JP2002300057A - 放送受信機器および受信切換方法 - Google Patents

放送受信機器および受信切換方法

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JP2002300057A
JP2002300057A JP2001101406A JP2001101406A JP2002300057A JP 2002300057 A JP2002300057 A JP 2002300057A JP 2001101406 A JP2001101406 A JP 2001101406A JP 2001101406 A JP2001101406 A JP 2001101406A JP 2002300057 A JP2002300057 A JP 2002300057A
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broadcast
analog
station
digital
receiving
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JP2001101406A
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Hiroaki Nishiyama
宏昭 西山
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信切換時における操作性の向上を適切に図
る放送受信機器を提供することである。 【解決手段】 プリセットキー21kには、放送形態
(アナログ放送及びデジタル放送)によらずに統一の放
送局(受信周波数)が設定されている。処理制御部は、
プリセットキー21kが押下されると、プリセットテー
ブルを参照し、対応する放送局を特定する。そして、チ
ューナユニットを制御し、特定した放送局の受信周波数
を指定して、放送電波を受信(同調)させる。これと並
行して、処理制御部は、タイマによりプリセットキーの
押下時間を計時し、計時した押下時間の長短から、受信
対象として指示されたのがアナログ放送であるかデジタ
ル放送であるかを判別する。そして、信号処理部に受信
対象となる何れかの放送を信号処理等させ、スピーカを
介して放送番組の音声を出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、IBOC伝送方
式によりアナログ放送及びデジタル放送が重畳されて伝
送されるDAB等において、両放送を切り換えて受信可
能な放送受信機器に関し、特に、受信切換時における操
作性の向上を適切に図ることのできる放送受信機器及び
受信切換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】IBOC(In-Band On-Channel)と総称
される伝送方式を適用したDAB(Digital Audio Broa
dcasting)等が米国等にて実用化されている。このIB
OC伝送方式は、アナログ放送及びデジタル放送を同一
アンサンブル(同一周波数)に重畳して伝送する方式で
あり、例えば、デジタル放送への一本化に至るまでの両
放送の共存等を実現するものである。このようなIBO
Cによる放送(伝送)がなされている地域では、アナロ
グ放送及びデジタル放送の両方を受信可能な放送受信機
器が製品化されている。この放送受信機器は、例えば、
操作部を介した利用者の操作に従って、受信対象をアナ
ログ放送又はデジタル放送に切り換えて番組を受信す
る。
【0003】以下、このような放送受信機器について図
面を参照して説明する。図5は、従来の放送受信機器の
構成を示すブロック図である。図示するように、放送受
信機器は、受信アンテナ101と、チューナユニット1
02と、アナログ放送復調ユニット103と、デジタル
放送復調ユニット104と、スイッチ105と、スピー
カ106と、処理制御部107と、操作部108と、表
示部109と、メモリ110とを備えて構成される。
【0004】受信アンテナ101は、例えば、FM電波
を受信するアンテナ等からなり、受信した放送電波をチ
ューナユニット102に供給する。チューナユニット1
02は、処理制御部107により制御され、指定された
受信周波数の放送電波に同調し、同調した放送電波をア
ナログ放送復調ユニット103及びデジタル放送復調ユ
ニット104に供給する。
【0005】アナログ放送復調ユニット103は、カッ
トオフ周波数がアナログ放送用に設定されたIFフィル
タ、受信電界強度を計測するSメータ、及び、アナログ
復調用の検波回路等を含んで構成され、チューナユニッ
ト102より供給された放送電波からアナログ放送の番
