JP2013164083A - 内燃機関ノッキング制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関ノッキング制御における誤遅角時に点火時期を迅速に適切な状態に復帰させる。
【解決手段】誤遅角状態では(S144でYES)誤遅角時マップMap2により周期毎の進角量θaを大きくすることで(S148)点火時期の進角速度を高めている。このことにより点火時期が何らかの原因で誤遅角状態となっても迅速に点火時期を適切な状態に復帰させることができる。復帰後には誤遅角状態が解消されて(S144でNO)、通常時マップMap1により通常の大きさの進角量θaが用いられる(S146)。このことで通常の進角速度に戻り、安定したノッキング制御状態に戻る。尚、誤遅角状態では進角周期を短縮することで進角速度を高めても良い。更に進角量θaや進角周期は、内燃機関回転数や内燃機関負荷に応じて変更することでノッキング制御の安定性を高められる。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関に設けたノックセンサにより検出される振動状態に基づいてノッキング状態を判定し、ノッキング状態であると判定された場合には点火時期を遅角し、ノッキング状態であると判定されない場合には点火時期を進角することにより点火時期のフィードバック制御処理を行う内燃機関ノッキング制御装置に関する。
内燃機関の点火時期を調節することによりノッキング状態を適切にコントロールするノックコントロールシステムが知られている(例えば特許文献1〜4参照)。
特許文献1では、燃料のオクタン価の違いによる内燃機関出力の低下を防止するために、点火時期補正量における非ノッキング時の復帰速度を、点火時期が第1の基準点火時期より遅れ側のときは速く、進み側のときは遅くさせる。このことにより、いかなる燃料でもノッキング抑制にとって不必要な遅角補正量を最小限にして内燃機関出力低下を防止して加速性を向上している。
特許文献2では、ノッキングに基づいて遅角した状態から進角方向に点火時期を戻す際に、進角するほど進角方向へのシフト割合を低減するものである。したがってノッキング限界に近づいた際には比較的緩慢に進角方向にシフトすることができ、ノッキング限界に近い点火時期での動作によりエネルギー効率の改善とノッキングの低減とが同時に達成される。
特許文献3では、ノッキング振動の周波数別に重み付けを用いてノック強度を算出し、このノック強度に応じてノック強度が大きいほど点火時期を大きく遅角補正する。このことにより大きなノッキングについては進角が復帰するまでの時間を長くして、エンジンの保護を図り、小さなノッキングについては復帰時間を短くして燃費向上を図っている。
特許文献4では、点火時期遅角からの復帰のために加速終了時に進角補正が実行されるときは、復帰進角速度を通常時のときよりも早い復帰速度とする。このことにより、加速中にノッキングが発生したときは点火時期の遅角補正を行ってノッキングの再発を防止しできると共に、加速終了後は、ノッキング用遅角補正量を進角補正する復帰速度を通常時よりも早い復帰速度としているので、内燃機関出力低下を防止して加速性を満足させることができる。加速時以外のときは通常の復帰速度であるのでのノッキング再発防止は可能としている。
特開平06−129334号公報(第5頁、図1,6) 特開2005−030384号公報(第4−5頁、図3) 特開平05−079440号公報(第2−3頁、図2,4) 特開平11−117844号公報(第3−4頁、図2−4)
内燃機関の点火時期制御においては、何らかの原因で点火時期の誤遅角を生じる場合がある。例えば燃料の種類が変更された場合、特にオクタン価の高い燃料に切り替わった場合には、今までに比較してノッキング発生頻度が低下することから一時的に誤遅角状態となり、内燃機関出力が低下する。
このような誤遅角状態については特許文献1では判断しておらず、基準点火時期を設定して、これよりも点火時期が遅角側にあるときには復帰速度を速め、進角側では遅くしているのみである。しかも、この基準点火時期は単に閾値として設定されているのみであり、誤遅角状態であるにも関わらず、基準点火時期よりも点火時期が進角してしまうと復帰速度は低下してしまい、適切なノックコントロール状態への復帰が遅延することになる。
更に燃料以外の何らかの原因で誤遅角状態が生じている場合には燃料の種類に対応して設定されている基準点火時期のみでは十分に対処できない。
特許文献2〜4についても誤遅角状態を判定して行う処理ではないので、誤遅角時もそうでない場合でも同一の制御が実行される。このため、誤遅角状態でない通常の遅角時においても実行されるものであり、誤遅角時と通常の遅角時とでの点火時期制御のバランスを考慮すると、誤遅角時において点火時期を迅速に復帰させることには限界がある。
