JP2013167747A - 接眼レンズ及びそれを有するファインダー光学系 - Google Patents

接眼レンズ及びそれを有するファインダー光学系 Download PDF

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Abstract

【課題】 種々な環境下で使用したときレンズが吸水してファインダー像の観察が劣化するのを軽減し、良好なるファインダー像の観察ができる接眼レンズを得ること。
【解決手段】 所定面に形成された物体像を観察するための接眼レンズであって、接眼レンズの最も観察側は樹脂材料よりなる複数のレンズを接合した接合レンズよりなり、接合レンズを構成する中心肉厚の最も厚いレンズの中心厚と材料の吸水率t1、A、接合レンズの最も観察側のレンズの中心厚と材料の吸水率t2、Bを各々適切に設定すること。
【選択図】 図1

Description

本発明は撮影レンズで所定面上に形成された物体像を観察するのに好適な接眼レンズ及びそれを有するファインダー光学系に関し、特に一眼レフカメラ等のファインダー光学系に好適なものである。
従来より撮影レンズによって所定面上に形成された物体像を拡大観察するのに接眼レンズが多く用いられている。接眼レンズを有するファインダー光学系として、一眼レフカメラでは撮影レンズによって焦点板上に形成した被写体像(ファインダー像)をファインダー光学系を介して観察している。このファインダー光学系は、焦点板上に形成された被写体像をペンタダハミラーやペンタダハプリズム等の正立像形成部材を介して正立像とした後、接眼レンズによって拡大して観察するように構成されている。
一眼レフカメラのファインダー光学系において大きな観察倍率が得られる構成の接眼レンズが提案されている(特許文献1、2)。特許文献1の接眼レンズは、所定面(焦点板)側から観察側へ順に、所定面側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズ、正レンズ、所定面側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズより構成されている。また、特許文献2の接眼レンズは所定面側から観察側へ順に、所定面側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズ、正レンズ、正レンズ、観察側に凹面を向けた負レンズより構成されている。
特開2001−311881号公報 特開2000−111810号公報
一般に物体像を拡大して観察する接眼レンズは、種々な環境下で使用される。例えば、高温多湿や低温低湿等の種々の環境下で使用される。このため、接眼レンズを構成するレンズの材料の吸水率が高いと、使用する環境が変化したときレンズが吸水して光学性能が大きく変化してくることがある。接眼レンズを構成するレンズの材料に樹脂材料を用いると、レンズの加工が容易となり、また非球面加工も容易になるという利点がある。
しかしながら一般に樹脂材料は吸水率が高いものが多い。このため接眼レンズを構成するレンズの材料に樹脂材料を用いるときには環境変化があっても光学性能の変化が少なくなるような材料を選択することが重要になってくる。
特許文献1に開示されたファインダー光学系では、最も観察側のレンズの材料をアクリル樹脂もしくはポリカーボネート樹脂で構成している。アクリル樹脂を使用した場合、アクリル樹脂は吸水率が高いため経時変化によりレンズ面形状や屈折率が変化し、特に中心厚の厚いレンズではこの変化が長時間にわたって生じるため、ファインダー像の見えが悪くなってくる。その一方で、レンズの中心厚を薄くすると観察倍率が低下してくる。また、ポリカーボネート樹脂を使用した場合、吸水率はアクリル樹脂より低いため、レンズ面形状や屈折率の変化は少ないが、硬度が不十分なため傷が入りやすいといった問題がある。
特許文献2に開示された一眼レフカメラの接眼レンズでは、接眼レンズを4つのレンズより構成することで、レンズの中心厚が厚くならないようにしている。この結果、吸水による光学性能の劣化が少ない。しかしながら接眼レンズのレンズ枚数が多いため、メカ構成が複雑化し、また透過率が低下する傾向がある。
本発明は、種々な環境下で使用したときレンズが吸水してファインダー像の観察が劣化するのを軽減し、良好なるファインダー像の観察ができる接眼レンズ及びそれを有するファインダー光学系の提供を目的とする。