組(放送内容)を復調して音声信号を生成する。デジタ
ル放送復調ユニット104は、カットオフ周波数がデジ
タル放送用に設定されたIFフィルタ、Sメータ、デジ
タル復調用の信号復調回路、及び、DAコンバータ等を
含んで構成され、チューナユニット102より供給され
た放送電波からデジタル放送の番組を復調して音声信号
を生成する。
【0006】スイッチ105は、処理制御部107に制
御され、スピーカ106との接続をアナログ放送復調ユ
ニット103及びデジタル放送復調ユニット104の何
れかに切り換える。スピーカ106は、ステレオスピー
カ等からなり、スイッチ105にて接続が切り換えられ
たアナログ放送復調ユニット103又はデジタル放送復
調ユニット104から供給される音声信号に従った音声
を発する。
【0007】処理制御部107は、1チップマイコン等
からなり、放送受信機器全体を制御する。すなわち、処
理制御部107は、操作部108を介した利用者の操作
に従って、スイッチ105を制御し、受信対象となる放
送形態(アナログ放送又はデジタル放送)を切り換え
る。また、処理制御部107は、操作部108を介した
利用者の操作に従って、チューナユニット102を制御
し、受信対象となる放送局を選局する。
【0008】操作部108は、例えば、図6に示すよう
な操作パネルに配置された複数の操作キー(プリセット
キー108a及び、切換キー108b等)からなる。図
6に示すプリセットキー108aは、利用者が任意の放
送局を割り付けることのできる複数のキーであり、利用
者に押下されると、割り付けられた放送局への選局を指
示する情報を処理制御部107に供給する。また、切換
キー108bは、受信対象となる放送形態の切り換え
(アナログ放送及びデジタル放送の切り換え)を指示す
る専用のキーである。
【0009】表示部109は、例えば、図6に示すよう
な操作パネルに配置されたLCD等からなり、放送受信
機器の動作状況等を示す文字やキャラクタを表示する。
メモリ110は、プリセットキー108aと放送局(受
信周波数等)との対応を規定するプリセットテーブル等
を記憶する。
【0010】このような構成の放送受信機器は、プリセ
ットキー108aが利用者により押下されると、処理制
御部107がメモリ110に記憶されたプリセットテー
ブルを参照し、押下されたプリセットキー108aに対
応する放送局の受信周波数を取得する。そして、処理制
御部107は、取得した受信周波数を指定してチューナ
ユニット102に放送電波の同調を指示する。チューナ
ユニット102により同調された放送電波は、アナログ
放送復調ユニット103及びデジタル放送復調ユニット
104に供給され、それぞれ音声信号に復調される。そ
して、スイッチ105によりスピーカ106と接続され
ている復調ユニット(アナログ放送復調ユニット103
又はデジタル放送復調ユニット104)により復調され
た音声信号がスピーカ106にて発せられる。また、切
換キー108bが利用者により押下されると、処理制御
部107は、スイッチ105の接続を切り換え、切り換
え後の復調ユニットにより復調された音声信号がスピー
カ106にて発せられる。
【0011】すなわち、利用者は、放送受信機器に配置
されたプリセットキー108a及び切換キー108bを
操作して、アナログ放送及びデジタル放送を切り換えな
がら、所望の放送局の番組を聴くことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の放送受信機器では、放送局を選局するためのプ
リセットキー108a及び、受信する放送形態を切り換
える切換キー108bを利用者がその都度操作する必要
があるため、操作が面倒となる場合があった。例えば、
「放送局A」のアナログ放送を聴いていた利用者が、
「放送局B」のデジタル放送を聴きたい場合に、利用者
は、最初に切換キー108bを押下して受信対象をデジ
タル放送に切り換え、次に対応するプリセットキー10
8aを押下して放送局Bを選局する必要がある。つま
り、利用者は、放送形態の切り換えと、放送局の選局と
を別個の操作により放送受信機器に指示する必要があっ
た。
【0013】また、自動的に受信可能な放送局をプリセ
ットキー108aに割り付けるオートメモリ機能等を有
する放送受信機器では、プリセットキー108aにアナ
ログ放送とデジタル放送とで異なる放送局が割り付けら
れてしまう場合もある。このような場合、同じ放送局を
選局する場合であっても、アナログ放送とデジタル放送
とで、異なるプリセットキー108aを押下しなければ
ならないため、利用者に不要な混乱を与えることとな
る。
【0014】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、受信切換時における操作性の向上を適切に図るこ
