JP7496475B2 - チャネル伝送方法及び装置、記憶媒体 - Google Patents
チャネル伝送方法及び装置、記憶媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7496475B2 JP7496475B2 JP2023518879A JP2023518879A JP7496475B2 JP 7496475 B2 JP7496475 B2 JP 7496475B2 JP 2023518879 A JP2023518879 A JP 2023518879A JP 2023518879 A JP2023518879 A JP 2023518879A JP 7496475 B2 JP7496475 B2 JP 7496475B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission timings
- sequence
- actual
- transmission
- timings
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims description 459
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 72
- 238000013507 mapping Methods 0.000 claims description 45
- 230000011664 signaling Effects 0.000 claims description 24
- 125000004122 cyclic group Chemical group 0.000 claims description 8
- 238000004590 computer program Methods 0.000 claims description 6
- 230000003252 repetitive effect Effects 0.000 description 13
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 12
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 7
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 5
- 230000005236 sound signal Effects 0.000 description 4
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 238000011160 research Methods 0.000 description 3
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 2
- 230000006978 adaptation Effects 0.000 description 2
- 238000003491 array Methods 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 2
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000002776 aggregation Effects 0.000 description 1
- 238000004220 aggregation Methods 0.000 description 1
- 230000009286 beneficial effect Effects 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 238000013500 data storage Methods 0.000 description 1
- 230000001934 delay Effects 0.000 description 1
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
Images
Description
本開示は、通信分野に関し、特にチャネル伝送方法及び装置、記憶媒体に関する。
セルエッジのカバレッジを改善し、サービングセル内でよりバランスのとれたサービス品質を提供するために、マルチポイント連携は依然としてNR(New Radio、新しい無線)システムにおける重要な技術的手段である。
ネットワーク形態の観点から見ると、大量の分散アクセスポイントとベースバンドを組み合わせた集中処理方式でネットワーク展開を実現することは、バランスのとれたユーザ体験速度を提供するのに有利であり、切り替えによる遅延とシグナリングオーバーヘッドを著しく低減する。周波数帯域の増加に伴い、ネットワークカバレッジを確保する観点からも、比較的密集したアクセスポイントの導入が必要となる。一方、高い周波数帯域では、アクティブアンテナ装置の集積度の向上に伴い、モジュール化されたアクティブアンテナアレイが採用される傾向が強くなる。各TRP(Transmission and Receiving Points、送信及び受信ポイント)のアンテナアレイは、いくつかの比較的独立したアンテナパネルに分割できるため、アレイ面全体の形態とポート数は、導入シーンとビジネスニーズに合わせて柔軟に調整することができる。アンテナパネルやTRP間は、より柔軟な分散導入を実現するために、光ファイバで接続することもできる。ミリ波帯では、波長が小さくなるにつれて、人体や車両などの障害物による遮蔽効果がより顕著になる可能性がある。この場合、リンク接続のロバスト性を確保する観点から、複数のTRPまたはPANEL(パネル)間の連携を使用して、複数の方向の複数のビームで伝送/受信を行うことにより、遮断効果による悪影響を低減することもできる。
R16研究段階では、ダウンリンクマルチTRPまたはPANEL間のマルチポイント連携伝送技術の応用に基づいて、PDSCH(PhysicalDownlinkSharedChannel、物理ダウンリンク共有チャネル))の伝送増強が実行される。データ伝送にはアップリンクおよびダウンリンクチャネルのスケジューリングフィードバックが含まれるため、URLLC(Ultra-relaible and Low Latency Communication、超信頼性および低遅延通信)の研究では、ダウンリンク共有チャネルで拡張するだけではサービス性能を保証することができない。従って、R17(Release 17、サービス17)の研究では、ダウンリンク制御チャネルPDCCH(PhysicalDownlinkControl Channel、物理ダウンリンク制御チャネル)と、アップリンクの制御チャネルPUCCH(PhysicalUplinkControl Channel、物理アップリンク制御チャネル)と、共有チャネルPUSCH(PhysicalUplinkSharedChannel、物理ダウンリンク共有チャネル)を拡張し続ける。
PUSCHを例として、PUSCHを繰り返し伝送することで拡張することができ、現在のPUSCH拡張方式はすべて単一のTRPに対して行われており、マルチTRPシーンでは適用することができない。
関連技術に存在する問題を克服するために、本開示の実施例は、チャネル伝送方法及び装置、記憶媒体を提供する。
本開示の実施例の第1の態様によれば、チャネル伝送方法を提供し、前記方法は、少なくとも1つの基本RVシーケンスと物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を送信するための複数の候補伝送タイミングとの間のマッピング関係を決定するステップと、前記少なくとも1つの基本RVシーケンスに基づいて、前記複数の候補伝送タイミングのうちの各候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスを決定するステップと、複数のターゲット伝送タイミングで、それぞれ対応するターゲット伝送タイミングに対応する前記実際のRVシーケンスに基づいて、前記PUSCHのデータブロックを繰り返し送信するステップと、を含む。
選択的に、前記少なくとも1つの基本RVシーケンスと物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を送信するための複数の候補伝送タイミングとの間のマッピング関係を決定するステップは、基地局から送信された第1のシグナリングに基づいて前記マッピング関係を決定するステップ、または、予め定義された設定に基づいて、前記マッピング関係を決定するステップ、を含む。
選択的に、前記少なくとも1つの基本RVシーケンスと物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を送信するための複数の候補伝送タイミングとの間のマッピング関係を決定するステップは、基地局に対応する異なる送信及び受信ポイント(TRP)によって受信された異なるビーム指示情報と前記複数の候補伝送タイミングとの間の第1の対応関係を決定するステップであって、前記ビーム指示情報は、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の送信を行うためのビーム関連情報であるステップと、前記異なるビーム指示情報に対応する基本RVシーケンスと前記第1の対応関係とに基づいて、前記マッピング関係を決定するステップと、を含む。
選択的に、前記少なくとも1つの基本RVシーケンスに基づいて、前記複数の候補伝送タイミングのうちの各候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスを決定するステップは、前記複数の候補伝送タイミングを複数のグループに分割するステップであって、各グループの候補伝送タイミングが同じビーム指示情報に対応するステップと、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する1つの基本RVシーケンスを決定するステップと、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する前記実際のRVシーケンスの初期値またはシーケンスオフセット値を決定するステップであって、前記シーケンスオフセット値は、前記各グループの候補伝送タイミングが前記基本RVシーケンスに対してサイクリックマッピングを行うRVシーケンス開始位置であるステップと、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する基本RVシーケンス、及び前記実際のRVシーケンスの初期値または前記シーケンスオフセット値に基づいて、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する複数の実際のRVシーケンスを決定するステップと、を含む。
