JP2013170968A - 指針表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】選択的に指し示される情報を容易に読み取り可能な指針表示装置を提供する。
【解決手段】第1の指示部と、複数の情報が円周上に印された標識部とが設けられた第1の指針と、この第1の指針と同心的に回転して、第2の指示部と、この第2の指示部と異なる位置に第3の指示部とが設けられた第2の指針と、第1の指示部が予め決められた方向を指すように、第1の指針を回転させる第1の制御手段と、第2の指針を回転させて、第3の指示部に標識部の複数の情報のうち1つの情報を選択的に示させる第2の制御手段とを備える。
【選択図】図2

Description

この発明は、複数の指針を備えた指針表示装置に関する。
従来、外部装置との間で通信を行い、受信されたデータや情報を表示させることの可能な電子時計がある。このような電子時計は、多くの場合には、デジタル表示機能を備えたものであり、デジタル表示部に文字、図形、或いは、標識などを表示させることで、ユーザは、種々の情報を容易に知得することが出来る。
一方、指針のみを用いたアナログ式の電子時計では、不特定の受信内容を表示してユーザに伝えることが困難である。そこで、従来、受信情報に基づいて指針に文字盤上の時刻目盛を指し示させることで番号(数字)を通知したり、文字盤の周縁部やベゼルなどに設けられた標識を指し示させたりすることで、予め定められた所定の情報を通知するページャ機能を備えたアナログ式電子時計が開発されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。また、指針が指し示す数字標識を順番に変化させていくことで、電話番号などの複数の数字列を通知させることも可能となっている。
特開平6−66963号公報 特表平9−506710号公報
しかしながら、従来の技術では、単純に一又は複数の指針により文字盤やベゼルなどの標識や目盛を指し示す構成であるので、どの指針がどの標識を指しているのか分からなかったり、更には、受信した情報を指し示した状態であるのか否かが良く分からなかったりする場合が生じるという課題があった。
この発明の目的は、選択的に指し示される情報を容易に読み取り可能な指針表示装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、
第1の指示部と、複数の情報が円周上に印された標識部とが設けられた第1の指針と、
この第1の指針と同心的に回転して、第2の指示部と、この第2の指示部と異なる位置に第3の指示部とが設けられた第2の指針と、
前記第1の指針の前記第1の指示部が予め決められた方向を指すように、前記第1の指針を回転させる第1の制御手段と、
前記第2の指針を回転させて、前記第2の指針の前記第3の指示部に前記標識部の前記複数の情報のうち1つの情報を選択的に示させる第2の制御手段と
を備えることを特徴とする指針表示装置である。
本発明に従うと、指針表示装置において、選択的に指し示される情報が容易に読み取ることが出来るという効果がある。
本発明の実施形態のアナログ電子時計を含む情報表示システムを示す図である。 第1実施形態のアナログ電子時計の正面図である。 第1実施形態のアナログ電子時計の時針を示す図である。 アナログ電子時計の内部構成を示すブロック図である。 スマートフォンの内部構成を示すブロック図である。 アナログ電子時計のRAMに記憶させたテーブルの内容を示す図である。 アナログ電子時計のCPUが実行する報知処理の制御手順を示すフローチャートである。 第1実施形態のアナログ電子時計の時針及び分針による表示例を示す図である。 第2実施形態のアナログ電子時計の正面図である。 第2実施形態のアナログ電子時計の時針を示す図である。 第2実施形態のアナログ電子時計のCPUが実行する報知処理の制御手順を示すフローチャートである。 第2実施形態のアナログ電子時計の時針及び分針による表示例を示す図である。 第2実施形態のアナログ電子時計の時針及び分針による表示例を示す図である。 第2実施形態のアナログ電子時計の時針及び分針による表示例の変形例を示す正面図である。 第2実施形態のアナログ電子時計の時針の変形例を示す図である。 第3実施形態のアナログ電子時計の正面図である。 第3実施形態のアナログ電子時計の時針を示す図である。 第3実施形態のアナログ電子時計のCPUが実行する報知処理の制御手順を示すフローチャートである。 第3実施形態のアナログ電子時計の時針及び分針による表示例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
先ず、第1実施形態のアナログ電子時計について説明する。
図1は、本発明の指針表示装置の実施形態としてのアナログ電子時計を含む情報表示システムの全体構成を示す図である。
この情報表示システム1は、アナログ電子時計40と、スマートフォン10とにより構成される。アナログ電子時計40がスマートフォン10から情報を受信すると、この受信された情報に基づいてアナログ電子時計40では表示動作が行われる。
図2は、第1実施形態のアナログ電子時計40の正面図である。
このアナログ電子時計40の本体は、ケーシング62と文字盤63と前面を覆う図示略の風防ガラスとの間に設けられた時針46と分針47とを備えている。風防ガラスの周縁部には、ベゼル64が設けられ、また、ケーシング62の側面には、4つの押しボタンスイッチB1〜B4が設けられている。
このアナログ電子時計40は、図示略のバンドを用いてユーザの腕に装着可能な携帯型電子腕時計である。
文字盤63には、一の円周上に毎正時を示す目盛が設けられている。また、ベゼル64の3時方向には標識「MAIL」が設けられ、9時方向には、標識「TEL」が設けられている。
時針46(第1の指針)及び分針47(第2の指針)は、何れも文字盤63の中央付近に設定されたほぼ同一の回転軸に対し、即ち、同心的に、各々独立に回転可能に構成されている。また、時針46は、指示部461(第1の指示部)と円板部462(標識部)とを備え、分針47は、指示部471(第2の指示部)と円板部472とを備える。分針47の円板部472には、切欠部473(第3の指示部)が設けられている。
