JP2013162156A - イメージセンサーモジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】2線式のインターフェースで構成されるコントローラーに対して、コントローラー側にハード的な変更を施すことなく3線式のモジュールを接続する。
【解決手段】2本の信号線を介してスキャナーASIC31に接続されると共に3本の信号線を介して解像度切替部46に接続される信号変換回路48をCISM40内に備え、信号変換回路48は、制御信号TRとクロック信号MCKとを入力し、制御信号TRをそのまま用いて解像度指定信号SELを生成すると共に制御信号TRをスタート信号SIに変換して、クロック信号CLKと解像度指定信号SELとスタート信号SIとを解像度切替部46に出力するから、2線式のインターフェースで構成されるスキャナーASIC31にハード的な変更を施すことなく、3つの信号で作動する3線式のモジュールを接続することができる。
【選択図】図2
【解決手段】2本の信号線を介してスキャナーASIC31に接続されると共に3本の信号線を介して解像度切替部46に接続される信号変換回路48をCISM40内に備え、信号変換回路48は、制御信号TRとクロック信号MCKとを入力し、制御信号TRをそのまま用いて解像度指定信号SELを生成すると共に制御信号TRをスタート信号SIに変換して、クロック信号CLKと解像度指定信号SELとスタート信号SIとを解像度切替部46に出力するから、2線式のインターフェースで構成されるスキャナーASIC31にハード的な変更を施すことなく、3つの信号で作動する3線式のモジュールを接続することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、イメージセンサーモジュールに関する。
従来より、この種のイメージセンサーモジュールとしては、クロック信号とスタート信号とを2本の信号線により入力して作動する、いわゆる2線式のモジュールが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このモジュールでは、スタート信号のパルスの幅から指定された解像度を判定し、判定した解像度に従ってイメージセンサーを制御するものとしている。一方で、クロック信号とスタート信号と解像度指定用の信号とを3本の信号線によりそれぞれ入力して作動する、いわゆる3線式のモジュールも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
これらのイメージセンサーモジュールと接続されるコントローラーの中には、上述した2線式のモジュールとの接続を前提として、信号送信用の出力端子を2つしか備えないなど2線式のインターフェースで構成されるものがある。そのようなコントローラーに対して、上述した3線式のモジュールを接続しようとしても、接続端子を新たに追加するなどのハード面の変更が必要となるため、実現が困難なものとなる。
本発明のイメージセンサーモジュールは、2線式のインターフェースで構成されるコントローラーに対して、コントローラー側にハード的な変更を施すことなく3線式のモジュールを接続することを主目的とする。
本発明のイメージセンサーモジュールは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のイメージセンサーモジュールは、
光電変換用の複数の素子を備えるイメージセンサーモジュールであって、
入力クロック信号と制御信号との2つの信号を外部から入力し、該2つの信号に基づいて、クロック信号と解像度を示す信号と出力開始タイミングを示す信号との3つの信号を生成して出力する信号変換回路と、
前記3つの信号を前記信号変換回路から入力し、該3つの信号に基づいて前記複数の素子の出力を制御する素子制御手段と、
を備えることを要旨とする。
光電変換用の複数の素子を備えるイメージセンサーモジュールであって、
入力クロック信号と制御信号との2つの信号を外部から入力し、該2つの信号に基づいて、クロック信号と解像度を示す信号と出力開始タイミングを示す信号との3つの信号を生成して出力する信号変換回路と、
前記3つの信号を前記信号変換回路から入力し、該3つの信号に基づいて前記複数の素子の出力を制御する素子制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明のイメージセンサーモジュールでは、入力クロック信号と制御信号との2つの信号を外部から入力し、クロック信号と解像度を示す信号と出力開始タイミングを示す信号との3つの信号を生成して素子制御手段に出力する信号変換回路を備える。ここで、素子制御手段は3つの信号を受けて作動するから3線式のモジュールに相当するものといえる。このため、外部制御装置などの外部の信号出力装置が2線式のインターフェースで構成されていても外部側にハード的な変更を施すことなく、3線式のモジュールを接続することができる。
また、本発明のイメージセンサーモジュールにおいて、前記信号変換回路は、前記制御信号を前記入力クロック信号に基づく遅延を伴って反転させた少なくとも1つの信号を用いて前記出力開始タイミングを示すスタート信号を生成し、前記入力クロック信号をそのまま用いて前記クロック信号とし、前記制御信号をそのまま用いて前記解像度を示す解像度指定信号とする回路であるものとすることもできる。こうすれば、スタート信号だけを生成すればよいから、信号変換回路を比較的簡易な構成とすることができる。
さらに、本発明のイメージセンサーモジュールにおいて、前記信号変換回路は、前記制御信号を反転した信号と、該制御信号を前記入力クロック信号に基づく遅延を伴って反転した信号をさらに反転した信号とを用いて、前記制御信号のハイレベルからローレベルへの立ち下がりを契機として前記スタート信号を生成する回路であり、前記素子制御手段は、前記制御信号の立ち下がりから所定のタイミングにおける前記解像度指定信号の状態に基づいて前記解像度を判定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、スタート信号の影響が及ぶのを抑制した適切なタイミングで解像度を判定することができる。
