JP2013169606A - ねじ部品締結装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一つの回転駆動源で高速かつトルク精度の高いねじ部品の締結を実現し得るねじ部品締結装置の提供。
【解決手段】第1主動プーリ4a、第1従動プーリ6a及び第1歯付きベルト7aから成り、モータ3の回転駆動を所定の減速比で第1入力軸5へ伝達する第1減速手段と、第2主動プーリ4b、第2従動プーリ6b及び第2歯付きベルト7bによって成り、モータ3の回転駆動を所定の減速比で第2入力軸9へ伝達する第2減速手段と、モータ3の駆動を第2入力軸9へ伝達可能な状態と伝達不可能な状態とに切り替わる電磁クラッチ8と、第1入力軸5の出力回転を前記出力軸へ伝達可能な状態と伝達不可能な状態とに切り替わるツースクラッチ14と、これらクラッチ8,14による回転伝達状態がねじ部品の締め付け工程毎に所定の回転伝達状態となるよう、これらクラッチ8,14を制御する制御ユニット18とを設けて成るねじ部品締結装置による。
【選択図】図1

Description

本発明は、ねじ部品の締結を行うねじ部品締結装置に関する。
従来から、ねじ部品の高速締め付けを目的に考案されたねじ部品締結装置としては、特許文献1乃至3に示すものがある。これらねじ部品締結装置は、モータの駆動軸と一体に回転する歯付きプーリに、歯付きベルトを巻きかけた構成により、モータの回転駆動を伝達するように構成されている。このモータの回転駆動は、減速比の異なる2つの駆動系(高速低トルク駆動伝達系および低速高トルク駆動伝達系)へ伝達される。そして、これら駆動系を切り替えることにより、前者の高速低トルク駆動系で仮締めが行われ、後者の低速高トルク駆動系で本締めが行われる。この構成により、高速ねじ締めが実現できる。
特開2011−121137号公報 特開2011−125957号公報 国際公開番号WO2011/074543
しかしながら、上記ねじ部品締結装置では、モータの回転駆動を各駆動系へ伝達する経路(歯付きベルト)が共用であるため、各駆動系に応じた最適な減速比を得ることができず、本締め及び仮締めにおいて所望の締め付け速度及びトルク精度を得ることができなかった。
本発明は、上記課題に鑑みて創成されたものであり、一つの回転駆動源で高速かつトルク精度の高いねじ部品の締結を実現し得るねじ部品締結装置の提供を目的とするものである。
そこで、本発明のねじ部品締結装置は、回転駆動源の駆動を受けて回転する第1入力軸と、回転可能に設けられた第2入力軸と、前記回転駆動源の回転駆動を所定の減速比で第1入力軸へ伝達する第1減速手段と、前記回転駆動源の回転駆動を所定の減速比で第2入力軸へ伝達する第2減速手段と、前記第2減速手段を介して伝達される回転駆動源の駆動を第2入力軸へ伝達可能な状態と伝達不可能な状態とに切り替わる第1クラッチ手段と、ねじ部品の頭部に係合可能なねじ締め工具が連結されるとともに、前記第2入力軸の回転を受けて回転可能に構成された出力軸と、前記第1入力軸の出力回転を前記出力軸へ伝達可能な状態と伝達不可能な状態とに切り替わる第2クラッチ手段と、前記第1クラッチ手段及び第2クラッチ手段による回転伝達状態がねじ部品の締め付け工程毎に所定の回転伝達状態となるよう、第1クラッチ手段及び第2クラッチ手段を制御する制御ユニットとを設けて成る。
なお、前記第1減速手段が、前記回転駆動源の駆動軸と一体に回転する第1主動回転部材と、前記第1入力軸と一体に回転する第1従動回転部材と、これら第1回転部材に巻きかけられる伝動部材とから成り、前記第2減速手段が、前記回転駆動源の駆動軸と一体に回転する第2主動回転部材と、前記第1クラッチ手段の入力側と一体に回転する第2従動回転部材と、これら第2回転部材に巻きかけられる第2伝動部材とから成ることが望ましい。
また、本発明のねじ部品締結装置は、回転駆動源の駆動を受けて回転する第1入力軸と、回転可能に設けられた第2入力軸と、前記回転駆動源の駆動を第1入力軸及び第2入力軸双方へ伝達可能な状態と第2入力軸には伝達不可能な状態とに切り替わる第1クラッチ手段と、前記回転駆動源の駆動を、減速比を変化させて第1入力軸へ伝達する変速手段と、
ねじ部品の頭部に係合可能なねじ締め工具が連結されるとともに、前記第2入力軸の回転を受けて回転可能に構成された出力軸と、前記第1入力軸の出力回転を出力軸へ伝達可能な状態と伝達不可能な状態とに切り替わる第2クラッチ手段と、前記第1クラッチ手段及び第2クラッチ手段による回転伝達状態がねじ部品の締め付け工程毎に所定の回転伝達状態となるよう、第1クラッチ手段及び第2クラッチ手段を制御するとともに、当該所定の回転伝達状態に応じた所定減速比となるよう、前記変速手段を制御する制御ユニットとを設けて成る。
