JP2013166115A - 磁気分離具、磁気分離装置及び磁気分離方法 - Google Patents
磁気分離具、磁気分離装置及び磁気分離方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013166115A JP2013166115A JP2012030599A JP2012030599A JP2013166115A JP 2013166115 A JP2013166115 A JP 2013166115A JP 2012030599 A JP2012030599 A JP 2012030599A JP 2012030599 A JP2012030599 A JP 2012030599A JP 2013166115 A JP2013166115 A JP 2013166115A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- fluid
- substance
- magnetic separation
- bore
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Abstract
【解決手段】 超伝導磁石2の外側からボア2a内の磁場中心G側へ挿入される筒体内に、原流体S1をボア2a外から磁場中心G側に向けて流入させる流入路12aと、磁場中心G側で原流体S1から磁性物質Pを磁力分離する磁気分離部Mと、この磁気分離部Mで分離した磁性物質Pを磁場中心G付近に集積する集積部Qと、前記磁気分離部Mから原流体S1の流入方向及び磁性物質Pが磁力により引き付けられる方向と反対方向に浄化流体S2を流しかつボア2a外へ排出する流出路12bとを形成する。
【選択図】図1
Description
これら溶存する物質を吸着させた磁性物質(磁気ビーズ及び磁性体)を原流体から分離する磁気分離装置には、強磁場を発生する超伝導磁石が使用されている。
本発明は、筒体内に流入した原流体から磁性物質を磁気分離部で磁場中心側に磁力により引き付け、磁性物質を磁気分離した後の浄化流体を原流体の流入方向及び磁性物質が磁力により引き付けられる方向と反対方向に流すことにより、磁性物質をより確実に分離しかつ集積できるようにした磁気分離具、磁気分離装置及び磁気分離方法を提供することを目的とする。
磁気分離具は第1に、超伝導磁石2の外側からボア2a内の磁場中心G側へ挿入される筒体内に、原流体S1をボア2a外から磁場中心G側に向けて流入させる流入路12aと、原流体S1から磁性物質Pを磁力により分離する磁気分離部Mと、この磁気分離部Mで分離した磁性物質Pを磁場中心G付近に集積する集積部Qと、前記磁気分離部Mから原流体S1の流入方向及び磁性物質Pが磁力により引き付けられる方向と反対方向に浄化流体S2を流しかつボア2a外へ排出する流出路12bとを形成していることを特徴とする。
磁気分離具は第3に、前記筒体は、磁気分離部M内で磁気分離されかつ集積部Qに集積
される磁性物質Pを吸引して取り出す抽出管5を有することを特徴とする。
磁気分離具は第5に、前記原流体S1を流入させる流入路12aの断面積と、原流体S1と反対方向に浄化流体S2を流す流出路12bの断面積とを略同一に設定していることを特徴とする。
磁気分離方法は第1に、超伝導磁石2の外側からボア2a内の磁場中心G側へ挿入される筒体内に、原流体S1をボア2a外から磁場中心G側に向けて流入させ、原流体S1から磁性物質Pを磁力により分離して磁場中心G付近の集積部Qに集積させ、磁性物質Pを分離した浄化流体S2を原流体S1の流入方向及び磁性物質Pが磁力により引き付けられる方向と反対方向に流動させかつボア2a外へ流出させることを特徴とする。
磁気分離方法は第3に、前記原流体S1の流れ内に超伝導磁石2からの磁力で磁気勾配を作る高勾配磁気捕捉部材25を配置し、この高勾配磁気捕捉部材25で磁性物質Pを一旦捕捉して密集させてから、磁場中心G側に磁力によって集積することを特徴とする。
即ち、磁気分離具は第1に、筒体内に流入路12aと磁気分離部Mと集積部Qと流出路12bとを形成し、この磁気分離部Mから原流体S1の流入方向及び磁性物質Pが磁力により引き付けられる方向と反対方向に浄化流体S2を流すので、浄化流体S2によって磁性物質Pが流されるのが減少でき、磁性物質Pをより確実に分離でき、しかも、磁気分離した磁性物質Pを浄化流体S2の流れの影響を受けない集積部Qで確実に集積することができる。
磁気分離具は第3に、前記筒体に抽出管5を設けることにより、磁気分離部M内で磁気分離されかつ磁場中心G付近の集積部Qに集積される磁性物質Pを簡単かつ確実に吸引して取り出すことができ、原流体S1を連続流入して、磁気分離を連続的に行うことができる。
磁気分離具は第5に、流入路12aの断面積と流出路12bの断面積とを略同一に設定すると、原流体S1と浄化流体S2との流量は略同一になって、流体Sは方向を変えるだけで、取入口4aと排出口3bとによってできる水頭差による流れとなり、磁気分離部M及び集積部Qにおいて磁性物質Pに流体Sの流れの影響をほとんど与えることがなくなる。
磁気分離方法は第1に、原流体S1を磁気分離部Mへ流して磁性物質Pを磁気分離し、
