JP5540291B1 - 磁気分離装置及び磁気分離装置を使用した生物由来物質精製システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 超伝導磁石2と、この超伝導磁石2のボア2a内に挿入されていて流体から磁性物質Pを磁力により分離する磁気分離具1と、この磁気分離具1内で磁気分離されかつ集積される磁性物質Pを吸引して取り出す抽出管5とを備える。前記磁気分離具1及び抽出管5を複数対有し、ボア2aの一端から磁場中心G側へ一対の磁気分離具1A及び抽出管5Aを挿入し、ボア2aの他端から磁場中心G側へ少なくとも一対の磁気分離具1B及び抽出管5Bを挿入して配置している。
【選択図】図3
Description
例えば、タンパク質等の磁気分離に利用可能な装置として、特許文献1に開示されたものがある。
この従来技術は、超伝導磁石のボア内に1本の管を上下に貫通配置し、このボア内管に高勾配磁気分離用磁性フィルターを内装し、所望の抗体のほか種々のタンパク質や他の物質が混入した溶液の入った溶液槽から攪拌槽内に溶液を供給し、この攪拌槽に目的物質捕捉用の磁性ビーズも供給して攪拌し、これを原液としてボア内管に流下し、この流下中に磁性フィルターによって磁気ビーズを捕捉し、捕捉されないものは回収槽側に流し、その後、原液の供給を停止し、ボア内管に洗浄・回収搬送液を流してボア内管および磁性フィルターを洗浄し、洗浄後は、超伝導磁石を消磁し、更に消磁回路を動作させて磁気ビーズと磁性フィルターを消磁し、流路を目的物回収糟側に流れるように切り替え、上方から回収搬送液を流して、目的物質回収糟に磁気ビーズを回収する。そしてさらに、磁気ビーズと目的物質との溶出は別工程で行う。
目的物質を捕捉した磁気ビーズが取り出せなく、タクトタイムが長くかかっている。さらに磁気ビーズから目的物質を溶出するには、別に溶出工程が必要であり、原液分離から溶出まで全行程を連続的かつ効果的に行うのは困難になっている。
本発明は、超伝導磁石のボア内に両端から磁場中心側へそれぞれ磁気分離具及び抽出管の対を挿入して、ひとつの超伝導磁石で2種類以上の流体の磁気分離を同時にできるようにした磁気分離装置を提供することを目的とする。
磁気分離装置は第1に、超伝導磁石2と、この超伝導磁石2のボア2a内に挿入されていて流体から磁性物質Pを磁力により分離する磁気分離具1と、この磁気分離具1内で磁気分離されかつ集積される磁性物質Pを吸引して取り出す抽出管5とを備えており、
前記磁気分離具1及び抽出管5を複数対有し、前記ボア2aの一端から磁場中心G側へ一対の磁気分離具1A及び抽出管5Aを挿入し、前記ボア2aの他端から磁場中心G側へ少なくとも一対の磁気分離具1B及び抽出管5Bを挿入して配置し、前記一端側の磁気分離具1Aと他端側の磁気分離具1Bとを前記1つのボア2a内で対向配置していることを特徴とする。
磁気分離装置は第3に、超伝導磁石2と、この超伝導磁石2のボア2a内に挿入されていて流体から磁性物質Pを磁力により分離する磁気分離具1と、この磁気分離具1内で磁気分離されかつ集積される磁性物質Pを吸引して取り出す抽出管5とを備えており、
前記磁気分離具1及び抽出管5を複数対有し、ボア2aの一端から磁場中心G側へ一対の磁気分離具1A及び抽出管5Aを挿入し、ボア2aの他端から磁場中心G側へ少なくとも一対の磁気分離具1B及び抽出管5Bを挿入して配置しており、