なお、前記変速手段が、無段変速機であることが望ましい。
本発明の部品締結装置によれば、ねじ部品の締め付け行程に応じた最適な減速比で回転駆動源の駆動を出力できるので、高速かつトルク精度の高いねじ部品の締結が可能となる。
本発明に係るねじ部品締結装置の一部切欠断面図である。 本発明に係るねじ部品締結装置の概略構成を示した動作説明図である。 本発明に係るねじ部品締結装置の他の実施形態を示す一部切欠断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1において、1はねじ、ボルト、ナットなどのねじ部品を締結するためのねじ部品締結装置であり、ケース2に取付けられた回転駆動源の一例であるACサーボモータ3(以下、単にモータ3という)を有している。このモータ3にはレゾルバ3bが組み付けられており、当該モータ3駆動軸3aの回転角を検出可能に構成されている。
このモータ3の駆動軸3aには、第1主動歯付きプーリ4a(以下、単に第1主動プーリ4aという)が一体に回転可能に連結されている。このモータ3の横位置には、駆動軸3aと軸線平行に延びて中空円筒状の第1入力軸5が回転可能に支持して設けられており、この第1入力軸5には、その上部に第1従動歯付きプーリ6a(以下、単に第1従動プーリ6aという)が一体に連結されている。この第1従動プーリ6aと前記第1主動プーリ4aとには、無端の第1歯付きベルト7aが巻回されて噛合しており、モータ3の駆動を第1入力軸5に伝達できるよう構成されている。これら第1主動プーリ4a、第1従動プーリ6a及び第1歯付きベルト7aによって、第1減速手段が構成されている。また、第1従動プーリ6aの上部には、第1クラッチ手段の一例として電磁クラッチ8が設けられており、この電磁クラッチ8には前記第1入力軸5を挿通し、かつ第1入力軸5に対して回転可能に設けられた中実の第2入力軸9が連結されている。この電磁クラッチ8は、入力部81と、出力部82と、コイル部83とを有して成り、当該出力部82に前記第2入力軸9が一体に回転可能に連結されている。
さらに、前記モータ3の駆動軸3aには、第2主動歯付きプーリ4b(以下、単に第2主動プーリ4bという)が一体に回転可能に連結されている。そして、前記電磁クラッチ8の入力部81には、第2従動歯付きプーリ6b(以下、単に第2従動プーリ6bという)が一体に連結されている。この第2従動プーリ6bと前記第2主動プーリ4bとには、無端の第2歯付きベルト7bが巻回されて噛合しており、モータ3の駆動を電磁クラッチ8を介して第2入力軸9に伝達できるよう構成されている。これら第2主動プーリ4b、第2従動プーリ6b及び第2歯付きベルト7bによって、第2減速手段が構成されている。なお、電磁クラッチ8のコイル部83は通電により電磁石となり、これにより出力部82に入力部81を磁力結合させることが可能に構成されている。常時は、コイル部83には通電がなされず、入力部81と出力部82とが分離して第2入力軸9にモータ3の駆動を伝達できない状態にあるが、コイル部83に通電されて入力部81と出力部82とが結合すると、第2入力軸9にモータ3の駆動を伝達可能な状態となる。
前記第2入力軸9は、第1入力軸5内を挿通して延び、その先端には出力軸11が連結されている。この出力軸11は、第2入力軸9に連結された伝達軸部111と、この伝達軸部111先端のスプライン穴部111aにスプライン軸部112aを挿入・噛合させることによって伝達軸部111と一体に回転可能に連結された本体軸部112とから構成されている。この出力軸11の本体軸部112先端には、ねじの頭部に係合してこれに回転伝達を行うためのドライバビット、ソケット等のねじ締め工具(図示せず)が直接又は各種継ぎ手を介して連結される。
また、前記第1入力軸5の先端は、減速機12に連結されている。この減速機12は、一般にハーモニックドライブ(登録商標)として知られるものであり、第1入力軸5は、これのウェーブジェネレータ121に連結されている。この減速機12は、サーキュラスプライン122を本ねじ部品締結装置1のケース2に固定し、ウェーブジェネレータ121によって入力された回転をフレクスプライン123により減速・逆転させて出力する、いわゆるハーモニックドライブ(登録商標)減速機としての一般的な使用構造を採用している。減速比は1/30である。
