JP2013170747A - 冷媒漏れ検知装置及び冷凍装置 - Google Patents

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政幸 櫻井
Takeshi Sakai
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Abstract

【課題】既存の冷凍装置の冷媒漏れの早期検出及び既存の冷凍装置に対する後付けの容易化を実現することができ、さらに、既存の冷凍装置の省エネルギー化を実現することができる冷媒漏れ検知装置及びその冷媒漏れ検知装置を備える冷凍装置を提供する。
【解決手段】冷媒漏れ検知装置8は、冷媒配管8aと、その冷媒配管8aの途中に設けられた熱交換器8bと、熱交換器8bの冷媒入口側の第1の冷媒温度を検出する第1の冷媒温度検出器8cと、熱交換器8bの冷媒出口側の第2の冷媒温度を検出する第2の冷媒温度検出器8dと、第1の冷媒温度と第2の冷媒温度との温度差を求め、その求めた温度差に応じて冷媒の漏れを検出する制御部8eとを備える。これにより、既存の冷凍装置の冷媒漏れの早期検出及び既存の冷凍装置に対する後付けの容易化を実現することができ、さらに、既存の冷凍装置の省エネルギー化を実現することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷媒漏れ検知装置及び冷凍装置に関し、例えば、各種店舗において商品を冷却するために用いる冷媒の漏れを検知する冷媒漏れ検知装置及びその冷媒漏れ検知装置を備える冷凍装置に関する。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの各種店舗においては、冷蔵食品や冷凍食品、生鮮食品などの商品を陳列するためのショーケースや冷蔵庫を冷却する冷凍装置が用いられている。この冷凍装置は、通常、圧縮機や凝縮器、受液器などを備えており、ショーケースや冷蔵庫の蒸発器に冷媒を送り、熱交換によって各種商品を冷却する。
このような冷凍装置では、冷却不良につながる冷媒不足を抑止するため、冷媒漏れを検知する検知方法が開発されている。この検知方法としては、例えば、複数台のショーケースにおいて末端の蒸発器の過熱度(蒸発器出入口温度差)を検出する方法や末端のショーケースの庫内温度を観察する方法が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特開2008−249226号公報 特開2009−092268号公報
しかしながら、前述の技術では、末端の蒸発器の過熱度や末端のショーケースの庫内温度変化は、そのシステム(冷凍装置)の冷媒が相当量漏れないと分かり難いという問題がある。また、いずれも各温度測定器を冷凍装置の施工時に設置する必要があり、その施工後に冷媒漏れ検知機能を付与することは難しいという現状がある。
また、最近の冷凍装置は、凝縮後に受液器に入った液冷媒を再び凝縮器の一部に流し、凝縮液温度を下げて過冷却を大きく取る、すなわち冷凍能力を上げることが可能に設計され、省エネルギー化が図られているが、既存の冷凍装置の中には、過冷却機能を有しておらず、省エネルギー化が実現されていないものが数多く存在している。
本発明は上記を鑑みてなされたものであり、その目的は、既存の冷凍装置の冷媒漏れの早期検出及び既存の冷凍装置に対する後付けの容易化を実現することができ、さらに、既存の冷凍装置の省エネルギー化を実現することができる冷媒漏れ検知装置及びその冷媒漏れ検知装置を備える冷凍装置を提供することである。
本発明に係る冷媒漏れ検知装置は、冷媒を貯留する受液器及び冷媒を減圧する減圧器に接続される第1の冷媒配管と、第1の冷媒配管の途中に設けられ、その第1の冷媒配管を流れる冷媒を冷却する熱交換器と、受液器と熱交換器との間の第1の冷媒配管を流れる冷媒の温度である第1の冷媒温度を検出する第1の冷媒温度検出器と、熱交換器と減圧器との間の第1の冷媒配管を流れる冷媒の温度である第2の冷媒温度を検出する第2の冷媒温度検出器と、第1の冷媒温度検出器により検出された第1の冷媒温度と第2の冷媒温度検出器により検出された第2の冷媒温度との温度差を求める温度差演算部と、温度差演算部により求められた温度差に応じて冷媒の漏れを検出する冷媒漏れ検出部とを備える。
また、前述の本発明に係る冷媒漏れ検知装置において、冷媒漏れ検出部は、温度差演算部により求められた温度差が現在季節の規定値より小さいか否かを判断し、その温度差が現在季節の規定値より小さいと判断した場合、冷媒の漏れを検出し、現在季節に対応する冷媒漏れ検出を行うことが望ましい。
また、前述の本発明に係る冷媒漏れ検知装置において、熱交換器は、第1の冷媒配管の途中に設けられたフィン付き配管と、フィン付き配管に向けて空気を流すファンとを具備していることが望ましい。
また、前述の本発明に係る冷媒漏れ検知装置において、冷媒を蒸発させる蒸発器及び冷媒を圧縮する圧縮機に接続される第2の冷媒配管を備え、熱交換器は、第1の冷媒配管の途中に設けられた第1の熱交換器内配管と、第2の冷媒配管の途中に設けられた第2の熱交換器内配管と、第1の熱交換器内配管及び第2の熱交換器内配管に接触する伝熱プレートとを具備していることが望ましい。
