JP5540291B1 - 磁気分離装置及び磁気分離装置を使用した生物由来物質精製システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ひとつの超伝導磁石で2種類以上の流体の磁気分離を同時にできるようにする。
【解決手段】 超伝導磁石2と、この超伝導磁石2のボア2a内に挿入されていて流体から磁性物質Pを磁力により分離する磁気分離具1と、この磁気分離具1内で磁気分離されかつ集積される磁性物質Pを吸引して取り出す抽出管5とを備える。前記磁気分離具1及び抽出管5を複数対有し、ボア2aの一端から磁場中心G側へ一対の磁気分離具1A及び抽出管5Aを挿入し、ボア2aの他端から磁場中心G側へ少なくとも一対の磁気分離具1B及び抽出管5Bを挿入して配置している。
【選択図】図3

Description

本発明は、流体から磁性物質を磁気分離する磁気分離装置及び磁気分離装置を使用した生物由来物質精製システムに関する。
生物由来製品や特定生物由来製品の原材料として利用される生物由来物質の精製には、超伝導磁気分離装置が使用されている。
例えば、タンパク質等の磁気分離に利用可能な装置として、特許文献1に開示されたものがある。
この従来技術は、超伝導磁石のボア内に1本の管を上下に貫通配置し、このボア内管に高勾配磁気分離用磁性フィルターを内装し、所望の抗体のほか種々のタンパク質や他の物質が混入した溶液の入った溶液槽から攪拌槽内に溶液を供給し、この攪拌槽に目的物質捕捉用の磁性ビーズも供給して攪拌し、これを原液としてボア内管に流下し、この流下中に磁性フィルターによって磁気ビーズを捕捉し、捕捉されないものは回収槽側に流し、その後、原液の供給を停止し、ボア内管に洗浄・回収搬送液を流してボア内管および磁性フィルターを洗浄し、洗浄後は、超伝導磁石を消磁し、更に消磁回路を動作させて磁気ビーズと磁性フィルターを消磁し、流路を目的物回収糟側に流れるように切り替え、上方から回収搬送液を流して、目的物質回収糟に磁気ビーズを回収する。そしてさらに、磁気ビーズと目的物質との溶出は別工程で行う。
特開2010−227907号公報
前記従来技術は、超伝導磁石のボア内に1本の管のみ配置しており、かつこのボア内管に高勾配磁気分離用磁性フィルターを内装しなくてはならないので、ボア内管では原液、洗浄液等を1種類ずつしか流通させることができなく、磁性フィルターを消磁しなくては
目的物質を捕捉した磁気ビーズが取り出せなく、タクトタイムが長くかかっている。さらに磁気ビーズから目的物質を溶出するには、別に溶出工程が必要であり、原液分離から溶出まで全行程を連続的かつ効果的に行うのは困難になっている。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決できるようにした磁気分離装置及び磁気分離装置を使用した生物由来物質精製システムを提供することを目的とする。
本発明は、超伝導磁石のボア内に両端から磁場中心側へそれぞれ磁気分離具及び抽出管の対を挿入して、ひとつの超伝導磁石で2種類以上の流体の磁気分離を同時にできるようにした磁気分離装置を提供することを目的とする。
本発明は、超伝導磁石のボア内に一端から原液磁気分離具を、他端から洗浄磁気分離具及び溶出磁気分離具をそれぞれ挿入し、目的の生物由来物質を磁性微粒子と結合した目的物質を含む原液から目的物質吸着磁性微粒子のみを抽出し、更には洗浄及び目的物質の溶出を連続的かつ同時に行なう事ができる磁気分離装置を使用した生物由来物質精製システムを提供することを目的とする。
本発明における課題解決のための具体的手段は、次の通りである。
磁気分離装置は第1に、超伝導磁石2と、この超伝導磁石2のボア2a内に挿入されていて流体から磁性物質Pを磁力により分離する磁気分離具1と、この磁気分離具1内で磁気分離されかつ集積される磁性物質Pを吸引して取り出す抽出管5とを備えており、
