JP2013168407A - 対基板作業システム - Google Patents

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Abstract

【課題】回路基板の両面のうちの先に作業を実行すべき面である優先面と反対側の面に対して、優先面より先に作業を禁止可能な対基板作業システムを提供する。
【解決手段】回路基板の両面に対して作業を実行可能な対基板作業システムにおいて、回路基板に対して予定されている予定作業が行われる面である予定作業面と優先面とが同じ場合に(S8のYes)、予定作業が実行される(S9)。また、予定作業面と優先面とが異なる場合には(S8のNo)、回路基板の作業実績に基づいて、優先面の作業が完了しているか否かが判定される(S10)。そして、優先面の作業が完了している場合に(S10のYes)、予定作業が実行され、優先面の作業が完了していない場合には(S10のNo)、予定作業は実行されない(S13)。これにより、優先面と反対側の面に対して、優先面より先に作業が行われることを確実に禁止することが可能となる。
【選択図】図6

Description

本発明は、回路基板の両面に対して作業を実行可能な対基板作業システムに関するものである。
回路基板には、表面と裏面との両方の面に電子部品が実装される両面実装基板があり、両面実装基板は、対基板作業システムによって回路基板の一方の面に対して作業が行われた後に、その回路基板を上下方向に反転し、回路基板の他方の面に対して作業が行われることで生産される。下記特許文献には、両面実装基板を生産可能な対基板作業システムの一例が記載されている。
特開2011−124329号公報
両面実装基板には、回路基板の表面と裏面との一方の面に、他方の面より先に電子部品を実装することが好ましい場合がある。つまり、回路基板の両面のうちの先に作業を実行すべき面である優先面を設定することが好ましい場合がある。優先面は、例えば、回路基板の表面と裏面との一方の面に実装される電子部品の数,重さ,材質等によって設定される。そして、優先面に設定された回路基板の一方の面に対して、実装作業を行って、その一方の面に対する実装作業終了後に、他方の面に対して、実装作業を行うことで、両面実装基板を好適に生産することが可能となる。
ただし、オペレータの不注意等で、優先面と反対側の面に対して、優先面より先に実装作業を行ってしまう場合があり、そのような場合には、回路基板の廃棄等により無駄が生じ、生産効率が低下する。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、優先面と反対側の面に対して、優先面より先に実装作業が行われることを禁止可能な対基板作業システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の対基板作業システムは、回路基板に対する作業を実行する作業実行装置と、(A)前記作業実行装置の作動を制御し、回路基板の両面のうちの何れかの面に対する作業を実行する対基板作業実行部と、(B)回路基板の識別記号を取得する識別記号取得部と、(C)その識別記号取得部によって取得された前記識別記号と、前記対基板作業実行部による作業の実行が完了した回路基板の作業面とを関連付けて記憶する作業面記憶部とを有する制御装置とを備え、回路基板の両面に対して作業を実行可能な対基板作業システムにおいて、前記制御装置が、回路基板の両面のうちの先に作業を実行すべき面である優先面を記憶する優先面記憶部と、回路基板に対して予定されている作業である予定作業が、回路基板の両面のうちの何れの面に対する作業であるかを取得する予定作業面取得部とを有し、前記対基板作業実行部が、前記予定作業面取得部によって取得された面である予定作業面が前記優先面である場合に、前記予定作業の実行を許容し、前記予定作業面が前記優先面でない場合には、前記優先面が、前記識別記号に関連付けて前記作業面記憶部に記憶されている前記作業面であることを条件として、前記予定作業の実行を許容するように構成される。
また、請求項2に記載の対基板作業システムは、請求項1に記載の対基板作業システムにおいて、前記優先面記憶部が、オペレータによって入力された前記優先面を記憶するように構成される。
