JP2013160410A - 通路状空間の排煙設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】避難時の見通し及び安全性を確保しつつ、煙を効率良く排出することが可能な通路状空間の排煙設備を提供する。
【解決手段】通路状をなす通路状空間の天井部にて煙を排出するダクトを有する通路状空間の排煙設備であって、前記ダクトは、前記煙を堰き止めるように前記通路状空間の往来方向と交差する方向に設けられており、当該ダクトの内外を前記往来方向に連通する開口と、前記開口を開放可能に閉止する閉止部材と、を有し、前記天井部の最下面より上に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、通路状をなす通路状空間の煙を排出する通路状空間の排煙設備に関する。
通路状空間などの屋内空間の排煙設備としては、たとえば、天井に設けられた排煙ダクトの下向き開口に蓋部材を回動自在に保持する保持具を備え、火災時には保持具を解除することにより、蓋部材が下方に回動して垂壁をなす垂壁付き排煙口装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6―70992号公報
上記のような垂壁付き排煙口装置は、煙を排出する排煙ダクトの開口が下を向いているので、煙を効率良く排煙するためには垂壁が必要である。一方、火災時に通路の天井より下方に垂壁が垂れ下がると、避難者にとって避難時の見通しが悪くなるばかりでなく、背の高い避難者にとっては、垂壁が避難の障害となる虞がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、避難時の見通し及び安全性を確保しつつ、煙を効率良く排出することが可能な通路状空間の排煙設備を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の通路状空間の排煙設備は、通路状をなす通路状空間の天井部にて煙を排出するダクトを有する通路状空間の排煙設備であって、
前記ダクトは、
前記煙を堰き止めるように前記通路状空間の往来方向と交差する方向に設けられており、
当該ダクトの内外を前記往来方向に連通する開口と、前記開口を開放可能に閉止する閉止部材と、を有し、
前記天井部の最下面より上に配置されていることを特徴とする通路状空間の排煙設備である。
このような通路状空間の排煙設備によれば、ダクトは天井部の最下面より上に設けられているので、通路状空間に発生した煙は最下面より高い位置に設けられたダクト側に流れ、通路状空間の往来方向と交差する方向に設けられたダクトにより堰き止められる。そして、堰き止められた煙は、ダクトの内外を、通路状空間の往来方向に連通する開口から排出される。このため、通路状空間の煙を、煙と正対する開口から効率良く排出することが可能である。また、ダクトは天井部の最下面より上に設けられているので、天井部の最下面より下には突出しない。このため、避難時の見通し及び安全性を確保しつつ、煙を効率良く排出することが可能な通路状空間の排煙設備を提供することが可能である。
かかる通路状空間の排煙設備であって、前記天井部は、前記最下面と繋がって、前記通路状空間の床面からの高さが前記最下面より高い高天井面を有しており、前記ダクトは、前記高天井面に垂設されていることが望ましい。
このような通路状空間の排煙設備によれば、ダクトが設けられている高天井面と最下面とは繋がっているので、上昇して天井部の最下面の下を漂う煙が天井面に沿って高天井面側に流れダクトに導かれる。このため、煙の乱れが生じ難いので、より効率良く排煙することが可能である。
かかる通路状空間の排煙設備であって、前記通路状空間は、前記最下面を形成する天井板より上に、当該天井板にて区画された天井裏空間を有し、前記ダクトは、前記天井裏空間に設けられており、前記天井板は、当該天井板より下の天井下空間と前記天井裏空間とを連通する連通孔を備えていることとしてもよい。
このような通路状空間の排煙設備によれば、天井板より下の天井下空間と天井裏空間とを区画する天井板には、天井下空間と天井裏空間とを連通する連通孔が備えられているので、通路状空間にて上昇する煙を、連通孔を通して天井裏空間に流入させることが可能である。そして、天井裏空間には、ダクトが設けられているので、天井裏空間にて、ダクトにより堰き止めた煙を、煙と正対する開口から効率良く排出することが可能である。また、ダクトは天井裏空間に設けられているので、天井板より下には突出しない。このため、避難時の見通し及び安全性を確保しつつ、煙を効率良く排出することが可能な通路状空間の排煙設備を提供することにある。
かかる通路状空間の排煙設備であって、前記連通孔は、前記往来方向における前記ダクトの近傍のみに設けられていることが望ましい。
このような通路状空間の排煙設備によれば、天井下の空間にて上昇する煙をダクトの近傍にて天井裏空間に流入させることが可能である。このため、煙を確実にダクトに流入させることが可能である。また、連通孔は天井面の全域には設けられていないので、天井面のダクトから離れた位置はすっきりとした天井面とすることが可能である。
