JP2012063102A - 冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】凝縮器の増設による省エネルギー化を実現しつつ、外気温度の低下に起因する冷媒不足を抑止する。
【解決手段】冷凍装置1は、圧縮機2、並列状態の複数の凝縮器3a、3b、3c、膨張弁5及び蒸発器6を接続する冷媒循環流路7と、冷媒循環流路7における複数の凝縮器3a、3b、3cの各々の冷媒流入口側に設けられた複数の開閉弁9a、9b、9cと、冷媒循環流路7における開閉弁9bの下流側であって凝縮器3bの冷媒流入口側と圧縮機2の冷媒流入口側とを接続する第1の冷媒流路7aと、第1の冷媒流路7aに設けられた第1の開閉弁9dと、第1の冷媒流路7aに設けられた減圧部14と、外気温度が所定値より低くなったことを検出し、外気温度が所定値より低くなったことを検出した場合、凝縮器3bの冷媒流入口側に設けられた開閉弁9bを閉じ、第1の開閉弁9dを開く制御部8とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍装置に関し、詳しくは、各種店舗において商品を冷凍する冷凍装置に関する。
スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の各種店舗においては、冷蔵食品や冷凍食品、生鮮食品等の商品陳列のため、ショーケースや冷蔵庫等の冷凍装置が用いられている。この冷凍装置は、通常、圧縮機や凝縮器、蒸発器等を備えており、冷媒による熱交換によって各種商品を冷凍する(例えば、特許文献1参照)。
このような冷凍装置において、夏期等の外気温度が高い時期には、凝縮器での凝縮圧力が上昇し、その凝縮圧力まで冷媒を高圧にする必要が生じることから、圧縮機によるエネルギー消費が増加してしまう。そこで、エネルギー消費の増加を防止するため、凝縮器の大型化、すなわち凝縮器(冷媒回路)の増設が行われる。これにより、凝縮器全体の冷媒容積が増え、凝縮圧力の上昇が抑えられるので、省エネルギー化を実現することができる。
特開平11−206014号公報
しかしながら、前述のように凝縮器(冷媒回路)が増設された場合には、冬期等、外気温度が低くなると、凝縮器での凝縮圧力が下がり過ぎるため、冷媒の寝込み、すなわち凝縮器内に冷媒が液化して溜る現象が生じ、この現象から冷媒不足が発生してしまう。
本発明は上記を鑑みてなされたものであり、その目的は、凝縮器の増設による省エネルギー化を実現しつつ、外気温度の低下に起因する冷媒不足を抑止することができる冷凍装置を提供することである。
本発明に係る第1の特徴は、冷凍装置において、冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮された冷媒を凝縮する並列状態の複数の凝縮器、凝縮された冷媒を減圧する膨張弁及び減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器を接続し、冷媒を循環させる冷媒循環流路と、前記冷媒循環流路における前記複数の凝縮器の各々の冷媒流入口側に設けられ、前記複数の凝縮器に対する冷媒の流入を制御する複数の開閉弁と、前記冷媒循環流路における前記開閉弁の下流側であって前記複数の凝縮器のうち少なくとも一つの冷媒流入口側と、前記圧縮機の冷媒流入口側とを接続する第1の冷媒流路と、前記第1の冷媒流路に設けられ、その第1の冷媒流路を開閉する第1の開閉弁と、前記第1の冷媒流路に設けられ、その第1の冷媒流路を流れる冷媒を減圧する減圧部と、前記外気温度が所定値より低くなったことを検出し、前記外気温度が所定値より低くなったことを検出した場合、前記第1の冷媒流路に連通する前記凝縮器の冷媒流入口側に設けられた前記開閉弁を閉じ、前記第1の開閉弁を開く制御部とを備えることである。
