JP2013166503A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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敬介 中崎
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Abstract

【課題】操縦安定性及び乗心地性を両立するようにした空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】トレッド部1におけるカーカス層5の外周側にベルト層6を配置した構成を有し、かつ車両に対する装着方向が指定され、規格標準リムに装着し内圧を50kPaにしたときのタイヤ断面下端からタイヤ最大幅位置Dまでの垂直距離を最大幅位置高さH、タイヤ断面トレッド中心CLから最大幅位置Pまでの水平距離を最大幅位置距離Wとするとき、車両装着時内側の最大幅位置高さHinが車両装着時外側の最大幅位置高さHoutより大きく、かつ車両装着時内側の最大幅位置距離Winが車両装着時外側の最大幅位置距離Woutより大きくすると共に、ベルト層6が円弧状に延長するベルトコード7を含み、円弧状ベルトコード7を車両装着時外側に向かって凸になるように配列する。
【選択図】図1

Description

本発明は、操縦安定性及び乗心地性を両立するようにした空気入りタイヤに関する。
一般に空気入りタイヤには、操縦安定性と乗心地性とを高いレベルで両立させることが求められる。しかし操縦安定性を改良するためにはタイヤ剛性を高くする必要があるのに対し、乗心地性を改良するにはタイヤ剛性を低くする必要があるため、両者は相反する関係にある。したがって操縦安定性及び乗心地性を両立させることは難しい課題であった。
特許文献1,2は、車両に対する装着方向が指定された空気入りタイヤにおいて、タイヤ最大幅を与える位置を、車両装着時内側と外側とで異ならせることにより、直進安定性、操縦安定性を調整するようにした空気入りタイヤを提案している。しかしこれらの空気入りタイヤでは、操縦安定性及び乗心地性を共に改良するという問題を解決することができなかった。
国際公開番号WO2009/099108号 特開2009−83524号公報
本発明の目的は、操縦安定性及び乗心地性を従来レベル以上に向上するようにした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成する本発明の空気入りタイヤは、トレッド部におけるカーカス層の外周側にベルト層を配置した構成を有し、かつ車両に対する装着方向が指定された空気入りタイヤにおいて、規格標準リムに装着し内圧を50kPaにしたときのタイヤ断面下端からタイヤ最大幅位置までの垂直距離を最大幅位置高さH、タイヤ断面トレッド中心から前記最大幅位置までの水平距離を最大幅位置距離Wとするとき、車両装着時内側の最大幅位置高さHinが車両装着時外側の最大幅位置高さHoutより大きく、かつ車両装着時内側の最大幅位置距離Winが車両装着時外側の最大幅位置距離Woutより大きくすると共に、前記ベルト層が円弧状に延長するベルトコードを含み、該円弧状ベルトコードが車両装着時外側に向かって凸になるように配列されたことを特徴とする。
本発明の空気入りタイヤは、ベルト層中の円弧状の補強コードを車両装着時外側に向かって凸になるように配列するようにしたので、ベルト層の車両装着時外側ではベルトコードのタイヤ周方向に対する角度が小さくなると共に配置密度が高くなるため面内曲げ剛性が高くなり操縦安定性が向上する。またベルト層の車両装着時内側には円弧状ベルトコードの端部が配置されるのでタイヤ周方向に対する角度が大きくなると共に配置密度が低くなるため面外内曲げ剛性が低くなり乗心地性が向上する。これは一般に空気入りタイヤが車両にネガティブキャンバーに装着されるため、直進時には主に面外曲げ剛性が低い車両内側が接地するため乗心地性が向上し、旋回時には面内曲げ剛性が高い車両外側が接地しそこに荷重が掛るので操縦安定性が向上する。更に直進時には主に車両内側が接地しベルト層のベルトコードの傾斜に起因するプライステア成分が小さくなるので車両流れを抑制することができる。またベルトコードが円弧状に配置されているため、ベルトコードの傾斜角度が徐々に変化するため、直進から旋回走行或いは旋回から直進走行への過渡的状態での挙動変化を穏やかにすることができる。
