JP2013162274A - 信号発生装置および信号発生方法 - Google Patents

信号発生装置および信号発生方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013162274A
JP2013162274A JP2012021785A JP2012021785A JP2013162274A JP 2013162274 A JP2013162274 A JP 2013162274A JP 2012021785 A JP2012021785 A JP 2012021785A JP 2012021785 A JP2012021785 A JP 2012021785A JP 2013162274 A JP2013162274 A JP 2013162274A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
signal data
physical channel
memory
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012021785A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5752063B2 (ja
Inventor
Naoshi Maekawa
直志 前川
Makoto Nishizawa
真 西澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anritsu Corp filed Critical Anritsu Corp
Priority to JP2012021785A priority Critical patent/JP5752063B2/ja
Publication of JP2013162274A publication Critical patent/JP2013162274A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5752063B2 publication Critical patent/JP5752063B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

【課題】少ないメモリ容量構成で、簡単にフレームを構成する各物理チャネルに対する信号の多種の挿入パターンに対応でき、信号送出中の特定物理チャネルに挿入する信号を変更できるようにする。
【解決手段】信号データ書込手段23は、送出対象信号フォーマット設定手段21によって、フレーム内の特定物理チャネルに挿入する信号データが変化するフォーマットが設定されたとき、当該特定物理チャネルに挿入予定の複数種類の信号データを、所定の変化要因値を変数とする所定演算で算出される第2メモリ24の各アドレス領域にそれぞれ格納し、信号データ読出手段25は、スイッチ28から選択的に入力される変化要因値を用いて前記所定演算を行うことで、第2メモリ24に記憶されている複数種類の信号データの読出アドレスを切り替えて、特定物理チャネルに挿入する信号を変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の物理チャネルで1フレームが構成されるフォーマットを有する信号の各物理チャネルに、試験用の信号データを挿入して出力する信号発生装置において、物理チャネルに対する信号の多種の挿入パターンに、少ないメモリ容量構成で、簡単に対応でき、また、信号送出中の特定物理チャネルに挿入する信号を変更できるようにするための技術に関する。
近年、携帯電話やスマートフォンに代表される携帯端末では、その利便性を高めるために電話機能やメール送受信機能を実現するCDMA、GSM(登録商標)、PHS等の従来通信方式の他に、GPS衛星の電波受信機能、ブルートゥース等を含め、多数の異なる通信方式での通信を行う機能を有しており、その試験のために、これら多数の通信方式で規定されるプロトコルにしたがってベースバンドの通信用の信号を下位レイヤから順に所定フレーム数分構築し、これを直交変調して通信方式に割り当てられた周波数帯の高周波信号に変換して出力する機能が必要とされる。
しかし、通信方式専用のプロトコルにしたがって複数フレーム分の信号を下位レイヤから順にリアルタイムに構築してそれを高周波信号に順次変換して出力する構成では、各通信方式について高速な信号構築処理が可能なシステムが要求され、装置構成が高価でかつ大掛かりとなる。
これを解決する技術として、各通信方式のフレームを構成する各物理チャネル(通信方式によってはスロットと呼ばれる)に挿入可能な信号データを予め生成してメモリに記憶させておき、指定された通信方式のフレームに用いられる物理チャネルの送出タイミングに合わせて、その物理チャネルに対して予め指定された信号データをメモリから読み出して挿入し、複数物理チャネルで1フレームが構成される信号を出力し、この信号を直交変調した高周波変調信号を出力する技術がある。
