JP2013167855A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハーフミラーが投影光学系と撮像素子との間の光路上に進出している場合に得られる画像と、ハーフミラーが前記光路から退避している場合に得られる画像との間の不一致を低減する。
【解決手段】撮像装置1は、撮影レンズ12により結像される被写体像を撮像する撮像素子13と、ハーフミラー14と、ハーフミラー14が撮影レンズ12と撮像素子13との間の光路上に進出する第1の状態と、ハーフミラー14が前記光路から退避する第2の状態とを切り替える切り替え手段と、撮影レンズ12の光軸Oと直交する方向の、撮像素子13の撮像時の撮像素子13の位置を、前記第1の状態と前記第2の状態とで変更させる位置変更手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関するものである。
下記特許文献1には、撮像光学系により結像される被写体像を撮像する撮像素子と、撮像光学系と撮像素子との間の光路上に進出する第1の位置と前記光路から退避する第2の位置との間を移動可能に設けられたハーフミラーとを備えた撮像装置が開示されている。
特開2010−49134号公報
特許文献1に開示されている撮像装置では、ハーフミラーが前記第1の位置にある場合に撮像素子が被写体像をライブビュー画像(スルー画像)として撮像し、ハーフミラーが前記第2の位置にある場合に撮像素子が被写体像を本撮影画像として撮像する。
ところが、撮像光学系の光軸に沿って撮像素子に入射する光は、ハーフミラーが前記第1の位置にある場合と前記第2の位置にある場合とで、ハーフミラーによる屈折を受けるか否かが異なるので、撮像素子に対する入射光の入射位置が、例えば数画素乃至数十画素程度ずれてしまう。したがって、そのずれの分だけ、ハーフミラーが前記第1の位置にある場合に撮像素子が撮像する画像と、ハーフミラーが前記第2の位置にある場合に撮像素子が撮像する画像との間に、不一致が生じてしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ハーフミラーが投影光学系と撮像素子との間の光路上に進出している場合に得られる画像と、ハーフミラーが前記光路から退避している場合に得られる画像との間の不一致を低減することができる撮像装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段として、以下の各態様を提示する。第1の態様による撮像装置は、撮影光学系により結像される被写体像を撮像する撮像素子と、ハーフミラーと、前記ハーフミラーが前記撮影光学系と前記撮像素子との間の光路上に進出する第1の状態と、前記ハーフミラーが前記光路から退避する第2の状態とを切り替える切り替え手段と、前記撮影光学系の光軸と直交する方向の、前記撮像素子の撮像時の前記撮像素子の位置を、前記第1の状態と前記第2の状態とで変更させる位置変更手段と、を備えたものである。
本発明の第2の態様による撮像装置は、前記第1の態様において、前記位置変更手段は、前記撮影光学系の光軸に沿って進行する光線が前記第1の状態で前記撮像素子に達する前記撮像素子上の位置と、前記撮影光学系の光軸に沿って進行する光線が前記第2の状態で前記撮像素子に達する前記撮像素子上の位置との間のずれ量が、前記撮像素子の位置を前記第1の状態と前記第2の状態とで変更させない場合に比べて小さくなるように、前記撮像素子の撮像時の前記撮像素子の位置を変更させるものである。
第3の態様による撮像装置は、前記第1乃至第2の態様において、前記ハーフミラーがペリクルミラーであるものである。
第4の態様による撮像装置は、前記第1乃至第3のいずれかの態様において、前記撮像素子は焦点検出用素子を有するものである。
第5の態様による撮像装置は、前記第1乃至第4のいずれかの態様において、前記第1の状態で前記ハーフミラーにより反射された光による被写体の光学像を形成する光学ファインダと、前記撮像素子により順次撮像される被写体像を動画像として表示する画像表示部とを備えたものである。
第6の態様による撮像装置は、前記第5の態様において、前記第1の状態で、前記光学ファインダを使用者が観察して前記撮像素子による撮像が行われる動作モードが行われるものである。
第7の態様による撮像装置は、前記第5又は第6の態様において、前記第2の状態で、前記画像表示部を使用者が観察して前記撮像素子による撮像が行われる動作モードが行われるものである。