あるいは、本発明のイメージセンサーモジュールにおいて、前記信号変換回路は、前記入力クロック信号用の信号線と、前記制御信号用の信号線との2本の信号線を介して外部に接続されて、該入力クロック信号用の信号線から分岐した信号線と、該制御信号用の信号線から分岐した信号線と、所定の信号線との3本の信号線を介して前記素子制御手段に接続され、前記入力クロック信号と、前記制御信号とを入力し、前記入力クロック信号に基づく遅延を伴って前記制御信号を反転した信号を出力するフリップフロップと、前記制御信号を反転した信号と、前記フリップフロップから出力された信号をさらに反転した信号とを入力し、該入力した信号の論理積をとって前記所定の信号線に前記スタート信号を出力するアンド回路とを備える回路であるものとすることもできる。こうすれば、比較的少ない部品数で制御信号の立ち下がりを契機としてスタート信号を生成する信号変換回路を構成することができる。また、制御信号の立ち下がりを契機としてスタート信号が立ち上がる場合を除いてスタート信号が立ち上がることはないから、意図しないタイミングでスタート信号が生成されるなどの不具合が生じるのを防止することができる。
これらの態様の本発明のイメージセンサーモジュールにおいて、前記素子制御手段は、前記制御信号の立ち下がりから第1のクロック数が経過した第1のタイミングと、第2のクロック数が経過した第2のタイミングとを前記所定のタイミングとして、前記解像度指定信号がいずれのタイミングでもローレベルであるか、いずれのタイミングでもハイレベルであるか、前記第1のタイミングではローレベルで前記第2のタイミングではハイレベルであるかのいずれかに基づいて解像度を判定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、簡易な判定で3種類の解像度を切り替えることができる。
さらに、本発明のイメージセンサーモジュールにおいて、前記信号変換回路は、前記制御信号を前記入力クロック信号に基づく遅延を伴って反転した第1の信号をさらに反転した信号と、該第1の信号を前記入力クロック信号に基づく遅延を伴って反転した第2の信号をさらに反転した信号とを用いて、前記制御信号のローレベルからハイレベルへの立ち上がりを契機として前記スタート信号を生成する回路であり、前記素子制御手段は、前記制御信号の立ち上がりから所定のタイミングにおける前記解像度指定信号に基づいて前記解像度を判定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、スタート信号の影響が及ぶのを抑制した適切なタイミングで解像度を判定することができる。
あるいは、本発明のイメージセンサーモジュールにおいて、前記信号変換回路は、前記入力クロック信号用の信号線と、前記制御信号用の信号線との2本の信号線を介して外部に接続されて、該入力クロック信号用の信号線から分岐した信号線と、該制御信号用の信号線から分岐した信号線と、所定の信号線との3本の信号線を介して前記素子制御手段に接続され、前記入力クロック信号と、前記制御信号とを入力し、前記入力クロック信号に基づく遅延を伴って前記制御信号を反転した第1の信号を出力する第1のフリップフロップと、前記入力クロック信号と、前記第1の信号とを入力し、前記入力クロック信号に基づく遅延を伴って前記第1の信号を反転した第2の信号を出力する第2のフリップフロップと、前記第1の信号をさらに反転した信号と、前記第2の信号をさらに反転した信号とを入力し、該入力した信号の論理積をとって前記所定の信号線に前記スタート信号を出力するアンド回路とを備える回路であるものとすることもできる。こうすれば、比較的少ない部品数で制御信号の立ち上がりを契機としてスタート信号を生成する信号変換回路を構成することができる。また、制御信号の立ち上がりを契機としてスタート信号が立ち上がる場合を除いてスタート信号が立ち上がることはないから、意図しないタイミングでスタート信号が生成されるなどの不具合が生じるのを防止することができる。
これらの態様の本発明のイメージセンサーモジュールにおいて、前記素子制御手段は、前記制御信号の立ち上がりから第3のクロック数が経過した第3のタイミングと、第4のクロック数が経過した第4のタイミングとを前記所定のタイミングとして、前記解像度指定信号がいずれのタイミングでもハイレベルであるか、いずれのタイミングでもローレベルであるか、前記第3のタイミングではハイレベルで前記第4のタイミングではローレベルであるかのいずれかに基づいて解像度を判定する手段であるものとすることもできる。
こうすれば、簡易な判定で3種類の解像度を切り替えることができる。
こうすれば、簡易な判定で3種類の解像度を切り替えることができる。
[第1実施形態]
次に、本発明の第1実施形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施形態であるプリンター20の構成の概略を示す構成図であり、図2は、第1実施形態のCISM40の構成の概略を示す構成図である。第1実施形態のプリンター20は、図1に示すように、装置全体の制御を司るコントローラー21と、外部機器との通信を行なうネットワークインターフェイス(I/F)26と、表示部と操作部とを有しユーザーによる各種操作が可能な操作パネル28と、原稿を光学的に読み取ってイメージデータを生成するスキャナーユニット30と、印刷媒体に画像を印刷するプリンターユニット70とを備える。
