JP2013159614A - インクジェット記録用インク - Google Patents

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Abstract

【課題】フッ素系界面活性剤を含有する顔料インクを改良するものであり、インクの濡れ性を増加させ、カラー発色性、画像ベタ部の均一性、低ブリード性等の画像品質を向上させると共に、起泡性が低く、吐出安定性に優れたインクを提供する。
【解決手段】少なくとも水、水溶性有機溶媒、及び着色剤を含むインクジェット記録用インクであって、下記構造式(I)で表わされるフッ素系界面活性剤、及び、アミド化合物を含有することを特徴とするインクジェット記録用インク。
Figure 2013159614

【選択図】なし

Description

本発明は、インクジェット記録用インクに関する。
インクジェット記録方式は、非常に微細なノズルからインク液滴を吐出し、記録部材上に付着させて、文字や画像を形成する記録方式である。この方式は、他の記録方式に比べてフルカラー化が容易であり、簡易な構成の装置であっても高解像度の画像が得られる利点があるため、近年広く用いられている。
インクジェットプリンターに使用されるインクとしては、顔料系インクと染料系インクとがあり、顔料は染料に比べて耐水性や耐候性の観点において優れているため、近年、着色剤として顔料を用いる顔料系インクが使用されることが多くなっている。
しかし、顔料系インクは、染料系インクに比して、印刷時の画像ベタ部の均一性、カラー発色性、濡れ性などが劣るという問題を有する。
顔料系インクにおける前記問題の改善には、インクの表面張力を低下させ、インクの浸透性を向上させることが有効であるが、炭化水素系界面活性剤では、インクの浸透性を充分向上させることが困難であり、またシリコーン系界面活性剤は熱による分解が進み易く、保存安定性に問題を有し、フッ素系界面活性剤は水溶性有機溶剤や樹脂などとの相溶性が低く、また気泡が発生し易いため吐出が不安定になるという問題を有する。
特許文献1の特開2010−163533号公報には、特定構造のフッ素系界面活性剤を用いることで、普通紙においても染料系インクに近い発色性を有し、カラーブリードの発生防止及び吐出信頼性が向上したインクが開示されている。
しかし、前記インクは、フッ素系界面活性剤の添加量を増やすと気泡が生じ易く、吐出が不安定になることがあり、発色性、ベタ画像部の均一性等の画像品質と吐出安定性とを高度に両立させるには至っていない。
本発明は、前記特許文献1に記載されるフッ素系界面活性剤を含有する顔料インクを改良するものであり、インクの濡れ性を増加させ、カラー発色性、画像ベタ部の均一性、低ブリード性等の画像品質を向上させると共に、起泡性が低く、吐出安定性に優れたインクを提供することを目的とする。
本発明者らが上記問題を解決するため鋭意検討した結果、特定構造のフッ素系界面活性剤と特定構造のアミド化合物とを組み合わせることにより、フッ素系界面活性剤の添加による気泡が生じ難く、充分な濡れ性を確保でき、画像品質と吐出安定性とを両立できることを見いだした。本発明は係る知見に基いて完成したものである。
すなわち、上記課題は、本発明の下記(1)〜(8)により解決される。
(1)「少なくとも水、水溶性有機溶媒、及び着色剤を含むインクジェット記録用インクであって、下記構造式(I)で表わされるフッ素系界面活性剤、及び、下記構造式(II)で表わされるアミド化合物を含有することを特徴とするインクジェット記録用インク。
Figure 2013159614

(構造式(I)中、AはHまたは−CO−R、RはHまたはCF(CF)mを表し、mは0〜3の整数を表す。
Bは置換基を有してもよい炭素数1〜3のアルキレン基を表す。
Rfは、CF(CF)nを表し、nは0〜3の整数を表す。
X及びYは1〜4の整数を表し、Zは1〜25の整数を表す。)
Figure 2013159614

(構造式(II)中、Rは、CH(CH)mを表し、mは0〜3の整数を表す。)」、
(2)「前記構造式(I)で表わされるフッ素系界面活性剤を0.01wt%以上10.0wt%以下含有することを特徴とする前記(1)に記載のインクジェット記録用インク」、
(3)「前記構造式(II)で表わされるアミド化合物を10.0wt%以上45.0wt%以下含有することを特徴とする前記(1)または(2)に記載のインクジェット記録用インク」、
(4)「前記着色剤は、色剤を含有するポリマー微粒子であることを特徴とする前記(1)乃至(3)のいずれかに記載のインクジェット記録用インク」、
(5)「ブラックインクとカラーインクを含むインクジェット記録用インクセットであって、前記ブラックインク及びカラーインクが前記(1)乃至(4)のいずれかに記載のインクであることを特徴とするインクジェット記録用インクセット」、
(6)「前記(1)乃至(4)のいずれかに記載のインクを容器中に収容してなるインクカートリッジ」、
(7)「インクにエネルギーを加えてインクを飛翔させ、記録部材に画像を形成するインク飛翔手段を有するインクジェット記録装置であって、前記インクが前記(1)乃至(3)のいずれかに記載のインクであることを特徴とする前記(1)乃至(4)のいずれかに記載のインクジェット記録装置」、
(8)「前記(1)乃至(4)のいずれかに記載のインクを、記録部材上に飛翔させて形成された画像を有することを特徴とする記録物」。
以下の詳細かつ具体的な説明から理解されるように、本発明によれば、特定のフッ素系界面活性剤の添加量を増やしても気泡が生じ難く、インクの濡れ性を増加させ、印刷時のカラー発色性、画像ベタ部の均一性等の画像品質の向上と吐出安定性の向上とを高度に両立できるという効果を奏する。
さらに、インク中の顔料の凝集を防ぎ、ノズルの目詰まりを防止でき、吐出安定性が良好になる。
インクジェット記録装置の機構部の要部の平面概略図である。 インクジェットヘッドの要部拡大図である。 本発明のインクカートリッジのインク袋の一例を示す概略図である。 図1のインク袋をカートリッジケース内に収容したインクカートリッジを示す概略図である。
本発明のインクジェット記録用インクについて詳細に説明する。
本発明のインクジェット記録用インクは、少なくとも水、水溶性有機溶媒、及び着色剤を含むインクジェット記録用インクであって、該インク中に特定のフッ素系界面活性剤、及び、特定のアミド化合物を含有するものである。
<フッ素系界面活性剤>
本発明のフッ素系界面活性剤は、ペンダントトリフルオロエトキシ基を有するポリエーテルコポリマーであり、下記構造式(I)で表される。
Figure 2013159614

(構造式(I)中、AはHまたは−CO−R、RはHまたはCF(CF)mを表し、mは0〜3の整数を表す。
Bは置換基を有してもよい炭素数1〜3のアルキレン基を表し、前記置換基は、炭素数1または2のアルキル基である。
Rfは、CF(CF)nを表し、nは0〜3の整数を表す。
X及びYは1〜4の整数を表し、Zは1〜25の整数を表す。)
前記フッ素系界面活性剤により、顔料系インクの表面張力が低下し、濡れ性が向上して、印刷時のドット間の埋まりが良くなり、カラーの発色性が向上する。
前記フッ素系界面活性剤としては、市販品を使用することができ、例えば、ポリフォックス(オムノバ社製)PF−7002等を使用できる。
前記フッ素系界面活性剤の添加量は、0.01質量%以上15.0質量%未満であることが好ましく、0.01質量%以上10.0質量%以下であることがより好ましい。
0.1質量%未満では、十分な濡れ性が確保できないことがあり、発色性が低下することがある。また、15.0質量%以上では、気泡が発生しやすくなり、吐出安定性に影響を与える可能性がある。
<アミド化合物>
本発明のアミド化合物は、アミド基、アルキル基及びエーテル結合をもつ溶解力の高い両親媒性の溶剤であり、下記構造式(II)で表される。
Figure 2013159614

