JP2013160054A - 内燃機関の空燃比インバランス検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のものより精度よく内燃機関の気筒間における空燃比のインバランスを検出することができる内燃機関の空燃比インバランス検出装置を提供する。
【解決手段】エンジンの吸入空気量Gaに対応する定数C(Ga)でエンジン2の運転が1サイクルする間における空燃比変化量ΔAFの最小値ΔAFminを正規化した場合の閾値THが設定可能な範囲105に対して、エンジンの回転速度Neと負荷率KLとに対応する定数C(Ne,KL)でエンジン2の運転が1サイクルする間における空燃比変化量ΔAFnの最小値ΔAFminを正規化することにより、閾値THが設定可能な範囲115を広くする。
【選択図】図7
【解決手段】エンジンの吸入空気量Gaに対応する定数C(Ga)でエンジン2の運転が1サイクルする間における空燃比変化量ΔAFの最小値ΔAFminを正規化した場合の閾値THが設定可能な範囲105に対して、エンジンの回転速度Neと負荷率KLとに対応する定数C(Ne,KL)でエンジン2の運転が1サイクルする間における空燃比変化量ΔAFnの最小値ΔAFminを正規化することにより、閾値THが設定可能な範囲115を広くする。
【選択図】図7
Description
本発明は、内燃機関の空燃比インバランス検出装置に関する。
従来、内燃機関の運転状態が予め定められた定常運転状態のときに、排気管に設けられた空燃比センサによって検出された空燃比の単位時間あたりの変化量が予め定められた範囲にないときには、内燃機関の気筒間で空燃比がインバランスであると判定するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このように、特許文献1に開示されたものは、内燃機関の気筒間で空燃比がインバランスであることを簡易に判定していた。
上述したような従来の内燃機関の空燃比インバランス検出装置においては、内燃機関の空燃比の単位時間あたりの変化量を吸入空気量に応じた定数で正規化することにより、正規化した空燃比の単位時間あたりの変化量と予め定められた閾値とを比較することで内燃機関の気筒間における空燃比のインバランスを検出することができる。
しかしながら、内燃機関の空燃比の単位時間あたりの変化量を吸入空気量に応じた定数で正規化された正規化値は、同一吸入空気量における負荷率の違いが反映されていないため、内燃機関の気筒間における空燃比がインバランスであるときの正規化値と、インバランスでないときの正規化値との差が負荷率の違いによって小さくなることがあった。
したがって、従来の内燃機関の空燃比インバランス検出装置は、内燃機関の気筒間における空燃比のインバランスを検出できなかったり、誤ってインバランスを検出したりしてしまうことがあるという課題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、従来のものより精度よく内燃機関の気筒間における空燃比のインバランスを検出することができる内燃機関の空燃比インバランス検出装置を提供することを目的とする。
本発明の内燃機関の空燃比インバランス検出装置は、上記目的を達成するため、(1)内燃機関の排気通路に設けられた空燃比センサによって検出される空燃比の単位時間あたりの変化量に基づいて、複数の気筒間における空燃比のリッチインバランスを検出する内燃機関の空燃比インバランス検出装置において、前記内燃機関の回転速度と負荷率とに対応する定数で前記空燃比の単位時間あたりの変化量を正規化する正規化手段と、前記正規化手段によって正規化された正規化値が予め定められた閾値未満であることを条件として、前記気筒間における空燃比のリッチインバランスを検出するリッチインバランス検出手段と、を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の内燃機関の空燃比インバランス検出装置は、内燃機関の回転速度と負荷率とに対応する定数で空燃比の単位時間あたりの変化量を正規化することにより、同一吸入空気量における負荷率の違いが反映された正規化値に基づいて気筒間における空燃比のリッチインバランスを検出するため、従来のものより精度よく内燃機関の気筒間における空燃比のインバランスを検出することができる。
