JP2013162048A - 板状物処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】板状物や搬出入手段の損傷を抑制することができる板状物処理装置を提供すること。
【解決手段】 収容カセット60がカセット載置台70に載置されると、通電ケーブル67と通電手段71とが電気的に接続され、光電センサ66の発光部66aに電力が供給されるとともに、送信ケーブル68と受信手段72とが電気的に接続され、受光部66bからの光量に応じた出力値Vの信号が制御装置110に出力される。制御装置110は、受信手段72からの信号に基づいて受光部66bが受光する光量を検出し、板状物Wが一対のガイドレール64と、一対のガイドレール64とは異なる一対のガイドレール64に跨って斜めに収容されることで、発光部66aから照射された光Lnが板状物Wによって遮断され、所定値VT以下の出力値を検出したと判断すると、報知装置120より報知を発する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ウェーハ単体または粘着テープで環状フレームと一体となったウェーハを含む板状物を複数枚収納するための収納カセットを備える板状物処理装置に関するものである。
切削装置や研削装置は、ウェーハを吸引保持するチャックテーブルと、チャックテーブルに保持されたウェーハに対して切削加工や研削加工を施すための切削ブレードや研削ホイール等の加工手段を備えている。ウェーハは、収容カセットに複数枚収容された状態から加工手段まで搬送される。収容カセットは、1枚のウェーハを収容する収容部を複数備えるとともに、収容部にウェーハを搬出入可能とする開口部を前面に有している。具体的には、各収容部は、収容されるウェーハの外周部のみを支持するように対向する一対の側壁の内面に形成された複数対の収容棚から形成される。ウェーハは、装置内の搬出入手段により収容棚から装置内に搬出され、切削加工、研削加工などが行われ、加工終了後には搬出入手段により再度収容カセット内に搬入される。
特開2003−110014号公報
ところで、切削装置や研削装置で、収容カセットにウェーハを収容する際に、ウェーハを段違いの収容棚に跨って挿入しやすいという問題がある。ウェーハが段違いの収容棚に跨って収容されると、跨って収容されるウェーハや、ウェーハが跨って収容されている段違いの収容棚と隣接する収納棚に収容されるウェーハを搬出入手段により搬出する際に、円滑な搬出動作ができなかったり、搬出動作ができたとしても、搬出するウェーハや搬出入手段を損傷したりする虞がある。また、段違いの収容棚に跨っているウェーハは、本来他のウェーハが搬入される収容棚も使用していることとなり、搬出入手段がこの収容棚にウェーハを搬入しようすると、跨っているウェーハおよび搬入しようとするウェーハの双方を損傷する虞がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、板状物や搬出入手段の損傷を抑制することができる板状物処理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、ウェーハ単体または粘着テープで環状フレームと一体となったウェーハを含む板状物を収容するための収容カセットと、前記収容カセットを載置するカセット載置台と、前記収容カセットに対して前記板状物を搬出入する搬出入手段と、前記搬出入手段で搬出された前記板状物を処理する板状物処理手段と、を備える板状物処理装置であって、前記収容カセットは、天井部と、底部と、前記天井部と前記底部とにより連結される一対の側壁と、前記板状物が搬出入される開口部と、前記一対の側壁の内側に前記天井部から前記底部まで所定の間隔で形成された前記板状物を支持する複数組の一対のガイドレールと、前記一対のガイドレールの一方に配設された発光部と、他方に配設され前記発光部から照射された光を受光する受光部とからなる光電センサと、前記発光部側の側壁に沿って配設され、前記発光部に通電する通電ケーブルと、前記受光部側の側壁に沿って配設され、前記受光部からの信号を送信する送信ケーブルとを備え、前記カセット載置台は、前記収容カセットが載置されると、前記通電ケーブルと電気的に接続され、前記発光部に電力を供給する通電手段と、前記収容カセットが載置されると、前記送信ケーブルと電気的に接続され、前記信号を受信する受信手段とを備え、前記受信手段からの前記信号に基づいて前記受光部が受光する光量を検出する検出手段と、前記検出手段により前記板状物が前記一対のガイドレールと、前記一対のガイドレールとは異なる一対のガイドレールに跨って斜めに収容されることで、前記発光部から照射された光を前記板状物によって遮断して、所定光量以下の光量を検出した場合に、報知を発する報知手段とを備えることを特徴とする。
