JP2013166217A - 吸着搬送方法及び吸着搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】吸着パッドに部品を吸着保持して搬送するにあたり、吸着パッドの中心軸に対して部品の中心を合わせることを、簡単、迅速に実行し、搬送先に位置精度良く搬送する。
【解決手段】部品(レンズ10)が吸着パッド2に吸着された状態で、吸着パッドの側方に配備された押圧部材34,35を吸着パッドの中心軸AX1に向かって移動させて部品の側面を押圧部材で押圧することで部品の中心を中心軸に合わせる心出し工程を実行する。押圧部材を備える心出し機構部3は、吸着パッドを備える吸着保持機構部とともに、キャリッジ1に搭載されたものとする。
【選択図】図6
【解決手段】部品(レンズ10)が吸着パッド2に吸着された状態で、吸着パッドの側方に配備された押圧部材34,35を吸着パッドの中心軸AX1に向かって移動させて部品の側面を押圧部材で押圧することで部品の中心を中心軸に合わせる心出し工程を実行する。押圧部材を備える心出し機構部3は、吸着パッドを備える吸着保持機構部とともに、キャリッジ1に搭載されたものとする。
【選択図】図6
Description
本発明は、レンズのなどの部品の吸着搬送方法及び吸着搬送装置に関する。
従来、所定の容器の収容部に収容されたレンズを別の容器の収容部へ搬送する際に、例えば特許文献1に記載されるようにレンズを吸着パッドで吸着して搬送することが知られている。
特許文献1に記載の発明は、吸着パッドの他にリング部材をレンズに当接させることで、軸方向の位置決めを行うものである。同文献には、吸着パッドの中心軸とレンズの中心とを合わせることに関しては記載されていない。
特許文献2には、2つのレンズ(上下レンズ)を接着する作業を行う装置が記載されており、その装置は、上下及び水平方向に移動自在の上保持部材(上吸着パッド)と、下保持部材(下吸着パッド)と、下保持部材(下吸着パッド)の軸回りに放射状に配置され進退動作する3つの外径押圧支持爪とを有する。同文献に記載の発明は、接着される上下レンズの心出しが目的であり、3つの外径押圧支持爪によって、下レンズの下保持部材(下吸着パッド)の中心軸に対する心出し、上レンズの下レンズの中心軸に対する心出しを行うものの、上レンズ、下レンズを個々に搬送し、接着された上下レンズを搬送する上保持部材(上吸着パッド)の中心軸に対する上下レンズの心出しに関しては記載されていない。
特許文献1に記載の発明は、吸着パッドの他にリング部材をレンズに当接させることで、軸方向の位置決めを行うものである。同文献には、吸着パッドの中心軸とレンズの中心とを合わせることに関しては記載されていない。
特許文献2には、2つのレンズ(上下レンズ)を接着する作業を行う装置が記載されており、その装置は、上下及び水平方向に移動自在の上保持部材(上吸着パッド)と、下保持部材(下吸着パッド)と、下保持部材(下吸着パッド)の軸回りに放射状に配置され進退動作する3つの外径押圧支持爪とを有する。同文献に記載の発明は、接着される上下レンズの心出しが目的であり、3つの外径押圧支持爪によって、下レンズの下保持部材(下吸着パッド)の中心軸に対する心出し、上レンズの下レンズの中心軸に対する心出しを行うものの、上レンズ、下レンズを個々に搬送し、接着された上下レンズを搬送する上保持部材(上吸着パッド)の中心軸に対する上下レンズの心出しに関しては記載されていない。
吸着パッドを上下動及び水平移動させる吸着搬送装置を用いて、所定の容器の収容部に収容されたレンズを吸着し別の容器の収容部へ搬送して吸着を解除して同収容部に入れる際、吸着パッドの中心軸に対してレンズの中心がずれていると、搬送先の収容部の縁にレンズが接触し、同収容部にレンズがうまく収容されなかったり、その接触によりレンズに傷がついてしまったりするという問題がある。
また、一般的な容器では、レンズの外径に比べてレンズを収容する収容部の開口の大きさは大きくなっているため、収容部の内側面とレンズの間に隙間が生じることになる。このとき、レンズの中心が収容部の中心からずれた状態でレンズを吸着しようとすると、吸着パッドの中心軸とレンズの中心にもずれが生じやすくなってしまうため、上記のように搬送先での問題が発生してしまう。
特許文献1に記載のように、吸着パッドに対して心出し機構を有さない搬送装置では、このような問題が生じてしまう。
特許文献2に記載の発明にあっては、レンズを吸着保持して移動する吸着パッドは上吸着パッドであり、レンズの中心を上吸着パッドの中心軸に合わせることを、レンズを吸着保持した上吸着パッドの移動中に行うことが可能な心出し機構を有していない。
