JP2013158432A - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技者の目線では6つのサブステージSSが表示されたときの(VのサブステージSSの数/サブステージSSの総数)の比率が大きい場合にVのサブステージSSが高い確率で選択され、VのサブステージSSが選択された場合には大当りの組合せが必ず成立する。この(VのサブステージSSの数/サブステージSSの総数)の比率の大きさは3列の図柄要素の1回目の変動表示が停止したときの組合せの種類に応じて予告されるものであり、遊技者にとっては特定の組合せが成立することを期待しながら3列の図柄要素の1回目の変動表示が停止することを待つ新たな趣興性が得られる。
【選択図】図30
Description
請求項1記載のパチンコ遊技機は次の[1]始動口〜[5]図柄遊技手段を備えたものであり、実施例1にサポートされている。
[1]始動口は遊技盤に設けられたものである。この始動口は遊技球が入球可能なものであり、遊技球が入球した場合に大当りであるか否かが判定される。図2の符号16は遊技盤に相当し、図2の符号23は始動口に相当する。
[2]特別入球口は遊技盤に設けられたものである。この特別入球口は遊技球が入球不能な閉鎖状態および入球可能な開放状態相互間で切換えられるものであり、大当りと判定された場合に開放状態とされる。図2の特別入賞口は特別入球口に相当する。
[3]表示器は大当りであるか否かの判定結果を遊技者に報知する図柄遊技の映像が表示されるものである。図2の装飾図柄表示器34は表示器に相当し、装飾図柄遊技の映像は図柄遊技の映像に相当する。
[4]演出選択手段は大当りと判定された場合には第1の演出および第2の演出を含む大当り用の複数の演出のうちから1つを選択し、外れと判定された場合には第3の演出および第4の演出を含む外れ用の複数の演出のうちから1つを選択するものであり、遊技者の目線で(特定の態様の絵柄の数/絵柄の総数)の比率が大きくなることに応じて大当りの組合せが成立することに対する確率が高くなるように第1と第2と第3と第4のそれぞれの演出を選択する([5]参照)。図12のステップS44は演出選択手段に相当し、図13の変動開始コマンド01〜04および10〜14の9つのそれぞれは演出に相当する。図13の変動開始コマンド03は第1の演出に相当し、変動開始コマンド04は第2の演出に相当し、変動開始コマンド13は第3の演出に相当し、変動開始コマンド14は第4の演出に相当する。
[5]図柄遊技手段は図柄遊技の映像を演出の選択結果に応じた内容で表示器に表示するものであり、第1と第2と第3と第4のそれぞれの演出が選択された場合には「1)複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を開始する処理(図29のS332/図32のS362)」と「2)複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を停止する処理(図29のS336・S337・S338/図32のS366・S367・S368)」と「3)複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を停止した場合に複数の図柄要素の変動停止状態での組合せの種類に応じて複数の絵柄を表示する処理であって、複数の絵柄のうちの一部または全部を予め決められた特定の態様で表示する処理(図29のS340/図32のS370)」と「4)複数の絵柄を表示した場合に複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を再開する処理(図29のS342/図32のS372)」と「5)複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を再開した場合に複数の絵柄のうちから特定の態様の絵柄が選択される映像および選択されない映像のいずれかを表示する処理であって、大当りと判定された場合には特定の態様の絵柄が選択される映像を表示すると共に大当りでないと判定された場合には特定の態様の絵柄が選択されない映像を表示する処理(図29のS346/図32のS376)」と「6)複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を停止する処理であって、特定の態様の絵柄が選択される映像を表示した場合には複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を予め決められた大当りの組合せが成立するように停止すると共に特定の態様の絵柄が選択されない映像を表示した場合には当該大当りの組合せが成立しないように停止する処理(図29のS348・S349・S350/図32のS378・S379・S380)」を行う。この図柄遊技手段は第1の演出が選択された場合および第3の演出が選択された場合のそれぞれには3)処理で相互に同数のN1の絵柄を特定の態様で表示すると共に2)処理で複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を予め決められた第1の予告の組合せが成立するように停止し、第2の演出が選択された場合および第4の演出が選択された場合のそれぞれには3)処理でN1に比べて多数の相互に同数のN2の絵柄を特定の態様で表示すると共に2)処理で複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を第1の予告の組合せとは異なる第2の予告の組合せが成立するように停止する。図3の表示制御回路70は図柄遊技手段に相当し、サブステージSSは絵柄に相当し、文字(V)のサブステージSSは特定の態様の絵柄に相当し、主人公Wの移動表示が文字(V)のサブステージSSで停止する映像は特定の態様の絵柄が選択される映像に相当し、主人公Wの移動表示が髑髏のサブステージSSで停止する映像は特定の態様の絵柄が選択されない映像に相当する。3つの図柄要素(貝)が並んだ組合せは第1の予告の組合せに相当し、3つの図柄要素(スイカ)が並んだ組合せは第2の予告の組合せに相当し、3つの図柄要素(7)が並んだ組合せは大当りの組合せに相当する。
