同様である。
C,AFRAMEを例に挙げたが、相対アドレスMI
N,SEC,FRAMEの場合も同様であり、またPM
IN,PSEC,PFRAMEでアドレスが示される場
合も同様である。
【0039】次に、上記ADRによりモード9が示され
ている場合、即ち高密度ディスク(又は高密度エリア)
に適応できるサブQデータの構造を説明する。
ている場合、即ち高密度ディスク(又は高密度エリア)
に適応できるサブQデータの構造を説明する。
【0040】ADR=モード9の場合のサブQデータの
構造を図7に示す。この場合も、ディスクのリードイン
エリアにおいては、そこに記録されているサブQデータ
が即ちTOC情報となる。そしてリードインエリアから
読み込まれたQチャンネルデータにおけるQ9〜Q80
の72ビットのサブQデータは、図7(a)のような情
報を有するものである。なお、上記図4(a)と同じ
く、図7(a)は、リードインエリアにおける図3
(b)の構造を72ビットのサブQデータの部分につい
て詳しく示したものである。
構造を図7に示す。この場合も、ディスクのリードイン
エリアにおいては、そこに記録されているサブQデータ
が即ちTOC情報となる。そしてリードインエリアから
読み込まれたQチャンネルデータにおけるQ9〜Q80
の72ビットのサブQデータは、図7(a)のような情
報を有するものである。なお、上記図4(a)と同じ
く、図7(a)は、リードインエリアにおける図3
(b)の構造を72ビットのサブQデータの部分につい
て詳しく示したものである。
【0041】この図7(a)の構造については、Q9〜
Q16のトラックナンバ(TNO)、Q17〜Q24の
POINT(ポイント)、Q49〜Q56の「0000
0000」は、上記図4(a)と同様となる。ところが
この場合は、Q25〜Q48の24ビットで、トラック
内での相対アドレスとしてブロックアドレスR−LBA
が示されるものとされる。またQ57〜Q80の24ビ
ットで、アドレスポインタP−LBAが記録される。ア
ドレスポインタP−LBAは、上述した図4(a)のP
MIN,PSEC,PFRAMEと同様に、POINT
の値によって意味が決められている。即ち、POINT
の値が『01』〜『99』のときは、そのPOINTの
値はトラックナンバを意味し、この場合アドレスポイン
タP−LBAにおいては、そのトラックナンバのトラッ
クのスタートポイントが論理ブロックアドレスとして記
録されている。
Q16のトラックナンバ(TNO)、Q17〜Q24の
POINT(ポイント)、Q49〜Q56の「0000
0000」は、上記図4(a)と同様となる。ところが
この場合は、Q25〜Q48の24ビットで、トラック
内での相対アドレスとしてブロックアドレスR−LBA
が示されるものとされる。またQ57〜Q80の24ビ
ットで、アドレスポインタP−LBAが記録される。ア
ドレスポインタP−LBAは、上述した図4(a)のP
MIN,PSEC,PFRAMEと同様に、POINT
の値によって意味が決められている。即ち、POINT
の値が『01』〜『99』のときは、そのPOINTの
値はトラックナンバを意味し、この場合アドレスポイン
タP−LBAにおいては、そのトラックナンバのトラッ
クのスタートポイントが論理ブロックアドレスとして記
録されている。
【0042】またPOINTの値が『A2』のときは、
アドレスポインタP−LBAにリードアウトエリアのス
タートポイントが論理ブロックアドレスとして示され
る。なお、POINTの値が『A0』又は『A1』の場
合は、アドレスポインタP−LBAは実際にはアドレス
を示すものではなく、上述のように最初のトラックのト
ラックナンバ、ディスクの仕様の区別、最後のトラック
のトラックナンバなどが記録されるものであるため、ア
ドレスポインタP−LBAの24ビットは、図4(a)
のPMIN,PSEC,PFRAMEとして扱われれば
よい。
アドレスポインタP−LBAにリードアウトエリアのス
タートポイントが論理ブロックアドレスとして示され
る。なお、POINTの値が『A0』又は『A1』の場
合は、アドレスポインタP−LBAは実際にはアドレス
を示すものではなく、上述のように最初のトラックのト
ラックナンバ、ディスクの仕様の区別、最後のトラック
のトラックナンバなどが記録されるものであるため、ア
ドレスポインタP−LBAの24ビットは、図4(a)
のPMIN,PSEC,PFRAMEとして扱われれば
よい。
【0043】この図7(a)のようなサブQデータによ
っても、上記図5のようなTOCデータが表現されるこ
とになるが、図5においてPMIN,PSEC,PFR
AMEの値として示したアドレス値が、24ビットの論
理ブロックアドレスとして示されるものとなる。
っても、上記図5のようなTOCデータが表現されるこ
とになるが、図5においてPMIN,PSEC,PFR
AMEの値として示したアドレス値が、24ビットの論
理ブロックアドレスとして示されるものとなる。
【0044】トラック#1〜トラック#nとして楽曲等
が記録されているプログラム領域及びリードアウトエリ
アにおいては、そこに記録されているサブQデータは図
7(b)の情報を有する。この図7(b)は、プログラ
ム領域及びリードアウトエリアにおける図3(b)の構
造を72ビットのサブQデータの部分について詳しく示
したものである。
が記録されているプログラム領域及びリードアウトエリ
アにおいては、そこに記録されているサブQデータは図
7(b)の情報を有する。この図7(b)は、プログラ
ム領域及びリードアウトエリアにおける図3(b)の構
造を72ビットのサブQデータの部分について詳しく示
したものである。
【0045】この図7(b)のサブQデータの構造は、
Q9〜Q16のトラックナンバ(TNO)、Q17〜Q
24のインデックス、Q49〜Q56の「000000
00」は、上記図4(b)と同様となる。ところが、こ
の場合Q25〜Q48の24ビットで、トラック内の相
対アドレスとしてブロックアドレスR−LBAが示され
る。また、Q57〜Q80の24ビットで、絶対アドレ
スとしてのブロックアドレスA−LBAが記録される。