本発明は内燃機関ノッキング制御における誤遅角時に点火時期を迅速に適切な状態に復帰させることを目的とするものである。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用・効果について記載する。
請求項1に記載の内燃機関ノッキング制御装置は、内燃機関に設けたノックセンサにより検出される振動状態に基づいてノッキング状態を判定し、ノッキング発生頻度が高いと判定された場合には点火時期を遅角し、ノッキング発生頻度が高いと判定されない場合には点火時期を進角することにより点火時期のフィードバック制御処理を行う内燃機関ノッキング制御装置であって、点火時期が誤遅角状態にあるか否かにより点火時期の進角速度を変更する進角速度調節手段を備え、前記進角速度調節手段は、点火時期の誤遅角状態を検出する誤遅角検出手段と、前記誤遅角検出手段にて誤遅角状態であると検出されている場合に前記点火時期の進角速度を上昇させる進角速度上昇手段とを備え、前記誤遅角検出手段は、前記フィードバック制御処理においてノッキング状態に応じて点火時期を調節する点火時期フィードバック補正値の変動抑制処理値が進角要求側に存在し、この変動抑制処理値と現在の前記点火時期フィードバック補正値との差が小さい場合に、点火時期が誤遅角状態にあると検出することを特徴とする。
このように進角速度調節手段は、点火時期が誤遅角状態にあるか否かにより点火時期の進角速度を変更することができるので、誤遅角時においては通常時よりも進角速度を速めるように進角速度に変更を加えることができる。このことにより点火時期が何らかの原因で誤遅角状態となっても迅速に点火時期を適切な状態に復帰させることができる。
また、進角速度上昇手段により、誤遅角時に点火時期の進角速度を上昇させることができ、迅速に点火時期を適切な状態に復帰させることができる。
点火時期が誤遅角状態か否かは、履歴も含めた点火時期フィードバック補正値の状態に現れる。このため誤遅角検出手段は、点火時期フィードバック補正値を利用して容易に点火時期の誤遅角状態の有無を検出できる。
しかも、このように特別な要素を用いず、点火時期フィードバック制御で算出されている通常の要素を用いているので、広く各種のノックコントロールに容易に適用できる。
さらに、点火時期フィードバック補正値の変動抑制処理値が進角要求側に存在する状態は、点火時期フィードバック補正値が継続して進角要求側に存在していた状態を示している。そしてこの変動抑制処理値と現在の点火時期フィードバック補正値との差が小さい状態は、現在もノックセンサの検出によるノッキング発生頻度が少ない状態に対応している。
したがって内燃機関の燃焼状態がノッキングをほとんど発生していないのに点火時期が過剰に遅角している状態、すなわち誤遅角状態にあることを示している。
このように誤遅角状態は点火時期フィードバック補正値に現れることから、誤遅角検出手段は、点火時期フィードバック補正値とその履歴とを利用して容易に点火時期の誤遅角状態の有無を検出できる。
請求項2に記載の内燃機関ノッキング制御装置では、請求項1に記載の内燃機関ノッキング制御装置において、点火時期の進角は周期的に実行されると共に、前記進角速度上昇手段は、周期毎の進角量の増加と進角周期の短縮との一方又は両方にて前記点火時期の進角速度を上昇させることを特徴とする。
周期毎の進角量の調節によっても、進角周期の調節によっても、点火時期の進角速度を調節することができる。したがって周期毎の進角量の増加と進角周期の短縮との一方又は両方により、誤遅角時において容易に点火時期の進角速度を上昇させることができる。
請求項3に記載の内燃機関ノッキング制御装置では、請求項2に記載の内燃機関ノッキング制御装置において、点火時期の進角周期と周期毎の進角量とのいずれか一方又は両方は、内燃機関の回転数と負荷との一方又は両方に基づいて調節されていることを特徴とする。
尚、内燃機関ノッキング制御装置においては、点火時期の進角周期と周期毎の進角量とのいずれか一方又は両方は、前述したごとく誤遅角時にて点火時期の進角速度上昇のために調節されると共に、本発明のごとく、更に内燃機関の回転数と負荷との一方又は両方に基づいて調節されるものとしても良い。
このことにより、誤遅角時に迅速に点火時期を適切な状態に復帰させることができることに加えて、通常時も誤遅角時も共に内燃機関運転状態を反映して安定したノッキング制御のための適切な点火時期調節が可能となる。
請求項4に記載の内燃機関ノッキング制御装置では、請求項3に記載の内燃機関ノッキング制御装置において、内燃機関の負荷が高いほど点火時期の進角周期を長くすることを特徴とする。