なお、上記のようにメモリに記憶した信号データを読み出して構成した信号を、外部トリガに同期して先頭から出力する技術は、例えば次の特許文献1に開示されている。
特開2003−196580公報
上記構成の信号発生装置の信号読出技術に関して、1フレームの各物理チャネルに対する信号データの挿入パターンが毎フレーム同じで、それを複数フレーム単純に繰り返して送信する場合だけであれば、1フレーム分の信号データを時系列にしてひとまとめに記憶しておき、それを順番に且つ循環的に読み出せばよいが、より実際に近い通信環境を模擬するために、フレーム毎あるいは複数フレーム間隔で各スロットに対する信号データの挿入パターンが可変される場合も要求され、この場合、信号のパターンの繰り返し周期が必然的に長くなり、その1周期分の信号データを記憶するために膨大なメモリを必要とする。
これを解決して、種々の送信パターンに対応できるようにするための技術として、送信信号全体についての各物理チャネルに挿入すべき信号データの読出アドレスを順番に書き込んだテーブル(シーケンステーブル)を用いる方法がある。
簡単な例で言えば、図4のように、3つの物理チャネルで1フレームが構成される信号で各物理チャネルのうち、第1物理チャネルには信号データAを共通に挿入し、第2物理チャネルには、異なる3種類の信号データB1〜B3を順番に挿入し、第3物理チャネルには、異なる2種類の信号データC1、C2を交互に挿入するパターンで、6フレーム(18物理チャネル)分の読出アドレスを書き込んだテーブルを用意して、これを順番にかつ循環的に読み出す必要がある。実際の例で言えばLTE方式のように、1フレームが20スロットで構成される信号をスロット毎にパターン分割して100フレーム分送信する場合、2000個の読出アドレスを書き込んでおく必要があり、煩雑な作業を要する。
また、上記のように固定されたパターンでは、一連の信号を送信している間に、特定の物理チャネルの信号データを別の信号データに変化させることは原理的に不可能であり、例えば,試験対象端末から送信された信号の解析結果からその試験対象端末の送信出力を変化させるためのTPC信号が挿入されるスロットの挿入値を切り替えることがまったくできない。
本発明は、上記問題を解決し、少ないメモリ容量構成で、簡単に、フレームを構成する各物理チャネルに対する信号の多種の挿入パターンに対応でき、また、信号送出中の特定物理チャネルに挿入する信号を変更できる信号発生装置および信号発生方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の請求項1の信号発生装置は、
複数の物理チャネルでフレームが構成されるフォーマットを有する信号のうち、送出対象信号のフォーマット情報を第1メモリ(22)に設定する送出対象信号フォーマット設定手段(21)と、
前記第1メモリに設定されたフォーマット情報にしたがって、送出対象信号の各フレームの物理チャネルに挿入する信号データを挿入対象の物理チャネルにそれぞれ対応づけて第2メモリ(24)に書き込む信号データ書込手段(23)と、
前記第1メモリに設定されたフォーマット情報に基づいて、前記第2メモリに書き込まれた信号データを挿入対象の物理チャネルの送信タイミングに合わせて読み出して、前記設定されたフォーマットの送出対象信号を出力させる信号データ読出手段(25)とを備えた信号発生装置であって、
前記信号データ書込手段は、フレーム内の特定物理チャネルに挿入する信号データが変化するフォーマットが設定されたとき、当該特定物理チャネルに挿入予定の複数種類の信号データを、所定の変化要因値を変数とする所定演算で算出される前記第2メモリの各アドレス領域にそれぞれ格納し、
前記信号データ読出手段は、前記変化要因値を受けて前記所定演算を行うことで、前記第2メモリに記憶されている複数種類の信号データの読出アドレスを切り替えることを特徴としている。
また、本発明の請求項2の信号発生装置は、請求項1記載の信号発生装置において、
前記変化要因値として、前記特定物理チャネルに挿入予定の信号データの種類数で送出対象信号のフレーム番号を除算した余り値、任意のタイミングで変化する入力値、固定値のいずれかを指定できるようにしたことを特徴とする。
また、本発明の請求項3の信号発生方法は、
複数の物理チャネルでフレームが構成されるフォーマットを有する信号のうち、送出対象信号のフォーマット情報を第1メモリ(22)に設定する段階と、
前記第1メモリに設定されたフォーマット情報にしたがって、送出対象信号の各フレームの物理チャネルに挿入する信号データを挿入対象の物理チャネルにそれぞれ対応づけて第2メモリ(24)に書き込む段階と、
