JP2013158289A - アクリルアミド分解性セルフクローニング麹菌 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】麹菌由来の特定のアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードする遺伝子または前記ポリペプチドをコードする核酸分子と相補的な塩基配列からなる核酸分子とストリンジェントな条件でハイブリダイズし得る配列を有し、かつアミダーゼ活性を有するタンパク質をコードする遺伝子が誘導培養なしに発現する状態で遺伝子導入されたセルフクローニング麹菌、前記麹菌とアクリルアミド含有物を接触処理する工程を含むアクリルアミドを低減させる方法、およびアクリルアミド低減飲料または食品の製造方法。
【選択図】図8
Description
フォワードプライマー: TGTCGCTCAATTAGCCAATGG(配列番号3)
リバースプライマー: TGATGAGCCAGTGCAGCTCTT(配列番号4)
pSENSelf2プラスミドの作成手順を、図1および図2に沿って説明する。図1に示すように、アスペルギルス・オリゼ由来の改良プロモーターであるPenoA142の作成手順を説明する。プラスミドpUC118(タカラバイオ社製)を制限酵素DraIIIおよびSalIで消化した。PenoA前半部分をプライマーX1(配列番号5)、Y1(配列番号6)を用いてアスペルギルス・オリゼRIB40株(独立行政法人酒類総合研究所より入手)のゲノムを鋳型として、PCR法による増幅を行い、制限酵素DraIIIにより消化をして、さらにregionIIIをプライマーX2(配列番号7)、Y2(配列番号8)を用いて、PCR法による増幅を行い、制限酵素XhoI処理後に平滑末端化後、制限酵素SalIで消化した。次に上述のpUC118、PenoA前半部分、およびregionIIIの3断片をライゲーションした。
図2に示すように、前述のPenoA142(pUC118−PenoA142)を制限酵素SalIおよびSapIにて消化した。2512ターミネーターをプライマーX6(配列番号14)、Y6(配列番号15)を用いてアスペルギルス・オリゼRIB40株ゲノムを鋳型として、PCR法による増幅を行い、制限酵素SalI処理後にリン酸化した。次に、後半1050塩基を欠失したsCマーカーをプライマーX7(配列番号16)、Y7(配列番号17)を用いてアスペルギルス・オリゼRIB40株ゲノムを鋳型として、PCR法による増幅を行い、制限酵素SapI処理後にリン酸化した。続いてこれらの3断片をライゲーションした。
得られたpSENself2プラスミドを制限酵素PmlIおよびNruIにより消化し、アガロースゲル電気泳動により単離、精製後に脱リン酸化した。プライマーX9(配列番号20)、Y9(配列番号21)を用いてアスペルギルス・オリゼRIB40株ゲノムを鋳型として、PCR法による増幅を行い、制限酵素PmlIおよびNruIにて消化し、リン酸化した。プライマーX9(配列番号20)にはenoA 5’UTRの3’端の5塩基、プライマーY9(配列番号21)には2512ターミネーターの5’端の6塩基を含んでおり、この断片をライゲーションにて導入した。これにより、pSENSelf2−amidaseプラスミドを構築することができた。
得られたpSENself2−amidaseプラスミドを大腸菌DH5αに遺伝子導入し、その大腸菌を50μg/mLのアンピシリンナトリウムを含むLB培地50mLで、37℃、一晩培養した後、遠心分離により大腸菌を回収した。市販のプラスミドDNA精製キット(キアゲン社製QIAprep Spin Miniprep Kit)を用いて大腸菌からプラスミドを精製抽出した。次いでこのプラスミドを制限酵素KpnIおよびSwaIで消化し、アガロースゲル電気泳動により、約7.5kbpのsCマーカーとアミダーゼ遺伝子からなる形質転換用遺伝子断片を切り出し、精製を行った。
得られた形質転換用遺伝子断片10μgを用いて、プロトプラスト−PEG法(参考文献:生物工学会誌第76巻、第5号、187−193、1998)により、アスペルギルス・オリゼNS4株(RIB40株から派生した、niaDおよびsC二重欠損株:独立行政法人酒類総合研究所から分譲)(参考文献:Biosci. Biotech. Biochem., 61(8), 1367−1369, 1997)を形質転換し、30株の形質転換体を得た。これら形質転換体をデキストリン・ペプトン培地(2%デキストリン、1%ポリペプトン、0.5%KH2PO4、0.05%MgSO4・7H2O)で30℃、3日間振とう培養した後、培養液と菌体を分離した。