また、特許文献2に記載の発明は、接着して組み立てる2つのレンズ同士の心出しを目的として、独立に動作する外径押圧支持爪や、その位置を検知する構成、下から保持する下保持部材(下吸着パッド)等を有している。
したがって、特許文献2に記載の発明は、搬送のために移動する吸着パッドの中心軸に対して搬送物であるレンズの中心を合わせる、特に上記問題を解消することを目的に中心位置を修正することを、簡単、迅速に行うには適していない。
また、一般的な容器では、レンズの外径に比べてレンズを収容する収容部の開口の大きさは大きくなっているため、収容部の内側面とレンズの間に隙間が生じることになる。このとき、レンズの中心が収容部の中心からずれた状態でレンズを吸着しようとすると、吸着パッドの中心軸とレンズの中心にもずれが生じやすくなってしまうため、上記のように搬送先での問題が発生してしまう。
特許文献1に記載のように、吸着パッドに対して心出し機構を有さない搬送装置では、このような問題が生じてしまう。
特許文献2に記載の発明にあっては、レンズを吸着保持して移動する吸着パッドは上吸着パッドであり、レンズの中心を上吸着パッドの中心軸に合わせることを、レンズを吸着保持した上吸着パッドの移動中に行うことが可能な心出し機構を有していない。
また、特許文献2に記載の発明は、接着して組み立てる2つのレンズ同士の心出しを目的として、独立に動作する外径押圧支持爪や、その位置を検知する構成、下から保持する下保持部材(下吸着パッド)等を有している。
したがって、特許文献2に記載の発明は、搬送のために移動する吸着パッドの中心軸に対して搬送物であるレンズの中心を合わせる、特に上記問題を解消することを目的に中心位置を修正することを、簡単、迅速に行うには適していない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、吸着パッドに部品を吸着保持して当該吸着パッドを移動することにより当該部品を搬送するにあたり、当該吸着パッドの中心軸に対して当該部品の中心を合わせることを、簡単、迅速に実行でき、以って搬送先に位置精度良く搬送することを課題とする。
以上の課題を解決するための請求項1記載の発明は、部品を吸着パッドにより吸着する吸着工程と、
前記部品が前記吸着パッドに吸着された状態で、前記吸着パッドの側方に配備された押圧部材を前記吸着パッドの中心軸に向かって移動させて前記部品の側面を前記押圧部材で押圧することで前記部品の中心を前記中心軸に合わせる心出し工程と、
前記吸着パッドによる吸着を解除することで前記部品を搬送先位置に設置する吸着解除工程と、
を以上の記載の順序で実行する吸着搬送方法である。
前記部品が前記吸着パッドに吸着された状態で、前記吸着パッドの側方に配備された押圧部材を前記吸着パッドの中心軸に向かって移動させて前記部品の側面を前記押圧部材で押圧することで前記部品の中心を前記中心軸に合わせる心出し工程と、
前記吸着パッドによる吸着を解除することで前記部品を搬送先位置に設置する吸着解除工程と、
を以上の記載の順序で実行する吸着搬送方法である。
請求項2記載の発明は、吸着保持機構部及び心出し機構部を搭載したキャリッジを水平方向に移動させて、部品の上方に前記吸着保持機構部に備わる吸着パッドを配置する搬送元移動工程と、
前記吸着パッドを前記心出し機構部に備わる押圧部材より下方に下降させて前記部品を前記吸着パッドにより吸着する吸着工程と、
前記吸着パッドを上昇させる上昇工程と、
前記部品が前記吸着パッドに吸着された状態で、前記押圧部材を前記吸着パッドの中心軸に向かって移動させて前記部品の側面を前記押圧部材で押圧することで前記部品の中心を前記中心軸に合わせる心出し工程と、
前記吸着パッドを前記押圧部材より下方に下降させ、前記吸着パッドによる吸着を解除することで前記部品を搬送先位置に設置する吸着解除工程と、
を以上の記載の順序で実行するとともに、前記キャリッジを水平方向に移動させて前記搬送先位置の上方に前記部品を配置する搬送先移動工程を、前記吸着工程後前記吸着解除工程による吸着解除前の期間に実行する吸着搬送方法である。
前記吸着パッドを前記心出し機構部に備わる押圧部材より下方に下降させて前記部品を前記吸着パッドにより吸着する吸着工程と、
前記吸着パッドを上昇させる上昇工程と、
前記部品が前記吸着パッドに吸着された状態で、前記押圧部材を前記吸着パッドの中心軸に向かって移動させて前記部品の側面を前記押圧部材で押圧することで前記部品の中心を前記中心軸に合わせる心出し工程と、
前記吸着パッドを前記押圧部材より下方に下降させ、前記吸着パッドによる吸着を解除することで前記部品を搬送先位置に設置する吸着解除工程と、
