JP2013170509A - 液圧ポンプの異常検出装置および油圧作業機械 - Google Patents

液圧ポンプの異常検出装置および油圧作業機械 Download PDF

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Abstract

【課題】液圧ポンプの回転周波数の成分に基づき液圧ポンプの異常を検出できる液圧ポンプの異常検出装置、および、この異常検出装置を備える油圧作業機械を提供すること。
【解決手段】異常検出装置50は、ポンプ21(液圧ポンプ)の吐出圧力を検出する圧力検出器51と、検出された吐出圧力の脈動周波数を解析する周波数解析装置53と、ポンプ21の単位時間当たりの回転数を検出する回転数検出器52と、検出された回転数と、脈動周波数の解析結果とを用いて、ポンプ21の回転周波数の成分を抽出する手段54aと、抽出された回転周波数の成分が正常値か否かの判定を行う手段54bと、手段54bにより回転周波数の成分が正常値でないと判定されたことを、ポンプ21の異常を検出したこととして報知する報知装置55と、を備える。油圧作業機械はポンプ21を備えるとともに、このポンプ21の異常を検出するために異常検出装置50を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、液圧ポンプの異常を検出する液圧ポンプの異常検出装置、および、この異常検出装置を備える油圧作業機械に関する。
油圧作業機械は油圧アクチュエータと、この油圧アクチュエータに供給される作動油を吐出するピストンポンプ(液圧ポンプ)とを備える。
ピストンポンプは、作動油の吸入するための吸入ポートと、吸入された作動油を吐出するための吐出ポートとが形成されたケーシングと、このケーシングに回転可能に設けられた入力軸(駆動軸)と、この入力軸と一体的に回転可能に設けられたシリンダブロック(シリンダ筒)と、このシリンダブロックに設けられた複数のシリンダボアのそれぞれに摺動可能に挿入されたピストンと、シリンダボアから突出して位置するピストンの端部側で、入力軸の外周側に位置する斜板と、各ピストンの端部が挿入されて摺接する球面状の凹部を有し、斜板に摺接して位置するするシュー(スリッパー)と、シリンダボアのボトム側でシリンダブロックの端面に摺接して位置し、シリンダブロックの回転に伴いシリンダボアを吸入ポートまたは吐出ポートに連通させるバルブプレートとを備える。
ピストンはシューの凹部に挿入されて摺接しているため、ピストンの端部とシューの凹部の内壁面との少なくとも一方が摩耗すると、それらピストンとシューの間にガタが生じる。ピストンとシューの間の摩耗状態は、ピストンとシューがケーシングに格納されているため、ピストンポンプを分解しなければ見ることができない。
そこで、ピストンとシューの間のガタが大きくなってピストンポンプのオーバーホールが必要な時期に達した否かを、ピストンポンプを分解することなく、ピストンポンプの吐出圧力の脈動スペクトラムに基づいて診断する方法が提案された。この方法は、具体的には、吐出圧力の複数種類の脈動周波数(250、750、1000、1250[ヘルツ])において脈動スペクトラムを検知し、それら脈動スペクトラムのピークが、脈動周波数の高い側で得られたものほど大きくなった場合(右上がりになった場合)に、オーバーホールが必要な時期に達したと判定する、というものである(例えば特許文献1参照)。
特許第3014560号公報
ピストンポンプの動作不良は、ピストンポンプとシューとの摺接部での摩耗に起因するものに限らず、斜板とシューとの摺接部での摩耗に起因するもの、ピストンとシリンダボアの内壁との摺接部での摩耗に起因するものがある。それらの摺接部での摩耗に起因したピストンポンプの動作不良は、吐出圧力の脈動スペクトラムのピークを脈動周波数の高い側で得られるものほど大きくするとは限らない。このため、特許文献1に開示された診断方法を、ピストンポンプの診断に採用した場合、斜板とシューとの摺接部での摩耗に起因するピストンの動作不良、および、ピストンとシリンダボアの内壁との摺接部での摩耗に起因するピストンの動作不良を発見できないおそれがある。
ところで、本願発明者の研究によると、ピストンに動作不良が生じた場合、そのピストンの動作不良により生成されるピストンポンプの回転周波数の成分が異常値となることが分かった。このことについて次に詳細に説明する。