内燃機関負荷が高いと、点火時期のわずかな進角変化でも急速にノッキング発生頻度が高まる傾向にある。このため内燃機関の負荷が高いほど点火時期の進角周期を長くすることにより、進角速度を緩慢にすることで安定したノッキング制御が可能となる。
請求項5に記載の内燃機関ノッキング制御装置では、請求項3又は4に記載の内燃機関ノッキング制御装置において、内燃機関の負荷が高いほど周期毎の点火時期の進角量を小さくすることを特徴とする。
内燃機関負荷が高いと、点火時期のわずかな進角変化でも急速にノッキング発生頻度が高まる傾向にある。このため内燃機関の負荷が高いほど周期毎の進角量を小さくすることにより、進角速度を緩慢にすることで安定したノッキング制御が可能となる。
請求項6に記載の内燃機関ノッキング制御装置では、請求項3〜5のいずれか一項に記載の内燃機関ノッキング制御装置において、内燃機関の回転数が小さいほど、周期毎の点火時期の進角量を小さくすることを特徴とする。
内燃機関回転数が小さい側ではノッキング発生頻度が高まる場合がある。このため内燃機関回転数が小さいほど、周期毎の点火時期の進角量を小さくすることで、少しずつ進角処理を繰り返すことにより、ノッキング増加を極力避けて進角させることにより、内燃機関出力低下を防止して加速性を向上できる。
請求項7に記載の内燃機関ノッキング制御装置では、請求項6に記載の内燃機関ノッキング制御装置において、内燃機関の回転数が小さいほど、点火時期の進角周期を短くすることを特徴とする。
更に、内燃機関回転数が小さいほど、周期毎の点火時期の進角量を小さくすると共に、点火時期の進角周期を短くすることで、細かい進角処理を繰り返すことにしても良い。このことにより、ノッキング増加を極力避けて進角させることにより、内燃機関出力低下を防止して加速性を向上できる。
実施の形態1の内燃機関及びノッキング制御装置のブロック図。 実施の形態1のノックコントロール点火時期フィードバック処理のフローチャート。 実施の形態1の点火時期進角処理のフローチャート。 (a),(b)実施の形態1の進角量マップの構成を表すグラフ。 実施の形態1の処理の一例を表すタイミングチャート。 実施の形態2の点火時期進角処理のフローチャート。 (a),(b)実施の形態3の進角周期マップの構成を表すグラフ。
[実施の形態1]
図1のブロック図に内燃機関2及びそのノッキング制御装置を示す。内燃機関2は電子制御ユニット(以下、ECUと称する)4により制御され、このECU4が内燃機関ノッキング制御装置として、後述する図2,3の処理を実行する。
図1に示した内燃機関2は、車両駆動用に車両に搭載されたポート噴射火花点火式の直列4気筒ガソリンエンジンである。図1ではその1気筒を示している。尚、6気筒や8気筒などのその他の気筒数の内燃機関、あるいはV型内燃機関であっても良い。又、燃料噴射は気筒内に直接噴射する筒内噴射型でも良い。
内燃機関2の各燃焼室6には、サージタンク8a及び分岐管8bを含む吸気通路8を介して空気が供給され、気筒毎に設けられた燃料噴射弁10から、吸気ポート8cの吸気流中に燃料が噴射されることで混合気を形成する。
このようにして燃焼室6内に形成された混合気に、点火タイミングにて点火プラグ12のスパークによる点火が行われることにより混合気が燃焼し、ピストン14が押し下げられて出力軸であるクランクシャフト16を回転させる。そして燃焼後の混合気は排気として燃焼室6から排気ポート18aに排出され、排気浄化触媒やマフラーを有する排気通路18を介して外部へ排出される。
ここで吸気ポート8cにて開閉弁動作する吸気バルブ20と、排気ポート18aにて開閉弁動作する排気バルブ22とは共に一定のバルブ作用角にて駆動されるものである。尚、吸気バルブ20については、バルブタイミング可変機構を設けてバルブ作用角(あるいは最大バルブリフト量)を可変としたり、開閉弁タイミングを進遅角できるものであっても良い。排気バルブ22についても開閉弁タイミングを進遅角できるものであっても良い。
吸気通路8から各気筒の燃焼室6に分配される吸入空気量は、ECU4が、アクセルペダル24の踏み込み量であるアクセル操作量ACCPに応じてスロットルバルブ26の開度を制御することにより調節される。尚、可変動弁機構により、吸気バルブ20のバルブ作用角(あるいは最大バルブリフト量)を可変としている場合には、吸気バルブ20のバルブ作用角(あるいは最大バルブリフト量)の調節により、各気筒の燃焼室6に分配される吸入空気量が調節される。この場合にはスロットルバルブ26は、通常、全開に制御されて内燃機関2が運転される。