図3は、第1実施形態のアナログ電子時計40の時針46の構造を示す図である。
時針46の円板部462には、2つの円周上に1〜12の数値を示す標識が半周ずつに分けられて2個ずつ設けられている。これらの半周ずつに示された数値標識のうち、着信電話の発信者を示す発信者識別番号標識は、指示部461が9時方向を指しているときに上(12時方向)向きになるように設けられ、また、着信電子メールの送信者を示す送信者識別番号標識は、指示部461が3時方向を指しているときに上向きになるように設けられている。発信者識別番号標識と送信者識別番号標識は、必ずしも同一の番号を表示する必要はなく、また、半周ずつ均等に示される必要もない。また、発信者識別番号標識と送信者識別番号標識とで、異なる色やフォントを用いて設けることとしてもよい。
これら24個の数値標識の大きさは、それぞれ、分針47に設けられた切欠部473の幅と対応しており、切欠部473から1つが選択的に露出されるようになっている。
図4は、アナログ電子時計40の内部構成を示すブロック図である。また、図5は、スマートフォン10の内部構成を示すブロック図である。
図4に示すように、アナログ電子時計40は、CPU(Central Processing Unit)41(第1の制御手段、第2の制御手段、第3の制御手段、第4の制御手段)と、ROM(Read Only Memory)42と、RAM(Random Access Memory)43と、操作部44と、計時回路45と、輪列機構48を介して時針46を回転させるステップモータ50と、輪列機構49を介して分針47を回転させるステップモータ51と、ステップモータ50、51をステップ駆動するステップモータ駆動回路52と、アンテナAN4と、Bluetoothモジュール53(Bluetooth:登録商標)及びUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)54と、振動モータ55及びそのドライバ56と、ピエゾ素子57及びそのドライバ58と、LED(発光ダイオード)59及びそのドライバ60と、CPU41と各部との間で信号のやり取りをするバス61などを備えている。
CPU41は、アナログ電子時計40の全体動作の統轄制御及び各種演算処理を行う。CPU41は、計時回路45の計数する現在時刻に基づいてステップモータ駆動回路52にステップモータ50、51を駆動させ、時針46及び分針47により時刻表示を行わせる。また、CPU41は、Bluetoothモジュール53を介してスマートフォン10から取得された情報に基づいて表示内容を決定し、この表示内容に従ってステップモータ駆動回路52にステップモータ50、51を駆動させ、時針46及び分針47により情報を表示させる。
ROM42は、CPU41が実行する種々のプログラムや初期設定データを格納する。ROM42には、スマートフォン10とBluetooth通信を行うための通信プログラムが含まれる。
RAM43は、CPU41に作業用のメモリ空間を提供する。またRAM43には、登録された電話番号をその識別番号と関連付けて所定数(例えば、11個)まで記憶させることのできる登録番号テーブル43aと、登録されたメールアドレスをその識別番号と関連付けて所定数(例えば、11個)まで記憶させることの出来る登録アドレステーブル43bとが記憶されている。
操作部44は、4つのボタンスイッチB1〜B4を備え、ユーザが当該スイッチに対して行った操作を電気信号に変換して、入力信号としてCPU11に出力する。或いは、この操作部44は、タッチパネルであっても良い。
計時回路45は、現在時刻を計数して保持するカウンタである。この現在時刻が読み出されて、時針46及び分針47によって表示されたり、当該現在時刻データと各種機能に係る設定時刻データと比較されて種々の動作が行われたりする。
Bluetoothモジュール53は、アンテナAN4を介して外部機器との間でブルートゥース通信を行うための制御モジュールである。CPU41から送られた送信データは、UART54でシリアル/パラレル変換などの処理が行われて、Bluetoothモジュール53からスマートフォン10などの外部機器に送信される。また、外部機器からBluetoothモジュール53を用いて受信された受信データは、UART54でシリアル/パラレル変換などの処理が行われて、CPU41へ出力される。
振動モータ55、ピエゾ素子(PZT)57、及び、LED(発光ダイオード)59は、それぞれ振動、ブザー音、及び、光を発することでユーザに通知を行うためのものである。CPU41からドライバ56、58、60にそれぞれ制御信号が送られると、ドライバ56、58、60は、それぞれ、振動モータ55、ピエゾ素子57、LED59を動作させるのに必要な電圧信号に変換して出力する。
ステップモータ駆動回路52は、CPU41からステップモータ50、51の駆動命令を受け取ってステップモータ50、51を各々独立に駆動する駆動パルスを出力する。ステップモータ50、51は、各々ステップモータ駆動回路52から入力された駆動パルスによりステップ駆動されて、駆動パルスの電圧波形に基づいて正転方向又は逆転方向に所定角度(例えば、180度)回転する。輪列機構48、49は、それぞれ複数の歯車列により構成され、ステップモータ50、51の回転角度を歯車比で調整して所定角度(例えば、1度)の回転を時針46及び分針47に与える。
スマートフォン10は、図5に示すように、CPU11と、ROM12と、RAM13と、記憶部14と、操作部15と、内蔵時計16と、表示部17及びそのドライバ18と、スピーカ19と、マイク20と、コーデック21と、RF送受信回路22と、RF送受信用のアンテナAN11と、通信回路23と、Bluetoothモジュール24と、UART25と、Bluetooth通信の送受信用アンテナAN12と、CPU11と各部とを接続するバス26などを備えている。