を以上の記載の順序で実行するとともに、前記キャリッジを水平方向に移動させて前記搬送先位置の上方に前記部品を配置する搬送先移動工程を、前記吸着工程後前記吸着解除工程による吸着解除前の期間に実行する吸着搬送方法である。
請求項3記載の発明は、吸着保持機構部及び心出し機構部が水平方向に移動制御されるキャリッジに搭載されてなり、
前記吸着保持機構部は、部品を吸着する吸着パッドを備え、
前記心出し機構部は、前記吸着パッドの中心軸に対する距離を変化させるように移動自在に押圧部材を備え、
前記吸着保持機構部及び前記心出し機構部を制御して、前記部品が前記吸着パッドに吸着された状態で、前記押圧部材を前記中心軸に向かって移動させて前記部品の側面を前記押圧部材で押圧させることで前記部品の中心を前記中心軸に合わせる制御装置を備える吸着搬送装置である。
前記吸着保持機構部は、部品を吸着する吸着パッドを備え、
前記心出し機構部は、前記吸着パッドの中心軸に対する距離を変化させるように移動自在に押圧部材を備え、
前記吸着保持機構部及び前記心出し機構部を制御して、前記部品が前記吸着パッドに吸着された状態で、前記押圧部材を前記中心軸に向かって移動させて前記部品の側面を前記押圧部材で押圧させることで前記部品の中心を前記中心軸に合わせる制御装置を備える吸着搬送装置である。
請求項4記載の発明は、前記心出し機構部は、前記部品の側面に押圧する押圧面を前記押圧部材により3以上構成し、当該押圧面のそれぞれと前記中心軸との各距離を互いに等距離に規制しつつ前記押圧部材を移動させる機構を備える請求項3に記載の吸着搬送装置である。
請求項5記載の発明は、前記押圧部材の1つに前記押圧面が2つ形成され、当該2つの押圧面による押圧方向が互いに異なるとともに当該1つの押圧部材の移動方向とも異なることで、押圧時に当該1つ押圧部材が前記移動方向及び前記中心軸に直交する方向について前記部品を保持する請求項4に記載の吸着搬送装置である。
請求項6記載の発明は、前記キャリッジに搭載されカメラと、
前記カメラにより撮像された搬送先位置を含む画像情報に基づき前記搬送先位置の位置情報を算出し、当該位置情報に基づき前記キャリッジの移動を制御して前記吸着パッドを前記搬送先位置の上方に配置する制御装置と、
を備える請求項3から請求項5のうちいずれか一に記載の吸着搬送装置である。
前記カメラにより撮像された搬送先位置を含む画像情報に基づき前記搬送先位置の位置情報を算出し、当該位置情報に基づき前記キャリッジの移動を制御して前記吸着パッドを前記搬送先位置の上方に配置する制御装置と、
を備える請求項3から請求項5のうちいずれか一に記載の吸着搬送装置である。
本発明によれば、部品が吸着パッドに吸着された状態で、吸着パッドの側方に配備された押圧部材を吸着パッドの中心軸に向かって移動させて部品の側面を押圧部材で押圧することで、簡単、迅速に部品の中心を吸着パッドの中心軸に合わせることができ、これにより部品の中心と吸着パッドの中心軸とのずれを解消して部品を搬送先に位置精度良く搬送することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施形態では、光学面の周囲にフランジ部を有したレンズを吸着搬送する場合を例とする。射出成形装置によりレンズが成形され、個々に分離されたレンズが製造ラインに設けられた収容部に一時的に保持される。この収容部(搬送元収容部)から、吸着搬送装置によりレンズを取り上げ、搬送先の容器の収容部に搬送する。この搬送先の容器は、複数の収容部を有し、持ち運びや保管、梱包に適した容器である。
本実施形態では、光学面の周囲にフランジ部を有したレンズを吸着搬送する場合を例とする。射出成形装置によりレンズが成形され、個々に分離されたレンズが製造ラインに設けられた収容部に一時的に保持される。この収容部(搬送元収容部)から、吸着搬送装置によりレンズを取り上げ、搬送先の容器の収容部に搬送する。この搬送先の容器は、複数の収容部を有し、持ち運びや保管、梱包に適した容器である。
方向の明示のため図中に直交3軸XYZを示す。X軸及びY軸は水平方向軸であり、Z軸は垂直方向軸である。
本実施形態の吸着搬送装置は、キャリッジ1を備え、さらにキャリッジ1をX軸及びY軸に移動制御する2軸移動制御装置を備える。キャリッジ1には、上下動自在、すなわち、Z軸方向に移動自在にされた吸着パッド2を備える吸着保持機構部が搭載されている。2軸移動制御装置及び吸着保持機構部は、従来から利用されているものを適用すれば足りる。吸着パッド2の下端部(先端部)には、吸引口21が下面に開口する吸着端部22が構成されている。