磁気分離した磁性物質Pを磁場中心G付近の集積部Qで確実に集積し、かつこの磁気分離部Mから原流体S1の流入方向及び磁性物質Pが磁力により引き付けられる方向と反対方向に浄化流体S2を流すので、集積部Qに集積された磁性物質Pは浄化流体S2の流れの影響が少なく、浄化流体S2によって磁性物質Pが流されるのが減少でき、磁性物質Pをより確実に分離して集積できる。
磁気分離方法は第3に、磁場中心G側に達する前の原流体S1から高勾配磁気捕捉部材25で磁性物質Pを捕捉でき、その磁性物質Pが密集して高勾配磁気捕捉部材25から離脱しても、原流体S1流れ方向にある磁場中心G側に集積できる。
図1、2に示す第1実施形態おいて、磁気分離装置11は、超伝導磁石2と、この超伝導磁石2内に挿入された磁気分離具1Aとを備えており、細胞や微生物の培養液、その他抽出液、メッキ排水、重金属やレアーメタルが溶存する流体、その他の排水、地下水、等に溶存する物質を、磁性物質(磁性が付与されている磁気ビーズ及び磁性体)Pを利用して吸着させ、その磁性物質Pを超伝導磁石2の磁力を利用して流体から分離しかつ集積させ、濃縮状態でそれを連続的に回収する。
超伝導磁石2の磁場における磁力はボア2a内の各部位で異なっており、図11に示すように、ボア2aの軸心方向中央でかつボア2a内周面近くの部位F1が最高となり、次に部位F1からボア2aの軸心方向に離れていてボア2a内周面から軸心に至る部位F2が高く、3番目に部位F2からボア2aの軸心方向外方へ離れた部位F3が高く、この部位F3からボア2aの軸心方向外方へ離れていくに従って、磁力は低くなっている。
このように超伝導磁石2の磁場は、磁場中心Gが最大磁界で磁力が最も大きくなっており、磁気分離具1Aはボア2aの外側から磁場中心G近傍まで挿入されている。
口4aを有する内筒4とを有し、さらに、前記内筒4の外端側から内方へ挿入されていて、その先端が内筒4の内端から外筒底壁3a側へ突出された抽出管5を有している。
外筒3の外筒底壁3aは、ボア2a内に挿入されて磁場中心G近傍でかつ磁場中心Gを越えた位置に配置され、外筒底壁3aの上側は磁性物質Pの溜り場となる集積部Qとなっており、この集積部Qは、内筒4の内端から出てくる原流体S1が浄化流体S2として反対の方向に流れを変える部位となり、この部位は磁性物質Pが磁場中心G方向に磁力で引かれることで分離をする磁気分離部Mとなっている。
内筒4は外筒3との間に設けた支持具7によって外筒3内に取り付けられている。前記支持具7は、内筒4の軸心方向中途部の外周に固定した前記閉鎖部材15と、外筒3の外端外周面に固定の外筒フランジ6cと、前記閉鎖部材15と外筒フランジ6cとの間に介在されるスペーサ23とを有し、閉鎖部材15を外筒フランジ6cに上側から着脱自在に固定しており、外筒3に対して内筒4の位置を固定しかつ両者の間の間隙の上端を閉鎖する。
前記抽出管5は細管であり、内筒4の外端側から内方へ挿入されていて、その先端は内筒4の内端開口から集積部Q側へ突出され、かつ先端は外筒底壁3aに向かって開口していて、外筒底壁3aに向けて広がる漏斗形状の吸入口5aが形成されている。
前記磁気分離具1Aを組み込んだ磁気分離装置11における磁気分離方法を次に説明する。
超伝導磁石2のボア2a内に磁気分離具1Aを装着し、超伝導磁石2で磁場を発生させる。磁性が付与された磁性物質Pを含む原流体S1を内筒4の取入口4aから流入して、内筒4及び外筒3の内部を流体Sで満たす。そしてさらに原流体S1を連続して流入すると、原流体S1は内筒4内の流入路12aを通って外筒3の外筒底壁3aに向かって流動し、磁場中心G側の磁気分離部M内に入り、そして磁気分離部Mから外筒3内の流出路12bへ流動していき、その間、流体Sの流れ方向が反対になることにより、また、磁気分離部M内で溜まることにより、原流体S1の流速は一旦停止、又は極めて低速となる。
この集積部Q内での磁性物質Pは、磁力で磁場の強さがより強い方向、即ち、最高のボア2aの軸心方向中央でかつボア2a内周面近くの最高磁場部位F1に向かって引っ張られて集積し、また最高磁場部位F1に沿って集積することになり、高磁場部位F2にも集積されて、集積部Q内で磁性物質Pが壁を形成するように、また、外筒底壁3aを埋めるようになる。
流体Sが磁気分離部M内から流出路12bへ流動するとき、その方向は原流体S1の流入方向と反対方向であり、磁性物質Pが磁力により引き付けられる方向と反対方向であり、流速も低いので、磁力が流体Sの動きに打ち勝って磁性物質Pを流体Sから確実に引っ張って分離し、浄化流体S2と共に排出される磁性物質Pの量を減少する。
前記磁気分離具1Aにおいて、流入路12aの断面積と流出路12bの断面積とを略同一に設定した場合、原流体S1と浄化流体S2との流量は略同一になって、流体Sは方向を変えるだけで、若干乱流が発生しても流入路12aから流出路12bの方向に流れる。
これは取入口4aと排出口3bとによってできる水頭差による流れとなる。
集積部Qに溜る磁性物質Pが多くなって磁気分離部Mまで溜まってくると、流体Sの流れを妨げることになるので、抽出管5で磁性物質Pを外部に取り出す。この集積磁性物質Pの連続取り出しによって、原流体S1の連続処理が可能になる。
磁気分離装置11は磁気分離部Mの磁場が強力であり、磁性物質Pを短時間で分離ができることに加え、磁場勾配がなだらかなことから、磁性物質Pの凝集を極力抑制でき、流体S中への再分散を容易に生じさせることができる。