選択的に、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する1つの基本RVシーケンスを決定するステップは、基地局から送信された第2のシグナリングに基づいて、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する1つの基本RVシーケンスを決定するステップ、または、予め定義された設定に基づいて、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する1つの基本RVシーケンスを決定するステップ、を含む。
選択的に、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する前記実際のRVシーケンスの初期値またはシーケンスオフセット値を決定するステップは、基地局から送信されたダウンリンク制御命令(DCI)に含まれる指定された情報フィールドに基づいて、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスの前記初期値または前記シーケンスオフセット値を決定するステップを含む。
選択的に、前記指定された情報フィールドは、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する前記実際のRVシーケンスの初期値を個別に指示し、または、前記指定された情報フィールドは、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する前記実際のRVシーケンスの初期値または前記シーケンスオフセット値に関連付けられた関連情報の対応するコードポイント(RV codepoint)を指示し、または、前記指定された情報フィールドは、前記各グループの候補伝送タイミングにおける第1のビーム指示情報に対する実際のRVシーケンス内の第1のRVシーケンスの初期値を指示し、前記第1のビーム指示情報に対応するRVシーケンスは前記第1のRVシーケンスである。
選択的に、前記指定された情報フィールドは、前記複数の実際のRVシーケンスの初期値または前記シーケンスオフセット値に関連付けられた関連情報の対応するコードポイント(RV codepoint)を指示し、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスの初期値または前記シーケンスオフセット値を決定するステップは、予め決定されたRV codepointとRVシーケンスの初期値との間の第2の対応関係に基づいて、前記指定された情報フィールドによって指示された関連情報に対応する前記各グループの候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスの初期値を決定するステップ、または、予め決定されたRV codepointと前記シーケンスオフセット値との間の第3の対応関係に基づいて、前記指定された情報フィールドによって指示された関連情報に対応する前記各グループの候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスの前記シーケンスオフセット値を決定するステップ、を含む。
選択的に、前記方法は、基地局によって第3のシグナリングで設定(configure)された前記第2の対応関係及び/又は前記第3の対応関係を取得するステップと、予め定義された設定に基づいて、前記第2の対応関係及び/又は前記第3の対応関係を決定するステップとのうちのいずれかをさらに含む。
選択的に、前記指定された情報フィールドは、前記各グループの候補伝送タイミングにおける第1のビーム指示情報に対する実際のRVシーケンス内の第1のRVシーケンスの初期値を指示し、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスの初期値を決定するステップは、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンス内の他のRVシーケンスの初期値の、前記第1のRVシーケンスの初期値に対するオフセット値を決定するステップと、前記第1のRVシーケンスの初期値と前記オフセット値とに基づいて、前記他のRVシーケンスの初期値をそれぞれ決定するステップと、を含む。
選択的に、前記方法は、基地局によって第4のシグナリングで設定された前記オフセット値を取得するステップ、または、予め定義された設定に基づいて、前記オフセット値を決定するステップ、をさらに含む。
選択的に、前記複数の候補伝送タイミングはK1個の公称伝送タイミングを含み、前記K1個の公称伝送タイミングがそれぞれ異なるスロット内に位置し、前記K1個の公称伝送タイミングは、各スロット内の開始シンボル位置が同じであり、各スロット内の継続シンボルの数が同じであり、前記K1個の公称伝送タイミングに第1の伝送タイミングが存在する場合、前記複数のターゲット伝送タイミングは複数の第2の伝送タイミングを含み、前記第1の伝送タイミングは、アップリンクPUSCHの送信を行うことができない伝送タイミングであり、前記複数の第2の伝送タイミングは、前記K1個の公称伝送タイミングのうちアップリンクPUSCHの送信を行うことができる伝送タイミングである。
選択的に、前記複数の候補伝送タイミングはK1’個の実際の伝送タイミングを含み、前記K1’個の実際の伝送タイミングは、K1個の公称伝送タイミングのうちアップリンクPUSCHの伝送を行うことができる伝送タイミングであり、前記K1個の公称伝送タイミングがそれぞれ異なるスロット内に位置し、前記K1個の公称伝送タイミングは、各スロット内の開始シンボル位置が同じであり、各スロット内の継続シンボルの数が同じであり、前記複数のターゲット伝送タイミングは前記K1’個の実際の伝送タイミングを含む。
選択的に、前記複数の候補伝送タイミングはK2’個の実際の伝送タイミングを含み、前記K2’個の実際の伝送タイミングは、K2個の公称伝送タイミングを分割して得られた複数の実際の伝送タイミングであり、前記K2個の公称伝送タイミングはバックツーバックで連続的に割り当てられた伝送タイミングであり、前記複数のターゲット伝送タイミングは複数の第2の実際の伝送タイミングを含み、前記複数の第2の実際の伝送タイミングは、前記K2’個の実際の伝送タイミングのうちアップリンクPUSCHの伝送を行うことができる複数の伝送タイミングである。
選択的に、前記複数の候補伝送タイミングはK2’’個の実際の伝送タイミングを含み、前記K2’’個の実際の伝送タイミングは、K2’個の実際の伝送タイミングのうち、アップリンクPUSCHの伝送を行うことができる伝送タイミングであり、前記K2’個の実際の伝送タイミングは、K2個の公称伝送タイミングを分割して得られた実際の伝送タイミングであり、前記K2個の公称伝送タイミングはバックツーバックで割り当てられた連続伝送タイミングであり、前記複数のターゲット伝送タイミングは前記K2’’個の実際の伝送タイミングを含む。
選択的に、前記少なくとも1つの基本RVシーケンスと物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を送信するための複数の候補伝送タイミングとの間のマッピング関係を決定するステップは、前記少なくとも1つの基本RVシーケンスとPUSCHを送信するためのすべての候補伝送タイミングとの間の前記マッピング関係を決定するステップを含む。
選択的に、前記すべての候補伝送タイミングはすべての公称伝送タイミングを含み、前記複数のターゲット伝送タイミングは、前記すべての公称伝送タイミングのうちアップリンクPUSCHの伝送を行うことができるすべての実際の伝送タイミングを含む。
選択的に、前記すべての候補伝送タイミングはアップリンクPUSCHの伝送を行うことができるすべての実際の伝送タイミングを含み、前記複数のターゲット伝送タイミングは前記すべての実際の伝送タイミングを含む。
本開示の実施例の第2の態様によれば、チャネル伝送装置を提供し、前記装置は、少なくとも1つの基本RVシーケンスと物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を送信するための複数の候補伝送タイミングとの間のマッピング関係を決定するように構成される第1の決定モジュールと、前記少なくとも1つの基本RVシーケンスに基づいて、前記複数の候補伝送タイミングのうちの各候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスを決定するように構成される第2の決定モジュールと、複数のターゲット伝送タイミングで、それぞれ対応するターゲット伝送タイミングに対応する前記実際のRVシーケンスに基づいて、前記PUSCHのデータブロックを繰り返し送信するように構成される伝送モジュールと、を含む。
本開示の実施例の第3の態様によれば、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムは、上記第1の態様のいずれかに記載のチャネル伝送方法を実行する。
本開示の実施例の第4の態様によれば、チャネル伝送装置を提供し、前記装置は、プロセッサと、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、前記プロセッサは、上記の第1の態様のいずれかに記載のチャネル伝送方法を実行するように構成される。
本開示の実施例によって提供される技術案は、以下の有益な効果を含むことができる。
本開示の実施例では、端末は、少なくとも1つの基本RVシーケンスとPUSCHを送信するための複数の候補伝送タイミングとの間のマッピング関係を決定することができる。少なくとも1つの基本RVシーケンスに基づいて、各候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスを決定し、複数のターゲット伝送タイミングで、それぞれ対応するターゲット伝送タイミングに対応する前記実際のRVシーケンスに基づいて、前記PUSCHのデータブロックを繰り返し送信する。本開示は、PUSCHを繰り返し伝送するとともに、RVパラメータの割り当てによってマルチTRP伝送をサポートするという目的を実現し、データ伝送の信頼性を向上させる。
