JPH10336277A - フレーム生成装置 - Google Patents

フレーム生成装置

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Publication number
JPH10336277A
JPH10336277A JP9148026A JP14802697A JPH10336277A JP H10336277 A JPH10336277 A JP H10336277A JP 9148026 A JP9148026 A JP 9148026A JP 14802697 A JP14802697 A JP 14802697A JP H10336277 A JPH10336277 A JP H10336277A
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JP
Japan
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circuit
frame
memory
signal
read address
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Withdrawn
Application number
JP9148026A
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English (en)
Inventor
Kenji Taniguchi
賢次 谷口
Takenori Arai
健典 荒井
Noriyuki Suzuki
規之 鈴木
Hidetoshi Amari
英敏 甘利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】伝送装置などの被試験装置の設計検証及び品質
保証試験を行うためのフレームを生成するための装置に
関し、被試験装置をフレキシブルに試験できるように自
由度の高いフレームが生成可能な簡易な装置を安価で実
現する。 【解決手段】固定値信号発生回路又は可変値信号発生回
路の出力を装置タイミング生成回路で予め決められた順
序で選択することにより固定値又は可変値を選択して伝
送路に送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明はフレーム生成装置に
関し、特に伝送装置などの被試験装置の設計検証及び品
質保証試験を行うためのフレームを生成するための装置
に関するものである。
【0001】伝送装置には様々な種類の伝送方式があ
る。また、同じような伝送方式を採用していても、未使
用ビットを制御信号に使用するなど、その伝送装置固有
の機能を有しているものがほとんどである。
【0002】このような伝送装置の設計検証および品質
保証試験には、伝送路上で対向する動作を保証する機能
が必要である。
【0003】
【従来の技術】標準的な伝送方式については測定器とし
て対向する装置が提供されており、標準から外れた方式
については自分自身との対向試験という形式で検証を行
っていた。
【0004】このような従来技術の一例として、シング
ルフレーム同期パターンとマルチフレーム同期パターン
を持つフレームを使用して同期を確立して通信を行うよ
うな伝送装置に対してフレーム同期機能の試験を行う場
合について以下に図を参照して説明する。
【0005】図11にはフレーム生成装置1によって生
成されたフレームを伝送路Lを介して被試験対象の伝送
装置2に送って試験を行う基本構成例が示されており、
フレーム生成装置1はパソコン等の制御端末3から設定
されたデータに従ってフレームを生成し、伝送路L上に
送出する。また伝送装置2はモデムテスタ等の通信端末
4に接続されているとともに、伝送装置2のフレーム同
期機能の試験を行うために必要なロジックアナライザ等
の測定器5に接続されている。
【0006】まず、フレーム生成装置1で図12に示す
形式のフレームを生成して伝送装置2に送信する。図示
のフレームはシングルフレームであり、256ビットで
構成されている。この内、8ビットを1タイムスロット
(TS)として区切り、先頭の1TSが制御情報が格納
される制御部(制御TS)である。残りの31タイムス
ロットはデータ部(データTS)に割り当て、実際に通
信したい情報が格納される。
【0007】シングルフレーム同期パターンは8ビット
の制御部の内の1ビットを割り当て常時“1”とする。
次の1ビットはマルチフレーム同期パターンに割り当
て、“01111111”の繰り返しとし、8フレームで1マル