また、上記(1)に記載の内燃機関の空燃比インバランス検出装置において、(2)前記正規化手段は、前記内燃機関の運転が1サイクルする間における前記空燃比の単位時間あたりの変化量の最小値を正規化するようにしてもよい。
この構成により、本発明の内燃機関の空燃比インバランス検出装置は内燃機関の気筒間における空燃比のインバランスが発生したときに、正規化値を小さくすることができるため、内燃機関の気筒間における空燃比がインバランスであるときの正規化値と、インバランスでないときの正規化値との差を大きくすることができる。
また、上記(2)に記載の内燃機関の空燃比インバランス検出装置において、(3)前記正規化手段は、予め定められた数の正規化した最小値を平均化して前記正規化値とするようにしてもよい。
この構成により、本発明の内燃機関の空燃比インバランス検出装置は、内燃機関の運転異常を除く外乱等の他の要因によって生じた気筒間における空燃比のインバランスを検出してしまうことを防止することができる。
本発明によれば、従来のものより精度よく内燃機関の気筒間における空燃比のインバランスを検出することができる内燃機関の空燃比インバランス検出装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明においては、本発明に係る内燃機関の空燃比インバランス検出装置を動力分割式のハイブリッド車両に適用した例を説明する。
図1に示すように、ハイブリッド車両1は、内燃機関を構成するエンジン2と、エンジン2によって発生された動力を駆動軸3およびドライブシャフト4L、4Rを介して駆動輪5L、5Rに伝達するための動力伝達装置6と、ハイブリッド車両1の各部を制御するハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「HV−ECU」という)7と、エンジン2を制御するエンジン用電子制御ユニット(以下、「EG−ECU」という)8とを備えている。
なお、本実施の形態において、エンジン2は、ガソリンを燃料とする直列4気筒のエンジンによって構成されているものとするが、本発明においては、直列6気筒エンジン、V型6気筒エンジン、V型12気筒エンジンまたは水平対向6気筒エンジン等の種々の型式のエンジンによって構成されていてもよい。
また、エンジン2に用いられる燃料は、ガソリンに代えて、軽油等の炭化水素系の燃料であってもよく、エタノール等のアルコールとガソリンとを混合したアルコール燃料であってもよい。
図2に示すように、エンジン2は、シリンダブロック20と、シリンダブロック20の上部に固定されたシリンダヘッド21と、オイルを収納するオイルパン22とを備え、シリンダブロック20と、シリンダヘッド21とによって複数の気筒23が形成されている。ここで、図2に示すエンジン2は、直列に配置された4つの気筒23のうちの1つ気筒23が図示されている。
気筒23には、ピストン24が往復動可能に収納され、シリンダブロック20、シリンダヘッド21およびピストン24によって、各気筒23の燃焼室25が形成されている。エンジン2は、ピストン24が2往復する間に吸気行程、圧縮行程、燃焼行程および排気行程からなる一連の4行程を行うようになっている。
気筒23に収納されたピストン24は、コネクティングロッド26を介してクランクシャフト10に連結されている。コネクティングロッド26は、ピストン24の往復動をクランクシャフト10の回転運動に変換するようになっている。
したがって、エンジン2は、燃焼室25で燃料と空気との混合気を燃焼させることによりピストン24を往復動させ、コネクティングロッド26を介してクランクシャフト10を回転させることにより、動力伝達装置6に動力を伝達するようになっている。
エンジン2には、空気を燃焼室25に導入するためにシリンダヘッド21に連結されている吸気管30が設けられている。吸気管30には、車外から流入した空気を清浄するエアクリーナ31と、燃焼室25に導入される空気の流量すなわち吸入空気量を検出するエアフローセンサ32と、吸入空気量を調整するためのスロットルバルブ33と、スロットルバルブ33の開度を検出するスロットルセンサ34とが設けられている。
エアクリーナ31は、例えば、内部に収容した紙または合成繊維の不織布のフィルターにより、吸入空気中の異物を除去するようになっている。エアフローセンサ32は、スロットルバルブ33の上流側に設けられ、吸入空気量を表す検出信号をEG−ECU8に出力するようになっている。