次に、本発明の第1実施形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施形態であるプリンター20の構成の概略を示す構成図であり、図2は、第1実施形態のCISM40の構成の概略を示す構成図である。第1実施形態のプリンター20は、図1に示すように、装置全体の制御を司るコントローラー21と、外部機器との通信を行なうネットワークインターフェイス(I/F)26と、表示部と操作部とを有しユーザーによる各種操作が可能な操作パネル28と、原稿を光学的に読み取ってイメージデータを生成するスキャナーユニット30と、印刷媒体に画像を印刷するプリンターユニット70とを備える。
コントローラー21は、CPU22を中心とするマイクロプロセッサーとして構成されており、各種処理プログラムや各種データ、各種テーブルなどを記憶したフラッシュメモリー23と、一時的にスキャンデータや印刷データを記憶するRAM24とを備える。コントローラー21は、スキャナーユニット30やプリンターユニット70からの各種動作信号や各種検出信号を入力したり、操作パネル28のタッチ操作に応じて発生する操作信号を入力したりする。また、コントローラー21は、操作パネル28からのスキャン指令に基づいて原稿を読み取るようスキャナーユニット30に指令を出力したり、画像データの印刷を実行するようプリンターユニット70に指令を出力したりする。
スキャナーユニット30は、スキャナーASIC31と、スキャナーエンジン35とを備える。スキャナーASIC31は、コントローラー21からのスキャン指令を受けて原稿を読み取るようスキャナーエンジン35を制御する集積回路である。このスキャナーASIC32は、図示は省略するが、CISM40に出力する信号を生成する信号生成部やCISM40から出力されるアナログの画像信号をデジタル信号に変換するA/D変換部,A/D変換部により変換されたデジタル信号に必要な画像処理を施す画像処理部などを備え、信号生成部により生成された信号を出力するための2つの出力ポート31a,31bが設けられている。また、スキャナーエンジン35は、赤色,緑色,青色の各色の光源を有し原稿読取領域に光を照射する図示しない光源ユニットやスキャナーASIC31とフレキシブルフラットケーブル(FFC)32を介して接続されるコンタクトイメージセンサーモジュール(CISM)40,ガラス台29を原稿読取領域として光源ユニットやCISM40を移動させる図示しない移動機構などを備える。FFC32には、スキャナーASIC31の信号生成部により生成された信号をCISM40に出力するための2本の信号線が設けられており、そのうちの1本は出力ポート31aに接続され読取制御用の制御信号TRを送信するTR信号線33であり、もう1本は出力ポート31bに接続されクロック(メインクロック)信号MCKを送信するMCK信号線34である。なお、スキャナーASIC31は、出力ポート31a,31b以外には、CISM40に信号を出力するための出力ポートを備えないものであり、いわゆる2線式のイメージセンサーモジュールとの接続を前提とする2線式のインターフェースをもって構成されている。
CISM40は、光源ユニットから照射され原稿で反射した反射光を受光して電荷として蓄える光電変換用の複数の素子を有するコンタクトイメージセンサー(CIS)42と、CIS42の複数の光電変換素子に対応する複数のチャンネルセレクトスイッチを有するチャンネルセレクトスイッチ群44と、チャンネルセレクトスイッチ群44に各種信号を出力する解像度切替部46と、FFC32のTR信号線33とMCK信号線34とを介してスキャナーASIC31と接続され制御信号TRとクロック信号MCKとの2つの信号を入力し必要な変換を施してクロック信号CLKと解像度指定信号SELとスタート信号SIとの3つの信号を生成して解像度切替部46に出力する信号変換回路48とを備える。なお、解像度切替部46がクロック信号CLKと解像度指定信号SELとスタート信号SIとの3つの信号を入力して作動するため、CISM40の各構成のうち、信号変換回路48を除いた部分(CIS42とチャンネルセレクトスイッチ群44と解像度切替部46)は、いわゆる3線式のイメージセンサーモジュールに相当する構成となる。
CIS42は、指定される解像度のうち最も高い解像度(例えば1200dpi)に応じた数の光電変換素子を有している。また、チャンネルセレクトスイッチ群44は、各チャンネルセレクトスイッチのオンオフにより光電変換素子の電荷を選択的に取り出して解像度に応じた画像信号として出力する。本実施形態では、一例として、1200dpiの高解像度やそれより低い解像度(例えば600dpi),さらに低い解像度(例えば300dpi)の3種類の解像度を切り替えて画像信号を出力できるよう構成されている。なお、チャンネルセレクトスイッチ群44から出力された画像信号は、FFC32内の図示しない信号線を介してスキャナーASIC31のA/D変換部に入力される。
解像度切替部46は、クロック信号CLKと解像度指定信号SELとスタート信号SIとの3つの信号を信号変換回路48から入力し、解像度指定信号SELで指定された解像度に基づく各チャンネルセレクトスイッチのオンオフの切替信号やスタート信号SIに基づく読取開始の信号などをチャンネルセレクトスイッチ群44に出力する。この解像度切替部46は、解像度指定信号SELの状態に基づいて3種類の解像度のいずれが指定されているかを判定するための解像度判定用テーブル46aを有している。解像度判定用テーブル46aには、判定の基準となる時点から第1クロック数CK1が経過したタイミングや第2クロック数CK2が経過したタイミングにおける解像度指定信号SELのレベルと解像度とが対応付けられている。具体的には、いずれのタイミングにおいても解像度指定信号SELがローレベル(L)となる状態と1200dpiとが対応付けられ、いずれのタイミングにおいてもハイレベル(H)となる状態と600dpiとが対応付けられ、第1クロック数CK1が経過したタイミングでローレベルで第2クロック数CK2が経過したタイミングでハイレベルとなる状態と300dpiとが対応付けられている。
