JP2013160428A - ガスタービンの制御装置、ガスタービン、及びガスタービンの制御方法 - Google Patents

ガスタービンの制御装置、ガスタービン、及びガスタービンの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】燃焼器に供給される燃料圧力の変動を、簡易な構成で応答遅れなく正確に把握する、ことを目的とする。
【解決手段】ガスタービン12は、燃料を燃焼させ、燃焼ガスを生成する燃焼器22、燃焼器22によって生成された燃焼ガスにより駆動するタービン24、燃料タンク36から燃焼器22に燃料を供給する燃料流路38、燃料流路38に設けられ、燃焼器22に供給する燃料流量を調整する流量調整弁40、及び流量調整弁40を制御する弁制御装置50を備える。弁制御装置50は、流量調整弁40を流れる燃料流量に基づいた流量調整弁40までの圧損を供給圧力Pから減算して得られた圧力を、流量調整弁40の入口における燃料圧力として推定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガスタービンの制御装置、ガスタービン、及びガスタービンの制御方法に関するものである。
ガスタービンは、燃料タンクから燃料流路を介して燃焼器に燃料が供給される。この燃料流路には、燃焼器に供給する燃料流量を調整する流量調整弁が設けられている。
そして、燃料流路に設けられた圧力調整弁によって流量調整弁の入口圧力が一定となるように、燃焼器に供給する燃料圧力が制御されている場合がある。
一方、圧力調整弁が設けられていない燃料流路においては、流量調整弁の入口圧力を計測して流量調整弁に対する制御信号を補正している。例えば、特許文献1に記載の技術では、流量調整弁の入口と出口の差圧を測定し、該差圧に従って流量調整弁のC値を生成している。
ところが、圧力調整弁の替わりに燃料圧力を計測するための圧力センサが設けられるガスタービンでは、例えばガスタービンに対する負荷が変動した場合等には圧力センサの応答遅れにより流量調整弁に対する制御が遅れる場合がある。
特許文献2には、圧力調整弁を設けたガスタービンであるものの、燃料需要が増すことによる圧力変化を計測する圧力センサが設けられており、積分状態フィードバックを含むフィードバックモジュールによって、燃料圧力の変化に対する制御システムの応答時間を減少させる技術が記載されている。
特開2002−364385号公報 特開2008−45552号公報
しかしながら、特許文献2に記載の技術では、圧力センサが出力する信号に基づいて、積分及びフィードバック制御を行っているので、実際の燃料圧力よりも応答遅れが生じる要素が残っていると共に、制御の構成が複雑である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、燃焼器に供給される燃料圧力の変動を、簡易な構成で応答遅れなく正確に把握できるガスタービンの制御装置、ガスタービン、及びガスタービンの制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のガスタービンの制御装置、ガスタービン、及びガスタービンの制御方法は以下の手段を採用する。
本発明の第一態様に係るガスタービンの制御装置は、燃料を燃焼させ、燃焼ガスを生成する燃焼器、前記燃焼器によって生成された燃焼ガスにより駆動するタービン、燃料タンクから前記燃焼器に燃料を供給する燃料流路、及び前記燃料流路に設けられ、前記燃焼器に供給する燃料流量を調整する流量調整弁を備えたガスタービンの制御装置であって、前記流量調整弁を流れる燃料流量に基づいた前記流量調整弁までの圧損を前記燃料流路の入口における燃料圧力から減算して得られた圧力を、前記流量調整弁の入口における燃料圧力として推定する推定手段を備える。
本構成によれば、ガスタービンは、燃料を燃焼させ、燃焼ガスを生成する燃焼器、燃焼器によって生成された燃焼ガスにより駆動するタービン、燃料タンクから燃焼器に燃料を供給する燃料流路、及び燃料流路に設けられ、燃焼器に供給する燃料流量を調整する流量調整弁を備える。
ここで、例えば燃料流路の燃料圧力を調整する圧力調整弁を備えていないガスタービンでは、燃料流路の燃料圧力は、圧力センサにより計測される。しかしながら、圧力センサによる燃料圧力の計測では、ガスタービンの負荷が変動することによる燃料圧力の変化に対する応答遅れが生じる場合があった。この圧力センサの応答遅れが生じると、流量調整弁に対する制御が遅れることとなる。
そこで、本構成によれば、推定手段によって、流量調整弁を流れる燃料流量に基づいた流量調整弁までの圧損を燃料流路の入口における燃料圧力から減算して得られた圧力が、流量調整弁の入口における燃料圧力として推定される。
