JP2013167660A - プロジェクター、及び、画像表示システム - Google Patents

プロジェクター、及び、画像表示システム Download PDF

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Abstract

【課題】複数台のプロジェクターから投射される画像同士を高精度に位置合わせすることができるプロジェクター、及び、画像表示システムを提供する。
【解決手段】投射面に画像を投射するプロジェクターであって、画像を投射する画像投射部10と、スクリーンSCに投射される第1の位置調整パターン5A及び第2の位置調整パターン5Bを記憶する記憶部37と、を備え、第1の位置調整パターン5A及び前記第2の位置調整パターン5Bは、共通色で構成される特徴図形51A,51Bと、特徴図形51A,51Bとは異なる位置にある補助図形52A,52Bと、をそれぞれ含み、補助図形52A,52Bの色が調整パターン5A,5B毎に異なる色である。
【選択図】図3

Description

本発明は、投射面に画像を投射するプロジェクター、及び、複数台の当該プロジェクターを備えた画像表示システムに関する。
従来、複数台のプロジェクターから投射される複数の画像をスタック表示して、投射面に投射される投射画像の明るさを向上させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなスタック表示を行う場合には、各プロジェクターから投射される画像同士を高精度に位置合わせする必要がある。例えば、特許文献1記載の構成では、スタック投射を行う各プロジェクターから異なる色のパターンを投射して、各プロジェクターからの投射画像が特定の投射位置に投射されていることを、これらの色の合成色によって表示する。これにより、各プロジェクターの投射位置と、投射位置が重なっているかどうかを視認できる。この場合、ユーザーは、各プロジェクターからの位置調整用パターンを重ねて得られる上記合成色を目安にプロジェクターを操作して、投射画像の位置合わせを行う。
特開2011−29727号公報
しかしながら、人の視覚機能は色相方向の変化に対して比較的鈍感であるため、特許文献1記載のように、投射されたパターンの色の違いに基づき重なりを判断することは容易ではない。例えば、パターンが完全に重なった場合と、少しのずれを生じている場合とは区別が付き難い。このため、各プロジェクターから投射される画像の位置合わせの精度に限界があり、より高精度の位置合わせを可能とする手法が求められていた。
本発明は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、複数台のプロジェクターから投射される画像同士を高精度に位置合わせすることができるプロジェクター、及び、画像表示システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、投射面に画像を投射するプロジェクターであって、前記画像を投射する投射部と、前記投射面に投射される第1の位置調整パターン及び第2の位置調整パターンを記憶する記憶部と、を備え、前記第1の位置調整パターン及び前記第2の位置調整パターンは、共通色で構成される特徴図形と、前記特徴図形とは異なる位置にある補助図形と、をそれぞれ含み、前記補助図形の色が前記調整パターン毎に異なる色であることを特徴とする。
本発明によれば、特徴図形は、共通色で構成されるため、特徴図形の重なりを輝度の変化で判断することができる。また、特徴図形とは異なる位置に配置される補助図形を調整パターン毎に異なる色にしたため、調整パターンにずれが生じている場合に、調整すべきプロジェクター、及び、調整する方向を容易に視認することができる。従って、複数台のプロジェクターから投射される画像同士を高精度に位置合わせすることができる。
また、本発明は、上記のプロジェクターにおいて、前記特徴図形は、前記投射面内のずれの有無を視認可能な形状を有する図形であることを特徴とする。
本発明によれば、複数台のプロジェクターから投射される特徴図形によって、投射面内の各プロジェクターから投射される画像がずれを生じているか否かを容易に視認することができる。
また、本発明は、上記のプロジェクターにおいて、前記特徴図形は、前記補助図形とは異なる色を有しており、かつ前記補助図形よりも高輝度であることを特徴とする。
本発明によれば、特徴図形の重なりを輝度の変化で容易に判断することができる。
また、本発明は、上記のプロジェクターにおいて、前記投射部は、光源と、マトリクス状に配置された複数の画素を有し、前記光源が発した光を変調する変調手段と、を備え、前記特徴図形は、前記変調手段により1画素幅で形成される線により構成されることを特徴とする。
本発明によれば、特徴図形を1画素幅で形成したため、特徴図形が完全に重なった部分と、少しのずれを生じている部分とでの区別をつけやすくすることができる。
また、本発明は、上記のプロジェクターにおいて、前記特徴図形は、少なくとも所定の長さを有する図形であることを特徴とする。
本発明によれば、各プロジェクターから投射される特徴図形の回転方向のずれを含む画像のずれを容易に視認することができる。
また、本発明は、上記のプロジェクターにおいて、複数の前記位置調整パターンのうち少なくとも一組は、前記補助図形の色が互いに補色となっていることを特徴とする。
本発明によれば、各プロジェクターから投射される補助図形の重なっている部分と、重なっていない部分とでの、色相方向の色の違いを大きくすることができ、画像のずれを容易に視認することができる。
また、本発明は、上記のプロジェクターにおいて、前記位置調整パターンにおいて前記補助図形は前記特徴図形の近傍に配置され、前記補助図形は、前記特徴図形の調整の方向及び調整量を視認可能な形状を有する図形であることを特徴とする。
本発明によれば、補助図形を目安にして、特徴図形の調整方向を容易に視認することができるとともに、調整によって特徴図形が最適な重畳状態になっているかを特徴図形の輝度を目安に容易に判断することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、複数のプロジェクターを備えた画像表示システムであって、前記プロジェクターは、それぞれ、投射面に投射される位置調整パターンを有し、各々の前記プロジェクターが有する前記位置調整パターンは、特徴図形と、前記特徴図形とは異なる位置に配置された補助図形と、を含み、各々の前記プロジェクターが有する前記位置調整パターンに含まれる前記特徴図形の色は共通であって、複数の前記プロジェクターのうち少なくとも一組は、互いに異なる色の前記補助図形を含む前記位置調整パターンを有して構成されたことを特徴とする。