本開示の実施例では、端末は、少なくとも1つの基本RVシーケンスとPUSCHを送信するための複数の候補伝送タイミングとの間のマッピング関係を決定することができる。少なくとも1つの基本RVシーケンスに基づいて、各候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスを決定し、複数のターゲット伝送タイミングで、それぞれ対応するターゲット伝送タイミングに対応する前記実際のRVシーケンスに基づいて、前記PUSCHのデータブロックを繰り返し送信する。本開示は、PUSCHを繰り返し伝送するとともに、RVパラメータの割り当てによってマルチTRP伝送をサポートするという目的を実現し、データ伝送の信頼性を向上させる。
なお、上記一般的な説明及び後文の詳細な説明は、単なる例示的及び解釈的なものであり、本開示を限定するものではない。
ここでの図面は、明細書に組み込まれ、本明細書の一部として構成され、本開示に適合する実施例を示し、本発明の原理を説明するために明細書とともに使用される。
例示的な一実施例によって示されるPUSCH繰り返し伝送方式の概略図である。
例示的な一実施例によって示されるPUSCH繰り返し伝送方式の概略図である。
例示的な一実施例によって示されるPUSCH繰り返し伝送方式の概略図である。
例示的な一実施例によって示されるPUSCH繰り返し伝送方式の概略図である。
例示的な一実施例によって示されるチャネル伝送方法のフローチャートである。
例示的な一実施例によって示される別のチャネル伝送方法のフローチャートである。
例示的な一実施例によって示される別のチャネル伝送方法のフローチャートである。
例示的な一実施例によって示されるチャネル伝送装置のブロック図である。
本開示の例示的な一実施例によって示されるチャネル伝送装置の概略構成図である。
ここで、例示的な実施例を詳細に説明し、その例を図面に示す。以下の説明が図面に関連する場合、別段の表現がない限り、異なる図面の同じ数字は同じまたは類似の要素を表す。以下の例示的な実施例に記載された実施形態は、本発明と一致する全ての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは、添付の特許請求の範囲に詳細に記載された、本発明のいくつかの態様に一致する装置及び方法の例にすぎない。
本開示に使用される用語は、特定の実施例を説明するためのものにすぎず、本開示を制限することを意図していない。本開示と添付の特許請求の範囲に使用される単数形の「一」、「前記」及び「当該」は、コンテキストにおいて他の意味を明確に示さない限り、複数形も含むことを意図する。なお、本明細書で使用される用語の「及び/又は」とは、1つ又は複数の関連する列挙項目の任意の組み合わせ又は全ての可能な組み合わせを指す。
なお、本開示では、第1、第2、第3などの用語を使用して様々な情報を説明する可能性があるが、これらの情報は、これらの用語に限定すべきではないことを理解されたい。これらの用語は、単に同じタイプの情報を区別するために使用される。例えば、本開示の範囲から逸脱しない限り、第1の情報は第2の情報と呼ぶことができ、同様に、第2の情報は第1の情報と呼ぶこともできる。文脈によっては、ここで使用される単語「もし」は、「……のとき」又は「……の場合」又は「決定に応答する」として解釈することができる。
本開示によって提供されるチャネル伝送方案を説明する前に、まずR15とR16の2つのPUSCH拡張方式を説明する。
第1種類の拡張方式は、R15で採用されている繰り返しタイプAの伝送方式である。
当該繰り返しタイプAの伝送方式は、スロットレベルのSlot Aggregation(スロット集約)PUSCH伝送方式である。例えば、図1Aに示すように、1つのPUSCHは、連続するK個の伝送タイミング(nominal repetition)で繰り返し伝送され、図1AのKの値は2である。開始スロットのS番目のシンボルから伝送が開始され、各伝送タイミングはL個のシンボル継続し、図1AのLの値は4である。
なお、(S+L)はスロット境界を超えず、例えば1つのスロットが14個の時間シンボルを含む場合、(S+L)は14を超えない。
この繰り返しタイプAの伝送方式は、遅延要求が低く信頼性要求が高いサービスに適用しない。
第2種類の拡張方式は、R16で採用されている繰り返しタイプBの伝送方式である。
遅延要求が低く信頼性要求が高いサービスに適用するために、R16は、PUSCHの繰り返し伝送をスロット間で許容し、遅延をさらに低減する、mini-slot(ミニスロット)を単位とするPUSCH繰り返し伝送方式、すなわち繰り返しタイプBの伝送方式を提案している。
時間領域で、1つのPUSCHは開始スロットのS番目のシンボルから伝送が開始され、連続的に無停止でK個の伝送タイミングを送信し、図1Bに示すように、各伝送タイミングはL個のシンボルを連続的に占有する。
また、繰り返しタイプBの伝送方式では、(S+L)はスロット境界を越えることができ、伝送タイミングがスロット境界を越えた場合、伝送タイミングが再分割され、それに応じて実際の伝送タイミング(actural repetition)K’が得られる。例えば図1Cと図1Dに示す。
図1Cでは、3番目の伝送タイミングがスロット境界を越えるため、スロット境界で2つの実際の伝送タイミングに再分割され、すなわち、図1Cでは、PUSCHの伝送タイミングKは4であるが、実際の伝送タイミングK’は5である。
図1Dでは、1つの伝送タイミングのみがあり、当該伝送タイミングがスロット境界を越えるため、スロット境界で2つの実際の伝送タイミングに再分割され、すなわち、図1Dでは、PUSCHの伝送タイミングKは1であるが、実際の伝送タイミングK’は2である。
基地局は、SFI(Slot Format Indicator、スロットフォーマット指示子)によって、半静的なFlexible(柔軟)時間シンボルが動的なアップリンクシンボルまたは動的なダウンリンクシンボルであることを指示することができる。したがって、半静的なFlexible時間シンボルは、PUSCHに対して利用可能なシンボルである可能性があり(すなわち、Flexible時間シンボルはアップリンク信号であり、PUSCH伝送に利用可能であり)、利用不可能なシンボルである可能性もある(すなわち、Flexible時間シンボルはダウンリンク信号であり、PUSCH伝送に利用不可能である)。利用不可能な時間シンボルが存在する場合、利用不可能な時間シンボルをdrop(廃棄)し、残りの利用可能なシンボルでPUSCHを伝送する必要がある。すなわち、伝送全体に対して、スロットL×KはPUSCH伝送の時間ウィンドウサイズを表すことができ、当該時間ウィンドウに、ある時間シンボルがアップリンク伝送を行うことができない場合、当該時間シンボルはPUSCHを伝送不可能であり、当該伝送タイミングをdrop(廃棄)し、他の伝送タイミングでPUSCHを伝送する必要がある。
上記の繰り返しタイプAの伝送方式と繰り返しタイプBの伝送方式の対応する値を表1に示す。
上記の繰り返しタイプAの伝送方式及び繰り返しタイプBの伝送方式では、単一のRTPシーンに適用しており、データ伝送の信頼性を向上させるために、端末がマルチTRP技術を使用してPUSCHを繰り返し伝送することがサポートされない。
また、現在PUSCHを繰り返し伝送するとき、対応するRV(Redundancy Version、冗長バージョン)シーケンスを決定する必要がある。RVシーケンスの決定方式は、例えば、表2に示される。
上記の繰り返しタイプAの伝送方式に対応して、RVシーケンスはすべての伝送タイミングに直接マッピングされ、基地局は、DCI(Downlink Control Information 、ダウンリンク制御情報)を送信し、DCIのRV情報フィールドによってRVシーケンスの初期値を指示する。例えば、DCI中のRV情報フィールドが2ビットであり、ビット値が10である場合、表2中の初期値が2であるRVシーケンス2、3、1、0に対応する。
上記の繰り返しタイプBの伝送方式に対応して、RVシーケンスはすべての実際の伝送タイミングに直接マッピングされ、基地局は同様に、DCI(Downlink Control Information 、ダウンリンク制御情報)を送信し、DCIのRV情報フィールドによってRVシーケンスの初期値を指示する。
PUSCHを繰り返し伝送するときマルチTPRシーンをサポートするために、異なるRV伝送パラメータと異なる伝送タイミングとの間のマッピングを考慮する必要があるが、従来の方案では言及されていない。
上記の課題を解決するために、本開示はチャネル伝送方案を提供し、PUSCHを繰り返し伝送するとき、RVパラメータの割り当てによってマルチTRP伝送をサポートすることができる。
本開示の実施例は、チャネル伝送方法を提供し、端末に適用することができ、図2に示すように、図2は例示的な一実施例によって示されるチャネル伝送方法のフローチャートであり、当該方法は以下のステップ201~203を含むことができる。
ステップ201において、少なくとも1つの基本RVシーケンスと物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を送信するための複数の候補伝送タイミングとの間のマッピング関係を決定する。
ステップ202において、前記少なくとも1つの基本RVシーケンスに基づいて、前記複数の候補伝送タイミングのうちの各候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスを決定する。
本開示の実施例では、実際のRVシーケンスとは、対応する候補伝送タイミングに対応する基本RVシーケンスに基づいてサイクリックマッピングして得られた、PUSCHを送信するためのRVシーケンスを指す。例えば、基本RVシーケンスは0、2、3、1であり、実際のRVシーケンスは表2内のいずれかのシーケンスをサイクリックマッピングして得られたRVシーケンスであってもよく、例えば、対応するRVシーケンス値は、4回の伝送設定に対応する場合、2、3、1、0、または1、0、2、3であってもよい。
ステップ203において、複数のターゲット伝送タイミングで、それぞれ対応するターゲット伝送タイミングに対応する前記実際のRVシーケンスに基づいて、前記PUSCHのデータブロックを繰り返し送信する。
