JP2013164138A - 変速機の同期装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】カップリングスリーブ30のスプライン歯31の間に押付部材80を摩擦力で保持するとともに、クラッチギア40と一体に回転するコーン部材50を挟圧可能に第1、第2ボークリング60、70を配置する。カップリングスリーブが噛み合い方向にスライドするときは押付部材の押付部82が第1ボークリング60を押しコーン部材を挟圧して押付力を発生させて同期を取り、カップリングスリーブが噛み合い解除方向にスライドするときは付勢部材90の当接部95を押付部82が押すことにより、第2ボークリング70を押しコーン部材を挟圧して押付力を発生させて、中立位置に戻るまで駆動力を伝達する。
【選択図】図2
Description
そして、例えば特開平10−38081号公報に開示されているように、クラッチギアとシンクロハブの間にはさらにボークリング(シンクロナイザリング)を設けて、全体としてシンクロハブの回転とクラッチギアの回転を同期させることによりカップリングスリーブを滑らかにクラッチギアと噛み合うようにした同期装置を形成している。
この場合、ボークリングをクラッチギア方向に押す力が消滅するため、ボークリングのコーン面とクラッチギア側のコーン面間の摩擦力が消失する。
このため、上記従来の同期装置においては、それまで被選択ギアへ伝達されていた駆動力が、まだカップリングスリーブが中立位置に戻っていないにもかかわらず、カップリングスリーブとクラッチギアのスプライン歯の噛み合いが外れると同時に抜けてしまうという問題がある。
カップリングスリーブのクラッチギアとの噛み合いを解除する方向の中立位置への移動の間、ボークリングとクラッチギア側との間に押付力を生じさせる解除時押付力生成手段を有して、解除する方向への移動の間、所定の駆動力が被選択ギアへ伝達されるものとした。
実施の形態における同期装置は、車両に搭載された変速機に組み込まれたものである。
図1は駆動系全体を示す概念図である。
例えばエンジンなどの駆動源1に連結された主軸2に、被選択ギアとしての入力ギア3(3a、3b)が相対回転可能に支持されるとともに、これらの入力ギア3が主軸2と一体回転するように主軸2と各入力ギア3間を連結し、または連結を解放する同期装置10(10a、10b)がそれぞれに設けられている。
入力ギア3a、3bは互いに径が異なり、主軸2と平行に配置されたカウンタ軸4に固定された対応する中間ギア5(5a、5b)と噛み合う。
カウンタ軸4に固定された出力ギア6がリングギア7と噛合って回転が減速され、デファレンシャルギア8を経てホイールの駆動軸9a、9bへ出力される。
同期装置10の操作により、入力ギア3aと中間ギア5a、または入力ギア3bと中間ギア5bとが選択的に噛み合い、変速比が切り替えられる。
入力ギア3、中間ギア5および同期装置10により変速機が構成される。
同期装置10は、駆動源1からの回転駆動力が入力される主軸2に対して一体回転するように取り付けられたシンクロハブ20と、スプライン歯を備えてシンクロハブ20に対し一体回転かつスライド可能なカップリングスリーブ30と、スライドさせたカップリングスリーブ30と噛み合い可能なスプライン歯を備えるクラッチギア40と、クラッチギア40と一体回転するコーン部材50と、シンクロハブ20とクラッチギア40の間に配置されて、コーン部材50を介してクラッチギア40の回転との同期をとる第1、第2ボークリング60、70と、カップリングスリーブ30に摺動可能に保持された押付部材80と、押付部材80と当接可能に第2ボークリング70に接続した付勢部材90とを有している。
ディスク部22のクラッチギア40側の壁面には第1ボークリング60と当接可能なストッパ27が形成されている。
所定の隣接するスプライン歯31間には押付部材80を保持する保持部36が形成されている。
