JP2013161502A - 不揮発性メモリセルアレイ、および不揮発性メモリ - Google Patents

不揮発性メモリセルアレイ、および不揮発性メモリ Download PDF

Info

Publication number
JP2013161502A
JP2013161502A JP2012022992A JP2012022992A JP2013161502A JP 2013161502 A JP2013161502 A JP 2013161502A JP 2012022992 A JP2012022992 A JP 2012022992A JP 2012022992 A JP2012022992 A JP 2012022992A JP 2013161502 A JP2013161502 A JP 2013161502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory cell
current
nonvolatile memory
word line
nonvolatile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012022992A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5929268B2 (ja
Inventor
Hiroshi Takashima
洋 高島
Masamichi Asano
正通 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2012022992A priority Critical patent/JP5929268B2/ja
Publication of JP2013161502A publication Critical patent/JP2013161502A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5929268B2 publication Critical patent/JP5929268B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/02Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements
    • G11C11/16Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements using elements in which the storage effect is based on magnetic spin effect
    • G11C11/165Auxiliary circuits
    • G11C11/1653Address circuits or decoders
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/02Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements
    • G11C11/16Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements using elements in which the storage effect is based on magnetic spin effect
    • G11C11/165Auxiliary circuits
    • G11C11/1673Reading or sensing circuits or methods
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/02Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements
    • G11C11/16Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements using elements in which the storage effect is based on magnetic spin effect
    • G11C11/165Auxiliary circuits
    • G11C11/1675Writing or programming circuits or methods

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Mram Or Spin Memory Techniques (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

【課題】不揮発性メモリセルからのデータ読み出しの際に使用する参照電流の生成に参照メモリセルを用いるとともに、読み出し不良の発生を低減させ、かつチップサイズを小さく抑えることを可能にする。
【解決手段】各々ワード線とビット線の交差に対応させて設けられる複数の不揮発性メモリセルを含む不揮発性メモリアレイにおいて、前記複数の不揮発性メモリセルには、ビット線を介したデータの書き込みおよび読み出しに使用されるメインメモリセルと、ワード線の選択によりデータの読み出し先として選択されるメインメモリセルにビット線を介して流れ込む電流と参照電流との比較結果に応じた信号を出力するセンスアンプに前記参照電流を供給する参照メモリセルとが含まれることを特徴とする不揮発性メモリセルアレイを提供する。
【選択図】図1