本発明に係る第2の特徴は、前述の第1の特徴に係る冷凍装置において、前記複数の凝縮器として、第1の凝縮器、前記第1の冷媒流路に連通する第2の凝縮器、及び、第3の凝縮器と、前記受液器の冷媒流出口側と、前記冷媒循環流路における前記開閉弁の下流側であって前記複数の凝縮器のうち前記第3の凝縮器の冷媒流入口側とを接続する第2の冷媒流路と、前記第2の冷媒流路に設けられ、その第2の冷媒流路を開閉する第2の開閉弁と、前記第3の凝縮器の冷媒流出口側と前記膨張弁の冷媒流入口側とを接続する第3の冷媒流路と、前記第3の冷媒流路に設けられ、その第3の冷媒流路を開閉する第3の開閉弁とを備え、前記制御部は、前記外気温度が所定値より低くなったことを検出した場合、前記第3の凝縮器の冷媒流入口側に設けられた前記開閉弁を閉じ、前記第2の開閉弁及び前記第3の開閉弁を開くことである。
本発明に係る第3の特徴は、前述の第2の特徴に係る冷凍装置において、前記外気温度を測定する温度測定部を備え、前記制御部は、前記温度測定部により測定された前記外気温度が所定値より低いか否かを判断することにより前記外気温度が所定値より低くなったことを検出し、その外気温度が所定値より低いと判断した場合、前記第2の凝縮器の冷媒流入口側に設けられた前記開閉弁を閉じ、前記第1の開閉弁を開き、前記第3の凝縮器の冷媒流入口側に設けられた前記開閉弁を閉じ、前記第2の開閉弁及び前記第3の開閉弁を開くことである。
本発明に係る第1の特徴によれば、凝縮器が増設された場合でも、外気温度が所定値より低くなると、少なくとも一つの凝縮器から冷媒が圧縮機に減圧されて戻される。これにより、外気温度の低下による冷媒の寝込み、すなわち凝縮器内に冷媒が液化して溜る現象が発生することを抑止することが可能となる。したがって、凝縮器の増設による省エネルギー化を実現しつつ、外気温度の低下に起因する冷媒不足を抑止することができる。
本発明に係る第2の特徴によれば、外気温度が所定値より低くなると、受液器内の冷媒が少なくとも一つの凝縮器に供給されるため、その凝縮器が過冷却熱交換器として機能することになる。これにより、外気温度が所定値より低くなった場合に冷媒の過冷却度が得られずフラッシュ状態、すなわち液冷媒が蒸発器に到達する前に蒸発して冷媒不足となる状態が発生することを抑止することが可能となる。したがって、外気温度の低下に起因する冷媒不足をより確実に抑止することができる。
本発明に係る第3の特徴によれば、外気温度が所定値より低くなったことが自動的に検出されるので、店員等の操作者が温度計により外気温度を確認し、スイッチ等により外気温度が所定値より低くなったことを入力する場合に比べ、作業性及び利便性を向上させることができる。
本発明の実施の一形態に係る冷凍装置の概略構成を示す図である。 図1に示す冷凍装置が行う冷媒循環処理の流れを示すフローチャートである。 図2に示す冷媒循環処理において外気温度が所定値以上である場合の冷媒循環動作を説明するための説明図である。 図2に示す冷媒循環処理において外気温度が所定値より低い場合の一台の凝縮器による冷媒戻し動作及び冷媒過冷却動作を説明するための説明図である。 図2に示す冷媒循環処理において外気温度が所定値より低い場合の二台の凝縮器による冷媒戻し動作を説明するための説明図である。
本発明の実施の一形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る冷凍装置1は、冷媒を圧縮する圧縮機2と、圧縮された冷媒を凝縮する複数の凝縮器3a、3b、3cと、凝縮された冷媒を貯留する受液器4と、冷媒を減圧する膨張弁5と、減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器6と、それらの各部を接続して冷媒を循環させる冷媒循環流路7と、各種制御を行う制御部8とを備えている。
冷媒循環流路7は、圧縮機2、各凝縮器3a、3b、3c、受液器4、膨張弁5及び蒸発器6を接続して冷媒を循環させる流路であり、例えば、各部を接続する接続管(配管)により構成されている。この冷媒循環流路7に対して、各凝縮器3a、3b、3cは並列に接続されている。なお、凝縮器3aが第1の凝縮器であり、凝縮器3bが第2の凝縮器であり、凝縮器3cが第3の凝縮器である。