セルフクローニングを行う前の元株(親株ともいう)であるNS4株、コピー数1の麹菌株、コピー数2の麹菌株、コピー数3の麹菌株、およびコピー数4の麹菌株は、YPD(Yeast peptone dextrose)培地(酵母エキス1%、ペプトン2%、デキストロース2%、いずれもw/v、pH6.5)を用いて、2×107spores/ml、30℃、3日間、100rpmで振とう培養を行った。No.100株はYPD培地で30℃、3日間、100rpmで振とう培養を行った後、200ppmアクリルアミド添加CD(Czapek−Dox)培地(スクロース3%、NaNO30.3%、MgSO4・7H2O 0.05%、KCl 0.05%、K2HPO4 0.01%、FeSO4・H2O 0.001%、いずれもw/v、pH9.0)を用いて、35℃、2日間、100rpmで振とう培養を行った。ここで、No.100株はセルフクローニングされた菌株ではなく、アクリルアミド添加CD培地で誘導培養を行うことにより、従来株より多くのアミダーゼを産生することが知られている株である(特許文献1)。
セルフクローニング麹菌におけるアミダーゼ遺伝子の発現量をリアルタイムPCR法で測定した結果を図6に示す。図6の縦軸はセルフクローニングを行っていない元株(NS4)を1とした各麹菌株のアミダーゼ遺伝子の発現量を示す。横軸は実験に用いた麹菌株の種類を示す。リアルタイムPCR装置は、7500 Real−Time PCR System(Applied Biosystems社製)を用い、アミダーゼ遺伝子の増幅を検出するためにはプライマー配列としては、以下のフォワードプライマーおよびリバースプライマーを使用した。
フォワードプライマー: TGTCGCTCAATTAGCCAATGG(配列番号3)
リバースプライマー: TGATGAGCCAGTGCAGCTCTT(配列番号4)
セルフクローニングを行う前の元株であるNS4株、コピー数1の麹菌株、コピー数2の麹菌株、コピー数3の麹菌株、およびコピー数4の麹菌株は、YPD(Yeast peptone dextrose)培地(酵母エキス1%、ペプトン2%、デキストロース2%、いずれもw/v、pH6.5)を用いて、30℃、3日間、100rpmで振とう培養を行った。
アクリルアミド10ppm添加コーヒーに前記固定化菌株を加え、35℃、100rpmで往復振とうさせることにより反応を開始した。反応開始後0時間、2時間、4時間、6時間、24時間で反応液を回収して、0.45μmフィルターでろ過後、HPLCでアクリルアミドの濃度を測定した。アクリルアミド10ppmコーヒーにおけるアクリルアミド低減試験の結果を図8に示す。縦軸はアクリルアミドの残存率(%)、横軸は菌株を接触処理した経過時間を示す。図8において、各麹菌のサンプル番号は試験例3と同様である。
アクリルアミド無添加のコーヒー抽出液におけるアクリルアミド低減効果をGC−MSにより測定した結果を図9Aに示す。図9Aの縦軸はアクリルアミドの残存量(ppb)、横軸は本発明のセルフクローニング麹菌を接触処理した経過時間を示す。コーヒー豆(L値17.7)を粉砕した後、95℃の熱水を加水比1:17になるように加水し抽出を行った後、室温まで自然冷却して、コーヒー抽出液とした。このコーヒー抽出液に、前記固定化菌株(コピー数4の麹菌株)を加え、35℃、100rpmで往復振とうさせることにより反応を行った。コーヒー抽出液に対し、前処理として固層抽出を行いサンプル中の夾雑物の除去を行なった。
上記コーヒー抽出液中におけるカフェイン量の経時的変化を測定した結果を図10に示す。図10の縦軸はカフェイン量(mg/100ml)、横軸は処理時間(時間)を示している。コーヒー抽出液の調整、固定化菌株(コピー数4の麹菌株)との接触、および反応は試験例5に記載の方法により行った。検量線は、β−フェネチルアルコールを内部標準とし、HPLCクロマトグラムより得られるカフェインとβ−フェネチルアルコールの面積比を求めることにより作成した。コーヒー抽出液中のカフェインをHPLCにて分析し、カフェインとβ−フェネチルアルコールの面積比を求め、試料中のカフェイン含有量を算出した。HPLC用のカラムは、Nucleosil 10 C18(250mm×4mm I.D.)を用い、移動層はメタノールと0.2M過塩素酸とを2:8の割合で混合した溶液を用い、流速は1.0mL/minで行った。検出には、紫外線分光光度計(検出波長270nm)を用いた。
コーヒー抽出液中のリン酸および有機酸(クエン酸、リンゴ酸、キナ酸、グリコール酸、乳酸、ギ酸、酢酸)の定量をHPLCによるポストラベル(BTB指示薬)検出法にて行なった結果を図11に示す。図11の縦軸はコーヒー抽出液中のリン酸および有機酸の含有量(mg/100ml)、横軸はセルフクローニング麹菌とコーヒー抽出液との接触処理時間を示している。コーヒー抽出液の調整、固定化菌株(コピー数4の麹菌株)との接触、および反応は試験例5に記載の方法により行った。カラムはShodex RSpak KC−811(30cm x 8mm I.D. ×4)を用い、カラム温度は60℃、移動相は3mM HClO4 / H2Oを用い、移動相流速は1ml/minで行った。ラベル化液は15mM Na2HPO4、2mM NaOH、0.2mM BTBを用い、ラベル化液の流速は0.5ml/minで行った。検出には、紫外線分光光度計(検出波長445nm)を用いた。