また、前述の本発明に係る冷媒漏れ検知装置において、受液器及び冷媒を圧縮する圧縮機に接続される第2の冷媒配管と、第2の冷媒配管の途中に設けられ、その第2の冷媒配管を流れる冷媒を減圧する装置内減圧器とを備え、熱交換器は、第1の冷媒配管の途中に設けられた第1の熱交換器内配管と、第2の冷媒配管の途中に装置内減圧器より冷媒の流れ方向の下流側に設けられた第2の熱交換器内配管と、第1の熱交換器内配管及び第2の熱交換器内配管に接触する伝熱プレートとを具備していることが望ましい。
また、前述の本発明に係る冷媒漏れ検知装置において、他の冷却システムにより冷却された冷媒が流れる第2の冷媒配管を備え、熱交換器は、第1の冷媒配管の途中に設けられた第1の熱交換器内配管と、第2の冷媒配管の途中に設けられた第2の熱交換器内配管と、第1の熱交換器内配管及び第2の熱交換器内配管に接触する伝熱プレートとを具備していることが望ましい。
また、本発明に係る冷凍装置は、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮機により圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器と、凝縮器により凝縮された冷媒を貯留する受液器と、受液器により貯留された冷媒を減圧する減圧器と、減圧器により減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器と、前述の本発明に係る冷媒漏れ検知装置とを備える。
本発明に係る冷媒漏れ検知装置又は冷凍装置によれば、熱変換器の冷媒入口側と冷媒出口側の冷媒の温度差が求められ、その温度差の変化に応じて冷媒の漏れが検知される。温度差は冷媒の減少に応じて低下する値であるため、冷媒の漏れを早期の段階で検知することが可能になる。この温度差を用いた冷媒漏れ検知装置を既存の冷凍装置に後付けする場合には、第1の冷媒配管に冷凍サイクルの冷媒配管を接続するだけで後付け作業は完了するため、例えば、既存の冷媒配管に冷媒温度検出器を後付けするような困難な後付け作業(冷媒温度検出器が備える温度検出部材を冷媒に接触させるように冷媒温度検出器を設置するような作業)を行う必要がなくなるので、既存の冷凍装置に冷媒漏れ検知装置を容易に後付けすることが可能となる。また、前述の温度差を用いた冷媒漏れ検知装置を既存の冷凍装置に後付けすることによって、冷媒漏れを検知する冷媒漏れ検知機能に加え、過冷却を行う過冷却機能を既存の冷凍装置に付与することが可能となる。これらのことから、既存の冷凍装置の冷媒漏れの早期検出及び既存の冷凍装置に対する後付けの容易化を実現することができ、さらに、既存の冷凍装置の省エネルギー化を実現することができる。
また、冷媒漏れ検出部が、温度差演算部により求められた温度差が現在季節の規定値より小さいか否かを判断し、その温度差が現在季節の規定値より小さいと判断したとき、冷媒の漏れを検出し、現在季節に対応する冷媒漏れ検出を行う場合には、季節ごとの規定値が用いられ、現在季節に対応する冷媒漏れ検出が実現されることになる。これにより、四季にわたって精度良く既存の冷凍装置の冷媒漏れを検知することができる。
また、熱交換器が、第1の冷媒配管の途中に設けられたフィン付き配管と、フィン付き配管に向けて空気を流すファンとを具備している場合には、簡略な構成で過冷却を行うことが可能となるので、コストを抑えつつ、既存の冷凍装置の省エネルギー化を実現することができる。
また、冷媒を蒸発させる蒸発器及び冷媒を圧縮する圧縮機に接続される第2の冷媒配管を備え、熱交換器が、第1の冷媒配管の途中に設けられた第1の熱交換器内配管と、第2の冷媒配管の途中に設けられた第2の熱交換器内配管と、第1の熱交換器内配管及び第2の熱交換器内配管に接触する伝熱プレートとを具備している場合には、既存の冷凍装置に対する冷媒漏れ検知装置の後付け作業の容易さを維持しつつ、確実に過冷却を行うことが可能となるので、既存の冷凍装置の省エネルギー化をより確実に実現することができる。
また、受液器及び冷媒を圧縮する圧縮機に接続される第2の冷媒配管と、第2の冷媒配管の途中に設けられ、その第2の冷媒配管を流れる冷媒を減圧する装置内減圧器とを備え、熱交換器は、第1の冷媒配管の途中に設けられた第1の熱交換器内配管と、第2の冷媒配管の途中に装置内減圧器より冷媒の流れ方向の下流側に設けられた第2の熱交換器内配管と、第1の熱交換器内配管及び第2の熱交換器内配管に接触する伝熱プレートとを具備している場合にも、既存の冷凍装置に対する冷媒漏れ検知装置の後付け作業の容易さを維持しつつ、確実に過冷却を行うことが可能となるので、既存の冷凍装置の省エネルギー化をより確実に実現することができる。
また、他の冷却システムにより冷却された冷媒が流れる第2の冷媒配管を備え、熱交換器は、第1の冷媒配管の途中に設けられた第1の熱交換器内配管と、第2の冷媒配管の途中に設けられた第2の熱交換器内配管と、第1の熱交換器内配管及び第2の熱交換器内配管に接触する伝熱プレートとを具備している場合にも、既存の冷凍装置に対する冷媒漏れ検知装置の後付け作業の容易さを維持しつつ、確実に過冷却を行うことが可能となるので、既存の冷凍装置の省エネルギー化をより確実に実現することができる。