ピストンポンプに、第1〜第Mのピストンの合計M個(Mは2以上の整数)のピストンが備えられる場合、ピストンポンプの入力軸が1回転する間に第1のピストンから第Mのピストンのそれぞれにより順次作動油が吐出されるため、すなわち、ピストンポンプは1回転する間に連続的にM回の作動油の吐出を行うため、ピストンポンプの吐出圧力の脈動周波数は、ピストンポンプの単位時間当たりの回転数をN[rpm]とすると、M×N/60[Hz]となる。このM×N/60[Hz]の脈動周波数は、ピストンポンプの単位時間当たりの回転数がN[rpm]である場合に、第1〜第Mのピストンのそれぞれの動作に伴って生成されるM個の位相の異なる回転周波数が合成されたものである。
ピストンポンプの回転中に第1〜第Mのピストンの全てが正常な動作を行い続けた場合、それら第1〜第Mのピストンの動作により生成されるM×N/60[Hz]の脈動周波数の成分は正常値となり、これに伴い、ピストンポンプの回転周波数の成分も正常値となる。一方、第1〜第Mのピストンのいずれかに動作不良が生じた場合、例えば第1のピストンに動作不良が生じ、第1のピストン以外のピストン(第2〜第Mのピストン)が正常な動作を続けた場合には、その第1のピストンの動作不良によりピストンポンプの回転周波数の成分が異常値となる。したがって、ピストンポンプの回転周波数の成分が正常値であるか否かを判定することによって、第1〜第Mのピストンのいずれかの動作不良を検出することが可能である。
本発明は前述の事情を考慮してなされたものであり、その目的は、液圧ポンプの回転周波数の成分に基づいて液圧ポンプの異常を検出できる液圧ポンプの異常検出装置、および、この異常検出装置を備える油圧作業機械を提供することにある。
前述の目的を達成するために本発明の異常検出装置および油圧作業機械は次のように構成されている。
本発明の液圧ポンプの異常検出装置は、回転中の液圧ポンプから流出する作動油の圧力を検出する圧力検出手段と、回転中の前記液圧ポンプから流出する作動油の圧力の脈動周波数を、前記圧力検出手段により検出された圧力を用いて解析する周波数解析手段と、前記液圧ポンプの単位時間当たりの回転数を検出する回転数検出手段と、この回転数検出手段により検出された回転数、および、前記周波数解析手段による脈動周波数の解析結果を用いて、前記液圧ポンプの回転周波数の成分を抽出する周波数成分抽出手段と、この周波数成分抽出手段により抽出された回転周波数の成分が正常値か否かの判定を行う判定手段と、前記判定手段により回転周波数の成分が正常値でないと判定されたことを、前記液圧ポンプの異常を検出したこととして報知する報知手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の液圧ポンプの異常検出装置は、前述の本発明の液圧ポンプの異常検出装置において、前記圧力検出手段は、前記液圧ポンプの吐出圧力を検出するものであり、前記判定手段で用いられる判定の閾値は、前記吐出圧力を変数とする関数であることを特徴とするものであってもよい。
また、本発明の液圧ポンプの異常検出装置は、前述の本発明の液圧ポンプの異常検出装置において、前記圧力検出手段は、前記液圧ポンプの吐出圧力およびドレン圧力を検出するものであり、前記周波数解析手段は、前記圧力検出手段により検出される前記ドレン圧力を用いて前記液圧ポンプから流出する作動油の圧力の脈動周波数を解析するものであり、前記判定手段で用いられる判定の閾値は、前記吐出圧力を変数とする関数であることを特徴とするものであってもよい。
液圧ポンプの種類には、ピストンポンプ、ギアポンプ、ベーンポンプがある。これらの液圧ポンプは、1回転する間に連続的に一定回数(例えばM回)の作動油の吐出を行うため、回転中の液圧ポンプから流出する作動油の圧力、すなわち吐出圧力およびドレン圧力は脈動する。
本発明の液圧ポンプの異常検出装置において、前述のように吐出圧力またはドレン圧力は脈動するため、圧力検出手段により検出される圧力(吐出圧力またはドレン圧力)は、その脈動に伴って変動する。周波数解析手段は、圧力検出手段により検出される圧力を用いて、その圧力の脈動周波数を解析する。このとき、液圧ポンプの回転数がN[rpm]であった場合、周波数解析手段により解析される脈動周波数はM×N/60[Hz]となる。
