JP2013172007A - 気相成長装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】結晶性がよくてIn組成が高いInGaNを含む半導体層を成膜でき、基板へのダメージを防ぐことができる気相成長装置を提供する。
【解決手段】本発明の一実施例のMOCVD装置は、成長室10と、成長室10内に設けられ、基板2を保持するサセプタ3と、基板2を加熱するヒータ4と、基板2に対向するように設けられ、III族系ガスおよびV族系ガスを噴出するシャワーヘッド50と、サセプタ3とシャワーヘッド50との間に配置されていると共に、シャワーヘッド50が噴出したV族系ガスを分解して活性種を生成する触媒13と、基板2の表面に対して平行な方向に紫外光を出射して、シャワーヘッド50が噴出したV族系ガスをシャワーヘッド50と基板2との間で励起する紫外光光源12とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は気相成長装置に関する。
1990年代に入り、窒化物系半導体発光素子の発明から、LED(発光ダイオード)照明の実用化が始まった。現在、LED照明は、信号機だけに留まらず、液晶モニタのバックライト等の多方面の用途で活躍している。
LED照明は、一般的に青色半導体発光素子と、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)蛍光体との組み合わせにより白色LEDを実現している。白色LEDは、従来の照明よりも低消費電力・省スペース・水銀フリーのため環境に良いというメリットがあり、次世代の照明器具として期待が寄せられている。
青色半導体発光素子を作製するためには、青色波長域〜紫外波長域の短波長域で発光する発光層を形成する必要がある。このため、発光層には、In組成比xが0.2未満のInGa1−xN混晶半導体を用いられるのが一般的である。上記InGa1−xN混晶半導体は、MOCVD(有機金属気相成長)法などの手法を用いて、エピタキシャル成長させることによって作製される。
さらに、近年では、太陽光スペクトルをカバーできる発光素子の研究開発が行なわれており、緑色波長の光を発光する半導体発光素子の登場が望まれている。緑色波長の光を発光する発光層を作製するために、In組成比xが0.2以上のInGa1−xN混晶半導体を成膜する必要がある。
従来、In組成比xが0.2未満のInGa1−xN混晶半導体は、In源およびGa源とNHとを反応させることにより、比較的容易に形成することができたが、In組成比xが0.2以上のInGa1−xN混晶半導体を形成することは容易ではなかった。In組成比xが0.2以上では、In反応温度をより低くする必要があるが、温度を低くするとNHとの反応性が低下し、InGa1−xN混晶半導体は成膜しにくくなる(特許文献1(特開2003−37288号公報)参照)。逆に、基板を700℃以上に加熱した状態で、In源とNHとの反応性を高める試みも行なわれているが、高温状態となる程、InGaNは熱分解し易く、InGa1−xN混晶半導体に窒素空孔などの欠陥や相分離などが生じたり、膜応力による膜ゆがみが生じたりする。
したがって、NH(アンモニア)を加熱のみで分解するのではなく、他の分解方法を用いることにより、InGaN混晶半導体を成長させる方法が提案されている。
例えば特許文献2(特開2000−243712号公報)には、原料ガスを触媒体に接触させ、これによって生成した堆積種またはその前駆体および基板に電子を照射し、基板上に所定の膜を成長させる方法が示されている。
特開2003−37288号公報 特開2000−243712号公報
しかしながら、上記特許文献2の方法では、生成した堆積種またはその前駆体および基板に電子を出射するので、この電子が基板にダメージを与えるという問題があった。
そこで、本発明の課題は、結晶性がよくてIn組成比が高いInGaNを含む半導体層を成膜でき、基板へのダメージを防ぐことができる気相成長装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の気相成長装置は、
成長室と、
上記成長室内に設けられ、基板を保持する基板保持部と、
上記基板を加熱する加熱部と、
上記基板に対向するように設けられ、III族系ガスおよびV族系ガスを噴出するガス噴出部と、
上記基板保持部と上記ガス噴出部との間に配置されていると共に、上記ガス噴出部が噴出したV族系ガスを分解して活性種を生成する触媒と、