2.請求項2記載のパチンコ遊技機について
請求項2記載のパチンコ遊技機は次の[11]始動口〜[20]図柄遊技手段を備えたものであり、実施例2にサポートされている。
[11]始動口は遊技盤に設けられたものであり、遊技球が入球可能なものである。図2の符号16は遊技盤に相当し、図2の符号23は始動口に相当する。
[12]特別入球口は遊技盤に設けられたものであり、遊技球が入球不能な閉鎖状態および入球可能な開放状態相互間で切換えられるものである。図2の特別入賞口25は特別入球口に相当する。
[12]メモリは遊技データの検出結果が記録されるものである。図10の保留データエリアはメモリに相当し、カウンタMC1の値およびカウンタMC2の値は遊技データに相当する。
[13]遊技データ記録手段は遊技球が始動口に入球する毎に遊技データを検出するものであり、遊技データを検出する毎に遊技データの検出結果をメモリに記録する。図35のステップS22とS23とS27は遊技データ記録手段に相当する。
[14]遊技データ検出手段はメモリに遊技データが記録されているか否かを判断するものであり、メモリに遊技データが記録されていると判断した場合にメモリから最も古い1つの遊技データを検出する。図11のステップS31およびS32は遊技データ検出手段に相当する。
[15]遊技データ処理手段はメモリから遊技データが検出された場合に遊技データの検出結果に応じて大当りであるか否かを判定するものである。この遊技データ処理手段は大当りと判定した場合には遊技データの検出結果に応じて第1の演出および第2の演出を含む大当り用の複数の演出のうちから1つを選択し、外れと判定した場合には遊技データの検出結果に応じて第3の演出および第4の演出を含む外れ用の複数の演出のうちから1つを選択する。この遊技データ処理手段は遊技者の目線で(特定の態様の絵柄の数/絵柄の総数)の比率が大きくなることに応じて大当りの組合せが成立することに対する確率が高くなるように第1と第2と第3と第4のそれぞれの演出を選択する。図11のステップS33および図12のステップS44は遊技データ処理手段に相当する。
[16]遊技データ消去手段は大当りであるか否かが判定され且つ演出が選択された場合にメモリから最も古い1つの遊技データを消去するものであり、図12のステップS49は遊技データ消去手段に相当する。
[17]表示器は大当りであるか否かの判定結果を遊技者に報知する図柄遊技の映像が表示されるものである。
[18]大当り遊技手段は大当りと判定された場合に特別入球口を開放状態とする大当り遊技を行うものであり、図8のステップS15は大当り遊技手段に相当する。
[19]先読み手段は遊技データ処理手段がメモリの遊技データに応じて第1の演出と第2の演出と第3の演出と第4の演出のいずれかを選択するか否かを遊技データ処理手段より前に判定する先読みを行うものであり、図41のステップS245およびS247は先読み手段に相当する。
[20]図柄遊技手段は表示器に図柄遊技の映像を演出の選択結果に応じた内容で表示するものである。この図柄遊技手段はメモリに複数の遊技データが記録されている状態では複数の遊技データのうち最も古い1つを除く残りの1つの遊技データに応じて第1と第2と第3と第4のいずれかの演出が選択されると先読みされた場合に1つの遊技データの直前の遊技データに応じた図柄遊技の映像で「11)複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を開始する処理(図47のS402/図49のS432)」と「12)複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を停止する処理(図47のS406・S407・S408/図49のS436・S437・S438)」と「13)複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を停止した場合に複数の図柄要素の変動停止状態での組合せの種類に応じて複数の絵柄を表示する処理であって、複数の絵柄のうちの一部または全部を予め決められた特定の態様で表示する処理(図47のS410/図49のS439)」と「14)複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を開始する処理(図48のS421/図50のS451)」のうち11)処理を含む一部または全部を行い、1つの遊技データに応じた図柄遊技の映像で11)処理と12)処理と13)処理と14)処理と「15)複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を開始した場合に複数の絵柄のうちから特定の態様の絵柄が選択される映像および選択されない映像のいずれかを表示する処理であって、大当りと判定された場合には特定の態様の絵柄が選択される映像を表示すると共に大当りでないと判定された場合には特定の態様の絵柄が選択されない映像を表示する処理(図48のS425/図50のS455)」と「16)複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を停止する処理であって、特定の態様の絵柄が選択される映像を表示した場合には複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を予め決められた大当りの組合せが成立するように停止すると共に特定の態様の絵柄が選択されない映像を表示した場合には当該大当りの組合せが成立しないように停止する処理(図48のS427・S428・S429/図50のS457・S458・S459)」のうち一部を除く残りを行う。