JP2013158389A - X線ct装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】穿刺作業の的確化及び効率化を図ることが可能なX線CT装置を提供すること。
【解決手段】X線CT装置は、MPR処理部と、特定部と、変位算出部と、スキャン制御部と、表示制御部とを含む。MPR処理部は、第1スキャンにより得られた第1ボリュームデータに基づいて第1MPR画像を作成する。特定部は、作成された第1MPR画像における穿刺針の針先位置を特定する。変位算出部は、特定された針先位置と第1MPR画像の中心との変位を求める。スキャン制御部は、変位をキャンセルするように第1スキャンのスキャン中心をずらして第2スキャンを実行させる。表示制御部は、第2スキャンにより得られた第2ボリュームデータに基づいてMPR処理部によって作成され、第1MPR画像と同一の断面における第2MPR画像を表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、X線CT装置に関する。
X線CT(Computed Tomography)装置は、X線を利用して被検体をスキャンし、収集されたデータをコンピュータにより処理することで、被検体の内部を画像化する装置である。
具体的には、X線CT装置は、被検体に対してX線を異なる方向から複数回曝射し、被検体を透過したX線をX線検出器にて検出して複数の検出データを収集する。収集された検出データはデータ収集部によりA/D変換された後、コンソール装置に送信される。コンソール装置は、当該検出データに前処理等を施し投影データを作成する。そして、コンソール装置は、投影データに基づく再構成処理を行い、断層画像データ、或いは複数の断層画像データに基づくボリュームデータを作成する。ボリュームデータは、被検体の三次元領域に対応するCT値の三次元分布を表すデータセットである。
X線CT装置は、前記ボリュームデータを任意の方向にレンダリングすることによりMPR(Multi Planar Reconstruction)表示を行うことができる。MPR表示された断面画像(以下、「MPR画像」と呼ぶ。)には、たとえば、体軸に対する直交断面を示すアキシャル像、体軸に沿って被検体を縦切りした断面を示すサジタル像、及び体軸に沿って被検体を横切りした断面を示すコロナル像がある。更には、ボリュームデータにおける任意断面の画像(オブリーク像)もMPR画像に含まれる。
X線CT装置を用いて行うCT透視(CTF:Computed Tomography Fluoroscopy)では、検出データの収集レートを短くし、再構成処理に要する時間を短縮することで、画像をリアルタイムに作成している。このCT透視は、たとえば、生検中に穿刺針と検体を採取する部位との位置関係を確認する場合等に用いられる。
特開2002−34969号公報
CT透視で得られたMPR画像を表示させつつ被検体に対して生検を行う場合、スキャンと穿刺とを交互に行うことがある。具体的には、まず、CT透視により被検体のMPR画像を取得する。医師等は、MPR画像を参照しながら穿刺を行う。この際、たとえば、穿刺針の針先と検体を採取する部位との位置関係を確認するため、ある程度、穿刺を行った段階で再度のCT透視を行う。再度のCT透視で得られたMPR画像を参照しながら、医師等は更に穿刺針を対象部位に向かって移動させる。この動作は、生検が完了するまで繰り返し行われる。
このような反復作業を行なっているときに、穿刺針の針先が画面の縁辺近傍に表示されることがある。たとえば、画面の上側縁辺近傍に穿刺針の針先が表示される場合、穿刺針の針先の下側領域を把握することはできるが、穿刺針の針先の上側領域については把握することが難しい。したがって、穿刺作業を的確に、かつ、効率よく行うことが難しい。
実施形態は、前述の問題点を解決するためになされたものであり、穿刺作業の的確化及び効率化を図ることが可能なX線CT装置を提供することを目的とする。
実施形態のX線CT装置は、穿刺針を用いた医療行為の対象である被検体をX線でスキャンした結果に基づいてボリュームデータを作成する装置である。X線CT装置は、MPR処理部と、特定部と、変位算出部と、スキャン制御部と、表示制御部とを含む。MPR処理部は、第1スキャンにより得られた第1ボリュームデータに基づいて穿刺針が描画された第1MPR画像を作成する。特定部は、作成された第1MPR画像における穿刺針の針先位置を特定する。変位算出部は、特定された針先位置と第1MPR画像の中心との変位を求める。スキャン制御部は、前記変位をキャンセルするように第1スキャンのスキャン中心をずらして第2スキャンを実行させる。表示制御部は、第2スキャンにより得られた第2ボリュームデータに基づいてMPR処理部によって作成され、第1MPR画像と同一の断面における第2MPR画像を表示部に表示させる。
第1実施形態に係るX線CT装置のブロック図である。 第1実施形態に係る表示部の表示画面を示す図である。 第1実施形態に係る表示部の表示画面を示す図である。 第1実施形態に係る解析部の構成を示すブロック図である。 寝台天板の移動前によるスキャン中心位置と針先位置の関係を示す模式図である。 寝台天板の移動後によるスキャン中心位置と針先位置の関係を示す模式図である。 表示画面に描画された第1MPR画像を示す図である。 表示画面に描画された第2MPR画像を示す図である。 MPR画像における針先の座標とスキャン中心の座標の差分を説明するための図である。 MPR画像における針先の座標とスキャン中心の座標の差分を説明するための図である。 第1実施形態に係るX線CT装置の動作の概要を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るX線CT装置のブロック図である。 第2実施形態に係る解析部の構成を示すブロック図である。 3次元画像における針先の座標とスキャン中心の座標の差分を説明するための図である。 3次元画像における針先の座標とスキャン中心の座標の差分を説明するための図である。 第2実施形態に係るX線CT装置の動作の概要を示すフローチャートである。 第3実施形態に係るX線CT装置のブロック図である。 第3実施形態に係る表示部の表示画面を示す図である。 第3実施形態に係る表示部の表示画面の変化を説明するための図である。 第3実施形態に係る表示部の表示画面の変化を説明するための図である。 第3実施形態に係る表示部の表示画面の変化を説明するための図である。 第3実施形態に係るX線CT装置の動作の概要を示すフローチャートである。