前記磁気分離具1は、超伝導磁石2の外側からボア2a内の磁場中心G側へ挿入される筒体内に、流体Sをボア2a外から磁場中心G側に向けて流入させる流入路6と、流体Sから磁性物質Pを磁力により分離する磁気分離部Mと、この磁気分離部Mで分離した磁性物質Pを磁場中心G付近に集積する集積部Qと、前記磁気分離部Mから流体Sの流入方向及び磁性物質Pが磁力により引き付けられる方向と反対方向に浄化流体を流しかつボア2a外へ排出する流出路7とを形成していることを特徴とする。
磁気分離装置は第5に、前記磁気分離具1の外筒3の底部は底方向に断面積が次第に小さくなる錐形であることを特徴とする。
磁気分離装置は第7に、前記ボア2aの他端から挿入する磁気分離具1Bは外筒3Bの錐形底部に抽出管5Bが接続され、この抽出管5Bはボア2aの一端側へ延設されていることを特徴とする。
目的の生物由来物質を培養した培養液の上清あるいは破砕液を吸着撹拌槽31に入れ、かつ生物由来物質精製用磁性微粒子を加えて撹拌して結合し、その結合液SAを原液磁気分離具1Aに供給する結合部Aと、
原液磁気分離具1Aで分離収集した磁性微粒子を抽出管5Aを介して洗浄撹拌槽41に供給し、かつ洗浄バッファーを加えて撹拌して洗浄し、その洗浄液SBを洗浄磁気分離具1Bに供給する洗浄部Bと、
前記洗浄磁気分離具1Bで分離収集した目的物質吸着磁性微粒子を抽出管5Bを介して溶出撹拌槽51に供給し、かつ溶出バッファーを加えて撹拌して溶出し、その混合液SCを溶出磁気分離具1Cに供給する溶出部Cとを備えていることを特徴とする。
即ち、磁気分離装置は第1に、超伝導磁石2の1つのボア2a内にその両端から磁場中心G側へ磁気分離具1A及び抽出管5Aと磁気分離具1B及び抽出管5Bとを挿入して、一端側の磁気分離具1Aと他端側の磁気分離具1Bとを対向配置しているので、複数の流体からそれぞれ磁性物質Pを同時に磁気分離できる。
磁気分離装置は第3に、筒体内に流入路6と磁気分離部Mと集積部Qとを形成し、磁気分離部Mから流体Sの流入方向及び磁性物質Pが磁力により引き付けられる方向と反対方向に浄化流体を流すので、浄化流体によって磁性物質Pが流されるのが減少でき、磁性物質Pをより確実に分離でき、しかも、磁気分離した磁性物質Pを浄化流体の流れの影響を受けない集積部Qで確実に集積することができる。
磁気分離装置は第5に、磁気分離具1の集積部Qとなる外筒3の底部は底方向に断面積が次第に小さくなる錐形であるので、磁性物質Pを集積部Qに確実に集積することができる。
磁気分離装置は第7に、ボア2aの他端から挿入する磁気分離具1Bは外筒3Bの錐形底部に抽出管5Bが接続され、この抽出管5Bはボア2aの一端側へ延設されているので、ボア2aの一端から磁性物質Pを容易に取り出すことができる。
図1、2は本発明の生物由来物質精製システムを示しており、磁気分離装置11を有する分離部Dと、吸着撹拌槽31を有する結合部Aと、洗浄撹拌槽41を有する洗浄部Bと、溶出撹拌槽51を有する溶出部Cとを備えている。
図2〜6において、前記分離部Dの磁気分離装置11は、超伝導磁石2と、超伝導磁石2のボア2a内に一端から挿入された原液磁気分離具1Aと、ボア2aの他端から挿入された洗浄磁気分離具1Bと、同じくボア2aの他端から挿入された溶出磁気分離具1Cとをそれぞれ挿脱自在に備えており、それぞれ流体からそれに含有されている磁性物質Pを超伝導磁石2の磁力を利用して分離しかつ集積させることが可能になっている。
超伝導磁石2の磁場における磁力はボア2a内の各部位で異なっており、ボア2aの軸心方向中央でかつボア2a内周面近くの部位が最高となり、そこが磁場中心Gとなっており、次にその最高部位からボア2aの軸心方向に離れていくに従って、磁力は低くなっている。
