JP2013166570A - 薄肉ガラス板積層体およびその分離方法、並びに薄肉ガラス板 - Google Patents

薄肉ガラス板積層体およびその分離方法、並びに薄肉ガラス板 Download PDF

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Abstract

【課題】板厚300μm以下の薄肉ガラス板に施すべき各種加工処理の処理性や、薄肉ガラス板の取り扱い性を向上する。
【解決手段】板厚が300μm以下の薄肉ガラス板4を支持部材2の支持面3上に平面配置した薄肉ガラス板積層体1であって、支持部材2のうち、少なくとも支持面3がガラス面で構成され、複数の薄肉ガラス板4が支持面3上に平面配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、支持部材の支持面上に、液晶表示基板や有機EL表示基板などの表示基板、有機EL照明基板などの照明基板に用いられる薄肉のガラス板を平面配置してなる薄肉ガラス板積層体およびその分離方法、並びに薄肉ガラス板に関する。
周知のように、例えば、液晶表示装置や有機EL表示装置などの表示装置の他、有機EL照明装置などの照明装置は薄型化および軽量化が推進されている。特に有機EL表示装置や有機EL照明装置については、持ち運びを容易化するために折り畳みや巻き取りを可能にすることに加え、湾曲状態でも使用可能にすることが求められている。従って、上記の表示装置や照明装置などの各種製品に組み込んで使用されるガラス板は、湾曲状態での使用が可能な高い可撓性を具備している必要がある。そこで、下記の特許文献1に開示されているように、板厚が数百μm以下程度にまで薄板化されたガラス板(ガラスフィルム)が開発されるに至っている。
可撓性確保の観点からは、樹脂フィルムをガラス板の代替品として使用することも考えられるが、樹脂フィルムはガラス板に比べて気体のバリア性(ガスバリア性)に劣る。そのため、例えば有機EL表示装置のように、内部に組み込まれる発光体が酸素や水蒸気等の気体との接触により劣化を来たしてしまう製品においては、ガスバリア性の低い樹脂フィルムをガラス板の代替品として使用できない。また、同様の理由から、他の分野においても、ガラス板の代替品として樹脂フィルムを使用することができない場合がある。従って、ガスバリア性確保の観点からも、ガラスフィルムの需要が高まりつつある。
さらに、ガラスフィルムは可撓性に優れることから、巻芯の外周にロール状に巻き取ることでいわゆるガラスロールとすることが可能である。ガラスロールは、荷役作業や運搬を効率的に行い得るという利点がある他、いわゆるロールツーロール(Roll to Roll)方式を採用して、ガラスフィルムの表面(有効面)に施すべき各種処理を効率的に行い得るという利点もある。このように、ガラスフィルムは、各種工程の作業性や加工性向上にも寄与し得ることから、その需要が一層高まる傾向にある。
特開2008−133174号公報
ところで、ガラスフィルムは、ガラスロールの状態ではなく、所定寸法に切断された、いわゆるガラス板の状態での納品を要求される場合がある。しかしながら、ガラスフィルムは、板厚が至極薄いために低強度で撓み易い。従って、ガラスフィルムを所定寸法に切断してなる薄肉ガラス板単体では、種々の加工工程、例えば表面処理工程へ投入することができない場合がある。これに加え、薄肉ガラス板単体では、取り扱いに格別の配慮が必要であるから、作業効率の低下を招くという問題もある。
このような実情に鑑み、本発明の主な目的は、所定寸法に切断された薄肉のガラス板(薄肉ガラス板)に施すべき各種加工処理の処理性や、薄肉ガラス板の取り扱い性を向上し、もって薄肉ガラス板、ひいては種々の製品の生産性や歩留の向上に寄与することにある。
上記の目的を達成するために創案された第1の発明は、支持部材の支持面上に板厚が300μm以下の薄肉ガラス板を平面配置してなる薄肉ガラス板積層体であって、支持部材のうち、少なくとも支持面がガラス面で構成され、複数の薄肉ガラス板が、支持面上に平面配置されていることを特徴とする。なお、ここでいう「平面配置」とは、「支持部材(支持面)と平行に配置」と同義である(以下同様)。