ECU4は、上述したごとく内燃機関2の燃料噴射量、噴射時期、吸入空気量以外に、点火時期制御、その他の処理を実行している。これらの処理のためにECU4は、機関回転数センサ28、冷却水温センサ30、スロットル開度センサ32、吸入空気量センサ34、アクセル操作量センサ36、カムポジションセンサ38、ノックセンサ40などによる検出信号を入力している。
機関回転数センサ28はクランクシャフト16の回転に対応した内燃機関回転数NEを、冷却水温センサ30は内燃機関温度としての冷却水温度THWを、スロットル開度センサ32はスロットルバルブ開度TAを、吸入空気量センサ34は吸入空気量GAを、アクセル操作量センサ36はアクセル操作量ACCPを検出している。更にカムポジションセンサ38は吸気バルブ20を駆動する吸気カムのカム角を、ノックセンサ40は内燃機関2のシリンダブロックに取り付けられ、各気筒の燃焼行程時に生じる振動をノック信号(ここでは電圧信号:V)として検出している。
ECU4は、これらの信号、内部メモリに記憶しているデータ、自身の演算結果などに基づいて各種制御を実行する。すなわち点火プラグ12による点火時期、燃料噴射弁10の開弁制御による燃料噴射量や噴射時期、前述したスロットルバルブ26の開度調節(可変動弁機構を採用している場合には吸気バルブ20のバルブ作用角あるいは最大バルブリフト量調節、開閉弁タイミング)などの制御を実行する。
ECU4が実行するノックコントロール点火時期フィードバック処理を図2のフローチャートに、点火時期進角処理を図3のフローチャートに示す。
ノックコントロール点火時期フィードバック処理(図2)は一定の時間周期あるいは一定のクランク角周期にて繰り返し実行される処理である。点火時期進角処理(図3)は一定の時間周期にて繰り返し実行される処理である。尚、個々の処理内容に対応するフローチャート中のステップを「S〜」で表す。
ノックコントロール点火時期フィードバック処理(図2)が開始されると、まずノッキング状態検出内容が読み込まれる(S102)。このノッキング状態検出は、ノックセンサ40の検出値に基づいて、ECU4により別途なされているノッキング有無判定処理の内容が読み込まれる。
このノッキング有無判定処理は、ノックセンサ40の検出により得られるノッキング発生頻度の高さを判定するものである。例えば、各気筒に対応する所定クランク角領域でのノックセンサ40の検出値からノック強度Nを算出し、このノック強度Nが判定値よりも大きければ、ノッキング発生頻度が高いものとして、「ノッキング有」、小さければ「ノッキング無」と判定する。
又は、ノック強度Nの大きさの判定に加えて、振動波形解析によりノックセンサ40の検出値から得られるノック振動強度波形とノック振動強度波形モデルとの相関関係を求めて判定しても良い。すなわちノック強度Nが判定値よりも大きく、かつ相関関係も強ければ、ノッキング発生頻度が高いものとして、「ノッキング有」と判定し、それ以外は「ノッキング無」と判定する。
次に、このようなノッキング有無判定処理の内容が判定される(S104)。検出結果からノッキング発生頻度が高く、「ノッキング有」と判定された場合には、点火時期フィードバック補正値akcsを遅角側に補正する(S106)。この点火時期フィードバック補正値akcsは実際の点火時期である要求点火時期(°CA:CAはクランク角を表す)に対して遅角量を設定するものである。したがって、この点火時期フィードバック補正値akcsの値を、予めノックコントロール用として設定されている遅角量にて増加補正することにより、要求点火時期に対して「ノッキング有」に対応した遅角を実行することができる。
尚、このノックコントロール用遅角量は、一定値でも良く、あるいはノッキング状態、内燃機関2の運転状態に応じて調節した遅角量を用いても良い。
このステップS106の次に、あるいはステップS104にて「ノッキング無」と判定された後に、点火時期フィードバック補正値akcsのなまし値akcssmが算出される(S108)。
このなまし値akcssmは、点火時期フィードバック補正値akcsの変動抑制処理値である。すなわち点火時期フィードバック補正値akcsの変動を抑制する処理を行って算出した値である。このような変動抑制処理は、例えば一次遅れ処理や移動平均処理などによりなされるが、ステップS108では、過去の所定周期分の点火時期フィードバック補正値akcsと今回の点火時期フィードバック補正値akcsとの移動平均処理により平均値を算出して、この平均値を、なまし値akcssmとしている。
次に、なまし値akcssmが学習領域にあるか否かが判定される(S110)。
ここで、なまし値akcssmが進角学習領域にある場合は、ノックコントロール学習値agknkを進角側に所定量変化させて、進角側への学習を行う(S112)。