本発明の第1の実施形態に係る冷凍装置の概略構成を示す図である。 図1に示す冷凍装置が備える冷媒漏れ検知装置の制御部の概略構成を示すブロック図である。 図1に示す冷凍装置が備える冷媒漏れ検知装置が行う第1の冷媒漏れ検知処理の流れを示すフローチャートである。 図1に示す冷凍装置が備える冷媒漏れ検知装置が行う第2の冷媒漏れ検知処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る冷凍装置の概略構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る冷凍装置の概略構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る冷凍装置の概略構成を示す図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図1乃至図4を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る冷凍装置1は、冷媒を圧縮する圧縮機2と、圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器3と、凝縮された冷媒を貯留する受液器4と、冷媒を減圧する減圧器5と、減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器6と、それらの各部を接続する冷媒配管7と、冷媒漏れを検知する冷媒漏れ検知装置8とを備えている。
蒸発器6は、被冷却物(例えば、冷蔵食品や冷凍食品、生鮮食品などの商品)を冷却するためのショーケースや冷蔵庫などの冷却器に内蔵されている。この冷却器は店舗内に設置されており、被冷却物が陳列された庫内を蒸発器6により所定温度に冷やし、その庫内の被冷却物を冷却する。
冷媒配管7は、圧縮機2、凝縮器3、受液器4、減圧器5及び蒸発器6に加え、冷媒漏れ検知装置8を接続して冷媒を循環させる冷媒循環流路であり、例えば、銅管などの配管により構成されている。この冷媒配管7を流れる冷媒は、圧縮、凝縮、膨張及び蒸発の四工程(冷凍サイクル)を繰り返しながら冷媒配管7を循環する。
詳述すると、圧縮機2により圧縮された高温高圧のガス冷媒は空冷式の凝縮器3に流入し、その凝縮器3により冷却され、凝縮熱を放出して液化し、受液器4に貯留される。その後、受液器4に貯留された高圧の液冷媒は冷媒漏れ検知装置8を通過して減圧器5に流入し、その減圧器5により減圧されて低温低圧状態になる。この低温低圧の液冷媒は蒸発器6により沸騰蒸発し、周囲の熱を奪う。蒸発した低圧ガス冷媒は圧縮機2に流入し、その圧縮機2により圧縮されて高温高圧のガス冷媒となり、再び空冷式の凝縮器3に流入する。
前述の冷媒配管7には、開閉弁として機能する電磁弁7aが設けられている。この電磁弁7aは、冷媒漏れ検知装置8の冷媒出口と減圧器5の冷媒入口との間の冷媒配管7に取り付けられている。電磁弁7aは、冷凍装置1が備えるメイン制御部(図示せず)に電気的に接続されており、その駆動がメイン制御部により制御される。
なお、前述の凝縮器3としては、ファンを用いた空冷式の凝縮器を用いているが、これに限るものではなく、例えば、冷却水を用いた水冷式の凝縮器を用いることも可能である。また、減圧器5としては、例えば、膨張弁などを用いることが可能である。
冷媒漏れ検知装置8は、受液器4及び減圧器5の両方に冷媒配管7を介して接続される第1の冷媒配管8aと、その第1の冷媒配管8aを流れる冷媒を冷却する熱交換器8bと、その熱交換器8bの冷媒入口側の冷媒温度(第1の冷媒温度)を検出する第1の冷媒温度検出器8cと、熱交換器8bの出口側の冷媒温度(第2の冷媒温度)を検出する第2の冷媒温度検出器8dと、各種制御を行う制御部8eとを備えている。
第1の冷媒配管8aは、冷媒漏れ検知装置8の装置内配管(例えば、銅管)であり、受液器4及び減圧器5の両方に冷媒配管7を介して接続可能に形成されている。この第1の冷媒配管8aの一端には、受液器4につながる冷媒配管7が接続されており、その他端には、減圧器5につながる冷媒配管7が接続されている。このような配管の接続を行うだけで、既存の装置に冷媒漏れ検知装置8を容易に後付けすることが可能である。
熱交換器8bは、第1の冷媒配管8aの途中に設けられた空冷式の熱交換器である。この熱交換器8bは、冷媒が流れるフィン付き配管11及び吸気用のファン12を備えている。フィン付き配管11は第1の冷媒配管8aの途中に設けられており、ファン12は空気を吸い込んで熱交換器8bに流入させるように設けられている。ファン12のモータ13は制御部8eに電気的に接続されており、その駆動が制御部8eにより制御される。このファンの空冷により過冷却が行われる。この過冷却とは、膨張弁などの減圧器5に入る前の液冷媒を冷却し、冷凍装置1の冷凍能力を上げることである。