この絶対ブロックアドレスとは、第1トラックの先頭
(つまりプログラムエリアの先頭)からリードアウトエ
リアまで連続的に付されるアドレスとなる。
Q9〜Q16のトラックナンバ(TNO)、Q17〜Q
24のインデックス、Q49〜Q56の「000000
00」は、上記図4(b)と同様となる。ところが、こ
の場合Q25〜Q48の24ビットで、トラック内の相
対アドレスとしてブロックアドレスR−LBAが示され
る。また、Q57〜Q80の24ビットで、絶対アドレ
スとしてのブロックアドレスA−LBAが記録される。
この絶対ブロックアドレスとは、第1トラックの先頭
(つまりプログラムエリアの先頭)からリードアウトエ
リアまで連続的に付されるアドレスとなる。
【0046】このようにADR=モード9の場合、サブ
コードは以上のように構成されているが、このサブコー
ドQデータ内には、絶対アドレスを表現するエリアとし
てA−LBAが配され、また相対アドレス表現するエリ
アとしてR−LBAが配されている。さらに、トラック
やリードアウトエリアの先頭を示すアドレスポインタと
してP−LBAが配されている。これらはそれぞれ24
ビットのバイナリコードにより、ブロックアドレス値を
示す形態とされる。
コードは以上のように構成されているが、このサブコー
ドQデータ内には、絶対アドレスを表現するエリアとし
てA−LBAが配され、また相対アドレス表現するエリ
アとしてR−LBAが配されている。さらに、トラック
やリードアウトエリアの先頭を示すアドレスポインタと
してP−LBAが配されている。これらはそれぞれ24
ビットのバイナリコードにより、ブロックアドレス値を
示す形態とされる。
【0047】絶対ブロックアドレスA−LBAを例に挙
げて、24ビットバイナリコードによるアドレス値を図
8に示す。24ビットバイナリコードによれば、図示す
るように、アドレス値「0」〜アドレス値「FFFFF
F」(=224)までを表現できる。1つのブロックアド
レスが付されるブロック(セクター)とは、サブコーデ
ィングフレームに相当する単位であるが、そのセクター
容量は2048バイト(又は2352バイト)である。
即ち211(バイト)である。従って、容量的にみれば、
235(バイト)、即ち約34Gバイトの容量をアドレス
的に表現できるようになる。
げて、24ビットバイナリコードによるアドレス値を図
8に示す。24ビットバイナリコードによれば、図示す
るように、アドレス値「0」〜アドレス値「FFFFF
F」(=224)までを表現できる。1つのブロックアド
レスが付されるブロック(セクター)とは、サブコーデ
ィングフレームに相当する単位であるが、そのセクター
容量は2048バイト(又は2352バイト)である。
即ち211(バイト)である。従って、容量的にみれば、
235(バイト)、即ち約34Gバイトの容量をアドレス
的に表現できるようになる。
【0048】ここではA−LBAを例に挙げたが、R−
LBAの場合も同様であり、またP−LBAでアドレス
が示される場合も同様である。
LBAの場合も同様であり、またP−LBAでアドレス
が示される場合も同様である。
【0049】ADR=モード1もしくはモード9の場
合、サブコードの構造は以上のようになるが、従って本
例のディスクとしては、高密度ディスクの場合、ADR
の最上位ビット=「1」によってLBAモード(高密度
ディスク/高密度エリア)であることが示されるととも
に、アドレス値が24ビットバイナリの論理ブロックア
ドレスで示されるため、アドレス表現範囲は大容量化さ
れた高密度ディスクにとっても十分なものとなる。換言
すれば、CDフォーマットのサブコード構造を用いて、
高密度ディスクを実現できる。
合、サブコードの構造は以上のようになるが、従って本
例のディスクとしては、高密度ディスクの場合、ADR
の最上位ビット=「1」によってLBAモード(高密度
ディスク/高密度エリア)であることが示されるととも
に、アドレス値が24ビットバイナリの論理ブロックア
ドレスで示されるため、アドレス表現範囲は大容量化さ
れた高密度ディスクにとっても十分なものとなる。換言
すれば、CDフォーマットのサブコード構造を用いて、
高密度ディスクを実現できる。
【0050】また、ADRの最上位ビット=「1」によ
ってLBAモードが表現されることで、サブコードのみ
で高密度ディスク(高密度エリア)であるか、標準ディ
スク(標準密度エリア)であるかが識別できるものとな
る。
ってLBAモードが表現されることで、サブコードのみ
で高密度ディスク(高密度エリア)であるか、標準ディ
スク(標準密度エリア)であるかが識別できるものとな
る。
【0051】また、ADRモードにおいてモード1とモ
ード8、モード2とモード9、・・・モード5 モード
Dはそれぞれ同内容となっている。つまりADRの下位
3ビットは、1つのコードは1つのモード内容に対応し
ているため、モードが拡張されたことによって処理が複
雑になることはない。また上述したように将来的なモー
ド追加にも対応できる。
ード8、モード2とモード9、・・・モード5 モード
Dはそれぞれ同内容となっている。つまりADRの下位
3ビットは、1つのコードは1つのモード内容に対応し
ているため、モードが拡張されたことによって処理が複
雑になることはない。また上述したように将来的なモー
ド追加にも対応できる。
【0052】3.ディスクドライブ装置の構成 次に、上記のような各種ディスクに対応するディスクド
ライブ装置を説明していく。図9は本例のディスクドラ
イブ装置70の要部のブロック図である。ディスク90
は、ターンテーブル7に積載され、再生動作時において
スピンドルモータ1によって一定線速度(CLV)もし
くは一定角速度(CAV)で回転駆動される。そしてピ
ックアップ1によってディスク90にエンボスピット形
態や相変化ピット形態などで記録されているデータの読
み出しが行なわれることになる。なお、ディスク90と
は、上述してきたCDフォーマットの標準ディスクや高
密度ディスクのこととなる。
ライブ装置を説明していく。図9は本例のディスクドラ
イブ装置70の要部のブロック図である。ディスク90
は、ターンテーブル7に積載され、再生動作時において
