JP2013162526A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】画像処理に対する調整が容易な画像形成装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、画像形成装置は、表示部と、操作部と、画像形成部とを有する。表示部は、カラー画像データの各色に対する調整値の設定画面を表示する。操作部は、前記表示部に前記設定画面を表示した状態で各色の調整値の入力を受付ける。画像形成部は、前記操作部により入力された各色の調整値に応じて各色の信号を補正したカラー画像データから生成したモノクロ画像データを用いて被画像形成媒体にモノクロ画像を形成する。
【選択図】図3

Description

本実施形態は、画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置には、入力したカラー画像データをモノクロの画像として用紙にプリントするものがある。カラー画像をモノクロでプリントする場合、画像形成装置は、入力したカラー画像データをモノクロ画像データに変換する画像処理を行う。しかしながら、従来の画像形成装置は、カラー画像データをモノクロ画像データに変換するための画像処理に対する調整が容易ではない。
特開2011−45052号公報
本実施形態によれば、画像処理に対する調整が容易な画像形成装置を提供することを目的とする。
実施形態によれば、画像形成装置は、表示部と、操作部と、画像形成部とを有する。表示部は、カラー画像データの各色に対する調整値の設定画面を表示する。操作部は、前記表示部に前記設定画面を表示した状態で各色の調整値の入力を受付ける。画像形成部は、前記操作部により入力された各色の調整値に応じて各色の信号を補正したカラー画像データから生成したモノクロ画像データを用いて被画像形成媒体にモノクロ画像を形成する。
図1は、本実施形態に係るデジタル複合機の構成例をブロック図である。 図2は、本実施形態に係るデジタル複合機における画像処理部の構成例を示すブロック図である。 図3は、本実施形態に係るデジタル複合機の色変換処理部の構成例を示すブロック図である。 図4は、本実施形態に係るデジタル複合機における各色の調整値の設定画面の表示例を示す図である。 図5は、本実施形態に係るデジタル複合機における前処理テーブルの第1の例を示す図である。 図6は、本実施形態に係るデジタル複合機における前処理テーブルの第2の例を示す図である。 図7は、本実施形態に係るデジタル複合機における前処理テーブルの第3の例を示す図である。 図8は、本実施形態に係るデジタル複合機における前処理テーブルの設定処理の流れを説明するためのフローチャートである。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、画像形成装置としてのデジタル複合機(MFP,Multi-Functional Peripheral)の構成について説明する。
図1は、デジタル複合機1の内部構成例を概略的に示すブロック図である。図1に示すように、デジタル複合機1は、システム制御部11、スキャナ(カラースキャナ)12、プリンタ(モノクロプリンタ)13、および、操作パネル14を有する。
システム制御部11は、デジタル複合機1全体を制御する。システム制御部11は、システムバスなどを介して、スキャナ12、プリンタ13、操作パネル14に接続する。システム制御部11は、システムバスなどを介して接続する各部を制御する。また、システム制御部11は、各部を制御する制御部だけでなく、画像データを入出力するインターフェース、入出力する画像データを処理する画像処理部などを有する。
スキャナ12は、原稿の画像を画像データに変換する。本実施形態において、スキャナ12は、原稿の画像をカラーで読み取って、カラー画像データに変換するカラースキャナである。たとえば、カラースキャナとしてのスキャナ12は、赤色(R)の画像データ、緑色(G)の画像データ、および、青色(B)の画像データからなる原稿のカラー画像データを読取る。スキャナ12は、原稿から読み取ったカラー画像データをシステム制御部11へ出力する。システム制御部11は、スキャナ12が読取ったカラー画像データを処理する。例えば、システム制御部11は、スキャナ12が読取ったカラー画像データをプリント用の画像データに変換してプリンタ13へ供給する。
