JP2009141523A - 画像読み取り装置及び画像読み取り方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 原稿の読み取り位置精度を向上し、誤動作をすることなく迅速に原稿を読み取る。
【解決手段】 リニアイメージセンサの予め定められた位置からの移動量をエンコーダにより検出し、予め定められた移動量ごとにエンコーダ信号をエンコーダセンサから出力する。そして、原稿の読み取りを行う時に、前記エンコーダ信号に同期して、主走査同期信号と光源の点灯信号とを、前記点灯信号の点灯時間が前記エンコーダ信号の周期以内となるよう生成する。そして、生成された点灯信号に基づいて読み取られた1ライン分の読み取りデータを、前記エンコーダセンサから次にエンコーダ信号が出力されるまでにバッファに蓄積する。そして、前記バッファに蓄積された読み取りデータを、前記エンコーダセンサから次に出力されるエンコーダ信号に同期して、前記エンコーダ信号の周期以内に出力するよう前記リニアイメージセンサを制御する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、DCモータによって原稿とリニアイメージセンサを、リニアイメージセンサの長手方向(主走査方向)に直交する方向(副走査方向)に、相対的に移動させながら1ラインごとに読み取りを行う画像読み取り装置及びその画像読み取り方法に関する。
さらには、原稿とリニアイメージセンサの相対的位置を検出しその検出結果に応じて1ラインごとの読み取りタイミングを生成する画像読み取り装置及びその画像読み取り方法に関する。
従来から、画像読み取り装置においてリニアイメージセンサの読み取り位置精度を向上させることを目的とした技術が開示されている。例えば、移動する画像読み取り部又は原稿の近傍に位置センサを配し、位置センサの出力信号によってラインセンサの読み取りタイミングを制御する技術が開示されている(特許文献1参照)。また、CCDラインセンサがその配列方向と直交する方向に一定の距離だけ移動する毎にピックアップパルスを発生するロータリーエンコーダからの出力信号を受信して、光電変換開始信号を強制的に発生する技術が開示されている(特許文献2参照)。さらに、ラインセンサの読み取りタイミングとなる水平同期信号を生成する手段と、光学ユニットを副走査方向に移動させる駆動手段とを有し、水平同期信号を駆動手段の駆動に応じて再同期化する画像読み取り装置が開示されている(特許文献3参照)。
特開昭63−287167号公報
特公平3−70213号公報
特許第3585976号公報
上記特許文献1には、位置センサによって1ドットピッチ分の回転が検出されると、位置センサはこのことを示す信号をラインセンサに出力し、ラインセンサに蓄積された画像データが転送されることが記載されている。しかし、位置センサから出力される信号とラインセンサの画像データの蓄積タイミングが同期していないため、ラインセンサの読み取り位置精度が低下するという問題が考えられる。
また、特許文献2では、ロータリーエンコーダからの出力信号によってイメージセンサの光電変換開始信号を強制的に発生させて位置精度の向上を図っている。しかし、ロータリーエンコーダからの出力信号によってイメージセンサの光電変換開始信号を強制的に発生させているため、以下の課題がある。
・ロータリーエンコーダからの出力信号の周期が変動するとイメージセンサによって行われる光電変換の周期が変動する為、イメージセンサから出力されるアナログ画像信号も変動する場合がある。
・アナログ画像信号の出力期間においては、ロータリーエンコーダからの出力信号によってイメージセンサの光電変換開始信号を発生することができず、ロータリーエンコーダからの出力信号との同期を取ることができない場合がある。
・ロータリーエンコーダからの出力信号の周期が、光電変換開始信号の周期とアナログ画像信号の出力期間との和以上でないと正常に動作できず、高速読み取りができない場合がある。
・ロータリーエンコーダからの出力信号の周期が変動するとイメージセンサによって行われる光電変換の周期が変動する為、イメージセンサから出力されるアナログ画像信号も変動する場合がある。
・アナログ画像信号の出力期間においては、ロータリーエンコーダからの出力信号によってイメージセンサの光電変換開始信号を発生することができず、ロータリーエンコーダからの出力信号との同期を取ることができない場合がある。