かかる通路状空間の排煙設備であって、前記天井部は、前記最下面を形成する天井板より上に、当該天井板にて区画された天井裏空間を有し、前記ダクトは、前記天井裏空間に設けられており、前記天井部は、前記往来方向における前記ダクトの近傍にて、前記天井裏空間側に移動して、前記天井板より下の天井下空間と前記天井裏空間とを連通する連通窓を形成可能な蓋部材を有していることとしてもよい。
このような通路状空間の排煙設備によれば、天井板は、往来方向におけるダクトの近傍にて、天井裏空間側に移動して、天井板より下の天井下空間と天井裏空間とを連通する連通窓を形成可能な蓋部材を有しているので、通常は平坦な天井面を形成し、蓋部材を天井裏空間側に移動することによりダクトの近傍に連通窓を形成することが可能である。このため、通路状空間にて上昇する煙を、連通窓をから天井裏空間に流入させることが可能である。そして、天井裏空間には、ダクトが設けられているので、煙を天井板の下から天井裏空間に移動させてダクトにより堰き止め、堰き止めた煙を、煙と正対する開口から効率良く排出することが可能である。また、ダクトは天井裏空間に設けられているので、天井板より下には突出しない。このため、避難時の見通し及び安全性を確保しつつ、煙を効率良く排出することが可能な通路状空間の排煙設備を提供することにある。
かかる通路状空間の排煙設備であって、前記天井板は、前記蓋部材を除く天井板本体を有しており、前記蓋部材は、前記往来方向において前記ダクトから離れている側の端部が、前記往来方向と交差する方向に沿う軸にて回動自在に前記天井板本体に設けられ、前記天井裏空間側に移動した際には、前記天井板本体に沿って流れる前記煙を前記開口に案内する傾斜面を形成することが望ましい。
このような通路状空間の排煙設備によれば、蓋部材は、往来方向においてダクトから離れている側の端部が、往来方向と交差する方向に沿う軸にて回動自在に天井板本体に設けられ、天井裏空間側に移動した際には、天井板本体に沿って流れる煙を前記開口に案内する傾斜面を形成するので、天井板本体に沿って漂う煙をダクトに設けられた開口に導くことが可能である。このため、煙の乱れが生じ難いので、より効率良く排煙することが可能である。
かかる通路状空間の排煙設備であって、前記通路状空間には、当該通路状空間における煙の存在を知らせる信号を発生する信号発生器が設けられており、前記閉止部材は、前記信号発生器の信号に基づいて開放されることが望ましい。
このような通路状空間の排煙設備によれば、通路状空間に煙が存在する場合には、信号発生器から信号が発せられるので、信号発生器の信号により閉止部材を作動させて、より早く排煙することが可能である。
かかる通路状空間の排煙設備であって、前記開口と前記閉止部材とは、前記信号発生器は、前記通路状空間の前記往来方向における前記ダクトの両側の領域に臨む両面にそれぞれ設けられており、前記信号発生器は、前記通路状空間の前記往来方向における前記ダクトの両側の領域にそれぞれ設けられており、前記信号が発せられたときに、当該信号を発した前記信号発生器が設けられている側の領域に臨む面に設けられた前記閉止部材のみが開放されることが望ましい。
このような通路状空間の排煙設備によれば、ダクトの、往来方向におけるダクトの両側の領域に臨む両面にそれぞれ設けられた閉止部材は、往来方向においてダクトの両側の領域にそれぞれ設けられた信号発生装置のうちの、信号が発せられた信号発生装置が設けられている側の領域に臨む面に設けられた閉止部材のみが開放されるので、ダクトにより堰き止められた煙を、煙と正対する開口から確実にダクト内に流入させることができるとともに、煙が堰き止められていない側からは空気がダクト内に流入されない。このため、ダクト内に流入される煙は空気によって流入が妨げられないので、効率良く排煙することが可能である。また、開口は、ダクトの、往来方向における両側に設けられているので、通路状空間においてダクトに対し、往来方向のいずれの側からも効率良く排煙することが可能である。
かかる通路状空間の排煙設備であって、前記通路状空間には、当該通路状空間における煙の存在を知らせる信号を発生する信号発生器が設けられており、前記閉止部材および前記蓋部材は、前記信号発生器の信号に基づいて開放されることが望ましい。
このような通路状空間の排煙設備によれば、通路状空間に煙が存在する場合には、信号発生器から信号が発せられるので、信号発生器の信号により閉止部材及び蓋部材を作動させて、より早く排煙することが可能である。
かかる通路状空間の排煙設備であって、前記開口と前記閉止部材とは、前記信号発生器は、前記通路状空間の前記往来方向における前記ダクトの両側の領域に臨む両面にそれぞれ設けられており、前記信号発生器と前記蓋部材とは、前記通路状空間の前記往来方向における前記ダクトの両側の領域にそれぞれ設けられており、前記信号が発せられたときに、当該信号を発した前記信号発生器が設けられている側の領域に臨む面に設けられた前記閉止部材及び前記蓋部材のみが開放されることが望ましい。