冷媒循環流路7には、第1の冷媒流路7a、第2の冷媒流路7b及び第3の冷媒流路7cが接続されており、さらに、複数の開閉弁9a〜9i及び複数の逆止弁10a〜10fが設けられている。各開閉弁9a〜9iとしては、例えば、電磁弁が用いられる。また、各凝縮器3a、3b、3cには、共通の送風用のファン11や外気温度を測定する温度測定部12が設けられており、さらに、蒸発器6には、送風用のファン13が設けられている。
ここで、冷媒は圧縮、凝縮、膨張及び蒸発の四工程を繰り返しながら冷媒循環流路7を循環する。詳述すると、圧縮機2により圧縮された高温高圧のガス冷媒は各凝縮器3a、3b、3cに流入し、これらの凝縮器3a、3b、3cにより冷却され、凝縮熱を放出して液化し、受液器4に貯留される。この受液器4は、負荷変動による蒸発器6内の冷媒量の変動を吸収する。
その後、受液器4に貯留された常温高圧の液冷媒は膨張弁5に流入し、その膨張弁5により減圧されて沸点が下げられた状態となる。この状態の低温低圧の液冷媒は蒸発器6により沸騰蒸発し、周囲の熱を奪って冷凍を行う。蒸発した低圧ガス冷媒は圧縮機2に流入し、圧縮機2により圧縮されて常温の空気により液化可能な高温高圧のガス冷媒となり、再び各凝縮器3a、3b、3cに流入する。
冷媒循環流路7中の各開閉弁9a、9b、9cは、冷媒循環流路7における各凝縮器3a、3b、3cの各々の冷媒流入口側に設けられている。これらの開閉弁9a、9b、9cは、制御部8による制御に応じて各凝縮器3a、3b、3cに対する冷媒の流入を制御する。各開閉弁9a、9b、9cが開状態にされると、圧縮機2により圧縮された高温高圧のガス冷媒が各凝縮器3a、3b、3cに流入する。
第1の冷媒流路7aは、冷媒循環流路7における開閉弁9bの下流側であって凝縮器3bの冷媒流入口側及び開閉弁9cの下流側であって凝縮器3cの冷媒流入口側と、圧縮機2の冷媒流入口側とを接続する。この第1の冷媒流路7aには、その第1の冷媒流路7aを開閉する2つの開閉弁9d、9e、さらに、その第1の冷媒流路7aを流れる冷媒を減圧する減圧部14が設けられている。この減圧部14としては、例えば、キャピラリ管が用いられる。
各開閉弁9d、9eは、制御部8による制御に応じて第1の冷媒流路7aを開閉し、圧縮機2の上流側に対する冷媒の流入を制御する第1の開閉弁として機能する。これらの開閉弁9d、9eが開状態にされると、各凝縮器3b、3c内の冷媒が第1の冷媒流路7a及び減圧部14を介して圧縮機2の上流側に戻される。なお、このとき、各開閉弁9b、9cは閉状態になっている。
第2の冷媒流路7bは、受液器4の冷媒流出口側と、冷媒循環流路7における開閉弁9cの下流側であって凝縮器3cの冷媒流入口側とを接続する。この第2の冷媒流路7bには、その第2の冷媒流路7bを開閉する開閉弁9fが設けられている。この開閉弁9fは、制御部8による制御に応じて第2の冷媒流路7bを開閉し、凝縮器3cの上流側に対する冷媒の流入を制御する第2の開閉弁として機能する。
なお、受液器4の冷媒流出口側と膨張弁5の冷媒流入口側との間には、開閉弁9gが設けられている。この開閉弁9gは、受液器4内の冷媒が膨張弁5に直接流入しないように、すなわち第2の冷媒流路7bに流れるように制御される。詳しくは、開閉弁9gが閉状態にされると、開閉弁9fが開状態にされ、受液器4内の冷媒が第2の冷媒流路7bを介して凝縮器3cに流入する。なお、このとき、各開閉弁9c、9eは閉状態になっている。
第3の冷媒流路7cは、凝縮器3cの冷媒流出口側と膨張弁5の冷媒流入口側とを接続する。この第3の冷媒流路7cには、その第3の冷媒流路7cを開閉する開閉弁9hが設けられている。この開閉弁9hは、制御部8による制御に応じて第3の冷媒流路7cを開閉し、膨張弁5に対する冷媒の流入を制御する第3の開閉弁として機能する。
なお、凝縮器3cの冷媒流出口側と受液器4の冷媒流入口側との間には、凝縮器3c側に寄せて開閉弁9iが設けられている。この開閉弁9iは、凝縮器3cを通過した冷媒が受液器4側に流れないように、すなわち第3の冷媒流路7cに流れるように制御される。詳しくは、開閉弁9iが閉状態にされると、開閉弁9hが開状態にされ、凝縮器3c内の冷媒が第3の冷媒流路7cを介して膨張弁5に流入する。