・ロータリーエンコーダからの出力信号の周期が、光電変換開始信号の周期とアナログ画像信号の出力期間との和以上でないと正常に動作できず、高速読み取りができない場合がある。
また、特許文献3においては、読み取りを開始する最初のラインのみ水平同期信号の再同期化を行う。このため、読み取りを開始する最初のラインでは主走査同期信号に同期して連続的に読み取ることができる。しかし、読み取りを開始する最初のラインのみで同期化を行うため、連続して複数のラインを読み取る際に、駆動速度の変動によって生じた読み取り位置の変動に対応することができないという課題があった。
そこで、本発の目的は、ロータリーエンコーダからの出力信号に同期して原稿の読み取りを行わせて原稿の読み取り位置精度を向上し、誤動作をすることなく迅速に原稿を読み取ることを可能にする画像読み取り装置及び画像読み取り方法を提供することである。
上記課題を解決するための本発明は、光源を有するリニアイメージセンサとモータとを備え、前記モータによって原稿あるいは前記リニアイメージセンサを前記リニアイメージセンサの長手方向と直交する方向に相対的に移動させながら1ラインごとに前記原稿の画像の読み取りを行う画像読み取り装置であって、
前記モータによって移動する前記原稿あるいは前記リニアイメージセンサの予め定められた位置からの移動量をエンコーダにより検出し、予め定められた移動量ごとにエンコーダ信号を出力するエンコーダセンサと、
前記原稿の画像の読み取りを行う時に、前記エンコーダ信号に同期して、前記リニアイメージセンサを電気的に走査するタイミングを決定する主走査同期信号と、前記光源を点灯する時間を決定する点灯信号とを、前記点灯信号の点灯時間が前記エンコーダ信号の周期以内となるよう生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された点灯信号に基づいて読み取られた1ライン分の読み取りデータを、前記エンコーダセンサから次にエンコーダ信号が出力されるまでに蓄積するバッファと、
前記バッファに蓄積された読み取りデータを、前記エンコーダセンサから次に出力されるエンコーダ信号に同期して、前記エンコーダ信号の周期以内に出力するよう前記リニアイメージセンサを制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
前記モータによって移動する前記原稿あるいは前記リニアイメージセンサの予め定められた位置からの移動量をエンコーダにより検出し、予め定められた移動量ごとにエンコーダ信号を出力するエンコーダセンサと、
前記原稿の画像の読み取りを行う時に、前記エンコーダ信号に同期して、前記リニアイメージセンサを電気的に走査するタイミングを決定する主走査同期信号と、前記光源を点灯する時間を決定する点灯信号とを、前記点灯信号の点灯時間が前記エンコーダ信号の周期以内となるよう生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された点灯信号に基づいて読み取られた1ライン分の読み取りデータを、前記エンコーダセンサから次にエンコーダ信号が出力されるまでに蓄積するバッファと、
前記バッファに蓄積された読み取りデータを、前記エンコーダセンサから次に出力されるエンコーダ信号に同期して、前記エンコーダ信号の周期以内に出力するよう前記リニアイメージセンサを制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するための別の本発明は、光源を有するリニアイメージセンサとモータとを備え、前記モータによって原稿あるいは前記リニアイメージセンサを前記リニアイメージセンサの長手方向と直交する方向に相対的に移動させながら1ラインごとに前記原稿の画像の読み取りを行う画像読み取り装置の画像読み取り方法であって、
前記モータによって移動する前記原稿あるいは前記リニアイメージセンサの予め定められた位置からの移動量をエンコーダにより検出し、予め定められた移動量ごとにエンコーダ信号をエンコーダセンサから出力する出力工程と、
前記原稿の画像の読み取りを行う時に、前記エンコーダ信号に同期して、前記リニアイメージセンサを電気的に走査するタイミングを決定する主走査同期信号と、前記光源を点灯する時間を決定する点灯信号とを、前記点灯信号の点灯時間が前記エンコーダ信号の周期以内となるよう生成する生成工程と、
前記生成工程で生成された点灯信号に基づいて読み取られた1ライン分の読み取りデータを、前記エンコーダセンサから次にエンコーダ信号が出力されるまでにバッファに蓄積する蓄積工程と、