スキャナ12は、たとえば、原稿における主走査方向の1ライン分の画像を各色の画像データに変換するカラーCCDラインセンサを有する。スキャナ12は、カラーCCDラインセンサによって原稿を副走査方向に走査することにより原稿全体の画像をカラーで読み取る。スキャナ12は、原稿台に載置された原稿のカラー画像を読取るものであっても良いし、自動原稿送り装置(ADF)により搬送される原稿のカラー画像を読み取るものであっても良い。
プリンタ13は、被画像形成媒体としての用紙に画像を形成する画像形成部である。本実施形態において、プリンタ13は、用紙にモノクロの画像を形成するモノクロプリンタとしての機能を有する。モノクロプリンタとしてのプリンタ13は、システム制御部11から供給されるモノクロプリント用の画像データに従って原稿の画像をモノクロで用紙にプリントする。
なお、プリンタ13は、モノクロプリントを行うモノクロプリンタであって良いし、モノクロプリントモードを有するカラープリンタであっても良い。また、プリンタ13は、特定の画像形成方式に限定されるものではない。たとえば、プリンタ13は、電子写真方式の画像形成装置であっても良いし、インクジェット方式の画像形成装置であっても良いし、熱転写方式の画像形成装置であっても良い。
操作パネル14は、ユーザインターフェースである。操作パネル14は、表示部21および操作部22を有する。表示部21および操作部22は、たとえば、タッチパネル内蔵の表示装置により構成する。表示部21は、ユーザへ報知する各種の情報を表示する。たとえば、表示部21は、ユーザに対する操作案内を表示したり、ユーザがタッチパネルで選択可能なアイコンを表示したりする。操作部22としてのタッチパネルは、表示部21が表示するアイコンの表示部位にユーザが触れたことを検知する。また、操作部22としては、タッチパネルだけでなく、テンキー、スタートキー、キャンセルキーなどのボタンを設けても良い。
また、操作パネル14は、ユーザからの操作指示を受付けたり、ユーザが指定する設定情報を入力したりする。たとえば、スキャナ12が読取ったカラー画像データをプリンタ13がモノクロ画像として用紙にプリントする場合、ユーザは、R、G、Bの各色の信号に対する調整値を操作パネル14により入力する。操作パネル14は、システム制御部11により制御される。操作パネル14は、ユーザが入力した情報をシステム制御部11へ出力する。
次に、デジタル複合機1における制御系の構成について説明する。
デジタル複合機1は、システム制御部11によりスキャナ12、プリンタ13および操作パネル14などの各部が制御される。図1に示す構成例では、システム制御部11は、CPU(プロセッサ)31、メインメモリ32、ROM33、不揮発性メモリ34、ハードディスクドライブ(HDD)35、ページメモリ36、外部インターフェース(I/F)37および画像処理部38を有する。
CPU31は、デジタル複合機全体の統括的な制御、および、データ処理などを行う。CPU31は、プログラムを実行することにより処理を実現するプロセッサである。CPU31は、システムバスを介して、装置内の各部に接続する。CPU31は、システム制御部11内の各部だけでなく、システムバスを介して、スキャナ12、プリンタ13、および、操作パネル14なども接続する。CPU31は、スキャナ12、プリンタ13、および、操作パネル14との双方向の通信により、各部へ動作指示を出力したり、各部から種々の情報を取得したりする。また、CPU31は、装置内の各部に設置した各種のセンサの検知信号および動作状態などを示す情報を入力する。
メインメモリ32は、RAMなどにより構成される。メインメモリ32は、ワーキングメモリ、あるいはバッファメモリとして機能する。ROM33は、プログラムおよび制御データなどを記憶する書換え不可の不揮発性メモリである。CPU31は、メインメモリ32を使用しながらROM33(或は不揮発性メモリ34、HDD35)に記憶したプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
不揮発性メモリ34は、書換え可能な不揮発性メモリである。不揮発性メモリ34は、CPU31が実行する制御プログラムおよび制御データを記憶する。また、不揮発性メモリ34は、設定情報、処理条件などを記憶する。不揮発性メモリ34は、画像処理部38に設定する前処理設定情報34aを記憶する。