上記基板の表面に対して平行な方向に紫外光を出射して、上記ガス噴出部が噴出したV族系ガスを上記ガス噴出部と上記基板との間で励起する紫外光光源と
を備えることを特徴としている。
上記構成によれば、上記基板保持部とガス噴出部との間に配置されていると共に、ガス噴出部が噴出したV族系ガスを分解して活性種を生成する触媒と、基板の表面に対して平行な方向に紫外光を出射して、ガス噴出部が噴出したV族系ガスをガス噴出部と基板との間で励起する紫外光光源とを備えるので、触媒と紫外光の相乗効果により、V族系ガスによる活性種を増やすことができる。したがって、上記気相成長装置は、基板上に、In組成比が高いInGaNを含む半導体層を成膜することできると共に、その半導体層に窒素空孔などの欠陥や相分離などが生じたり、膜応力による膜ゆがみが生じたりするのを防ぐことができる。
また、上記特許文献2のような基板への電子の照射がないので、基板へのダメージを防ぐことができる。
一実施形態の気相成長装置では、
上記紫外光光源は、上記紫外光を、上記触媒と上記基板との間に入射するように出射して、上記V族系ガスを上記基板近傍で励起する。
上記実施形態によれば、上記紫外光光源は、紫外光を、触媒と基板との間に入射するように出射して、V族系ガスを基板近傍で励起するので、基板上の半導体層の成膜効率を上げることができる。
一実施形態の気相成長装置では、
上記V族系ガスがアンモニアを含有している。
上記実施形態によれば、上記V族系ガスがアンモニアを含有しているので、基板温度を低温にしても、結晶性が良いInGaNを含む半導体層を成膜できる。
一実施形態の気相成長装置では、
上記触媒が、Pt、W、Mo、NiおよびFeからなる群より選ばれる単体、または、Pt、W、Mo、NiおよびFeからなる群より選ばれる少なくとも一つを含有している材料である。
上記実施形態によれば、上記触媒が、Pt、W、Mo、NiおよびFeからなる群より選ばれる単体、または、Pt、W、Mo、NiおよびFeからなる群より選ばれる少なくとも一つを含有している材料であるので、V族系ガスを効果的に活性化することができる。
一実施形態の気相成長装置では、
上記紫外光の波長が270nm以下である。
上記実施形態によれば、上記紫外光の波長が270nm以下であるので、V族系ガスを効果的に励起できる。
一実施形態の気相成長装置では、
上記基板を回転させる基板回転機構を備え、
上記ガス噴出部はシャワープレートを有し、
上記シャワープレートは上記基板の表面に対して平行である。
上記実施形態によれば、上記基板回転機構が基板を回転させながら、基板上に半導体層を成膜する場合、ガス噴出部のシャワープレートが基板の表面に対して平行であるので、半導体層の膜の均一性を高めることができる。
一実施形態の気相成長装置では、
上記触媒は、上記シャワープレートに設けられた触媒支持部に着脱可能に支持されている。
上記実施形態によれば、上記シャワープレートに設けられた触媒支持部に触媒を支持することにより、ガス噴出部が噴出したV族系ガスを触媒に確実に当てて、V族系ガスによる活性種を効率良く生成することができると共に、触媒の交換を容易に行うことができる。
本発明の気相成長装置によれば、基板保持部とガス噴出部との間に配置されていると共に、ガス噴出部が噴出したV族系ガスを分解して活性種を生成する触媒と、基板の表面に対して平行な方向に紫外光を出射して、ガス噴出部が噴出したV族系ガスをガス噴出部と基板との間で励起する紫外光光源とを備えることによって、触媒と紫外光の相乗効果により、V族系ガスによる活性種を増やすことができるので、基板上に、In組成比が高いInGaNを含む半導体層を成膜することできると共に、その半導体層に窒素空孔などの欠陥や相分離などが生じたり、膜応力による膜ゆがみが生じたりするのを防ぐことができる。
また、上記特許文献2のような基板への電子の照射がないので、基板へのダメージを防ぐことができる。
図1は本発明の一実施例のMOCVD装置の模式構成図である。 図2はInGaN薄膜のIn組成比と基板温度との関係を示すグラフである。
以下、本発明の気相成長装置を図示の実施例により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例の気相成長装置を構成を模試的に示した図である。