(第1実施形態)
図面を参照して、第1実施形態に係るX線CT装置1の構成について説明する。なお、「画像」と「画像データ」は一対一に対応するので、本実施形態においては、これらを同一視する場合がある。
<X線CT装置1の全体構成>
図1に示すように、X線CT装置1は、架台装置10と、寝台装置30と、コンソール装置40とを含んで構成されている。
[架台装置(ガントリ)]
架台装置10は、被検体Eに対してX線を曝射し、被検体Eを透過した当該X線の検出データを収集する装置である。架台装置10は、X線発生部11と、X線検出部12と、回転体13と、高電圧発生部14と、架台駆動部15と、X線絞り部16と、データ収集部18と、絞り駆動部19とを有する。
X線発生部11は、X線を発生させるX線管球(たとえば、円錐状や角錐状のビームを発生する真空管。図示なし)を含んで構成されている。発生したX線は被検体Eに対して曝射される。X線検出部12は、複数のX線検出素子(図示なし)を含んで構成されている。X線検出部12は、被検体Eを透過したX線の強度分布を示すX線強度分布データ(以下、「検出データ」という場合がある)をX線検出素子で検出し、その検出データを電流信号として出力する。X線検出部12は、たとえば、検出素子が互いに直交する2方向(スライス方向とチャンネル方向)にそれぞれ複数配置された2次元のX線検出器(面検出器)が用いられる。複数のX線検出素子は、たとえば、スライス方向に沿って320列設けられている。このように多列のX線検出器を用いることにより、1回転のスキャンでスライス方向に幅を有する3次元の撮影領域を撮影することができる(ボリュームスキャン)。なお、スライス方向は被検体Eの体軸方向に相当し、チャンネル方向はX線発生部11の回転方向に相当する。
回転体13は、X線発生部11とX線検出部12とを被検体Eを挟んで対向するよう支持する部材である。回転体13は、スライス方向に貫通した開口部13aを有する。架台装置10内において、回転体13は、被検体Eを中心とした円軌道で回転するよう配置されている。
高電圧発生部14は、X線発生部11に対して高電圧を印加する。X線発生部11は、当該高電圧に基づいてX線を発生させる。
架台駆動部15は、スキャン制御部41から出力された架台駆動制御信号に基づいて、回転体13を被検体Eの周りで回転させる。ここで、回転体13は、スキャン制御部41から出力された移動制御信号に基づいて、被検体Eの体軸方向(スライス方向:z軸方向)、上下方向(x軸方向)、左右方向(y軸方向)に移動する。回転体13の移動に伴い、回転体13に支持されているX線発生部11とX線検出部12とが移動する。
X線絞り部16は、所定幅のスリット(開口)を有し、スリットの幅を変えることで、X線発生部11から曝射されたX線のファン角(チャンネル方向の広がり角)とX線のコーン角(スライス方向の広がり角)とを調整する。絞り駆動部19は、X線発生部11で発生したX線が所定の形状となるようX線絞り部16を駆動させる。
データ収集部18(DAS:Data Acquisition System)は、X線検出部12(各X線検出素子)からの検出データを収集する。また、データ収集部18は、収集した検出データ(電流信号)を電圧信号に変換し、この電圧信号を周期的に積分して増幅し、デジタル信号に変換する。そして、データ収集部18は、デジタル信号に変換された検出データをコンソール装置40(処理部42(後述))に送信する。なお、CT透視を行う場合、データ収集部18で収集された検出データに基づき、再構成処理部42b(後述)が短時間で再構成処理を行い、リアルタイムにCT画像を取得することが望ましい。したがって、データ収集部18は、検出データの収集レートを短くする。
[寝台装置]
寝台装置30は、撮影対象の被検体Eを載置・移動させる装置である。寝台装置30は、寝台31と寝台駆動部32とを備えている。寝台31は、被検体Eを載置するための寝台天板33と、寝台天板33を支持する基台34とを備えている。寝台天板33は、寝台駆動部32によって被検体Eの体軸方向(前後方向:回転体13の開口部13aに対しての挿抜方向)、左右方向(体軸方向に直交する方向)に移動することが可能となっている。基台34は、寝台駆動部32によって寝台天板33を上下方向(体軸方向と直交する方向)に移動させることが可能となっている。
[コンソール装置]
コンソール装置40は、X線CT装置1に対する操作入力に用いられる。また、コンソール装置40は、架台装置10によって収集された検出データから被検体Eの内部形態を表すCT画像データ(断層画像データやボリュームデータ)を再構成する機能等を有している。コンソール装置40は、スキャン制御部41と、処理ユニット42と、表示制御部44と、解析部45と、表示部46と、制御部48とを含んで構成されている。
スキャン制御部41、処理ユニット42、解析部45、表示制御部44及び制御部48は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの図示しない処理装置と、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)や、又はHDD(Hard Disc Drive)などの図示しない記憶装置とによって構成されている。記憶装置には、各部の機能を実行するための制御プログラムが記憶されている。CPUなどの処理装置が、記憶装置に記憶されている各プログラムを実行することで各部の機能を実行する。
スキャン制御部41は、X線スキャンに関する各種動作を制御する。たとえば、スキャン制御部41は、X線発生部11に対して高電圧を印加させるよう高電圧発生部14を制御する。スキャン制御部41は、回転体13を回転駆動させるよう架台駆動部15を制御する。スキャン制御部41は、X線絞り部16を動作させるよう絞り駆動部19を制御する。スキャン制御部41は、寝台天板33を移動させるよう寝台駆動部32を制御する。
処理ユニット42は、架台装置10(データ収集部18)から送信された検出データに対して各種処理を実行する。処理ユニット42は、前処理部42aと、再構成処理部42bと、MPRレンダリング処理部42cとを含んで構成されている。
