JP2013162163A - ラジオ受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】煩雑な操作を行うことなく、利用者が所望の番組を探す時間を短縮することができるラジオ受信機を提供すること。
【解決手段】ラジオ受信機は、放送信号を受信するフロントエンド12と、受信した放送信号の内容を出力する復調部20等と、周波数掃引を行うスキャン処理部42と、過去に受信した放送信号について番組の種類を特定し、種類毎の受信頻度を判定する受信頻度判定部43と、スキャン処理部42によって受信周波数を掃引する際にそれぞれの放送信号において受信周波数を維持する時間を、受信頻度判定部43によって判定された受信頻度が高い種類の番組の放送信号については長く、受信頻度が低い種類の番組の放送信号については短く設定する受信時間設定部44とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、RDS(Radio Data System)等のラジオ受信機に関する。
従来から、受信周波数を掃引してラジオ放送を受信し、一定時間放送内容を出力した後に掃引を継続することにより、受信可能なラジオ放送を次々に受信するようにしたオートチューニング方式を採用したラジオ受信機であって、操作釦の操作時間に応じて内容出力を行う一定時間を2段階に切り替えるようにしたラジオ受信機が知られている(例えば、特許文献1参照、)。また、このような各ラジオ放送の内容を出力する一定時間を外部からの操作に応じて可変するようにしたラジオ受信装置が知られている(例えば、特許文献2参照。)。さらに、プリセットされた複数の周波数を対象に掃引時の内容出力時間を個別に可変設定するようにした自動スキャン選局装置が知られている(例えば、特許文献3参照。)。
実開昭62−196424号公報 特開昭63−23411号公報 特公平6−83027号公報
ところで、特許文献1、2に開示されたラジオ受信機等では、可変することはできるが各周波数において放送内容を出力する時間は、全周波数において一定であり、受信した番組の内容が利用者による興味や嗜好が反映されずに一律に設定されているため、利用者が所望の番組を探すまで時間がかかるという問題があった。また、特許文献3の自動スキャン選局装置では、プリセットされた各放送局に対応する内容の出力時間を任意に設定することができるが、同じ放送局の番組であっても様々な種類のものがあり、放送局単位で内容の出力時間を設定しても、必ずしも利用者の興味や嗜好を反映することはできない。また、プリセットされた各放送局毎に内容の出力時間を設定する操作が煩雑になるという問題があった。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、煩雑な操作を行うことなく、利用者が所望の番組を探す時間を短縮することができるラジオ受信機を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明のラジオ受信機は、放送信号を受信する放送信号受信手段と、放送信号受信手段によって受信した放送信号の内容を出力する出力手段と、放送信号受信手段の受信周波数を所定方向に掃引して受信帯域に含まれる複数の放送信号を検出するとともに、放送信号を検出したときにその受信周波数を所定時間維持する周波数掃引制御手段と、過去に受信した放送信号について番組の種類を特定し、種類毎の受信頻度を判定する受信頻度判定手段と、周波数掃引制御手段によって受信周波数を掃引する際に複数の放送信号のそれぞれにおいて受信周波数を維持する時間を、受信頻度判定手段によって判定された受信頻度が高い種類の番組の放送信号については長く、受信頻度が低い種類の番組の放送信号については短く設定する受信時間設定手段とを備えている。
周波数を掃引して放送信号を検出するスキャン動作を行う際に、受信可能な放送信号の番組が、過去の受信頻度が高い番組(利用者が良く聴取しており、興味があると思われる番組)と同じ種類である場合にその内容出力の時間を長くする一方で、それ以外の番組については内容出力の時間を短くすることにより、利用者の興味や嗜好を反映した所望の番組を探す時間を短縮することができる。また、利用者はそのために煩雑な操作を行う必要がなく、操作性を向上させることができる。
また、上述した周波数掃引制御手段によって受信周波数が維持されているときに、この受信周波数の番組受信を利用者が指示する操作手段をさらに備え、操作手段によって番組受信が指示されたときに、周波数掃引制御手段による周波数掃引を停止するとともに、その時点で維持している受信周波数の放送信号を放送信号受信手段によって受信することが望ましい。これにより、利用者は、所望の番組を探した後にこの番組の聴取を継続して行うことが可能となる。