この図柄遊技手段は第1の演出が選択されると先読みされた場合および第3の演出が選択されると先読みされた場合のそれぞれには13)処理で相互に同数のN1の絵柄を特定の態様で表示すると共に12)処理で複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を予め決められた第1の予告の組合せが成立するように停止し、第2の演出が選択されると先読みされた場合および第4の演出が選択されると先読みされた場合のそれぞれには13)処理でN1に比べて多数の相互に同数のN2の絵柄を特定の態様で表示すると共に12)処理で複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を第1の予告の組合せとは異なる第2の予告の組合せが成立するように停止するものである。
1)左変動領域L内の上段の図柄要素と中変動領域C内の上段の図柄要素と右変動領域R内の上段の図柄要素
2)左変動領域L内の中段の図柄要素と中変動領域C内の中段の図柄要素と右変動領域R内の中段の図柄要素
3)左変動領域L内の下段の図柄要素と中変動領域C内の下段の図柄要素と右変動領域R内の下段の図柄要素
4)左変動領域L内の上段の図柄要素と中変動領域C内の中段の図柄要素と右変動領域R内の下段の図柄要素
5)左変動領域L内の下段の図柄要素と中変動領域C内の中段の図柄要素と右変動領域R内の上段の図柄要素
装飾図柄の組合せには大当りの組合せと外れリーチの組合せとチャンス役1の組合せとチャンス役2の組合せと完全外れの組合せが設定されている。完全外れの組合せは大当りの組合せと外れリーチの組合せとチャンス役1の組合せとチャンス役2の組合せのいずれでもない組合せであり、装飾図柄は特別図柄表示器33に外れ図柄が表示される場合に完全外れの組合せとなる。大当りの組合せは、図6の(a)に示すように、有効ラインL1と有効ラインL2と有効ラインL3と有効ラインL4と有効ラインL5の5本のうちの1本に沿って3つの図柄要素(7)が並んだ組合せであり、装飾図柄は特別図柄表示器33に大当り図柄が表示される場合に大当りの組合せとなる。
[1]メイン制御回路40の処理内容
[1−1]メイン処理
図7のメイン処理はメイン制御回路40のCPU41が実行するものであり、CPU41は電源が投入された場合にはステップS1の電源投入処理でRAM43を初期設定し、ステップS2のカウンタ更新処理1を繰返す。このカウンタ更新処理1はRAM43のカウンタMC1の値を一定値(1)だけ更新するものである。このカウンタMC1の値は装飾図柄遊技の映像の演出内容を設定するためのものであり、ステップS1で下限値(0)に初期設定され、ステップS2で下限値(0)から上限値(99)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。
[1−2]タイマ割込み処理
図8のタイマ割込み処理はメイン制御回路40のCPU41が実行するものである。このタイマ割込み処理はタイマ割込みの発生する4msec毎に起動するものであり、メイン処理はタイマ割込み処理が起動する毎に中断され、タイマ割込み処理が終了する毎に再開される。
[1−3]保留データ処理
図9はステップS12の保留データ処理であり、CPU41はステップS21で始動口センサ24からの始動信号があるか否かを判断する。ここで始動信号がないと判断した場合には保留データ処理を終え、始動信号があると判断した場合にはステップS22へ移行する。ここでRAM43からカウンタMC1の値の更新結果を検出し、ステップS23でRA43からカウンタMC2の値の更新結果を検出し、ステップS24でRAM43のカウンタMNの値が上限値(4)に比べて小さいか否かを判断する。このカウンタMNの値はステップS1で初期値(0)に設定されるものであり、CPU41はステップS24でカウンタMNの値が上限値以上であると判断した場合にはステップS25でカウンタMC1およびMC2のそれぞれの値の検出結果を消去する。
[1−4]大当り判定処理
図11はステップS13の大当り判定処理である。この大当り判定処理はプロセスフラグの値の設定結果が(0)である場合に実行されるものであり、CPU41はステップS31でカウンタMNの値を(0)と比較する。ここで保留番号1の保留データエリアにカウンタMC1およびMC2のそれぞれの値が記録されていない場合にはカウンタMNの値が(0)であると判断して大当り判定処理を終え、保留番号1の保留データエリアにカウンタMC1およびMC2のそれぞれの値が記録されている場合にはカウンタMNの値が(0)に比べて大きいと判断する。
[1−5]特別図柄遊技処理
図15はステップS14の特別図柄遊技処理である。この特別図柄遊技処理はプロセスフラグの値の設定結果が(1)である場合に実行されるものであり、CPU41はステップS61でタイマMTの値から一定値(4msec)を減算し、ステップS62でタイマMTの値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここでタイマMTの値の減算結果が限度値に到達していないと判断した場合には特別図柄遊技処理を終える。
[1−6]大当り遊技処理