有底円筒形状の外筒3は、外端内周と内筒4との間に設けた閉鎖部材15によって外端が閉鎖されている。この外筒3をボア2a内に横置き状に配置して超伝導磁石2に対して着脱自在に装着する装着具6は、外筒3の外周を軸心方向複数カ所で当接受持する複数枚(実施形態では3枚)の円弧状の取付板6dを、ボア2a周方向複数枚で軸心方向に沿った連結板6eで連結して構成されている。
両端開口の円筒形状に形成された内筒4は、内端開口が外筒底壁3aと距離をおいて対向配置され、外端が抽出管5との間に設けた蓋部材17で閉鎖されている。
内筒4を外筒3内に取り付ける支持具7は、ボア2aの外方に位置する外端側のシール付きの閉鎖部材15と、外筒3内に位置する内端側の軸心方向複数の支持片19とを有し、この各支持片19は内筒4と外筒3との間の断面略環状の流出路12bを塞がないように周方向に間隔を置いて複数個配置されている。
第2実施形態の磁気分離具1Bのその他の構成は前記磁気分離具1Aと同様であり、抽出管5は先端吸入口5aが磁場中心G上に配置され、蓋部材17及び取付片20に対して位置調整することができる。
可能な磁気分離具1Cを示しており、筒体は外筒3と内筒4とを有する二重筒構造であり、抽出管5は外筒3と内筒4との間にそれらと平行に配置され、内筒4の内端には高勾配磁気捕捉部材25が設けられている。
抽出管5は外筒3と内筒4との間に周方向180度偏位して2本設けられており、1本又は周方向等間隔に3本以上でもよく、抽出管5の先端吸入口5aが磁場中心G上でかつ外筒3の内周面近傍で、超伝導磁石2の最高磁場部位F1に配置され、集積部Q内で磁性物質Pが最も多く集積される位置から磁性物質Pを吸引できるように配置されている。
前記高勾配磁気捕捉部材25は筒軸25aの両端の軸部25cが内筒4から外筒底壁3aに向けて突出した軸受部26に回転自在に支持されており、その一部(上部)は内筒4の内端側に挿入され、内筒4側から外筒底壁3a側へ磁場中心Gに近づくように配置されている。
ステンレス細線25bに付着する磁性物質Pが次第に蓄積され、それが大きくなってくると、原流体S1の液圧によって流されることになり、磁場中心G側の磁気分離部Mを越えて集積部Qに集積される。また、付着する磁性物質Pの蓄積量にアンバランスが生じて高勾配磁気捕捉部材25が回動すると、ステンレス細線25bが内筒4側から磁気分離部M側へ回動し、磁場中心Gに近づいてきたときに、その強力な磁力によって大粒の磁性物質Pの受け渡しがなされ、磁性物質Pは外筒底壁3aの前側の集積部Qに集積されることになる。
図8に示す第5実施形態おいて、縦向き型又は横置き型の磁気分離装置11に使用可能な磁気分離具1Eを示しており、筒体は外筒3と内筒4とを有する二重筒構造であり、抽出管5は外筒3の外筒底壁3aから内筒4側と反対方向に延設され、外筒3及び内筒4にはそれぞれ高勾配磁気捕捉部材25が設けられている。
高勾配磁気捕捉部材25はそれぞれ、多数のステンレス細線で円形網形状に形成されていて、超伝導磁石2の磁界内で大きな磁気勾配を作ることができ、原流体S1が流通可能であり、第1高勾配磁気捕捉部材25Aは内筒4の内端に取り付けられ、第2高勾配磁気捕捉部材25Bは外筒底壁3aの手前で外筒3に取り付けられている。
なお、前記磁気分離具1Eは、弱い結合力しか持たない目的物質が存在する蛋白質や酵素の精製においては、結合を外す要因となる過度な外力を与えないように、高勾配磁気捕捉部材25を外しておくことが好ましい。
前記抽出管5は外筒3及び内筒4と同心に配置されているが、その先端部は外筒3の内周面に向けて屈曲傾斜され、先端の吸引口5aは外筒底壁3aの外周側に開口され、最高磁場部位F1に集積された磁性物質Pを効率よく吸引できるように配置されている。
磁気分離具1Fの場合は、集積部Q内の磁性物質Pを環状に集積し易いので、抽出管5は第3実施形態のように複数本にしたり、第4実施形態のように環状にしたりすることが好ましい。
体S1をボア2a外から磁場中心G側に向けて流入させる流入路12aと、磁場中心G側で原流体S1から磁性物質Pを磁力分離する磁気分離部Mと、この磁気分離部Mから原流体S1の流入方向及び磁性物質Pが磁力により引き付けられる方向と反対方向に浄化流体S2を流しかつボア2a外へ排出する流出路12bと、磁気分離部Mの奥で底壁30aの前の集積部Qとを形成している。
前記集積部Q内に溜まった磁性物質Pは、前記各実施形態と同様に、有底筒体30の上部から抽出管5を挿入して吸い出してもよいが、処理する原流体S1の量が少ない場合は、磁気分離具1G自体を磁気分離装置11から抜いて磁性物質Pを回収することもできる。
例えば、磁気分離具1は1本の筒体をU字状又はコ字状に屈曲形成し、中途部に磁力分離部M及び集積部Qを形成し、両側に流入路12aと流出路12bとを形成して構成してもよい。
なお、磁気分離装置11は、超伝導磁石2に代えて、強磁場を発生できる常温電磁石又は永久磁石を用いることも考えられる。
2 超伝導磁石
2a ボア
3 外筒
3a 外筒底壁
3b 排出口
4 内筒
4a 取入口
5 抽出管
5a 吸入口
11 磁気分離装置
12 流路
12a 流入路
12b 流出路
25 高勾配磁気捕捉部材
30 有底筒体