前記磁気分離具1及び抽出管5を複数対有し、前記ボア2aの一端から磁場中心G側へ一対の磁気分離具1A及び抽出管5Aを挿入し、前記ボア2aの他端から磁場中心G側へ少なくとも一対の磁気分離具1B及び抽出管5Bを挿入して配置し、前記一端側の磁気分離具1Aと他端側の磁気分離具1Bとを前記1つのボア2a内で対向配置していることを特徴とする。
磁気分離装置は第2に、前記ボア2aの他端から挿入する磁気分離具1Bを、ボア2aの一端から挿入する磁気分離具1Aより小径に形成し、かつボア2a内に周方向複数対挿入して前記一端側の磁気分離具1Aと対向配置していることを特徴とする。
磁気分離装置は第3に、超伝導磁石2と、この超伝導磁石2のボア2a内に挿入されていて流体から磁性物質Pを磁力により分離する磁気分離具1と、この磁気分離具1内で磁気分離されかつ集積される磁性物質Pを吸引して取り出す抽出管5とを備えており、
前記磁気分離具1及び抽出管5を複数対有し、ボア2aの一端から磁場中心G側へ一対の磁気分離具1A及び抽出管5Aを挿入し、ボア2aの他端から磁場中心G側へ少なくとも一対の磁気分離具1B及び抽出管5Bを挿入して配置しており、
前記磁気分離具1は、超伝導磁石2の外側からボア2a内の磁場中心G側へ挿入される筒体内に、流体Sをボア2a外から磁場中心G側に向けて流入させる流入路6と、流体Sから磁性物質Pを磁力により分離する磁気分離部Mと、この磁気分離部Mで分離した磁性物質Pを磁場中心G付近に集積する集積部Qと、前記磁気分離部Mから流体Sの流入方向及び磁性物質Pが磁力により引き付けられる方向と反対方向に浄化流体を流しかつボア2a外へ排出する流出路7とを形成していることを特徴とする。
磁気分離装置は第4に、前記磁気分離具1の筒体は内外二重筒構造であって、外筒底壁3a側に磁気分離部M及び集積部Qを形成する有底筒形状の外筒3と、この外筒3内に挿入されていて流入路6を形成する内筒4とを有し、外筒3の内周面と内筒4の外周面との間に流出路7を形成していることを特徴とする。
磁気分離装置は第5に、前記磁気分離具1の外筒3の底部は底方向に断面積が次第に小さくなる錐形であることを特徴とする。
磁気分離装置は第6に、前記ボア2aの一端から挿入する磁気分離具1Aは外筒3Aの錐形底部に抽出管5Aが接続され、この抽出管5Aはボア2aの他端側へ延設されていることを特徴とする。
磁気分離装置は第7に、前記ボア2aの他端から挿入する磁気分離具1Bは外筒3Bの錐形底部に抽出管5Bが接続され、この抽出管5Bはボア2aの一端側へ延設されていることを特徴とする。
生物由来物質精製システムは第1に、前記請求項1〜7のいずれかに記載の磁気分離装置11を備えていて、1つのボア2a内に一端から原液磁気分離具1Aを挿入し、他端から洗浄磁気分離具1Bと溶出磁気分離具1Cとを挿入しかつこれらを前記原液磁気分離具1Aに対向配置して分離部Dを構成しており、
目的の生物由来物質を培養した培養液の上清あるいは破砕液を吸着撹拌槽31に入れ、かつ生物由来物質精製用磁性微粒子を加えて撹拌して結合し、その結合液SAを原液磁気分離具1Aに供給する結合部Aと、
原液磁気分離具1Aで分離収集した磁性微粒子を抽出管5Aを介して洗浄撹拌槽41に供給し、かつ洗浄バッファーを加えて撹拌して洗浄し、その洗浄液SBを洗浄磁気分離具1Bに供給する洗浄部Bと、
前記洗浄磁気分離具1Bで分離収集した目的物質吸着磁性微粒子を抽出管5Bを介して溶出撹拌槽51に供給し、かつ溶出バッファーを加えて撹拌して溶出し、その混合液SCを溶出磁気分離具1Cに供給する溶出部Cとを備えていることを特徴とする。
生物由来物質精製システムは第2に、前記原液磁気分離具1Aの流出路7Aと溶出磁気分離具1Cの抽出管5Cとを吸着撹拌槽31に接続し、洗浄磁気分離具1Bの流出路7Bを目的物質以外の物質を分離排除する洗浄廃液槽42に接続し、溶出磁気分離具1Cの流出路7Cを精製物質槽52に接続していることを特徴とする。