前記第1メモリに設定されたフォーマット情報に基づいて、前記第2メモリに書き込まれた信号データを挿入対象の物理チャネルの送信タイミングに合わせて読み出して、前記設定されたフォーマットの送出対象信号を出力させる段階とを含む信号発生方法であって、
前記信号データを前記第2メモリに書き込む段階は、フレーム内の特定物理チャネルに挿入する信号データが変化するフォーマットが設定されたとき、当該特定物理チャネルに挿入予定の複数種類の信号データを、所定の変化要因値を変数とする所定演算で算出される前記第2メモリの各アドレス領域にそれぞれ格納し、
前記信号データを読み出す段階は、前記変化要因値を受けて前記所定演算を行うことで、前記第2メモリに記憶されている複数種類の信号データの読出アドレスを切り替えることを特徴としている。
また、本発明の請求項4の信号発生方法は、請求項3記載の信号発生方法において、
前記変化要因値として、前記特定物理チャネルに挿入予定の信号データの種類数で送出対象信号のフレーム番号を除算した余り値、任意のタイミングに変化する入力値、固定値のいずれかを指定できるようにしたことを特徴とする。
このように構成されているため、本発明では、信号データを第2メモリに書き込む際に、フレーム内の特定物理チャネルに挿入する信号データが変化するフォーマットが設定されたとき、当該特定物理チャネルに挿入予定の複数種類の信号データを、所定の変化要因値を変数とする所定演算で算出される前記第2メモリの各アドレス領域にそれぞれ格納し、信号データを読み出す際に、変化要因値を受けて前記所定演算を行うことで、第2メモリに記憶されている複数種類の信号データの読出アドレスを切り替えるようにしているから、従来のように送信信号全体についての各物理チャネルに挿入すべき信号データの読出アドレスを順番にテーブルに書き込むような煩雑な作業をしなくても、リアルタイムに特定物理チャネルに挿入する信号データの読出アドレスを変更できる。
また、変化要因値として、前記特定物理チャネルに挿入予定の信号データの種類数で送出対象信号のフレーム番号を除算した余り値、任意のタイミングに変化する入力値、固定値のいずれかを指定できるようにしたので、特定物理チャネルに挿入する信号データが所定フレーム間隔で切り替わるフォーマットの場合には、変化要因値として余り値を用いることで信号データの読出アドレスを簡単に切り替えられ、例えばTPCビットのように、予測できないタイミングに特定物理チャネルの信号データを変更したい場合には、変化要因値として任意タイミングに変化する入力値を用いることで対応できる。また変化要因値を固定値とすると、特定物理チャネルに挿入する信号データの変更を規制した状態にすることができ、種々の試験状態に対応できる。
本発明の実施形態の構成図 複数の異なる周波数帯で通信を行う方式の信号フォーマット図 図2信号フォーマットに対応する構成の一部を示す図 信号フォーマットの簡単な例を示す図
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明を適用した信号発生装置20の構成を示している。
この信号発生装置20は、送出対象信号フォーマット設定手段21、第1メモリ22、信号データ書込手段23、第2メモリ24および信号データ読出手段25によって構成されている。
送出対象信号フォーマット設定手段21は、複数の物理チャネルでフレームが構成されるフォーマットを有する信号のうち、ユーザーが希望する送出対象信号のフォーマット情報を第1メモリ22に設定する。
このフォーマット情報には、送信フレーム数、フレームを構成する物理チャネルの数、各物理チャネルのデータ量、物理チャネルのうち挿入される信号データが不変のチャネル(不変チャネル)、信号データが変更されるチャネル(変化チャネル)の種別、変化チャネルに対する信号データの変化要因と変化する信号データの種類と順番等が含まれている。
ここでは、理解しやすいように前記図4に示したように、3つの物理チャネルで1フレームが構成される信号で、各物理チャネルのうち第1物理チャネルを不変チャネルとして信号データAが共通に挿入され、第2物理チャネルを変化チャネルとして、異なる3種類の信号データB1〜B3が順番に挿入され、第3物理チャネルを変化チャネルとして、異なる2種類の信号データC1、C2が交互に挿入されるフォーマット情報が設定されたものとする。
信号データ書込手段23は、第1メモリ22に設定されたフォーマット情報にしたがって、送出対象信号の各フレームの物理チャネルに挿入する信号データを挿入対象の物理チャネルにそれぞれ対応づけて第2メモリ24に書き込む。
この信号データ書込手段23は、前記したように、フレーム内の特定物理チャネル(第2、第3物理チャネル)に挿入する信号データが変化するフォーマットが設定されたとき、当該特定物理チャネルに挿入予定の複数種類の信号データを、所定の変化要因値を変数とする所定演算で算出される第2メモリ24の各アドレス領域にそれぞれ格納する。