流量調整弁までの圧損は、流量調整弁を流れる燃料流量に基づいて求めることができ、燃料流量は流量調整弁に対する制御指令値に基づいて求められる。この制御指令値は、ガスタービンの負荷の変動に伴い燃料流量を変化させるものである。このため、求められる圧損は、ガスタービンの負荷の変動を反映したものとなる。
このように、本構成は、流量調整弁に対する制御指令値から求められる圧損を用いて燃料圧力を算出するので、圧損から燃料圧力を算出するので、燃焼器に供給される燃料圧力の変動を、簡易な構成で応答遅れなく正確に把握できる。
上記第一態様では、前記流量調整弁よりも前記燃料流路の上流側、かつ前記流量調整弁の近傍に設けられ、燃料圧力を計測する圧力計測手段と、前記圧力計測手段によって計測された前記燃料圧力である計測値、及び前記推定手段によって推定された前記燃料圧力である推定値の何れかを選択する選択手段と、を備える。
本構成によれば、流量調整弁よりも燃料流路の上流側、かつ流量調整弁の近傍に設けられた圧力計測手段によって、燃料圧力が計測される。圧力計測手段は、応答遅れが生じる場合があるものの、推定手段による推定された燃料圧力よりも実際の燃料圧力に近い値を計測する場合もある。
そこで、選択手段によって、圧力計測手段によって計測された燃料圧力、及び推定手段によって推定された燃料圧力の何れかが選択されるので、本構成は、より正確な燃料圧力をガスタービンの制御に用いることができる。
上記第一態様では、前記選択手段が、前記ガスタービンの負荷が変動する場合に、前記推定値を選択する。
本構成によれば、ガスタービンの負荷が変動する場合、圧力計測手段に応答遅れが生じやすいので、燃料圧力として推定値が選択されることで、より正確な燃料圧力をガスタービンの制御に用いることができる。
上記第一態様では、前記選択手段が、前記燃料流路の入口における燃料圧力が変動した場合に、前記計測値及び前記推定値の何れか高い圧力、又は前記計測値を選択する。
燃料流路の入口における燃料圧力が変動する場合、推定手段で推定された推定値が実際の圧力からずれる可能性がある。
そこで、本構成によれば、選択手段によって、燃料流路の入口における燃料圧力が変動した場合に、計測値及び推定値の何れか高い圧力、すなわち高値選択、又は計測値が選択される。高値選択されることにより、ガスタービンにとってより安全側の圧力が選択されることとなる。また、計測値の方がより実際の圧力に近いと考えられるため、燃料圧力が変動した場合に、計測値が選択されてもよい。なお、燃料流路の入口における燃料圧力の変動の有無は、燃料流路の入口や燃料タンク内の燃料圧力を直接計測した結果によって判定されてもよいし、流量調整弁の近傍に設けられた圧力計測手段による計測値は、燃料流路の入口における燃料圧力の変動に応じて変動するため、該計測値によって判定されてもよい。
従って、本構成は、燃料流路の入口における燃料圧力が変動しても、より正確な燃料圧力をガスタービンの制御に用いることができる。
上記第一態様では、前記燃料流路が、複数の前記ガスタービンに燃料を供給する母管を介して、前記燃料タンクから前記燃焼器に燃料を供給し、前記選択手段が、前記母管を介して燃料が供給されている他の前記ガスタービンへの燃料の供給が停止した場合に、前記計測値及び前記推定値の何れか高い圧力、又は前記計測値を選択する。
本構成によれば、燃料流路は、複数のガスタービンに燃料を供給する母管を介して、燃料タンクから燃焼器に燃料を供給する。このようなガスタービンにおいて、トリップや負荷遮断により燃料の供給が停止したガスタービンが発生すると、燃料圧力が上昇する。しかしながら、推定手段は、燃料流路の入口における燃料圧力によって、推定値を推定するため時間遅れが発生することとなる。
そこで、本構成は、母管を介して燃料が供給されている他の前記ガスタービンへの燃料の供給が停止した場合に、選択手段によって、計測値及び推定値の何れか高い圧力、すなわち高値選択、又は計測値が選択される。高値選択されることにより、ガスタービンにとってより安全側の圧力が選択されることとなる。また、計測値の方がより実際の圧力に近いと考えられるため、計測値の選択によっても、ガスタービンにとってより安全側の圧力が選択されることとなる。
従って、本構成は、より正確な燃料圧力をガスタービンの制御に用いることができる。
上記第一態様では、前記流量調整弁よりも前記燃料流路の上流側かつ前記流量調整弁の近傍に設けられ、燃料圧力を計測する圧力計測手段と、前記推定手段によって定常状態において推定された前記燃料圧力である推定値と前記圧力計測手段によって定常状態において計測された前記燃料圧力である計測値との偏差に基づいて、前記推定値を補正する補正手段と、を備える。