前処理設定情報34aとしては、カラー画像の各色を調整値に応じて補正するための前処理テーブルを記憶する。また、前処理設定情報34aとしては、カラー画像を構成する色ごとに前処理テーブルを記憶しても良いし、設定内容(動作モードあるいは設定情報)に応じた複数種類の前処理テーブルを記憶しても良い。なお、前処理設定情報34aは、HDD35に記憶しても良いし、ROM33に記憶しても良い。
HDD35は、大容量の記憶装置である。HDD35は、画像データおよび各種の履歴情報などを記憶する。また、HDD35は、制御プログラムおよび制御データなどを記憶しても良い。また、HDD35は、設定情報および処理条件などを記憶しても良い。
ページメモリ36は、処理の対象とする画像データを展開するためのメモリである。たとえば、スキャナ12が読み取った画像データは、入力画像用の画像処理が施された後、ページメモリ36に格納される。ページメモリ36に格納された画像データは、プリント用の画像処理が施されてプリンタ13へ出力されたり、HDD35に保存されたり、外部インターフェース37を介して外部装置へ送信されたりする。
外部インターフェース37は、外部装置からのプリント要求とともにプリント対象となる画像データ(カラー画像データを含む)を受信する。外部インターフェース37は、画像データを外部装置へ送信するためのインターフェースであっても良い。また、外部インターフェース37は、ネットワークを介したネットワークインターフェースであっても良い。
画像処理部38は、入力する画像データを出力する画像データ(プリント用の画像データ)に変換する。たとえば、スキャナ12で読取ったカラー画像をモノクロ印刷するコピー処理において、画像処理部38は、スキャナ12により読み取ったカラー画像データをプリント用のモノクロ画像データに変換する。また、画像処理部38は、外部インターフェース37を介して外部装置から入力するカラー画像データをプリント用のモノクロ画像データに変換するようにしても良い。
なお、画像処理部38は、入力した画像データを画像処理する入力画像処理部、あるいは、メモリに保存する画像データに対する圧縮伸長を行う圧縮伸長部を有するものであっても良い。また、入力画像処理部に画像処理としては、スキャナ12が読取ったカラー画像データに対して、シェーディング補正、階調変換、ライン間補正、解像度変換、明るさ調整、コントラスト調整、彩度調整、シャープネス調整などの画像処理がある。
図3は、画像処理部38内の構成例を示すブロック図である。
図3に示す構成例において、画像処理部38は、フィルタ処理部41、色変換処理部42、ガンマ補正処理部43、階調処理部44などを有する。なお、図3は、画像処理部38において、カラー画像データをプリンタ13へ出力するプリント用のモノクロ画像データに変換する)を生成するための構成例を示すものである。デジタル複合機1の画像処理部38は、図3に示す構成に限定されるものではく、上述したような入力画像処理部および圧縮伸長部が有っても良い。
図3に示す構成例において、画像処理部38は、入力データとして赤(R)の画像信号(以下、R信号と称する)、緑(G)の画像信号(以下、G信号と称する)、及び、青(B)の画像信号(以下、B信号と称する)からなるカラー画像データを入力する。フィルタ処理部41は、R、G、Bの各信号を設定値に応じてフィルタ処理する。フィルタ処理部41は、フィルタ処理したR、G、Bの各信号をカラー画像データとして色変換処理部42へ出力する。
色変換処理部42は、入力する画像データの色を変換する。本実施形態において、図2に示す色変換処理部42は、入力するカラー画像データをモノクロの画像データに変換するものである。色変換処理部42は、カラー画像データを構成するR信号、G信号、及び、B信号の各信号を入力する。色変換処理部42は、R信号、G信号、および、B信号からモノクロ画像データとしての黒(K)の画像信号(以下、K信号と称する)を生成する。色変換処理部42は、カラー画像データをモノクロ画像データに変換するための調整値に応じた画像処理用の設定値を設定する。色変換処理部42は、設定した設定値に従ってR信号、G信号、及びB信号をK信号に変換する。