CPU11は、スマートフォン10の全体動作の統轄制御及び各種演算処理を行う。また、CPU11は、操作部15への入力操作による設定情報に基づいてBluetoothモジュール24に制御信号を送ってアナログ電子時計40との通信接続を確立する。そして、CPU11は、スマートフォン10に電話の着信や電子メールの着信があると、アナログ電子時計40に対して電話の発信者や電子メールの送信者に関する着信情報を送信させる。
ROM12は、CPU11が実行する種々のプログラムや初期設定データを格納する。また、RAM13は、CPU11に作業用のメモリ空間を提供し、作業用の一時データを記憶する。
記憶部14は、不揮発性の読み書き可能なメモリであり、例えば、フラッシュメモリやEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)である。この記憶部14には、例えば、登録された電話番号を記憶する電話帳データ、登録された電子メールアドレスを記憶するアドレス帳データ、スマートフォン10で実行する種々のアプリケーションプログラムや各種機能に係る保存データや設定データが記憶される。
操作部15は、タッチパネルの操作入力を検知し、表示部17に表示されたメニューに基づいてユーザにより接触入力された操作内容を電気信号に変換し、入力信号としてCPU11に出力する。或いは、この操作部15は、複数の操作キーを備え、ユーザが当該キーに対して行った操作に基づいて電気信号に変換した入力信号をCPU11に出力する構成を含むこととしても良い。
内蔵時計16は、現在時刻を計数して保持するカウンタである。この現在時刻が読み出されて、表示部17に表示される。また、当該現在時刻データと各種機能に係る設定時刻データとが比較されて種々の動作が行われる。この内蔵時計16の現在時刻データは、RF送受信回路22による携帯基地局との通信時に随時修正される。
表示部17は、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)である。CPU11から送られた制御信号によりドライバ18(液晶ドライバ)が動作し、LCDを駆動してスマートフォン10の各種機能に係る表示を行わせる。この表示部17は、他の方式によるもの、例えば、有機ELD(Electro-Luminescent Display)であっても良く、ドライバ18は、表示方式により適宜選択される。また、この表示部17は、タッチパネルとしてユーザに入力操作を行わせるためのメニュー表示を行う。
スピーカ19は、コーデック21からの信号に基づいて電気信号を音声信号に変換して音声を出力する。また、マイク20は、音波を検知して電気信号に変換し、コーデック21に出力する。コーデック21は、符号化圧縮されたデジタル音声信号をデコードしてアナログ信号としてスピーカ19へ送るとともに、マイク20から取得された音声信号をエンコードしてCPU11や通信回路23へ出力する。なお、通話用のスピーカと音声を外部に出力するためのスピーカを別個に備えることとしてもよい。
RF送受信回路22は、RF送受信用アンテナAN11を用いて携帯基地局との間で行われる電話通信やメールなどのパケット通信の送受信処理を行う。また、通信回路23は、RF送受信回路22により送受信される送受信データの各種処理を行い、CPU11やコーデック21との間でデータの受け渡しを行う。
Bluetoothモジュール24は、アンテナAN12を介してアナログ電子時計40などの他の電子機器とBluetooth通信を行うための制御モジュールである。CPU11から送られた送信データは、UART25でシリアル/パラレル変換などの処理が行われて、Bluetoothモジュール24から他の電子機器に送信される。また、他の電子機器からBluetoothモジュール24を用いて受信された受信データは、UART25でパラレル/シリアル変換などの処理が行われて、CPU11へ出力される。
図6は、アナログ電子時計40のRAM43に記憶された登録電話番号及び登録電子メールアドレスのテーブルを示す図である。
図6(a)に示すように、RAM43に記憶されているデータには、識別番号1〜11に各々対応付けて登録された電話番号1〜電話番号11が記憶された登録番号テーブル43aが含まれている。また、図6(b)に示すように、RAM43に記憶されているデータには、識別番号1〜11に各々対応付けて登録されたメールアドレス1〜メールアドレス11が記憶された登録アドレステーブル43bが含まれている。
なお、これら登録番号テーブル43a及び登録アドレステーブル43bへの電話番号及び電子メールアドレスの登録は、アナログ電子時計40で直接ユーザにより操作部44から入力されることで行われても良いし、スマートフォン10で設定されたものをアナログ電子時計40に転送することで行われても良い。
次に、本実施形態のアナログ電子時計40において、ブルートゥース通信を介して受信された電話又は電子メールの着信情報を通知する動作手順について説明する。
図7は、電話又は電子メールの着信情報を通知する報知処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。
この報知処理は、アナログ電子時計40とスマートフォン10との間でブルートゥース通信の接続が確立されている状態の間に継続的に実行される処理である。
報知処理が呼び出されると、CPU41は、スマートフォン10からのデータ受信があったか否かを判別する(ステップS401)。データ受信がないと判別された場合には、CPU41は、継続的にステップS401の処理を繰り返し行う。
スマートフォン10からのデータ受信があったと判別されると、CPU41は、次に、受信データの内容が電話着信を示す信号であるか否かを判別する(ステップS402)。電話着信を示す信号ではないと判別された場合には、CPU41は、更に、受信データの内容がメール着信を示す信号であるか否かを判別する(ステップS412)。メール着信を示す信号ではないと判別された場合には、CPU41は、その他のデータの受信処理を実行し(ステップS422)、報知処理を終了する。