本構成によれば、流量調整弁よりも燃料流路の上流側かつ流量調整弁の近傍に設けられた圧力計測手段によって、燃料圧力が計測される。
ここで、燃料圧力の変動が無い定常状態では計測値は応答遅れの影響を受けていない。このため、定常状態における推定値と計測値は、一致するはずであり、一致しない場合は、推定値に誤差が生じていると考えられる。
そこで、推定値と計測値との偏差に基づいて推定値が補正されるので、本構成は、流量調整弁の入口における燃料圧力をより正確に推定できる。
本発明の第二態様に係るガスタービンは、燃料を燃焼させ、燃焼ガスを生成する燃焼器と、前記燃焼器によって生成された燃焼ガスにより駆動するタービンと、燃料タンクから前記燃焼器に燃料を供給する燃料流路と、前記燃料流路に設けられ、前記燃焼器に供給する燃料流量を調整する流量調整弁と、上記記載の制御装置と、を備える。
本発明の第三態様に係るガスタービンの制御方法は、燃料を燃焼させ、燃焼ガスを生成する燃焼器、前記燃焼器によって生成された燃焼ガスにより駆動するタービン、燃料タンクから前記燃焼器に燃料を供給する燃料流路、及び前記燃料流路に設けられ、前記燃焼器に供給する燃料流量を調整する流量調整弁を備えたガスタービンの制御方法であって、前記流量調整弁を流れる燃料流量に基づいた前記流量調整弁までの圧損を前記燃料流路の入口における燃料圧力から減算して得られた圧力を、前記流量調整弁の入口における燃料圧力として推定する。
本発明によれば、燃焼器に供給される燃料圧力の変動を、簡易な構成で応答遅れなく正確に把握できる、という優れた効果を有する。
本発明の第1実施形態に係るガスタービンプラントの構成図である。 本発明の第1実施形態に係る弁制御装置の機能を示す機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る選択処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るガスタービンの負荷が急峻に減少した場合における、燃料圧力の推定値、計測値、及び真値を示したグラフである。 本発明の第1実施形態に係るガスタービンの供給圧力が急峻に上昇した場合の計測値及び推定値の変化を示したグラフである。 本発明の第1実施形態に係るガスタービンの供給圧力が急峻に下降した場合の計測値及び推定値の変化を示したグラフである。 本発明の第1実施形態に係る高値選択処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る弁制御装置の機能を示す機能ブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る補正部の機能を示す機能ブロック図である。 本発明の第3実施形態に係るガスタービンプラントの構成図である。 本発明の第3実施形態に係る選択処理の流れを示すフローチャートである。
以下に、本発明に係るガスタービンの制御装置、ガスタービン、及びガスタービンの制御方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態に係るガスタービンプラント10の全体構成図である。ガスタービンプラント10は、ガスタービン12及び発電機14を備える。
ガスタービン12は、圧縮機20、燃焼器22、及びタービン24を備える。
圧縮機20は、回転軸26により駆動されることで、空気取込口から取り入れた空気を圧縮して圧縮空気を生成する。燃焼器22は、圧縮機20から車室28へ導入された圧縮空気に燃料を噴射して高温・高圧の燃焼ガスを発生させる。タービン24は、燃焼器22で発生した燃焼ガスによって回転駆動する。
車室28と燃焼器22との間にはバイパス管30が設けられており、バイパス管30は、ガスタービン12の負荷変動により燃焼器22内の空気が不足する状態になった場合に、燃焼器バイパス弁32が開かれると車室28内の空気を燃焼器22内に導入する流路となる。また、圧縮機20とタービン24との間には、圧縮機20からタービン24へ冷却用の空気を導入させるための抽気管34が設けられている。
なお、タービン24、圧縮機20、及び発電機14は、回転軸26によって連結され、タービン24に生じる回転駆動力は、回転軸26によって圧縮機20及び発電機14に伝達される。そして、発電機14は、タービン24の回転駆動力によって発電し、発電した電力を商用電力系統に供給する。
また、ガスタービン12は、燃料タンク36から燃焼器22に燃料を供給する燃料流路38、燃料流路38に設けられ、燃焼器22に供給する燃料流量を調整する流量調整弁40、流量調整弁40よりも燃料流路38の上流側かつ流量調整弁40の近傍に設けられ、燃料圧力を計測する圧力センサ42A、及び燃料流路38の入口に設けられた圧力センサ42Bを備えている。燃料流路38の先端にはノズル44が設けられており、燃焼器22は、ノズル44から供給された燃料を、圧縮空気を用いて燃焼させる。なお、燃料流路38には、ヒータ(不図示)が設けられ、燃料の温度を所定値へ上昇させることが可能とされている。