ガンマ補正処理部43は、画像データに対してガンマ補正を施すものである。ガンマ補正処理部43は、色変換処理部42が出力するK信号としてのモノクロ画像データを入力する。ガンマ補正処理部43は、色変換処理部38が生成したモノクロ画像データに対してプリンタ13の特性に応じたガンマ補正を施す。
階調処理部44は、画像データにおける階調を補正する。図2に示す構成では、階調処理部44は、ガンマ補正処理部43がガンマ補正したモノクロ画像データに対してプリンタ13における階調特性に合わせた階調補正を行う。階調処理部44は、階調補正したモノクロ画像データを画像処理部38による処理結果として出力する。
図2に示す構成によって、画像処理部38は、RGBの各信号からなるカラー画像データ(例えば、スキャナ12が原稿をカラーで読取ったカラー画像データ)をプリンタ13がモノクロプリントするためのプリント用のモノクロ画像データに変換する。
次に、色変換処理部42の構成について説明する。
図3は、色変換処理部42の構成例を示す図である。
図3に示す構成例では、色変換処理部42は、前処理部51と変換部52とを有する。
前処理部51は、カラー画像データに対して色変換前の処理(以下、単に前処理とも称する)を行う。前処理部51は、複数の前処理部51R、51G、51Bを有する。各前処理部51R、51G、51Bは、カラー画像データを構成する各色に対して前処理を行う。前処理部51Rは、カラー画像データを構成する色信号(RGB信号)のうちR信号を処理する。前処理部51Gは、G信号を処理する。前処理部51Bは、B信号を処理する。
CPU31は、各前処理部51R、51G、51Bに対して、前処理に用いる設定値(パラメータ)としての前処理テーブル60(Rテーブル60r、Gテーブル60g、Bテーブル60b)を設定する。CPU31は、ユーザが指定する調整値に応じて各前処理部51R、51G、51Bに設定する設定値としての前処理テーブル60(Rテーブル60r、Gテーブル60g、Bテーブル60b)を決定する。
前処理部51Rは、CPU31に設定されるRテーブル60rを用いて、R信号を変換処理(前処理)する。前処理部51Gは、CPU31に設定されるGテーブル60gを用いて、G信号を変換処理(前処理)する。前処理部51Bは、CPU31に設定されるBテーブル60bを用いて、B信号を変換処理(前処理)する。各前処理部51R、51G、51Bによる前処理は、カラー画像データを構成する各色の信号をモノクロ信号(モノクロ画像データ)に変換する前に補正する処理である。
各前処理部51R、51G、51Bに設定する前処理テーブル60(Rテーブル60r、Gテーブル60g、Bテーブル60b)は、入力するカラー画像の各色に対する調整値に応じて各色の信号を補正するものである。例えば、前処理テーブル60は、調整値が明るくされるほど入力信号を明るい値に補正し、調整値が暗くされるほど入力信号を暗い色に補正する。前処理テーブルの構成例については、後述するものとする。
変換部52は、前処理部51で前処理されたカラー画像データを構成する各色の画像信号(R信号、G信号及びB信号)をモノクロ画像データのK信号に変換する。たとえば、変換部52は、R信号、G信号及びB信号の値をそれぞれ3分の1とし、それらを合計した値をK信号の値として良い。また、変換部52は、各前処理部51R、51G、51Bから供給されるR信号、G信号及びB信号の値をそれぞれR´、G´、B´とし、出力するK信号の値をKとすれば、K=Kr(255−R’)+Kg(255−G’)+Kb(255−B’)の計算式によりK信号を生成しても良い。ただし、Kr、Kg、Kbは任意に設定しても構わない。一例としては、Kr=0.328125、Kg=0.34375、Kb=0.328125とする。
また、変換部52は、入力したカラー画像データをモノクロ画像データに変換できるものであれば良い。このため、変換部52が前処理部51から入力するカラー画像データをモノクロ画像データの信号に変換する処理は、上述した計算式による変換処理に限定されるものではなく、カラーモノクロ変換用のテーブルを用いた色変換処理などの別の方式で実現しても良い。
次に、カラー画像データの各色に対する調整値の設定について説明する。
カラー画像をモノクロ印刷する場合、操作パネル14は、カラー画像データをモノクロ画像データに変換するための各色に対する調整値の入力を受付ける。すなわち、ユーザは、操作パネル14によりカラー画像をモノクロ画像に変換するための各色の調整値を指定できる。ユーザによる各色の調整値を受付けるため、操作パネル14は、ユーザの操作に応じてカラー画像の各色に対する調整値を設定するための調整値の設定画面を表示部21に表示する。