前記原液磁気分離具1Aは内外二重構造の筒体であり、外端側に流体(浄化流体、廃液)S2の排出口及びドレン口を有しかつ内端側に外筒底壁3aを有する有底筒形状の外筒3Aと、この外筒3A内に挿入されていて外端側に磁性物質Pを含む原流体(原液)SAを取り入れる内筒4Aとを有する。
内筒4Aには供給管18が接続されており、 この供給管18は結合部Aの吸着撹拌槽31と連通されている。
外筒3Aは外周面がボア2a内面と近接又は密接する大きさの有底円筒形状に形成され、ケーシングとなっており、ボア2a内に挿入されている内端側の底部の底壁3aは底方向に断面積が次第に小さくなる円錐形(漏斗形状)に形成され、この円錐形底部の尖端に
抽出管5Aが接続されている。
外筒3の外筒底壁3aは、ボア2a内に挿入されて磁場中心G近傍でかつ磁場中心Gを越えた位置に配置され、磁性物質Pの溜り場となる集積部Qとなっており、この集積部Qは、内筒4Aの内端から出てくる原流体SAが浄化流体として反対の方向に流れを変える部位となり、この流れ変更部位は磁性物質Pが磁場中心G方向に磁力で引かれることで分離をする磁気分離部Mとなっている。
内筒4Aは供給管18から導入される原流体SAを外筒3Aの磁気分離部Mに向けて流動させる流入路6Aを形成しており、内筒4Aと外筒3Aとの間には、磁気分離部Mから磁性物質Pを分離した後の浄化流体を排出管16から排出する断面環状の流出路7Aを形成しており、これらによって、磁性物質Pを含む流体SAを外部から超伝導磁石2内へ流入し、その後に超伝導磁石2内から再び外部へ通じる流路12Aを形成している。
前記抽出管5Aは非磁性の金属管又は樹脂ホースで形成され、先端吸入口は集積部Q内で磁場中心Gから若干ずれた位置に配置され、外筒3Aの底壁3aからボア2aにおける原液磁気分離具1Aの挿入側と反対側へ延設され、集積部Q内に集積される磁性物質Pを吸引して原液磁気分離具1Aから取り出す。
洗浄磁気分離具1B及び溶出磁気分離具1Cは、前記原液磁気分離具1Aと同様の内外二重構造の筒体であり、1つのボア2a内周方向を2つで占めるように、互いに対向する半円筒形であり、それぞれ有底筒形状の外筒3B、3Cと、内筒4B、4Cとを有し、さらに、それぞれの外筒底壁3aに抽出管5B、5Cが連結されている。
前記外筒3B、3Cの外端側には上部に排出管22、23が接続され、下部にドレン管24、25が接続され、それぞれの外端は閉鎖部材で閉鎖され、それらの閉鎖部材に内筒4B、4Cが貫通支持されている。
前記洗浄部Bは、洗浄撹拌槽41及び洗浄廃液槽42を有し、洗浄撹拌槽41に抽出管5Aを介して原液磁気分離具1Aから目的酵素及び他のタンパク質が付着した磁性微粒子が供給され、また、洗浄バッファー槽43から洗浄バッファーが加えられ、撹拌機Kで撹拌して、磁性微粒子から他のタンパク質を洗浄し、磁性微粒子を目的酵素のみ結合した状態にして、洗浄液SBをつくる。この洗浄液SBを供給管26を介して洗浄磁気分離具1Bに供給する。
前記溶出部Cは、溶出撹拌槽51に抽出管5Bを介して目的酵素のみを結合した磁性微粒子が供給され、また、溶出バッファー槽53から溶出バッファーが加えられ、撹拌機Kで撹拌して、磁性微粒子から目的酵素を溶出し、その溶出液と磁性微粒子の混合液SCを供給管28を介して溶出磁気分離具1Cに供給する。
精製物質槽52に戻され、純粋となった磁性微粒子は分離収集されて抽出管5Cで取り出されて、結合部Aの吸着撹拌槽31に戻され、再利用される。