(構造式(II)中Rは、CH (CH)mを表し、mは0〜3の整数を表す。)
前記アミド化合物を添加することにより、水溶性有機溶剤と後述するポリマー微粒子との相溶性を高め、分散性を向上させると共に、前記フッ素系界面活性剤の添加量を増加させてもインクの起泡性が抑えられ、フッ素系界面活性剤を充分量添加することが可能になり、それによって被記録部材への十分な濡れ性を確保できる。また、グリセリン、1,3−ブタンジオール等の平衡水分量の高い水溶性溶剤と、2-エチルヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール等の比較的疎水性な有機溶剤とを、均一に混合させ、インク中の顔料の分散状態を保持できる分散力が向上し、印字後の画像ベタ部の均一性が増すと共に、インク中の着色剤の凝集を防ぐことができる。
さらに、前記アミド化合物は沸点が高く、平衡水分量も高いので保湿力が高く、乾燥し難く保管性が向上し、さらに吐出安定性が良好になる。
前記アミド化合物としては、市販品を使用することができ、例えば、エクアミド:M100(出光興産社製)エクアミド:B100(出光興産社製)等を使用できる。
前記アミド化合物の添加量は、5質量%以上55質量%以下であることが好ましく、10.0質量%以上45.0質量%以下であることがより好ましい。
5.0質量%未満では、均一に混合させる効果を十分に確保できないことがあり、55.0質量%を超えると、インク吐出手段等の部材を侵食し、吐出等に悪影響を与えることがある。
<水溶性有機溶媒>
本発明のインクは、インクの乾燥防止及び分散安定性を向上のため、水溶性有機溶媒をも含む。
水溶性有機溶媒の例としては、以下のようなものが挙げられる。これらの水溶性有機溶媒は複数混合して使用してもよい。
グリセリン、ジエチレングリコール、1,3−ブタンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、グリセロール、1,2,6−ヘキサントリオール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,3−ブタントリオール、ペトリオール等の多価アルコール類;
エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル類;
エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル類;
2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチルイミイダゾリジノン、ε−カプロラクタム、γ−ブチロラクトン等の含窒素複素環化合物;
ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド類;
モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン等のアミン類;
ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノール等の含硫黄化合物類;
プロピレンカーボネート、炭酸エチレン等
上記水溶性有機溶剤に加えて他の湿潤剤を用いてもよく、そのような湿潤剤としては、尿素化合物や糖を含有するものが好ましい。糖類の例としては、単糖類、二糖類、オリゴ糖類(三糖類及び四糖類を含む)及び多糖類が挙げられ、好ましくはグルコース、マンノース、フルクトース、リボース、キシロース、アラビノース、ガラクトース、マルトース、セロビオース、ラクトース、スクロース、トレハロース、マルトトリオースなどが挙げられる。ここで、多糖類とは広義の糖を意味し、α−シクロデキストリン、セルロースなど自然界に広く存在する物質を含む意味に用いることとする。
また、これらの糖類の誘導体としては、前記した糖類の還元糖(例えば、糖アルコール〔一般式HOCH(CHOH)nCHOH(n=2〜5の整数)〕、酸化糖(例えば、アルドン酸、ウロン酸など)、アミノ酸、チオ酸などが挙げられる。特に糖アルコールが好ましく、具体例としては、D−ソルビトール、ソルビタン、マルチトール、エリスリトール、ラクチトール、キシリトールなどが挙げられる。
特に、本発明においては、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、プロピレングリコール、1、5−ペンタンジオール、ジプロピレングリコール、トリメチロールプロパン、テトラメチロールプロパン、3−メチル−1,3−ブタンジオール、D−ソルビトール、キシリトールを用いると、保存安定性、及び吐出安定性に優れたインクを作製することができる。
顔料インクの場合、顔料と水溶性有機溶媒との比は、ヘッドからのインクの吐出安定性に大きな影響がある。顔料固形分比率が高いのに水溶性有機溶媒の配合量が少ないと、ノズルのインクメニスカス付近の水分蒸発が進み吐出不良をもたらす。
水溶性有機溶媒の配合量はインク全体の10〜50重量%程度であることが好ましい
<着色剤>
本発明の着色剤としては、顔料または色剤を含有するポリマー微粒子を用いることができる。
前記顔料としては、アゾ系、フタロシアニン系、アントラキノン系、ジオキサジン系、インジゴ系、チオインジゴ系、ペリレン系、イソインドレノン系、アニリンブラック、アゾメチン系、ローダミンBレーキ顔料等の有機顔料や、カーボンブラック、酸化鉄、酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、バリウムイエロー、紺青、カドミウムレッド、クロムイエロー、金属粉等の無機顔料が挙げられる。
ブラック顔料の具体例としては、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラック(C.I.ピグメントブラック7)類、銅酸化物、鉄酸化物(C.I.ピグメントブラック11)、酸化チタン等の金属類、アニリンブラック(C.I.ピグメントブラック1)等の有機顔料が挙げられる。
イエロー顔料の具体例としては、C.I.ピグメントイエロー1(ファストイエローG)、2、3、12(ジスアゾイエローAAA)、13、14、16、17、20、23、24、34、35、37、42(黄色酸化鉄)、53、55、73、74、75、81、83(ジスアゾイエローHR)、86、93、95、97、98、100、101、104、108、109、110、114、117、120、125、128、129、137、138、139、147、148、150、151、153、154、155、166、168、180、185等が挙げられる。
マゼンタ顔料の具体例としては、C.I.ピグメントバイオレット19、C.I.ピグメントレッド1、2、3、5、7、9、12、17、22(ブリリアントファーストスカーレット)、23、31、38、48:1〔パーマネントレッド2B(Ba)〕、48:2〔パーマネントレッド2B(Ca)〕、48:3〔パーマネントレッド2B(Sr)〕、48:4〔パーマネントレッド2B(Mn)〕、49:1、52:2、53:1、57:1(ブリリアントカーミン6B)、60:1、63:1、63:2、64:1、81(ローダミン6Gレーキ)、83、88、92、97、101(べんがら)、104、105、106、108(カドミウムレッド)、112、114、122(ジメチルキナクリドン)、123、146、149、166、168、170、172、175、176、178、179、180、184、185、190、192、193、202、209、215、216、217、219、220、223、226、227、228、238、240、254、255、272等が挙げられる。
シアン顔料の具体例としては、C.I.ピグメントブルー1、2、3、15(銅フタロシアニンブルーR)、15:1、15:2、15:3(フタロシアニンブルーG)、15:4、15:6(フタロシアニンブルーE)、16、17:1、22、56、60、63、64、バットブルー4、バットブルー60等が挙げられる。
また、中間色顔料の具体例としては、レッド、グリーン、ブルー用としてC.I.ピグメントレッド177、194、224、C.I.ピグメントオレンジ16、36、43、51、55、59、61、71、C.I.ピグメントバイオレット3、19、23、29、30、37、40、50、C.I.ピグメントグリーン7、36等が挙げられる。
本発明のインクは、印字濃度及び印字耐久性向上のため、色剤を含有するポリマー微粒子を用いることができる。
色剤を含有するポリマー微粒子の分散体としては、疎水性染料を含有するポリマー微粒子の分散体及び顔料を含有するポリマー微粒子を使用できるが、顔料、特に有機顔料又はカーボンブラックを含有するポリマー微粒子の分散体がより好ましい。
顔料を含有するポリマー微粒子の分散体に用いられるポリマーとしては、ビニル系ポリマー、ポリエステル系ポリマー、ポリウレタン系ポリマー等が挙げられる。該ポリマーの中では、ビニル系ポリマーが好ましい。
ビニル系ポリマーとしては、(a)アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル及びスチレン系モノマーからなる群より選ばれた1種以上のビニル系モノマーと、(b)塩生成基を有する重合性不飽和モノマーと、(c)ビニル系モノマー及び塩生成基を有する重合性不飽和モノマーと共重合可能な成分とを含有するモノマー組成物を共重合させて得られたポリマーが好ましい。
(a)のビニル系モノマーとしては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−アミル、アクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸ドデシル等のアクリル酸エステル;メタクリル酸メチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n−アミル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル等のメタクリル酸エステル;及びスチレン、ビニルトルエン、2−メチルスチレン等のスチレン系モノマーが挙げられる。
(b)の塩生成基を有する重合性不飽和モノマーとしては、塩生成基を有するカチオン性モノマー及び塩生成基を有するアニオン性モノマーが挙げられる。
塩生成基を有するカチオン性モノマーとしては、不飽和3級アミン含有モノマー、不飽和アンモニウム塩含有モノマー等が挙げられる。その好ましい例としては、N,N−ジエチルアミノエチルアクリレート、N−(N’,N’- ジメチルアミノエチル)アクリルアミド、ビニルピリジン、2−メチル−5−ビニルピリジン、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート等が挙げられる。
塩生成基を有するアニオン性モノマーとしては、不飽和カルボン酸モノマー、不飽和スルホン酸モノマー、不飽和リン酸モノマー等が挙げられる。その好ましい例としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸等が挙げられる。
(c)のビニル系モノマー及び塩生成基を有する重合性不飽和モノマーと共重合可能な成分としては、アクリルアミド系モノマー、メタクリルアミド系モノマー、水酸基含有モノマー、片末端に重合性官能基を有するマクロマー、例えば、シリコーンマクロマー、スチレン系マクロマー、ポリエステル系マクロマー、ポリウレタン系マクロマー、ポリアルキルエーテルマクロマー、特に、CH2 =C(R5 )COO(R6 O)p7 (式中、R5 は水素原子又は低級アルキル基、R6 はヘテロ原子を有していてもよい炭素数1〜30の2価の炭化水素基、R7 は水素原子又はヘテロ原子を有していてもよい炭素数1〜30の1価の炭化水素基、pは1〜60の数を示す)で表されるマクロマー等が挙げられ、それらのモノマーは単独で又は2種以上を混合して用いることができる。なお、それらのモノマーは、例示であり、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。
前記水酸基含有モノマーとしては、2−ヒドロキシエチルアクリレート及び2−ヒドロキシエチルメタクリレートが好ましい。
前記CH2 =C(R5 )COO(R6 O)p7のマクロマーとしては、ポリエチレングリコール(2〜30) (メタ)アクリレート及びメトキシポリエチレングリコール(1〜30)(メタ)アクリレートが好ましい。なお、本明細書における「(メタ)アクリレート」は、アクリレート又はメタクリレートを示す。
前記共重合可能な成分の中では、マクロマーが好ましく、シリコーンマクロマー、スチレン系マクロマー及びポリアルキルエーテルマクロマーがより好ましい。
モノマー組成物におけるビニル系モノマーの含有量は、ポリマーエマルジョンの分散安定性の向上及びインクジェットプリンターヘッドの焦げつきの回避の観点から、1〜75重量%、好ましくは5〜60重量%、さらに好ましくは10〜50重量%であることが望ましい。
モノマー組成物における塩生成基を有する重合性不飽和モノマーの含有量は、ポリマーエマルジョンの分散安定性の向上及びインクジェットプリンターヘッドの焦げつきの回避の観点から、2〜40重量%、好ましくは5〜20重量%であることが望ましい。
モノマー組成物におけるビニル系モノマー及び塩生成基を有する重合性不飽和モノマーと共重合可能なモノマーの含有量は、ポリマーエマルジョンの分散安定性の向上及びインクジェットプリンターヘッドの焦げつきの回避の観点から、5〜90重量%、好ましくは10〜85重量%、さらに好ましくは20〜60重量%であることが望ましい。
また、ポリマー微粒子の平均粒径は、分散安定性の観点から、20〜200 nmであることが好ましく、インク中のポリマー微粒子の含有量は10重量%〜40重量%であることが好ましい。
なお、本発明における平均粒径は、日機装社製マイクロトラックUPA−150を用い、測定サンプル中の顔料濃度が0.01重量%になるように純水で希釈したサンプルを用い、粒子屈折率1.51、粒子密度1.4g/cm、溶媒パラメーターとして純水のパラメーターを用い、23℃で測定した50%平均粒径(D50)のことである。
本発明のインクには、上記したものの他に、pH調整剤、防腐防黴剤、防錆剤、キレート試薬などの従来公知の添加剤を加えることができる。
pH調整剤は、インクをアルカリ性に保つことにより分散状態を安定化し、吐出を安定化する目的で添加する。しかし、pH11以上ではインクジェットのヘッドやインク供給ユニットを溶かし出す量が大きく、ヘッドやユニットの材質によっては、長期間使用した際に、インクの変質や、漏洩、吐出不良等の問題が発生しやすい。顔料の場合には、顔料を分散剤とともに水に混練分散する際にpH調整剤を加える方が、混練分散後、湿潤剤、浸透剤等の添加剤とともに加えるよりも望ましい。これは、pH調整剤によっては添加により分散を破壊する場合もあるためである。
pH調整剤としては、アルコールアミン類、アルカリ金属水酸化物、アンモニウム水酸化物、ホスホニウム水酸化物、アルカリ金属炭酸塩を一種類以上含むものが好ましい。
アルコールアミン類としては、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール等が、アルカリ金属水酸化物としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が、アンモニウム水酸化物としては、水酸化アンモニウム、第4級アンモニウム水酸化物等が、ホスホニウム水酸化物としては、第4級ホスホニウム水酸化物が、アルカリ金属炭酸塩としては、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等が挙げられる。
防腐防黴剤としては、デヒドロ酢酸ナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、2−ピリジンチオール−1−オキサイドナトリウム、安息香酸ナトリウム、ペンタクロロフェノールナトリウム等が挙げられる。
防錆剤としては、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウム、チオジグリコール酸アンモン、ジイソプロピルアンモニウムニトライト、四硝酸ペンタエリスリトール、ジシクロヘキシルアンモニウムニトライト等が挙げられる。
キレート試薬としては、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、ニトリロ三酢酸ナトリウム、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム、ウラミル二酢酸ナトリウム等が挙げられる。
本発明の記録用インクの粘度、表面張力、pHは、使用目的に応じて適宜選択することができるが、粘度は25℃で、5〜20mPa・secが好ましく、5〜10mPa・secであることか好ましい。前記粘度がこの範囲を超えると、吐出安定性の確保が困難になることがある。
また、表面張力は、20℃で、22〜55mN/mが好ましい。前記表面張力が、これ未満であると、紙上での滲みが顕著になり、安定した噴射が得られないことがあり、これを超えると、紙へのインク浸透が十分に起らず、乾燥時間の長時間化を招くことがある。
また、pHは7〜10であることが好ましい。
本発明の記録用インクは、2種以上併用したインクセットを使用して記録を行うと、多色画像を形成することができ、全色併用したインクセットを使用して記録を行うと、フルカラー画像を形成することができる。
本発明のインクは、インクジェット記録方式による各種記録装置、例えば、インクジェット記録用プリンタ、ファクシミリ装置、複写装置、プリンタ/ファックス/コピア複合機などに好適に使用することができる。
次に、インクジェット記録装置の一例について、図1、図2により説明する。
図1示したインクジェット記録装置は、記録用紙(142)に対してインク滴を吐出する4個のインクジェットヘッド(134)と、4個のインクジェットヘッド(134)をキャリッジ走査方向(主走査方向)に移動可能に搭載したキャリッジ(133)と、記録用紙(142)をベルト(用紙)搬送方向(副操作方向)に搬送する無端状の搬送ベルト(141)と、搬送ベルトが掛け渡された駆動ローラー(157)及び従動ローラー(158)とを備えている。
さらに、図示しないが、各インクジェットヘッド(134)に、それぞれ色の異なる(例えば、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)インクジェット用インク(以下、単に「インク」ともいう。)を導入するインクカートリッジ、キャリッジ(133)をキャリッジ走査方向に移動するキャリッジ駆動部、駆動ローラー(157)を回転させて搬送ベルトを走行させるベルト駆動部、各インクジェットヘッド(134)を吐出駆動させるヘッドドライバ、キャリッジ(133)の走査領域の一方の端部に設けられ、各インクジェットヘッド(134)に対してメンテナンスを行うメンテナンス装置等を備えている。メンテナンス装置は、キャップ、ワイパーブレード、空吐出受け、ワイパークリーナー等から構成されている。
そして、インクジェット記録装置は、4個のインクジェットヘッド(134)を、キャリッジ(133)を介してキャリッジ走査方向に移動させながら、各色のインクを記録用紙(142)に吐出させると共に、記録用紙(142)をベルト搬送方向に搬送することで、記録用紙(142)に対して画像を形成(印刷)するようになっている。