本発明の板状物処理装置は、板状物が一対のガイドレールとは異なる他の一対のガイドレールに跨って斜めに収容されると、発光部から照射された光を板状物によって遮断して、検出手段が所定光量以下の光量を検出することになり、報知が発せられるので、板状物や搬出入手段の損傷を未然に防ぐことができ、板状物や搬出入手段の損傷を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、板状物処理装置の構成例を示す図である。 図2は、収容カセットの構成例を示す図である。 図3は、カセット載置台の構成例を示す図である。 図4は、板状物の収容異常検出方法のフロー図である。 図5は、板状物が正常収容された収容カセットの載置状態を示す図である。 図6は、板状物が異常収容された収容カセットの載置状態を示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態〕
図1は、板状物処理装置の構成例を示す図である。図2は、収容カセットの構成例を示す図である。図3は、カセット載置台の構成例を示す図である。実施形態に係る板状物処理装置1は、切削装置であり、図1に示すように、板状物Wを保持したチャックテーブル10と、切削ブレード21を有する板状物処理手段20とを相対移動させることで、板状物Wを切削する切削加工を行うものである。板状物処理装置1は、板状物処理手段20と、収容カセット60と、カセット載置台70と、搬出入手段80と、検出手段としても機能する制御装置110と、報知装置120とを含み、本実施形態では、さらにチャックテーブル10と、撮像手段30と、図示しないX軸移動手段と、Y軸移動手段40と、Z軸移動手段50と、仮置き手段90と、洗浄・乾燥手段100とを含んで構成されている。
ここで、板状物Wは、板状物処理装置1により処理、すなわち切削加工される加工対象であり、本実施形態ではシリコン、サファイア、ガリウムなどを母材とする半導体ウェーハや、ガラス、樹脂等からなる板状部材である。板状物Wは、本実施形態では、デバイスが複数形成されているデバイス側の表面と反対側の裏面に粘着テープTが貼着され、板状物Wに貼着された粘着テープTに環状フレームFが貼着されることで、環状フレームFと一体となっている。なお、板状物Wは、環状フレームFと一体になっているものに限られず、ウェーハ単体であってもよい。
チャックテーブル10は、板状物Wを保持するものである。チャックテーブル10は、表面に載置された板状物Wを吸引することで、板状物Wの表面を露出させた状態で保持するものである。なお、チャックテーブル10は、テーブル移動基台2に着脱可能に固定されている。また、チャックテーブル10の周囲には、クランプ部11が設けられており、クランプ部11がエアーアクチュエータにより駆動することで、板状物Wの周囲の環状フレームFを挟持する。
板状物処理手段20は、搬出入手段80で搬出された板状物Wを処理するものであり、チャックテーブル10に保持された板状物Wに対して切削加工を行うものである。板状物処理手段20は、切削ブレード21と、スピンドル22、ハウジング23とを含んで構成されている。切削ブレード21は、略リング形状を有する極薄の切削砥石であり、高速回転することで板状物Wに切削加工を施すものである。切削ブレード21は、スピンドル22に着脱自在に装着される。スピンドル22は、円筒形状のハウジング23に回転自在に支持され、ハウジング23に連結されている図示しないブレード駆動源に連結されている。切削ブレード21は、ブレード駆動源により発生した回転力により高速回転(数千〜数万rpm)する。なお、切削加工は、切削液供給装置24から切削液が切削ブレード21と、板状物Wとの間に供給された状態で行われる。
撮像手段30は、チャックテーブル10に保持された板状物Wの表面を撮像するためのものである。撮像手段30は、板状物処理手段20に対して所定の位置関係となるように、板状物処理手段20が支持されている支持部3に取り付けられている。撮像手段30は、ボックス32内に配設された顕微鏡31に、板状物Wの表面からの反射光が入射されることで、保持された板状物Wの表面の画像データを生成し、制御装置110が生成された画像データに基づいて、板状物処理手段20と板状物Wとの相対位置を調整するアライメント調整を行うために用いられる。