制御部8は、各部を集中的に制御するマイクロコンピュータと、各種情報や各種プログラム等を記憶する記憶部と、操作者からの操作を受け付ける操作部とを備えている。なお、記憶部としては、メモリやハードディスクドライブ(HDD)等が用いられる。この制御部8は、圧縮機2及び各ファン11、13に加え、各開閉弁9a〜9iを制御する。この制御部8には、温度測定部12が電気的に接続されている。この温度測定部12は外気温度を測定し、測定した外気温度(温度信号)を制御部8に出力する。この温度測定部12としては、様々なタイプの温度測定器が用いられる。
次に、前述の冷凍装置1が行う冷媒循環処理(冷媒戻し動作及び冷媒過冷却動作を含む冷媒循環動作)について説明する。なお、冷凍装置1の制御部8が各種プログラムに基づいて冷媒循環処理を実行する。
図2に示すように、まず、制御部8は、温度測定部12により測定された外気温度が第1の所定値より低いか否かを判断する(ステップS1)。これにより、外気温度が第1の所定値より低くなったことを検出することが可能となる。なお、第1の所定値は予め設定されており、制御部8の記憶部に記憶されている。
外気温度が第1の所定値より低くない、すなわち第1の所定値以上であると判断した場合には(ステップS1のNO)、外気温度が高いため、三つの凝縮器3a、3b、3cによる冷媒凝縮を行う制御を実行する(ステップS2)。
すなわち、制御部8は、図3に示すように、各開閉弁9a、9b、9c、9g、9iを開き、各開閉弁9d、9e、9f、9hを閉じる。これにより、各開閉弁9a、9b、9c、9g、9iが開状態となり、各開閉弁9d、9e、9f、9hが閉状態となるので、冷媒は圧縮機2から3つの凝縮器3a、3b、3cを通過して受液器4に到達し、その後、受液器4から膨張弁5及び蒸発器6を通過して再び圧縮機2に戻る。
なお、図3においては、開状態の開閉弁は白であり、閉状態の開閉弁は黒で示されており、冷媒の流れは太線(矢印は冷媒の流れ方向)で示されている。以下、図4及び図5においても同様に、開状態の開閉弁は白であり、閉状態の開閉弁は黒で示されており、冷媒の流れは太線(矢印は冷媒の流れ方向)で示されている。
図2のステップS1において、外気温度が第1の所定値より低いと判断した場合には(ステップS1のYES)、再度、外気温度が前述の第1の所定値より小さい第2の所定値より低いか否かを判断する(ステップS3)。これにより、外気温度が第2の所定値より低くなったことを検出することが可能となる。なお、第2の所定値も予め設定されており、制御部8の記憶部に記憶されている。
外気温度が第2の所定値より低いと判断した場合には(ステップS3のYES)、一つの凝縮器3b内の冷媒を圧縮機2の上流側に戻す制御を行い(ステップS4)、さらに、冷媒を過冷却する制御を行い(ステップS5)、その後、処理をステップS1に戻す。
すなわち、制御部8は、図4に示すように、まず、開閉弁9bを閉じ、次いで、開閉弁9dを開ける。これにより、開閉弁9bが閉状態となり、開閉弁9dが開状態となるので、凝縮器3b内の冷媒は第1の冷媒流路7a及び減圧部14を介して圧縮機2の上流側に戻される。この冷媒戻し動作により、凝縮器3b内の冷媒の寝込み、すなわち凝縮器3b内に冷媒が液化して溜る現象が発生することを抑止することが可能となる。
さらに、制御部8は、図4に示すように、各開閉弁9c、9g、9iを閉じ、各開閉弁9f、9hを開ける。これにより、各開閉弁9c、9g、9iが開状態となり、各開閉弁9f、9hが閉状態となるので、冷媒は圧縮機2から凝縮器3aを通過して受液器4に到達し、その後、第2の冷媒流路7bを介して凝縮器3cの上流側に流入して凝縮器3cに供給される。その冷媒は凝縮器3c内の冷媒回路を通過して第3の冷媒流路7cを介して膨張弁5に供給され、膨張弁5及び蒸発器6を通過して再び圧縮機2に戻る。したがって、凝縮器3aを通過した冷媒は再び凝縮器3cを通過するので、その凝縮器3cが過冷却熱交換器として機能することになる。これにより、冷媒の過冷却度が得られずフラッシュ状態、すなわち液冷媒が蒸発器6に到達する前に蒸発して冷媒不足となる状態が発生することを抑止することが可能となる。