信号変換回路48は、TR信号線33の制御信号TRをそのまま解像度指定信号SELとして送信するSEL信号線51と、MCK信号線34のクロック信号MCKをそのままクロック信号CLKとして送信するCLK信号線52と、制御信号TRを変換して生成したスタート信号SIを送信するSI信号線58との3本の信号線により、解像度切替部46に接続されている。また、信号変換回路48は、TR信号線33から制御信号TRを入力すると共にMCK信号線34からクロック信号MCKを入力し入力したクロック信号MCKに基づく1クロック分の遅延を伴って制御信号TRのレベルを反転してA信号としてA信号線54に出力するフリップフロップ53と、SEL信号線51の解像度指定信号SEL(=TR)のレベルを反転して入力すると共にA信号線54のA信号のレベルを反転して入力しそれらの論理積をとってスタート信号SIとしてSI信号線58に出力するアンド回路57とを備える。アンド回路57は、解像度指定信号SELを反転した信号とA信号を反転した信号とがいずれもハイレベルのときにはスタート信号SIとしてハイレベルの信号を出力し、解像度指定信号SELを反転した信号とA信号を反転した信号とのうちいずれか一方でもローレベルのときにはスタート信号SIとしてローレベルの信号を出力する。
プリンターユニット70は、図1に示すように、プリンターASIC71とプリンターエンジン75とを備える。プリンターASIC71は、プリンターエンジン75を制御する集積回路であり、コントローラー21から印刷指令を受けると、印刷指令の対象となる画像ファイルに基づいて印刷媒体に画像を印刷するようプリンターエンジン75を制御する。プリンターエンジン75は、印刷ヘッドから用紙へインクを吐出することにより印刷する周知のインクジェット方式のカラープリンターエンジンとして構成されている。なお、プリンターユニット70は、本発明の要旨をなさないから、その詳細な説明は省略する。
次に、こうして構成された第1実施形態のプリンター20の動作、特に、CISM40がスキャナーASIC31からの信号を入力した際の動作について説明する。図3は、第1実施形態の信号変換回路48における信号変換の様子を示す説明図である。ここで、クロック信号CLK(=MCK)は各解像度に共通の信号として図3(a)に示し、各解像度(1200dpiと600dpiと300dpi)の信号変換の様子を図3(b)〜(d)に示す。なお、スキャナーASIC31は、指定すべき解像度に応じて、上述した解像度判定用テーブル46aに従って制御信号TRを生成して出力するものとする。
まず、制御信号TRを変換してスタート信号SIを生成する場合について説明する。図示するように、時刻T1においてスキャナーASIC31からの制御信号TRがハイレベルからローレベルに立ち下がっている。このとき、信号変換回路48では、ローレベルとなった制御信号TRをそのままローレベルの解像度指定信号SELとしてSEL信号線51に出力する。また、信号変換回路48のフリップフロップ53は、上述したように遅延を伴うから立ち下がり前のハイレベルの制御信号TRを反転したローレベルのA信号を出力する。このため、アンド回路57は、ローレベルのA信号を反転してハイレベルの信号を入力すると共にローレベルの解像度指定信号SELを反転してハイレベルの信号を入力し、それらの論理積をとってハイレベルのスタート信号SIをSI信号線58に出力する。
時刻T1から1クロック経過したときには、フリップフロップ53から、立ち下がり後のローレベルの制御信号TRを反転したハイレベルのA信号が出力される。このため、アンド回路57にはA信号を反転したローレベルの信号が入力されるから、アンド回路57はローレベルのスタート信号SIを出力する。このように、制御信号TRの立ち下がりを契機として、信号変換回路48は、スタート信号SIを1パルス分だけ立ち上げて出力するのである。なお、このスタート信号SIの生成は、各解像度において共通の処理である。
次に、解像度指定信号SEL(=TR)に基づく解像度の判定について説明する。この判定は、解像度指定信号SELが入力された解像度切替部46により解像度判定用テーブル46a(図2参照)を用いて行われる。ここで、上述した判定の基準となる時点は、第1実施形態では、制御信号TRが立ち下がった時刻T1とする。このため、解像度切替部46は、時刻T1から第1クロック数CK1が経過したタイミングである時刻T2と時刻T1から第2クロック数CK2が経過したタイミングである時刻T3の解像度指定信号SELがいずれもローレベルのときには(図3(b))、1200dpiが指定されていると判定する。また、時刻T2と時刻T3の解像度指定信号SELがいずれもハイレベルのときには(図3(c))、600dpiが指定されていると判定する。さらに、時刻T2の解像度指定信号SELがローレベルで時刻T3の解像度指定信号SELがハイレベルのときには(図3(d))、300dpiが指定されていると判定する。
これにより、解像度指定信号SEL(=TR)の状態に基づいて、指定されている解像度を判定することができる。このように、CISM40では、信号変換回路48により制御信号TRを変換してスタート信号SIを生成すると共に変換前の制御信号TRをそのまま解像度指定信号SELとして用いて解像度切替部46により解像度を判定しており、制御信号TRをスタート信号SIへの変換用と解像度の指定用(切替用)とに兼用するものといえる。