本発明によれば、画像表示システムの各プロジェクターから投射面に投射される位置調整パターンは、共通色の特徴図形と、互いに異なる色の補助図形と、を含むため、位置調整パターンの重なりを特徴図形の輝度で容易に判断することができると共に、位置調整パターンの調整方向を補助図形の色の違いで容易に判断することができる。従って、複数台のプロジェクターから投射される画像同士を高精度に位置合わせすることができる。
本発明によれば、複数台のプロジェクターから投射される位置調整パターンの重なりを容易に視認することができ、複数台のプロジェクターから投射される画像同士を高精度に位置合わせすることができる。
第1の実施形態に係る画像表示システムの概略構成を示す図である。 プロジェクターの機能的構成を示す図である。 位置調整パターンの例を示す図である。 2台のプロジェクターにより位置調整パターンをスクリーンに投射した例を示す図であり、(A)はスクリーンに投射された調整前の位置調整パターンの状態を示す図であり、(B)は調整後の位置調整パターンの状態を示す図である。 画像の位置合わせの手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態の画像表示システムの概略構成を示す図である。
[第1の実施形態]
以下、図面を参照して本発明を適用した実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態に係る画像表示システム1の概略構成を示す図である。
画像表示システム1は、複数のプロジェクター2を並べて設置し、これら複数のプロジェクター2による投射画像がスクリーンSC(投射面)上で重畳するようにスタック表示を行う。本実施形態では、2台のプロジェクター2(以下、プロジェクター2A、2Bと呼ぶ)を横並びに設置した構成を例に挙げて説明する。
プロジェクター2A、2Bは、それぞれ、画像送信ケーブル41を介して画像出力装置7に接続され、画像出力装置7から入力される画像データに基づく画像をスクリーンSC上に投射する。プロジェクター2A、2Bには、画像出力装置7から同一の画像に関する画像データが供給される。
画像表示システム1は、2台のプロジェクター2A、2BのそれぞれからスクリーンSCに向けて同じ画像を投射し、これらの投射画像101、102は重畳されて1つの投射画像100としてスクリーンSC上に結像する。すなわち、投射画像100は、2台のプロジェクター2A、2Bの投射光が重ねて投射された画像である。このスタック表示を行うことで、投射画像100の光量を大幅に増すことができるという利点がある。
ここで、プロジェクター2Aが投射する画像とプロジェクター2Bが投射する画像とがずれていると、投射画像100がぼやけてしまうため、プロジェクター2A、2Bの設置位置及び角度の調整が必要である。
例えば、プロジェクター2A、2Bが同機種であっても、あおり角が異なると投射画像101、102が高さ方向にずれてしまう。また、プロジェクター2A、2Bの水平方向の設置角がずれると、重畳領域121において投射画像101、102が横方向にずれてしまう。このため、プロジェクター2A、2Bの設置位置および角度を調整することにより、投射画像101、102の位置合わせを高精度に行う必要がある。
本実施形態の画像表示システム1においては、プロジェクター2A、2Bの各々が重畳表示時において重畳位置を調整するための重畳表示用の位置調整パターン5を投射する機能を有する。ユーザーは、プロジェクター2A、2BからスクリーンSCに投射される2つの位置調整パターン5を目安に、プロジェクター2A、2Bのいずれか或いは両方を操作し、投射画像101、102の位置合わせを行う。なお、投射画像101、102の位置合わせの手順については、後述する。
図2は、画像表示システム1を構成するプロジェクター2Aの機能的構成、及び、ハードウェア構成を模式的に示す図である。なお、プロジェクター2Bは、プロジェクター2Aと同様の構成であるため、図示及び説明を省略する。
プロジェクター2Aは、画像を投射する画像投射部10と、画像処理を行う制御部31、画像受信部32、画像処理部33、画像補正部34、光変調装置駆動部35、光源駆動部36、パターン記憶部37、及び入力操作部38の各部とを本体20に備えている。
画像投射部10は、リフレクター22Aを備えた光源22、光源22が発した光をR成分、G成分及びB成分の各色光に分離するミラー23、ミラー23が分離したR成分、G成分及びB成分の色光を変調する変調手段としての光変調装置24、光変調装置24によって変調された光をスクリーンSCに向けて投射する投射光学系25を備える。
光源22は、例えば、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、LED等を用いることができ、リフレクター22Aの他に、投射光の光学特性を高めるためのレンズ群(図示略)、偏光板、補助リフレクター(図示略)等を備えたものとしてもよい。
ミラー23は、光源22が発した光に含まれるR成分の光を反射してG成分及びB成分を透過させるR用ダイクロイックミラー、及び、G成分の光を反射してB成分を透過させるG用ダイクロイックミラー等を備えて構成される。また、ミラー23に、R成分、G成分及びB成分の成分毎の光路長の差を吸収するリレーレンズ群を設けてもよい。
光変調装置24は、スクリーンSCに画像を表示する変調手段に相当し、R成分の光(第1の色光)を変調する光変調装置(第1の変調手段)、G成分の光(第2の色光)を変調する光変調装置(第2の変調手段)、及びB成分の光(第3の色光)を変調する光変調装置(第3の変調手段)を含む。
より具体的には、光変調装置24は、RGBの各色に対応した3枚の透過型または反射型の液晶ライトバルブを用いた方式、3枚のデジタルミラーデバイスを用いた方式等により構成され、ミラー23により分離されたR成分、G成分及びB成分の光をそれぞれ変調する。
なお、ミラー23を、光源22が発した光を色光に分離せずに白色光のまま光変調装置24に導く構成とすることも可能である。この場合、光変調装置24は、光源が発した白色光に含まれる光のうちRGBの光を透過するカラーホイールと、1枚のデジタルミラーデバイス(DMD)とを組み合わせたDMD方式で構成される。カラーホイールと1枚のデジタルミラーデバイスとを組み合わせた方式においては、1つのデジタルミラーデバイスが変調手段に相当する。