Description

この発明は、不揮発性メモリセルからの出力信号を増幅するセンスアンプに参照電流を供給する手段に関する。
近年、抵抗変化型素子を記憶素子として用いた抵抗変化型メモリが注目を集めている。抵抗変化型素子としては、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory;磁気抵抗RAM)、PRAM(Phase change Random Access Memory;相変化RAM)、ReRAM(Resistance Random Access Memory;抵抗変化型RAM)等に用いられているものが挙げられる。このような抵抗変化型素子を利用したメモリは、フラッシュメモリのような複雑なプロセスを必要とせず、標準ロジックプロセスと相性が良く、微細化に向いていること、低電圧で動作することより、将来性を有望視されている。この種の抵抗変化型素子を利用したメモリの素子構成、特性およびアレイ構成は、例えば特許文献1に開示されている。
図13(a)および(b)は、抵抗変化型素子として代表的なMTJ(Magnetic Tunnel Junction;磁気トンネル接合)素子を利用した不揮発性メモリセル(以下、単に「メモリセル」と呼ぶ)の構成と動作を示す図である。図13(a)および(b)に示すように、MTJ素子は、磁気の方向が一定のピン層と、トンネルバリア膜と、磁気の方向が変化するフリー層とからなる。図13(a)に示すように、フリー層からピン層に向かう方向の電流を流すと、フリー層の磁化方向がピン層と同一となり、MTJ素子は低抵抗となり、データ“0”を記憶した状態となる。逆に、図13(b)に示すように、ピン層からフリー層に向かう方向の電流を流すと、フリー層の磁化方向がピン層と反対になり、MTJ素子は高抵抗となり、データ“1”を記憶した状態になる。このようなMTJ素子によりメモリセルを構成するには、図13(a)および(b)に例示するように、ビット線BLとソース線SLの間に、MTJ素子と当該MTJ素子を選択するためのスイッチの役割を果たすNチャネルトランジスタTsとを直列に介挿してメモリセルを構成すれば良い。以下、図13(a)および(b)に示す構成のメモリセルを、抵抗変化素子を意味する記号として“R”を、選択用トランジスタを意味する記号として“T”を用いて「1R1T構成のメモリ素子」と呼ぶ。
所望の不揮発性メモリセルのMTJ素子に“0”を書き込む場合、その不揮発性メモリセルの選択用トランジスタTSが接続されたワード線WLに1.2Vの選択電圧を与え、ビット線BLに1.2Vを、ソース線SLに0Vを与える。この結果、不揮発性メモリセルのMTJ素子にフリー層からピン層に向かう方向の電流が流れ、MTJ素子が低抵抗となり、“0”を記憶した状態となる。一方、所望の不揮発性メモリセルのMTJ素子に“1”を書き込む場合、上記ワード線WLに1.2Vの選択電圧を与え、ビット線BLに0Vを、ソース線SLに1.2Vを与える。この結果、不揮発性メモリセルのMTJ素子にピン層からフリー層に向かう方向の電流が流れ、MTJ素子が高抵抗となり、“1”を記憶した状態となる。
一方、所望の不揮発性メモリセルからデータを読み出す場合は、その不揮発性メモリセルの選択用トランジスタのゲートに接続されたワード線WLに1.2Vの選択電圧を与え、ビット線BLに0.15Vを、ソース線SLに0Vを与える。そして、ビット線BLから不揮発性メモリセルのMTJ素子に流れ込む電流を検出する。MTJ素子が“0”を記憶している場合(低抵抗となっている場合)と同MTJ素子が“1”を記憶している場合(高抵抗となっている場合)とではMTJ素子に流れ込む電流の大きさが異なる。例えば、低抵抗となっているMTJ素子には15μA程度の電流が流れ込む一方、高抵抗となっているMTJ素子には10μA程度の電流が流れ込む、といった具合である。従って、MTJ素子に流れ込む電流を検出して所定の参照電流(例えば、12.5μAなど、低抵抗となっているMTJ素子に流れる電流と高抵抗となっているMTJ素子に流れる電流の中間の電流値を有する電流)と大小比較することにより、MTJ素子が“0”を記憶しているか“1”を記憶しているかを判定することができる。この参照電流の生成方式としては予め“0”または”1”の書き込まれた参照メモリセルを用意しておき、この参照メモリセルから作成する方式が提案されている(例えば、特許文献2、3参照)。
特開2008−192274号公報 特開2010−262695号公報 特開2009−187631号公報
特許文献2の図3に示された構成では、データの書き込み先および読み出し元となるメモリセル(以下、メインメモリセル)と参照メモリセルとが隣接する異なるメモリセルアレイに配置されている。この場合、ビット線からメインメモリセルを経てソース線に流れる電流の電流経路における配線抵抗と、ビット線から参照メモリセルを経てソース線に流れる電流の電流経路における配線抵抗とは一般に異なる。このため、MTJ素子の抵抗に比べて配線抵抗が支配的になると、読み出しマージンが減少して読み出し不良が起こる可能性が高くなる、といった不具合がある。また、特許文献2の図3に示された構成では、センスアンプ1個に対して参照メモリセル選択用のワード線を1本以上設けることが必要となる。このため、16ビットのメモリセルからの読み出しを並列に行うメモリの場合、16本以上の参照メモリセル選択用のワード線が必要となり、参照メモリセルが配置されたメモリセルアレイ(以下、参照メモリセルアレイ)の面積が大きくなる。参照メモリセルアレイの面積の増大を抑えるために1個の参照メモリセルを使い回して参照電流を生成することも考えられる。しかし、この場合、並列読み出しの対象となる複数のメインメモリセルからセンスアンプまでの配線距離がメインメモリセル間でばらつくのに対して、参照メモリセルからセンスアンプまでの配線距離は一定であるため、読み出しマージンの場所依存性が大きくなるといった問題がある。
また、記憶容量の大容量化にむけてメモリセルアレイを大きくすると、MTJ素子の抵抗に比べて配線抵抗が支配的になり、さらに読み出しマージンが減少して読み出し不良が起こる可能性がさらに高くなる。したがって、特許文献2或いは3に開示された技術の下で十分な信頼性を確保しつつ記憶容量の大容量化を実現するためには小容量のメモリセルアレイを多数設置する方法が採られる。しかしながら、メモリセルアレイを複数個用いる場合は、メモリセルアレイの周辺回路も必要となり、チップサイズが大きくなるといった問題がある。