本発明の接眼レンズは、所定面に形成された物体像を観察するための接眼レンズであって、該接眼レンズの最も観察側は樹脂材料よりなる複数のレンズを接合した接合レンズよりなり、該接合レンズを構成する中心肉厚の最も厚いレンズの中心厚と材料の吸水率を各々t1、A、前記接合レンズの最も観察側のレンズの中心厚と材料の吸水率を各々t2、Bとするとき、
1<B/A<35
2≦t1/t2<20
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、種々な環境下で使用したときレンズが吸水してファインダー像の観察が劣化するのを軽減し、良好なるファインダー像の観察ができる接眼レンズが得られる。
本発明の接眼レンズを有するファインダー光学系を一眼レフカメラに適用したときの要部断面図 本発明の数値実施例1のレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 本発明の数値実施例1の収差図 本発明の数値実施例2のレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 本発明の数値実施例2の収差図 本発明の数値実施例3のレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 本発明の数値実施例3の収差図 本発明の数値実施例4のレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 本発明の数値実施例4の収差図 本発明の数値実施例5のレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 本発明の数値実施例5の収差図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。本発明の接眼レンズは、所定面に形成された物体像を観察するための接眼レンズである。接眼レンズの最も観察側は樹脂材料よりなる複数のレンズを接合した接合レンズよりなっている。接眼レンズは、物体像が形成される所定面側から観察側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、樹脂材料よりなる複数のレンズを接合した接合レンズを含む負の屈折力の第3レンズ群よりなっている。
又は接眼レンズは、物体像が形成される所定面側から観察側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、樹脂材料よりなる複数のレンズを接合した接合レンズを含む負の屈折力の第2レンズ群よりなっている。
図1は本発明の接眼レンズを有するファインダー光学系を撮像装置としてデジタル一眼レフカメラに適用したときの要部断面図である。図2は本発明の接眼光学系の実施例1のレンズ断面図である。図3(A)、(B)、(C)は本発明の接眼光学系の実施例1におけるファインダー視度が−1ディオプトリー(標準視度)、−3ディオプトリー、+1ディオプトリーのときの収差図である。
図4は本発明の接眼光学系の実施例2のレンズ断面図である。図5(A)、(B)、(C)は本発明の接眼光学系の実施例2におけるファインダー視度が−1ディオプトリー(標準視度)、−3ディオプトリー、+1ディオプトリーのときの収差図である。図6は本発明の接眼光学系の実施例3のレンズ断面図である。図7(A)、(B)、(C)は本発明の接眼光学系の実施例3におけるファインダー視度が−1ディオプトリー(標準視度)、−3ディオプトリー、+1ディオプトリーのときの収差図である。
図8は本発明の接眼光学系の実施例4のレンズ断面図である。図9(A)、(B)、(C)は本発明の接眼光学系の実施例4におけるファインダー視度が−1ディオプトリー(標準視度)、−3ディオプトリー、+1ディオプトリーのときの収差図である。図10は本発明の接眼光学系の実施例5のレンズ断面図である。図11(A)、(B)、(C)は本発明の接眼光学系の実施例5におけるファインダー視度が−1ディオプトリー(標準視度)、−3ディオプトリー、+1ディオプトリーのときの収差図である。