また、図2のステップS3において、外気温度が第2の所定値より低くない、すなわち第2の所定値以上であると判断した場合には(ステップS3のNO)、二つの凝縮器3b、3c内の冷媒を圧縮機2の上流側に戻す制御を行い(ステップS2)、その後、処理をステップS1に戻す。
すなわち、制御部8は、図5に示すように、まず、開閉弁9b、9cを閉じ、次いで、開閉弁9d、9eを開ける。これにより、開閉弁9b、9cが閉状態となり、開閉弁9d、9eが開状態となるので、二つの凝縮器3b、3c内の冷媒は第1の冷媒流路7a及び減圧部14を介して圧縮機2の上流側に戻される。この冷媒戻し動作により、各凝縮器3b、3c内の冷媒の寝込み、すなわち各凝縮器3b、3c内に冷媒が液化して溜る現象の発生を抑止することが可能となる。
ここで、前述のステップS5又はステップS6の処理後、ステップS1において、外気温度が第1の所定値より低くない、すなわち第1の所定値以上であると判断した場合には(ステップS1のNO)、外気温度が高くなったとして、ステップS2の処理を行い、三つの凝縮器3a、3b、3cによる冷媒凝縮を行う制御を実行する。なお、前述の冷媒循環処理(図2参照)において、ステップS3以下の処理であるステップS4及びステップS5の処理と、ステップS6の処理とを逆にしても良い。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、並列状態の凝縮器3b及び凝縮器3cの各冷媒流入口側と圧縮機2の冷媒流入口側とが第1の冷媒流路7aにより接続され、その第1の冷媒流路7aを開閉する各開閉弁9d、9eが制御部8により制御される。したがって、外気温度が所定値より低くなると、凝縮器3b及び凝縮器3cのどちらか一方あるいは両方から冷媒が圧縮機2に減圧されて戻される。これにより、外気温度の低下による冷媒の寝込み、すなわち凝縮器3b、3c内に冷媒が液化して溜る現象が発生することを抑止することが可能となる。したがって、凝縮器(冷媒回路)の増設による省エネルギー化を実現しつつ、外気温度の低下に起因する冷媒不足を抑止することができる。
さらに、外気温度が所定値より低くなると、受液器4内の冷媒が少なくとも一つの凝縮器3cに供給されるため、その凝縮器3cが過冷却熱交換器として機能することになる。これにより、外気温度が所定値より低くなった場合に冷媒の過冷却度が得られずフラッシュ状態、すなわち液冷媒が蒸発器6に到達する前に蒸発して冷媒不足となる状態が発生することを抑止することが可能となるので、外気温度の低下に起因する冷媒不足をより確実に抑止することができる。
また、外気温度が所定値より低くなったことが自動的に検出されるので、店員等の操作者が温度計により外気温度を確認し、スイッチ等により外気温度が所定値より低くなったことを入力する場合に比べ、作業性及び利便性を向上させることができる。
ここで、各凝縮器3a、3b、3cは必ずしも同じ容積(大きさ)の必要はない。例えば、凝縮器3cを最小サイズ(各凝縮器3a、3bで夏期通常の高圧となるサイズの凝縮器)とすれば、冷媒サイクル上で冷媒封入量が極端に多くなることは無く、凝縮器3c分の高圧低下を実現することができる。なお、サイズとしては、凝縮器3a>凝縮器3b>凝縮器3cが望ましい。
また、2つの凝縮器3a、3bが既設の凝縮器であっても、凝縮器3c、第1の冷媒流路7a、第2の冷媒流路7b及び第3の冷媒流路7cを増設することにより、前述の実施形態に係る効果を得ることができる。既設の凝縮器は、経年で汚れやアルミフィン等の劣化から、当初の凝縮能力を発揮することができなくなる場合が多い。特に、近年の夏期の温度上昇により、経年凝縮器を使ったシステムでは、高圧カットを起こす例も増加しており、経年設備の対策として、凝縮器3c及び付帯の配管を増設することは有効である。