本発明は上記課題に鑑みて為されたものであり、不揮発性メモリセルからのデータ読み出しの際に使用する参照電流の生成に参照メモリセルを用いるとともに、読み出し不良の発生を低減させ、かつチップサイズを小さく抑えることを可能にする技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、各々ワード線とビット線の交差に対応させて設けられる複数の不揮発性メモリセルを含む不揮発性メモリセルアレイにおいて、前記複数の不揮発性メモリセルには、ビット線およびワード線を介した選択によりデータの書き込みおよび読み出しに使用され、データの読み出し時にビット線を介してセンスアンプに接続されるメインメモリセルと、前記センスアンプからビット線を介して前記メインメモリセルに流れ込む電流との比較対象となる参照電流を生成するための参照メモリセルと、が含まれ、前記参照メモリセルは、列方向に並ぶようにワード線毎に設けられていることを特徴とする不揮発性メモリセルアレイ、を提供する。ここで、当該不揮発性メモリセルアレイを構成する各不揮発性メモリセルの一例としては、前述した1R1T構成のものや1R2T構成(図8参照)のもの、選択用トランジスタTsに替えてダイオードDを設けた1D1R構成(図9、図10参照)のものを用いることが考えられる。
本発明では、メインメモリセルと参照メモリセルとが同一の不揮発性メモリセルアレイに設けられている。このため、データ読み出し対象として選択されるメインメモリセルと同一のワード線に接続されている参照メモリセルの出力電流に基づいて参照電流を生成するようにすれば、ビット線からメインメモリセルを経てソース線に流れ込む電流の電流経路における抵抗値(ビット線、ソース線およびコンタクト等の抵抗値)と、ビット線から参照メモリセルを経てソース線に流れ込む電流の電流経路における抵抗値はほぼ同じ値となり、両電流経路の抵抗誤差に起因した読み出し不良の発生を抑えることが可能になる。さらに、両電流経路の配線抵抗値がほぼ同じ値であるため、不揮発性メモリセルとして抵抗変化型メモリセルを用いた場合に、高抵抗状態と低抵抗状態の抵抗比に対する電流量を正確に比較することが可能となる。その結果、読み出しマージンが広がり、不揮発性メモリセルの製造歩留まりの改善が期待される。
また、両電流経路の抵抗値がほぼ同じ値となることで、メインメモリセルと参照メモリセルの各々について選択用トランジスタのバックバイアス依存が近似し、抵抗変化素子及び選択用トランジスタを経由した電流によるソース線の浮きもメインメモリセルと参照メモリセルの両者で近似することとなる。さらに、参照メモリセル数を必要最小限に抑え、不揮発性メモリセルアレイの縮小化も可能となる。
また、データの読み出し対象のメインメモリセルの選択と、当該メインメモリセルからのデータ読み出しの際に使用する参照電流を生成するための参照メモリセルの選択とが1つのワード線選択により実現されるため、各々別個のワード線の選択により行う態様に比較して、消費電流を低減させることが可能になる。さらに、メインメモリセルと参照メモリセル間の電流発生開始が同じタイミングとなり、遅い方に合わせるためのタイミング制御等を行う必要がなくなる。これにより、メインメモリセルからのデータ読み出しの高速化、および読み出しマージンの改善が可能となる。
さらに、データ読み出し対象として選択されるメインメモリセルと同一のワード線に接続されている参照メモリセルの出力電流に基づいて参照電流を生成する態様によれば、上記複数のワード線のうちの幾つかを冗長ワード線とし、不良の発生したワード線との置き換えを行う際に、メインメモリセル及び参照メモリセルも同時に置き換え可能となり周辺制御回路を簡素化することが可能になる。また、不良ワード線の置き換えの際に、メインメモリセルと参照メモリセルが同時に置き換えられ、ビット線からメインメモリセルに流れ込む電流の電流経路におけるビット線とソース線の抵抗比とビット線から参照メモリセルに流れ込む電流の電流経路とにおけるビット線とソース線の抵抗比は保存される。また、各ビット線を同一または近似した形状に配線し、かつ各ソース線も同一または近似した形状に配線するようにすれば、クロストーク等(ノイズ)の影響を同等に受ける構成となり、両電流経路の電流差は保存され、ノイズに強くなる。
また、本発明の別の好ましい態様としては、上記各構成の不揮発性メモリセルアレイと、前記参照電流を生成する参照電流生成回路と、を含み、前記各ワード線には、予め第1の記憶状態とされた第1の参照メモリセルと前記第1の記憶状態とは異なる第2の記憶状態とされた第2の参照メモリセルとを1ペアとする1または複数の参照メモリペアが接続されており、前記参照電流生成回路は、データの読み出し先として選択されるメインメモリセルと同一のワード線に接続されている1または複数の参照メモリペアを構成する各参照メモリセルに流れ込む電流の平均を前記参照電流として出力することを特徴とする不揮発性メモリ、を提供する態様が考えられる。
このような態様によれば、第1の記憶状態に応じた電流値と第2の記憶状態に応じた電流値の中間の電流値を有する参照電流を精度よく生成することが可能になる。参照メモリペア個数を複数用いる態様によれば、参照メモリ素子のバラツキを平均化することが可能になり、読み出しマージンが広がる。なお、前記参照メモリセルのペア配置はデータ読み出し対象のメインメモリセルと同一のワード線に接続されていれば、組み合わせに制約はなく、そのメモリセルアレイ(バンク)の面積や素子バラツキで決めるようにすれば良い。
例えば、ワード線毎に前記参照メモリペア1つずつ設ける構成の具体例としては、前記第1の参照メモリセルがビット線方向に並んだ第1の参照セル領域と、メインメモリセルがビット線方向に並んだメインセル領域と、前記第2の参照メモリセルがビット線方向に並んだ第2の参照セル領域とがワード線方向にこの順に並ぶように、メインメモリセルおよび参照メモリセルを不揮発性メモリセルアレイに配列する構成が考えられる。また、ワード線毎に複数の参照メモリペアを設ける構成の具体例としては、参照セル領域とメインル領域とがワード線方向に交互に並び、かつ両端が参照セル領域となるように、メインメモリセルおよび参照メモリセルを不揮発性メモリセルアレイに配列する態様が考えられる。
本発明の一実施形態の不揮発性メモリの構成を概略的に示した図である。 同不揮発性メモリの参照電流生成回路の構成例を示す図である。 同不揮発性メモリのセンスアンプ500の構成例を示す図である。 参照電流波形の一例を示す図である。 行選択部200に近いメインメモリセル、遠いメインメモリおよび中間のメインメモリセルに流れ込む電流と参照電流の大小関係の一例を示す図である。 変形例(2)の不揮発性メモリセルの一例を示す図である。 変形例(2)の不揮発性メモリセルの一例を示す図である。 変形例(3)の不揮発性メモリセルの一例を示す図である。 変形例(3)の不揮発性メモリセルの一例を示す図である。 変形例(3)の不揮発性メモリセルの一例を示す図である。 変形例(4)の半導体記憶装置の構成例を示す図である。 変形例(4)の半導体記憶装置の構成例を示す図である。 MTJ素子を含む不揮発性メモリセルの構成および動作を説明するための図である。
以下、図面を参照し、この発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態において、トランジスタはMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor;金属−酸化膜−半導体構造の電界効果トランジスタ)を指す。