本実施形態の吸着搬送装置は、キャリッジ1を備え、さらにキャリッジ1をX軸及びY軸に移動制御する2軸移動制御装置を備える。キャリッジ1には、上下動自在、すなわち、Z軸方向に移動自在にされた吸着パッド2を備える吸着保持機構部が搭載されている。2軸移動制御装置及び吸着保持機構部は、従来から利用されているものを適用すれば足りる。吸着パッド2の下端部(先端部)には、吸引口21が下面に開口する吸着端部22が構成されている。
さらにキャリッジ1には、心出し機構部3と、カメラ4とが搭載されている。
心出し機構部3は、ガイドレール31と、2つの可動部32,33と、2つの押圧部材34,35とを備えて構成される。
2つの可動部32,33は、ガイドレール31によってX方向に案内される。押圧部材34は可動部32の下端に固定されている。他の押圧部材35は他の可動部33の下端に固定されている。心出し機構部3にあっては、可動部32,33が機構的にリンクしており、図1に示す状態から図2に示す状態へと、逆に図2に示す状態から図1に示す状態へと、2つの押圧部材34,35がX軸に沿って互いに逆方向に同じ移動量で移動するよう規制している。このとき、図2に符号dで示したように、各押圧面34a,34b、35a,35bと、吸着パッド2の中心軸AX1との距離dは、常に互いに等しく規制される。以上のように心出し機構部3は、互いに対向した2つの押圧部材34,35の開閉動作を実現する。
心出し機構部3は、ガイドレール31と、2つの可動部32,33と、2つの押圧部材34,35とを備えて構成される。
2つの可動部32,33は、ガイドレール31によってX方向に案内される。押圧部材34は可動部32の下端に固定されている。他の押圧部材35は他の可動部33の下端に固定されている。心出し機構部3にあっては、可動部32,33が機構的にリンクしており、図1に示す状態から図2に示す状態へと、逆に図2に示す状態から図1に示す状態へと、2つの押圧部材34,35がX軸に沿って互いに逆方向に同じ移動量で移動するよう規制している。このとき、図2に符号dで示したように、各押圧面34a,34b、35a,35bと、吸着パッド2の中心軸AX1との距離dは、常に互いに等しく規制される。以上のように心出し機構部3は、互いに対向した2つの押圧部材34,35の開閉動作を実現する。
2つの押圧部材34,35のそれぞれは、中心軸AX1に向いた面が切欠き状に形成されており、その切欠きの内面として、押圧部材34には2つの押圧面34a,34bが、押圧部材35には2つの押圧面35a,35bが形成されている。
2つの押圧面34a,34b(35a,35b)は、中心軸AX1を通りX軸に平行な直線を中心にした対称の位置に配置される。これにより距離dが、常に互いに等しく保たれる。
また、2つの押圧面34a,34b(35a,35b)同士の相対角度が異なることによって、当該2つの押圧面34a,34b(35a,35b)による押圧方向が互いに異なる。また、その押圧方向は押圧部材34,35の移動方向(すなわち、X方向)とも異なる必要がある。そのため、2つの押圧面34a,34b(35a,35b)の法線方向がX軸と角度を有する。
このような押圧部材34、35の構成により、押圧部材34、35によるレンズの押圧時に1つ押圧部材34(35)がその移動方向(X方向)及び中心軸AX1に直交する方向、すなわち、Y方向についてレンズを保持することを達成する。
2つの押圧面34a,34b(35a,35b)は、中心軸AX1を通りX軸に平行な直線を中心にした対称の位置に配置される。これにより距離dが、常に互いに等しく保たれる。
また、2つの押圧面34a,34b(35a,35b)同士の相対角度が異なることによって、当該2つの押圧面34a,34b(35a,35b)による押圧方向が互いに異なる。また、その押圧方向は押圧部材34,35の移動方向(すなわち、X方向)とも異なる必要がある。そのため、2つの押圧面34a,34b(35a,35b)の法線方向がX軸と角度を有する。
このような押圧部材34、35の構成により、押圧部材34、35によるレンズの押圧時に1つ押圧部材34(35)がその移動方向(X方向)及び中心軸AX1に直交する方向、すなわち、Y方向についてレンズを保持することを達成する。
以上のように本実施形態においては、4つの押圧面34a,34b,35a,35bを構成することにより、XY平面において4点でレンズを周囲から支持するが、心出しのためには、本実施形態に拘わらず、XY平面において少なくとも3点でレンズを周囲から支持すれば足りる。また、押圧部材を3つとして、各押圧部材に1つの押圧面を構成して、XY平面において3点でレンズを周囲から支持する構成としてもよい。また、押圧面は平面である必要はなく曲面、例えば、Z軸回りに曲がった外に凸な曲面としてもよい。例えば、心出し機構部3として、同心円、同半径位置に3つの爪の各先端が配置された3つ爪式の保持装置を適用してもよい。