スピンドルモータ1によって一定線速度(CLV)もし
くは一定角速度(CAV)で回転駆動される。そしてピ
ックアップ1によってディスク90にエンボスピット形
態や相変化ピット形態などで記録されているデータの読
み出しが行なわれることになる。なお、ディスク90と
は、上述してきたCDフォーマットの標準ディスクや高
密度ディスクのこととなる。
【0053】ピックアップ1内には、レーザ光源となる
レーザダイオード4や、反射光を検出するためのフォト
ディテクタ5、レーザ光の出力端となる対物レンズ2、
レーザ光を対物レンズ2を介してディスク記録面に照射
し、またその反射光をフォトディテクタ5に導く光学系
が形成される。対物レンズ2は二軸機構3によってトラ
ッキング方向及びフォーカス方向に移動可能に保持され
ている。またピックアップ1全体はスレッド機構8によ
りディスク半径方向に移動可能とされている。
レーザダイオード4や、反射光を検出するためのフォト
ディテクタ5、レーザ光の出力端となる対物レンズ2、
レーザ光を対物レンズ2を介してディスク記録面に照射
し、またその反射光をフォトディテクタ5に導く光学系
が形成される。対物レンズ2は二軸機構3によってトラ
ッキング方向及びフォーカス方向に移動可能に保持され
ている。またピックアップ1全体はスレッド機構8によ
りディスク半径方向に移動可能とされている。
【0054】ディスク90からの反射光情報はフォトデ
ィテクタ5によって検出され、受光光量に応じた電気信
号とされてRFアンプ9に供給される。RFアンプ9に
は、フォトディテクタ5としての複数の受光素子からの
出力電流に対応して電流電圧変換回路、マトリクス演算
/増幅回路等を備え、マトリクス演算処理により必要な
信号を生成する。例えば再生データであるRF信号、サ
ーボ制御のためのフォーカスエラー信号FE、トラッキ
ングエラー信号TEなどを生成する。RFアンプ9から
出力される再生RF信号は2値化回路11へ、フォーカ
スエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEはサー
ボプロセッサ14へ供給される。
ィテクタ5によって検出され、受光光量に応じた電気信
号とされてRFアンプ9に供給される。RFアンプ9に
は、フォトディテクタ5としての複数の受光素子からの
出力電流に対応して電流電圧変換回路、マトリクス演算
/増幅回路等を備え、マトリクス演算処理により必要な
信号を生成する。例えば再生データであるRF信号、サ
ーボ制御のためのフォーカスエラー信号FE、トラッキ
ングエラー信号TEなどを生成する。RFアンプ9から
出力される再生RF信号は2値化回路11へ、フォーカ
スエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEはサー
ボプロセッサ14へ供給される。
【0055】RFアンプ9で得られた再生RF信号は2
値化回路11で2値化されることでいわゆるEFM信号
(8−14変調信号)とされ、デコーダ12に供給され
る。デコーダ12ではEFM復調,エラー訂正処理等を
行ない、また必要に応じてCD−ROMデコードなどを
行なってディスク90から読み取られた情報の再生を行
なう。またデコーダ12はサブコードデータを抽出しシ
ステムコントローラ10に供給する。
値化回路11で2値化されることでいわゆるEFM信号
(8−14変調信号)とされ、デコーダ12に供給され
る。デコーダ12ではEFM復調,エラー訂正処理等を
行ない、また必要に応じてCD−ROMデコードなどを
行なってディスク90から読み取られた情報の再生を行
なう。またデコーダ12はサブコードデータを抽出しシ
ステムコントローラ10に供給する。
【0056】なおデコーダ12は、デコードしたデータ
をデータバッファとしてのキャッシュメモリ20に蓄積
していく。ディスクドライブ装置70からの再生出力と
しては、キャッシュメモリ20でバファリングされてい
るデータが読み出されて転送出力されることになる。
をデータバッファとしてのキャッシュメモリ20に蓄積
していく。ディスクドライブ装置70からの再生出力と
しては、キャッシュメモリ20でバファリングされてい
るデータが読み出されて転送出力されることになる。
【0057】インターフェース部13は、外部のホスト
コンピュータ80と接続され、ホストコンピュータ80
との間で再生データやリードコマンド等の通信を行う。
即ちキャッシュメモリ20に格納された再生データは、
インターフェース部13を介してホストコンピュータ8
0に転送出力される。またホストコンピュータ80から
のリードコマンドその他の信号はインターフェース部1
3を介してシステムコントローラ10に供給される。
コンピュータ80と接続され、ホストコンピュータ80
との間で再生データやリードコマンド等の通信を行う。
即ちキャッシュメモリ20に格納された再生データは、
インターフェース部13を介してホストコンピュータ8
0に転送出力される。またホストコンピュータ80から
のリードコマンドその他の信号はインターフェース部1
3を介してシステムコントローラ10に供給される。
【0058】サーボプロセッサ14は、RFアンプ9か
らのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信
号TEや、デコーダ12もしくはシステムコントローラ
10からのスピンドルエラー信号SPE等から、フォー
カス、トラッキング、スレッド、スピンドルの各種サー
ボドライブ信号を生成しサーボ動作を実行させる。即ち
フォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号T
Eに応じてフォーカスドライブ信号、トラッキングドラ
イブ信号を生成し、二軸ドライバ16に供給する。二軸
ドライバ16はピックアップ1における二軸機構3のフ
ォーカスコイル、トラッキングコイルを駆動することに
なる。これによってピックアップ1、RFアンプ9、サ
ーボプロセッサ14、二軸ドライバ16、二軸機構3に
よるトラッキングサーボループ及びフォーカスサーボル
ープが形成される。
らのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信
号TEや、デコーダ12もしくはシステムコントローラ
10からのスピンドルエラー信号SPE等から、フォー
カス、トラッキング、スレッド、スピンドルの各種サー
ボドライブ信号を生成しサーボ動作を実行させる。即ち
フォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号T
Eに応じてフォーカスドライブ信号、トラッキングドラ
イブ信号を生成し、二軸ドライバ16に供給する。二軸
ドライバ16はピックアップ1における二軸機構3のフ
ォーカスコイル、トラッキングコイルを駆動することに
なる。これによってピックアップ1、RFアンプ9、サ
ーボプロセッサ14、二軸ドライバ16、二軸機構3に
よるトラッキングサーボループ及びフォーカスサーボル
ープが形成される。
【0059】サーボプロセッサ14はさらに、スピンド
ルモータドライバ17に対してスピンドルエラー信号S
PEに応じて生成したスピンドルドライブ信号を供給す
る。スピンドルモータドライバ17はスピンドルドライ
ブ信号に応じて例えば3相駆動信号をスピンドルモータ
6に印加し、スピンドルモータ6のCLV回転を実行さ
せる。またサーボプロセッサ14はシステムコントロー
ラ10からのスピンドルキック/ブレーキ制御信号に応
じてスピンドルドライブ信号を発生させ、スピンドルモ
ータドライバ17によるスピンドルモータ6の起動、停
止、加速、減速などの動作も実行させる。
ルモータドライバ17に対してスピンドルエラー信号S
PEに応じて生成したスピンドルドライブ信号を供給す
る。スピンドルモータドライバ17はスピンドルドライ
ブ信号に応じて例えば3相駆動信号をスピンドルモータ
6に印加し、スピンドルモータ6のCLV回転を実行さ
せる。またサーボプロセッサ14はシステムコントロー
ラ10からのスピンドルキック/ブレーキ制御信号に応
じてスピンドルドライブ信号を発生させ、スピンドルモ
ータドライバ17によるスピンドルモータ6の起動、停
止、加速、減速などの動作も実行させる。
【0060】またサーボプロセッサ14は、例えばトラ
ッキングエラー信号TEの低域成分として得られるスレ
ッドエラー信号や、システムコントローラ10からのア
クセス実行制御などに基づいてスレッドドライブ信号を
生成し、スレッドドライバ15に供給する。スレッドド
ライバ15はスレッドドライブ信号に応じてスレッド機
構8を駆動する。スレッド機構8には図示しないが、ピ
ックアップ1を保持するメインシャフト、スレッドモー
タ、伝達ギア等による機構を有し、スレッドドライバ1
5がスレッドドライブ信号に応じてスレッドモータ8を
駆動することで、ピックアップ1の所要のスライド移動
が行なわれる。
ッキングエラー信号TEの低域成分として得られるスレ
ッドエラー信号や、システムコントローラ10からのア
クセス実行制御などに基づいてスレッドドライブ信号を
生成し、スレッドドライバ15に供給する。スレッドド
ライバ15はスレッドドライブ信号に応じてスレッド機
構8を駆動する。スレッド機構8には図示しないが、ピ
ックアップ1を保持するメインシャフト、スレッドモー
タ、伝達ギア等による機構を有し、スレッドドライバ1
5がスレッドドライブ信号に応じてスレッドモータ8を
駆動することで、ピックアップ1の所要のスライド移動
が行なわれる。
【0061】ピックアップ1におけるレーザダイオード
4はレーザドライバ18によってレーザ発光駆動され
る。システムコントローラ10はディスク90に対する
再生動作を実行させる際に、レーザパワーの制御値をオ
ートパワーコントロール回路19にセットし、オートパ
ワーコントロール回路19はセットされたレーザパワー
の値に応じてレーザ出力が行われるようにレーザドライ
バ18を制御する。
4はレーザドライバ18によってレーザ発光駆動され
る。システムコントローラ10はディスク90に対する
再生動作を実行させる際に、レーザパワーの制御値をオ
ートパワーコントロール回路19にセットし、オートパ
ワーコントロール回路19はセットされたレーザパワー
の値に応じてレーザ出力が行われるようにレーザドライ
バ18を制御する。
【0062】記録動作時には、記録データに応じて変調
された信号がレーザドライバ18に印加される。例えば
記録可能タイプのディスク90に対して記録を行う際に
は、ホストコンピュータからインターフェース部13に
供給された記録データはエンコーダ20によってエラー
訂正コードの付加、EFM変調、サブコード付加などの
処理が行われた後、レーザドライバ18に供給される。
そしてレーザドライバ18が記録データに応じてレーザ
発光動作をレーザダイオード4に実行させることで、デ
ィスク90に対するデータ記録が実行される。
された信号がレーザドライバ18に印加される。例えば
記録可能タイプのディスク90に対して記録を行う際に
は、ホストコンピュータからインターフェース部13に
供給された記録データはエンコーダ20によってエラー
訂正コードの付加、EFM変調、サブコード付加などの
処理が行われた後、レーザドライバ18に供給される。
そしてレーザドライバ18が記録データに応じてレーザ
発光動作をレーザダイオード4に実行させることで、デ
ィスク90に対するデータ記録が実行される。
【0063】以上のようなサーボ及びデコード、エンコ
ードなどの各種動作はマイクロコンピュータによって形
成されたシステムコントローラ10により制御される。
そしてシステムコントローラ10は、ホストコンピュー
タ80からのコマンドに応じて各種処理を実行する。例
えばホストコンピュータ80から、ディスク90に記録
されている或るデータの転送を求めるリードコマンドが
供給された場合は、まず指示されたアドレスを目的とし
てシーク動作制御を行う。即ちサーボプロセッサ14に
指令を出し、シークコマンドにより指定されたアドレス
をターゲットとするピックアップ1のアクセス動作を実
行させる。その後、その指示されたデータ区間のデータ
をホストコンピュータ80に転送するために必要な動作
制御を行う。即ちディスク90からのデータ読出/デコ