チフレームを構成している。残りの6ビットはその他の
制御情報を格納する。
【0008】伝送装置2は、図13に示すようにマルチ
フレーム同期パターンを1回検出する(同図(1))
と、マルチフレーム同期を確立したと判断し(ステップ
S1)、通信端末4に対してデータを送出する。マルチ
フレーム同期パターンが検出できない(同図(2))
と、マルチフレーム同期パターンが1回違反したとし
(ステップS2)、その後にマルチフレーム同期パター
ンが検出できたとき(同図(3))には同期が確立した
と判定する(ステップS1)。
【0009】2回連続してマルチフレーム同期パターン
が間違っているとき(同図(4))には、、マルチフレ
ーム同期が外れたと判断し(ステップS3)、通信端末
4に対して全ビット1のデータを送出する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、伝送装
置2においては、マルチフレーム同期回路の試験を行う
場合、従来の試験装置ではマルチフレーム同期パターン
の送出と停止を行うことはできたが、例えばマルチフレ
ーム同期が確立した後に2マルチフレームに交互にマル
チフレーム同期パターンのビットエラーが発生した場合
に伝送装置2がどのような挙動をとるか確認するという
ような細かな制御は実施できず、専用の試験装置を組ま
ざるを得なかった。
【0011】また、試験方法が変更されると試験装置の
回路を変更する必要があり、最初に試験装置の動作を検
証しなくてはならないという問題があった。
【0012】また、伝走装置または伝送路用の測定器に
は、通常のフレーム送出の他にいくつかのテスト機能が
あり、フレーム内部のデータの設定ができるものがある
が、伝送路が擾乱したときの伝送装置の動作などは、条
件が複雑であり、フレーム毎の細かな制御が必要になる
ため、検証できなかった。そのため伝送装置毎に試験器
を制作して検証することも行われているが、汎用的でな
くコスト高および工数増大の要因となっていた。
【0013】したがって本発明は、伝送装置などの被試
験装置をフレキシブルに試験できるように自由度の高い
フレームが生成可能な簡易な装置を安価で実現すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るフレーム生成装置は図1に原理構成を
示すように、クロックを生成する回路11と、該クロッ
クに基づいて装置タイミング信号を生成する回路12
と、制御信号を発生する制御インタフェース回路13
と、該制御信号によって設定された固定値を、該装置タ
イミング信号に基づきフレーム毎に同じ値で発生する固
定値信号発生回路14と、該制御信号によって設定され
た可変値を、該装置タイミング信号に基づきフレーム毎
に異なる値で発生する可変値信号発生回路15(16)
と、該固定値及び可変値を入力し、該装置タイミング信
号によって予め決められた順序で該固定値又は可変値を
選択して伝送路に送出するセレクタ17と、を備えたこ
とを特徴としている。
【0015】すなわち、毎フレーム同じ値を発生する固
定値信号発生回路14とフレーム毎に変化する値を発生
する可変値信号発生回路15(16)を持ち、これらの
信号発生回路の出力を装置タイミング生成回路12で決
められている順序に従ってセレクタ17によって選択
し、伝送路に送出することにより、任意の伝送路フレー
ムを発生することができる。
【0016】上記の固定値信号発生回路14の基本構成
例が、図2に示されており、メモリ回路142とメモリ
読出アドレスカウンタ回路141とで構成され、該メモ
リ回路142が該制御信号(アドレス)により書き込ま
れた1フレーム分のパターン(図5(5)参照)を保持
しており、該メモリ読出アドレスカウンタ回路141が
該装置タイミング信号としてのフレームパルス(同
(2)参照)毎にリセットされ、該フレームパルス位置
以外では常時カウントアップして該メモリ回路142の
内容を読み出すことを特徴としている。
【0017】なお、該メモリ回路142は、該制御イン
タフェース回路13からの制御信号してのアドレス及び
該メモリ読出アドレスカウンタ回路からのアドレスを入
力するセレクタ142aと、該セレクタ142aからの
アドレスにより該制御インタフェース回路13からのデ
ータを書込/読出するメモリ142bとの組合せ回路を
用いることができる。デュアルポートRAMを用いても
よい。(システムクロック(同(1)参照)はクロック
生成回路11から供給される。制御インタフェース回路
13以外のすべての回路はこのシステムクロックに同期
して動作する。)
【0018】すなわち、固定値信号発生回路14では、
