JP2013170655A - 免震台 - Google Patents

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

【課題】大型機器用の免震台とすることが容易であり、構造の簡素化や組み立ての容易化等も図れる免震台を提供することを課題とする。
【解決手段】皿状凹部21が2個設けられた基盤2と、皿状凹部31が2個設けられた移動盤3と、上記基盤2の皿状凹部21と上記移動盤3の皿状凹部31との間に配置された2個の鋼球4と、上記鋼球4を上下から挟み込んで連結する2個の保持板51、52からなる保持器5と、上記基盤2に固定されており、上記2個の鋼球4の間であって下側の保持板51の上側を通る基盤側ブリッジ23と、上記移動盤3に固定されており、上記2個の鋼球4の間であって上側の保持板52の下側を通る移動盤側ブリッジ33と、を備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は、精密機器や重要品などを地震の揺れから保護するための免震台に関するものである。
特許文献1には、皿状凹部に球体を配置した構造の免震台が開示されている。この免震台は、四角形の基盤および移動盤のそれぞれの4カ所に皿状凹部を備え、各皿状凹部に配置された球体を介して上記基盤上に上記移動盤が可動に支持されており、上記移動盤上に保護すべき精密機器等が置かれる。上記皿状凹部に配置された4個の球体は球体保持板により保持されて一体的に移動する。上記基盤はその中央部に配置された支持板上で水平移動可能に支持されており、上記支持板の中央部に設けられたカラーおよびボルトを介して上記支持板に上記移動盤が連結される。上記ボルトには圧縮バネが外嵌されており、この圧縮バネの力により上記移動盤は上記基盤の側へ付勢される。
上記免震台において、上記移動盤は上記ボルトによって上記支持板に連結されているので、上記移動盤が垂直方向に動いても上記基盤から外れることはなく、また上記移動盤が水平方向に動くときには、上記球体が上下の皿状凹部の最も深い位置から浅い位置へと移動することにより抵抗が生じるので、水平方向の揺れが減衰される。そして、上記球体が皿状凹部の縁に至ると、上記カラーの外周に設けられたクッション体が上記基盤の孔の周囲(ガード)に当接し、それ以上の水平移動が規制される。その際の上記移動盤の上下方向の変位は上記圧縮バネが伸縮することで軽減される。揺れが沈静化すれば、上記移動盤およびその上に置かれた精密機器の自重により上記球体が皿状凹部の中心位置に戻り、初期の状態に復帰する。
特開平10−262759号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された免震台では、大型機器用とするために上記球体の数を増やす場合、上記球体保持板で全ての球体を一体的に保持しようとすると、上記球体保持板に高い剛性が必要になり、上記移動盤の動きが鈍くなるとともに、免震台が重量化することになる。また、上記免震台は、上記ボルトやカラーを用いて上記移動盤を上記基盤に連結しているので、構造や組み立てが複雑になるという欠点がある。
また、上記免震台は、上記圧縮バネによって上記移動盤の浮き上がりを押さえてがたつきの抑制を行っているが、上記移動盤に対して上記圧縮バネの力が生じていると、上記移動盤の移動を妨げるおそれがある。特に、上記移動盤が最大移動して球体が皿状凹部の縁にきた時に上記圧縮バネの力が最大となり、上記移動盤の戻り動作が妨げられる。
この発明は、大型機器用の免震台とすることが容易であり、構造の簡素化や組み立ての容易化等も図れる免震台を提供することを課題とする。
前記の課題を解決するために、この発明は、皿状凹部が2個設けられた基盤と、皿状凹部が2個設けられた移動盤と、上記基盤の皿状凹部と上記移動盤の皿状凹部との間に配置された2個の球体と、上記2個の球体を上下から挟み込んで連結する2個の保持板からなる保持器と、上記基盤に固定されており、上記2個の球体の間であって上記2個の保持板のうちの下側の保持板の上側を通る基盤側ブリッジと、上記移動盤に固定されており、上記2個の球体の間であって上記2個の保持板のうちの上側の保持板の下側を通る移動盤側ブリッジと、を備えている。この免震台を連結して大型機器用の免震台を作製する場合、上記球体は2個単位で増えていくが、上記2個の球体は各免震台で上記保持器により一体化されているので、保持器同士の連結を行わない場合でも或いは連結を行う場合でも、球体の増加に対して上記保持器の剛性を高めていく必要は特になく、重量増加や上記移動盤の動きの鈍化といった欠点は生じない。また、上記免震台は、上記ブリッジと保持器の保持板を利用して上記移動盤を上記基盤に連結しているので、構造や組み立てが簡単である。また、上記免震台は、上記ブリッジと保持器の形状によって上記移動盤の浮き上がりの程度を小さくできるので、がたつきの程度も小さくできる。