また、車両装着時内側の最大幅位置高さHinが車両装着時外側の最大幅位置高さHoutより大きく、かつ車両装着時内側の最大幅位置距離Winが車両装着時外側の最大幅位置距離Woutより大きくしたため、車両装着時内側の縦バネが低減し、たわみやすくなるので乗心地性を一層向上することができる。
前記最大幅位置高さHinのタイヤ断面高さSHに対する比Hin/SHが0.52〜0.62、前記最大幅位置高さHoutのタイヤ断面高さSHに対する比Hout/SHが0.40〜0.50であることが好ましい。比Hin/SH及び比Hout/SHをそれぞれ上記の範囲内にすることにより、乗心地性と操縦安定性とのバランスをより優れたものにすることができる。
前記最大幅位置距離Winのタイヤ総幅SWに対する比Win/SWが0.51〜0.53であることが好ましい。幅の比Win/SWを上記の範囲内にすることにより、乗心地性と操縦安定性とのバランスをより優れたものにすることができる。
前記円弧状ベルトコードの端部が前記ベルト層の車両装着時内側端部に位置し、かつ前記円弧状ベルトコードのタイヤ幅方向外側の頂点が前記ベルト層の車両装着時外側端部に位置することが好ましい。
前記ベルト層の車両装着時内側端部における前記円弧状ベルトコードの接線のタイヤ周方向に対する角度θが50〜90°であることが好ましい。角度θをこのような範囲内にすることにより乗心地性を十分に改良すると共に、プライステア成分を小さくし車両流れを抑制することができる。
前記ベルト層の車両装着時内側端部において、前記円弧状ベルトコードの端部がタイヤ周方向に隣り合う円弧状ベルトコードの端部とのタイヤ周方向距離Pが1.5〜4.5mmであることが好ましい。円弧状ベルトコードのタイヤ周方向距離Pをこのような範囲内にすることにより車両装着時内側端部及び外側端部におけるベルト剛性を適正にして操縦安定性及び耐久性を共に確保することができる。
本発明の空気入りタイヤの実施形態の一例を示すタイヤ子午線方向の断面図である。 本発明の空気入りタイヤのベルト層の実施形態の一例を模式的に示す説明図である。 図2のベルト層において、1本のベルトコードの配置を模式的に示す説明図である。 本発明の空気入りタイヤを構成するベルト層の実施形態の他の例を模式的に示す説明図である。
本発明の空気入りタイヤは、車両に対する装着方向が指定され、左右非対称のプロファイルを有する。本明細書において、空気入りタイヤを車両に装着するときの車両側を車両装着時内側と呼び、その反対側を車両装着時外側と呼ぶものとする。また以下に説明する図1〜4において、符号INは車両装着時内側、符号OUTは車両装着時外側を表わす。
図1は、本発明の空気入りタイヤの実施形態の一例を示す子午線方向断面図である。
図1において、空気入りタイヤTはトレッド部1、サイドウォール部2、ビード部3から構成され、ビード部3に埋設された左右一対のビードコア4間にカーカス層5が装架され、その両端部がそれぞれビードコア4の廻りにタイヤ内側から外側に折り返されている。トレッド部1のカーカス層5の外周側にベルト層6がタイヤ1周にわたって配置されている。
本発明の空気入りタイヤは、少なくとも1層のベルト層6が、図2に示すように、円弧状に延長するベルトコード7により構成され、それぞれの円弧状ベルトコード7は車両装着時外側OUTに向かって凸になるように配列される。
円弧状ベルトコード7は、図3に1本のコードについて示すように、その端部e,eがベルト層6の車両装着時内側端部6iに位置し、かつ円弧状ベルトコード7のタイヤ幅方向外側の円弧状の頂点aがベルト層6の車両装着時外側端部6oに位置することが好ましい。
本発明では、ベルト層6を構成するすべての円弧状ベルトコード7の配列を車両装着時外側OUTに向かって凸にしたので、ベルト層6の車両装着時外側ではベルトコード7のタイヤ周方向Rに対する角度が小さくなると共に配置密度が高くなるため面内曲げ剛性が高くなる。またベルト層6の車両装着時内側には円弧状ベルトコード7の端部eが配置されるのでタイヤ周方向に対する角度が大きくなると共に配置密度が低くなるため面外内曲げ剛性が低くなる。本発明の空気入りタイヤは車両にネガティブキャンバーに装着される。このため、車両の直進時には、空気入りタイヤの車両内側が主に接地し、この車両内側の面外曲げ剛性を低くしたので乗心地性が向上する。また、車両の旋回時には、空気入りタイヤの車両外側に主に荷重が掛り、この車両外側の面内曲げ剛性を高くしたので操縦安定性が向上する。