上記MOCVD装置は、中空部である成長室10を有する反応炉1と、この反応炉1に取り付けられたシャワーヘッド50と、反応炉1内に一部が挿入された回転軸5と、回転軸5を取り囲むようにして設置された被覆板6と、回転軸5の成長室10側の一端に固定された支持台45と、この支持台45上に設置されたヒータ4と、このヒータ4上に設置されたサセプタ3とを備えている。なお、上記シャワーヘッド50はガス噴出部の一例で、サセプタ3は基板保持部の一例で、ヒータ4は加熱部の一例、回転軸5は基板回転機構の一例である。
上記シャワーヘッド50は、基板2に対向するように設けられていて、底部となるシャワープレート21を持っている。また、上記シャワープレート21には、III族系ガスを成長室10に供給するためのIII族系ガス供給部31と、V族系ガスを成長室10に供給するためのV族系ガス供給部41とを設けている。また、上記シャワーヘッド50はヒータ4の熱を受けて高温となる。このため、上記シャワーヘッド50の熱ダメージを低減できるように、シャワーヘッド50に水冷部22を設けている。また、上記水冷部22は、水冷装置24から水冷水供給管23を介して水冷水を供給を受けることができるようになっている。
上記サセプタ3は成長室10内で基板2を保持する。このサセプタ3に保持された基板2の上面(シャワーヘッド50側の表面)は、シャワーヘッド50の底面(シャワープレート21の下面)に触媒13を介して対向すると共に、シャワーヘッド50の底面に対して平行となる。
上記触媒13は、タングステンからなるメッシュ形状体であり、シャワーヘッド50が噴出したV族系ガスを分解して活性種を生成する。また、上記触媒13は、シャワープレート21に設けられた触媒支持部14に着脱可能に支持されて、シャワープレート21と基板2との間に位置している。上記タングステンはV族系ガスの一例であるNH(アンモニア)ガスの活性化に有効である。
上記ヒータ4は基板2を間接的に加熱する。つまり、上記ヒータ4の熱がサセプタ3を介して基板2に伝わる。これにより、上記基板2の温度は室温から1400℃までの範囲内で任意に調整可能となっている。
上記回転軸5は回転可能に設置されており、回転軸5の反応炉1外の他端はアクチュエータ(図示せず)に接続されている。この回転軸5が回転すると、基板2の上面がシャワーヘッド50の底面との平行を保ちながら、基板2およびサセプタ3が回転する。
また、上記MOCVD装置は、III族元素を含むIII族系ガスの供給源となるIII族系ガス供給源34と、III族系ガス供給源34からシャワーヘッド50へIII族系ガスを案内するIII族系ガス供給管32と、III族系ガス供給源34からシャワーヘッド50へのIII族系ガスの導入量を調整する調整するIII族系ガス用マスフローコントローラ33と、V族元素を含むV族系ガスの供給源となるV族系ガス供給源44と、V族系ガス供給源44からシャワーヘッド50へV族系ガスを案内するV族系ガス供給管42と、V族系ガス供給源44からシャワーヘッド50へのV族系ガスの導入量を調整する調整するV族系ガス用マスフローコントローラ43とを備えている。ここで、上記III族元素としては、例えば、Ga(ガリウム)、Al(アルミニウム)またはIn(インジウム)などがある。また、上記III族系ガスとしては、例えば、TMG(トリメチルガリウム)ガス、TMA(トリメチルアルミニウム)ガスまたはTMI(トリメチルインジウム)ガスなどの有機金属ガスがある。また、上記V族元素としては、例えば、N(窒素)、P(リン)またはAs(ヒ素)などがある。また、上記V族系ガスとしては、例えば、NH3(アンモニア)ガス、PH3(ホスフィン)ガスまたはAsH3 (アルシン)ガスなどの水素化合物ガスなどがある。
上記III族系ガスとV族系ガスとは、サセプタ3上に設置された基板2の上面(シャワーヘッド50側の表面)に対して鉛直上方から噴射される。
上記III族系ガス用マスフローコントローラ33およびV族系ガス用マスフローコントローラ43は、制御部(図示せず)で制御される。
また、上記MOCVD装置は、反応炉1内のガスを反応炉1外に排気するための排ガス処理装置9と、この排ガス処理装置9に一端が接続されたパージライン8とを備えている。
上記排ガス処理装置9は、反応炉1内のガスをガス排出管7およびパージライン8を介して導入して無害化する。このガス排出管7の一端は反応炉1に接続されている一方、ガス排出管7の他端はパージライン8の中間部に接続されている。なお、上記パージライン8の中間部はパージライン8の一端と他端との間の部分である。