吸着パッド2及び押圧部材34,35は、搬送物であるレンズの形状に合わせて設計さている。吸着端部22の外径は、吸着対象のレンズの外径より小さくされている。心出し時に押圧部材34,35が吸着端部22に干渉しないようにするためである。吸引口21の開口径はレンズの光学面の外径より大きくされている。吸着端部22がレンズのフランジ部のみに接触して吸着することで、吸着端部22がレンズの光学面に接触しないようにするためである。これによりレンズの光学面に傷がつくことを防止する。特に、心出し時にレンズを吸着端部22に対してずらす時に、レンズに擦過傷が生じる可能性があるが、その場合でも光学面に擦過傷がつくことを防止でき、レンズの光学機能を低下させることがない。
カメラ4は、レンズの搬送先位置を検出するためのものである。図1(c)に示すようにカメラ4は、吸着パッド2の中心軸AX1に対して一定の位置に固定されている。XY座標における中心軸AX1とカメラ4と距離情報は、レンズを搬送する際のキャリッジ1の位置制御に用いられる。本実施形態にあっては、中心軸AX1とカメラ4の中心軸AX2との距離は、X座標に関し0であり、Y座標に関しY1である。
本実施形態の吸着搬送装置は、以上の各部を制御する図示しない制御装置を備える。本制御装置は、キャリッジ1のXY位置、吸着パッド2による吸着・吸着解除、吸着パッド2の下降・上昇、及び押圧部材34,35の開閉動作を制御し、以下に説明する工程を実行する。
上述したように射出成形装置により、光学面10aの周囲にフランジ部10bを有したレンズ10が成形され、個々に分離されたレンズ10が製造ラインに設けられた図3に示す収容部51に一時的に保持される。この搬送元収容部51から、本吸着搬送装置によりレンズ10を取り上げ、図3から図9に示す場面を経て、図9に示すように搬送先の容器の収容部52に搬送する。この搬送先の容器は、複数の収容部を有し、持ち運びや保管、梱包に適した容器である。
(搬送元移動工程)
まず、キャリッジ1を水平方向に移動させて、図3に示すようにレンズ10の上方に吸着パッド2を配置する。本実施形態においては、レンズ10が搬送元収容部51に収容されて保持されているため、搬送元収容部51の上方に吸着パッド2を配置する。このとき、本発明の意義を理解するために、搬送元収容部51がレンズ10の外径より大きく、隙間aが生じてレンズ10が偏って収容されている状況を想定する。本搬送元移動工程により吸着パッド2の中心軸AX1は、搬送元収容部51の中心を目標に配置されるから、中心軸AX1とレンズ10の中心との間にはずれが生じるおそれが高い。
まず、キャリッジ1を水平方向に移動させて、図3に示すようにレンズ10の上方に吸着パッド2を配置する。本実施形態においては、レンズ10が搬送元収容部51に収容されて保持されているため、搬送元収容部51の上方に吸着パッド2を配置する。このとき、本発明の意義を理解するために、搬送元収容部51がレンズ10の外径より大きく、隙間aが生じてレンズ10が偏って収容されている状況を想定する。本搬送元移動工程により吸着パッド2の中心軸AX1は、搬送元収容部51の中心を目標に配置されるから、中心軸AX1とレンズ10の中心との間にはずれが生じるおそれが高い。
(吸着工程)
次に、押圧部材34,35が閉じていれば、押圧部材34,35を開くことで押圧部材34,35を吸着パッド2の下方領域から側方に退避させた状態とする。吸着パッド2を下降可能にするためである。図3の時点ですでにこの状態となっている。かかる状態で、図4に示すように吸着パッド2を押圧部材34,35より下方に下降させてレンズ10を吸着パッド2により吸着する。
なお、吸着パッド2が十分に細く、押圧部材34,35を閉じた状態でも吸着パッド2を下降可能である場合は、次の上昇工程で、レンズ10が押圧部材34,35に接触しないように、遅くともレンズ10が押圧部材34,35に接触する高さまで上がってくる前に押圧部材34,35を開く。
次に、押圧部材34,35が閉じていれば、押圧部材34,35を開くことで押圧部材34,35を吸着パッド2の下方領域から側方に退避させた状態とする。吸着パッド2を下降可能にするためである。図3の時点ですでにこの状態となっている。かかる状態で、図4に示すように吸着パッド2を押圧部材34,35より下方に下降させてレンズ10を吸着パッド2により吸着する。
なお、吸着パッド2が十分に細く、押圧部材34,35を閉じた状態でも吸着パッド2を下降可能である場合は、次の上昇工程で、レンズ10が押圧部材34,35に接触しないように、遅くともレンズ10が押圧部材34,35に接触する高さまで上がってくる前に押圧部材34,35を開く。
