JP2013174556A - レーダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーダにより検知される領域を複数の領域に分割することにより、処理負荷を軽減させつつ、対象物の位置と動きとを推定可能なレーダ装置を提供する。
【解決手段】自車両の周辺の検知領域内の対象物の存在を検知するレーダ装置は、レーダによる対象物からの反射波のデータを取得するデータ取得部と、データ取得部が取得したデータから、反射波の出所である反射位置を算出する位置算出部と、検知領域を、自車両の進行方向に略平行な帯領域である複数のレーンと、自車両の進行方向に略垂直な帯領域である複数の区間とに分割する領域分割部と、反射位置の分布数をレーン毎に示すデータである総合分布データと、反射位置の分布数を区間毎かつレーン毎に示すデータである区間分布データとを作成する分布データ作成部と、総合分布データと区間分布データとに基づいて、対象物の位置と動きとを推定する対象物存在推定部とを備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、車両に搭載され、自車両周辺における対象物を検知するレーダ装置に関し、より特定的には、レーダにより検知される領域を複数の領域に分割することにより、対象物の位置と動きとを推定するレーダ装置に関する。
近年の車両には、自車両の周辺領域に存在する対象物(他車両等)の位置をミリ波レーダ等によって検知可能なレーダ装置が装備されているものがある。例えば、特許文献1には、レーダにより検知される領域を分割して、対象物の位置を推定するレーダ装置が開示されている。特許文献1に記載のレーダ装置によれば、自車両の前方に存在する対象物を、対象物からの反射波の強度分布から求められたピーク位置を中心とする小さい領域と、当該ピーク位置を中心とする大きい領域とに分割し、分割した範囲毎の強度分布に基づいて、対象物の位置を推定することができる。
特開2007−163317号公報
ところで、上記特許文献1に開示されているような自車両の前方の対象物を検知するレーダ装置において、前方の対象物の動きは、ドライバーが直接視認することができるが、自車両の側方(左右周辺)の対象物を検知するレーダ装置において、側方の対象物の動きは、ドライバーが直接視認することが困難になる。より特定的には、自車両の左右後側方領域であって、ドライバーの死角になりやすい領域(報知領域)に進入する対象物の動きを、ドライバーは直接視認することができない。しかしながら、特許文献1に記載のレーダ装置では、このような対象物の動きを検知することができない。
一方、対象物の動きを推定するための方法として、レーダにより得られた反射波のデータに対してカルマンフィルタによる数式処理を用いた解析法が知られている。しかしながら、上記したカルマンフィルタによる数式処理を実行すると、得られる反射波のデータが多くなるほど処理負荷が増大し、対象物の動きを推定するための処理速度が遅くなってしまうという課題がある。
それ故に、本発明の目的は、レーダにより検知される領域を複数の領域に分割することにより、処理負荷を軽減させつつ、対象物の位置と動きとを推定可能なレーダ装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。すなわち第1の局面は、自車両の周辺の検知領域内の対象物の存在を検知するレーダ装置は、レーダによる対象物からの反射波のデータを取得するデータ取得部と、データ取得部が取得したデータから、反射波の出所である反射位置を算出する位置算出部と、検知領域を、自車両の進行方向に略平行な帯領域である複数のレーンと、自車両の進行方向に略垂直な帯領域である複数の区間とに分割する領域分割部と、反射位置の分布数をレーン毎に示すデータである総合分布データと、反射位置の分布数を区間毎かつレーン毎に示すデータである区間分布データとを作成する分布データ作成部と、総合分布データと区間分布データとに基づいて、対象物の位置と動きとを推定する対象物存在推定部とを備える。
第2の局面は、第1の局面において、分布データ作成部は、総合分布データに基づいて、複数のレーンの中で反射位置の分布数が最も多いレーンである1つのピークレーンを特定するピークレーン特定部を含み、対象物存在推定部は、ピークレーンに基づいて、対象物の位置を推定する。
第3の局面は、第1または第2の局面において、分布データ作成部は、区間分布データに基づいて、区間毎に、複数のレーンの中で反射位置の分布数が最も多いレーンである1つの区間ピークレーンを特定する区間ピークレーン特定部を含み、対象物存在推定部は、区間毎の区間ピークレーンに基づいて、当該区間毎に対象物の位置を推定し、区間の変遷に伴う対象物の位置の変遷に基づいて、対象物の動きを推定する。
第4の局面は、第3の局面において、対象物存在推定部は、最新の反射位置が位置する区間において特定される区間ピークレーンと、当該区間に隣接する区間であって、反射位置が分布する区間において既に特定された区間ピークレーンとが同じである場合には、総合分布データに基づいて、対象物の位置を推定する。
第5の局面は、第2の局面において、対象物存在推定部は、ピークレーン、または、最新の反射位置が位置するレーンをピークレーンに近づくように補正したレーンに、対象物が位置すると推定する。
第6の局面は、第3または第4の局面において、対象物存在推定部は、区間毎に、区間ピークレーン、または、当該区間における最新の反射位置が位置するレーンを区間ピークレーンに近づくように補正したレーンに、対象物が位置すると推定する。
第7の局面は、第1の局面において、位置算出部は、反射位置の方位情報を算出し、分布データ作成部は、方位情報に基づいて、総合分布データとして、自車両の前側方における反射位置の分布数をレーン毎に示すデータである前側方総合分布データと、自車両の後側方における反射位置の分布数をレーン毎に示すデータである後側方総合分布データとを作成し、区間分布データとして、自車両の前側方における反射位置の分布数を区間毎かつレーン毎に示すデータである前側方区間分布データと、自車両の後側方における反射位置の分布数を区間毎かつレーン毎に示すデータである後側方区間分布データとを作成し、対象物存在推定部は、前側方総合分布データと前側方区間分布データとに基づいて、自車両の前側方から接近する対象物の位置と動きとを推定し、後側方総合分布データと後側方区間分布データとに基づいて自車両の後側方から接近する対象物の位置と動きとを推定する。
第8の局面は、第1の局面において、分布データ作成部は、総合分布データに基づいて、横軸をレーンとし、縦軸を反射位置の分布数とした、反射位置の分布図を作成する分布図作成部を含み、対象物推定部は、分布図作成部が作成した分布図の分布形状において、縦軸に複数のピークが存在する場合、複数の対象物が存在すると推定する。
また、上記目的を達成するために、上述した本発明のレーダ装置の各構成が行うそれぞれの処理は、一連の処理手順を与えるレーダ装置の処理方法としても捉えることができる。この方法は、一連の処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムの形式で提供される。このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で、コンピュータに導入されてもよい。