なまし値akcssmが遅角学習領域にある場合は、ノックコントロール学習値agknkを遅角側に所定量変化させて遅角側への学習を行う(S114)。いずれの学習領域にも該当しない場合には、ノックコントロール学習値agknkは変化させない。
尚、ノックコントロール学習値agknkを上述のごとく変化させた場合には、これを相殺するように、点火時期フィードバック補正値akcsの値を変化させる。
このようにステップS112あるいはステップS114の処理後、あるいは学習領域ではない場合に、次に要求点火時期の設定が、基準点火時期(例えば最遅角点火時期)、点火時期フィードバック補正値akcs、及びノックコントロール学習値agknkに基づいてなされる(S116)。
そして一旦、本処理を出て、以後、周期的に上述した処理を繰り返す。
次に点火時期フィードバック補正値akcsを周期的に進角させる点火時期進角処理(図3)について説明する。
本処理が開始されると、まず、進角タイミングが否かが判定される(S142)。点火時期フィードバック補正値akcsの進角は一定時間周期で行うため、ここでは前回の本処理実行から予め進角周期として設定されている時間A(ms)が経過しているか否か、すなわち進角タイミングか否かが判定される。
進角タイミングでなければ(S142でNO)、このまま本処理を出て、実質的な処理はなされない。
進角タイミングであれば(S142でYES)、次に誤遅角状態か否かが判定される(S144)。この誤遅角状態か否かは次の条件1,2を共に満足しているか否かにより判定される。
条件1:なまし値akcssmが進角学習領域に存在する。(このことは点火時期フィードバック補正値akcsが継続して進角要求側に存在していたことを示している。)
条件2:なまし値akcssmと点火時期フィードバック補正値akcsとが近接している。(例えば|akcssm−akcs|≦近接基準値Bである状態)
この条件1,2を満足する場合には、現在の点火時期の設定状態が安定した状態ではなく、継続してノッキング発生頻度が低い状態であって、かつ現在もノッキング発生頻度が低いため、点火時期が進角側への移行を継続している状態を示している。すなわち、何らかの原因で誤遅角している状態を示している。
この条件1,2のいずれか一方又は両方が満足されていない場合には(S144でNO)、通常時マップMap1により、内燃機関回転数NEに基づいて進角量θaを算出する(S146)。
前記条件1,2の両方が満足されている場合には(S144でYES)、誤遅角時マップMap2により、内燃機関回転数NEに基づいて進角量θaを算出する(S148)。
ここで通常時マップMap1及び誤遅角時マップMap2の一例を、図4の(a)、(b)に示す。
各マップMap1,Map2は、内燃機関回転数NE(rpm)を3つの領域に分割して進角量θaを設定している。ここで図4の(a)に示す通常時マップMap1においても、図4の(b)に示す誤遅角時マップMap2においても、内燃機関回転数NEが大きくなるほど進角量θaを大きくしている。
すなわち通常時マップMap1では、NE=1500rpm未満にて進角量θa=θ11、NE=1500rpmから3000rpm未満にて進角量θa=θ12、NE=3000rpm以上にて進角量θa=θ13であり、θ11<θ12<θ13の関係にある。
誤遅角時マップMap2では、NE=1500rpm未満にて進角量θa=θ21、NE=1500rpmから3000rpm未満にて進角量θa=θ22、NE=3000rpm以上にて進角量θa=θ23であり、θ21<θ22<θ23の関係にある。
そして誤遅角時マップMap2では、通常時マップMap1に比較して、NE=1500rpm未満の回転数領域ではθ21>θ11であり、NE=1500rpmから3000rpm未満の回転数領域では、θ22>θ12である。尚、NE=3000rpm以上では、θ23=θ13である。
このようにステップS146又はステップS148にて進角量θaが算出された後に、この進角量θa分、点火時期フィードバック補正値akcsが進角補正される(S150)。
したがってNE<3000rpmの領域では、誤遅角状態においては、進角量θaは通常時よりも大きくされる。すなわち点火時期フィードバック補正値akcsは進角側へ変化する速度が高まり、なまし値akcssmも進角側に学習される頻度が高まり、点火時期は通常時よりも迅速に進角側に変化できるようになる。
こうして一旦、本処理を出る。以後、ステップS142にて判定される進角タイミングの周期毎に、点火時期フィードバック補正値akcsは、ステップS146又はステップS148にて求められた進角量θa分の進角が繰り返される。
図5は本実施の形態による点火時期制御の一例を示すタイミングチャートである。タイミングt0前においては、実線にて示すごとく、ノック限界である点火時期k1付近にて点火時期が適切に制御されている。