ここで、図3(b)などのように、制御信号TR(=SEL)が継続してローレベルにあるときには、フリップフロップ53は、ローレベルの制御信号TRを反転してハイレベルのA信号を出力する。また、アンド回路57は、ハイレベルのA信号を反転してローレベルの信号を入力すると共にローレベルの解像度指定信号SELを反転してハイレベルの信号を入力し、それらの論理積をとってローレベルのスタート信号SIを出力する。即ち、制御信号TRが継続してローレベルにあるときには、スタート信号SIが立ち上がることはない。また、図3(c)などのように、制御信号TRが継続してハイレベルにあるときには、フリップフロップ53は、ハイレベルの制御信号TRを反転してローレベルのA信号を出力する。また、アンド回路57は、ローレベルのA信号を反転してハイレベルの信号を入力すると共にハイレベルの解像度指定信号SELを反転してローレベルの信号を入力し、それらの論理積をとってローレベルのスタート信号SIを出力する。即ち、制御信号TRが継続してハイレベルにあるときにも、スタート信号SIが立ち上がることはない。さらに、図3(d)などのように、制御信号TRが立ち上がるときには、フリップフロップ53は、立ち上がり前のローレベルの制御信号TRを反転したハイレベルのA信号を出力する。また、アンド回路57は、ハイレベルのA信号を反転してローレベルの信号を入力すると共にハイレベルの解像度指定信号SELを反転してローレベルの信号を入力し、それらの論理積をとってローレベルのスタート信号SIを出力する。即ち、制御信号TRが立ち上がるときにも、スタート信号SIが立ち上がることはない。このように、制御信号TRをスタート信号SIへの変換用と解像度の指定用とに兼用しても、制御信号TRが立ち下がる場合を除いてスタート信号SIが立ち上がることがないように信号変換回路48を構成したから、意図しないタイミングでスタート信号SIが立ち上がるなどの不具合が生じるのを防止することができる。
ここで、第1実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のCIS42の光電変換素子が本発明の「光電変換用の複数の素子」に相当し、チャンネルセレクトスイッチ群44と解像度切替部46とが「素子制御手段」に相当し、信号変換回路48が「信号変換回路」に相当する。また、フリップフロップ53が「フリップフロップ」に相当し、アンド回路57が「アンド回路」に相当する。なお、制御信号TRが本発明の制御信号に相当し、クロック信号MCKが本発明の入力クロック信号に相当する。
以上説明した第1実施形態のプリンター20によれば、2本の信号線を介してスキャナーASIC31に接続されると共に3本の信号線を介して解像度切替部46に接続される信号変換回路48をCISM40内に備え、信号変換回路48は、制御信号TRとクロック信号MCKとを入力し、制御信号TRをそのまま用いて解像度指定信号SELを生成すると共に制御信号TRをスタート信号SIに変換して、クロック信号CLKと解像度指定信号SELとスタート信号SIとを解像度切替部46に出力するから、スキャナーASIC31が2線式のインターフェースで構成されていてもスキャナーASIC31にハード的な変更を施すことなく、3線式のモジュールに相当するCISM40を接続することができる。
また、制御信号TRをそのまま用いて解像度指定信号SELを生成するから、解像度指定信号SELとスタート信号SIとをいずれも制御信号TRから変換を伴って生成するものに比して、信号変換回路48を比較的簡易な構成とすることができる。さらに、信号変換回路48は、フリップフロップ53とアンド回路57とにより、比較的少ない部品数で構成することができる。そして、解像度切替部46は、制御信号TRの立ち下がりから第1クロック数CK1が経過した時刻T2と第2クロック数CK2が経過した時刻T3の解像度指定信号SELの状態が、いずれもローレベルであるか、いずれもハイレベルであるか、ローレベルとハイレベルとであるかに基づいて解像度を判定するから、スタート信号SIの影響が及ぶのを抑制した適切なタイミングで、簡易な判定により3種類の解像度を切り替えることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本発明の第2実施形態のプリンター20Bは、CISM40Bの解像度切替部46Bや信号変換回路48Bの構成などの一部がCISM40の解像度切替部46や信号変換回路48と異なる点を除いて、第1実施形態のプリンター20と同一の構成を備えている。このため、第2実施形態のプリンター20Bの構成要素については、第1実施形態のプリンター20の構成要素と同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。図4は、第2実施形態のCISM40Bの構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本発明の第2実施形態のプリンター20Bは、CISM40Bの解像度切替部46Bや信号変換回路48Bの構成などの一部がCISM40の解像度切替部46や信号変換回路48と異なる点を除いて、第1実施形態のプリンター20と同一の構成を備えている。このため、第2実施形態のプリンター20Bの構成要素については、第1実施形態のプリンター20の構成要素と同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。図4は、第2実施形態のCISM40Bの構成の概略を示す構成図である。
CISM40Bは、CIS42と、チャンネルセレクトスイッチ群44と、解像度切替部46Bと、FFC32のTR信号線33とMCK信号線34とを介してスキャナーASIC31と接続され制御信号TRとクロック信号MCKとの2つの信号を入力し必要な変換を施してクロック信号CLKと解像度指定信号MODE(第1実施形態の解像度指定信号SELと同様の信号)とスタート信号FS(第1実施形態のスタート信号SIと同様の信号)との3つの信号を解像度切替部46Bに出力する信号変換回路48Bとを備える。なお、第1実施形態と同様に、CISM40Bの各構成のうち、信号変換回路48Bを除いた部分(CIS42とチャンネルセレクトスイッチ群44と解像度切替部46B)は、いわゆる3線式のイメージセンサーモジュールに相当する構成となる。
解像度切替部46Bは、クロック信号CLKと解像度指定信号MODEとスタート信号FSとの3つの信号を信号変換回路48Bから入力し、解像度指定信号MODEで指定された解像度に基づく各チャンネルセレクトスイッチのオンオフの切替信号やスタート信号FSに基づく読取開始の信号などをチャンネルセレクトスイッチ群44に出力する。この解像度切替部46Bは、解像度指定信号MODEのレベルと解像度とを対応付けた解像度判定用テーブル46bを有している。解像度判定用テーブル46bには、判定の基準となる時点から第3クロック数CK3が経過したタイミングや第4クロック数CK4が経過したタイミングにおける解像度指定信号MODEのレベルと解像度とが対応付けられている(図4参照)。