スロットルバルブ33は、薄い円板状の弁体によって構成され、この弁体の中央にシャフトを備えている。スロットルバルブ33には、EG−ECU8の制御に応じてシャフトを回動させることによって弁体を回動させ、スロットルバルブ33に吸入空気量を調整させるスロットルバルブアクチュエータ35が設けられている。
また、エンジン2には、燃焼室25のなかで混合気の燃焼によって発生した排気ガスを車外に排出するためにシリンダヘッド21に連結されている排気管40が設けられている。排気管40には、エンジン2全体の空燃比を検出する空燃比センサ41と、排気ガス中の有害物質を酸化還元浄化するための触媒42とが設けられている。
空燃比センサ41は、燃焼室25のおける混合気中の燃料の量に対する空気の量の比を表す空燃比を検出し、検出した空燃比をリニアに表す検出信号をEG−ECU8に出力するようになっている。
触媒42は、一般に、排気ガスに含まれる未燃炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)および窒素酸化物(NOx)といった有害物質を効率的に除去することができる三元触媒を備えている。この三元触媒は、好ましくはNOx含有率の高い排気ガスからでも、NOxを効率的に除去する機能を有するものが用いられる。
シリンダヘッド21には、吸気管30と燃焼室25とを連通させる吸気ポート50と、燃焼室25と排気管40とを連通させる排気ポート51とが形成されている。
また、シリンダヘッド21には、吸気管30から燃焼室25への燃焼用空気の導入を制御するための吸気バルブ52と、燃焼室25から排気管40への排気ガスの排出を制御するための排気バルブ53と、燃焼室25内に燃料を噴射するためのインジェクタ54と、燃焼室25内の混合気に点火するための点火プラグ55とが設けられている。
インジェクタ54は、EG−ECU8によって制御されるソレノイドコイルおよびニードルバルブを有している。インジェクタ54には、所定の圧力で燃料が供給されている。インジェクタ54は、EG−ECU8によってソレノイドコイルが通電されると、ニードルバルブを開いて、燃焼室25に燃料を噴射するようになっている。
点火プラグ55は、プラチナやイリジウム合金製の電極を有する公知の点火プラグによって構成されている。点火プラグ55は、EG−ECU8によって電極が通電されることにより放電し、燃焼室25内の混合気に点火するようになっている。
図3に示すように、エンジン2には、シリンダヘッド21の上部に、吸気カムシャフト60および排気カムシャフト61が、回転可能に設けられている。吸気カムシャフト60には、吸気バルブ52の上端に当接する吸気カム62が設けられている。吸気カムシャフト60が回転すると、吸気カム62が吸気バルブ52を開閉駆動し、吸気ポート50と燃焼室25との間が開閉されるようになっている。
排気カムシャフト61には、排気バルブ53の上端に当接する排気カム63が設けられている。排気カムシャフト61が回転すると、排気カム63が排気バルブ53を開閉駆動し、燃焼室25と排気ポート51との間が開閉されるようになっている。
吸気カムシャフト60の一端部には、吸気カムスプロケット64と、吸気カムシャフト60を吸気カムスプロケット64に対して回転させる吸気側回転位相コントローラ65とが設けられている。
吸気側回転位相コントローラ65は、EG−ECU8によって制御されることにより、吸気カムシャフト60を吸気カムスプロケット64に対して進角または遅角側に回転させるようになっている。
排気カムシャフト61の一端部には、排気カムスプロケット66と、排気カムシャフト61を排気カムスプロケット66に対して回転させる排気側回転位相コントローラ67とが設けられている。
また、排気側回転位相コントローラ67は、EG−ECU8によって制御されることにより、排気カムシャフト61を排気カムスプロケット66に対して進角または遅角側に回転させるようになっている。
クランクシャフト10の一端部には、クランクスプロケット68が設けられている。吸気カムスプロケット64と、排気カムスプロケット66と、クランクスプロケット68とには、タイミングベルト69が巻き掛けられている。タイミングベルト69は、クランクスプロケット68の回転を吸気カムスプロケット64および排気カムスプロケット66に伝達するようになっている。