また、請求項3に記載の対基板作業システムは、請求項1または請求項2に記載の対基板作業システムにおいて、前記制御装置が、回路基板の両面のうちの実際に作業が行われる面が何れの面であるかを取得する実作業面取得部を有し、前記対基板作業実行部が、前記実作業面取得部によって取得された面と前記予定作業面とが異なる場合には、前記予定作業の実行を禁止するように構成される。
請求項1に記載の対基板作業システムでは、予定作業面が優先面である場合に、予定作業の実行が許容される。具体的には、例えば、回路基板の表面が優先面に設定されている場合に、優先面である表面にその表面に対応した作業の実行が許容される。一方、予定作業面が優先面でない場合、つまり、優先面の反対側の面と予定作業面とが同じと判定された場合、具体的には、例えば、回路基板の表面が優先面に設定されており、優先面ではない裏面に、その裏面に対応した作業を実行しようとする場合には、作業面記憶部に記憶されているデータに基づいて、優先面である表面の作業が完了しているか否かが判定される。そして、優先面である表面の作業が完了している場合にのみ、優先面と反対側の裏面の作業が許容される。つまり、優先面の作業が完了していない場合には、優先面と反対側の面の作業が禁止されるのである。したがって、請求項1に記載の対基板作業システムによれば、優先面と反対側の面に対して、優先面より先に作業が行われることを確実に禁止することが可能となる。
また、請求項2に記載の対基板作業システムでは、オペレータの入力によって優先面が設定される。これにより、優先面の設定を回路基板の生産現場で行うことが可能となり、回路基板の生産結果等を考慮して、優先面を設定することが可能となる。
また、請求項3に記載の対基板作業システムでは、回路基板の実際に作業が行われる面である実作業面、つまり、搬送されている回路基板の上を向いている面と予定作業面とが異なる場合には、予定作業の実行が禁止される。つまり、例えば、表面が上を向いた状態で搬送されている回路基板に、裏面に対応した作業を実行しようとする場合には、その作業の実行が禁止される。これにより、誤作業による回路基板の廃棄等を低減することが可能となり、生産効率を向上させることが可能となる。
本発明の実施例である対基板作業システムを示す概略平面図である。 図1に示す対基板作業システムの備える電子部品装着機をカバーを取り外した状態で示す平面図である。 図1に示す対基板作業システムの備える制御装置を示すブロック図である。 図1に示す対基板作業システムの備える表示装置に表示された選択ボタンを示す模式図ある。 回路基板の作業実績に関するデータを概念的に示す図である。 対基板作業プログラムを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<対基板作業システムの構成>
図1に、本発明の実施例の対基板作業システム10を示す。対基板作業システム10は、電子回路部品(以下、「電子部品」と略す場合がある)が実装された回路基板を生産するためのシステムであり、識別記号読取機12と電子部品装着機14とリフロー炉16とから構成されている。それら3台の作業機12,14,16は、識別記号読取機12、電子部品装着機14、リフロー炉16の順に並んで配設されており、識別記号読取機12からリフロー炉16に向かって、回路基板が搬送されるようになっている。ちなみに、以下の説明において、識別記号読取機12、電子部品装着機14、リフロー炉16の並ぶ方向をX軸方向とし、その方向に直角な水平の方向をY軸方向と称する。
識別記号読取機12は、回路基板を搬送する読取機搬送装置20と、回路基板を撮像するマークカメラ(図3参照)22とを備えている。読取機搬送装置20は、X軸方向に延びるように配設されており、電磁モータ(図3参照)26によって読取機搬送装置20に支持される回路基板をX軸方向に搬送するとともに、所定の位置において回路基板を固定的に保持する構造とされている。回路基板が固定的に保持される位置の上方には、マークカメラ22が設けられており、固定的に保持された回路基板を撮像することが可能とされている。さらに、識別記号読取機12は、画像処理装置(図3参照)28を備えており、マークカメラ22によって得られた画像データが、画像処理装置28において処理されることで、後に詳しく説明するように、各回路基板を識別するための識別記号等が取得される。