信号変換回路48Bは、TR信号線33の制御信号TRをそのまま解像度指定信号MODEとして送信するMODE信号線61と、MCK信号線34のクロック信号MCKをそのままクロック信号CLKとして送信するCLK信号線62と、制御信号TRを変換して生成したスタート信号FSを送信するFS信号線68との3本の信号線により、解像度切替部46Bに接続されている。また、信号変換回路48Bは、TR信号線33から制御信号TRを入力すると共にMCK信号線34からクロック信号MCKを入力し入力したクロック信号MCKに基づく1クロック分の遅延を伴って制御信号TRのレベルを反転してA信号としてA信号線64に出力する第1のフリップフロップ63と、A信号線64からA信号を入力すると共にCLK信号線62からクロック信号(CLK=MCK)を入力し入力したクロック信号CLKに基づく1クロック分の遅延を伴ってA信号のレベルを反転してB信号としてB信号線66に出力する第2のフリップフロップ65と、A信号線64のA信号のレベルを反転して入力すると共にB信号線66のB信号のレベルを反転して入力しそれらの論理積をとってスタート信号FSとしてFS信号線68に出力するアンド回路67とを備える。アンド回路67は、A信号を反転した信号とB信号を反転した信号とがいずれもハイレベルのときにはスタート信号FSとしてハイレベルの信号を出力し、A信号を反転した信号とB信号を反転した信号とのうちいずれか一方でもローレベルのときにはスタート信号FSとしてローレベルの信号を出力する。
次に、こうして構成された第2実施形態のプリンター20Bの動作、特に、CISM40BがスキャナーASIC31からの信号を入力した際の動作について説明する。図5は、第2実施形態の信号変換回路48Bにおける信号変換の様子を示す説明図である。図5では、図3と同様に、クロック信号CLK(=MCK)を図5(a)に示し、各解像度の信号変換の様子を図5(b)〜(d)に示す。なお、スキャナーASIC31は、指定すべき解像度に応じて、上述した解像度判定用テーブル46bに従って制御信号TRを生成して出力するものとする。
まず、制御信号TRを変換してスタート信号FSを生成する場合を説明する。図示するように、時刻T4においてスキャナーASIC31からの制御信号TRがローレベルからハイレベルに立ち上がっている。このとき、信号変換回路48Bの第1のフリップフロップ63は、上述したように遅延を伴うから立ち上がり前のローレベルの制御信号TRを反転したハイレベルのA信号を出力する。第2のフリップフロップ65は、同様に遅延を伴うからローレベルのA信号を反転したハイレベルのB信号を出力する。このため、アンド回路67は、ハイレベルのA信号を反転してローレベルの信号を入力すると共にハイレベルのB信号を反転してローレベルの信号を入力し、それらの論理積をとってローレベルのスタート信号FSを出力する。
時刻T4から1クロック経過したときには、第1のフリップフロップ63は、立ち上がり後のハイレベルの制御信号TRを反転したローレベルのA信号を出力し、第2のフリップフロップ65は、ハイレベルのA信号を反転したローレベルのB信号を出力する。このため、アンド回路67は、ローレベルのA信号を反転してハイレベルの信号を入力すると共にローレベルのB信号を反転してハイレベルの信号を入力し、それらの論理積をとってハイレベルのスタート信号FSを出力する。
さらに1クロック経過したときには、第1のフリップフロップ63は、ハイレベルの制御信号TRを反転したローレベルのA信号を出力し、第2のフリップフロップ65は、ローレベルのA信号を反転したハイレベルのB信号を出力する。このため、アンド回路67は、ローレベルのA信号を反転してハイレベルの信号を入力すると共にハイレベルのB信号を反転してローレベルの信号を入力し、それらの論理積をとってローレベルのスタート信号FSを出力する。このように、制御信号TRの立ち上がりを契機として、信号変換回路48Bは、スタート信号FSを1パルス分だけ立ち上げて出力するのである。なお、このスタート信号FSの生成は、各解像度において共通の処理である。
次に、解像度指定信号MODE(=TR)に基づく解像度の判定について説明する。この判定は、解像度指定信号MODEが入力された解像度切替部46Bにより解像度判定用テーブル46b(図4参照)を用いて行われる。ここで、第2実施形態の判定の基準となる時点は、制御信号TRが立ち上がった時刻T4とする。このため、解像度切替部46Bは、時刻T4から第3クロック数CK3が経過した時刻T5と第4クロック数CK4が経過した時刻T6の解像度指定信号MODEがいずれもハイレベルのときには(図5(b))、1200dpiが指定されていると判定する。また、時刻T5と時刻T6の解像度指定信号MODEがいずれもローレベルのときには(図5(c))、600dpiが指定されていると判定する。さらに、時刻T5の解像度指定信号MODEがハイレベルで時刻T6の解像度指定信号MODEがローレベルのときには(図5(d))、300dpiが指定されていると判定する。
これにより、解像度指定信号MODEの状態に基づいて、指定されている解像度を判定することができる。このように、CISM40Bでは、信号変換回路48Bにより制御信号TRを変換してスタート信号FSを生成すると共に変換前の制御信号TRをそのまま解像度指定信号MODEとして用いて解像度切替部46Bにより解像度を判定しており、第1実施形態と同様に制御信号TRをスタート信号FSへの変換用と解像度の指定用(切替用)とに兼用するものといえる。ここで、図5(b)〜(d)に示すように、時刻T4における制御信号TRの立ち上がりを契機としてスタート信号FSが立ち上がる以外にスタート信号FSが立ち上がることはない。このように、第1実施形態と同様に、制御信号TRをスタート信号FSへの変換用と解像度の指定用とに兼用しても、制御信号TRが立ち上がる場合を除いてスタート信号FSが立ち上がることがないよう信号変換回路48Bを構成したから、意図しないタイミングでスタート信号FSが立ち上がるなどの不具合が生じるのを防止することができる。