図1とレンズ断面図において、1はカメラ本体(不図示)に固定または着脱可能な撮影レンズである。2はクイックリターンミラー(QRミラー)であり、回転軸2aを中心に矢印2bの如く回動可能となっており、撮影レンズ1からの光束を上方に反射させている。3は焦点板(フレネルレンズ)である。3aは焦点板3のマット面であり、その面上には撮影レンズ1によって被写体像(ファインダー像)が形成されている。
4は正立像形成部材としてのペンタダハミラーであり、マット面3a上の被写体像を正立正像としている。4aはペンタダハミラー4の入射部であり、マット面3aからの被写体像に関する光束が入射する。4bはペンタダハミラー4を構成する屋根型形状の第1の反射鏡であり、マット面3a上に形成された被写体像で入射部4aから入射した光束を被写体像側(物体側)へ反射させている。4cは第1の反射鏡4bで物体側に反射された光束を観察側方向(アイポイントIP側)に反射させる第2の反射鏡である。
4dはペンタダハミラー4の出射部である。尚、正立像形成部材としては、ペンタダハミラーの他にペンタダハプリズムや複数のプリズムより構成されたものでも良い。5は接眼レンズであり、ファインダー光学系の一部を構成している。図2、図4、図6、図8の実施例1乃至4において、接眼レンズ5はペンタダハミラー4側から観察側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズL2、負の屈折力の第3レンズ群L3からなっている。
そして、第2レンズ群L2を接眼レンズ5(ファインダー光学系)の光軸Laに沿って移動することで視度調節を行っている。ここで各レンズ群は単一レンズ又は複数のレンズより成っている。
図10の実施例5において接眼レンズ5はペンタダハミラー4側から観察側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2からなっている。そして第1レンズ群L1を光軸Laの方向に沿って移動することで視度調節を行っている。6はアイポイントであり、観察者の眼が位置する。接眼レンズ5の最終レンズ面から観察側のアイポイント6までの距離がアイレリーフに相当している。IPは撮影レンズ1の像面であり、CCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(撮像手段)の撮像面またはフィルム(撮像手段)等の感光面に相当する。
本実施形態におけるファインダー光学系は撮影レンズ1による被写体像をクイックリターンミラー2で反射させて焦点板3のマット面3a上に形成している。そしてマット面3aに形成したファインダー像をペンタダハミラー4で正立像として接眼レンズ5を介してアイポイント6より観察している。
また撮像手段に像を形成するときはクイックリターンミラー2は矢印2bの如く回動して撮影レンズ1からの光束が像面IPに入射するようにしている。そして像面IPに配置された撮像手段によってマット面3aに形成された被写体像に相当する像(被写体像の一部または全部またはそれよりも大きな部分の像)を光電変換(受光)している。
球面収差図において、実線のdはd線、2点鎖線のgはg線である。非点収差図においてMはメリディオナル像面、Sはサジタル像面である。歪曲収差はd線について示している。倍率色収差図においてはd線を基準としたg線について示している。φは瞳径である。hはマット面3a側での像高である。
各実施例における接眼レンズ5は最も観察側(アイポイント側6)は樹脂材料よりなる複数のレンズを接合した接合レンズよりなっている。そして接合レンズを構成する中心肉厚の最も厚いレンズの中心厚と、材料の吸水率を各々t1、Aとする。接合レンズの最も観察側のレンズの中心厚と材料の吸水率を各々t2、Bとする。このとき、
1<B/A<35 ・・・(1)
2≦t1/t2<20 ・・・(2)
なる条件式を満足している。
ここで吸水率とは、ある材料を水に浸して十分水を吸わせたときの吸水量を乾燥物一定量に対する比率で表した数値である。また吸水率の測定はJIS測定法による。ここで、条件式(1)は接眼レンズの光学性能を考慮しつつ、接合レンズの各レンズの材料の吸水率を規定したものであり、条件式(2)は接合レンズの各レンズの光軸上の厚みの比を規定している。
これらの条件式(1)、(2)は経時変化によるファインダー光学系の光学性能の劣化を低減しつつ、ファインダー倍率の高倍率化を実現するための条件式である。接合レンズを構成する各レンズの体積の半分以上を吸水率の低い材質で構成し、且つ中心厚を厚肉化することで、経時変化によるファインダー光学系の光学性能の劣化を低減しつつ高倍率化を実現している。更に好ましくは条件式(1)、(2)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