とのできる放送受信機器及び受信切換方法を提供するこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る放送受信機器は、IBO
C伝送方式により伝送されるアナログ放送及びデジタル
放送を受信し得る放送受信機器であって、押下された操
作キーに対応する放送局を特定する放送局特定手段と、
押下された操作キーの押下態様に従って、受信する放送
形態をアナログ放送又はデジタル放送の何れかに特定す
る放送形態特定手段と、前記放送局特定手段により特定
された放送局を選局し、選局した放送局の放送番組を、
前記放送形態特定手段により特定された放送形態に切り
換えて復調する選局復調手段と、を備えることを特徴と
する。
【0016】この発明によれば、放送局特定手段は、押
下された操作キー(例えば、アナログ放送及びデジタル
放送を伝送する放送局の受信周波数が割り当てられたプ
リセットキー)に対応する放送局を特定する。放送形態
特定手段は、押下された操作キーの押下態様(例えば、
押下時間の長短や押下回数等)に従って、受信する放送
形態をアナログ放送又はデジタル放送の何れかに特定す
る。選局復調手段は、放送局特定手段により特定された
放送局を選局し、選局した放送局の放送番組を、放送形
態特定手段により特定された放送形態に切り換えて復調
する。このように、操作キーの押下に応じた放送局が選
局され、かつ、操作キーの押下時間の長短等に従って、
放送形態が切り換えられる。この結果、受信切換時にお
ける操作性の向上を適切に図ることができる。
【0017】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点に係る放送受信機器は、IBOC伝送方式により伝
送されるアナログ放送及びデジタル放送を受信し得る放
送受信機器であって、押下された操作キーに対応する放
送局を選局する選局手段と、押下された操作キーの押下
時間を計時する計時手段と、前記計時手段により計時さ
れた押下時間に従って、受信する放送形態をアナログ放
送又はデジタル放送の何れかに特定する特定手段と、前
記選局手段により選局された放送局の番組を、前記特定
手段により特定された放送形態に切り換えて受信する放
送受信手段と、を備えることを特徴とする。
【0018】この発明によれば、選局手段は、押下され
た操作キー(例えば、アナログ放送及びデジタル放送を
伝送する放送局の受信周波数が割り当てられたプリセッ
トキー)に対応する放送局を選局する。計時手段は、押
下された操作キーの押下時間を計時する。特定手段は、
計時手段により計時された押下時間に従って(例えば、
押下時間の長短に従って)、受信する放送形態をアナロ
グ放送又はデジタル放送の何れかに特定する。放送受信
手段は、選局手段により選局された放送局の番組を、特
定手段により特定された放送形態に切り換えて受信す
る。このように、操作キーの押下に応じた放送局が選局
され、かつ、操作キーの押下時間の長短等に従って、放
送形態が切り換えられる。この結果、受信切換時におけ
る操作性の向上を適切に図ることができる。
【0019】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点に係る放送受信機器は、IBOC伝送方式により伝
送されるアナログ放送及びデジタル放送を受信し得る放
送受信機器であって、アナログ放送及びデジタル放送を
伝送する放送局の受信周波数が割り当てられたプリセッ
トキーを含んだ入力手段と、押下されたプリセットキー
に対応する受信周波数の放送局を選局する選局手段と、
押下されたプリセットキーの押下時間を計時する計時手
段と、前記計時手段により計時された押下時間と予め定
められた規定値との関係に従って、受信する放送形態を
アナログ放送又はデジタル放送の何れかに特定する特定
手段と、前記選局手段により選局された放送局の番組
を、前記特定手段により特定された放送形態に切り換え
て受信する放送受信手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0020】この発明によれば、入力手段は、アナログ
放送及びデジタル放送を伝送する放送局の受信周波数が
割り当てられたプリセットキーを含んでいる。選局手段
は、押下されたプリセットキーに対応する受信周波数の
放送局を選局する。計時手段は、押下されたプリセット
キーの押下時間を計時する。特定手段は、計時手段によ
り計時された押下時間と予め定められた規定値との関係
に従って、受信する放送形態をアナログ放送又はデジタ
ル放送の何れかに特定する。放送受信手段は、選局手段
により選局された放送局の番組を、特定手段により特定
された放送形態に切り換えて受信する。このように、プ