第8の態様による撮像装置は、前記第1乃至第7のいずれかの態様において、操作部を備え、前記切り替え手段は、前記操作部の操作状態に応じて前記第1の状態と第2の状態とを切り替えるものである。
本発明によれば、ハーフミラーが投影光学系と撮像素子との間の光路上に進出している場合に得られる画像と、ハーフミラーが前記光路から退避している場合に得られる画像との間の不一致を低減することができる撮像装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態による電子カメラの各状態を模式的に示す概略断面図である。 図1中の撮影レンズの光軸に沿って入射する光線が、ミラーダウンしているハーフミラーを透過する様子を模式的に示す概略断面図である。 図1に示す電子カメラを示す概略ブロック図である。 図1中の撮像素子の概略構成を示す回路図である。 図1中の撮像素子の一部を模式的に示す概略平面図である。 図3中の操作部の一部を構成する操作レバーを示す概略平面図である。 図1に示す電子カメラの動作の一例を示す概略フローチャートである。
以下、本発明による撮像装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一の実施の形態による撮像装置としての電子カメラ1の各状態を模式的に示す概略断面図である。図1(a)はハーフミラー14がミラーアップされた状態(第2の状態)を示し、図1(b)はハーフミラー14がミラーダウンされた状態(第1の状態)を示している。図1に示すように、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を定義する。X軸方向のうち矢印の向きを+X方向又は+X側、その反対の向きを−X方向又は−X側と呼び、Y軸方向及びZ軸方向についても同様である。Z軸は電子カメラ1の撮影レンズ12の光軸Oの方向と一致し、X軸は電子カメラ1の左右方向と一致し、Y軸は電子カメラ1の上下方向と一致している。
本実施の形態による電子カメラ1は、いわゆるデジタルカメラとして構成されているが、本発明による撮像装置は、デジタルカメラのみならず、他の撮像装置にも適用することができる。
本実施の形態による電子カメラ1は、カメラボディ11の前方に、撮影光学系としての撮影レンズ12が装着される。この撮影レンズ12は、交換可能であってもよいし、交換不能であってもよい。カメラボディ11の背面には、背面液晶パネル等により構成された表示部19が設けられている。
撮影レンズ12の光軸O上には、撮像素子13が配置されている。ハーフミラー14が、撮影レンズ12と撮像素子13との間の光路上に進出して、撮影レンズ12からの光を+Z方向へ透過する光と+Y方向へ反射する光とに分離する第1の位置(図1(b)中の実線位置)と、撮影レンズ12と撮像素子13との間の光路から退避して、撮影レンズ12からの光を反射も透過もさせることなくそのまま+Z方向へ通過させる第2の位置(図1(a)中の実線位置)とに、移動可能となるように、設けられている。以下の説明では、ハーフミラー14が図1(a)中の実線位置に位置する状態をハーフミラー14がミラーアップしている状態(ミラーアップ状態、第2の状態)、ハーフミラー14が図1(b)中の実線位置に位置する状態をハーフミラー14がミラーダウンしている状態(ミラーダウン状態、第1の状態)という場合がある。
ハーフミラー14がミラーアップしているときに、撮影レンズ12からの光は、ハーフミラー14によって反射も透過もされることなくそのまま+Z方向へ進行して撮像素子13に到達し、撮影レンズ12によってその光による被写体像が撮像素子13上に結像され、その被写体像が撮像素子13により撮像される。ハーフミラー14がミラーダウンしているときに、撮影レンズ12からの光は、ハーフミラー14を+Z方向へ透過する光と、ハーフミラー14によって+Y方向へ反射される光とに分離される。ハーフミラー14を+Z方向へ透過した光による被写体像が、撮影レンズ12によって撮像素子13上に結像され、その被写体像が撮像素子13により撮像される。