また本発明において、車両の直進時に主に車両内側が接地するため、ベルト層のベルトコードの傾斜に起因するプライステア成分が小さくなる。このようにプライステア成分を抑制したので車両流れを抑制することができる。更にベルトコードの傾斜角度が徐々に変化するように、ベルトコードを円弧状に配置したので、車両が直進から旋回走行へ移行し空気入りタイヤの装着時内側から外側へ荷重が移るとき、或いは旋回から直進走行へ移行し空気入りタイヤの装着時外側から内側へ荷重が移るときに、荷重が掛かる領域の過渡的状態での挙動変化を穏やかにすることができる。
図4は、本発明の空気入りタイヤの他の実施形態を構成するベルト層を模式的に示した説明図である。符号は、図2,3に示した符号と共通する。
図4において、本発明の空気入りタイヤは、ベルト層6の車両装着時内側端部6iにおける円弧状ベルトコード7の接線のタイヤ周方向Rに対する角度θが、好ましくは50°〜90°、より好ましくは80°〜90°であるとよい。角度θが50°未満であると車両装着時内側の面外剛性が高くなるため乗心地性を改良する効果が十分に得られない。またベルトコードの傾斜角度に起因するプライステア成分も徐々に増加するので車両流れを抑制するのが難しくなる。
また本発明の空気入りタイヤは、図4に示すように、ベルト層6の車両装着時内側端部6iにおいて、円弧状ベルトコード7の端部eがタイヤ周方向Rに隣り合う円弧状ベルトコード7の端部eとのタイヤ周方向距離Pが、好ましくは1.5〜4.5mm、より好ましくは2.2〜2.8mmであるとよい。距離Pが1.5mm未満であるとベルト層6の車両装着時外側における円弧状ベルトコード7の頂点aの周囲の密度が過大になり、ベルト層の剛性が大きくなり過ぎる。また距離Pが4.5mmを超えると。ベルト層6の車両装着時内側におけるベルト剛性が小さくなり過ぎる。いずれの場合も空気入りタイヤの運動性能が悪化するだけでなく、タイヤ耐久性も低下する。なおタイヤ周方向に隣り合う円弧状ベルトコードとは、互いに円弧の凸部の頂点近くで重なり合うベルトコード同士をいうものとする。またベルトコード間の距離は、二つのベルトコードの中心点同士のタイヤ周方向の距離とする。
ベルトコードの材質は、特に制限されるものではないが、好ましくはスチールコードがよい。ベルトコードをスチールコードで構成することにより、円弧状にしたベルトコードの配置形態を保持しやすくなる。
本発明の空気入りタイヤは左右非対称のプロファイルを有し、車両装着時内側の最大幅位置高さHinが車両装着時外側の最大幅位置高さHoutより大きく、かつ車両装着時内側の最大幅位置距離Winが車両装着時外側の最大幅位置距離Woutより大きくなっている。最大幅位置高さHinを最大幅位置高さHoutより大きく、かつ最大幅位置距離Winを最大幅位置距離Woutより大きくすることにより、車両装着時内側の縦バネを低減し、乗心地を一層改良することができる。また車両装着時外側ではタイヤ剛性が確保されるので操縦安定性を損なうことがない。
本明細書において、タイヤ最大幅位置Din,Dout、タイヤ断面下端、タイヤ断面トレッド中心CL、タイヤ断面高さSH及びタイヤ総幅SWはJATMA YEAR BOOK(日本自動車タイヤ協会規格)に記載された規格標準リムに空気入りタイヤを装着し、空気を内圧50kPaに充填し、無負荷状態のタイヤ子午線方向断面により求められる。
タイヤ最大幅位置は、上記タイヤ端面において、タイヤ側面の模様又は文字など、すべてを含むサイドウォールのタイヤ幅方向最外側の点である。タイヤ総幅SWは、車両装着時内側のタイヤ最大幅位置Dinと車両装着時外側のタイヤ最大幅位置Doutとのタイヤ幅方向の水平距離である。タイヤ断面トレッド中心CLは、上記タイヤ断面における車両装着時内側及び外側のビードコア間の水平距離の中心を通りタイヤ軸に垂直な平面により定義される。車両装着時内側の最大幅位置距離Winはタイヤ装着時内側のタイヤ最大幅位置Dinとタイヤ断面トレッド中心CLとのタイヤ幅方向距離(水平距離)、車両装着時外側の最大幅位置距離Woutはタイヤ装着時外側のタイヤ最大幅位置Doutとタイヤ断面トレッド中心CLとのタイヤ幅方向距離(水平距離)である。最大幅位置距離Winと最大幅位置距離Woutとの合計が、タイヤ総幅SWとなる。
タイヤ断面下端は、上記タイヤ端面におけるビードトゥのタイヤ径方向最下端である。タイヤ断面高さSHは、このタイヤ断面下端と、トレッド部のタイヤ径方向最上端とのタイヤ径方向距離(垂直距離)である。車両装着時内側の最大幅位置高さHinはタイヤ装着時内側のタイヤ最大幅位置Dinと前記タイヤ断面下端とのタイヤ径方向距離(垂直距離)、車両装着時外側の最大幅位置高さHoutはタイヤ装着時外側のタイヤ最大幅位置Doutと前記タイヤ断面下端とのタイヤ径方向距離(垂直距離)である。