また、電子部品装着機14は、図2に示すように、回路基板30を搬送する装着機搬送装置32と、回路基板30に電子部品を装着する装着ヘッド34と、その装着ヘッド34を移動させる移動装置36と、電子部品を供給する1対の供給装置38とを備えており、回路基板30に対して電子部品の装着作業を行うものとされている。装着機搬送装置32は、X軸方向に延びるようにベース40上に配設されており、識別記号読取機12の読取機搬送装置20に接続されている。これにより、装着機搬送装置32は、読取機搬送装置20によって搬送されてきた回路基板を、電磁モータ(図3参照)42によって下流側に向かって搬送するとともに、所定の位置において回路基板30を固定的に保持する構造とされている。
また、装着ヘッド34は、装着機搬送装置32によって保持された回路基板30に対して電子部品を装着するものであり、下面に電子部品を吸着する吸着ノズル50を有している。吸着ノズル50は、負圧エア,正圧エア通路を介して正負圧供給装置(図3参照)52に通じており、負圧にて電子部品を吸着保持し、僅かな正圧が供給されることで保持した電子部品を離脱する構造とされている。さらに、装着ヘッド34は、吸着ノズル50を昇降させるノズル昇降装置(図3参照)56および吸着ノズル50をそれの軸心回りに自転させるノズル自転装置(図3参照)58を有しており、保持する電子部品の上下方向の位置および電子部品の保持姿勢を変更することが可能とされている。なお、吸着ノズル50は、装着ヘッド34に着脱可能とされており、電子部品のサイズ,形状等に応じて変更することが可能とされている。
その装着ヘッド34は、移動装置36によって、ベース40上の任意の位置に移動可能とされている。詳しく言えば、移動装置36は、装着ヘッド34をX軸方向に移動させるためのX軸方向スライド機構60と、装着ヘッド34をY軸方向に移動させるためのY軸方向スライド機構62とを備えている。X軸方向スライド機構60は、X軸方向に移動可能にベース40上に設けられたX軸スライダ64と、電磁モータ(図3参照)66とを有しており、その電磁モータ66によって、X軸スライダ64がX軸方向の任意の位置に移動可能とされている。また、Y軸方向スライド機構62は、Y軸方向に移動可能にX軸スライダ64の側面に設けられたY軸スライダ68と、電磁モータ(図3参照)70とを有しており、その電磁モータ70によって、Y軸スライダ68がY軸方向の任意の位置に移動可能とされている。そして、そのY軸スライダ68に装着ヘッド34が取り付けられることで、装着ヘッド34は、移動装置36によって、ベース40上の任意の位置に移動可能とされている。なお、装着ヘッド34は、Y軸スライダ68にワンタッチで着脱可能とされており、種類の異なる作業ヘッド、例えば、ディスペンサヘッド等に変更することが可能とされている。
また、1対の供給装置38は、装着機搬送装置32を挟むようにして、ベース40のY軸方向における両側部に配設されている。それら1対の供給装置38は、フィーダ型の供給装置とされており、テーピング化された電子部品を保持して1つずつ電子部品を送り出すテープフィーダ72を複数有している。そして、それら複数のテープフィーダ72の各々によって、装着ヘッド34への供給位置に電子部品を供給する構造とされている。
また、リフロー炉16は、図1に示すように、リフロー炉搬送装置80を備えている。リフロー炉搬送装置80は、X軸方向に延びるように配設されており、電子部品装着機14の装着機搬送装置32に接続されている。これにより、装着機搬送装置32によって搬送されてきた回路基板を、電磁モータ(図3参照)82によってリフロー炉16内を搬送し、対基板作業システム10の外部に搬出する構造とされている。
また、対基板作業システム10は、図3に示すように、制御装置90を備えている。制御装置90は、CPU,ROM,RAM等を備えたコンピュータを主体とするコントローラ92を備えている。一方、電子部品装着機14は、電磁モータ42,66,70,正負圧供給装置52,ノズル昇降装置56,ノズル自転装置58,テープフィーダ72の各々に対応する複数の駆動回路94を、識別記号読取機12は、電磁モータ26に対応する駆動回路96を、リフロー炉16は、電磁モータ82に対応する駆動回路98を、それぞれ、備えている。コントローラ92には、各駆動回路94,96,98を介して搬送装置,移動装置等の各装置20,36等の駆動源が接続されており、搬送装置,移動装置等の各装置20,36等の作動を制御することが可能とされている。また、コントローラ92には、マークカメラ22によって得られた画像データを処理する画像処理装置28が接続されている。