前処理部42aは、架台装置10(X線検出部12)で検出された検出データに対して対数変換処理、オフセット補正、感度補正、ビームハードニング補正等の前処理を行い、投影データ(生データ)を作成する。
再構成処理部42bは、前処理部42aで作成された投影データに基づいて、CT画像データ(断層画像データやボリュームデータ)を作成する。断層画像データの再構成には、たとえば、2次元フーリエ変換法、コンボリューション・バックプロジェクション法等、任意の方法を採用することができる。ボリュームデータは、再構成された複数の断層画像データを補間処理することにより作成される。ボリュームデータの再構成には、たとえば、コーンビーム再構成法、マルチスライス再構成法、拡大再構成法等、任意の方法を採用することができる。上述のように多列のX線検出器を用いたボリュームスキャンにより、広範囲のボリュームデータを再構成することができる。
MPRレンダリング処理部42cは、再構成処理部42bで作成(再構成)されたボリュームデータを任意の方向にレンダリングすることにより複数のMPR画像(直交三断面であるアキシャル像、サジタル像、コロナル像)を作成する。
本実施形態では、表示部46の表示画面46aには、表示制御部44によりMPRレンダリング処理部42cによって作成されたサジタル像が表示される(図2A,図2B参照)。図2A,図2Bには、サジタル像が表示された例を示したが、アキシャル像やコロナル像を表示するようにしてもよい。
また、MPRレンダリング処理部42cは、MPR画像としてボリュームデータにおける任意断面の画像であるオブリーク像を作成することも可能である。たとえば、表示部46に表示されたMPR画像において断面を示したい部分に線分を引く。MPRレンダリング処理部42cは、その線分を基準として所定の方向にボリュームデータをレンダリングすることでオブリーク像を作成する。
表示制御部44は、画像表示に関する各種制御を行う。たとえば、MPR処理部42cにより作成されたMPR画像(図2A,図2Bの例ではサジタル像)等を表示部46に表示させる制御を行う。
解析部45は、図3に示すように特定部51と、変位算出部52と、移動量決定部53とを含んで構成されている。
特定部51は、複数のMPR画像の中から後述する針先SPが表示されたMPR画像を特定し、特定されたMPR画像における穿刺針の針先SPの位置(以下、「針先位置SP」と呼ぶ。)を特定し、特定された針先位置SPを画像領域における針先位置として指定する。特定部51は、複数のMPR画像の中から針先が表示されたMPR画像(特定領域におけるMPR画像)を特定する場合、たとえば、隣接するMPR画像間の差分を取ることにより特定領域におけるMPR画像を特定することができる。
具体的には、特定部51は、MPR画像間の差分を取り、差分の大きいMPR画像を特定し、特定されたMPR画像に対してエッジ検出等の画像処理を行い、特定領域におけるMPR画像を特定する。そして特定部51は、特定されたMPR画像を針先が表示されたMPR画像として指定する。
次に、特定部51は、指定されたMPR画像を構成するピクセルの輝度値と予め設定された閾値とを比較し、閾値より大きい(あるいは小さい)ピクセル(画素)の座標値を穿刺針の針先位置SPとして特定する。ここで、閾値は、穿刺針の針先に対応してあらかじめ定められた輝度値であって、ピクセル内に穿刺針の針先が含まれているか否かを判断するための値である。
次に、特定部51は、特定されたピクセルの座標値を画像領域における穿刺針の針先位置SPとして指定する。このようにして、針先位置SPは、特定部51により自動で指定される。
[変位算出部]
以下、図4A、図4B、図5A、図5B、図6Aおよび図6Bを参照して変位算出部の動作を説明する。
変位算出部52は、指定された穿刺針PNの針先SPの位置とMPR画像の中心CPとの変位を求める。この変位は、具体的には、図6Aおよび図6Bに示すように、針先SPの座標値(X1,Y1,Z1)とMPR画像の中心CPの座標値(X2,Y2,Z2)の差分(X2−X1,Y2−Y1,Z2−Z1)をとって求められる。なお、上述の説明は、同一座標系におけるMPR画像の中心CPとスキャン中心SCとは一致することを前提とする。このように、針先SPの座標値とMPR画像の中心CPの座標値の差分をとって変位が求められる(図4Aから図4Bに変位し、図5Aから図5Bに変位し、図6Aから図6Bに変位する。)。
移動量決定部53は、変位算出部52で求められた変位に対応する寝台天板33と架台装置10との相対的な移動量を決定する。なお、この移動量は、前記変位を実座標における変位に変換して求められる。たとえば、50画素分の変位は、実座標上では25mmの移動量となる。
また、本実施形態において、表示制御部44は、スキャンにより得られたボリュームデータにおいて、記憶部45に記憶された画像領域の位置における断面のMPR画像を表示部46に表示させる。
制御部48は、架台装置10、寝台装置30およびコンソール装置40の動作を制御することによって、X線CT装置1の全体制御を行う。たとえば、制御部48は、スキャン制御部41を制御することで、架台装置10に対して予備スキャン及びメインスキャンを実行させ、検出データを収集させる。また、制御部48は、処理ユニット42を制御することで、検出データに対する各種処理(前処理、再構成処理、MPR処理等)を行わせる。或いは、制御部48は、表示制御部44を制御することで、処理ユニット42で作成された画像データ等に基づき、CT画像を表示部46に表示させる。
<動作>
以下に、図7を参照して、本実施形態に係るX線CT装置1の動作について説明する。ここでは、CT透視と穿刺とを交互に行い、生検の対象S(図2A,図2B,図4A、図4B、図5A、図5B、図6Aおよび図6B参照)に対して穿刺針PNを穿刺する場合の動作について説明する。
穿刺を開始するにあたり、まずX線CT装置1により、被検体Eに対してX線スキャン(第1スキャン)を行い、第1ボリュームデータを作成する。
具体的には、X線発生部11は、被検体Eに対してX線を曝射する。X線検出部12は、被検体Eを透過したX線を検出し、その検出データを取得する(S10)。本実施形態では、1回転分の検出データを取得する。X線検出部12で検出された検出データは、データ収集部18で収集され、処理ユニット42(前処理部42a)に送られる。