また、上述した受信頻度判定手段は、番組の種類毎に受信の累積回数を計数し、累積回数に応じて種類毎の受信頻度を判定することが望ましい。これにより、容易かつ確実に番組の種類毎の受信頻度を判定することができる。
また、上述したいずれかの番組の累積回数が上限値に達したときに、全ての番組の累積回数から所定値を減算することが望ましい。これにより、ラジオ受信機の使用期間が長いために各番組の累積回数が増加して各番組の内容出力時間が一律に長くなることを防止することができ、確実に利用者の興味や嗜好を反映した所望の番組を探す時間を短縮することができる。
また、上述した受信頻度判定手段は、ラジオ・データ・システムの放送信号に含まれる番組内容識別データを取得して番組の種類を特定することが望ましい。あるいは、上述した受信頻度判定手段は、ラジオ・データ・システムの放送信号に含まれる番組内容識別データと番組識別データを取得して番組の種類を特定することが望ましい。これにより、容易かつ確実に受信番組の種類を特定することができる。
また、上述した周波数掃引制御手段は、あらかじめ登録された複数の受信周波数を対象に周波数の掃引を行うことが望ましい。これにより、複数の放送信号(放送局)を登録するプリセット機能を有する場合であって、これらの登録された放送信号の内容を順番に出力する場合にも本発明を適用することができ、登録された放送局を対象に利用者の興味や嗜好を反映した所望の番組を探す時間を短縮することができる。
一実施形態のラジオ受信機の構成を示す図である。 RDSデータの基本的ベースバンドコーディング構造の説明図である。 RDSデータに含まれる番組内容識別データ(PTYコード)の具体例を示す図である。 スキャン処理部42によって周波数掃引を行って複数の放送信号を受信する動作手順を示す流れ図である。
以下、本発明を適用した一実施形態のラジオ受信機について、図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態のラジオ受信機の構成を示す図である。図1に示すラジオ受信機は、RDS放送を受信するためのものであり、アンテナ10、フロントエンド(F/E)12、復調部20、増幅器22、スピーカ24、RSデコーダ30、制御部40、番組種類別カウンタ50、プリセット格納部52、表示部60、操作部62を含んで構成されている。
RDS放送は、19kHzのステレオパイロット信号の3次高調波である57kHzを副搬送波とし、フィルタリングおよび2相コード化された番組関連情報や交通情報関連等のデータを示すデータ信号により、副搬送波を振幅変調してラジオデータ(RDSデータ)とし、この振幅変調された副搬送波を主搬送波に周波数変調して放送している。
図2は、RDSデータの基本的ベースバンドコーディング構造の説明図である。図2に示すように、RDSデータは、104ビットを1グループとするグループ単位で構成され、各グループはそれぞれ4ブロック(A、B、C、D)からなり、1ブロックは16ビットの情報語(m0〜m15)と10ビットの検査語およびオフセット語(C’0〜C’9)とから構成されている。
ブロックAには、国名データや番組データからなるネットワークを示す番組識別データ(PIコード:Program Identification Code)が配置される。ブロックBには、交通情報番組を放送する交通情報放送局であることを示す交通情報放送局識別データ(TPコード:Traffic program Identification code)や番組の種類を示す番組内容識別データ(PTYコード:Program Type code)が配置される。ブロックCには、同一番組を放送しているネットワーク局群の各局の周波数に関するデータ、すなわち代替周波数データ(AFデータ:Alternative Frequency code)が配置される。ブロックDには、放送局名やネットワーク名等の放送局名データ(PSデータ:Program Service code)が配置される。
フロントエンド12は、アンテナ10を介して受信した放送信号の中から所望の放送信号を抽出するとともに周波数変換を行ってこの放送波に対応するIF信号(中間周波信号)を生成する。復調部20は、入力されるIF信号に基づいてFM復調処理およびステレオ復調処理を行う。FM復調された後のデータには、番組識別データ(PI)と番組内容識別データ(TYP)を含むRDSデータが重畳されている。復調部20によってステレオ復調されたオーディオ信号は、増幅器22によって増幅されてスピーカ24から出力される。
RDSデコーダ30は、復調部20によってFM復調されたデータに対して所定のデコード処理を行ってRDSデータを復元する。また、RDSデコーダ30には、RDSデータの誤りをブロック同期を取りながら検出し、その誤りを訂正する動作を行う。なお、通常は、RDSデータの誤り検出および訂正動作はRDSデータのデコード処理とは別であって、別の誤り検出・訂正部が備わっている。