ステップS402の処理で、電話着信を示す信号であると判別された場合には、CPU41は、先ず、時針46を9時位置に移動させる命令をステップモータ駆動回路52に出力する(ステップS403)。次に、CPU41は、電話発信者の識別処理を行う(ステップS404)。具体的には、CPU41は、受信した電話番号データを登録番号テーブル43aに記憶された電話番号と比較して、電話番号と対応する発信者識別番号を取得する。
CPU41は、受信した電話番号データが登録番号テーブル43aに記憶されているか否かを判別する(ステップS405)。着信電話番号が登録番号テーブル43aに記憶されていると判別された場合には、CPU41は、発信者識別番号標識の中から、取得された発信者識別番号に対応する標識を切欠部473から選択的に露出させるように分針47を移動させる命令をステップモータ駆動回路52に出力する(ステップS406)。それから、CPU41の処理は、ステップS401に戻って同様の処理を繰り返す。一方、着信電話番号が登録番号テーブル43aに記憶されていないと判別された場合には、CPU41は、発信者識別番号標識「12」を切欠部473から露出させるように分針47を移動させる命令をステップモータ駆動回路52に出力する(ステップS407)。それから、CPU41の処理は、ステップS401に戻って同様の処理を繰り返す。
ステップS412の処理で、メール着信を示す信号であると判別された場合には、CPU41は、時針46を3時位置に移動させる命令をステップモータ駆動回路52に出力する(ステップS413)。次に、CPU41は、メール送信者の識別処理を行う(ステップS414)。具体的には、CPU41は、受信したメールアドレスデータを登録アドレステーブル43bに記憶されたメールアドレスと比較して、メールアドレスに対応する送信者識別番号を取得する。
CPU41は、受信したメールアドレスデータが登録アドレステーブル43bに記憶されているか否かを判別する(ステップS415)。着信メールアドレスが登録アドレステーブル43bに記憶されていると判別された場合には、CPU41は、送信者識別番号標識の中から、取得された送信者識別番号に対応する標識を切欠部473から選択的に露出させるように分針47を移動させる命令をステップモータ駆動回路52に出力する(ステップS416)。それから、CPU41の処理は、ステップS401に戻って同様の処理を繰り返す。一方、着信メールアドレスが登録アドレステーブル43bに記憶されていないと判別された場合には、CPU41は、送信者識別番号標識「12」を切欠部473から露出させるように分針47を移動させる命令をステップモータ駆動回路52に出力する(ステップS417)。それから、CPU41の処理は、ステップS401に戻って同様の処理を繰り返す。
なお、上記実施の形態では、ステップS403、S413の処理で、時針46のみを9時位置又は3時位置に移動させたが、分針47も最初に一度同位置へ移動させることとしてもよい。
図8は、第1実施形態のアナログ電子時計40の時針46及び分針47による表示例を示す図である。
図8(a)に示す例では、時針46が9時方向を指し示すことで、電話の着信があったことを示していると共に、分針47が10時方向を指し示すことで、切欠部473から発信者識別番号標識のうち「5」が選択的に露出され、着信電話の発信が予め登録された登録番号「5」に該当する電話番号であることが示されている。
一方、図8(b)に示す例では、時針46が3時方向を示すことで、電子メールの着信があったことを示していると共に、分針47が10時方向を指し示すことで、切欠部473から送信者識別番号標識のうち「5」が選択的に露出され、着信メールの送信者を示すメールアドレスが予め登録された登録番号「5」に該当することが示されている。
以上のように、第1実施形態のアナログ電子時計40は、同一軸の周りを回転する時針46と分針47とを備え、時針46には、指示部461と円板部462が設けられ、円板部462には、同心円状に1〜12の数値標識が設けられている。一方、分針47には、指示部471、及び、円板部472が設けられ、円板部472には、切欠部473が設けられて、この切欠部473から円板部462の数値標識のうち一つが選択的に露出可能となっている。そして、ブルートゥース通信によりスマートフォン10からデータを受信すると、電話の着信を示す信号の場合には、時針46の指示部461を9時方向に向け、電子メールの着信を示す信号の場合には、時針46の指示部461を3時方向に向ける。それから、RAM43の登録番号テーブル43a又は登録アドレステーブル43bを参照して電話の発信者又は電子メールの送信者の識別番号を取得し、当該取得された識別番号に対応する円板部462上の数値標識を分針47の切欠部473から露出させる。このような構成により、電話の発信者や電子メールの送信者を容易に知得することが出来る。
また、一方の目盛をベゼル64や文字盤63に設けるのに対し、他方の標識を時針46の円板部462上に設け、また、この円板部462の標識を分針47により表示させる構成とすることで、どちらの指針がどの目盛を指し示しているのかがより明確になってユーザが情報を読み取りやすくなる。
また、このような構成では、従来の時計と比較して、可動部を追加したり配置を複雑にしたりする必要がないので、従来の時計を延長したデザインで容易に情報を取得することが出来る。
また、電話の着信の場合と、電子メールの着信の場合とで、時針46の指示部461が指し示す向きが9時方向と3時方向とに各々設定されているので、時針46の指し示す方向と分針47の切欠部473から露出される標識との組み合わせで、どちらの着信があったのかと、誰からの着信かの情報をまとめて容易に知ることが出来る。
また、時針46の円板部462には、電話の着信時と電子メールの着信時とでそれぞれユーザが読みやすい向きで識別番号標識が設けられているので、ユーザが容易に識別番号を読み取ることが出来る。
