JP2013164457A - 遮光層形成用樹脂組成物、遮光層形成用樹脂組成物から構成される遮光層を備えたカラーフィルタおよびカラーフィルタを備えた表示装置 - Google Patents

遮光層形成用樹脂組成物、遮光層形成用樹脂組成物から構成される遮光層を備えたカラーフィルタおよびカラーフィルタを備えた表示装置 Download PDF

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田 裕 樹 坂
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Abstract

【課題】高い遮光性を有する遮光層形成用樹脂組成物を提供する。
【解決手段】カラーフィルタ10は、基板11と、所定の間隙を空けて第1方向に沿って並ぶよう基板11上に設けられた複数の着色層20,30,40と、各着色層20,30,40間の間隙に設けられたBM層50と、を備えている。BM層50を構成する遮光層形成用樹脂組成物は、黒色組成物および分散剤を含む黒色組成物分散体と、熱硬化性を有するバインダーとを有している。ここで、黒色組成物の含有比率は、遮光層形成用樹脂組成物の固形分100重量部当り30〜75重量部の範囲内となっている。また、バインダーの含有比率は、遮光層形成用樹脂組成物の固形分100重量部当り25〜70重量部の範囲内となっている。
【選択図】図4

Description

本発明は、基板と、所定の間隙を空けて前記基板上に設けられた複数の着色層と、各着色層間の前記間隙に設けられた遮光層と、を備えたカラーフィルタに関する。また本発明は、カラーフィルタを備えた表示装置、および、カラーフィルタの遮光層を形成するための遮光層形成用樹脂組成物に関する。
近年、平面ディスプレイとして液晶表示装置や有機EL表示装置などが実用化されている。これらの表示装置においては、一般に、光源からの光のうち所望の波長の光のみを取り出すため、または、光源からの光の色純度を向上させるため、カラーフィルタが設けられている。カラーフィルタは、一般に、基板上に所定のパターンで設けられ、光源からの光を遮蔽する遮光層と、遮光層の間の開口部に設けられ、光源からの光のうち所望の波長を有する光のみを透過させる着色層と、を備えている。
カラーフィルタを製造する方法として、例えば特許文献1において、フォトリソグラフィー法を用いて基板上に遮光層を形成する工程と、遮光層の間の開口部に着色層を形成する工程と、を備えたカラーフィルタの製造方法が提案されている。フォトリソグラフィー法を用いて遮光層を形成する工程においては、一般に、はじめに、黒色組成物、分散剤、バインダーおよび光開始剤を含むネガ型の遮光層形成用樹脂組成物を基板上に全面にわたって設け、次に、遮光層形成用樹脂組成物を所定の露光マスクを介して露光し、その後、現像処理および焼成処理を施す。これによって、所定のパターンを有する遮光層が得られる。
特開2007−256699号公報
遮光層における遮光特性は、主に、遮光層の厚みと、遮光層を構成する遮光層形成用樹脂組成物自体の遮光性とによって決定される。このうち遮光層形成用樹脂組成物遮光層形成用樹脂組成物自体の遮光性は、遮光層形成用樹脂組成物中の黒色組成物の含有比率が大きくなるほど高くなる。しかしながら、上述のようにフォトリソグラフィー法によるパターニングが実施される場合、遮光層形成用樹脂組成物に光開始剤が含まれる必要がある。この場合、光開始剤が存在することにより、遮光層形成用樹脂組成物中の黒色組成物の含有比率が制限され、この結果、遮光層形成用樹脂組成物自体の遮光性を十分に高くすることができないことがある。
本発明は、このような課題を解決することができるカラーフィルタを提供することを目的とする。また本発明は、カラーフィルタを備えた表示装置、および、カラーフィルタの遮光層を形成するための遮光層形成用樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明は、基板を準備する工程と、前記基板上に、所定の間隙を空けて所定の位置に複数の着色層を形成する着色層形成工程と、各着色層の表面を撥液化する撥液処理工程と、各着色層間の前記間隙に遮蔽層形成用樹脂組成物を含む塗工液を塗布する塗布工程と、前記塗工液を乾燥させ、これによって各着色層間に遮光層を形成する工程と、を備えるカラーフィルタの製造方法に使用される遮蔽層形成用樹脂組成物であって、前記遮蔽層形成用樹脂組成物は、黒色組成物および分散剤を含む黒色組成物分散体と、熱硬化性を有するバインダーとを有し、前記黒色顔料の含有比率は、遮蔽層形成用樹脂組成物の固形分100重量部当り30〜75重量部の範囲内となっており、前記バインダーの含有比率は、遮蔽層形成用樹脂組成物の固形分100重量部当り25〜70重量部の範囲内となっていることを特徴とする遮光層形成用樹脂組成物である。
本発明による遮光層形成用樹脂組成物において、前記黒色組成物は、カーボンブラック、チタンブラック、赤色顔料、緑色顔料、青色顔料、黄色顔料、シアン色顔料、マゼンタ色顔料または染料の少なくとも1つを含んでいてもよい。
本発明による遮光層形成用樹脂組成物は、乾燥後における前記遮光層形成用樹脂組成物の光学濃度が膜厚1.0μmあたり2.5〜4.5の範囲内になるよう設定されていてもよい。
本発明による遮光層形成用樹脂組成物において、前記塗布工程は、インクジェット法を用いて前記塗工液を塗布する工程を含んでいてもよい。この場合、前記塗工液は、その粘度が5〜25mPa・sの範囲内になるよう設定されていてもよい。
本発明は、上記記載の前記遮光層形成用樹脂組成物から構成される遮光層を備えたことを特徴とするカラーフィルタである。
本発明は、カラーフィルタと、前記カラーフィルタに対向するよう配置され、前記カラーフィルタへ向けて光を出射する表示部と、を備え、前記カラーフィルタは、上記記載のカラーフィルタからなることを特徴とする表示装置である。
本発明は、遮光層形成用樹脂組成物と溶剤とを含むカラーフィルタの遮光層用塗工液において、前記遮光層形成用樹脂組成物は、黒色組成物および分散剤を含む黒色組成物分散体と、熱硬化性を有するバインダーとを有し、前記黒色組成物の含有比率は、遮光層形成用樹脂組成物の固形分100重量部当り30〜75重量部の範囲内となっており、前記バインダーの含有比率は、遮光層形成用樹脂組成物の固形分100重量部当り25〜70重量部の範囲内となっていることを特徴とする遮光層用塗工液である。