本実施形態では、光変調装置24を、液晶ライトバルブを用いた構成とする。光変調装置24は、複数の画素をマトリクス状に配置した透過型液晶パネルを備え、これら複数の画素により画像を形成し、光源22が発した光を形成した画像によって変調する変調手段として機能する。
光変調装置24は、後述する光変調装置駆動部35によって駆動され、マトリクス状に配置された各画素における光の透過率を変化させることにより、画像を形成する。
投射光学系25は、光変調装置24により変調されたRGB3色の変調光を合成するプリズム26と、プリズム26により合成された投射画像をスクリーンSCで結像させる投射レンズ27を備えている。プリズム26は光変調装置24の構成に合わせて、1または複数の光学プリズムやミラーを組み合わせて構成される。
本実施形態の光変調装置24は3枚の透過型液晶パネルを備えて構成されるので、プリズム26は、これら3枚の液晶パネルにより変調された光をプリズム26で合成する構成となっている。投射レンズ27は、例えば複数のレンズ群で構成され、ズーム及びフォーカスを調整する駆動機構(図示略)により駆動される。そして、投射光学系25が投射する光は、投射窓20AからスクリーンSCに投射され、スクリーンSC上に投射画像100が表示される。
制御部31は、図示しないCPU、CPUが実行するプログラムやデータ等を不揮発的に記憶するROM、及び、CPUが実行するプログラムや処理対象のデータを一時的に記憶するRAM等を備えて構成され、プロジェクター2Aの各部を中枢制御する。
画像受信部32には、画像送信ケーブル41が接続される。画像受信部32は、画像送信ケーブル41を介して外部の画像出力装置7から各種形式の画像データ(画像信号)を受信する。画像受信部32が受信する画像データは、アナログ画像信号及びデジタル画像データのいずれであってもよく、信号形式及びデータフォーマット等は任意である。また、画像受信部32において画像送信ケーブル41が接続される接続端子、画像送信ケーブル41、及び画像出力装置7の具体的な仕様についても任意である。画像受信部32は、画像出力装置7から受信した画像データを画像処理部33に出力する。
画像処理部33は、制御部31の制御に従って、画像受信部32から入力される画像データを解析し、この画像データのデータフォーマットに対応して予め設定された、アナログ/デジタル変換処理、解像度変換処理、アスペクト比変更処理、フレームレート変換処理、減色処理、増色処理、画像補正処理等を行い、光変調装置24の表示画素数に対応する解像度の投射画像データを生成する。
画像補正部34は、スクリーンSCに対するプロジェクター2Aのあおり角に起因して発声する台形歪みを補正する台形歪み補正処理を実行する。画像補正部34は、制御部31の制御に従って、画像処理部33が出力する投射画像データを、台形歪みを補償する形状とする補正処理を実行し、補正後の投射画像データを光変調装置駆動部35に出力する。この補正処理では、例えば、光変調装置24の液晶パネルの画素領域内に、台形歪みを補償するようにユーザーによって設定された形状の画像形成領域が設定され、この画像形成領域内に収まるように投射画像データが処理される。
光変調装置駆動部35は、画像補正部34から入力される画像データに従って光変調装置24を駆動する。これにより、ユーザーによって設定された形状の画像形成領域内に投射画像100が投射される。
光源駆動部36は、制御部31の指示に基づいて、光源22の点灯制御を行う。
入力操作部38は、ユーザーがプロジェクター2Aに対して各種指示を行うための複数の操作キー(図示略)等を備えている。入力操作部38が備える操作キーとしては、例えば、電源のオン・オフを切り替えるための電源キーや、各種設定を行うためのメニュー画像を表示させるメニューキー、メニュー画像等で選択された項目を確定させる決定キー、位置調整パターンの投射を指示する位置調整キー、上下左右に対応する4つの方向キー、台形歪み補正に使用される台形歪補正キー等が挙げられる。制御部31は、入力操作部38におけるユーザーの操作内容を検出し、検出した操作に基づいてプロジェクター2Aを制御する。なお、入力操作部38として、遠隔操作が可能なリモコン(図示略)を用いた構成としてもよい。
パターン記憶部37は、マスクROM(Read Only Memory)や、フラッシュメモリー、FeRAM(Ferroelectric RAM:強誘電体メモリー)等の不揮発性記憶装置を備えて構成される。パターン記憶部37には、各プロジェクター2A、2Bから投射される画像同士をスタック表示するために、画像の投射位置を調整して合わせする際に用いられる複数の位置調整パターン5(以下、位置調整パターン5A、5Bと呼ぶ)が予め記憶されている。
図1に示したように、画像表示システム1を構成する複数のプロジェクター2A、2Bは、位置調整を行う際に、互いに異なる位置調整パターン5を投射する。このため、本実施形態では、プロジェクター2A、2Bが、それぞれプロジェクター2の数に応じた2つの位置調整パターン5A、5Bを投射可能であり、このうちいずれか一方を投射する。
図3は、位置調整パターンの例を示す図であり、ここでは2つの位置調整パターンを例示する。図3(A)は第1の位置調整パターン5Aを、図3(B)は第2の位置調整パターン5Bを示す。本実施形態では、プロジェクター2A、2Bがそれぞれ、位置調整パターン5A、5Bを表示するためのデータをパターン記憶部37に記憶している。なお、パターン記憶部37は、位置調整パターン5A、5Bの2種類だけではなく、3種類以上の位置調整パターンを記憶している構成であっても良い。
第1の位置調整パターン5Aは、画像形成領域の隅における位置を確認するため、少なくとも所定の長さを有する図形である特徴図形51A(第1の特徴図形)を含み、さらに特徴図形51Aとは異なる位置に補助図形52A(第1の補助図形)が配置されて構成される。第2の位置調整パターン5Bも同様に、画像形成領域の隅における位置を確認するための、少なくとも所定の長さを有する図形である特徴図形51B(第2の特徴図形)と、特徴図形51Bとは異なる位置に配置された補助図形52B(第2の補助図形)を含んで構成される。
図3に示す例では、第1の位置調整パターン5Aは、画像形成領域の4隅付近に相当する位置に配置された略十字形状の特徴図形51Aと、特徴図形51Aを形成する縦横の線から延びる補助図形52Aと、を含んで構成され、全体として、画像形成領域の縦方向に亘って延びる一組の縦線と、横方向に亘って延びる一組の横線と、を有する格子状に形成されている。