ハーフミラー14の+Y側には、焦点板15及びペンタプリズム16が順に配置されている。ペンタプリズム16の+Z側には、接眼レンズ17及び接眼窓18が順に配置されている。ミラーダウンしているハーフミラー14によって+Y方向へ反射された光による被写体像が、撮影レンズ12によって焦点板15上に一旦結像され、焦点板15上に一旦結像された光は、ペンタプリズム16に入射しその内面で2回反射された後に、ペンタプリズム16から+Z方向に出射され、接眼レンズ17及び接眼窓18を経て、接眼窓18を覗いている使用者の目(図示せず)に到達する。接眼レンズ17は、被写体像を使用者の目に結像する。このように、焦点板15、ペンタプリズム16、接眼レンズ17及び接眼窓18によって、ミラーダウン状態のハーフミラー14により反射された光による被写体の光学像を形成する光学ファインダ(OVF)が構成されている。
ハーフミラー14としては、例えばペリクルミラーが用いられるが、これに限らず、ガラス板等を用いて構成したハーフミラーを用いてもよい。ペリクルミラーは、例えば、ポリエチレンテレフタラート(PET)などの薄い半透過フィルムに所望の透過率及び反射率が得られるようにコーティングが施されて構成される。ハーフミラー14の透過率及び反射率は、それぞれ50%及び50%に限らず、他の値としてもよい。
図2は、図1中の撮影レンズ12の光軸Oに沿って入射する光線が、ミラーダウン状態のハーフミラー14を透過する様子を模式的に示す概略断面図である。図2では、ハーフミラー14で反射された光の図示は省略している。
ハーフミラー14は、平行平板とみなすことができるため、ミラーダウンしているハーフミラー14に光軸Oに沿って入射角φで入射する光線のうちハーフミラー14を透過する光線は、ハーフミラー14に入射するときに屈折角ψで屈折した後、ハーフミラー14から出射する際に再び屈折して、光軸Oから−Y方向へΔyだけずれたラインO’に沿って光軸Oと平行に+Z方向へ進行する。
今、ハーフミラー14の厚さをdとすると、ずれ量Δyは、Δy=d・sin(φ−ψ)/cosψと表される。ずれ量Δyは、画素ピッチにも依存するが、例えば数画素乃至数十画素程度のずれに相当する。なお、ハーフミラー14の屈折率nは、n=sinφ/sinψと表される。
本実施の形態では、撮像素子13は、後述するように、Y軸方向にずれ量Δyだけ互いにずれた2つの位置に移動可能になっている。
図3は、本実施の形態による電子カメラ1を示す概略ブロック図である。撮影レンズ12は、レンズ制御部21によってフォーカスや絞りが駆動される。撮像素子13は、撮像制御部22から出力される制御信号によって駆動され、信号を出力する。撮像素子13から出力される信号は、被写体像を示す画像信号及び撮影レンズ12の焦点調節状態を検出するための焦点検出用信号である。本実施の形態では、撮像素子13から出力される信号はいずれの信号も、信号処理部23、及びA/D変換部24を介して処理された後、メモリ25に一旦蓄積される。メモリ25は、バス26に接続されている。バス26には、表示部19、レンズ制御部21、撮像制御部22、CPU27、焦点演算部(検出処理部)28、記録部29、画像処理部30、画像圧縮部31、ミラー位置切り替え部32及び素子位置変更部33なども接続される。CPU27には、レリーズ釦及び後述の操作レバー34aなどの操作部34が接続されている。記録部29には、記録媒体29aが着脱自在に装着される。なお、例えば、撮像制御部22、信号処理部23及びA/D変換部24は、撮像素子13と同一のチップに搭載してもよい。
図4は、図1中の撮像素子13の概略構成を示す回路図である。撮像素子13は、2次元マトリクス状に配置された複数の画素40と、画素40から信号を出力するための周辺回路とを有している。図4において、横に4行縦に4行の16個の画素を示している。しかし、本実施の形態では、画素数はそれよりもはるかに多くなっている。もっとも、本発明では、画素数は特に限定されるものではない。本実施の形態では、撮像素子13は、画素として後述する3種類の画素40A,40L,40Rを有しているが、図4ではそれらのいずれであるかを区別することなく、符号40で示している。
周辺回路は、垂直走査回路41、水平走査回路42、これらと接続されている駆動信号線43,44、画素40からの信号を受け取る垂直信号線45、垂直信号線45と接続される定電流源46及び相関二重サンプリング回路(CDS回路)47、CDS回路47から出力される信号を受け取る水平信号線48、出力アンプ49等からなる。