第1の局面によれば、レーダにより検知される検知領域を複数のレーンと、複数の区間とに分割することにより、レーン毎の反射位置の分布を示す総合分布データと、区間毎かつレーン毎の反射位置の分布を示す区間分布データとを作成することができる。そして、この総合分布データと区間分布データとに基づいて、対象物の位置と動きとが推定されるので、複雑な処理が不要であり、レーダ装置の計算処理負荷を軽減させつつ、対象物の位置と動きを推定することができる。
第2の局面によれば、ピークレーンに基づいて、対象物の位置を推定することができる。すなわち、総合分布データに基づいて、反射位置の分布数が最も多いレーンを特定すれば済むので、複雑な処理が不要であり、レーダ装置の計算処理負荷を軽減させつつ、対象物の位置を推定することができる。
第3の局面によれば、区間ピークレーンに基づいて、区間毎に対象物の位置を推定することができる。すなわち、区間分布データに基づいて、区間の変遷に伴う、対象物が位置するレーンの変遷を追跡することで、対象物が自車両の進行方向と略垂直な方向(横方向)に移動する動きを推定することができる。このことにより、複雑な処理が不要であり、レーダ装置の計算処理負荷を軽減させつつ、対象物の動きを推定することができる。
第4の局面によれば、例えば、自車両の後方の区間から順に区間ピークレーンが特定されていく場合、最新の反射位置が位置する区間の区間ピークレーンと、当該区間ピークレーンに隣接する後方の区間ピークレーンとが同じである場合には、総合分布データに基づいて対象物の位置が推定される。すなわち、区間の変遷に伴って区間ピークレーンに変化がない場合には、より分布総数の多い総合分布データを用いることで、対象物の位置をより精度良く推定することができる。したがって、区間分布データと総合分布データを併用することにより、対象物の位置を推定する精度を向上させることができる。
第5の局面によれば、対象物が位置すると推定されるレーンは、ピークレーンか、ピークレーンに近づくように補正されたレーンとなる。ところで、総合分布データにおいて反射位置の分布数が最も多いピークレーンには、対象物が存在している確率が高いものと考えられる。このことにより、反射波のデータに基づく反射位置のレーン情報の精度が低い場合でも、対象物の存在するレーンをより精度良く推定することができる。
第6の局面によれば、区間毎に対象物が存在すると推定されるレーンは、区間ピークレーンか、区間ピークレーンに近づくように補正されたレーンとなる。ところで、区間分布データにおいて反射位置の分布数が最も多い区間ピークレーンには、当該区間において対象物が存在している確率が高いものと考えられる。このことにより、反射波のデータに基づく反射位置のレーン情報の精度が低い場合でも、区間において対象物の存在するレーンをより精度良く推定することができる。
第7の局面によれば、総合分布データとして、前側方総合分布データと後側方総合分布データとが別々に作成され、区間分布データとして、前側方区間分布データと、後側方区間分布データとが別々に作成される。そして、前側方総合分布データ及び前側方区間分布データに基づいて、自車両の前側方から接近する対象物の位置を推定することができ、後側方総合分布データ及び後側方区間分布データに基づいて、自車両の後側方から接近する対象物の位置を推定することができる。このことにより、自車両の前側方から接近する対象物と、自車両の後側方から接近する対象物とを区別して、それぞれの対象物の位置及び動きを推定することができる。
第8の局面によれば、反射位置の分布図の形状のピーク(山頂)の数に基づいて、レーダにより検知される対象物が1つか複数かを判別することができる。このことにより、複雑な処理を要することなく、検知される対象物の数を判別することができる。
上述のように、本発明によれば、レーダにより検知される領域を複数の領域に分割することにより、処理負荷を軽減させつつ、対象物の位置と動きとを推定可能なレーダ装置を提供することができる。
レーダ装置1が検知する検知領域200の一例を示す図 レーダ装置1の概略構成の一例を示すブロック図 マイコン70の機能構成の一例を示す機能ブロック図 レーダ装置1が検知する反射位置Pの座標の一例を示す図 レーン400と区間500の一例を示す図 反射位置に基づいた総合分布データと区間分布データの一例を示す図 レーダ装置1が実行するデータ処理の一例を示すフローチャート 分布データに基づいて対象物の位置を推定する一例の説明図 反射位置に基づいた前側方総合分布データと後側方総合分布データの一例を示す図 レーダ装置1が実行するデータ処理の一変形例を示すフローチャート レーダ装置1が実行するデータ処理の一変形例を示すフローチャート レーダ装置1が実行するデータ処理の一変形例を示すフローチャート 対象物が複数の場合の反射位置に基づいた総合分布データの一例を示す図
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態に係るレーダ装置について説明する。なお、本実施形態に係るレーダ装置は、自車両に搭載され、自車両が走行する際の自車両の左右周辺領域の対象物を検知する装置である。
図1に示すように、レーダ装置1は、自車両100の所定の位置に設置され(例えば、自車両100の左右のサイドミラー、フェンダボディ、若しくはリアバンパー内に組み込まれ)、自車両100の左右周辺に存在する対象物を検知する。レーダ装置1は、自車両100の周辺に向けてレーダビーム(電磁波)を照射し、当該レーダ装置1の検知領域200(図1の斜線部)内に存在する対象物(他車両、自転車等)の存在を検知する。なお、図1では、自車両100の左後方部に設置され、自車両100の左周辺である検知領域200を検知可能な領域とするレーダ装置1を例に記載しているが、レーダ装置1は、自車両100の右後方部にも設置され、自車両100の右周辺領域をも検知可能な領域とする。以下では、レーダ装置1が、自車両100の左周辺を検知可能な領域とする場合を例に説明するが、レーダ装置1が、自車両100の右周辺を検知可能な領域とする場合も同様である。
検知領域200は、レーダ装置1が対象物の存在を検知可能な領域であり、例えば、図1に示すように、自車両100の真横方向に対して20°〜30°程度傾いた斜め後側方に対して、時計回り及び反時計回りに40°〜60°程度の検知幅(検知角度範囲)を有する。なお、図1では検知幅が60°の場合を例に記載している。
検知領域200内には、報知領域300が設定される。報知領域300は、その領域内に対象物が存在することが検知されると、その存在がドライバーに報知される領域である。具体的には、図1に示すように、自車両100の後側方領域であって、レーダ装置1が検知する検知領域200のうち、ドライバーからは死角になりやすい領域が設定される。この報知領域300には、例えば自車両100のピラーにより死角となりやすい領域や、目視が困難な領域が設定されるが、車両によってピラーの位置や目視が困難な領域は異なるため、車両の特性に応じて設定される。