このような通路状空間の排煙設備によれば、往来方向における、ダクトの両側の領域に臨む両面にそれぞれ設けられた閉止部材と、ダクトの両側の領域にそれぞれ設けられた蓋部材は、往来方向においてダクトの両側の領域にそれぞれ設けられた信号発生器のうちの、信号が発せられた信号発生器が設けられている側に設けられた閉止部材及び蓋部材のみが開放されるので、ダクトにより堰き止められた煙を、煙と正対する開口から確実にダクト内に流入させることができるとともに、煙が堰き止められていない側からは空気がダクト内に流入されない。このため、ダクト内に流入される煙は空気によって流入が妨げられないので、効率良く排煙することが可能である。また、開口は、ダクトの、往来方向における両面に設けられているので、通路状空間において、ダクトに対し、往来方向のいずれの側からも効率良く排煙することが可能である。
かかる通路状空間の排煙設備であって、前記信号発生器は、前記煙を検知して前記信号を発生するセンサーであることが望ましい。
このような通路状空間の排煙設備によれば、通路状空間にて発煙した際には、センサーにて検知されるので、人が気付かない状態であっても、センサーの信号により閉止部材及び蓋部材を作動させて、より早く排煙することが可能である。
かかる通路状空間の排煙設備であって、前記信号発生器は、人の操作により前記信号を発生するスイッチであることが望ましい。
このような通路状空間の排煙設備によれば、人がスイッチを操作することにより閉止部材及び蓋部材が開放されるので、例えば煙がセンサーに達する前に人が気付いて操作した場合には、スイッチの信号により閉止部材及び蓋部材を作動させて、より早く排煙することが可能である。
かかる通路状空間の排煙設備であって、前記開口は、前記通路状空間の幅方向において当該通路状空間を形成する一方の側壁側から他方の側壁側に繋がって設けられていることが望ましい。
このような通路状空間の排煙設備によれば、ダクトの内外を連通する開口が、通路状空間の幅方向において通路状空間を形成する一方の側壁側から他方の側壁側に繋がって設けられているので、ダクトにより堰き止められた煙を、より整然とダクトに流入させて効率良く排煙することが可能である。
かかる通路状空間の排煙設備であって、前記開口は、前記通路状空間の幅方向において複数設けられていてもよい。
このような通路状空間の排煙設備によれば、ダクトの内外を連通する開口が、通路状空間の幅方向において複数設けられているので、ダクトにより堰き止められた煙を、複数の開口からダクトに流入させて効率良く排煙することが可能である。
本発明によれば、避難時の見通し及び安全性を確保しつつ、煙を効率良く排出することが可能な通路状空間の排煙設備を提供することが可能である。
本発明にかかる通路状空間の排煙設備の第1実施形態の概略を示す側面図である。 本発明にかかる通路状空間の排煙設備の第1実施形態の概略を示す平面図である。 本発明にかかる通路状空間の排煙設備の第2実施形態の概略を示す側面図である。 本発明にかかる通路状空間の排煙設備の第3実施形態の概略を示す側面図である。 本発明にかかる通路状空間の排煙設備の第4実施形態の概略を示す側面図である。 本発明にかかる通路状空間の排煙設備の第5実施形態の概略を示す側面図である。 本発明にかかる通路状空間の排煙設備の第5実施形態の概略を示す平面図である。 本発明にかかる通路状空間の排煙設備の第6実施形態の概略を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
本発明に係る通路状空間の排煙設備は、例えば、建物に設けられている共用通路のような、空間の幅に対して幅方向と交差する長手方向の長さが長い通路状空間に設けられ、火災発生時などに、この通路状空間に沿って流れた煙が建物全体に充満すること防止するために煙を建物外に排出する排煙設備である。このため、通路状空間は、必ずしも通路に限るものではなく、幅方向に対して長手方向に十分長い空間を対象としている。以下の説明では、通路状空間を、所定方向に延びる通路とした場合を例に挙げて説明する。
図1は、本発明にかかる通路状空間の排煙設備の第1実施形態の概略を示す側面図である。図2は、本発明にかかる通路状空間の排煙設備の第1実施形態の概略を示す平面図である。
第1実施形態の通路状空間の排煙設備が設けられる通路は、図1に示すように、当該通路1の上階の床をなす床スラブ3の下に、上階の床スラブ3と間隔を隔てて板材でなる天井板2aが張られて天井2が設けられている。すなわち、通路1は天井板2aにより、天井2より下の天井下空間1aと天井裏空間1bとに区画されている。ここで、天井板2aが張られて設けられた天井2及び天井裏空間1bが天井部の一例である。