スプライン歯31の軸方向両端から所定範囲はそれぞれ山(小径)の高さを低く(拡径)して、後述する第1ボークリング60およびクラッチギア40の各スプライン歯、とくにクラッチギア40のスプライン歯44との噛み合いが引っ掛かりなく滑らかになるようにしてある。
なお、シンクロハブ20のスプライン歯25との間でも所定の隙間ができるように、カップリングスリーブ30およびシンクロハブ20のそれぞれの公差を管理している。
コーン部材50はクラッチギア40から軸方向に離間するにしたがっていずれも縮径する方向に傾斜する外コーン面52、内コーン面53を本体部51の外周および内周に備えており、周方向複数箇所において本体部51のクラッチギア40側端面から延びる爪55をクラッチギア40のディスク部42に形成された係合穴47に係合させている。
スプライン歯64はカップリングスリーブ30の隣接する2つのスプライン歯31間に進入可能に対向位置関係を略整合させてあり、カップリングスリーブ30に対向する端にはチャンファ65が施されている。
第1ボークリング60は、クラッチギア40との間に所定の間隙が設定されて、クラッチギア40方向へ変位可能となっている一方、そのディスク部63がシンクロハブ20のディスク部22に形成されたストッパ27に当接することにより、クラッチギア40側からの離間限度が規制されている。
この状態から第1ボークリング60が図中左方(クラッチギア40方向)へ変位して、内コーン面67が外コーン面52に押し付けられると摩擦力が発生して、コーン部材50が第1ボークリング60に引きずられるように設定されている。詳細は後述する。
第2ボークリング70はその筒部71がクラッチギア40の内ハブ部41とコーン部材50との間を延びて先端がクラッチギア40のディスク部42に当接することにより左方が位置規制される一方、クラッチギア40から離間する方向には所定距離変位しても第1ボークリング60の突起66と軸方向に干渉しないように切り欠き凹部74の軸方向長さが設定してある。
カップリングスリーブ30が中立位置において、コーン部材50と第1ボークリング60間と同様に、コーン部材50の内コーン面53と第2ボークリング70の外コーン面73の間も互いに滑っている。
図3、図4に示すように、カップリングスリーブ30の保持部36は、隣接する2つのスプライン歯31の対向する歯面をその中間を通る半径線Rと平行に形成して保持壁37、37とし、周方向等間隔に3箇所設けてある。
折り曲げ部81を挟む両側の押付部82および嵌め込み部83がそれぞれ互いに略並行になるまで折り曲げて、嵌め込み部83をカップリングスリーブ30の保持部36に嵌め込むと、折り曲げによるばね力によって各嵌め込み部83は保持壁37に押し付けられてカップリングスリーブ30に保持される。
一方、図5に示すように、押付部材80の対向する2枚の嵌め込み部83は、それぞれ軸方向中間部を平坦面85とし、両端部を平坦面85に続いて内方(対向側)へ引っ込んだ凹部86と、該凹部に連続して平坦面85よりも外方へ膨らんだ凸部87に成形されている。
これにより、対応する凸部87、87間が嵌め込み部83の最大幅部となっている。
この状態において、カップリングスリーブ30がクラッチギア40方向へスライドすると、押付部材80は凸部87がチャンファ32面に押されてカップリングスリーブ30とともに移動する。
カップリングスリーブ30の中立位置において、押付部材80の押付部82はそのクラッチギア40側の端縁が、シンクロハブ20のストッパ27に当接した第1ボークリング60のディスク部63から軸方向に所定量離間しているように設定してある。
また、この切り欠き28内において、第1ボークリング60はリング壁62よりシンクロハブ20側の筒部61の外周面を押付部材80の嵌め込み部83の下縁近傍まで膨出させた膨出部68を有しており、シンクロハブ20の外ハブ部23の切り欠き端面と係合可能になっているとともに、付勢部材90の規制部94と協同して押付部材80の内方への落下を防止する。
以下、この連結・解放過程では、軸方向にそって相対的にクラッチギア40側を前方、シンクロハブ20側を後方として説明する。