次に、図2を用いて、レーダ装置1の概略構成について説明する。図2に示すように、レーダ装置1は、送信アンテナ10、受信アンテナ20、高周波回路30、高周波回路40、信号生成回路50、A/D回路60、マイコン70から構成される。
送信アンテナ10は、レーダ波の送信を行う。具体的には、送信アンテナ10は、単一もしくは複数のレーダビーム(電磁波)を、自車両100の周囲に向けて照射する。受信アンテナ20は、レーダ波の受信を行う。具体的には、受信アンテナ20は、送信アンテナ10から送信されたレーダ波の反射波を受信する。高周波回路30は、送信回路の高周波部分であり、ノイズフィルタやアンプ、ミキサーなどの回路から成る。高周波回路40は、受信回路の高周波部分であり、ノイズフィルタやアンプ、ミキサーなどの回路から成る。信号生成回路50は、送信波の信号を生成するための生成回路であり、基本信号を発生させる。A/D回路60は、受信波(反射波)のアナログ値をデジタル値に変換する回路である。マイコン70は、取得した信号に基づいて信号処理を行い、また、外部機器(例えば、報知器)に対する処理を指示する外部信号を送信する。
次に、図3を用いて、マイコン70の機能部について説明する。マイコン70は、例えばCPU、ROM、RAMなどを有したマイクロコンピュータであり、その機能構成として、データ取得部701と、位置算出部702と、領域分割部703と、分布データ作成部704と、対象物存在推定部705と、報知領域設定部706と、報知判定部707とを備える。マイコン70は、例えば、上記したROMに予め格納された制御プログラムをCPUに実行させることによって、データ取得部701と、位置算出部702と、領域分割部703と、分布データ作成部704と、対象物存在推定部705と、報知領域設定部706と、報知判定部707として動作する。
データ取得部701は、A/D回路60を介して、レーダ波の反射波のデータを取得する。反射波のデータには、例えば、送信波との時間差の情報やドップラー変位の情報などが含まれる。
位置算出部702は、データ取得部701が取得した反射波のデータに基づいて、反射波の出所である反射位置を算出する。具体的には、反射波のデータに基づいて、反射位置(P)の距離(R)、角度(Θ)、XY座標値(X,Y)を算出する。ここで、図4を用いて、上記した反射位置の算出について説明する。
図4に示すように、反射位置Pの位置座標はXY座標で表わされる。具体的には、XY座標としては、自車両100に搭載されたレーダ装置1の位置を原点とし、自車両100の進行方向に平行な方向にY軸正方向が設定され、レーダが照射される側であってY軸に垂直な方向にX軸正方向が設定される。また、レーダ装置1は、X軸正方向に対して反時計回りにΘ1だけ傾いた斜め後側方を中心とした所定角度範囲を検知領域200とする。なお、この所定角度は、X軸に対して反時計回りにΘ1だけ傾いた斜め後側方に対して反時計回りの方向を正方向とする角度Θを用いて表わされるものとする。したがって、例えば、図1に示す検知領域200の角度範囲は、−60°≦Θ≦60°と表わされる。
位置算出部702は、反射波のデータに基づき、反射位置Pの距離Rと角度Θを算出する。次に、位置算出部702は、距離Rと角度Θに基づいて、反射位置PのX座標値とY座標値を算出する。具体的には、以下の算出式によって算出される。
X=Rcos(90−Θ−Θ1)
Y=−Rsin(90−Θ−Θ1)
なお、一般的に、反射波のデータの実測値において、距離Rは精度が高く、角度Θは精度が低いため、反射位置PのX座標値は、Y座標値に比べて精度が低くなる。
説明は図3に戻り、領域分割部703は、対象物が検知される検知領域200を、複数のレーン400と複数の区間500とに分割する。ここで、図5を用いて、上記したレーン400及び区間500について説明する。なお、以下の図面の説明におけるXY座標は、図4を用いて説明したXY座標と同一である。
図5に示すように、レーン400は、Y軸に平行に一定の幅をもった帯領域として設定され、区間500はX軸に平行に一定の幅をもった帯領域として設定される。例えば、レーン400として、レーンA、レーンB、レーンC、レーンD、レーンE、レーンFが設定され、例えばレーンAの領域は、5m≦X<6mで表わされ、レーンBの領域は、4m≦X<5mで表わされる。同様に、区間500として、区間a、区間b、区間cが設定され、例えば区間aの領域は、−30m≦Y<−25mで表わされ、区間bの領域は、−25m≦Y<−20mで表わされる。なお、領域分割部703は、このように分割したレーン400及び区間500の情報(XY座標で示される領域の情報)をマイコン70内の内部メモリ(不図示)に記憶する。
説明は図3に戻り、分布データ作成部704は、位置算出部702が算出した反射位置Pの情報と、領域分割部703が設定したレーン400及び区間500の情報とに基づいて、分布データを作成する。具体的には、まず、分布データ作成部704は、反射位置PのX座標及びY座標に基づいて、反射位置Pを、対応するX座標の領域であるレーン400と、対応するY座標の領域である区間500とに対応付ける。例えば、図5に示すように、反射位置PのXY座標が(4.2m,−22m)で与えられると、反射位置Pは、レーンBと区間aとに対応付けられる。次に、分布データ作成部704は、反射位置Pに基づいて、反射位置Pの分布数をレーン400毎に示すデータである総合分布データと、反射位置Pの分布数を区間500毎かつレーン400毎に示すデータである区間分布データとの2つの分布データを作成する。以下に、図6を用いて、上記した総合分布データと区間分布データについて説明する。
図6の(A)は、複数の反射波のデータに基づいて得られた複数の反射位置PをXY座標上の反射点P(図6の(A)に黒丸で示す反射点)としてプロットした図であり、反射位置(反射点)PのXY平面上の分布を示す。ここで、各反射点Pは、上述したように、レーン400と区間500とに対応付けられる。そして、分布データ作成部704は、各レーン400に対応付けられた反射点Pの数を算出し、レーン400毎にその数を対応付けて総合分布データを作成する。例えば、反射点Pが図6の(A)に示す分布で表わされる場合には、総合分布データは図6の(B)に示すデータとなる。なお、図6の(B)に示す四角のブロックの数が反射点Pの数に対応している。すなわち、総合分布データから、反射点Pの分布数は、レーンDが最も多いことがわかる。
また、分布データ作成部704は、各区間500及び各レーン400に対応付けられた反射点Pの数を算出し、区間500毎に、各レーン400にその数を対応付けて区間分布データを作成する。例えば、反射点Pが図6の(A)に示す分布で表わされる場合には、区間分布データは図6の(C)に示すデータとなる。すなわち、区間分布データから、反射点Pの分布数は、区間aにおいては、レーンEが最も多く、区間bにおいては、レーンDが最も多く、区間cにおいては、レーンCが最も多いことがわかる。
説明は図3に戻り、対象物存在推定部705は、分布データ作成部704が作成した総合分布データ及び区間分布データに基づいて、対象物の存在位置及び動きを推定する。なお、具体的な推定プロセスは、後に詳述する。