したがって、タイミングベルト69によってクランクシャフト10の回転が吸気カムシャフト60および排気カムシャフト61に伝達されることにより、吸気カムシャフト60および排気カムシャフト61に駆動される吸気バルブ52および排気バルブ53は、クランクシャフト10に同期して吸気ポート50および排気ポート51をそれぞれ開閉するようになっている。吸気カムシャフト60および排気カムシャフト61は、クランクシャフト10が2周する間に1周するようになっている。
クランクシャフト10には、クランクシャフト10とともに回転するクランクロータ70が設けられている。エンジン2は、クランクロータ70の回転角を検出するためのクランク角センサ71を備えている。
クランク角センサ71は、磁気抵抗素子(MRE:Magnetic Resistance Element)を有するMREセンサによって構成されている。クランクシャフト10が回転すると、クランクロータ70に設けられた歯の山と谷により、クランク角センサ71にかかる磁界の方向、すなわち、磁気ベクトルが変化し、内部抵抗値が変化する。
クランク角センサ71は、この抵抗値の変化を電圧に変換した上で出力される波形と、閾値とを比較することによりHigh状態とLow状態とをとる矩形波に整形したクランク角信号を生成し、生成したクランク角信号をEG−ECU8に出力するようになっている。
図4に示すように、エンジン2には、燃料タンクからサプライポンプによって導入された燃料を所定の圧力で各気筒23のインジェクタ54に供給するデリバリーパイプ80と、各気筒23の吸気ポート50と吸気管30とを接続する吸気マニホールド81と、各気筒23の排気ポート51と排気管40とを接続する排気マニホールド82とが設けられている。
エンジン2は、排気管40内を流れる排気ガスの一部を吸気管30内に還流させて、各気筒23の燃焼室25に供給するためのEGR(Exhaust Gas Recirculation)装置90を備えている。このように、EGR装置90を設けることにより、燃焼室25内の燃焼温度が低下し、NOxの発生量が低減するとともに、ポンピングロスが低減し、燃費が向上する。
EGR装置90は、吸気管30と排気管40とを接続し、内部にEGR通路91が形成されたEGR管92を備えている。EGR管92には、EGR通路91を流れる排気ガス(以下、単に「EGRガス」という)を冷却するためのEGRクーラ93と、EGRバルブ94とが設けられている。
EGRバルブ94は、リニアソレノイド95と、基端部分がリニアソレノイド95に挿入され、先端部分にEGR通路91を開閉する弁体96が設けられたシャフト97とを備えている。
リニアソレノイド95は、EG−ECU8によって通電が制御されることにより、通電により生じる電磁力と図示しないスプリングの反発力によりシャフト97をその軸方向に往復駆動させ、弁体96によりEGR通路91を開閉されるようになっている。
本実施の形態におけて、EGRバルブ94は、リニアソレノイド95が通電された状態で開状態となり、リニアソレノイド95が通電されていない状態で閉状態となるノーマリークローズ型のバルブにより構成されている。
このように、EG−ECU8によってリニアソレノイド95が制御されることにより、EGRバルブ94の開度が調整され、吸気マニホールド81内に導入されるEGRガスの量が調整される。
EGRクーラ93には、EGRガスの通路の外周部に冷媒室が形成されている。EGR管92から供給されたEGRガスは、EGRガスの通路を通過する際に冷媒室を流れる冷却水との熱交換により冷却され、下流側へ導かれるようになっている。
図1において、動力伝達装置6は、電力と回転力とを相互に変換するモータジェネレータMG1、MG2と、エンジン2によって発生された動力を駆動輪5L、5R側に伝達する動力とモータジェネレータMG1を駆動する動力とに分割する動力分割機構9とを備えている。
動力分割機構9は、エンジン2の出力軸としてのクランクシャフト10の端部に接続され、エンジン2によって発生された動力を分割するとともに、モータジェネレータMG1および駆動輪5L、5R側から伝達された動力を統合する遊星歯車機構によって構成されている。
したがって、動力分割機構9は、分割した一方の動力によってモータジェネレータMG1を発電機として機能させるとともに、分割した他方の動力によって駆動輪5L、5Rを回転させるようになっている。
また、動力分割機構9は、モータジェネレータMG1が電動機として機能し、エンジン2が駆動しているときには、エンジン2から入力された動力と、モータジェネレータMG1から入力された動力とを統合するようになっている。