天井板2aの下面となる天井面2bは、通路1の長手方向、すなわち通路1の往来方向において、所定の箇所における床2cからの高さが、他の箇所より高い高天井面2dをなす凹部2eが設けられている。すなわち通路1の天井面2bは、全体的にはほぼ平坦な面(以下、低天井面という)2fをなしているが、往来方向における一部において、幅方向における全域が低天井面2fより高い高天井面2dが設けられている。そして、高天井面2dと低天井面2fとは、湾曲した天井板2gにて繋げられている。本天井2においては、低天井面2fが最下面をなしている。
天井2の高天井面2dをなす位置には、図2に示すように、通路1の往来方向と直交する幅方向に、通路1を形成する一方の側壁4から突出して他方の側壁5にわたるように排煙ダクト10が、排煙ダクト10の下端が低天井面2fより上側に位置するように設けられている。
排煙ダクト10は、両側壁4、5及び高天井面2dとの間に空隙が生じないように設けられている。また、排煙ダクト10は、開口としての排煙口11を介して通路1と建物外とを連通するように設けられており、排煙ダクト10内には後述する制御部(不図示)により駆動されて通路1内及び排煙ダクト10内の空気を建物外に排出する排煙ファン(不図示)が設けられている。
通路1は、排煙ダクト10により、往来方向において排煙ダクト10の一方側から排煙ダクト10に近づく煙Sを堰き止める領域と、他方側から排煙ダクト10に近づく煙Sを堰き止める領域とに分けられる。すなわち、往来方向における排煙ダクト10の両側には、2つの領域が存在する。
排煙ダクト10は、往来方向に沿った縦断面が矩形状をなし、上面部10a及び下面部10bと、往来方向において排煙ダクト10の両側の領域に臨む2つの側面部10c、10dとを有している。また、排煙ダクト10が有する2つの側面部10c、10dのうちの一方の側面部10cには、通路1の幅方向において一方の側壁4側から他方の側壁5側に繋がって設けられた排煙口11と、この排煙口11を開放可能に閉塞する板状の閉止部材12と、が設けられている。
この閉止部材12は、例えば、排煙口11の上下方向における中央にて幅方向に沿う回動軸Cを中心に回動自在に支持されており、通常は排煙口11を閉塞した状態に保たれている。そして、外部から入力される信号に基づいて制御部に制御される駆動部、例えばモーター13にて回動されて、排煙口11を開放するように構成されている。例えば、排煙口11を閉塞していた閉止部材12が、モーター13により回転されて、排煙口11が設けられている側面部10cにほぼ直交するように水平な状態となることにより排煙口11が開放される。
また、通路1の往来方向において、排煙ダクト10に設けられた排煙口11が臨む領域の低天井面2fには、煙Sを検知可能なセンサーとしての煙感知器15が設けられ、また、側壁4、5には通路1を使用する人が操作可能な位置に、閉止部材12を回動するためのスイッチとして操作スイッチ16が設けられている。ここで、煙感知器15のようなセンサーや操作スイッチ16が信号発生器の一例に相当する。
そして、通路1に発生し上昇した煙Sは、天井下空間1aの最も高い位置、すなわち高天井面2dに向かって流れる際に、低天井面2fに設けられた煙感知器15を覆うように流れると、煙感知器15が煙Sを検知して、制御部に信号を発信する。信号を受信した制御部は、モーター13を駆動して閉止部材12を回転させて排煙口11を開放するとともに、排煙ダクト10内に設けられた排煙ファンを駆動する。一方、煙Sは、低天井面2fから最も高い高天井面2dの下に向かって流れ、排煙口11が開放されるまでは排煙ダクト10によって堰き止められ、閉止部材12が開放されると、堰き止められている煙Sと正対する排煙口11から排煙ダクト10内に吸引されて建物外に排出される。すなわち、本発明の排煙ダクト10は、防煙垂壁としても機能している。また、煙感知器15より先に、例えば通路1を利用している人が煙Sに気付いて操作した場合には、煙Sに気付いた人が操作スイッチ16を操作することにより排煙口11を開放することも可能である。
上記実施形態においては、閉止部材12を開放するための専用の操作スイッチ16を備えた例について説明したが、専用の操作スイッチ16を設けず、建物に設けられている非常ボタンなどと連動して閉止部材12が開放される形態であっても構わない。
第1実施形態の通路状空間の排煙設備によれば、排煙ダクト10は天井2の低天井面2fより上に設けられているので、煙Sは低天井面2fより高い位置に設けられた排煙ダクト10側に流れ、通路1の往来方向と交差する方向に設けられた排煙ダクト10により堰き止められる。そして、堰き止められた煙Sは、排煙ダクト10の、通路1の往来方向に向く側面部10cに設けられた排煙口11から排煙ダクト10内に吸引されて建物外に排出される。このため、通路1の煙Sを、煙Sと正対する排煙口11から効率良く排出することが可能である。また、排煙ダクト10は天井2の低天井面2fより上に設けられているので、天井2の低天井面2fより下には突出しない。このため、避難時の見通し及び安全性を確保しつつ、煙Sを効率良く排出することが可能である。
また、排煙ダクト10が設けられている高天井面2dと、低天井面2fとは天井板2aにて形成された天井2として繋がっているので、上昇して天井2下に漂う煙Sが天井面2bに沿って高天井面2d側に流れ排煙ダクト10に導かれる。このため、煙Sの乱れが生じ難いので、より効率良く排煙することが可能である。