また、上記MOCVD装置は、基板2の上面に対して平行な方向に紫外光を平行光束として出射して、シャワーヘッド50が噴出したV族系ガスをシャワーヘッド50と基板2との間で励起する紫外光光源12を備えている。
上記紫外光光源12は、反応炉1外に設置された低圧水銀ランプである。また、上記紫外光光源12が出射した紫外光は、反応炉1の隔壁に設けられた紫外光導入窓11から成長室10内に入って、触媒13と基板2との間に入射して、基板2近傍でV族系ガスを励起する。
上記構成のMOCVD装置では、InGaN薄膜を製造する場合、III族系ガスとしてTMGガスおよびTMIガスとを使用する一方、V族系ガスとしてNHガスを使用する。
より詳しくは、上記III族系ガス供給源34からIII族系ガス供給管32およびシャワーヘッド50を通じて成長室10に、TMGガスおよびTMIガスを供給する。このとき、上記TMGガスおよびTMIガスのキャリアガスとして窒素ガスを使用する。また、上記III族系ガス供給源34からシャワーヘッド50へのガスの流量はIII族系ガス用マスフローコントローラ33で500sccmに調節する。また、上記TMIガスの気相比を0.3に設定する。
一方、上記V族系ガス供給源44からV族系ガス供給管42およびシャワーヘッド50を通じて成長室10に、NHガスを供給する。このとき、上記NHガスのキャリアガスとして窒素ガスを使用する。また、上記V族系ガス供給源44からシャワーヘッド50へのガスの流量はV族系ガス用マスフローコントローラ43で10slmに調節する。
また、上記水冷装置24は、25℃の水冷水を水冷部22に30L/mで供給して、シャワーヘッド50の温度上昇を抑える。
また、上記サセプタ3上には、2インチサファイア基板上にGaNを5μm積層したGaNテンプレートを基板2として設置する。
また、上記アクチュエータおよび回転軸5によって、サセプタ3を30rpmで回転させる。
また、上記基板2の温度を600℃から850℃までの間で25℃刻みで変えて、11種類のInGaN薄膜を製造する。
また、上記成長室10にTMGガス、TMIガスおよびNHガスを供給している状態で、成長室10内の圧力を700Torrで一定に保つ。
また、上記紫外光光源12は、基板2の上面に平行となうように、波長254nm,照度20mW/cmの紫外光の平行光束を基板2上に出射する。
このような条件で、上記基板2上に50nmのInGaN薄膜が得られる時間保持した後、紫外光光源12の紫外光の出射を止め、サセプタ3の温度を室温まで降下させた。
その結果、図2のように、In組成比が基板温度に異存するInGaN薄膜が得られた。
図2の比較例1は、上記MOCVD装置から触媒13を除去して、他の条件を本実施例と同様にして製造したInGaN薄膜についての例である。
図2の比較例2は、上記MOCVD装置から紫外光光源12を除去して、他の条件を本実施例と同様にして製造したInGaN薄膜についての例である。
上記実施例と比較例1,2の結果から、本実施例の方がより高温まで高In組成比のInGaN薄膜の形成が可能であることがわかる。一般に、窒素化合物半導体では、高温で成長させる方が結晶性、特性が良いとされていることから、本実施例のMOCVD装置は、結晶性、特性が良好なInGaN薄膜を製造できる。
本実施例のMOCVD装置で製造したInGaN薄膜の結晶性、特性が良好であることを示すため、下表1のPL(フォトルミネッセンス)発光の半値幅の比較を行った。
Figure 2013172007
上記表1より、In組成比xが0.25であるInGaN薄膜に関して、本実施例のInGaN薄膜は、半値幅が小さく、結晶性が良いことが判った。
また、上記表2のInGaN薄膜を使用して、LED素子を形成した場合の出力の比較を下表2に示す。
Figure 2013172007
上記表2からも、本実施例のMOCVD装置で製造したInGaN薄膜の結晶性、特性が良好であることが判る。
すなわち、本実施例のMOCVD装置は、触媒14と紫外光との相乗効果により、NHガスによる活性種を増やして、In組成比が高くて高品質なInGaN薄膜を製造できる。
また、上記基板2への電子の照射がないので、基板2へのダメージを防ぐことができる。
また、上記紫外光光源12は、紫外光を、触媒14と基板2との間に入射するように出射して、NHガスを基板2近傍で励起するので、InGaN薄膜の成膜効率を上げることができる。
また、上記シャワーヘッド50が成長室10にNHガスを供給するので、基板温度を低温にしても、InGaN薄膜の結晶性の低下を防ぐことができる。