前記結合液SAの供給から始まって目的酵素が精製物質槽52に取り出されるまで、結合工程、 結合液分離工程、洗浄工程、洗浄液分離工程、溶出工程及び溶出液分離工程は全行程が連続的に行われ、分離部Dでは結合液分離工程、洗浄液分離工程及び溶出液分離工程が同時に行われ、酵素精製を短いタクトタイムで効果的に行うことができる。
また、2本の洗浄磁気分離具1B及び2本の溶出磁気分離具1Cは共に、抽出管5B、5Cは、外筒3B、3Cの外端側から内部に挿入されて底壁3a近傍まで至っており、外筒3B、3Cと直接的には接続されていないが、原液磁気分離具1Aの抽出管5Aと同様に、磁場中心G近傍の集積部Q内からボア2aの他端側へ磁性物質Pを吸引・取り出しができるようになっている。
例えば、磁気分離具1は1本の筒体をU字状又はコ字状に屈曲形成し、中途部に磁気分離部M及び集積部Qを形成し、両側に流入路6Aと流出路7Aとを形成して構成してもよい。
磁気分離装置11は、超伝導磁石2のボア2a内に原液磁気分離具1Aと洗浄磁気分離具1Bとを配置し、溶出磁気分離具1Cを超伝導磁石2の上部に配置して、超伝導磁石2の外部磁界で溶出工程の混合液の磁気分離を行うようにしてもよい。
1A 原液磁気分離具
1B 洗浄磁気分離具
1C 溶出磁気分離具
2 超伝導磁石
2a ボア
3(3A、3B、3C) 外筒
3Aa 本外筒
3Ab 延長外筒
3a 外筒底壁
4(4A、4B、4C) 内筒
5(5A、5B、5C) 抽出管
6(6A、6B、6C) 流入路
7(7A、7B、7C) 流出路
11 磁気分離装置
12(12A、12B、12C) 流路
15 閉鎖部材
16、22、23 排出管
17、24、25 ドレン管
18、26、28 供給管
30 培養槽
31 吸着撹拌槽
41 洗浄撹拌槽
42 洗浄廃液槽
43 洗浄バッファー槽
51 溶出撹拌槽
52 精製物質槽
53 溶出バッファー槽
61 磁気分離装置
A 結合部
B 洗浄部
C 溶出部
D 分離部
G 磁場中心
K 撹拌機
M 磁気分離部
P 磁性物質
Q 集積部
S 流体
SA 結合液(原流体)
SB 洗浄液(流体)
SC 溶出液(流体)
Claims (9)
- 超伝導磁石(2)と、この超伝導磁石(2)のボア(2a)内に挿入されていて流体から磁性物質(P)を磁力により分離する磁気分離具(1)と、この磁気分離具(1)内で磁気分離されかつ集積される磁性物質(P)を吸引して取り出す抽出管(5)とを備えており、
前記磁気分離具(1)及び抽出管(5)を複数対有し、前記ボア(2a)の一端から磁場中心(G)側へ一対の磁気分離具(1A)及び抽出管(5A)を挿入し、前記ボア(2a)の他端から磁場中心(G)側へ少なくとも一対の磁気分離具(1B)及び抽出管(5B)を挿入して配置し、前記一端側の磁気分離具(1A)と他端側の磁気分離具(1B)とを前記1つのボア(2a)内で対向配置していることを特徴とする磁気分離装置。 - 前記ボア(2a)の他端から挿入する磁気分離具(1B)を、ボア(2a)の一端から挿入する磁気分離具(1A)より小径に形成し、かつボア(2a)内に周方向複数対挿入して前記一端側の磁気分離具(1A)と対向配置していることを特徴とする請求項1に記載の磁気分離装置。
- 超伝導磁石(2)と、この超伝導磁石(2)のボア(2a)内に挿入されていて流体から磁性物質(P)を磁力により分離する磁気分離具(1)と、この磁気分離具(1)内で磁気分離されかつ集積される磁性物質(P)を吸引して取り出す抽出管(5)とを備えており、
前記磁気分離具(1)及び抽出管(5)を複数対有し、ボア(2a)の一端から磁場中心(G)側へ一対の磁気分離具(1A)及び抽出管(5A)を挿入し、ボア(2a)の他端から磁場中心(G)側へ少なくとも一対の磁気分離具(1B)及び抽出管(5B)を挿入して配置しており、