次に、周波数成分抽出手段は、回転数検出手段により検出された液圧ポンプの単位時間当たりの回転数と、周波数解析手段による脈動周波数の解析結果とを用いて、液圧ポンプの回転周波数(N/60[Hz])の成分を抽出する。
次に、判定手段は、その回転周波数の成分が正常値か否かの判定を行う。このとき、回転周波数の成分が異常値であった場合に、判定手段は、その成分が正常でないと判定し、これにより、液圧ポンプの異常が検出されたことになる。そして、報知手段は、液圧ポンプの異常が検出されたことを、使用者に報知する。なお、判定手段での判定対象となる回転周波数の成分は、吐出圧力またはドレン圧力の脈動から解析できるものであればよく、その成分としては振幅、パワースペクトル、パワースペクトル密度がある。
本発明の油圧作業機械は、前述した本発明の液圧ポンプの異常検出装置を備えることを特徴とする。
一般に、油圧作業機械は、油圧アクチュエータを駆動して動作するものであり、その油圧アクチュエータの駆動制御のために、液圧ポンプである油圧ポンプを備える。本発明の油圧作業機械は、前述した液圧ポンプの異常検出装置を備えるので、油圧ポンプの異常をオペレータに報知できる。
本発明の液圧ポンプの異常検出装置は、液圧ポンプの回転周波数の成分に基づいて液圧ポンプの異常を検出できる。
本発明の油圧作業機械は、この油圧作業機械に備えられる油圧ポンプの異常を検出して報知することができる。
本発明の油圧作業機械の実施形態である油圧ショベルを示す側面図である。 本発明の液圧ポンプの異常検出装置の第1の実施形態を示す図である。 図2に示した油圧ポンプの構造の詳細を示す断面図である。 判定手段での判定対象となる回転周波数の成分の正常値の一例を示す図である。 判定手段での判定対象となる回転周波数の成分の異常値の一例を示す図である。 油圧ポンプの吐出圧力と回転周波数の成分(振幅)との関係、および、判定手段での判定で用いられる閾値を示す図である。 図6に示した閾値と判定手段による判定の対応関係を示す図である。 図2に示した第1の実施形態により行われる処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の液圧ポンプの異常検出装置の第2の実施形態を示す図である。 図9に示した第2の実施形態により行われる処理の流れを示すフローチャートである。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態について、図1〜図8を用いて説明する。
本発明の液圧ポンプの異常検出装置の第1の実施形態は、例えば図1に示す油圧ショベル1に適用されるものである。この油圧ショベル1は、履帯2aを駆動して走行する走行体2と、この走行体2に旋回ベアリング16を介して旋回可能に結合した旋回体3と、この旋回体3に俯仰可能に設けられたフロント作業装置7とを備える。
旋回体3は、フロント作業装置7の左側方に位置するキャブ4と、このキャブ4の後方に設けられた機械室5と、この機械室5の後方に設けられたカウンタウェイト6とを備える。フロント作業装置7は、旋回体3に俯仰可能に結合したブーム8、このブーム8に回動可能に結合したアーム9、このアーム9に回動可能に結合したバケット10と備える。
走行体2および旋回体3のそれぞれの駆動には、走行モータ11(油圧モータ)および旋回モータ12(油圧モータ)のそれぞれが用いられ、ブーム8、アーム9およびバケット10のそれぞれの駆動には、ブームシリンダ13(油圧シリンダ)、アームシリンダ14(油圧シリンダ)およびバケットシリンダ15(油圧シリンダ)のそれぞれが用いられる。
油圧ショベル1は、図2に示す油圧駆動装置40により駆動される。この油圧駆動装置40は、前述の走行モータ11、旋回モータ12、ブームシリンダ13、アームシリンダ14およびバケットシリンダ15(以下「油圧アクチュエータ11〜15」という)に供給される作動油を吐出するメインポンプ21(油圧ポンプ)と、このメインポンプ21から油圧アクチュエータ11〜15のそれぞれに供給される作動油の流れを制御する油圧制御回路45とを備える。