さらに、コントローラ92には、表示装置100が接続されている。表示装置100は、電子部品装着機14等による作業に関する情報等を表示するものであり、タッチパネル式の表示装置とされている。なお、表示装置100には、後に詳しく説明する選択ボタン102が表示されるようになっており、その選択ボタンの操作結果がコントローラ92に入力されるようになっている。
<対基板作業システムによる回路基板の両面に対する作業>
対基板作業システム10では、上述した構成によって、識別記号読取機12,電子部品装着機14,リフロー炉16の3台の作業機12,14,16の内部を各搬送装置20,32,80によって搬送し、各作業機12,14,16による作業が実行されることで、一方の面に電子部品が実装された回路基板を生産することが可能となっている。そして、その一方の面に電子部品が実装された回路基板を上下方向に反転させ、再度、各作業機12,14,16の内部を各搬送装置20,32,80によって搬送し、各作業機12,14,16による作業が実行されることで、両面に電子部品が実装された回路基板を生産することが可能となっている。
このように、回路基板の両面に電子部品を実装する際には、回路基板の表面と裏面との一方の面に、他方の面より先に電子部品を実装することが好ましい場合がある。つまり、回路基板の両面のうちの先に作業を実行すべき面である優先面を設定することが好ましい場合がある。優先面は、例えば、回路基板の表面と裏面との一方の面に実装される電子部品の数,重さ,材質等によって設定される。具体的には、例えば、重い電子部品が実装される場合には、重い電子部品が実装された回路基板の搬送時間は短いことが望ましいため、重い電子部品が実装される面とは反対側の面が、優先面に設定される。また、例えば、リフロー炉16による2回の加熱が好ましくない電子部品が実装される場合には、そのような電子部品が実装される面とは反対側の面が、優先面に設定される。
優先面に設定された回路基板の一方の面に対して、実装作業を行って、その一方の面に対する実装作業終了後に、他方の面に対して、実装作業を行うことで、両面に電子部品が実装された回路基板を好適に生産することが可能となる。ただし、オペレータの不注意等で、優先面とは反対側の面に対して、優先面より先に実装作業を行ってしまう場合があり、そのような場合には、回路基板の廃棄等により無駄が生じ、生産効率が低下する。このようなことに鑑みて、対基板作業システム10では、優先面とは反対側の面に対して、優先面より先に実装作業が行われることを禁止可能な両面実装作業を行っている。
詳しく説明すると、本システム10での両面実装作業では、まず、オペレータによって、回路基板の両面のうちの何れの面を優先面に設定するかが入力される。具体的には、両面実装作業が実行される際には、表示装置100に、図4に示す選択ボタン102が表示される。選択ボタン102は、「表面を優先面に指定」するためのボタンと、「裏面を優先面に指定」するためのボタンと、「優先面を指定しない」ためのボタンとがあり、各ボタンはラジオボタンとされている。そして、オペレータが、表示装置100の画面の各ボタンに触れることで何れかの項目が選択される。なお、図では、「表面を優先面に指定」するためのボタンが選択された際の表示装置100の画面が示されている。
そして、オペレータによる優先面の入力が行われた後に、回路基板の搬送が開始され、その回路基板に対して予定されている作業である予定作業が、回路基板の表面と裏面との何れに対する作業であるかが取得される。具体的には、電子部品装着機14において回路基板に対する装着作業を実行するためのプログラムが、回路基板の表面と裏面との何れに対するものであるかが取得される。これにより、回路基板の両面のうちの予定作業が行われる面である予定作業面が取得される。
また、識別記号読取機12において、回路基板がマークカメラ22によって撮像され、その画像データが、画像処理装置28において処理されることで、回路基板の各種情報が取得される。具体的には、回路基板30には、図2に示すように、識別記号110と特定マーク112とが記されている。識別記号110は、回路基板30を識別するためのIDであり、回路基板の表面と裏面との両面に記されている。このため、マークカメラ22の画像データから、システム10内に搬送されている回路基板の識別記号が取得される。一方、特定マーク112は、回路基板の表面のみに記されており、特定マーク112によって、回路基板30の両面のうちの実際に作業が行われる面である実作業面を特定することが可能となっている。具体的には、例えば、図2の回路基板30には、特定マーク112が記されていることから、図2の回路基板30は、表面が上を向いた状態で搬送されていることが分かる。つまり、図2の電子部品装着機14では、回路基板の表面に電子部品が装着されるのであり、回路基板の表面が実作業面となるのである。このように、マークカメラ22の画像データから、システム10内に搬送されている回路基板の実作業面も取得される。