また、動力分割機構9は、モータジェネレータMG1が電動機として機能し、エンジン2が停止しているときには、モータジェネレータMG1から入力された動力により、クランクシャフト10を回転させ、エンジン2を始動させるようになっている。
動力伝達装置6から出力された動力は、デファレンシャルギヤ11に伝達されるようになっている。デファレンシャルギヤ11は、ドライブシャフト4L、4Rに接続され、伝達された動力をドライブシャフト4L、4Rを介して、駆動輪5L、5Rに伝達するようになっている。
駆動電力が供給されたモータジェネレータMG2は、駆動源として機能するようになっており、モータジェネレータMG2によって発生された動力は、駆動輪5L、5Rに伝達されるようになっている。
また、駆動電力が供給されていないモータジェネレータMG2は、駆動輪5L、5Rの回転を減速しつつ、その回転力を電力に変換する電力回生器として機能するようになっている。
モータジェネレータMG1とモータジェネレータMG2とは、インバータ12およびインバータ13を介してバッテリ14との間で電力をやりとりし、バッテリ14を充放電させるようになっている。
このようなモータジェネレータMG1、MG2を駆動制御するために、ハイブリッド車両1は、モータ用電子制御ユニット(以下、「MG−ECU」という)15を備えている。
MG−ECU15は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、フラッシュメモリと、入出力ポートと、を備えたマイクロプロセッサによって構成されている。
MG−ECU15のROMには、当該マイクロプロセッサをMG−ECU15として機能させるためのプログラムが記憶されている。すなわち、MG−ECU15のCPUがRAMを作業領域としてROMに記憶されたプログラムを実行することにより、当該マイクロプロセッサは、MG−ECU15として機能する。
MG−ECU15は、インバータ12およびインバータ13にスイッチング制御信号を出力することにより、モータジェネレータMG1、MG2を駆動制御するようになっている。
また、MG−ECU15は、HV−ECU7等の他のECUと高速CAN(Controller Area Network)等の車内ネットワークを介して通信するようになっている。例えば、MG−ECU15は、HV−ECU7から入力された制御信号に応じてインバータ12、13を制御することにより、モータジェネレータMG1、MG2をそれぞれ駆動制御するようになっている。また、MG−ECU15は、必要に応じてモータジェネレータMG1、MG2の駆動状態に関するデータをHV−ECU7に出力するようになっている。
また、ハイブリッド車両1は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「B−ECU」という)16を備えている。B−ECU16は、CPUと、ROMと、RAMと、フラッシュメモリと、入出力ポートと、を備えたマイクロプロセッサによって構成されている。
B−ECU16のROMには、当該マイクロプロセッサをB−ECU16として機能させるためのプログラムが記憶されている。すなわち、B−ECU16のCPUがRAMを作業領域としてROMに記憶されたプログラムを実行することにより、当該マイクロプロセッサは、B−ECU16として機能する。
B−ECU16には、バッテリ14の状態を管理するために必要な信号、例えば、バッテリ14の端子間の端子間電圧、バッテリ14の充放電電流、および、バッテリ14の温度等を表す信号が入力されるようになっている。
また、B−ECU16は、HV−ECU7等の他のECUと高速CANを介して通信するようになっている。例えば、B−ECU16は、必要に応じてバッテリ14の状態に関するデータをHV−ECU7に出力するようになっている。
また、B−ECU16は、バッテリ14の充放電電流の積算値に基づいて、バッテリ14の残容量を表すSOC(State Of Charge)を算出し、算出したSOCをHV−ECU7に出力するようになっている。
HV−ECU7は、CPUと、ROMと、RAMと、フラッシュメモリと、入出力ポートと、を備えたマイクロプロセッサによって構成されている。ROMには、当該マイクロプロセッサをHV−ECU7として機能させるためのプログラムが記憶されている。すなわち、CPUがRAMを作業領域としてROMに記憶されたプログラムを実行することにより、当該マイクロプロセッサは、HV−ECU7として機能する。