X軸移動手段は、切削ブレード21に対してチャックテーブル10に保持された板状物Wを板状物処理装置1におけるX軸方向に相対移動させるものである。X軸移動手段は、図示しないX軸パルスモータにより発生した回転力により、テーブル移動基台2を図示しないX軸ガイドレールによりガイドしつつ、装置本体4に対してX軸方向に移動させる。ここで、テーブル移動基台2は、テーブル移動基台2の中心軸線を中心とする板状物処理装置1におけるθ方向に回転自在に支持されている。テーブル移動基台2の下方には、図示しないチャックテーブル回転源を有しており、チャックテーブル回転源が発生した回転力により、チャックテーブル10をθ方向に任意の角度、例えば90度回転や連続回転することができ、チャックテーブル10に保持された板状物Wを切削ブレード21に対してチャックテーブル10の中心軸線を中心に任意の角度回転や連続回転などの回転駆動させることができる。
Y軸移動手段40は、チャックテーブル10に保持された板状物Wに対して切削ブレード21を板状物処理装置1におけるY軸方向に相対移動させるものである。Y軸移動手段40は、Y軸パルスモータ41により発生した回転力により、板状物処理手段20を図示しないY軸ガイドレールによりガイドしつつ、装置本体4に対してY軸方向に移動させる。
Z軸移動手段50は、チャックテーブル10に保持された板状物Wに対して切削ブレード21を板状物処理装置1におけるZ軸方向に相対移動させるものである。Z軸移動手段50は、Z軸パルスモータ51により発生した回転力により、板状物処理手段20をZ軸ガイドレール52a、52bによりガイドしつつ、装置本体4に対してZ軸方向に移動させる。
収容カセット60は、板状物Wを1枚ずつ収容することで、複数の板状物Wを収容することができるものであり、カセット載置台70に着脱自在に形成されている。収容カセット60は、天井部61と、底部62と、一対の側壁63と、複数組の一対のガイドレール64と、光電センサ66と、通電ケーブル67と、送信ケーブル68とを含んで構成されている。一対の側壁63、すなわち第1側壁63a、第2側壁63bは、上端部が天井部61と連結されており、下端部が底部62と連結されている。また、収容カセット60は、収容カセット60をカセット載置台70に載置した状態(以下、単に「カセット載置状態」と称する)において、搬出入手段80と対向する側に開口部69が形成されている。
一対のガイドレール64は、一対の側壁63の内側、すなわち第1側壁63a、第2側壁63bがそれぞれ対向する側に天井部61から底部62まで所定の間隔で複数組形成されている。一対のガイドレール64は、第1側壁63aに設けられた第1ガイドレール64aと、第2側壁63bに設けられた第2ガイドレール64bとにより構成されており、板状物Wを支持、本実施形態では、環状フレームFを支持することで、1枚の板状物Wを収容するものである。第1ガイドレール64aは、第1側壁63aの第2側壁63bと対向する面から第2側壁63b側に向かって突出して形成され、第1側壁63aの開口部69側端部から開口部69と反対側の端部まで延在して形成されている。第2ガイドレール64bは、第2側壁63bの第1側壁63aと対向する面から第1側壁63a側に向かって突出して形成され、第2側壁63bの開口部69側端部から開口部69と反対側の端部まで延在して形成されている。また、一対のガイドレール64は、収容された板状物Wが開口部69側と反対側から落下しないように、板状物Wが開口部69側と反対側に移動することを規制する規制部65が形成されている。規制部65は、第1ガイドレール64aの開口部69側と反対側の端部近傍から上方に突出して形成された第1規制部65aと、第2ガイドレール64bの開口部69側と反対側の端部近傍から上方に突出して形成された第2規制部65bとにより構成されている。ここで、所定の間隔とは、搬出入手段80が収容カセット60に対して板状物Wの搬出入を行う際に、一対のガイドレール64に隣り合う一対のガイドレール64に収容された板状物Wに少なくとも干渉しない間隔である。なお、収容カセット60には、一対の側壁63のうち、いずれかの一方に、各一対のガイドレール64に収容された板状物Wが収容カセット60の搬送時に開口部69から落下しないように、板状物Wが開口部69側に移動することを規制する図示しないストッパー機構が設けられている。ストッパー機構は、収容カセット60の搬送時に、板状物Wが開口部69側に移動することを規制し、カセット載置台70に収容カセット60を載置した時に、板状物Wが開口部69側に移動することを許容する動作を行うことができるものである。