さらに詳しくいえば、第1物理チャネルに挿入する信号データAのサンプル数をS2aとすると、信号データAは、第2メモリ24のアドレスAd1からS2aの広さの領域に格納される。
また、第2物理チャネルに挿入する信号データB1〜B3のサンプル数をS2bとすると、信号データB1は、第2メモリ24のアドレスAd2からS2bの広さ領域に格納され、信号データB2は、それに続くS2bの広さ領域に格納され、信号データB3は、さらにそれに続くS2bの広さ領域に格納されることになる。
また、第3物理チャネルに挿入する信号データC1、C2のサンプル数をS2cとすると、信号データC1は、第2メモリ24のアドレスAd3からS2cの広さ領域に格納され、信号データC2は、それに続くS2cの広さ領域に格納されことになる。
つまり、一般式でいえば、一つの物理チャネルに対応する格納先頭アドレスをS1(=Ad1、Ad2、Ad3)、信号データのサンプル数をS2、フレーム番号等に依存した変化要因値をIndex、各サンプルのカウント値を(Count)とすると、信号データの書込アドレスは、次の演算式、
S1+(S2)×(Index)+(Count)
によって算出される。
ここで、変化しない信号データAについていえば、変化要因値0の状態でカウント値毎に増加するアドレスに1サンプルずつ書き込んでおけばよい。
また、信号データB1〜B3についていえば、それぞれ変化要因値0、1、2の状態でカウント値毎に増加するアドレスに1サンプルずつ書き込んでおけばよい。
さらに、信号データC1、C2についていえば、それぞれ変化要因値0、1の状態でカウント値毎に増加するアドレスに1サンプルずつ書き込んでおけばよい。
ここで、上記フォーマット例のように、変化要因がフレーム番号の場合、挿入する信号データの種類数でフレーム番号を除算した余り値を変化要因値として用いることで、目的の信号データを読み出すことができる。
信号データ読出手段25は、指定された変化要因値に対して前記演算を行うことで、第2メモリ24に記憶されている複数種類の信号データの読出アドレスを切り替える。
ここで、信号データ読出手段25には、送信対象信号の送信開始タイミングからフレーム数をカウントするカウンタ26と、そのカウンタ26から出力されるフレーム番号Nfを、送信しようとする物理チャネルに挿入する信号データの種類数で除算してその余り値Qを変化要因値として出力する除算器(剰余カウンタ)27と、除算器27が出力する余り値、任意のタイミングに変化する入力値V、固定値Fixのいずれかを選択するためのスイッチ28と、スイッチ28で選択された値を変化要因値として第2メモリ24に対する読出アドレスを前記演算式に基づいて算出する読出アドレス算出手段29が含まれている。なお、信号データ読出手段25は、フォーマット情報にしたがって、フレームや物理チャネルの切り替わりタイミングおよび物理チャネルに対する信号サンプルの挿入タイミングを内部で生成しているものとする。また、スイッチ28が選択する値は、ユーザーによって指定できるようになっているものとする。
ここで、スイッチ28が余り値Qを選択していれば、第1物理チャネルに挿入する信号データはAの1種類であるから、フレーム番号Nf(初期値0とする)を種類数1で割ったときの余り値(Index)は0となり、前記演算式から、いずれのフレームにおいても第1物理チャネルの送出タイミングに、信号データAの先頭アドレスAd1(=S1)からサンプルカウント値(Count)の増加に伴って信号データAのサンプル値の読み出しが開始されることになる。
また、第2物理チャネルに挿入する信号データはB1〜B3の3種類であるから、フレーム番号Nfを種類数3で割ったときの余り値(Index)は0→1→2の繰り返しとなる。
したがって、フレーム番号Nf=0、3、6、9…の各フレームにおいて第2物理チャネルの送出タイミングの余り値Q(Index)は0となり、第2物理チャネルに挿入可能な信号データB1の先頭アドレスAd2(=S1)からサンプルカウント値Countの増加に伴って信号データB1のサンプル値の読み出しが開始されることになる。
また、フレーム番号Nf=1、4、7、10……の各フレームにおいて第2物理チャネルの送出タイミングの余り値Q(Index)は1となり、第2物理チャネルに挿入可能な信号データの先頭アドレスAd2(S1)に送出済みの信号データB1の領域S2分を加えたアドレス値から、サンプルカウント値(Count)の増加に伴って信号データB2のサンプル値の読み出しが開始されることになる。
また、フレーム番号Nf=2、5、8、11……の各フレームにおいて第2物理チャネルの送出タイミングの余り値Q(Index)は2となり、第2物理チャネルに挿入可能な信号データの先頭アドレスAd2(S1)に送出済みの信号データB1、B2の領域S2×2を加えたアドレス値から、サンプルカウント値(Count)の増加に伴って信号データB3のサンプル値の読み出しが開始されることになる。
