JP2013172920A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ステッピングモータ駆動回路が、ステッピングモータに印加される電源電圧を監視する電源電圧モニタ手段を備え、電源電圧モニタ手段は、第1電源電圧印加手段によって印加される電源電圧よりも高く、第2電源電圧印加手段によって印加される電源電圧よりも低い降伏電圧を有するツェナーダイオードと、当該ツェナーダイオードのアノード側に接続され、当該アノード側から出力される電流によって発光する発光素子とを備えた構成とした。
【選択図】図1
Description
また、近年においては、可動体の種類や動作に応じてステッピングモータ起動時のトルクを確保すべく、ステッピングモータの駆動回路に電圧の異なる複数の電源電圧印加手段を切替可能に搭載し、ステッピングモータの起動時には高電圧の電源電圧を印加し、起動後の定常時には、高電圧よりも低い電圧の電源電圧を印加する構成の駆動回路が提案されている。
本構成によれば、第1電源電圧印加手段、及び、第2電源電圧印加手段と接続される電源電圧モニタ手段が、第1電源電圧印加手段によって印加される電源電圧よりも高く、第2電源電圧印加手段によって印加される電源電圧よりも低い降伏電圧を有するツェナーダイオードと当該アノード側から出力される電流によって発光する発光素子とを備えるため、発光素子の発光を目視することにより、ステッピングモータ側に降伏電圧よりも高い第2電源電圧印加手段からの電源電圧が印加されていることを容易に確認することができる。
なお、上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、特徴群を構成する個々の構成もまた発明となり得る。
なお、以下の説明においてパチンコ機の各部の左右方向は、そのパチンコ機に対面する遊技者にとっての左右方向に一致させて説明する。
主制御装置100、サブ制御装置200、払出制御装置300は何れもCPU(Central Processing Unit)と、コンピュータプログラム及び遊技処理(演出処理,払出処理等)に必要なデータを格納したROM(Read Only Memory)と、CPUがROMに格納されたコンピュータプログラムに従って処理を行うための一時記憶領域であるRAM(Random Access Memory)とを備えるマイクロコンピュータである。なお、主制御装置100、サブ制御装置200及び払出制御装置300の各制御装置は、図外の電源供給装置からの電力供給により駆動する。
また、パチンコ機1の背面側には、図外の支持部材等を介して、第1可動体B1や第2可動体B2をそれぞれ動作させるドライバ基板500や電圧切替制御部(基板)600及び電源電圧モニタ基板800とからなる駆動回路、及び、駆動回路から出力される信号によって駆動制御されるステッピングモータM1;M2;M3が搭載されている。続いて、本実施形態に係るパチンコ機1の各部の構成を概説する。
また、演出図柄Sの変動時間は、後述の第1特別図柄又は第2特別図柄の変動時間と略同期しており、一般に遊技者は当該演出図柄Sの変動停止までに実行される多様な演出の行方を見守ることにより、大当り遊技への期待感を抱きながら遊技を進行する。
詳細については後述するが、第1可動体B1は、モータM1の駆動により演出図柄表示装置50の前方を昇降動作可能に設けられた可動役物であって、後述のサブ制御装置200を構成する可動体制御部200DによってモータM1が制御されることにより動作する。
なお、詳細については後述するが、遊技球が第1始動入賞口61及び第2始動入賞口62と対応する検知センサ91又は検知センサ92に検知されると、主制御装置100によって特図抽選(大当り抽選)が実行され、当該抽選の結果が第1特別図柄表示装置35A又は第2特別図柄表示装置35Bにそれぞれ表示される。
また、賞球払出装置301から払出された賞球は、賞球払出装置301の遊技球流路内に配設された払出計数スイッチ302により計数され、払出制御装置300は払出計数スイッチ302からの入力に基づいて払出動作を停止させる。