前記減速機12のフレクスプライン123は、ケース2内に回転可能に配置された中空円筒状のカップリング13に連結されている。このカップリング13は、第2クラッチ手段の一例であるツースクラッチ14に連結されている。このツースクラッチ14は、前記カップリング13に一体に回転可能に連結された入力部141と、前記出力軸11の伝達軸部111に一体に回転可能に連結された出力部142と、この出力部142と入力部141とを常時分離するように付勢する付勢手段(図示せず)と、ケース2に固定されたコイル部143とを有して成る電磁クラッチである。入力部141と出力部142とは、互いの対向面を環状の円盤面に成し、その周縁部に歯部141a,142aが形成された構成であり、前記コイル部143への通電で発生する電磁力により歯部141a,142aを噛合させて結合するよう構成されている。このツースクラッチ14は、常時、コイル部143に通電がなされずに入力部141と出力部142とが分離しており、出力軸11に減速機12の出力回転を伝達不可能な状態となっているが、コイル部143に通電されて入力部141と出力部142とが結合すると、出力軸11に減速機12の出力回転を伝達可能な状態となる。
また、ケース2の下部には中空円筒状の起歪体15が一体に連結されている。この起歪体15には、歪みゲージ16が貼付されており、起歪体15の歪み量に応じた電気信号を出力するように構成されている。
18は制御ユニットであり、制御部(図示せず)と、この制御部からの指令を受けて前記モータ3を駆動制御するモータ駆動部(図示せず)と、前記レゾルバ3bに励磁電圧を印加し、その出力電圧から回転角度を割り出すレゾルバ駆動部(図示せず)と、制御部からの指令を受けて前記電磁クラッチ8を通電制御するクラッチ制御部(図示せず)と、同じく制御部からの指令を受けて前記ツースクラッチ14を通電制御するクラッチ制御部(図示せず)と、モータ3の駆動制御に必要な各種プログラム・パラメータ等を記憶した記憶部(図示せず)とを備えて成る。
次に、図2を用いて本ねじ部品締結装置1の動作を説明する。ここで、図2において薄墨で塗った部位は、それぞれの状態で回転伝達を受けて回転する部位を示し、その中でも濃い薄墨を施した部位は、駆動の伝達を行い、薄い薄墨を施した部位は、駆動の伝達を行わないが回転するものである。
本ねじ部品締結装置1は、ねじ部品をねじ込み開始から仮締めトルクまで高速・低トルクで締め付けるための「高速締付け」、ねじ部品を仮締めトルクから最終的な目標締付トルクまで低速・高トルクで締め付けるための「高トルク締付け」の各工程を行えるものである。
ねじ部品の「高速締付け」工程においては、図2に示すように、モータ3は正転駆動、電磁クラッチ8はON、ツースクラッチ14はOFFで作業を行う。なお、「ON」なる語は、各クラッチのコイル部に通電がなされて入力部と出力部が結合した状態を指し、また「OFF」なる語は、各クラッチのコイル部に通電がなされず入力部と出力部とが分離した状態を指す。モータ3が正転駆動すると、この駆動は第2主動プーリ4b及び第2歯付きベルト7bにより第2従動プーリ6bに伝達され、これによって第1入力軸5、電磁クラッチ8に回転が伝達される。この時、電磁クラッチ8はONであるため、その入力部81と出力部82とは一体に回転可能であり、これにより第2入力軸9にも回転伝達がなされ、第1入力軸5とともに第2入力軸9も正回転する。
第1入力軸5の回転によりウェーブジェネレータ121も正回転し、これとは逆方向にフレクスプライン123が減速・増力回転する。この時、ツースクラッチ14はOFFであるため、減速機12による減速・増力・逆転出力は、それ以上先には伝達されない。また、第2入力軸9の回転は、出力軸11乃至ねじ締め工具に伝達される。このように高速締付け工程におけるモータ3から出力軸11への回転伝達系路は、濃い薄墨を施した部位で示すように、モータ3→第2主動プーリ4b→第2従動プーリ6b→電磁クラッチ8→第2入力軸9→出力軸11となる。ねじ締め工具に伝達された正回転は、減速機12を介さない高速・低トルクの回転であるため、ワークにねじ部品を高速でねじ込むことができる。ちなみに、この第2減速手段による回転伝達系路での減速比は、第2主動プーリ5b及び第2従動プーリ6bの直径差(歯数差)で規定される1/2.4である。