流量調整弁40の開度は、弁制御装置50によって制御される。図2は、弁制御装置50の機能を示す機能ブロック図である。
弁制御装置50は、例えばガスタービン12に対する出力要求値と実際の出力値との偏差に応じて流量調整弁40の開度を示した弁開度指令値を生成し、流量調整弁40へ出力する。
なお、弁制御装置50は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体等から構成されている。そして、後述する各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラムの形式で記録媒体等に記録されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。
具体的には、ガスタービン12に対する出力要求値とガスタービン12の実際の出力値とが減算部52に入力され、減算結果である偏差がPI制御部54へ出力される。
PI制御部54は、入力された偏差に基づいてガスタービン12に対する制御信号を生成し、ミニマムセレクタ56へ出力する。
ミニマムセレクタ56は、出力要求値と実際の出力値との偏差に基づいて生成された制御信号のみならず、他の方法によって生成された制御信号が入力され、最も小さい制御信号をCSO演算部58へ出力する。
CSO演算部58は、入力された制御信号に基づいて燃料流量の指令値(CSO)を生成し、流量演算部60へ出力する。
流量演算部60は、入力されたCSOに基づいて燃料流量(G)を演算し、C値演算部62及び燃料圧力推定部64へ出力する。
値演算部62は、入力された燃料流量に基づいて流量調整弁40に対するC値を演算し、弁開度指令値演算部66へ出力する。なお、C値は、一例として下記(1)式に基づいて算出される。
Figure 2013160428
上記(1)式において、Pは流量調整弁40の入口における燃料圧力(以下、「入口圧力」という。)、Pは流量調整弁40の出口における燃料圧力(以下、「出口圧力」という。)である。本第1実施形態に係る弁制御装置50は、入口圧力として、圧力センサ42Aによって計測された燃料圧力である計測値P1m及び燃料圧力推定部64によって推定された流量調整弁40の入口における燃料圧力である推定値P1eの何れかを用いる。なお、出口圧力は、予め定められた設定値とする。
計測値P1m及び推定値P1eの何れを用いるかは選択部68によって選択される。選択部68によって選択された結果が、燃料圧力PとしてC値演算部62へ出力される。
弁開度指令値演算部66は、入力されたC値に基づいて流量調整弁40に対する弁開度指令値を生成し、流量調整弁40へ出力する。
ここで、本第1実施形態に係るガスタービン12では、燃料流路の燃料圧力を圧力センサ42Aにより計測している。しかしながら、圧力センサ42Aによる燃料圧力の計測では、ガスタービン12の負荷が変動することによる燃料圧力の変化に対する応答遅れが生じる場合があった。この圧力センサ42Aの応答遅れが生じると、流量調整弁40に対する制御が遅れることとなる。
このため、選択部68は、選択処理を行い、ガスタービン12の負荷が変動する場合に、推定値P1eを選択する。
図3は、選択処理を行う場合に、選択部68によって実行されるプログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、該プログラムは弁制御装置50が備えるRAMの所定領域に予め記憶されている。なお、本プログラムは、ガスタービン12の運転開始と共に開始され、運転終了と共に終了する。
まず、ステップ100では、急峻な負荷変動が生じるか否かを判定し、肯定判定の場合は、ステップ102へ移行し、否定判定の場合は、ステップ104へ移行する。なお、急峻な負荷変動が生じる場合とは、具体的には、例えばガスタービン12の負荷が急峻に減少することとなる負荷遮断信号やランバック信号等、ガスタービン12の運転状態が大きく変化することを示す信号が出力された場合である。
ステップ102では、燃料圧力推定部64によって推定された推定値P1eをC値演算部62へ出力する燃料圧力Pとして選択し、ステップ106へ移行する。
ここで、燃料圧力推定部64による推定値P1eの推定方法について説明する。
燃料圧力推定部64は、下記(2)式に示されるように、流量調整弁40を流れる燃料流量Gに基づいた流量調整弁40までの圧損ΔPを燃料流路38の入口における燃料圧力(以下、「供給圧力」という。)Pから減算して得られた圧力を、流量調整弁の入口における燃料圧力として推定する。