図2に示すように、各インクジェットヘッドは、ピエゾ型のものであり、インク供給口(不図示)と、共通液室(1b)となる彫り込みを形成したフレーム(10)と、流体抵抗部(2a)と、彫り込み形成された加圧液室(2b)と、ノズル(3a)に連通する連通口(2c)を形成した流路板(20)と、多数のノズル(3a)が形成されたノズル板と、ベース(40)に固定され、上記のヘッドドライバから駆動波形が印加される積層圧電素子(50)と、積層圧電素子(50)と接合する凸部(6a)、ダイヤフラム部(6b)及びインク流入口(6c)を有する振動板(60)と、積層圧電素子(50)と振動板(60)とを接着する接着層(70)とを備えている。なお、各インクジェットヘッドは、ピエゾ型に限らず、サーマル型、静電型等でもよい。
ノズル板は、金属材料、例えば、電鋳工法によるNiメッキ膜等で形成されたものである。このノズル板のインク吐出面側表面(液滴吐出面側表面)に、撥インク層(撥液層)が形成されている。
前記インクジェットヘッドのノズルプレート面には、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)/Ni共析メッキ、フッ素樹脂の電着塗装、蒸発性のあるフッ素樹脂(例えばフッ化ピッチなど)の蒸着、シリコーン樹脂、フッ素系樹脂の塗布などにより、撥インク層を設ける。低表面張力の高浸透性インクに対しても十分な撥インク性を保持するためには、フッ素系シランカップリング剤を含む撥インク層、又はシリコーン樹脂を含む撥インク層を設けることが好ましい。
フッ素系シランカップリング剤を含む撥インク層を設ける際には、フッ素系シランカップリング剤との結合点となる水酸基を多く存在させて密着性を向上させるため、ノズル基板と撥インク層の間に無機酸化物層を設ける場合もある。無機酸化物層の材料としては、SiO、TiOなどが挙げられ、膜厚は10〜2000Åが好ましく、更に好ましくは100〜1000Åである。
フッ素系シランカップリング剤は特に限定されるものではないが、特公平3−43065号、特開平6−210857号、特開平10−32984号、特開2000−94567号、特開2002−145645号、特開2003−341070号、特開2007−106024号、特開2007−125849号公報等に開示されたものが挙げられる。特に好ましい例としては、変性パーフルオロポリオキセタン(ダイキン工業社製:オプツールDSX)が挙げられる。この場合、膜厚は1〜200Åが好ましく、更に好ましくは10〜100Åである。
フッ素系シランカップリング剤による撥インク層の形成方法としては、スピンコート、ロールコート、ディッピング等の塗布法、印刷法、真空蒸着法等が挙げられる。
フッ素系シランカップリング剤による撥インク層は、下地層と化学結合が形成されているので機械的な耐久性は高いが、インク接液のように結合が切れるような化学的なハザードに対しては十分な耐久性がない。しかし、本発明のインクを用いるとインク接液性が大幅に改善される。
また、シリコーン樹脂は、SiとOからできたシロキサン結合を基本骨格とした樹脂であり、オイル、レジン、エラストマー等の種々の形態で市販されている。本発明で重要な撥インク性以外にも耐熱性、離型性、消泡性、粘着性等種々の特性を備えている。シリコーン樹脂には常温硬化型、加熱硬化型、紫外線硬化型等があり、作製方法や使用用途に応じて選択できる。
シリコーン樹脂を含む撥インク層をノズル面上に形成する方法としては、液状のシリコーン樹脂材料を真空蒸着する方法、シリコーンオイルをプラズマ重合することにより形成する方法、スピンコート、ディッピング、スプレーコート等の塗布により形成する方法、電着法等が挙げられる。撥インク層を形成する際には、電着法を除き、ノズル孔及びノズル板裏面をフォトレジスト、水溶性樹脂等でマスキングし、撥インク層形成後、レジストを剥離除去すれば、ノズル板表面のみにシリコーン樹脂を含む撥インク層を形成することができる。この場合、アルカリ性の強い剥離液を使用すると撥インク層にダメージを与えるので、注意が必要である。
シリコーン樹脂を含む撥インク層の膜厚は、0.1〜5.0μmが好ましく、0.1〜1.0μmがより好ましい。膜厚が0.1μm未満では、ワイピングに対する耐久性が悪化し、長期間使用時に撥インク性が低下してしまうことがあり、5.0μmを超えると、必要以上の膜厚の撥インク層となり、無駄な製造コストがかかることになる。
本発明のインクセットを構成する各インクは、容器に収容してインクカートリッジとして用いることができ、更に必要に応じて適宜選択したその他の部材を付設してもよい。
容器としては、特に制限はなく、目的に応じてその形状、構造、大きさ、材質等を適宜選択することができ、例えば、アルミニウムラミネートフィルム、樹脂フィルム等で形成されたインク袋などを有するものなどが好適に挙げられる。
上記インクカートリッジについて、図3及び図4を参照して説明する。ここで、図3は、本発明のインクカートリッジのインク袋(241)の一例を示す概略図であり、図4は図3のインク袋(241)をカートリッジケース(244)内に収容したインクカートリッジ(200)を示す概略図である。
図3に示すように、インク注入口(242)からインクをインク袋(241)内に充填し、該インク袋中に残った空気を排気した後、該インク注入口(242)を融着により閉じる。使用時には、ゴム部材からなるインク排出口(243)に装置本体の針を刺して装置に供給する。インク袋(241)は、透気性のないアルミニウムラミネートフィルム等の包装部材により形成する。そして、図4に示すように、通常、プラスチック製のカートリッジケース(244)内に収容し、インクカートリッジ(200)として各種インクジェット記録装置に着脱可能に装着して用いる。
本発明のインクカートリッジは、前述の本発明のインクジェット記録装置に着脱可能に装着して用いることが特に好ましい。
以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。なお、特に断りのないかぎり%は質量%を表す。
<顔料分散体の作製>
(シアン分散体)
機械式攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、還流管及び滴下ロートを備えた1Lフラスコ内を十分に窒素ガスで置換した後、スチレン11.2g、アクリル酸2.8g、ラウリルメタクリレート12.0g、ポリエチレングリコールメタクリレート4.0g、スチレンマクロマー(東亜合成(株)製、商品名:AS−6)4.0g及びメルカプトエタノール0.4gを仕込み、65℃に昇温した。次にスチレン100.8g、アクリル酸25.2g、ラウリルメタクリレート108.0g、ポリエチレングリコールメタクリレート36.0g、ヒドロキシエチルメタクリレート60.0g、スチレンマクロマー(東亜合成(株)製、商品名:AS−6)36.0g、メルカプトエタノール3.6g、アゾビスジメチルバレロニトリル2.4g及びメチルエチルケトン18gの混合溶液を2.5時間かけてフラスコ内に滴下した。
滴下終了後、アゾビスジメチルバレロニトリル0.8g及びメチルエチルケトン18gの混合溶液を0.5時間かけてフラスコ内に滴下した。65℃で1時間熟成した後、アゾビスジメチルバレロニトリル0.8gを添加し、更に1時間熟成した。反応終了後、フラスコ内に、メチルエチルケトン364gを添加し、濃度が50%のポリマー溶液800gを得た。
次にポリマー溶液の一部を乾燥し、ゲルパーミエイションクロマトグラフィー(標準:ポリスチレン、溶媒:テトラヒドロフラン)で測定したところ、重量平均分子量は15000であった。
前記ポリマー溶液28g、銅フタロシアニン顔料26g、1mol/L水酸化カリウム水溶液13.6g、メチルエチルケトン20g及びイオン交換水30gを十分に攪拌した。
その後、3本ロールミル((株)ノリタケカンパニー製、商品名:NR−84A)を用いて20回混練した。得られたペーストをイオン交換水200gに投入し、十分に攪拌した後、エバポレーターを用いてメチルエチルケトン及び水を留去し、固形分量が20.0wt%の青色のポリマー微粒子分散体160gを得た。
ポリマー微粒子のマイクロトラックUPAで測定した平均粒子径(D50%)は98nmであった。
(マゼンタ分散体)
前記シアン分散体の銅フタロシアニン顔料を顔料ピグメントレッド122に変更したほかはシアン分散体の作製と同様にして赤紫色のポリマー微粒子分散体を得た。ポリマー微粒子のマイクロトラックUPAで測定した平均粒子径(D50%)は124nmであった。
(イエロー分散体)
前記シアン分散体の銅フタロシアニン顔料を顔料ピグメントイエロー74に変更したほかはシアン分散体の作製と同様にして黄色のポリマー微粒子分散体を得た。ポリマー微粒子のマイクロトラックUPAで測定した平均粒子径(D50%)は78nmであった。
(ブラック分散体)
前記シアン分散体の銅フタロシアニン顔料をカーボンブラック(デグサ社FW100)に変更したほかはシアン分散体の作製と同様にして黒色のポリマー微粒子分散体を得た。ポリマー微粒子のマイクロトラックUPAで測定した平均粒子径(D50%)は110nmであった。
(実施例1)
(インク1−Cの調整)
シアン分散体 20.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 2.0%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=CFCF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100)15.0%
(R=CH
1、3−ブタンジオール 13.0%
グリセリン 8.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク1−Mの調整)
マゼンタ分散体 30.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 2.0%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=CFCF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 15.0%
(R=CH
1、3−ブタンジオール 12.5%
グリセリン 9.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク1−Yの調整)
イエロー分散体 20.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 2.0%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=CFCF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 15.0%
(R=CH
1、3−ブタンジオール 10.0%
グリセリン 8.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク1−Kの調整)
ブラックー分散体 30.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 2.0%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=CFCF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100)15.0%
(R=CH
1,5ペンタンジオール 10.0%
グリセリン 7.5%
2−ピロリドン 2.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1224−(OCHCHOH 1.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.6%
イオン交換水 残量
(実施例2)
(インク2−Cの調整)
シアン分散体 20.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 10.0%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=3、Z=1、Rf=CFCF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 15.0%
(R=CH
へキシレングリコール 4.0%
グリセリン 8.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク2−Mの調整)
マゼンタ分散体 20.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 10.0%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=3、Z=1、Rf=CFCF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 15.0%
(R=CH
3−メチル−1,3−ブタンジオール 11.5%
エチレングリコール 8.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク2−Yの調整)
イエロー分散体 20.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 10.0%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=3、Z=1、Rf=CFCF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 15.0%
(R=CH
1,3−ブタンジオール 8.5%
グリセリン 7.5%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク2−Kの調整)
ブラック分散体 20.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 10.0%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=3、Z=1、Rf=CFCF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 15.0%
(R=CH
2−メチル−2,4−ペンタンジオール 11.5%
2−ピロリドン 2.0%
2,2,4−トリメチル1,3−ペンタンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(実施例3)
(インク3−Cの調整)
シアン分散体 20.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 2.0%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=(CFCF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:B100) 45.0%
(R=CH(CH
グリセリン 8.0%
2,2,4−トリメチル1,3−ペンタンジオール 2.0%
3−メチル−1,5−ペンタンジオール 7.5%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.3%
イオン交換水 残量
(インク3−Mの調整)
マゼンタ分散体 30.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 2.0%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=(CFCF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:B100) 45.0%
(R=CH(CH
グリセリン 10.0%
2,2,4−トリメチル1,3−ペンタンジオール 2.0%
3−メチル−1,5−ペンタンジオール 5.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク3−Yの調整)
イエロー分散体 20.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 2.0%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=(CFCF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:B100) 45.0%
(R=CH(CH
3−メチル−1,5−ペンタンジオール 8.0%
グリセリン 7.0%
2,2,4−トリメチル1,3−ペンタンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.3%
イオン交換水 残量
(インク3−Kの調整)
ブラック分散体 30.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 2.0%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=(CFCF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:B100) 45.0%
(R=CH(CH
3−メチル−1,3−ブタンジオール 5.0%
グリセリン 10.0%
2−ピロリドン 2.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(比較例1)
(インク4−Cの調整)
シアン分散体 20.0%
1,3−ブタンジオール 23.0%
グリセリン 8.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
ECTD−3NEX(日光ケミカルズ製) 1.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク4−Mの調整)
マゼンタ分散体 30.0%
1,3−ブタンジオール 22.5%
グリセリン 9.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
ECTD−3NEX(日光ケミカルズ製) 1.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク4−Yの調整)
イエロー分散体 20.0%
1,6−ヘキサンジオール 24.5%
グリセリン 8.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
ユニセーフA−LY(日本油脂製) 0.5%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク4−Kの調整)
ブラック分散体 30.0%
1,5−ペンタンジオール 2.0%
グリセリン 9.0%
2−ピロリドン 2.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1224−(OCHCHOH 1.0%
ニッサンアノンBL−SF(日本油脂製) 0.1%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.6%
イオン交換水 残量
(比較例2)
(インク5−Cの調整)
シアン分散体 20.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.5%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=CF
3−メチル−1,3−ブタンジオール 10.0%
ヘキシレングリコール 4.0%