セレクタ142aが最初、制御インタフェース回路13
の側に切り換えられており、制御インタフェース回路1
3からのアドレスを選択してメモリ142bに与えると
ともに、このアドレスにより、やはり制御インタフェー
ス回路13からの1フレーム分のパターンデータを予め
格納しておく。
【0019】このパターンデータは、例えば未使用のペ
イロード部分は全ビット1を詰める場合や、シングルフ
レーム同期パターンが必要な伝送方式を採用している場
合など、発生したいデータの形式に基づいて決定し、メ
モリ142bに書き込んでおく。
【0020】その後、セレクタ142aはメモリ読出ア
ドレスカウンタ回路141の側に切り換えられる。メモ
リ読出アドレスカウンタ回路であるカウンタ141はフ
レームパルスをロード端子LDに入力することによりリ
スタートし、自走している。そのQ出力端子からのカウ
ント値(同(3)参照)はセレクタ142aを介してメ
モリ142bのアドレスとして入力され、伝送路フレー
ムの基本的な枠になる固定値、すなわち1フレーム分の
パターン(同(5)参照)を順次読み出す。
【0021】上記の可変値信号発生回路15(図示して
いないが回路16も同様)の基本構成例が、図3に示さ
れており、メモリ回路152とメモリ読出アドレスカウ
ンタ回路151とで構成され、該メモリ回路152が該
制御信号により書き込まれた1周期分のパターンを保持
しており、該メモリ読出アドレスカウンタ回路151が
パターン1周期分でリセットされ、該装置タイミング信
号としての選択指示信号によって指示されたタイムスロ
ットの間だけ該メモリ読出アドレスカウンタ回路151
をカウントアップして該メモリの内容を読み出すことを
特徴としている。
【0022】なお、該メモリ読出アドレスカウンタ回路
151は、該装置タイミング信号としての選択指示信号
であるイネーブル信号(同(6),(9)参照)がイネ
ーブル端子Eに与えられたときのみ動作してその出力カ
ウント値(同(7),(10)参照)をアドレスとして
該メモリ回路152に与えるカウンタ151aと、該カ
ウンタ151aのカウント値が該パターン1周期分にな
ったことを検出してロード端子LDに与えることにより
該カウンタ151aをリセットするデコード回路151
bとでリングカウンタを構成している。
【0023】また、該メモリ回路152は、該制御イン
タフェース回路13からの制御信号してのアドレス及び
該メモリ読出アドレスカウンタ回路からのアドレスを入
力するセレクタ152aと、該セレクタ152aからの
アドレスにより該制御インタフェース回路13からのデ
ータを書込/読出するメモリ152bとの組合せ回路を
用いることができる。デュアルポートRAMを用いても
よい。
【0024】すなわち、可変値信号発生回路15では、
装置タイミング生成回路12からの選択指示信号(同
(6),(9)参照)がアサートされたときにカウント
するカウンタ151aのカウント値がメモリ152bの
アドレスに入力されており、伝送路フレームの基本的な
枠に上書きするイメージで挿入するフレーム毎に可変な
データをメモリ152bから取り出す。
【0025】可変値信号発生回路15のメモリ読出アド
レスカウンタ151aの周期は、挿入したいパターンの
長さで決定する。デコード回路151bではパターンの
周期に合った値をデコードし、カウンタ151aのリス
タート信号とする。
【0026】この可変値信号発生回路15は複数用意し
ておき、挿入したい信号に応じてデータを用意すること
が好ましい。例えば、フレームの先頭にマルチフレーム
同期パターンを挿入し、ペイロードの一部にPN9パタ
ーンを挿入するような場合には、図1に示したように2
個の可変値信号発生回路15,16が必要になる。
【0027】こうして、個別に生成された信号はセレク
タ17を通して伝送路フレームに組み立てられ(同(1
2)参照)、伝送路インタフェース回路(図示せず)で
物理的な変換を行い、伝送路に送出される。
【0028】上記の装置タイミング生成回路12の基本
構成例が、図4に示されており、メモリ回路122とメ
モリ読出アドレスカウンタ回路121とで構成され、該
メモリ回路122が該制御信号により書き込まれた1フ
レーム分の選択指示信号(同(4)参照)を保持してお
り、該メモリ読出アドレスカウンタ回路121がフレー
ム1周期分でリセットされて該フレームパルス(同
(2)参照)を発生し、該メモリから順次読み出した該
選択指示信号を該セレクタ17に該装置タイミング信号
として与えることを特徴としている。
【0029】なお、該メモリ読出アドレスカウンタ回路
121は、出力カウント値をアドレスとして該メモリ回