上記のような薄肉ガラス板積層体であれば、低強度で、単独での取り扱い時に破損等する可能性が高い薄肉ガラス板を安定的に支持した状態、すなわち薄肉ガラス板が破損等する可能性を可及的に低減し得る状態で、薄肉ガラス板に種々の加工処理を施したり、薄肉ガラス板を輸送したりすることができる。そして本発明に係る薄肉ガラス板積層体は、複数の薄肉ガラス板を支持部材の支持面上に平面配置したものであるから、加工効率や輸送効率を向上することができる。また、支持部材の支持面をガラス面(ガラス)で構成すれば、例えば支持面の表面性状を調整することにより、薄肉ガラス板と支持部材の密着力をコントロールすることができる。さらに、ガラスは、一般に耐熱性や耐薬品性に優れる。従って、支持面をガラス面で構成すれば、種々の加工処理の実行中等に薄肉ガラス板を適切な態様で支持することができる。
支持部材の支持面をガラス面で構成すれば、薄肉ガラス板を、支持面に対して剥離可能に直接接着することができる。ここでいう「直接接着」とは、薄肉ガラス板と支持部材との間に接着剤等を介在させずとも、薄肉ガラス板と支持部材とが直接的に接着し、各種加工工程の実行中や輸送中に通常作用する程度の引っ張り応力やせん断応力によっては両者の密着状態が解消されないことを意味する。
このようにすれば、支持部材の支持面上に複数の薄肉ガラス板を平面配置してなる薄肉ガラス板積層体を簡便かつ迅速に製作することができる。また、これに加え、薄肉ガラス板と支持部材の分離も簡便かつ迅速に実行することができる。つまり、薄肉ガラス板と支持部材の直接接着状態は、薄肉ガラス板および支持部材の少なくとも一方に、他方から分離させる方向の引き剥がし力を付与するだけで解消することができるので、両者の分離作業を簡便かつ迅速に実行することができる。
なお、支持部材から薄肉ガラス板を分離させる際に付与すべき上記の引き剥がし力は、例えば、薄肉ガラス板および支持部材の少なくとも一方に粘着テープを貼り付けた状態で、この粘着テープを他方から徐々に離反移動させる(粘着テープを徐々に引き剥がす)ことによって付与することができる。
薄肉ガラス板を支持部材の支持面に剥離可能に直接接着させるには、支持部材として、支持面の表面粗さRaが、0.3nm以上1.0nm以下とされたものを用いることが好ましい。このような表面性状(表面粗さ)を有する支持面は、例えば、ダウンドロー法などで得られたガラス板の支持面となる領域に対し、プラズマ処理(例えば、大気圧プラズマ処理)等の表面改質処理を施すことにより、あるいは研削などの機械加工を施すことによって得ることができる。なお、ここでいう表面粗さRaは、AFM(原子間力顕微鏡)を用い、スキャンサイズ10μm,スキャンレイト1Hz,サンプルライン512の条件で測定し、測定範囲10μm四方の測定値から算出したものである。
以上の構成において、支持部材は、薄肉ガラス板よりも100μm以上500μm以下の範囲で厚肉の板状部材で構成することができる。このようにすれば、薄肉ガラス板積層体の重量化を招かない範囲で、当該積層体のハンドリング性を向上することができるので、薄肉ガラス板積層体(薄肉ガラス板)に種々の加工処理を施すときの作業性の他、薄肉ガラス板積層体の荷役性などが向上する。
上記構成において、薄肉ガラス板は、支持部材の支持面に対する被着面とは反対側の面に、表面処理が施されたものとすることができる。ここでいう「表面処理」には、電極等の機能性膜を生成するための成膜処理の他、粗面化処理等が含まれる。
また、上記の目的を達成するために創案された第2の発明は、支持部材の支持面上に板厚が300μm以下の薄肉ガラス板を平面配置してなる薄肉ガラス板積層体であって、支持部材は、支持面が粘着面で構成された帯状の片面粘着テープからなり、支持面に薄肉ガラス板を複数貼り付けた状態でロール状に巻き取られていることを特徴とする。