第2の位置調整パターン5Bも同様に、画像形成領域の4隅付近に相当する位置に配置された略十字形状の特徴図形51Bと、特徴図形51Bを形成する縦横の線から延びる補助図形52Bと、を含んで構成される。位置調整パターン5Bは、全体として、画像形成領域の縦方向に亘って延びる一組の縦線と、横方向に亘って延びる一組の横線と、を有する格子状となっている。
また、位置調整パターン5A、5Bを構成する特徴図形51A、51B及び補助図形52A、52Bは、いずれも1画素幅の線で形成されている。
第1の位置調整パターン5Aに含まれる特徴図形51Aと、第2の位置調整パターン5Bに含まれる特徴図形51Bとは共通色、すなわち同じ色で構成される。特徴図形51A、51Bの色は、高輝度の色であることが好ましく、白色であれば特に好ましい。また、特徴図形51A、51Bは、補助図形52A、52Bとは異なる色を有しており、かつ補助図形52A、52Bに比べて高輝度である。換言すれば、位置調整パターン5A,5Bは、ある特定の形状を持ち、位置調整パターン5A,5Bのある部分(特徴図形に相当する部分)とそれ以外の部分(補助図形に相当する部分)とでは、色が異なっている。
一方、第1の位置調整パターン5Aに含まれる補助図形52Aと、第2の位置調整パターン5Bに含まれる補助図形52Bは、互いに異なる色であることが好ましく、補色の関係にある色であればより好ましい。例えば、第1の位置調整パターン5Aの補助図形52Aが緑色である場合、第2の位置調整パターン5Bの補助図形52Bには、緑色の補色である赤色が用いられる。なお、図3(A)、(B)及び、後述する図4では、緑色の部分を斜線で示し、赤色の部分を斜線の格子縞で示している。
補助図形52A、52Bの色の組み合わせは、上記の緑色と赤色の補色の組み合わせの他、例えば、橙色と青色や、黄色と紫色等の色の組み合わせとすることができる。
プロジェクター2A、2Bの位置調整を行う場合、例えば、プロジェクター2Aが第1の位置調整パターン5Aを投射し、プロジェクター2Bが第2の位置調整パターン5Bを投射する。なお、プロジェクター2A、2Bと位置調整パターン5A、5Bの組み合わせは任意であり、互いに異なる位置調整パターンを投射すればよい。
この場合、スクリーンSCには、第1の位置調整パターン5Aと第2の位置調整パターン5Bが同時に表示されるので、ユーザーは、特徴図形51Aと特徴図形51Bの重なり具合を見ながら、プロジェクター2A、2Bの投射位置を調整する。特徴図形51A、51Bを少なくとも長さを有する図形であるため、位置調整パターン5A、5Bの縦方向、横方向、および、回転方向のずれの有無を、容易に視認できる。また、特徴図形51A、51Bは、補助図形52A、52Bに比べて高輝度であるため、特徴図形51A、51BがスクリーンSC上でより目立ち、ずれの有無を容易に視認できる。
また、ユーザーは、異なる色からなる2つの補助図形52A、52Bの位置関係に基づき、位置調整においてどのプロジェクター2の投射方向を、どの方向に調整すべきかを知ることができる。上記の例ではプロジェクター2Aが緑色の補助図形52Aを投射し、プロジェクター2Bが赤色の補助図形52Bを投射しているので、補助図形52A、52Bの相対位置から、どちらのプロジェクター2の投射方向がどの方向にずれているかが容易に視認できる。つまり、補助図形52A、52Bにより、調整対象として選択すべきプロジェクター2と、選択したプロジェクター2の投射方向を動かす方向を知ることができる。
人の視覚機能は、補色関係にある複数の色が隣り合っている状態を見たときに、互いの彩度が高くなったように見えるという特性を有することが知られている。このため、補助図形52A、52Bを互いに補色となる色の組み合わせにすることで対比効果を強調することができる。この効果により、スクリーンSC上において、補助図形52A、52Bの視認性は良好であり、正確な位置調整を行うことができる。
また、特徴図形51A、51Bの色は、補助図形52A、52Bの色よりも高輝度の色であるため、補助図形52A、52Bと特徴図形51A、51Bとを容易に区別できる。これにより、補助図形52A、52Bの重なり具合にかかわらず、特徴図形51Aと特徴図形51Bの相対位置を容易に視認でき、より正確な位置調整を行うことができる。
なお、本実施形態では、図3(A)、(B)に示したように、補助図形52A、52Bが特徴図形51A、51Bを形成する縦横の線から延び、プロジェクター2A、Bの画像形成領域の縦横方向に亘って延びる線である場合について説明したが、補助図形52A、52Bの構成は、この例に限定されない。補助図形52A、52Bは、スクリーンSCの面内における位置調整パターン5A、5Bのずれの有無を視認可能であって、特徴図形51A、51Bの調整の方向、および、調整量を視認可能な形状であり、特徴図形51A、51Bとは異なる位置に配置された図形であれば、どのような形状であっても良い。また、上述したように色についても任意である。
図4は、図3(A)、(B)に例示した位置調整パターン5A、5Bを2台のプロジェクター2A、2BによってスクリーンSCに投射した例を示す図であり、(A)は調整前の位置調整パターン5A、5Bの状態を示し、(B)は調整後の位置調整パターン5A、5Bの状態を示す。
各プロジェクター2A、2Bから投射される画像どうしの位置合わせを行う際には、まず、各プロジェクター2A、2Bを操作して、それぞれから、互いに補色となる色の位置調整パターン5A、5BをスクリーンSCに投射する。
図4(A)の例では、プロジェクター2Aから第1の位置調整パターン5Aを、プロジェクター2Bから第2の位置調整パターン5Bを投射している。位置合わせをする際には、一方のプロジェクター(ここではプロジェクター2Aとする)から投射される第1の位置調整パターン5Aを固定画像とし、このプロジェクター2Aの投射位置を調整しないで、他方のプロジェクター2Bの投射位置を移動させて、第2の位置調整パターン5Bの位置を、第1の位置調整パターン5Aの位置に重ねる作業を行う。
図4(A)の例では、特徴図形51A、51Bがずれた位置にあり、特徴図形51Aに対して特徴図形51Bが左上に位置していることが視認できる。この場合、第1の位置調整パターン5Aが固定画像とされ、第1の位置調整パターン5Aを投射するプロジェクター2Aの投射位置は固定される。そして、プロジェクター2Bが操作され、特徴図形51Bが特徴図形51Aに重なるように、プロジェクター2Bが投射する第2の位置調整パターン5Bの投射位置をシフトさせる操作が行われる。