路122に与えるカウンタ121aと、該カウンタ12
1aのカウント値が該フレーム1周期分になったことを
検出して該カウンタ121aをロード端子LDに与える
ことによりリセットするデコード回路121bとでリン
グカウンタを構成している。
【0030】また、該メモリ回路122は、該制御イン
タフェース回路13からの制御信号してのアドレス及び
該メモリ読出アドレスカウンタ回路からのアドレスを入
力するセレクタ122aと、該セレクタ122aからの
アドレスにより該制御インタフェース回路13からのデ
ータを書込/読出するメモリ122bとの組合せ回路を
用いることができる。デュアルポートRAMを用いても
よい。
【0031】すなわち、装置タイミング生成回路12で
は自走するカウンタ121aを持ち、1周期にあたるカ
ウント値n(同(3)参照)に達するとフレームパルス
を発生する。このフレームパルスでカウンタ121aを
リスタートさせて次の周期をカウントする。このように
してフレームパルスを生成して各回路に供給する。
【0032】このカウンタ121aは、装置タイミング
生成回路12のメモリ読出アドレスカウンタとして機能
する。 カウント値はメモリ122bのアドレスとして与
えられており、選択指示信号(同(4)参照)を順次読
み出すように動作する。選択指示信号信号はセレクタ1
7に送られる。また、選択指示信号をデコード回路12
3でデコードして可変値信号発生回路15の選択指示信
号を生成している。
【0033】
【発明の実施の形態】図6に本発明に係るフレーム生成
装置の具体的な実施例を示す。この実施例では、図1に
対応して2個の可変値信号発生回路15,16を使用し
ており、回路14,15,16,12におけるメモリ回
路142,152,162,122にはデュアルポート
(以下、DP−RAM) を使用し、システムクロックで
動作する回路と非同期動作する制御インタフェース回路
13との接続を行う。
【0034】また、図4に示した装置タイミング生成回
路12のデコード回路(DEC)123は各回路14,
15,16に対して別個にデコード回路123a,12
3b,123cとして設けられており、それぞれセレク
タ17におけるバッファ回路(ゲート回路)17a,1
7b,17cを開閉するためのオン/オフ信号を与える
とともに、デコード回路123b,123cはそれぞれ
可変値信号発生回路15,16のタイムスロットカウン
タ151a,161aに選択指示信号としてのイネーブ
ル信号を与えている。
【0035】また、制御インタフェース回路13は、例
えば図示のようにコンソールから制御を受けるCPU回
路を用い、データバスDB及びアドレスバスABを介し
てDP−RAM122,142,152,162と接続
されており、これらのメモリを常時書き換え可能として
いる。DP−RAM122の読出データは、データバス
DBを介して固定値信号発生回路14と可変値信号発生
回路15,16に渡されるように構成している。
【0036】また、クロック生成回路11で生成された
クロックは分周器111で分周されてからカウンタ12
1a,141,151a,161aにシステムクロック
として与えられている。さらに、セレクタ17の出力端
子には伝送路インタフェース回路18が接続され、セレ
クタ17の出力信号を並列/直列変換するP/S変換回
路18aと、このP/S変換回路18aの出力信号を光
信号に変換するE/O変換回路18bとが縦続接続され
ている。
【0037】固定値信号発生回路14では、デコード回
路121bからのフレームパルス毎にカウンタ141を
リスタートする。これは、装置タイミング発生回路12
のカウンタ121aと同じ構成であるので、カウンタ1
41を省略してカウンタ121aのカウント値を固定値
信号発生回路15,16のDP−RAM152,162
の読出アドレスとしてもよい。
【0038】また、固定値信号発生回路14では、装置
タイミング生成回路12のDP−RAM122の読出デ
ータをデコード回路123aでデコードした値を、固定
値信号発生回路14のDP−RAM142の読出バッフ
ァ17aのイネーブル信号として入力する。この実施例
では固定値信号発生回路は一つであるが、必要に応じて
複数設けてもよい。
【0039】可変値信号発生回路15,16では、装置
タイミング生成回路12のDP−RAM122の読出デ
ータをデコード回路123b,123cでデコードした
値を、カウンタ151a,161aのイネーブル信号と
して入力する。このイネーブル信号はDP−RAM15
2,162の読出バッファ17b,17cの制御にも使
用している。
【0040】セレクタ17の機能は、各DP−RAM1