また、分針47の円板部472に設けられた切欠部473から1つの識別番号標識を露出させることで不要な標識を隠すことが出来るので、ユーザは、必要な識別番号だけ容易に取得することが出来る。
また、スマートフォン10といった外部機器の各種機能に係る情報をブルートゥース通信を用いて取得し、必要な情報をアナログ電子時計40で表示させることで、常にスマートフォン10を確認しなくても身に着けているアナログ電子時計40から必要な情報を取得することが出来るので、ユーザの負担を軽減することが出来る。
また、識別番号と電話番号や電子メールアドレスとの対応関係をRAM43の登録番号テーブル43aや登録アドレステーブル43bに記憶させておくことが出来るので、ユーザの必要に応じて適宜設定したり、設定を解除したりすることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態のアナログ電子時計40bについて説明する。
図9は、第2実施形態のアナログ電子時計40bの正面図である。また、図10は、第2実施形態のアナログ電子時計40bにおける時針46bを示す図である。
この第2実施形態のアナログ電子時計40bは、ベゼル64bに標識「MAIL」及び標識「TEL」が設けられておらず、また、時針46bの円板部462b上に設けられた数値標識が異なる点を除いて第1実施形態のアナログ電子時計40と同一の構成であり、同一の符号を付して説明を省略する。
図10に示すように、第2実施形態の時針46bの円板部462b上に設けられた数値標識では、数値1〜24を示す標識が各々1つずつ設けられ、これらの数値標識は、何れも指示部461bが3時方向を指し示しているときに上向きになるように配置されている。
図11は、第2実施形態のアナログ電子時計40bのCPU41が実行する報知処理の制御手順を示すフローチャートである。
この第2実施形態のアナログ電子時計40bによる報知処理は、第1実施形態のアナログ電子時計40による報知処理のうち、ステップS403、S406、S407、S413、S416、S417の処理がそれぞれステップS403b、S406b、S407b、S413b、S416b、S417bに変更されている。その他の処理の内容及び処理の手順は、第1実施形態のアナログ電子時計40による報知処理と同一であり、同一の符号を付して説明を省略する。
ステップS402の処理で、電話着信を示す信号であると判別された場合には、CPU41は、ステップモータ駆動回路52に命令を送り、時針46bと分針47とを12時方向を指し示すように移動させる(ステップS403b)。一方、ステップS412の処理で、メール着信を示す信号であると判別された場合には、CPU41は、ステップモータ駆動回路52に命令を送り、時針46bと分針47とを6時方向を指し示すように移動させる(ステップS413b)。
ステップS405の判別処理で、着信電話番号が登録番号テーブル43aに登録されていると判別された場合には、CPU41は、ステップモータ駆動回路52に命令を送り、分針47を移動させて、文字盤63の識別番号標識の中から、取得された発信者識別番号に対応する標識を切欠部473から選択的に露出させる(ステップS406b)。また、着信電話番号が登録番号テーブル43aに登録されていないと判別された場合には、CPU41は、ステップモータ駆動回路52に命令を送り、分針47を移動させて、識別番号標識「24」を切欠部473から露出させる(ステップS407b)。ステップS406b、S407bの何れかの処理が行われると、CPU41の処理は、ステップS401に戻る。
ステップS415の判別処理で、着信メールアドレスが登録アドレステーブル43bに登録されていると判別された場合には、CPU41は、ステップモータ駆動回路52に命令を送り、分針47を移動させて、文字盤63の識別番号標識の中から、取得された送信者識別番号に対応する標識を切欠部473から選択的に露出させる(ステップS416b)。また、着信メールアドレスが登録アドレステーブル43bに登録されていないと判別された場合には、CPU41は、ステップモータ駆動回路52に命令を送り、分針47を移動させて、識別番号標識「24」を切欠部473から露出させる(ステップS417b)。ステップS416b、S417bの何れかの処理が行われると、CPU41の処理は、ステップS401に戻る。
図12、及び、図13には、第2実施形態のアナログ電子時計40bにおける時針46b及び分針47の表示例を示す。
電話の着信を示す信号をスマートフォン10から受信すると、アナログ電子時計40bでは、図12(a)に示すように、先ず、時針46b及び分針47を何れも12時方向に向ける。それから、アナログ電子時計40bでは、図12(b)に示すように、時針46bを3時方向に向けるとともに、取得した着信電話番号の情報に基づいて、時針46bの円板部462b上の識別番号標識のうち、登録番号テーブル43aから検索された識別番号に対応する識別番号標識、ここでは「5」が切欠部473から露出されるように分針47の向きを変更する。本実施形態の時針46bでは、識別番号標識「5」は、図10に示したように、指示部461bが3時方向を指している場合に、円板部462bの4時方向の位置に設けられている。また、分針47では、指示部471と切欠部473とが180度反対側に設けられている。従って、分針47を10時方向に向けることによって、切欠部473から識別番号標識「5」を露出させることが出来る。
一方、図13に示すように、電子メールの着信を示す信号をスマートフォン10から受信すると、アナログ電子時計40bでは、先ず、時針46b及び分針47を何れも6時方向に向ける。それから、取得した着信メールアドレスの情報に基づいて登録アドレステーブル43bから識別番号が検索されると、この第2実施形態のアナログ電子時計40bでは、電話着信の場合と同様に時針46b及び分針47を移動させる。即ち、検索により同定されたメールアドレスの識別番号が「5」である場合には、図12(b)に示した電話着信の報知を行う場合と同様に、時針46bを3時方向に向けるとともに、分針47を10時方向に向けて、分針47の切欠部473から識別番号標識「5」を露出させる。