図1はこの発明の一実施形態の不揮発性メモリの構成の一部を概略的に示した図である。図1に示すように、本実施形態による不揮発性メモリに含まれる不揮発性メモリセルアレイ100は、図13(a)および(b)に示す1R1T構成の不揮発性メモリセルをマトリクス状(X方向(行方向)にn+5個、X方向に直交するY方向(列方向)にn+1個)に配列して構成されている。図1に示すように、不揮発性メモリセルアレイ100では、行方向に延在するn+1本のワード線Wk(k=0〜n:図1ではk=0,1,n−1,nについてのみ符号を図示)が不揮発性メモリセルの行毎に配線されており、ワード線Wk(k=0〜n)の各々は行選択部200に接続されている。不揮発性メモリセルアレイ100において第k(k=0〜n)行の不揮発性メモリセルの選択用トランジスタTs(図13参照)のゲートはワード線Wkに接続されている。行選択部200は上位装置(図示略)から与えられる行アドレスをデコードし、当該行アドレスに対応するワード線Wkを選択して上記選択用トランジスタをオン状態とする選択電圧を与える。行選択部200の構成については既存の不揮発性メモリにおけるものと異なるところはないため詳細な説明を省略する。
図1に示すように、不揮発性メモリセルアレイ100は、行選択部200に近いほうから、第1参照セル領域110、メインセル領域120、および第2参照セル領域130の3つに区分けされている。第1参照セル領域110および第2参照セル領域130の各々には、(n+1)×2個の不揮発性メモリセルが配列されており、メインセル領域120には、(n+1)×(n+1)個の不揮発性メモリセルが配列されている。図1に示すように、第1参照セル領域110には、第m(m=0,1)列の不揮発性メモリセルに沿ってビット線BLLm(m=0,1)とソース線SLLm(m=0,1)が配線されており、第m列に属するn+1個の不揮発性メモリセルの各々はビット線BLLmとソース線SLLmの間に介挿されている。第2参照セル領域130においても同様に、第m(m=0,1)列の不揮発性メモリセルに沿ってビット線BLRm(m=0,1)とソース線SLRm(m=0,1)が配線されており、第m列に属するn+1個の不揮発性メモリセルの各々はビット線BLRmとソース線SLRmの間に介挿されている。そして、メインセル領域120には、第j(m=0〜n)列の不揮発性メモリセルに沿ってビット線BLj(j=0〜n)とソース線SLj(j=0〜n)が配線されており、第j列に属するn+1個の不揮発性メモリセルの各々はビット線BLjとソース線SLjの間に介挿されている。
メインセル領域120に配列されている(n+1)×(n+1)個の不揮発性メモリセルの各々は、データの記憶に使用されるメインメモリセルである。これに対して、第1参照セル領域110および第2参照セル領域130の各々に配列されている各不揮発性メモリセルは、メインメモリセルからのデータ読み出しを行う際に使用する参照電流を生成するための参照メモリセルである。より詳細に説明すると、第1参照セル領域110に属する不揮発性メモリセルは予め低抵抗状態にセットされており、第2参照セル領域130に属する不揮発性メモリセルは予め高抵抗状態にセットされている。本実施形態では、第1参照セル領域110に属する不揮発性メモリセルのうちビット線BLL0およびソース線SLL0に沿って配列されている不揮発性メモリセルと、第2参照セル領域130に属する不揮発性メモリセルのうちビット線BLR0およびソース線SLR0に沿って配列されている不揮発性メモリセルのうち、データの読み出し対象のメインメモリセルと同一のワード線WLkに接続されているものが参照電流の生成に使用される。ビット線BLL1およびソース線SLL1に沿って配列されている不揮発性メモリセルとビット線BLR1およびソース線SLR1に沿って配列されている不揮発性メモリセルは、ビット線BLL0等に不良が発生した場合の冗長参照メモリセルとして利用される。
ビット線BLLm(m=0,1)、BLRm(m=0,1)およびBLj(j=0〜n)の各々は抵抗値が同一になるように互いに同一の形状(すなわち、同一の長さおよび太さ)で配線されており、ソース線SLLm(m=0,1)、SLRm(m=0,1)およびSLj(j=0〜n)の各々も抵抗値が同一になるように互いに同一の形状で配線されている。ビット線BLLm(m=0,1)、BLRm(m=0,1)およびBLj(j=0〜n)と、ソース線SLLm(m=0,1)、SLRm(m=0,1)およびSLj(j=0〜n)は、列選択部300に接続されている。
列選択部300には、参照電流生成回路(図1では、参照電流生成部と表記)400と、センスアンプ(図1では、SAと略記)500−i(i=0〜15)が接続されている。この列選択部300の構成についても、既存の不揮発性メモリにおけるものと異なるところはないため詳細な説明を省略する。なお、本実施形態では、16ビットを並列に読み出すために16個のセンスアンプが設けられているが、センスアンプの数は並列に読み出すビット数に応じて定まる。
データの書き込みを行う場合、列選択部300は上位装置から与えられる列アドレスをデコードして当該列アドレスに応じた16対のビット線BLjおよびソース線SLjを選択する。そして、列選択部300は、書き込み対象のデータの第i(i=0〜15)ビットの値が0である場合、当該ビットに対応するビット線BLkを高電位電源VDDに接続するとともに同ソース線SLkを低電位電源VSSに接続する。逆に、書き込み対象のデータの第i(i=0〜15)ビットの値が1である場合には、列選択部300は、当該ビットに対応するビット線BLkを低電位電源VSSに接続するとともに同ソース線SLkを高電位電源VDDに接続する。
一方、データの読み出しを行う場合には、列選択部300は上位装置から与えられる列アドレスをデコードして当該列アドレスに応じた16対のビット線BLjおよびソース線SLjを選択してセンスアンプ500−iの各々に接続するとともに、ビット線BLL0およびBLR0と、ソース線SLL0およびSLR0とを参照電流生成回路400に接続する。
図2は参照電流生成回路400の構成例を示すブロック図である。図2に示すように参照電流生成回路400は、PチャネルトランジスタP1、P2、P3、MPIREF0、およびMPIREF1と、NチャネルトランジスタMICELL0、MICELL1、M1、M2およびM3を含んでいる。ビット線BLL0およびBLR0とソース線SLL0およびSLR0とが参照電流生成回路400に接続された状態における上記各トランジスタの接続関係は以下の通りである。
PチャネルトランジスタP1、MPIREF0、およびNチャネルトランジスタMICELL0は、高電位電源VDDとビット線BLL0との間に直列に介挿される。PチャネルトランジスタP1のゲートには、リードイネーブル信号Enableの反転信号/Enableが与えられ、PチャネルトランジスタP1はメインメモリセルからのデータ読み出しを行う際にオン状態とされる。NチャネルトランジスタMICELL0のゲートにはクランプ信号VCLAMPが与えられる。このクランプ信号VCLAMPはバイアス生成回路(図1では、バイアス生成部と表記)600により生成され、参照電流生成回路400およびセンスアンプ500−i(i=0〜15)に与えられる。このバイアス生成回路600についても既存の不揮発性メモリにおけるものと異なるところはないため詳細な説明を省略する。このクランプ信号VCLAMPの電圧値は、クランプ目標電圧である0.15Vに対してNチャネルトランジスタMICELL0の閾値電圧を加えた電圧値となっている。このクランプ信号VCLAMPがNチャネルトランジスタMICELL0に与えられるため、ビット線BLL0の電位は0.15V以下に維持される。