なお、本発明は、前述の実施形態に限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、前述の実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、凝縮器の個数は前述の三個に限るものではなく、複数個存在すれば良く、詳しくは、冷媒循環流路7に対して並列に並ぶ複数の冷媒回路(凝縮器)が存在すれば良い。
また、前述の実施形態においては、制御部8は、温度測定部12により測定された外気温度が所定値より低いか否かを判断することによって、外気温度が所定値より低くなったことを検出しているが、これに限るものではなく、例えば、操作部が備えるボタンが押されたか否かを判断することによって、外気温度が所定値より低くなったことを検出するようにしても良い。この場合には、店員等の操作者が店舗内の温度等を温度計により確認し、その温度が所定値よりも低くなっていた場合、操作部のボタンを押す。
1 冷凍装置
2 圧縮機
3a〜3c 凝縮器
4 受液器
5 膨張弁
6 蒸発器
7 冷媒循環流路
7a 第1の冷媒流路
7b 第2の冷媒流路
7c 第3の冷媒流路
8 制御部
9a〜9i 開閉弁
10a〜10f 逆止弁
11 ファン
12 温度測定部
13 ファン
14 減圧部

Claims (3)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮された冷媒を凝縮する並列状態の複数の凝縮器、凝縮された冷媒を減圧する膨張弁及び減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器を接続し、冷媒を循環させる冷媒循環流路と、
    前記冷媒循環流路における前記複数の凝縮器の各々の冷媒流入口側に設けられ、前記複数の凝縮器に対する冷媒の流入を制御する複数の開閉弁と、
    前記冷媒循環流路における前記開閉弁の下流側であって前記複数の凝縮器のうち少なくとも一つの冷媒流入口側と前記圧縮機の冷媒流入口側とを接続する第1の冷媒流路と、
    前記第1の冷媒流路に設けられ、その第1の冷媒流路を開閉する第1の開閉弁と、
    前記第1の冷媒流路に設けられ、その第1の冷媒流路を流れる冷媒を減圧する減圧部と、
    前記外気温度が所定値より低くなったことを検出し、前記外気温度が所定値より低くなったことを検出した場合、前記第1の冷媒流路に連通する前記凝縮器の冷媒流入口側に設けられた前記開閉弁を閉じ、前記第1の開閉弁を開く制御部と、
    を備えることを特徴とする冷凍装置。
  2. 前記複数の凝縮器として、第1の凝縮器、前記第1の冷媒流路に連通する第2の凝縮器、及び、第3の凝縮器と、
    前記受液器の冷媒流出口側と、前記冷媒循環流路における前記開閉弁の下流側であって前記複数の凝縮器のうち前記第3の凝縮器の冷媒流入口側とを接続する第2の冷媒流路と、
    前記第2の冷媒流路に設けられ、その第2の冷媒流路を開閉する第2の開閉弁と、
    前記第3の凝縮器の冷媒流出口側と前記膨張弁の冷媒流入口側とを接続する第3の冷媒流路と、
    前記第3の冷媒流路に設けられ、その第3の冷媒流路を開閉する第3の開閉弁と、
    を備え、
    前記制御部は、前記外気温度が所定値より低くなったことを検出した場合、前記第3の凝縮器の冷媒流入口側に設けられた前記開閉弁を閉じ、前記第2の開閉弁及び前記第3の開閉弁を開くことを特徴とする請求項1記載の冷凍装置。
  3. 前記外気温度を測定する温度測定部を備え、
    前記制御部は、前記温度測定部により測定された前記外気温度が所定値より低いか否かを判断することにより前記外気温度が所定値より低くなったことを検出し、その外気温度が所定値より低いと判断した場合、前記第2の凝縮器の冷媒流入口側に設けられた前記開閉弁を閉じ、前記第1の開閉弁を開き、前記第3の凝縮器の冷媒流入口側に設けられた前記開閉弁を閉じ、前記第2の開閉弁及び前記第3の開閉弁を開くことを特徴とする請求項2記載の冷凍装置。
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