F 磁場部位
G 磁場中心
H 磁力線
M 磁気分離部
P 磁性物質
Q 集積部
S 流体
S1 原流体
S2 浄化流体
これら溶存する物質を吸着させた磁性物質(磁気ビーズ及び磁性体)を原流体から分離する磁気分離装置には、強磁場を発生する超伝導磁石が使用されている。
くなる可能性があるため、フィルター部材を超伝導磁石内から取り出して、磁性物質を分離したり、洗浄したりする必要がある。
本発明は、筒体内に流入した原流体から磁性物質を磁気分離部で磁場中心側に磁力により引き付け、磁性物質を磁気分離した後の浄化流体を原流体の流入方向及び磁性物質が磁力により引き付けられる方向と反対方向に流すことにより、磁性物質をより確実に分離しかつ集積できるようにした磁気分離具、磁気分離装置及び磁気分離方法を提供することを目的とする。
磁気分離具は第1に、超伝導磁石2の外側からボア2a内の磁場中心G側へ挿入される筒体内に、原流体S1をボア2a外から磁場中心G側に向けて流入させる流入路12aと、原流体S1から磁性物質Pを磁力により分離する磁気分離部Mと、この磁気分離部Mで分離した磁性物質Pを磁場中心G付近に集積する集積部Qと、前記磁気分離部Mから原流体S1の流入方向及び磁性物質Pが磁力により引き付けられる方向と反対方向に浄化流体S2を流しかつボア2a外へ排出する流出路12bとを形成しており、
前記筒体は内外二重筒構造であって、外筒底壁3a側に前記磁気分離部M及び集積部Qを形成する有底筒形状の外筒3と、この外筒3内に挿入されていて前記流入路12aを形成する内筒4とを有し、外筒3の内周面と内筒4の外周面との間に前記流出路12bを形成していることを特徴とする。
前記筒体は、磁気分離部M内で磁気分離されかつ集積部Qに集積される磁性物質Pを吸
磁気分離具は第3に、前記筒体は集積部Qに円錐凹形状の底壁3aを有し、磁気分離部M内で磁気分離されかつ集積部Qに集積される磁性物質Pを吸引して取り出す抽出管5を前記底壁3aの中央側に連結していることを特徴とする。
磁気分離装置は第2に、前記磁気分離具1を、超伝導磁石2のボア2aの一端から磁場中心G側へ挿入して着脱自在に装着し、抽出管5をボア2aの他端側に延設していることを特徴とする。
磁気分離方法は第1に、超伝導磁石2の外側からボア2a内の磁場中心G側へ挿入される筒体内に、原流体S1をボア2a外から磁場中心G側に向けて流入させ、原流体S1から磁性物質Pを磁力により分離して磁場中心G付近の集積部Qに集積させ、磁性物質Pを分離した浄化流体S2を原流体S1の流入方向及び磁性物質Pが磁力により引き付けられる方向と反対方向に流動させかつボア2a外へ流出させ、前記筒体内の集積部Qに磁力によって集積された磁性物質Pを抽出管5で吸引して取り出すことを特徴とする。
前記原流体S1と原流体S1と反対方向に流される浄化流体S2とを、原流体S1の取
入口4aと浄化流体S2の排出口3bとの水頭差によって流動させることを特徴とする。
即ち、磁気分離具は第1に、筒体内に流入路12aと磁気分離部Mと集積部Qと流出路12bとを形成し、この磁気分離部Mから原流体S1の流入方向及び磁性物質Pが磁力により引き付けられる方向と反対方向に浄化流体S2を流すので、浄化流体S2によって磁性物質Pが流されるのが減少でき、磁性物質Pをより確実に分離でき、しかも、磁気分離した磁性物質Pを浄化流体S2の流れの影響を受けない集積部Qで確実に集積することができる。
磁気分離具は第3に、前記筒体に抽出管5を設けることにより、磁気分離部M内で磁気分離されかつ磁場中心G付近の集積部Qに集積される磁性物質Pを簡単かつ確実に吸引して取り出すことができ、原流体S1を連続流入して、磁気分離を連続的に行うことができる。
磁気分離具は第5に、流入路12aの断面積と流出路12bの断面積とを略同一に設定すると、原流体S1と浄化流体S2との流量は略同一になって、流体Sは方向を変えるだけで、取入口4aと排出口3bとによってできる水頭差による流れとなり、磁気分離部M及び集積部Qにおいて磁性物質Pに流体Sの流れの影響をほとんど与えることがなくなる。
磁気分離方法は第1に、原流体S1を磁気分離部Mへ流して磁性物質Pを磁気分離し、磁気分離した磁性物質Pを磁場中心G付近の集積部Qで確実に集積し、かつこの磁気分離部Mから原流体S1の流入方向及び磁性物質Pが磁力により引き付けられる方向と反対方向に浄化流体S2を流すので、集積部Qに集積された磁性物質Pは浄化流体S2の流れの影響が少なく、浄化流体S2によって磁性物質Pが流されるのが減少でき、磁性物質Pをより確実に分離して集積できる。
磁気分離方法は第3に、磁場中心G側に達する前の原流体S1から高勾配磁気捕捉部材25で磁性物質Pを捕捉でき、その磁性物質Pが密集して高勾配磁気捕捉部材25から離脱しても、原流体S1流れ方向にある磁場中心G側に集積できる。
図1、2に示す第1実施形態おいて、磁気分離装置11は、超伝導磁石2と、この超伝導磁石2内に挿入された磁気分離具1Aとを備えており、細胞や微生物の培養液、その他抽出液、メッキ排水、重金属やレアーメタルが溶存する流体、その他の排水、地下水、等に溶存する物質を、磁性物質(磁性が付与されている磁気ビーズ及び磁性体)Pを利用して吸着させ、その磁性物質Pを超伝導磁石2の磁力を利用して流体から分離しかつ集積させ、濃縮状態でそれを連続的に回収する。