光電センサ66は、板状物Wが収容カセット60に異常収容されたことを検出するためのセンサであり、各一対のガイドレール64にそれぞれ対応して設けられ、発光部66aと、受光部66bとにより構成されている。発光部66aは、一対のガイドレール64のうち一方である第1ガイドレール64a、本実施形態では、第1ガイドレール64aの内部に配設されている。発光部66aは、照射された光を受光部66bが受光できるように、第1ガイドレール64aのうち、第2ガイドレール64bに対向する面から発光面が露出して配設されている。受光部66bは、一対のガイドレール64のうち他方である第2ガイドレール64b、本実施形態では、第2ガイドレール64bの内部に配設されている。受光部66bは、発光部66aが照射した光を受光できるように、第2ガイドレール64bのうち、第1ガイドレール64aに対向する面から受光面が露出して配設されている。光電センサ66は、第1ガイドレール64aから対となる第2ガイドレール64bまで光を照射して、照射された光を受光し、光量に応じた出力値(例えば、電圧値)の信号を出力する。なお、光電センサ66は、各一対のガイドレール64に1つ以上配設されていればよく、板状物Wの異常収容を精度良く検出するためには、各一対のガイドレール64に対して複数配設されている事が好ましい。
通電ケーブル67は、発光部66a側の側壁、すなわち第1側壁63aに沿って配設され、各発光部66aに通電するものである。通電ケーブル67は、本実施形態では、第1側壁63aの内部に配設されており、一方の端部が各発光部66aと電気的に接続されており、他方の端部がカセット側通電端子67aと電気的に接続されている。カセット側通電端子67aは、第1側壁63aの底面から露出し、カセット載置状態で、後述する通電手段71の載置台側通電端子71aと電気的に接続できる位置に形成されている。
送信ケーブル68は、受光部66b側の側壁に、すなわち第2側壁63bに沿って配設され、各受光部66bからの信号を送信するものである。つまり、送信ケーブル68は、すべての受光部66bが受光した光量に基づいた出力値の信号を送信することとなる。送信ケーブル68は、本実施形態では、第2側壁63bの内部に配設されており、一方の端部が各受光部66bと電気的に接続されており、他方の端部が送信端子68aと電気的に接続されている。送信端子68aは、第2側壁63bの底面から露出し、カセット載置状態で、後述する受信手段72の受信端子72aと電気的に接続できる位置に形成されている。
カセット載置台70は、収容カセット60を載置するものであり、装置本体4の内部に形成された空間部をZ軸方向において昇降自在に構成されている。カセット載置台70は、通電手段71と、受信手段72とを含んで構成されている。ここで、収容カセット60とカセット載置台70との間には、カセット載置台70に対する収容カセット60の位置決めを行う図示しない位置決め機構が設けられている。位置決め機構は、例えば、収容カセット60およびカセット載置台70のうち、一方に設けられた複数のピンと、他方に設けられた各ピンに対応するピン受けとで構成されている。
通電手段71は、図3に示すように、カセット載置状態で、通電ケーブル67と電気的に接続され、各発光部66aに電力を供給するものである。通電手段71は、本実施形態では、カセット載置台70の内部に配設されており、載置台側通電端子71aを含んで構成されている。載置台側通電端子71aは、制御装置110と電気的に接続されており、制御装置110を介して図示しない電源と接続されている。
受信手段72は、図3に示すように、カセット載置状態で、送信ケーブル68と電気的に接続され、各受光部66bからの信号を受信するものである。受信手段72は、本実施形態では、カセット載置台70の内部に配設されており、受信端子72aを含んで構成されている。受信端子72aは、制御装置110と電気的に接続されており、受信手段72が受信した信号は、制御装置110に入力される。