また、本システム10では、回路基板に対する作業実績が回路基板毎に記憶されており、回路基板毎の作業実績は、表面と裏面とに区別して記憶されている。具体的には、回路基板毎の作業実績に関するデータが、図5に示すように記憶されている。各回路基板の作業実績は、マークカメラ22の画像データから取得された識別記号と関連付けて記憶されており、回路基板の表面と裏面との各々に対する作業が実行されたか否かが記憶されている。例えば、識別記号が「Panel 01」の回路基板に関しては、表面に対する作業は実行済であり、裏面に対する作業は未実行である旨の作業実績が記憶され、識別記号が「Panel 02」の回路基板に関しては、両面に対する作業は実行済である旨の作業実績が記憶され、識別記号が「Panel 03」の回路基板に関しては、両面に対する作業は未実行である旨の作業実績が記憶されている。
そして、上記優先面,予定作業面,識別記号,実作業面,作業実績に基づいて、回路基板に対する作業の可否が判断される。詳しく言えば、まず、予定作業面と実作業面とが同じであるか否かが判定される。つまり、電子部品装着機14による作業プログラムの面と、搬送中の回路基板の上を向いている面とが同じであるか否かが判定される。この判定において、作業プログラムの面と、搬送中の回路基板の上を向いている面とが異なると判定された場合には、装着作業の実行が禁止される。具体的には、例えば、表面を上にして搬送された回路基板に、裏面用の作業プログラムに従った装着作業を実行しようとする場合には、装着作業の実行が禁止される。
次に、予定作業面と実作業面とが同じであると判定された場合には、優先面と予定作業面とが同じであるか否かが判定される。優先面と予定作業面とが同じである場合には、先に作業を行うべき面に予定作業が行われることから、当然、装着作業の実行が許容される。具体的には、例えば、優先面である表面を上にして搬送された回路基板に、表面用の作業プログラムに従った装着作業を実行しようとする場合には、装着作業の実行が許容される。そして、その回路基板の表面に対する装着作業が実行され、リフロー炉16における加熱作業も終了した後に、図5に示される作業実績が書き換えられる。具体的には、図5に示す「Panel 03」の回路基板に対して上記作業が行われた場合には、「表面作業状況」の「未作業」が、「作業済」に書き換えられる。
一方、優先面と予定作業面とが異なると判定された場合、つまり、優先面の反対側の面と予定作業面とが同じと判定された場合、具体的には、例えば、優先面が表面とされており、裏面を上にして搬送された回路基板に、裏面用の作業プログラムに従った装着作業を実行しようとする場合には、優先面である表面の作業が完了しているか否かが判定される。この判定は、図5に示す作業実績に基づいて行われる。
具体的には、例えば、マークカメラ22の画像データから取得された識別記号が「Panel 03」の回路基板では、優先面である表面の作業状況が「未作業」となっている。つまり、優先面である表面の作業が行われていないのである。したがって、識別記号が「Panel 03」の回路基板では、優先面である表面の作業が行われていない回路基板の裏面に作業を行うことは好ましくないため、装着作業の実行が禁止される。
また、例えば、マークカメラ22の画像データから取得された識別記号が「Panel 01」の回路基板では、優先面である表面の作業状況が「作業済」となっている。したがって、識別記号が「Panel 01」の回路基板では、優先面である表面の作業が行われている回路基板の裏面に作業を行うことは問題ないため、装着作業の実行が許容される。そして、その回路基板の裏面に対する装着作業が実行され、リフロー炉16における加熱作業も終了した後に、図5に示される作業実績が書き換えられる。具体的には、図5に示す「Panel 01」の回路基板に対して上記作業が行われた場合には、「裏面作業状況」の「未作業」が、「作業済」に書き換えられる。つまり、「Panel 01」の回路基板の作業実績に関して、「Panel 02」の回路基板の作業実績と同様に、両面の作業状況が「作業済」とされる。なお、両面の作業状況が「作業済」とされた回路基板の作業実績のデータは、順次、消去される。つまり、「Panel 02」および、「裏面作業状況」の書き換え後の「Panel 01」のデータは消去される。