前記バッファに蓄積された読み取りデータを、前記エンコーダセンサから次に出力されるエンコーダ信号に同期して、前記エンコーダ信号の周期以内に出力するよう前記リニアイメージセンサを制御する制御工程と、
を有することを特徴とする。
前記モータによって移動する前記原稿あるいは前記リニアイメージセンサの予め定められた位置からの移動量をエンコーダにより検出し、予め定められた移動量ごとにエンコーダ信号をエンコーダセンサから出力する出力工程と、
前記原稿の画像の読み取りを行う時に、前記エンコーダ信号に同期して、前記リニアイメージセンサを電気的に走査するタイミングを決定する主走査同期信号と、前記光源を点灯する時間を決定する点灯信号とを、前記点灯信号の点灯時間が前記エンコーダ信号の周期以内となるよう生成する生成工程と、
前記生成工程で生成された点灯信号に基づいて読み取られた1ライン分の読み取りデータを、前記エンコーダセンサから次にエンコーダ信号が出力されるまでにバッファに蓄積する蓄積工程と、
前記バッファに蓄積された読み取りデータを、前記エンコーダセンサから次に出力されるエンコーダ信号に同期して、前記エンコーダ信号の周期以内に出力するよう前記リニアイメージセンサを制御する制御工程と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、ロータリーエンコーダからの出力信号に同期して原稿の読み取りを行わせて原稿の読み取り位置精度を向上し、誤動作をすることなく迅速に原稿を読み取ることが可能になる。
以下に、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施例)
図1は、本発明の画像読み取り装置の実施例の全体構成図である。
図1は、本発明の画像読み取り装置の実施例の全体構成図である。
図1において、全体制御部8は、DCモータ3に印加する電圧又は供給する電流を制御することによりDCモータ3の回転速度を制御する。また、DCモータ3の回転軸にとりつけられ、ロータリーエンコーダの検出を行うロータリーエンコーダセンサ5は、ロータリーエンコーダの位置出力信号を全体制御部8に出力する。この信号により全体制御部8はリニアイメージセンサ1の位置を検出する。また、ホームポジションセンサ9はリニアイメージセンサ1が所定のホームポジションに到達した際にホームポジション信号を全体制御部8に出力する。なお、ベルト2は、リニアイメージセンサ1にDCモータ3の回転を伝達し、原稿台6に置かれた原稿7に対してリニアイメージセンサ1の長手方向と直交する方向にリニアイメージセンサ1を移動させる。
次に、図2を用いて具体的動作を説明する。
まず、全体制御部8は、リニアイメージセンサ1に対して、リニアイメージセンサ1の主走査方向の電気的な走査(主走査)を行うタイミングを決定する一定周期の信号(主走査同期信号)を周期tで出力する。リニアイメージセンサ1は、この主走査同期信号を入力してから次に主走査同期信号を入力するまでの期間に1回の走査により読み取った光に基づく信号をアナログ画像信号に変換する。そして、このアナログ画像信号をバッファに蓄積し、次の主走査同期信号に同期してアナログ画像信号を出力する。
読み取り動作を行っていないときは読み取りを行うために光を照射する光源(読み取り光源)は消灯されているため、リニアイメージセンサから出力されるアナログ画像信号はほぼゼロとなっている。図2中のドットが付された領域で表されるアナログ画像信号は、このときにリニアイメージセンサから出力されたアナログ画像信号を表している。なお、斜線が付された領域で表されるアナログ画像信号は、読み取り光源が点灯していたときにリニアイメージセンサによって読み取られ、このときにリニアイメージセンサから出力されたアナログ画像信号を表している。
また、全体制御部8はDCモータ3の駆動制御を行い、リニアイメージセンサ1を原稿に対して相対的に移動させる。その際、読み取り動作に先立ってホームポジションセンサ9からの出力信号の検出時にロータリーエンコーダセンサ5からの出力信号(エンコーダ信号)のカウントを開始する。そして、ホームポジションセンサ9からの出力信号の検出時にカウントを開始したロータリーエンコーダセンサ5からの出力信号のカウント値が所定の数値に達すると(所定の読み取り開始位置にリニアイメージセンサ1が到達すると)、読み取り動作を開始する。