図4は、表示部21に表示する各色の調整値の設定画面の表示例である。
図4に示す表示例において、操作パネル14の表示部21は、各色の設定バー71r、71g、71b、決定アイコン72、キャンセルアイコン73、および、各種の案内などを表示する。
各色の設定バー71r、71g、71bは、各色に対する調整値をユーザが指定するものである。図4に示す表示例において、各色の設定バー71r、71g、71bは、各色に対する調整値として、−3〜+3までの範囲の値(−3、−2、−1、0、+1、+2、+3の何れかの値)が指定される。設定バー71r、71g、71bにおいては、操作部22としてのタッチパネルで調整値が指定される。つまり、ユーザは、各色の設定バー71r、71g、71bに対して、指定する調整値の部位をタッチする。操作パネル14は、設定バー71r、71g、71bにおいて入力(タッチ)された各色の調整値をユーザが指定した各色の調整値とする。
決定アイコン72は、調整値の入力を完了する場合に指示するアイコンである。決定アイコン72が指示されると、操作パネル14は、各設定バー71r、71g、71bで指定されている各色の調整値をユーザが指定した調整値として確定し、CPU31へ通知する。キャンセルアイコン73は、各色に対する調整値の入力を中止する場合に指示するアイコンである。
次に、前処理部51R、51G、51Bに設定する前処理テーブル60の例について説明する。
図5、図6および図7は、前処理部51R、51G、51Bに設定する前処理テーブル60の構成例を示す図である。
図5、図6および図7は、R、G、Bの各色に対する調整値(N)に応じた色変換前処理用の前処理テーブル60(Rテーブル60r、Gテーブル60g、Bテーブル60b)の設定例を示す。図5、図6および図7では、各色に対する調整値Nを「−3〜+3の整数(−3、−2、−1、0、+1、+2、+3)」であるものとし、各調整値に応じた前処理テーブル60の例を示している。
これらの前処理テーブル60は、予め不揮発性メモリ34に記憶した前処理設定情報34aに基づいてCPU31が決定する。すなわち、CPU31は、不揮発性メモリ34に保存した前処理設定情報34aを参照しつつ、操作パネル14で指定された各色の調整値に応じて各前処理部51R、51G、51Bに設定する前処理テーブル60を決定する。なお、前処理設定情報34aは、HDD35あるいはROM33に記憶しても良い。
図5は、前処理テーブル60の第1の例としての前処理テーブル61を示す図である。
図5に示す前処理テーブル61では、各色信号の値を調整値に応じて一定の割合で補正する。たとえば、図5に示す前処理テーブル61は、入力が0(暗い)〜255(明るい)の8bit信号を、出力が0(暗い)〜383(明るい)の9bit以上の信号に変換する。なお、出力信号を9bit以上の信号とするのは、調整値が「0」よりも大きい値(+1、+2、+3)である場合に、8bitの信号のうち255近辺の信号を飽和させないようにするためである。これにより、前処理によって信号の値が255よりも大きい値になっても、カラー画像をモノクロ画像に変換する処理において前処理による処理結果を反映できる。
また、図5に示す第1の例の前処理テーブル61を用いた前処理では、信号の入出力特性が各調整値に応じた傾きの直線になる。
例えば、調整値が「0」よりも大きければ(N=+1、+2、+3である場合)、前処理テーブル61を用いた前処理による信号の入出力特性は、1より大きい傾きの直線となる。つまり、調整値が「0」よりも大きい場合、前処理テーブル61を用いた前処理は、調整値が大きければ大きいほど一次関数的に大きくなるように入力信号の値を補正する。
また、調整値が「0」未満であれば(N=−1、−2、−3である場合)、前処理テーブル61を用いた前処理による信号の入出力特性は、1より小さい傾きの直線となる。つまり、調整値が「0」よりも小さい場合、前処理テーブル61を用いた前処理では、調整値が小さければ小さいほど一次関数的に入力信号を小さくするように入力信号の値を補正する。
図6は、前処理テーブル60の第2の例としての前処理テーブル62を示す図である。