本発明による遮光層用塗工液において、前記黒色組成物は、カーボンブラック、チタンブラック、赤色顔料、緑色顔料、青色顔料、黄色顔料、シアン色顔料、マゼンタ色顔料または染料の少なくとも1つを含んでいてもよい。
本発明による遮光層用塗工液において、前記バインダーは、遮光層形成用樹脂組成物の固形分100重量部当り0.5〜15重量部の開始助剤を含んでいてもよい。
本発明によれば、遮光層を構成する遮光層形成用樹脂組成物は、黒色組成物および分散剤を含む黒色組成物分散体と、熱硬化性を有するバインダーとを有している。ここで、黒色組成物顔料の含有比率は、遮光層形成用樹脂組成物の固形分100重量部当り30〜75重量部の範囲内となっており、バインダーの含有比率は、遮光層形成用樹脂組成物の固形分100重量部当り25〜70重量部の範囲内となっている。このように遮光層形成用樹脂組成物における黒色組成物の含有比率を大きくすることによって、遮光層形成用樹脂組成物自体の遮光性を向上させることができる。
図1は、本発明の実施の形態における表示装置を示す縦断面図。 図2は、本発明の実施の形態におけるカラーフィルタを示す平面図。 図3は、カラーフィルタの着色層および遮光層を拡大して示す縦断面図。 図4(a)〜(d)は、本実施の形態におけるカラーフィルタ製造方法を示す図。 図5(a)〜(i)は、基板上に複数の着色層を形成する着色層形成工程を示す平面図。 図6(a)〜(e)は、各着色層間の間隙に遮光層を形成する工程を示す縦断面図。 図7(a)〜(d)は、比較の形態におけるカラーフィルタ製造方法を示す図。 図8は、比較の形態において、基板上に形成された遮光層を示す縦断面図。 図9は、本発明の実施の形態におけるカラーフィルタの変形例を示す平面図。 図10は、本発明の実施の形態におけるカラーフィルタのその他の変形例を示す平面図。
以下、図1乃至図6を参照して、本発明の実施の形態について説明する。まず図1により、本実施の形態における表示装置60全体について説明する。
表示装置
図1に示すように、表示装置60は、カラーフィルタ10と、カラーフィルタ10に対向するよう配置され、カラーフィルタ10へ向けて光を出射する表示部18と、を備えている。
このうちカラーフィルタ10は、基板11と、所定の第1方向、例えば図1に示すx方向に沿って並ぶよう基板11に設けられた複数の着色層20,30,40と、各着色層20,30,40間に設けられた遮光層(以下BM層と表記する)50と、を有している。また表示部18は、TFT基板15と、TFT基板15とカラーフィルタ10との間に介在され、TFT基板15からの電圧により制御される液晶17と、を有している。また表示部18は、図示はしないが、バックライトユニットや偏光板をさらに有している。このような表示部18を用いることにより、カラーフィルタ10へ向けて選択的に光を出射することができる。なお「選択的に光を出射する」とは、表示装置60の単位画素に応じて光の強度が調整されていることを意味する。
図1に示すように、カラーフィルタ10の各着色層20,30,40およびBM層50は、オーバーコート膜12によって覆われていてもよい。これによって、各着色層20,30,40およびBM層50を外部環境から保護するとともに、各着色層20,30,40およびBM層50に含まれる不純物などが外部に流出することを防ぐことができる。また図1に示すように、オーバーコート膜12上にフォトスペーサー13が形成されていてもよい。これによって、液晶17が充填される空間の厚み、いわゆるセルギャップを一定に保持することができる。
カラーフィルタ
次に図2を参照して、カラーフィルタ10について詳細に説明する。図2は、カラーフィルタ10を図1の矢印II方向から見た場合を示す平面図である。なお説明の都合上、図2およびそれ以降の図において、カラーフィルタ10のオーバーコート膜12は省略されている。
(基板)
はじめに、カラーフィルタ10の基板11について説明する。基板11としては、各着色層20,30,40およびBM層50を適切に支持することができ、かつ透明性を有する様々な材料が用いられ、例えばガラスやポリマーなどが用いられる。
(着色層)
次に、カラーフィルタ10の各着色層20,30,40について説明する。各着色層20,30,40の具体的なパターンは特には限定されないが、本実施の形態においては、各着色層20,30,40がストライプ状に形成されている形態について説明する。この場合、図2に示すように、各着色層20,30,40は、所定の間隙sを空けてx方向に沿って並ぶよう基板11に設けられている。図2に示すように、各着色層20,30,40間の間隙sは、x方向に直交するy方向に延びている。
各着色層20,30,40は、x方向に沿って順に配置された第1着色層20、第2着色層30および第3着色層40からなっている。このうち第1着色層20は、例えば赤色光を透過させる赤色着色層からなっており、第2着色層30は、緑色光を透過させる緑色着色層からなっており、第3着色層40は、青色光を透過させる青色着色層からなっている。各着色層20,30,40は、後述するように、感光性を有する着色層用材料を、露光処理および現像処理を含むフォトリソグラフィー法によりパターニングすることによって形成される層である。フォトリソグラフィー法によりパターニングされる着色層用材料としては、ネガ型およびポジ型のいずれの着色層用材料も使用され得るが、例えばネガ型の着色層用材料が使用される。
〔着色層用材料〕
次に、各着色層20,30,40を構成する第1着色層用材料(以下、第1材料)、第2着色層用材料(以下、第2材料)、第3着色層用材料(以下、第3材料)について説明する。各第1〜第3材料は、各色の顔料や染料および分散剤を含む顔料分散体、光開始剤、ポリマーやモノマーを含むバインダー成分、および界面活性剤などを含んでいる。このうち光開始剤は、光を照射されることによりラジカル成分を発生するものである。またバインダー成分には、光開始剤によって発生されたラジカルにより重合反応を起こして硬化する成分と、その後の現像により未露光部が溶解可能となる成分とが少なくとも含まれている。
(BM層)