報知領域設定部706は、報知対象物の存在を報知する領域である報知領域300を設定する。具体的には、報知領域300は、図4を用いて説明したXY座標を用いた領域で定義される。なお、報知領域設定部706は、このように設定した報知領域の情報(XY座標で示される領域の情報)をマイコン70内の内部メモリに記憶する。
報知判定部707は、報知領域設定部706が設定した報知領域300を示す情報と、対象物存在推定部705が推定した対象物の位置及び動きを示す情報に基づいて、対象物が報知領域300内に存在するか否かを判定する。報知判定部707は、その判定結果を示す情報を外部信号として外部機器等に出力する。そして、この外部信号に基づいて、外部機器の一例である報知器(図示せず)が制御され、対象物が報知領域300内に存在する場合には、報知器が作動する。このことにより、ドライバーは、自身の死角になりやすい領域内に対象物が存在することを認識することができる。
次に、図7、図8を用いて、レーダ装置1が実行するデータ処理について説明する。なお、本実施形態では、自車両100の後側方から対象物が接近する場合(例えば、他車両が自車両を追い越す場合)における対象物からの反射波のデータ処理を例に説明する。
図7は、レーダ装置1の各機能部が実行する処理の詳細を示すフローチャートの一例である。また、図8の(A)は、反射点P1〜PnのXY平面上の分布を示す図であり、反射点P1〜Pn−1までのn−1個の反射点を黒丸で示しており、n個目の反射波のデータから算出される反射点Pnを白丸で示している。また、図8の(B)は、反射点P1〜Pnが図8の(A)に示す分布で表わされる場合の総合分布データを示す図であり、図8の(C)は、反射点P1〜Pnが図8の(A)に示す分布で表わされる場合の区間分布データを示す図である。なお、上記図8の(B)と(C)において、黒丸で示す反射点の数が、斜線部の四角のブロックの数に対応し、白丸で示す反射点の数が、白抜きの四角のブロックの数に対応している。以下では、図8に示す反射点P1〜Pn−1までのn−1個の反射点を示す反射波のデータが既に処理されており、n個目の反射波のデータ(反射点Pnを示すデータ)を処理する場合のデータ処理を例に説明する。
図7に示すように、まず、ステップS1において、マイコン70のデータ取得部701は、レーダ波の反射波のデータ(n個目の反射波のデータ)を取得する。その後、処理はステップS2に移る。
ステップS2において、マイコン70の位置算出部702は、データ取得部701が取得した反射波のデータに基づいて、反射波の反射位置Pnまでの距離Rと角度Θを算出する。そして、位置算出部702は、距離Rと角度Θとに基づいて、反射位置PnのX座標値とY座標値とを算出する(図8の(A)の白丸)。その後、処理はステップS3とステップS6へ移り、ステップS3とステップS6が並行処理される。
ステップS3において、マイコン70の分布データ作成部704は、反射位置PnのX座標値に基づいて、反射位置Pnに対応付けられるレーン400を特定する。具体的には、分布データ作成部704は、マイコン70内の内部メモリに記憶された、X座標の領域で示されるレーン400の情報と、反射位置PnのX座標値とを比較して、反射位置Pnに対応付けられるレーン400を特定する。すなわち、図8の(A)に示すように、反射位置Pnに対応するレーン400は、レーンBであると特定される。その後、処理はステップS4に移る。
ステップS4において、マイコン70の分布データ作成部704は、反射位置Pnに対応するレーン400の分布数に1を加算して、総合分布データを更新し、マイコン70内の内部メモリに記憶する。すなわち、図8の(B)に示すように、レーンBの分布数が新たに1加算されて、総合分布データが更新される。その後、処理はステップS5に移る。
ステップS5において、マイコン70の分布データ作成部704は、更新した総合分布データに基づいて、最も分布数の多いレーン400である1つのピークレーンを特定する。すなわち、図8の(B)に示す総合分布データから、ピークレーンとしてレーンDが特定される。なお、最も分布数の多いレーン400が複数ある場合には、所定のルールで1つのピークレーンが特定されるものとすればよい。例えば、最も分布数の多い複数のレーン400のうち、自車両100に近いレーン400(すなわちX座標値が小さいレーン400)がピークレーンとして特定されるものとすればよい。その後、ステップS5と後述のステップS9の処理が終了すると、処理はステップS10に移る。
ステップS6において、マイコン70の分布データ作成部704は、反射位置PnのY座標値に基づいて、反射位置Pnに対応付けられる区間500を特定する。具体的には、分布データ作成部704は、マイコン70内の内部メモリに記憶された、Y座標の領域で示される区間500の情報と、反射位置PnのY座標値とを比較して、反射位置Pnに対応付けられる区間500を特定する。すなわち、図8の(A)に示すように、反射位置Pnに対応する区間500は、区間cであると特定される。その後、処理はステップS7に移る。
ステップS7において、マイコン70の分布データ作成部704は、反射位置PnのX座標値に基づいて、ステップS6で特定された区間500における反射位置Pnに対応付けられるレーン400を特定する。具体的には、分布データ作成部704は、マイコン70内の内部メモリに記憶された、X座標の領域で示されるレーン400の情報と、反射位置PnのX座標値とを比較して、反射位置Pnに対応付けられるレーン400を特定する。すなわち、図8の(A)に示すように、区間cにおける反射位置Pnに対応するレーン400は、レーンBであると特定される。その後、処理はステップS8に移る。
ステップS8において、マイコン70の分布データ作成部704は、ステップS6で特定された区間500において、反射位置Pnに対応するレーン400の分布数に1を加算して、区間分布データを更新し、マイコン70内の内部メモリに記憶する。すなわち、図8の(C)に示すように、区間cにおけるレーンBの分布数が新たに1加算されて、区間分布データが更新される。その後、処理はステップS9に移る。
ステップS9において、マイコン70の分布データ作成部704は、更新した区間分布データに基づいて、区間500毎の最も分布数の多いレーン400である1つの区間ピークレーンを特定する。すなわち、図8の(C)に示す区間分布データから、区間cにおける区間ピークレーンとしてレーンCが特定される。なお、区間500毎に、最も分布数の多いレーン400が複数ある場合には、ピークレーンが特定される場合と同様に、所定のルールで1つの区間ピークレーンが特定されるものとすればよい。また、区間aにおける区間ピークレーンはレーンEであり、区間bにおける区間ピークレーンはレーンDであり、これらの区間ピークレーンは既にマイコン70内の内部メモリに記憶されており、今回、区間a及び区間bにおいて区間分布データは更新されていないので、これらの区間ピークレーンの情報は更新されない。その後、ステップS9の処理と前述のステップS5の処理が終了すると、処理はステップS10に移る。