なお、第1ボークリング60は、カップリングスリーブ30の保持部36に対応する周方向所定範囲には、押付部材80の嵌め込み部83との干渉を避けるため、スプライン歯を備えていない。
連結のため、カップリングスリーブ30の溝34に嵌ったシフトフォークが操作されて、カップリングスリーブ30がこの位置から前方(クラッチギア40方向)へスライドを開始する。
押付部材80は、その嵌め込み部83前端の凸部87の凹部86につながる斜面がスプライン歯31の前端のチャンファ32面に押されて、前述のように、カップリングスリーブ30と一体に前方へ移動する。
押付部材80の押付部82の後端縁は付勢部材90の当接部95から離れる。((b)参照)
この時点ではまだ第1ボークリング60のスプライン歯64とカップリングスリーブ30のスプライン歯31とは離間している。
一方、第2ボークリング70はその筒部71がクラッチギア40のディスク部42に当接して移動が規制されるので、これ以後、カップリングスリーブ30がスライドすると第1ボークリング60が押付部82により押され、コーン部材50が第1ボークリング60と第2ボークリング70とに挟圧されて、第1ボークリング60(および第2ボークリング70)とコーン部材50の間に押付力が生じ、その結果摩擦力が発生する。
摩擦力が生じるまでのわずかな移動の後は第1ボークリング60と押付部材80の移動は止まるので、このあとはカップリングスリーブ30のスプライン歯31のチャンファ32面が嵌め込み部83の前端の凸部87を押し込み、当該凸部87はチャンファ32面から保持部36における保持壁37のテーパ面38へ乗り移る。
この際、スプライン歯31とスプライン歯64の周方向位置が多少ずれていても、互いのスプライン歯のチャンファ32、65(図3参照)の接触により位置合わせが行われ、滑らかにスプライン歯同士が噛み合う。
この間、押付部材80は置き去りにされて相対的に後方へ向かって移動するが、その凸部87がばね力のテーパ面38による後方への付勢成分を受けて滑らかな移動となる。
したがって、図6の(d)に示すように、第1ボークリング60と係合状態でカップリングスリーブ30をさらにスライドさせることにより、そのスプライン歯31をスプライン歯と噛み合わせてクラッチギア40と連結し、変速が完了する。
カップリングスリーブ30のスプライン歯31とシンクロハブ20のスプライン歯25は互いの噛み合いを保持しているから、これにより、主軸2の回転がシンクロハブ20、カップリングスリーブ30、クラッチギア40を経て入力ギア3に伝達されることになる。
なお、押付部材80は押付部82が第1ボークリング60のディスク部63に当接したままであり、嵌め込み部83の前端の凸部87が保持壁37の平行部39と接触する位置まで相対移動している。
押付部材80は当初カップリングスリーブ30とともに移動して、押付部82が第1ボークリング60との当接位置から離間する。しかし、カップリングスリーブ30がクラッチギア40との噛み合いから外れる前に、押付部82の後端縁がアーム片92の当接部95と当接して付勢部材90を後方へ押す。(図7の(e)参照)
これにより、押付部82が第1ボークリング60を前方へ押す力は消滅するが、付勢部材90が固定された第2ボークリング70が後方へ押される。
第1ボークリング60はそのディスク部63がシンクロハブ20のストッパ27に当接して移動が規制されるので、コーン部材50が第1ボークリング60と第2ボークリング70とに挟圧されることになり、第1ボークリング60(および第2ボークリング70)とコーン部材50の間に押付力を生じる。
カップリングスリーブ30とクラッチギア40の噛み合いはなくなっているが、第1ボークリング60とコーン部材50間には摩擦力が生じており、第1ボークリング60がまだカップリングスリーブ30と連結状態にあるので、コーン部材50と係合するクラッチギア40には継続して駆動力が伝達される。