また、第3物理チャネルに挿入する信号データはC1、C2の2種類であるから、フレーム番号Nfを種類数2で割ったときの余り値Q(Index)は0→1の繰り返しとなる。
したがって、フレーム番号Nf=0、2、4、6…の各フレームにおいて第3物理チャネルの送出タイミングの余り値(Index)は0となり、第3物理チャネルに挿入可能な信号データC1の先頭アドレスAd3(=S1)からサンプルカウント値Countの増加に伴って信号データC1のサンプル値の読み出しが開始されることになる。
また、フレーム番号Nf=1、3、5、7…の各フレームにおいて第3物理チャネルの送出タイミングの余り値Q(Index)は1となり、第3物理チャネルに挿入可能な信号データC1の先頭アドレスAd3(=S1)に送出済みの信号データC1の領域S2分を加えたアドレス値から、サンプルカウント値Countの増加に伴って信号データC2のサンプル値の読み出しが開始されることになる。
このように、予め、第1物理チャネルに挿入する信号データAをメモリ24のアドレスAd1から始まる領域に書き込み、第2物理チャネルに挿入する3種類の信号データB1〜B3をアドレスAd2から始まる領域に連続して書き込み、第3物理チャネルに挿入する2種類の信号データC1、C2をアドレスAd3から始まる領域に連続して書き込んでおくことで、変化要因値を変数とする上記演算式により、いずれのフレームの物理チャネルへの信号挿入を予め指定されたフォーマットで行うことができ、無作為にメモリに格納した信号データのアドレスを送信信号全体についてシーケンスメモリに書き込んでからそれを読み出す方法に比べて、格段に容易に所望フォーマットの信号発生が可能となる。
上記例では、フレーム内の特定の物理チャネルに対して複数種類の信号データを周期的に切り替えて挿入する場合に、信号データの種類数でフレーム番号を除算した余り値を、信号種類切換のための変化要因値(Index)として用いたが、余り値Qの代わりに前記したように任意のタイミングに変化する入力値Vを選択すれば、ある条件を満たしたときに切換わる変化要因値(Index)によって特定の物理チャネルの信号データを別のものに変更することができる。これは、LTE方式やWCDMA方式の携帯端末の場合の制御として用いられる送信パワー制御(TPC)のビット情報を挿入する物理チャネルについて、試験対象からの送信信号を受信したときの受信強度に応じて変化要因値を変更して、その物理チャネルへの挿入信号を変更するモードとして利用できる。
また、変化要因値(Index)として固定値を選択した場合、各物理チャネルに挿入する信号データの種類がそれぞれ複数あったとしても、Indexが固定なので、決まった信号データの組合せで構成されるフレームが繰り返し出力されることになる。
このように、物理チャネルに挿入する信号データの種類の変更を、フレーム番号の変化に基づいて行うモードだけでなく、所定条件を満たしたときに値が変化する入力値に基づいて行うモードや、信号データの種類変更を規制した固定モードを選択でき、ユーザーにとって利便性が高い。
なお、上記説明は、物理チャネルにベースバンドの信号データが挿入されてフレームが構成された信号を送出しているが、実際に扱う信号は、ベースバンドのI、Q信号データであり、上記処理をI、Qの2系統について行うことになる。また、携帯端末等の試験を実際に行うシステムでは、上記システムでI、Qの2系統について発生された信号を直交変調した高周波信号を生成して試験対象に与えることになる。
また、上記例では、送出する信号列が1系統(I、Qを含む)の場合を示したが、図2に示すように、異なる複数(図では3つ)の周波数帯を併用して通信を行うLTE方式の機器の試験を行う場合には、前記図1に示した実施形態の構成を周波数帯の数分(3組)設け、フレーム単位で同期するように並列的に動作させ、図3のように、各周波数帯の第2メモリ24A〜24Cに書き込まれている信号データを周波数帯毎のフォーマット情報にしたがって読出し、それら周波数帯毎の送信対象信号Sout1〜Sout3を加算器30で加算(I成分同士、Q成分同士の加算)し、その加算結果Soutを出力すればよい。
20……信号発生装置、21……送出対象信号フォーマット設定手段、22……第1メモリ、23……信号データ書込手段、24……第2メモリ、25……信号データ読出手段、26……カウンタ、27……除算器、28……スイッチ、29……読出アドレス算出手段

Claims (4)

  1. 複数の物理チャネルでフレームが構成されるフォーマットを有する信号のうち、送出対象信号のフォーマット情報を第1メモリ(22)に設定する送出対象信号フォーマット設定手段(21)と、