次に、カラーフィルタ10のBM層50について説明する。BM層50は、表示部18からの光を遮蔽するよう構成されたものである。本実施の形態において、BM層50は、図2に示すように、一の着色層とその他の着色層との間の間隙sに設けられている。具体的には、BM層50は、第1着色層20と第2着色層30との間の間隙s、第2着色層30と第3着色層40との間の間隙s、および第3着色層40と第1着色層20との間の間隙sに設けられている。後述するように、BM層50は、はじめに各着色層20,30,40間の間隙sに、固形分としての遮光層形成用樹脂組成物と溶剤とを混合することにより得られる遮光層用塗工液(以下、BM塗工液と表記する)を塗布し、その後にBM塗工液を硬化させることによって形成される層である。
〔遮光層形成用樹脂組成物〕
次に、BM層50を構成する遮光層形成用樹脂組成物について説明する。遮光層形成用樹脂組成物は、黒色組成物、黒色組成物を均一に分散させるための分散剤、および、熱硬化性を有するバインダーなどを含んでいる。このうち黒色組成物および分散剤により、黒色組成物分散体が構成されている。なお本実施の形態において、「黒色組成物」とは、BM層50を黒色に着色するために用いられる様々な成分、例えば黒色の顔料や黒色の染料などを含む概念となっている。
次に、遮光層形成用樹脂組成物の黒色組成物、分散剤およびバインダーとして用いられる材料について具体的に説明する。
(黒色組成物)
黒色組成物としては、BM層50に所望の遮光性を付与することができるもののであれば特に限定されるものではない。このような黒色組成物として、例えば、直径3〜500nm程度の炭素の微粒子、いわゆるカーボンブラックや、金属酸化物や金属窒化物または金属炭化物の微粒子などの黒色顔料を挙げることができる。金属酸化物または金属窒化物としては、例えば、酸化チタン、酸窒化チタン、窒化チタン、炭窒化チタン、炭化チタンなどを挙げることができる。また赤色顔料、緑色顔料、青色顔料、黄色顔料、シアン色顔料やマゼンタ色顔料などの着色顔料をなどの着色顔料を複数混合して黒色としたものを用いてもよい。さらに黒色染料や赤色染料、緑色染料、青色染料を単体若しくは混合して黒色としたものを用いてもよい。
次に、遮光層形成用樹脂組成物における黒色組成物の含有比率について説明する。上述のように本実施の形態において、BM層50は、遮光層形成用樹脂組成物と溶剤とからなるBM塗工液を各着色層20,30,40間の間隙sに塗布し、その後にBM塗工液を硬化させることによって形成される。すなわち、BM層50は、フォトリソグラフィー法によるパターニングを実施することなく形成される。従って、BM層50を構成する遮光層形成用樹脂組成物に、光が照射されることによりラジカルを発生させる光開始剤や、現像によって溶解する成分などが含まれる必要がない。このため本実施の形態によれば、従来の遮光層形成用樹脂組成物に比べて、光開始剤や現像により溶解する成分を不要とした分だけ遮光層形成用樹脂組成物中の黒色組成物の含有比率を大きくすることができる。具体的には、本実施の形態による遮光層形成用樹脂組成物において、黒色組成物の含有比率は、好ましくは遮光層形成用樹脂組成物の固形分100重量部当り30〜75重量部の範囲内となっており、より好ましくは遮光層形成用樹脂組成物の固形分100重量部当り40〜70重量部の範囲内となっている。これによって、遮光層形成用樹脂組成物自体の遮光性を、従来の遮光層形成用樹脂組成物に比べて向上させることができる。
(分散剤)
分散剤としては、上記黒色組成物を均一に分散することができるものであれば良く、公知の分散剤を使用することができる。例えば、変性ポリウレタン、変性ポリアクリレート、変性ポリエステル、変性ポリアミド等の高分子分散剤、リン酸エステル、アルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル等の界面活性剤や顔料誘導体を挙げることができる。本発明においては、これらの中でも、高分子分散剤が好ましく用いられる。具体的な商品名としては、Ciba EFKA−4046、Ciba EFKA−4047、Ciba EFKA−4300、Ciba EFKA−4330、Ciba EFKA−4340(以上、チバスペシャルティケミカルズ社製)、Disperbyk111、Disperbyk161、Disperbyk165、Disperbyk182、Disperbyk2000、Disperbyk2001(以上、ビックケミー社製)、SOLSPERSE24000、SOLSPERSE27000、SOLSPERSE28000(以上、ルーブリゾール社製)、アジスパーPB821、アジスパーPB822(味の素ファインテクノ(株)製)等を挙げることができる。
分散剤の含有比率としては、黒色組成物を均一に分散することができるものであれば特に限定されるものではないが、好ましくは、遮光層形成用樹脂組成物の固形分100重量部当り、0.1〜10重量部の範囲内となっており、より好ましくは2〜8重量部の範囲内となっている。上記範囲より小さいと、黒色組成物を均一に分散することが困難になり、上記範囲より大きいと、遮光層形成用樹脂組成物における、熱硬化バインダー樹脂の含有比率が相対的に低下し、硬化性や密着性が低下する恐れがあるからである。なお、黒色組成物と分散剤とから構成される黒色組成物分散体の含有比率は、好ましくは、遮光層形成用樹脂組成物の固形分100重量部当り40〜70重量部の範囲内となっている。
(バインダー)
熱硬化性を有するバインダーとしては、加熱されることにより重合反応を起こして硬化する成分を含むものであれば良く、公知の熱硬化性のバインダーを用いることができる。例えば、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂、ヒドロキシエチルセルロース樹脂、カルボキシメチルセルロース樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、マレイン酸樹脂、ポリアミド樹脂等を挙げることができる。
次に、遮光層形成用樹脂組成物におけるバインダーの含有比率について説明する。上述のように本実施の形態において、BM層50は、フォトリソグラフィー法によるパターニングを実施することなく形成される。従って、本実施の形態による遮光層形成用樹脂組成物のバインダーには、現像によって溶解する成分が含まれている必要がない。すなわち、遮光層形成用樹脂組成物のバインダーの組成を、熱硬化性を実現することに主に着目して設計することができる。このため本実施の形態によれば、従来の遮光層形成用樹脂組成物に比べて、現像により溶解する成分を不要とした分だけ遮光層形成用樹脂組成物中のバインダーの含有比率を小さくすることができる。具体的には、本実施の形態による遮光層形成用樹脂組成物において、バインダーの含有比率は、好ましくは遮光層形成用樹脂組成物の固形分100重量部当り25〜70重量部の範囲内となっており、より好ましくは遮光層形成用樹脂組成物の固形分100重量部当り35〜50重量部の範囲内となっている。このようにバインダーの含有比率を小さくした分だけ、上述のように黒色組成物の含有比率をさらに大きくすることが可能となっている。
