JP2013158272A - 微生物検出装置の校正支援装置及び微生物検出装置の校正支援方法 - Google Patents

微生物検出装置の校正支援装置及び微生物検出装置の校正支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】微生物検出装置の微生物を用いない校正を的確に実施可能な、微生物検出装置の校正支援装置を提供する。
【解決手段】微生物検出装置20の校正に用いられる、光を照射されると微生物が発する蛍光の強度とほぼ同じ強度の蛍光を発するポリスチレン粒子の情報を保存する情報記憶装置401と、微生物検出装置20の校正のために、放出装置2が放出する粒子の情報を取得する情報取得部301と、情報記憶装置401に保存されているポリスチレン粒子の情報と、情報取得部301が取得した粒子の情報と、を比較する比較部302と、を備える、微生物検出装置20の校正支援装置。
【選択図】図1

Description

本発明は環境評価技術に関し、特に微生物検出装置の校正支援装置及び微生物検出装置の校正支援方法に関する。
例えば医薬品製造工場のクリーンルームでは、室内の空気中に飛散する微生物の量が、微生物検出装置で監視されている。微生物検出装置の性能を評価し、精度を校正する際には、微生物検出装置に既知の微生物を取り込ませ、微生物検出装置の出力を評価している(例えば、特許文献1乃至3及び非特許文献1参照。)。
特開2004−159508号公報 特開2008−22764号公報 特開2008−22765号公報
長谷川倫男他,「気中微生物リアルタイム検出技術とその応用」,株式会社山武,azbil Technical Review 2009年12月号,p.2-7,2009年
しかし、微生物検出装置を評価する際に用いられた微生物が、クリーンルームやチャンバ等の環境を汚染する可能性がある。そこで、本発明は、微生物検出装置の微生物を用いない校正を的確に実施可能な、微生物検出装置の校正支援装置及び微生物検出装置の校正支援方法を提供することを目的の一つとする。
本発明の態様によれば、(a)微生物検出装置の校正に用いられる、光を照射されると微生物が発する蛍光の強度とほぼ同じ強度の蛍光を発するポリスチレン粒子の情報を保存する情報記憶装置と、(b)微生物検出装置の校正のために、放出装置が放出する粒子の情報を取得する情報取得部と、(c)情報記憶装置に保存されているポリスチレン粒子の情報と、情報取得部が取得した粒子の情報と、を比較する比較部と、を備える、微生物検出装置の校正支援装置が提供される。
また、本発明の態様によれば、(a)微生物検出装置の校正に用いられる、光を照射されると微生物が発する蛍光の強度とほぼ同じ強度の蛍光を発するポリスチレン粒子の情報を保存する情報記憶装置からポリスチレン粒子の情報を取得することと、(b)微生物検出装置の校正のために、放出装置が放出する粒子の情報を取得することと、(c)情報記憶装置に保存されているポリスチレン粒子の情報と、放出装置が放出する粒子の情報と、を比較することと、を含む、微生物検出装置の校正支援方法が提供される。
本発明によれば、微生物検出装置の微生物を用いない校正を的確に実施可能な、微生物検出装置の校正支援装置及び微生物検出装置の校正支援方法を提供可能である。
本発明の実施の形態に係る試験室の模式図である。 本発明の実施の形態に係る微生物検出装置の模式的な断面図である。 本発明の実施例に係る、蛍光顕微鏡で観察されたポリスチレン粒子及び微生物の蛍光強度の分布を示すグラフである。 本発明の実施例に係る、蛍光顕微鏡で観察されたポリスチレン粒子及び微生物の蛍光強度を示すグラフである。 本発明の実施例に係る、空中浮遊菌検出器で検出されたポリスチレン粒子及び微生物の蛍光強度を示すグラフである。
以下に本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号で表している。但し、図面は模式的なものである。したがって、具体的な寸法等は以下の説明を照らし合わせて判断するべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
図1に示すように、実施の形態に係る微生物検出装置20の校正支援装置は、微生物検出装置20の校正に用いられる、光を照射されると微生物が発する蛍光の強度とほぼ同じ強度の蛍光を発するポリスチレン粒子の情報を保存する情報記憶装置401と、微生物検出装置20の校正のために放出装置2が放出する粒子の情報を取得する情報取得部301と、情報記憶装置401に保存されているポリスチレン粒子の情報と、情報取得部301が取得した粒子の情報と、を比較する比較部302と、を備える。情報取得部301及び比較部302は、例えば中央演算処理装置(CPU)300に含まれており、情報記憶装置401は、微生物検出装置20と、CPU300と、に接続されている。なお、CPU300は、微生物検出装置20又は放出装置2に内蔵されていてもよい。