ステップS10において、マイコン70の分布データ作成部704は、区間分布データに基づいて、区間500の変遷に伴い、区間ピークレーンに変化がないか否かを判定する。ところで、本実施形態では、自車両100の後側方から対象物が接近しているので、区間分布データは、後方の区間500(Y座標値が小さい区間)から順に作成されていく。したがって、分布データ作成部704は、ステップS6で特定された区間500において、ステップS9で特定された区間ピークレーンと、当該区間500の後方で隣接する区間500における区間ピークレーンとの間に変化がないか否かを判定する。すなわち、図8の(C)に示すように、区間cにおける区間ピークレーンはレーンCであり、区間cの後方で隣接する区間bにおける区間ピークレーンはレーンDであるため、区間ピークレーンに変化があったもの(判定結果がNOである)と判定される。この判定結果がYESの場合、処理はステップS11に移り、NOの場合、処理はステップS12に移る。
ステップS11において、マイコン70の対象物存在推定部705は、分布データ作成部704が作成した総合分布データに基づいて、対象物の位置を推定する。具体的には、対象物存在推定部705は、ステップS5で特定されたピークレーンと、ステップS3で特定された反射位置Pnに対応付けられるレーン400とに基づいて、対象物の位置するレーン400を推定する。
より詳細には、ステップS11において、対象物存在推定部705は、反射位置Pnに対応付けられるレーン400がピークレーンと同じである場合、対象物の位置するレーン400は、反射位置Pnに対応付けられるレーン400であると推定する。一方、対象物存在推定部705は、反射位置Pnに対応付けられるレーン400がピークレーンと同じでない場合、対象物の位置するレーン400は、反射位置Pnに対応付けられるレーン400と、ピークレーンとの中間のレーン400であると推定する。
したがって、例えば、図8の(A)に示すように、反射位置Pnに対応付けられるレーン400が、レーンBであり、図8の(B)に示す総合分布データに基づくピークレーンであるレーンDと同じではない場合には、対象物の位置するレーン400は、レーンBとレーンDの中間のレーン400であるレーンCであると推定される(図8の(A)の白三角)。なお、対象物が特定のレーン400に位置するとは、具体的には、対象物の位置を示すX座標が、特定のレーン400の例えば中央値(例えば、領域5m≦X<6mで表わされるレーンAの中央値は5.5m)を示すことを指す。同様に、対象物が2つの異なるレーン400の中間のレーン400に位置するとは、対象物の位置を示すX座標が、2つのレーン400の中央値の中点のX座標値を示すことを指す。また、対象物の位置を示すY座標は、反射位置PnのY座標値であると推定される。その後、処理はステップS13に移る。
ステップS12において、マイコン70の対象物存在推定部705は、分布データ作成部704が作成した区間分布データに基づいて、対象物の位置を推定する。具体的には、対象物存在推定部705は、ステップS6で特定された区間500において、ステップS9で特定された区間ピークレーンと、ステップS7で特定された反射位置Pnに対応付けられるレーン400とに基づいて、対象物の位置するレーン400を推定する。
より詳細には、ステップS12において、対象物存在推定部705は、ステップS6で特定された区間500において、反射位置Pnに対応付けられるレーン400が区間ピークレーンと同じである場合、対象物の位置するレーン400は、反射位置Pnに対応付けられるレーン400であると推定する。一方、対象物存在推定部705は、ステップS6で特定された区間500において、反射位置Pnに対応付けられるレーン400が区間ピークレーンと同じでない場合、対象物の位置するレーン400は、反射位置Pnに対応付けられるレーン400と、区間ピークレーンとの中間のレーン400であると推定する。
したがって、例えば、図8の(A)に示すように、区間cにおいて反射位置Pnに対応付けられるレーン400が、レーンBであり、図8の(C)に示す区間cの区間分布データに基づく区間ピークレーンであるレーンCと同じではない場合には、対象物の位置するレーン400は、レーンBとレーンCの中間のレーン400であると推定される(図8の(A)のバツ印)。具体的には、対象物の位置を示すX座標が、レーンBとレーンCの中央値の中点のX座標値を示すと推定される。なお、対象物の位置を示すY座標は、反射位置PnのY座標値であると推定される。その後、処理はステップS13に移る。
ステップS13において、マイコン70の報知判定部707は、報知判定を行う。具体的には、報知判定部707は、マイコン70内の内部メモリに記憶されたXY座標の領域で示される報知領域300の情報と、ステップS11又はステップS12で推定された対象物の位置座標(XY座標)とを比較して、対象物が報知領域300内に存在するか否かを判定する。そして、この報知判定結果に基づいた外部信号が外部機器に送信される。その後、処理はステップS14に移る。
ステップS14において、マイコン70の報知判定部707は、対象物が報知領域300を出たか否かの判定を行う。具体的には、報知判定部707は、マイコン70内の内部メモリに記憶されたXY座標の領域で示される報知領域300の情報と、ステップS11又はステップS12で推定された対象物の位置座標(XY座標)とに基づいて、対象物が報知領域300から出たか否かを判定する。この判定の結果がYESの場合、処理はステップS15に移り、NOの場合、処理はステップS1に戻る。
ステップS15において、マイコン70は、自身の内部メモリに記憶された総合分布データ及び区間分布データの情報をリセットして、データ処理を終了する。なお、図7に示すフローチャートのデータ処理は、処理が終了した後、所定の条件(例えば、自車両が走行中という条件)の下で、所定の時間(例えば、レーダ装置1がレーダを照射する間隔に相当する時間)が経過すると再び実行される。
以上に説明したように、本実施形態によれば、対象物が位置するレーン400は、総合分布データのピークレーンに基づいて、ピークレーン、又は、反射位置Pnに対応付けられたレーン400をピークレーンに近づけるように補正されたレーン400であると推定される。ところで、実測された反射波のデータに基づく反射位置(反射点)のX座標値(すなわち、位置するレーン400の情報)は、Y座標値に比べて精度が低くばらつきがある。しかしながら、総合分布データにおいて反射点が最も多く分布するピークレーンには、対象物が存在している確率が高いものと考えられる。このことにより、一般にレーダの実測値として精度が高くないX座標値は、総合分布データに基づいて補正されて、対象物が位置すると推定されるX座標値の精度が向上する。また、区間分布データの区間ピークレーンに基づいて、区間500毎に対象物が位置するレーン400が推定される。このことにより、区間500の変遷に伴う、区間ピークレーンの変遷を追跡することで、対象物が自車両の進行方向と垂直方向(横方向)に移動する動きを推定することができる。以上のように、本実施形態によれば、検知領域200を複数のレーン400と複数の区間500とに分割し、総合分布データと区間分布データとを作成することで、対象物の位置及び動きを精度良く推定することができる。このため、複雑な数式処理が不要であり、計算処理負荷を軽減することができ、マイコンの性能を軽減できるためマイコンコストを低減することができる。