また、HV−ECU7は、EG−ECU8等の他のECUと高速CANを介して通信するようになっている。例えば、HV−ECU7は、B−ECU16から送信されたデータが表すSOCに基づいて、モータジェネレータMG1、MG2によって発電された電力をバッテリ14に充電させるか否かを表す制御信号をMG−ECU15に送信するようになっている。
EG−ECU8は、CPUと、ROMと、RAMと、フラッシュメモリと、入出力ポートと、を備えたマイクロプロセッサによって構成されている。EG−ECU8のROMには、当該マイクロプロセッサをEG−ECU8として機能させるためのプログラムが記憶されている。
すなわち、EG−ECU8のCPUがRAMを作業領域としてROMに記憶されたプログラムを実行することにより、当該マイクロプロセッサは、EG−ECU8として機能する。
EG−ECU8は、HV−ECU7等の他のECUと高速CANを介して通信するようになっている。例えば、EG−ECU8は、HV−ECU7から入力される制御信号およびエンジン2の運転状態を検出する各種センサから入力される検出信号等に基づいて、燃料噴射制御、点火制御および吸入空気量調節制御等のエンジン2の運転制御を行うとともに、必要に応じてエンジン2の運転状態に関するデータをHV−ECU7に出力するようになっている。
また、EG−ECU8は、エンジン2の運転状態に応じて吸気バルブ52および排気バルブ53の開閉タイミングを調整するために吸気側回転位相コントローラ65および排気カムスプロケット66を制御するVVT(Variable Valve Timing)制御を実行するようになっている。
また、EG−ECU8は、エンジン2の運転状態に応じてEGRバルブ94の開度を調整することによって、吸気マニホールド81に導入されるEGRガスの量を調整するEGR制御を実行するようになっている。
本実施の形態において、EG−ECU8は、エンジン2の回転速度と負荷率とに対応して予め実験的に定められた定数で空燃比の単位時間あたりの変化量(以下、単に「空燃比変化量」という)を正規化するようになっている。
具体的には、EG−ECU8は、クランク角センサ71から出力されたクランク角信号からエンジン2の回転速度Neを算出するようになっている。また、EG−ECU8は、エアフローセンサ32から出力された検出信号が表す吸入空気量Gaに基づいて、エンジン2の負荷率KL(=Ga/Ne)を算出するようになっている。
EG−ECU8のROMには、エンジン2の回転速度Neと負荷率KLと、エンジン2の回転速度Neと負荷率KLとに対して予め実験により定められた定数Cとが対応付けられたマップが予め格納されている。
なお、以下の説明において、マップに表されているエンジン2の回転速度Neと負荷率KLとの領域を「検出領域」という。この検出領域は、ハイブリッド車両1による使用頻度が比較的高く、吸入空気量Ga(=Ne×KL)が比較的高い領域に割り当てられていることが好ましい。
EG−ECU8は、エンジン2の回転速度Neと負荷率KLとが検出領域に入っていることを条件として、空燃比センサ41から出力された検出信号が表す空燃比AFに基づいて、空燃比変化量ΔAFを算出するようになっている。
また、EG−ECU8は、エンジン2の運転が1サイクル、すなわち、クランクシャフト10が2回転(720°CA)する間における空燃比変化量ΔAFの最小値ΔAFminを求めるようになっている。
例えば、空燃比センサ41から出力された検出信号が表す空燃比AFが、図5に示すように変化する場合には、720°CAの間、時刻tmで最も空燃比AFが減少しているため、EG−ECU8は、時刻tmおける空燃比AFの微分値すなわち空燃比変化量ΔAFを最小値ΔAFminとするようになっている。
EG−ECU8は、ROMに格納されたマップによってエンジン2の回転速度Neと負荷率KLとに対応付けられた定数Cで最小値ΔAFminを正規化するようになっている。
また、EG−ECU8は、予め定められたサンプル数N(例えば、100個)の正規化した最小値ΔAFminを平均化することにより、正規化値ΔAFnを得るようになっている。
このため、EG−ECU8は、サンプル数N分の正規化した最小値ΔAFminをフラッシュメモリに記憶するようになっている。以上のように、EG−ECU8は、本発明における正規化手段を構成する。