また、排煙ダクト10の内外を連通する排煙口11が、通路1の幅方向において一方の側壁4側から他方の側壁5側に繋がって設けられているので、排煙ダクト10により堰き止められた煙Sを、より整然と排煙ダクト10に流入させて効率良く排煙することが可能である。ここで、排煙ダクト10に設けられる排煙口11は、必ずしも一方の側壁4側から他方の側壁5側に繋がって設けられていなくともよい。たとえば、排煙口11が通路1の幅方向において複数設けられていてもよい。この場合であっても、排煙ダクト10により堰き止められた煙を、複数の排煙口11から排煙ダクト10内に流入させて排煙することが可能である。
また、閉止部材12は、通路1の天井2に設けられて煙Sを検知する煙感知器15の信号に基づいて開放されるので、人が気付かない状態であっても、煙感知器15の信号により閉止部材12を作動させて、より早く排煙することが可能である。
また、閉止部材12は、通路1に設けられて、人の操作により信号を発生する操作スイッチ16の信号に基づいても開放されるので、煙Sが煙感知器15に達する前に、人が気付いて操作した場合には、操作スイッチ16の信号により閉止部材12を作動させて、より早く排煙することが可能である。このように、煙感知器15と操作スイッチ16とをいずれも設けておくことにより、より早く、かつ、より確実に排煙することが可能である。
第1実施形態では、通路1の往来方向において排煙ダクト10の一方の側面部10cのみに排煙口11と閉止部材12とを設けた例について説明したが、図3に示すように、排煙ダクト10の両側面部10c、10dに排煙口11と閉止部材12とを設けると、排煙ダクト10に対して、いずれの側にて発生した煙Sであっても効率良く排煙することが可能である。以下の説明においては、第1実施形態と同一構成については図中で同符号を付して示し、その説明については省略する。
第2実施形態の排煙設備は、第1実施形態にて説明した排煙口11と閉止部材12とが排煙ダクト10の両側面部10c、10dにそれぞれ設けられている。
具体的には、図3に示すように、天井2の高天井面2dをなす位置に一方の側壁4から突出して他方の側壁5にわたるように設けられた排煙ダクト10の両側面部10c、10dに排煙口11と閉止部材12とが設けられている。また、通路1の往来方向において、排煙ダクト10の両側の領域、すなわち、排煙ダクト10に設けられた排煙口11が臨む領域側の低天井面2fに煙感知器15が設けられ、また、側壁4、5には操作スイッチ16がそれぞれ設けられている。このとき、排煙ダクト10の一方側の側面部10cに設けられた排煙口11aが臨む一方側の領域に設けられた煙感知器15aと操作スイッチ16aから発信された信号により、排煙ダクト10の一方側の側面部10cに設けられた閉止部材12aのみが開放され、排煙ダクト10の他方側の側面部10dに設けられた排煙口11bが臨む他方側の領域に設けられた煙感知器15bと操作スイッチ16bから発信された信号により、排煙ダクト10の他方側の側面部10dに設けられた閉止部材12bのみが開放されるように構成されている。
第2実施形態の排煙設備によれば、排煙ダクト10の、往来方向に向く両側面部10c、10dにそれぞれ設けられた閉止部材12a、12bは、往来方向において排煙ダクト10の両側の領域にそれぞれ設けられた煙感知器15a、15b及び操作スイッチ16a、16bうちの、信号が発せられた煙感知器15a、15b及び操作スイッチ16a、16bが設けられている領域に臨む閉止部材12a、12bのみが開放されるので、排煙ダクト10により堰き止められた煙Sを、煙Sと正対する排煙口11から確実に排煙ダクト10内に流入させることができるとともに、煙Sが堰き止められていない側の排煙口11a、11bからは空気が排煙ダクト10内に流入されない。このため、煙S以外の空気により排煙ダクト10内への煙Sの流入が妨げられないので効率良く排煙することが可能である。また、排煙口11a、11bは、排煙ダクト10の、往来方向における両側面部10c、10dに設けられているので、通路1において排煙ダクト10に対し、往来方向のいずれの側からも効率良く排煙することが可能である。
図4は、本発明にかかる通路状空間の排煙設備の第3実施形態の概略を示す側面図である。
第3実施形態の排煙設備は、天井板2aにて形成される天井面2bは平坦であり、排煙ダクト10は天井板2aにて区画された天井裏空間1bに配置されており、排煙ダクト10近傍の天井面2bには、天井板2aの上下に位置する天井下空間1aと天井裏空間1bを連通する複数の連通孔2hが形成されている。ここで、連通孔2hが設けられている天井板2aは、例えば、パンチングメタルであり、上昇した煙Sが排煙ダクト10の手前にて速やかに天井裏空間1bに流入可能な量の連通孔2hが設けられている。
第3実施形態の場合には、天井面2bが平坦なので、天井面2bの、床2cからの高さはいずれの場所であっても同様である。このため、天井面2bが天井2の最下面となり、排煙ダクト10は天井面2bより上側の天井裏空間1bに配置されている。