このような構成の薄肉ガラス板積層体であれば、複数の薄肉ガラス板を支持部材の支持面に貼り付けた状態、すなわち複数の薄肉ガラス板を支持面で安定的に支持した状態で、いわゆるロールツーロール方式を採用して、薄肉ガラス板に施すべき種々の加工処理を効率的に行うことができる。また、このようなロール形態の薄肉ガラス板積層体であれば、取り扱い性が向上するので荷役作業や輸送を効率的に行い得る。一方、このような薄肉ガラス板積層体であっても、上述した本願の第1発明に係る薄肉ガラス板積層体と同様に、薄肉ガラス板および支持部材の少なくとも一方に他方から分離させる方向の引き剥がし力を付与する、という簡便な手段を採用することによって、支持部材から薄肉ガラス板を分離させることができる。
また、このような薄肉ガラス板積層体であれば、当該積層体から巻き出した支持部材の進行方向を、薄肉ガラス板と離間する方向に変更することにより、より具体的には、例えば巻き出し直後の支持部材の進行方向に対して90°以上変更することによって、支持部材から薄肉ガラス板を分離することもできる。
以上に述べた薄肉ガラス板積層体の分離方法は、薄肉ガラス板を実使用する直前(例えば、製品に組み込む直前)に実行すれば良い。このようにした場合、薄肉ガラス板積層体から分離された薄肉ガラス板、もしくは薄肉ガラス板積層体の分離方法により作製された薄肉ガラス板は、安定的に支持された状態で適宜の加工処理が施され、および/又は輸送等された後に支持部材から分離されたものであることから、各種加工処理の実行中や輸送中における不具合発生が可及的に抑制された高品質のガラス板である。従って、薄肉ガラス板を組み込んだ製品を製造する際には、当該製品の生産性や歩留の向上に寄与することができる。
以上に示すように、本発明によれば、所定寸法に切断されることで得られた薄肉のガラス板(薄肉ガラス板)に施すべき各種加工処理の処理性や、薄肉ガラス板の取り扱い性を向上することができる。これにより、薄肉ガラス板、ひいては当該薄肉ガラス板を組み込んでなる種々の製品の生産性や歩留の向上に寄与することができる。
本発明の一実施形態に係る薄肉ガラス板積層体を概念的に示す図であり、(a)図は同積層体の平面図、(b)図は同積層体の側面図である。 図1に示す薄肉ガラス板積層体を薄肉ガラス板と支持部材とに分離する際に使用する分離装置の一例を概念的に示す図である。 本発明の他の実施形態に係る薄肉ガラス板積層体の概略斜視図である。 図3に示すロール形態の薄肉ガラス板積層体を薄肉ガラス板と支持部材とに分離する際に使用する分離装置の一例を概念的に示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1(a)(b)に、本発明の一実施形態に係る薄肉ガラス板積層体1の平面図および側面図をそれぞれ示す。同図に示す薄肉ガラス板積層体1は、平面視長方形状をなした板状の支持部材2の支持面3上に薄肉ガラス板4を平面配置したものであって、より詳しくは、有効面6(透明電極等の機能性膜を生成するための成膜処理や、表面改質処理などの表面処理が施される面)を上側に配置した複数の薄肉ガラス板4を、支持部材2の支持面3上に平面配置したものである。複数の薄肉ガラス板4は、ガラス面(ガラス)で構成された支持部材2の支持面3に対して剥離可能に直接接着されている。
図示例の薄肉ガラス板積層体1は、複数の薄肉ガラス板4が、平面視で長方形状をなした支持部材2の縦方向(短手方向)および横方向(長手方向)に概ね等間隔で整列配置されたものであるが、薄肉ガラス板4はランダムに配置される場合もある。また、薄肉ガラス板積層体1は、支持部材2の支持面3上に、有効面6に成膜処理等の各種処理が施されてなる複数の薄肉ガラス板4を平面配置した形態ともされる。