また、EG−ECU8は、正規化値ΔAFnが予め定められた閾値TH未満であることを条件として、気筒23間における空燃比AFのリッチインバランスを検出するようになっている。
ここで、リッチインバランスとは、複数の気筒23のうち少なくとも1つの気筒23の空燃比AFが他の気筒23の空燃比AFより低い状態のことをいう。以上のように、EG−ECU8は、本発明におけるリッチインバランス検出手段を構成する。
以上のように構成されたハイブリッド車両1におけるEG−ECU8によるリッチインバランス検出動作について、図6を参照して説明する。なお、以下に説明するリッチインバランス検出動作は、エンジン2の回転速度Neと負荷率KLとが検出領域に入っている間、予め定められた時間間隔で繰り返し実行される。
まず、EG−ECU8は、空燃比センサ41から出力された検出信号が表す空燃比AFに基づいて、空燃比変化量ΔAFを算出する(ステップS1)。次に、EG−ECU8は、エンジン2の運転が1サイクルしたか否かを判断する(ステップS2)。
ここで、エンジン2の運転が1サイクルしていないと判断した場合には、EG−ECU8は、リッチインバランス検出動作を終了する。一方、エンジン2の運転が1サイクルしたと判断した場合には、EG−ECU8は、エンジン2の運転が1サイクルした間における空燃比変化量ΔAFの最小値ΔAFminを求める(ステップS3)。
次いで、EG−ECU8は、エンジン2の回転速度Neと負荷率KLとに対応付けられた定数Cで最小値ΔAFminを正規化する(ステップS4)。次に、EG−ECU8は、N個の正規化した最小値ΔAFminが得られたか否かを判断する(ステップS5)。
ここで、N個の正規化した最小値ΔAFminが得られていないと判断した場合には、EG−ECU8は、リッチインバランス検出動作を終了する。一方、N個の正規化した最小値ΔAFminが得られたと判断した場合には、EG−ECU8は、サンプル数Nの正規化した最小値ΔAFminを平均化した正規化値ΔAFnを得る(ステップS6)。
次いで、EG−ECU8は、正規化値ΔAFnが閾値TH未満であるか否かを判断する(ステップS7)。ここで、正規化値ΔAFnが閾値TH未満であると判断した場合には、EG−ECU8は、気筒23間における空燃比AFのリッチインバランスが検出されたと判断し、マルチインフォメーションディスプレイ等に気筒23間における空燃比AFのリッチインバランスが検出された旨の警報を表示させる等して(ステップS8)、リッチインバランス検出動作を終了する。
一方、正規化値ΔAFnが閾値TH未満でないと判断した場合には、EG−ECU8は、気筒23間における空燃比AFのリッチインバランスが検出されなかったと判断し、リッチインバランス検出動作を終了する。
以上に説明した本発明の実施の形態に係る内燃機関の空燃比インバランス検出装置の作用について図7を参照して説明する。
図7において、符号100で示すように、エンジン2の吸入空気量Gaに対応する定数C(Ga)で空燃比変化量ΔAFの最小値ΔAFminを正規化することにより得られる正規化値ΔAFnの特性は、気筒23間における空燃比のリッチインバランスが生じた場合には、第1の負荷率KL1に対して符号101に示すようになり、第2の負荷率KL2に対して符号102に示すようになる。
一方、エンジン2の吸入空気量Gaに対応する定数C(Ga)で空燃比変化量ΔAFの最小値ΔAFminを正規化することにより得られる正規化値ΔAFnの特性は、気筒23間における空燃比のリッチインバランスが生じなかった場合には、第1の負荷率KL1に対して符号103に示すようになり、第2の負荷率KL2に対して符号104に示すようになる。
これに対し、符号101で示すように、エンジン2の回転速度Neと負荷率KLとに対応する定数C(Ne,KL)で空燃比変化量ΔAFの最小値ΔAFminを正規化することにより得られる正規化値ΔAFnの特性は、気筒23間における空燃比のリッチインバランスが生じた場合には、第1の負荷率KL1に対して符号111に示すようになり、第2の負荷率KL2に対して符号112に示すようになる。
一方、エンジン2の回転速度Neと負荷率KLとに対応する定数C(Ne,KL)で空燃比変化量ΔAFの最小値ΔAFminを正規化することにより得られる正規化値ΔAFnの特性は、第1の負荷率KL1に対して符号113に示すようになり、第2の負荷率KL2に対して符号114に示すようになる。