グリセリン 8.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.6%
イオン交換水 残量
(インク5−Mの調整)
マゼンタ分散体 30.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.5%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=CF
3−メチル−1,3−ブタンジオール 11.5%
エチレングリコール 5.0%
グリセリン 5.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク5−Yの調整)
イエロー分散体 20.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.5%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=CF
3−メチル−1,5−ペンタンジオール 12.0%
3−メチル−1,3−ブタンジオール 15.0%
グリセリン 7.0%
2,2,4−トリメチル1,3−ペンタンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.6%
イオン交換水 残量
(インク5−Kの調整)
ブラック分散体 30・0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.5%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=CF
3−メチル−1,3−ブタンジオール 22.5%
グリセリン 7.5%
2−ピロリドン 2.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(比較例3)
(インク6−Cの調整)
シアン分散体 20.0%
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100)15.0%
(R=CH
1,3−ブタンジオール 13.0%
グリセリン 6.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
ECTD−3NEX(日光ケミカルズ製) 0.4%
イオン交換水 残量
(インク6−Mの調整)
マゼンタ分散体 30.0%
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100)15.0%
(R=CH
1,3−ブタンジオール 12.5%
グリセリン 7.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
ECTD−3NEX(日光ケミカルズ製) 0.8%
イオン交換水 残量
(インク6−Yの調整)
イエロー分散体 20.0%
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100)15.0%
(R=CH
1,6−ヘキサンジオール 16.5%
グリセリン 8.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
ユニセーフA−LY(日本油脂製) 0.5%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク6−Kの調整)
ブラック分散体 30.0%
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 15.0%
(R=CH
1,5−ペンタンジオール 12.5%
グリセリン 5.5%
2−ピロリドン 2.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
ニッサンアノンBL−SF(日本油脂製) 0.3%
1224−(OCHCHOH 1.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.6%
イオン交換水 残量
(実施例4)
(インク7−Cの調整)
シアン分散体 20.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.005%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=(CFCF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:B100)15.0%
(R=CH(CH
1,3−ブタンジオール 13.0%
グリセリン 8.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク7−Mの調整)
マゼンタ分散体 30.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.005%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=(CFCF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:B100)15.0%
(R=CH(CH
1,3−ブタンジオール 12.5%
グリセリン 9.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク7−Yの調整)
イエロー分散体 20.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.005%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=(CFCF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:B100)15.0%
(R=CH(CH
1,6−ヘキサンジオール 10.0%
グリセリン 8.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク7−Kの調整)
ブラック分散体 30.0 %
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.005%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=(CFCF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:B100)15.0%
(R=CH(CH
1,5−ペンタンジオール 10.0%
グリセリン 7.5%
2−ピロリドン 2.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1224−(OCHCHOH 1.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.6%
イオン交換水 残量
(実施例5)
(インク8−Cの調整)
シアン分散体 20.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 2.0%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=3、Z=1、Rf=CF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:B100) 8.0%
(R=CH(CH
1,3−ブタンジオール 15.0%
グリセリン 8.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.3%
イオン交換水 残量
(インク8−Mの調整)
マゼンタ分散体 30.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 2.0%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=3、Z=1、Rf=CF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:B100) 8.0%
(R=CH(CH
1,3−ブタンジオール 15.0%
グリセリン 9.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク8−Yの調整)
イエロー分散体 20.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 2.0%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=3、Z=1、Rf=CF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:B100) 8.0%
(R=CH(CH
1,6−ヘキサンジオール 15.0%
グリセリン 8.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.3%
イオン交換水 残量
(インク8−Kの調整)
ブラック分散体 30.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 2.0%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=3、Z=1、Rf=CF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:B100) 8.0%
(R=CH(CH
1,5−ペンタンジオール 10.0%
グリセリン 7.5%
2−ピロリドン 2.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1224−(OCHCHOH 1.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.6%
イオン交換水 残量
(実施例6)
(インク9−Cの調整)
シアン分散体 20.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 13.0%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=CFCF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100)15.0%
(R=CH
1,3−ブタンジオール 10.0%
グリセリン 8.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク9−Mの調整)
マゼンタ分散体 30.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 13.0%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=CFCF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 15.0%
(R=CH
1,3−ブタンジオール 10.0%
グリセリン 9.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク9−Yの調整)
イエロー分散体 20.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 13.0%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=CFCF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100)15.0%
(R=CH
1,6−ヘキサンジオール 10.0%
グリセリン 8.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク9−Kの調整)
ブラック分散体 30.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 13.0%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=CFCF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100)15.0%
(R=CH
1,5−ペンタンジオール 10.0%
グリセリン 7.5%
2−ピロリドン 2.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1224−(OCHCHOH 1.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.6%
イオン交換水 残量
(実施例7)
(インク10−Cの調整)
シアン分散体 20.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 2.0%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=CF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 48.0%
(R=CH
1,3−ブタンジオール 5.0%
グリセリン 8.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク10−Mの調整)
マゼンタ分散体 30.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 2.0%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=CF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 48.0%
(R=CH
1,3−ブタンジオール 5.0%
グリセリン 6.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク10−Yの調整)
イエロー分散体 20.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 2.0%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=CF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 48.0%
(R=CH
1,6−ヘキサンジオール 5.0%
グリセリン 8.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク10−Kの調整)
ブラック分散体 30.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 2.0%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=CF
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 48.0%
(R=CH
1,5−ペンタンジオール 5.0%
グリセリン 7.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(比較例4)
(インク11−Cの調整)
シアン分散体 20.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.5%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=CFCF
オレイン酸アミド 15.0%
1,3−ブタンジオール 13.5%
グリセリン 8.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク11−Mの調整)
マゼンタ分散体 30.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.5%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=CFCF
オレイン酸アミド 15.0%
1,3−ブタンジオール 12.5%
グリセリン 9.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク11−Yの調整)
イエロー分散体 20.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.5%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=CFCF
オレイン酸アミド 15.0%
1,6−ヘキサンジオール 10.0%
グリセリン 8.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク11−Kの調整)
ブラック分散体 30.0 %
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.5%
(A=H、B=CHC(CHCH、X=2、Y=2、Z=1、Rf=CFCF
オレイン酸アミド 15.0%
1,5−ペンタンジオール 10.0%
グリセリン 7.5%
2−ピロリドン 2.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1224−(OCHCHOH 1.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.6%
イオン交換水 残量
(比較例5)
(インク12−Cの調整)
シアン分散体 20.0%
含フッ素界面活性剤(サーフロンS−141;旭硝子製) 0.5%
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100)15.0%
(R=CH
へキシレングリコール 4.0%
グリセリン 8.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク12−Mの調整)
マゼンタ分散体 30.0%
含フッ素界面活性剤(サーフロンS−141;旭硝子製) 0.5%
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100)15.0%
(R=CH
3−メチル−1,3−ブタンジオール 11.5%
エチレングリコール 5.0%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク12−Yの調整)
イエロー分散体 20.0%
含フッ素界面活性剤(サーフロンS−141;旭硝子製) 0.5%
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100)15.0%
(R=CH
1,3−ブタンジオール 8.5%
グリセリン 7.5%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク12−Kの調整)
ブラック分散体 30.0%
含フッ素界面活性剤(サーフロンS−141;旭硝子製) 0.5%
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 15.0%
(R=CH
2−メチル−2,4−ペンタンジオール 11.5%
2−ピロリドン 2.0%
2,2,4−トリメチル1,3−ペンタンジオール 2.0%
プロキセルLV 0.2%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量