メインポンプ21はディーゼルエンジン41の出力を入力軸24(図3に示す)に伝達されて駆動されるようになっている。メインポンプ21は、作動油を吸入するための吸入ポート21aと、吸入された作動油を吐出するための吐出ポート21bと、ケーシング22(後述)内部で潤滑油として機能した作動油を作動油タンク42に排出するためのドレンポート21cとを備える。吸入ポート21aは吸入配管43を介して作動油タンク42に接続されている。吐出ポート21bは吐出配管44を介して油圧制御回路45に接続されている。ドレンポート21cは、ドレン配管46を介して作動油タンク42に接続されている。
油圧制御回路45は、メインポンプ21から油圧アクチュエータ11〜15に供給される作動油の流れを、例えば油圧パイロット式の制御弁によって制御するものであり、その制御弁に与えるパイロット圧の油圧源として、ディーゼルエンジン41の出力を伝達されて駆動されるパイロットポンプ(図示省略)を備える。
メインポンプ21の構造の詳細について図3を用いて説明する。
図3に示すように、メインポンプ21はピストンポンプであり、ケーシング22と、カバー23と、入力軸24と、軸受24a,24bと、シリンダブロック25と、ピストン27と、シュー28と、斜板29と、バルブプレート30とを備える。
ケーシング22は、メインポンプ21を構成する部品を収容する有底の筒状の部材であり、底部22aに前述の吸入ポート21aおよび吐出ポート21bを備え、側壁部22bにドレンポート21cを備える。カバー23は、ケーシング22の開口部22cを閉鎖してケーシング22に固定されている。カバー23とケーシング22の底部22aのそれぞれには軸受24a,24bのそれぞれが固定されており、これらの軸受24a,24bによって、入力軸24がケーシング22に対して回転可能に支持されている。
シリンダブロック25は入力軸24の外周側に位置し、入力軸24と一体的に回転可能に設けられている。このシリンダブロック25には、複数のシリンダボア26が入力軸24の周方向に並んで設けられている。それらのシリンダボア26のそれぞれには、ピストン27が摺動可能に挿入されている。シリンダボア26から突出して位置するピストン27の端部は、シュー28に形成された球面状の凹部に摺動可能に挿入されている。シュー28は斜板29に摺接して位置する。斜板29は入力軸24の外周側に傾転可能に設けられている。
バルブプレート30は、ケーシング22の底部22aに固定されてシリンダブロック25の端面に摺接して位置する。このバルブプレート30は、シリンダブロック25の回転に伴いシリンダボア26を吸入ポート21aまたは吐出ポート21bに連通させる連通ポート30a,30bを備える。
本発明の液圧ポンプの異常検出装置の第1の実施形態は、図2に示す異常検出装置50である。この異常検出装置50は、圧力検出器51(圧力検出手段)と、回転数検出器52(回転数検出手段)と、周波数解析装置53(周波数解析手段)と、診断装置54(周波数成分抽出手段、判定手段)と、報知装置55とを備える。
圧力検出器51は、回転中のメインポンプ21から流出する作動油の圧力である吐出圧力Pvを検出して、その吐出圧力Pvに相応する圧力検出信号を出力するものである。
回転数検出器52は、メインポンプ21の単位時間当たりの回転数N[rpm]を検出して、その回転数Nに相応する回転数検出信号を出力するものである。
周波数解析装置53は、マイクロコンピュータを内蔵する装置であって、圧力検出器51から出力される圧力検出信号を、CPUのクロック周波数に基づき所定周期で入力し、その圧力検出信号から得られる吐出圧力Pvの検出値を用いて、吐出圧力の脈動周波数を解析するものである。
診断装置54は、マイクロコンピュータを内蔵する装置であって、コンピュータプログラムにより設定された手段である周波数成分抽出手段54aと判定手段54bとを備える。
周波数成分抽出手段54aは、回転数検出器52から出力される回転数検出信号を、CPUのクロック周波数に基づき所定周期で入力し、その回転数検出信号から得られる回転数Nの検出値を用いて「Fr=N/60[Hz]」を計算することにより回転周波数Frを算出し、さらに、算出された回転周波数Frと、周波数解析装置53による脈動周波数の解析結果とを用いて、メインポンプ21の回転周波数Frの成分である振幅Aを抽出するものである。
判定手段54bは、周波数成分抽出手段54aにより抽出された回転周波数Frの振幅Aが正常値か否かの判定を行うものである。