1.2<B/A<32.0 ・・・(1a)
3≦t1/t2<15 ・・・(2a)
以上のように各実施例によれば簡易な構成で経時変化が少なく、外観部品としての強度を保ちながら高倍率の接眼レンズを有するファインダー光学系が得られる。また接合レンズの接合レンズ面の曲率半径をRa、最も観察側のレンズ面の曲率半径をRbとするとき、
0.9<Ra/Rb<1.1 ・・・(3)
となるようにしている。
即ち、接合レンズの接合レンズ面の形状と接合レンズの最も観察側(アイポイント側)のレンズ面の形状は略同一となるようにしている。接合レンズの接合レンズ面の形状と接合レンズの最も観察側のレンズ面の形状が大きく異なると、射出成形等による製造時に型構造が複雑になるといった点が問題となる。前述した接合レンズの接合レンズ面の形状と接合レンズの最も観察側のレンズ面の形状が略同一という条件式(3)を満足することで、該レンズの製造が容易となる。
[実施例1]
以下、図2を参照して、本発明の実施例1による、ファインダー光学系を構成する接眼レンズ5について説明する。接眼レンズ5は焦点面3側から観察側(アイポイントIP側)へ順に、負の屈折力の第1レンズG1よりなる第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズG2よりなる第2レンズ群L2、負の屈折力の第3レンズG3よりなる第3レンズ群L3から構成されている。第2レンズG2を光軸方向に移動させることにより、視度調節を行っている。第3レンズG3はスチレン系樹脂よりなるレンズG3aとアクリル系樹脂よりなるレンズG3bを接合した接合レンズからなっている。
吸水率の低いスチレン系樹脂よりなるレンズGa3を吸水率の高いアクリル系樹脂よりなるレンズG3bよりも中心厚を厚くすることで、経時変化によるファインダー光学系の光学性能の劣化を低減しつつ、ファインダー倍率の高倍率化を実現している。また、最もアイポイントIP側をアクリル系樹脂よりなるレンズG3bで形成して、外観部品としての強度を十分に保っている。
[実施例2]
以下、図4を参照して、本発明の実施例2による、ファインダー光学系を構成する接眼レンズ5について説明する。接眼レンズ5は焦点面3側から観察側へ順に、負の屈折力の第1レンズG1よりなる第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズG2よりなる第2レンズ群L2、負の第3レンズG3よりなる第3レンズ群L3から構成されている。第2レンズG2を光軸方向に移動させることにより、視度調節を行っている。第3レンズG3はポリカーボネート系樹脂よりなるレンズG3aとアクリル系樹脂よりなるレンズG3bとを接合した接合レンズからなっている。
吸水率の低いポリカーボネート系樹脂よりなるレンズG3aを吸水率の高いアクリル系樹脂よりなるレンズG3bよりも中心厚を厚くすることで、経時変化によるファインダー光学系の光学性能の劣化を低減しつつ、ファインダー倍率の高倍率化を実現している。また、最もアイポイントIP側をアクリル系樹脂よりなるレンズG3bで形成して、外観部品としての強度を十分に保っている。
[実施例3]
以下、図6を参照して、本発明の実施例3による、ファインダー光学系を構成する接眼レンズ5について説明する。接眼レンズ5は焦点面3側から観察側へ順に、負の屈折力の第1レンズG1よりなる第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズG2よりなる第2レンズ群L2、負の屈折力の第3レンズG3からなる第3レンズ群L3から構成されている。正の第2レンズG2を光軸方向に移動させることにより、視度調節を行っている。
第3レンズG3はオレフィン系樹脂よりなるレンズG3aとアクリル系樹脂よりなるレンズG3bを接合した接合レンズよりなっている。吸水率の低いオレフィン系樹脂よりなるレンズG3aを吸水率の高いアクリル系樹脂よりなるレンズG3bよりも中心厚を厚くすることで、経時変化によるファインダー光学系の光学性能の劣化を低減しつつ、ファインダー倍率の高倍率化を実現している。また、最もアイポイントIP側をアクリル系樹脂よりなるレンズG3bで形成して、外観部品としての強度を十分に保っている。