以上のように、第2実施形態のアナログ電子時計40bでは、電話の着信時には、先ず、時針46及び分針47に12時方向を指し示させた後に、時針46を3時方向に向け、分針47の切欠部473から一の識別番号標識を露出させる。また、電子メールの受信時には、先ず、時針46及び分針47に6時方向を指し示させた後に、時針46を3時方向に向け、また、分針47の切欠部473から一の識別番号標識を露出させる。このような動作処理とすることで、電話着信時の識別番号標識と、電子メールの受信時の識別番号標識を共通に用いることが出来、従って、識別番号の数を第1実施形態の場合の倍となる24個ずつにすることができる。また、識別番号標識を露出させる際の時針46の向きを一の方向に定めることが出来るので、全ての識別番号標識の向きを統一することで、ユーザが容易に識別番号を読み取りやすくなる。
[変形例]
図14は、第2実施形態のアナログ電子時計の変形例における時針及び分針による表示例を示す正面図である。また、図15は、第2実施形態のアナログ電子時計の変形例の時針46cを示す図である。
この変形例のアナログ電子時計40cでは、図15に示すように、時針46cの円板部462cに設けられた識別番号標識が同一の円周方向に向いて配列されている。その他の構成は、図14に示すように、第2実施形態のアナログ電子時計40bと同一の構成であり、同一の符号を付して説明を省略する。
この変形例のアナログ電子時計40cでは、第2実施形態のアナログ電子時計40bとは反対に、分針47を3時方向に向け、時針46cを回転させて切欠部473から識別番号標識のうちの1つを選択的に露出させる。ここでは、例えば、時針46cを8時方向に向けることにより、識別番号標識「5」を切欠部473から露出させている。
上記のような構成とすることで、変形例のアナログ電子時計40cでは、識別番号を表示させる際に切欠部473が常に9時方向に位置することになり、従って、円周方向に向いた識別番号標識により、識別番号を常に上向きで表示させることが出来る。
また、時針46cよりも長い分針47を3時方向に向けることで着信の報知を行うので、報知動作をユーザが認識しやすくなる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態のアナログ電子時計について説明する。
図16は、第3実施形態のアナログ電子時計40dの正面図である。また、図17は、第3実施形態のアナログ電子時計40dにおける時針46dを示す図である。
この第3実施形態のアナログ電子時計では、図16に示すように、文字盤63dの各正時の方向には、1〜12の数値が設けられている。また、図17に示すように、時針46dの円板部462dには、2箇所に標識「TEL」と標識「MAIL」とがそれぞれ設けられている。これら以外の構成は、第2実施形態のアナログ電子時計40bと同一であり、同一の符号を付して説明を省略する。
図18は、第3実施形態のアナログ電子時計40dのCPU41が実行する報知処理の制御手順を示すフローチャートである。
この第3実施形態のアナログ電子時計40dのCPU41が実行する報知処理では、第2実施形態のアナログ電子時計40bのCPU41が実行する報知処理におけるステップS403b、S413bの処理が省略されて、代わりにステップS408d、S418dの処理が追加されている。また、ステップS406b、S407b、S416b、S417bの処理が、それぞれ、ステップS406d、S407d、S416d、S417dの処理に変更されている。アナログ電子時計40dのこれ以外の処理については、アナログ電子時計40bの処理と同一であり、同一の符号を付して説明を省略する。
この第3実施形態のアナログ電子時計40dにおける報知処理では、ステップS402の処理で、受信データが電話着信を示す信号であると判別された場合には、CPU41は、そのまま処理をステップS404に移行させて、電話発信者の識別処理を行う。また、ステップS412の処理で、受信データがメール着信を示す信号であると判別された場合には、CPU41は、そのまま処理をステップS414に移行させて、電子メールの送信者の識別処理を行う。
また、ステップS405の判別処理で、着信電話番号が登録番号テーブル43aに記憶されていると判別された場合には、CPU41は、ステップモータ駆動回路52に分針47を移動させる命令を出力し、取得された発信者識別番号に対応する文字盤63d上の目盛位置を分針47が指し示すように移動させる(ステップS406d)。それから、CPU41の処理は、ステップS408dに移行する。一方、着信電話番号が登録番号テーブル43aに記憶されていないと判別された場合には、CPU41は、ステップモータ駆動回路52に命令を出力して、分針47を12時方向に移動させて文字盤63dの数値目盛「12」を指し示させる(ステップS407d)。それから、CPU41の処理は、ステップS408dに移行する。
ステップS408dの処理に移行すると、CPU41は、続いて、ステップモータ駆動回路52に命令を出力して、時針46dを移動させる。このとき、時針46dの円板部462dに設けられた標識「TEL」が分針47の切欠部473から選択的に露出されるように時針46dの指し示す方向が定められる。そして、ステップモータ駆動回路52への命令の出力が終了すると、CPU41の処理は、ステップS401に戻る。
ステップS415の判別処理で、着信メールアドレスが登録アドレステーブル43bに記憶されていると判別された場合には、CPU41は、ステップモータ駆動回路52に分針47を移動させる命令を出力し、取得された送信者識別番号に対応する文字盤63d上の目盛位置を分針47が指し示すように移動させる(ステップS416d)。それから、CPU41の処理は、ステップS418dに移行する。一方、着信メールアドレスが登録アドレステーブル43bに記憶されていないと判別された場合には、CPU41は、ステップモータ駆動回路52に命令を出力して、分針47を12時方向に移動させて文字盤63dの数値目盛「12」を指し示させる(ステップS417d)。それから、CPU41の処理は、ステップS418dに移行する。