    前記第1メモリに設定されたフォーマット情報にしたがって、送出対象信号の各フレームの物理チャネルに挿入する信号データを挿入対象の物理チャネルにそれぞれ対応づけて第2メモリ(24)に書き込む信号データ書込手段(23)と、
    前記第1メモリに設定されたフォーマット情報に基づいて、前記第2メモリに書き込まれた信号データを挿入対象の物理チャネルの送信タイミングに合わせて読み出して、前記設定されたフォーマットの送出対象信号を出力させる信号データ読出手段(25)とを備えた信号発生装置であって、
    前記信号データ書込手段は、フレーム内の特定物理チャネルに挿入する信号データが変化するフォーマットが設定されたとき、当該特定物理チャネルに挿入予定の複数種類の信号データを、所定の変化要因値を変数とする所定演算で算出される前記第2メモリの各アドレス領域にそれぞれ格納し、
    前記信号データ読出手段は、前記変化要因値を受けて前記所定演算を行うことで、前記第2メモリに記憶されている複数種類の信号データの読出アドレスを切り替えることを特徴とする信号発生装置。
  2. 前記変化要因値として、前記特定物理チャネルに挿入予定の信号データの種類数で送出対象信号のフレーム番号を除算した余り値、任意のタイミングに変化する入力値、固定値のいずれかを指定できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の信号発生装置。
  3. 複数の物理チャネルでフレームが構成されるフォーマットを有する信号のうち、送出対象信号のフォーマット情報を第1メモリ(22)に設定する段階と、
    前記第1メモリに設定されたフォーマット情報にしたがって、送出対象信号の各フレームの物理チャネルに挿入する信号データを挿入対象の物理チャネルにそれぞれ対応づけて第2メモリ(24)に書き込む段階と、
    前記第1メモリに設定されたフォーマット情報に基づいて、前記第2メモリに書き込まれた信号データを挿入対象の物理チャネルの送信タイミングに合わせて読み出して、前記設定されたフォーマットの送出対象信号を出力させる段階とを含む信号発生方法であって、
    前記信号データを前記第2メモリに書き込む段階は、フレーム内の特定物理チャネルに挿入する信号データが変化するフォーマットが設定されたとき、当該特定物理チャネルに挿入予定の複数種類の信号データを、所定の変化要因値を変数とする所定演算で算出される前記第2メモリの各アドレス領域にそれぞれ格納し、
    前記信号データを読み出す段階は、前記変化要因値を受けて前記所定演算を行うことで、前記第2メモリに記憶されている複数種類の信号データの読出アドレスを切り替えることを特徴とする信号発生方法。
  4. 前記変化要因値として、前記特定物理チャネルに挿入予定の信号データの種類数で送出対象信号のフレーム番号を除算した余り値、任意のタイミングに変化する入力値、固定値のいずれかを指定できるようにしたことを特徴とする請求項3記載の信号発生方法。
JP2012021785A 2012-02-03 2012-02-03 信号発生装置、試験システムおよび信号発生方法 Active JP5752063B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012021785A JP5752063B2 (ja) 2012-02-03 2012-02-03 信号発生装置、試験システムおよび信号発生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012021785A JP5752063B2 (ja) 2012-02-03 2012-02-03 信号発生装置、試験システムおよび信号発生方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013162274A true JP2013162274A (ja) 2013-08-19
JP5752063B2 JP5752063B2 (ja) 2015-07-22

Family

ID=49174205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012021785A Active JP5752063B2 (ja) 2012-02-03 2012-02-03 信号発生装置、試験システムおよび信号発生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5752063B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0646047A (ja) * 1992-07-22 1994-02-18 Fujitsu Ltd データ多重通信装置
JPH07226774A (ja) * 1994-02-15 1995-08-22 Nec Corp フレーム発生装置