本発明によれば、1台の超伝導磁石の1つのボアの両端から挿入された磁気分離具で、それぞれに流入される流体に含まれる磁性物質を同時に磁気分離できる。
即ち、磁気分離装置は第1に、超伝導磁石2の1つのボア2a内にその両端から磁場中心G側へ磁気分離具1A及び抽出管5Aと磁気分離具1B及び抽出管5Bとを挿入して、一端側の磁気分離具1Aと他端側の磁気分離具1Bとを対向配置しているので、複数の流体からそれぞれ磁性物質Pを同時に磁気分離できる。
磁気分離装置は第2に、ボア2aの他端から磁気分離具1Bをボア2a内に周方向複数対挿入して前記一端側の磁気分離具1Aと対向配置しているので、ボア2aの他端側では複数の流体の磁性物質Pを同時に磁気分離でき、一端側の磁気分離具1Aと合わせて3種類以上の流体の磁性物質Pを同時に磁気分離できる。
磁気分離装置は第3に、筒体内に流入路6と磁気分離部Mと集積部Qとを形成し、磁気分離部Mから流体Sの流入方向及び磁性物質Pが磁力により引き付けられる方向と反対方向に浄化流体を流すので、浄化流体によって磁性物質Pが流されるのが減少でき、磁性物質Pをより確実に分離でき、しかも、磁気分離した磁性物質Pを浄化流体の流れの影響を受けない集積部Qで確実に集積することができる。
磁気分離装置は第4に、筒体を内外二重筒構造にすることにより、外筒の底壁3a側に磁気分離部M及び集積部Qを、外筒3と内筒4との間に流出路7を簡単かつ容易に形成できる。
磁気分離装置は第5に、磁気分離具1の集積部Qとなる外筒3の底部は底方向に断面積が次第に小さくなる錐形であるので、磁性物質Pを集積部Qに確実に集積することができる。
磁気分離装置は第6に、ボア2aの一端から挿入する磁気分離具1Aは外筒3Aの錐形底部に抽出管5Aが接続され、この抽出管5Aはボア2aの他端側へ延設されているので、ボア2aの他端から磁性物質Pを容易に取り出すことができる。
磁気分離装置は第7に、ボア2aの他端から挿入する磁気分離具1Bは外筒3Bの錐形底部に抽出管5Bが接続され、この抽出管5Bはボア2aの一端側へ延設されているので、ボア2aの一端から磁性物質Pを容易に取り出すことができる。
生物由来物質精製システムは第1に、1つのボア2a内に、超伝導磁石2内に原液磁気分離具1Aと洗浄磁気分離具1B及び溶出磁気分離具1Cとを対向配置した分離部Dと、吸着撹拌槽31を有する結合部Aと、洗浄撹拌槽41を有する洗浄部Bと、溶出撹拌槽51を有する溶出部Cとを備えているので、生物由来物質精製の3段工程の磁気分離を1台の超伝導磁石2で、同時にかつ短時間で処理することができる。
生物由来物質精製システムは第2に、原液磁気分離具1Aの流出路7Aと溶出磁気分離具1Cの抽出管5Cとを吸着撹拌槽31に接続し、洗浄磁気分離具1Bの流出路7Bを目的物質以外の物質を分離排除する洗浄廃液槽42に接続し、溶出磁気分離具1Cの流出路7Cを精製物質槽52に接続しているので、各部の独立構成が可能になると共に、生物由来物質精製用磁性微粒子、洗浄バッファー及び溶出バッファー等の有効利用が可能になる。
本発明の生物由来物質精製システムを示す模式図である。 同生物由来物質精製システムを示す展開説明図である。 磁気分離装置を示す断面平面図である。 同磁気分離装置を示す正面図である。 図4のX矢視図である。 図4のY矢視図である。 本発明の磁気分離装置の変形例を示す断面平面図である。 図7のZ矢視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1、2は本発明の生物由来物質精製システムを示しており、磁気分離装置11を有する分離部Dと、吸着撹拌槽31を有する結合部Aと、洗浄撹拌槽41を有する洗浄部Bと、溶出撹拌槽51を有する溶出部Cとを備えている。
図2〜6において、前記分離部Dの磁気分離装置11は、超伝導磁石2と、超伝導磁石2のボア2a内に一端から挿入された原液磁気分離具1Aと、ボア2aの他端から挿入された洗浄磁気分離具1Bと、同じくボア2aの他端から挿入された溶出磁気分離具1Cとをそれぞれ挿脱自在に備えており、それぞれ流体からそれに含有されている磁性物質Pを超伝導磁石2の磁力を利用して分離しかつ集積させることが可能になっている。