図1においては厚みを誇張して描いているが、本実施形態の薄肉ガラス板4は、板厚が10μm以上300μm以下、好ましくは50μm以上200μm以下、より好ましくは70μm以上150μm以下とされた平面視矩形状のガラス板であり、最終的には、例えば液晶表示装置や有機EL表示装置などの表示装置、あるいは有機EL照明装置などの電気・電子機器に組み込んで使用される。このような薄肉ガラス板4は、例えば、ダウンドロー法(特にオーバーフローダウンドロー法)によって上記厚みに成形された帯状のガラスフィルムを、レーザー割断やレーザー溶断等、公知の切断法で所定寸法に切断することにより得られる。オーバーフローダウンドロー法は、成形時にガラス板の両面が成形部材と接触しない成形法であり、高い表面品位(表面精度)を有するガラス板を容易に得ることができるので、高い表面品位を求められる上述の各種製品用のガラス板を得る上で望ましい。もちろん、薄肉ガラス板4としては、その他の成形法、例えばリドロー法によって成形されたものが使用される場合もある。
薄肉ガラス板4は、例えばケイ酸塩ガラス、シリカガラス、ホウ珪酸ガラス、無アルカリガラス等で形成することができるが、特に無アルカリガラスが好適である。無アルカリガラスとは、アルカリ成分(アルカリ金属酸化物)が実質的に含まれていないガラスのことであって、具体的には、アルカリ成分の含有量が1000ppm以下、好ましくは500ppm以下、より好ましくは300ppm以下のガラスである。無アルカリガラスが好適な理由は、薄肉ガラス板4にアルカリ成分が含有されていると、表面においてアルカリイオンと水素イオンとの置換が発生するために構造的に粗となることから、表示装置等の最終製品に組み込んだ後、経年劣化によって破損し易くなるからである。
支持部材2は、支持面3がガラス面とされている限りにおいて任意の構成を採ることができる。すなわち、支持部材2は、単体のガラス板で構成することができる他、金属等、ガラス以外の材料で形成された基板と、支持面3を有するガラス板とを積層一体化したもので構成することもできる。本実施形態の支持部材2は、単体のガラス板で構成され、かつその板厚は、薄肉ガラス板4よりも100μm以上500μmの範囲内で厚肉とされる(図1は板厚を誇張して描いている)。このような板厚の支持部材2を用いることにより、薄肉ガラス板積層体1の重量化を招かない範囲で、当該積層体1のハンドリング性を向上することができる。
支持部材2を構成するガラス板は、上述した表示装置等の最終製品に組み込まれるものではないので、その組成に特段の限定はない。但し、本実施形態のように、薄肉ガラス板4を支持部材2の支持面3に剥離可能に直接接着させた状態で、薄肉ガラス板4に加熱を伴う加工処理(例えば、有効面6に透明電極等の機能性膜を生成するための成膜処理)を施すような場合には、支持すべき薄肉ガラス板4と同一の組成を有するガラス(同種のガラス)で支持部材2を形成するのが望ましい。この理由は、支持部材2と薄肉ガラス板4の熱膨張率の差に起因して両者が剥離等し、加工処理が適切になされないような事態を可及的に防止することができるからである。なお、支持部材2と薄肉ガラス板4とを同一の組成を有するガラスで形成するのが難しい場合でも、例えば、30〜380℃における熱膨張率の差が5×10-7/℃以内のガラスで形成された支持部材2および薄肉ガラス板4を積層させた薄肉ガラス板積層体1であれば、成膜処理中における両者2,4の密着状態を安定的に維持することができる。
本実施形態のように、支持部材2の支持面3に薄肉ガラス板4を剥離可能に直接接着させるには、少なくとも、支持部材2として、支持面3の表面粗さRaが0.3nm以上1.0nm以下に仕上げられたガラス板を用いるのが好ましい。支持面3があまりに平滑化された(支持面3の表面粗さRaが0.3nmよりも小さい)ガラス板を用いると、支持部材2と薄肉ガラス板4の密着力が強くなり過ぎるために、薄肉ガラス板4を支持部材2から円滑に分離させることが困難となり、支持面3の表面粗さRaが1.0nmを超える程度に粗面化されたガラス板を用いると、支持部材2と薄肉ガラス板4の間に必要とされる密着強度を十分に確保することができず、両者の意図せぬ分離等を招来するおそれがあるからである。このような表面粗さRaを有する支持部材2としてのガラス板は、例えば、ダウンドロー法、特にオーバーフローダウンドロー法によって成形され、支持面3(となる領域)にプラズマ処理(例えば、大気圧プラズマ処理)等の表面改質処理や適当な機械加工が施されたガラス板で構成することができる。