PチャネルトランジスタP2およびNチャネルトランジスタM1はPチャネルトランジスタP1のドレインとPチャネルトランジスタMPIREF0のソースとの共通接続点CNと低電位電源VSSとの間に直列に介挿されている。PチャネルトランジスタP2のゲートとPチャネルトランジスタMPIREF0のゲートはPチャネルトランジスタMPIREF0のドレインに共通接続されている。つまり、PチャネルトランジスタP2とPチャネルトランジスタMPIREF0は第1のカレントミラー回路を形成する。また、NチャネルトランジスタM1のゲートはPチャネルトランジスタP2のドレインとNチャネルトランジスタM1のドレインの共通接続点に接続されている。
PチャネルトランジスタMPIREF1およびNチャネルトランジスタMICELL1は共通接続点CNとビット線BLR0との間に直列に介挿され、PチャネルトランジスタP3およびNチャネルトランジスタM2は共通接続点CNと低電位電源VSSとの間に直列に介挿されている。PチャネルトランジスタMPIREF1のゲートとPチャネルトランジスタP3のゲートはPチャネルトランジスタMPIREF1のドレインに共通接続されている。つまり、PチャネルトランジスタP3とPチャネルトランジスタMPIREF1は第2のカレントミラー回路を形成する。NチャネルトランジスタM2のゲートはPチャネルトランジスタP3のドレインとNチャネルトランジスタM2のドレインの共通接続点に接続されている。NチャネルトランジスタMICELL1のゲートには、前述したクランプ信号VCLAMPが与えられる。このため、ビット線BLR0の電位も0.15V以下に維持される。
PチャネルトランジスタP4およびNチャネルトランジスタM3は共通接続点CNと低電位電源VSSとの間に直列に介挿されている。PチャネルトランジスタP4のゲートは同PチャネルトランジスタP4のドレインに共通接続されており、同共通接続点の電位が参照電流指示信号IREF_0またはIREF_1として各センスアンプ500−iに出力される。NチャネルトランジスタM3のゲートは、NチャネルトランジスタM1のゲートとドレインの共通接続点およびNチャネルトランジスタM2のゲートとドレインの共通接続点に共通接続されている。
ワード線WLkに接続されたメインメモリセルからのデータの読み出しを行う際には、PチャネルトランジスタP1はオン状態とされ、ビット線BLL0およびビット線BLR0の電位は各々0.15V以下に維持される。その結果、高電位電源VDD→PチャネルトランジスタMPIREF0→NチャネルトランジスタMICELL0→ビット線BLL0→低抵抗状態の参照メモリセル→ソース線SLL0→低電位電源VSSといった電流経路に沿って電流IREF0が流れる。同様に、高電位電源VDD→PチャネルトランジスタMPIREF1→NチャネルトランジスタMICELL1→ビット線BLR0→高抵抗状態の参照メモリセル→ソース線SLR0→低電位電源VSSといった電流経路に沿って電流IREF1が流れる。電流IREF0は、PチャネルトランジスタMPIREF0とともに第1のカレントミラー回路を形成するPチャネルトランジスタP2のドレイン電流としてコピーされ、電流IREF1はPチャネルトランジスタMPIREF1とともに第2のカレントミラー回路を形成するPチャネルトランジスタP3のドレイン電流としてコピーされる。
PチャネルトランジスタP2の出力電流(すなわち、電流IREF0)はNチャネルトランジスタM1およびM2に2分流し、PチャネルトランジスタP3の出力電流(すなわち、電流IREF1)もNチャネルトランジスタM1およびM2に2分流する。その結果、NチャネルトランジスタM1およびM2には、電流(IREF0+IREF1)/2が流れる。NチャネルトランジスタM1およびM2の各々はNチャネルトランジスタM3とともにカレントミラー回路を形成する。このため、高電位電源VDD→PチャネルトランジスタP4→NチャネルトランジスタM3→低電位電源VSSといった電流経路に沿って電流(IREF0+IREF1)/2が流れ、PチャネルトランジスタP4のゲート電圧は当該電流に見合った電圧値となる。参照電流生成回路400は、当該回路から見て行選択部200寄りに配置されているセンスアンプ500−i(i=0〜7)には当該電圧値を信号IREF_Lとして与え、遠い側に配置されているセンスアンプ500−i(i=8〜15)には当該電圧値を信号IREF_Rとして与える。
センスアンプ500−iの構成は従来の不揮発性メモリにおけるものと特段に変わるところはない。センスアンプ500−iの構成例としては図3に示す構成が挙げられる。ただし、図3における電流負荷トランジスタMPICELLおよびMPIREFFのW/Lサイズは、図2電流負荷トランジスタMPIREF0およびMPIREF1のW/Lサイズと同じである。また、図3のクランプトランジスタMVCLAMPおよびMVCLAMPREFのW/Lサイズは、図2のクランプトランジスタMICELL0およびMICELL1のW/Lサイズと同じである。このセンスアンプ500−iでは、信号IREF_L(或いはIREF_R)に見合った電流値(すなわち、電流IREF=(IREF0+IREF1)/2)の参照電流IREFが生成され、データの読み出し対象のメインメモリセルに流れ込む電流と当該参照電流との大小比較(すなわち、当該メインメモリセルの記憶状態の判別)が行われる。つまり、本実施形態では、低抵抗状態の参照メモリセルに流れ込む電流と高抵抗状態の参照メモリセルに流れ込む電流とを平均化した電流を参照電流(図4参照)としてメインメモリセルの記憶状態の判別が行われる。
前述したように、メインメモリセルからのデータ読み出し時には、そのメインメモリセルに含まれる抵抗変化素子間にある一定の電圧を加えるためにソース線SLjに接地電位を印加するとともにビット線BLjを0.15V以下の電圧に維持する。すなわち、ビット線電圧BLjの電圧レベルを下げて読み出し電流に相当した抵抗素子間Bias電位を生成する。抵抗素子の低抵抗値と高抵抗値の差、すなわち抵抗比が大きければ電流差も大きくなり、参照電流に対して読み出しマージンが上がる。
しかし、この抵抗素子の抵抗比が小さい場合、ビット線BLjおよびソース線SLjの配線抵抗が無視できなくなる。ビット線BLjおよびソース線SLjの配線抵抗が支配的になると、センスアンプの電流源からメインメモリセルを経由し接地に至る電流経路全体の抵抗値にそのメインメモリセルの記憶状態に応じた差が現れなくなり、センスアンプ500−iの電流源から参照メモリセルを経由し接地に至る電流経路とセンスアンプ500の電流源からメインメモリセルを経由し接地に至る電流経路とで配線抵抗値に誤差が生じれば、誤読み出し(すなわち、読み出し不良)の原因となる。