第3実施形態の排煙設備によれば、天井板2aより下の天井下空間1aと天井裏空間1bとを区画する天井板2aに、天井下空間1aと天井裏空間1bとを連通する連通孔2hが備えられているので、通路1にて上昇する煙Sを、連通孔2hを通して天井裏空間1bに流入させることが可能である。特に、連通孔2hは排煙ダクト10の近傍に設けられているので、天井下空間1aにて上昇する煙Sを排煙ダクト10の近傍にて天井裏空間1bに流入させることが可能である。このため、煙Sを確実に排煙ダクト10に流入させることが可能である。そして、天井裏空間1bには、排煙ダクト10が一方の側壁4から突出して他方の側壁5にわたるように設けられているので、天井裏空間1bにて、排煙ダクト10により堰き止めた煙Sを、煙Sと正対する排煙口11から効率良く排出することが可能である。
また、排煙ダクト10は天井裏空間1bに設けられているので、天井板2aより下には突出しない。このため、避難時の見通し及び安全性を確保しつつ、煙Sを効率良く排出することが可能である。また、連通孔2hは天井面2bの全域には設けられていないので、天井面2bの排煙ダクト10から離れた位置はすっきりとした天井面2bとすることが可能である。また、天井裏空間1bに排煙ダクト10を備え、天井面2bに連通孔2hを設けるだけで、容易に煙Sを効率良く排出することが可能な排煙設備を備えることが可能である。
図5は、本発明にかかる通路状空間の排煙設備の第4実施形態の概略を示す側面図である。
第4実施形態の排煙設備は、第1実施形態に対する第2実施形態と同様であって、図5に示すように、第3実施形態のように天井裏空間1bに配置した排煙ダクト10の両側面部10c、10dに排煙口11と閉止部材12とが設けられている。
第4実施形態の排煙設備の場合には、天井裏空間1bにて排煙ダクト10の、往来方向に向く両側面部10c、10dにそれぞれ設けられた閉止部材12は、往来方向において排煙ダクト10の両側の領域にそれぞれ設けられた煙感知器15a、15b及び操作スイッチ16a、16bうちの、信号が発せられた煙感知器15a、15b及び操作スイッチ16a、16bが設けられている側の閉止部材12のみが開放されるので、天井裏空間1bにて排煙ダクト10により堰き止められた煙Sを、煙Sと正対する排煙口11から確実に排煙ダクト10内に流入させることができるとともに、煙Sが堰き止められていない側の排煙口11からは空気が排煙ダクト10内に流入されることを防止することが可能である。このため、煙S以外の空気により排煙ダクト10内への煙Sの流入が妨げられないので効率良く排煙することが可能である。また、排煙口11は、排煙ダクト10の、往来方向における両側面部10c、10dに設けられているので、通路1において排煙ダクト10に対し、往来方向のいずれの側からも効率良く排煙することができるばかりでなく、煙Sを天井裏空間1bに移動させて天井下空間1aに残存する煙Sの量を少なくすることが可能である。
図6は、本発明にかかる通路状空間の排煙設備の第5実施形態の概略を示す側面図である。図7は、本発明にかかる通路状空間の排煙設備の第5実施形態の概略を示す平面図である。
第5実施形態の排煙設備は、第3実施形態と同様に、図6に示すように、天井板2aにて形成される天井面2bは平坦であり、排煙ダクト10は天井板2aにて区画された天井裏空間1bに配置されている。そして、第5実施形態の排煙設備は、煙感知器15や操作スイッチ16の信号により、排煙ダクト10近傍の天井2をなす部位が、天井裏空間1b側、すなわち上階の床スラブ3側に移動することにより、排煙ダクト10の近傍にて天井下空間1aと天井裏空間1bとを連通する連通窓17を形成可能な蓋部材としての可動天井パネル18を有している。
より具体的には、通路1の上部にて天井下空間1aと天井裏空間1bとを区画する天井板2aが、図7に示すように、排煙ダクト10の手前にてその一部が切除されて天井下空間1aと天井裏空間1bとを連通する連通窓17を有しており、連通窓17には、当該連通窓17を閉止して天井板2aとともに平坦な天井面2bを形成する可動天井パネル18が設けられている。
可動天井パネル18は、通路1の幅とほぼ同じ幅を有する矩形状をなしている。そして、可動天井パネル18は、往来方向における排煙ダクト10から遠い側の端部18aが、連通窓17の縁をなす天井板2aの端部2iにヒンジ19を介して回動自在に取り付けられており、天井面2bとほぼ平坦をなす位置にて、図示しないストッパーにより下方への移動、すなわち回動が規制されている。
