JP2013175011A - 基準電圧中継回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】基準電圧生成回路を低消費電力化した場合であっても基準電圧のノイズが小さく且立ち上がりが早い基準電圧中継回路を提供する。
【解決手段】供給される基準電圧のノイズを除去して得られた電圧を被調整基準電圧としてレギュレータに中継するフィルタ部を含み、当該被調整基準電圧の代替電圧に基づく比較電圧が当該基準電圧を上回った場合に通常供給指令信号を発し、当該基準電圧の供給開始時及び当該比較電圧が当該基準電圧以下である場合に代替供給指令信号を発する切換制御部を含み、当該フィルタ部は、当該代替供給指令信号が発せられている場合に当該代替電圧を生成してこれを当該被調整基準電圧に代えて当該レギュレータに供給する代替電圧生成供給部を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、供給される基準電圧をレギュレータに中継する基準電圧中継回路に関する。
従来より、基準電圧を生成し、RCフィルタ等のフィルタを介して当該基準電圧をレギュレータ等の回路に供給する構成が知られている(例えば特許文献1)。フィルタは、基準電圧に生ずるリップル変動等の電圧変動分すなわちノイズを除去して安定した電圧を後段の回路に供給することを目的として設けられたものである。
特開平8−272461号公報
ところで、基準電圧を生成する回路をシリコンMOSFETデバイスで構成した場合には、いわゆる1/f雑音がノイズの主要因となる。1/f雑音は数kHz〜100kHz程度の低周波数帯域において発生するとされているが、RCフィルタを用いてこの変動分を除去するためには一般にフィルタを構成するコンデンサの容量を大きくする必要がある。しかしながら、容量を大きくした場合には充電に多くの時間を要することから、基準電圧の立ち上がりが遅くなってしまうという問題がある。また、近年、基準電圧を生成する回路の低消費電力化が進んだことにより、当該回路の出力駆動能力が低下する傾向にあることも相まって、基準電圧の立ち上がりが極端に遅くなってしまうという問題があった。
なお、低周波数帯域のノイズを除去するためにコンデンサ容量の大きなフィルタを用いた以下の如き構成も考えられる。すなわち、フィルタを構成するコンデンサが十分に充電されるまで基準電圧生成回路の出力駆動能力を高い状態に保ち、充電後に出力駆動能力を低い状態に切り換える構成である。しかしながら、かかる構成とした場合には、以下のような問題がある。一般に、出力駆動能力を切り替える場合には、基準電圧生成回路に含まれる位相補償回路も電流値に応じて変更する必要がある。当該変更のためには、より多くの容量を組み込む必要があり、設計上の困難が更に増すので現実的ではない。
本発明は上記した如き問題点に鑑みてなされたものであって、基準電圧生成回路を低消費電力化した場合であっても基準電圧のノイズが小さく且立ち上がりが早い基準電圧中継回路を提供することを目的とする。
本発明による基準電圧中継回路は、供給される基準電圧のノイズを除去して得られた電圧を被調整基準電圧としてレギュレータに中継するフィルタ部を含む基準電圧中継回路であって、前記被調整基準電圧の代替電圧に基づく比較電圧が前記基準電圧を上回った場合に通常供給指令信号を発し、前記基準電圧の供給開始時及び前記比較電圧が前記基準電圧以下である場合に代替供給指令信号を発する切換制御部を含み、前記フィルタ部は、前記代替供給指令信号が発せられている場合に前記代替電圧を生成してこれを前記被調整基準電圧に代えて前記レギュレータに供給する代替電圧生成供給部を含むことを特徴とする。
本発明による基準電圧中継回路によれば、基準電圧生成回路を低消費電力化した場合であっても基準電圧のノイズを小さく且立ち上がりを早くすることができる。
第1の実施例である基準電圧中継回路の構成を示すブロック図である。 図1のスイッチの構成を示す回路図である。 図1の可変分圧抵抗に含まれるデコーダを示すブロック図である。 図3のデコーダの真理値表である。 図1の可変分圧抵抗に含まれる分圧抵抗の構成を示す回路図である。 第2の実施例である基準電圧中継回路の構成を示すブロック図である。 図6のスイッチ選択セルに含まれる選択部の構成を示す回路図である。
以下、本発明に係る実施例について添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。