本実施形態では、ビット線BLj、BLL0およびBLR0は同一形状に配線されており、ソース線SLj、SLL0およびSLR0も同一形状に配線されている。このため、メインメモリセルを介した電流経路と、低抵抗状態および高抵抗状態の各参照メモリセルを介した電流経路の配線抵抗はほぼ同じになり、配線抵抗値の誤差に起因した読み出し不良の発生を抑えることが可能になる。同様に、ソース線の浮きによる選択用トランジスタのバックバイアス効果や、ソース線の浮き、ビット線における電圧降下、MTJ素子にかかるバイアス状態の誤差を小さくすることも可能になる。また、ビット線BLj、BLL0およびBLR0は同一のメモリセルアレイ(すなわち、不揮発性メモリセルアレイ100)上に配線されているため、クロストーク等(ノイズ)の影響を同等に受ける構成となり、両電流経路の電流差は保存されノイズに強くなる。
また、本実施形態ではデータの読み出し対象のメインメモリセルと同一のワード線WLkに接続されている参照メモリセルを用いて参照電流の生成が行われる。このため、不良の発生したワード線を他の冗長ワード線に置換する際に、参照メモリセルを介した電流経路の抵抗値が大きく変化することを防ぐことが可能となる。また、ワード線WLkの行選択部200から遠い側では、完全に”H”レベルとなるまでの遅延が生じ、その遅延に起因した電流損失が生じるが、本実施形態では、行選択部200に近い側と遠い側の参照メモリセルの電流の平均が参照電流となるため、メインメモリセルの場所依存を軽減することも可能である。
例えば、図5に示すように、ワード線WLk上で行選択部200から遠い側の不揮発性メモリセルにおいて同近い側の不揮発性メモリセルに比較して0〜20%の電流損失が発生し、中間に位置する不揮発性メモリセルでは同遠い側の半分の電流損失が発生する場合であっても、本実施形態の手法により生成される参照電流(図5の参照電流(1))を用いるようにすれば、行選択部に近い側、同遠い側、およびその中間の不揮発性メモリセルの何れについても、上記電流損失に起因したデータ読み出し不良の発生を回避することが可能になる。なお、上記実施形態では、行選択部200に近い側に低抵抗の参照メモリセルを配置し、同遠い側に高抵抗の参照メモリセルを配置したが、逆に、行選択部200に近い側に高抵抗の参照メモリセルを配置し、同遠い側に低抵抗の参照メモリセルを配置した場合に得られる参照電流(図5の参照電流(2))を用いても、上記電流損失に起因したデータ読み出し不良の発生を回避することが可能であることは同様である。
(B:その他の実施形態)
以上本発明の実施形態について説明したが、この発明には他の実施形態も有り得る。具体的には以下の通りである。
(1)上述した実施形態では、ビット線BLLm(m=0,1)、BLRm(m=0,1)およびBLj(j=1〜n)の各々の配線形状が互いに同一となるように配線されており、ソース線SLLm(m=0,1)、SLRm(m=0,1)およびSLj(j=1〜n)の各々の配線形状が互いに同一となるように配線されていた。しかし、各ビット線の配線形状が互いに近似するように配線されており、各ソース線の配線形状が互いに近似するように配線されている態様であれば良い。要は、メインメモリセルを介した電流経路の配線抵抗と参照メモリセルを介した電流経路の配線抵抗とがほぼ同等となる態様であれば良い。
(2)上述した実施形態では、データ読み出し対象のメインメモリセルと同一のワード線WLkに接続された低抵抗状態および高抵抗状態の各1ビットの参照メモリセルの各々に流れ込む電流の平均を参照電流として用いた。しかし、図6に示すように、参照セル領域110においてワード線WLk方向に並んだ2ビットの参照メモリセルの一方を低抵抗状態、他方を高抵抗状態に各々セットしておくとともに、参照セル領域130においてワード線WLk方向に並んだ2ビットの参照メモリセルの一方を低抵抗状態、他方を高抵抗状態に各々セットしておき、これら4ビット分の参照メモリセルに流れ込む電流の平均を上記参照電流としても良い。また、図7に示すように、メインセル領域をビット線BLに沿って2分割し、それらメインセル領域の間および両端に、ワード線WLk毎に2ビットの参照メモリセル(低抵抗状態1ビット、高抵抗状態1ビット)を配列した参照セル領域を設け、6ビット分の参照メモリセルに流れ込む電流の平均を上記参照電流としても良い。
このように、参照メモリセルを用いた参照電流の生成態様として低抵抗状態の参照メモリセル1つと高抵抗状態の参照メモリセル1つとをペア(以下、参照メモリペア)にして1セットとし、1セット(図1参照)、2セット(図6参照)、3セット(図7参照)〜∞セットの参照メモリペアを用いて参照電流を生成することが考えられる。参照メモリペアとメインメモリセルとが同一バンク(同一のメモリセルアレイ)に設けられている態様であれば、参照メモリペアの配置位置はどの場所にであっても良い。参照電流の生成に用いる参照メモリペアのセット数が多い程、抵抗変化素子のバラツキを平均化することができ、読み出しマージンを向上させることが可能となる。しかし、その反面、メモリセルアレイの占有面積が大きくなり、半導体メモリ全体のチップサイズも大きくなる。メモリセルアレイの大きさや、チップサイズを考慮すると図7に示す3セット構成(左端1ペア、中央1ペア、右端1ペア)程度が最も好ましいと考えられる。
(3)図1では、1R1T構成の不揮発性メモリセルをマトリクス状に配列して不揮発性メモリセルアレイを構成したが、図8に示すように1R2T構成の不揮発性メモリセルをマトリクス状に配列して不揮発性メモリセルアレイを構成しても良い。また、選択用トランジスタTSに換えてダイオードを用いたN+P-Wellタイプ(図9参照)の不揮発性メモリセルアレイであっても良く、図10に示すP+N−Wellタイプであっても良い。要は、データの記憶および読み出しを行うメインメモリセルと参照電流を生成するための参照メモリセルとが同一の不揮発性メモリセルアレイに配置されている態様であれば良い。
(4)上記実施形態では1つの不揮発性メモリセルアレイに対して、1組の参照電流生成回路400およびセンスアンプ500が設けられていた。しかし、4個の不揮発性メモリセルアレイをマトリクス状に配列して不揮発性メモリを構成する場合には、列方向に並んだ2つの不揮発性メモリセルアレイに参照電流生成回路とセンスアンプとの組を共有させても良い。この場合、図11に示すように、参照電流生成回路(図11では、RGと表記)およびセンスアンプ(図11では、SAと表記)を共有する2つの不揮発性メモリセルアレイの間に参照電流生成回路とセンスアンプとを配置するようにすれば良い。なお、図11ではバイアス生成回路は“BG”と表記されている。また、列方向に並んだ2つ以上の不揮発性メモリセルアレイに参照電流生成回路およびセンスアンプを共有させても良く、この場合は図12に示すように参照電流生成回路およびセンスアンプを列方向の最上段に配置するようにすれば良い。
100…不揮発性メモリセルアレイ、110…第1参照セル領域、120…メインセル領域、130…第2参照セル領域、200…行選択部、300…列選択部、400…参照電流生成回路、500−i(i=0〜15)…センスアンプ、600…バイアス生成回路。