Figure 2013160428
供給圧力Pは、圧力センサ42Bによって計測された圧力とするが、これに限らず、燃料タンク36内における燃料圧力を計測した値としてもよい。なお、供給圧力Pは、通常変動せずに、一定とされている。
圧損ΔPは、下記(3)式に示されるように、燃料流量Gの関数であり、燃料流量Gの2乗に比例するので、流量調整弁40を流れる燃料流量に基づいて求めることができる。
Figure 2013160428
本第1実施形態に係る圧損を算出するために用いる燃料流量Gは、流量演算部60から入力された燃料流量Gを用いる。この燃料流量Gは、上述したように、流量調整弁40に対する制御指令値であるCSOに基づいて求められる。このCSOは、ガスタービン12の負荷の変動に伴い燃料流量を変化させるものである。このため、求められる圧損ΔPは、ガスタービン12の負荷の変動を反映したものとなる。
図4は、ガスタービンの負荷が急峻に減少した場合における、推定値P1e、計測値P1m、及び実際の燃料圧力(以下、「真値」という。)を示したグラフである。
図4に示されるように、ガスタービン12の負荷が急減すると、これに伴い燃料流量も急減する。この場合、計測値P1mは応答遅れが生じ、真値に対するずれが大きいが、推定値P1eはCSOに基づいて算出されるので、計測値P1mに比較して真値に対するずれが小さい。
このように、本実施形態に係る弁制御装置50は、流量調整弁40に対する制御指令値から求められる圧損を用いて燃料圧力を算出するので、燃焼器22に供給される燃料圧力の変動を、簡易な構成で応答遅れなく正確に把握できる。
ステップ104では、圧力センサ42Aによって計測された計測値P1mをC値演算部62へ出力する燃料圧力Pとして選択し、ステップ106へ移行する。
ステップ106では、燃料圧力Pとして選択した値をC値演算部62へ出力し、ステップ100へ戻り、ガスタービン12が運転終了するまで各ステップを繰り返す。
また、本第1実施形態に係る弁制御装置50は、供給圧力Pが変動した場合に、計測値P1m及び推定値P1eの何れか高い圧力を燃料圧力Pとして選択する、高値選択処理を行う。
供給圧力Pが変動すると、圧力センサ42Bによる計測の時間遅れによって計測された供給圧力Pにずれ生じ、この計測された供給圧力Pを用いて推定値P1eは、推定される。従って、推定された推定値P1eが、実際の燃料圧力からずれる可能性がある。しかし、高値選択を行うことにより、推定値P1eが実際の燃料圧力からずれても、ガスタービン12にとってより安全側の圧力が選択されることとなる。
図5は、供給圧力Pが急峻に上昇した場合の計測値P1m及び推定値P1eの変化を示したグラフの一例であり、図6は、供給圧力Pが急峻に下降した場合の計測値P1m及び推定値P1eの変化を示したグラフの一例である。
図5に示されるように、供給圧力Pが急峻に上昇した場合、推定値P1eは計測値P1mよりも遅れて上昇を開始する。また、図6に示されるように、供給圧力Pが急峻に下降した場合、推定値P1eは計測値P1mよりも遅れて下降を開始する。
図7は、高値選択処理を行う場合に、選択部68によって実行されるプログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、該プログラムは弁制御装置50が備えるRAMの所定領域に予め記憶されている。本プログラムは、供給圧力Pの変動が検知された場合に開始される。
まず、ステップ200では、供給圧力Pの変化量が第1所定値を超えるか否かを判定し、肯定判定の場合は、ステップ204へ移行し、否定判定の場合は、ステップ202へ移行する。
ステップ200は、例えば、下記(4)式に示されるように、第1所定値を所定値ε及び所定値εとし、供給圧力Pの変化率が所定値εを超え、かつ供給圧力Pの変化量が所定値εを超えた場合に、肯定と判定する。
Figure 2013160428
また、(4)式の他に、ステップ200は、例えば、下記(5)式に示されるように、推定値P1eと計測値P1mとの差分が所定値γを超えた場合に、肯定と判定してもよい。
Figure 2013160428
さらに、計測値P1mは、供給圧力Pの変動に応じて変動するため、(4)式において、供給圧力Pの替わりに計測値P1mを用いて、供給圧力Pの変化量が第1所定値を超えるか否かが判定されてもよい。
ステップ202では、供給圧力Pの変化量は第2所定値未満か否かを判定し、肯定判定の場合は、ステップ204へ移行し、否定判定の場合は、ステップ206へ移行する。