なお、重合反応が開始され易くするための開始助剤として、カルボン酸無水物などの低分子化合物がバインダーに含まれていてもよい。低分子化合物から構成される開始助剤の含有比率は、バインダー全体の含有比率やカラーフィルタ10の製造条件などに応じて適宜設定されるが、好ましくは遮光層形成用樹脂組成物の固形分100重量部当り0.5〜15重量部の範囲内となっており、より好ましくは遮光層形成用樹脂組成物の固形分100重量部当り1〜10重量部の範囲内となっている。
上述の黒色組成物、分散剤およびバインダーなどの含有比率は、BM層50に求められる特性や、遮光層形成用樹脂組成物と溶剤とからなるBM塗工液を基板11上に塗布するために採用される塗布方法などに応じて、上記範囲内で適宜調整され得る。
例えば、BM塗工液の塗布方法としては、BM塗工液の液滴を各着色層20,30,40間の間隙に向けて吐出する吐出法、例えばインクジェット法や、BM塗工液を基板11上の全域に行き渡らせるコート法、例えばスピンコート法などが用いられる。このうちインクジェット法が用いられる場合、好ましくは、BM塗工液は、その粘度が5〜25mPa・sの範囲内になるよう設定される。
(光学濃度)
次に、本実施の形態によるBM層50において実現される光学濃度について説明する。上述のように本実施の形態においては、遮光層形成用樹脂組成物中の黒色組成物の含有比率が従来の遮光層形成用樹脂組成物に比べて大きくなっている。この結果、本実施の形態によれば、BM層50の光学濃度(Optical Density)を、従来のBM層の光学濃度に比べて高くすることができる。例えば、乾燥膜厚1.0μmのBM層50における光学濃度を2.5〜4.5の範囲内にすることができる。これによって、従来と同等の厚みからなるBM層50によって、従来よりも高い光学濃度を実現することができる。若しくは、従来よりも小さい厚みからなるBM層50によって、従来と同等の光学濃度を実現することができる。なお「乾燥膜厚」とは、BM層50が、固形分である遮光層形成用樹脂組成物からなる場合の、BM層50の厚みのことである。すなわち、BM層50は、後述するように遮光層形成用樹脂組成物と溶媒とを混合することにより得られるBM塗工液を基板11上に塗布し、その後、BM塗工液から溶媒を除去することにより形成されるが、「乾燥膜厚」とは、溶媒が除去された後のBM層50の厚みのことである。
なお光学濃度をDとし、BM層50における透過率をTとするとき、光学濃度Dは以下の関係式により算出される。
Figure 2013164457
(開口率)
次に、各着色層20,30,40およびBM層50の寸法に基づいて、カラーフィルタ10における開口率について説明する。なお、以下に説明する例においては、各着色層20,30,40の形状が互いに等しくなっている場合について説明する。しかしながら、これに限られることはなく、カラーフィルタ10に求められる特性などに応じて各着色層20,30,40の形状が各々異なっていてもよい。
図2において、各着色層20,30,40のx方向における幅が符号dにより表されており、各着色層20,30,40の間隙sに形成されるBM層50のx方向における幅が符号dにより表されている。ここで、BM層50の幅dと間隙sの幅とは一致している。
各着色層20,30,40のx方向における幅dの値は特には限られないが、好ましくは10〜200μmの範囲内となっており、例えば20μmとなっている。一方、BM層50のx方向における幅dの値は1〜10μmの範囲内となっており、例えば5μmとなっている。このように、本実施の形態におけるカラーフィルタ10のBM層50の幅は、従来のカラーフィルタ10のBM層の幅よりも狭くなるよう設定されている。このようにBM層50の幅を従来よりも狭くすることにより、カラーフィルタ10における開口率を高めることができる。例えば、カラーフィルタ10における開口率を50〜80の範囲にすることができる。
カラーフィルタの製造方法
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。ここでは、図4乃至図6を参照して、カラーフィルタ10の製造方法について説明する。
はじめに図4(a)〜(d)を参照して、カラーフィルタ10の製造方法全体について説明する。カラーフィルタ10の製造方法は、基板11上に、所定の間隙sを空けてx方向に沿って並ぶよう各着色層20,30,40を形成する着色層形成工程(図4(a)〜図4(c)参照)と、各着色層20,30,40間の間隙sにBM層50を形成するBM層形成工程(図4(d)参照)と、を備えている。このうち着色層形成工程は、基板11上に、所定のピッチpでx方向に沿って並ぶよう複数の第1着色層20を形成する第1着色層形成工程(図4(a)参照)と、第1着色層形成工程の後、基板11上に、各第1着色層20との間に間隙sが設けられるよう所定のピッチpでx方向に沿って複数の第2着色層30を形成する第2着色層形成工程(図4(b)参照)と、第2着色層形成工程の後、基板11上に、各第2着色層20との間に間隙sが設けられるよう所定のピッチpでx方向に沿って複数の第3着色層40を形成する第3着色層形成工程(図4(c)参照)と、を含んでいる。なお図4(a)〜(d)においては、右側に、各工程において実施される具体的な処理が示されており、左側に、各工程による処理が実施された後の、基板11に形成された各層の断面図が示されている。
図4(c)に示すように、上述のピッチpは、第2着色層30と第3着色層40との間の間隙だけでなく、第3着色層40と第1着色層20との間の間隙も所定の間隙sとなるよう適宜設定されている。
(第1着色層形成工程)
以下、各着色層形成工程およびBM層形成工程について詳細に説明する。はじめに図5(a)〜(c)を参照して、第1着色層形成工程について詳細に説明する。
〔塗布処理〕