本実施形態において、第1始動入賞口61および第2始動入賞口62に予め対応付けられた賞球個数は3個であり、大入賞口64に予め対応付けられた賞球個数は15個であり、一般入賞口67に予め対応付けられた賞球個数は5個である。また、第1始動入賞口61、第2始動入賞口62、大入賞口64、一般入賞口67の何れにも入賞しなかった遊技球は、遊技領域31の最下部に位置するアウト口68から回収される。
また、電動チューリップ63の開閉動作は、遊技球がスルーチャッカ66を通過したことに基づいて実行される普通図柄に係る電子抽選(普図抽選)の結果が普図当りとなった場合に、1対の羽根部材が開くよう主制御装置100により制御される。
本実施形態における第1特別図柄表示装置35Aは、7セグメントディスプレイにより構成され、第1特図抽選の結果に基づいて特別図柄(1〜9までの数字や記号)を高速で点滅表示させた後に、第1特図抽選の結果を表示する態様で所定の特別図柄を導出表示(停止表示)させるものであり、特別図柄が点滅表示している時間は、特別図柄の変動時間である。ここで、例えば第1特図抽選の結果が「当り」である場合に停止表示される特別図柄は、1〜9までの何れかの数字であり、「ハズレ」である場合に停止表示される特別図柄は、数字以外のアルファベットや「−」等の記号である。この第1特別図柄表示装置35Aの変動表示制御は、後述の変動表示制御手段130により制御される。
なお、本実施形態においては、第1始動入賞口61への入賞を契機として変動する特別図柄を第1特別図柄とし、第2始動入賞口62への入賞を契機として変動する特別図柄を第2特別図柄としている。また、第1特別図柄表示装置35A及び第2特別図柄表示装置35Bは、演出図柄表示装置50を見ている遊技者の視界に同時に入らないように遊技盤30の右下部分に演出図柄表示装置50と離間して配置されている。また、第1特別図柄表示装置35A及び第2特別図柄表示装置35Bの形態は7セグメントに限られず、複数のランプを配列した形態のものを採用することも可能である。
2つのLEDランプが交互に点滅している状態は、普通図柄が変動している状態であり、その点滅が停止して点灯が維持された状態は、普通図柄の変動が停止した状態である。また、2つのLEDランプが交互に点滅している時間は、普通図柄の変動時間である。
図3は、第1可動体B1の内部構造を示す正面図である。同図に示すように、第1可動体B1は、中央装飾部51の背部に格納された可動体昇降駆動装置70と、中央装飾部51の背部に格納され、一対のリンクアームによって可動体昇降駆動装置70の駆動による第1可動体B1の昇降動作を支持する昇降支持機構80とにより昇降動作する。
モータM1及び第2歯車74は、部品取付ベース77上において、モータM1の回転力を受けて回転する第1歯車73の歯と第2歯車74の歯とが噛合う位置に配設され、モータM1の回転により、第2歯車74が一方向に回転する。
他側直線状軸部76Bの他端側が、第1可動体B1の背面の左右中心を通過する垂直線上に位置する部分で連結される。また、連結腕76は、一側直線状軸部76Aの他端部に設けられた回転中心軸76Eを介して部品取付ベース77に取付けられている。そして、突出軸75が長孔76D内を移動可能なように、突出軸75と連結腕76の一側直線状軸部76Aの他端部とが連結される。
開閉動作駆動装置89は、概略、向かい合うように配設された一対のモータM2;M3と、当該モータM2;M3とそれぞれ連結される一対のスクリューシャフト96A;96Bとにより構成される。なお、モータM2によって回転されるスクリューシャフト96A及びモータM3によって回転されるスクリューシャフト96Bの構成は、同一構成であるので、説明簡略化のため、一方のモータM2及びスクリューシャフト96Aについてのみ説明する。