第1の冷媒温度検出器8cは、熱交換器8bより冷媒の流れ方向(冷媒が流れる方向)の上流側、すなわち熱交換器8bの冷媒入口につながる第1の冷媒配管8aに設けられており、その第1の冷媒配管8aを流れる冷媒の温度(第1の冷媒温度)を検出する温度検出器である。この第1の冷媒温度検出器8cは制御部8eに電気的に接続されており、第1の冷媒温度を検出して制御部8eに入力する。第1の冷媒温度検出器8cとしては、各種の温度センサを用いることが可能である。
第2の冷媒温度検出器8dは、熱交換器8bより冷媒の流れ方向(冷媒が流れる方向)の下流側、すなわち熱交換器8bの冷媒出口につながる第1の冷媒配管8aに設けられており、その第1の冷媒配管8aを流れる冷媒の温度(第2の冷媒温度)を検出する温度検出器である。この第2の冷媒温度検出器8dは制御部8eに電気的に接続されており、第2の冷媒温度を検出して制御部8eに入力する。第2の冷媒温度検出器8dとしては、各種の温度センサを用いることが可能である。
制御部8eは、各部を集中的に制御するマイクロコンピュータと、各種情報や各種プログラムなどを記憶する記憶部と、操作者からの入力操作を受け付ける操作部とを備えている。記憶部としては、例えば、メモリやハードディスクドライブ(HDD)などを用いることが可能である。また、操作部としては、例えば、スイッチやボタン、キーなどの入力デバイスを用いることが可能である。
この制御部8eは、図2に示すように、ファン12のモータ13を制御するモータ制御部8e1と、演算により温度差を求める温度差演算部8e2と、冷媒の漏れを検出する冷媒漏れ検出部8e3と、冷媒の漏れ発生を報知する冷媒漏れ報知部8e4とを備えている。
モータ制御部8e1は、モータ13の回転数(ファン12の回転数)を制御する。このモータ制御としては、例えば、ファン12の回転数が所定の回転数で一定となるようにモータ13の回転数を制御する。
温度差演算部8e2は、第1の冷媒温度検出器8cにより検出された第1の冷媒温度と第2の冷媒温度検出器8dにより検出された第2の冷媒温度との減算を行い、冷媒漏れ判定用の温度差(温度差=第1の冷媒温度−第2の冷媒温度)を求める。
冷媒漏れ検出部8e3は、温度差演算部8e2により求められた温度差に基づき、その温度差が規定値(冷媒漏れが発生しない温度差の下限値)より小さい否かを判断し、温度差が規定値より小さいと判断した場合に冷媒の漏れを検出する。この冷媒漏れ検出部8e3としては、例えば、サーモスタットのような検出器などを用いることが可能である。
なお、冷凍サイクルは冷媒が不足すると過冷却を全く取れなくなるという顕著な傾向があり、前述の熱変換器8bの冷媒入口側と冷媒出口側の冷媒の温度差は冷媒の減少に応じて低下するため、その温度差の変化を観察することで、冷媒の漏れを検出することが可能である。
冷媒漏れ報知部8e4は、有線又は無線により、冷凍装置1が備えるメイン制御部に冷媒の漏れ発生を報知する報知信号を送信することが可能である。メイン制御部は、その報知信号を受信すると、冷媒の漏れ発生を把握し、冷媒の漏れ発生時の動作、例えば、圧縮機2の駆動を停止してさらに電磁弁7aを閉じたり、あるいは、ユーザに冷媒の漏れ発生を知らせる警報(例えば、音出力やランプ点灯など)を出したりする動作を行う。
ここで、前述のモータ制御部8e1、温度差演算部8e2、冷媒漏れ検出部8e3及び冷媒漏れ報知部8e4は、電気回路などのハードウエアで構成されても良く、あるいは、これらの機能を実行するプログラムなどのソフトウエアで構成されても良い。また、ハードウエア及びソフトウエアの両方の組合せにより構成されても良い。
次に、前述の冷媒漏れ検知装置8が行う第1の冷媒漏れ検知処理について説明する。制御部8eは各種プログラム及び各種データに基づき、モータ制御部8e1、温度差演算部8e2、冷媒漏れ検出部8e3及び冷媒漏れ報知部8e4などの各部を用いて第1の冷媒漏れ検知処理を実行する。
図3に示すように、まず、運転状態が冷媒漏れ判定開始条件に適合したか否かが判断される(ステップS1)。この冷媒漏れ判定開始条件は、例えば、電磁弁7aが開状態で圧縮機2が駆動しており、冷媒が冷媒配管7(冷媒漏れ検知装置8が備える第1の冷媒配管8aも含む)を循環しており、熱交換器8bのファン12も一定の回転数で回って前述の温度差(冷媒漏れ判定用の温度差)が安定しているというような運転状態である。
ステップS1において、運転状態が冷媒漏れ判定開始条件に適合したと判断されると(ステップS1のYES)、熱交換器8bの冷媒入口と冷媒出口(液入口と液出口)における冷媒の温度差が取得される(ステップS2)。一方、運転状態が冷媒漏れ判定開始条件に適合していないと判断されると(ステップS1のNO)、処理がステップS1から繰り返される。
ステップS2では、熱交換器8bの冷媒入口側の冷媒温度(第1の冷媒温度)が第1の冷媒温度検出器8cにより検出され、さらに、熱交換器8bの冷媒出口側の冷媒温度(第2の冷媒温度)が第2の冷媒温度検出器8dにより検出される。その後、第1の冷媒温度から第2の冷媒温度が減算され、冷媒漏れ判定用の温度差(温度差=第1の冷媒温度−第2の冷媒温度)が求められる。
ステップS2の処理後、前述の温度差が規定値Tより小さいか否か(温度差<T)が判断される(ステップS3)。この規定値Tは、例えば、冷媒漏れが発生しない温度差の下限値(閾値)であり、その値は例えば5℃〜10℃の範囲内で予め設定されている。なお、操作者は制御部8eの操作部を入力操作して規定値Tを変更することが可能である。