ステップ202は、例えば、下記(6)式に示されるように、第2所定値を所定値−ε及び所定値−δとし、供給圧力Pの変化率が所定値−ε未満、かつ供給圧力Pの変化量が所定値−δ未満の場合に、肯定と判定する。
Figure 2013160428
また、(6)式の他に、ステップ202は、例えば、下記(7)式に示されるように、推定値P1eと計測値P1mとの差分が第2所定値γ未満の場合に、肯定と判定してもよい。
Figure 2013160428
さらに、計測値P1mは、供給圧力Pの変動に応じて変動するため、(6)式において、供給圧力Pの替わりに計測値P1mを用いて、供給圧力Pの変化量が第2所定値を超えるか否かが判定されてもよい。
ステップ204では、計測値P1m及び推定値P1eの何れか高い圧力を燃料圧力Pとして選択し、ステップ208へ移行する。
ステップ206では、推定値P1eを燃料圧力Pとして選択し、ステップ208へ移行する。すなわち、ステップ206へ移行する場合とは、供給圧力Pの変動が急峻でなく、推定値P1eの方が計測値P1mよりも真値に近い場合である。
このように、供給圧力Pの変化量が第1所定値を超えるか否か、又は第2所定値未満か否かが判定されることによって、急峻な供給圧力Pの変動の誤検知が防がれる。
ステップ208では、燃料圧力Pとして選択した値をC値演算部62へ出力し、本処理を終了する。
なお、弁制御装置50は、供給圧力Pが急峻に変動した場合、上述した高値選択処理を行う替わりに、計測値P1mを燃料圧力Pとして選択してもよい。図5,6に示されるように、供給圧力Pが急峻に変動した場合は、推定値P1eよりも計測値P1mの方がより真値に近いと考えられるである。
以上説明したように、本第1実施形態に係る弁制御装置50は、流量調整弁40を流れる燃料流量に基づいた流量調整弁40までの圧損を供給圧力Pから減算して得られた圧力を、流量調整弁40の入口における燃料圧力として推定する。したがって、本第1実施形態に係る弁制御装置50は、燃料圧力の変動を、簡易な構成で応答遅れなく正確に把握できる。
また、本第1実施形態に係る弁制御装置50は、流量調整弁40よりも燃料流路38の上流側かつ流量調整弁40の近傍に設けられ、燃料圧力を計測する圧力センサ42Aを備え、ガスタービン12の負荷が変動する場合、圧力センサ42Aに応答遅れが生じやすいので、燃料圧力として推定値P1eを選択することで、より正確な燃料圧力をガスタービン12の制御に用いることができる。
また、本第1実施形態に係る弁制御装置50は、供給圧力Pが変動した場合に、計測値P1m及び推定値P1eの何れか高い圧力、又は計測値P1mを選択するので、供給圧力Pが変動しても、より正確な燃料圧力をガスタービン12の制御に用いることができる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、本第2実施形態に係るガスタービンプラント10の構成は、図1に示す第1実施形態に係るガスタービンプラント10の構成と同様であるので説明を省略する。
図8は、本第2実施形態に係る弁制御装置50の構成を示す。なお、図8における図2と同一の構成部分については図2と同一の符号を付して、その説明を省略する。
ここで、燃料圧力の変動が無い定常状態では計測値P1mは応答遅れの影響を受けていない。このため、定常状態における推定値P1eと計測値P1mは、一致するはずであり、一致しない場合は、推定値P1eに誤差が生じていると考えられる。
そこで、本第2実施形態に係る弁制御装置50は、図8に示されるように、燃料圧力推定部64によって定常状態において推定された推定値P1eと圧力センサ42Aによって定常状態において計測された計測値P1mとの偏差に基づいて、推定値P1eを補正する補正部70を備える。
図9は、補正部70の機能を示す機能ブロック図である。
補正部70は、減算部72、定常状態判定部74、制御部76、及び乗算部78を備える。
減算部72には、圧力センサ42Aからの計測値P1m及び燃料圧力推定部64からの推定値P1eが入力され、計測値P1mと推定値P1eとの差分を算出し、制御部76へ出力する。
定常状態判定部74は、ガスタービン12が定常状態で運転されていか否かを判定し、定常状態で運転されていると判定した場合に、定常状態であることを示す定常状態信号を制御部76へ出力する。
制御部76は、定常状態判定部74からの定常状態信号が入力された場合に、入力された差分に基づいて、例えばPI制御によって補正係数Kを算出し、乗算部78へ出力する。
乗算部78は、燃料圧力推定部64からの推定値P1eが入力され、推定値P1eに補正係数Kを乗算し、乗算結果である推定値P1e’を選択部68へ出力する。
そして、乗算部78によって算出された推定値P1e’は、新たな推定値P1eとして減算部72及び乗算部78に入力される。このように、補正部70は、補正後の推定値P1e’を用いて更に推定値P1eの補正を繰り返す学習機能を有している。