第2可動体B2を閉鎖方向又は開放方向の一方向にのみ遷移させる場合のモータM2;M3の負荷トルクは、開閉体90A;90Bが略水平方向の移動を繰り返すだけであるため、閉鎖動作又は開放動作において変わることがなく、前述のステッピングモータM1と比較した場合、その動作パターンに起因したトルクマージンの確保をそれ程考慮する必要はない。
一方で、例えば、開放状態にある第2可動体B2を閉鎖方向に動作させ、全閉状態以前の停止位置において、左右方向(開閉方向)に振動動作(ガタガタ動作)させるような動作パターンを想定した場合、モータM2;M3の回転方向を順回転と逆回転(加速と減速)とに連続的かつ瞬時に切り替える必要があるため、瞬間的に所定の回転速度を得るための駆動トルクが要求される。
図5に示すように、ステッピングモータM1;M2;M3の駆動回路は、サブ制御装置200を構成する可動体制御部200Dから出力される駆動データにしたがって各ポートからパルス信号を出力し、各モータM1;M2;M3のステータコイルL1〜L4を所定の順序で励磁するドライバ基板500と、ドライバ基板500から出力される電圧変換信号に基づいてステッピングモータM1;M2;M3の各ステータコイルL1〜L4に電圧を印加する電圧印加手段900とを有する。更に、この電圧印加手段900は、可動体制御部200Dからドライバ基板500を介して出力される電圧変換信号に基づいて、モータM1;M2;M3の各ステータコイルL1〜L4へ入力する電源電圧を切り替える電圧切替制御部600と、モータM1;M2;M3に対して電源電圧(VM1=12V,VM2=18V)をそれぞれ印加する第1電源電圧印加手段700A、及び、第2電源電圧印加手段700Bと、第2電源電圧印加手段700Bから印加される電源電圧をモニタする電源電圧モニタ部800とを備える。
具体的には、信号供給線601の一端部は、抵抗R1を介してnpn形のトランジスタQ2のベースに接続される。トランジスタQ2は、エミッタ側が接地されており、コレクタ側が信号供給線602を介して第2電源電圧印加手段700B、及び、FETQ1のゲート側と接続されている。また、トランジスタQ2のコレクタ−第2電源電圧印加手段700B間には抵抗R2;R3が直列接続され、トランジスタQ2のコレクタ−FETQ1のゲート間には、抵抗R2が介在している。
第1電源電圧印加手段700Aは、モータM1;M2;M3側に常時所定の第1の電源電圧VM1(12V)を印加する電源回路又は電源素子により構成され、第1可動体B1及び第2可動体B2の動作パターンによってトルク不足が想定されない動作時においては、モータM1;M2;M3側に12Vの電源電圧(通常電圧)を供給する。その一方で、第1可動体B1又は第2可動体B2の動作パターンによってトルク不足が想定される動作時においては、通常電圧よりも電圧の高い18Vの第2の電源電圧VM2が供給される。
具体的には、電源電圧モニタ部800は、電源供給線605と電源供給線701との結線部に電源供給線801を介して接続される抵抗R4と、当該抵抗R4に対して直列に接続されるツェナーダイオードZD1及び当該ツェナーダイオードZD1のアノード側に接続されるLED1とから構成される。
つまり、電源電圧モニタ部800のツェナーダイオードZD1のカソード側には、第1電源電圧印加手段700A及び第2電源電圧印加手段700Bからの電源電圧双方の電圧が印加されることとなる。
以下、図6,図7を参照しつつ、電源電圧切替時の流れについて説明する。
上述のように、第1可動体B1の下降動作時においては、可動体制御部200Dから電圧変換信号が出力されず、電圧切替信号がLowレベル(0V)に維持され、トランジスタQ2をON動作させる所定の電圧がベース側に印加されないことから、トランジスタQ2はOFFの状態とされる。トランジスタQ2がOFFである場合、第2電源電圧印加手段700Bから流れる電流は、分岐して抵抗R3、及び、FETQ1のソースに流れようとする。また、抵抗R3に流れた電流は、FETQ1のゲートと、トランジスタQ2のコレクタと接続される抵抗R2に流れようとする。抵抗R2に流れようとする電流は、トランジスタQ2がOFFの状態であるため、トランジスタQ2のコレクタ−エミッタ間には電流が流れない。