<第1の実施例>
図1には、本実施例の基準電圧中継回路100の構成が基準電圧生成部100、レギュレータ200及び外部容量300と共に示されている。基準電圧中継回路100は、基準電圧生成部100から供給される基準電圧Aに基づく被調整基準電圧Vref又は後述する代替電圧Eをレギュレータ200に供給する。レギュレータ200は、被調整基準電圧Vref又は代替電圧Eに基づく一定電圧を生成し出力する。レギュレータ200の出力には外部容量300が接続されている。
基準電圧生成部110は、例えば1.5V等の所定の基準電圧Aを生成する。
フィルタ部120は、基準電圧Aに生ずるリップル変動等の電圧変動分すなわちノイズを除去して得られた被調整基準電圧Vref又は代替電圧Eをレギュレータ200に供給する。
抵抗121とコンデンサ122とによりRCフィルタが構成されている。抵抗121は、基準電圧生成部110の出力に直列接続されている。コンデンサ122は、レギュレータ200の入力と接地電圧GNDとの間に接続されている。抵抗121の抵抗値とコンデンサ122の容量値とは、主として例えば数kHz〜100kHz程度の低周波帯域のノイズを除去するように設定されている。
スイッチ123は、基準電圧生成部110の出力とレギュレータ200の入力との間に設けられており、後述する切換制御部130から通常供給指令信号(”L”レベルの電圧B)が発せられている場合にオン状態となる。スイッチ123がオンのときには、基準電圧Aに基づく被調整基準電圧Vrefが基準電圧生成部110からレギュレータ200に直接供給される。また、切換制御部130から代替供給指令信号(”H”レベルの電圧B)が発せられている場合には、スイッチ123はオフ状態となる。
代替電圧生成供給部であるバッファアンプ124は、ボルテージフォロワ接続されたアンプであり、その非反転入力には抵抗R1を介して基準電圧Aが入力されている。バッファアンプ124がイネーブル状態のときには、バッファアンプ124が基準電圧Aに基づく非反転増幅電圧である代替電圧Eを生成しこれを被調整基準電圧Vrefに代えてレギュレータ200に供給する。バッファアンプ124は、切換制御部130から代替供給指令信号が発せられている場合にイネーブル状態となる。切換制御部130から通常供給指令信号が発せられている場合には、バッファアンプ124はディスイネーブル状態となる。
切換制御部130は、レギュレータ200への電圧供給元を基準電圧生成部110とバッファアンプ124との間で切り替えるための制御を行なう。切換制御部130は、代替電圧Eに基づく比較電圧Dが基準電圧Aを上回った場合に通常供給指令信号を発する。また、切換制御部130は、基準電圧生成部110からの基準電圧Aの供給開始時、及び、比較電圧Dが基準電圧Aを下回っている場合に代替供給指令信号を発する。比較電圧Dは、後述の比較電圧調整手段が分圧出力調整信号Rsel[n:0]の内容に基づいて代替電圧Eを増減して得られた電圧である。
アンプ131、トランジスタ132、及び可変分圧抵抗133は代替電圧Eに基づく比較電圧Dを生成する比較電圧調整手段を構成する。
アンプ131は、反転増幅回路であり、その非反転入力には代替電圧Eが入力され、反転入力には後述する可変分圧抵抗133からの分圧出力電圧(以下、電圧Cと称する)が入力され、これらの電圧に基づく反転増幅電圧を出力する。
トランジスタ132は、PMOS電界効果トランジスタであり、そのゲートにはアンプ131からの反転増幅電圧が入力され、そのソースには電源電圧VDDが供給され、そのドレインは後述する可変分圧抵抗133に接続されている。トランジスタ132は、アンプ131からの反転増幅電圧に応じてオン状態となる。
可変分圧抵抗133は、トランジスタ132のドレインと接地電圧GNDとの間に接続されている。かかる接続により、電源電圧VDDがトランジスタ132のオン抵抗と可変分圧抵抗133とにより分圧される。当該分圧により得られた比較電圧Dは後述するコンパレータ134の非反転入力に入力される。
また、可変分圧抵抗133は、分圧出力調整信号Rsel[n:0]に応じた分圧出力電圧すなわち電圧Cをアンプ131の反転入力に供給する。可変分圧抵抗133の構成の詳細については後述する(図3〜図5)。