前処理部42aは、S10で取得された検出データに対して、前処理を行い、投影データを作成する(S11)。作成された投影データは、制御部48の制御に基づき、再構成処理部42bに送られる。
再構成処理部42bは、S11で作成された投影データに基づいて、複数の断層画像データを作成する。次に、再構成処理部42bは、複数の断層画像データを補間処理することにより第1ボリュームデータを作成する(S12)。
MPRレンダリング処理部42cは、S12で作成された第1ボリュームデータを任意の方向にレンダリングすることにより複数のMPR画像を作成する。特定部51は、複数のMPR画像の中から穿刺針の針先を含む第1MPR画像を指定する。
MPRレンダリング処理部42cは、指定された第1MPR画像における直交三断面のMPR画像(アキシャル像、サジタル像、コロナル像)を作成する。本実施形態では、MPR画像としてサジタル像が作成され、作成されたサジタル像は、第1MPR画像として表示制御部44により表示部46に表示される(S13。図2A参照)。
次に、特定部51は、穿刺針の針先の座標値を求める(S14)。そして、変位算出部52は、指定された穿刺針の針先の座標値(X1,Y1,Z1)とスキャン中心SC(MPR画像の中心CP)の位置(X2,Y2,Z2)との変位を算出する(S15)。
すなわち、前述したように、同一座標系におけるMPR画像の中心CPとスキャン中心SCとが一致することを前提としているので、変位算出部52は、指定された穿刺針PNの針先SPの位置(X1,Y1,Z1)とMPR画像の中心CP(X2,Y2,Z2)との変位(X2−X1,Y2−Y1,Z2−Z1)を求める。そして、移動量決定部53は、算出された変位をキャンセルする(スキャン中心SCの位置(以下、「スキャン中心位置SC」と呼ぶ。)を穿刺針の針先SPの座標値に一致させる)ように、この変位に対応する寝台天板33と架台装置10との相対的な移動量を算出し(本実施の形態では寝台天板33の移動量を算出する(S16))。
そして、この移動量の情報を含んだ第2スキャン開始信号(図示せず)がスキャン制御部41に送出される。この相対的な移動量は、寝台天板33及び架台装置10の移動前の実座標値と移動後の実座標値との差分である。この移動量の情報は、移動後の寝台天板33及び架台装置10の新たな実座標値としてスキャン制御部41に送出される。
寝台天板33及び架台装置10の相対的な移動の類型としては、寝台天板33のみ移動させる場合と、架台装置10のみ移動させる場合と、寝台天板33と架台装置10の両方を移動させる場合が挙げられる。本実施形態では、決定された移動量に基づいて寝台天板33のみ移動させた場合について説明する。
スキャン制御部41は、決定された移動量だけ寝台天板33を移動させるように寝台天板33に移動制御信号Si(図1参照)を送出する。寝台天板33は、移動制御信号Siを受けて上下移動、前後移動、及び/又は左右移動して、決定された移動量だけ移動する。そして、スキャン制御部41は、被検体Eに対してX線スキャン(第2スキャン)を行わせる(S17)。
X線検出部12は、被検体Eに対して曝射されたX線を検出し、その検出データを取得する(S18)。X線検出部12で検出された検出データは、データ収集部18で収集され、処理ユニット42(前処理部42a)に送出される。
前処理部42aは、S18で取得された検出データに対して、前処理を行い、投影データを作成する(S19)。作成された投影データは、制御部48の制御に基づき、再構成処理部42bに送られる。
再構成処理部42bは、S19で作成された投影データに基づいて、複数の断層画像データを作成する。また、再構成処理部42bは、複数の断層画像データを補間処理することにより第2ボリュームデータを作成する(S20)。
MPRレンダリング処理部42cは、S20で作成された第2ボリュームデータを任意の方向にレンダリングすることにより複数のMPR画像を作成する。特定部51は、複数のMPR画像の中から穿刺針の針先を含む第2MPR画像を指定する。なお、この指定はS13で第1MPR画像を指定したときの指定情報に基づき自動的に指定される。
本実施形態において、MPRレンダリング処理部42cは、指定された第2MPR画像における直交三断面のMPR画像(アキシャル像、サジタル像、コロナル像)を作成する。作成された第2MPR画像は、表示制御部44により表示部46に表示される(S21。図2B参照)。なお、図2Bの例では、第2MPR画像におけるサジタル像SIが表示される。表示部46に表示される第2MPR画像を見ると分かるように、第2MPR画像における穿刺針の針先位置SPとスキャン中心位置SCが一致されたMPR画像が表示される(図2B、図4B、図5B、図6B参照)。
以降は、ある程度、穿刺を進めた後に、穿刺針の針先位置SPとスキャン中心位置SCのずれを確認するため、X線CT装置1は、再度、被検体Eに対してX線スキャン(第3スキャン)を行い、ボリュームデータ(第3ボリュームデータ)を作成し、S10〜S21までの処理が繰り返される。
<効果>
本実施形態のX線CT装置1は、穿刺針PNを用いた医療行為の対象である被検体EをX線でスキャンした結果に基づいてボリュームデータを作成する装置である。X線CT装置1は、MPRレンダリング処理部42cと、特定部51と、変位算出部52と、スキャン制御部41と、表示制御部44とを含む。MPRレンダリング処理部42cは、第1スキャンにより得られた第1ボリュームデータに基づいて穿刺針PNが描画された第1MPR画像を作成する。特定部51は、作成された第1MPR画像における穿刺針PNの針先SPの位置を特定する。変位算出部52は、特定された針先位置SPと第1MPR画像の中心CPとの変位を求める。スキャン制御部41は、前記変位をキャンセルするように第1スキャンのスキャン中心をずらして第2スキャンを実行させる。表示制御部44は、第2スキャンにより得られた第2ボリュームデータに基づいてMPRレンダリング処理部42cによって作成され、第1MPR画像と同一の断面における第2MPR画像を表示部46に表示させる。
具体的には、X線CT装置1は、被検体Eが載置される寝台天板33と、スキャンを行う架台装置10とを有する。X線CT装置1は、さらに前記変位に基づいて、寝台天板33と架台装置10との相対位置の移動量を決定する移動量決定部53とを有する。スキャン制御部41は、決定された移動量に従って寝台天板33及び/又は架台装置10の移動を制御する。