以上に述べたような薄肉ガラス板積層体1であれば、低強度で、単独での取り扱い時に破損等する可能性が高い薄肉ガラス板4を安定的に支持した状態、すなわち薄肉ガラス板4が破損等する可能性を可及的に低減し得る状態で、薄肉ガラス板4に種々の加工処理を施したり、薄肉ガラス板4を輸送したりすることができる。そして、薄肉ガラス板積層体1は、複数の薄肉ガラス板4を支持部材2の支持面3上に平面配置してなるものであるから、加工効率や輸送効率が飛躍的に向上する。また、支持部材2の支持面3をガラス面で構成すれば、例えば支持面3の表面性状(表面粗さの他、後述する清浄度等)を調整することにより、薄肉ガラス板4と支持部材2の密着力をコントロールすることができる。さらに、ガラスは、一般に耐熱性や耐薬品性に優れる。従って、支持面3をガラス面で構成した支持部材2であれば、種々の加工処理の実行中等に薄肉ガラス板4を適切な態様で支持することができる。
その一方、薄肉ガラス板4と支持部材2の直接接着状態は、薄肉ガラス板4および支持部材2の少なくとも一方に、他方から分離させる方向の引き剥がし力を付与するだけで解消することができるので、薄肉ガラス板4を破損等させることなく、両者の分離作業を容易にかつ迅速に実行することができる。
なお、薄肉ガラス板4と支持部材2の密着強度は、支持面3の表面粗さRa以外にも、互いに密着する薄肉ガラス板4の被着面5上および支持部材2の支持面3上に存在する水酸基の活性度合いによって左右され、水酸基が活性であるほど強固なものとなる。表面上に存在する水酸基の活性度合いは、表面の清浄度が高いほど活性化する。そのため、薄肉ガラス板4と支持部材2の密着強度が十分に高められた薄肉ガラス板積層体1を得るためには、互いに密着する薄肉ガラス板4の被着面5および支持部材2の支持面3のGI値が、共に、1000pcs/m2以下に制御されていることが望ましく、500pcs/m2以下に制御されていることがより望ましい。但し、薄肉ガラス板4の被着面5および支持部材2の支持面3のGI値を双方共に小さくし過ぎると、薄肉ガラス板4を支持部材2から分離させるのが難しくなるので、薄肉ガラス板4の被着面5および支持部材2の支持面3の少なくとも一方のGI値は5pcs/m2以上に制御するのが望ましい。なお、GI値とは、1m2の領域内に存在する長径1μm以上の不純粒子の個数(pcs)のことであり、清浄度を示す指標の一つである。GI値は、例えば日立ハイテク電子エンジニアリング株式会社製のG17000を用いて測定することができる。
以上で述べた薄肉ガラス板積層体1は、上記のとおり、薄肉ガラス板4を支持部材2から容易に分離することができるものであり、その分離作業は手作業でも実行することができる。しかしながら、薄肉ガラス板積層体1を構成する薄肉ガラス板4は、その板厚が300μm以下とされた極めて割れ易い板状部材であることに加え、支持部材2の支持面3上に複数(多数)配置されていることから、手作業では、支持部材2と薄肉ガラス板4の分離作業を効率的に行い得ない。以下、支持部材2から薄肉ガラス板4を効率良く分離するための方法の具体例を図面に基づいて説明する。
図2は、図1に示す薄肉ガラス板積層体1を薄肉ガラス板4と支持部材2とに分離する際に使用される分離装置の一実施形態を概念的に示している。同図に示す分離装置は、薄肉ガラス板積層体1を構成する薄肉ガラス板4および支持部材2の少なくとも一方に、他方から分離させる方向の引き剥がし力を付与することにより、薄肉ガラス板積層体1を薄肉ガラス板4と支持部材2とに分離するように構成されたものであり、薄肉ガラス板積層体1の支持部材2を下方側から支持しつつ上流側から下流側に搬送する搬送手段16と、搬送手段16の搬送方向に延びた粘着テープ10と、粘着テープ10の案内手段14とを主要部として備える。