図8のステップS15の大当り遊技処理はプロセスフラグの値の設定結果が(2)である場合に実行されるものであり、CPU41はステップS15の大当り遊技処理で5回の大当りラウンドを行う。この大当り遊技処理は装飾図柄遊技の映像で大当りの組合せが成立した後の装飾図柄遊技の映像の終了後に開始されるものであり、CPU41は初回の大当りラウンドを開始する前に演出制御回路60に大当り遊技開始コマンドを送信することで大当り遊技が始まると通知し、最終回の大当りラウンドを停止した後には演出制御回路60に大当り遊技停止コマンドを送信することで大当り遊技が停止したと通知し、演出制御回路60に大当り遊技停止コマンドを送信した場合にはプロセスフラグの値に(0)を設定する。
[2]演出制御回路60の処理内容
[2−1]メイン処理
図16のメイン処理は演出制御回路60のCPU61が実行するものであり、CPU61は電源が投入された場合にはステップS101の電源投入処理でRAM63を初期設定し、ステップS102のカウンタ更新処理を繰返す。このカウンタ更新処理はRAM63のカウンタSCの値を一定値(1)だけ更新するものである。このカウンタSCの値はステップS101で下限値(0)に初期設定されるものであり、ステップS102で下限値(0)から上限値(99)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。
[2−2]外部割込み処理
演出制御回路60のCPU61はメイン制御回路40から保留コマンドと変動開始コマンドと変動停止コマンドと大当り遊技開始コマンドと大当り遊技停止コマンドのそれぞれが送信されることで外部割込み処理を起動する。このCPU61は外部割込み処理を起動した場合には割込み禁止状態となり、保留コマンド〜大当り遊技停止コマンドのそれぞれを外部割込み処理でRAM63に記録した後に割込み禁止状態を解除する。
[2−3]タイマ割込み処理
図17は演出制御回路60のCPU61が実行するタイマ割込み処理であり、CPU61はステップS111の保留コマンド処理とステップS112の装飾図柄遊技処理とステップS113の大当り遊技演出処理のそれぞれへ順に移行する。このタイマ割込み処理はタイマ割込みの発生する10msec毎に起動するものであり、メイン処理はタイマ割込み処理が起動する毎に中断され、タイマ割込み処理が終了する毎に再開される。
[2−4]保留加算コマンド処理
図18はステップS111の保留コマンド処理であり、CPU61はステップS121でRAM63に保留コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM63に保留コマンドが記録されていないと判断した場合には保留コマンド処理を終え、RAM63に保留コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS122でRAM63から保留コマンドを検出する。
[2−5]装飾図柄遊技処理
図19はステップS112の装飾図柄遊技処理であり、演出制御回路60のCPU61はステップS131でRAM63に変動開始コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM63に変動開始コマンドが記録されていないと判断した場合にはステップS141へ移行し、RAM63に変動開始コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS132でRAM63から変動開始コマンドを検出する。
[2−7]大当り遊技演出処理
図17のステップS113の大当り遊技演出処理はRAM63に大当り遊技開始コマンドおよび大当り遊技停止コマンドのそれぞれが記録されているか否かを判断するものであり、演出制御回路60のCPU61はRAM63に大当り遊技開始コマンドが記録されていると判断した場合には表示制御回路70に大当り遊技演出開始コマンドを送信した後にRAM63から大当り遊技開始コマンドを消去し、RAM63に大当り遊技停止コマンドが記録されていると判断した場合には表示制御回路70に大当り遊技演出停止コマンドを送信した後にRAM63から大当り遊技停止コマンドを消去する。
[3]表示制御回路70の処理内容
図22は表示制御回路70のVROMに予め記録された装飾図柄遊技用のビデオデータの一覧であり、ビデオデータV01L1〜V14L5の45のそれぞれには1つのビデオコマンドが割付けられている。これら45のビデオデータV01L1〜V14L5の45のそれぞれは装飾図柄表示器34に装飾図柄遊技の映像を表示するためのものであり、表示制御回路70のVDPは演出制御回路60からのビデオコマンドを受信した場合にVROMからビデオコマンドの受信結果に応じた1つのビデオデータを検出する。このVDPは演出制御回路60からの装飾図柄遊技用の再生開始コマンドを受信した場合にビデオデータの検出結果を再生開始することで装飾図柄遊技の映像を表示開始し、演出制御回路60からの装飾図柄遊技用の再生停止コマンドを受信した場合にビデオデータの検出結果を再生停止することで装飾図柄遊技の映像を表示停止する。
[3−1]ビデオデータ再生処理0
図23のビデオデータ再生処理0はVDPがビデオデータV10L1とV10L2とV10L3とV10L4とV10L5の5つのそれぞれを再生する場合の処理内容であり、図24はVDPがビデオデータ再生処理0を実行することで装飾図柄表示器34に表示する装飾図柄遊技の映像である。
[3−2]ビデオデータ再生処理1
図25のビデオデータ再生処理1はVDPがビデオデータV01L1とV01L2とV01L3とV01L4とV01L5とV11L1とV11L2とV11L3とV11L4とV11L5の10のそれぞれを再生する場合の処理内容であり、図26はVDPがビデオデータ再生処理1を実行することで装飾図柄表示器34に表示する装飾図柄遊技の映像である。
[3−3]ビデオデータ再生処理2