ード/バファリング等を行って、要求されたデータを転
送する。
ードなどの各種動作はマイクロコンピュータによって形
成されたシステムコントローラ10により制御される。
そしてシステムコントローラ10は、ホストコンピュー
タ80からのコマンドに応じて各種処理を実行する。例
えばホストコンピュータ80から、ディスク90に記録
されている或るデータの転送を求めるリードコマンドが
供給された場合は、まず指示されたアドレスを目的とし
てシーク動作制御を行う。即ちサーボプロセッサ14に
指令を出し、シークコマンドにより指定されたアドレス
をターゲットとするピックアップ1のアクセス動作を実
行させる。その後、その指示されたデータ区間のデータ
をホストコンピュータ80に転送するために必要な動作
制御を行う。即ちディスク90からのデータ読出/デコ
ード/バファリング等を行って、要求されたデータを転
送する。
【0064】ところで、この図13の例は、ホストコン
ピュータ80に接続されるディスクドライブ装置70と
したが、本発明のディスクドライブ装置としては、例え
ばオーディオ用のCDプレーヤ、CDレコーダなどのよ
うにホストコンピュータ80等と接続されない形態もあ
り得る。その場合は、操作部や表示部が設けられたり、
データ入出力のインターフェース部位の構成が、図13
とは異なるものとなる。つまり、ユーザーの操作に応じ
て記録や再生が行われるとともに、オーディオデータの
入出力のための端子部が形成されればよい。また表示部
において記録/再生中のトラックナンバや時間(絶対ア
ドレス又は相対アドレス)が表示されるような構成とす
ればよい。
ピュータ80に接続されるディスクドライブ装置70と
したが、本発明のディスクドライブ装置としては、例え
ばオーディオ用のCDプレーヤ、CDレコーダなどのよ
うにホストコンピュータ80等と接続されない形態もあ
り得る。その場合は、操作部や表示部が設けられたり、
データ入出力のインターフェース部位の構成が、図13
とは異なるものとなる。つまり、ユーザーの操作に応じ
て記録や再生が行われるとともに、オーディオデータの
入出力のための端子部が形成されればよい。また表示部
において記録/再生中のトラックナンバや時間(絶対ア
ドレス又は相対アドレス)が表示されるような構成とす
ればよい。
【0065】もちろん構成例としては他にも多様に考え
られ、例えば記録専用装置、再生専用装置としての例も
考えられる。
られ、例えば記録専用装置、再生専用装置としての例も
考えられる。
【0066】4.ディスクドライブ装置の処理例 続いてディスクドライブ装置の処理例を説明する。な
お、以下の処理の説明において「分情報」或いは「分」
とはAMIN、MIN、PMINの総称とし、「秒情
報」或いは「秒」とは、ASEC、SEC、PSECの
総称とする。また「フレーム情報」或いは「フレーム」
とは、AFRAME、FRAME、AFRAMEの総称
とする。さらに「LBA」とは、A−LBA、R−LB
A、P−LBAの総称とする。
お、以下の処理の説明において「分情報」或いは「分」
とはAMIN、MIN、PMINの総称とし、「秒情
報」或いは「秒」とは、ASEC、SEC、PSECの
総称とする。また「フレーム情報」或いは「フレーム」
とは、AFRAME、FRAME、AFRAMEの総称
とする。さらに「LBA」とは、A−LBA、R−LB
A、P−LBAの総称とする。
【0067】図10はディスクドライブ装置の処理例と
して、装填されたディスク90のディスクタイプ(又は
エリアタイプ)を判別する処理のフローチャートを示し
ている。なお、以下説明していく各フローチャートチャ
ートは、システムコントローラ10で行われる処理例と
する。
して、装填されたディスク90のディスクタイプ(又は
エリアタイプ)を判別する処理のフローチャートを示し
ている。なお、以下説明していく各フローチャートチャ
ートは、システムコントローラ10で行われる処理例と
する。
【0068】ディスクタイプ又はエリアタイプの判別
は、ディスク90から少なくとも1つのサブコーディン
グフレームを取り込むことにより実行できるものであ
り、各種の時点で実行可能である。例えばディスク90
が装填された際、ディスク90のTOC情報を読み出す
際、再生中、アクセス時など、必要な時点でいつでも可
能である。つまりサブコードはディスク全体に記録され
ているものであるため、記録密度のタイプの判別が必要
となった際にいつでも実行可能となる。
は、ディスク90から少なくとも1つのサブコーディン
グフレームを取り込むことにより実行できるものであ
り、各種の時点で実行可能である。例えばディスク90
が装填された際、ディスク90のTOC情報を読み出す
際、再生中、アクセス時など、必要な時点でいつでも可
能である。つまりサブコードはディスク全体に記録され
ているものであるため、記録密度のタイプの判別が必要
となった際にいつでも実行可能となる。
【0069】図10の判別処理では、システムコントロ
ーラ10はまずステップF101として少なくとも1つ
のサブコーディングフレームを取り込む。そしてステッ
プF102で、サブコードのADRの最上位ビットが
「1」であるか否かを判別する。上述したように本例の
ディスクでは、ADRの最上位ビットが「1」であれ
ば、それは高密度ディスク(又は高密度エリア)を示す
ものであるため、そのような場合はステップF104に
進み、高密度の記録データに対応する各種モード設定を
行う。また、ADRの最上位ビットが「0」であれば、
それは標準ディスク(又は標準密度エリア)を示すもの
であるため、ステップF103に進んで、標準密度の記
録データに対応した各種モード設定を行う。
ーラ10はまずステップF101として少なくとも1つ
のサブコーディングフレームを取り込む。そしてステッ
プF102で、サブコードのADRの最上位ビットが
「1」であるか否かを判別する。上述したように本例の
ディスクでは、ADRの最上位ビットが「1」であれ
ば、それは高密度ディスク(又は高密度エリア)を示す
ものであるため、そのような場合はステップF104に
進み、高密度の記録データに対応する各種モード設定を