上記の実施例では、端末は、少なくとも1つの基本RVシーケンスとPUSCHを送信するための複数の候補伝送タイミングとの間のマッピング関係を決定することができる。少なくとも1つの基本RVシーケンスに基づいて、各候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスを決定し、複数のターゲット伝送タイミングで、それぞれ対応するターゲット伝送タイミングに対応する前記実際のRVシーケンスに基づいて、前記PUSCHのデータブロックを繰り返し送信する。本開示は、PUSCHを繰り返し伝送するとともに、RVパラメータの割り当てによってマルチTRP伝送をサポートするという目的を実現し、データ伝送の信頼性を向上させる。
選択的な実施例では、上記のステップ201に対して、マッピング関係を決定する場合、基地局から送信された第1のシグナリングに基づいて決定してもよく、またはプロトコルに予め定義された設定に基づいて、当該マッピング関係を決定してもよい。ここで、第1のシグナリングは上位RRC(Radio Resource Control、無線リソース制御)シグナリングであってもよく、またはMAC(Media Access Control Address、媒体アクセス制御アドレス)シグナリングであってもよく、本開示では限定されない。
上記の実施例では、基地局によって当該マッピング関係を設定してもよいし、プロトコルで当該マッピング関係を予め定義してもよく、実現が容易で利用可能性が高い。
選択的な実施例では、以下の方式のいずれかで当該マッピング関係を決定することができる。
第1の方式では、基地局に対応する異なる送信及び受信ポイント(TRP)によって受信された異なるビーム指示情報と前記複数の候補伝送タイミングとの間の第1の対応関係に基づいて、当該マッピング関係を決定する。
図3を参照すると、図3は図2に示す実施例に基づいて示される別のチャネル伝送方法のフローチャートであり、ステップ201は以下のステップ201-11~201-12を含むことができる。
ステップ201-11において、基地局に対応する異なる送信及び受信ポイント(TRP)によって受信された異なるビーム指示情報と前記複数の候補伝送タイミングとの間の第1の対応関係を決定する。
ここで、ビーム指示情報は、物理アップリンク共有チャネルPUSCHの送信を行うためのビーム関連情報である。本開示の実施例では、ビーム指示情報は、spatial Relation Info(空間的関係情報)を含んでもよいし、またはUL(Up Link、アップリンク)TCI(Transmission Configuration Indicator、伝送設定指示子)state(状態)情報を含んでもよい。
ステップ201-12において、前記異なるビーム指示情報に対応する基本RVシーケンスと前記第1の対応関係とに基づいて、前記マッピング関係を決定する。
本開示の実施例では、異なるビーム指示情報は同じ基本RVシーケンスまたは異なる基本RVシーケンスに対応することができ、端末は、異なるビーム指示情報に対応する基本RVシーケンスと上記の第1の対応関係とに基づいて、少なくとも1つの基本RVシーケンスと物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を送信するための複数の候補伝送タイミングとの間のマッピング関係を決定することができる。
上記の実施例では、上記異なるビーム指示情報と複数の候補伝送タイミングとの間の第1の対応関係に基づいて当該マッピング関係を決定することができ、実現が容易で利用可能性が高い。
選択的な実施例では、参照図4を参照すると、図4は、図3に示す実施例に基づいて示される別のチャネル伝送方法のフローチャットであり、ステップ202は以下のステップ202-1~202-4を含むことができる。
ステップ202-1において、前記複数の候補伝送タイミングを複数のグループに分割する。
ここで、各グループの候補伝送タイミングが同じビーム指示情報に対応する。例えば、複数の候補伝送タイミングは2グループの候補伝送タイミングを含み、第1グループの候補伝送タイミングがビーム指示情報TCI-1に対応し、第2グループの候補伝送タイミングがビーム指示情報TCI-2に対応する。
ステップ202-2において、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する1つの基本RVシーケンスを決定する。
本開示の実施例では、各グループの候補伝送タイミングは、1つの基本RVシーケンスを対応することができ、複数のグループの候補伝送タイミングは同じまたは異なる基本RVシーケンスに対応することができる。本開示の実施例では、基地局によって第2のシグナリングを介して、各グループの候補伝送タイミングに対応する基本RVシーケンスを端末に報知してもよく、またはプロトコルにおいて、各グループの候補伝送タイミングに対応する基本RVシーケンスを予め定義してもよい。
例えば、上記2グループの候補伝送タイミングは同じグループの基本RVシーケンスに対応することができ、当該シーケンスは{0、2、3、1}である。または、上記2グループの候補伝送タイミングは異なる2グループの基本RVシーケンスに対応することができ、例えば第1グループの候補伝送タイミングが基本RVシーケンス0、2、3、1に対応し、第2グループの候補伝送タイミングが基本RVシーケンス0、3、0、3に対応し、2つの基本RVシーケンスは異なる。
ステップ202-3において、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する前記実際のRVシーケンスの初期値またはシーケンスオフセット値を決定する。
本開示の実施例では、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する前記実際のRVシーケンスの初期値を直接決定することができ、当該初期値は、基本RVシーケンス内の値であってもよく、実際のRVシーケンスが基本シーケンスからサイクリックし始める値を示す。例えば、基本RVシーケンスが{0、2、1、3}であり、初期値が2である場合、最初の実際のRVシーケンス値が2であることを示し、その後の実際のRVシーケンスは順次基本RVシーケンスに従ってサイクリックマッピングを行って2、1、3、0、2、…が得られる。
あるいは、端末は、各グループの候補伝送タイミングに対応する前記実際のRVシーケンスのシーケンスオフセット値を決定することができる。ここで、前記シーケンスオフセット値は、前記各グループの候補伝送タイミングが前記基本RVシーケンスに対してサイクリックマッピングを行うRVシーケンス開始位置である。例えば、基本RVシーケンスが0、2、1、3であり、シーケンスオフセット値が3であり、オフセット基準点がデフォルトでRVシーケンス内の1つの値である場合、実際のRVシーケンスは、基本RVシーケンス内の最初のRVシーケンス値の初期値が3のものであることを示し、後続の実際のRVシーケンスは順次基本シーケンスに従ってサイクリックマッピングを行って3、0、2、1、3、…が得られる。
ステップ202-4において、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する基本RVシーケンス、及び前記実際のRVシーケンスの初期値または前記シーケンスオフセット値に基づいて、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する複数の実際のRVシーケンスを決定する。
例えば、前記基本RVシーケンスは0、2、1、3であり、実際のRVシーケンスの初期値は基本RVシーケンスの最初のRVシーケンス値が1のものである場合、後続の実際のRVシーケンスは順次基本シーケンスに従ってサイクリックマッピングを行って1、3、0、2、1、…が得られる。
また例えば、前記基本RVシーケンスが0、2、1、3であり、シーケンスオフセット値が2であり、オフセット基準点がデフォルトでRVシーケンス内の1つの値である場合、実際のRVシーケンスは、基本RVシーケンスの最初のRVシーケンス値の初期値が1のものであることを示し、後続の実際のRVシーケンスは順次基本シーケンスに従ってサイクリックマッピングを行って1、3、0、2、1、…が得られる。上記の実施例では、後続に複数のターゲット伝送タイミングでPUSCHを繰り返し伝送することを容易にするために、上記マッピング関係と少なくとも1つの基本RVシーケンスとに基づいて、各候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスを決定することができる。PUSCHを繰り返し伝送するとともに、RVパラメータの割り当てによってマルチTRP伝送をサポートするという目的を実現し、データ伝送の信頼性を向上させる。
選択的な実施例では、上記のステップ202-3については、
基地局から送信されたダウンリンク制御命令(DCI)に含まれる指定された情報フィールドに基づいて、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスの前記初期値または前記シーケンスオフセット値を決定するという方式で実現することができる。
基地局から送信されたダウンリンク制御命令(DCI)に含まれる指定された情報フィールドに基づいて、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスの前記初期値または前記シーケンスオフセット値を決定するという方式で実現することができる。
本開示の実施例では、DCI(Downlink Control Information、ダウンリンク制御命令)に含まれる指定された情報フィールドによって前記各グループの候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスの前記初期値または前記シーケンスオフセット値を端末に報知することができる。ここで、指定された情報フィールドとしてはDCI内のRVフィールドを採用することができる。
既存のDCIに含まれるRVフィールドは2ビットを含み、1つのビーム指示情報に対応する実際のRVシーケンスの初期値のみに対して使用することができる。
一例では、DCIのRVフィールドを拡張し、このRVフィールドによって前記各グループの候補伝送タイミングに対応する前記実際のRVシーケンスの初期値を個別に指示することができる。