コーヒー抽出液中のクロロゲン酸類(モノクロロゲン酸類、フェルロイルキナ酸類、ジカフェオイルキナ酸類)の定量をHPLCにより行った結果を図12に示す。図12の縦軸はコーヒー抽出液中のクロロゲン酸類の含有量(mg/ml)、横軸はセルフクローニング麹菌とコーヒー抽出液との接触処理時間を示している。コーヒー抽出液の調整、固定化菌株(コピー数4の麹菌株)との接触、および反応は試験例5に記載の方法により行った。カラムはInertsil ODS−3(150mm x 4.6mm I.D.)を用い、カラム温度は40℃、移動相はA)10mM リン酸緩衝液、およびB)10mMリン酸のアセトニトリル溶液を用い、移動相流速は1ml/minで行った。HPLC時のグラジエント条件を表1に示す。
(HPLC時のグラジエント条件)
セルフクローニング麹菌との接触処理によるコーヒー抽出液中の香気成分の変動をGC−MSにより測定した結果を表2に示す。表2に記載の香気成分のうち、接触処理により増加した香気成分を表3に示す。コーヒー抽出液の調整、固定化菌株(コピー数4の麹菌株)との接触、および反応は試験例5に記載の方法により行った。ヘッドスペース条件は、温度60℃、保温時間30min、トランスファー温度180℃、ニードル温度120℃、試料注入時間0.1min、キャリアガス圧力110kPaで行った。GC条件は、カラムZB10.32mmI.D.膜厚3.0μm、カラム温度40℃(5min)−5℃/min−60℃−15℃/min−250℃(3min)、He圧力80kPa、注入口温度250℃、スプリット比0、スプリット流量20.4mL/minで行った。MS条件は、インターフェース温度300℃、SIMサンプリングレート0.2秒で行った。
セルフクローニング麹菌との接触処理によるコーヒーの香味の変化についての官能評価試験結果を図13に示す。図13の縦軸は、各評価項目についての平均評点、横軸は各評価項目の別を示している。各評価項目について4種の棒グラフがあり、左から順に、接触処理前、接触処理後3時間、接触処理後6時間、または接触処理後16時間における評価結果を示している。
Claims (11)
- 配列番号1に記載のアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードする遺伝子または前記ポリペプチドをコードする遺伝子と相補的な塩基配列からなる核酸分子とストリンジェントな条件でハイブリダイズし得る配列を有し、かつアミダーゼ活性を有するタンパク質をコードする遺伝子が、誘導培養なしに発現し得る状態で導入されたセルフクローニング麹菌。
- 前記遺伝子が、改良エノラーゼプロモーターの下流に作用的に連結されている請求項1記載のセルフクローニング麹菌。
- アミダーゼの比活性が少なくとも27μmol/min/mg以上である、請求項1または2記載のセルフクローニング麹菌。
- リアルタイムPCR法において、アミダーゼ遺伝子の発現量がセルフクローニング前の元株と比較して少なくとも2000倍以上である、請求項1〜3のいずれか1項記載のセルフクローニング麹菌。
- アクリルアミド含有物からアクリルアミドを低減させる方法であって、前記請求項1〜4のいずれか1項記載の麹菌を、前記アクリルアミド含有物と接触処理する工程を含む方法。
- 前記請求項1〜4のいずれか1項記載の麹菌が、乾燥ヘチマ、セルロース、ゲル状ビーズ、多孔性ガラスビーズ、多孔質セラミックス、および不織布からなる群より選択される担体に保持されている、請求項5記載の方法。
- アクリルアミド低減飲食品の製造方法であって、前記請求項1〜4のいずれか1項記載の麹菌を、アクリルアミド含有飲食品と接触処理する工程を含む方法。
- 前記請求項1〜4のいずれか1項記載の麹菌が、乾燥ヘチマ、セルロース、ゲル状ビーズ、多孔性ガラスビーズ、多孔質セラミックス、および不織布からなる群より選択される担体に保持されている、請求項7記載の方法。
- 前記請求項1〜4のいずれか1項記載の麹菌を接触処理することにより、処理前と比較してアクリルアミドの残存率が50%以下である飲食品。
- セルフクローニング麹菌を接触処理することにより、1−プロパノール、酢酸エチル、2−メチル−1−ブタノール、イソブチルアルコール、イソアミルアルコール、エタノール、および2−ペンタノンが、処理前と比較してそれぞれ2倍以上増加した飲食品。
- アクリルアミドの含有量が4ppb以下であるコーヒー飲料。
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