この位置合わせにおいて、プロジェクター2A、2Bの投射位置の調整は電子的に行われる。すなわち、入力操作部38の操作内容に従って、制御部31が光変調装置駆動部35を制御し、光変調装置24の液晶パネルの画素領域と、この画素領域において実際に位置調整パターン5A、5Bに基づき画像が形成される画像形成領域との相対位置をシフトさせる。この処理により、固定された光変調装置24の液晶パネルにおいて画像が形成される位置が縦方向および横方向にシフトされ、位置調整パターン5A、5Bの投射位置が移動する。
位置調整後は、図4(B)に例示するように、特徴図形51A、51Bがほぼ重なっている。特徴図形51A、51Bが、上記のように高輝度の共通の色である場合には、これら特徴図形51A、51Bが重畳した位置ではスクリーンSC上で最も輝度が高くなる。また、特徴図形51A、51Bは、1画素幅の線で形成されるため、1画素分のずれの有無により、輝度が大きく変化する。従って、特徴図形51A、51Bのずれの有無を容易に視認でき、また、特徴図形51A、51Bが一部だけ重畳しているのか、全体的に重畳しているのかも容易に区別できる。なお、本実施形態では、特徴図形51A、51B及び補助図形52A、52Bを形成する線の幅は1画素幅で形成する構成としたが、重畳状態が容易に視認できる線幅であれば、2画素以上の線幅で構成されていても良い。
ところで、上記のように投射画像の位置調整を電子的に行う場合には、各プロジェクター2A、2Bの光変調装置24の位置は動かないので、位置調整パターン5A、5Bのずれを完全に解消し、全体を完全に重畳することが困難な場合がある。例えば、ずれの量が1画素の大きさに満たない程度である場合が挙げられる。このような場合、できるだけの調整を行っても、図4(B)に示したように、補助図形52A、52Bのわずかなずれが視認されることがある。
しかしながら、本実施形態の構成によれば、位置調整パターン5A、5Bが、投射位置のずれを目視により判別するための特徴図形51A、51Bと、補助図形52A、52Bとで構成され、特徴図形51A、51Bに基づいてずれの有無を判別する。従って、位置調整パターン5A、5Bの一部にずれを生じていても、位置合わせにおいて重要な画像形成領域の四隅における位置ずれを優先して、高精度で位置合わせを行うことができる。そして、この特徴図形51A、51Bのずれは、輝度の変化に基づいて高精度で視認できるので、プロジェクター2A、2Bの投射位置が最適な状態であるか否かを、容易に判断できる。
図5は、画像の位置合わせの手順を示すフローチャートである。
この図5を参照して、画像表示システム1の位置調整の手順について説明する。この図5では、一例として、プロジェクター2Aが第1の位置調整パターン5Aを投射し、第1の位置調整パターン5Aの位置にプロジェクター2Bが投射する第2の位置調整パターン5Bを合わせるよう位置を調整する場合について説明する。
まず、ユーザーにより、プロジェクター2Aを任意の設置位置に設置する(ステップS1)。このステップS1でプロジェクター2Aが画像を投射していなければ、ユーザーの操作により任意の画像の投射が開始される。次に、ユーザーによって、プロジェクター2Bが設置される(ステップS2)。このステップS2では、プロジェクター2Bが画像を投射していなければ、ユーザーの操作により任意の画像の投射が開始される。そして、プロジェクター2Bの設置位置は、プロジェクター2BからスクリーンSC上に投射される投射画像が、プロジェクター2Aから投射される投射画像を包含する位置となるように決められる。
続いて、ユーザーの各プロジェクター2A、2Bの入力操作部38に対する操作に応じて、プロジェクター2Aが第1の位置調整パターン5Aの投射を開始し、プロジェクター2Bが第2の位置調整パターン5Bの投射を開始する(ステップS3)。ステップS3では、例えば、入力操作部38が備えるメニューキーや位置調整キーの操作に従って、プロジェクター2A、2Bの制御部31が、パターン記憶部37に予め記憶された複数の位置調整パターン5A、5Bから投射する位置調整パターンを選択して投射を開始する。
ここで、画像表示システム1のプロジェクター2A、2Bが相互に通信する機能を有し、プロジェクター2A、2Bのうち予め設定された一方の装置、或いは、先に操作された装置がマスター装置となり、他方の装置がスレーブ装置となる構成とすることもできる。この場合、マスター装置の制御により相互に通信を行って、各々のプロジェクター2A、2Bが自律的に位置調整パターン5A、5Bの一方を選択して投射する。この場合、各プロジェクター2A、2Bは、補助図形52A、52Bが互いに補色となるような組み合わせの1組の位置調整パターン5A、5Bを選択して投射する。これにより、プロジェクター2A、2Bが記憶している位置調整パターン5の数によらず、スクリーンSCには、補助図形52A、52Bが補色となるような2種類の位置調整パターン5A、5Bが投射される。さらに、スレーブ装置の投射位置を移動させてマスター装置の投射位置に合わせる補正が行われるよう設定され、プロジェクター2A、2Bのどちらを操作しても、スレーブ装置の投射位置がシフトされる構成としてもよい。
ここで、ユーザーは、スクリーンSCに投射された位置調整パターン5A、5Bに含まれる4つの特徴図形51A、51Bの重なり具合を視認し、目視により位置調整の要否を判断する。位置調整が必要な場合、ユーザーは、補助図形52A、52Bの相対位置に基づき、投射位置をシフトさせる方向と、シフトさせる量を判断する。そして、ユーザーが入力操作部38を操作することにより、特徴図形51A、51Bが重なるように投射位置が移動される。
投射位置の調整の処理は、例えば、画像形成領域の四隅付近に配置された4つの特徴図形51A、51Bについて、一つずつ行われる。本実施形態では、画像形成領域の左上に配置された特徴図形51A、51Bから、時計回りで順に調整する場合を例に説明する。
まず、ユーザーの操作により、プロジェクター2Bの左上の特徴図形51Bが、プロジェクター2Aの左上の特徴図形51Aに最も良く重なるように、入力操作部38への操作が行われ、この操作に応じて、プロジェクター2Bの制御部31が投射位置を移動させる(ステップS4)。ユーザーは、対象である左上の特徴図形51Bが特徴図形51Aに重なったと判断するまで、入力操作部38の操作を行う。