ステップS3において、前述の温度差が規定値Tより小さいと判断されると(ステップS3のYES)、冷媒の漏れが検知され(ステップS4)、冷媒の漏れが発生した旨がメイン制御部に報知される(ステップS5)。
ステップS5では、例えば、冷媒の漏れ発生を報知する報知信号が有線又は無線によりメイン制御部に送信される。その報知信号がメイン制御部により受信されると、冷媒の漏れ発生がメイン制御部により把握され、冷媒の漏れ発生時の動作(例えば、圧縮機2の駆動を停止してさらに電磁弁7aを閉じたり、あるいは、ユーザに冷媒の漏れ発生を知らせる警報を出したりする動作)が行われる。
このような第1の冷媒漏れ検知処理によれば、熱変換器8bの冷媒入口側と冷媒出口側の冷媒の温度差が求められ、その温度差の変化に応じて冷媒の漏れが検知される。この温度差は冷媒の減少に応じて(たとえ少量の減少であっても)低下する値であり、冷媒の漏れを早期の段階で検知することが可能になる。このため、冷媒が相当量漏れるまで冷媒の漏れを検出することができないということはなくなる。
次に、前述の冷媒漏れ検知装置8が行う第2の冷媒漏れ検知処理について説明する。制御部8eは各種プログラム及び各種データに基づき、モータ制御部8e1、温度差演算部8e2、冷媒漏れ検出部8e3及び冷媒漏れ報知部8e4などの各部を用いて第2の冷媒漏れ検知処理を実行する。
ここで、操作者は制御部8eの操作部を入力操作し、前述の第1の冷媒漏れ検知処理及び第2の冷媒漏れ検知処理のどちらの検知処理を行うかを切り替えることが可能である。なお、この切り替えにより第1の冷媒漏れ検知処理及び第2の冷媒漏れ検知処理の両方を実行可能にしているが、これに限るものではなく、少なくともそれらの検知処理のどちらか一方を実行可能にすれば良い。
図4に示すように、まず、運転状態が冷媒漏れ判定開始条件に適合したか否かが判断される(ステップS11)。この冷媒漏れ判定開始条件は、前述と同様、例えば、電磁弁7aが開状態で圧縮機2が駆動しており、冷媒が冷媒配管7(冷媒漏れ検知装置8が備える第1の冷媒配管8aも含む)を循環しており、熱交換器8bのファン12も一定の回転数で回って前述の温度差(冷媒漏れ判定用の温度差)が安定しているというような運転状態である。
ステップS11において、運転状態が冷媒漏れ判定開始条件に適合したと判断されると(ステップS11のYES)、熱交換器8bの冷媒入口と冷媒出口(液入口と液出口)における冷媒の温度差が取得される(ステップS12)。一方、運転状態が冷媒漏れ判定開始条件に適合していないと判断されると(ステップS11のNO)、処理がステップS11から繰り返される。
ステップS12では、熱交換器8bの冷媒入口側の冷媒温度(第1の冷媒温度)が第1の冷媒温度検出器8cにより検出され、さらに、熱交換器8bの冷媒出口側の冷媒温度(第2の冷媒温度)が第2の冷媒温度検出器8dにより検出される。その後、第1の冷媒温度から第2の冷媒温度が減算され、冷媒漏れ判定用の温度差(温度差=第1の冷媒温度−第2の冷媒温度)が求められる。
ステップS12の処理後、現在の季節が春又は秋であるか否か(ステップS13)、現在の季節が夏であるか否か(ステップ14)、現在の季節が冬であるか否か(ステップ15)が判断され、さらに、それらの判断が繰り返される(ステップS13のNO、ステップS14のNO、ステップS15のNO)。なお、制御部8eはタイマ機能やカレンダー機能を有しており、現在の日付や日時などを把握し、現在の季節が四季のどの期間であるかを判断することが可能である。
ステップS13において、現在の季節が春又は秋であると判断されると(ステップS13のYES)、前述の温度差が規定値T1より小さいか否か(温度差<T1)が判断される(ステップS16)。この規定値T1は、例えば、春期及び秋期に冷媒漏れが発生しない温度差の下限値(閾値)であり、その値は例えば7℃か8℃に予め設定されている。なお、操作者は制御部8eの操作部を入力操作して規定値T1を変更することが可能である。
ステップS16において、前述の温度差が規定値T1より小さいと判断されると(ステップS16のYES)、冷媒の漏れが検知され(ステップS17)、冷媒の漏れが発生した旨がメイン制御部に報知される(ステップS18)。
ステップS18では、例えば、冷媒の漏れ発生を報知する報知信号が有線又は無線によりメイン制御部に送信される。その報知信号がメイン制御部により受信されると、冷媒の漏れ発生がメイン制御部により把握され、冷媒の漏れ発生時の動作(例えば、圧縮機2の駆動を停止してさらに電磁弁7aを閉じたり、あるいは、ユーザに冷媒の漏れ発生を知らせる警報を出したりする動作)が行われる。
同様に、ステップS14において、現在の季節が夏であると判断されると(ステップS14のYES)、前述の温度差が規定値T2より小さいか否か(温度差<T2)が判断される(ステップS19)。この規定値T2は、例えば、夏期に冷媒漏れが発生しない温度差の下限値(閾値)であり、その値は例えば10℃に予め設定されている。なお、操作者は制御部8eの操作部を入力操作して規定値T2を変更することが可能である。