リセットキーの押下に応じた放送局が選局され、かつ、
プリセットキーの押下時間の長短等に従って、放送形態
が切り換えられる。この結果、受信切換時における操作
性の向上を適切に図ることができる。
【0021】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点に係る受信切換方法は、IBOC伝送方式により伝
送されるアナログ放送及びデジタル放送を受信し得る放
送受信機器の受信切換方法であって、アナログ放送及び
デジタル放送を伝送する放送局の受信周波数が割り当て
られたプリセットキーが押下された際に、押下されたプ
リセットキーに対応する受信周波数の放送局を選局する
選局ステップと、押下されたプリセットキーの押下時間
を計時する計時ステップと、前記計時ステップにて計時
された押下時間と予め定められた規定値との関係に従っ
て、受信する放送形態をアナログ放送又はデジタル放送
の何れかに特定する特定ステップと、前記選局ステップ
にて選局された放送局の番組を、前記特定ステップにて
特定した放送形態に切り換えて受信する放送受信ステッ
プと、を備えることを特徴とする。
【0022】この発明によれば、選局ステップは、アナ
ログ放送及びデジタル放送を伝送する放送局の受信周波
数が割り当てられたプリセットキーが押下された際に、
押下されたプリセットキーに対応する受信周波数の放送
局を選局する。計時ステップは、押下されたプリセット
キーの押下時間を計時する。特定ステップは、計時ステ
ップにて計時された押下時間と予め定められた規定値と
の関係に従って、受信する放送形態をアナログ放送又は
デジタル放送の何れかに特定する。放送受信ステップ
は、選局ステップにて選局された放送局の番組を、特定
ステップにて特定した放送形態に切り換えて受信する。
このように、プリセットキーの押下に応じた放送局が選
局され、かつ、プリセットキーの押下時間の長短等に従
って、放送形態が切り換えられる。この結果、受信切換
時における操作性の向上を適切に図ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に適用される
放送受信機器について、以下図面を参照して説明する。
なお、放送受信機器は、IBOC伝送方式により伝送さ
れるアナログ放送及びデジタル放送を受信する機器であ
る。
【0024】図1は、この発明の実施の形態に適用され
る放送受信機器の一例を示す模式図である。図示するよ
うに、放送受信機器は、受信アンテナ11と、チューナ
ユニット12と、アナログ放送復調部13と、A/D変
換部14と、デジタル放送復調部15と、ECC回路1
6と、信号処理部17と、D/A変換部18と、スピー
カ19と、処理制御部20と、操作部21と、表示部2
2と、メモリ23とを含んで構成される。
【0025】受信アンテナ11は、例えば、FM電波を
受信するアンテナ等からなり、受信した放送電波をチュ
ーナユニット12に供給する。
【0026】チューナユニット12は、アナログ放送及
びデジタル放送を共有して受信可能なユニットであり、
処理制御部20に制御され、指定された受信周波数の放
送電波と同調する。チューナユニット12は、同調した
放送電波をアナログ放送復調部13及びデジタル放送復
調部15に供給する。
【0027】アナログ放送復調部13は、カットオフ周
波数がアナログ放送用に設定されたIFフィルタ、受信
電界強度を計測するSメータ、及び、アナログ復調用の
検波回路等を含んで構成され、チューナユニット12よ
り供給された放送電波からアナログ放送の番組(放送内
容)を復調して音声信号を生成する。アナログ放送復調
部13は、復調した音声信号をA/D変換部14に供給
する。
【0028】A/D(Analog to Digital)変換部14
は、アナログ放送復調部13から供給された音声信号
(アナログ信号)をデジタルの音声データに変換し、変
換後の音声データを信号処理部17に供給する。
【0029】デジタル放送復調部15は、カットオフ周
波数がデジタル放送用に設定されたIFフィルタ、Sメ
ータ、デジタル復調用の信号復調回路、及び、DAコン
バータ等を含んで構成され、チューナユニット12より
供給された放送電波からデジタル放送の番組を復調して
音声データを生成する。デジタル放送復調部15は、生
成した音声データをECC回路16に供給する。
【0030】ECC(Error Correction Code)回路1
6は、デジタル放送復調部15から供給される音声デー
タに付加されているエラー訂正コードに従ってエラー訂
正等を施し、訂正後の音声データを信号処理部17に供
給する。
【0031】信号処理部17は、DSP(Digital Sign
al Processor)等からなり、処理制御部20に制御さ