まず、図5(a)に示すように、上述の第1材料と溶剤とを混合することにより得られる第1着色層用塗工液(以下、第1塗工液)21を基板11上に塗布する。第1塗工液21を基板11上に塗布する方法が特に限られることはなく、スピンコート法、インクジェット法、キャスティング法、ディッピング法、バーコート法、ブレードコート法、ロールコート法、グラビアコート法、フレキソ印刷法、スプレーコート法などを適宜用いることができる。その後、第1塗工液21中の溶剤を除去することにより、基板11上に第1材料22が得られる。
〔露光処理〕
次に、図5(b)に示すように、開口部26および遮光部27を有する第1露光マスク25を介して、第1材料22に対して露光光を照射する。この場合、第1露光マスク25の開口部26は、第1着色層20のパターンに対応するよう、上述のピッチpでx方向に沿って並ぶよう配置されている。露光処理の結果、第1材料22のうち露光光が照射された部分が硬化する。なお、露光光として用いられる光が特に限られることはなく、第1材料22の感光特性に応じて様々な光が適宜用いられ得る。
〔現像処理〕
その後、現像処理を実施し、これによって、第1材料22のうち露光光が照射されなかった部分を現像液中に溶解させる。これによって、図5(c)に示すように、所定のピッチpでx方向に沿って並ぶ複数の第1着色層20が基板11に形成される。
(第2着色層形成工程)
図5(d)〜(f)に示す第2着色層形成工程は、塗工液として、上述の第2材料と溶剤とを混合することにより得られる第2着色層用塗工液(第1塗工液)31が用いられる点、および、第1着色層20と第2着色層30との間に所定の間隙sが形成されるよう第2露光マスク35の開口部36が配置されている点が異なるのみであり、その他の点は、上述の図5(a)〜(c)に示す第1着色層形成工程と略同一である。従って、第2着色層形成工程に関する詳細な説明は省略する。
(第3着色層形成工程)
また図5(g)〜(i)に示す第3着色層形成工程は、塗工液として、上述の第3材料と溶剤とを混合することにより得られる第3着色層用塗工液(第3塗工液)41が用いられる点、および、第2着色層30と第3着色層40との間に所定の間隙sが形成されるよう第3露光マスク45の開口部46が配置されている点が異なるのみであり、その他の点は、上述の図5(a)〜(c)に示す第1着色層形成工程と略同一である。従って、第3着色層形成工程に関する詳細な説明は省略する。
なお図5(i)に示されているように、着色層形成工程により得られる各着色層20,30,40は、従来のカラーフィルタにおける間隙よりも狭い間隙sを空けてx方向に沿って並んでいる。一方、各第1着色層形成工程、第2着色層形成工程および第3着色層形成工程について個別に見てみると、図5(b)(e)(h)に示される各露光処理において、各露光マスク25,35,45の開口部26,36,46間の間隔sは、上述の間隙sに比べて十分に大きくなっている。すなわち、結果として得られる各着色層20,30,40間の間隙sは従来よりも狭くなっているが、各第1着色層形成工程、第2着色層形成工程および第3着色層形成工程において実施される露光処理や現像処理に求められる分解能は従来と同等である。このことから、結果として得られる各着色層20,30,40間の間隙sは、従来のカラーフィルタの着色層形成工程において達成されている精度と同等の精度で精密に制御され得ると言える。
(BM層形成工程)
次に図6(a)〜(e)を参照して、BM層形成工程について詳細に説明する。
ところで、フォトリソグラフィー法を用いたパターニングにおいて、不要な部分を完全に除去することは一般に困難であり、このため、除去しきれなかった残留物、いわゆる残渣が基板上に残ってしまうことがある。本実施の形態においても、図6(a)に示すように、各着色層20,30,40を構成する第1〜第3材料の残渣62が基板11上に残っていると仮定する。
〔酸素プラズマ処理〕
はじめに、基板11上に残っている残渣62を取り除くための処理を実施する。ここでは、酸素を含むガスを導入ガスとして用いた酸素プラズマLを発生させ、この酸素プラズマLを、図6(b)に示すように各着色層20,30,40間の間隙において基板11上に照射する。これによって、基板11上に残っている残渣62がCOやHOに分解されて除去される。
なお、酸素プラズマLを各着色層20,30,40間の間隙にのみ選択的に照射するための具体的な方法が特に限られることはない。例えば、各着色層20,30,40間の間隙に対応する開口部を有するマスク(図示せず)を介して酸素プラズマを基板11に照射することにより、酸素プラズマLを各着色層20,30,40間の間隙にのみ選択的に照射することができる。また、酸素プラズマ処理を実施する環境条件が特に限られることはなく、基板11上に残っている残渣62を除去することが可能である限りにおいて、様々な圧力および温度の下で酸素プラズマ処理が実施され得る。また、残渣62を分解するための反応ガスとして酸素が用いられる例を示したが、これに限られることはなく、基板11上に残っている残渣62を除去することが可能である限りにおいて、様々な反応ガスが用いられ得る。また具体例として酸素プラズマ処理を記載したが、同様の効果が得られる方法であれば、酸素プラズマ処理に限らず、適用できる。
〔フッ化プラズマ処理〕
次に、各着色層20,30,40の露出側の表面20b,30b,40bを撥液化するための撥液処理を実施する。ここでは、フッ素もしくはフッ素化合物を含むガスを導入ガスとして用いたフッ化プラズマLを発生させ、このフッ化プラズマLを、図6(c)に示すように基板11上の各着色層20,30,40の表面20b,30b,40bに照射する。これによって、各着色層20,30,40の表面20b,30b,40bにフッ素基を導入することができる。具体的には、各着色層20,30,40を構成する第1〜第3材料の分子の一部をフッ素基に置換することができる。このことにより、各着色層20,30,40の表面20b,30b,40bを撥液化することができる。
なお「撥液化」とは、各着色層20,30,40の表面20b,30b,40bと後述するBM塗工液との間の接触角が、基板11の表面11aとBM塗工液との間の接触角よりも大きくなるよう、各着色層20,30,40の表面20b,30b,40bが処理されていることを意味している。接触角の具体的な値は特には限られないが、好ましくは、各着色層20,30,40の表面20b,30b,40bにおいて、表面張力40mN/mの液体との接触角が10度以上となっており、より好ましくは、表面張力20mN/mの液体との接触角が10度以上となっている。