次に、ユーザーの操作により、プロジェクター2Bの右上の特徴図形51Bが、プロジェクター2Aの右上の特徴図形51Aに最も良く重なるように、入力操作部38への操作が行われ、この操作に応じて、プロジェクター2Bの制御部31が投射位置を移動させる(ステップS5)。その後、同様に、ユーザーの操作により、プロジェクター2Bの右下の特徴図形51Bが、プロジェクター2Aの右下の特徴図形51Aに最も良く重なるように、入力操作部38への操作が行われ、この操作に応じて、プロジェクター2Bの制御部31が投射位置を移動させる(ステップS6)。さらに、ユーザーの操作により、プロジェクター2Bの左下の特徴図形51Bが、プロジェクター2Aの左下の特徴図形51Aに最も良く重なるように、入力操作部38への操作が行われ、この操作に応じて、プロジェクター2Bの制御部31が投射位置を移動させる(ステップS7)。これらステップS5〜S7で、ユーザーは、対象である特徴図形51Bが特徴図形51Aに重なったと判断するまで、入力操作部38の操作を行う。この一連の処理によって、スクリーンSC上の全ての特徴図形51A、51Bが重なるように位置調整が行われた後、入力操作部38への操作に従って、プロジェクター2A、2Bは位置調整パターン5A、5Bの投射を終了する(ステップS8)。
この位置調整を行う際に、プロジェクター2A、2Bは、光変調装置24の液晶パネルにおける画像形成領域をシフトさせるだけでなく、画像形成領域の形状を変形させる処理を行ってもよい。例えばステップS4において、対象である位置調整パターン5Bの左上の特徴図形51Bを移動させる際に、プロジェクター2Bの画像形成領域全体を液晶パネル上で平行移動させるだけでなく、対象である左上の特徴図形51Bが移動し、かつ、他の3つの特徴図形51Bのうち少なくとも1つ以上を移動させないように、画像形成領域を変形させてもよい。この場合、プロジェクター2A、2BのスクリーンSCに対する水平方向及び垂直方向の投射角の違いに起因する歪みが生じていても、位置調整パターン5A、5Bをより正確に重畳させることができる。
なお、画像形成領域の四隅付近に配置された4つの特徴図形51A、51Bについて順次調整を行う際に、プロジェクター2A、2Bのいずれかの制御により、或いはプロジェクター2Aとプロジェクター2Bの相互の通信により、調整対象の特徴図形51A、51Bを選択する制御が自動的に行われてもよい。
以上説明したように、本発明を適用した第1の実施形態によれば、投射面(スクリーン)SCに画像を投射するプロジェクター2A、2Bは、画像を投射する投射部10と、スクリーンSCに投射される第1の位置調整パターン5A及び第2の位置調整パターン5Bを記憶する記憶部37と、備え、第1の位置調整パターン5A及び第2の位置調整パターン5Bは、共通色で構成される特徴図形51A、51Bと、特徴図形51A、51Bとは異なる位置にある補助図形52A、52Bと、をそれぞれ含み、補助図形52A、52Bの色が位置調整パターン5A、5B毎に異なる色である。これにより、例えば2台のプロジェクター2A、2Bの投射画像をスクリーンSCに重ねて投射するスタック表示を行う場合に、各プロジェクター2A、2Bの投射画像を重ねる調整を行う際に、各プロジェクター2A、2Bの投射画像が最もよく重なるポイントを、特徴図形51A、51Bの輝度の変化から容易に見つけることができる。また、補助図形52A、52Bの色の違いにより、どちらの位置調整パターン5A、Bがどちらのプロジェクター2A、2Bから投射されているものかを速やかに判断することができ、投射位置を移動させるプロジェクターと、その移動の方向とを容易に知ることができる。従って、複数台のプロジェクター2から投射される画像同士を、ユーザーの目視の判断に基づく調整によって、高精度に位置合わせすることができる。
また、特徴図形51A、51Bは、投射面内のずれの有無を視認可能な形状を有する図形であるため、特徴図形51A、51Bから位置調整パターン5A、5Bのずれ方向と、ずれ量を容易に識別することができる。
また、特徴図形51A、51Bは、補助図形52A、52Bのとは異なる色を有しており、かつ補助図形52A、52Bよりも高輝度であるため、人の視覚機能が輝度の変化に対して敏感であることを利用して、投射画像が最適に重なるポイントを特徴図形51A、51Bが重なることによる輝度の変化から容易に見つけることができる。
また、投射部10は、光源22と、マトリクス状に配置された複数の画素を有し、光源(ランプ)22が発した光を変調する光変調装置(変調手段)24と、を備え、特徴図形51A、51Bは、変調手段24により1画素幅で形成される線により構成されるので、特徴図形51A、51BのわずかなずれによりスクリーンSC上の特徴図形51A、51Bの輝度に大きな変化を生じる。これにより、特徴図形51A、51Bのずれの状態を容易に識別できる。
また、特徴図形51A、51Bは、少なくとも所定の長さを有する図形であるため、特徴図形51A、51Bを用いて、位置調整パターン5A、5Bの縦方向、横方向、および、回転方向のずれの有無を視認することができる。
また、複数の位置調整パターン5A、5Bのうち少なくとも一組は、補助図形52A、52Bの色が互いに補色となっているので、補助図形52A、52Bの対比効果によって、スクリーンSC上の補助図形52Aと補助図形52Bの位置関係を、目視によって容易に識別できる。
また、位置調整パターン5A、5Bにおいて補助図形52A、52Bは特徴図形51A、51Bの近傍に配置され、補助図形52A、52Bは、特徴図形51A、51Bの調整の方向及び調整量を視認可能な形状を有する図形である。これにより、プロジェクター2A、2B間のずれ方向、及び、ずれ量が即座に判断できるため、プロジェクター2A、2Bを投射画像が最適な重畳状態になるように、容易に調整を行うことができる。
なお、上記第1の実施形態では、画像表示システム1を構成する2つのプロジェクター2A、2Bの全てが、複数の位置調整パターン5A、5Bを投射可能な構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、プロジェクター2A、2Bのうち一方が、一つの位置調整パターンのみを投射可能な構成としてもよい。この場合、複数の位置調整パターン5を有するプロジェクター2が、例えば他のプロジェクター2と通信を行って、他のプロジェクター2が投射可能な位置調整パターン5の種類を認識し、この位置調整パターン5に対応する位置調整パターン5を選択する構成とすればよい。また、入力操作部38への操作により、対応する位置調整パターン5を選択してもよい。さらに、画像表示システム1を構成する複数のプロジェクター2の一部が、より多くの位置調整パターン5を備えていてもよい。
<第2の実施形態>
続いて、本発明を適用した第2の実施形態に係る画像表示システム110について、図6を用いて説明する。