つまり、第2電源電圧印加手段700B、抵抗R3、抵抗R2、トランジスタQ2からなる回路は、トランジスタQ2のコレクタにおいて断線状態となり、第2電源電圧印加手段700B、抵抗R3、抵抗R2、トランジスタQ2からなる回路には電流が流れない。
トランジスタQ2が、ONである場合、抵抗R2に流れる電流は、トランジスタQ2のコレクタ−エミッタ間に流れることになり、第2電源電圧印加手段700B、抵抗R3、抵抗R2、トランジスタQ2からなる回路には、トランジスタQ2のベースに印加される電圧信号によって制御された電流が流れることになる。
つまり、ドライバ基板500のポートP1より電圧切替信号が出力されてトランジスタQ2がON動作されることにより、第2電源電圧印加手段700Bからの電圧(18V)による電流がダイオードD2を経由してステッピングモータM1に供給される。
そして、当該振動動作時における駆動トルクは、電源電圧が第2電源電圧印加手段700Bに切替えられたことにより、閉鎖動作時における駆動トルクと略同様のトルク、或いは、それ以上のトルクを得ることが可能となり、特に振動動作時の立ち上がりのトルク不足に起因する脱調等により、第2可動体B2の動作が不安定となることを確実に防止できる。
即ち、モータM1;M2;M3の駆動トルク(電源電圧)は、それぞれ対応する第1可動体B1及び第2可動体B2の動作パターンに応じて切り替え可能に構成されており、後述する副制御装置200の可動体制御部200Dから動作パターンに応じて電圧変換信号が出力されることにより、印加される電源電圧(12V又は18V)が切り替えられる。
即ち、ツェナーダイオードZD1の降伏電圧は、第1電源電圧700Aにより印加される電源電圧(12V)よりも高い電圧(例えば13V)に設定されており、当該降伏電圧未満の電圧がツェナーダイオードZD1のカソード側に印加されても、アノード側から電流が出力されることはなく、アノード側に接続されたLED1が発光することはない。
即ち、ツェナーダイオードZD1の降伏電圧は、第2電源電圧700Bにより印加される電源電圧(18V)よりも低い電圧(13V)に設定されており、当該降伏電圧以上の電圧がツェナーダイオードZD1のカソード側に印加された場合、電流がアノード側からLED1のアノード側に出力され、当該LED1は、アノード側から入力する電流によって発光する。
つまり、LED1は、第1電源電圧印加手段700Aが印加する電源電圧(12V)よりも高く、第2電源電圧印加手段700Bが印加する電圧(18V)よりも低い降伏電圧を有するツェナーダイオードZD1に対して直列に接続されていることにより、ツェナーダイオードZD1のカソード側に降伏電圧(13V)以上の逆バイアス電圧が印加された場合のみに発光し、当該LED1の発光を確認することにより、第2電源電圧印加手段700Bの電源電圧がモータM1;M2;M3側に適切に印加されていることを把握することができる。
また、換言すれば、LED1の発光を確認することにより、第1可動体B1及び第2可動体B2の動作が、第2電源電圧印加手段700Bの電圧印加により円滑に行われ得ることを確認することができる。
本実施形態によるモータM1;M2;M3の駆動は、低電圧(12V)印加による駆動をデフォルト(標準)値にしているため、モータが駆動しさえすれば、少なくとも低電圧印加による駆動は確保されていることになる。しかしながら、そのモータ駆動が高電圧(18V)で行われているのか否かを確認するためには、何等かの手段が必要となる。そこで、本実施形態では、電源電圧モニタ部800のLED1の発光を確認することで、高電圧(18V)による駆動を確認することとした。
なお、LED1の発光を容易に確認できるようにするため、少なくとも電源電圧モニタ部800を構成するLED1は、遊技盤30の背側において、外部から視認可能な位置に設けておくのが望ましく、このような位置に設けておくことにより、製造過程における通電検査等のチェックや遊技店設置後における遊技店の従業員による目視によるチェックを容易に行うことが可能となる。