超伝導磁石2の磁場における磁力はボア2a内の各部位で異なっており、図11に示すように、ボア2aの軸心方向中央でかつボア2a内周面近くの部位F1が最高となり、次に部位F1からボア2aの軸心方向に離れていてボア2a内周面から軸心に至る部位F2が高く、3番目に部位F2からボア2aの軸心方向外方へ離れた部位F3が高く、この部位F3からボア2aの軸心方向外方へ離れていくに従って、磁力は低くなっている。
このように超伝導磁石2の磁場は、磁場中心Gが最大磁界で磁力が最も大きくなっており、磁気分離具1Aはボア2aの外側から磁場中心G近傍まで挿入されている。
外筒3の外筒底壁3aは、ボア2a内に挿入されて磁場中心G近傍でかつ磁場中心Gを越えた位置に配置され、外筒底壁3aの上側は磁性物質Pの溜り場となる集積部Qとなっており、この集積部Qは、内筒4の内端から出てくる原流体S1が浄化流体S2として反対の方向に流れを変える部位となり、この部位は磁性物質Pが磁場中心G方向に磁力で引かれることで分離をする磁気分離部Mとなっている。
導磁石2に対して着脱自在に装着される。前記装着具6は、外筒3の軸心方向中途部の外周に固定した環状取付板6aと、外筒3の内端の外周に設けた隙間部材6bと、前記環状取付板6aと磁気分離具1Aとの間に介在するスペーサ22を有しており、外筒3の外筒底壁3a(内端側)をボア2a内に挿入してボア2aとの間を隙間部材6bで調整し、環状取付板6aと磁気分離具1Aの上面にボルト等の締結具で固定している。
内筒4は外筒3との間に設けた支持具7によって外筒3内に取り付けられている。前記支持具7は、内筒4の軸心方向中途部の外周に固定した前記閉鎖部材15と、外筒3の外端外周面に固定の外筒フランジ6cと、前記閉鎖部材15と外筒フランジ6cとの間に介在されるスペーサ23とを有し、閉鎖部材15を外筒フランジ6cに上側から着脱自在に固定しており、外筒3に対して内筒4の位置を固定しかつ両者の間の間隙の上端を閉鎖する。
前記抽出管5は細管であり、内筒4の外端側から内方へ挿入されていて、その先端は内筒4の内端開口から集積部Q側へ突出され、かつ先端は外筒底壁3aに向かって開口していて、外筒底壁3aに向けて広がる漏斗形状の吸入口5aが形成されている。
することができ、抽出管5、内筒4等の取り替えが可能になっている。
前記磁気分離具1Aを組み込んだ磁気分離装置11における磁気分離方法を次に説明する。
超伝導磁石2のボア2a内に磁気分離具1Aを装着し、超伝導磁石2で磁場を発生させる。磁性が付与された磁性物質Pを含む原流体S1を内筒4の取入口4aから流入して、内筒4及び外筒3の内部を流体Sで満たす。そしてさらに原流体S1を連続して流入すると、原流体S1は内筒4内の流入路12aを通って外筒3の外筒底壁3aに向かって流動し、磁場中心G側の磁気分離部M内に入り、そして磁気分離部Mから外筒3内の流出路12bへ流動していき、その間、流体Sの流れ方向が反対になることにより、また、磁気分離部M内で溜まることにより、原流体S1の流速は一旦停止、又は極めて低速となる。
この集積部Q内での磁性物質Pは、磁力で磁場の強さがより強い方向、即ち、最高のボア2aの軸心方向中央でかつボア2a内周面近くの最高磁場部位F1に向かって引っ張られて集積し、また最高磁場部位F1に沿って集積することになり、高磁場部位F2にも集積されて、集積部Q内で磁性物質Pが壁を形成するように、また、外筒底壁3aを埋めるようになる。
流体Sが磁気分離部M内から流出路12bへ流動するとき、その方向は原流体S1の流入方向と反対方向であり、磁性物質Pが磁力により引き付けられる方向と反対方向であり、流速も低いので、磁力が流体Sの動きに打ち勝って磁性物質Pを流体Sから確実に引っ張って分離し、浄化流体S2と共に排出される磁性物質Pの量を減少する。
前記磁気分離具1Aにおいて、流入路12aの断面積と流出路12bの断面積とを略同一に設定した場合、原流体S1と浄化流体S2との流量は略同一になって、流体Sは方向を変えるだけで、若干乱流が発生しても流入路12aから流出路12bの方向に流れる。これは取入口4aと排出口3bとによってできる水頭差による流れとなる。
集積部Qに溜る磁性物質Pが多くなって磁気分離部Mまで溜まってくると、流体Sの流れを妨げることになるので、抽出管5で磁性物質Pを外部に取り出す。この集積磁性物質Pの連続取り出しによって、原流体S1の連続処理が可能になる。
磁気分離装置11は磁気分離部Mの磁場が強力であり、磁性物質Pを短時間で分離ができることに加え、磁場勾配がなだらかなことから、磁性物質Pの凝集を極力抑制でき、流体S中への再分散を容易に生じさせることができる。
流体Sの供給を多くしても流入路12aから集積部Qを経て流出路12bに至る流体Sの流れが穏やかであること等によって、凝集が少なく過度なストレスを与えることがなく、また、過度な外力を加えなくても再分散できることになる。そしてこれらによって、高い精製効率に寄与することが可能になる。
有底円筒形状の外筒3は、外端内周と内筒4との間に設けた閉鎖部材15によって外端が閉鎖されている。この外筒3をボア2a内に横置き状に配置して超伝導磁石2に対して着脱自在に装着する装着具6は、外筒3の外周を軸心方向複数カ所で当接受持する複数枚(実施形態では3枚)の円弧状の取付板6dを、ボア2a周方向複数枚で軸心方向に沿った連結板6eで連結して構成されている。