したがって、図5Aおよび図5Bに示すように、穿刺針PNの針先SPを常に表示画面46aの中心に表示させることができるので、穿刺針PNの周囲を明確に把握することができる。このため、穿刺作業の的確化及び効率化を図ることが可能となる。
(変形例1)
上記実施形態では、寝台天板33及び架台装置10の相対的な移動の類型としては、寝台天板33のみ移動させる場合について説明したが、以下に、架台装置10のみ移動させる場合と、寝台天板33と架台装置10の両方を移動させる場合について説明する。
架台装置10の移動は、上下移動、左右移動、前後移動の他に架台を傾斜(チルト)による移動も含まれる。上下移動、左右移動、前後移動については、寝台天板33の場合と同様にして求めることができる。チルトさせる場合、チルト前(回転前)とチルト後(回転後)における座標を三次元の極座標の回転行列を用いて対応付ける。ここで、穿刺針の針先の座標とスキャン中心の座標は既知であるので、上記した回転行列の逆行列を求めることによってチルト角度が求められる。
以上のようにして穿刺針の針先の座標とスキャン中心の座標の変位に基づいて架台装置10の移動量を求める。また、寝台天板33と架台装置10の両方を移動させる場合は、上記した寝台天板33のみ移動させる方法と架台装置10のみ移動させる方法を組み合わせて相対的に移動量を求める。
(第2実施形態)
次に、図8及び図9を参照して、第2実施形態に係るX線CT装置50の構成について説明する。本実施形態に係るX線CT装置50は、ボリュームデータに基づいて穿刺針の針先位置SPを自動で指定し、穿刺針の針先位置SPとスキャン中心位置SCの変位をキャンセルするように第1スキャンのスキャン中心をずらして第2スキャンを実行させることを特徴とするものである。なお、処理ユニット62と解析部70以外は、第1実施形態と同様の構成であるので、詳細な説明を省略する場合がある。
<X線CT装置50の全体構成>
図8に示すように、X線CT装置50は、架台装置10と、寝台装置30と、コンソール装置60とを含んで構成されている。
[コンソール装置]
コンソール装置60は、スキャン制御部41と、処理ユニット62と、表示制御部44と、表示部46と、制御部48と、解析部70とを含んで構成されている。処理ユニット62は、架台装置10(データ収集部18)から送信された検出データに対して各種処理を実行する。処理ユニット62は、前処理部62aと、再構成処理部62bと、ボリュームレンダリング処理部62cを含んで構成されている。
ボリュームレンダリング処理部62cは、再構成処理部62bで作成されたボリュームデータに基づいて三次元画像を作成する。具体的には、ボリュームレンダリング処理部62cは、作成されたボリュームデータに対してレイトレーシングを行い、ボクセルにおける明るさを求めて(CT値)、この明るさに基づく画像情報を投影面のピクセルに投影して、臓器等を立体的に抽出して三次元画像を作成する。この三次元画像は、表示制御部44によって表示部に表示される。
解析部70は、図9に示すように、特定部71と、変位算出部72と、移動量決定部73から構成されている。特定部71は、ボリュームデータに基づいて作成された穿刺針PNが描画された三次元画像に基づいて針先位置を特定する。次に、特定部71は、特定された針先位置SPを表示部46の表示画像領域における針先位置として指定する。
特定部71は、ボリュームデータを構成する各ボクセルのCT値と予め設定された閾値とを比較し、閾値より大きい(あるいは小さい)CT値を有するボクセルの座標値を穿刺針の針先位置SPとして特定する。ここで、閾値は、穿刺針の材質(たとえば金属)等に対応してあらかじめ定められたCT値であって、ボクセル内に穿刺針の針先が含まれているか否かを判断するための値である。次に、特定部71は、特定されたボクセルの座標値を画像領域に穿刺針の針先位置SPとして指定する。このようにして、針先位置SPは、特定部71により自動で指定される。
[変位算出部]
以下、図10Aおよび図10Bを参照して変位算出部の動作を説明する。
変位算出部72は、指定された穿刺針PNの針先SPの位置とボリュームデータに基づく三次元画像の中心との変位を求める。この変位は、具体的には、図10Aおよび図10Bに示すように、針先SPの座標値(x1,y1,z1)と三次元画像の中心CPの座標値(x2,y2,z2)の差分(x2−x1,y2−y1,z2−z1)をとって求められる。なお、上述の説明は、同一座標系における三次元画像の中心CPとスキャン中心SCとは一致することを前提とする。このように、針先SPの座標値と三次元画像の中心CPの座標値の差分をとって変位が求められる(図10Aから図10Bに変位する)。
移動量決定部53は、変位算出部52で求められた変位に対応する寝台天板33と架台装置10との相対的な移動量を決定する。なお、この移動量は、前記変位を実空間座標における変位に変換して求められる。
<動作>
次に、図11を参照して、本実施形態に係るX線CT装置50の動作について説明する。ここでは、CT透視と穿刺とを交互に行い、穿刺作業の対象Sに対して穿刺針PNを穿刺する場合の動作について説明する。
穿刺を開始するにあたり、まずX線CT装置50により、被検体Eに対してX線スキャン(第1スキャン)を行い、第1ボリュームデータを作成する。
具体的には、X線発生部11は、被検体Eに対してX線を曝射する。X線検出部12は、被検体Eを透過したX線を検出し、その検出データを取得する(S30)。本実施形態では、1回転分の検出データを取得する。X線検出部12で検出された検出データは、データ収集部18で収集され、処理ユニット62(前処理部62a)に送られる。
前処理部62aは、S30で取得された検出データに対して、前処理を行い、投影データを作成する(S31)。作成された投影データは、制御部48の制御に基づき、再構成処理部62bに送られる。
再構成処理部62bは、S31で作成された投影データに基づいて、複数の断層画像データを作成する。次に、再構成処理部62bは、複数の断層画像データを補間処理することにより第1ボリュームデータを作成する(S32)。
ボリュームレンダリング処理部62cは、S32で作成された第1ボリュームデータに対してレイトレーシングを行い、ボクセルにおける明るさを求めて(CT値)、この明るさに基づく画像情報を投影面のピクセルに投影して、臓器等を立体的に抽出して第1三次元画像を作成する。作成された第1三次元画像(図10A)は、表示制御部44により表示部46に表示される(S33)。なお、三次元画像の内部において穿刺針の針先が見えるように公知の方法で透明処理が施される。