行う。また、ADRの最上位ビットが「0」であれば、
それは標準ディスク(又は標準密度エリア)を示すもの
であるため、ステップF103に進んで、標準密度の記
録データに対応した各種モード設定を行う。
【0070】標準密度のデータの記録再生時と高密度の
データの記録/再生時とでは、所要箇所でのモード変更
が必要になる。具体的な例としては、RFアンプ9にお
けるRFゲインやイコライジング特性、フォーカシン
グ、トラッキング等の各種サーボゲイン、トラックピッ
チが異なることによるシーク時の演算係数の設定、など
を、高密度時と標準密度時とでは切り換えることが必要
となる。ステップF103,F104のモード設定と
は、これらを、高密度データ又は標準密度データに応じ
て設定する処理である。
データの記録/再生時とでは、所要箇所でのモード変更
が必要になる。具体的な例としては、RFアンプ9にお
けるRFゲインやイコライジング特性、フォーカシン
グ、トラッキング等の各種サーボゲイン、トラックピッ
チが異なることによるシーク時の演算係数の設定、など
を、高密度時と標準密度時とでは切り換えることが必要
となる。ステップF103,F104のモード設定と
は、これらを、高密度データ又は標準密度データに応じ
て設定する処理である。
【0071】このような判別処理により、システムコン
トローラ10は、必要な時点で正確に記録密度を判別
し、それに応じてモード設定が可能となるため、ディス
クタイプ又はエリアタイプに応じて正確な記録再生動作
を実現できる。特に、サブコード検出によるものである
ため、ピックアップ1がディスク90上のどの位置をト
レースしているときでも判別可能である。またこれは、
例えばTOCエリアなどディスク上の特定のエリアをア
クセスしなくても、標準密度/高密度の判別ができ、そ
れに合わせて再生系のモード設定ができることを意味す
る。つまり、ディスクタイプがわからないまま或る特定
のエリアにアクセスする必要はなく、これはアクセス時
などにディスクタイプとモード設定が一致していないこ
とによる誤動作や暴走状態の発生を招かないことにもな
る。
トローラ10は、必要な時点で正確に記録密度を判別
し、それに応じてモード設定が可能となるため、ディス
クタイプ又はエリアタイプに応じて正確な記録再生動作
を実現できる。特に、サブコード検出によるものである
ため、ピックアップ1がディスク90上のどの位置をト
レースしているときでも判別可能である。またこれは、
例えばTOCエリアなどディスク上の特定のエリアをア
クセスしなくても、標準密度/高密度の判別ができ、そ
れに合わせて再生系のモード設定ができることを意味す
る。つまり、ディスクタイプがわからないまま或る特定
のエリアにアクセスする必要はなく、これはアクセス時
などにディスクタイプとモード設定が一致していないこ
とによる誤動作や暴走状態の発生を招かないことにもな
る。
【0072】続いてディスクドライブ装置の処理例とし
て、アドレスデコード処理を図11で説明する。再生時
やTOCリード時などにおいては、システムコントロー
ラ10は、デコーダ12からサブコーディングフレーム
が取り込まれる毎に、そこに示されているアドレス(分
/秒/フレーム、又は論理ブロックアドレス)を認識す
ることになる。つまりAMIN、ASEC、AFRAM
E、又はA−LBAによる絶対アドレス、MIN、SE
C、FRAME、又はR−LBAによる相対アドレス、
PMIN、PSEC、PFRAME、又はP−LBAと
してのポインタを、各時点で認識し、再生中のアドレス
の認識、時間表示、アクセス制御等の各種処理に用い
る。図11は、サブコーディングフレームが取り込まれ
る毎に、そのサブコーディングフレームに示されている
アドレスを認識して、上記各種処理に利用するために他
の処理系に出力する処理である。
て、アドレスデコード処理を図11で説明する。再生時
やTOCリード時などにおいては、システムコントロー
ラ10は、デコーダ12からサブコーディングフレーム
が取り込まれる毎に、そこに示されているアドレス(分
/秒/フレーム、又は論理ブロックアドレス)を認識す
ることになる。つまりAMIN、ASEC、AFRAM
E、又はA−LBAによる絶対アドレス、MIN、SE
C、FRAME、又はR−LBAによる相対アドレス、
PMIN、PSEC、PFRAME、又はP−LBAと
してのポインタを、各時点で認識し、再生中のアドレス
の認識、時間表示、アクセス制御等の各種処理に用い
る。図11は、サブコーディングフレームが取り込まれ
る毎に、そのサブコーディングフレームに示されている
アドレスを認識して、上記各種処理に利用するために他
の処理系に出力する処理である。
【0073】まずシステムコントローラ10は、取り込
まれたサブコーディングフレームについて、ステップF
201で、ADR=モード1であるか否かを確認する。
モード1であった場合は、システムコントローラ10は
ステップF203,F204,F205で、「分」
「秒」「フレーム」の各8ビットを、それぞれBCDコ
ードとして認識し、「分」「秒」「フレーム」の値を得
る。そしてステップF206で「分」「秒」「フレー
ム」の値をアドレスデータとして出力する。
まれたサブコーディングフレームについて、ステップF
201で、ADR=モード1であるか否かを確認する。
モード1であった場合は、システムコントローラ10は
ステップF203,F204,F205で、「分」
「秒」「フレーム」の各8ビットを、それぞれBCDコ
ードとして認識し、「分」「秒」「フレーム」の値を得
る。そしてステップF206で「分」「秒」「フレー
ム」の値をアドレスデータとして出力する。
【0074】一方、ADR=モード1でなかったら、ス
テップF202でADR=モード9であるか否かを確認
する。モード9でもなければ、上記した他のモードの内
容に基づく処理が行われる。ADR=モード9でった場
合は、ステップF207で、サブQデータには24ビッ
トバイナリでLBAが記録されていると認識し、その値
を得る。つまりR−LBAとP−LBAとしてのバイナ
リコード値(図7(a)の場合)、又は、R−LBAと
A−LBAとしてのバイナリコード値(図7(b)の場