前記超伝導磁石2は超伝導コイル内にボア2aが形成され、このボア2aの軸心が水平になるように横向きに配置されている。
超伝導磁石2の磁場における磁力はボア2a内の各部位で異なっており、ボア2aの軸心方向中央でかつボア2a内周面近くの部位が最高となり、そこが磁場中心Gとなっており、次にその最高部位からボア2aの軸心方向に離れていくに従って、磁力は低くなっている。
このように超伝導磁石2の磁場は、磁場中心Gが最大磁界で磁力が最も大きくなっており、各磁気分離具1A、1B、1Cはボア2aの両端外側から磁場中心Gを越えた位置まで挿入されている。
前記原液磁気分離具1Aは内外二重構造の筒体であり、外端側に流体(浄化流体、廃液)S2の排出口及びドレン口を有しかつ内端側に外筒底壁3aを有する有底筒形状の外筒3Aと、この外筒3A内に挿入されていて外端側に磁性物質Pを含む原流体(原液)SAを取り入れる内筒4Aとを有する。
前記外筒3Aの外端側には排出管16及びドレン管17が接続され、外筒底壁3aには抽出管5Aが接続され、この抽出管5Aは外筒3A及び内筒4Aと同様に、ボア2aの軸心と略同心に配置され、原液磁気分離具1Aの挿入側と反対のボア2aの他端側へ延設されている。
内筒4Aには供給管18が接続されており、 この供給管18は結合部Aの吸着撹拌槽31と連通されている。
外筒3A及び内筒4Aは、それぞれ金属、樹脂又はガラス等の非磁性体で形成されており、例えば、ステンレス鋼、ポリプロピレン(PP)、透明アクリル樹脂等で形成でき、ポリプロピレンは蛋白質の吸着防止性の観点から適用が好ましい。
外筒3Aは外周面がボア2a内面と近接又は密接する大きさの有底円筒形状に形成され、ケーシングとなっており、ボア2a内に挿入されている内端側の底部の底壁3aは底方向に断面積が次第に小さくなる円錐形(漏斗形状)に形成され、この円錐形底部の尖端に
抽出管5Aが接続されている。
前記外筒3Aは底壁3aを有する本外筒3Aaの外端側に延長外筒3Abが同芯にかつ着脱自在に連結されており、この延長外筒3Abの外端は閉鎖部材15で閉鎖されている。この閉鎖部材15に内筒4Aが支持されるとともに排出管16が接続されている。
外筒3の外筒底壁3aは、ボア2a内に挿入されて磁場中心G近傍でかつ磁場中心Gを越えた位置に配置され、磁性物質Pの溜り場となる集積部Qとなっており、この集積部Qは、内筒4Aの内端から出てくる原流体SAが浄化流体として反対の方向に流れを変える部位となり、この流れ変更部位は磁性物質Pが磁場中心G方向に磁力で引かれることで分離をする磁気分離部Mとなっている。
前記内筒4Aは両端開口の円筒形状に形成され、ボア2a内に挿入されている内端の開口は外筒底壁3aと軸心方向に距離をおいて対向配置され、外端に供給管18が接続されている。
内筒4Aは供給管18から導入される原流体SAを外筒3Aの磁気分離部Mに向けて流動させる流入路6Aを形成しており、内筒4Aと外筒3Aとの間には、磁気分離部Mから磁性物質Pを分離した後の浄化流体を排出管16から排出する断面環状の流出路7Aを形成しており、これらによって、磁性物質Pを含む流体SAを外部から超伝導磁石2内へ流入し、その後に超伝導磁石2内から再び外部へ通じる流路12Aを形成している。
即ち、原液磁気分離具1Aを構成する筒体内には、磁性物質Pを含む原流体SAをボア2a外から磁場中心G側に向けて流入させる流入路6Aと、磁場中心G側で原流体SAから磁性物質Pを磁気分離する磁気分離部Mと、この磁気分離部Mから原流体SAの流入方向及び磁性物質Pが磁力により引き付けられる方向と反対方向に浄化流体を流しかつボア2a外へ排出する流出路7Aと、前記磁気分離部Mで磁気分離した磁性物質Pを集積させる集積部Qとが一連に形成されている。