例えば、2グループの候補伝送タイミングが存在する場合、RVフィールドは4ビットに拡張することができ、前の2ビットが、第1グループの候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスの初期値を指示し、後の2ビットが、第2グループの候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスの初期値を指示する。
2グループの候補伝送タイミングが同じ基本シーケンスである0、2、3、1に対応することを例として、RVフィールドのビット値が1001である場合、第1グループの候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスの初期値が2であり、第2グループの候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスの初期値が1であることを示す。
別の例では、RVフィールドを拡張しなくてもよく、 RVフィールドは、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する前記実際のRVシーケンスの初期値または前記シーケンスオフセット値に関連付けられた関連情報の対応するコードポイント(RV codepoint)を指示する。
選択的に、表3に示すように、RV codepointとRVシーケンスの初期値との間の第2の対応関係を事前に決定することができる。
基地局は、DCIのRVフィールドを介して2ビットの値を送信することができ、2ビットの値を10と仮定すると、端末は、表3に基づいて、値2が対応するのは第1グループの候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスの初期値が2であり、第2グループの候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスの初期値が0であることであると決定することができる。
あるいは、表4に示すように、端末は、RV codepointとシーケンスオフセット値との間の第3の対応関係を事前に決定することができる。
基地局は依然としてDCIのRVフィールドを介して2ビットの値を送信することができ、2ビットの値も10と仮定すると、端末は、表4に基づいて、値2が対応するのは第1グループの候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスのシーケンスオフセットが2であり、第2グループの候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスのシーケンスオフセットが0であることであると決定する。それに応じて、基本シーケンスがすべて0、2、3、1である場合、第1グループの候補伝送タイミングに対応する最初の実際のRVシーケンスは3、1、0、2であり、その後にタイミングRVシーケンスは順次サイクリックし、第2グループの候補伝送タイミングに対応する最初の実際のRVシーケンスが0、2、3、1であり、その後にタイミングRVシーケンスは順次サイクリックする。
本開示の実施例では、表3、表4の第2の対応関係及び第3の対応関係は、基地局によって第3のシグナリングで設定されてもよく、またはプロトコルで予め定義されてもよい。ここで、第3のシグナリングはRRCシグナリングまたはMACシグナリングであってもよい。
別の例では、RVフィールドはさらに、各グループの候補伝送タイミングにおける第1のビーム指示情報に対する実際のRVシーケンス内の第1のRVシーケンスの初期値を指示するために使用することができる。前記第1のビーム指示情報に対応するRVシーケンスは前記第1のRVシーケンスである。
指定された情報フィールドが前記各グループの候補伝送タイミングにおける第1のビーム指示情報に対する実際のRVシーケンス内の第1のRVシーケンスの初期値を指示する場合、各グループの候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンス内の他のRVシーケンスの初期値の、前記第1のRVシーケンスの初期値に対するオフセット値を決定することができる。さらに、基地局は、前記第1のRVシーケンスの初期値と前記オフセット値とに基づいて、前記他のRVシーケンスの初期値をそれぞれ決定することができる。ここで、前記オフセット値とは、他のRVシーケンスの初期値の第1のRVシーケンスの初期値に対するオフセット値を指し、このオフセット値は、基地局によって第4のシグナリングで設定されてもよく、またはプロトコルで予め定義されていてもよく、第4のシグナリングはRRCシグナリングまたはMACシグナリングであってもよい。
例えば、第1のRVシーケンスの初期値はRV1であり、第4のシグナリングまたはプロトコルでの予め設定によって上記オフセット値offsetを決定することができ、例えば、式RV2=mod(RV1+offset,4)に基づいて他のRVシーケンスの初期値が得られる。
選択的な実施例では、上記技術案の複数のグループの候補伝送タイミングが同じ基本RVシーケンスに対応し、複数のグループの候補伝送タイミングが異なる基本RVシーケンスに対応する場合、第2のシグナリングを介して複数の基本RVシーケンスを端末に予め報知するという方式であってもよく、例えば、基本RVシーケンスは[RV1、RV2]であり、DCIのRVフィールドを拡張する方式で、2グループの候補伝送タイミングがそれぞれ異なる基本シーケンスの初期値に対応することをそれぞれ指示することができ、例えば、RVフィールドのビット値が0010である場合、第1グループの候補伝送タイミングがRV1内の初期値0に対応し、第2グループの候補伝送タイミングがRV2内の初期値2に対応する。
DCIのRVフィールドを拡張しない場合、第3のシグナリングまたはプロトコルでの予め定義によって表3または表4を決定することができる。端末は RVフィールドの値に基づいて表3または表4を検索することにより、異なるグループの候補伝送タイミングにそれぞれ対応する実際のRVシーケンスの初期値またはシーケンスオフセット値を決定することができる。RV1が{0,2,3,1}であり、RV2が{0,3,0,3}であり、DCIのRVフィールドの値が01であると仮定すると、表3に基づいて第1グループの候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスの初期値が1であり、すなわち最初の実際のRVシーケンスが1、0、2、3であり、第2グループの候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスの初期値が3であり、すなわち最初の実際のRVシーケンスが3、0、3、0であることを得ることができる。
表4に基づいてシーケンスオフセット値を決定する方式は上記の方法と類似しており、ここでは説明を省略する。
選択的な実施例では、上記の繰り返しタイプAの伝送方式に対応して、複数の候補伝送タイミングはK1個の公称伝送タイミングを含むことができる。
ここで、前記K1個の公称伝送タイミングがそれぞれ異なるスロット内に位置し、前記K1個の公称伝送タイミングは、各スロット内の開始シンボル位置が同じであり、各スロット内の継続シンボルの数が同じである。
K1個の公称伝送タイミングに第1の伝送タイミングが存在する場合、前記複数のターゲット伝送タイミングは複数の第2の伝送タイミングを含み、ここで、第1の伝送タイミングは、アップリンクPUSCHの送信を行うことができない伝送タイミングであり、前記複数の第2の伝送タイミングは、前記K1個の公称伝送タイミングのうちアップリンクPUSCHの送信を行うことができる伝送タイミングである。
同様に、上記の繰り返しタイプAの伝送方式に対して、複数の候補伝送タイミングは、K1’個の実際の伝送タイミングを直接含むことができ、ここで、前記K1’個の実際の伝送タイミングは、K1個の公称伝送タイミングのうちアップリンクPUSCHの伝送を行うことができる伝送タイミングであり、前記K1個の公称伝送タイミングがそれぞれ異なるスロット内に位置し、前記K1個の公称伝送タイミングは、各スロット内の開始シンボル位置が同じであり、各スロット内の継続シンボルの数が同じである。
さらに、複数のターゲット伝送タイミングは前記K1’個の実際の伝送タイミングを含む。
上記の繰り返しタイプBの伝送方式に対応して、前記複数の候補伝送タイミングはK2’個の実際の伝送タイミングを含むことができ、ここで、前記K2’個の実際の伝送タイミングは、K2個の公称伝送タイミングを分割して得られた複数の実際の伝送タイミングであり、前記K2個の公称伝送タイミングはバックツーバックで連続的に割り当てられた伝送タイミングである。
それに応じて、複数のターゲット伝送タイミングは複数の第2の実際の伝送タイミングを含み、ここで、前記複数の第2の実際の伝送タイミングは、前記K2’個の実際の伝送タイミングのうちアップリンクPUSCHの伝送を行うことができる伝送タイミングである。
同様に、上記の繰り返しタイプBの伝送方式に対応して、前記複数の候補伝送タイミングはK2’’個の実際の伝送タイミングを含むことができ、前記K2’’個の実際の伝送タイミングは、K2’個の実際の伝送タイミングのうちアップリンクPUSCHの伝送を行うことができる伝送タイミングであり、前記K2’個の実際の伝送タイミングは、K2個の公称伝送タイミングを分割して得られた実際の伝送タイミングであり、前記K2個の公称伝送タイミングはバックツーバックで割り当てられた連続伝送タイミングである。
さらに、複数のターゲット伝送タイミングは前記K2’’個の実際の伝送タイミングを含む。
上記の実施例では、端末は、異なるビーム指示情報と複数の候補伝送タイミングとの間の対応関係に基づいて、少なくとも1つの基本RVシーケンスと複数の候補伝送タイミングとのマッピング関係を決定することにより、前記複数の候補伝送タイミングのうちの各候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスを決定することができる。さらに、端末は、複数のターゲット伝送タイミングで、それぞれ対応するターゲット伝送タイミングに対応する前記実際のRVシーケンスに基づいて、前記PUSCHのデータブロックを繰り返し送信することができる。PUSCHを繰り返し伝送するとともに、RVパラメータの割り当てによってマルチTRP伝送をサポートするという目的を実現し、データ伝送の信頼性を向上させる。
選択的な実施例では、以下の方式で上記のマッピング関係を決定することもできる。
第2の方式では、異なるビーム指示情報と複数の候補伝送タイミングとの間の第1の対応関係を区別せず、少なくとも1つの基本RVシーケンスとPUSCHを送信するためのすべての候補伝送タイミングとの間の前記マッピング関係を直接決定する。