制御部40は、ラジオ受信機全体を制御する。この制御部40は、CPUおよびRAM、ROM等によって構成されており、所定のプログラムを実行することにより各種の動作を行う。例えば、番組を選択して受信する選局動作や、周波数を一方向に掃引して受信可能な放送信号を順番に探すスキャン動作や、利用者が希望する複数の放送信号の周波数を登録するプリセット動作などが制御部40の制御によって行われる。このために、制御部40は、選局処理部41、スキャン処理部42、受信頻度判定部43、受信時間設定部44、プリセット処理部45を備えている。
選局処理部41は、操作部62を用いて利用者によって受信番組が指定されたときに、この受信番組に対応する受信周波数の設定をフロントエンド12に対して行う。スキャン処理部42は、操作部62を用いて利用者によって受信周波数の掃引(スキャン)が指示されたときに、現在の受信周波数から所定方向に受信周波数を掃引する指示をフロントエンド12に対して行う。スキャン処理部42は、放送信号を検出するまでこの周波数掃引を行い、放送信号を検出するとこのときの受信周波数を所定時間維持する設定をフロントエンド12に対して行う。これにより、所定時間この放送信号の番組に対応するオーディオ信号がスピーカ24から出力される。所定時間経過後、周波数掃引が再開される。この周波数掃引動作と所定時間の放送信号受信動作は、掃引周波数が一巡(例えば、掃引周波数が受信帯域の上限値(あるいは下限値)に達した場合には、周波数が下限値(あるいは上限値)に切り替えられて周波数掃引が継続される)するまで、あるいは、途中の放送信号受信動作中に操作部62が操作されてその放送信号の番組受信が利用者によって指示されるまで行われる。
受信頻度判定部43は、過去に受信した放送信号について番組の種類を特定し、種類毎の受信頻度を判定する。具体的には、受信頻度判定部43は、過去に受信した番組の種類毎に受信の累積回数を計数し、累積回数に応じて種類毎の受信頻度を判定する。この累積回数の計数は、番組種類別カウンタ50を用いて行われる。例えば、番組種類別カウンタ50には番組の種類毎にカウンタが設けられており、受信頻度判定部43は、過去に番組を受信した際にその番組の種類(番組内容識別データ)を特定し、該当するカウンタの値を1増加させる。各カウンタの値(累積値)は大きいほどその種類の番組の受信頻度が高いことになる。
図3は、RDSデータに含まれる番組内容識別データ(PTYコード)の具体例を示す図である。番組種類別カウンタ50ではPTYコード毎にカウンタが設けられており、受信頻度判定部43は、受信した番組のPTYコードを抽出し、このPTYコードのカウンタの値を更新する。
受信時間設定部44は、スキャン処理部42によって受信周波数を掃引する際に、検出した複数の放送信号のそれぞれにおいて受信周波数を維持する時間を、受信頻度判定部43によって判定された受信頻度が高い種類の番組の放送信号については長く、受信頻度が低い種類の番組の放送信号については短く設定する。例えば、番組の種類毎に設けられたカウンタの値に応じて4段階(値が大きい方からグループA、B、C、D)の時間が設定される。グループAに属する値のカウンタに対応する番組については、受信時間が最も長く設定される。グループBに属する値のカウンタに対応する番組については、受信時間が次に長く設定される。グループCに属する値のカウンタに対応する番組については、受信時間が次に長く設定される。グループDに属する値のカウンタに対応する番組については、受信時間が最も短く設定される。
プリセット処理部45は、操作部62に備わった複数のプリセットキーのそれぞれについて、利用者が希望する放送信号の周波数を登録する。例えば、いずれかの放送信号の番組を受信中に、いずれかのプリセットキーを長押しすることより、受信中の放送信号の受信周波数をこのプリセットキーに対応させる処理が行われる。各プリセットキーと受信周波数との対応関係を示すデータはプリセット格納部52に格納される。
表示部60は、RDSデータに表示対象のデータが含まれる場合にこのデータを表示したり、制御部40の制御に必要な選局情報等を表示する。操作部62は、利用者による指示を受け付けるためのものであり、各種の入力キーや操作つまみなどを備える。
上述したアンテナ10、フロントエンド12が放送信号受信手段に、復調部20、増幅器22、スピーカ24が出力手段に、スキャン処理部42が周波数掃引制御手段に、受信頻度判定部43、番組種類別カウンタ50が受信頻度判定手段に、受信時間設定部44が受信時間設定手段に、操作部62が操作手段にそれぞれ対応する。