Claims (9)

  1. 各々ワード線とビット線の交差に対応させて設けられる複数の不揮発性メモリセルを含む不揮発性メモリセルアレイにおいて、
    前記複数の不揮発性メモリセルには、
    ビット線およびワード線を介した選択によりデータの書き込みおよび読み出しに使用され、データの読み出し時にビット線を介してセンスアンプに接続されるメインメモリセルと、
    前記センスアンプからビット線を介して前記メインメモリセルに流れ込む電流との比較対象となる参照電流を生成するための参照メモリセルと、が含まれ、
    前記参照メモリセルは、列方向に並ぶようにワード線毎に設けられている
    ことを特徴とする不揮発性メモリセルアレイ。
  2. 前記複数の不揮発性メモリセルの各々は、1つの抵抗変化素子と1つの選択用トランジスタとからなる不揮発性メモリセル、または1つの抵抗変化素子と2つの選択用トランジスタとからなる不揮発性メモリセルであり、各不揮発性メモリセルは列毎に配線されたビット線およびソース線の間に直列に介挿されていることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性メモリセルアレイ。
  3. 前記複数の不揮発性メモリセルの各々は、1つの抵抗変化素子と1つのダイオードとからなる不揮発性メモリセルであることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性メモリセルアレイ。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の不揮発性メモリセルアレイと、
    前記参照メモリセルの出力電流に基づいて前記参照電流を生成して前記センスアンプへ供給する参照電流生成回路と、を有し、
    予め第1の記憶状態とされた第1の参照メモリセルと前記第1の記憶状態とは異なる第2の記憶状態とされた第2の参照メモリセルとを1つの参照メモリペアとし、1または複数の参照メモリペアが前記各ワード線に接続されており、
    前記参照電流生成回路は、
    データの読み出し先として選択されるメインメモリセルと同一のワード線に接続されている1または複数の参照メモリセルペアを構成する各参照メモリセルに流れ込む電流の平均を前記参照電流として出力する
    ことを特徴とする不揮発性メモリ。
  5. ワード線毎に1ペアずつ前記参照メモリペアを有し、
    前記不揮発性メモリセルにおいては、前記第1の参照メモリセルが列方向に並んだ第1の参照セル領域と、メインメモリセルがマトリクス状に配列されたメインセル領域と、前記第2の参照メモリセルが列方向に並んだ第2の参照セル領域とが行方向に当該順序で並ぶように、メインメモリセルおよび参照メモリセルが配列されていることを特徴とする請求項4に記載の不揮発性メモリ。
  6. 前記参照電流生成回路は、
    一方の電流経路に沿って前記第1の参照メモリセルに電流を流し込む第1のカレントミラー回路と、
    一方の電流経路に沿って前記第2の参照メモリセルに電流を流し込む第2のカレントミラー回路と、
    前記第1のカレントミラー回路の他方の電流経路に沿って流れる電流を2分流して得られる一方の電流と、前記第2のカレントミラー回路の他方の電流経路に沿って流れる電流を2分流して得られる一方の電流と、を加算して出力する加算回路と、を有することを特徴とする請求項5に記載の不揮発性メモリ。
  7. ワード線毎に複数の前記参照メモリペアを有し、
    前記不揮発性メモリセルにおいて、前記各参照メモリペアが列方向に並んだ参照セル領域と、メインメモリセルがマトリクス状に配列されたメインセル領域とが行方向に交互に並び、かつ両端が参照セル領域となるように、メインメモリセルおよび参照メモリセルが配列されていることを特徴とする請求項4に記載の不揮発性メモリ。
  8. マトリクス状に配列された複数の不揮発性メモリセルアレイであって、各不揮発性メモリセルアレイが、各々ワード線とビット線の交差に対応させて設けられる複数の不揮発性メモリセルを含み、前記複数の不揮発性メモリセルには、ビット線およびワード線を介した選択によりデータの書き込みおよび読み出しに使用され、データの読み出し時にビット線を介してセンスアンプに接続されるメインメモリセルと、前記センスアンプからビット線を介して前記メインメモリセルに流れ込む電流との比較対象となる参照電流を生成するための参照メモリセルと、が含まれ、前記参照メモリセルは、列方向に並ぶようにワード線毎に設けられている、複数の不揮発性メモリセルアレイと、
    前記マトリクス状に配列された複数の不揮発性メモリセルの列毎に設けられる参照電流生成回路であって、前記参照電流を生成する参照電流生成回路と、を有し、
    前記各不揮発性メモリセルアレイにおける各ワード線には、予め第1の記憶状態とされた第1の参照メモリセルと前記第1の記憶状態とは異なる第2の記憶状態とされた第2の参照メモリセルとを1ペアとする、1または複数の参照メモリペアが接続されており、
    前記列毎に設けられる参照電流生成回路の各々は、
    データの読み出し先として選択されるメインメモリセルと同一のワード線に接続されている1または複数の参照メモリペアを構成する各参照メモリセルに流れ込む電流の平均を前記参照電流として出力する
    ことを特徴とする不揮発性メモリ。
  9. 列方向に並んだ2つの不揮発性メモリセルアレイであって、各不揮発性メモリセルアレイが、各々ワード線とビット線の交差に対応させて設けられる複数の不揮発性メモリセルを含み、前記複数の不揮発性メモリセルには、ビット線およびワード線を介した選択によりデータの書き込みおよび読み出しに使用され、データの読み出し時にビット線を介してセンスアンプに接続されるメインメモリセルと、前記センスアンプからビット線を介して前記メインメモリセルに流れ込む電流との比較対象となる参照電流を生成するための参照メモリセルと、が含まれ、前記参照メモリセルは、列方向に並ぶようにワード線毎に設けられている、2つの不揮発性メモリセルアレイと、前記2つの不揮発性メモリセルアレイの間に設けられる参照電流生成回路であって、前記参照電流を生成する参照電流生成回路とを、有し、
    前記各不揮発性メモリセルアレイにおける各ワード線には、予め第1の記憶状態とされた第1の参照メモリセルと、前記第1の記憶状態とは異なる第2の記憶状態とされた第2の参照メモリセルとを1ペアとする1または複数の参照メモリペアが接続されており、
    前記参照電流生成回路は、
    データの読み出し先として選択されるメインメモリセルと同一のワード線に接続されている1または複数の参照メモリペアを構成する各参照メモリセルに流れ込む電流の平均を前記参照電流として出力する
    ことを特徴とする不揮発性メモリ。