図27のビデオデータ再生処理2はVDPがビデオデータV02L1とV02L2とV02L3とV02L4とV02L5とV12L1とV12L2とV12L3とV12L4とV12L5の10のそれぞれを再生する場合の処理内容であり、図28はVDPがビデオデータ再生処理2を実行することで装飾図柄表示器34に表示する装飾図柄遊技の映像である。
[3−4]ビデオデータ再生処理3
図29のビデオデータ再生処理3はVDPがビデオデータV03L1とV03L2とV03L3とV03L4とV03L5とV13L1とV13L2とV13L3とV13L4とV13L5の10のそれぞれを再生する場合の処理内容であり、図30および図31はVDPがビデオデータ再生処理3を実行することで装飾図柄表示器34に表示する装飾図柄遊技の映像である。
[3−5]ビデオデータ再生処理4
図32のビデオデータ再生処理4はVDPがビデオデータV04L1とV04L2とV04L3とV04L4とV04L5とV14L1とV14L2とV14L3とV14L4とV14L5の10のそれぞれを再生する場合の処理内容であり、図33および図34はVDPがビデオデータ再生処理4を実行することで装飾図柄表示器34に表示する装飾図柄遊技の映像である。
3列の図柄要素の変動表示が停止することでチャンス役1の組合せが成立した場合には6つのサブステージSSに(2/6)の比率でVが添付され、3列の図柄要素の変動表示が停止することでチャンス役2の組合せが成立した場合には6つのサブステージSSに(4/6)の比率でVが添付される。この6つのサブステージSSに(2/6)または(4/6)の比率でVが添付された場合には3列の図柄要素の変動表示が再開され、3列の図柄要素の変動表示が再開された場合にはVのサブステージSSおよび髑髏のサブステージSSのいずれかが選択される。VのサブステージSSは大当り用の変動開始コマンド03および変動開始コマンド04のそれぞれが選択された場合に選択されるものであり、VのサブステージSSが選択された場合には3列の図柄要素の再変動表示が停止することで必ず大当りの組合せが成立する。髑髏のサブステージSSは外れ用の変動開始コマンド13および変動開始コマンド14のそれぞれが選択された場合に選択されるものであり、髑髏のサブステージSSが選択された場合には3列の図柄要素の再変動表示が停止することで必ず外れリーチの組合せが成立する。
図35の保留データ処理はメイン制御回路40のCPU41が図9の保留データ処理に換えて行うものであり、CPU41はステップS29で演出制御回路60に保留コマンドの設定結果を送信した場合にはステップS201でカウンタMC2の値の検出結果が大当り値(7)であるか否かを判断する。ここでカウンタMC2の値の検出結果が大当り値であると判断した場合にはステップS202でROM42から変動開始コマンドテーブル1を検出し、カウンタMC2の値の検出結果が大当り値でないと判断した場合にはステップS203でROM42から変動開始コマンドテーブル2を検出する。
[2]演出制御回路60の処理内容
図37のタイマ割込み処理は演出制御回路60のCPU61が図37のタイマ割込み処理に換えて行うものであり、CPU61はステップS111の保留コマンド処理を終えた場合にはステップS211の先読みコマンド処理へ移行し、ステップS211の先読みコマンド処理を終えた場合にはステップS112の装飾図柄遊技処理へ移行する。
[3]表示制御回路70の処理内容
図45および図46は表示制御回路70のVROMに予め記録された装飾図柄遊技用のビデオデータの一覧であり、図45のビデオデータV01NL1〜V14NVL5の45のそれぞれには1つのビデオコマンドが割付けられ、図46のビデオデータV03SL1〜V10WL5の20のそれぞれにも1つのビデオコマンドが割付けられている。これら65のビデオデータのそれぞれは装飾図柄表示器34に装飾図柄遊技の映像を表示するためのものであり、表示制御回路70のVDPは演出制御回路60からのビデオコマンドを受信した場合にVROMからビデオコマンドの受信結果に応じた1つのビデオデータを検出する。このVDPは演出制御回路60からの装飾図柄遊技用の再生開始コマンドを受信した場合にビデオデータの検出結果を再生開始することで装飾図柄遊技の映像を表示開始し、演出制御回路60からの装飾図柄遊技用の再生停止コマンドを受信した場合にビデオデータの検出結果を再生停止することで装飾図柄遊技の映像を表示停止する。
[3−1]
図45のビデオデータV10NL1とV10NL2とV10NL3とV10NL4とV10NL5のそれぞれは装飾図柄表示器34の左変動領域L内と中変動領域C内と右変動領域R内のそれぞれに図柄要素の変動表示を開始し、図柄要素の変動表示を左変動領域L→中変動領域C→右変動領域Rの順序で停止するものである。これらビデオデータV10NL1〜V10NL5の5つのそれぞれでは装飾図柄が完全外れの組合せに設定されており、大当りの組合せと外れリーチの組合せとチャンス役1の組合せとチャンス役2の組合せのいずれにもならない。
[3−2]
図45のビデオデータV01NL1とV01NL2とV01NL3とV01NL4とV01NL5とV11NL1とV11NL2とV11NL3とV11NL4とV11NL5のそれぞれは装飾図柄表示器34の左変動領域L内〜右変動領域R内のそれぞれに図柄要素の変動表示を開始し、図柄要素の変動表示を左変動領域L→中変動領域Cの順に停止することでリーチ状態を発生させるものである。このリーチ状態ではリーチ映像1が表示開始され、リーチ映像1の表示が大当りの結末または外れの結末で終了した後に右変動領域R内の図柄要素の変動表示が停止する。ビデオデータV01NL1〜V01NL5の5つのそれぞれでは装飾図柄が大当りの組合せに設定されており、リーチ映像1が大当りの結末で終了した後に装飾図柄が大当りの組合せとなる。ビデオデータV11NL1〜V11NL5の5つのそれぞれでは装飾図柄が外れリーチの組合せに設定されており、リーチ映像1が外れの結末で終了した後に装飾図柄が外れリーチの組合せとなる。