報知装置55は、キャブ4内に設けられた表示装置(図示省略)を備え、診断装置54による診断の結果を、その表示装置により報知するものである。
吐出圧力Pvの脈動周波数の解析結果、回転周波数Frと、判定手段54bによる判定との関係について詳細に説明する。
メインポンプ21(ピストンポンプ)に備えられるピストン27が、第1〜第MまでのM個(Mは2以上の整数)のピストンであるとすると、メインポンプ21の入力軸24が1回転する間に第1〜第Mのピストンのそれぞれにより順次作動油を吐出させるため、すなわち、メインポンプ21は1回転する間に連続的にM回の作動油の吐出を行うため、メインポンプ21が回転数N[rpm]で回転している間、吐出圧力Pvは脈動する。その吐出圧力Pvの脈動周波数はM×N/60[Hz]である。このM×N/60[Hz]の脈動周波数は、メインポンプの単位時間当たりの回転数がN[rpm]である場合に、第1〜第Mのピストンのそれぞれの動作に伴って生成されるM個の位相の異なる回転周波数が合成されたものである。
メインポンプ21の回転中に第1〜第Mのピストンの全てが正常な動作を行い続けた場合、それら第1〜第Mのピストンの動作により生成される回転周波数Frの成分である振幅Aは、例えば図4に示す正常値Anとなる。
一方、第1〜第Mのピストンのいずれかに動作不良が生じた場合、例えば第1のピストンに損傷による動作不良が生じ、第1のピストン以外のピストン(第2〜第Mのピストン)が正常な動作を続けた場合には、その第1のピストンの動作不良により生成される回転周波数Frの振幅Aが、例えば図5に示す異常値Ad(>An)となる。
吐出圧力Pvに対する振幅Aの正常値Anと、吐出圧力Pvに対する振幅Aの異常値Adは、図6に示すように分布する。つまり、吐出圧力Pvに対する振幅Aの正常値An、および、吐出圧力Pvに対する振幅Aの異常値Adはいずれも、吐出圧力Pvが高いほど大きな値となり、吐出圧力Pvの全ての範囲において異常値Anは正常値Adよりも大きな値となる。そして、第1の実施形態において、判定手段54bによる判定で用いられる閾値Asは、吐出圧力Pvを変数とする1次関数によって、吐出圧力Pvに対する振幅Aの正常値Anの分布と、吐出圧力Pvに対する振幅Aの異常値Adの分布との中間に分布するよう設定されている。そして、判定手段54bは「A>As」の判定を行い、図7に示すように、振幅Aが閾値As以下の値である場合にメインポンプ21を正常と判定し、振幅Aが閾値Asを超えた値である場合にメインポンプ21を異常と判定する。
なお、振幅Aが図6に示すように異常値Adとなる場合のピストン27の動作不良は、ピストン27によりシリンダボア26から吐出される圧力が、ピストン27が正常な動作を行った場合よりも低くなる動作不良である。この動作不良の原因としては、斜板29とシュー28との摺接部での摩耗、および、ピストン27とシリンダボア26の内壁との摺接部での摩耗がある。
異常検出装置50はメインポンプ21の異常の検出に係る処理を、図8に示す流れで行う。
油圧ショベル1が稼働している状態において、メインポンプ21はディーゼルエンジン41の出力を入力軸24に伝達されて回転し、作動油を吐出し続けている。この状態において、圧力検出器51はメインポンプ21の吐出圧力Pvを検出し、回転数検出器52は単位時間当たりのメインポンプ21の回転数N[rpm]を検出する(ステップS1)。これに伴い、圧力検出器51は吐出圧力Pvに相応する圧力検出信号を周波数解析装置53に出力し続け、回転数検出器52は回転数Nに相応する圧力検出信号を診断装置54に出力し続ける。
次に、周波数解析装置53は、CPUのクロック周波数に基づいて、圧力検出器51から出力される圧力検出信号を所定周期で入力し、その圧力検出信号から得られる吐出圧力Pvの検出値を用いて、吐出圧力Pvの脈動周波数を解析する(ステップS2)。
次に、診断装置54の周波数成分抽出手段54aは、回転数検出器52から出力される回転数検出信号を所定周期で入力し、その回転数検出信号から得られる回転数N[rpm]の検出値に基づいて「Fr=N/60」を計算することにより、メインポンプ21の回転周波数Fr[Hz]を算出し、さらに、算出された回転周波数Frと、周波数解析装置53による脈動周波数の解析結果とを用いて、回転周波数Frの振幅Aを抽出する(ステップS3)。