粘着テープ10は、図2中の拡大図に示すように、粘着層12と基材層13とを有する二層構造をなした帯状の片面粘着テープであり、粘着面11を支持部材2の支持面3(薄肉ガラス板4の有効面6)と対向させるようにして、巻き出しおよび巻き取り可能に張設されている。すなわち、粘着テープ10は、図示外のテープロールから巻き出され、巻き出された粘着テープ10は回転可能に設けられた巻芯15の外周に順次巻き取られるようになっている。粘着テープ10としては、薄肉ガラス板4を支持部材2から確実に引き剥がすことができる一方で、後工程等において粘着面11に被着した薄肉ガラス板4を容易に剥離(分離)させることができ、かつ薄肉ガラス板4の有効面6に粘着成分が残存しない程度の軽微な粘着力を有するものが好ましく使用される。加えて、巻芯15の外周に巻き取られる粘着テープ10の巻径が過度に大きくなると、輸送効率等が低下する。従って、粘着テープ10としては、例えば、引張弾性率×厚みが1×1011[Pa・μm]であるような粘着テープ、例えば、引張弾性率が4.0GPa以上で、厚み数十μm程度のものを使用するのが望ましい。このような粘着テープ10の具体的としては、株式会社寺岡製作所の型番605(No.605)を挙げることができる。
案内手段14は、粘着テープ10の進行方向を案内するためのものであって、ここでは、案内ローラ(駆動ローラであってもフリーローラであっても良い)を一列に並べて構成される。案内手段14を構成する案内ローラは、薄肉ガラス板4を支持部材2から分離させる位置(概ね図中矢印Aで示す位置。以下、分離位置Aという)で搬送手段16に最も近接配置され、分離位置Aから上流側および下流側に向かうに連れて搬送手段16から徐々に離間するように配置されている。
かかる構成から、図示外のテープロールから巻き出された粘着テープ10は、分離位置Aで薄肉ガラス板4に最も接近し、その粘着面11に、搬送手段16により徐々に下流側に搬送されている薄肉ガラス板積層体1の薄肉ガラス板4を被着させる。粘着テープ10が巻芯15の外周に順次巻き取られるのに伴って、粘着テープ10の粘着面11に被着した薄肉ガラス板4には支持部材2から分離させる方向の引き剥がし力が徐々に付与され、最終的に薄肉ガラス板4が支持部材2から分離される。そして、以上で述べた一連の動作、すなわち粘着テープ10の巻き出しおよび巻き取り、並びに薄肉ガラス板積層体1の下流側への搬送が適当なタイミング・速度で連続的に実行されることにより、支持部材2から全ての薄肉ガラス板4が分離される。支持部材2から分離された薄肉ガラス板4は粘着テープ10と共に巻芯15の外周に巻き取られる。
以上のように、薄肉ガラス板4および支持部材2の少なくとも一方(本実施形態では薄肉ガラス板4)に粘着テープ10を貼り付けた状態で、この粘着テープ10をその長手方向に沿って他方(支持部材2)から徐々に離反移動させるようにすれば、支持部材2から薄肉ガラス板4を分離させる際に付与すべき引き剥がし力を連続的にかつ容易に付与することができる。これにより、板状をなす支持部材2からの薄肉ガラス板4の分離を効率良く実行することができる。
上記の分離工程を経ることで、図3に示すように、粘着面11に複数の薄肉ガラス板4が貼り付けられた帯状の(片面)粘着テープ10を巻芯15の外周に巻き取ってなるロール形態の薄肉ガラス板積層体1’が得られる。この場合、粘着テープ10および粘着面11を、それぞれ、図1に示す実施形態でいう支持部材2および支持面3とみなすことが可能である。このようなロール形態の薄肉ガラス板積層体1’であれば、取り扱い性が向上するので、例えば荷役作業を効率良く実行することができる。
なお、ロール形態の薄肉ガラス板積層体1’は、図2に示したような分離工程を経ずに得ることも可能である。この場合、粘着面11(支持面3)に、薄肉ガラス板4のうち有効面6とは反対側の面(被着面5)を貼り付けてなる粘着テープ10を巻芯15の外周に巻き取ってなるロール形態の薄肉ガラス板積層体1’とすることも可能である。このような薄肉ガラス板積層体1’であれば、いわゆるロールツーロール(Roll to Roll)方式を採用して、薄肉ガラス板4の有効面6に施すべき種々の加工を効率良く施すことができる。