上記下側の保持板の上面と上記基盤側ブリッジの下面との間および上記上側の保持板の下面と上記移動盤側ブリッジの上面との間にそれぞれ隙間が形成されているのが望ましく、これによれば上記移動盤の円滑な移動を実現することができる。また、上記隙間は、上記基盤と上記移動盤の相対位置の変動にかかわらず上記皿状凹部の窪み量よりも少なく設定しておくことが望ましく、これによれば、大きな揺れが生じた際に上記球体が上記皿状凹部の縁を乗り越えてしまうのを防止することができる。
上記下側の保持板の上面の中央側、上記上側の保持板の下面の中央側、上記基盤側ブリッジの下面の中央側および上記移動盤側ブリッジの上面の中央側が、それぞれの端側よりも盛り上げられることで、上記皿状凹部の窪み量よりも少ない上記隙間を形成することができる。
上記盛り上げは、上記保持板、上記基盤側ブリッジおよび上記移動盤側ブリッジの各々の板の厚みを厚くすることで形成できる。
上記基盤と上記移動盤の相対位置変化の最大設定位置で上記基盤側ブリッジおよび上記移動盤側ブリッジに上記保持板が当たるように構成すると、上記移動盤の移動範囲を上記最大設定位置の範囲内に制限できる。上記最大設定位置は例えば上記球体が上記皿状凹部の縁の少し手前或いは縁を少し越えたところの位置とすることができる。
上記基盤に対する上記移動盤の移動速度を減速させる制動手段を備えてもよい。この制動手段は上記球体が上記皿状凹部の底を通過するときに大きな制動力を発生するのが望ましい。
このような制動手段は、上記下側の保持板の上面の中央側と上記基盤側ブリッジの下面の中央側との間および上記上側の保持板の下面の中央側と上記移動盤側ブリッジの上面の中央側との間にそれぞれ設けられた摩擦部材と、当該摩擦部材を上記保持板側に付勢または上記ブリッジ側に付勢する付勢部材と、によって構成することができる。
或いは、このような制動手段は、上記球体の周囲を包囲し上記球体の上部と下部を開放する開口を有する包囲部材を上記保持器と上記球体との間に設けることによって構成することができる。このように構成すると、上記球体が回転する時に上記包囲部材の開口の縁が上記球体と上記皿状凹部との間に入り込むことができ、この入り込もうとする力は上記球体の回転が速いほど大きくなるので、上記球体が上記皿状凹部の底を通るときの制動力が大きくなる。
水平方向に所定値以上の力が生じたときに破断するシェアピンが設けられていると、揺れが小さなときに不必要に上記移動盤が動くのを防止することができる。
この発明は、上記のように大型機器用の免震台とすることが容易であり、構造の簡素化や組み立ての容易化等も図れるという効果を奏する。
この発明の一実施形態に係る免震台を示した図であって、同図(A)は平面図、同図(B)はA−A断面図、同図(C)はB−B断面図である。 図1の免震台の保持器における下側の保持板を示した図であって、同図(A)は平面図、同図(B)はC−C断面図である。 図1の免震台の保持器における上側の保持板を示した図であって、同図(A)は平面図、同図(B)はC−C断面図である。 図1の免震台の保持器におけるスペーサを示した図であって、同図(A)は平面図、同図(B)は側面図である。 図1の免震台のブリッジを示した図であって、同図(A)は正面図、同図(B)は平面図、同図(C)は側面図である。 図1の免震台のX方向動作を示した図であって、同図(A)は平面図、同図(B)はB−B断面図である。 図1の免震台のY方向動作を示した図であって、同図(A)は平面図、同図(B)はA−A断面図である。 図1の免震台のX方向動作およびY方向動作を示した平面図である。 この発明の他の実施形態に係る免震台を示した断面図である。 この発明の他の実施形態に係る制動部付きの免震台を示した断面図である。 この発明の他の実施形態に係る制動部付きの免震台を示した断面図であって、同図(A)は非制動状態を示しており、同図(B)は制動状態を示している。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1(A)、図1(B)および図1(C)に示しているように、この実施形態の免震台1は、円形の皿状凹部21が2個設けられた長方形の基盤2と、同じく円形の皿状凹部31が2個設けられた長方形の移動盤3と、を備えている。上記皿状凹部21および皿状凹部31の背面中央部には支持突起21a、31aがそれぞれ形成されており、上記支持突起21aは上記基盤2に形成された支持穴22に嵌合固定され、上記支持突起31aは上記移動盤3に形成された支持穴32に嵌合固定されている。