ここで、前記ケース2の下部には中空円筒状の起歪体15が一体に連結されている。この起歪体15には、ブリッジ接続された歪みゲージ16が貼付されており、出力軸11に作用する締付けトルクに応じて歪む起歪体15の歪み量に応じた電気信号をアナログ信号として検出するよう構成されている。これら起歪管15および歪みゲージ16によってトルク検出手段が構成されている。この検出信号を制御ユニット18へ送信し、演算処理することにより、出力軸11に作用する締付けトルクを算出するよう構成されている。
ねじ部品がワークに着座すると、ねじ部品には慣性により目標締付トルクを上回るような過大な締付トルク(以下、これを衝撃トルクと称する)が瞬間的に作用する場合がある。このような場合、電磁クラッチ8の伝達可能トルクを仮締めトルクより大きく、最終締付トルクより小さい範囲のトルクに設定しておくことにより、衝撃トルクの作用で入力部81と出力部82との間に滑りを生じさせることができる。また、高速締付け工程において生じる衝撃トルクが目標締付トルクよりも小さくなるよう、予め出力トルクの小さいモータ3を選定しておいてもよい。これらにより、衝撃トルクを吸収し、ねじ部品が過剰に締め付けられるのを防止できる。
着座後に締付トルクが増大し、これが仮締めトルクに達すると、続いて、図3に示すように、「高トルク締付け」工程に移る。高トルク締付け工程では、モータ3は逆転駆動、電磁クラッチ8はOFF、ツースクラッチ14はONで作業を行う。すなわち、制御ユニット18により仮締めトルクに到達したことが検知されると、モータ3の駆動が逆転駆動に切り替えられるとともに、電磁クラッチがOFFになり、ツースクラッチ14がONになる。
モータ3の逆転駆動により、減速機12から出力される回転は正回転となり、この回転はツースクラッチ14を介して出力軸11乃至ねじ締め工具に伝達される。この時、電磁クラッチ8はOFFであるため、ここを通じてモータ3の駆動は第2入力軸9には伝達されない。よって、出力軸11への回転伝達系路は、濃い薄墨を施した部位で示すように、モータ3→第1主動プーリ4a→第1従動プーリ6a→第1入力軸5→減速機12→ツースクラッチ14→出力軸11となる。これにより出力軸11乃至ねじ締め工具は、減速機12から出力された低速・高トルクで正回転する。このため、ねじ部品を目標締付トルクまで確実に締め付けることができるとともに、制御ユニット18により目標締付トルクが検出されてモータ3の駆動が停止するまでの間のオーバーランニング(過剰締付け)も防止できる。ちなみに、この第1減速手段による回転伝達系路での減速比は、第1主動プーリ5a及び従動プーリ6aの直径差(歯数差)で規定される1/1.2である。
なお、減速機12は、遊星歯車機構等の他の減速機構を採用してもよく、また入力される回転に対して出力される回転が同じ方向の回転となる減速機を採用してもよい。したがって、この場合には、モータ3の回転方向は、「高速締付け」工程及び「高トルク締付け」工程共に同一になる。
ところで、上記ハーモニックドライブ12については、その構成及び製造上の理由から、設定可能な最小減速比が1/30である。このため、従来のように、第1減速手段及び第2減速手段が共用の構成では、当該減速手段による減速比、つまり「高速締付け」工程の減速比を1/2.4に設定すると、「高トルク締付け」工程の減速比は、ハーモニックドライブ12の減速比(1/30)を含め、1/72.0となる。しかしながら、この「高トルク締付け」工程の減速比(1/72.0)は、所望の減速比(1/36.0)より高いため、過剰締め付けとなる恐れがある。
そこで、本発明の部品締結装置は、前記第1減速手段及び第2減速手段を備えているので、「高速締付け」及び「高トルク締付け」工程毎に最適な減速比を設定できる。このため、高速かつトルク精度の高いねじ部品の締結が可能となる。また、前述のようなハーモニックドライブ12を採用することにより生じる特有の課題を解決することができる。
(他の実施形態)
次に、上記ねじ部品締結装置1の他の実施形態を図4に基づいて説明する。図4のねじ部品締結装置1’は、上記ねじ部品締結装置1の第1減速手段及び第2減速手段に代えて、変速手段の一例として無段変速機20を用いたものである。この無段変速機20は、モータ3の駆動軸3aに連結された主動プーリ21と、前記第1入力軸5及び電磁クラッチ8の入力部81と一体に回転可能な従動プーリ22と、これらプーリ21,22に巻きかけられて駆動伝達を行う無端ベルト23とから成る。主動プーリ21は、軸線に沿って上下方向に可動する一方、従動プーリ22は固定されている。無端ベルト23は、その外周がばね(図示せず)で付勢されており、変速に伴う弛みを生じないように構成されている。そして、制御ユニット18は、「高速締付け」工程及び「高トルク締付け」工程に応じて、主動プーリ21を作動し、減速比を変更できるように構成されている。ねじ部品締結装置1’では、無段変速機20を用いることで、上記ねじ部品締結装置1と同様の作用効果を発揮できるとともに、部品点数を減らすことができる。