このように、本システム10では、優先面とは反対側の面に対して、優先面より先に作業が行われることを確実に禁止することが可能な両面実装作業を行うことが可能となっている。したがって、本システム10によれば、回路基板の廃棄等の無駄を省き、生産効率の低下を抑制することが可能となる。
<制御プログラム>
上述した回路基板の両面実装作業は、図6にフローチャートを示す対基板作業プログラムが実行されることで行われる。対基板作業プログラムでは、ステップ1(以下、単に「S1」と略す。他のステップについても同様とする)において、表示装置100の選択ボタン102に優先面が入力されたか否かが判定され、優先面が入力されたと判定された場合には、S2において、その入力された優先面が記憶される。次に、S3において、各搬送装置20,32,80による搬送が開始され、S4において、電子部品装着機14において予定されている装着作業のプログラムに基づいて、予定作業面が取得される。
予定作業面が取得されると、マークカメラ22による回路基板の撮像が行われ、該撮像による画像データに基づいて、S5において、実作業面が取得され、S6において、回路基板の識別記号が取得される。そして、S7において、取得された実作業面と予定作業面とが同じであるか否かが判定される。実作業面と予定作業面とが同じであると判定された場合には、S8において、優先面と予定作業面とが同じであるか否かが判定され、優先面と予定作業面とが同じであると判定された場合には、S9において、予定作業の実行が開始される。
また、S8で優先面と予定作業面とが異なると判定された場合には、S10において、図5に示す回路基板の作業実績に基づいて、優先面に対する作業が実行済であるか未実行であるかが判定される。そして、優先面に対する作業が実行済であると判定された場合には、S9において、予定作業の実行が開始される。
S9で予定作業の実行が開始された後に、S11において、その予定作業の実行が終了したか否かが判定される。そして、予定作業の実行が終了したと判定された場合には、S12において、その予定作業が実行された面に関する回路基板の作業実績が記憶、つまり、図5に示す回路基板の作業実績が書き換えられ、本プログラムの実行が終了する。また、S10で優先面に対する作業が未実行であると判定された場合には、S13において、システム10が停止され、本プログラムの実行が終了する。また、S7で実作業面と予定作業面とが異なると判定された場合には、S14において、表示装置100にエラーが表示され、本プログラムの実行が終了する。
<制御装置の機能構成>
上記対基板作業プログラムを実行する制御装置90は、それの実行処理に鑑みれば、図3に示すような機能構成を有するものと考えることができる。図から解るように、制御装置90は、S2の処理を実行する機能部、つまり、優先面を記憶する機能部として、優先面記憶部120を、S4の処理を実行する機能部、つまり、予定作業面を取得する機能部として、予定作業面取得部122を、S5の処理を実行する機能部、つまり、実作業面を取得する機能部として、実作業面取得部124を、S6の処理を実行する機能部、つまり、回路基板の識別記号を取得する機能部として、識別記号取得部126を、S7〜10の処理を実行する機能部、つまり、回路基板に対する予定作業の実行の可否を判定し、予定作業を実行する機能部として、対基板作業実行部128を、S12の処理を実行する機能部、つまり、識別記号と予定作業が実行された面とを関連付けて記憶する機能部として、作業面記憶部130を、それぞれ備えている。