流出路7Aの断面積は流入路6Aより大きく設定されているが同一でもよく、どちらにしても、内筒4Aの内端から外筒底壁3aまでの磁気分離部Mの断面積は内筒4Aの断面積より大きくなっている。
前記抽出管5Aは非磁性の金属管又は樹脂ホースで形成され、先端吸入口は集積部Q内で磁場中心Gから若干ずれた位置に配置され、外筒3Aの底壁3aからボア2aにおける原液磁気分離具1Aの挿入側と反対側へ延設され、集積部Q内に集積される磁性物質Pを吸引して原液磁気分離具1Aから取り出す。
原液磁気分離具1Aは超伝導磁石2と別個に構成して、超伝導磁石2内に挿脱自在に挿入して装着することができ、また、本外筒3Aaに対して、延長外筒3Ab、内筒4A、抽出管5A等の取り替えが可能になっている。
洗浄磁気分離具1B及び溶出磁気分離具1Cは、前記原液磁気分離具1Aと同様の内外二重構造の筒体であり、1つのボア2a内周方向を2つで占めるように、互いに対向する半円筒形であり、それぞれ有底筒形状の外筒3B、3Cと、内筒4B、4Cとを有し、さらに、それぞれの外筒底壁3aに抽出管5B、5Cが連結されている。
外筒3B、3Cは断面半円形であり、互いに間隔をおいて対面しており、その間隙に原液磁気分離具1Aの抽出管5Aが挿通されている。内筒4B、4Cは断面円形であり、外筒3B、3C、内筒4B、4C及び抽出管5B、5Cはお互いとも、またボア2aの軸心とも非同心に配置されている。これら外筒3B、3C及び内筒4B、4Cは、それぞれ金属、樹脂又はガラス等の非磁性体で形成され、抽出管5B、5Cは非磁性の金属管、樹脂ホースで形成されている。
前記外筒3B、3Cは外周面がボア2a内面と近接していて、ボア2a内に挿入されている内端の底部は錐形(漏斗形状)に形成され、この錐形底部の尖端にそれぞれ抽出管5B、5Cが接続されている。これらの抽出管5B、5Cは、ボア2aと原液磁気分離具1Aの外筒3Aとの間を通ってボア2aの一端側から延出されている。
前記外筒3B、3Cの外端側には上部に排出管22、23が接続され、下部にドレン管24、25が接続され、それぞれの外端は閉鎖部材で閉鎖され、それらの閉鎖部材に内筒4B、4Cが貫通支持されている。
外筒3B、3Cの外筒底壁3aは、ボア2a内に挿入されて磁場中心G近傍でかつ磁場中心Gを越えた位置に配置され、外筒底壁3aは磁性物質Pの溜り場となる集積部Qとなっており、この集積部Qは、内筒4B、4Cの内端から出てくる流体SB、SCが浄化流体として反対の方向に流れを変える部位となり、この部位は磁性物質Pが磁場中心G方向に磁力で引かれることで分離をする磁気分離部Mとなっている。
内筒4Bは供給管26が接続されており、この供給管26で供給される流体SBを外筒3Bの磁気分離部Mに向けて流動させる流入路6Bを形成しており、内筒4Bと外筒3Bとの間には、磁気分離部Mから磁性物質Pを分離した後の浄化流体を排出管22から排出する断面環状の流出路7Bを形成しており、これらによって、磁性物質Pを含む流体SBを外部から超伝導磁石2内へ流入し、その後に超伝導磁石2内から再び外部へ通じる流路12Bを形成している。
内筒4Cは内筒4Bと同様に、供給管28が接続されており、この供給管28で供給される流体SCを外筒3Cの磁気分離部Mに向けて流動させる流入路6Cを形成しており、内筒4Cと外筒3Cとの間には、磁気分離部Mから磁性物質Pを分離した後の浄化流体を排出管23から排出する断面環状の流出路7Cを形成しており、これらによって、磁性物質Pを含む流体SCを外部から超伝導磁石2内へ流入し、その後に超伝導磁石2内から再び外部へ通じる流路12Cを形成している。
即ち、洗浄磁気分離具1B及び溶出磁気分離具1Cをそれぞれ構成する筒体内には、磁性物質Pを含む流体SB、SCをボア2a外から磁場中心G側に向けて流入させる流入路6B、6Cと、磁場中心G側で流体SB、SCから磁性物質Pを磁気分離する磁気分離部Mと、この磁気分離部Mから流体SB、SCの流入方向及び磁性物質Pが磁力により引き付けられる方向と反対方向に浄化流体を流しかつボア2a外へ排出する流出路7B、7Cと、前記磁気分離部Mで磁気分離した磁性物質Pを集積させる集積部Qとが一連に形成されている。