それに応じて、複数の候補伝送タイミングはすべての公称伝送タイミングを含むことができ、それに応じて、複数のターゲット伝送タイミングはすべての公称伝送タイミングのうちアップリンクPUSCHの伝送を行うことができるすべての実際の伝送タイミングを含む。
あるいは、複数の候補伝送タイミングはアップリンクPUSCHの伝送を行うことができるすべての実際の伝送タイミングを含み、複数のターゲット伝送タイミングもすべてのタイミング伝送タイミングを含む。
上記の実施例では、ビーム指示情報と候補伝送タイミングとの間の第1の対応関係を考慮せず、基本RVシーケンスと複数の候補伝送タイミングとのマッピングを直接行うことができる。同様に、PUSCHを繰り返し伝送するとともに、RVパラメータの割り当てによってマルチTRP伝送をサポートするという目的を実現し、データ伝送の信頼性を向上させる。
上記チャネル伝送方法の実施例に対応して、本開示は、チャネル伝送装置の実施例をさらに提供する。
図5を参照すると、図5は、例示的な一実施例によって示されるチャネル伝送装置のブロック図であり、少なくとも1つの基本RVシーケンスと物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を送信するための複数の候補伝送タイミングとの間のマッピング関係を決定するように構成される第1の決定モジュール310と、前記少なくとも1つの基本RVシーケンスに基づいて、前記複数の候補伝送タイミングのうちの各候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスを決定するように構成される第2の決定モジュール320と、複数のターゲット伝送タイミングで、それぞれ対応するターゲット伝送タイミングに対応する前記実際のRVシーケンスに基づいて、前記PUSCHのデータブロックを繰り返し送信するように構成される伝送モジュール330と、を含む。
装置の実施例にとっては、基本的に方法の実施例に対応するため、関連する点は、方法の実施例の部分の説明Iを参照すればよい。上記説明された装置の実施例は単なる例示的なものであり、上記分離部品として説明されるユニットは、物理的に分離されたものであってもよく、物理的に分離されたものでなくてもよく、ユニットとして表示された部品は物理ユニットであってもよく、物理ユニットでなくてもよく、すなわち1つの場所に位置してもよく、または複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際の需要に応じて、そのうちの一部または全部のモジュールを選択して本開示の方案の目的を実現することができる。当業者は、創造的な労働を支払わない場合、理解して実施することができる。
それに応じて、本開示は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、前記コンピュータプログラムは上記のいずれかに記載のチャネル伝送方法を実行する。
それに応じて、本開示は、チャネル伝送装置をさらに提供し、プロセッサと、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、前記プロセッサは上記のいずれかに記載のチャネル伝送方法を実行するように構成される。
図6は例示的な一実施例によって示される電子機器600のブロック図である。例えば、電子機器600は、携帯電話、タブレット、デジタルブックリーダー、マルチメディア再生装置、ウェアラブルデバイス、車載端末、iPad(登録商標)、スマートテレビなどの端末であってもよい。
図6を参照すると、電子機器600は、処理コンポーネント602、メモリ604、電源コンポーネント606、マルチメディアコンポーネント608、オーディオコンポーネント610、入力/出力(I/O)インターフェース612、センサコンポーネント616、および通信コンポーネント618の1つまたは複数のコンポーネントを含むことができる。
処理コンポーネント602は、通常、表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作のような電子機器600の全体の操作を制御する。処理コンポーネント602は、上記のチャネル伝送方法の全てまたは一部のステップを完成するために、命令を実行するための1つ又は複数のプロセッサ620を含むことができる。また、処理コンポーネント602は、他のコンポーネントとのインタラクションの処理を容易にするために、1つまたは複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント602は、マルチメディアコンポーネント608と処理コンポーネント602とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。また、例えば、処理コンポーネント602は、上記の各実施例によって提供されるチャネル伝送方法のステップを実現するために、メモリから実行可能な命令を読み取ることができる。
メモリ604は、電子機器600上の操作をサポートするために、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、電子機器600で操作するためのあらゆるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ604は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、または光ディスクのような、あらゆるタイプの揮発性または不揮発性の記憶装置またはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。
電源コンポーネント606は、電子機器600の様々なコンポーネントに電力を提供する。電源コンポーネント606は、電源管理システム、1つまたは複数の電源、および他の電子機器600のために電力を生成し、管理し、割り当てることに関連するコンポーネントを含むことができる。
マルチメディアコンポーネント608は、前記電子機器600とユーザとの間の出力インターフェースを提供するディスプレイを含む。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント608は、1つのフロントカメラおよび/またはバックカメラを含む。電子機器600が撮影モードやビデオモードなどの操作モードである場合、フロントカメラおよび/またはバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびバックカメラは、1つの固定的な光学レンズシステムであってもよく、または焦点距離と光学ズーム能力を備えてもよい。
オーディオコンポーネント610は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント610は、電子機器600が呼び出しモード、記録モード、および音声認識モードのような操作モードである場合、外部のオーディオ信号を受信するように構成されるマイクロフォン(MIC)を含む。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ604に記憶されてもよく、または通信コンポーネント618を介して送信されてもよい。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント610は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに含む。
I/Oインターフェース612は、処理コンポーネント602と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、上記の周辺インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
センサコンポーネント616は、電子機器600に様々な態様の状態評価を提供するように、1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント616は、電子機器600のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出でき、例えば、前記コンポーネントは電子機器600のディスプレイおよびキーパッドであり、センサコンポーネント616は、さらに、電子機器600または電子機器600の1つのコンポーネントの位置変化、ユーザと電子機器600との接触の有無、電子機器600の方位または加速/減速および電子機器600の温度変化を検出することができる。センサコンポーネント616は、任意の物理的接触がない場合、付近の物体の存在を検出するように構成される近接センサを含むこともできる。センサコンポーネント616は、イメージングアプリケーションに使用されるCMOSまたはCCDイメージセンサのような光センサをさらに含むことができる。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント616は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ、または温度センサをさらに含むことができる。
通信コンポーネント618は、電子機器600と他の装置との間の有線または無線方式の通信を容易にするように構成される。電子機器600は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えば、Wi-Fi、2G、3G、4G、5Gまたは6G、またはこれらの組み合わせにアクセスすることができる。例示的な一実施例では、通信コンポーネント618は、ブロードキャストチャネルを介して外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な実施例では、前記通信コンポーネント618は、短距離通信を容易にするために、近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT)技術、および他の技術に基づいて実現されてもよい。
例示的な実施例では、電子機器600は、上記のチャネル伝送方法を実行するように、専用集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品のような1つまたは複数のアプリケーションによって実現されてもよい。