本発明の空気入りタイヤは、図1に示すように、車両装着時内側INの最大幅位置高さHinが車両装着時外側OUTの最大幅位置高さHoutより大きくなるようにする。これにより車両装着時外側の最大幅位置高さHoutが低くなり車両装着時外側の補強作用が大きくなると共に、車両装着時内側の最大幅位置高さHinが高くなり車両装着時内側の補強作用が小さくなる。このため上述した通り円弧状ベルトコードを、凸部が車両装着時外側、両端部が車両装着時外側になるように、配置することとの相乗効果により、車両装着時内側ではタイヤ剛性が低くなり乗心地性を一層向上することができる。また車両装着時外側ではタイヤ剛性が高くなり旋回時の操縦安定性を一層向上することができる。
本発明において、車両装着時内側の最大幅位置高さHinのタイヤ断面高さSHに対する比Hin/SHは好ましくは0.52〜0.62、より好ましくは0.55〜0.57である。比Hin/SHが0.52未満であると、車両装着時内側の縦バネを小さくする効果が十分に得られず乗心地を十分に改良することができない。また比Hin/SHが0.62を超えると車両装着時外側との剛性差が大きくなり過ぎ操縦安定性を改良することができない。また車両装着時外側の最大幅位置高さHoutのタイヤ断面高さSHに対する比Hout/SHは好ましくは0.40〜0.50、より好ましくは0.44〜0.46である。比Hin/SHが0.40未満であると、車両装着時内側との剛性差が大きくなり過ぎ操縦安定性を改良することができない。また比Hin/SHが0.50を超えると車両装着時外側の縦バネが低減し操縦安定性を維持できない虞がある。
本発明において、車両装着時内側INの最大幅位置距離Winが車両装着時外側OUTの最大幅位置距離Woutより大きくなるようにする。これにより車両装着時内側の最大幅位置距離Winが高くなり車両装着時内側の縦バネが小さくなり、乗心地性が一層向上する。車両装着時内側の最大幅位置距離Winのタイヤ総幅SWに対する比Win/SWは好ましくは0.50より大きく、好ましくは0.51〜0.53である。比Win/SWが0.51未満であると、車両装着時内側の縦バネを十分に低減できない虞がある。また比Win/SWが0.53を超えると、車両装着時内側のタイヤ剛性が低くなり過ぎ操縦安定性が却って低下する虞がある。
以下、実施例によって本発明を更に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
タイヤサイズ225/55R17の空気入りタイヤにおいて、ベルト層のベルトコード及びタイヤプロファイル(最大幅位置Din,Doutの高さHin,Hout及び距離Win,Wout)を表1,2に示すように異ならせた14種類の空気入りタイヤ(実施例1〜9、比較例1〜5)を製造した。表1,2において、「ベルトコードの形態」の欄の記載は、ベルトコードが直線状又は円弧状のいずれかの形態のスチールコードであることを示す。「ベルトコードの凸部の向き」の欄の記載は、円弧状ベルトコードにおいて円弧の凸部の向きが車両装着時外側又は内側のいずれの向きであるかを示す。「ベルトコードの角度θ」の欄の記載は、直線状ベルトコードではタイヤ周方向に対する傾斜角度、円弧状ベルトコードでは、その端部における接線のタイヤ周方向に対する傾斜角度を示す。また「ベルトコード間の距離P」の欄の記載は、直線状ベルトコードではタイヤ周方向に隣り合うベルトコード間のタイヤ周方向距離、円弧状ベルトコードでは、タイヤ周方向に隣り合うベルトコード同士のその端部間のタイヤ周方向距離を示す。
またタイヤプロファイルについて、「Hin/SH」の欄の記載は、車両装着時内側の最大幅位置高さHinのタイヤ断面高さSHに対する比、「Hout/SH」の欄の記載は、車両装着時外側の最大幅位置高さHoutのタイヤ断面高さSHに対する比であり、両者を対比することにより、車両装着時内側の最大幅位置高さHinと車両装着時外側の最大幅位置高さHoutとの大小が分かる。また「Win/SW」の欄の記載は、車両装着時内側の最大幅位置距離Winのタイヤ総幅SWに対する比であり、この値が0.50より大きいとき、車両装着時内側の最大幅位置距離Winが車両装着時外側の最大幅位置距離Woutより大きいことを意味する。