このように、エンジン2の吸入空気量Gaに対応する定数C(Ga)で空燃比変化量ΔAFの最小値ΔAFminを正規化した場合の閾値THが設定可能な範囲105に対して、エンジン2の回転速度Neと負荷率KLとに対応する定数C(Ne,KL)で空燃比変化量ΔAFnの最小値ΔAFminを正規化した場合の閾値THが設定可能な範囲115が広くなる。
換言すれば、エンジン2の回転速度Neと負荷率KLとに対応する定数C(Ne,KL)で空燃比変化量ΔAFnを正規化した場合の閾値THは、エンジン2の吸入空気量Gaに対応する定数C(Ga)で空燃比変化量ΔAFの最小値ΔAFminを正規化した場合の閾値THに対して、余裕をもって定めることができる。
したがって、本発明の実施の形態に係る内燃機関の空燃比インバランス検出装置は、エンジン2の回転速度Neと負荷率KLとに対応する定数で空燃比AFの単位時間あたりの変化量を正規化することにより、同一吸入空気量Gaにおける負荷率KLの違いが反映された正規化値ΔAFnに基づいて気筒23間における空燃比AFのリッチインバランスを検出するため、従来のものより精度よく内燃機関の気筒23間における空燃比AFのインバランスを検出することができる。
また、エンジン2の吸入空気量Gaに対応する定数C(Ga)で空燃比変化量ΔAFの最小値ΔAFminを正規化した場合には、VVT制御およびEGR制御による影響により空燃比AFが大きく変化してしまうため、例えば、図7において、特異点を生じさせてしまう。
これに対し、本発明の実施の形態に係る内燃機関の空燃比インバランス検出装置は、VVT制御およびEGR制御による影響をエンジン2の回転速度Neと負荷率KLとに対応する定数C(Ne,KL)に反映させて設定することにより、上述したような特異点の発生を防止することができ、エンジン2の気筒23間における空燃比AFのリッチインバランスを誤って検出してしまうことを防止することができる。
なお、本実施の形態において、本発明に係る内燃機関の空燃比インバランス検出装置を動力分割式のハイブリッド車両に適用した例を説明したが、本発明に係る車両制御装置は、ハイブリッド車両に代えて、パラレル方式等のその他の方式のハイブリッド車両、燃料電池車、電気自動車、ガソリンエンジン車、および、ディーゼルエンジン車等のその他の車両に適用してもよい。
また、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であってこの実施の形態に制限されるものではない。本発明の範囲は、上記した実施の形態のみの説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
以上のように、本発明に係る内燃機関の空燃比インバランス検出装置は、従来のものより精度よく内燃機関の気筒間における空燃比のインバランスを検出することができるという効果を奏するものであり、内燃機関の気筒間における空燃比のリッチインバランスを検出する空燃比インバランス検出装置に有用である。
2 エンジン(内燃機関)
8 EG−ECU(正規化手段、リッチインバランス検出手段)
23 気筒
41 空燃比センサ
8 EG−ECU(正規化手段、リッチインバランス検出手段)
23 気筒
41 空燃比センサ
Claims (3)
- 内燃機関の排気通路に設けられた空燃比センサによって検出される空燃比の単位時間あたりの変化量に基づいて、複数の気筒間における空燃比のリッチインバランスを検出する内燃機関の空燃比インバランス検出装置において、
前記内燃機関の回転速度と負荷率とに対応する定数で前記空燃比の単位時間あたりの変化量を正規化する正規化手段と、
前記正規化手段によって正規化された正規化値が予め定められた閾値未満であることを条件として、前記気筒間における空燃比のリッチインバランスを検出するリッチインバランス検出手段と、を備えたことを特徴とする内燃機関の空燃比インバランス検出装置。 - 前記正規化手段は、前記内燃機関の運転が1サイクルする間における前記空燃比の単位時間あたりの変化量の最小値を正規化することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の空燃比インバランス検出装置。
- 前記正規化手段は、予め定められた数の正規化した最小値を平均化して前記正規化値とすることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の空燃比インバランス検出装置。
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