(実施例8)
(インク12−Cの調整)
シアン分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.5%
(A=COH、B=(CH、Rf=CF、X=2、Y=2、Z=10、)
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 15.0%
(R=CH
グリセリン 8.0%
1、3−ブタンジオール 13.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク12−Mの調整)
マゼンタ分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.5%
(A=COH、B=(CH、Rf=CF、X=2、Y=2、Z=10)
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 15.0%
(R=CH
グリセリン 7.5%
1、6−ヘキサンジオール 15.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク12−Yの調整)
イエロー分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.5%
(A=COCF、B=(CH、Rf=C、X=2、Y=2、Z=10)
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 15.0%
(R=CH
グリセリン 8.0%
1、3−ブタンジオール 13.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク12−Kの調整)
ブラックー分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.5%
(A=COCF、B=(CH、Rf=C、X=2、Y=2、Z=10)
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 15.0%
(R=CH
グリセリン 7.5%
1、6−ヘキサンジオール 15.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(実施例9)
(インク13−Cの調整)
シアン分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 5.0%
(A=COCF、B=(CH、Rf=C、X=2、Y=2、Z=10)
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 30.0%
(R=CH
グリセリン 7.0%
1、6−ヘキサンジオール 2.0%
1、5−ペンタンジオール 5.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク13−Mの調整)
マゼンタ分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 5.0%
(A=COCF、B=(CH、Rf=C、X=4、Y=4、Z=20)
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 30.0%
(R=CH
グリセリン 8.0%
1、3−ブタンジオール 7.5%
2−ピロリドン 2.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク13−Yの調整)
イエロー分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 5.0%
(A=COCF、B=(CH、Rf=C、X=2、Y=2、Z=10)
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 30.0%
(R=CH
グリセリン 7.0%
1、3−ブタンジオール 7.5%
2−ピロリドン 2.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク13−Kの調整)
ブラック分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 5.0%
(A=COCF、B=(CH、Rf=C、X=4、Y=4、Z=20)
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 30.0%
(R=CH
グリセリン 8.0%
1、6−ヘキサンジオール 2.0%
1、5−ペンタンジオール 5.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(実施例10)
(インク14−Cの調整)
シアン分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 1.5%
(A=COH、B=(CH、Rf=C、X=4、Y=4、Z=20)
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 45.0%
(R=CH
グリセリン 18.0%
エチレングリコール 10.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク14−Mの調整)
マゼンタ分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 1.5%
(A=COH、B=(CH、Rf=C、X=4、Y=4、Z=20)
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 45.0%
(R=CH
グリセリン 18.0%
エチレングリコール 10.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク14−Yの調整)
イエロー分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 1.5%
(A=COH、B=(CH、Rf=C、X=4、Y=4、Z=20)
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 45.0%
(R=CH
グリセリン 15.0%
エチレングリコール 10.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク14−Kの調整)
ブラックー分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 1.5%
(A=COH、B=(CH、Rf=C、X=4、Y=4、Z=20)
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 45.0%
(R=CH
グリセリン 15.0%
エチレングリコール 10.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(実施例11)
(インク15−Cの調整)
シアン分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 1.0%
(A=COCF、B=(CH、Rf=CF、X=4、Y=4、Z=20)
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:B100) 10.0%
(R=CH(CH
グリセリン 15.0%
3−メチル−1,3−ブタンジオール 20.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク15−Mの調整)
マゼンタ分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.5%
(A=COCF、B=(CH、Rf=CF、X=4、Y=4、Z=20)
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:B100) 15.0%
(R=CH(CH
グリセリン 15.0%
エチレングリコール 20.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク15−Yの調整)
イエロー分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.5%
(A=COCF、B=(CH、Rf=CF、X=4、Y=4、Z=20)
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:B100) 15.0%
(R=CH(CH
グリセリン 20.0%
3−メチル−1,3−ブタンジオール 20.0%
2−ピロリドン 1.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク15−Kの調整)
ブラックー分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.5%
(A=COCF、B=(CH、Rf=CF、X=4、Y=4、Z=20)
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:B100) 15.0%
(R=CH(CH
グリセリン 20.0%
2−ピロリドン 1.0%
エチレングリコール 20.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(比較例6)
(インク16−Cの調整)
シアン分散体 15.0%
界面活性剤(日光ケミカルズ社製 ECTD−6NEX) 1.0%
グリセリン 8.0%
3−メチル−1,3−ブタンジオール 14.0%
2−ピロリドン 1.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク16−Mの調整)
マゼンタ分散体 15.0%
界面活性剤(日光ケミカルズ社製 ECTD−6NEX) 1.0%
グリセリン 7.5%
3−メチル−1,3−ブタンジオール 14.0%
2−ピロリドン 1.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク16−Yの調整)
イエロー分散体 15.0%
界面活性剤(日光ケミカルズ社製 ECTD−6NEX) 1.0%
グリセリン 8.0%
3−メチル−1,3−ブタンジオール 14.0%
2−ピロリドン 1.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク16−Kの調整)
ブラックー分散体 15.0%
界面活性剤(日光ケミカルズ社製 ECTD−6NEX) 1.0%
グリセリン 7.5%
3−メチル−1,3−ブタンジオール 14.0%
2−ピロリドン 1.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(比較例7)
(インク17−Cの調整)
シアン分散体 15.0%
界面活性剤(日本油脂社製ユニセーフA−LY) 0.5%
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 15.0%
(R=CH
グリセリン 13.0%
1、5−ペンタンジオール 8.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク17−Mの調整)
マゼンタ分散体 15.0%
シアン分散体 15.0%
界面活性剤(日本油脂社製ユニセーフA−LY) 0.5%
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 15.0%
(R=CH
グリセリン 13.0%
1、6−ヘキサンジオール 15.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク17−Yの調整)
イエロー分散体 15.0%
界面活性剤(日本油脂社製ニッサンアノンBL−SF) 0.5%
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 15.0%
(R=CH
グリセリン 12.0%
1、6−ヘキサンジオール 8.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク17−Kの調整)
ブラックー分散体 15.0%
界面活性剤(日本油脂社製ニッサンアノンBL−SF) 0.5%
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 15.0%
(R=CH
グリセリン 13.0%
1、6−ヘキサンジオール 8.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(比較例8)
(インク18−Cの調整)
シアン分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.5%
(A=COCF、B=(CH、Rf=C、X=2、Y=2、Z=10)
グリセリン 10.0%
エチレングリコール 10.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク18−Mの調整)
マゼンタ分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.5%
(A=COCF、B=(CH、Rf=C、X=2、Y=2、Z=10)
グリセリン 10.0%
エチレングリコール 10.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク18−Yの調整)
イエロー分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.5%
(A=COCF、B=(CH、Rf=C、X=2、Y=2、Z=10)
グリセリン 10.0%
1、5−ペンタンジオール 10.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク18−Kの調整)
ブラックー分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.5%
(A=COCF、B=(CH、Rf=C、X=2、Y=2、Z=10)
グリセリン 10.0%
1、5−ペンタンジオール 10.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(実施例12)
(インク19−Cの調整)
シアン分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.005%
(A=COCF、B=(CH、Rf=C、X=2、Y=2、Z=10)
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:B100) 5.0%
(R=CH(CH
グリセリン 8.0%
3−メチル−1,3−ブタンジオール 14.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク19−Mの調整)
マゼンタ分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.005%
(A=COCF、B=(CH、Rf=C、X=2、Y=2、Z=10)
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:B100) 5.0%
(R=CH(CH
グリセリン 7.5%
3−メチル−1,3−ブタンジオール 14.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク19−Yの調整)
イエロー分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.005%
(A=COCF、B=(CH、Rf=C、X=2、Y=2、Z=10)
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:B100) 5.0%
(R=CH(CH
グリセリン 8.0%
1、5−ペンタンジオール 15.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク19−Kの調整)
ブラックー分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 0.005%
(A=COCF、B=(CH、Rf=C、X=2、Y=2、Z=10)
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:B100) 5.0%
(R=CH(CH
グリセリン 7.5%
1、5−ペンタンジオール 15.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(実施例13)
(インク20−Cの調整)
シアン分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 13.5%
(A=COCF、B=(CH、Rf=C、X=4、Y=4、Z=20)
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 20.0%
(R=CH
グリセリン 7.0%
3−メチル−1,3−ブタンジオール 10.0%
2−ピロリドン 1.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク20−Mの調整)
マゼンタ分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 13.5%
(A=COCF、B=(CH、Rf=C、X=4、Y=4、Z=20)
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 20.0%
(R=CH
グリセリン 7.0%
3−メチル−1,3−ブタンジオール 10.0%
2−ピロリドン 1.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク20−Yの調整)
イエロー分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) ) 13.5%
(A=COCF、B=(CH、Rf=C、X=4、Y=4、Z=20)
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 20.0%
(R=CH
グリセリン 7.0%
3−メチル−1,3−ブタンジオール 10.0%
2−ピロリドン 1.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
(インク20−Kの調整)
ブラックー分散体 15.0%
構造式(I)のフッ素系界面活性剤(OMNOVA社製Polyfox) 13.5%
(A=COCF、B=(CH、Rf=C、X=4、Y=4、Z=20)
構造式(II)のアミド化合物(出光興産社製エクアミド:M100) 20.0%
(R=CH
グリセリン 7.0%
3−メチル−1,3−ブタンジオール 10.0%
2−ピロリドン 1.0%
プロキセルLV 0.25%
2−エチル1,3−ヘキサンジオール 2.0%
1N−NaOH 0.5%
イオン交換水 残量
実施例1〜13及び比較例1〜8のインク各色について、彩度、起泡性、吐出安定性、ベタ部均一性、及び ブリードを下記の方法により評価した。
実施例8〜13、比較例6〜8については、表面張力、粘度についても評価した。
評価結果を表1、表2に示す。
<発色性(彩度)評価>
プリンター(リコー製Gxe 3300)を用い、マイペーパー(株式会社NBSリコー製)上に印字を行ない、印刷パターンは、本発明のイエロー・マゼンタ・シアンの各カラーインクを100%dutyで印字した。
印字条件は600dpi、ワンパス印字とした。
印字乾燥後、上記インクセットにおいて、イエロー・マゼンタ・シアンの各単色ベタ画像部において、反射型カラー分光測定濃度計(X−Rite社製)により測定し、CIEで規定されている色差表示法のL表色系の座標を求め、それぞれ各色においての彩度Cを求めた。この彩度が高いほど、発色良好なインクといえる。
なお、彩度Cは下記数式(1)で定義される。
=[(a+(b1/2・・・数式(1)
<起泡性評価試験>
25℃の環境下で、作製した記録用インクを100mlのメスシリンダーに10ml入れ、該記録用インクと気泡の体積が100mlになるまで一定圧力の空気を注入し、該記録用インクと気泡の体積が100mlになった時点で空気の注入を停止した。空気の注入開始から空気の注入停止までの時間を起泡時間とし、以下の基準で評価した。