[3−3]
図45のビデオデータV02NL1とV02NL2とV02NL3とV02NL4とV02NL5とV12NL1とV12NL2とV12NL3とV12NL4とV12NL5のそれぞれは装飾図柄表示器34の左変動領域L内〜右変動領域R内のそれぞれに図柄要素の変動表示を開始し、図柄要素の変動表示を左変動領域L→中変動領域Cの順に停止することでリーチ状態を発生させるものである。このリーチ状態ではリーチ映像2が表示開始され、リーチ映像2の表示が大当りの結末または外れの結末で終了した後に右変動領域R内の図柄要素の変動表示が停止する。ビデオデータV02NL1〜V02NL5の5つのそれぞれでは装飾図柄が大当りの組合せに設定されており、リーチ映像2が大当りの結末で終了した後に装飾図柄が大当りの組合せとなる。ビデオデータV12NL1〜V12NL5の5つのそれぞれでは装飾図柄が外れリーチの組合せに設定されており、リーチ映像2が外れの結末で終了した後に装飾図柄が外れリーチの組合せとなる。
[3−4]
図45のビデオデータV03NL1とV03NL2とV03NL3とV03NL4とV03NL5とV13NL1とV13NL2とV13NL3とV13NL4とV13NL5のそれぞれは装飾図柄表示器34の左変動領域L内〜右変動領域R内のそれぞれに図柄要素の変動表示を開始し、図柄要素の変動表示を左変動領域L→中変動領域Cの順に停止することでリーチ状態を発生させるものである。このリーチ状態ではリーチ映像1およびリーチ映像2のいずれとも異なる演出内容のリーチ映像3が表示開始され、リーチ映像3の表示が大当りの結末または外れの結末で終了した後に右変動領域R内の図柄要素の変動表示が停止する。ビデオデータV03NL1〜V03NL5の5つのそれぞれでは装飾図柄が大当りの組合せに設定されており、リーチ映像3が大当りの結末で終了した後に装飾図柄が大当りの組合せとなる。ビデオデータV13NL1〜V13NL5の5つのそれぞれでは装飾図柄が外れリーチの組合せに設定されており、リーチ映像3が外れの結末で終了した後に装飾図柄が外れリーチの組合せとなる。
[3−5]
図45のビデオデータV04NL1とV04NL2とV04NL3とV04NL4とV04NL5とV14NL1とV14NL2とV14NL3とV14NL4とV14NL5のそれぞれは装飾図柄表示器34の左変動領域L内〜右変動領域R内のそれぞれに図柄要素の変動表示を開始し、図柄要素の変動表示を左変動領域L→中変動領域Cの順に停止することでリーチ状態を発生させるものである。このリーチ状態ではリーチ映像1とリーチ映像2とリーチ映像3のいずれとも異なる演出内容のリーチ映像4が表示開始され、リーチ映像4の表示が大当りの結末または外れの結末で終了した後に右変動領域R内の図柄要素の変動表示が停止する。ビデオデータV04NL1〜V04NL5の5つのそれぞれでは装飾図柄が大当りの組合せに設定されており、リーチ映像4が大当りの結末で終了した後に装飾図柄が大当りの組合せとなる。ビデオデータV14NL1〜V14NL5の5つのそれぞれでは装飾図柄が外れリーチの組合せに設定されており、リーチ映像4が外れの結末で終了した後に装飾図柄が外れリーチの組合せとなる。
[3−6]
図47のビデオデータ再生処理0SはVDPがビデオデータV10SL1とV10SL2とV10SL3とV10SL4とV10SL5のそれぞれを再生する場合の処理内容である。このビデオデータ再生処理0Sは図29のビデオデータ再生処理3のステップS331〜S341と同一内容のものであり、図30の(a)〜(d)はVDPがビデオデータ再生処理0Sを実行することで装飾図柄表示器34に表示する装飾図柄遊技の映像である。
[3−7]
図48のビデオデータ再生処理3SはVDPがビデオデータV03SL1とV03SL2とV03SL3とV03SL4とV03SL5とV13SL1とV13SL2とV13SL3とV13SL4とV13SL5のそれぞれを再生する場合の処理内容である。このビデオデータ再生処理3Sは図29のビデオデータ再生処理3のステップS342〜S350と同一内容のものであり、図30の(e)〜(f)および図31はVDPがビデオデータ再生処理3Sを実行することで装飾図柄表示器34に表示する装飾図柄遊技の映像である。
VDPはステップS425のダイス選択映像の表示を終えると、ステップS426でダイスDを中変動領域Cの前から主人公Wの右横の目標位置に移動表示する(図31のd/h参照)。そして、ステップS427で左変動領域L内の図柄要素の変動表示を停止し、ステップS428で中変動領域C内の図柄要素の変動表示を停止し、ステップS429で右変動領域R内の図柄要素の変動表示を停止する(図31のd/h参照)。
[3−8]
図49のビデオデータ再生処理0WはVDPがビデオデータV10WL1とV10WL2とV10WL3とV10WL4とV10WL5のそれぞれを再生する場合の処理内容である。このビデオデータ再生処理0Wは図32のビデオデータ再生処理4のステップS361〜S371と同一内容のものであり、図33の(a)〜(d)はVDPがビデオデータ再生処理0Wを実行することで装飾図柄表示器34に表示する装飾図柄遊技の映像である。
[3−9]
図50のビデオデータ再生処理4WはVDPがビデオデータV04WL1とV04WL2とV04WL3とV04WL4とV04WL5とV14WL1とV14WL2とV14WL3とV14WL4とV14WL5のそれぞれを再生する場合の処理内容である。このビデオデータ再生処理4Wは図32のビデオデータ再生処理4のステップS372〜S380と同一内容のものであり、図33の(e)〜(f)および図34はVDPがビデオデータ再生処理4Wを実行することで装飾図柄表示器34に表示する装飾図柄遊技の映像である。