れ、A/D変換部14を介して供給される音声データ及
びECC回路16を介して供給される音声データの何れ
かを選択し、D/A変換部18に供給する。なお、信号
処理部17は、音声データからノイズを除去する等の信
号処理も併せて行う。
【0032】D/A(Digital to Analog)変換部18
は、信号処理部17から供給された音声データ(デジタ
ル)をアナログの音声信号に変換し、変換後の音声信号
をスピーカ19に供給する。
【0033】スピーカ19は、ステレオスピーカ等から
なり、D/A変換部18を介して供給された音声信号に
従った音声を発する。
【0034】処理制御部20は、CPU(Central Proc
essing Unit)、ROM(Read OnlyMemory)及びRAM
(Random Access Memory)等の他に、計時用のタイマ2
0aを含んで構成される1チップマイコン等からなり、
放送受信機器全体を制御する。すなわち、処理制御部2
0は、操作部21に含まれる後述するプリセットキーが
利用者により押下されると、メモリ23に記憶される後
述するプリセットテーブルを参照し、対応する放送局を
特定する。そして、チューナユニット12を制御し、特
定した放送局の受信周波数を指定して、放送電波を受信
(同調)させる。これと並行して、処理制御部20は、
タイマ20aを動作させて押下されるプリセットキーの
押下時間を計時し、計時した押下時間の長短から、受信
対象として指示されたのがアナログ放送であるかデジタ
ル放送であるかを判別する。
【0035】具体的に、処理制御部20は、プリセット
キーの押下を検出すると、タイマ20aのカウント動作
を開始させる。そして、プリセットキーの押下の終了を
検出すると、処理制御部20は、タイマ20aがカウン
トした押下時間を示すカウント値を取得する。処理制御
部20は、取得したカウント値と、予め定められた規定
値とを比較して、指示されたのがアナログ放送であるか
デジタル放送であるかを判別する。例えば、処理制御部
20は、カウント値が規定値以下である場合に、利用者
に指示されたのがアナログ放送であると判別し、一方、
カウント値が規定値より大きい場合に、指示されたのが
デジタル放送であると判別する。そして、受信対象を判
別すると、信号処理部17を制御して、受信対象となる
何れかの放送を信号処理等させ、スピーカ19を介し
て、放送番組の音声を出力させる。
【0036】操作部21は、例えば、放送受信機器の正
面の操作パネルに配置された複数の操作キー等からな
り、各操作キー等が利用者に押下されると、対応する指
示情報を処理制御部20に供給する。具体的に説明する
と、操作パネルに配置される操作キー(操作部21)に
は、図2に示すような複数のプリセットキー21kが含
まれている。このプリセットキー21kは、放送局の選
局だけでなく、放送形態(アナログ放送及びデジタル放
送)を切り換えるために利用者に操作される。
【0037】表示部22は、液晶表示素子や蛍光表示管
等からなり、処理制御部20に制御され、放送受信機器
の動作状況等を利用者に示すための文字やキャラクタを
表示する。具体的には、図2に示すような操作パネルに
表示部22が配置され、放送受信機器が受信している放
送局(番組等)及び放送形態を示す情報等を表示する。
【0038】メモリ23は、不揮発性のRAM等からな
り、種々の情報を記憶する。例えば、メモリ23は、図
3に示すようなプリセットテーブル23Tを記憶する。
このプリセットテーブル23Tは、各放送局の受信周波
数を規定する情報であり、プリセットキー21k(CH
1〜CH6)に対応して予め利用者等により設定されて
いる。なお、同一放送局におけるアナログ放送及びデジ
タル放送は、同一アンサンブル(同一周波数)に重畳さ
れているため、プリセットキー21kには、放送形態に
よらずに統一の放送局(受信周波数)が設定されてい
る。
【0039】以下、この発明の実施の形態に係る放送受
信機器の動作について図4を参照して説明する。図4
は、処理制御部20が実行する受信切換処理を説明する
ためのフローチャートである。なお、図4に示す受信切
換処理は、例えば、放送受信機器に電源が投入された際
に開始される。
【0040】まず、処理制御部20は、利用者によりプ
リセットキー21kが押下されるまで、後続処理の実行
を待機する(ステップS1)。そして、プリセットキー
21kが押下されると、処理制御部20は、タイマ20
aのカウント動作を開始させる(ステップS2)。すな
わち、処理制御部20は、プリセットキー21kの押下
時間を計時するためにタイマ20aを動作させる。
【0041】処理制御部20は、プリセットキー21k
の押下が終了するまで(利用者がプリセットキー21k