ロータリーエンコーダセンサからの出力信号(1)の直前の出力信号でロータリーエンコーダセンサからの出力信号のカウント値が所定の値になると、このロータリーエンコーダセンサからの出力信号(1)のタイミングで読み取りが開始される。ロータリーエンコーダセンサからの出力信号に同期して、主走査同期信号が出力され(主走査同期信号(1))、読み取り光源点灯信号が予め定められた期間(t1)出力される(読み取り光源点灯信号(1))。その後、次の主走査同期信号(主走査同期信号(2))に続いて、アナログ画像信号が予め定められた期間(t2)出力される(アナログ画像信号(1))。この主走査同期信号(2)は、ロータリーエンコーダセンサからの出力信号の周期(t3)後に出力される。なお、ロータリーエンコーダセンサからの出力信号の周期はDCモータの駆動速度により変化する。そして、同様にして、ロータリーエンコーダセンサからの出力信号(2)及び(3)に応じて連続的に各ラインの読み取り動作が行われる。
なお、主走査同期信号の周期t及びt1〜t3の関係は、t3≦t、t1≦t3、t2≦t3のいずれをも満たす関係となっている。
図3は、全体制御部8の内部構成図である。82はリニアイメージセンサ1から入力されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換するA/D変換部、83はデジタル画像信号を格納する為のメモリである。制御部81は、ホームポジションセンサ9及びロータリーエンコーダセンサ5から出力される出力信号の検出、DCモータ駆動回路84の制御を行う。また、主走査同期信号及び読み取り光源点灯信号を含むリニアイメージセンサ1の駆動信号の生成、メモリ83へのデジタル画像信号の書き込み制御を行う。また、図2に示すように、ロータリーエンコーダセンサ5からの出力信号のカウント値が所定の値に達したときに内部的に読み取り開始コマンドを発行する。そして、次の主走査同期信号の周期で蓄積されたアナログ画像信号からA/D変換されたデジタル画像信号をメモリ83へ格納することによって読み取りを行う。
デジタル画像信号をメモリ83へ格納する際、A/D変換部82からメモリ83へ直接書き込むことができる。また、A/D変換部82から制御部81を介して書き込むことや、制御部81とA/D変換部82とメモリ83をバス形式で相互接続しておいてバス経由で書き込むこともできる。
次に、読み取り動作時における主走査同期信号の周期について説明する。図2から明らかなように、読み取り動作時における主走査同期信号の周期はロータリーエンコーダセンサからの出力信号のタイミングによって変動する。しかし、リニアイメージセンサから出力されるアナログ画像信号は、原稿に照射された読み取り光源からの反射光または透過原稿を透過した読み取り光源からの透過光を光電変換して得ている。このため、光源の点灯時間が一定であれば、主走査同期信号の周期の変動は原稿の読み取りに対して影響を与えない。
次に、本発明の画像読み取り方法の一例について図7のフローチャートを用いて説明する。
最初に、ステップS110で、DCモータ3によって移動するリニアイメージセンサ1のホームポジションからの移動量により原稿との相対位置を検出し、予め定められた移動量ごとにエンコーダ信号を出力する。
次に、ステップS120で、原稿の読み取りを行う時に、ステップS110で出力されるエンコーダ信号に同期するよう、主走査同期信号と読み取り光源点灯信号とを生成する。ここで、読み取り光源を点灯する時間t1がエンコーダ信号の周期t3の周期以内になるよう生成する。
次に、ステップS130で、読み取り光源点灯信号に基づいて読み取られた1ライン分の読み取りデータであるアナログ画像信号を、エンコーダセンサから次にエンコーダ信号が出力されるまでにバッファに蓄積する。
次に、ステップS140で、ステップS130でバッファに蓄積されたアナログ画像信号を、エンコーダセンサから次に出力されるエンコーダ信号に同期して出力するようリニアイメージセンサを制御する。なお、アナログ信号の出力時間t2が、エンコーダ信号の周期t3の周期以内に出力するようリニアイメージセンサを制御する。
(その他の実施例)
上記実施例においては、読み取り動作を行わないときには一定周期tでリニアイメージセンサの主走査同期信号を出力する例を示していた。しかし、図5のタイミングチャートで表されるように、読み取り動作を行わないときも常にロータリーエンコーダセンサからの出力信号に応じて主走査同期信号を出力させることも可能である。また、図4のタイミングチャートで表されるように、使用するリニアイメージセンサの仕様上、定常的に主走査同期信号を入力することが必須でない場合には、読み取り動作を行わないときには主走査同期信号の出力を停止するよう制御することも可能である。