図3に示すロール形態の薄肉ガラス板積層体1’を粘着テープ10と薄肉ガラス板4とに分離する際には、以下のような方法を採ることが可能である。
図4は、図3に示すロール形態の薄肉ガラス板積層体1’を、薄肉ガラス板4と支持部材2としての粘着テープ(片面粘着テープ)10とに分離する際に使用される分離装置の一例を概念的に示している。同図に示す分離装置は、薄肉ガラス板積層体1’から巻き出した支持部材2としての粘着テープ10の進行方向を、薄肉ガラス板4と離間する方向に変更することにより、より具体的には、巻き出し直後の粘着テープ10の進行方向に対して90°以上変更することにより、粘着テープ10から薄肉ガラス板4を分離する方法を実施する際に使用されるものである。
分離装置は、粘着テープ10とは別の回収用粘着テープ20をロール状に巻き取ってなるテープロール22と、テープロール22から巻き出された回収用粘着テープ20の案内手段24と、この案内手段24と協働して、薄肉ガラス板積層体1’から巻き出された粘着テープ10および回収用粘着テープ20を貼り合わせる加圧手段25と、案内手段24の下流端の鉛直下方に配設された回収ローラ23と、粘着テープ10から分離された薄肉ガラス板4の払い出し(回収)用コンベア26とを主要部として備える。回収用粘着テープ20としては、ロール形態の薄肉ガラス板積層体1’を構成する粘着テープ10よりも粘着力が高い片面粘着テープが望ましく、当該回収用粘着テープ20は、その粘着面21に薄肉ガラス板積層体1’から巻き出された粘着テープ10を被着させ得るような姿勢で配置されている。
テープロール22から巻き出された回収用粘着テープ20は、案内手段24に沿って配設されたうえで、その先端部が回収ローラ23に固定されている。従って、回収ローラ23が回転駆動すると、巻き出された回収用粘着テープ20は案内手段24に沿って案内移動された後に、回収ロール23の外周に巻き取られる。回収ローラ23には、薄肉ガラス板積層体1’から巻き出された粘着テープ10のうち、薄肉ガラス板4が分離された後の粘着テープ10も巻き取られるようになっている。
本実施形態の分離装置は、概ね以上の構成を有し、次のようにして、支持部材2としての粘着テープ10から薄肉ガラス板4を分離させる。
まず、先端部が案内手段24を介して回収ローラ23に固定された回収用粘着テープ20は、回収ローラ23が回転駆動することによって連続的に巻き出される。このとき、ロール形態の薄肉ガラス板積層体1’からは粘着面11に薄肉ガラス板4を貼り付けてなる粘着テープ10も同時に巻き出され、案内手段24と加圧手段25の協働により、巻き出された回収用粘着テープ20の粘着面21に粘着テープ10が被着されるようにして、回収用粘着テープ20と粘着テープ10とが貼り合わされる。そして、回収ローラ23の外周に回収用粘着テープ20が順次巻き取られるのに伴って、粘着面21に粘着テープ10を被着してなる回収用粘着テープ20の進行方向が水平方向から鉛直方向に変換され、これにより粘着テープ10の進行方向が、巻き出し直後の粘着テープ10の進行方向に対して90°変更される。これに伴い、粘着テープ10には、当該粘着テープ10を薄肉ガラス板4から分離させる方向の引き剥がし力が付与され、支持部材2としての粘着テープ10から薄肉ガラス板4が分離される。粘着テープ10と薄肉ガラス板4とが分離すると、粘着テープ10は回収用粘着テープ20と共に回収ローラ23の外周に順次巻き取られる一方で、薄肉ガラス板4は、案内手段24の下流端に連なったコンベア26によって下流側に移送される。
このように、ロール形態の薄肉ガラス板積層体1’から巻き出した支持部材2としての粘着テープ10の進行方向を、巻き出し直後の粘着テープ10の進行方向に対して90°以上(図4では90°)変更することにより、粘着テープ10から薄肉ガラス板4を分離させるようにすれば、粘着テープ10と薄肉ガラス板4とを分離させる際に付与すべき引き剥がし力を連続的に付与することができる。これにより、薄肉ガラス板積層体1’を構成する支持部材2としての粘着テープ10と薄肉ガラス板4の分離作業を効率良く実行することができる。