合)をブロックアドレスとして得る。そして、得られた
LBAの値を、ステップF208でブロックアドレスデ
ータとして出力する。
テップF202でADR=モード9であるか否かを確認
する。モード9でもなければ、上記した他のモードの内
容に基づく処理が行われる。ADR=モード9でった場
合は、ステップF207で、サブQデータには24ビッ
トバイナリでLBAが記録されていると認識し、その値
を得る。つまりR−LBAとP−LBAとしてのバイナ
リコード値(図7(a)の場合)、又は、R−LBAと
A−LBAとしてのバイナリコード値(図7(b)の場
合)をブロックアドレスとして得る。そして、得られた
LBAの値を、ステップF208でブロックアドレスデ
ータとして出力する。
【0075】以上のように処理が行われることで、標準
ディスク(標準密度エリア)の場合には、0分0秒0フ
レーム〜99分59秒74フレームの範囲のアドレスデ
ータが出力される。また高密度ディスク(高密度エリ
ア)の場合には、「0」〜「FFFFFF」の範囲のブ
ロックアドレスデータが出力されることになる。つまり
高密度ディスク又は高密度エリアにおいてアドレスが拡
張されていることにも対応してアドレスデコードを実現
でき、さらにディスクタイプ又はエリアタイプに応じ
て、互換性をもって正確にアドレスを抽出できる。
ディスク(標準密度エリア)の場合には、0分0秒0フ
レーム〜99分59秒74フレームの範囲のアドレスデ
ータが出力される。また高密度ディスク(高密度エリ
ア)の場合には、「0」〜「FFFFFF」の範囲のブ
ロックアドレスデータが出力されることになる。つまり
高密度ディスク又は高密度エリアにおいてアドレスが拡
張されていることにも対応してアドレスデコードを実現
でき、さらにディスクタイプ又はエリアタイプに応じ
て、互換性をもって正確にアドレスを抽出できる。
【0076】
【発明の効果】以上の説明からわかるように本発明で
は、CDフォーマットのディスク記録媒体として、サブ
コードにおける分情報、秒情報、フレーム情報の領域を
用いて、24ビットバイナリコードでブロックアドレス
を表現することで、アドレス値としての表現範囲を十分
に拡張できる。従って、高密度ディスクとして、データ
容量が著しく拡大されたものであっても、標準ディスク
との互換性を維持した上で、十分にアドレス表現が可能
となり、適切かつ実用的な高密度ディスクが実現できる
という効果がある。そして対応する本発明のディスクド
ライブ装置では、拡張されたアドレス表現形式に応じて
アドレスを抽出することで、高密度ディスクであっても
アドレスを用いた適切な動作処理(例えば記録/再生時
間の表示、記録/再生/アクセス時のアドレス検出な
ど)が可能となる。また分情報、秒情報、フレーム情報
に用いられていた24ビット領域で、拡張されたアドレ
ス範囲も表現されることで、アドレスデコード処理が複
雑化することもない。
は、CDフォーマットのディスク記録媒体として、サブ
コードにおける分情報、秒情報、フレーム情報の領域を
用いて、24ビットバイナリコードでブロックアドレス
を表現することで、アドレス値としての表現範囲を十分
に拡張できる。従って、高密度ディスクとして、データ
容量が著しく拡大されたものであっても、標準ディスク
との互換性を維持した上で、十分にアドレス表現が可能
となり、適切かつ実用的な高密度ディスクが実現できる
という効果がある。そして対応する本発明のディスクド
ライブ装置では、拡張されたアドレス表現形式に応じて
アドレスを抽出することで、高密度ディスクであっても
アドレスを用いた適切な動作処理(例えば記録/再生時
間の表示、記録/再生/アクセス時のアドレス検出な
ど)が可能となる。また分情報、秒情報、フレーム情報
に用いられていた24ビット領域で、拡張されたアドレ
ス範囲も表現されることで、アドレスデコード処理が複
雑化することもない。
【0077】さらに本発明のディスク記録媒体では、サ
ブコード内のADR情報により記録密度情報(即ちディ
スクタイプ又はエリアタイプ)が表現されるため、標準
ディスクと高密度ディスクの識別のための特別なビット
を用意するという必要もなく、これは互換性維持にとっ
ても好適である。そしてディスクドライブ装置側では装
填されたディスクのサブコードから、ディスクタイプ
や、記録/再生エリアのタイプを正確に判別でき、必要
なモード設定等を正確に実行できる。さらに、サブコー
ド上でディスクタイプ又はエリアタイプが表現されるこ
とは、ディスク上のどの位置でサブコードを読み取って
もディスクタイプ又はエリアタイプが判別でき、判別の
ための処理は迅速かつ簡易なものとなるという効果があ
る上、TOCなどの特定のエリアにアクセスする必要も
ないことから、誤動作等の可能性もなくすことができ
る。
ブコード内のADR情報により記録密度情報(即ちディ
スクタイプ又はエリアタイプ)が表現されるため、標準
ディスクと高密度ディスクの識別のための特別なビット
を用意するという必要もなく、これは互換性維持にとっ
ても好適である。そしてディスクドライブ装置側では装
填されたディスクのサブコードから、ディスクタイプ
や、記録/再生エリアのタイプを正確に判別でき、必要
なモード設定等を正確に実行できる。さらに、サブコー
ド上でディスクタイプ又はエリアタイプが表現されるこ
とは、ディスク上のどの位置でサブコードを読み取って
もディスクタイプ又はエリアタイプが判別でき、判別の
ための処理は迅速かつ簡易なものとなるという効果があ
る上、TOCなどの特定のエリアにアクセスする必要も
ないことから、誤動作等の可能性もなくすことができ
る。
【図1】本発明の実施の形態のディスクの種別の説明図
である。
である。
【図2】実施の形態のディスクのフレーム構造の説明図
である。
である。
【図3】実施の形態のディスクのサブコーディングフレ
ームの説明図である。
ームの説明図である。
【図4】実施の形態のディスクのモード1のサブQデー
タの説明図である。
タの説明図である。
【図5】実施の形態のディスクのTOC構造の説明図で
ある。
ある。
【図6】実施の形態のディスクのモード1のアドレス値
の説明図である。