ここで、第2実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のCIS42の光電変換素子が本発明の「光電変換用の素子」に相当し、チャンネルセレクトスイッチ群44と解像度切替部46Bとが「素子制御手段」に相当し、信号変換回路48Bが「信号変換回路」に相当する。また、第1のフリップフロップ63が「第1のフリップフロップ」に相当し、第2のフリップフロップ65が「第2のフリップフロップ」に相当し、アンド回路67が「アンド回路」に相当する。
以上説明した第2実施形態のプリンター20によれば、2本の信号線を介してスキャナーASIC31に接続されると共に3本の信号線を介して解像度切替部46Bに接続される信号変換回路48BをCISM40B内に備え、信号変換回路48Bは、2本の信号線を介して制御信号TRとクロック信号MCKとを入力し、制御信号TRをそのまま用いて解像度指定信号MODEを生成すると共に制御信号TRをスタート信号FSに変換して、クロック信号CLKと解像度指定信号MODEとスタート信号FSとを解像度切替部46Bに出力するから、スキャナーASIC31が2線式のインターフェースで構成されていてもスキャナーASIC31にハード的な変更を施すことなく、3線式のモジュールに相当するCISM40を接続することができる。
また、制御信号TRをそのまま用いて解像度指定信号MODEを生成するから、解像度指定信号MODEとスタート信号FSとをいずれも制御信号TRから変換を伴って生成するものに比して、信号変換回路48Bを比較的簡易な構成とすることができる。さらに、信号変換回路48Bは、第1のフリップフロップ63と第2のフリップフロップ65とアンド回路67とにより、比較的少ない部品数で構成することができる。さらに、解像度切替部46Bは、制御信号TRの立ち上がりから第3クロック数CK3が経過した時刻T5と第4クロック数CK4が経過した時刻T6の解像度指定信号MODEの状態が、いずれもハイレベルであるか、いずれもローレベルであるか、ハイレベルとローレベルとであるかに基づいて解像度を判定するから、スタート信号SIの影響が及ぶのを抑制した適切なタイミングで、簡易な判定により3種類の解像度を切り替えることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
上述した第1実施形態では、信号変換回路48をフリップフロップ53とアンド回路57とを用いて構成するものとしたが、制御信号を反転した信号と、制御信号を遅延を伴って反転した信号をさらに反転した信号とを用いて、制御信号の立ち下がりを契機としてスタート信号を生成可能な回路であればよく、フリップフロップとアンド回路との組み合わせに限られるものではない。あるいは、クロック信号と制御信号とを入力し、入力した制御信号から2つの信号を生成して、クロック信号を含む3つの信号を出力可能な回路であれば如何なる回路構成としてもよい。
上述した第2実施形態では、信号変換回路48Bを第1のフリップフロップ63と第2のフリップフロップ65とアンド回路67とを用いて構成するものとしたが、制御信号を遅延を伴って反転したA信号をさらに反転した信号と、A信号を遅延を伴って反転したB信号をさらに反転した信号とを用いて、制御信号の立ち上がりを契機としてスタート信号を生成可能な回路であればよく、2つのフリップフロップとアンド回路との組み合わせに限られるものではない。あるいは、クロック信号と制御信号とを入力し、入力した制御信号から2つの信号を生成して、クロック信号を含む3つの信号を出力可能な回路であれば如何なる回路構成としてもよい。
上述した第1実施形態では、解像度切替部46が制御信号TRが立ち下がった時刻T1から第1クロック数CK1が経過した時刻T2と第2クロック数CK2が経過した時刻T3の解像度指定信号SELのレベルに基づいて解像度を判定するものとしたが、これに限られず、制御信号の立ち下がりから所定のタイミングにおける解像度指定信号のレベルから解像度を判定するものであれば如何なるものとしてもよい。
上述した第2実施形態では、解像度切替部46Bが制御信号TRが立ち上がった時刻T4から第3クロック数CK3が経過した時刻T5と第4クロック数CK4が経過した時刻T6の解像度指定信号MODEのレベルに基づいて解像度を判定するものとしたが、これに限られず、制御信号の立ち上がりから所定のタイミングにおける解像度指定信号のレベルから解像度を判定するものであれば如何なるものとしてもよい。
上述した実施形態では、解像度が3種類に切り替わるものとしたが、これに限られず、複数種類に切り替わるものであればよく、2種類に切り替わるものなどとしてもよい。
上述した実施形態では、本発明をスキャナー機能以外にプリンター機能を備えるプリンター20に適用して説明したが、プリンター機能を備えないスキャナー単体機に適用するものとしてもよいし、プリンター機能以外にFAX機能を備えるものに適用するものとしてもよい。
20 プリンター、21 コントローラー、22 CPU、23 フラッシュメモリー、24 RAM、26 ネットワークインターフェイス(I/F)、28 操作パネル、30 スキャナーユニット、31 スキャナーASIC、31a,31b 出力ポート、32 フレキシブルフラットケーブル(FFC)、33 TR信号線、34 MCK信号線、35 スキャナーエンジン、40,40B コンタクトイメージセンサーモジュール(CISM)、42 コンタクトイメージセンサー(CIS)、44 チャンネルセレクトスイッチ群、46,46B 解像度切替部、48,48B 信号変換回路、51 SEL信号線、52,62 CLK信号線、53 フリップフロップ、54,64 A信号線、57,67 アンド回路、58 SI信号線、61 MODE信号線、63 第1のフリップフロップ、65 第2のフリップフロップ、66 B信号線、68 FS信号線、70 プリンターユニット、71 プリンターASIC、75 プリンターエンジン。