VDPはステップS455のダイス選択映像の表示を終えると、ステップS456でダイスDを中変動領域Cの前から主人公Wの右横の目標位置に移動表示する(図34のd/h参照)。そして、ステップS457で左変動領域L内の図柄要素の変動表示を停止し、ステップS458で中変動領域C内の図柄要素の変動表示を停止し、ステップS459で右変動領域R内の図柄要素の変動表示を停止する(図34のd/h参照)。
今回の装飾図柄遊技の映像で3列の図柄要素の変動表示が停止することでチャンス役1の組合せが成立した場合にはサブステージSSに(2/6)の比率でVが添付され、チャンス役2の組合せが成立した場合にはサブステージSSに(4/6)の比率でVが添付される。この今回の装飾図柄遊技の映像でサブステージSSに(2/6)の比率または(4/6)の比率でVが添付された場合には次回の装飾図柄遊技の映像で3列の図柄要素の変動表示が開始された後にVのサブステージSSまたは髑髏のサブステージSSが選択される。VのサブステージSSは大当り用の変動開始コマンド03および変動開始コマンド04のそれぞれが選択された場合に選択されるものであり、次回の装飾図柄遊技の映像でVのサブステージSSが選択された場合には大当りの組合せが成立する。髑髏のサブステージSSは外れ用の変動開始コマンド13および変動開始コマンド14のそれぞれが選択された場合に選択されるものであり、次回の装飾図柄遊技の映像で髑髏のサブステージSSが選択された場合には外れリーチの組合せが成立する。従って、遊技者の目線では今回の装飾図柄遊技の映像での(VのサブステージSSの数/サブステージSSの総数)の比率が大きい場合に次回の装飾図柄遊技の映像でVのサブステージSSが高い確率で選択され、次回の装飾図柄遊技の映像でVのサブステージSSが選択された場合に大当りの組合せが必ず成立する。この(VのサブステージSSの数/サブステージSSの総数)の比率の大きさは今回の装飾図柄遊技の映像で3列の図柄要素の変動表示が停止したときの組合せの種類に応じて遊技者に予告されるものであり、遊技者にとってはチャンス役2の組合せが成立することを期待しながら3列の図柄要素の変動表示が停止することを待つ新たな趣興性が得られる。
Claims (2)
- 遊技盤に設けられ、遊技球が入球可能なものであって遊技球が入球した場合に大当りであるか否かが判定される始動口と、
前記遊技盤に設けられ、遊技球が入球不能な閉鎖状態および入球可能な開放状態相互間で切換えられるものであって大当りと判定された場合に開放状態とされる特別入球口と、
大当りであるか否かの判定結果を遊技者に報知する図柄遊技の映像が表示される表示器と、
大当りと判定された場合には第1の演出および第2の演出を含む大当り用の複数の演出のうちから1つを選択し、外れと判定された場合には第3の演出および第4の演出を含む外れ用の複数の演出のうちから1つを選択する演出選択手段と、
図柄遊技の映像を演出の選択結果に応じた内容で前記表示器に表示するものであって、第1と第2と第3と第4のそれぞれの演出が選択された場合には次の1)処理〜6)処理を行う図柄遊技手段を備え、
1)複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を開始する処理
2)複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を停止する処理
3)複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を停止した場合に複数の図柄要素の変動停止状態での組合せの種類に応じて複数の絵柄を表示する処理であって、複数の絵柄のうちの一部または全部を予め決められた特定の態様で表示する処理
4)複数の絵柄を表示した場合に複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を再開する処理
5)複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を再開した場合に複数の絵柄のうちから特定の態様の絵柄が選択される映像および選択されない映像のいずれかを表示する処理であって、大当りと判定された場合には特定の態様の絵柄が選択される映像を表示すると共に大当りでないと判定された場合には特定の態様の絵柄が選択されない映像を表示する処理
6)複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を停止する処理であって、特定の態様の絵柄が選択される映像を表示した場合には複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を予め決められた大当りの組合せが成立するように停止すると共に特定の態様の絵柄が選択されない映像を表示した場合には当該大当りの組合せが成立しないように停止する処理
前記図柄遊技手段は、
第1の演出が選択された場合および第3の演出が選択された場合のそれぞれには3)処理で相互に同数のN1の絵柄を特定の態様で表示すると共に2)処理で複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を予め決められた第1の予告の組合せが成立するように停止し、
第2の演出が選択された場合および第4の演出が選択された場合のそれぞれには3)処理でN1に比べて多数の相互に同数のN2の絵柄を特定の態様で表示すると共に2)処理で複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を第1の予告の組合せとは異なる第2の予告の組合せが成立するように停止し、