以上で説明したように、本発明に係る薄肉ガラス板積層体1,1’であれば、所定寸法に切断されることで得られた板厚300μm以下の薄肉ガラス板4に施すべき各種加工処理の処理性や、薄肉ガラス板4の取り扱い性を向上することができる。また、以上に述べた薄肉ガラス板積層体1,1’から分離された薄肉ガラス板4、もしくは薄肉ガラス板積層体1’の分離方法により作製された薄肉ガラス板4は、安定的に支持された状態で適宜の加工処理が施され、および/又は輸送等された後に支持部材2から分離されたものであることから、加工処理の実行中や輸送中における不具合発生が可及的に抑制された高品質のガラス板である。従って、薄肉ガラス板4、ひいては当該薄肉ガラス板4を組み込んでなる種々の製品の生産性や歩留の向上に寄与することができる。
1 薄肉ガラス板積層体
1’ 薄肉ガラス板積層体
2 支持部材
3 支持面
4 薄肉ガラス板
5 被着面
6 有効面
10 粘着テープ(支持部材)
11 粘着面(支持面)
14 案内手段
15 巻芯
20 回収用粘着テープ
21 粘着面
22 テープロール
23 回収ローラ
24 案内手段
25 加圧手段
A 分離位置

Claims (11)

  1. 支持部材の支持面上に板厚が300μm以下の薄肉ガラス板を平面配置してなる薄肉ガラス板積層体であって、
    前記支持部材のうち、少なくとも前記支持面がガラス面で構成され、複数の前記薄肉ガラス板が、前記支持面上に平面配置されていることを特徴とする薄肉ガラス板積層体。
  2. 前記薄肉ガラス板が、前記支持面に対して剥離可能に直接接着されてなる請求項1に記載の薄肉ガラス板積層体。
  3. 前記支持面の表面粗さRaが0.3nm以上1.0nm以下である請求項2に記載の薄肉ガラス板積層体。
  4. 前記支持部材を、前記薄肉ガラス板よりも100μm以上500μm以下の範囲で厚肉の板状部材で構成した請求項1〜3の何れか一項に記載の薄肉ガラス板積層体。
  5. 前記薄肉ガラス板は、前記支持面に対する被着面とは反対側の面に表面処理が施されたものである請求項1〜4の何れか一項に記載の薄肉ガラス板積層体。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の薄肉ガラス板積層体を構成する前記薄肉ガラス板および前記支持部材の少なくとも一方に、他方から分離させる方向の引き剥がし力を付与することにより、前記支持部材から前記薄肉ガラス板を分離させることを特徴とする薄肉ガラス板積層体の分離方法。
  7. 支持部材の支持面上に板厚が300μm以下の薄肉ガラス板を平面配置してなる薄肉ガラス板積層体であって、
    前記支持部材は、前記支持面が粘着面で構成された帯状の片面粘着テープからなり、前記支持面に前記薄肉ガラス板を複数貼り付けた状態でロール状に巻き取られていることを特徴とする薄肉ガラス板積層体。
  8. 請求項7に記載の薄肉ガラス板積層体から巻き出した前記支持部材の進行方向を、前記薄肉ガラス板と離間する方向に変更することにより、前記支持部材から前記薄肉ガラス板を分離させることを特徴とする薄肉ガラス板積層体の分離方法。
  9. 前記巻き出した支持部材の進行方向を、巻き出し直後の前記支持部材の進行方向に対して90°以上変更することにより、前記支持部材から前記薄肉ガラス板を分離させる請求項8に記載の薄肉ガラス板積層体の分離方法。
  10. 請求項1〜5および7の何れか一項に記載の薄肉ガラス板積層体から分離されたことを特徴とする薄肉ガラス板。
  11. 請求項6、8および9の何れか一項に記載の薄肉ガラス板積層体の分離方法により作製されたことを特徴とする薄肉ガラス板。
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