(変形例)
なお、上記実施形態では、自車両100の後側方から対象物(他車両等)が接近する場合について分布データ(総合分布データ及び区間分布データ)が作成される例について記載した。しかしながら、さらに、自車両100の前側方から対象物(他車両等)が接近する場合(例えば、自車両100が他車両を追い越す場合)について分布データが作成されてもよい。この場合、分布データとして、後側方から接近する対象物の位置を推定するための後側方分布データと、前側方から接近する対象物の位置を推定するための前側方分布データとの2つの分布データが作成される。以下、この2つの分布データについて図9を用いて説明する。
図9の(A)は、複数の反射波のデータに基づいて得られた複数の反射位置PをXY座標上の反射点Pとしてプロットした図であり、反射位置(反射点)PのXY平面上の分布を示す。ここで、図9の(A)において、黒丸で示す反射点は、反射位置Pの角度Θが正である反射点を示し、白丸で示す反射点は、反射位置Pの角度Θが負である反射点を示す。そして、図9の(B)に示すように、図9の(A)において白丸で示す反射点Pの総合分布データが、前側方総合分布データとして作成され、図9の(C)に示すように、図9の(A)において黒丸で示す反射点Pの総合分布データが、後側方総合分布データとして作成される。なお、図示はしないが、同様に、図9の(A)において白丸で示す反射点Pの区間分布データが、前側方区間分布データとして作成され、図9の(A)において黒丸で示す反射点Pの区間分布データが、後側方区間分布データとして作成される。
次に、上記変形例において、レーダ装置1が実行するデータ処理について図10〜図12を用いて説明する。なお、図10〜図12に示すフローチャートにおいて、図7のフローチャートの処理と同一の処理については、同一のステップ番号を付し、その説明を省略する。また、以下では、反射点P1〜Pn−1までのn−1個の反射点を示す反射波のデータが既に処理されており、n個目の反射波のデータ(反射点Pnを示すデータ)を処理する場合のデータ処理を例に説明する。
図10に示すように、ステップS21において、マイコン70の分布データ作成部704は、ステップS2で算出された反射位置Pnの角度Θの値が正であるか否かを判定する。この判定結果がYESの場合、処理はステップS22の後側方分布データ処理へ移り、NOの場合、処理はステップS23の前側方分布データ処理へと移る。
次に、図11に示すステップS22の後側方分布データ処理について説明する。ステップS31において、マイコン70の分布データ作成部704は、反射位置Pnに対応するレーン400の分布数に1を加算して、後側方総合分布データを更新し、マイコン70内の内部メモリに記憶する。すなわち、図9の(C)に示す後側方総合分布データが更新される。その後、処理はステップS32に移る。
ステップS32において、マイコン70の分布データ作成部704は、更新した後側方総合分布データに基づいて、最も分布数の多いレーン400である1つのピークレーンを特定する。例えば、図9の(C)に示す後側方総合分布データから、ピークレーンとしてレーンDが特定される。その後、ステップS32の処理と後述のステップS34の処理が終了すると、処理はステップS35に移る。
ステップS33において、マイコン70の分布データ作成部704は、ステップS6で特定された区間500において、反射位置Pnに対応するレーン400の分布数に1を加算して、後側方区間分布データを更新し、マイコン70内の内部メモリに記憶する。その後、処理はステップS34に移る。
ステップS34において、マイコン70の分布データ作成部704は、更新した後側方区間分布データに基づいて、区間500毎の最も分布数の多いレーン400である1つの区間ピークレーンを特定する。その後、ステップS34の処理と前述のステップS32の処理が終了すると、処理はステップS35に移る。
ステップS35において、マイコン70の分布データ作成部704は、後側方区間分布データに基づいて、区間500の変遷に伴い、区間ピークレーンに変化がないか否かを判定する。ところで、後側方分布データ処理は、自車両100の後側方から接近する対象物の位置を推定するための処理であるため、後側方区間分布データは、後方の区間500(Y座標値が小さい区間)から順に作成されていく。したがって、分布データ作成部704は、ステップS6で特定された区間500において、ステップS34で特定された区間ピークレーンと、当該区間500の後方で隣接する区間500における区間ピークレーンとの間に変化がないか否かを判定する。この判定結果がYESの場合、処理はステップS36に移り、この判定結果がNOの場合、処理はステップS37に移る。
ステップS36において、マイコン70の対象物存在推定部705は、分布データ作成部704が作成した後側方総合分布データに基づいて、対象物の位置を推定する。具体的には、対象物存在推定部705は、ステップS32で特定されたピークレーンと、ステップS3で特定された反射位置Pnに対応付けられるレーン400とに基づいて、対象物の位置するレーン400を推定する。なお、この処理の詳細は、ステップS11の処理と同様である。
ステップS37において、マイコン70の対象物存在推定部705は、分布データ作成部704が作成した後側方区間分布データに基づいて、対象物の位置を推定する。具体的には、対象物存在推定部705は、ステップS6で特定された区間500において、ステップS34で特定された区間ピークレーンと、ステップS7で特定された反射位置Pnに対応付けられるレーン400とに基づいて、対象物の位置するレーン400を推定する。なお、この処理の詳細は、ステップS12の処理と同様である。
次に、図12に示すステップS23の前側方分布データ処理について説明する。ステップS41において、マイコン70の分布データ作成部704は、反射位置Pnに対応するレーン400の分布数に1を加算して、前側方総合分布データを更新し、マイコン70内の内部メモリに記憶する。すなわち、図9の(B)に示す前側方総合分布データが更新される。その後、処理はステップS42に移る。
ステップS42において、マイコン70の分布データ作成部704は、更新した前側方総合分布データに基づいて、最も分布数の多いレーン400である1つのピークレーンを特定する。例えば、図9の(B)に示す前側方総合分布データから、ピークレーンとしてレーンDが特定される。その後、ステップS42の処理と後述のステップS44の処理が終了すると、処理はステップS45に移る。
ステップS43において、マイコン70の分布データ作成部704は、ステップS6で特定された区間500において、反射位置Pnに対応するレーン400の分布数に1を加算して、前側方区間分布データを更新し、マイコン70内の内部メモリに記憶する。その後、処理はステップS44に移る。