(上昇工程)
次に、図5に示すように吸着パッド2を上昇させる。これにより、レンズ10が搬送元収容部51から取り出され、レンズ10が吸着パッド2により取り上げられている。図5に示すように、中心軸AX1とレンズ10の中心との間に不都合なずれが生じたとする。すなわち、このままレンズ10を搬送先収容部52に搬送すると、レンズ10が搬送先収容部52の縁に接触する程度のずれである。これでは、レンズ10が搬送先収容部52に完全に収容されなかったり、レンズ10に傷が生じたりするおそれがある。
次に、図5に示すように吸着パッド2を上昇させる。これにより、レンズ10が搬送元収容部51から取り出され、レンズ10が吸着パッド2により取り上げられている。図5に示すように、中心軸AX1とレンズ10の中心との間に不都合なずれが生じたとする。すなわち、このままレンズ10を搬送先収容部52に搬送すると、レンズ10が搬送先収容部52の縁に接触する程度のずれである。これでは、レンズ10が搬送先収容部52に完全に収容されなかったり、レンズ10に傷が生じたりするおそれがある。
(心出し工程)
次に、レンズ10が吸着パッド2に吸着された状態で、押圧部材34,35を閉じることで、押圧部材34,35を中心軸AX1に向かって移動させて、図6に示すようにレンズ10の側面を押圧部材34,35の4つの押圧面34a,34b,35a,35bで押圧する。これにより、レンズ10が押圧部材34,35で挟み付けられるように保持され、レンズ10の中心を中心軸AX1に近づくように移動させて、レンズ10の中心を中心軸AX1に合わせる。
次に、レンズ10が吸着パッド2に吸着された状態で、押圧部材34,35を閉じることで、押圧部材34,35を中心軸AX1に向かって移動させて、図6に示すようにレンズ10の側面を押圧部材34,35の4つの押圧面34a,34b,35a,35bで押圧する。これにより、レンズ10が押圧部材34,35で挟み付けられるように保持され、レンズ10の中心を中心軸AX1に近づくように移動させて、レンズ10の中心を中心軸AX1に合わせる。
(退避工程)
次に、図7に示すように押圧部材34,35を開いて、押圧部材34,35を吸着パッド2の下方領域から側方に退避させる。押圧部材34,35によるレンズ10の保持を解除するとともに、吸着パッド2を下降可能にするためである。
(搬送先移動工程)
また、キャリッジ1を水平方向に移動させて、図7に示すように搬送先位置の上方にレンズ10を配置する。本実施形態においては、レンズ10を搬送先収容部52に収容することを目的とするから、レンズ10を搬送先収容部52の上方に配置する。
本搬送先移動工程を実行するために制御装置は、カメラ4の撮像範囲に搬送先収容部52が含まれるようにキャリッジ1を移動させた上で、カメラ4により搬送先収容部52を含む画像を撮像させ、その画像情報を取得する。制御装置はその画像情報からカメラ4の中心軸AX2を原点とした搬送先収容部52の中心位置のXY座標(X2,Y2)を算出する。
中心軸AX2を原点とした吸着パッド2の中心軸AX1のXY座標が(X1=0、Y1)であるので、制御装置は、座標算出の基準画像の撮像時におけるキャリッジ1の位置座標から、キャリッジ1を(X2,Y2−Y1)だけ移動させる。以上のようにして、中心軸AX1が搬送先位置(すなわち、搬送先収容部52の中心位置)に一致するようにキャリッジ1の移動を制御する。
なお、画像情報から直接的に検出する位置を搬送先収容部52のエッジとしてもよい。また、必要により搬送先収容部52の寸法情報を制御装置に予め入力しておき、制御装置がこれを搬送先位置の算出に利用することとしてもよい。実質的に、中心軸AX1を搬送先収容部52の中心に配置することを目標に制御すれば足りるから、位置制御のための演算の内容、形式は問わない。また、カメラ4から得られる画像情報に基づき、カメラ4の中心軸AX2が搬送先収容部52の中心に配置されるように位置制御した後に、キャリッジ1をY方向に(−Y1)だけ移動してもよく、位置制御の経路も問わない。
次に、図7に示すように押圧部材34,35を開いて、押圧部材34,35を吸着パッド2の下方領域から側方に退避させる。押圧部材34,35によるレンズ10の保持を解除するとともに、吸着パッド2を下降可能にするためである。
(搬送先移動工程)
また、キャリッジ1を水平方向に移動させて、図7に示すように搬送先位置の上方にレンズ10を配置する。本実施形態においては、レンズ10を搬送先収容部52に収容することを目的とするから、レンズ10を搬送先収容部52の上方に配置する。