コンパレータ134は、反転増幅回路であり、その非反転入力には比較電圧Dが入力され、反転入力には基準電圧Aが入力され、これら両電圧の比較に基づく電圧Bを出力する。詳細には、コンパレータ134は、比較電圧Dが基準電圧Aよりも大きい場合に”L”レベルの電圧Bすなわち通常供給指令信号を出力し、比較電圧Dが基準電圧A以下である場合に”H”レベルの電圧Bすなわち代替供給指令信号を出力する。電圧Bは、バッファアンプ124のイネーブル端子enとスイッチ123とに供給される。
なお、コンパレータ134を、非反転入力及び反転入力に対するヒステリシス特性を有するヒステリシスコンパレータとすることもできる。例えば、比較電圧Dが基準電圧Aよりも所定閾値だけ大きくなった場合に”L”レベルの電圧Bを出力するようなヒステリシスを有するコンパレータを用いることができる。この場合、基準電圧Aの生成前には”H”レベルの電圧Bが安定的に出力され、基準電圧A及び比較電圧Dの微小な変動により電圧Bの電圧レベルが頻繁に反転してしまうことを回避できる。
図2には、スイッチ123の構成が示されている。スイッチ123は、nMOS及びpMOS(図示せず)を並列接続して構成されるトランスファーゲート401と、これらのMOSの各々のゲートに相補的な入力を与えるためのインバータ402とからなる。トランスファーゲート401のゲート入力には電圧Bとインバータ402による電圧Bの反転電圧とが入力される。トランスファーゲート401の一方の端子T1は抵抗121を介して基準電圧生成部110に接続され、他方の端子T2はレギュレータ200の入力に接続されている。
電圧Bが”H”レベルの場合には、端子T1−端子T2間は遮断状態となり、スイッチ123はオフ状態となる。一方、電圧Bが”L”レベルの場合には、端子T1−端子T2間が導通し、スイッチ123がオンする。
図3には、可変分圧抵抗133に含まれるデコーダ501が示されている。デコーダ501は、選択入力Rsel[n:0]のnビットのデータAD[n−1:0]をデコードして得られたmビットのデータD[m−1:0]を可変分圧抵抗133(図5)に供給する。mは2以上の整数である。また、”n”と”m”にはm=2^nの関係がある。
図4には、デコーダ501の真理値表が示されている。データAD[n−1:0]が”0000・・・0000”の場合にはデータD[m−1:0]は”000・・・001”、データAD[n−1:0]が”0000・・・0001”の場合にはデータD[m−1:0]は”000・・・010”、・・・、データAD[n−1:0]が”1111・・・1111”の場合にはデータD[m−1:0]は”100・・・000”となる。
図5には、可変分圧抵抗133に含まれる分圧抵抗502が示されている。抵抗R0、R1、・・・、Rm−1が直列に接続されている。抵抗R0の一端に設けられているプラス端子TPは、PMOS132(図1)のドレインに接続されている。抵抗Rm−1の一端に設けられているマイナス端子TMは、接地電圧GNDに接続されている。トランジスタMP0、MP1・・・、MPm−1は、PMOSトランジスタである。
トランジスタMP0のソースは、プラス端子TPと抵抗R0の接続点にされている。また、トランジスタMP1のソースは抵抗R0と抵抗R1の接続点に、トランジスタMP2のソースは抵抗R1と抵抗R2の接続点に、・・・、トランジスタMPm−1のソースは抵抗Rm−2と抵抗Rm−1の接続点にそれぞれ接続されている。トランジスタMP0〜MPm−1の各々のドレインは、分圧出力端子TOに接続されている。トランジスタMP0〜MPm−1の各々のゲートには、デコーダ501(図4)によってデコードされたデータD[m−1:0]が入力される。詳細には、トランジスタMP0のゲートにはデータD0が、トランジスタMP1のゲートにはデータD1が、・・・、トランジスタMPm−1のゲートにはデータDm−1がそれぞれ供給される。
分圧出力端子TOは、アンプ131の非反転入力に接続されている。ここで、例えば、選択入力Rsel[n:0]のデータAD[n−1:0]が”0000・・・0001”である場合には、データD[m−1:0]は”000・・・010”となり、トランジスタMP1のみがオンする。この場合、電源電圧VDD(図1)が、PMOS132(図1)のオン抵抗及び抵抗R0からなる抵抗と、抵抗R2〜Rm−1からなる抵抗とによって分圧されて得られた電圧Cが分圧出力端子TOからアンプ131の非反転入力に入力される。
以下、図1〜図5を参照しつつ、基準電圧中継回路100の動作について説明する。