次に、診断装置54の判定手段54bは、圧力検出器51から出力される圧力検出信号を所定周期で入力し、その圧力検出信号から得られる吐出圧力Pvの検出値に基づいて、ステップS3において抽出された回転周波数Frの振幅Aに対して「A>As」であるか否かの判定、すなわち、振幅Aが閾値Asを超えているか否かの判定を行う(ステップS4)。この判定の結果、回転周波数Frの振幅Aが「A>As」であった場合(ステップS4でYES)、報知装置55は表示装置によって、キャブ4内のオペレータに「異常」を報知し(ステップS5)、メインポンプ21の検出の検出に係る処理は終了する。
一方、ステップS4における判定の結果、回転周波数Frの振幅Aが「A>As」ではなかった場合に、すなわち「A≦As」であった場合に、報知装置55は表示装置によってキャブ4内のオペレータに「正常」を報知し(ステップS6)、メインポンプ21の異常の検出に係る処理は終了する。
異常検出装置50によれば次の効果を得られる。
異常検出装置50は、圧力検出器51、回転数検出器52、周波数解析装置53および診断装置54(周波数成分抽出手段54a、判定手段54b)によって、メインポンプ21の回転周波数Frの成分である振幅Aに基づいてメインポンプ21の異常、すなわち、メインポンプ21においてピストン27によりシリンダボア26から吐出される圧力が、ピストン27の正常な動作時よりも低くなる動作不良を検出できる。
異常検出装置50は、メインポンプ21が正常であるか否かをメインポンプ21の1種類の回転周波数Frを用いて判定することができる。これにより、周波数解析装置53は、従来よりも狭い範囲の脈動周波数の解析を行うことができるものであればよく、したがって、異常検出装置50は、周波数解析装置53を従来よりも安価なもので済ませることができる。
異常検出装置50を備えた油圧ショベル1は、この油圧ショベル1に搭載されたメインポンプ21の異常を検出して、すなわち、メインポンプ21においてピストン27によりシリンダボア26から吐出される圧力が、ピストン27の正常な動作時よりも低くなる動作不良を検出して、オペレータに報知できる。
[第2の実施形態]
本発明の液圧ポンプの異常検出装置の第2の実施形態について、図9,図10を用いて説明する。図9に示すものにおいて、図2に示すものと同等のものに対しては、図2に付した符号と同じ符号を付してある。
本発明の異常検出装置の第2の実施形態は、図9に示す異常検出装置150である。この異常検出装置150は、前述の異常検出装置50において用いられる吐出圧力Pvの代わりに、吐出圧力Pvに連動して脈動するドレン圧力Pdを用いることによって、前述の異常検出装置50と同様にメインポンプ21の異常を検出するものである。
具体的には、異常検出装置150は、圧力検出器151(圧力検出手段)および判定手段152を備える。
圧力検出器151は、ドレン圧力Pdを検出して、そのドレン圧力Pdに相応する圧力検出信号を、周波数解析装置53に出力するものである。
圧力検出器151がドレン圧力Pdに相応する圧力検出信号を出力することに伴い、周波数解析装置53は、圧力検出信号から得られるドレン圧力Pdの検出値を用いて、ドレン圧力Pdの脈動周波数を解析する。ドレン圧力Pdの脈動周波数の振幅A’は、ドレン圧力Pdが吐出圧力Pvよりも小さいため、吐出圧力Pvの脈動周波数の振幅Aよりも小さい値となる。
また、診断装置54の周波数成分抽出手段54aは、周波数解析装置53がドレン圧力Pdの脈動周波数を解析することに伴い、回転周波数Frの成分として振幅A’を抽出する。ドレン圧力Pdに対する振幅A’の異常値Ad’および正常値An’の分布は、図示省略したが、吐出圧力Pvに対する振幅Aの異常値Adおよび正常値Anの分布と同様の傾向のものとなる。つまり、ドレン圧力Pdに対する振幅A’の異常値、および、ドレン圧力Pdに対する振幅A’の正常値は、いずれも、ドレン圧力Pdが高いほど大きな値となり、ドレン圧力Pdの全ての範囲において異常値は正常値よりも大きな値となる。