[実施例4]
以下、図8を参照して、本発明の実施例4による、ファインダー光学系を構成する接眼レンズ5について説明する。接眼レンズ5は焦点面3側から観察側へ順に、負の屈折力の第1レンズG1よりなる第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズG2よりなる第2レンズ群L2、負の屈折力の第3レンズG3よりなる第3レンズ群L3から構成されている。第2レンズG2を光軸方向に移動させることにより、視度調節を行っている。第3レンズG3はアクリル系樹脂より成るレンズG3aとオレフィン系樹脂よりなるレンズG3bとアクリル系樹脂よりなるレンズG3cを接合した接合レンズよりなっている。
吸水率の低いオレフィン系樹脂よりなるレンズG3bを吸水率の高いアクリル系樹脂よりなるレンズG3a、G3cよりも中心厚を厚くすることで、経時変化によるファインダー光学系の光学性能の劣化を低減しつつ、ファインダー倍率の高倍率化を実現している。また、焦点面3側および最もアイポイントIP側をアクリル系樹脂よりなるレンズG3a、G3cで形成しているため、外観部品としての強度を十分に保つとともに組立て時等に傷が入りにくく扱いが容易な構成となっている。
[実施例5]
以下、図10を参照して、本発明の実施例5による、ファインダー光学系を構成する接眼レンズ5について説明する。接眼レンズ5は焦点面3側から観察側へ順に、正の屈折力の第1レンズG1よりなる第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズG2よりなる第2レンズ群L2から構成されている。第1レンズG1を光軸方向に移動させることにより、視度調節を行っている。第2レンズG2はスチレン系樹脂よりなるレンズG2aとアクリル系樹脂よりなるレンズG2bを接合した接合レンズよりなっている。
吸水率の低いスチレン系樹脂よりなるレンズG2aを吸水率の高いアクリル系樹脂よりなるレンズG2bよりも中心厚を厚くすることで、経時変化によるファインダー光学系の光学性能の劣化を低減しつつ、ファインダー倍率の高倍率化を実現している。また、最もアイポイントIP側をアクリル系樹脂よりなるレンズG2bで形成しているため、外観部品としての強度を十分に保っている。尚、第2レンズG2aを3つ以上の樹脂材料よりなるレンズより構成しても良い。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
次に各実施例に対応する数値実施例を示す。各数値実施例において、面番号は焦点板3からの順番を示す。riは焦点板3側より順に第i番目の光学素子面の曲率半径、diは焦点板4側より順に第i番目の光学素子厚及び空気間隔である。ndiとνdiは各々焦点板3側より順に第i番目の光学素子の材料の屈折率とアッベ数である。
r1は焦点板3のマット面(物体像が形成される面)3aに相当する。r2は接眼レンズ5の物体側に設けた設計上のダミー面である。数値実施例1乃至3においてr3〜r9と数値実施例4においてr3〜r10、数値実施例5においてr3〜r7は接眼レンズ5を構成する各レンズ面の曲率半径である。最終の面はアイポイントを示している。なお、各数値実施例において*印は非球面を表しており、非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にY軸、光の進行方向を正としRを近軸曲率半径、K、A4、A6、A8、A10としたとき、
によって定義されるものである。また、「e−0X」の表示は「10−X」を意味している。数値実施例においてアイポイントは接眼レンズの最終レンズ面からアイポイントまでの距離(アイレリーフ)を示している。また、前述の条件式と数値実施例における諸数値との関係を表1に示す。
[数値実施例1]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 ∞ 69.30
2 ∞ 0.56
3 -1001.758 1.73 1.58306 30.2
4* 28.991 (可変)
5* 17.588 5.50 1.52470 56.2
6* -26.872 (可変)
7* 32.352 9.00 1.57090 33.8
8* 12.500 1.00 1.49171 57.4
9* 12.500 18.70
10 (アイポイント)