ステップS418dの処理に移行すると、CPU41は、続いて、ステップモータ駆動回路52に命令を出力して、時針46dを移動させる。このとき、時針46dの円板部462dに設けられた標識「MAIL」が分針47の切欠部473から選択的に露出されるように時針46dの指し示す方向が定められる。そして、ステップモータ駆動回路52への命令の出力が終了すると、CPU41の処理は、ステップS401に戻る。
図19は、第3実施形態のアナログ電子時計40dの時針46d及び分針47による表示例を示す図である。
このアナログ電子時計40dでは、分針47の指示部471が10時方向を向いていることで、識別番号が「10」であることが示されている。このとき、分針47の切欠部473は、4時方向に位置している。そして、時針46dが3時方向を向いているので、切欠部473からは、円板部462d上の標識「TEL」が露出されている。これにより、アナログ電子時計40dでは、スマートフォン10において電話の着信があり、電話の発信者の識別番号が「10」であることが示されている。
以上のように、第3実施形態のアナログ電子時計40dでは、識別番号の表示には、従来の時計の文字盤63dの表記が流用されていると共に、スマートフォン10から受信した報知内容が電話の着信か、又は、電子メールの受信かを示す標識が時針46の円板部462に設けられて、切欠部473から選択的に露出される。従って、文字盤63dのデザインを従来の時計のものから変更せずに必要な情報を容易にユーザに提供することが出来る。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、切欠部473から識別番号標識を露出させる構成としたが、他の形状、例えば、通常の矢印で指し示したり、円環形状で囲んだりするようなデザインも選択することができる。
また、分針47における指示部471と切欠部473の位置関係は、重ならない限り任意に設定することが出来る。
また、第1実施形態のアナログ電子時計40及び第3実施形態のアナログ電子時計40dでは、時針46と分針47の移動位置を予め決定した後に同時に移動させることとしても良い。或いは、第3実施形態のアナログ電子時計40dでも、先ず、スマートフォン10から受信した内容が電話の着信であるか、電子メールの受信であるかを示すように時針46及び分針47を移動させ、その後、表示された受信内容を維持したまま時針46及び分針47を並列に移動させて識別番号標識を表示させることとしてもよい。
また、上記実施の形態では、電話の着信と電子メールの受信とを例に挙げて説明したが、その他の情報、例えば、天気予報や気象注意報、津波注意報、地震警報や、設定された鉄道路線やバス路線の遅延状況、スマートフォン10で実行されていたプログラム動作の完了通知など、種々の情報を設定して表示させることが出来る。また、これらの場合に、指針の動作と、振動モータ55、ピエゾ素子57、LED59などの動作と組み合わせて報知することとしても良い。
また、ブルートゥース通信によりスマートフォン10などの外部機器から取得された情報に限らず、アナログ電子時計40の種々の動作に係る情報の報知、例えば、バッテリ状態の通知や、気圧計、方位計などのセンサを有するアナログ電子時計40におけるエラー通知などにも利用することが出来る。
また、外部機器から情報を取得する場合にも、データの取得方法は、ブルートゥース通信に限られず、他の近距離無線や赤外線通信などを用いることとしても良い。また、外部機器は、スマートフォン10に限られず、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)などの各種携帯端末から情報を取得することが出来る。また、通信機能を備える機器であれば、携帯端末に限られず、室内に据え置きされる種々の家電機器などから情報を取得することとしても良い。
また、指針表示装置の実施形態として、アナログ電子時計を例に挙げて説明したが、これに限られない。複数の指針を同軸に対して各々独立に回転駆動することで表示を行う他の表示装置、例えば、歩数計、温度・湿度計、電流・電圧計などに本発明を適用することも可能である。
また、上記実施の形態では、RAM43に識別番号と電話番号や電子メールアドレスを対応付けて記憶させ、アナログ電子時計40で受信された電話番号や電子メールアドレスを表示内容に変換して時針46、分針47に表示させることとしたが、設定情報を全てスマートフォン10の記憶部14に保持させて、スマートフォン10からアナログ電子時計40にデータ送信する際に、識別番号を出力することとしても良い。
その他、上記実施の形態で示した具体的な細部の構成や数値、処理の順番などは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
第1の指示部と、複数の情報が円周上に印された標識部とが設けられた第1の指針と、
この第1の指針と同心的に回転して、第2の指示部と、この第2の指示部と異なる位置に第3の指示部とが設けられた第2の指針と、
前記第1の指針の前記第1の指示部が予め決められた方向を指すように、前記第1の指針を回転させる第1の制御手段と、
前記第2の指針を回転させて、前記第2の指針の前記第3の指示部に前記標識部の前記複数の情報のうち1つの情報を選択的に示させる第2の制御手段と
を備えることを特徴とする指針表示装置。
<請求項2>
第1の指示部と、複数の情報が円周上に印された標識部とが設けられた第1の指針と、
この第1の指針と同心的に回転して、第2の指示部と、この第2の指示部と異なる位置に第3の指示部とが設けられた第2の指針と、
前記第2の指針の前記第2の指示部が予め定められた方向を指すように、前記第2の指針を回転させる第3の制御手段と、
前記第1の指針を回転させて、前記標識部に印された前記複数の情報のうち1つの情報を前記第2の指針の前記第3の指示部の位置に対応させる第4の制御手段と、