一方、定常状態判定部74からの定常状態信号が制御部76へ入力されない場合、すなわち、ガスタービン12に急峻な負荷変動が生じている場合、制御部76は、補正係数Kの新たな算出を行わない。このため、乗算部78は、それまでに算出された補正係数Kを用いて推定値P1eを補正し、乗算結果である推定値P1e’を選択部68へ出力する。
以上説明したように、本第2実施形態に係る弁制御装置50は、推定値P1eと計測値P1mとの偏差に基づいて推定値P1eが補正するので、流量調整弁40の入口における燃料圧力をより正確に推定できる。
また、本第2実施形態の他の形態として、ガスタービン12が定常状態で運転されている場合に、推定値P1eと計測値P1mとの偏差に基づいて、ガスタービン12の作業員が補正係数を設定し、補正部70が該補正係数によって推定値P1eを補正してもよい。
〔第3実施形態〕
以下、本発明の第3実施形態について説明する。
図10は、本第3実施形態に係るガスタービンプラント10’の構成図である。
図10に示されるように、燃料流路38は、複数のガスタービン12に燃料を供給する共通母管80を介して、燃料タンク36から燃焼器22に燃料を供給する。圧力センサ42Bは共通母管80に設けられている。
なお、ガスタービン12の構成は、図1に示す第1実施形態に係るガスタービン12の構成と同様であるので説明を省略する。
図10に示されるようなガスタービン12において、トリップや負荷遮断により燃料の供給が停止したガスタービン12が発生すると、燃料圧力が上昇する。しかしながら、燃料圧力推定部64は、燃料流路38の入口における燃料圧力である計測値P1mによって、推定値P1eを推定するため時間遅れが発生することとなる。
そこで、第3実施形態に係る弁制御装置50は、共通母管80を介して燃料が供給されている他のガスタービン12への燃料の供給が停止した場合に、計測値P1mの方がより実際の圧力に近いと考えられるため、計測値P1mを選択する選択処理を行う。
図11は、本第3実施形態に係る選択処理を行う場合に、選択部68によって実行されるプログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、該プログラムは弁制御装置50が備えるRAMの所定領域に予め記憶されている。本プログラムは、供給圧力Pの変動が検知された場合に開始される。なお、本プログラムは、ガスタービン12の運転開始と共に開始され、運転終了と共に終了する。
ステップ300では、他のガスタービン12に急峻な負荷変動が生じるか否かを判定し、肯定判定の場合は、ステップ302へ移行し、否定判定の場合は、ステップ304へ移行する。
なお、急峻な負荷変動が生じる場合とは、具体的には、例えば他のガスタービン12に対して、負荷遮断信号やランバック信号等、ガスタービン12の運転状態が大きく変化することを示す信号が入力された場合である。
ステップ302では、圧力センサ42Aによって計測された計測値P1mをC値演算部62へ出力する燃料圧力Pとして選択し、ステップ306へ移行する。
ステップ304では、燃料圧力推定部64によって推定された推定値P1eをC値演算部62へ出力する燃料圧力Pとして選択し、ステップ306へ移行する。
ステップ306では、燃料圧力Pとして選択した値をC値演算部62へ出力し、ステップ300へ戻り、ガスタービン12が運転終了するまで各ステップを繰り返す。
以上説明したように、本第2実施形態に係る弁制御装置50は、共通母管80を介して燃料が供給されている他のガスタービン12への燃料の供給が停止した場合に、計測値P1mを選択するので、より正確な燃料圧力をガスタービンの制御に用いることができる。
また、本第3実施形態の他の形態として、共通母管80を介して燃料が供給されている他のガスタービン12への燃料の供給が停止した場合に、計測値P1m及び推定値P1eの何れか高い圧力を選択(高値選択)してもよい。高値選択することにより、ガスタービン12にとってより安全側の圧力が選択されることとなる。
以上、本発明を、上記各実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記各実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、該変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上記各実施形態では、燃料流路38の燃料圧力を調整する圧力調整弁を備えていないガスタービンとする形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、圧力センサ42Aと共に圧力調整弁を備えるガスタービンとする形態としてもよい。