次に、特定部71は、ボリュームデータに基づいて作成された穿刺針PNが描画された三次元画像に基づいて針先位置SPを特定する。次に、特定部71は、特定された針先位置SPを表示部46の表示画像領域における針先位置として指定する。すなわち、特定部71は、穿刺針PNの針先SPの座標値を求める(S34)。
そして、変位算出部72は、指定された穿刺針PNの針先位置SPとボリュームデータに基づく三次元画像の中心CPとの変位を求める(S35)。この変位は、具体的には、図10Aおよび図10Bに示すように、針先SPの座標値(x1,y1,z1)と三次元画像の中心CPの座標値(x2,y2,z2)の差分(x2−x1,y2−y1,z2−z1)をとって求められる。
そして、移動量決定部73は、算出された変位をキャンセルする(スキャン中心位置SCを穿刺針の針先位置SPに一致させる)ように、この変位に対応する寝台天板33と架台装置10との相対的な移動量を決定し(S36)、この位置情報を含んだ第2スキャン開始信号(図示せず)をスキャン制御部41に送出する。この相対的な移動量は、寝台天板33及び架台装置10の移動前の実座標値と移動後の実座標値との差分である。この移動量の情報は、移動後の寝台天板33及び架台装置10の新たな実座標値としてスキャン制御部41に送出される。以下では、決定された移動量に基づいて寝台天板33のみ移動させた場合について説明する。
スキャン制御部41は、決定された移動量だけ寝台天板33を移動させるように寝台天板33に移動制御信号Si(図8参照)を送出する。寝台天板33は、移動制御信号Siを受けて上下移動、前後移動、及び/又は左右移動して、決定された移動量だけ移動する。そして、スキャン制御部41は、被検体Eに対してX線スキャン(第2スキャン)を行わせる(S37)。
X線検出部12は、被検体Eに対して曝射されたX線を検出し、その検出データを取得する(S38)。X線検出部12で検出された検出データは、データ収集部18で収集され、処理ユニット62(前処理部62a)に送出される。
前処理部62aは、S38で取得された検出データに対して、前処理を行い、投影データを作成する(S39)。作成された投影データは、制御部48の制御に基づき、再構成処理部62bに送られる。
再構成処理部62bは、S19で作成された投影データに基づいて、第2ボリュームデータを作成する(S40)。
ボリュームレンダリング処理部62cは、S40で作成された第2ボリュームデータに基づき第2三次元画像を作成する。作成された第2三次元画像(図10B参照)は、表示制御部44により表示部46に表示される(S41。)。
以降は、ある程度、穿刺を進めた後に、穿刺針の針先位置SPとスキャン中心位置SCのずれを確認するため、X線CT装置1は、再度、被検体Eに対してX線スキャン(第3スキャン)を行い、ボリュームデータ(第3ボリュームデータ)を作成し、S30〜S41までの処理が繰り返される。
<効果>
本実施形態のX線CT装置50は、穿刺針を用いた医療行為の対象である被検体EをX線でスキャンした結果に基づいてボリュームデータを作成する装置である。X線CT装置50は、処理ユニット62と、特定部71と、変位算出部72と、スキャン制御部41と、表示制御部44とを含む。処理ユニット62は、第1スキャンにより得られた第1ボリュームデータに基づいて穿刺針が描画された第1三次元画像を作成する。特定部71は、第1三次元画像における穿刺針の針先位置SPを特定する。変位算出部72は、特定された針先位置SPと第1三次元画像の中心との変位を求める。スキャン制御部41は、この変位をキャンセルするように第1スキャンのスキャン中心をずらして第2スキャンを実行させる。表示制御部44は、第2スキャンにより得られた第2ボリュームデータに基づいて処理ユニット62によって作成された第2三次元画像を表示部46に表示させる。
したがって、穿刺針の針先を常に表示画面46aの中心に表示させることができるので、穿刺針の周囲を明確に把握することができる。このため、穿刺作業の的確化及び効率化を図ることが可能となる。
(第3実施形態)
次に、図12及び図13を参照して、第3実施形態に係るX線CT装置100の構成について説明する。本実施形態に係るX線CT装置100は、ボリュームデータに基づいて複数のMPR画像を作成し、作成された複数のMPR画像の中から穿刺針の針先が描画されたMPR画像を選択し、入力手段を介して選択されたMPR画像における穿刺針の針先位置SPとスキャン中心位置SCの変位をキャンセルするように第1スキャンのスキャン中心をずらして第2スキャンを実行させることを特徴とするものである。なお、入力部を追加した点、表示制御部及び解析部の動作が異なる点を除いて上記した第1実施形態と同様であるので、以下では異なる点を主に説明し、同様の点については説明を省略する場合がある。
<X線CT装置100の全体構成>
図12に示すように、X線CT装置100は、架台装置10と、寝台装置30と、コンソール装置80とを含んで構成されている。
[コンソール装置]
コンソール装置80は、スキャン制御部41と、処理ユニット42と、表示制御部44と、表示部46と、制御部48と、入力部81と、解析部90とを含んで構成されている。入力部81は、コンソール装置80に対する各種操作を行う入力デバイスとして用いられ、たとえば、表示部に表示された複数のMPR画像の中から穿刺針を描画されたMPR画像を選択したり、MPR画像の中の特定領域の位置を特定したりする。入力部81は、たとえば、キーボード、マウス、トラックボール、ジョイスティック等により構成される。また、入力部81として、表示部46に表示されたGUI(Graphical User Interface)を用いることも可能である。
MPRレンダリング処理部42cは、再構成処理部42bで作成(再構成)された第1ボリュームデータを任意の方向にレンダリングすることにより後述する複数のMPR画像G1〜G8(図13参照)を作成する。作成された複数のMPR画像G1〜G8は、表示制御部44によって表示部46の表示画面46aに表示される。