垂直走査回路41及び水平走査回路42は、電子カメラ1の撮像制御部22からの制御信号に基づいて駆動信号を出力する。各画素40は、垂直走査回路41から出力される駆動信号を所定の駆動信号線43から受け取って駆動され、画素信号を垂直信号線45に出力する。画素40から出力された信号は、CDS回路47にて所定のノイズ除去が施される。そして、水平走査回路42の駆動信号により水平信号線48及び出力アンプ49を介して外部に信号が出力される。
図面には示していないが、各画素40は、例えば、一般的なCMOSイメージセンサと同様に、入射光に応じた電荷を生成し蓄積する光電変換部としてのフォトダイオードと、前記電荷を受け取って前記電荷を電圧に変換するフローティング容量部と、前記フローティング容量部の電位に応じた信号を出力する増幅トランジスタと、前記フォトダイオードからフローティング容量部に電荷を転送する転送トランジスタと、フローティング容量部の電位をリセットするリセットトランジスタと、当該画素40を選択するための選択トランジスタとから構成される。
図5は、図1中の撮像素子13における画素40が配置されている領域の一部を模式的に示す概略平面図である。前述したように、撮像素子13は、画素40として、3種類の画素40A,40L,40Rを有している。いずれの画素40A,40L,40Rも、フォトダイオード51と、フォトダイオード51に入射光を集光するマイクロレンズ52とを有している。フォトダイオード51の図5中の中心は、マイクロレンズ52の光軸と一致している。フォトダイオード51とマイクロレンズ52との間の高さ位置において全面的に遮光膜(図示せず)が配置され、この遮光膜には、画素40Aのフォトダイオード51の全体に入射光を入射させる開口53A、画素40Rのフォトダイオード51の+X側半分にのみに入射光を入射させる開口53R、及び、画素40Lのフォトダイオード51の−X側半分にのみに入射光を入射させる開口53Lが形成されている。
画素40Aは通常の画素であり、画素40Aからの信号は、撮像画像を形成する撮像用信号として用いられる。一方、画素40R,40Lは焦点検出用素子を構成しており、画素40R,40Lからの信号は、撮影レンズ12の焦点調節状態を検出するための焦点検出用信号として用いられる。なお、画素40R,40Lからの信号に基づいて、瞳分割位相差方式の原理に従って撮影レンズの焦点調節状態を検出し得ることは、例えば特開2000−156823号公報に開示されているように公知であるので、その説明は省略する。なお、焦点検出用素子の構成は、必ずしも前述した構成に限定されるものではない。
なお、本実施の形態では、前述したように、撮像素子13は焦点検出用素子を有しているが、本発明では、撮像素子13は焦点検出用素子を有していなくてもよい。また、撮像素子13は、特に限定されるものではなく、例えば、一般的なCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサなどでもよい。
再び図3を参照すると、ミラー位置切り替え部32は、CPU27の制御下で、ハーフミラー14が図1(a)中の実線位置に位置する状態(ミラーアップ状態)と、ハーフミラー14が図1(b)中の実線位置に位置する状態(ミラーダウン状態)とを切り替える。ミラー位置切り替え部32は、公知のミラー移動機構等を用いて構成することができる。
素子位置変更部33は、CPU27の制御下で、撮影レンズ12の光軸Oと直交する方向(本実施の形態では、Y軸方向)の、撮像素子13の撮像時の撮像素子13の位置を、ミラーアップ状態とミラーダウン状態とで変更させる。本実施の形態では、素子位置変更部33は、撮影レンズ12の光軸Oに沿って進行する光線がミラーアップ状態で撮像素子13に達する撮像素子13上の位置と、撮影レンズ12の光軸Oに沿って進行する光線がミラーダウン状態で撮像素子13に達する撮像素子13上の位置との間のずれ量が、撮像素子13の位置をミラーアップ状態とミラーダウン状態とで変更させない場合に比べて小さくなるように、前記撮像素子13の撮像時の撮像素子13の位置を変更させる。
具体的には、本実施の形態では、素子位置変更部33は、CPU27の制御下で、Y軸方向に前記ずれ量Δyだけ互いにずれた2つの位置(+Y方向側の位置を「所定上側位置」と呼び、−Y方向側の位置を「所定下側位置」と呼ぶ。)のいずれかに位置させ、撮像素子13の撮像時には、ミラーアップ状態で撮像素子13を所定上側位置に位置させ、ミラーダウン状態で撮像素子13を所定下側位置に位置させる。これにより、本実施の形態では、撮像素子13の撮像時には、撮影レンズ12の光軸Oに沿って進行する光線がミラーアップ状態で撮像素子13に達する撮像素子13上の位置と、撮影レンズ12の光軸Oに沿って進行する光線がミラーダウン状態で撮像素子13に達する撮像素子13上の位置とが一致し、両者の位置のずれ量がゼロとなるので、好ましい。