上記基盤2の皿状凹部21と上記移動盤3の皿状凹部31との間に鋼球4が配置されている。この免震台1における原点位置では、上記鋼球4は上記皿状凹部21、31の底に位置する。なお、便宜上、上記免震台1における上記2個の鋼球4の並びの方向(免震台1の長手方向)をY方向とし、このY方向に直交する水平方向をX方向とし、垂直方向をZ方向とする。
上記皿状凹部21、31間に配置された2個の鋼球4は、保持器5によって保持されて一体的に移動することができる。上記保持器5における下側(基盤側)の保持板51と上側(移動盤側)の保持板52は、上記2個の鋼球4を上下から挟み込んだ状態で連結されている。また、上記下側の保持板51と上側の保持板52との間にはスペーサ53が設けられている。
上記下側の保持板51は、図2(A)および図2(B)に示しているように、その両端に上記鋼球4を受けるすり鉢状の受け穴部51aを有しており、中央側にはY方向の中央ほど凸となる傾斜盛り上がり部51bが形成されている。上記傾斜盛り上がり部51bは、X方向には一定の高さとなっている。また、上記受け穴部51aの周囲4カ所に螺子穴が形成されている。
上記上側の保持板52は、図3(A)および図3(B)に示しているように、その両端に上記鋼球4を受けるすり鉢状の受け穴部52aを有しており、中央側にはY方向の中央ほど凸となる傾斜盛り上がり部52bが形成されている。上記傾斜盛り上がり部52bは、X方向には一定の高さとなっている。また、上記受け穴部52aの周囲4カ所に螺子挿通穴が形成されている。
上記スペーサ53は、図4(A)および図4(B)に示しているように、上記鋼球4を収容する貫通穴53aを中央部に有している。また、上記貫通穴53aの周囲4カ所に螺子挿通穴が形成されている。
図1に示したように、上記基盤2には基盤側ブリッジ23が固定されている。この基盤側ブリッジ23はその横架部分が上記2個の鋼球4の間であって上記下側の保持板51の上側を通るように設けられている。また、上記移動盤3には移動盤側ブリッジ33が固定されている。この移動盤側ブリッジ33はその横架部分が上記2個の鋼球4の間であって上記上側の保持板52の下側を通るように設けられている。上記両ブリッジ23、33は、図5(A)、図5(B)および図5(C)に示しているように、両端に脚部23a、33aを有しており、上記脚部23a、33aには、当該ブリッジ23、33を上記基盤2または移動盤3に固定するための螺子が挿通される螺子挿通穴が2個ずつ形成されている。また、上記基盤側ブリッジ23および上記移動盤側ブリッジ33の中央側にはX方向の中央ほど凸となる傾斜盛り上がり部23b、33bが形成されている。この傾斜盛り上がり部23b、33bは、Y方向の全体ではなくY方向の中央部に形成されている。
図1に示したように、上記免震台1の原点位置において、上記傾斜盛り上がり部51bの最も盛り上がった中央箇所と上記傾斜盛り上がり部23bの最も盛り上がった中央箇所との間には隙間Gが形成される。また、上記傾斜盛り上がり部52bの最も盛り上がった中央箇所と上記傾斜盛り上がり部33bの最も盛り上がった中央箇所との間にも隙間Gが形成される。上記隙間Gは、上記皿状凹部21、31の窪み量よりも少なくしてある。なお、上記傾斜盛り上がり部23b、33b、51b、52bを板の厚みを厚くすることにより形成したが、曲げ加工により形成してもよい。
図6(A)および図6(B)に示したように、上記免震台1がX方向の揺れを受けて上記基盤2と上記移動盤3のX方向の相対移動が生じた時、上記鋼球4は上記皿状凹部21、31のX方向上の縁に移動する。このとき、上記鋼球4は上記皿状凹部21、31の底に位置していたときよりも上方に移動するが、上記保持器5の保持板51は、上記傾斜盛り上がり部23bの最も盛り上がった中央箇所から外れるように移動し、このときの上記隙間Gも上記皿状凹部21の窪み量よりも少なくされる。同様に、上記保持器5の保持板52は、上記傾斜盛り上がり部33bの最も盛り上がった中央箇所から外れるように移動し、このときの上記隙間Gも上記皿状凹部31の窪み量よりも少なくされる。さらに、上記のように移動したとき、上記保持板51、52の側面が上記基盤側ブリッジ23または移動盤側ブリッジ33の上記脚部23a(33a)の側面に当たるので、それ以上に上記移動盤3が上記基盤2に対して移動するのが阻止される。