タイミングt0にて、燃料種類の変更などによる何らかの原因でノック限界が点火時期k1から点火時期k2に変化したものとする。したがってノッキング頻度が低下する。
このためタイミングt0以後は、点火時期フィードバック補正値akcsの遅角処理(S106)はなされなくなり、点火時期進角処理(図3)による進角のみが繰り返されることになる。
当初は前述した条件1,2の一方又は両方が満足されておらず(S144でNO)、点火時期フィードバック補正値akcsに対しては、通常時マップMap1から得られる進角量θaによる進角(S146,S150)が繰り返される(t0〜)。
しかしこのような進角のみが点火時期フィードバック補正値akcsに繰り返されることにより、前記条件1,2の両方が満足される状態となる(t1)。
このことにより誤遅角状態である判定されて(S144でYES)、誤遅角時マップMap2から得られる進角量θaによる進角(S148,S150)が繰り返されるようになる(t1〜)。
したがって実線で示すごとく点火時期は急速に進角して点火時期k2に近づき、短時間後に点火時期k2に到達する(t2)。そしてこの直後に、ノッキング頻度の上昇により、最初に前記条件2が満足されなくなり、更にそれ以後、前記条件1についても満足されなくなる状態が生じる。このことにより前記条件1,2が共に満足される状態が生じなくなる(S144でNO)。
このことによりタイミングt2直後に、点火時期フィードバック補正値akcsに対しては、通常時マップMap1から得られる進角量θaによる進角(S146,S150)が繰り返される通常制御状態に戻る。
比較例として、誤遅角状態を判断せず、このために誤遅角状態となっても進角量θaの算出のためのマップとして通常時マップMap1を継続使用した場合を考える。この場合には、図5に一点鎖線で示したごとく点火時期の進角速度は変化しないので点火時期k2への到達タイミング(t3)は遅れる。このためノック限界に近い点火時期での点火がなされない不適切な遅角状態(t2〜t3)が長く継続することになる。
これに比較して、本実施の形態の点火時期制御では、不適切な遅角状態が短縮されている。
上述した構成において、請求項との関係は、ECU4が内燃機関ノッキング制御装置及び進角速度調節手段に相当する。点火時期進角処理(図3)が進角速度調節手段、誤遅角検出手段、及び進角速度上昇手段としての処理に相当し、ステップS144における誤遅角状態か否かを判定する処理が誤遅角検出手段としての処理に、ステップS148が進角速度上昇手段としての処理に相当する。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果が得られる。
(1)点火時期進角処理(図3)により、誤遅角状態では誤遅角時マップMap2により周期毎の点火時期の進角量θaを大きくすることで、進角速度を高めている。このことにより点火時期が何らかの原因で誤遅角状態となっても迅速に点火時期を適切な状態に復帰させることができる。
そして復帰後には、誤遅角状態が解消されて(S144でNO)、通常時マップMap1により通常の大きさの進角量θaを用いることで、通常の進角速度に戻ることになる。このことにより安定したノックコントロール状態に戻ることができる。
(2)誤遅角状態は、ステップS144の条件1,2による判断である。すなわち点火時期フィードバック補正値akcs、及びなまし値akcssmの状態のみで誤遅角状態を判断している。
なまし値akcssmは、点火時期フィードバック補正値akcsの履歴から算出されている。このように点火時期フィードバック補正値akcsに基づいて、点火時期の誤遅角状態を検出していることから、容易に誤遅角状態を検出できる。
しかもこの点火時期フィードバック補正値akcsは、ノックコントロール点火時期フィードバック処理において主要な要素であり特別な要素ではないことから、広く各種のノックコントロールに容易に適用できる。
(3)通常時マップMap1も誤遅角時マップMap2も、いずれも内燃機関回転数NEに応じて進角量θaが調節されており、内燃機関回転数NEが小さい側で進角量θaを小さくしている。
内燃機関回転数NEが小さい側ではノッキング発生の頻度が高まる場合がある。このため内燃機関回転数NEが小さいほど、周期毎の点火時期の進角量θaを小さくすることで、少しずつ点火時期の進角処理を繰り返すことになる。このことにより、ノッキング増加を極力避けて点火時期を進角させることができ、通常時も誤遅角時も共に安定したノッキング制御が可能となる。したがって内燃機関出力低下を防止して加速性を向上できる。
[実施の形態2]