また、可動天井パネル18は、天井裏空間1bにて、閉止部材12を駆動するモーター13に巻き取られるワイヤー14が繋がれており、煙感知器15や操作スイッチ16の信号により閉止部材12が回転させて排煙口11が開放される際に、可動天井パネル18が天井裏空間1b側に移動されて連通窓17が開放される。このとき、回動された可動天井パネル18は、低天井面2fと上階の床スラブ3との間にて傾斜面を形成し、天井下空間1aから排煙口11を介して排煙ダクト10内と繋がる空間を形成する。このため、可動天井パネル18により連通窓17が閉止された状態にて、天井下空間1aに漂い始めた煙Sを煙感知器15が検知したり、煙Sに気付いた人が操作スイッチ16を操作すると、閉止部材12が回転されて排煙口11が開放されるとともに、可動天井パネル18が回動されて連通窓17が開放される。連通窓17が開放されると天井下空間1aに漂っていた煙Sは、傾斜している可動天井パネル18に沿って排煙ダクト10側に流れ、排煙口11を通って排煙ダクト10内に流入されて建物外に排出される。
第5実施形態の排煙設備によれば、排煙ダクト10近傍にて天井板2aをなす可動天井パネル18は、固定されている天井板2aの端部2iとヒンジ19により接合されており、天井裏空間1b側となる上階の床スラブ3側に移動して、天井板2aより下の天井下空間1aと天井裏空間1bとを連通する連通窓17を形成するので、通路1にて上昇する煙Sを、連通窓17をから天井裏空間1bに設けられている排煙ダクト10内に、排煙口11を通して流入させることが可能である。そして、煙Sを天井下空間1aから天井裏空間1bに移動させて排煙ダクト10により堰き止め、堰き止めた煙Sを、煙Sと正対する排煙口11から効率良く排出することが可能である。このとき、回動して傾斜面をなすように配置される可動天井パネル18が煙Sを排煙ダクト10側に案内するように機能して煙Sの流れに乱れが生じ難いので、より効率良く煙Sを排出することが可能である。また、排煙ダクト10は天井裏空間1bに設けられているので、天井板2aより下には突出しない。このため、避難時の見通し及び安全性を確保しつつ、煙Sを効率良く排出することが可能である。また、通常は、連通窓17を可動天井パネル18が覆って平坦な天井面2bを形成しているので、美観にも優れた排煙設備を提供することが可能である。
図8は、本発明にかかる通路状空間の排煙設備の第6実施形態の概略を示す側面図である。
第6実施形態の排煙設備は、第2実施形態及び第4実施形態と同様に、図8に示すように、第5実施形態のように天井裏空間1bに配置した排煙ダクト10の両側面部10c、10dに排煙口11と閉止部材12とを設け、往来方向における排煙ダクト10の両側の近傍に、天井下空間1aと天井裏空間1bとを連通する連通窓17を有し、連通窓17にそれぞれ可動天井パネル18が設けられている。
第6実施形態の排煙設備の場合には、天井裏空間1bにて排煙ダクト10の、往来方向に向く両側面部10c、10dにそれぞれ設けられた閉止部材12、及び、排煙ダクト10の近傍に設けられた連通窓17を覆う可動天井パネル18は、往来方向において排煙ダクト10の両側の領域にそれぞれ設けられた煙感知器15a、15b及び操作スイッチ16a、16bうちの、信号が発せられた煙感知器15a、15b及び操作スイッチ16a、16bが設けられている領域側の閉止部材12、及び、可動天井パネル18のみが開放されるので、煙Sを天井裏空間1bに設けられた排煙ダクト10側に案内し、排煙ダクト10により堰き止められた煙Sを、煙Sと正対する排煙口11から確実に排煙ダクト10内に流入させることができるとともに、煙Sが存在しない領域の連通窓17からは空気が天井裏空間1b及び排煙ダクト10内に流入されることを防止することが可能である。このため、煙S以外の空気により排煙ダクト10内への煙Sの流入が妨げられないので効率良く排煙することが可能である。また、排煙口11及び連通窓17は、排煙ダクト10の、往来方向における両側に設けられているので、通路1において排煙ダクト10に対し、往来方向のいずれの側からも効率良く排煙することが可能である。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 通路
1a 天井下空間
1b 天井裏空間
2 天井
2a 天井板
2b 天井面
2c 床
2d 高天井面
2e 凹部
2f 低天井面
2g 天井板
2h 連通孔
2i 天井板の端部
3 床スラブ
4 側壁
5 側壁
10 ダクト
10a 上面部
10b 下面部
10c 側面部
10d 側面部
11 排煙口
11a 排煙口
11b 排煙口
12 閉止部材
12a 閉止部材
12b 閉止部材
13 モーター
14 ワイヤー
15 煙感知器
15a 煙感知器
15b 煙感知器
16 操作スイッチ
16a 操作スイッチ
16b 操作スイッチ
17 連通窓
18 可動天井パネル
18a 可動天井パネルの端部
19 ヒンジ
C 回動軸
S 煙

Claims (14)

  1. 通路状をなす通路状空間の天井部にて煙を排出するダクトを有する通路状空間の排煙設備であって、
    前記ダクトは、
    前記煙を堰き止めるように前記通路状空間の往来方向と交差する方向に設けられており、
    当該ダクトの内外を前記往来方向に連通する開口と、前記開口を開放可能に閉止する閉止部材と、を有し、
    前記天井部の最下面より上に配置されていることを特徴とする通路状空間の排煙設備。