を備えたことを特徴とする指針表示装置。
<請求項3>
前記予め定められた方向は、前記標識部を用いて表示させる内容に基づいて所定の複数の方向から選択される
ことを特徴とする請求項1又は2記載の指針表示装置。
<請求項4>
前記標識部に印された前記複数の情報は、前記所定の複数の方向にそれぞれ対応した向きで各々設けられている
ことを特徴とする請求項3記載の指針表示装置。
<請求項5>
前記第2の指針は、前記第1の指針の上部に設けられ、
前記第3の指示部は、切欠形状であり、前記標識部に印された複数の情報のうち1つを選択的に露出させる
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の指針表示装置。
<請求項6>
外部機器との間で無線通信を介して情報の送受信を行う通信手段を備え、
前記複数の情報は、この通信手段により取得された情報である
ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の指針表示装置。
<請求項7>
前記複数の情報と対応付けて予め設定された情報の内容を記憶する記憶手段を備え、
前記第2の制御手段は、前記記憶手段に記憶された内容に基づいて前記第2の指針を移動させる
ことを特徴とする請求項1に記載の指針表示装置。
<請求項8>
前記複数の情報と対応付けて予め設定された情報の内容を記憶する記憶手段を備え、
前記第4の制御手段は、前記記憶手段に記憶された内容に基づいて前記第2の指針を移動させる
ことを特徴とする請求項2に記載の指針表示装置。
1 情報表示システム
10 スマートフォン
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 記憶部
15 操作部
16 内蔵時計
17 表示部
18 ドライバ
19 スピーカ
20 マイク
21 コーデック
22 RF送受信回路
23 通信回路
24 Bluetoothモジュール
25 UART
26 バス
40、40b、40c、40d アナログ電子時計
41 CPU
42 ROM
43 RAM
43a 登録番号テーブル
43b 登録アドレステーブル
44 操作部
45 計時回路
46、46a、46b、46c、46d 時針
461、461b 指示部
462、462b、462c、462d 円板部
47 分針
471 指示部
472 円板部
473 切欠部
48、49 輪列機構
50、51 ステップモータ
52 ステップモータ駆動回路
53 Bluetoothモジュール
54 UART
55 振動モータ
56 ドライバ
57 ピエゾ素子
58 ドライバ
59 LED
60 ドライバ
61 バス
62 ケーシング
63、63d 文字盤
64、64b ベゼル
AN11 RF送受信用アンテナ
AN12 アンテナ
AN4 アンテナ
B1〜B4 押しボタンスイッチ

Claims (8)

  1. 第1の指示部と、複数の情報が円周上に印された標識部とが設けられた第1の指針と、
    この第1の指針と同心的に回転して、第2の指示部と、この第2の指示部と異なる位置に第3の指示部とが設けられた第2の指針と、
    前記第1の指針の前記第1の指示部が予め決められた方向を指すように、前記第1の指針を回転させる第1の制御手段と、
    前記第2の指針を回転させて、前記第2の指針の前記第3の指示部に前記標識部の前記複数の情報のうち1つの情報を選択的に示させる第2の制御手段と
    を備えることを特徴とする指針表示装置。
  2. 第1の指示部と、複数の情報が円周上に印された標識部とが設けられた第1の指針と、
    この第1の指針と同心的に回転して、第2の指示部と、この第2の指示部と異なる位置に第3の指示部とが設けられた第2の指針と、
    前記第2の指針の前記第2の指示部が予め定められた方向を指すように、前記第2の指針を回転させる第3の制御手段と、
    前記第1の指針を回転させて、前記標識部に印された前記複数の情報のうち1つの情報を前記第2の指針の前記第3の指示部の位置に対応させる第4の制御手段と、
    を備えたことを特徴とする指針表示装置。
  3. 前記予め定められた方向は、前記標識部を用いて表示させる内容に基づいて所定の複数の方向から選択される
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の指針表示装置。
  4. 前記標識部に印された前記複数の情報は、前記所定の複数の方向にそれぞれ対応した向きで各々設けられている
    ことを特徴とする請求項3記載の指針表示装置。
  5. 前記第2の指針は、前記第1の指針の上部に設けられ、
    前記第3の指示部は、切欠形状であり、前記標識部に印された複数の情報のうち1つを選択的に露出させる
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の指針表示装置。
  6. 外部機器との間で無線通信を介して情報の送受信を行う通信手段を備え、
    前記複数の情報は、この通信手段により取得された情報である
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の指針表示装置。
  7. 前記複数の情報と対応付けて予め設定された情報の内容を記憶する記憶手段を備え、
    前記第2の制御手段は、前記記憶手段に記憶された内容に基づいて前記第2の指針を移動させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の指針表示装置。
  8. 前記複数の情報と対応付けて予め設定された情報の内容を記憶する記憶手段を備え、
    前記第4の制御手段は、前記記憶手段に記憶された内容に基づいて前記第2の指針を移動させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の指針表示装置。
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