診断装置54の判定手段152は、第1の実施形態における判定手段54bの代わりに備えられるものであり、ドレン圧力Pdの脈動周波数に基づく回転周波数Frの振幅A’が正常値か否かの判定を行うための閾値として閾値As’を用いる。この閾値As’は、吐出圧力Pvを変数とする1次関数(図示省略)により、ドレン圧力Pdに対する振幅A’の正常値An’の分布と、ドレン圧力Pdに対する振幅A’の異常値Ad’の分布との中間に分布するよう設定されている。つまり、判定手段152は「A’>As’」の判定を行い、振幅A’が閾値As’以下の値である場合にメインポンプ21を正常と判定し、振幅A’が閾値As’を超えた値である場合にメインポンプ21を異常と判定する。
異常検出装置150はメインポンプ21の異常の検出に係る処理を、図10に示す流れで行う。
油圧ショベル1が稼働している状態において、メインポンプ21はディーゼルエンジン41の出力を入力軸24に伝達されて回転し、作動油を吐出し続けている。この状態において、圧力検出器51はメインポンプ21の吐出圧力Pvを検出し、圧力検出器151はメインポンプ21のドレン圧力Pdを検出し、回転数検出器52は単位時間当たりのメインポンプ21の回転数N[rpm]を検出する(ステップS21)。これに伴い、圧力検出器51は吐出圧力Pvに相応する圧力検出信号を周波数解析装置53に出力し続け、圧力検出器151はドレン圧力Pdに相応する圧力検出信号を周波数解析装置53に出力し続け、回転数検出器52は回転数Nに相応する圧力検出信号を診断装置54に出力し続ける。
次に、周波数解析装置53は、CPUのクロック周波数に基づいて、圧力検出器151から出力される圧力検出信号を所定周期で入力し、その圧力検出信号から得られるドレン圧力Pdの検出値を用いて、ドレン圧力Pdの脈動周波数を解析する(ステップS22)。
次に、診断装置54の周波数成分抽出手段54aは、回転数検出器52から出力される回転数検出信号を所定周期で入力し、その回転数検出信号から得られる回転数Nの検出値に基づいて「Fr=N/60」を計算することにより、メインポンプ21の回転周波数Fr[Hz]を算出し、さらに、算出された回転周波数Frと、周波数解析装置53による脈動周波数の解析結果とを用いて、回転周波数Frの振幅A’を抽出する(ステップS23)。
次に、診断装置54の判定手段152は、圧力検出器51から出力される圧力検出信号を所定周期で入力し、その圧力検出信号から得られる吐出圧力Pvの検出値に基づいて、
ステップS23において抽出された回転周波数Frの振幅A’に対して「A’>As’」であるか否かの判定、すなわち、振幅A’が閾値As’を超えているか否かの判定を行う(ステップS24)。この判定の結果、回転周波数Frの振幅A’が「A’>As’」であった場合(ステップS24でYES)、報知装置55は表示装置によって、キャブ4内のオペレータに「異常」を報知し(ステップS25)、メインポンプ21の検出の検出に係る処理は終了する。
一方、ステップS24における判定の結果、回転周波数Frの振幅Aが「A’>As’」ではなかった場合に、すなわち「A’≦As’」であった場合に、報知装置55は表示装置によってキャブ4内のオペレータに「正常」を報知し(ステップS26)、メインポンプ21の異常の検出に係る処理は終了する。
異常検出装置150によれば次の効果を得られる。
異常検出装置150は、圧力検出器51,151、回転数検出器52、周波数解析装置53および診断装置54(周波数成分抽出手段54a、判定手段152)によって、メインポンプ21の回転周波数の成分である振幅A’に基づいてメインポンプ21の異常、すなわち、メインポンプ21においてシリンダボア26からケーシング22に漏れるドレン圧力Pdが、ピストン27の正常な動作時よりも高くなる動作不良を検出できる。
異常検出装置150は、メインポンプ21が正常であるか否かをメインポンプ21の1種類の回転周波数Frを用いて判定することができる。これにより、周波数解析装置53は、従来よりも狭い範囲の周波数解析を行うことができるものであればよく、したがって、異常検出装置150は、周波数解析装置53を従来よりも安価なもので済ませることができる。
異常検出装置150を備えた油圧ショベル1は、この油圧ショベル1に搭載されたメインポンプ21の異常を検出して、すなわち、メインポンプ21においてシリンダボア26からケーシング22に漏れるドレン圧力Pdが、ピストン27の正常な動作時よりも高くなる動作不良を検出して、オペレータに報知できる。