非球面データ
第4面
K = 4.48789e+000 A 4=-4.44800e-005 A 6= 2.46811e-007 A 8=-3.81009e-009 A10= 6.51901e-012

第5面
K = 1.62127e-001 A 4=-4.23052e-005 A 6= 3.57575e-007 A 8=-3.25228e-009 A10= 3.45322e-012

第6面
K =-1.32438e+000 A 4= 1.09304e-005 A 6= 1.15404e-007 A 8=-2.20037e-010 A10=-4.73186e-012

第7面
K =-2.41809e+001 A 4= 5.51729e-005 A 6=-9.36119e-007 A 8= 9.32374e-009 A10=-3.33107e-011

第8面
K = 4.06428e-001 A 4=-1.24602e-004 A 6=-9.23245e-007 A 8= 2.78945e-008 A10=-2.89467e-010

第9面
K = 4.06428e-001 A 4=-1.24602e-004 A 6=-9.23245e-007 A 8= 2.78945e-008 A10=-2.89467e-010

各種データ
視度 −1 −3 +1
焦点距離 59.90 60.85 58.69
アイポイント 18.70 18.70 18.70

可変間隔 −1 −3 +1
d 4 1.81 0.44 3.47
d 6 2.16 3.45 0.47
[数値実施例2]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 ∞ 69.30
2 ∞ 0.56
3 -1001.568 1.73 1.58306 30.2
4* 29.127 (可変)
5* 17.639 5.50 1.52470 56.2
6* -26.806 (可変)
7* 31.898 9.00 1.58306 30.2
8* 12.500 1.00 1.49171 57.4
9* 12.500 18.70
10 (アイポイント)

非球面データ
第4面
K = 4.55671e+000 A 4=-4.39571e-005 A 6= 2.45415e-007 A 8=-3.81667e-009 A10= 6.47179e-012

第5面
K = 1.85509e-001 A 4=-4.16754e-005 A 6= 3.54706e-007 A 8=-3.25787e-009 A10= 3.36024e-012

第6面
K =-1.47199e+000 A 4= 9.98196e-006 A 6= 1.18620e-007 A 8=-2.30085e-010 A10=-4.78101e-012

第7面
K =-2.33584e+001 A 4= 5.53951e-005 A 6=-9.39138e-007 A 8= 9.36912e-009 A10=-3.36195e-011

第8面
K = 3.82770e-001 A 4=-1.23813e-004 A 6=-9.30213e-007 A 8= 2.89711e-008 A10=-2.98842e-010

第9面
K = 3.82770e-001 A 4=-1.23813e-004 A 6=-9.30213e-007 A 8= 2.89711e-008 A10=-2.98842e-010

各種データ
視度 −1 −3 +1
焦点距離 59.71 60.59 58.53
アイポイント 18.70 18.70 18.70

可変間隔 −1 −3 +1
d 4 1.81 0.44 3.47
d 6 2.16 3.45 0.47
[数値実施例3]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 ∞ 69.30
2 ∞ 0.56
3 -989.318 1.73 1.58306 30.2
4* 28.587 (可変)
5* 17.422 5.50 1.52470 56.2
6* -26.938 (可変)
7* 34.611 9.00 1.52470 56.2
8* 12.500 1.00 1.49171 57.4
9* 12.500 18.70
10 (アイポイント)

非球面データ
第4面
K = 4.36424e+000 A 4=-4.40489e-005 A 6= 2.07436e-007 A 8=-3.61883e-009 A10= 6.55971e-012

第5面
K = 1.13930e-001 A 4=-4.14679e-005 A 6= 3.21259e-007 A 8=-3.24935e-009 A10= 4.63036e-012

第6面
K =-1.75427e+000 A 4= 7.64947e-006 A 6= 1.10899e-007 A 8=-2.82219e-010 A10=-4.29459e-012

第7面
K =-2.81253e+001 A 4= 4.84317e-005 A 6=-8.90632e-007 A 8= 9.44677e-009 A10=-3.56521e-011

第8面
K = 9.84666e-002 A 4=-1.06692e-004 A 6=-6.61384e-007 A 8= 2.64803e-008 A10=-2.51819e-010

第9面
K = 9.84666e-002 A 4=-1.06692e-004 A 6=-6.61384e-007 A 8= 2.64803e-008 A10=-2.51819e-010

各種データ
視度 −1 −3 +1
焦点距離 60.33 61.50 59.02
アイポイント 18.70 18.70 18.70

可変間隔 −1 −3 +1
d 4 1.72 0.39 3.46
d 6 2.28 3.48 0.47
[数値実施例4]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 ∞ 69.30
2 ∞ 0.56
3 -993.303 1.73 1.58306 30.2
4* 32.764 (可変)
5* 18.960 5.50 1.52470 56.2
6* -30.115 (可変)
7* 28.341 1.00 1.49171 57.4
8* 28.341 8.00 1.57090 33.8
9* 12.500 1.00 1.49171 57.4
10* 12.500 18.70
11 (アイポイント)