もっとも、撮影レンズ12の光軸Oに沿って進行する光線がミラーアップ状態で撮像素子13に達する撮像素子13上の位置と、撮影レンズ12の光軸Oに沿って進行する光線がミラーダウン状態で撮像素子13に達する撮像素子13上の位置との間のずれ量が、撮像素子13の位置をミラーアップ状態とミラーダウン状態とで変更させない場合に比べて小さくなればよい。具体的には、例えば、ミラーアップ状態で撮像素子13を位置させる上側位置とミラーダウン状態で撮像素子13を位置させる下側位置とのずれ量を、ゼロよりも大きくかつΔyの2倍よりも小さくすればよい。
なお、素子位置変更部33は、例えば、圧電素子等を用いて構成することができる。もっとも、素子位置変更部33はこれに限定されるものではない。
図6は、操作部34の一部を構成する操作レバー34aを示す概略平面図である。この操作レバー34aは、使用者が光学ファインダ(OVF)を使用して構図等を確認することを選択するOVF位置と、使用者がライブビュー(LV)を使用して構図等を確認することを選択するLV位置とを、選択することができるようになっており、その選択状態を示す操作信号がバス26を介してCPU27に供給されるようになっている。ライブビューは、撮像素子13で繰り返して撮像した画像をリアルタイムで動画像として表示部19に表示する動作である。
本実施の形態による電子カメラ1は、ミラーアップ状態及びミラーダウン状態の両方の状態において、撮像素子13による撮像が行うことができるようになっている。
図7は、本実施の形態による電子カメラ1の動作の一例を示す概略フローチャートである。図7は、静止画撮影モードの動作を示している。
操作部34によって静止画撮影モードの開始が指示されると、CPU27は、操作レバー34aの選択状態を確認した(ステップS1)後、ハーフミラー14をミラーアップするか否かを判定する(ステップS2)。本実施の形態では、具体的には、CPU27は、操作レバー34aで光学ファインダが選択されている場合には、ミラーアップをしない(すなわち、ミラーダウンする)と判定し、操作レバー34aでライブビューが選択されている場合にはミラーアップをすると判定する。
ステップS2でミラーアップしないと判定されると、CPU27は、ハーフミラー14がミラーダウン済みか否かを判定する(ステップS3)。この判定は、例えば、CPU27がミラー位置切り替え部32に与えている指令に基づいて行うことができる。
ステップS3でミラーダウン済みでないと判定されると、CPU27は、ミラー位置切り替え部32を介して、ハーフミラー14を図1(b)中の実線で示すようにミラーダウンさせた(ステップS4)後に、素子位置変更部33を介して、撮像素子13を前記所定下側位置へ移動させてそこに位置させ(ステップS5)、その後、ステップS10へ移行する。
一方、ステップS3でミラーダウン済みであると判定されると、ステップS4,S5を経由することなく、ステップS10へ移行する。
ステップS2でミラーアップする(ステップS2でNO)と判定されると、CPU27は、ハーフミラー14がミラーアップ済みか否かを判定する(ステップS6)。
ステップS6でミラーアップ済みでないと判定されると、CPU27は、ミラー位置切り替え部32を介して、ハーフミラー14を図1(a)中の実線で示すようにミラーアップさせる(ステップS7)。次に、CPU27は、素子位置変更部33を介して、撮像素子13を前記所定上側位置へ移動させてそこに位置させる(ステップS8)。
ステップS8の後、CPU27は、撮像制御部22を制御して撮像素子13に被写体像を順次撮像させるとともにその画像(スルー画像)を動画像として表示部19に表示させた(ステップS9)後に、ステップS10へ移行する。
一方、ステップS6でミラーアップ済みであると判定されると、ステップS7,S8を経由することなく、ステップS9へ移行する。
ステップS10において、CPU27は、操作部34のうちのレリーズ釦(図示せず)が半押しされたか否かを判定し、半押しされなければ半押しされるまで待つ。ただし、図面には示していないが、所定のタイムアウト時間を経過しても半押しされなければ、ステップS1へ戻る。