両端開口の円筒形状に形成された内筒4は、内端開口が外筒底壁3aと距離をおいて対向配置され、外端が抽出管5との間に設けた蓋部材17で閉鎖されている。
内筒4を外筒3内に取り付ける支持具7は、ボア2aの外方に位置する外端側のシール付きの閉鎖部材15と、外筒3内に位置する内端側の軸心方向複数の支持片19とを有し、この各支持片19は内筒4と外筒3との間の断面略環状の流出路12bを塞がないように周方向に間隔を置いて複数個配置されている。
第2実施形態の磁気分離具1Bのその他の構成は前記磁気分離具1Aと同様であり、抽出管5は先端吸入口5aが磁場中心G上に配置され、蓋部材17及び取付片20に対して位置調整することができる。
抽出管5は外筒3と内筒4との間に周方向180度偏位して2本設けられており、1本又は周方向等間隔に3本以上でもよく、抽出管5の先端吸入口5aが磁場中心G上でかつ外筒3の内周面近傍で、超伝導磁石2の最高磁場部位F1に配置され、集積部Q内で磁性物質Pが最も多く集積される位置から磁性物質Pを吸引できるように配置されている。
前記高勾配磁気捕捉部材25は筒軸25aの両端の軸部25cが内筒4から外筒底壁3aに向けて突出した軸受部26に回転自在に支持されており、その一部(上部)は内筒4の内端側に挿入され、内筒4側から外筒底壁3a側へ磁場中心Gに近づくように配置されている。
1を流通させながら、それに含まれる磁性物質Pを付着して捕捉し、磁性物質Pを原流体S1から磁気分離する。
ステンレス細線25bに付着する磁性物質Pが次第に蓄積され、それが大きくなってくると、原流体S1の液圧によって流されることになり、磁場中心G側の磁気分離部Mを越えて集積部Qに集積される。また、付着する磁性物質Pの蓄積量にアンバランスが生じて高勾配磁気捕捉部材25が回動すると、ステンレス細線25bが内筒4側から磁気分離部M側へ回動し、磁場中心Gに近づいてきたときに、その強力な磁力によって大粒の磁性物質Pの受け渡しがなされ、磁性物質Pは外筒底壁3aの前側の集積部Qに集積されることになる。
図8に示す第5実施形態おいて、縦向き型又は横置き型の磁気分離装置11に使用可能な磁気分離具1Eを示しており、筒体は外筒3と内筒4とを有する二重筒構造であり、抽出管5は外筒3の外筒底壁3aから内筒4側と反対方向に延設され、外筒3及び内筒4にはそれぞれ高勾配磁気捕捉部材25が設けられている。
高勾配磁気捕捉部材25はそれぞれ、多数のステンレス細線で円形網形状に形成されていて、超伝導磁石2の磁界内で大きな磁気勾配を作ることができ、原流体S1が流通可能であり、第1高勾配磁気捕捉部材25Aは内筒4の内端に取り付けられ、第2高勾配磁気捕捉部材25Bは外筒底壁3aの手前で外筒3に取り付けられている。
なお、前記磁気分離具1Eは、弱い結合力しか持たない目的物質が存在する蛋白質や酵素の精製においては、結合を外す要因となる過度な外力を与えないように、高勾配磁気捕捉部材25を外しておくことが好ましい。
Bから離脱され、磁場中心G側の強力な磁力によって集積部Qに集積され、そして抽出管5で吸引される。磁性物質P分離後の浄化流体S2は外筒3と内筒4との間の流出路12bを通って原流体S1と反対方向に流出される。
前記抽出管5は外筒3及び内筒4と同心に配置されているが、その先端部は外筒3の内周面に向けて屈曲傾斜され、先端の吸引口5aは外筒底壁3aの外周側に開口され、最高磁場部位F1に集積された磁性物質Pを効率よく吸引できるように配置されている。
磁気分離具1Fの場合は、集積部Q内の磁性物質Pを環状に集積し易いので、抽出管5は第3実施形態のように複数本にしたり、第4実施形態のように環状にしたりすることが好ましい。
前記集積部Q内に溜まった磁性物質Pは、前記各実施形態と同様に、有底筒体30の上部から抽出管5を挿入して吸い出してもよいが、処理する原流体S1の量が少ない場合は、磁気分離具1G自体を磁気分離装置11から抜いて磁性物質Pを回収することもできる
。
例えば、磁気分離具1は1本の筒体をU字状又はコ字状に屈曲形成し、中途部に磁力分離部M及び集積部Qを形成し、両側に流入路12aと流出路12bとを形成して構成してもよい。
なお、磁気分離装置11は、超伝導磁石2に代えて、強磁場を発生できる常温電磁石又は永久磁石を用いることも考えられる。
2 超伝導磁石
2a ボア
3 外筒
3a 外筒底壁
3b 排出口
4 内筒
4a 取入口
5 抽出管
5a 吸入口
11 磁気分離装置
12 流路
12a 流入路
12b 流出路
25 高勾配磁気捕捉部材
30 有底筒体
F 磁場部位
G 磁場中心
H 磁力線
M 磁気分離部
P 磁性物質
Q 集積部
S 流体
S1 原流体
S2 浄化流体
Claims (10)
- 超伝導磁石(2)の外側からボア(2a)内の磁場中心(G)側へ挿入される筒体内に、原流体(S1)をボア(2a)外から磁場中心(G)側に向けて流入させる流入路(12a)と、原流体(S1)から磁性物質(P)を磁力により分離する磁気分離部(M)と、この磁気分離部(M)で分離した磁性物質(P)を磁場中心(G)付近に集積する集積部(Q)と、前記磁気分離部(M)から原流体(S1)の流入方向及び磁性物質(P)が磁力により引き付けられる方向と反対方向に浄化流体(S2)を流しかつボア(2a)外へ排出する流出路(12b)とを形成していることを特徴とする磁気分離具。