前記磁気分離具(1)は、超伝導磁石(2)の外側からボア(2a)内の磁場中心(G)側へ挿入される筒体内に、流体(S)をボア(2a)外から磁場中心(G)側に向けて流入させる流入路(6)と、流体(S)から磁性物質(P)を磁力により分離する磁気分離部(M)と、この磁気分離部(M)で分離した磁性物質(P)を磁場中心(G)付近に集積する集積部(Q)と、前記磁気分離部(M)から流体(S)の流入方向及び磁性物質(P)が磁力により引き付けられる方向と反対方向に浄化流体を流しかつボア(2a)外へ排出する流出路(7)とを形成していることを特徴とする磁気分離装置。 - 前記磁気分離具(1)の筒体は内外二重筒構造であって、外筒底壁(3a)側に磁気分離部(M)及び集積部(Q)を形成する有底筒形状の外筒(3)と、この外筒(3)内に挿入されていて流入路(6)を形成する内筒(4)とを有し、外筒(3)の内周面と内筒(4)の外周面との間に流出路(7)を形成していることを特徴とする請求項3に記載の磁気分離装置。
- 前記磁気分離具(1)の外筒(3)の底部は底方向に断面積が次第に小さくなる錐形であることを特徴とする請求項4に記載の磁気分離装置。
- 前記ボア(2a)の一端から挿入する磁気分離具(1A)は外筒(3A)の錐形底部に抽出管(5A)が接続され、この抽出管(5A)はボア(2a)の他端側へ延設されていることを特徴とする請求項5に記載の磁気分離装置。
- 前記ボア(2a)の他端から挿入する磁気分離具(1B)は外筒(3B)の錐形底部に抽出管(5B)が接続され、この抽出管(5B)はボア(2a)の一端側へ延設されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の磁気分離装置。
- 前記請求項1〜7のいずれかに記載の磁気分離装置(11)を備えていて、1つのボア(2a)内に
一端から原液磁気分離具(1A)を挿入し、他端から洗浄磁気分離具(1B)と溶出磁気分離具(1C)とを挿入しかつこれらを前記原液磁気分離具(1A)に対向配置して分離部(D)を構成しており、
目的の生物由来物質を培養した培養液の上清あるいは破砕液を吸着撹拌槽(31)に入れ、かつ生物由来物質精製用磁性微粒子を加えて撹拌して結合し、その結合液(SA)を原液磁気分離具(1A)に供給する結合部(A)と、
原液磁気分離具(1A)で分離収集した磁性微粒子を抽出管(5A)を介して洗浄撹拌槽(41)に供給し、かつ洗浄バッファーを加えて撹拌して洗浄し、その洗浄液(SB)を洗浄磁気分離具(1B)に供給する洗浄部(B)と、
前記洗浄磁気分離具(1B)で分離収集した目的物質吸着磁性微粒子を抽出管(5B)を介して溶出撹拌槽(51)に供給し、かつ溶出バッファーを加えて撹拌して溶出し、その混合液(SC)を溶出磁気分離具(1C)に供給する溶出部(C)とを備えていることを特徴とする磁気分離装置を使用した生物由来物質精製システム。 - 前記原液磁気分離具(1A)の流出路(7A)と溶出磁気分離具(1C)の抽出管(5C)とを吸着撹拌槽(31)に接続し、洗浄磁気分離具(1B)の流出路(7B)を目的物質以外の物質を分離排除する洗浄廃液槽(42)に接続し、溶出磁気分離具(1C)の流出路(7C)を精製物質槽(52)に接続していることを特徴とする請求項8に記載の磁気分離装置を使用した生物由来物質精製システム。
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