上記第1の実施形態では、複数のプロジェクター2によりスクリーンSC上にスタック表示する画像表示システム1について説明したが、本発明は、これに限定されず、複数のプロジェクター2による投射画像を並べて、スクリーンSC上にタイリング表示を行い、各プロジェクター2の投射画像よりも大きな画像を投射することも可能である。この第2の実施形態では、4台のプロジェクター2(以下、プロジェクター2C、2D、2E、2Fと呼ぶ)を並べて配置し、各プロジェクター2が投射する画像よりも縦横に大きい画像を投射する構成を例に挙げて説明する。なお、各プロジェクター2の機能的構成、及び、各プロジェクター2が有する位置調整パターン5の構成は、上記第1の実施形態と同様であり、同符号を付して図示及び説明を省略する。
図6に示す画像表示システム110は、4台のプロジェクター2C、2D、2E、2Fと、これら4台のプロジェクター2C、2D、2E、2Fの各々に画像送信ケーブル41を介して接続された画像出力装置8を備えている。画像出力装置8は、プロジェクター2C、2D、2E、2Fに対し、それぞれ異なる画像を表示するための画像データを供給する。
プロジェクター2C、2D、2E、2Fは、スクリーンSCの左上にプロジェクター2Cが投射し、スクリーンSCの右上にプロジェクター2Dが投射し、スクリーンSCの左下にプロジェクター2Eが投射し、スクリーンSCの右下にプロジェクター2Fが投射するよう配置され、4台のプロジェクター2C、2D、2E、2Fが投射する画像が組み合わされて、一つの大画面画像120を投射する構成である。この表示形態は、いわゆるタイリング表示と呼ばれる。
タイリング表示では、プロジェクター2C、2D、2E、2FがスクリーンSCに投射する各投射画像の境界が目立たないように、各プロジェクター2C、2D、2E、2Fが投射する画像は、互いの縁が重ね合わされている。この重ね合わせの部分を、重畳領域121と総称する。重畳領域121は、プロジェクター2Cとプロジェクター2Dの投射画像の重畳領域121A、プロジェクター2Eとプロジェクター2Fの投射画像の重畳領域121B、プロジェクター2Cとプロジェクター2Eの投射画像の重畳領域121C、プロジェクター2Dとプロジェクター2Fの投射画像の重畳領域121D、及び、プロジェクター2C、2D、2E、2Fの全ての投射画像が重なる重畳領域121Eを含む。
画像出力装置8は、画像表示システム110により投射される大画面画像120の原画像を、使用するプロジェクター2の数(ここでは4台)に対応する部分画像に分割し、各プロジェクター2C、2D、2E、2Fが投射すべき部分画像を表す画像データである部分画像データを生成する。画像出力装置8が生成する4つの部分画像データは、大画面画像120を四分割した画像だけでなく、重畳領域121を加えた部分の画像を含む範囲の画像データである。画像出力装置8は、生成した各部分画像データを各部分画像に対応する位置に配置されたプロジェクター2C、2D、2E、2Fに対して出力する。これにより、プロジェクター2C、2D、2E、2Fが画像出力装置8から入力される画像データを投射するだけで、画像表示システム110全体としてタイリングによる大画面画像120の投射を行える。
画像出力装置8が生成する各部分画像データは、各プロジェクター2C、2D、2E、2Fの投射画像が重畳領域121で同じ画像となるように、重複した画像を含んでいる。プロジェクター2C、2D、2E、2Fの各々が投射する投射画像の位置が適切でない場合、重畳領域121において画像がぼやけてしまう。このため、画像表示システム110は、プロジェクター2C、2D、2E、2Fのそれぞれによって位置調整パターンを投射し、位置調整パターンを投射した状態で投射位置を調整する機能を有する。この調整では、ユーザーが、各プロジェクター2C、2D、2E、2Fから投射される位置調整パターンを目視し、その位置がずれているか否かを判定し、このユーザーによる入力操作部38への操作に応じて、各プロジェクター2C、2D、2E、2Fのうち少なくとも一つが、光変調装置24の液晶パネルにおける画像形成領域を変更する。
各プロジェクター2C、2D、2E、2Fが投射する位置調整パターン5は、図3(A)及び(B)に示した位置調整パターン5Aのように、特徴図形51Aと補助図形52Aとを含んでいる。特徴図形51Aと補助図形52Aの特徴は上述した通りである。また、プロジェクター2C、2D、2E、2Fは、隣り合う2台のプロジェクター2が、互いに異なる色の補助図形を含む位置調整パターン5を投射できる構成となっている。さらに、プロジェクター2C、2D、2E、2Fが投射する位置調整パターン5は、重畳領域121A、121B、121C、121Dの全てにおいて、各重畳領域121A、121B、121C、121Dに投射される2種類の補助図形の色が互いに補色となるよう配分されることが、より好ましい。
この構成は、例えば、画像出力装置8が2通りの位置調整パターン5A、5Bを有し、プロジェクター2C、2Fに対して位置調整パターン5Aを供給し、プロジェクター2D、2Eに対して位置調整パターン5Bを供給すれば実現できる。この場合、重畳領域121Eをのぞき、重畳領域121A、121B、121C、121Dにおいては、異なる色の補助図形52A、52Bを含む2つの位置調整パターン5が投射される。勿論、画像出力装置8は、4つの位置調整パターン5を備え、プロジェクター2C、2D、2E、2Fの全てに異なる位置調整パターン5を供給してもよいし、予め、プロジェクター2C、2D、2E、2Fに、それぞれの位置に対応した位置調整パターン5を一つずつ記憶させておいてもよい。
具体的な手順は次の通りである。ユーザーは、まず、4台のプロジェクター2C、2D、2E、2Fのうち、調整対象のプロジェクター2として、上下または左右に隣り合う2台を選択する。ここで、各プロジェクター2C、2D、2E、2Fの相互の通信により、或いは画像出力装置8の制御により、自動的に調整対象のプロジェクター2の選択が行われてもよい。次いで、ユーザーは、これら2台のプロジェクター2が形成する重畳領域において、一方のプロジェクター2を固定し、他方のプロジェクター2の投射位置を調整する。この調整では、対象の重畳領域の特徴図形に基づき調整の要否が判断され、補助図形の状態に基づいて移動方向及び移動量が判断される。この処理が、重畳領域121A、121B、121C、121Dの全てについて行われると、画像表示システム110全体の位置調整が完了する。また、位置調整が終了したプロジェクター2について、投射する位置調整パターン5を、固定した側のプロジェクター2の位置調整パターン5と共通の色の補助図形を含む位置調整パターン5に差し替える等、調整が容易に行えるように各プロジェクター2を操作する事も可能である。