1 ねじ部品締結装置
2 ケース
3 ACサーボモータ
4a 第1主動歯付きプーリ
4b 第2主動歯付きプーリ
5 第1入力軸
6a 第1従動歯付きプーリ
6b 第2従動歯付きプーリ
7a 第1歯付きベルト
7b 第2歯付きベルト
8 電磁クラッチ
9 第2入力軸
11 出力軸
12 減速機
13 カップリング
14 ツースクラッチ
15 起歪体
16 歪みゲージ
17 取付フランジ
18 制御ユニット
20 無段変速機
本発明に係るねじ部品締結装置の一部切欠断面図である。 本発明に係るねじ部品締結装置の概略構成を示し、「高速締付け」工程の動作を説明するための図である。 本発明に係るねじ部品締結装置の概略構成を示し、「高トルク締付け」工程の動作を説明するための図である。 本発明に係るねじ部品締結装置の他の実施形態を示す一部切欠断面図である。

Claims (4)

  1. 回転駆動源の駆動を受けて回転する第1入力軸と、
    回転可能に設けられた第2入力軸と、
    前記回転駆動源の回転駆動を所定の減速比で第1入力軸へ伝達する第1減速手段と、
    前記回転駆動源の回転駆動を所定の減速比で第2入力軸へ伝達する第2減速手段と、

    前記第2減速手段を介して伝達される回転駆動源の駆動を第2入力軸へ伝達可能な状態と伝達不可能な状態とに切り替わる第1クラッチ手段と、
    ねじ部品の頭部に係合可能なねじ締め工具が連結されるとともに、前記第2入力軸の回転を受けて回転可能に構成された出力軸と、
    前記第1入力軸の出力回転を前記出力軸へ伝達可能な状態と伝達不可能な状態とに切り替わる第2クラッチ手段と、
    前記第1クラッチ手段及び第2クラッチ手段による回転伝達状態がねじ部品の締め付け工程毎に所定の回転伝達状態となるよう、第1クラッチ手段及び第2クラッチ手段を制御する制御ユニットと
    を設けて成ることを特徴とするねじ部品締結装置。
  2. 前記第1減速手段が、前記回転駆動源の駆動軸と一体に回転する第1主動回転部材と、
    前記第1入力軸と一体に回転する第1従動回転部材と、これら第1回転部材に巻きかけられる伝動部材とから成り、
    前記第2減速手段が、前記回転駆動源の駆動軸と一体に回転する第2主動回転部材と、
    前記第1クラッチ手段の入力側と一体に回転する第2従動回転部材と、これら第2回転部材に巻きかけられる第2伝動部材とから成る
    ことを特徴とする請求項1に記載の部品締結装置。
  3. 回転駆動源の駆動を受けて回転する第1入力軸と、
    回転可能に設けられた第2入力軸と、
    前記回転駆動源の駆動を第1入力軸及び第2入力軸双方へ伝達可能な状態と第2入力軸には伝達不可能な状態とに切り替わる第1クラッチ手段と、
    前記回転駆動源の駆動を、減速比を変化させて第1入力軸へ伝達する変速手段と、
    ねじ部品の頭部に係合可能なねじ締め工具が連結されるとともに、前記第2入力軸の回転を受けて回転可能に構成された出力軸と、
    前記第1入力軸の出力回転を出力軸へ伝達可能な状態と伝達不可能な状態とに切り替わる第2クラッチ手段と、
    前記第1クラッチ手段及び第2クラッチ手段による回転伝達状態がねじ部品の締め付け工程毎に所定の回転伝達状態となるよう、第1クラッチ手段及び第2クラッチ手段を制御するとともに、当該所定の回転伝達状態に応じた所定減速比となるよう、前記変速手段を制御する制御ユニットと
    を設けて成ることを特徴とするねじ部品締結装置。
  4. 前記変速手段が、無段変速機であることを特徴とする請求項3に記載のねじ部品締結装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017507039A (ja) * 2014-03-07 2017-03-16 ヒルティ アクチエンゲゼルシャフト 適合性のある変速機構

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