得られた14種類の空気入りタイヤについて、下記に示す方法で操縦安定性及び乗心地性を評価した。
操縦安定性
得られた空気入りタイヤをリムサイズ17×71/2Jのホイールに組付け、国産SUVのネガティブキャンバーの試験車両に装着し、空気圧230kPaの条件で、4kmの周回テストコースを120km/hで実車走行させ、専門パネラー3名による感応評価を行った。評価結果は、比較例1を100にした指数として、表1,2の「操縦安定性」の欄に示した。この値が大きいほど操縦安定性が優れていることを意味する。
乗心地性
得られた空気入りタイヤをリムサイズ17×71/2Jのホイールに組付け、国産SUVのネガティブキャンバーの試験車両に装着し、空気圧230kPaの条件で、凹凸を有する直進テストコースを50km/hで実車走行させ、専門パネラー3名による感応評価を行った。評価結果は、比較例1を100にした指数として、表1,2の「乗心地性」の欄に示した。この値が大きいほど乗心地性能が優れていることを意味する。
Figure 2013166503
Figure 2013166503
1 トレッド部
3 ビード部
4 ビードコア
5 カーカス層
6 ベルト層
6i ベルト層の車両装着時内側端部
6o ベルト層の車両装着時外側端部
7 円弧状ベルトコード
a 円弧状ベルトコードの凸部の頂点
e 円弧状ベルトコードの端部
in 車両装着時内側の最大幅位置
out 車両装着時外側の最大幅位置
in 車両装着時内側の最大幅位置高さ
out 車両装着時外側の最大幅位置高さ
in 車両装着時内側の最大幅位置距離
out 車両装着時外側の最大幅位置距離
T 空気入りタイヤ
R タイヤ周方向

Claims (6)

  1. トレッド部におけるカーカス層の外周側にベルト層を配置した構成を有し、かつ車両に対する装着方向が指定された空気入りタイヤにおいて、
    規格標準リムに装着し内圧を50kPaにしたときのタイヤ断面下端からタイヤ最大幅位置までの垂直距離を最大幅位置高さH、タイヤ断面トレッド中心から前記最大幅位置までの水平距離を最大幅位置距離Wとするとき、車両装着時内側の最大幅位置高さHinが車両装着時外側の最大幅位置高さHoutより大きく、かつ車両装着時内側の最大幅位置距離Winが車両装着時外側の最大幅位置距離Woutより大きくすると共に、前記ベルト層が円弧状に延長するベルトコードを含み、該円弧状ベルトコードが車両装着時外側に向かって凸になるように配列されたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記最大幅位置高さHinのタイヤ断面高さSHに対する比Hin/SHが0.52〜0.62、前記最大幅位置高さHoutのタイヤ断面高さSHに対する比Hout/SHが0.40〜0.50であることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記最大幅位置距離Winのタイヤ総幅SWに対する比Win/SWが0.51〜0.53であることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 円弧状ベルトコードの端部が前記ベルト層の車両装着時内側端部に位置し、前記円弧状ベルトコードのタイヤ幅方向外側の頂点が前記ベルト層の車両装着時外側端部に位置することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記ベルト層の車両装着時内側端部における前記円弧状ベルトコードの接線のタイヤ周方向に対する角度θが50〜90°であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記ベルト層の車両装着時内側端部において、前記円弧状ベルトコードの端部がタイヤ周方向に隣り合う円弧状ベルトコードの端部とのタイヤ周方向距離Pが1.5〜4.5mmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11601696B2 (en) 2013-08-27 2023-03-07 Sony Group Corporation Transmission apparatus, transmission method, reception apparatus, and reception method

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