搬出入手段80は、図1に示すように、収容カセット60に対して板状物Wを搬出入するものであり、収容カセット60に収容された加工前の板状物Wを処理領域(板状物処理手段20により板状物Wを処理できる領域)まで搬送するために搬出し、板状物処理手段20により加工された板状物Wを収容カセット60に搬入するものである。搬出入手段80は、本実施形態では、収容カセット60と仮置き手段90との間で板状物Wの搬送を行うものである。
仮置き手段90は、一対のレール91を有し、一対のレール91上に加工前後の板状物Wを一時的に載置するものである。洗浄・乾燥手段100は、スピンナテーブル101を有し、加工後の板状物Wが載置され、保持される。スピンナテーブル101は、装置本体4に収納されている図示しないスピンナテーブル駆動源と連結されている。洗浄・乾燥手段100は、スピンナテーブル101に板状物Wが保持されると、スピンナテーブル駆動源が発生する回転力により、板状物Wを回転させ、図示しない洗浄液噴射装置から板状物Wに対して洗浄液を噴射することで洗浄し、洗浄後の板状物Wに対して図示しない気体噴射装置から気体を噴射することで乾燥させる。
制御装置110は、板状物処理装置1を構成する上述した構成要素をそれぞれ制御するものである。制御装置110は、切削ブレード21を高速回転させ、チャックテーブル10と切削ブレード21とをX軸方向、Y軸方向、Z軸方向、θ方向において相対移動させることで、板状物Wに対する切削加工を板状物処理手段20に行わせるものである。また、制御装置110は、受光部66bが受光した光量、本実施形態では、受光部66aが受光した光量に基づいた出力値を検出する検出手段としても機能する。制御装置110は、受光部66aが受光した光量が所定光量以下、本実施形態では、受光部66aが受光した光量に基づいた出力値が所定値以下であると判断すると、報知装置120に報知指令を出力する。なお、制御装置110は、例えばCPU等で構成された演算処理装置やROM、RAM等を備える図示しないマイクロプロセッサを主体として構成されており、板状物処理装置1の加工動作の状態を表示する表示手段や、オペレータが加工内容情報などを登録する際に用いる操作手段と接続されている。
報知装置120は、報知手段であり、制御装置110により所定光量以下の光量を検出した場合に、報知を発することで、オペレータに板状物Wが収容カセット60に異常収容されていることを認識させるものである。報知装置120は、制御装置110と電気的に接続されており、出力値が所定値以下であると判断して制御装置110から出力された報知指令に基づいて報知を発する。報知の具体的方法は、音、光、振動など、人間が五感で感知することができればいずれの方法であってもよい。
ここで、板状物処理装置1の基本的動作について説明する。オペレータが加工内容情報を登録し、加工前の板状物Wが複数枚収容された収容カセット60をカセット載置台70に載置してあり、加工動作の開始指示があった場合に、切削加工動作を開始する。切削加工動作において、板状物Wは、搬出入手段80により収容カセット60から仮置き手段90まで搬出され、仮置き手段90の一対のレール91上に載置された後、図示しない搬送手段によりチャックテーブル10まで搬送され、チャックテーブル10に保持される。
次に、アライメント調整が行われる。アライメント調整では、制御装置110は、板状物Wを保持したチャックテーブル10を撮像位置までX軸方向に移動させ、撮像手段30により保持された板状物Wの表面を撮像し、撮像した画像に基づいて、保持された板状物Wの板状物処理手段20に対する相対位置を調整する。
次に、制御装置110は、撮像位置の板状物Wを保持したチャックテーブル10を加工位置までX軸方向に移動し、加工内容情報に基づいて、板状物Wを分割予定ラインに沿って切削し複数のデバイスをそれぞれ小片化するための分割加工や板状物Wの外周を周方向に切削し、板状物Wの外周の一部を除去する加工などを実行する。切削加工が行われた板状物Wは、図示しない搬送手段によりチャックテーブル10から洗浄・乾燥手段100まで搬送され、洗浄・乾燥手段100により洗浄・乾燥された後、図示しない搬送手段により仮置き手段90まで搬送され、搬出入手段80により仮置き手段90から収容カセット60に搬入され、収容カセット60に再び収容される。
次に、本実施形態に係る板状物処理装置1による板状物Wの収容異常検出方法について説明する。図4は、板状物の収容異常検出方法のフロー図である。図5は、板状物が正常収容された収容カセットの載置状態を示す図である。図6は、板状物が異常収容された収容カセットの載置状態を示す図である。
まず、図4に示すように、収容カセット60をカセット載置台70に載置する(ステップST1)。ここでは、オペレータは、加工前の板状物Wが複数枚収容された収容カセットをカセット載置台70に載置する。
次に、カセット載置状態となると、通電ケーブル67と通電手段71とが電気的に接続され、送信ケーブル68と受信手段72とが電気的に接続される(ステップST2)。ここでは、図5に示すように、位置決め機構によりカセット載置台70に対する収容カセット60の位置決めが行われているので、収容カセット60がカセット載置台70に載置されると、カセット側通電端子67aと載置台側通電端子71aとが電気的に接触するとともに、送信端子68aと受信端子72aとが電気的に接触する。なお、カセット載置状態における端子同士の接触を維持するために、例えば磁力による吸引によって端子同士の接触を維持してもよいし、収容カセット60側の端子67a、68a、あるいはカセット載置台70側の端子71a,72aのうち、一方の端子が他方の端子を押圧した状態で接触を維持できるように押圧機構を設けてもよい。
次に、図4に示すように、光電センサ66が駆動される(ステップST3)。ここでは、各発光部66aに通電ケーブル67および通電手段71を介して電力が供給されることで、図5に示すように、各発光部66aが対向する各受光部66bに向けて光Lを照射する。また、各受光部66bは、受光した光量に応じた出力値の信号を送信ケーブル68および受信手段72を介して制御装置110に出力する。
次に、制御装置110は、図4に示すように、出力値Vが所定値VT以下であるか否かを判断する(ステップST4)。ここで、所定値VTとは、例えばすべての受光部66bが発光部66aから照射された光Lを受光できた際の光量と、1つの受光部66bを除き、他の受光部66bが発光部66aから照射された光Lを受光できた際の光量との間に設定された所定光量に基づいた値である。つまり、制御装置110は、所定光量以下の光量を検出したか否かを判断する。図5に示すように、各一対のガイドレール64に対して、板状物Wがすべて正常に収容されている場合、各発光部66aから照射された光Lは、板状物Wにより遮断されず、すべて対応する各受光部66bにより受光されることとなるので、出力値Vが所定値VTを超える。一方、図6に示すように、一部の板状物Wが一対のガイドレール64と、この一対のガイドレール64とは異なる一対のガイドレール64に跨って、本実施形態では、最上段の一対のガイドレール64の第1ガイドレール64aと、1つ下の段の一対のガイドレール64の第2ガイドレール64bとに跨って斜めに収容されると、最上段の一対のガイドレール64に対応する光電センサ66の発光部66aから照射された光Lnは、斜めに収容された板状物Wによって遮断され、受光部66bが光を受光することができないので、出力値Vが所定値VT以下となる。
次に、制御装置110は、出力値Vが所定値VT以下であると判断する(ステップST4肯定)と、所定光量以下の光量を検出したと判断し、異常収容であると検出し(ステップST5)、報知装置120に報知指令を出力し、報知装置120が報知を発する(ステップST6)。なお、出力値Vが所定値VT以下でないと判断する(ステップST4否定)と、出力値Vが所定値VT以下となるまで、ステップST4を繰り返す。
以上のように、本実施形態に係る板状物処理装置1では、板状物Wが一対のガイドレール64とは異なる他の一対のガイドレール64に跨って斜めに、すなわち2つの一対のガイドレール64に段違いで収容されることで、一対のガイドレール64に対応する発光部66aから照射された光が板状物Wによって遮断され、受光部66bの光量が低下して、制御装置110が所定光量以下の光量を検出することになり、報知装置120が報知を発するので、オペレータは収容カセット60をカセット載置台70に載置した際に、板状物Wの一部が斜めに収容されている異常収容を即座に認識することができる。従って、収容カセット60の異常収容を認識したオペレータは、異常収容を気がつかないまま、板状物処理装置1による板状物Wの処理を開始することはないので、オペレータが収容カセット60に板状物Wを収容した際、板状物Wの一部が異常収容されていても、板状物Wや搬出入手段80の損傷を未然に防ぐことができ、板状物Wや搬出入手段80の損傷を抑制することができる。
また、板状物Wの収容異常検出方法は、板状物処理装置1による板状物Wの処理中も実行されているので、搬出入手段80が加工済みの板状物Wを収容カセット60に異常収容した場合も、報知装置120により報知が発せられる。従って、搬出入手段80による搬出入動作に起因する板状物Wや搬出入手段80の損傷を未然に防ぐことができ、板状物Wや搬出入手段80の損傷を抑制することができる。なお、この場合は、制御装置110が所定光量以下の光量を検出することで、制御装置110が板状物Wの処理を中断することが好ましい。
なお、上記実施形態では、2以上の位置決め機構のピンとピン受けをそれぞれ収容カセット60側の端子67a,68aおよびカセット載置台70側の端子71a,72aとしてもよい。この場合は、新たに端子67a,68a,71a,72aを設けることなく、光電センサ66をカセット載置状態で駆動することができる。また、収容カセット60の自重により、ピンとピン受けの接触は維持されるので、端子同士の接触を容易に維持することができる。
また、上記実施形態では、板状物処理装置1を切削装置として説明したが、研削装置などであっても良い。また、通電ケーブル67、送信ケーブル68、通電手段71、受信手段72は、一対の側壁63およびカセット載置台70の外周面に沿って配設されていてもよい。
また、上記実施形態では、送信ケーブル67および受信手段72は、受光部66bごとに設けられていてもよく、この場合は、制御装置110に各受光部66bにそれぞれ対応する信号が出力され、制御装置110は、受光部66bごとに所定光量以下の光量であるか否かを判断してもよい。これにより、異常収容された板状物Wにより光が遮断された光電センサ66を特定することができるので、オペレータに正確な報知を発することができる。
1 板状物処理装置
10 チャックテーブル
20 板状物処理手段
30 撮像手段
40 Y軸移動手段
50 Z軸移動手段
60 収容カセット
61 天井部
62 底部
63 一対の側壁
63a 第1側壁
63b 第2側壁
64 一対のガイドレール
64a 第1ガイドレール
64b 第2ガイドレール
65 規制部
66 光電センサ
66a 発光部
66b 受光部
67 通電ケーブル
67a カセット側通電端子
68 送信ケーブル
68a 送信端子
70 カセット載置台
71 通電手段
71a 載置台側通電端子
72 受信手段
72a 受信端子
80 搬出入手段
90 仮置き手段
100 洗浄・乾燥手段
110 制御装置(検出手段)
120 報知装置(報知手段)
W 板状物

Claims (1)

  1. ウェーハ単体または粘着テープで環状フレームと一体となったウェーハを含む板状物を収容するための収容カセットと、前記収容カセットを載置するカセット載置台と、前記収容カセットに対して前記板状物を搬出入する搬出入手段と、前記搬出入手段で搬出された前記板状物を処理する板状物処理手段と、を備える板状物処理装置であって、
    前記収容カセットは、
    天井部と、底部と、前記天井部と前記底部とにより連結される一対の側壁と、前記板状物が搬出入される開口部と、
    前記一対の側壁の内側に前記天井部から前記底部まで所定の間隔で形成された前記板状物を支持する複数組の一対のガイドレールと、
    前記一対のガイドレールの一方に配設された発光部と、他方に配設され前記発光部から照射された光を受光する受光部とからなる光電センサと、
    前記発光部側の側壁に沿って配設され、前記発光部に通電する通電ケーブルと、
    前記受光部側の側壁に沿って配設され、前記受光部からの信号を送信する送信ケーブルとを備え、
    前記カセット載置台は、前記収容カセットが載置されると、前記通電ケーブルと電気的に接続され、前記発光部に電力を供給する通電手段と、前記収容カセットが載置されると、前記送信ケーブルと電気的に接続され、前記信号を受信する受信手段とを備え、
    前記受信手段からの前記信号に基づいて前記受光部が受光する光量を検出する検出手段と、
    前記検出手段により前記板状物が前記一対のガイドレールと、前記一対のガイドレールとは異なる一対のガイドレールに跨って斜めに収容されることで、前記発光部から照射された光を前記板状物によって遮断して、所定光量以下の光量を検出した場合に、報知を発する報知手段とを備えることを特徴とする板状物処理装置。
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