Claims (8)
- 光電変換用の複数の素子を備えるイメージセンサーモジュールであって、
入力クロック信号と制御信号との2つの信号を外部から入力し、該2つの信号に基づいて、クロック信号と解像度を示す信号と出力開始タイミングを示す信号との3つの信号を生成して出力する信号変換回路と、
前記3つの信号を前記信号変換回路から入力し、該3つの信号に基づいて前記複数の素子の出力を制御する素子制御手段と、
を備えるイメージセンサーモジュール。 - 請求項1記載のイメージセンサーモジュールであって、
前記信号変換回路は、前記制御信号を前記入力クロック信号に基づく遅延を伴って反転させた少なくとも1つの信号を用いて前記出力開始タイミングを示すスタート信号を生成し、前記入力クロック信号をそのまま用いて前記クロック信号とし、前記制御信号をそのまま用いて前記解像度を示す解像度指定信号とする回路である
イメージセンサーモジュール。 - 請求項2記載のイメージセンサーモジュールであって、
前記信号変換回路は、前記制御信号を反転した信号と、該制御信号を前記入力クロック信号に基づく遅延を伴って反転した信号をさらに反転した信号とを用いて、前記制御信号のハイレベルからローレベルへの立ち下がりを契機として前記スタート信号を生成する回路であり、
前記素子制御手段は、前記制御信号の立ち下がりから所定のタイミングにおける前記解像度指定信号の状態に基づいて前記解像度を判定する手段である
イメージセンサーモジュール。 - 請求項2または3記載のイメージセンサーモジュールであって、
前記信号変換回路は、
前記入力クロック信号用の信号線と、前記制御信号用の信号線との2本の信号線を介して外部に接続されて、該入力クロック信号用の信号線から分岐した信号線と、該制御信号用の信号線から分岐した信号線と、所定の信号線との3本の信号線を介して前記素子制御手段に接続され、
前記入力クロック信号と、前記制御信号とを入力し、前記入力クロック信号に基づく遅延を伴って前記制御信号を反転した信号を出力するフリップフロップと、
前記制御信号を反転した信号と、前記フリップフロップから出力された信号をさらに反転した信号とを入力し、該入力した信号の論理積をとって前記所定の信号線に前記スタート信号を出力するアンド回路と
を備える回路である
イメージセンサーモジュール。 - 請求項3または4記載のイメージセンサーモジュールであって、
前記素子制御手段は、前記制御信号の立ち下がりから第1のクロック数が経過した第1のタイミングと、第2のクロック数が経過した第2のタイミングとを前記所定のタイミングとして、前記解像度指定信号がいずれのタイミングでもローレベルであるか、いずれのタイミングでもハイレベルであるか、前記第1のタイミングではローレベルで前記第2のタイミングではハイレベルであるかのいずれかに基づいて解像度を判定する手段である
イメージセンサーモジュール。 - 請求項2記載のイメージセンサーモジュールであって、
前記信号変換回路は、前記制御信号を前記入力クロック信号に基づく遅延を伴って反転した第1の信号をさらに反転した信号と、該第1の信号を前記入力クロック信号に基づく遅延を伴って反転した第2の信号をさらに反転した信号とを用いて、前記制御信号のローレベルからハイレベルへの立ち上がりを契機として前記スタート信号を生成する回路であり、
前記素子制御手段は、前記制御信号の立ち上がりから所定のタイミングにおける前記解像度指定信号に基づいて前記解像度を判定する手段である
イメージセンサーモジュール。 - 請求項2または6記載のイメージセンサーモジュールであって、
前記信号変換回路は、
前記入力クロック信号用の信号線と、前記制御信号用の信号線との2本の信号線を介して外部に接続されて、該入力クロック信号用の信号線から分岐した信号線と、該制御信号用の信号線から分岐した信号線と、所定の信号線との3本の信号線を介して前記素子制御手段に接続され、
前記入力クロック信号と、前記制御信号とを入力し、前記入力クロック信号に基づく遅延を伴って前記制御信号を反転した第1の信号を出力する第1のフリップフロップと、
前記入力クロック信号と、前記第1の信号とを入力し、前記入力クロック信号に基づく遅延を伴って前記第1の信号を反転した第2の信号を出力する第2のフリップフロップと、
前記第1の信号をさらに反転した信号と、前記第2の信号をさらに反転した信号とを入力し、該入力した信号の論理積をとって前記所定の信号線に前記スタート信号を出力するアンド回路と
を備える回路である
イメージセンサーモジュール。 - 請求項6または7記載のイメージセンサーモジュールであって、
前記素子制御手段は、前記制御信号の立ち上がりから第3のクロック数が経過した第3のタイミングと、第4のクロック数が経過した第4のタイミングとを前記所定のタイミングとして、前記解像度指定信号がいずれのタイミングでもハイレベルであるか、いずれのタイミングでもローレベルであるか、前記第3のタイミングではハイレベルで前記第4のタイミングではローレベルであるかのいずれかに基づいて解像度を判定する手段である
イメージセンサーモジュール。
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JP2016157270A (ja) * | 2015-02-24 | 2016-09-01 | 富士通株式会社 | ストレージ制御装置、およびストレージ制御プログラム |
-
2012
- 2012-02-01 JP JP2012019935A patent/JP2013162156A/ja active Pending
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