先ず、基準電圧生成部110が基準電圧Aの生成を開始する。フィルタ部120への基準電圧Aの供給開始時においては、電圧Bは”H”レベルである(すなわち切換制御部130が代替供給指令信号を発している)ので、スイッチ123はオフ状態であり、バッファアンプ124はイネーブル状態となっている。故に、バッファアンプ124により基準電圧Aに基づいて生成された代替電圧Eが被調整基準電圧Vrefに代えてレギュレータ200に供給される。容量122は、低周波帯域のノイズを低減するために比較的大きな容量値を有しているが、バッファアンプ124によって急速に充電される。故に、代替電圧Eは急速に立ち上がることができる。
なお、基準電圧生成部110の出力から見える負荷は、抵抗121を介して、バッファアンプ124、コンパレータ134、及びスイッチ123のみであり、十分に小さい。故に、基準電圧生成部110の出力駆動能力が小さい場合でも、基準電圧Aを所望の電圧レベルまで立ち上げることができる。
アンプ131は代替電圧Eを反転増幅し、PMOS132のゲートに供給する。PMOS132は供給された反転増幅電圧に応じたオン抵抗値を呈する。電源電圧VDDがPMOS132と可変分圧抵抗133とにより分圧され、比較電圧Dがコンパレータ134の非反転入力に供給される。また、コンパレータ134の反転入力には基準電圧Aが入力されている。
コンパレータ134は、比較電圧Dが基準電圧Aを上回ったときに電圧Bを”L”レベルに切り替える(すなわち通常供給指令信号を発する)。電圧Bが”L”レベルとなったことにより、バッファアンプ124はディセーブルとなる。かかる動作により、バッファアンプ124からレギュレータ200への代替電圧Eの供給は停止される。一方、スイッチ123はオン状態になり、基準電圧Aに基づく被調整基準電圧Vrefがレギュレータ200に直接供給される。
かかる動作により、バッファアンプ124がディセーブル状態になると共に、低消費電力化された基準電圧生成部110が基準電圧Aをレギュレータ200に直接供給する。
以下、可変分圧抵抗133の設定について説明する。例えば、代替電圧Eが基準電圧Aの約95%に達したときにスイッチ123をオフからオンに切り替えたい場合には、選択入力Rsel[n:0]によって電圧Cを基準電圧Aの理想値の95%となるように設定する。かかる設定とした場合、比較電圧Dは、代替電圧Eを約5%の昇圧させた電圧レベルとなる。コンパレータ134は、比較電圧Dが基準電圧Aを上回ったときに電圧Bを”L”レベルに切り替える。すなわち、代替電圧Eが基準電圧Aの約95%に達したときに電圧Bが”L”レベルに切り替わる(通常供給指令信号が発せられる)。このように、基準電圧Aが理想値に達する前にレギュレータ200への電圧供給元をバッファアンプ124から基準電圧生成部110に切り替えることができる。なお、上記説明は代替電圧Eが基準電圧Aの約95%に達したときの例であるが、これに限られない。例えば、代替電圧Eが基準電圧Aの100%に達したとき、すなわち代替電圧Eが基準電圧Aと同一電圧となったときにスイッチ123を切り替える設定とすることもできる。
上記したように、本実施例の基準電圧中継回路100は、基準電圧の立ち上げ段階においては、バッファアンプ124からレギュレータ200に代替電圧Eを供給する。レギュレータ200の入力にはRCフィルタを構成する容量122が接続されているが、バッファアンプ124の出力により急速に充電される。それ故、比較的大きい容量122を用いて低周波数帯域のノイズを抑制するとともに、レギュレータ200への基準電圧(立ち上げ段階における代替電圧E)を急速に立ち上げることができる。
また、基準電圧生成部110の出力から見える負荷は、バッファアンプ124、コンパレータ134、及びスイッチ123のみである。バッファアンプ124及びコンパレータ134の入力インピーダンスは高く、且つ、基準電圧の立ち上げ段階においてはスイッチ123はオフ状態であるので、出力負荷は十分に小さい。故に、基準電圧生成部110の出力駆動能力が小さい場合でも、基準電圧Aを所望の電圧レベルまで立ち上げることができる。それ故、基準電圧生成部110を低消費電力化した場合でも、基準電圧A及びこれに基づく代替電圧Eを急速に立ち上げることができる。
また、本実施例の基準電圧中継回路100は、代替電圧Eが基準電圧Aの理想値近くまで立ち上がったときに、レギュレータ200への電圧供給元をバッファアンプ124から基準電圧生成部110に切り替える。かかる動作により、バッファアンプ124がディセーブルされ、低消費電力化された基準電圧生成部110が基準電圧Aに基づく被調整基準電位Vrefをレギュレータ200に直接供給する。故に、電圧供給元の切り替えにより、切換制御部130及びバッファアンプ124の動作分だけ消費電流を減らすことができる。その結果、基準電圧中継回路100の総消費電流量を抑えることができる。