A:起泡時間が15秒以上
B:起泡時間が10秒以上、15秒未満
C:起泡時間が5秒以上、10秒未満
D:起泡時間が5秒未満
これらの基準において、B以上を許容範囲とする。
<吐出安定性評価>
プリンター(リコー製IPSio GXe3300)を用いて、マイペーパー(株式会社NBSリコー製)上に印字を行ない、印刷パターンは画像領域中、印字面積が紙面全面積中、各色印字面積が5%であるチャートにおいて、本発明のイエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの各インクを100%dutyで印字した。
印字条件は、記録密度600dpiで、ワンパス印字とした。
また、上記実施例、比較例でのインクセットにて発色性評価を実施した後、吐出安定性評価を実施した。間欠印写としては、上記チャートを20枚連続で印写後、20分間吐出を実施しない休止状態にし、これを50回繰り返して、累計1000枚印写後、もう一度同チャートを印写したときの5%チャートベタ部の筋、白抜け、噴射乱れの有無を目視で評価した。

AA:ベタ部に筋・白抜け・噴射乱れがない。
A:1スキャン目に、1ch以上のベタ部の筋・白抜け・噴射乱れが認められる。
B:1スキャン目に、ベタ部に若干の筋・白抜け・噴射乱れが認められる。
C:1スキャン目に、筋・白抜け・噴射乱れが認められる。
D:ベタ部全域にわたって、筋・白抜け・噴射乱れが認められる。
これらの基準において、A以上を許容範囲とする。
<ベタ印字部の均一性(ベタ均一性)>
プリンター(リコー製IPSio GXe3300)を用いて、マイペーパー(株式会社NBSリコー製)上に印字を行ない、印刷パターンは、本発明のイエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの各インクを100%dutyで印字した。
得られたベタ画像の均一性を目視で観察し、評価した。