本実施形態のラジオ受信機はこのような構成を有しており、次にその動作を説明する。図4は、スキャン処理部42によって周波数掃引を行って複数の放送信号を受信する動作手順を示す流れ図である。いずれかの放送信号の番組を受信中に、スキャン処理部42は掃引(スキャン)開始か否か判定する(ステップ100)。操作部62を用いて利用者による掃引開始の指示がなされない場合には否定判断が行われ、この判定が繰り返される。また、操作部62を用いて利用者による掃引開始が指示されるとステップ100の判定において肯定判断が行われ、スキャン処理部42は周波数掃引を行う(ステップ102)。例えば、周波数が高い側に掃引を行う場合には、次の候補となる受信周波数にフロントエンド12に指示され、受信周波数が切り替えられる。また、スキャン処理部42は、周波数掃引が一巡したか否かを判定する(ステップ104)。一巡した場合には肯定判断が行われ、一連のスキャン動作を終了する。
また、周波数掃引が一巡しない場合にはステップ104の判定において否定判断が行われ、次に、スキャン処理部42は、切替後の受信周波数に放送波が存在しているか否かを判定する(ステップ106)。放送波が存在しない場合には否定判断が行われ、ステップ102に戻って周波数掃引が行われる。また、放送波が存在する場合にはステップ106の判定において肯定判断が行われ、復調部20によって復調されたオーディオ信号がスピーカ24から出力される(ステップ108)。
また、オーディオ信号の出力動作と並行して、受信時間設定部44は、受信中の放送信号の番組のPTYコードを抽出するとともに(ステップ110)、番組種類別カウンタ50を用いて、この抽出したPTYコードに対応するカウンタの値で示される同じ種類の番組の受信頻度を判定する(ステップ112)。例えば、受信頻度が高い順に設定された4つのグループA、B、C、Dのいずれに属するかが判定される。次に、受信時間設定部44は、判定した受信頻度に対応する受信時間を設定する(ステップ114)。
次に、スキャン処理部42は、受信時間設定部44によって設定された受信時間が経過したか否かを判定する(ステップ116)。経過していない場合には否定判断が行われ、次に、操作部62を用いて利用者によって番組受信が指示されたか否かを判定する(ステップ118)。番組受信が指示されない場合には否定判断が行われ、ステップ116に戻って所定時間の経過判定が行われる。また、番組受信が指示された場合にはステップ118の判定において肯定判断が行われ、スキャン処理部42は周波数掃引を中止する(ステップ120)。以後、現在の受信周波数の放送信号に対応するオーディオ信号出力(ステップ108)が維持される。また、所定時間が経過してステップ116の判定において肯定判断が行われると、ステップ102に戻って周波数掃引が行われる。
このように、本実施形態のラジオ受信機では、周波数を掃引して放送信号を検出するスキャン動作を行う際に、受信可能な放送信号の番組が、過去の受信頻度が高い番組(利用者が良く聴取しており、興味があると思われる番組)と同じ種類である場合にその内容出力の時間を長くする一方で、それ以外の番組については内容出力の時間を短くすることにより、利用者の興味や嗜好を反映した所望の番組を探す時間を短縮することができる。また、利用者はそのために煩雑な操作を行う必要がなく、操作性を向上させることができる。また、スキャン動作の途中で操作部62を用いて番組受信の指示を行うことにより、利用者は、所望の番組を探した後にこの番組の聴取(オーディオ信号の出力)を継続して行うことが可能となる。
また、受信頻度判定部43は、番組の種類毎に受信の累積回数を計数し、累積回数に応じて種類毎の受信頻度を判定しており、容易かつ確実に番組の種類毎の受信頻度を判定することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、RDS放送を受信するラジオ受信機について説明したが、番組の種類を特定できるものであれば、その他のラジオ受信機、例えばDAB(Digital Audio Broadcasting)受信機についても本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態の番組種類別カウンタ50では、番組の種類毎に設けられたカウンタの値を、同じ種類の番組を受信する毎に1増加させたが、ラジオ受信機の使用期間が長くなると、多くの種類のカウンタの値が多くなってこれら各種類の番組の受信時間が一律に長くなることが考えられる。したがって、いずれかの番組のカウンタの値が上限値に達したときに、全ての番組のカウンタの値から所定値を減算するようにしてもよい。あるいは、番組の種類毎のカウンタの値そのものに基づいて受信頻度を判定するのではなく、カウンタの値が上位25%、その下の25%、さらにその下の25%、下位の25%のいずれに属するかに応じて受信頻度を判定するようにしてもよい。これにより、ラジオ受信機の使用期間が長いために各番組のカウンタの値が増加して各番組の内容出力時間が一律に長くなることを防止することができ、確実に利用者の興味や嗜好を反映した所望の番組を探す時間を短縮することができる。