そのタイムアウト時間を経過する前に、レリーズ釦が半押しされると、CPU27は、自動焦点調節(AF動作)や自動露出制御などを行い、本画像の撮影に用いる撮影条件を設定する(ステップS11)。このとき、CPU27は、撮像制御部22を制御して撮像素子13の所望の位置の焦点検出用素子(本実施の形態では、画素40R,40L)からの信号を読み出させ、その信号に基づいて瞳分割位相差方式に従った演算(焦点調節状態の検出処理)を焦点演算部28に行わせることで、焦点演算部28にデフォーカス量を算出させる。そして、CPU27は、算出されたデフォーカス量に応じて合焦状態となるように、レンズ制御部22に撮影レンズ12を調節させ、これによりAF動作を実現する。
引き続いて、CPU27は、レリース釦が全押しされたか否かを判定し(ステップS12)、全押しされなければ全押しされるまで待つ。ただし、図面には示していないが、所定のタイムアウト時間を経過しても全押しされなければ、ステップS1へ戻る。
そのタイムアウト時間を経過する前に、レリーズ釦が全押しされると、CPU27は、撮像制御部22を制御して撮像素子13に本画像を撮像させる(ステップS13)。撮像素子13からアナログ信号として読み出されたこの本画像は、信号処理部23で増幅等された後にA/D変換部24によりデジタル信号に変換され、更にメモリ25に一旦格納され、更に、記録部29によって記録媒体29aに記録される。
図面には示していないが、ステップS13の後に、操作部34から静止画撮影モードを終了させる旨のモード終了指令(例えば、他の動作モードへの切り替え指令や電源オフ指令など)を受けたか否かを判定し、モード終了指令を受けていないと判定するとステップS1へ戻る一方、モード終了指令を受けたと判定すると、静止画撮影モードを終了する。
以上の説明からわかるように、本実施の形態では、ステップS2でYESの場合に行われるステップS3〜S5,S10〜S13が、光学ファインダを使用者が観察して撮像素子13による撮像が行われる動作モードに相当し、この動作モードはミラーダウン状態で行われる。また、本実施の形態では、ステップS2でNOの場合に行われるステップS6〜S9,S10〜S13が、表示部19を使用者が観察して撮像素子13による撮像が行われる動作モードに相当し、この動作モードはミラーアップ状態で行われる。
もっとも、構図等を確認するために光学ファインダを使用するとしても必ずしもミラーダウンしたまま本画像の撮像を行う必要はないし、また、構図等を確認するためにライブビューにより表示部19に表示されるスルー画像を使用するとしても、必ずしもミラーアップしたままそのスルー画像や本画像の撮像を行う必要はない。例えば、光学ファインダで構図等を確認する際にはミラーダウン状態とし、その状態から引き続いて行われる本画像の撮影時には、被写体の輝度が高い場合にはミラーダウン状態のままとする一方で、被写体の輝度が低い場合には自動的にミラーアップさせてもよい。また、例えば、被写体の輝度が低い場合には、ライブビューで構図等を確認する際にもそれに引き続いて行われる本画像の撮影時にも自動的にミラーアップ状態とする一方で、被写体の輝度が高い場合には、ライブビューで構図等を確認する際にもそれに引き続いて行われる本画像の撮影時にも自動的にミラーダウン状態としてもよい。さらに、例えば、操作レバー34aとは別に、ミラーアップ状態とミラーダウン状態とを直接に選択する選択操作部材を設け、操作レバー34aの選択状態によって、ライブビューによる撮像・表示を行うか否かのみを切り替え、前記選択操作部材の操作状態によってのみミラーアップ状態とミラーダウン状態とを切り替えるようにしてもよい。いずれにせよ、本発明では、撮像素子13の撮影時の撮像素子13の位置を、ミラーアップ状態とミラーダウン状態とで変更すればよい。
本実施の形態では、先の説明からわかるように、ハーフミラー14のミラーアップ状態(図1(a)中の実線を参照)において撮像素子13が前記所定上側位置に位置させられ、ハーフミラー14のミラーダウン状態(図1(b)中の実線を参照)において撮像素子13が前記所定上側位置から−Y方向にずれ量Δy(図2参照)だけずれた前記所定下側位置に位置させられる。したがって、本実施の形態によれば、ミラーアップ状態で撮像素子13により撮像された画像と、ミラーダウン状態で撮像素子13により撮像された画像との間で、ずれが生ずることなく一致するので、両者の画像の不一致が問題になることがない。また、本実施の形態では、ミラーアップ状態で撮像素子13上に形成される被写体像とミラーダウン状態で撮像素子13上に形成される被写体像とがずれることなく一致するので、被写体像における焦点検出位置と本画像における合焦位置とがずれてしまうようなことがなく、好ましい。