JPH10150430A (ja) * 1996-11-18 1998-06-02 Anritsu Corp 試験信号用フレームパターン生成装置
JPH10336277A (ja) * 1997-06-05 1998-12-18 Fujitsu Ltd フレーム生成装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0646047A (ja) * 1992-07-22 1994-02-18 Fujitsu Ltd データ多重通信装置
JPH07226774A (ja) * 1994-02-15 1995-08-22 Nec Corp フレーム発生装置
JPH10150430A (ja) * 1996-11-18 1998-06-02 Anritsu Corp 試験信号用フレームパターン生成装置
JPH10336277A (ja) * 1997-06-05 1998-12-18 Fujitsu Ltd フレーム生成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5752063B2 (ja) 2015-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104782062B (zh) 用于小区专用参考信号(crs)的序列生成
CN108260181B (zh) 一种同步接入信号块的传输方法、网络侧设备和用户终端
EP4064760A1 (en) Device control method and apparatus, storage medium and electronic device
JP2021520089A (ja) ランダムアクセスのための方法及び端末機器
EP4270902A1 (en) Data conversion method and apparatus, and storage medium and electronic apparatus
US11188115B2 (en) Sequence signal generator and sequence signal generation method
CN101820700B (zh) 一种基站的工作模式识别方法、装置及基站
CN110661588B (zh) 一种报文传输方法、交换装置、无线通讯设备及存储介质
CN111628801B (zh) 射频前端器件控制方法及用户设备
KR101234134B1 (ko) 초-광대역 무선 통신 네트워크에서 동시 직교 채널들을 구현하기 위한 시스템 및 방법
US20210092582A1 (en) Multi-functional wireless link monitor
JP5752063B2 (ja) 信号発生装置、試験システムおよび信号発生方法
JP5750429B2 (ja) 移動通信端末試験装置及び移動通信端末試験方法
KR100666492B1 (ko) 타이밍 생성기 및 그 동작 방법
JP5684778B2 (ja) 移動通信端末試験装置及びデータ生成装置並びに移動通信端末試験方法
JP4701345B2 (ja) ベースバンド・プロセッサと無線周波数サブシステムにコマンドを送信する方法とベースバンド・プロセッサを内蔵する無線電気通信装置
JP7496475B2 (ja) チャネル伝送方法及び装置、記憶媒体
JP5497682B2 (ja) フェージングシミュレータ、移動体通信端末試験システム、及びフェージング処理方法
CN107770799A (zh) 配置射频与基带接口传输通道的方法、装置、设备及介质
CN106657703A (zh) Nv参数导入方法、调制解调器及移动终端
KR20180089926A (ko) 모의기 연동을 위한 최적화된 시간-동기화 방법 및 시스템
JP5525905B2 (ja) セルサーチ装置及び方法、並びに、無線通信端末
JP2011259076A (ja) シーケンス試験装置及びシーケンス試験方法
CN109155798B (zh) 一种异步fifo电路及时延确定方法
EP3247125A1 (en) Shuffle play method and device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140414

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150512

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150519

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5752063

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250