同図に示すように、主制御装置100は、特別図柄用当否抽選手段110、当り種類決定手段120、変動表示制御手段130、普通図柄用当否抽選手段150、特別遊技制御手段160、電動チューリップ制御手段170、及び、遊技状態制御手段180を備える。
一方、特図高確抽選テーブルには、例えば、当否判定用乱数0〜1860に「当り」が予め対応付けられていて、当否判定用乱数1861〜65535に「ハズレ」が予め対応付けられている。
つまり、特図高確抽選テーブルが参照された場合に当りとなる確率は約35分の1である。これらの当選確率を比較して分かるように、特図高確時判定テーブルによる「当り」の当選確率の方が、特図低確時判定テーブルによる「当り」に当選する確率よりも約10倍高い。
なお、特別図柄用当否抽選手段110によって特図低確抽選テーブルが参照されて「当り」又は「ハズレ」が決定される遊技状態は、特図低確率状態であり、特図高確抽選テーブルが用いられて「当り」又は「ハズレ」が決定される遊技状態は、特図高確率状態(所謂確変遊技状態)である。
以下、便宜上、「特図低確率状態」を「特図低確」といい、「特図高確率状態」を「特図高確」又は「確変遊技」という場合がある。なお、当該特図低確又は特図高確の切り替えは後述の遊技状態制御手段180により実行される。
上記当り種類テーブルには、例えば、16R特別図柄A,16R特別図柄B、6R特別図柄A、6R特別図柄Bの計4種類の当り種類が規定されており、さらにそれぞれの当り種類に対応した1〜9までの具体的な特別図柄の態様が規定されている。
なお、ここで所定の契機とは、前述の第1特別図柄及び第2特別図柄が変動中ではなく、かつ、大当り遊技中でない場合であり、例えば、現在の遊技状態が大当り遊技中ではなく、当否判定用乱数及び当り種類決定用乱数の保留記憶時に第1特別図柄又は第2特別図柄が変動中である場合、当該変動中の第1特別図柄又は第2特別図柄の変動時間が経過し、所定の態様により停止した後に上記処理が逐次実行される。
また、上述の当否判定処理及び当該処理に引き続いて実行される当り種類決定処理が行われる順序は、第1始動入賞口61又は第2始動入賞口62への入賞順、換言すればRAMに保留記憶された順に実行するようにしても良いし、例えば一方の第2始動入賞口62への入賞によって取得された当否判定用乱数に係る当否判定処理及び当り種類決定処理を優先して実行するようにしてもよい。
これらの特図変動パターンテーブルには、例えば「4秒」,「12秒」,「30秒」,「45」,「60秒」等の異なる変動時間が規定されており、それぞれのテーブルに応じて変動時間の選択率が異なるようになっている。
なお、特図変動パターンテーブルの種類は上述したものに限らず、例えば当否判定用乱数の保留記憶数が3個である場合に参照されるテーブルや、4個である場合に参照されるテーブル等を設け、保留記憶数の増加に伴って第1特別図柄又は第2特別図柄が導出表示されるまでの変動時間を漸次短くするようにしてもよい。
なお、本実施形態において、非時短用の特図変動パターンテーブルが参照される遊技は、非時短遊技であって、時短用の特図変動パターンテーブルが参照される遊技は、時短遊技である。また、これらの遊技状態の切り替えは、後述の遊技状態制御手段180によって実行される。
第1特別図柄表示装置35A又は第2特別図柄表示装置35Bは、変動停止信号の入力により、変動中の特別図柄を当り種類決定手段120により決定された当り種類に対応する特別図柄の態様(1〜9)又はハズレを示す特別図柄の態様(「−」)で導出表示する。
また、変動表示制御手段130は、特別図柄の変動を開始させる変動開始信号、及び、特別図柄の変動を停止させる変動停止信号の出力と共に、サブ制御装置200に対してそれぞれ演出図柄変動コマンド及び演出図柄停止コマンドを送信する。これにより、特別図柄の変動,停止と演出図柄Sの変動,停止とが同期して行われる。