ステップS19において、前述の温度差が規定値T2より小さいと判断されると(ステップS19のYES)、冷媒の漏れが検知され(ステップS17)、冷媒の漏れが発生した旨がメイン制御部に報知される(ステップS18)。このステップS18では、前述と同様な処理が行われる。
同様に、ステップS15において、現在の季節が冬であると判断されると(ステップS15のYES)、前述の温度差が規定値T3より小さいか否か(温度差<T3)が判断される(ステップS20)。この規定値T3は、例えば、冬期に冷媒漏れが発生しない温度差の下限値(閾値)であり、その値は例えば5℃に予め設定されている。なお、操作者は制御部8eの操作部を入力操作して規定値T3を変更することが可能である。
ステップS20において、前述の温度差が規定値T3より小さいと判断されると(ステップS20のYES)、冷媒の漏れが検知され(ステップS17)、冷媒の漏れが発生した旨がメイン制御部に報知される(ステップS18)。このステップS18では、前述と同様な処理が行われる。
このような第2の冷媒漏れ検知処理によれば、前述の第1の冷媒漏れ検知処理と同様に、熱変換器8bの冷媒入口側と冷媒出口側の冷媒の温度差が求められ、その温度差の変化に応じて冷媒の漏れが検知される。この温度差は冷媒の減少に応じて(たとえ少量の減少であっても)低下する値であり、冷媒の漏れを早期の段階で検知することが可能になる。このため、冷媒が相当量漏れるまで冷媒の漏れを検出することができないということはなくなる。また、前述の温度差は時期(外気温度)に応じても変化する。これに対応して、季節に基づき規定値が変更されて現在季節の規定値T1〜T3が設定されるため、季節に応じた冷媒漏れの検出が可能となる。これにより、四季にわたって冷媒漏れの検出精度を維持することができる。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、熱変換器8bの冷媒入口側と冷媒出口側の冷媒の温度差が求められ、その温度差の変化に応じて冷媒の漏れが検知される。温度差は冷媒の減少に応じて低下する値であるため、冷媒の漏れを早期の段階で検知することが可能になる。この温度差を用いた冷媒漏れ検知装置8を既存の冷凍装置に後付けする場合には、第1の冷媒配管8aに冷凍サイクルの冷媒配管7を接続するだけで後付け作業は完了するため、例えば、既存の冷媒配管に冷媒温度検出器を後付けするような困難な後付け作業(冷媒温度検出器が備える温度検出部材を冷媒に接触させるように冷媒温度検出器を設置するような作業)を行う必要がなくなるので、既存の冷凍装置に冷媒漏れ検知装置8を容易に後付けすることが可能となる。また、前述の温度差を用いた冷媒漏れ検知装置8を既存の冷凍装置に後付けすることによって、冷媒漏れ検知機能に加え、過冷却機能を既存の冷凍装置に付与することが可能となる。これらのことから、既存の冷凍装置の冷媒漏れの早期検出及び既存の冷凍装置に対する冷媒漏れ検知装置8の後付けの容易化を実現することができ、さらに、既存の冷凍装置の省エネルギー化を実現することができる。
また、季節ごとの規定値T1〜T3が用いられ、現在季節に対応する冷媒漏れ検出が実現されることになるので、四季にわたって精度良く既存の冷凍装置の冷媒漏れを検知することができる。また、熱交換器8bの簡略な構成で過冷却を行うことが可能となるので、コストを抑えつつ、既存の冷凍装置の省エネルギー化を実現することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について図5を参照して説明する。
本発明の第2の実施形態は基本的に第1の実施形態と同様である。第2の実施形態では、第1の実施形態との相違点について説明し、第1の実施形態で説明した部分と同一部分は同一符号で示し、その説明も省略する。
図5に示すように、本発明の第2の実施形態に係る冷凍装置1において、冷媒漏れ検知装置8は、第1の実施形態に係る第1の冷媒配管8a、熱交換器8b、第1の冷媒温度検出器8c、第2の冷媒温度検出器8d及び各種制御を行う制御部8eに加え、第2の冷媒配管8fを備えている。
第2の冷媒配管8fは、冷媒漏れ検知装置8の装置内配管(例えば、銅管)であり、蒸発器6及び圧縮機2の両方に冷媒配管7を介して接続可能に形成されている。この第2の冷媒配管8fの一端には、蒸発器6の冷媒出口側につながる冷媒配管7が接続されており、その他端には、圧縮機2の冷媒入口側につながる冷媒配管7が接続されている。第1の冷媒配管8aと同様、このような配管の接続を行うだけで、既存の装置に冷媒漏れ検知装置8を容易に後付けすることが可能である。
熱交換器8bはプレート式の熱交換器である。この熱交換器8bは、第1の冷媒配管8aの途中に設けられた第1の熱交換器内配管21と、第2の冷媒配管8fの途中に設けられた第2の熱交換器内配管22と、それらの第1の熱交換器内配管21及び第2の熱交換器内配管22の両方に接触する複数の伝熱プレート23とを具備している。
各伝熱プレート23は互いに平行に設けられており、第1の熱交換器内配管21及び第2の熱交換器内配管22は互いに平行な各伝熱プレート23を貫通するように平行に設けられている。各伝熱プレート23は熱伝導性を有しており、第1の熱交換器内配管21及び第2の熱交換器内配管22の配管間の熱交換を可能とする。