  2. 請求項1に記載の通路状空間の排煙設備であって、
    前記天井部は、前記最下面と繋がって、前記通路状空間の床面からの高さが前記最下面より高い高天井面を有しており、
    前記ダクトは、前記高天井面に垂設されていることを特徴とする通路状空間の排煙設備。
  3. 請求項1に記載の通路状空間の排煙設備であって、
    前記通路状空間は、前記最下面を形成する天井板より上に、当該天井板にて区画された天井裏空間を有し、
    前記ダクトは、前記天井裏空間に設けられており、
    前記天井板は、当該天井板より下の天井下空間と前記天井裏空間とを連通する連通孔を備えていることを特徴とする通路状空間の排煙設備。
  4. 請求項3に記載の通路状空間の排煙設備であって、
    前記連通孔は、前記往来方向における前記ダクトの近傍のみに設けられていることを特徴とする通路状空間の排煙設備。
  5. 請求項1に記載の通路状空間の排煙設備であって、
    前記天井部は、前記最下面を形成する天井板より上に、当該天井板にて区画された天井裏空間を有し、
    前記ダクトは、前記天井裏空間に設けられており、
    前記天井部は、前記往来方向における前記ダクトの近傍にて、前記天井裏空間側に移動して、前記天井板より下の天井下空間と前記天井裏空間とを連通する連通窓を形成可能な蓋部材を有していることを特徴とする通路状空間の排煙設備。
  6. 請求項5に記載の通路状空間の排煙設備であって、
    前記天井板は、前記蓋部材を除く天井板本体を有しており、
    前記蓋部材は、前記往来方向において前記ダクトから離れている側の端部が、前記往来方向と交差する方向に沿う軸にて回動自在に前記天井板本体に設けられ、前記天井裏空間側に移動した際には、前記天井板本体に沿って流れる前記煙を前記開口に案内する傾斜面を形成することを特徴とする通路状空間の排煙設備。
  7. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の通路状空間の排煙設備であって、
    前記通路状空間には、当該通路状空間における前記煙の存在を知らせる信号を発生する信号発生器が設けられており、
    前記閉止部材は、前記信号発生器の信号に基づいて開放されることを特徴とする通路状空間の排煙設備。
  8. 請求項7に記載の通路状空間の排煙設備であって、
    前記開口と前記閉止部材とは、前記通路状空間の前記往来方向における前記ダクトの両側の領域に臨む両面にそれぞれ設けられており、
    前記信号発生器は、前記通路状空間の前記往来方向における前記ダクトの両側の領域にそれぞれ設けられており、
    前記信号が発せられたときに、当該信号を発した前記信号発生器が設けられている側の前記領域に臨む面に設けられた前記閉止部材のみが開放されることを特徴とする通路状空間の排煙設備。
  9. 請求項5または請求項6に記載の通路状空間の排煙設備であって、
    前記通路状空間には、当該通路状空間における前記煙の存在を知らせる信号を発生する信号発生器が設けられており、
    前記閉止部材および前記蓋部材は、前記信号発生器の信号に基づいて開放されることを特徴とする通路状空間の排煙設備。
  10. 請求項9に記載の通路状空間の排煙設備であって、
    前記開口と前記閉止部材とは、前記通路状空間の前記往来方向における前記ダクトの両側の領域に臨む両面にそれぞれ設けられており、
    前記信号発生器と前記蓋部材とは、前記通路状空間の前記往来方向における前記ダクトの両側の領域にそれぞれ設けられており、
    前記信号が発せられたときに、当該信号を発した前記信号発生器が設けられている側の前記領域に臨む面に設けられた前記閉止部材及び前記蓋部材のみが開放されることを特徴とする通路状空間の排煙設備。
  11. 請求項7乃至請求項10のいずれかに記載の通路状空間の排煙設備であって、
    前記信号発生器は、前記煙を検知して前記信号を発生するセンサーであることを特徴とする通路状空間の排煙設備。
  12. 請求項7乃至請求項11のいずれかに記載の通路状空間の排煙設備であって、
    前記信号発生器は、人の操作により前記信号を発生するスイッチであることを特徴とする通路状空間の排煙設備。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の通路状空間の排煙設備であって、
    前記開口は、前記通路状空間の幅方向において当該通路状空間を形成する一方の側壁側から他方の側壁側に繋がって設けられていることを特徴とする通路状空間の排煙設備。
  14. 請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の通路状空間の排煙設備であって、
    前記開口は、前記通路状空間の幅方向において複数設けられていることを特徴とする通路状空間の排煙設備。
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