つまり、時短遊技は、電動チューリップ63の開放が行われやすく、遊技者にとっては第2始動入賞口62への遊技球の入賞が容易化(サポート)される状態(所謂、電サポ状態)である。一方、非時短遊技は、電動チューリップ63の開放が行われ難く、遊技者にとっては第2始動入賞口62への遊技球の入賞が困難な状態である。
例えば、当り種類が16R特別図柄Aである場合、遊技状態制御手段180は、大当り遊技後の遊技状態を特図高確かつ普図高確の遊技状態に切り替える。
また、この場合の当り遊技後の特図高確及び普図高確の遊技状態は、例えば、次回の特図抽選の結果が当りとなるまで継続する。なお、特図高確及び普図高確又はいずれか一方を例えば当り遊技終了後から第1特図抽選又は第2特図抽選が所定の回数実行されるまで継続する構成としてもよい。
また、当り種類が16R特別図柄Bである場合、遊技状態制御手段180は、大当り遊技後の遊技状態を特図低確かつ普図高確の遊技状態に切り替える。また、この場合の当り遊技後の普図高確は、当り遊技終了後から第1特図抽選又は第2特図抽選が所定の回数実行されるまで継続する。
また、当り種類が6R特別図柄Aである場合、遊技状態制御手段180は、大当り遊技後の遊技状態を特図高確かつ普図低確の遊技状態に切り替える。また、この場合の大当り遊技後の特図高確は、次回の特図抽選の結果が当りとなるまで継続する。
また、当り種類が6R特別図柄Bである場合、遊技状態制御手段180は、大当り遊技後の遊技状態を特図高確かつ普図高確の遊技状態に切り替える。また、この場合の大当り遊技後の特図高確及び普図高確は、次回の特図抽選の結果が当りとなるまで継続する。
このように、遊技状態制御手段180は当り種類に応じて大当り遊技後の遊技状態を切り替える機能を有しており、具体的にはRAMの記憶領域内に設けられた遊技状態フラグを切り替えることにより遊技状態を制御する。
また、上述した特別図柄用当否抽選手段110、当り種類決定手段120、変動表示制御手段130、普通図柄用当否抽選手段150は、遊技状態フラグを参照することにより、遊技状態に対応した各テーブルを参照して処理を実行する。
る変動時間決定処理によって抽出された情報(当否抽選結果(「当り」,「ハズレ」)情報,
当り種類情報,変動時間情報)は、当該情報を含む演出図柄変動コマンドとしてサブ制御
装置200側に送信され、当該コマンドを受信したサブ制御装置200は、出力側に図外
のインターフェースを介して接続されたスピーカ8、複数の発光部10A、演出図柄表示
装置50及び第1可動体B1,第2可動体B2を制御する。
各制御部は、それぞれ演算手段としてのCPU,動作プログラムや、駆動データ等が格納されたROM、駆動に必要なデータ等を一時的に格納可能なRAM等の記憶手段を備えている。各制御部は、別々の基板上に設けられてもよいし、単一の基板上に設けられてもよい。以下、サブ制御装置200を構成する各制御部について説明する。
より詳細には、演出図柄制御部200Aは、演出図柄変動コマンドに含まれる変動時間情報に基づいて、ROM内において当該変動時間情報ごとに規定された複数の変動パターンテーブルの中から1つの変動パターンを決定する。変動パターンテーブルには、演出図柄変動コマンド受信時に、演出図柄制御部200Aによって取得される変動パターン乱数に対応する複数の変動パターンが規定されており、演出図柄制御部200Aは取得した変動パターン乱数に従って、当該乱数に対応する1つの変動パターンを決定する。
なお、前述の第1特図抽選又は第2特図抽選の結果が当りである場合に最終的に導出表示される演出図柄Sの態様は、例えば、数字又はキャラクターが全て同一の数字又はキャラクターとして揃った状態であり、ハズレである場合の態様は、上述の態様以外の態様である。また、演出図柄制御部200Aは、主制御装置100からの大当り演出コマンドの受信に基づいて、演出図柄表示装置50に大当り遊技中における特定の特別遊技演出を表示させる。