なお、フッ化プラズマ処理において導入ガスとして用いられるフッ素化合物が特に限られることはなく、例えば、CF、SF、CHF、C、C、C等が用いられ得る。また、フッ化プラズマ処理の導入ガスに、フッ素もしくはフッ素化合物を含有するガスだけでなくその他のガスが混合されていてもよい。例えば、窒素、酸素、アルゴン、ヘリウム等が混合されていてもよい。また、フッ化プラズマ処理を実施する環境条件が特に限られることはなく、各着色層20,30,40の表面20b,30b,40bを撥液化することができる限りにおいて、様々な圧力および温度の下でフッ化プラズマ処理が実施され得る。また具体例としてフッ化プラズマ処理を記載したが、同様の効果が得られる方法であれば、フッ化プラズマ処理に限らず、適用できる。
フッ化プラズマ処理を実施した後の、各着色層20,30,40の表面20b,30b,40bにおけるフッ素の存在は、例えば、X線光電子分光分析装置による分析を用いて、表面20b,30b,40bにおいて検出される全元素中のフッ素元素の割合、すなわちフッ素濃度を測定することにより確認され得る。
なお、各着色層20,30,40間の間隙において残渣62が基板11上に残っている場合、フッ化プラズマ処理により残渣62が撥液化されることになる。しかしながら、本実施の形態によれば、上述の酸素プラズマ処理により基板11上の残渣62が除去されている。このため、基板11の表面11aにフッ化プラズマLが照射される場合であっても、残渣62が撥液化され、これによって各着色層20,30,40間の間隙にBM塗工液を塗布することが困難になる、ということはない。
〔塗布処理〕
次に、図6(d)に示すように、各着色層20,30,40間の間隙にBM塗工液51を塗布する。BM塗工液51としては、上述の遮光層形成用樹脂組成物と適切な溶剤とを混合することにより得られる塗工液が用いられる。
BM塗工液51を各着色層20,30,40間の間隙に塗布する方法が特に限られることはなく、スピンコート法、インクジェット法などを適宜用いることができる。
例えば塗布方法としてインクジェット法が用いられる場合、BM塗工液51の液滴を吐出することができるノズルを1つまたは複数有するインクジェットヘッドを用いて、各着色層20,30,40間の間隙にBM塗工液51を塗布する。ここで、ノズルから吐出されるBM塗工液51の液滴の寸法が特に限られることはなく、BM塗工液51の組成や各着色層20,30,40間の間隙の寸法に応じて適宜設定される。
なお上述のように、各着色層20,30,40の表面20b,30b,40bは、上述のフッ化プラズマ処理により撥液化されている。このため、仮にBM塗工液51の液滴の直径が各着色層20,30,40間の間隙の幅よりも大きい場合であっても、各着色層20,30,40の表面20b,30b,40b上に塗布されたBM塗工液51が自然に各着色層20,30,40間の間隙に導かれる。これによって、各着色層20,30,40間の間隙にのみBM塗工液51を塗布することができる。
また塗布方法としてスピンコート法が用いられる場合、基板11を所定の速度で回転させることにより、BM塗工液51が基板11の全面にわたって塗布される。ここで上述のように、各着色層20,30,40の表面20b,30b,40bは撥液化されている。このため、各着色層20,30,40間の間隙にのみBM塗工液51を塗布することができる。
〔焼成処理〕
次にBM塗工液51に対して焼成処理を施す。これによって、図6(e)に示すように、各着色層20,30,40間の間隙にBM層50が形成される。
(得られたカラーフィルタの特徴)
上述の製造方法により得られたカラーフィルタ10の特徴について説明する。
〔遮光性〕
はじめに、BM層50の遮光性について説明する。上述のように、BM層50は、フォトリソグラフィー法によるパターニングを実施することなく形成される。従って、BM層50を構成する遮光層形成用樹脂組成物に、光が照射されることによりラジカルを発生させる光開始剤や、現像によって溶解する成分などが含まれる必要がない。このため本実施の形態によれば、従来の遮光層形成用樹脂組成物に比べて、光開始剤や現像により溶解する成分を不要とした分だけ遮光層形成用樹脂組成物中の黒色組成物の含有比率を大きくすることができる。これによって、遮光層形成用樹脂組成物自体の遮光性を、従来の遮光層形成用樹脂組成物に比べて向上させることができる。加えて、光開始剤を不要とすることにより、遮光層形成用樹脂組成物のコストを低減することができる。
〔フッ素濃度〕
次に、各着色層20,30,40におけるフッ素濃度について説明する。上述のように、各着色層20,30,40の露出側の表面20b,30b,40bにはフッ化プラズマ処理が施されている。このため、各着色層20,30,40において、露出側の表面20b,30b,40bにおけるフッ素濃度は、露出側の表面20b,30b,40bよりも内側にある部分、すなわち基板11側にある部分におけるフッ素濃度よりも高くなっている。このようなフッ素濃度の差は、例えば上述のX線光電子分光分析装置を用いて各着色層20,30,40におけるフッ素濃度を測定することにより確認され得る。
(本実施の形態によるカラーフィルタの製造方法の効果)
次に、本実施の形態によるカラーフィルタの製造方法の効果について説明する。
〔BM層の細線化〕
はじめに、BM層50の幅に関する効果について説明する。上述のように、BM層50は、既に形成されている各着色層20,30,40間の間隙に形成される。この場合、BM層50の幅は、各着色層20,30,40間の間隙の寸法によって定められることになる。このため、各着色層20,30,40間の間隙を精度良く定めることにより、所望の幅を有するBM層50を形成することができる。
ところで一般に、着色層の幅はBM層の幅よりも大きくなっている。例えば従来のカラーフィルタにおいて、着色層の幅が20μmになっており、一方、BM層の幅が7μmになっているとする。ここで、カラーフィルタの開口率を高めるためにBM層の幅を5μmに低減することが求められている場合について考える。この場合、BM層の幅を7μm→5μmにすることは、BM層単体で考えると約3割の削減である。従って、従来のように着色層よりも前に基板上にBM層がフォトリソグラフィー法により形成される場合、このような削減は容易ではない。