<第2の実施例>
図6には、本実施例の基準電圧中継回路100の構成を示すブロック図である。本実施例の基準電圧中継回路100は、第1の実施例におけるバッファアンプ124を含まず、スイッチ選択セル125を含む。以下、第1の実施例と異なる部分について主に説明する。
代替電圧生成供給部であるスイッチ選択セル125は、レギュレータ200の入力と電源電圧VDDとの間に接続されている。スイッチ選択セル125は、プルアップ抵抗125aと選択スイッチ125bとからなる。プルアップ抵抗125aの一端はレギュレータ200の入力に接続されており、他端は選択スイッチ125bを介して電源電圧VDDに接続されている。選択スイッチ125bは、電圧Bの信号レベルに応じてオン/オフする。
図7(a)及び(b)には、プルアップ抵抗125a及び選択スイッチ125bの構成の詳細が示されている。
論理積回路601[0]、601[1]、・・・、601[m]の一方の入力には、抵抗選択信号SWsel[0]、SWsel[1]、・・・、SWsel[m]がそれぞれ入力される。論理積回路601[0]〜601[m]の各々の他方の入力には、電圧Bが入力される。論理積回路601[0]、601[1]、・・・、601[m]の出力からは、スイッチ信号sel[0]、sel[1]、・・・、sel[m]が出力される。電圧Bが”L”レベルの場合(通常供給指令信号が発せられている場合)には、スイッチ選択セル125はオフ状態となり、スイッチ信号sel[0]〜sel[m]の信号レベルは”H”レベルとなる。電圧Bが”H”レベルの場合(代替供給指令信号が発せられている場合)には、スイッチ選択セル125はオン状態となり、スイッチ信号sel[0]〜sel[m]の信号レベルは、抵抗選択信号SWsel[0]〜SWsel[m]の信号レベルを反転させたレベルとなる。
抵抗Ra[0]とトランジスタMP[0]、・・・、抵抗Ra[m]とトランジスタMP[m]がそれぞれ直列に接続されている。トランジスタMP[0]〜MP[m]はPMOSトランジスタである。トランジスタMP[0]、・・・、MP[m]のゲートには、スイッチ信号sel[0]、・・・、sel[m]がそれぞれ印加される。トランジスタMP[0]〜[m]の各々のソースは電源電圧VDDに接続されている。トランジスタMP[0]、・・・、MP[m]のドレインは、抵抗Ra[0]、・・・、Ra[m]の一端にそれぞれ接続されている。抵抗Ra[0]、・・・、Ra[m]の各々の他端はレギュレータ200の入力に接続されている。
抵抗選択信号SWsel[0]〜SWsel[m]のうちの1つの信号レベルが”H”レベルであるときに、当該1つの抵抗選択信号に対応するトランジスタ(MP[0]〜[m]のうちの1つ)がオンする。当該オンしたトランジスタに直列に接続されている抵抗(Ra[0]、・・・、Ra[m]のうちの1つ)はプルアップ抵抗として機能し、その抵抗値に応じたプルアップ電圧F(代替電圧)を被調整基準電圧Vrefに代えてレギュレータ200の入力に供給する。抵抗Ra[0]、・・・、Ra[m]の抵抗値を互いに異ならせることにより、様々なプルアップ電圧Fを選択的にレギュレータ200の入力に供給できる。
以下、図6及び図7を参照しつつ、基準電圧中継回路100の動作について説明する。
先ず、基準電圧生成部110が基準電圧Aを生成する。フィルタ部120への基準電圧Aの供給開始時においては、電圧Bは”H”レベルであり、スイッチ123はオフ状態である。また、スイッチ選択セル125はオン状態となっている。故に、スイッチ選択セル125に含まれる抵抗Ra[0]、・・・、Ra[m]のうちの、抵抗選択信号SWsel[0]〜SWsel[m]によって選択された1つがプルアップ抵抗として機能する。当該1つのプルアップ抵抗の抵抗値に応じたプルアップ電圧Fが被調整基準電圧Vrefに代えてレギュレータ200の入力に供給される。容量122は、低周波帯域のノイズを低減するために比較的大きな容量値を有しているが、プルアップ抵抗のプルアップによって急速に充電される。故に、プルアップ電圧Fは急速に立ち上がることができる。