本搬送先移動工程を実行するために制御装置は、カメラ4の撮像範囲に搬送先収容部52が含まれるようにキャリッジ1を移動させた上で、カメラ4により搬送先収容部52を含む画像を撮像させ、その画像情報を取得する。制御装置はその画像情報からカメラ4の中心軸AX2を原点とした搬送先収容部52の中心位置のXY座標(X2,Y2)を算出する。
中心軸AX2を原点とした吸着パッド2の中心軸AX1のXY座標が(X1=0、Y1)であるので、制御装置は、座標算出の基準画像の撮像時におけるキャリッジ1の位置座標から、キャリッジ1を(X2,Y2−Y1)だけ移動させる。以上のようにして、中心軸AX1が搬送先位置(すなわち、搬送先収容部52の中心位置)に一致するようにキャリッジ1の移動を制御する。
なお、画像情報から直接的に検出する位置を搬送先収容部52のエッジとしてもよい。また、必要により搬送先収容部52の寸法情報を制御装置に予め入力しておき、制御装置がこれを搬送先位置の算出に利用することとしてもよい。実質的に、中心軸AX1を搬送先収容部52の中心に配置することを目標に制御すれば足りるから、位置制御のための演算の内容、形式は問わない。また、カメラ4から得られる画像情報に基づき、カメラ4の中心軸AX2が搬送先収容部52の中心に配置されるように位置制御した後に、キャリッジ1をY方向に(−Y1)だけ移動してもよく、位置制御の経路も問わない。
(吸着解除工程)
次に、図8に示すように吸着パッド2を押圧部材34,35より下方に下降させ、吸着パッド2による吸着を解除することでレンズ10を搬送先収容部52に収容する。上記の心出し工程を行ったことよって、レンズ10が搬送先収容部52の縁に接触することなく収容動作が実行される。吸着解除後は、図9に示すように吸着パッド2を上昇させ、他の搬送元に移動させることで搬送作業を繰り返し続けることができる。
次に、図8に示すように吸着パッド2を押圧部材34,35より下方に下降させ、吸着パッド2による吸着を解除することでレンズ10を搬送先収容部52に収容する。上記の心出し工程を行ったことよって、レンズ10が搬送先収容部52の縁に接触することなく収容動作が実行される。吸着解除後は、図9に示すように吸着パッド2を上昇させ、他の搬送元に移動させることで搬送作業を繰り返し続けることができる。
なお、上記の搬送先移動工程は、上記の吸着工程後であって上記の吸着解除工程による吸着解除前の期間に実行する。もちろん、搬送元収容部51や搬送先収容部52の上端や、他の部分に吸着パッド2及びこれに吸着されたレンズ10が接触しない程度に吸着パッド2が上昇していることを条件とする。図5から図7のように吸着パッド2が上昇位置にある期間に搬送先移動工程を実行すれば、レンズ10が押圧部材34,35と同高さにあるので問題ない。
上述したように吸着パッド2及び押圧部材34,35は、搬送物であるレンズ10の形状に合わせて設計さている。
図10に示すように、レンズ10と異なる形状のレンズ10Aを搬送物とする場合、これに適合した形状の吸着パッド2A及び押圧部材34A,35Aを適用する。この押圧部材34A,35Aにあっては、隣接する2つの押圧面同士の角度αが、前出の押圧部材34,35のそれとは異なって小さくされていることでレンズ10Aに適合する。
図10に示すように、レンズ10と異なる形状のレンズ10Aを搬送物とする場合、これに適合した形状の吸着パッド2A及び押圧部材34A,35Aを適用する。この押圧部材34A,35Aにあっては、隣接する2つの押圧面同士の角度αが、前出の押圧部材34,35のそれとは異なって小さくされていることでレンズ10Aに適合する。
1 キャリッジ
2 吸着パッド
3 心出し機構部
4 カメラ
10 レンズ
21 吸引口
22 吸着端部
31 ガイドレール
32,33 可動部
34,35 押圧部材
34a,34b,35a,35b 押圧面
51 搬送元収容部
52 搬送先収容部
AX1 吸着パッドの中心軸
AX2 カメラの中心軸
2 吸着パッド
3 心出し機構部
4 カメラ
10 レンズ
21 吸引口
22 吸着端部
31 ガイドレール
32,33 可動部
34,35 押圧部材
34a,34b,35a,35b 押圧面
51 搬送元収容部
52 搬送先収容部
AX1 吸着パッドの中心軸
AX2 カメラの中心軸
Claims (6)
- 部品を吸着パッドにより吸着する吸着工程と、
前記部品が前記吸着パッドに吸着された状態で、前記吸着パッドの側方に配備された押圧部材を前記吸着パッドの中心軸に向かって移動させて前記部品の側面を前記押圧部材で押圧することで前記部品の中心を前記中心軸に合わせる心出し工程と、
前記吸着パッドによる吸着を解除することで前記部品を搬送先位置に設置する吸着解除工程と、