具体的には、可動体制御部200Dは、モータM1の複数の駆動パターンのデータが規定されて記憶された第1駆動データ200a、及び、モータM2,M3の複数の駆動パターンのデータが規定されて記憶された第2駆動データ200bとを備えており、演出図柄制御部200Aにより予め決定された予告パターン及び変動パターンの種類に応じて、対応する駆動パターンのデータが記憶された駆動データ200a,200bを読み出し、当該駆動データを前述のドライバ基板500に対して出力する。
なお、駆動パターンが急降下するパターンの場合、第1可動体B1の負荷が軽い場合には、従来の低電圧(12V)を用い、単位時間当りのパルス数を増やす駆動対応でも可能である。
なお、駆動パターンが急な閉動作、急な開動作を行う場合、第2可動体B2の負荷が軽い場合には、従来の低電圧(12V)を用い、単位時間当りのパルス数を増やす駆動対応でも可能である。
つまり、可動体制御部200Dは、演出パターンの種類に対応する駆動データをドライバ基板500側に出力して、通常の場合はモータM1;M2;M3を駆動電圧12Vの所定の駆動パターンで駆動することにより、モータM1;M2;M3を駆動源とする第1可動体B1及び第2可動体B2を所定の動作パターンにより動作させるとともに、駆動データの内容に応じて特定の駆動パターンで駆動する場合には電圧変換信号をドライバ基板500に出力することにより、モータM1;M2;M3の印加電圧を高電圧に切替えてトルクマージンを確保する処理を実行する。
また、モータM1;M2;M3に対して、電源電圧が、第2電源電圧印加手段700Bにより高電圧(18V)が印加された場合、前述の電源電圧モニタ部800が動作し、電源電圧モニタ部800を構成するLED1が発光するため、当該発光を確認することにより、電源電圧切替部600による電源電圧の切替が適切に実行され、モータM1;M2;M3に対して2電源電圧印加手段700Bにより印加される電圧(18V)が適切に印加されていることを容易に把握することができる。
また、通電検査時には電圧切替信号を所定のタイミングで数秒間送信し、LED1を点灯させることにより、電圧切替えが正常に行われているかのチェックを行う。
35B 第2特別図柄表示装置,41 普通図柄表示装置,50 演出図柄表示装置,
61 第1始動入賞口,62 第2始動入賞口,63 電動チューリップ,
64 第1大入賞口,65 アタッカ装置, 100 主制御装置,
110 特別図柄用当否抽選手段,120 当り種類決定手段,
130 変動表示制御手段,150 普通図柄用当否抽選手段,
160 特別遊技制御手段,180 遊技状態制御手段,200 サブ制御装置,
200D 可動体制御部,500 ドライバ基板,600 電圧切替制御部,
700A 第1電源電圧印加手段,700B 第2電源電圧印加手段,
800 電源電圧モニタ部,M1〜M3 ステッピングモータ,B1 第1可動体,
B2 第2可動体,ZD1 ツェナーダイオード,LED 発光素子。
Claims (1)
- 遊技盤に配設された可動体を、ステッピングモータの駆動制御によって所定の動作パターンにより動作させるステッピングモータ駆動回路を備えたパチンコ機であって、
前記ステッピングモータ駆動回路は、
当該ステッピングモータのステータコイルに第1の電源電圧を印加する第1電源電圧印加手段と、前記第1電圧印加手段が印加する電源電圧よりも高い第2の電源電圧を印加する第2電源電圧印加手段と、
前記可動体の動作パターンに応じて、前記第1電源電圧印加手段又は第2電源電圧印加手段から印加される電源電圧を切り替える電圧切替手段と、
前記第1電源電圧印加手段、及び、第2電源電圧印加手段と接続され、前記ステッピングモータに印加される電源電圧を監視する電源電圧モニタ手段とを備え、
前記電源電圧モニタ手段は、前記第1電源電圧印加手段によって印加される電源電圧よりも高く、前記第2電源電圧印加手段によって印加される電源電圧よりも低い降伏電圧を有するツェナーダイオードと、
当該ツェナーダイオードのアノード側に接続され、当該アノード側から出力される電流によって発光する発光素子とを備えたことを特徴とするパチンコ機。
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