例示的な実施例では、命令を含む非一時的な機器読み取り可能な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ604をさらに提供し、上記命令は、上記チャネル伝送方法を完成するように、電子機器600のプロセッサ620によって実行されてもよい。例えば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置であってもよい。
当業者は、明細書を検討し、明細書で開示された発明を実践した後、本開示の他の実施案を容易に想到し得る。本開示は、本開示の任意の変形、用途または適応的変化をカバーすることを意図し、これらの変形、用途または適応的変化は、本開示の一般原理に従い、本開示で開示されていない当分野における技術常識または慣用されている技術手段を含む。明細書および実施例は、単なる例示的なものと見なされ、本開示の真の範囲および精神は、以下の特許請求の範囲によって指摘される。
なお、本開示は、上記に記載されて図面に示されている厳密な構造に限定されず、その範囲から逸脱しない限り、様々な修正や変更を行うことができる。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって限定される。
Claims (15)
- チャネル伝送方法であって、
少なくとも1つの基本冗長バージョン(RV)シーケンスと物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を送信するための複数の候補伝送タイミングとの間のマッピング関係を決定するステップと、
前記少なくとも1つの基本RVシーケンスに基づいて、前記複数の候補伝送タイミングのうちの各候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスを決定するステップと、
複数のターゲット伝送タイミングで、それぞれ対応するターゲット伝送タイミングに対応する前記実際のRVシーケンスに基づいて、前記PUSCHのデータブロックを繰り返し送信するステップと、を含み、
前記少なくとも1つの基本RVシーケンスに基づいて、前記複数の候補伝送タイミングのうちの各候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスを決定するステップは、
前記複数の候補伝送タイミングを複数のグループに分割するステップであって、各グループの候補伝送タイミングが同じビーム指示情報に対応するステップと、
前記各グループの候補伝送タイミングに対応する1つの基本RVシーケンスを決定するステップと、
前記各グループの候補伝送タイミングに対応する前記実際のRVシーケンスの初期値またはシーケンスオフセット値を決定するステップであって、前記シーケンスオフセット値は、前記各グループの候補伝送タイミングが前記基本RVシーケンスに対してサイクリックマッピングを行うRVシーケンス開始位置であるステップと、
前記各グループの候補伝送タイミングに対応する基本RVシーケンス、及び前記実際のRVシーケンスの初期値または前記シーケンスオフセット値に基づいて、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する複数の実際のRVシーケンスを決定するステップと、を含み、
前記各グループの候補伝送タイミングに対応する前記実際のRVシーケンスの初期値またはシーケンスオフセット値を決定するステップは、
予め決定されたコードポイント(RV codepoint)とRVシーケンスの初期値との間の第2の対応関係に基づいて、基地局から送信されたダウンリンク制御命令(DCI)に含まれる指定された情報フィールドによって指示された関連情報に対応する前記各グループの候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスの初期値を決定するステップ、または
予め決定されたRV codepointと前記シーケンスオフセット値との間の第3の対応関係に基づいて、基地局から送信されたダウンリンク制御命令(DCI)に含まれる指定された情報フィールドによって指示された関連情報に対応する前記各グループの候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスの前記シーケンスオフセット値を決定するステップ、を含み、
前記指定された情報フィールドは、前記複数の実際のRVシーケンスの初期値または前記シーケンスオフセット値に関連付けられた関連情報の対応するRV codepointを指示する、
ことを特徴とするチャネル伝送方法。 - 前記少なくとも1つの基本RVシーケンスと物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を送信するための複数の候補伝送タイミングとの間のマッピング関係を決定するステップは、
基地局から送信された第1のシグナリングに基づいて前記マッピング関係を決定するステップ、または、
予め定義された設定に基づいて、前記マッピング関係を決定するステップ、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のチャネル伝送方法。 - 前記少なくとも1つの基本RVシーケンスと物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を送信するための複数の候補伝送タイミングとの間のマッピング関係を決定するステップは、
基地局に対応する異なる送信及び受信ポイント(TRP)によって受信された異なるビーム指示情報と前記複数の候補伝送タイミングとの間の第1の対応関係を決定するステップであって、前記ビーム指示情報は、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の送信を行うためのビーム関連情報であるステップと、
前記異なるビーム指示情報に対応する基本RVシーケンスと前記第1の対応関係とに基づいて、前記マッピング関係を決定するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のチャネル伝送方法。 - 前記各グループの候補伝送タイミングに対応する1つの基本RVシーケンスを決定するステップは、
基地局から送信された第2のシグナリングに基づいて、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する1つの基本RVシーケンスを決定するステップ、または、
予め定義された設定に基づいて、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する1つの基本RVシーケンスを決定するステップ、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のチャネル伝送方法。 - 前記方法は、
基地局によって第3のシグナリングで設定された前記第2の対応関係及び/又は前記第3の対応関係を取得するステップと、
予め定義された設定に基づいて、前記第2の対応関係及び/又は前記第3の対応関係を決定するステップとのいずれかをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のチャネル伝送方法。 - 前記複数の候補伝送タイミングはK1個の公称伝送タイミングを含み、前記K1個の公称伝送タイミングがそれぞれ異なるスロット内に位置し、前記K1個の公称伝送タイミングは、各スロット内の開始シンボル位置が同じであり、各スロット内の継続シンボルの数が同じであり、
前記K1個の公称伝送タイミングに第1の伝送タイミングが存在する場合、前記複数のターゲット伝送タイミングは複数の第2の伝送タイミングを含み、前記第1の伝送タイミングは、アップリンクPUSCHの送信を行うことができない伝送タイミングであり、前記複数の第2の伝送タイミングは、前記K1個の公称伝送タイミングのうちアップリンクPUSCHの送信を行うことができる伝送タイミングである、
ことを特徴とする請求項1に記載のチャネル伝送方法。 - 前記複数の候補伝送タイミングはK1’個の実際の伝送タイミングを含み、前記K1’個の実際の伝送タイミングは、K1個の公称伝送タイミングのうちアップリンクPUSCHの伝送を行うことができる伝送タイミングであり、前記K1個の公称伝送タイミングがそれぞれ異なるスロット内に位置し、前記K1個の公称伝送タイミングは、各スロット内の開始シンボル位置が同じであり、各スロット内の継続シンボルの数が同じであり、
前記複数のターゲット伝送タイミングは前記K1’個の実際の伝送タイミングを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のチャネル伝送方法。 - 前記複数の候補伝送タイミングはK2’個の実際の伝送タイミングを含み、前記K2’個の実際の伝送タイミングは、K2個の公称伝送タイミングを分割して得られた複数の実際の伝送タイミングであり、前記K2個の公称伝送タイミングは、バックツーバックで連続的に割り当てられた伝送タイミングであり、
前記複数のターゲット伝送タイミングは複数の第2の実際の伝送タイミングを含み、前記複数の第2の実際の伝送タイミングは、前記K2’個の実際の伝送タイミングのうちアップリンクPUSCHの伝送を行うことができる複数の伝送タイミングである、
ことを特徴とする請求項1に記載のチャネル伝送方法。 - 前記複数の候補伝送タイミングはK2’’個の実際の伝送タイミングを含み、前記K2’’個の実際の伝送タイミングは、K2’個の実際の伝送タイミングのうちアップリンクPUSCHの伝送を行うことができる伝送タイミングであり、前記K2’個の実際の伝送タイミングは、K2個の公称伝送タイミングを分割して得られた実際の伝送タイミングであり、前記K2個の公称伝送タイミングはバックツーバックで割り当てられた連続伝送タイミングであり、
前記複数のターゲット伝送タイミングは前記K2’’個の実際の伝送タイミングを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のチャネル伝送方法。 - 前記少なくとも1つの基本RVシーケンスと物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を送信するための複数の候補伝送タイミングとの間のマッピング関係を決定するステップは、