ちなみに、上記実施例において、対基板作業システム10は、対基板作業システムの一例であり、対基板作業システム10を構成する電子部品装着機14および制御装置90は、作業実行装置および制御装置の一例である。また、制御装置90を構成する優先面記憶部120,予定作業面取得部122,実作業面取得部124,識別記号取得部126,対基板作業実行部128,作業面記憶部130は、優先面記憶部,予定作業面取得部,実作業面取得部,識別記号取得部,対基板作業実行部,作業面記憶部の一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例では、マークカメラ22は読取機搬送装置20の上方に設けられているが、読取機搬送装置20の上方と下方との2箇所に設けてもよい。このように、マークカメラ22を読取機搬送装置20の上方と下方との2箇所に設けることで、片面にのみ識別記号が記されている回路基板に対応することが可能となる。
また、上記実施例では、回路基板の表面と裏面との各々の作業状況として、「未作業」と「作業済」との2つの状況が設定されているが、他の作業状況を設定してもよい。具体的には、例えば、回路基板への装着作業が何らかの理由により途中で中断された回路基板には、「作業途中」と設定してもよく、回路基板への装着作業は終了したが、その装着作業が不良である場合には、「作業不良」と設定してもよい。なお、優先面の作業状況が、「作業途中」若しくは、「作業不良」であるときには、電子部品装着機14による優先面の作業が完了しているとは考えられないことから、優先面と予定作業面とが異なる場合において、優先面と反対側の面に対する予定作業の実行は禁止される。
また、上記実施例では、予定作業の実行が禁止される場合には、表示装置100へのエラー表示、若しくは、システム10の停止が行われているが、他の方法によって、予定作業の実行を禁止してもよい。具体的には、例えば、回路基板の搬送レーンに退避レーンを設け、予定作業の実行が禁止される場合に、回路基板を退避レーンに搬送するように構成してもよい。
10:対基板作業システム 14:電子部品装着機(作業実行装置) 90:制御装置 120:優先面記憶部 122:予定作業面取得部 124:実作業面取得部 126:識別記号取得部 128:対基板作業実行部 130:作業面記憶部

Claims (3)

  1. 回路基板に対する作業を実行する作業実行装置と、
    (A)前記作業実行装置の作動を制御し、回路基板の両面のうちの何れかの面に対する作業を実行する対基板作業実行部と、(B)回路基板の識別記号を取得する識別記号取得部と、(C)その識別記号取得部によって取得された前記識別記号と、前記対基板作業実行部による作業の実行が完了した回路基板の作業面とを関連付けて記憶する作業面記憶部とを有する制御装置と、
    を備え、回路基板の両面に対して作業を実行可能な対基板作業システムにおいて、
    前記制御装置が、
    回路基板の両面のうちの先に作業を実行すべき面である優先面を記憶する優先面記憶部と、
    回路基板に対して予定されている作業である予定作業が、回路基板の両面のうちの何れの面に対する作業であるかを取得する予定作業面取得部と、
    を有し、
    前記対基板作業実行部が、
    前記予定作業面取得部によって取得された面である予定作業面が前記優先面である場合に、前記予定作業の実行を許容し、前記予定作業面が前記優先面でない場合には、前記優先面が、前記識別記号に関連付けて前記作業面記憶部に記憶されている前記作業面であることを条件として、前記予定作業の実行を許容することを特徴とする対基板作業システム。
  2. 前記優先面記憶部が、オペレータによって入力された前記優先面を記憶することを特徴とする請求項1に記載の対基板作業システム。
  3. 前記制御装置が、回路基板の両面のうちの実際に作業が行われる面が何れの面であるかを取得する実作業面取得部を有し、
    前記対基板作業実行部が、前記実作業面取得部によって取得された面と前記予定作業面とが異なる場合には、前記予定作業の実行を禁止することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の対基板作業システム。
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JP2008124508A (ja) * 2003-10-23 2008-05-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd サポートピン配置位置決定装置、サポートピン配置位置決定方法および部品実装機

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