また、上述した実施形態では、受信周波数を受信帯域内で一巡するまで所定方向に掃引して放送信号を探すスキャン動作について説明したが、受信周波数を掃引する対象を、プリセット処理部45によって登録された受信周波数としてもよい。この場合には、図4のステップ102における周波数掃引の対象を、複数のプリセットキーに対応して登録された複数の受信周波数とすればよい。また、この場合には、必ずしも掃引する周波数は所定方向に限定されず、プリセットキーの配列順や登録順としてもよい。これにより、複数の放送信号(放送局)を登録するプリセット機能を有する場合であって、これらの登録された放送信号の内容を順番に出力する場合にも本発明を適用することができ、登録された放送局を対象に利用者の興味や嗜好を反映した所望の番組を探す時間を短縮することができる。
また、上述した実施形態では、周波数掃引時に受信した放送信号から番組内容識別データ(PTYコード)を取得して番組の種類と後の受信頻度を判定するようにしたが、番組内容識別データとともに番組識別データ(PIコード)を取得し、これらを組み合わせて番組の種類を特定するようにしてよい。例えば、PIコードには国名データ(放送国)が含まれおり、受信した放送信号の言語を概括的に判定することができるため、PTYコードと言語を組み合わせて番組の種類を特定する場合が考えられる。なお、この場合には、番組種類別カウンタ50にはPTYコードと言語の組み合わせに応じたカウンタを備える必要がある。
上述したように、本発明によれば、周波数を掃引して放送信号を検出するスキャン動作を行う際に、受信可能な放送信号の番組が、過去の受信頻度が高い番組(利用者が良く聴取しており、興味があると思われる番組)と同じ種類である場合にその内容出力の時間を長くする一方で、それ以外の番組については内容出力の時間を短くすることにより、利用者の興味や嗜好を反映した所望の番組を探す時間を短縮することができる。
10 アンテナ
12 フロントエンド(F/E)
20 復調部
30 RSデコーダ
40 制御部
41 選局処理部
42 スキャン処理部
43 受信頻度判定部
44 受信時間設定部
45 プリセット処理部
50 番組種類別カウンタ
52 プリセット格納部
60 表示部
62 操作部

Claims (7)

  1. 放送信号を受信する放送信号受信手段と、
    前記放送信号受信手段によって受信した放送信号の内容を出力する出力手段と、
    前記放送信号受信手段の受信周波数を所定方向に掃引して受信帯域に含まれる複数の放送信号を検出するとともに、放送信号を検出したときにその受信周波数を所定時間維持する周波数掃引制御手段と、
    過去に受信した前記放送信号について番組の種類を特定し、種類毎の受信頻度を判定する受信頻度判定手段と、
    前記周波数掃引制御手段によって受信周波数を掃引する際に複数の前記放送信号のそれぞれにおいて受信周波数を維持する時間を、前記受信頻度判定手段によって判定された受信頻度が高い種類の番組の放送信号については長く、受信頻度が低い種類の番組の放送信号については短く設定する受信時間設定手段と、
    を備えることを特徴とするラジオ受信機。
  2. 請求項1において、
    前記周波数掃引制御手段によって受信周波数が維持されているときに、この受信周波数の番組受信を利用者が指示する操作手段をさらに備え、
    前記操作手段によって番組受信が指示されたときに、周波数掃引制御手段による周波数掃引を停止するとともに、その時点で維持している受信周波数の放送信号を前記放送信号受信手段によって受信することを特徴とするラジオ受信機。
  3. 請求項1または2において、
    前記受信頻度判定手段は、番組の種類毎に受信の累積回数を計数し、累積回数に応じて種類毎の受信頻度を判定することを特徴とするラジオ受信機。
  4. 請求項3において、
    いずれかの番組の累積回数が上限値に達したときに、全ての番組の累積回数から所定値を減算することを特徴とするラジオ受信機。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記受信頻度判定手段は、ラジオ・データ・システムの放送信号に含まれる番組内容識別データを取得して番組の種類を特定することを特徴とするラジオ受信機。
  6. 請求項4において、
    前記受信頻度判定手段は、ラジオ・データ・システムの放送信号に含まれる番組内容識別データと番組識別データを取得して番組の種類を特定することを特徴とするラジオ受信機。
  7. 請求項1〜6のいずれかにおいて、
    前記周波数掃引制御手段は、あらかじめ登録された複数の受信周波数を対象に周波数の掃引を行うことを特徴とするラジオ受信機。
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