本実施形態では、表示画面46aの表示画面46aには、図13に示すように、MPR画像G1〜G8としてのサジタル像が表示される。図13には、サジタル像が表示された例を示したが、アキシャル像やコロナル像を表示するようにしてもよい。なお、図13には、複数のサジタル像G1〜G8が表示された例を示したが、複数のアキシャル像や複数のコロナル像を表示するようにしてもよい。
解析部90は、特定部91と、変位算出部92と、移動量決定部93とを含んで構成されている。特定部91は、MPRレンダリング処理部42cで作成された複数のMPR画像G1〜G8の中から入力部によって選択指示されたMPR画像を特定する。図14Aにおいて、複数のMPR画像G1〜G8の内、MPR画像G5を穿刺針が描画されたMPR画像とした場合、入力部81によってMPR画像G5が選択されると、特定部91は、選択されたMPR画像G5を針先が表示されたMPR画像として指定する。
次に、入力部81によって、MPR画像G5に描画された針先位置SPが選択されると、特定部91は選択された位置を穿刺針の針先位置SPとして特定する。次に、特定部91は、特定された位置における座標値を画像領域における穿刺針の針先位置SPとして指定する。このようにして、針先位置SPは、入力部81からの選択指示により手動で指定される。
変位算出部92は、指定された穿刺針PNの針先SPの位置とMPR画像の中心CPとの変位を求める。移動量決定部93は、変位算出部92で求められた変位に対応する寝台天板33と架台装置10との相対的な移動量を決定する。なお、この移動量は、前記変位を実空間座標における変位に変換して求められる。また、上述の説明は、第1実施形態と同様に、同一空間座標系におけるMPR画像の中心CPの位置とスキャン中心の位置SCとは一致することを前提とする。
<動作>
以下に、図15を参照して、本実施形態に係るX線CT装置100の動作について説明する。ここでは、CT透視と穿刺とを交互に行い、穿刺作業の対象Sに対して穿刺針PNを穿刺する場合の動作について説明する。
穿刺を開始するにあたり、まずX線CT装置100により、被検体Eに対してX線スキャン(第1スキャン)を行い、第1ボリュームデータを作成する。
具体的には、X線発生部11は、被検体Eに対してX線を曝射する。X線検出部12は、被検体Eを透過したX線を検出し、その検出データを取得する(S50)。X線検出部12で検出された検出データは、データ収集部18で収集され、処理部42(前処理部42a)に送られる。
前処理部42aは、S50で取得された検出データに対して、前処理を行い、投影データを作成する(S51)。作成された投影データは、制御部48の制御に基づき、再構成処理部42bに送られる。
再構成処理部42bは、S51で作成された投影データに基づいて、複数の断層画像データを作成する。次に、再構成処理部42bは、複数の断層画像データを補間処理することにより第1ボリュームデータを作成する(S52)。
MPRレンダリング処理部42cは、再構成処理部42bで作成(再構成)された第1ボリュームデータを任意の方向にレンダリングすることにより複数のMPR画像G1〜G8を作成する。図13の例では、MPR画像G1〜G8としてサジタル像が表示される(S53)。
なお、本実施形態では、表示部46の表示画面46aに複数のMPR画像G1〜G8を順に表示させる例を示した。具体的には、表示制御部44は、複数のMPR画像G1〜G8を順次切り替えて表示させる。また、表示制御部44は、たとえば、MPR画像G1のみ表示させた後に、表示画面46aの一部に表示された切替表示(切替えスイッチ、切替スクロールバー)を介しての選択指示により他のMPR画像G2〜G8を順に切り替え表示させるようにしてもよい。
ユーザが入力部81を操作して、表示部46に表示された複数のMPR画像G1〜G8の中から穿刺針を描画された第1MPR画像G5を選択する。特定部91は、入力部81によって選択された第1MPR画像G5の中から穿刺針の針先を含む第1MPR画像G5を指定する(S54、図14B参照)。
次に、特定部91は、穿刺針の針先の座標値を求める(S55)。
そして、変位算出部92は、算出された穿刺針の針先の座標値(X1,Y1,Z1)とスキャン中心位置(X2,Y2,Z2)との変位を算出する(S56)。
そして、移動量決定部93は、算出された変位をキャンセルする(スキャン中心位置を穿刺針の針先位置SPに一致させる)ように、この変位に対応する寝台天板33と架台装置10との相対的な移動量を決定し(S57)、この位置情報を含んだ第2スキャン開始信号(図示せず)をスキャン制御部41に送出する。この相対的な移動量は、寝台天板33及び架台装置10の移動前の実座標値と移動後の実座標値との差分である。この移動量の情報は、移動後の寝台天板33及び架台装置10の新たな実座標値としてスキャン制御部41に送出される。
寝台天板33及び架台装置10の相対的な移動の類型としては、寝台天板33のみ移動させる場合と、架台装置10のみ移動させる場合と、寝台天板33と架台装置10の両方を移動させる場合が挙げられる。以下では、決定された移動量に基づいて寝台天板33のみ移動させた場合について説明する。
スキャン制御部41は、決定された移動量だけ寝台天板33を移動させるように寝台天板33に移動制御信号Si(図12参照)を送出する。寝台天板33は、移動制御信号Siを受けて上下移動、前後移動、及び/又は左右移動して、決定された移動量だけ移動する。そして、スキャン制御部41は、被検体Eに対してX線スキャン(第2スキャン)を行わせる(S58)。
X線検出部12は、被検体Eに対して曝射されたX線を検出し、その検出データを取得する(S59)。X線検出部12で検出された検出データは、データ収集部18で収集され、処理ユニット42(前処理部42a)に送出される。
前処理部42aは、S18で取得された検出データに対して、前処理を行い、投影データを作成する(S60)。作成された投影データは、制御部48の制御に基づき、再構成処理部42bに送られる。
再構成処理部42bは、S19で作成された投影データに基づいて、複数の断層画像データを作成する。また、再構成処理部42bは、複数の断層画像データを補間処理することにより第2ボリュームデータを作成する(S61)。
MPRレンダリング処理部42cは、S61で作成された第2ボリュームデータを任意の方向にレンダリングすることにより複数のMPR画像を作成する。次に、特定部91は、これら複数のMPR画像の中から、第1MPR画像G5に対応する第2MPR画像G5´を指定する。表示制御部44は、指定された第2MPR画像G5´を表示部46の表示画面46aに表示させる(S62、図14C参照)。図14Cに示すように、第2MPR画像G5´における穿刺針の針先位置SPとスキャン中心位置SCは一致している。