前記演出選択手段は、
遊技者の目線で(特定の態様の絵柄の数/絵柄の総数)の比率が大きくなることに応じて大当りの組合せが成立することに対する確率が高くなるように第1と第2と第3と第4のそれぞれの演出を選択することを特徴とするパチンコ遊技機。 - 遊技盤に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、
前記遊技盤に設けられ、遊技球が入球不能な閉鎖状態および入球可能な開放状態相互間で切換えられる特別入球口と、
遊技データの検出結果が記録されるメモリと、
遊技球が前記始動口に入球する毎に遊技データを検出するものであって、遊技データを検出する毎に当該遊技データの検出結果を前記メモリに記録する遊技データ記録手段と、
前記メモリに遊技データが記録されているか否かを判断するものであって、前記メモリに遊技データが記録されていると判断した場合に前記メモリから最も古い1つの遊技データを検出する遊技データ検出手段と、
前記メモリから遊技データが検出された場合に当該遊技データの検出結果に応じて大当りであるか否かを判定するものであって、大当りと判定した場合には当該遊技データの検出結果に応じて第1の演出および第2の演出を含む大当り用の複数の演出のうちから1つを選択すると共に外れと判定した場合には当該遊技データの検出結果に応じて第3の演出および第4の演出を含む外れ用の複数の演出のうちから1つを選択する遊技データ処理手段と、
大当りであるか否かが判定され且つ演出が選択された場合に前記メモリから最も古い1つの遊技データを消去する遊技データ消去手段と、
大当りであるか否かの判定結果を遊技者に報知する図柄遊技の映像が表示される表示器と、
大当りと判定された場合に前記特別入球口を開放状態とする大当り遊技を行う大当り遊技手段と、
前記遊技データ処理手段が前記メモリの遊技データに応じて第1の演出と第2の演出と第3の演出と第4の演出のいずれかを選択するか否かを前記遊技データ処理手段より前に判定する先読みを行う先読み手段と、
前記表示器に図柄遊技の映像を演出の選択結果に応じた内容で表示するものであって、前記メモリに複数の遊技データが記録されている状態では複数の遊技データのうち最も古い1つを除く残りの1つの遊技データに応じて第1と第2と第3と第4のいずれかの演出が選択されると先読みされた場合に当該1つの遊技データの直前の遊技データに応じた図柄遊技の映像で次の11)処理〜14)処理のうち11)処理を含む一部または全部を行い、当該1つの遊技データに応じた図柄遊技の映像で次の11)処理〜16)処理のうち当該一部を除く残りを行う図柄遊技手段を備え、
11)複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を開始する処理
12)複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を停止する処理
13)複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を停止した場合に複数の図柄要素の変動停止状態での組合せの種類に応じて複数の絵柄を表示する処理であって、複数の絵柄のうちの一部または全部を予め決められた特定の態様で表示する処理
14)複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を開始する処理
15)複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を開始した場合に複数の絵柄のうちから特定の態様の絵柄が選択される映像および選択されない映像のいずれかを表示する処理であって、大当りと判定された場合には特定の態様の絵柄が選択される映像を表示すると共に大当りでないと判定された場合には特定の態様の絵柄が選択されない映像を表示する処理
16)複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を停止する処理であって、特定の態様の絵柄が選択される映像を表示した場合には複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を予め決められた大当りの組合せが成立するように停止すると共に特定の態様の絵柄が選択されない映像を表示した場合には当該大当りの組合せが成立しないように停止する処理
前記図柄遊技手段は、
第1の演出が選択されると先読みされた場合および第3の演出が選択されると先読みされた場合のそれぞれには13)処理で相互に同数のN1の絵柄を特定の態様で表示すると共に12)処理で複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を予め決められた第1の予告の組合せが成立するように停止し、
第2の演出が選択されると先読みされた場合および第4の演出が選択されると先読みされた場合のそれぞれには13)処理でN1に比べて多数の相互に同数のN2の絵柄を特定の態様で表示すると共に12)処理で複数の図柄要素のそれぞれの変動表示を第1の予告の組合せとは異なる第2の予告の組合せが成立するように停止し、
前記遊技データ処理手段は、
遊技者の目線で(特定の態様の絵柄の数/絵柄の総数)の比率が大きくなることに応じて大当りの組合せが成立することに対する確率が高くなるように第1と第2と第3と第4のそれぞれの演出を選択することを特徴とするパチンコ遊技機。
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2012
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