この第2の実施形態によれば、複数のプロジェクター2による投射画像を組み合わせて、スクリーンSC上にタイリング表示によって一つの大画面画像を投射する画像表示システム110において、各プロジェクター2C、2D、2E、2Fが投射する画像が互いに重ね合わされる重畳領域121の画像を、各プロジェクター2C、2D、2E、2Fが投射する位置調整パターンを目安に最適な重畳状態になるように調整することができる。これにより、複数台のプロジェクター2から投射される画像同士を高精度に位置合わせすることができ、重畳領域121の投射画像がぼけを防ぎ、高品質の画像を投射できる。
なお、上記各実施形態は本発明を適用した具体的態様の例に過ぎず、本発明を限定するものではなく、上記実施形態とは異なる態様として本発明を適用することも可能である。例えば、上記各実施形態では、画像形成領域の4隅付近に相当する位置に配置された略十字形状の特徴図形51Aと、特徴図形51Aを形成する縦横の線から延びる補助図形52Aと、を含んで構成され、全体として、画像形成領域の縦方向に亘って延びる一組の縦線と横方向に亘って延びる一組の横線とを有する格子状に形成された位置調整パターン5A、5Bを用いる場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、より複雑な形状の位置調整パターンを用いることも勿論可能であるし、より単純な形状とすることもできる。また、一つの位置調整パターンに複数の補助図形が含まれる場合に、全ての補助図形が同じ色である必要はなく、複数の色の補助図形を含む位置調整パターンを用いることも可能である。さらに、上記各実施形態において、入力操作部38において位置調整を開始する操作が行われた場合に、プロジェクター2が、ユーザーに対して調整方法を案内する表示等を行い、この表示等に対応して、各プロジェクター2が位置調整パターン5を選択する動作や、調整対象のプロジェクター2を選択する動作等が自動的に実行される構成としてもよい。
さらに、上記実施形態では、各々のプロジェクター2と画像出力装置7、8とが画像送信ケーブル41を介して有線接続される構成を例に挙げて説明したが、各プロジェクター2と、外部の画像出力装置7、8との接続形態は任意であって、例えば、無線LAN、Bluetooth(登録商標)等を用いた無線通信により、或いはUSB等の汎用データ通信ケーブルや有線LAN等を用いた有線通信により相互に接続され、画像データを送受信する構成としてもよい。
また、図2に示したプロジェクター2の各機能部は、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される機能的構成を含み、その具体的な実装形態は特に制限されない。その他、プロジェクター2、画像出力装置7、8を含む画像表示システム1、110の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
1、110…画像表示システム、2、2A、2B、2C、2D、2E、2F…プロジェクター、5、5A…第1の位置調整パターン(調整パターン)、5B…第2の位置調整パターン(調整パターン)、7、8…画像出力装置、10…画像投射部(投射部)、22…光源、24…光変調装置(変調手段)、31…制御部、33…画像処理部、35…光変調装置駆動部、37…パターン記憶部(記憶部)、51A、51B…特徴図形、52A、52B…補助図形、121、121A、121B、121C、121D、121E…重畳領域、SC…スクリーン(投射面)。

Claims (8)

  1. 投射面に画像を投射するプロジェクターであって、
    前記画像を投射する投射部と、
    前記投射面に投射される第1の位置調整パターン及び第2の位置調整パターンを記憶する記憶部と、を備え、
    前記第1の位置調整パターン及び前記第2の位置調整パターンは、共通色で構成される特徴図形と、前記特徴図形とは異なる位置にある補助図形と、をそれぞれ含み、
    前記補助図形の色が前記調整パターン毎に異なる色であること
    を特徴とするプロジェクター。
  2. 前記特徴図形は、前記投射面内のずれの有無を視認可能な形状を有する図形であることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。
  3. 前記特徴図形は、前記補助図形とは異なる色を有しており、かつ前記補助図形よりも高輝度であることを特徴とする請求項1または2に記載のプロジェクター。
  4. 前記投射部は、
    光源と、
    マトリクス状に配置された複数の画素を有し、前記光源が発した光を変調する変調手段と、を備え、
    前記特徴図形は、前記変調手段により1画素幅で形成される線により構成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のプロジェクター。
  5. 前記特徴図形は、少なくとも所定の長さを有する図形であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のプロジェクター。
  6. 複数の前記位置調整パターンのうち少なくとも一組は、前記補助図形の色が互いに補色となっていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のプロジェクター。
  7. 前記位置調整パターンにおいて前記補助図形は前記特徴図形の近傍に配置され、
    前記補助図形は、前記特徴図形の調整の方向及び調整量を視認可能な形状を有する図形であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のプロジェクター。
  8. 複数のプロジェクターを備えた画像表示システムであって、
    前記プロジェクターは、それぞれ、投射面に投射される位置調整パターンを有し、
    各々の前記プロジェクターが有する前記位置調整パターンは、特徴図形と、前記特徴図形とは異なる位置に配置された補助図形と、を含み、
    各々の前記プロジェクターが有する前記位置調整パターンに含まれる前記特徴図形の色は共通であって、
    複数の前記プロジェクターのうち少なくとも一組は、互いに異なる色の前記補助図形を含む前記位置調整パターンを有して構成されたこと
    を特徴とする画像表示システム。
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