また、図7(A)および図7(B)に示すように、上記免震台1がY方向の揺れを受けて上記基盤2と上記移動盤3のY方向の相対移動が生じた時、上記鋼球4は上記皿状凹部21、31のY方向上の縁に移動する。このとき、上記鋼球4は上記皿状凹部21、31の底に位置していたときよりも上方に移動するが、上記基盤側ブリッジ23は、上記傾斜盛り上がり部51bの最も盛り上がった中央箇所から外れるように移動し、このときの上記隙間Gも上記皿状凹部21の窪み量よりも少なくされる。同様に、上記移動盤側ブリッジ33は、上記傾斜盛り上がり部52bの最も盛り上がった中央箇所から外れるように移動し、このときの上記隙間Gも上記皿状凹部31の窪み量よりも少なくされる。さらに、上記のように移動したとき、上記保持器5のスペーサ53が上記基盤側ブリッジ23の脚部23aと移動盤側ブリッジ33の脚部33aの側面にそれぞれ当たるので、それ以上に上記移動盤3が上記基盤2に対して移動するのが阻止される。
図8に示すように、2台の免震台1を連結材11により連結してほぼ正方形状の大型の免震台を作製することができる。このように免震台1を連結して大型機器用の免震台を作製する場合、上記鋼球4は2個単位で増えていく。そして、上記2個の鋼球4は各免震台1で上記保持器5により一体化されているので、保持器5同士の連結を行わない場合でも或いは連結を行う場合でも、鋼球4の増加に対して上記保持器5の剛性を高めていく必要は特になく、重量増加や上記移動盤の動きの鈍化といった欠点は生じない。また、上記免震台1は、上記ブリッジ23、33と保持器5の保持板51、52を利用して上記移動盤3を上記基盤2に連結しているので、構造や組み立てが簡単である。また、上記免震台1は、上記ブリッジ23、33と保持器5の形状によって上記移動盤3の浮き上がりの程度を小さくできるので、がたつきの程度も小さくできる。
また、上記隙間Gは上記基盤2と上記移動盤3の相対位置の変動にかかわらず上記皿状凹部21、31の窪み量よりも少なくされるので、上記移動盤3の円滑な移動を実現でき、また、大きな揺れが生じた際に上記鋼球4が上記皿状凹部21、31の縁を乗り越えてしまうのを防止できる。
また、上記基盤2と上記移動盤3の相対位置変化の最大設定位置で上記基盤側ブリッジ23および上記移動盤側ブリッジ33に上記保持板5が当たるように構成しているので、上記移動盤3の移動範囲を上記最大設定位置の範囲内に制限できる。上記最大設定位置として上記皿状凹部21、31の縁位置を例示したが、縁の少し手前の位置とすることもできる。
図9はこの発明の他の実施形態に係る免震台1Aを示した断面図である。この免震台1Aの保持器5における下側の保持板51の傾斜盛り上がり部51bおよび上側の保持板52の傾斜盛り上がり部52bは、X方向に同じ高さではなく、X方向中央ほど凸となるように形成されている。このような凸形状により形成される隙間Gについても、上記基盤2と上記移動盤3の相対位置の変動にかかわらず上記皿状凹部21、31の窪み量よりも少なくすることができる。また、免震台1Aにおける原点位置において上記隙間Gを最も少なくすることが可能であり、さらには原点位置において隙間を無くすことも可能である。
図10はこの発明の他の実施形態に係る制動部6を有する免震台1Bを示した断面図である。この免震台1Bの上記基盤側ブリッジ23の傾斜盛り上がり部23bにおける最も凸となる箇所および上記移動盤側ブリッジ33傾斜盛り上がり部33bにおける最も凸となる箇所に、それぞれ有底穴が形成されており、各有底穴にはバネ(付勢部材)61が設けられている。そして、上記有底穴には円柱状のブレーキ部材(摩擦部材)62が挿入されており、このブレーキ部材62の先端側は上記バネ61の付勢によって保持板51、52に接触することで上記基盤2に対する上記移動盤3の移動速度を減速させる制動が行われる。また、この制動において、上記鋼球4が上記皿状凹部21、31の底を通過して移動速度が最大になろうとするときに最大の制動力を発生させることができる。なお、上記ブレーキ部材を保持板51、52の側に設けてもよいものである。また、図9に示した免震台1Aに上記バネ61と上記ブレーキ部材62からなる上記制動部6を設けることができる。
図11(A)および図11(B)はこの発明の他の実施形態に係る制動部7を有する免震台1Cを示した断面図である。上記制動部7は、上記鋼球4の周囲を包囲し上記鋼球4の上部と下部を開放する開口を有する包囲部材71を上記保持器5と上記鋼球4との間に設けることによって構成されている。上記包囲部材71は水平に分割された2個の椀状部材71a、71bからなり、これら椀状部材71a、71bによって上記鋼球4を上下から挟み込むようになっている。なお、スペーサを図示していないが、このスペーサは上記包囲部材71を収容する大きさの穴を有することになる。