JP2012022992A 2012-02-06 2012-02-06 不揮発性メモリセルアレイ、および不揮発性メモリ Active JP5929268B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012022992A JP5929268B2 (ja) 2012-02-06 2012-02-06 不揮発性メモリセルアレイ、および不揮発性メモリ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012022992A JP5929268B2 (ja) 2012-02-06 2012-02-06 不揮発性メモリセルアレイ、および不揮発性メモリ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013161502A true JP2013161502A (ja) 2013-08-19
JP5929268B2 JP5929268B2 (ja) 2016-06-01

Family

ID=49173627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012022992A Active JP5929268B2 (ja) 2012-02-06 2012-02-06 不揮発性メモリセルアレイ、および不揮発性メモリ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5929268B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9460785B2 (en) 2014-03-06 2016-10-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor storage device
WO2016186086A1 (ja) * 2015-05-15 2016-11-24 国立大学法人東北大学 抵抗変化型素子を備えた記憶回路
US10410706B2 (en) 2015-09-11 2019-09-10 Toshiba Memory Corporation Resistance change type memory
US10460784B2 (en) 2018-03-20 2019-10-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic memory and memory system
US11514964B2 (en) 2017-12-08 2022-11-29 Tohoku University Storage circuit provided with variable resistance elements, reference voltage circuit and sense amplifier
US11705176B2 (en) 2020-08-07 2023-07-18 Tohoku University Storage circuit provided with variable resistance type elements, and its test device

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002222589A (ja) * 2000-11-27 2002-08-09 Hitachi Ltd 半導体装置
JP2007128597A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Nec Corp 半導体記憶装置及び半導体記憶装置の動作方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002222589A (ja) * 2000-11-27 2002-08-09 Hitachi Ltd 半導体装置
JP2007128597A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Nec Corp 半導体記憶装置及び半導体記憶装置の動作方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9460785B2 (en) 2014-03-06 2016-10-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor storage device
WO2016186086A1 (ja) * 2015-05-15 2016-11-24 国立大学法人東北大学 抵抗変化型素子を備えた記憶回路
JPWO2016186086A1 (ja) * 2015-05-15 2018-04-05 国立大学法人東北大学 抵抗変化型素子を備えた記憶回路
US10665282B2 (en) 2015-05-15 2020-05-26 Tohoku University Memory circuit provided with variable-resistance element
US10410706B2 (en) 2015-09-11 2019-09-10 Toshiba Memory Corporation Resistance change type memory
US11514964B2 (en) 2017-12-08 2022-11-29 Tohoku University Storage circuit provided with variable resistance elements, reference voltage circuit and sense amplifier
US10460784B2 (en) 2018-03-20 2019-10-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic memory and memory system
US11705176B2 (en) 2020-08-07 2023-07-18 Tohoku University Storage circuit provided with variable resistance type elements, and its test device

Also Published As

Publication number Publication date
JP5929268B2 (ja) 2016-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4625510B2 (ja) 半導体記憶装置
JP4153901B2 (ja) 半導体記憶装置
US9245609B2 (en) Semiconductor storage device
JP5929268B2 (ja) 不揮発性メモリセルアレイ、および不揮発性メモリ
JP5867704B2 (ja) 不揮発性メモリセルアレイ
KR101068573B1 (ko) 반도체 메모리 장치
US9548111B2 (en) Memory device
JP2006004479A (ja) 半導体記憶装置
JP5093234B2 (ja) 磁気ランダムアクセスメモリ
US8705270B2 (en) Semiconductor memory
US8630136B2 (en) Semiconductor memory
US9741434B2 (en) Resistance change memory
TWI546804B (zh) 基於電阻比之記憶體胞元
JP4177818B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2013030241A (ja) 不揮発性メモリセルおよび不揮発性メモリ
US8508986B2 (en) Semiconductor device
JP5150932B2 (ja) 半導体記憶装置
JP5331998B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP5076182B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
KR101605607B1 (ko) 접힌 메모리 어레이 구조를 가지는 자기 저항 메모리 장치
JP2013125568A (ja) 抵抗変化型メモリ読み出し回路
JP5137390B2 (ja) 不揮発性記憶装置
JP2012069694A (ja) 磁気メモリ
JP2007172703A (ja) 差動増幅回路および不揮発性記憶装置
JP2009117034A (ja) 差動増幅回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5929268

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250