の説明図である。
【図7】実施の形態のディスクのモード9のサブQデー
タの説明図である。
タの説明図である。
【図8】実施の形態のディスクのモード9のアドレス値
の説明図である。
の説明図である。
【図9】本発明の実施の形態のディスクドライブ装置の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図10】実施の形態のディスクドライブ装置のタイプ
判別処理のフローチャートである。
判別処理のフローチャートである。
【図11】実施の形態のディスクドライブ装置のアドレ
スデコード処理のフローチャートである。
スデコード処理のフローチャートである。
1 ピックアップ、2 対物レンズ、3 二軸機構、4
レーザダイオード、5 フォトディテクタ、6 スピ
ンドルモータ、8 スレッド機構、9 RFアンプ、1
0 システムコントローラ、12 デコーダ、13 イ
ンターフェース部、14 サーボプロセッサ、20 キ
ャッシュメモリ、70 ディスクドライブ装置、80
ホストコンピュータ、90 ディスク
レーザダイオード、5 フォトディテクタ、6 スピ
ンドルモータ、8 スレッド機構、9 RFアンプ、1
0 システムコントローラ、12 デコーダ、13 イ
ンターフェース部、14 サーボプロセッサ、20 キ
ャッシュメモリ、70 ディスクドライブ装置、80
ホストコンピュータ、90 ディスク
Claims (4)
- 【請求項1】 サブコードとして、モードを示すADR
情報と、アドレス情報が記録され、前記アドレス情報
は、各8ビットの分情報、秒情報、フレーム情報として
のBCDコード値で表現されるCDフォーマットのディ
スク記録媒体において、 前記ADR情報の最上位ビットが「1」とされるととも
に、前記各8ビットの分情報、秒情報、フレーム情報の
領域に、24ビットのバイナリコードによってアドレス
値が記録されていることを特徴とするディスク記録媒
体。 - 【請求項2】 前記24ビットのバイナリコードは、論
理ブロックアドレスを示すアドレス値であることを特徴
とする請求項1に記載のディスク記録媒体。 - 【請求項3】 サブコードとして、モードを示すADR
情報と、アドレス情報が記録され、前記アドレス情報
は、各8ビットの分情報、秒情報、フレーム情報として
のBCDコード値で表現されるCDフォーマットのディ
スク記録媒体に対して、記録又は再生動作を行うことの
できるディスクドライブ装置において、 装填されたディスク記録媒体から読み出されたサブコー
ドのうちの、前記ADR情報の最上位ビットを検出し、
そのADR情報の最上位ビットが「0」であれば、前記
各8ビットの分情報、秒情報、フレーム情報の領域の記
録された値を、BCDコードによって表現された分、
秒、フレームとしてのアドレス値と認識し、前記ADR
情報の最上位ビットが「1」であれば、前記各8ビット
の分情報、秒情報、フレーム情報の領域の記録された値
を、24ビットのバイナリコードによって表現されたア
ドレス値と認識する制御手段を備えていることを特徴と
するディスクドライブ装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は、前記24ビットのバイ
ナリコードは、論理ブロックアドレスを示すアドレス値
であると認識することを特徴とする請求項3に記載のデ
ィスクドライブ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11199511A JP2001028170A (ja) | 1999-07-13 | 1999-07-13 | ディスク記録媒体、及びディスクドライブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11199511A JP2001028170A (ja) | 1999-07-13 | 1999-07-13 | ディスク記録媒体、及びディスクドライブ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001028170A true JP2001028170A (ja) | 2001-01-30 |
Family
ID=16409045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11199511A Withdrawn JP2001028170A (ja) | 1999-07-13 | 1999-07-13 | ディスク記録媒体、及びディスクドライブ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001028170A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100752867B1 (ko) * | 2001-09-04 | 2007-08-29 | 엘지전자 주식회사 | 광기록 매체의 고밀도 기록방법 |
JP2010510611A (ja) * | 2006-11-17 | 2010-04-02 | サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | 光記録媒体、光記録媒体の成形装置及び方法、記録再生装置及び方法 |
-
1999
- 1999-07-13 JP JP11199511A patent/JP2001028170A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100752867B1 (ko) * | 2001-09-04 | 2007-08-29 | 엘지전자 주식회사 | 광기록 매체의 고밀도 기록방법 |
JP2010510611A (ja) * | 2006-11-17 | 2010-04-02 | サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | 光記録媒体、光記録媒体の成形装置及び方法、記録再生装置及び方法 |
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