以降は、ある程度、穿刺を進めた後に、穿刺針の針先位置SPとスキャン中心位置のずれを確認するため、X線CT装置1は、再度、被検体Eに対してX線スキャン(第3スキャン)を行い、ボリュームデータ(第3ボリュームデータ)を作成し、S10〜S21までの処理が繰り返される。
<効果>
本実施形態のX線CT装置100は、穿刺針PNを用いた医療行為の対象である被検体EをX線でスキャンした結果に基づいてボリュームデータを作成する装置である。X線CT装置100は、MPRレンダリング処理部42cと、表示制御部44と、特定部91と、変位算出部92とを含む。MPRレンダリング処理部42cは、第1スキャンにより得られた第1ボリュームデータに基づいて複数のMPR画像を作成する。表示制御部44は、複数のMPR画像を切り替え表示させる。入力部81は、操作に応じて複数のMPR画像の中から穿刺針PNが描画された第1MPR画像を選択する。特定部91は、複数のMPR画像の中から操作に応じて選択された第1MPR画像における穿刺針PNの針先位置SPを特定する第1MPR画像における穿刺針PNの針先位置SPを特定する。変位算出部92は、特定された針先位置SPと第1MPR画像の中心との変位を求める。スキャン制御部41は、針先位置SPと第1MPR画像の中心との変位をキャンセルするように第1スキャンのスキャン中心をずらして第2スキャンを実行させる。表示制御部44は、第2スキャンにより得られた第2ボリュームデータに基づいてMPRレンダリング処理部42cによって作成され、第1MPR画像と同一の断面における第2MPR画像を表示部46に表示させる。
したがって、図14Cに示すように、穿刺針PNの針先SPを常に表示画面46aの中心に表示させることができるので、穿刺針PNの周囲を明確に把握することができる。また、複数のMPR画像の中から、穿刺針が描画されたMPR画像を画面の表示切り替えを行いながら選択でき、針先位置SPも画面上で確認して特定できる。このため、穿刺作業の的確化及び効率化を図ることができ、また、画面選択の自由度の向上を図ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1,50,100 X線CT装置
10 架台装置
11 X線発生部
12 X線検出部
13 回転体
13a 開口部
14 高電圧発生部
15 架台駆動部
16 X線絞り部
18 データ収集部
19 絞り駆動部
30 寝台装置
31 寝台
32 寝台駆動部
33 寝台天板
34 基台
40 コンソール装置
41 スキャン制御部
42,62 処理ユニット
42a,62a 前処理部
42b,62b 再構成処理部
42c MPRレンダリング処理部(MPR処理部)
44 表示制御部
45,70 解析部
46 表示部
48 制御部
51,71 特定部
52,72 変位算出部
53,73 移動量決定部

Claims (4)

  1. 穿刺針を用いた医療行為の対象である被検体をX線でスキャンした結果に基づいてボリュームデータを作成するX線CT装置であって、
    第1スキャンにより得られた第1ボリュームデータに基づいて前記穿刺針が描画された第1MPR画像を作成するMPR処理部と、
    前記第1MPR画像における前記穿刺針の針先位置を特定する特定部と、
    特定された針先位置と前記第1MPR画像の中心との変位を求める変位算出部と、
    前記変位をキャンセルするように第1スキャンのスキャン中心をずらして第2スキャンを実行させるスキャン制御部と、
    前記第2スキャンにより得られた第2ボリュームデータに基づいて前記MPR処理部によって作成され、前記第1MPR画像と同一の断面における第2MPR画像を表示部に表示させる表示制御部とを有する
    ことを特徴とするX線CT装置。
  2. 前記被検体が載置される天板と、
    前記スキャンを行う架台装置と、
    前記変位に基づいて、前記天板と前記架台装置との相対的な移動量を決定する移動量決定部とを有し、
    前記スキャン制御部は、前記決定された移動量に従って前記天板及び/又は前記架台装置の移動を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 穿刺針を用いた医療行為の対象である被検体をX線でスキャンした結果に基づいてボリュームデータを作成するX線CT装置であって、
    第1スキャンにより得られた第1ボリュームデータに基づいて前記穿刺針が描画された第1三次元画像を作成する処理ユニットと、
    前記第1三次元画像における前記穿刺針の針先位置を特定する特定部と、
    特定された針先位置と前記第1三次元画像の中心との変位を求める変位算出部と、
    前記変位をキャンセルするように第1スキャンのスキャン中心をずらして第2スキャンを実行させるスキャン制御部と、
    前記第2スキャンにより得られた第2ボリュームデータに基づいて前記処理ユニットによって作成された第2三次元画像を表示部に表示させる表示制御部とを有する
    ことを特徴とするX線CT装置。
  4. 穿刺針を用いた医療行為の対象である被検体をX線でスキャンした結果に基づいてボリュームデータを作成するX線CT装置であって、
    第1スキャンにより得られた第1ボリュームデータに基づいて複数のMPR画像を作成するMPR処理部と、
    前記複数のMPR画像を切り替え表示させる表示制御部と、
    前記複数のMPR画像の中から操作に応じて選択された第1MPR画像における前記穿刺針の針先位置を特定する特定部と、
    特定された針先位置と前記第1MPR画像の中心との変位を求める変位算出部と、
    前記変位をキャンセルするように第1スキャンのスキャン中心をずらして第2スキャンを実行させるスキャン制御部とを有し、
    前記表示制御部は、前記第2スキャンにより得られた第2ボリュームデータに基づいて前記MPR処理部によって作成され、前記第1MPR画像と同一の断面における第2MPR画像を表示部に表示させる
    ことを特徴とするX線CT装置。
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