から指を離すまで)、処理を待機する(ステップS
3)。なお、この間、タイマ20aは、カウント動作を
継続している。
【0042】プリセットキー21kの押下が終了したと
判別した場合に、処理制御部20は、タイマ20aから
カウント値を取得し、規定値と比較する(ステップS
4)。すなわち、処理制御部20は、プリセットキー2
1kの押下時間を示すカウント値と、予め定められた規
定値とを比較する。そして、処理制御部20は、カウン
ト値が規定値より大きいか否かを判別する(ステップS
5)。
【0043】処理制御部20は、カウント値が規定値よ
り大きくない(規定値以下である)と判別すると、プリ
セットテーブル23Tに従った放送局のアナログ放送を
受信する(ステップS6)。すなわち、処理制御部20
は、メモリ23に記憶されるプリセットテーブル23T
を参照して押下されたプリセットキー21kに対応する
放送局を特定すると、チューナユニット12を制御し
て、特定した放送局の受信周波数を指定して、放送電波
を受信(同調)させる。これと並行して、処理制御部2
0は、プリセットキー21kの押下時間が短い(規定値
以下である)ため、受信対象として指示されたのがアナ
ログ放送であると判別し、信号処理部17を制御して、
A/D変換部14から供給される音声データを信号処理
等させ、スピーカ19を介して、放送番組の音声を出力
させる。
【0044】一方、ステップS5にてカウント値が規定
値より大きいと判別した場合に、処理制御部20は、プ
リセットテーブル23Tに従った放送局のデジタル放送
を受信する(ステップS7)。すなわち、処理制御部2
0は、押下されたプリセットキー21kに対応する放送
局を特定すると、チューナユニット12を制御し、特定
した放送局の放送電波を受信(同調)させる。これと並
行して、処理制御部20は、プリセットキー21kの押
下時間が長い(規定値より大きい)ため、受信対象とし
て指示されたのがデジタル放送であると判別し、信号処
理部17を制御して、ECC回路16から供給される音
声データを信号処理等させ、スピーカ19を介して、放
送番組の音声を出力させる。
【0045】上記の何れかの放送形態による放送受信
(番組音声の出力)を開始すると、処理制御部20は、
ステップS1に処理を戻し、上述のステップS1〜S7
の処理を繰り返し実行する。
【0046】このように、受信切換処理により、プリセ
ットキー21kの押下に応じた放送局が選局され、か
つ、プリセットキー21kの押下時間の長短に従って、
放送形態が切り換えられる。すなわち、利用者は、所望
の放送局に対応したプリセットキー21kを所定時間押
下するだけで、選局及び放送形態の切り換えを放送受信
機器に指示することができる。このため、選局に伴う同
一放送局(同一周波数)におけるアナログ放送及びデジ
タル放送の切り換え指示が容易になる。この結果、受信
切換時における操作性の向上を適切に図ることができ
る。
【0047】また、図2に示すように、従来の放送受信
機器にて必要となっていた専用の切換キー(図6に示す
切換キー108b等)を削除できるため、操作パネル等
における配置領域を適切に拡大することもできる。
【0048】上記の実施の形態では、プリセットキー2
1kの押下時間の長短によって、利用者に指示された放
送形態を判別したが、押下時間の長短以外により放送形
態を判別してもよい。例えば、プリセットキー21kの
一連の押下回数により放送形態を判別してもよい。つま
り、処理制御部20は、一定時間内に押下されたプリセ
ットキー21kの回数により放送形態を判別する。
【0049】具体的に処理制御部20は、1回だけプリ
セットキー21kが押下されると、プリセットテーブル
23Tを参照して押下されたプリセットキー21kに対
応する放送局を特定すると共に、受信対象として指示さ
れたのがアナログ放送であると判別する。一方、連続し
て2回、プリセットキー21kが押下されると、プリセ
ットテーブル23Tを参照して押下されたプリセットキ
ー21kに対応する放送局を特定すると共に、受信対象
として指示されたのがデジタル放送であると判別する。
この場合も利用者は、所望の放送局に対応したプリセッ
トキー21kを所定回数押下するだけで、選局及び放送
形態の切り換えを放送受信機器に指示することができ
る。この結果、受信切換時における操作性の向上を適切
に図ることができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信切換時における操作性の向上を適切に図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る放送受信機器の構成
の一例を示すブロック図である。
【図2】操作部及び表示部を備えた操作パネルの一例を