この熱交換器8bは、複数の伝熱プレート23により、第1の熱交換器内配管21を流れる冷媒(液冷媒)と第2の熱交換器内配管22を流れる冷媒(ガス冷媒)との熱交換を行う。これにより、受液器4から流れ出た冷媒(液冷媒)は、第1の熱交換器内配管21を通過する際、第2の熱交換器内配管22を流れる冷媒(ガス冷媒)により冷却されることになる(過冷却)。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。特に、既存の冷凍装置に対する冷媒漏れ検知装置8の後付け作業の容易さを維持しつつ、確実に過冷却を行うことが可能となるので、既存の冷凍装置の省エネルギー化をより確実に実現することができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について図6を参照して説明する。
本発明の第3の実施形態は基本的に第2の実施形態と同様である。第3の実施形態では、第2の実施形態との相違点について説明し、第2の実施形態で説明した部分と同一部分は同一符号で示し、その説明も省略する。
図6に示すように、本発明の第3の実施形態に係る冷凍装置1において、冷媒漏れ検知装置8は、第1の実施形態に係る第1の冷媒配管8a、熱交換器8b、第1の冷媒温度検出器8c、第2の冷媒温度検出器8d及び各種制御を行う制御部8eに加え、第2の実施形態と接続先が異なる第2の冷媒配管8fを備えている。
第2の冷媒配管8fは、冷媒漏れ検知装置8の装置内配管(例えば、銅管)であり、受液器4と圧縮機2の両方に冷媒配管9を介して接続可能に形成されている。この第2の冷媒配管8fの一端には、受液器4の冷媒出口側につながる冷媒配管9が接続されており、その他端には、圧縮機2の冷媒入口側(詳しくは、圧縮機2と蒸発器6との間の冷媒配管7)につながる冷媒配管9が接続されている。第1の冷媒配管8aと同様、このような配管の接続を行うだけで、既存の装置に冷媒漏れ検知装置8を容易に後付けすることが可能である。
この第2の冷媒配管8fには、その第2の冷媒配管を流れる冷媒を減圧する装置内減圧器31が設けられている。この装置内減圧器31は、熱交換器8bにより冷媒の流れ方向(冷媒が流れる方向)の上流側、すなわち熱交換器8bの冷媒入口につながる第2の冷媒配管8fに設けられており、冷媒漏れ検知装置8の装置内減圧器である。装置内減圧器31としては、例えば、膨張弁などを用いることが可能である。
熱交換器8bは、複数の伝熱プレート23により、第1の熱交換器内配管21を流れる冷媒(液冷媒)と第2の熱交換器内配管22を流れる冷媒(液冷媒)との熱交換を行う。これにより、受液器4から流れ出た冷媒(液冷媒)は、第1の熱交換器内配管21を通過する際、装置内減圧器31により減圧されて第2の熱交換器内配管22を流れる冷媒(この液冷媒は装置内減圧器31により冷却されている)により各伝熱プレート23を介して冷却されることになる(過冷却)。
以上説明したように、第3の実施形態によれば、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。特に、既存の冷凍装置に対する冷媒漏れ検知装置8の後付け作業の容易さを維持しつつ、確実に過冷却を行うことが可能となるので、既存の冷凍装置の省エネルギー化をより確実に実現することができる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態について図7を参照して説明する。
本発明の第4の実施形態は基本的に第2の実施形態と同様である。第4の実施形態では、第2の実施形態との相違点について説明し、第2の実施形態で説明した部分と同一部分は同一符号で示し、その説明も省略する。
図7に示すように、本発明の第4の実施形態に係る冷凍装置1において、冷媒漏れ検知装置8は、第1の実施形態に係る第1の冷媒配管8a、熱交換器8b、第1の冷媒温度検出器8c、第2の冷媒温度検出器8d及び各種制御を行う制御部8eに加え、第2の実施形態と接続先が異なる第2の冷媒配管8fを備えている。
第2の冷媒配管8fは、冷媒漏れ検知装置8の装置内配管(例えば、銅管)であり、冷媒(例えば、水や不凍液など)を用いる他の冷却システム41に冷媒配管42を介して接続可能に形成されている。この第2の冷媒配管8fの両端には、他の冷却システム41につながる冷媒配管42が接続されている。第1の冷媒配管8aと同様、このような配管の接続を行うだけで、既存の装置に冷媒漏れ検知装置8を容易に後付けすることが可能である。
熱交換器8bは、複数の伝熱プレート23により、第1の熱交換器内配管21を流れる冷媒(液冷媒)と第2の熱交換器内配管22を流れる冷媒(液冷媒あるいはガス冷媒)との熱交換を行う。これにより、受液器4から流れ出た冷媒(液冷媒)は、第1の熱交換器内配管21を通過する際、他の冷却システム41から供給されて第2の熱交換器内配管22を流れる冷媒(この液冷媒は他の冷却システム41により冷却されている)により各伝熱プレート23を介して冷却されることになる(過冷却)。