本実施の形態では、前記点火時期進角処理(図3)の代わりに図6に示す点火時期進角処理を周期的に実行する点が、前記実施の形態1と異なる。他の構成については前記実施の形態1と同じである。
点火時期進角処理(図6)について説明する。本処理が開始されると、まず、誤遅角状態か否かが判定される(S240)。この誤遅角状態か否かは、前記実施の形態1に説明した条件1,2を共に満足しているか否かにより判定される。
前記条件1,2のいずれか一方又は両方が満足されていない場合には(S240でNO)、進角周期が通常時周期に設定される(S242)。すなわち次のステップS246にて判定される進角タイミングの間隔が、通常の間隔に設定されることになる。
前記条件1,2の両方が満足されている場合には(S240でYES)、進角周期が短時間周期に設定される(S244)。すなわち次のステップS246にて判定される進角タイミングの間隔が、通常の間隔よりも短い間隔に設定されることになる。
ステップS242又はステップS244にて進角周期が設定されると、次に進角タイミングが否かが判定される(S246)。すなわちステップS242又はステップS244にて設定された進角周期での進角タイミングか否かが判定される。
進角タイミングでなければ(S246でNO)、このまま本処理を出て、実質的な処理はなされない。
進角タイミングであれば(S246でYES)、通常時マップMap1により、内燃機関回転数NEに基づいて進角量θaを算出する(S248)。この通常時マップMap1は前記図4の(a)にて示したごとくである。
次に、この進角量θa分、点火時期フィードバック補正値akcsが進角補正される(S250)。こうして一旦、本処理を出る。
以後、ステップS246にて判定される進角タイミングの周期毎に、点火時期フィードバック補正値akcsは進角量θa分の進角が繰り返される。そしてこの進角タイミングの周期が誤遅角時には通常時よりも短くされることにより、誤遅角時には、点火時期フィードバック補正値akcsの進角は、通常時よりも急速な進角速度となる。
このことにより、進角量θaを設定するために用いるマップは、通常時マップMap1が1つであるが、前記図5に示した状態と同様に、本実施の形態にても誤遅角時には点火時期を迅速に進角側に変化させることができる。
上述した構成において、請求項との関係は、ECU4が内燃機関ノッキング制御装置及び進角速度調節手段に相当する。点火時期進角処理(図6)が進角速度調節手段、誤遅角検出手段、及び進角速度上昇手段としての処理に相当し、ステップS240における誤遅角状態か否かを判定する処理が誤遅角検出手段としての処理に、ステップS244が進角速度上昇手段としての処理に相当する。
以上説明した本実施の形態2によれば、誤遅角時に、通常時マップMap1を継続して使用しても、進角周期を短くすることで、前記実施の形態1と同様な効果を生じさせることができる。
[実施の形態3]
前記実施の形態1で用いた、通常時マップMap1及び誤遅角時マップMap2は、いずれも内燃機関回転数NEに応じて進角量θaが変化する構成であったが、これらのマップMap1,Map2に加えて、図7の(a)に示す進角周期マップも適用しても良い。このことにより、内燃機関回転数NEに応じて進角量θaと進角周期との両方が変化する構成とすることができる。
前記実施の形態2については、図7の(a)と(b)との進角周期マップを切り換えて用いても良い。すなわち前記点火時期進角処理(図6)において、通常時には(S240でNO)、ステップS242にて図7の(a)の通常時進角周期マップを用いる。そして誤遅角状態では(S240でYES)、ステップS244にて図7の(b)の誤遅角時進角周期マップを用いる。図7の(a)、(b)のマップの関係は、周期T21<T11、T22<T12、T23<T13であり、通常時進角周期マップに比較して誤遅角時進角周期マップの方が進角周期が短縮されている。
このことで誤遅角時には通常時よりも進角周期を短くして点火時期の進角速度を高くすることができる。
以上説明した本実施の形態3によれば、前記実施の形態1又は2の効果を生じる。
そして、このことと共に、図7の(a),(b)のマップでは、いずれも内燃機関回転数NEが小さいほど、点火時期の進角周期を短くしている。このため、内燃機関回転数NEが小さい側では、細かい進角処理を繰り返すことができるので、ノッキング増加を極力避けて進角させることができる。
このことにより通常時も誤遅角時も共に、安定したノッキング制御が可能となる。したがって内燃機関出力低下を防止して加速性を向上できる。
[その他の実施の形態]
・前記各実施の形態において、通常時から誤遅角状態に変化した際には、誤遅角時における点火時期の進角量の増加と進角周期の短縮との両方を実行しても良い。