示す正面図である。
【図3】メモリに記憶されるプリセットテーブルの一例
を示す模式図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る受信切換処理を説明
するためのフローチャートである。
【図5】従来の放送受信機器の構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【図6】従来の放送受信機器における操作パネルの一例
を示す正面図である。
【符号の説明】
11 受信アンテナ 12 チューナユニット 13 アナログ放送復調部 14 A/D変換部 15 デジタル放送復調部 16 ECC回路 17 信号処理部 18 D/A変換部 19 スピーカ 20 処理制御部 21 操作部 22 表示部 23 メモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】IBOC(In-Band On-Channel)伝送方式
    により伝送されるアナログ放送及びデジタル放送を受信
    し得る放送受信機器であって、 押下された操作キーに対応する放送局を特定する放送局
    特定手段と、 押下された操作キーの押下態様に従って、受信する放送
    形態をアナログ放送又はデジタル放送の何れかに特定す
    る放送形態特定手段と、 前記放送局特定手段により特定された放送局を選局し、
    選局した放送局の放送番組を、前記放送形態特定手段に
    より特定された放送形態に切り換えて復調する選局復調
    手段と、 を備えることを特徴とする放送受信機器。
  2. 【請求項2】IBOC伝送方式により伝送されるアナロ
    グ放送及びデジタル放送を受信し得る放送受信機器であ
    って、 押下された操作キーに対応する放送局を選局する選局手
    段と、 押下された操作キーの押下時間を計時する計時手段と、 前記計時手段により計時された押下時間に従って、受信
    する放送形態をアナログ放送又はデジタル放送の何れか
    に特定する特定手段と、 前記選局手段により選局された放送局の番組を、前記特
    定手段により特定された放送形態に切り換えて受信する
    放送受信手段と、 を備えることを特徴とする放送受信機器。
  3. 【請求項3】IBOC伝送方式により伝送されるアナロ
    グ放送及びデジタル放送を受信し得る放送受信機器であ
    って、 アナログ放送及びデジタル放送を伝送する放送局の受信
    周波数が割り当てられたプリセットキーを含んだ入力手
    段と、 押下されたプリセットキーに対応する受信周波数の放送
    局を選局する選局手段と、 押下されたプリセットキーの押下時間を計時する計時手
    段と、 前記計時手段により計時された押下時間と予め定められ
    た規定値との関係に従って、受信する放送形態をアナロ
    グ放送又はデジタル放送の何れかに特定する特定手段
    と、 前記選局手段により選局された放送局の番組を、前記特
    定手段により特定された放送形態に切り換えて受信する
    放送受信手段と、 を備えることを特徴とする放送受信機器。
  4. 【請求項4】IBOC伝送方式により伝送されるアナロ
    グ放送及びデジタル放送を受信し得る放送受信機器の受
    信切換方法であって、 アナログ放送及びデジタル放送を伝送する放送局の受信
    周波数が割り当てられたプリセットキーが押下された際
    に、押下されたプリセットキーに対応する受信周波数の
    放送局を選局する選局ステップと、 押下されたプリセットキーの押下時間を計時する計時ス
    テップと、 前記計時ステップにて計時された押下時間と予め定めら
    れた規定値との関係に従って、受信する放送形態をアナ
    ログ放送又はデジタル放送の何れかに特定する特定ステ
    ップと、 前記選局ステップにて選局された放送局の番組を、前記
    特定ステップにて特定した放送形態に切り換えて受信す
    る放送受信ステップと、 を備えることを特徴とする受信切換方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006229748A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Kenwood Corp 受信装置、プログラム及び受信方法
US7577410B2 (en) 2004-04-05 2009-08-18 Alpine Electronics, Inc. Audio apparatus

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