これに対し、ミラーアップ状態及びミラーダウン状態のいずれの状態においても、撮像素子13の位置が同じであれば、ミラーアップ状態で撮像素子13により撮像された画像と、ミラーダウン状態で撮像素子13により撮像された画像との間で、前記ずれ量Δyだけずれてしまい、一致せず、不都合が生じる。また、ミラーアップ状態で撮像素子13上に形成される被写体像とミラーダウン状態で撮像素子13上に形成される被写体像とで前記ずれ量Δyだけずれてしまい、被写体像における焦点検出位置と本画像における合焦位置とがずれてしまう。前述したように、本実施の形態によれば、このような不都合が生じない。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない。
例えば、本実施の形態による電子カメラ1に電子ファインダー(EVF)を追加してもよい。この場合、例えば、電子ビューファインダを用いて構図等を確認することが操作部34により選択された場合には、前述したライブビューを用いて構図等を確認することが選択された場合と同様にミラーアップ状態とし、スルー画像を表示部19に表示する代わりに、電子ビューファインダを構成する表示部にスルー画像を表示すればよい。
1 電子カメラ
12 撮影レンズ
13 撮像素子
14 ハーフミラー
22 撮像制御部
32 ミラー位置切り替え部
33 素子位置変更部

Claims (8)

  1. 撮影光学系により結像される被写体像を撮像する撮像素子と、
    ハーフミラーと、
    前記ハーフミラーが前記撮影光学系と前記撮像素子との間の光路上に進出する第1の状態と、前記ハーフミラーが前記光路から退避する第2の状態とを切り替える切り替え手段と、
    前記撮影光学系の光軸と直交する方向の、前記撮像素子の撮像時の前記撮像素子の位置を、前記第1の状態と前記第2の状態とで変更させる位置変更手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記位置変更手段は、前記撮影光学系の光軸に沿って進行する光線が前記第1の状態で前記撮像素子に達する前記撮像素子上の位置と、前記撮影光学系の光軸に沿って進行する光線が前記第2の状態で前記撮像素子に達する前記撮像素子上の位置との間のずれ量が、前記撮像素子の位置を前記第1の状態と前記第2の状態とで変更させない場合に比べて小さくなるように、前記撮像素子の撮像時の前記撮像素子の位置を変更させることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記ハーフミラーがペリクルミラーであることを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  4. 前記撮像素子は焦点検出用素子を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記第1の状態で前記ハーフミラーにより反射された光による被写体の光学像を形成する光学ファインダと、前記撮像素子により順次撮像される被写体像を動画像として表示する画像表示部とを備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 前記第1の状態で、前記光学ファインダを使用者が観察して前記撮像素子による撮像が行われる動作モードが行われることを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  7. 前記第2の状態で、前記画像表示部を使用者が観察して前記撮像素子による撮像が行われる動作モードが行われることを特徴とする請求項5又は6記載の撮像装置。
  8. 操作部を備え、
    前記切り替え手段は、前記操作部の操作状態に応じて前記第1の状態と第2の状態とを切り替えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の撮像装置。
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