上記実施例においては、読み取り動作を行わないときには一定周期tでリニアイメージセンサの主走査同期信号を出力する例を示していた。しかし、図5のタイミングチャートで表されるように、読み取り動作を行わないときも常にロータリーエンコーダセンサからの出力信号に応じて主走査同期信号を出力させることも可能である。また、図4のタイミングチャートで表されるように、使用するリニアイメージセンサの仕様上、定常的に主走査同期信号を入力することが必須でない場合には、読み取り動作を行わないときには主走査同期信号の出力を停止するよう制御することも可能である。
また、上記実施例の説明においては、ロータリーエンコーダからの出力信号に同期して主走査同期信号を出力し、読み取り光源を一定期間点灯した後、次の主走査同期信号に続いてアナログ画像信号を出力させて読み取り動作を行うことを前提としていた。しかし、高速に応答することのできない光源を用いた画像読み取り装置も存在する。そのような画像読み取り装置においては、リニアイメージセンサの電子シャッター機能を用いてリニアイメージセンサの露光期間制御を行うことで上記実施例と同様の効果を得ることが可能である。具体的には、図2、図4、図5のタイミングチャートにおける読み取り光源点灯信号を、リニアイメージセンサの電子シャッターイネーブル信号(電子シャッターオープン信号)に置き換えればよい。
図1において、1は光源を有したリニアイメージセンサであるとしたが、光源及び小型光学ユニットを有したCCDリニアイメージセンサユニットとすることが可能である。
また、原稿をカラーで読み取る画像読み取り装置においては、読み取り光源に赤(RED)、緑(GREEN)、青(BLUE)のLEDを用いて、これらを順次点灯させることにより原稿をカラーで読み取るということが想定される。この場合、図6のタイミングチャートで表されるように、ロータリーエンコーダセンサからの出力信号に同期して主走査同期信号を出力し、さらに予め定められた期間t4経過後、さらにt4経過後に主走査同期信号を出力する。そして、この主走査同期信号に同期して、読み取り光源点灯信号によりRED、GREEN、BLUEの順にLEDを点灯し、それぞれに対応するアナログ画像信号を出力させる。こうして、原稿をカラーで読み取る画像読み取り装置においても上記実施例と同様の効果を得ることができる。なお、このときのt及びt1〜t4の関係は、(t4×2)+t1≦t3≦(t4×2)+t、t2<t1のいずれをも満たす関係となっている。
また、図1において、3はDCモータ、84はDCモータ駆動回路であるとしたが、3をステッピングモータ、84をステッピングモータ駆動回路と置き換えても上記実施例と同様の作用及び効果を得ることが可能である。
また、図1において、DCモータの回転軸にとりつけられたロータリーエンコーダの替わりに、イメージセンサそのものの位置を検出するリニアエンコーダとすることも可能である。また、イメージセンサを駆動機構のいずれかの部位に取り付けたエンコーダとすることも可能である。さらに、原稿を移動させて画像の読み取りを行う画像読み取り装置である場合、原稿を移動させる駆動機構のいずれかの部位に取り付けられ、原稿とイメージセンサとの相対的な位置を検出するリニア式又はロータリー式のエンコーダとすることも可能である。
上記実施例においては、主走査同期信号とロータリーエンコーダセンサからの出力信号が同期する例を示していたが、上記実施例の出力信号のかわりにこれを分周した信号をロータリーエンコーダセンサからの出力信号として用いることも可能である。こうすることにより、原稿を読み取る際の副走査線密度の変動を少なくすることが可能となる。また、上記実施例の出力信号のかわりにこれを逓倍した信号をロータリーエンコーダセンサからの出力信号として用いることも可能である。こうすることにより、より高い線密度での読み取りが可能となる。
そして、スキャナ装置などの画像読み取り装置である場合には、数多くの読み取りモードを選択可能とし、上記各種のエンコーダセンサからの出力信号と読み取りタイミングとを読み取りモードに応じて最適に選択するような構成とすることができる。
1 リニアイメージセンサ
3 DCモータ
5 ロータリーエンコーダセンサ
7 原稿
8 全体制御部
81 制御部
3 DCモータ
5 ロータリーエンコーダセンサ
7 原稿
8 全体制御部