・前記各実施の形態では、内燃機関回転数NEに応じて進角量θaや進角周期を変更していたが、内燃機関の負荷に応じて進角量θaや進角周期を変更しても良い。例えば、内燃機関負荷率klが高ければ進角量θaを小さくしたり、進角周期を長くしたりする。
ここで内燃機関負荷率klは、内燃機関の負荷を表す指標の1つであり、内燃機関1回転当たりの基準最大吸入空気量に対する実際の1回転当たりの吸入空気量(GA/NE)の割合(%)である。このような負荷としては、内燃機関負荷率kl以外に、サージタンク内の吸気圧を測定して、この吸気圧を用いても良い。又、内燃機関回転数NEと内燃機関の負荷との両者に応じて進角量θaや進角周期を変更しても良い。
内燃機関負荷率klが高い場合は適切なノックレベルが得られる点火時期の領域が狭くなることから、内燃機関負荷率klが高い状態では点火時期のわずかな進角変化でも急速にノッキング発生頻度が高まる傾向にある。このため内燃機関負荷率klが高いほど周期毎の進角量θaを小さくすることにより、進角速度を緩慢にすることで安定したノッキング制御が可能となる。あるいは内燃機関負荷率klが高いほど点火時期の進角周期を長くすることにより、進角速度を緩慢にすることで安定したノッキング制御が可能となる。
・図4及び図7に示した各マップは内燃機関回転数NEに応じて段階的に進角量θaや進角周期を変更していたが、連続的に変更しても良い。上述したごとく内燃機関の負荷に応じて進角量θaや進角周期を変更する場合も同じである。
2…内燃機関、4…ECU、6…燃焼室、8…吸気通路、8a…サージタンク、8b…分岐管、8c…吸気ポート、10…燃料噴射弁、12…点火プラグ、14…ピストン、16…クランクシャフト、18…排気通路、18a…排気ポート、20…吸気バルブ、22…排気バルブ、24…アクセルペダル、26…スロットルバルブ、28…機関回転数センサ、30…冷却水温センサ、32…スロットル開度センサ、34…吸入空気量センサ、36…アクセル操作量センサ、38…カムポジションセンサ、40…ノックセンサ。

Claims (7)

  1. 内燃機関に設けたノックセンサにより検出される振動状態に基づいてノッキング状態を判定し、ノッキング発生頻度が高いと判定された場合には点火時期を遅角し、ノッキング発生頻度が高いと判定されない場合には点火時期を進角することにより点火時期のフィードバック制御処理を行う内燃機関ノッキング制御装置であって、
    点火時期が誤遅角状態にあるか否かにより点火時期の進角速度を変更する進角速度調節手段を備え、
    前記進角速度調節手段は、点火時期の誤遅角状態を検出する誤遅角検出手段と、前記誤遅角検出手段にて誤遅角状態であると検出されている場合に前記点火時期の進角速度を上昇させる進角速度上昇手段とを備え、
    前記誤遅角検出手段は、前記フィードバック制御処理においてノッキング状態に応じて点火時期を調節する点火時期フィードバック補正値の変動抑制処理値が進角要求側に存在し、この変動抑制処理値と現在の前記点火時期フィードバック補正値との差が小さい場合に、点火時期が誤遅角状態にあると検出することを特徴とする内燃機関ノッキング制御装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関ノッキング制御装置において、点火時期の進角は周期的に実行されると共に、前記進角速度上昇手段は、周期毎の進角量の増加と進角周期の短縮との一方又は両方にて前記点火時期の進角速度を上昇させることを特徴とする内燃機関ノッキング制御装置。
  3. 請求項2に記載の内燃機関ノッキング制御装置において、点火時期の進角周期と周期毎の進角量とのいずれか一方又は両方は、内燃機関の回転数と負荷との一方又は両方に基づいて調節されていることを特徴とする内燃機関ノッキング制御装置。
  4. 請求項3に記載の内燃機関ノッキング制御装置において、内燃機関の負荷が高いほど点火時期の進角周期を長くすることを特徴とする内燃機関ノッキング制御装置。
  5. 請求項3又は4に記載の内燃機関ノッキング制御装置において、内燃機関の負荷が高いほど周期毎の点火時期の進角量を小さくすることを特徴とする内燃機関ノッキング制御装置。
  6. 請求項3〜5のいずれか一項に記載の内燃機関ノッキング制御装置において、内燃機関の回転数が小さいほど、周期毎の点火時期の進角量を小さくすることを特徴とする内燃機関ノッキング制御装置。
  7. 請求項6に記載の内燃機関ノッキング制御装置において、内燃機関の回転数が小さいほど、点火時期の進角周期を短くすることを特徴とする内燃機関ノッキング制御装置。
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