一方、本実施の形態によれば、BM層の幅を7μm→5μmにすることは、着色層の幅を従来の20μmから22μmに増加させることを意味している。この場合、着色層の幅を20μm→22μmにすることは、1割の増加に過ぎない。また、元々着色層の幅はBM層よりも大きくなっている。このため、着色層の幅を従来の場合から2μm増加させることは、BM層の幅を従来の場合から2μm減少させることに比べて遥かに容易である。従って本実施の形態によれば、BM層50の幅を狭くすることを容易に実現することができる。これによって、カラーフィルタ10の透過率を高めることができ、このことにより、表示装置60における消費電力を低減することができる。
また本実施の形態によれば、上述の間隙sを介して近接する2つの着色層は、互いに異なる色の着色層となっている。このため上述のように、各着色層20,30,40を形成するための露光処理において、各露光マスク25,35,45の開口部26,36,46間の間隔sは、間隙sに比べて十分に大きくなっている。従って、各着色層20,30,40間の間隙sを、従来のカラーフィルタの着色層形成工程において達成されている精度と同等の精度で精密に制御することができる。
〔製造設備の簡略化〕
次に、カラーフィルタ10の製造工程が簡略になるという効果について説明する。上述のように、本実施の形態によれば、BM層50は、各着色層20,30,40間の間隙にBM塗工液51を塗布し、その後、BM塗工液51を乾燥させることにより形成される。すなわち、露光処理および現像処理を実施することなくBM層50を形成することができる。このため、BM層50を形成するための露光機および現像機を準備する必要がなく、このことにより、カラーフィルタ10の製造設備のコストを低減することができる。また、露光のための露光マスクを不要にすることができる。このことにより、製造コストを低減することができ、また、BM層50のパターンの変更に柔軟に対応することが可能となる。
比較の形態
次に、図7および図8を参照して、本実施の形態の効果を比較の形態と比較して説明する。
はじめに図7(a)〜(d)を参照して、比較の形態によるカラーフィルタ10の製造方法全体について説明する。比較の形態によるカラーフィルタ10の製造方法は、基板11上に所定のパターンでBM層150を形成する工程(図7(a)参照)と、BM層150間に第1着色層120、第2着色層130および第3着色層140を順次形成する工程(図7(b)〜図7(d)参照)と、を備えている。比較の形態において、BM層150および各着色層120,130,140は、いずれもフォトリソグラフィー法によりパターニングされて形成される。なお図7(a)〜(d)においては、右側に、各工程において実施される具体的な処理が示されており、左側に、各工程による処理が実施された後の、基板11に形成された各層の断面図が示されている。
(BM層)
次に、上述の比較の形態により得られるBM層150について説明する。なおBM層150用の材料は、フォトリソグラフィー法によるパターニングを可能とするため、光開始剤を含んでいる。図8は、比較の形態において、基板11上に形成されるBM層150を示す開縦断面図である。
上述のように、比較の形態において、BM層150用の材料は光開始剤を含んでいる。このため、BM層の材料に光開始剤が含まれない場合に比べて、BM層150用の材料における黒色組成物の含有比率は小さくなっている。このため、BM層150用の材料自体の遮光性が低くなっている。
これに対して本実施の形態によれば、比較の形態に比べて、光開始剤を不要とした分だけ遮光層形成用樹脂組成物中の黒色組成物の含有比率を大きくすることができる。これによって、比較の形態に比べて、遮光層形成用樹脂組成物自体の遮光性を向上させることができる。
また比較の形態によれば、上述のようにBM層150用の材料自体の遮光性が低くなっている。この結果、比較の形態においては、所望の遮光性や光学濃度を実現するため、BM層150の厚みh(図8参照)を大きくする必要がある。
これに対して本実施の形態によれば、上述のように、遮光層形成用樹脂組成物自体の遮光性が高くなっている。このため、従来よりも小さい厚みh(図3参照)からなるBM層50によって、従来と同等の遮光性や光学濃度を実現することができる。
ところで比較の形態において、BM層150は上述のように、各着色層120,130,140よりも先に基板11上に形成される。このため図8に示すように、基板11上にBM層150が形成される際、各BM層150は、基板11側の面のみが基板11によって支持されている。このため比較の形態によれば、BM層150が形成されてからその後に各着色層120,130,140が形成されるまでの間、BM層150が構造的に不安定になっている。さらに比較の形態によれば、所望の遮光性や光学濃度を実現するために上述のようにBM層150の厚みhが大きくなっており、これによってBM層150がさらに構造的に不安定になっている。この不安定さは、BM層150の幅dを狭くすることによってさらに助長される。このため比較の形態によれば、BM層の形成工程またはその後の着色層の形成工程において、例えば現像処理において、BM層150が基板11から部分的に剥離されてしまうことが考えられる。このような剥離が生じると、カラーフィルタ10に白抜け領域が形成されることになる。白抜け領域が多数形成されたカラーフィルタ10は不良品と判定されるため、比較の形態によれば、歩留りが低下してしまうことが考えられる。
これに対して本実施の形態によれば、上述のように、BM層50は、各着色層20,30,40間の間隙にBM塗工液51を塗布することにより形成される。このため、BM層50は、基板11によって支持されるだけでなく、各着色層20,30,40によって側方から支持されている。このため本実施の形態によれば、比較の形態に比べて、BM層50の構造的な安定性が高くなっている。さらに本実施の形態によれば、上述のように遮光層形成用樹脂組成物自体の遮光性が高くなっており、このため、BM層50の厚みhを小さくすることができる。これによって、BM層50の構造的な安定性をさらに高めることができる。このため本実施の形態によれば、構造的な安定性を十分に確保しながら、BM層50の幅を狭くすることが可能となる。従って、カラーフィルタ10に白抜け領域が形成されることを防ぐことができ、このことにより、歩留りを向上させることができる。