以上説明したように、第4の実施形態によれば、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。特に、既存の冷凍装置に対する冷媒漏れ検知装置8の後付け作業の容易さを維持しつつ、確実に過冷却を行うことが可能となるので、既存の冷凍装置の省エネルギー化をより確実に実現することができる。
なお、本発明は、前述の実施形態に限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、前述の実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよく、さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 冷凍装置
2 圧縮機
3 凝縮器
4 受液器
5 減圧器
6 蒸発器
7 冷媒配管
8 冷媒漏れ検知装置
8a 第1の冷媒配管
8b 熱交換器
8c 第1の冷媒温度検出器
8d 第2の冷媒温度検出器
8e 制御部
8f 第2の冷媒配管
8e1 モータ制御部
8e2 温度差演算部
8e3 冷媒漏れ検出部
8e4 冷媒漏れ報知部
9 冷媒配管
11 フィン付き配管
12 ファン
13 モータ
21 第1の熱交換器内配管
22 第2の熱交換器内配管
23 伝熱プレート
31 装置内減圧器
41 冷却システム
42 冷媒配管

Claims (7)

  1. 冷媒を貯留する受液器及び冷媒を減圧する減圧器に接続される第1の冷媒配管と、
    前記第1の冷媒配管の途中に設けられ、その第1の冷媒配管を流れる冷媒を冷却する熱交換器と、
    前記受液器と前記熱交換器との間の第1の冷媒配管を流れる冷媒の温度である第1の冷媒温度を検出する第1の冷媒温度検出器と、
    前記熱交換器と前記減圧器との間の第1の冷媒配管を流れる冷媒の温度である第2の冷媒温度を検出する第2の冷媒温度検出器と、
    前記第1の冷媒温度検出器により検出された第1の冷媒温度と前記第2の冷媒温度検出器により検出された第2の冷媒温度との温度差を求める温度差演算部と、
    前記温度差演算部により求められた温度差に応じて前記冷媒の漏れを検出する冷媒漏れ検出部と、
    を備えることを特徴とする冷媒漏れ検知装置。
  2. 前記冷媒漏れ検出部は、前記温度差演算部により求められた温度差が現在季節の規定値より小さいか否かを判断し、その温度差が現在季節の規定値より小さいと判断した場合、前記冷媒の漏れを検出し、現在季節に対応する冷媒漏れ検出を行うことを特徴とする請求項1記載の冷媒漏れ検知装置。
  3. 前記熱交換器は、
    前記第1の冷媒配管の途中に設けられたフィン付き配管と、
    前記フィン付き配管に向けて空気を流すファンと、
    を具備していることを特徴とする請求項1又は2記載の冷媒漏れ検知装置。
  4. 冷媒を蒸発させる蒸発器及び冷媒を圧縮する圧縮機に接続される第2の冷媒配管を備え、
    前記熱交換器は、
    前記第1の冷媒配管の途中に設けられた第1の熱交換器内配管と、
    前記第2の冷媒配管の途中に設けられた第2の熱交換器内配管と、
    前記第1の熱交換器内配管及び前記第2の熱交換器内配管に接触する伝熱プレートと、
    を具備していることを特徴とする請求項1又は2記載の冷媒漏れ検知装置。
  5. 前記受液器及び冷媒を圧縮する圧縮機に接続される第2の冷媒配管と、
    前記第2の冷媒配管の途中に設けられ、その第2の冷媒配管を流れる冷媒を減圧する装置内減圧器と、
    を備え、
    前記熱交換器は、
    前記第1の冷媒配管の途中に設けられた第1の熱交換器内配管と、
    前記第2の冷媒配管の途中に前記装置内減圧器より冷媒の流れ方向の下流側に設けられた第2の熱交換器内配管と、
    前記第1の熱交換器内配管及び前記第2の熱交換器内配管に接触する伝熱プレートと、
    を具備していることを特徴とする請求項1又は2記載の冷媒漏れ検知装置。
  6. 他の冷却システムにより冷却された冷媒が流れる第2の冷媒配管を備え、
    前記熱交換器は、
    前記第1の冷媒配管の途中に設けられた第1の熱交換器内配管と、
    前記第2の冷媒配管の途中に設けられた第2の熱交換器内配管と、
    前記第1の熱交換器内配管及び前記第2の熱交換器内配管に接触する伝熱プレートと、
    を具備していることを特徴とする請求項1又は2記載の冷媒漏れ検知装置。
  7. 冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機により圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器と、
    前記凝縮器により凝縮された冷媒を貯留する受液器と、
    前記受液器により貯留された冷媒を減圧する減圧器と、
    前記減圧器により減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器と、
    請求項1乃至6のいずれか一に記載の冷媒漏れ検知装置と、
    を備えることを特徴とする冷凍装置。
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