また、上記触媒が、タングステンからなるので、NHガスを効果的に活性化することができる。
また、上記紫外光光源12が出射する紫外光の波長が254nmであるので、NHガスを効果的に励起できる。
また、上記InGaN薄膜の成膜を回転軸5を回転させながら行う場合、シャワープレート21が基板2の上面に対して平行であるので、InGaN薄膜を均一な膜にすることができる。
また、上記触媒13は、シャワープレート21に設けられた触媒支持部14に着脱可能に支持されているので、NHガスを触媒13に確実に当てて、NHガスによる活性種を効率良く生成することができると共に、触媒13の交換を容易に行うことができる。
上記実施例において、Pt、W、Mo、NiおよびFeからなる群より選ばれる単体、または、Pt、W、Mo、NiおよびFeからなる群より選ばれる少なくとも一つを含有している材料からなる触媒を用いてもよい。
上記実施例において、波長270nm以下の紫外光を出射する紫外光光源を用いてもよい。
上記実施例において、基板2の上方に、基板2の上面に対して略垂直な方向に紫外光を出射する紫外光光源を設置してもよい。この場合、上記紫外光光源は、成長室10内に設置しもよいし、成長室10外に設置してもよい。
上記実施例において、基板2の温度を600度以上800度未満にした状態で、シャワーヘッド50が成長室10にTMGガス、TMIガスおよびNHガスを供給すると共に、紫外光光源12が基板2上に紫外光を出射するようにして、基板2上にInGaN薄膜を成膜してもよい。
1…反応炉
2…基板
3…サセプタ
4…ヒータ
5…回転軸
6…被覆板(ヒータカバー)
7…ガス排気部
8…パージライン
9…排ガス処理装置
10…成長室
11…紫外線導入窓
12…紫外線光源
13…触媒
14…触媒支持部
21…シャワープレート
22…水冷部
23…水冷水供給管
24…水冷装置
31…III族系ガス供給部
32…III族系ガス供給管
33…III族系ガス用マスフローコントローラ
34…III族系ガス供給源
41…V族系ガス供給部
42…V族系ガス供給管
43…V族系ガス用マスフローコントローラ
44…V族系ガス供給源
50…シャワーヘッド

Claims (7)

  1. 成長室と、
    上記成長室内に設けられ、基板を保持する基板保持部と、
    上記基板を加熱する加熱部と、
    上記基板に対向するように設けられ、III族系ガスおよびV族系ガスを噴出するガス噴出部と、
    上記基板保持部と上記ガス噴出部との間に配置されていると共に、上記ガス噴出部が噴出したV族系ガスを分解して活性種を生成する触媒と、
    上記基板の表面に対して平行な方向に紫外光を出射して、上記ガス噴出部が噴出したV族系ガスを上記ガス噴出部と上記基板との間で励起する紫外光光源と
    を備えることを特徴とする気相成長装置。
  2. 請求項1に記載の気相成長装置において、
    上記紫外光光源は、上記紫外光を、上記触媒と上記基板との間に入射するように出射して、上記V族系ガスを上記基板近傍で励起することを特徴とする気相成長装置。
  3. 請求項1または2に記載の気相成長装置において、
    上記V族系ガスがアンモニアを含有していることを特徴とする気相成長装置。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の気相成長装置において、
    上記触媒が、Pt、W、Mo、NiおよびFeからなる群より選ばれる単体、または、Pt、W、Mo、NiおよびFeからなる群より選ばれる少なくとも一つを含有している材料であることを特徴とする気相成長装置。
  5. 請求項1から4までのいずれか一項に記載の気相成長装置において、
    上記紫外光の波長が270nm以下であることを特徴とする気相成長装置。
  6. 請求項1から5までのいずれか一項に記載の気相成長装置において、
    上記基板を回転させる基板回転機構を備え、
    上記ガス噴出部はシャワープレートを有し、
    上記シャワープレートは上記基板の表面に対して平行であることを特徴とする気相成長装置。
  7. 請求項6に記載の気相成長装置において、
    上記触媒は、上記シャワープレートに設けられた触媒支持部に着脱可能に支持されていることを特徴とする気相成長装置。
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