上記制動部7において、上記包囲部材71は、図11(B)に示したように、上記鋼球4が回転する時に上記開口の縁が上記鋼球4と上記皿状凹部21、31の底との間に入り込むことになり、この入り込もうとする力は上記鋼球4の回転が速いほど大きくなる。これにより、上記鋼球4が上記皿状凹部21、31の底を通過して上記鋼球4の回転が速くなろうとするほど最大の制動力を発生させることができる。一方、揺れが小さいときには、上記包囲部材71の上記開口の縁は、上記鋼球4と上記皿状凹部21、31の底との間に入り込まない。
図示はしていないが、水平方向に所定値以上の力が生じたときに破断するシェアピンが設けられているのがよい。このようなシェアピンを設ける構造であれば、揺れが小さなときに不必要に上記移動盤3が動くのを防止することができる。上記シェアピンは基盤2と移動盤3の例えば端面同士の1カ所または複数箇所を繋ぐように設けられる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1、1A、1B、1C 免震台
2 基盤
21 皿状凹部
23 基盤側ブリッジ
23a 脚部
23b 傾斜盛り上がり部
3 移動盤
31 皿状凹部
33 移動盤側ブリッジ
33a 脚部
33b 傾斜盛り上がり部
4 鋼球
5 保持器
51 下側の保持板
51b 傾斜盛り上がり部
52 上側の保持板
52b 傾斜盛り上がり部
53 スペーサ
6 制動部
61 バネ(付勢部材)
62 ブレーキ部材(摩擦部材)
7 制動部
71 包囲部材

Claims (10)

  1. 皿状凹部が2個設けられた基盤と、
    皿状凹部が2個設けられた移動盤と、
    上記基盤の皿状凹部と上記移動盤の皿状凹部との間に配置された2個の球体と、
    上記2個の球体を上下から挟み込んで連結する2個の保持板からなる保持器と、
    上記基盤に固定されており、上記2個の球体の間であって上記2個の保持板のうちの下側の保持板の上側を通る基盤側ブリッジと、
    上記移動盤に固定されており、上記2個の球体の間であって上記2個の保持板のうちの上側の保持板の下側を通る移動盤側ブリッジと、を備えたことを特徴とする免震台。
  2. 上記下側の保持板の上面と上記基盤側ブリッジの下面との間および上記上側の保持板の下面と上記移動盤側ブリッジの上面との間にはそれぞれ隙間が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の免震台。
  3. 上記隙間は、上記基盤と上記移動盤の相対位置の変動にかかわらず上記皿状凹部の窪み量よりも少なく設定されていることを特徴とする請求項2に記載の免震台。
  4. 上記下側の保持板の上面の中央側、上記上側の保持板の下面の中央側、上記基盤側ブリッジの下面の中央側および上記移動盤側ブリッジの上面の中央側が、それぞれの端側よりも盛り上げられていることを特徴とする請求項3に記載の免震台。
  5. 上記基盤と上記移動盤の相対位置変化の最大設定位置で上記基盤側ブリッジおよび上記移動盤側ブリッジに上記保持板が当たることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の免震台。
  6. 上記基盤に対する上記移動盤の移動速度を減速させる制動手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の免震台。
  7. 上記制動手段は上記球体が上記皿状凹部の底を通過するときに大きな制動力を発生することを特徴とする請求項6に記載の免震台。
  8. 上記制動手段は、上記下側の保持板の上面の中央側と上記基盤側ブリッジの下面の中央側との間および上記上側の保持板の下面の中央側と上記移動盤側ブリッジの上面の中央側との間にそれぞれ設けられた摩擦部材と、当該摩擦部材を上記保持板側に付勢または上記ブリッジ側に付勢する付勢部材と、を備えていることを特徴とする請求項7に記載の免震台。
  9. 上記制動手段は、上記球体の周囲を包囲し上記球体の上部と下部を開放する開口を有する包囲部材を上記保持器と上記球体との間に設けていることを特徴とする請求項7に記載の免震台。
  10. 水平方向に所定値以上の力が生じたときに破断するシェアピンが設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の免震台。
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