42,152,162の読出バッファ17a,17b,
17cの制御により実現している。読出バッファ17
a,17b,17cの3ステート制御により選択された
データはP/S変換回路18aに取り込まれてシリアル
信号に変換される。シリアルに変換された信号はE/O
変換回路18bに入力されて光信号として光伝送路に送
出される。
【0041】伝送路インタフェース回路18は伝送路の
物理層の仕様に従って構成されるので、実施例では光伝
送路の場合を記述しているが、その他の媒体や伝送方式
を使用してもよい。
【0042】ここで、図6に示した本発明に係るフレー
ム生成装置を図11に示したシステムに適用したときの
動作実施例について図7〜図10を参照して以下に説明
する。なお、この実施例では可変値信号発生回路16は
使用していない。
【0043】まず、図7中の固定値信号発生回路14の
DP−RAM142に制御インタフェース回路13から
格納するシングルフレーム(図12参照)の情報とし
て、先頭にある制御部(1TS)については全8ビット
“1”を、残りのデータ部(31TS)についてはマル
チフレーム同期確立時に通信端末4の側に見える通信デ
ータとして全ビット“1”以外のパターン、例えば0/
1交番となるデータを格納する。
【0044】DP−RAM142にデータバス幅8ビッ
トのものを使用すると、1TSは1バイトに当たる。D
P−RAM142の格納データ例を図7(a)に示す。
【0045】可変値信号発生回路15のDP−RAM1
52には、マルチフレームの情報として制御部の繰り返
しパターンを格納する。マルチフレーム同期パターンに
当たるビット(*で図示)以外は常時“1”とし、マル
チフレーム同期パターンに当る部分は、例えば、“0111
1111/11111111/01111111/11111111”のようなパター
ンを格納する。
【0046】このパターンを8ビットに展開したデータ
を図7(b)に示す。この時、用意したデータは32フ
レーム分あるので、可変値信号発生回路15のカウンタ
151aが32周期で巡回するように回路を構成してい
る。
【0047】装置タイミング生成回路12のDP−RA
M122には、固定値信号発生回路14を示すコードと
して“1”を割り当て、可変値信号発生回路15を示す
コードとして“2”を割り当てるものとし、図7(c)
のようなデータを用意する。カウンタ121aは32タ
イムスロット(TS)で1周期となるように構成する。
【0048】このようなデータを用意した場合、本発明
によるフレーム生成装置1の出力データは図8のように
なる。この例では、1マルチフレーム目についてはマル
チフレーム同期パターンが正しく出力されているので、
これを受信した伝送装置2はマルチフレーム同期を確立
し、通信端末4の側に0/1交番の通信データを送出す
る。
【0049】次の2マルチフレーム目では、マルチフレ
ーム同期パターンは従来例と同様に1ビットで、“0111
1111”の繰り返しとし、8フレームで1マルチフレーム
を組むものとした場合、図示のように1フレーム目が
“0”である筈のビットが“1”となっており、伝送装
置2ではマルチフレーム同期パターンの不一致を検出す
るが、従来例でも説明したように、まだ1回目の検出な
のでマルチフレーム同期外れには至らず、通信端末4の
側には続けて0/1交番の通信データを送出し、もう1
回続けてマルチフレーム同期パターンの不一致を検出し
たときに始めて同期外れと決定する。
【0050】本フレーム生成装置1からは交互にマルチ
フレーム同期パターンが正常なマルチフレームと異常な
マルチフレームが出力されるが、伝送装置2では2回連
続して異常なマルチフレームを受信しない限りマルチフ
レーム同期外れにはならない。
【0051】もし、マルチフレーム同期外れになった
ら、伝送装置2のマルチフレーム同期検出回路(図示せ
ず)に異常があると判断できることになる。
【0052】ここで、マルチフレーム同期の異常パター
ンを変更して新たに試験を行う場合、本フレーム生成装
置1では可変値信号発生回路15のDP−RAM152
のデータを変更するだけで対応できる。
【0053】すなわち、例えば、マルチフレーム同期パ
ターンに当る部分(*で図示)に“01111111/11011111
/01111111/11011111”のようなパターンをDP−RA
M152に格納しておくと図9に示すようになり、出力
されるフレームは図10に示すようになる。
【0054】なお、本発明では、伝送路の物理的な仕様
やクロック速度、ビットレート等のタイミング系の仕様
が決定すればハードウェアを製作でき、送出する伝送路