図1〜8において、生物由来物質精製システムは、例えば、生物由来物質として酵素を精製するシステムであり、その結合部Aは、培養槽30内で目的酵素(目的の生物由来物質)を培養し、その培養液の上清あるいは破砕液を吸着撹拌槽31に入れ、それに酵素精製用磁性微粒子(磁気ビーズ、磁性物質P)を加えて撹拌機Kで撹拌して、磁性微粒子に目的酵素を結合(吸着、捕捉)させ、結合液SAをつくる。この結合液SAを供給管18を介して原液磁気分離具1Aの内筒4Aへ原流体SAとして供給する。
結合液SA内の磁性微粒子は、目的酵素だけでなくその他のタンパク質(目的物質以外の物質)も付着しているが、それらが付着したまま、原液磁気分離具1A内で原流体SAから分離され、浄化後の流体は排出管16を介して吸着撹拌槽31に戻され、磁性微粒子は分離収集されて抽出管5Aで取り出される。
前記洗浄部Bは、洗浄撹拌槽41及び洗浄廃液槽42を有し、洗浄撹拌槽41に抽出管5Aを介して原液磁気分離具1Aから目的酵素及び他のタンパク質が付着した磁性微粒子が供給され、また、洗浄バッファー槽43から洗浄バッファーが加えられ、撹拌機Kで撹拌して、磁性微粒子から他のタンパク質を洗浄し、磁性微粒子を目的酵素のみ結合した状態にして、洗浄液SBをつくる。この洗浄液SBを供給管26を介して洗浄磁気分離具1Bに供給する。
前記洗浄磁気分離具1Bに供給された洗浄液SBは、目的酵素のみを結合した磁性微粒子が洗浄バッファー及び他のタンパク質と磁気分離され、洗浄バッファー等は排出管7Bを介して洗浄廃液槽42に戻され、目的酵素のみを結合した磁性微粒子は分離収集されて抽出管5Bで取り出される。
前記溶出部Cは、溶出撹拌槽51に抽出管5Bを介して目的酵素のみを結合した磁性微粒子が供給され、また、溶出バッファー槽53から溶出バッファーが加えられ、撹拌機Kで撹拌して、磁性微粒子から目的酵素を溶出し、その溶出液と磁性微粒子の混合液SCを供給管28を介して溶出磁気分離具1Cに供給する。
前記溶出磁気分離具1Cに供給された混合液SCは、目的酵素を含んだ溶出バッファーと磁性微粒子とが磁気分離され、目的酵素が溶出バッファーとともに排出管23を介して
精製物質槽52に戻され、純粋となった磁性微粒子は分離収集されて抽出管5Cで取り出されて、結合部Aの吸着撹拌槽31に戻され、再利用される。
前記結合液SAの供給から始まって目的酵素が精製物質槽52に取り出されるまで、結合工程、 結合液分離工程、洗浄工程、洗浄液分離工程、溶出工程及び溶出液分離工程は全行程が連続的に行われ、分離部Dでは結合液分離工程、洗浄液分離工程及び溶出液分離工程が同時に行われ、酵素精製を短いタクトタイムで効果的に行うことができる。
図7、8は本発明の磁気分離装置61の変形例を示しており、この磁気分離装置61は、超伝導磁石2と、超伝導磁石2のボア2a内に一端から挿入された原液磁気分離具1Aと、ボア2aの他端から挿入された2本の洗浄磁気分離具1Bと、同じくボア2aの他端から挿入された2本の溶出磁気分離具1Cとをそれぞれ挿脱自在に備えており、それぞれ流体から含有されている磁性物質Pを超伝導磁石2の磁力を利用して分離しかつ集積させることが可能になっている。
前記ボア2a内の一端側は前記実施形態と同様に、原液磁気分離具1Aによって全容積が占有されているが、ボア2a内の他端側には4本の磁気分離具1が挿入されており、2本の洗浄磁気分離具1Bで同時に又は2段階に洗浄液分離作用ができ、2本の溶出磁気分離具1Cで同時に又は2段階に溶出液分離作用ができるようになっている。