この位置までテーパ面38の傾斜にしたがって2枚の嵌め込み部83に対する圧縮度合いが強まるので、押付部材80(押付部82)による付勢部材90を後方へ付勢する力も増大する。
凸部87はテーパ面38の頂点を越えてスプライン歯31の傾斜したチャンファ32面に滑り落ちる。押付部材80の押付部82が付勢部材90を付勢してその当接部95を後方へ変位させている。
そうすると、押付部材80を介して付勢部材90を付勢していたカップリングスリーブ30からの力が消滅するので、付勢部材90はその当接部95を後方へ変位させていた状態から自由状態へ戻る。この結果、嵌め込み部83の凸部87から凹部86につながる斜面がチャンファ32面に接したまま、押付部材80とカップリングスリーブ30は一体となって若干押し戻されて、図6の(a)に示した状態に戻る。
また、入力ギア3が被選択ギアに該当し、押付部材80、第2ボークリング70および付勢部材90が解除時押付力生成手段を構成している。
膨出部68が係合部に該当する。
また、実施の形態はシンクロハブの片側にのみ被選択ギアとしての入力ギアを配置した例を示したが、本発明はシンクロハブの両側に被選択ギアを配しそれぞれにクラッチギアを付設して、そのいずれかと選択的にカップリングスリーブを噛み合せるものについても適用できることはもちろんである。
とくに、駆動源と変速機との間の動力伝達を遮断することなく同期装置の切り替えによって変速する場合に、カップリングスリーブが中立位置に戻りきるまでの間に駆動力が抜けることを防止できる。
2 主軸(回転軸)
3、3a、3b 入力ギア(被選択ギア)
4 カウンタ軸
5a、5b 中間ギア
6 出力ギア
7 リングギア
8 デファレンシャルギア
9a、9b 駆動軸
10、10a、10b 同期装置
20 シンクロハブ
21 内ハブ部
22 ディスク部
23 外ハブ部
25 スプライン歯
27 ストッパ
28 切り欠き
30 カップリングスリーブ
31 スプライン歯(第1のスプライン歯)
32 チャンファ
34 溝
36 保持部
37 保持壁
38 テーパ面
39 平行部
40 クラッチギア
41 内ハブ部
42 ディスク部
43 外ハブ部
44 スプライン歯(第2のスプライン歯)
45 チャンファ
47 係合穴
50 コーン部材
51 本体部
52 外コーン面
53 内コーン面
55 爪
60 第1ボークリング
61 筒部
62 リング壁
63 ディスク部
64 スプライン歯(第3のスプライン歯)
65 チャンファ
66 突起
67 内コーン面
68 膨出部
70 第2ボークリング
71 筒部
72 ボス部
73 外コーン面
74 切り欠き凹部
80 押付部材
81 折り曲げ部
82 押付部
83 嵌め込み部
85 平坦面
86 凹部
87 凸部
90 付勢部材
91 リング部
92 アーム片
94 規制部
95 当接部
Claims (8)
- 回転軸と一体回転するシンクロハブと、第1のスプライン歯を備えて前記シンクロハブと一体回転かつ軸方向に相対移動可能なカップリングスリーブと、被選択ギアと一体回転し第2のスプライン歯を備えて、該第2のスプライン歯が前記第1のスプライン歯と噛み合うことにより前記カップリングスリーブと連結して一体回転可能なクラッチギアと、前記第1のスプライン歯と噛み合い可能な第3のスプライン歯を備え、カップリングスリーブの中立位置から噛み合い方向への移動に際してクラッチギア側との間の押付力により前記カップリングスリーブとクラッチギアの回転を同期させるボークリングとを有する変速機の同期装置において、
前記カップリングスリーブの前記クラッチギアとの噛み合いを解除する方向の中立位置への移動の間、前記ボークリングとクラッチギア側との間に押付力を生じさせる解除時押付力生成手段を有して、
前記解除する方向への移動の間、所定の駆動力が前記被選択ギアへ伝達されることを特徴とする変速機の同期装置。 - 前記カップリングスリーブには押付部材が保持され、
前記カップリングスリーブの噛み合い方向への移動に伴って前記押付部材が前記ボークリングを押すことによりクラッチギア側との間に押付力を生じ、