フレームの詳細なデータ構成は必要に応じて変更/再設
計可能な装置が実現できる。
【0055】さらに、メモリ読出アドレスカウンタやデ
コード回路をPLDで構成することにより、カウンタの
大きさやデコード値を必要に応じて変更できるようにす
ることも可能である。すなわち、可変値信号発生回路の
繰り返し周期を変更できるように構成すれば汎用性が向
上する。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るフレ
ーム生成装置によれば、固定値信号発生回路又は可変値
信号発生回路の出力を装置タイミング生成回路で予め決
められた順序で選択することにより固定値又は可変値を
選択して伝送路に送出するように構成したので、検証/
試験したい伝送路フレームのパターンを自由に設定して
被試験装置に向けて送出できるようになるため、例えば
マルチフレーム同期ビットが特定のパターンでエラーし
たときの装置の振る舞いを観測するというような再現性
の低い伝送路フレームの異常パターンを自由に再現させ
ることが可能になるなど、独自の伝送方式を採用してい
る伝送装置の設計検証や品質保証試験の効率や品質の向
上に大きく寄与することが可能となる。
【0057】すなわち、自由度の高いフレーム生成装置
を実現でき、従来は実機を伴わないソフトウェアシミュ
レーションや机上検討によるしかなかった試験、例えば
アラーム検出のしきい値近辺での連続運転試験などが実
機で実施できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフレーム生成装置の原理構成を示
したブロック図である。
【図2】本発明に係るフレーム生成装置に用いる固定値
信号生成回路の基本構成例を示した回路ブロック図であ
る。
【図3】本発明に係るフレーム生成装置に用いる可変値
信号生成回路の基本構成例を示した回路ブロック図であ
る。
【図4】本発明に係るフレーム生成装置に用いる装置タ
イミング生成回路の基本構成例を示した回路ブロック図
である。
【図5】本発明に係るフレーム生成装置の動作タイムチ
ャート図である。
【図6】本発明に係るフレーム生成装置の実施例を示し
た回路ブロック図である。
【図7】本発明に係るフレーム生成装置の各DP−RA
Mに格納されるデータ例を示した図である。
【図8】本発明に係るフレーム生成装置から出力される
フレームデータ例(その1)を示した図である。
【図9】本発明に係るフレーム生成装置の可変値信号発
生回路におけるDP−RAMに格納されるデータ例を示
した図である。
【図10】本発明に係るフレーム生成装置から出力され
るフレームデータ例(その2)を示した図である。
【図11】本発明及び実施例に係るフレーム生成装置が
適用されるシステムの基本構成例を示したブロック図で
ある。
【図12】本発明及び実施例に係るフレーム生成装置で
生成されるフレームの形式例を示したブロック図であ
る。
【図13】本発明及び実施例に係るフレーム生成装置に
おけるマルチフレーム同期の状態遷移図である。
【符号の説明】
1 フレーム生成装置 2 伝送装置 4 通信端末 11 クロック生成回路 12 装置タイミング生成回路 13 制御インタフェース回路 14 固定値信号発生回路 15,16 可変値信号発生回路 17 セレクタ 18 伝送路フレームインタフェース回路 141,151,121 メモリ読出アドレスカウンタ
回路 142,152,122 メモリ回路 121a,141,151a,161a カウンタ 123,123a〜123c,151b,121b デ
コード回路 122,142,152,162 DP−RAM(デュ
アルポートRAM) 122a,142a,152a セレクタ 122b,142b,152b メモリ 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 規之 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 甘利 英敏 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロックを生成する回路と、 該クロックに基づいて装置タイミング信号を生成する回
    路と、 制御信号を発生する制御インタフェース回路と、 該制御信号によって設定された固定値を、該装置タイミ
    ング信号に基づきフレーム毎に同じ値で発生する固定値
    信号発生回路と、 該制御信号によって設定された可変値を、該装置タイミ
    ング信号に基づきフレーム毎に異なる値で発生する可変
    値信号発生回路と、 該固定値及び可変値を入力し、該装置タイミング信号に