AA:均一性に優れたベタ画像である。
A:ベタ部に斑がほとんど認められない。
B:ベタ部に若干の斑が認められる。
C:ベタ部全域に斑が認められる。
これらの基準において、A以上を許容範囲とする。
<ブラック−カラー間のブリード評価>
プリンター(リコー製IPSio GXe3300)を用いて、マイペーパー(株式会社NBSリコー製)上に印字を行なった。印刷パターンは、各カラーインクを100%dutyで印字した。
得られた各カラーインクベタ画像部中にブラックインクの文字を印字することにより、カラーインク−ブラックインク間のブリード(にじみ)を目視にて、下記基準で評価した。
さらに、ブラック−カラー間のブリードについて、カラーインクとブラックインクとを表3のように組合せて評価した。

印字条件の記録密度は600dpi、ワンパス印字とした。
AAA:ブリードの発生が全くなく、黒文字が鮮明に認識でき、目視でにじみは認められない。
AA :ブリードの発生がなく、黒文字が鮮明に認識でき、目視でにじみは認められない。
A:ブリードの発生がなく、黒文字が鮮明に認識できる。
B:ブリードが若干発生し、黒文字が少しにじむ。
C:ブリードが発生し、黒文字の認識が困難である。
これらの基準において、A以上を許容範囲とする。
<表面張力>
表面張力(mN/m)を、全自動表面張力計(CBVP−Z、協和界面科学株式会社製)を用いて測定した。
<粘度>
粘度(mPa・s)を、R型粘度計(RC−500、東機産業社製)を用いて測定した。
Figure 2013159614
Figure 2013159614
Figure 2013159614
(1)彩度の評価:実施例1〜7のインクと、比較例1、3、5のインクとの比較から、前記構造式(I)で表されるフッ素系界面活性剤を添加することで、彩度が上昇することが分かる。