図6に示す第2の例の前処理テーブル62は、入力が0(暗い)〜255(明るい)の8bit信号を、出力が0(暗い)〜383(明るい)の9bit以上の信号に変換する。図6に示す第2の例の前処理テーブル62では、調整値が「0」よりも大きければ(N=+1、+2、+3である場合)、各色信号の値を調整値に応じて一定の割合で補正する。また、図6に示す第2の例の前処理テーブル62では、調整値が「0」未満であれば(N=−1、−2、−3である場合)、入力信号が255に近いほど出力信号も255に近い値となるように補正(変換)する。
すなわち、図6に示す第2の例の前処理テーブル62は、調整値が「0」未満である場合、入力信号の値が255に近い信号を暗く変換させないように補正(255に近い値に補正)するものである。これにより、図6に示す第2の例の前処理テーブル62によれば、白の下地などの画像データ(つまり、白色のような明るいデータ)がグレーに変換されるのを回避できる。
図7は、前処理テーブル60の第3の例としての前処理テーブル63を示す図である。
図7に示す第3の例の前処理テーブル63は、入力が0(暗い)〜255(明るい)の8bit信号を、出力が−127(暗い)〜383(明るい)の10bit以上の信号に変換する。図7に示す第3の例の前処理テーブル63では、調整値が「0」よりも大きければ(N=+1、+2、+3である場合)、各色信号の値を調整値に応じて一定の割合で補正する。また、図6に示す第3の例の前処理テーブル63では、調整値が「0」未満であれば(N=−1、−2、−3である場合)、入力信号をプラスの値(0以上)に制限されずに、マイナスの値(0以下の値)にも補正するものである。
すなわち、図7に示す第3の例の前処理テーブル63は、調整値が「0」未満である場合、入力信号の値が0に近い値をマイナスの値(0以下の値)に補正するものである。これにより、図7に示す第3の例の前処理テーブル63によれば、信号の値が「0」に近い濃いデータ(暗いデータ)についても感度を持たせるように前処理できる。ただし、図7に示す例では、出力する信号の値は、−127〜383の値とするため、出力値の値を10bit以上とする必要がある。このため、図7に示す前処理テーブル63は、8bitの入力信号を10bitの出力信号に変換(補正)する事となる。
なお、図5、図6及び図7で例示したような前処理部51に設定する前処理テーブル60は、プリンタの特性、スキャナの特性、入力するカラー画像の特性、あるいは、運用形態などに応じて適宜設定できる。すなわち、図5、図6及び図7に示す前処理テーブル61、62、63の構成例は、それぞれ一例として挙げたものであって、前処理テーブル60の構成は、図5、図6及び図7に示す構成例に限定されるものではない。
次に、前処理部51に対する前処理テーブル60の設定処理について説明する。
図8は、前処理テーブル60の設定処理の例を説明するためのフローチャートである。
カラー画像データをモノクロで印刷する場合、操作パネル14は、ユーザの操作に応じて、カラー画像データの各色に対する調整値の設定画面を表示部21に表示する(ACT11)。たとえば、スキャナ12が原稿をカラーで読取った画像(カラー画像データ)をプリンタ13がモノクロで印刷する場合、CPU31は、ユーザの操作に応じて、図4に示すような各色の調整値の設定画面を操作パネル14の表示部21に表示する。
各色の調整値の設定画面を表示した状態において、操作パネル14は、各色の調整値の入力を受付ける(ACT12)。たとえば、図4に示す設定画面において、操作パネル14は、各色の設定バー71r、71g、71bによる各色の調整値の入力を受付ける。各設定バー71r、71g、71bは、ユーザによる入力(タッチ)があるごとに現在の調整値を示す表示状態が変化する。
ユーザが各色の調整値の入力(設定)完了を指示すると、CPU31は、操作パネル14からユーザが指定した各色の調整値を示す情報を取得する。たとえば、図4に示す調整値の設定画面の例において、決定アイコン72が入力されると、操作パネル14は、設定バー71に入力されている各色の調整値をユーザが指定した各色の調整値として確定し、ユーザが指定した各色の調整値をCPU31へ通知する。