ステップS44において、マイコン70の分布データ作成部704は、更新した前側方区間分布データに基づいて、区間500毎の最も分布数の多いレーン400である1つの区間ピークレーンを特定する。その後、ステップS44の処理と前述のステップS42の処理が終了すると、処理はステップS45に移る。
ステップS45において、マイコン70の分布データ作成部704は、前側方区間分布データに基づいて、区間500の変遷に伴い、区間ピークレーンに変化がないか否かを判定する。ところで、前側方分布データ処理は、自車両100の前側方から接近する対象物の位置を推定するための処理であるため、前側方区間分布データは、前方の区間500(Y座標値が大きい区間)から順に作成されていく。したがって、分布データ作成部704は、ステップS6で特定された区間500において、ステップS44で特定された区間ピークレーンと、当該区間500の前方で隣接する区間500における区間ピークレーンとの間に変化がないか否かを判定する。この判定結果がYESの場合、処理はステップS46に移り、この判定結果がNOの場合、処理はステップS47に移る。
ステップS46において、マイコン70の対象物存在推定部705は、分布データ作成部704が作成した前側方総合分布データに基づいて、対象物の位置を推定する。具体的な処理は、図11のステップS36の処理と同様である。
ステップS47において、マイコン70の対象物存在推定部705は、分布データ作成部704が作成した前側方区間分布データに基づいて、対象物の位置を推定する。具体的な処理は、図11のステップS37の処理と同様である。
以上のように、本変形例によれば、前側方分布データ(前側方総合分布データ及び前側方区間分布データ)と、後側方分布データ(後側方総合分布データ及び後側方区間分布データ)とが別々に作成される。そして、前側方分布データに基づいて、自車両100の前側方から接近する対象物の位置及び動きを推定することができ、後側方分布データに基づいて、自車両100の後側方から接近する対象物の位置及び動きを推定することができる。このことにより、自車両100が例えば他車両を追い越す場合と、他車両に追い越される場合の両方の場合において、他車両の位置及び動きを推定することができる。
なお、上記変形例において、反射点Pの角度Θの値が正であるとき、後側方分布データとして作成され、反射点Pの角度Θの値が負であるとき前側方分布データとして作成されるものとした。しかし、これに限らず、反射点Pの角度Θの値が所定値より大きいとき、後側方分布データとして作成され、反射点Pの角度Θの値が所定値より小さいとき、前側方分布データとして作成されるものとしてもよい。
(その他の変形例)
また、上記実施形態では、レーダにより検知される対象物は1つである場合を想定して説明した。しかしながら、レーダにより検知される対象物は1つであるとは限らず、検知領域200内に複数の対象物が検知される場合がある。ただし、対象物が1つ検知される場合と複数検知される場合とでは、総合分布データで示される反射位置Pの分布形状が異なる。このことにより、検知領域200内に対象物が1つ検知されているのか、複数検知されているのかを判別することができる。以下、総合分布データで示される反射位置Pの分布形状の差異について、図面を用いて具体的に説明する。
図13の(A)は、2つの対象物からの複数の反射波のデータに基づいて得られた複数の反射位置PをXY座標上の反射点P(図13の(A)に黒丸で示す反射点)としてプロットした図であり、反射位置(反射点)PのXY平面上の分布を示す。また、図13の(B)は、図13の(A)に示す反射点Pの総合分布データを示す。
まず、対象物が1つである場合には、例えば図6の(B)に示すように、総合分布データにおいて、レーンDの分布数が最も多く、レーンDから離れるほどその分布数が少なくなる。このため、横軸をレーンとし、縦軸を反射位置Pの分布数とした場合の総合分布データで示される反射位置Pの分布形状は、レーンDを山頂(ピーク)とする1つの山となる。これは、対象物が1つである場合、その存在位置の近傍に反射位置が集中することによる。一方、対象物が2つである場合、図13の(B)に示すように、総合分布データで示される反射位置Pの分布形状は、レーンBとレーンEを山頂(ピーク)とする2つの山となる。これは、対象物が2つであるため、それぞれの存在位置の近傍に反射位置が集中するためであり、レーンBの近傍とレーンEの近傍に対象物が存在するものと推定される。
以上のように、対象物が複数ある場合には、総合分布データで示される反射位置Pの分布形状は、複数のレーン400を山頂(ピーク)とする複数の山となる。すなわち、総合分布データで示される反射位置Pの分布形状における山頂(ピーク)の数によって、検知されている対象物が1つか複数かを判別することができる。なお、対象物が複数と判別される精度を向上させるために、総合分布データで示される反射位置Pの分布形状におけるピークが複数あり、かつ、隣り合うピークの間に、分布数が少ない(所定値以下である)レーン400が存在する場合に、対象物が複数存在すると判別してもよい。
また、上記実施形態において、領域分割部703が設定するレーン400と区間500の幅及び数は、対象物の存在位置を推定する精度に応じて変更すればよい。すなわち、対象物の存在位置をより精度良く推定する場合には、検知領域200を、より小さな幅のレーン400と区間500とに分割すればよい(言い換えると、より多くのレーン400と区間500とに分割すればよい)。
また、上記実施形態において、反射位置Pnに対応付けられるレーン400と、ピークレーン(又は区間ピークレーン)とが異なる場合には、反射位置Pnに対応付けられるレーン400と、ピークレーン(又は区間ピークレーン)の中間のレーン400に対象物が位置すると推定されるものとした。しかし、中間のレーン400に限らず、反射位置Pnに対応付けられるレーン400と、ピークレーン(又は区間ピークレーン)との間の所定のレーン400に対象物が位置すると推定されるものとしてもよい。具体的には、対象物の位置を示すX座標が、反射位置Pnに対応付けられるレーン400の中央値と、ピークレーン(又は区間ピークレーン)の中央値を加重平均した値を示すと推定されるものとしてもよい。このようにしても、対象物が位置すると推定されるレーンは、反射位置Pnに対応付けられるレーン400をピークレーンに近づくように補正したレーン400となる。
また、上記実施形態において、対象物が特定のレーン400に位置するとは、対象物の位置を示すX座標が、特定のレーン400の領域における中央値であるものとした。しかし、これに代え、対象物の位置を示すX座標が、特定のレーン400の領域における下限値(例えば、領域5m≦X<6mで表わされるレーンAの下限値は5m)又は上限値(例えば、領域5m≦X<6mで表わされるレーンAの上限値は6m)であるものとしてもよい。
また、上記実施形態において、図7に示すフローチャートのステップS3〜S5の処理と、ステップS6〜S9の処理は並行処理されるものとしたが、例えば、ステップS3〜S5の処理の後に、ステップS6〜S9の処理が実行処理される直列処理であってもよい。