- 前記筒体は内外二重筒構造であって、外筒底壁(3a)側に前記磁気分離部(M)及び集積部(Q)を形成する有底筒形状の外筒(3)と、この外筒(3)内に挿入されていて前記流入路(12a)を形成する内筒(4)とを有し、外筒(3)の内周面と内筒(4)の外周面との間に前記流出路(12b)を形成していることを特徴とする請求項1に記載の磁気分離具。
- 前記筒体は、磁気分離部(M)内で磁気分離されかつ集積部(Q)に集積される磁性物質(P)を吸引して取り出す抽出管(5)を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の磁気分離具。
- 前記筒体は、原流体(S1)を流通させながら超伝導磁石(2)からの磁力で磁気勾配を作る高勾配磁気捕捉部材(25)を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の磁気分離具。
- 前記原流体(S1)を流入させる流入路(12a)の断面積と、原流体(S1)と反対方向に浄化流体(S2)を流す流出路(12b)の断面積とを略同一に設定していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の磁気分離具。
- 前記請求項1〜5のいずれか1項に記載の磁気分離具(1)を、超伝導磁石(2)のボア(2a)内に挿入して着脱自在に装着していることを特徴とする磁気分離装置。
- 超伝導磁石(2)の外側からボア(2a)内の磁場中心(G)側へ挿入される筒体内に、原流体(S1)をボア(2a)外から磁場中心(G)側に向けて流入させ、原流体(S1)から磁性物質(P)を磁力により分離して磁場中心(G)付近の集積部(Q)に集積させ、磁性物質(P)を分離した浄化流体(S2)を原流体(S1)の流入方向及び磁性物質(P)が磁力により引き付けられる方向と反対方向に流動させかつボア(2a)外へ流出させることを特徴とする磁気分離方法。
- 前記筒体内の集積部(Q)に磁力によって集積された磁性物質(P)を抽出管(5)で吸引して取り出すことを特徴とする請求項7に記載の磁気分離方法。
- 前記原流体(S1)の流れ内に超伝導磁石(2)からの磁力で磁気勾配を作る高勾配磁気捕捉部材(25)を配置し、この高勾配磁気捕捉部材(25)で磁性物質(P)を一旦捕捉して密集させてから、磁場中心(G)側に磁力によって集積することを特徴とする請求項7又は8に記載の磁気分離方法。
- 前記原流体(S1)と原流体(S1)と反対方向に流される浄化流体(S2)とを、原流体(S1)の取入口(4a)と浄化流体(S2)の排出口(3b)との水頭差によって流動させることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の磁気分離方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012030599A JP5369255B2 (ja) | 2012-02-15 | 2012-02-15 | 磁気分離具、磁気分離装置及び磁気分離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012030599A JP5369255B2 (ja) | 2012-02-15 | 2012-02-15 | 磁気分離具、磁気分離装置及び磁気分離方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013166115A true JP2013166115A (ja) | 2013-08-29 |
JP5369255B2 JP5369255B2 (ja) | 2013-12-18 |
Family
ID=49177000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012030599A Expired - Fee Related JP5369255B2 (ja) | 2012-02-15 | 2012-02-15 | 磁気分離具、磁気分離装置及び磁気分離方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5369255B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02307548A (ja) * | 1989-05-19 | 1990-12-20 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 超電導体選別装置 |
JP2004143007A (ja) * | 2002-10-25 | 2004-05-20 | Sakagami Hisayo | 焼却灰によるゼオライト製造方法およびその装置 |
JP2005021801A (ja) * | 2003-07-02 | 2005-01-27 | Nakajima Masatoshi | 超伝導磁界を用いた物質分離回収方法および物質分離回収装置 |
JP2005021835A (ja) * | 2003-07-04 | 2005-01-27 | Takahashi:Kk | 磁性粒体回収装置 |