また比較の形態によれば、遮光層形成用樹脂組成物に対するフォトリソグラフィー法によるパターニングの精度に基づいて、BM層の幅が定められる。一方、本実施の形態によれば、着色層用材料に対するフォトリソグラフィー法によるパターニングの精度に基づいて、BM層の幅が定められる。ここで着色層用材料における光の透過率は、遮光層形成用樹脂組成物における光の透過率よりも大きくなっている。このため本実施の形態によれば、着色層用材料の内部にまで十分に露光光を到達させることができ、このことにより、より高い精度で、かつ短い時間で着色層用材料をパターニングすることができる。従って本実施の形態によれば、BM層50の幅が狭い場合であっても、高い精度で成形されたBM層50をより容易に得ることができる。
(変形例)
なお本実施の形態において、各着色層20,30,40間の間隙にBM塗工液51が塗布される前に、フッ化プラズマ処理により各着色層20,30,40の表面が撥液化される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、BM塗工液51の塗布方法に応じて、各着色層20,30,40の表面の撥液化が適宜省略されてもよい。例えば、各着色層20,30,40間の間隙の幅よりも小さな直径で液滴を吐出することができるノズルを有するインクジェットヘッドが用いられる場合、各着色層20,30,40の表面を撥液化することなく、各着色層20,30,40間の間隙に精度良くBM塗工液51を塗布することができる。
また本実施の形態において、フッ化プラズマ処理が実施される前に、酸素プラズマにより基板11上の残渣62が除去される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、酸素プラズマ処理が適宜省略されてもよい。例えば、各着色層20,30,40の形成工程において発生する残渣62が少ない場合、酸素プラズマ処理が省略されてもよい。また、上述のようにフッ化プラズマ処理が省略され得る場合、酸素プラズマ処理も省略されてよい。この場合、酸素プラズマ処理は、フッ化プラズマ処理との組合せで実施される処理であり、撥液化のための工程の一部分であると考えることができる。
また本実施の形態において、カラーフィルタ10の各着色層20,30,40がストライプ状に形成されている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図9に示すように、カラーフィルタ10の各着色層20,30,40を格子状に形成してもよい。また図10に示すように、各着色層20,30,40がくの字状の形状を有していてもよい。
図9および図10に示す変形例においても、各着色層20,30,40は、所定の間隙sを空けてx方向に沿って並ぶよう基板11に設けられている。また、間隙sを介して近接する2つの着色層は、互いに異なる色の着色層となっている。また、y方向において近接する2つの着色層の間の間隔sは、x方向における上述の間隙sよりも十分に大きくなっている。従って、図9および図10に示す変形例においても、各着色層20,30,40を精度良く形成することができ、このことにより、所望の幅を有するBM層50を形成することができる。
10 カラーフィルタ
11 基板
12 オーバーコート膜
13 フォトスペーサー
15 TFT基板
17 液晶
18 表示部
20 第1着色層
20b 露出側の表面
21 第1着色層用塗工液(第1塗工液)
22 第1着色層用材料(第1材料)
25 第1着色層用露光マスク(第1露光マスク)
26 開口部
27 遮光部
30 第2着色層
30b 露出側の表面
31 第2着色層用塗工液(第2塗工液)
32 第2着色層用材料(第2材料)
35 第2着色層用露光マスク(第2露光マスク)
36 開口部
37 遮光部
40 第3着色層
40b 露出側の表面
41 第3着色層用塗工液(第3塗工液)
42 第3着色層用材料(第3材料)
45 第3着色層用露光マスク(第3露光マスク)
46 開口部
47 遮光部
50 遮光層(BM層)
51 遮光層用塗工液(BM塗工液)
60 表示装置
62 残渣

Claims (6)

  1. 基板を準備する工程と、
    前記基板上に、所定の間隙を空けて所定の位置に複数の着色層を形成する着色層形成工程と、
    各着色層の表面を撥液化する撥液処理工程と、
    各着色層間の前記間隙に遮蔽層形成用樹脂組成物を含む塗工液を塗布する塗布工程と、
    前記塗工液を乾燥させ、これによって各着色層間に遮光層を形成する工程と、を備えるカラーフィルタの製造方法に使用される遮蔽層形成用樹脂組成物であって、
    前記遮蔽層形成用樹脂組成物は、黒色組成物および分散剤を含む黒色組成物分散体と、熱硬化性を有するバインダーとを有し、
    前記黒色顔料の含有比率は、遮蔽層形成用樹脂組成物の固形分100重量部当り30〜75重量部の範囲内となっており、
    前記バインダーの含有比率は、遮蔽層形成用樹脂組成物の固形分100重量部当り25〜70重量部の範囲内となっていることを特徴とする遮光層形成用樹脂組成物。
  2. 前記黒色組成物は、カーボンブラック、チタンブラック、赤色顔料、緑色顔料、青色顔料、黄色顔料、シアン色顔料またはマゼンタ色顔料の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の遮光層形成用樹脂組成物。
  3. 前記遮光層形成用樹脂組成物は、乾燥後における前記遮光層形成用樹脂組成物の光学濃度が膜厚1.0μmあたり2.5〜4.5の範囲内になるよう設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の遮光層形成用樹脂組成物。
  4. 前記塗布工程は、インクジェット法を用いて前記塗工液を塗布する工程を含み、
    前記塗工液は、その粘度が5〜25mPa・sの範囲内になるよう設定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の遮光層形成用樹脂組成物。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の前記遮光層形成用樹脂組成物から構成される遮光層を備えたことを特徴とするカラーフィルタ。
  6. カラーフィルタと、
    前記カラーフィルタに対向するよう配置され、前記カラーフィルタへ向けて光を出射する表示部と、を備え、
    前記カラーフィルタは、請求項5に記載のカラーフィルタからなることを特徴とする表示装置。
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