ユーザが指定した各色の調整値を取得すると、CPU31は、色ごとに調整値が設定されているか否かをチェックする(ACT14)。調整値が設定されていない場合(調整値が「0」である場合)(ACT14、NO)、CPU31は、調整値が設定されていない色の前処理部51には信号の補正無しの前処理テーブル(N=0の前処理テーブル)を設定する(ACT15)。なお、CPU31は、調整値が設定されていない色の信号については前処理部51を省略して変換部52に入力するように制御しても良い。
また、調整値が設定されている場合(調整値が「0」以外の値である場合)(ACT14、YES)、CPU31は、前処理設定情報34aを参照してユーザが指定した調整値に応じた前処理テーブルを決定する(ACT16)。調整値に応じた前処理テーブルを決定すると、CPU31は、決定した前処理テーブルを当該調整値が設定された色の前処理部51に対して設定する(ACT17)。
前処理部51に前処理テーブル60を設定すると、CPU31は、全色(R,G,B)についてACT14〜17の処理を終了したか否かを判断する(ACT18)。ACT14〜17の処理を実行していない色が有る場合、つまり、前処理テーブルを設定していない色がある場合(ACT18、NO)、CPU31は、前処理テーブルを設定しない色についてACT14〜ACT17の処理を実行する。また、全色(R,G,B)についてACT14〜17の処理を終了したと判断した場合(ACT18、YES)、CPU31は、前処理部51に対する前処理テーブル60の設定処理を終了する。
上記の処理によれば、操作パネルの表示部は、ユーザから各色に対する調整値の入力を受付ける設定画面を表示する。操作パネルの操作部は、設定画面でユーザが入力した各色の調整値を受付ける。CPUは、色ごとにユーザが指定した調整値に応じた前処理テーブルを決定する。CPUは、色ごとにユーザが指定した調整値に応じた前処理テーブルを前処理部に設定する。これにより、画像処理部の色変換処理部は、カラー画像データをモノクロ画像データに変換する前に、ユーザが指定する色ごとの調整値を反映した前処理をカラー画像データの各色の信号に対して実施できる。この結果として、本実施形態に係るデジタル複合機では、ユーザの要求に応じたカラー画像データの各色に対する調整を容易に行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…システム制御部、12…スキャナ、13…プリンタ、14…操作パネル、21…表示部、22…操作部、31…CPU、34…不揮発性メモリ、34a…前処理設定情報、38…画像処理部、42…色変換処理部、51(51R、51G、51B)…前処理部、52…変換部、60、61、62、63…前処理テーブル。

Claims (5)

  1. カラー画像データの各色に対する調整値の設定画面を表示する表示部と、
    前記表示部に前記設定画面を表示した状態で各色の調整値の入力を受付ける操作部と、
    前記操作部により入力された各色の調整値に応じて各色の信号を補正したカラー画像データから生成したモノクロ画像データを用いて被画像形成媒体にモノクロ画像を形成する画像形成部と、
    を有する画像形成装置。
  2. さらに、原稿のカラー画像を読取るスキャナを有し、
    前記カラー画像データは、前記スキャナが原稿の画像をカラーで読取ったカラー画像データである、
    前記請求項1に記載の画像形成装置。
  3. さらに、前記操作部により入力された各色の調整値に応じてカラー画像データの各色の信号を補正し、前記調整値に応じて補正した各色の信号からなるカラー画像データをモノクロ画像データに変換する画像処理部を有し、
    前記画像形成部は、前記画像処理部が生成したモノクロ画像データを用いて被画像形成媒体にモノクロ画像を形成する、
    前記請求項1又は2の何れか1項に記載の画像形成装置。
  4. さらに、前記操作部により入力された各色の調整値に応じてカラー画像データの各色の信号を補正するための設定情報を前記画像処理部に設定する制御部を有し、
    前記画像処理部は、前記制御部により設定された設定情報に従って各色の信号を補正する、
    前記請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記設定情報は、前記カラー画像データの各色の信号を前記調整値に応じて補正するテーブルである、
    前記請求項4に記載の画像形成装置。
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