を以上の記載の順序で実行する吸着搬送方法。 - 吸着保持機構部及び心出し機構部を搭載したキャリッジを水平方向に移動させて、部品の上方に前記吸着保持機構部に備わる吸着パッドを配置する搬送元移動工程と、
前記吸着パッドを前記心出し機構部に備わる押圧部材より下方に下降させて前記部品を前記吸着パッドにより吸着する吸着工程と、
前記吸着パッドを上昇させる上昇工程と、
前記部品が前記吸着パッドに吸着された状態で、前記押圧部材を前記吸着パッドの中心軸に向かって移動させて前記部品の側面を前記押圧部材で押圧することで前記部品の中心を前記中心軸に合わせる心出し工程と、
前記吸着パッドを前記押圧部材より下方に下降させ、前記吸着パッドによる吸着を解除することで前記部品を搬送先位置に設置する吸着解除工程と、
を以上の記載の順序で実行するとともに、前記キャリッジを水平方向に移動させて前記搬送先位置の上方に前記部品を配置する搬送先移動工程を、前記吸着工程後前記吸着解除工程による吸着解除前の期間に実行する吸着搬送方法。 - 吸着保持機構部及び心出し機構部が水平方向に移動制御されるキャリッジに搭載されてなり、
前記吸着保持機構部は、部品を吸着する吸着パッドを備え、
前記心出し機構部は、前記吸着パッドの中心軸に対する距離を変化させるように移動自在に押圧部材を備え、
前記吸着保持機構部及び前記心出し機構部を制御して、前記部品が前記吸着パッドに吸着された状態で、前記押圧部材を前記中心軸に向かって移動させて前記部品の側面を前記押圧部材で押圧させることで前記部品の中心を前記中心軸に合わせる制御装置を備える吸着搬送装置。 - 前記心出し機構部は、前記部品の側面に押圧する押圧面を前記押圧部材により3以上構成し、当該押圧面のそれぞれと前記中心軸との各距離を互いに等距離に規制しつつ前記押圧部材を移動させる機構を備える請求項3に記載の吸着搬送装置。
- 前記押圧部材の1つに前記押圧面が2つ形成され、当該2つの押圧面による押圧方向が互いに異なるとともに当該1つの押圧部材の移動方向とも異なることで、押圧時に当該1つ押圧部材が前記移動方向及び前記中心軸に直交する方向について前記部品を保持する請求項4に記載の吸着搬送装置。
- 前記キャリッジに搭載されカメラと、
前記カメラにより撮像された搬送先位置を含む画像情報に基づき前記搬送先位置の位置情報を算出し、当該位置情報に基づき前記キャリッジの移動を制御して前記吸着パッドを前記搬送先位置の上方に配置する制御装置と、
を備える請求項3から請求項5のうちいずれか一に記載の吸着搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012031597A JP2013166217A (ja) | 2012-02-16 | 2012-02-16 | 吸着搬送方法及び吸着搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012031597A JP2013166217A (ja) | 2012-02-16 | 2012-02-16 | 吸着搬送方法及び吸着搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013166217A true JP2013166217A (ja) | 2013-08-29 |
Family
ID=49177081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012031597A Pending JP2013166217A (ja) | 2012-02-16 | 2012-02-16 | 吸着搬送方法及び吸着搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013166217A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024004552A1 (ja) * | 2022-06-30 | 2024-01-04 | 株式会社ニデック | 眼鏡レンズ加工システム |
-
2012
- 2012-02-16 JP JP2012031597A patent/JP2013166217A/ja active Pending
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WO2024004552A1 (ja) * | 2022-06-30 | 2024-01-04 | 株式会社ニデック | 眼鏡レンズ加工システム |
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