前述の異常検出装置50,150はピストンポンプに適用されたが、ギアポンプ、ベーンポンプに適用されてもよい。つまり、異常検出装置50,150は、1回転する間に連続的に一定回数(例えばM回)の作動油の吐出を行うために、回転中の液圧ポンプから流出する作動油の圧力、すなわち吐出圧力およびドレン圧力が脈動する液圧ポンプであれば適用可能である。
前述の異常検出装置50,150は油圧ショベルに適用されたが、吐出圧力が脈動する油圧ポンプを備えるものであれば、ホイールローダ、クレーンなど油圧ショベル以外の油圧作業機械に適用されもよい。
前述の異常検出装置50,150は、メインポンプに適用されたが、パイロットポンプに対して適用されてもよく、また、メインポンプとパイロットポンプの両方に適用されてもよい。
前述の異常検出装置50,150において、判定手段54bまたは152での判定に用いられる回転周波数Frの成分は振幅AまたはA’であったが、吐出圧力Pvまたはドレン圧力Pdの脈動から解析できる成分であれものであればよく、したがって、パワースペクトル、パワースペクトル密度であってもよい。
前述の異常検出装置50において、判定手段54bによる判定で用いられる閾値Asは、1次関数により設定されたものであったが、閾値Asを関数で設定する場合には、その関数は閾値Asを正常値Anの分布と異常値Adの分布との中間に分布させる関数であればよく、1次関数に限定されるものではない。また、閾値Asは関数で設定されるものではなく、正常値Anと一致するものに設定されてもよい。
同様に、前述の異常検出装置150において、判定手段152による判定で用いられる閾値As’は、1次関数により設定されたものであったが、閾値As’を関数で設定する場合には、その関数は閾値As’を正常値An’の分布と異常値Ad’の分布との中間に分布させる関数であればよく、1次関数に限定されるものではない。また、閾値As’は関数で設定されるものではなく、正常値An’と一致するものに設定されてもよい。
1 油圧ショベル(油圧作業機械)
21 メインポンプ(液圧ポンプ)
50 異常検出装置
51 圧力検出器(圧力検出手段)
52 回転数検出器(回転数検出手段)
53 周波数解析装置(周波数解析手段)
54 診断装置
54a 周波数成分抽出手段
54b 判定手段
55 報知装置(報知手段)
150 異常検出装置
151 圧力検出器(圧力検出手段)
152 判定手段

Claims (4)

  1. 回転中の液圧ポンプから流出する作動油の圧力を検出する圧力検出手段と、
    回転中の前記液圧ポンプから流出する作動油の圧力の脈動周波数を、前記圧力検出手段により検出された圧力を用いて解析する周波数解析手段と、
    前記液圧ポンプの単位時間当たりの回転数を検出する回転数検出手段と、
    この回転数検出手段により検出された回転数、および、前記周波数解析手段による脈動周波数の解析結果を用いて、前記液圧ポンプの回転周波数の成分を抽出する周波数成分抽出手段と、
    この周波数成分抽出手段により抽出された回転周波数の成分が正常値か否かの判定を行う判定手段と、
    前記判定手段により回転周波数の成分が正常値でないと判定されたことを、前記液圧ポンプの異常を検出したこととして報知する報知手段と、
    を備える
    ことを特徴とする液圧ポンプの異常検出装置。
  2. 請求項2に記載の液圧ポンプの異常検出装置において、
    前記圧力検出手段は、前記液圧ポンプの吐出圧力を検出するものであり、
    前記判定手段で用いられる判定の閾値は、前記吐出圧力を変数とする関数である
    ことを特徴とする液圧ポンプの異常検出装置。
  3. 請求項1に記載の液圧ポンプの異常検出装置に発明において、
    前記圧力検出手段は、前記液圧ポンプの吐出圧力およびドレン圧力を検出するものであり、
    前記周波数解析手段は、前記圧力検出手段により検出される前記ドレン圧力を用いて前記液圧ポンプから流出する作動油の圧力の脈動周波数を解析するものであり、
    前記判定手段で用いられる判定の閾値は、前記吐出圧力を変数とする関数である
    ことを特徴とする液圧ポンプの異常検出装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の液圧ポンプの異常検出装置を備える
    ことを特徴とする油圧作業機械。
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