また、上記各実施形態では、ノズル44(燃料流路38)を一つしか設けないガスタービン12とする形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、パイロットノズルやメインノズルのように、ノズル44(燃料流路38)を複数設けたガスタービンとする形態としてもよい。この形態の場合、各ノズル44が設けられた各燃料流路38には、各々流量調整弁40が設けられている。また、弁制御装置50は、CSO演算部58と流量演算部60との間に、燃料配分制御部を備える。燃料配分制御部は、CSOに基づいて複数のノズル44に対する燃料流量の指令値を演算する。そして、流量演算部60、C値演算部62、及び弁開度指令値演算部66は、複数のノズル44毎に対応した各流量調整弁40に対する弁開度指令値を演算することとなる。
また、上記各実施形態で説明した各処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
12 ガスタービン
22 燃焼器
24 タービン
36 燃料タンク
38 燃料流路
40 流量調整弁
42A 圧力センサ
50 弁制御装置
64 燃料圧力推定部
68 選択部
70 補正部
80 共通母管

Claims (8)

  1. 燃料を燃焼させ、燃焼ガスを生成する燃焼器、前記燃焼器によって生成された燃焼ガスにより駆動するタービン、燃料タンクから前記燃焼器に燃料を供給する燃料流路、及び前記燃料流路に設けられ、前記燃焼器に供給する燃料流量を調整する流量調整弁を備えたガスタービンの制御装置であって、
    前記流量調整弁を流れる燃料流量に基づいた前記流量調整弁までの圧損を前記燃料流路の入口における燃料圧力から減算して得られた圧力を、前記流量調整弁の入口における燃料圧力として推定する推定手段を備えたガスタービンの制御装置。
  2. 前記流量調整弁よりも前記燃料流路の上流側、かつ前記流量調整弁の近傍に設けられ、燃料圧力を計測する圧力計測手段と、
    前記圧力計測手段によって計測された前記燃料圧力である計測値、及び前記推定手段によって推定された前記燃料圧力である推定値の何れかを選択する選択手段と、
    を備える請求項1記載のガスタービンの制御装置。
  3. 前記選択手段は、前記ガスタービンの負荷が変動する場合に、前記推定値を選択する請求項2記載のガスタービンの制御装置。
  4. 前記選択手段は、前記燃料流路の入口における燃料圧力が変動した場合に、前記計測値及び前記推定値の何れか高い圧力、又は前記計測値を選択する請求項2又は請求項3記載のガスタービンの制御装置。
  5. 前記燃料流路は、複数の前記ガスタービンに燃料を供給する母管を介して、前記燃料タンクから前記燃焼器に燃料を供給し、
    前記選択手段は、前記母管を介して燃料が供給されている他の前記ガスタービンへの燃料の供給が停止した場合に、前記計測値及び前記推定値の何れか高い圧力、又は前記計測値を選択する請求項2から請求項4の何れか1項記載のガスタービンの制御装置。
  6. 前記流量調整弁よりも前記燃料流路の上流側かつ前記流量調整弁の近傍に設けられ、燃料圧力を計測する圧力計測手段と、
    前記推定手段によって定常状態において推定された前記燃料圧力である推定値と前記圧力計測手段によって定常状態において計測された前記燃料圧力である計測値との偏差に基づいて、前記推定値を補正する補正手段と、
    を備えた請求項1から請求項5の何れか1項記載のガスタービンの制御装置。
  7. 燃料を燃焼させ、燃焼ガスを生成する燃焼器と、
    前記燃焼器によって生成された燃焼ガスにより駆動するタービンと、
    燃料タンクから前記燃焼器に燃料を供給する燃料流路と、
    前記燃料流路に設けられ、前記燃焼器に供給する燃料流量を調整する流量調整弁と、
    請求項1から請求項6の何れか1項に記載の制御装置と、
    を備えたガスタービン。
  8. 燃料を燃焼させ、燃焼ガスを生成する燃焼器、前記燃焼器によって生成された燃焼ガスにより駆動するタービン、燃料タンクから前記燃焼器に燃料を供給する燃料流路、及び前記燃料流路に設けられ、前記燃焼器に供給する燃料流量を調整する流量調整弁を備えたガスタービンの制御方法であって、
    前記流量調整弁を流れる燃料流量に基づいた前記流量調整弁までの圧損を前記燃料流路の入口における燃料圧力から減算して得られた圧力を、前記流量調整弁の入口における燃料圧力として推定するガスタービンの制御方法。
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