81 制御部
Claims (8)
- 光源を有するリニアイメージセンサとモータとを備え、前記モータによって原稿あるいは前記リニアイメージセンサを前記リニアイメージセンサの長手方向と直交する方向に相対的に移動させながら1ラインごとに前記原稿の画像の読み取りを行う画像読み取り装置であって、
前記モータによって移動する前記原稿あるいは前記リニアイメージセンサの予め定められた位置からの移動量をエンコーダにより検出し、予め定められた移動量ごとにエンコーダ信号を出力するエンコーダセンサと、
前記原稿の画像の読み取りを行う時に、前記エンコーダ信号に同期して、前記リニアイメージセンサを電気的に走査するタイミングを決定する主走査同期信号と、前記光源を点灯する時間を決定する点灯信号とを、前記点灯信号の点灯時間が前記エンコーダ信号の周期以内となるよう生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された点灯信号に基づいて読み取られた1ライン分の読み取りデータを、前記エンコーダセンサから次にエンコーダ信号が出力されるまでに蓄積するバッファと、
前記バッファに蓄積された読み取りデータを、前記エンコーダセンサから次に出力されるエンコーダ信号に同期して、前記エンコーダ信号の周期以内に出力するよう前記リニアイメージセンサを制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像読み取り装置。 - 前記生成手段は、前記原稿の画像の読み取りを行っていない時は、一定周期で前記主走査同期信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
- 前記生成手段は、前記原稿の画像の読み取りを行っていない時は、エンコーダ信号に同期して前記主走査同期信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
- 前記生成手段は、前記原稿の画像の読み取りを行っていない時は、前記主走査同期信号の生成を停止することを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
- 前記光源は、赤、青、緑のLEDを有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
- 前記モータは、DCモータであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
- 前記リニアイメージセンサは、CCDリニアイメージセンサであることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
- 光源を有するリニアイメージセンサとモータとを備え、前記モータによって原稿あるいは前記リニアイメージセンサを前記リニアイメージセンサの長手方向と直交する方向に相対的に移動させながら1ラインごとに前記原稿の画像の読み取りを行う画像読み取り装置の画像読み取り方法であって、
前記モータによって移動する前記原稿あるいは前記リニアイメージセンサの予め定められた位置からの移動量をエンコーダにより検出し、予め定められた移動量ごとにエンコーダ信号をエンコーダセンサから出力する出力工程と、
前記原稿の画像の読み取りを行う時に、前記エンコーダ信号に同期して、前記リニアイメージセンサを電気的に走査するタイミングを決定する主走査同期信号と、前記光源を点灯する時間を決定する点灯信号とを、前記点灯信号の点灯時間が前記エンコーダ信号の周期以内となるよう生成する生成工程と、
前記生成工程で生成された点灯信号に基づいて読み取られた1ライン分の読み取りデータを、前記エンコーダセンサから次にエンコーダ信号が出力されるまでにバッファに蓄積する蓄積工程と、
前記バッファに蓄積された読み取りデータを、前記エンコーダセンサから次に出力されるエンコーダ信号に同期して、前記エンコーダ信号の周期以内に出力するよう前記リニアイメージセンサを制御する制御工程と、
を有することを特徴とする画像読み取り方法。
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JP2007313940A JP2009141523A (ja) | 2007-12-04 | 2007-12-04 | 画像読み取り装置及び画像読み取り方法 |
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