また、2本の洗浄磁気分離具1B及び2本の溶出磁気分離具1Cは共に、抽出管5B、5Cは、外筒3B、3Cの外端側から内部に挿入されて底壁3a近傍まで至っており、外筒3B、3Cと直接的には接続されていないが、原液磁気分離具1Aの抽出管5Aと同様に、磁場中心G近傍の集積部Q内からボア2aの他端側へ磁性物質Pを吸引・取り出しができるようになっている。
この変形例では、ボア2aの他端側に周方向均等に4本の磁気分離具1を配置しているが、磁気分離具1B、1Cは1本と3本又はそれ以外の本数でもよく、外筒3B、3Cは断面4分の1円形になっているが断面円形でもよく、原液磁気分離具1Aの抽出管5Aは、延長外筒3Abの外端の閉鎖部材15を貫通させて外筒3Aの外筒底壁3aの内周面側まで延設してもよい。
なお、本発明は前記実施形態における各部材の形状及びそれぞれの前後・左右・上下の位置関係は、図1〜6に示すように構成することが最良である。しかし、前記実施形態に限定されるものではなく、各実施形態の部材、構成を種々変形したり、組み合わせを変更したりすることもできる。
例えば、磁気分離具1は1本の筒体をU字状又はコ字状に屈曲形成し、中途部に磁気分離部M及び集積部Qを形成し、両側に流入路6Aと流出路7Aとを形成して構成してもよい。
また、抽出管5は筒体の底壁又は外筒3の内部に配置せずに、径外側から集積部Qに接続するようにしてもよい。
磁気分離装置11は、超伝導磁石2のボア2a内に原液磁気分離具1Aと洗浄磁気分離具1Bとを配置し、溶出磁気分離具1Cを超伝導磁石2の上部に配置して、超伝導磁石2の外部磁界で溶出工程の混合液の磁気分離を行うようにしてもよい。
また、生物由来物質精製システムは、酵素精製以外にも、抗体、加工食品製造過程で生じる廃棄物から有用物質(微生物や動植物の代謝物等)を回収するなど生物由来物質の精製に広く応用可能である。
1 磁気分離具
1A 原液磁気分離具
1B 洗浄磁気分離具
1C 溶出磁気分離具
2 超伝導磁石
2a ボア
3(3A、3B、3C) 外筒
3Aa 本外筒
3Ab 延長外筒
3a 外筒底壁
4(4A、4B、4C) 内筒
5(5A、5B、5C) 抽出管
6(6A、6B、6C) 流入路
7(7A、7B、7C) 流出路
11 磁気分離装置
12(12A、12B、12C) 流路
15 閉鎖部材
16、22、23 排出管
17、24、25 ドレン管
18、26、28 供給管
30 培養槽
31 吸着撹拌槽
41 洗浄撹拌槽
42 洗浄廃液槽
43 洗浄バッファー槽
51 溶出撹拌槽
52 精製物質槽
53 溶出バッファー槽
61 磁気分離装置
A 結合部
B 洗浄部
C 溶出部
D 分離部
G 磁場中心
K 撹拌機
M 磁気分離部
P 磁性物質
Q 集積部
S 流体
SA 結合液(原流体)
SB 洗浄液(流体)
SC 溶出液(流体)

Claims (9)

  1. 超伝導磁石(2)と、この超伝導磁石(2)のボア(2a)内に挿入されていて流体から磁性物質(P)を磁力により分離する磁気分離具(1)と、この磁気分離具(1)内で磁気分離されかつ集積される磁性物質(P)を吸引して取り出す抽出管(5)とを備えており、
    前記磁気分離具(1)及び抽出管(5)を複数対有し、前記ボア(2a)の一端から磁場中心(G)側へ一対の磁気分離具(1A)及び抽出管(5A)を挿入し、前記ボア(2a)の他端から磁場中心(G)側へ少なくとも一対の磁気分離具(1B)及び抽出管(5B)を挿入して配置し、前記一端側の磁気分離具(1A)と他端側の磁気分離具(1B)とを前記1つのボア(2a)内で対向配置していることを特徴とする磁気分離装置。
  2. 前記ボア(2a)の他端から挿入する磁気分離具(1B)を、ボア(2a)の一端から挿入する磁気分離具(1A)より小径に形成し、かつボア(2a)内に周方向複数対挿入して前記一端側の磁気分離具(1A)と対向配置していることを特徴とする請求項1に記載の磁気分離装置。
  3. 超伝導磁石(2)と、この超伝導磁石(2)のボア(2a)内に挿入されていて流体から磁性物質(P)を磁力により分離する磁気分離具(1)と、この磁気分離具(1)内で磁気分離されかつ集積される磁性物質(P)を吸引して取り出す抽出管(5)とを備えており、