    よって予め決められた順序で該固定値又は可変値を選択
    して伝送路に送出するセレクタと、 を備えたことを特徴とするフレーム生成装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 該固定値信号発生回路が、メモリ回路とメモリ読出アド
    レスカウンタ回路とで構成され、該メモリ回路が該制御
    信号により書き込まれた1フレーム分のパターンを保持
    しており、該メモリ読出アドレスカウンタ回路が該装置
    タイミング信号としてのフレームパルス毎にリセットさ
    れ、該フレームパルス位置以外では常時カウントアップ
    して該メモリの内容を読み出すことを特徴としたフレー
    ム生成装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 該可変値信号発生回路が、メモリ回路とメモリ読出アド
    レスカウンタ回路とで構成され、該メモリ回路が該制御
    信号により書き込まれた1周期分のパターンを保持して
    おり、該メモリ読出アドレスカウンタ回路がパターン1
    周期分でリセットされ、該該装置タイミング信号として
    の選択指示信号によって指示されたタイムスロットの間
    だけ該メモリ読出アドレスカウンタ回路をカウントアッ
    プして該メモリの内容を読み出すことを特徴としたフレ
    ーム生成装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、 該メモリ読出アドレスカウンタ回路が、該装置タイミン
    グ信号としての選択指示信号が与えられたときのみ動作
    してその出力カウント値をアドレスとして該メモリ回路
    に与えるカウンタと、該カウンタのカウント値が該パタ
    ーン1周期分になったことを検出して該カウンタをリセ
    ットするデコード回路とで構成されたことを特徴とする
    フレーム生成装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、 該装置タイミング生成回路が、メモリ回路とメモリ読出
    アドレスカウンタ回路とで構成され、該メモリ回路が該
    制御信号により書き込まれた1フレーム分の選択指示信
    号を保持しており、該メモリ読出アドレスカウンタ回路
    がフレーム1周期分でリセットされてフレームパルスを
    発生し、該メモリから順次読み出した該選択指示信号を
    該セレクタに該装置タイミング信号として与えることを
    特徴としたフレーム生成装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、 該メモリ読出アドレスカウンタ回路が、出力カウント値
    をアドレスとして該メモリ回路に与えるカウンタと、該
    カウンタのカウント値が該フレーム1周期分になったこ
    とを検出して該カウンタをリセットするデコード回路と
    で構成されたことを特徴とするフレーム生成装置。
  7. 【請求項7】請求項2乃至6のいずれかにおいて、 該メモリ回路が、該制御インタフェース回路からの制御
    信号としてのアドレス及び該メモリ読出アドレスカウン
    タ回路からのアドレスを入力するデュアルポートRAM
    又はセレクタと、該セレクタからのアドレスにより該制
    御インタフェース回路からのデータを書込/読出するメ
    モリとの組合せ回路であることを特徴としたフレーム生
    成装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のいずれかにおいて、 該可変値信号発生回路が複数であることを特徴としたフ
    レーム生成装置。
JP9148026A 1997-06-05 1997-06-05 フレーム生成装置 Withdrawn JPH10336277A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012049726A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Fujitsu Ltd 伝送装置及び伝送装置制御方法
JP2013162274A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Anritsu Corp 信号発生装置および信号発生方法

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