また、上記実施形態において、図7に示すフローチャートで実行されるデータ処理の処理順序、設定値、判定に用いられる値等は、単なる一例に過ぎず、本発明の範囲を逸脱しなければ他の順序や値であっても、本発明を実現できることは言うまでもない。
また、上記実施形態におけるレーダ装置1は、ミリ波レーダを用いたレーダ装置やレーザーレーダを用いたレーダ装置等、任意のレーダ装置であってよい。
また、上記実施形態のレーダ装置1において実行される各種処理のプログラムは、不揮発性メモリ等の記憶媒体を通じてレーダ装置1に供給されるだけでなく、有線又は無線の通信回線を通じてレーダ装置1に供給されてもよい。なお、上記プログラムを記憶する情報記憶媒体としては、不揮発性メモリの他に、CD−ROM、DVD、或いはそれらに類する光学式ディスク状記憶媒体、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、磁気テープ等であってもよい。
以上、本発明を詳細に説明してきたが、上述の説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎず、その範囲を限定しようとするものではない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。
本発明に係るレーダ装置は、ドライバーにとって死角となりやすい自車両周辺領域における対象物の存在を検知する装置などとして有用である。
1 レーダ装置
10 送信アンテナ
20 受信アンテナ
30、40 高周波回路
50 信号生成回路
60 A/D回路
70 マイコン
100 自車両
200 検知領域
300 報知領域
400 レーン
500 区間
701 データ取得部
702 位置算出部
703 領域分割部
704 分布データ作成部
705 対象物存在推定部
706 報知領域設定部
707 報知判定部

Claims (9)

  1. 自車両の周辺の検知領域内の対象物の存在を検知するレーダ装置であって、
    レーダによる前記対象物からの反射波のデータを取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部が取得したデータから、前記反射波の出所である反射位置を算出する位置算出部と、
    前記検知領域を、自車両の進行方向に略平行な帯領域である複数のレーンと、自車両の進行方向に略垂直な帯領域である複数の区間とに分割する領域分割部と、
    前記反射位置の分布数を前記レーン毎に示すデータである総合分布データと、前記反射位置の分布数を前記区間毎かつ前記レーン毎に示すデータである区間分布データとを作成する分布データ作成部と、
    前記総合分布データと前記区間分布データとに基づいて、前記対象物の位置と動きとを推定する対象物存在推定部とを備える、レーダ装置。
  2. 前記分布データ作成部は、前記総合分布データに基づいて、前記複数のレーンの中で前記反射位置の分布数が最も多いレーンである1つのピークレーンを特定するピークレーン特定部を含み、
    前記対象物存在推定部は、前記ピークレーンに基づいて、前記対象物の位置を推定する、請求項1に記載のレーダ装置。
  3. 前記分布データ作成部は、前記区間分布データに基づいて、前記区間毎に、前記複数のレーンの中で前記反射位置の分布数が最も多いレーンである1つの区間ピークレーンを特定する区間ピークレーン特定部を含み、
    前記対象物存在推定部は、前記区間毎の前記区間ピークレーンに基づいて、当該区間毎に前記対象物の位置を推定し、前記区間の変遷に伴う前記対象物の位置の変遷に基づいて、前記対象物の動きを推定する、請求項1または2に記載のレーダ装置。
  4. 前記対象物存在推定部は、最新の前記反射位置が位置する前記区間において特定される前記区間ピークレーンと、当該区間に隣接する区間であって、前記反射位置が分布する区間において既に特定された前記区間ピークレーンとが同じである場合には、前記総合分布データに基づいて、前記対象物の位置を推定する、請求項3に記載のレーダ装置。
  5. 前記対象物存在推定部は、前記ピークレーン、または、最新の前記反射位置が位置する前記レーンを前記ピークレーンに近づくように補正したレーンに、前記対象物が位置すると推定する、請求項2に記載のレーダ装置。
  6. 前記対象物存在推定部は、前記区間毎に、前記区間ピークレーン、または、当該区間における最新の前記反射位置が位置する前記レーンを前記区間ピークレーンに近づくように補正したレーンに、前記対象物が位置すると推定する、請求項3または4に記載のレーダ装置。
  7. 前記位置算出部は、前記反射位置の方位情報を算出し、
    前記分布データ作成部は、前記方位情報に基づいて、
    前記総合分布データとして、自車両の前側方における前記反射位置の分布数を前記レーン毎に示すデータである前側方総合分布データと、自車両の後側方における前記反射位置の分布数を前記レーン毎に示すデータである後側方総合分布データとを作成し、
    前記区間分布データとして、自車両の前側方における前記反射位置の分布数を前記区間毎かつ前記レーン毎に示すデータである前側方区間分布データと、自車両の後側方における前記反射位置の分布数を前記区間毎かつ前記レーン毎に示すデータである後側方区間分布データとを作成し、
    前記対象物存在推定部は、前記前側方総合分布データと前記前側方区間分布データとに基づいて、自車両の前側方から接近する対象物の位置と動きとを推定し、前記後側方総合分布データと前記後側方区間分布データとに基づいて自車両の後側方から接近する対象物の位置と動きとを推定する、請求項1に記載のレーダ装置。
  8. 前記分布データ作成部は、前記総合分布データに基づいて、横軸を前記レーンとし、縦軸を前記反射位置の分布数とした、前記反射位置の分布図を作成する分布図作成部を含み、
    前記対象物推定部は、前記分布図作成部が作成した前記分布図の分布形状において、前記縦軸に複数のピークが存在する場合、複数の対象物が存在すると推定する、請求項1に記載のレーダ装置。
  9. 自車両の周辺の検知領域内の対象物の存在を検知するレーダ装置によって実行される処理方法であって、
    レーダによる前記対象物からの反射波のデータを取得するデータ取得ステップと、
    前記データ取得ステップで取得されたデータから、前記反射波の出所である反射位置を算出する位置算出ステップと、
    前記検知領域を、自車両の進行方向に略平行な帯領域である複数のレーンと、自車両の進行方向に略垂直な帯領域である複数の区間とに分割する領域分割ステップと、
    前記反射位置の分布数を前記レーン毎に示すデータである総合分布データと、前記反射位置の分布数を前記区間毎かつ前記レーン毎に示すデータである区間分布データとを作成する分布データ作成ステップと、
    前記総合分布データと前記区間分布データとに基づいて、前記対象物の位置と動きとを推定する対象物存在推定ステップとを備える、処理方法。
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