(2)彩度の評価:実施例1〜7のインクと、比較例2、4のインクとの比較から、前記構造式(I)で表されるフッ素系界面活性剤を添加しても、アミド化合物の含まない場合及び構造式(II)で表されるアミド化合物を含まない場合は、彩度上昇効果は低いことが分かる。

(3)起泡性の評価:実施例1〜7のインク調整例と、比較例1〜5のインク調整例との比較から、前記構造式(I)で表されるフッ素系界面活性剤と、構造式(II)で表されるアミド化合物とを添加することで、起泡性が抑制され、泡の立ちにくいインクになり、吐出安定性が確保できることが分かる。

(5)ベタ均一性の評価:実施例1〜7のインクと、比較例1〜5のインクとの比較から、前記構造式(I)で表されるフッ素系界面活性剤と、前記構造式(II)で表されるアミド化合物を併用することにより、ベタ印字部の均一性が増加することが分かる。

(6)実施例1のインクと、実施例6のインクとの比較から、起泡性を抑制し、吐出安定性を向上させるには、前記構造式(I)で表されるフッ素系界面活性剤の添加量は10wt%以下が好ましいことが分かる。
また、実施例1のインクと実施例4のインクとの比較から前記構造式(I)で表されるフッ素系界面活性剤の添加量は0.01wt%以上が好ましいことが分かる。
実施例1のインクと実施例5のインクとの比較から、前記構造式(II)で表されるアミド化合物の添加量は10wt%以上が好ましいことが分かる。
実施例3と実施例7の比較から、前記構造式(II)で表されるアミド化合物の添加量は45.0wt%以下が好ましいことが分かる。

(7)ブリードの評価:実施例1〜7と、比較例1〜5との比較によれば、カラーインク及び、ブラックインクに前記構造式(I)で表されるフッ素系界面活性剤を添加することで、ビヒクルが速やかに浸透し、色材が紙面に均一に残るため、ブリードを抑制できる。 また、参考例1,2から、構造式(I)で表されるフッ素系界面活性剤及び構造式(II)で表されるアミド化合物を含むインクが、カラーインクのみ、または、ブラックインクのみの場合は、ブリードが生じることが分かる。
また、(8)彩度の評価:実施例8〜11と、比較例6、7のインク調整例との比較によれば、前記構造式(I)の特定なフッ素系界面活性剤を添加することで、彩度が上昇することが分かる。

(9)彩度の評価:実施例8〜11と、実施例12との比較によれば、前記構造式(I)の特定なフッ素系界面活性剤を添加しても、必要量に届かない場合、彩度上昇効果は低いことが分かる。

(10)起泡性の確認:実施例8〜11のインク調整例と、比較例6〜8のインク調整例との比較によれば、前記構造式(I)のフッ素系界面活性剤を添加することで、起泡性が抑制され、泡の立ちにくいインクになることが分かる。

(11)起泡性の確認:実施例8のインク調整例と、実施例13のインク調整例との比較によれば、前記構造式(I)のフッ素系界面活性剤の添加量が多すぎると、起泡性が大きくなってしまうことが分かる。

(12)吐出安定性の評価:実施例8〜11と、比較例6,7との比較によれば、前記構造式(I)のフッ素系界面活性剤を添加することで、インクの起泡性が抑えられているため、ヘッド内での起泡性が抑制されて泡が発生しにくくなり、吐出安定性が確保されていることが分かる。

(13)吐出安定性の評価::実施例8のインク調整例と、実施例13のインク調整例との比較によれば、前記構造式(I)のフッ素系界面活性剤の添加量が多すぎると、起泡性が大きくなってしまい、吐出安定性が確保できないことが分かる。

(14)カラーブリードの評価:実施例8〜11と、比較例6〜8との比較によれば、カラーインク及び、ブラックインクに前記構造式(I)のフッ素系界面活性剤を添加することで、ビヒクルが速やかに浸透し、色材が紙面に均一に残るため、ブリードを抑制できることが分かる。

(15)カラーブリードの評価:実施例8と、及び参考例3,4との比較によれば、前記構造式(I)のフッ素系界面活性剤を添加しても、カラーインクもしくは、ブラックインクのみへの添加では、効果は薄く、カラーインク及びブラックインクの両方に添加しないとブリードが悪化することが分かる。

(16)ベタ均一性の評価:実施例8〜11及び実施例12、13と、比較例6〜8との比較によれば、前記構造式(I)のフッ素系界面活性剤と、前記構造式(II)のアミド化合物を併用する事により、ベタ印字部の均一性が増加することが分かる。
1b 共通液室
2a 流体抵抗部
2b 加圧液室
2c 連通口
3a ノズル
5f 駆動部
5g 支持部(非駆動部)
6a 凸部
6b ダイヤフラム部
6c インク流入口
10 フレーム
20 流路板
30 ノズルプレート
40 ベース
50 積層圧電素子
60 振動板
70 接着層
131 ガイドロッド
133 キャリッジ
134 記録ヘッド
141 用紙積載部(圧板)
142 用紙
157 搬送ローラー
158 テンションローラー
200 インクカートリッジ
241 インク袋
242 インク注入口
243 インク排出口
244 カートリッジケース
特開2010−163533号公報

Claims (8)

  1. 少なくとも水、水溶性有機溶媒、及び着色剤を含むインクジェット記録用インクであって、下記構造式(I)で表わされるフッ素系界面活性剤、及び、下記構造式(II)で表わされるアミド化合物を含有することを特徴とするインクジェット記録用インク。
    Figure 2013159614

    (構造式(I)中、AはHまたは−CO−R、RはHまたはCF(CF)mを表し、mは0〜3の整数を表す。
    Bは置換基を有してもよい炭素数1〜3のアルキレン基を表す。
    Rfは、CF(CF)nを表し、nは0〜3の整数を表す。
    X及びYは1〜4の整数を表し、Zは1〜25の整数を表す。)
    Figure 2013159614

    (構造式(II)中、Rは、CH(CH)mを表し、mは0〜3の整数を表す。)
  2. 前記構造式(I)で表わされるフッ素系界面活性剤を0.01wt%以上10.0wt%以下含有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録用インク。
  3. 前記構造式(II)で表わされるアミド化合物を10.0wt%以上45.0wt%以下含有することを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録用インク。
  4. 前記着色剤は、色剤を含有するポリマー微粒子であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
  5. ブラックインクとカラーインクを含むインクジェット記録用インクセットであって、前記ブラックインク及びカラーインクが請求項1乃至4のいずれかに記載のインクであることを特徴とするインクジェット記録用インクセット。
  6. 請求項1乃至4のいずれかに記載のインクを容器中に収容してなるインクカートリッジ。
  7. インクにエネルギーを加えてインクを飛翔させ、記録部材に画像を形成するインク飛翔手段を有するインクジェット記録装置であって、前記インクが前記(1)乃至(3)のいずれかに記載のインクであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. 請求項1乃至4のいずれかに記載のインクを、記録部材上に飛翔させて形成された画像を有することを特徴とする記録物。
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