JP2005527236A (ja) * | 2002-05-31 | 2005-09-15 | アポロ ライフ サイエンシズ リミテッド | 細胞回収 |
JP2010069410A (ja) * | 2008-09-18 | 2010-04-02 | Tdk Corp | マグネットセパレーター |
-
2012
- 2012-02-15 JP JP2012030599A patent/JP5369255B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02307548A (ja) * | 1989-05-19 | 1990-12-20 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 超電導体選別装置 |
JP2005527236A (ja) * | 2002-05-31 | 2005-09-15 | アポロ ライフ サイエンシズ リミテッド | 細胞回収 |
JP2004143007A (ja) * | 2002-10-25 | 2004-05-20 | Sakagami Hisayo | 焼却灰によるゼオライト製造方法およびその装置 |
JP2005021801A (ja) * | 2003-07-02 | 2005-01-27 | Nakajima Masatoshi | 超伝導磁界を用いた物質分離回収方法および物質分離回収装置 |
JP2005021835A (ja) * | 2003-07-04 | 2005-01-27 | Takahashi:Kk | 磁性粒体回収装置 |
JP2010069410A (ja) * | 2008-09-18 | 2010-04-02 | Tdk Corp | マグネットセパレーター |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5369255B2 (ja) | 2013-12-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN104334282B (zh) | 磁性过滤装置 | |
US10905985B2 (en) | Sheaf-based fluid filter | |
JP2006326447A (ja) | 永久磁石式流体用除鉄装置 | |
CN102215975B (zh) | 用于使铁磁颗粒从悬浮物中分离的装置 | |
CN102215974A (zh) | 用于将铁磁颗粒从悬浮液中分离出的装置和方法 | |
CN102159320B (zh) | 用于将铁磁颗粒从悬浮液中分离出的装置 | |
US20140144827A1 (en) | Magnetic filter for a fluid port | |
JP2018518355A (ja) | ビーズ除去 | |
US20230149949A1 (en) | Filter Element With Magnetic Array | |
JP2017536233A (ja) | 水浄化装置および該水浄化装置を用いた水ろ過方法 | |
JP2014138912A (ja) | 濾過装置 | |
JP5369255B2 (ja) | 磁気分離具、磁気分離装置及び磁気分離方法 | |
CN111889223A (zh) | 管道除铁装置 | |
JP5540291B1 (ja) | 磁気分離装置及び磁気分離装置を使用した生物由来物質精製システム | |
CN209178171U (zh) | 一种可快速沉淀的圆筒形双体超磁分离器 | |
JP2011020078A (ja) | 磁性不純物分離装置 | |
CN107159334A (zh) | 一种微流控移液器枪头 | |
US7927398B2 (en) | Multistage electromagnetic purification method for molten metal | |
CN208031986U (zh) | 水处理用沉淀池 | |
JP2012239989A (ja) | 磁気分離装置 | |
JP2009297677A (ja) | 磁性粒子分離装置 | |
KR102620509B1 (ko) | 스트레이너 | |
JP6773284B2 (ja) | 藻類含有液の濃縮方法、藻類回収方法、藻類濃縮システム、及び藻類回収システム | |
CN211255614U (zh) | 集成式污水处理装置 | |
KR102333780B1 (ko) | 수경재배용 지하수 처리장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130513 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130624 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130819 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5369255 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |