JP2013161578A - 電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】配線基板同士を接続した場合においても、簡易な構成によってロック解除操作部11bに対する操作を容易に行うことを可能とする。
【解決手段】ロック解除操作部11bを、絶縁ハウジング11の長手方向に移動可能とする弾性部材11aに連設するとともに、絶縁ハウジング11の長手方向の外方に突出するようにロック解除操作部11bを設けたことによって、絶縁ハウジング11の外方側におけるロック解除操作部11bの操作を可能とし、一対の配線基板B1,B2同士の狭い空間内においてもロック解除操作部11bの操作が容易に行われるように構成したものである。
【選択図】図15

Description

本発明は、ロック解除操作部の操作によってコネクタロック状態を解除するように構成された電気コネクタに関する。
一般に、種々の電気機器において、互いに嵌合接続可能に構成された一対の電気コネクタを使用して、複数本の細線同軸ケーブルやフレキシブル配線基板等の各種信号伝送媒体を印刷配線基板に電気的に接続したり、一対の配線基板同士を電気的に接続することが広く行われている。そのときの一対の電気コネクタとしては、例えば下記の特許文献1〜3に記載されているように信号伝送媒体や配線基板が連結されるプラグコネクタ(第1のコネクタ)と、配線基板上に実装されるリセプタクルコネクタ(第2のコネクタ)とが使用され、リセプタクルコネクタに対してプラグコネクタが嵌合されることによって電気的な接続が行われる。
また、それら第1及び第2の両コネクタ同士の嵌合時に、当該両コネクタの絶縁ハウジングにそれぞれ設けられたロック部同士を係合させることによって両コネクタ同士をロック状態に保持させるようにしたロック機構がしばしば採用されている。また、そのような両コネクタ同士のロック状態を解除させるロック解除機構として、絶縁ハウジングに移動可能に設けられたロック解除操作部を移動操作することによってロック部同士を離間させて係合を解放させる構成が採用されている。
このような電気コネクタを使用して一対の配線基板同士を電気的に接続する場合には、本発明の一実施形態を表した図1に示されているように、一方の配線基板に接続された第1のコネクタ1と、他方の配線基板に接続された第2のコネクタ2とを嵌合させることが行われる。しかしながら、従来の電気コネクタにより一対の配線基板同士の接続を行うと、一対の配線基板同士の狭い空間内にロック解除操作部が隠れてしまい、ロック解除操作部に対する移動操作、すなわちロック解除操作が難しくなって電気コネクタの抜去作業上に支障となるおそれがある。
特開2003−234150号公報 特開2003−297485号公報 特開2006−59596号公報
そこで本発明は、配線基板同士を接続した場合においても、簡易な構成によってロック解除操作部に対する操作を容易に行うことができるようにした電気コネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明にかかる電気コネクタでは、一方の配線基板に接続された第1のコネクタと、他方の配線基板に接続された第2のコネクタとを嵌合させた際に、当該両コネクタの絶縁ハウジングにそれぞれ設けられたロック部同士を係合させることにより両コネクタ同士をロック状態に保持するように構成されているとともに、前記絶縁ハウジングに移動可能に設けられたロック解除操作部を移動させて前記ロック部同士の係合を解放させることによって、前記両コネクタ同士のロック状態を解除させるように構成された電気コネクタにおいて、前記ロック解除操作部が、前記絶縁ハウジングの長手方向に沿った可撓性を有する弾性部材に連設されて、当該ロック解除操作部が前記絶縁ハウジングの長手方向に往復移動可能となるように設けられているとともに、前記ロック解除操作部の少なくとも一部が、前記絶縁ハウジングの長手方向の外端から突出するように設けられた構成が採用されている。
このような構成を有する電気コネクタによれば、ロック解除操作を行うにあたって、絶縁ハウジングの外方側に突出するロック解除操作部が、絶縁ハウジングの外方側領域で移動操作されることから、一対の配線基板同士の狭い空間内においてもロック解除操作が容易に行われる。
また、本発明においては、前記ロック解除操作部が、前記絶縁ハウジングの長手方向の両端部分に一対設けられ、それら一対のロック解除操作部を、前記絶縁ハウジングの長手方向の中心側に向かって対向するように移動させることによって前記ロック部同士の係合を解放させるように構成されていることが望ましい。
このような構成を有する電気コネクタによれば、ロック解除操作部の移動操作が絶縁ハウジングの長手方向の中心側に向かって押し込むようにして行われるため、ロック解除操作が更に容易に行われる。
また、本発明における前記ロック解除操作部が連設されている弾性部材は、前記配線基板に対して略平行な平面内における可撓性を有していることが望ましい。
このような構成を有する電気コネクタによれば、ロック解除操作部の移動操作が配線基板と略平行な平面内において行われるため、一対の配線基板同士の狭い空間内においてもロック解除操作が確実に行われる。
また、本発明における前記配線基板の少なくとも一方には、前記ロック解除操作部に対面する部位に操作貫通穴が形成されていることが可能である。
このような構成を有する電気コネクタによれば、より大きな平面積を有する配線基板によってロック解除操作部が覆われた場合であっても、操作貫通穴を通して、ロック解除ボタンに対する操作が可能となる。
以上述べたように本発明にかかる電気コネクタは、絶縁ハウジングの長手方向に移動可能とする弾性部材にロック解除操作部を連設するとともに、絶縁ハウジングの長手方向の外方に突出するようにロック解除操作部を設けたことにより、絶縁ハウジングの外方側におけるロック解除操作部の操作を可能とし、一対の配線基板同士の狭い空間内においてもロック解除操作部の操作が容易に行われるように構成したものであるから、配線基板同士を接続した場合においても、簡易な構成によってロック解除操作部に対する操作を容易に行うことができ、電気コネクタの性能又は信頼性を低廉かつ大幅に向上させることができる。
本発明の第1の実施形態にかかる基板接続用の電気コネクタの嵌合状態(電気コネクタ組立体)を前方側から表した外観斜視説明図である。 図1にかかる電気コネクタ組立体を、配線基板を取り除いた状態で表した平面説明図である。 図1及び図2に示された電気コネクタ組立体の抜去状態を、配線基板を取り除いた状態で表した正面説明図である。 図1乃至図3に示された電気コネクタ組立体を、配線基板を取り除いた状態で表した底面説明図である。 図1乃至図4に示された電気コネクタ組立体の抜去状態を、配線基板を取り除いた状態で表した右側面説明図である。 図1乃至図5に示された電気コネクタ組立体の抜去状態を、配線基板を取り除いた状態で表した前方側から表した外観斜視説明図である。 図1乃至図6に示された電気コネクタ組立体の嵌合状態を、配線基板を取り除いた状態で表した前方側から表した外観斜視説明図である。 図1乃至図7に示された電気コネクタ組立体の長手方向中央部分の異なる位置(a)及び(b)における嵌合状態を表した横断面説明図である。 図1乃至図7に示された電気コネクタ組立体のリセプタクルコネクタにおける長手方向の両端部分(a)及び(b)に配置された固定金具を一方向から表した外観斜視説明図である。 図9に表された固定金具の一方を示した平面説明図である。 図10に表された固定金具の側面説明図である。 図10及び図11に表された固定金具の正面説明図である。 図1乃至図7に示された電気コネクタ組立体の長手方向一端部分における嵌合状態を拡大して表した平面説明図である。 図13中の a−a線に沿った断面を、配線基板とともに表した横断面説明図である。 図13に示した状態からロック解除操作を行った後の状態を表した平面説明図である。 図15中の b−b線に沿った断面を、配線基板とともに表した横断面説明図である。 配線基板の一方にロック解除操作用の貫通穴を設けた本発明の他の実施形態における電気コネクタ組立体の抜去状態を表した外観斜視説明図である。 図17に示された本発明の第2の実施形態における図14相当の横断面説明図である。 図17に示された本発明の第2の実施形態における図17相当の横断面説明図である。
以下、FPC(フレキシブル・プリント・サーキット)を印刷配線基板側に接続する電気コネクタに本発明を適用した実施形態についての説明を図面に基づいて詳細に行う。
[電気コネクタ組立体の全体構成]
図1〜図16に示された本発明の第1の実施形態にかかる電気コネクタ組立体は、FPC(フレキシブル・プリント・サーキット)等からなる一方の配線基板B1が接続されたプラグコネクタ(第1のコネクタ)1と、回路基板等からなる他方の配線基板B2上に実装されたリセプタクルコネクタ(第2のコネクタ)2と、からなる垂直嵌合型コネクタにより構成されている。それらプラグコネクタ1及びリセプタクルコネクタ2は、それぞれに対応した配線基板B1及びB2に対して半田接合により接続されており、リセプタクルコネクタ2の上方に配置されたプラグコネクタ1が、他方の配線基板B2と略直交する方向である図1下方向に向かって下降されることによって凹凸関係をなすように差し込まれ、それによって両コネクタ1,2どうしの嵌合が行われるようになっている。以下において、プラグコネクタ1を差し込む嵌合方向を「下方向」とし、その反対側の抜き出す抜去方向を「上方向」とする。
[絶縁ハウジングの概要]
これらのプラグコネクタ(第1のコネクタ)1、及びリセプタクルコネクタ(第2のコネクタ)2は、細長状をなすように形成された絶縁ハウジング11,21を含むコネクタ本体部を有している。以下において、細長状をなす絶縁ハウジング11,21の長手方向を「コネクタ長手方向」と呼び、その「コネクタ長手方向」、及び上述した「上下方向」の双方に直交する方向を「前後方向」と呼ぶこととする。
そして、それらコネクタ本体部の枠体を構成している絶縁ハウジング11,21には、複数の導電コンタクト(導電端子)12,22が、コネクタ長手方向に沿って適宜のピッチ間隔で多極状に配列されている。そして、上述したように第2のコネクタとしてのリセプタクルコネクタ2に対して、第1のコネクタとしてのプラグコネクタ1が下方向に向かって差し込まれ、これら両コネクタ1,2同士の嵌合操作が完了したときに、当該両コネクタ1,2にそれぞれ設けられた導電コンタクト(導電端子)12,22の接点部12b,22b同士が、互いに圧接するように接触されることにより電気的な接続が行われる構成になされている。
[導電コンタクトの概要]
これらのプラグコネクタ(第1のコネクタ)1及びリセプタクルコネクタ(第2のコネクタ)2に取り付けられた導電コンタクト(導電端子)12,22は、コネクタ長手方向に沿って交互に異なる向きとなるように配置されており、特に図8に示されているように、コネクタ前端側部分に導電コンタクト(導電端子)12,22が配置された部位と、コネクタ後端側部分に導電コンタクト12,22が配置された部位とが、交互に配置された、いわゆる千鳥配列の構造になされている。
これらの導電コンタクト(導電端子)12,22の基端側に相当する部位には、絶縁ハウジング11,21の各々における前端縁部及び後端縁部から略水平に突出する接続脚部12a,22a(図8参照)がそれぞれ形成されており、それらの各接続脚部12a,22aが、前述した各配線基板B1,B2上の信号導電路(図示省略)に半田接合されて電気的な接続が行われ、信号伝送回路が構成されるようになっている。また、それらの各接続脚部12a,22aからは、導電コンタクト(導電端子)12,22の本体部が、片持ちの湾曲状をなしてコネクタ内方側に一体的に延出しており、その延出方向の先端部分に上述した接点部12b,22bが設けられている。
[固定金具について]
一方、上述した絶縁ハウジング11,21のコネクタ長手方向の両端部分には、適宜の形状に折り曲げ形成された左右対称の固定金具13,23が取り付けられている。これらの固定金具13,23には、両コネクタ1,2の嵌合に関するロック機構及びロック解除機構が設けられている。そのうちのロック機構は、いわゆるワンアクションオートロック機構を備えたものであって、両コネクタ1,2同士の嵌合操作が行われる際に、プラグコネクタ(第1のコネクタ)1側に設けられたロック係合部13aが、リセプタクルコネクタ(第2のコネクタ)2側に設けられたロック係止部23aに当接し、それによってロック係止部23aが弾性的に変位・移動されながら両コネクタ1,2同士の嵌合操作が行われる。そして、両コネクタ1,2同士の嵌合操作が完了したときに、上述したロック係止部23aが再び元の位置に復元するように移動し、当該ロック係止部23aがプラグコネクタ側のロック係止部13aに嵌合することによって、両コネクタ1,2同士がロック状態に保持される構成になされている。
このように本実施形態におけるロック機構には、ワンアクションオートロック機構が採用されているため、プラグコネクタ(第1のコネクタ)1をリセプタクルコネクタ(第2のコネクタ)2に挿入するだけで、両コネクタ1,2同士が略不動状態に保持されることとなり、作業効率の向上が図られる。また、そのような両コネクタ1,2同士のロック状態から、プラグコネクタ1側のロック解除機構を構成している後述のロック解除操作部11bを移動操作するロック解除操作を行うことにより、リセプタクルコネクタ2側のロック係止部23aが、プラグコネクタ1側のロック係合部13aから離間するように変位・移動し、それによって両コネクタ1,2同士のロック状態が解除されて、例えばリセプタクルコネクタ2からプラグコネクタ1が抜去される。
このように両コネクタ1,2に関するロック機構及びロック解除機構は、コネクタ長手方向における両端部分に配置された固定金具13,23及び絶縁ハウジング11,21に設けられているが、それらの各機構は、同一の構成を左右対称とした関係になされている。従って、以下においては、正面左方側(図3の左方側)に配置された固定金具13,23のロック機構及びロック解除機構についてのみ説明を行い、他方のロック機構及びロック解除機構については説明を省略することとする。
[ロック機構について]
まず、上述したプラグコネクタ(第1のコネクタ)1側に設けられたロック係合部13aは、特に図13〜図16に示されているように、固定金具13の一部をなすように一体形成されている。固定金具13は、絶縁ハウジング11の長手方向両端部分に上方側から圧入することにより固定されており、絶縁ハウジング11の上面部を前後方向に延在する金具本体13bを有しているとともに、その金具本体13bの前方側部分(図14の左方側部分)には、上述したロック係合部13aが下方に向かって突出するようにして一体的に設けられている。
ロック係合部13aは、側面視において下方側に突出する三角形状をなすように形成されており、当該ロック係合部13aの下縁部分には、プラグコネクタ(第1のコネクタ)1の嵌合・抜去方向である上下方向に対して傾斜するように延在する傾斜ガイド面が設けられている。このロック係合部13aに設けられた傾斜ガイド面は、リセプタクルコネクタ(第2のコネクタ)2側のロック係止部23aに当接したときのガイド作用によって、ロック係止部23aを前方側(図14の左方側)に弾性変位させる機能を有している。この点については後段において詳細に説明する。
リセプタクルコネクタ(第2のコネクタ)2側に設けられたロック係止部23aは、固定金具23の一部をなすようにして一体的に形成されている。その固定金具23は、絶縁ハウジング21におけるコネクタ長手方向の両端部分に圧入することにより固定されており、当該固定金具23に設けられた弾性ロックアーム部23bにロック係止部23aが一体的に形成されている。この固定金具23の固定構造については後述する。
固定金具23は、上述した配線基板B2上に載置されるベース部23cを有しており、固定金具23のベース部23cにおける前方側部分のコネクタ中心側寄りの部位から、上述した弾性ロックアーム部23bが、上方に向かって片持ち状に立ち上がるように形成されている。その弾性ロックアーム部23bの上端部分は、コネクタ内方側に向かって側面略逆Uの字状をなすように折り返されており、その折り返し部分から下方に向かって垂下するように形成されている。そして、その弾性ロックアーム部23bの下端側の先端部分には、後方側に向かって略直角に折れ曲がるように突出するロック係止部23aが設けられている。
そのロック係止部23aは、側面視においてコネクタ内方側に突出する略三角形状をなすように形成されており、当該ロック係止部23a上縁部分には、プラグコネクタ(第1のコネクタ)1の嵌合・抜去方向である上下方向に対して傾斜するように延在する傾斜ガイド面が設けられている。そして、前述したプラグコネクタ(第1のコネクタ)1側に設けられたロック係合部13aの傾斜ガイド面が上方側から当接した際に、それら両傾斜ガイド面同士の協働案内作用によってロック係止部23aが前方側(図9の左方側)に押圧される構成になされており、その際に、弾性ロックアーム部23bが弾性変位することで、ロック係止部23aが前方側(図9の左方側)に移動される。また、前述したように両コネクタ1,2同士の嵌合操作が完了した際には、ロック係止部23aが再び元の位置に復帰するように移動し、それによってロック係止部23aが、図14のようにロック係止部23aに嵌合された状態となって、両コネクタ1,2同士がロック状態となる。
[ロック解除機構について]
一方、プラグコネクタ(第1のコネクタ)1の絶縁ハウジング11におけるコネクタ長手方向の両端部分には、弾性解除アーム部11aが、コネクタ長手方向の外方側(図13の右方側)に向かって一体的に延出するように設けられているとともに、その弾性解除アーム部11aを介して、ロック解除操作部としてのロック解除ボタン11bが一体的に連設されている。
弾性解除アーム部11aは、絶縁ハウジング11の後端部分(図13の上端部分)から片持ち状をなすように延出しており、その弾性解除アーム部11aの延出方向の外端部分からロック解除ボタン11bが更に外方に突出するように設けられている。弾性解除アーム部11aは、配線基板B2と略平行な水平面内において平面略S字状をなすように延在しており、その根本部分が、絶縁ハウジング11の後端部(図13の上端部分)からコネクタ長手方向の外方側(図13の右方側)に延出した後に、コネクタ前方側(図13の下方側)に向かって略直角に折れ曲がって延び、コネクタ前端部分において再びコネクタ長手方向の外方側に略直角に折れ曲がって延出して、上述したロック解除ボタン11bに繋がっている。そのロック解除ボタン11bは、絶縁ハウジング11におけるコネクタ長手方向の外端から更に外方側(図13の右方側)に向かっての一部が突出するように設けられている。
そして、図13に示された初期解放状態にあって外方側に突出しているロック解除ボタン11bが、作業者の押圧力によってコネクタ中心側に押し込まれると、図15のように、弾性解除アーム部11aが、当該弾性解除アーム部11aのコネクタ後方側の根本部分、及びその近傍を支点として略水平面内で弾性的に撓み、それによってロック解除ボタン11bがコネクタ中心側に略水平に移動される。
このとき、上述した弾性解除アーム部11aの途中部分、より具体的にはコネクタ前方側部分においてコネクタ長手方向に延在している部位には、コネクタ長手方向に対して傾斜して延在する傾斜ガイド面11cが形成されている。この傾斜ガイド面11cは、上述したようにロック解除ボタン11bがコネクタ中心側に押し込まれた際に、後述するリセプタクルコネクタ(第2のコネクタ)2の固定金具23に設けられた弾性ガイドアーム部23dに当接する配置関係になされており、当該両部材同士の協働案内作用によって、ロック係止部23aが、コネクタ前方側(図16の左方側)に弾性変位される構成になされている。
すなわち、リセプタクルコネクタ(第2のコネクタ)2の固定金具23に設けられた弾性ガイドアーム部23dは、前述したロック係止部23aを一体的に有する弾性ロックアーム部23bから、ロック係止部23aの反対側、つまりコネクタ長手方向の内方側から外方側のロック係止部23aに向かって細帯状をなすように延出している。この弾性ガイドアーム部23dにおける延出側の外端部分には、上述した弾性ロックアーム部23bと同様な逆U字の折返し形状を有する弾性補助アーム部23eが、前記固定金具23のベース部23cから上方に立ち上がるように設けられており、その弾性補助アーム部23eの下端側自由端部分に対して、弾性ガイドアーム部23dの一端(外端)部分が一体的に連設されている。
このようにリセプタクルコネクタ(第2のコネクタ)2の固定金具23に設けられた弾性ガイドアーム部23dは、上述した弾性ロックアーム部23bと、弾性補助アーム部23eとの間を略水平に掛け渡すように延在しており、それら弾性ロックアーム部23b及び弾性補助アーム部23eの可撓性によって、コネクタ前後方向に弾性変位可能になされている。
また、上述した弾性ロックアーム部23bと弾性補助アーム部23eとは、固定金具23のベース部23cの前端縁側部分に立設されているが、そのベース部23cの後端縁側部分には、前方側の弾性ロックアーム部23b及び弾性補助アーム部23eに対向するようにして、一対の弾性固定アーム部23f,23fが立設されている。これらの弾性固定アーム部23f,23fも、弾性ロックアーム部23b及び弾性補助アーム部23eと同様にコネクタ内方側に向かって逆U字の折返し形状を有する片持ち状部材から形成されており、これらの弾性サブアーム部23f,23fの下端側先端部分に設けられているフック片23g,23gが、絶縁ハウジング21内に圧入されることによって固定金具23が保持されるようになっている。
ここで、上述した弾性ガイドアーム部23dは、コネクタ長手方向に対して傾斜するように延在しており、当該弾性ガイドアーム部23dが、前述したプラグコネクタ(第1のコネクタ)1の弾性解除アーム部11aの途中部分に設けられた傾斜ガイド面11cに沿うように配置されている。そして、前述したようにロック解除ボタン11bがコネクタ内方側に押し込まれるロック解除操作によって、弾性解除アーム部11aの傾斜ガイド面11cが弾性ガイドアーム部23dに当接する配置関係になされている。すなわち、ロック解除操作が実行された際には、図15に示されているように、弾性解除アーム部11aからの押圧力により弾性ガイドアーム部23dがコネクタ前方側に押圧されて弾性変位し、それによってロック係止部23aがコネクタ前方側に移動してロック係合部13aから離間し、その結果、両コネクタ1,2同士のロック状態が解除される構成になされている。
また、固定金具23には、上述した弾性解除アーム部11aに対面するようにしてロック解除操作部戻し補助バネ片23hが一体的に設けられている。このロック解除操作部戻し補助バネ片23hは、コネクタ後端側(図10の上方側)に配置された弾性解除アーム部11aの根本部分の近傍位置からコネクタ前方側(図10の下方側)に向かって片持ち状をなして延出する帯状弾性部材から形成されており、当該ロック解除操作部戻し補助バネ片23hの先端側部分(図10の下端側部分)が、弾性解除アーム部11aの延在部分に対してコネクタ外方側(図13の右方側)に付勢するように当接している。そして、前述したようにロック解除ボタン11bがコネクタ中心側に向かって押し込まれた際に(図15参照)、弾性解除アーム部11aに押圧されてロック解除操作部戻し補助バネ片23hがコネクタ中心側に向かって弾性変位し、その押し込み状態からロック解除ボタン11bが解放されたときに、弾性解除アーム部11a自身の復帰力に加えてロック解除操作部戻し補助バネ片23hの弾性反発力が付加されることよって、弾性解除アーム部11a及びロック解除ボタン11bがコネクタ外方側(図15の右方側)に押し戻されていき、図13のような初期状態に復帰する。
このような構成を有する本実施形態においては、ロック解除操作を行うにあたって、絶縁ハウジング11,21の外方側に突出するロック解除ボタン11bが、絶縁ハウジング11,21の外方側領域で押し込み操作されることから、一対の配線基板B1,B2同士の狭い空間内においてもロック解除操作が可能となる。特に本実施形態においては、ロック解除操作部であるロック解除ボタン11bの操作が、絶縁ハウジング11,21の長手方向の中心側に向かう押し込み動作によって行われるため、ロック解除操作がより容易化される。
さらに、本実施形態においては、ロック解除操作部であるロック解除ボタン11bが連設された弾性解除アーム部11aが、略平行な平面内における可撓性を有していることから、当該ロック解除ボタン11bの移動操作が配線基板B1,B2と略平行な平面内において行われ、一対の配線基板B1,B2同士の狭い空間内においてロック解除操作が確実に行われるようになっている。
一方、上述した第1の実施形態と同一の構成部材に対して同一の符号を付した図17〜図19にかかる第2の実施形態では、プラグコネクタ(第1のコネクタ)1が接続された配線基板B3が、リセプタクルコネクタ(第2のコネクタ)2が実装されている配線基板B2と同様な回路基板から構成されている。
この場合には、プラグコネクタ(第1のコネクタ)1のロック解除操作部を構成しているロック解除ボタン11bが、より大きな平面積を有する配線基板B3によって上方側から覆われ、何らの対策を講じなければロック解除操作が困難になってしまう。そのため、本実施形態にかかる配線基板B3には、ロック解除ボタン11bに対面する上方位置に相当する部位に一対の操作貫通穴B3aが形成されており、その操作貫通穴B3aを通してロック解除ボタン11bに対するロック解除操作が付与されるようになっている。なお、ロック解除ボタン11bの外方突出量が大きいことが条件にはなるが、リセプタクルコネクタ(第2のコネクタ)2が実装されている配線基板B2に、ロック解除ボタン11bに対応した操作貫通穴を設けることも可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であるというのはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、同一の形状をなす導電コンタクトを交互に配置しているが、互いに異なる形状をなす導電コンタクトを交互に多極配列した電気コネクタに対しても本発明は同様に適用することが可能である。
以上のように本発明は、各種電気機器に使用される多種多様な電気コネクタに対して広く適用することが可能である。
1 プラグコネクタ(第1のコネクタ)
2 リセプタクルコネクタ(第2のコネクタ)
11 絶縁ハウジング
11a 弾性解除アーム部
11b ロック解除ボタン(ロック解除操作部)
11c 傾斜ガイド面
12 導電コンタクト(導電端子)
12a 接続脚部
12b 接点部
13 固定金具
13a ロック係合部
13b 金具本体
21 絶縁ハウジング
22 導電コンタクト(導電端子)
22a 接続脚部
22b 接点部
23 固定金具
23a ロック係止部
23b 弾性ロックアーム部
23c ベース部
23d 弾性ガイドアーム部
23e 弾性補助アーム部
23f 弾性固定アーム部
23g フック片
23h ロック解除操作部戻し補助バネ片
B1 配線基板
B2 配線基板
B3 配線基板
B3a 操作貫通穴

Claims (4)

  1. 一方の配線基板に接続された第1のコネクタと、他方の配線基板に接続された第2のコネクタとを嵌合させた際に、当該両コネクタの絶縁ハウジングにそれぞれ設けられたロック部同士を係合させることにより両コネクタ同士をロック状態に保持するように構成されているとともに、
    前記絶縁ハウジングに移動可能に設けられたロック解除操作部を移動させて前記ロック部同士の係合を解放させることによって、前記両コネクタ同士のロック状態を解除させるように構成された電気コネクタにおいて、
    前記ロック解除操作部が、前記絶縁ハウジングの長手方向に沿った可撓性を有する弾性部材に連設されて、当該ロック解除操作部が前記絶縁ハウジングの長手方向に往復移動可能となるように設けられているとともに、
    前記ロック解除操作部の少なくとも一部が、前記絶縁ハウジングの長手方向の外端から突出するように設けられていることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記ロック解除操作部が、前記絶縁ハウジングの長手方向の両端部分に一対設けられ、
    それら一対のロック解除操作部を、前記絶縁ハウジングの長手方向の中心側に向かって対向するように移動させることによって前記ロック部同士の係合を解放させるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  3. 前記ロック解除操作部が連設されている弾性部材は、前記配線基板に対して略平行な平面内における可撓性を有していることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  4. 前記配線基板の少なくとも一方には、前記ロック解除操作部に対面する部位に操作貫通穴が形成されていることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
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