    前記磁気分離具(1)及び抽出管(5)を複数対有し、ボア(2a)の一端から磁場中心(G)側へ一対の磁気分離具(1A)及び抽出管(5A)を挿入し、ボア(2a)の他端から磁場中心(G)側へ少なくとも一対の磁気分離具(1B)及び抽出管(5B)を挿入して配置しており、
    前記磁気分離具(1)は、超伝導磁石(2)の外側からボア(2a)内の磁場中心(G)側へ挿入される筒体内に、流体(S)をボア(2a)外から磁場中心(G)側に向けて流入させる流入路(6)と、流体(S)から磁性物質(P)を磁力により分離する磁気分離部(M)と、この磁気分離部(M)で分離した磁性物質(P)を磁場中心(G)付近に集積する集積部(Q)と、前記磁気分離部(M)から流体(S)の流入方向及び磁性物質(P)が磁力により引き付けられる方向と反対方向に浄化流体を流しかつボア(2a)外へ排出する流出路(7)とを形成していることを特徴とする磁気分離装置。
  4. 前記磁気分離具(1)の筒体は内外二重筒構造であって、外筒底壁(3a)側に磁気分離部(M)及び集積部(Q)を形成する有底筒形状の外筒(3)と、この外筒(3)内に挿入されていて流入路(6)を形成する内筒(4)とを有し、外筒(3)の内周面と内筒(4)の外周面との間に流出路(7)を形成していることを特徴とする請求項3に記載の磁気分離装置。
  5. 前記磁気分離具(1)の外筒(3)の底部は底方向に断面積が次第に小さくなる錐形であることを特徴とする請求項4に記載の磁気分離装置。
  6. 前記ボア(2a)の一端から挿入する磁気分離具(1A)は外筒(3A)の錐形底部に抽出管(5A)が接続され、この抽出管(5A)はボア(2a)の他端側へ延設されていることを特徴とする請求項5に記載の磁気分離装置。
  7. 前記ボア(2a)の他端から挿入する磁気分離具(1B)は外筒(3B)の錐形底部に抽出管(5B)が接続され、この抽出管(5B)はボア(2a)の一端側へ延設されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の磁気分離装置。
  8. 前記請求項1〜7のいずれかに記載の磁気分離装置(11)を備えていて、1つのボア(2a)内に
    一端から原液磁気分離具(1A)を挿入し、他端から洗浄磁気分離具(1B)と溶出磁気分離具(1C)とを挿入しかつこれらを前記原液磁気分離具(1A)に対向配置して分離部(D)を構成しており、
    目的の生物由来物質を培養した培養液の上清あるいは破砕液を吸着撹拌槽(31)に入れ、かつ生物由来物質精製用磁性微粒子を加えて撹拌して結合し、その結合液(SA)を原液磁気分離具(1A)に供給する結合部(A)と、
    原液磁気分離具(1A)で分離収集した磁性微粒子を抽出管(5A)を介して洗浄撹拌槽(41)に供給し、かつ洗浄バッファーを加えて撹拌して洗浄し、その洗浄液(SB)を洗浄磁気分離具(1B)に供給する洗浄部(B)と、
    前記洗浄磁気分離具(1B)で分離収集した目的物質吸着磁性微粒子を抽出管(5B)を介して溶出撹拌槽(51)に供給し、かつ溶出バッファーを加えて撹拌して溶出し、その混合液(SC)を溶出磁気分離具(1C)に供給する溶出部(C)とを備えていることを特徴とする磁気分離装置を使用した生物由来物質精製システム。
  9. 前記原液磁気分離具(1A)の流出路(7A)と溶出磁気分離具(1C)の抽出管(5C)とを吸着撹拌槽(31)に接続し、洗浄磁気分離具(1B)の流出路(7B)を目的物質以外の物質を分離排除する洗浄廃液槽(42)に接続し、溶出磁気分離具(1C)の流出路(7C)を精製物質槽(52)に接続していることを特徴とする請求項8に記載の磁気分離装置を使用した生物由来物質精製システム。
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