なお、基準電圧生成部110の出力から見える負荷は、抵抗121を介して、スイッチ選択セル125、コンパレータ134、及びスイッチ123のみであり、十分に小さい。故に、基準電圧生成部110の出力駆動能力が小さい場合でも、基準電圧Aを所望の電圧レベルまで立ち上げることができる。
アンプ131はプルアップ電圧Fを反転増幅し、PMOS132のゲートに供給する。PMOS132は供給された反転増幅電圧に応じたオン抵抗値を呈する。電源電圧VDDがPMOS132と可変分圧抵抗133とにより分圧され、比較電圧Dがコンパレータ134の非反転入力に供給される。また、コンパレータ134の反転入力には基準電圧Aが入力されている。
コンパレータ134は、比較電圧Dが基準電圧Aを上回ったときに電圧Bを”L”レベルに切り替える。電圧Bが”L”レベルとなったことにより、スイッチ選択セル125はオフ状態となる。かかる動作により、スイッチ選択セル125からレギュレータ200へのプルアップ電圧Fの供給は停止される。一方、スイッチ123はオンになり、基準電圧Aに基づく被調整基準電圧Vrefがレギュレータ200に直接供給される。
かかる動作により、スイッチ選択セル125をオフ状態にすると共に、低消費電力化された基準電圧生成部110が基準電圧Aを直接供給する。
上記したように、本実施例の基準電圧中継回路100においても、比較的大きい容量122を用いて低周波数帯域のノイズを抑制するとともに、レギュレータ200への基準電圧(立ち上げ段階におけるプルアップ電圧F)を急速に立ち上げることができる。更に、抵抗値が互いに異なる抵抗Ra[0]〜Ra[m]のうちの1つをプルアップ抵抗として選択できるようにしたので、基準電圧の立ち上り時におけるオーバーシュートを防止して所望の基準電圧をレギュレータ200に供給することができる。また、抵抗Ra[0]〜Ra[m]の任意の選択により、基準電圧の立ち上げ時における突入電流を抑制する効果も奏する。なお、トランジスタMP[0]〜MP[m]のトランジスタサイズを調整することによっても、これらの効果を奏することができる。
なお、構成の簡略化のために、スイッチ選択セル125は、1つのスイッチ(例えばトランジスタMP[0])とこれに直列接続された1つの抵抗(例えば抵抗Ra[0])のみを含む構成としても良い。
100 基準電圧中継回路
110 基準電圧生成部
120 フィルタ部
121 抵抗
122 コンデンサ
123 選択スイッチ
124 バッファアンプ
125 スイッチ選択セル
130 切換制御部
131 アンプ
132 トランジスタ
133 可変分圧抵抗
134 コンパレータ
200 レギュレータ
300 外部容量
401 インバータ
402 トランスファーゲート
501 デコーダ
502 分圧抵抗

Claims (5)

  1. 供給される基準電圧のノイズを除去して得られた電圧を被調整基準電圧としてレギュレータに中継するフィルタ部を含む基準電圧中継回路であって、
    前記被調整基準電圧の代替電圧に基づく比較電圧が前記基準電圧を上回った場合に通常供給指令信号を発し、前記基準電圧の供給開始時及び前記比較電圧が前記基準電圧以下である場合に代替供給指令信号を発する切換制御部を含み、
    前記フィルタ部は、前記代替供給指令信号が発せられている場合に前記代替電圧を生成してこれを前記被調整基準電圧に代えて前記レギュレータに供給する代替電圧生成供給部を含むことを特徴とする基準電圧中継回路。
  2. 前記代替電圧生成供給部は、前記代替供給指令信号が発せられている場合に前記基準電圧に基づいて非反転増幅電圧を生成しこれを前記代替電圧とするバッファアンプであることを特徴とする請求項1に記載の基準電圧中継回路。
  3. 前記代替電圧生成供給部は、
    前記代替供給指令信号が発せられている場合にオン状態となるスイッチと、
    前記スイッチを介して電源電圧に接続され前記スイッチがオン状態のときに前記電源電圧に基づいてプルアップ電圧を生成しこれを前記代替電圧とするプルアップ抵抗と、からなることを特徴とする請求項1に記載の基準電圧中継回路。
  4. 前記代替電圧生成供給部は、前記プルアップ抵抗の抵抗値を選択信号の内容に基づいて選択する選択手段を含むことを特徴とする請求項3に記載の基準電圧中継回路。
  5. 前記比較電圧は、外部入力信号の内容に基づいて前記代替電圧を増減して得られた電圧であることを特徴とする請求項1に記載の基準電圧中継回路。
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