非球面データ
第4面
K =-2.34785e+001 A 4= 5.89174e-005 A 6=-4.87523e-007 A 8= 3.42804e-009 A10=-1.32130e-011

第5面
K = 3.79092e-001 A 4=-4.26165e-005 A 6= 1.75238e-007 A 8=-4.05800e-009 A10= 2.33043e-011

第6面
K = 1.78039e+000 A 4= 3.51228e-005 A 6=-2.56307e-008 A 8=-2.10183e-009 A10= 2.05158e-011

第7面
K =-3.24761e+000 A 4=-5.21113e-006 A 6= 2.51342e-007 A 8=-3.20582e-009 A10= 1.71320e-011

第8面
K =-3.24761e+000 A 4=-5.21113e-006 A 6= 2.51342e-007 A 8=-3.20582e-009 A10= 1.71320e-011

第9面
K =-3.28686e+000 A 4= 1.01430e-004 A 6= 1.01729e-006 A 8=-3.43287e-008 A10= 2.95975e-010

第10面
K =-3.28686e+000 A 4= 1.01430e-004 A 6= 1.01729e-006 A 8=-3.43287e-008 A10= 2.95975e-010

各種データ
視度 −1 −3 +1
焦点距離 59.66 60.73 58.54
アイポイント 19.70 19.70 19.70

可変間隔 −1 −3 +1
d 4 1.73 0.32 3.51
d 6 2.23 3.56 0.46
[数値実施例5]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 ∞ 69.90
2 ∞ (可変)
3* 105.777 3.74 1.49171 57.4
4 -65.790 (可変)
5* 15.734 9.00 1.57090 33.8
6 12.500 1.00 1.49171 57.4
7 12.500 18.00
8 (アイポイント)

非球面データ
第3面
K = 1.56581e+001 A 4= 1.79204e-006 A 6=-6.30549e-008 A 8= 4.42203e-010 A10=-9.28471e-013

第5面
K =-2.33470e+000 A 4= 6.58237e-005 A 6= 2.50247e-008 A 8=-6.18204e-010 A10= 3.08283e-012

各種データ
視度 −1 −3 +1
焦点距離 60.95 61.23 60.88
アイポイント 18.00 18.00 18.00

可変間隔 −1 −3 +1
d 2 3.27 0.50 8.84
d 4 6.39 9.16 0.82

以下に各実施例における条件式の数値を示す
1:撮影レンズ 2:クイックリターンミラー 3:焦点板
4:ペンタダハミラー 5:接眼レンズ

Claims (5)

  1. 所定面に形成された物体像を観察するための接眼レンズであって、該接眼レンズの最も観察側は樹脂材料よりなる複数のレンズを接合した接合レンズよりなり、
    該接合レンズを構成する中心肉厚の最も厚いレンズの中心厚と材料の吸水率を各々t1、A、
    前記接合レンズの最も観察側のレンズの中心厚と材料の吸水率を各々t2、Bとするとき、
    1<B/A<35
    2≦t1/t2<20
    なる条件式を満足することを特徴とする接眼レンズ。
  2. 前記接眼レンズは、物体像が形成される所定面側から観察側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、樹脂材料よりなる複数のレンズを接合した接合レンズを含む負の屈折力の第3レンズ群よりなり、前記第2レンズ群を光軸方向に移動させることにより視度調節が行われることを特徴とする請求項1の接眼レンズ。
  3. 前記接眼レンズは、物体像が形成される所定面側から観察側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、樹脂材料よりなる複数のレンズを接合した接合レンズを含む負の屈折力の第2レンズ群よりなり、前記第1レンズ群を光軸方向に移動させることにより視度調節が行われることを特徴とする請求項1の接眼レンズ。
  4. 撮影レンズより所定面に形成された物体像を正立像とする正立像形成部材と、該正立像形成部材を介して観察する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の接眼レンズを有することを特徴とするファインダー光学系。
  5. 請求項4に記載のファインダー光学系と、該ファインダー光学系で表示される被写体像に相当する像を受光する撮像手段と、を有することを特徴とする撮像装置。
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