前記解除時押付力生成手段は、カップリングスリーブの噛み合い解除方向の移動に伴って前記押付部材が前記ボークリングを押すことによりクラッチギア側との間に押付力を生じさせるよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の変速機の同期装置。 - 前記ボークリングが前記第3のスプライン歯を有する第1ボークリングと該第1ボークリングより内周側に配置された第2ボークリングとからなり、
前記カップリングスリーブの噛み合い方向への移動に伴って前記押付部材が前記第1ボークリングを押すことにより(第1ボークリングおよび第2ボークリングと)クラッチギア側との間に押付力を生じ、
前記解除時押付力生成手段は、カップリングスリーブの噛み合い解除方向の移動に伴って前記押付部材が前記第2ボークリングを押すことにより(第1ボークリングおよび第2ボークリングと)クラッチギア側との間に押付力を生じさせるよう構成されていることを特徴とする請求項2に記載の変速機の同期装置。 - 前記クラッチギアには一体回転かつ軸方向に相対移動可能にコーン部材が付設され、
該コーン部材は外周に外コーン面、内周に内コーン面を備え、
前記第1ボークリングは前記コーン部材の外コーン面に対応する内コーン面を備え、
前記第2ボークリングは前記コーン部材の内コーン面に対応する外コーン面を備えて、
前記第1ボークリングを前記噛み合い方向へ押すことによりまたは前記第2ボークリングを前記噛み合い解除方向へ押すことにより、それぞれ前記第1ボークリングと第2ボークリングとの間に前記コーン部材を挟圧して前記押付力を生じさせることを特徴とする請求項3に記載の変速機の同期装置。 - 前記第1ボークリングは前記シンクロハブとの係合部を備え、
前記カップリングスリーブの噛み合い解除方向の移動において、前記第1のスプライン歯と第3のスプライン歯の噛み合いが外れた後は、前記シンクロハブとの係合により前記第1ボークリングに前記回転軸からの駆動力が伝達されることを特徴とする請求項4に記載の変速機の同期装置。 - 前記カップリングスリーブの第1のスプライン歯における隣接する2つの歯間に互いに対向する保持壁を有する保持部が形成され、
前記押付部材は、ばね板材を折り曲げて形成され、押付部と嵌め込み部とを備えて、該嵌め込み部を前記保持壁間に弾性的に嵌め込まれて、摩擦力により前記カップリングスリーブに保持され、
前記解除時押付力生成手段は、前記第2ボークリングに連結され、前記押付部材の押付部を挟んで軸方向前記第1ボークリングと反対側に延びて先端に前記押付部と接触可能な当接部を備える付勢部材を有し、
前記カップリングスリーブの噛み合い方向への移動に伴って、前記押付部材の押付部が前記第1ボークリングを押し、その後は前記押付部材は前記第1ボークリングを押したまま前記嵌め込み部が前記保持壁に対して相対的に軸方向に滑り、
前記カップリングスリーブの噛み合い解除方向の移動に伴って、前記押付部材の押付部が前記付勢部材の当接部に当接して前記第2ボークリングを押し、その後は前記押付部材は前記付勢部材を介して前記第2ボークリングを押したまま前記嵌め込み部が前記保持壁に対して相対的に軸方向に滑ることを特徴とする請求項4または5に記載の変速機の同期装置。 - 前記カップリングスリーブの第1のスプライン歯は前記クラッチギアに対向する先端にチャンファを備え、
前記押付部材の嵌め込み部は軸方向前記クラッチギアに対向する先端に前記保持壁側に張り出した凸部を備え、前記カップリングスリーブの中立位置において、前記凸部が第1のスプライン歯の前記チャンファ面に着座するように設定してあることを特徴とする請求項6に記載の変速機の同期装置。 - 前記カップリングスリーブの前記保持壁は、前記クラッチギア側の端から所定範囲を対向面が互いに近づくテーパ面となっていることを特徴とする請求項6または7に記載の変速機の同期装置。
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