前記少なくとも1つの基本RVシーケンスとPUSCHを送信するためのすべての候補伝送タイミングとの間の前記マッピング関係を決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のチャネル伝送方法。 - 前記すべての候補伝送タイミングはすべての公称伝送タイミングを含み、前記複数のターゲット伝送タイミングは、前記すべての公称伝送タイミングのうちアップリンクPUSCHの伝送を行うことができるすべての実際の伝送タイミングを含む、
ことを特徴とする請求項10に記載のチャネル伝送方法。 - 前記すべての候補伝送タイミングはアップリンクPUSCHの伝送を行うことができるすべての実際の伝送タイミングを含み、
前記複数のターゲット伝送タイミングは前記すべての実際の伝送タイミングを含む、
ことを特徴とする請求項10に記載のチャネル伝送方法。 - チャネル伝送装置であって、
少なくとも1つの基本冗長バージョン(RV)シーケンスと物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を送信するための複数の候補伝送タイミングとの間のマッピング関係を決定するように構成される第1の決定モジュールと、
前記少なくとも1つの基本RVシーケンスに基づいて、前記複数の候補伝送タイミングのうちの各候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスを決定するように構成される第2の決定モジュールと、
複数のターゲット伝送タイミングで、それぞれ対応するターゲット伝送タイミングに対応する前記実際のRVシーケンスに基づいて、前記PUSCHのデータブロックを繰り返し送信するように構成される伝送モジュールと、を含み、
前記第2の決定モジュールは、さらに、
前記複数の候補伝送タイミングを複数のグループに分割し、各グループの候補伝送タイミングが同じビーム指示情報に対応し、
前記各グループの候補伝送タイミングに対応する1つの基本RVシーケンスを決定し、
前記各グループの候補伝送タイミングに対応する前記実際のRVシーケンスの初期値またはシーケンスオフセット値を決定し、前記シーケンスオフセット値は、前記各グループの候補伝送タイミングが前記基本RVシーケンスに対してサイクリックマッピングを行うRVシーケンス開始位置であり、
前記各グループの候補伝送タイミングに対応する基本RVシーケンス、及び前記実際のRVシーケンスの初期値または前記シーケンスオフセット値に基づいて、前記各グループの候補伝送タイミングに対応する複数の実際のRVシーケンスを決定し、
前記各グループの候補伝送タイミングに対応する前記実際のRVシーケンスの初期値またはシーケンスオフセット値を決定することは、
予め決定されたコードポイント(RV codepoint)とRVシーケンスの初期値との間の第2の対応関係に基づいて、基地局から送信されたダウンリンク制御命令(DCI)に含まれる指定された情報フィールドによって指示された関連情報に対応する前記各グループの候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスの初期値を決定すること、または
予め決定されたRV codepointと前記シーケンスオフセット値との間の第3の対応関係に基づいて、基地局から送信されたダウンリンク制御命令(DCI)に含まれる指定された情報フィールドによって指示された関連情報に対応する前記各グループの候補伝送タイミングに対応する実際のRVシーケンスの前記シーケンスオフセット値を決定すること、を含み、
前記指定された情報フィールドは、前記複数の実際のRVシーケンスの初期値または前記シーケンスオフセット値に関連付けられた関連情報の対応するRV codepointを指示する、
ことを特徴とするチャネル伝送装置。 - コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、上記請求項1~12のいずれかに記載のチャネル伝送方法を実行する、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。 - チャネル伝送装置であって、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、上記請求項1~12のいずれかに記載のチャネル伝送方法を実行するように構成される、
ことを特徴とするチャネル伝送装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/CN2020/119602 WO2022067740A1 (zh) | 2020-09-30 | 2020-09-30 | 信道传输方法及装置、存储介质 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023542400A JP2023542400A (ja) | 2023-10-06 |
JP7496475B2 true JP7496475B2 (ja) | 2024-06-06 |
Family
ID=
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020141484A1 (en) | 2019-01-04 | 2020-07-09 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Repetition for ultra-reliable low-latency communications |
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020141484A1 (en) | 2019-01-04 | 2020-07-09 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Repetition for ultra-reliable low-latency communications |
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
ZTE,Discussion on unlicensed band URLLC/IIoT,3GPP TSG RAN WG1 #102-e R1-2005433,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_102-e/Docs/R1-2005433.zip>,2020年08月28日 |
ZTE,Enhancements on Multi-TRP and Multi-panel Transmission,3GPP TSG RAN WG1 #98b R1-1910284,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_98b/Docs/R1-1910284.zip>,2019年10月20日 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11963208B2 (en) | Resource allocation method and apparatus | |
EP4106437A1 (en) | Data transmission method and data transmission apparatus | |
US11419136B2 (en) | Information feedback method and apparatus | |
JP7282909B2 (ja) | 伝送指示方法及び装置 | |
KR20200071758A (ko) | 주파수 호핑 구성 방법 및 장치 | |
JP7315795B2 (ja) | ビーム失敗要求リソース割り当て方法、装置および記憶媒体 | |
US11503642B2 (en) | Method and device for determining an uplink-downlink switching point | |
JP7337201B2 (ja) | データ伝送方法、装置、システム及び記憶媒体 | |
US11895686B2 (en) | Method, device and medium for transmitting information | |
US11924121B2 (en) | Data transmission method and apparatus, and storage medium | |
US20190281617A1 (en) | Method and apparatus for determining transmission time interval, base station and user equipment | |
WO2020258050A1 (zh) | 确定无线资源的方法及装置 | |
JP7496475B2 (ja) | チャネル伝送方法及び装置、記憶媒体 | |
EP4224958A1 (en) | Channel transmission method and apparatus, and storage medium | |
RU2806449C1 (ru) | Способ и устройство для передачи канала и носитель данных | |
JP2023553056A (ja) | リソース決定方法、リソース決定装置及び記憶媒体 | |
US20230361947A1 (en) | Channel transmission method and apparatus, and storage medium | |
RU2791059C1 (ru) | Способ и устройство для выделения ресурсов для запроса при отказе луча | |
WO2024065219A1 (zh) | 跳频处理方法及装置 | |
WO2024065220A1 (zh) | 跳频处理方法及装置 | |
RU2810568C1 (ru) | Способ и устройство для определения задержки обратной связи HARQ и носитель данных | |
WO2023115429A1 (zh) | 重复传输方法及装置、存储介质 | |
US20240064769A1 (en) | Information transmission method and device | |
CN116636290A (zh) | 信道传输方法及装置、存储介质 | |
CN116391420A (zh) | 信息处理方法及装置、存储介质 |