校正方法の対象となる微生物検出装置20は、例えば試験室1に設置されている。試験室1は、骨格をなす例えばアルミニウム製のフレームと、フレームにはめ込まれた、側壁をなすポリカーボネート製の透明パネルと、を備えるチャンバである。試験室1には、例えば給気装置11A、11Bが設けられている。給気装置11A、11Bは、HEPA(High Efficiency Particulate Air Filter)及びULPA(Ultra Low Penetration Air Filter)等の超高性能エアフィルタを通して、試験室1内部に清浄な空気を送り込む。試験室1の側壁には、扉が設けられていてもよい。
実施の形態に係るポリスチレン粒子は、試験室1に設けられた噴霧装置等の放出装置2から、試験室1内部に放出される。放出装置2は、例えばジェット式ネブライザであり、所定の濃度でポリスチレン粒子を含む流体を入れられた容器を保管する。容器には、例えばバーコード等の識別子が貼り付けられている。識別子は、容器に入れられている流体中のポリスチレン粒子の名称、特性、及び放出条件等の情報を含んでいる。
放出装置2は、所定の流量で圧縮ガス等の気流を供給され、気流を、ポリスチレン粒子を含む流体に吹きつけることによってエアロゾルを発生させ、試験室1内部にポリスチレン粒子を含む流体をミスト状にして噴霧する。なお、図1においては、放出装置2は試験室1内部に配置されているが、放出装置2を試験室1の外部に配置し、放出装置2が噴霧したエアロゾルを、配管等で試験室1内部に誘導してもよい。
試験室1内には、攪拌装置としての攪拌ファン10A、10B、10C、10Dが配置されている。攪拌ファン10A−10Dは、試験室1内部の空気を攪拌し、試験室1内部に散布されたポリスチレン粒子の自重による自然沈降を防止する。
また、試験室1内には、清浄化装置としてのエアクリーナ6が配置されている。エアクリーナ6は、試験室1内部の空気等の気体に含まれる微粒子や微生物を除去して、気体を清浄化する。例えば、放出装置2から試験室1内にポリスチレン粒子を含む流体を噴霧する前に、エアクリーナ6を運転することによって、放出装置2が噴霧するポリスチレン粒子以外の微粒子や微生物をあらかじめ試験室1内部から除去することが可能である。なお、図1においては、エアクリーナ6は試験室1内部底面に配置されているが、エアクリーナ6を試験室1の壁面または天井部に配置してもよい。
微生物検出装置20は、例えば図2の模式的な断面図に示すように、筐体21と、試験室1の内部から筐体21の内部に、空気を吸引する第1の吸引装置22と、を備える。第1の吸引装置22で吸引された空気は、筐体21内部のノズル23の先端から放出される。ノズル23の先端から放出された空気は、ノズル23の先端と対向して筐体21の内部に配置された第2の吸引装置24で吸引される。微生物検出装置20は、レーザ等の光源25をさらに備える。光源25は、ノズル23の先端から放出され、第2の吸引装置24で吸引される空気に向けて、レーザ光26を照射する。レーザ光26は、可視光であっても、紫外光であってもよい。レーザ光26が可視光である場合、レーザ光26の波長は、例えば400乃至410nmの範囲内であり、例えば405nmである。レーザ光26が紫外光である場合、レーザ光26の波長は、例えば310乃至380nmの範囲内であり、例えば340nmである。
空気中に細菌等の微生物が含まれる場合、レーザ光26を照射された細菌が、蛍光を発する。細菌の例としては、グラム陰性菌、グラム陽性菌、及びカビ胞子を含む真菌が挙げられる。グラム陰性菌の例としては、大腸菌が挙げられる。グラム陽性菌の例としては、表皮ブドウ球菌、枯草菌芽胞、マイクロコッカス、及びコリネバクテリウムが挙げられる。カビ胞子を含む真菌の例としては、アスペルギルスが挙げられる。微生物検出装置20は、蛍光検出器27をさらに備える。蛍光検出器27は、微生物が発した蛍光を検出し、蛍光強度を計測する。微生物検出装置20は、蛍光強度の大きさに基づき、空気中に含まれている微生物の濃度を測定することが可能である。
微生物検出装置20を校正する際には、好ましくは、図1に示す試験室1内部の埃、チリ、微粒子、及び微生物等をエアクリーナ6で完全に除去する。次に、比較部302及びCPU300がさらに含み得る表示部303が、情報記憶装置401から、微生物検出装置20の校正に使用されるべきポリスチレン粒子の情報を読み出す。ディスプレイ等の表示部303は、微生物検出装置20の校正に使用されるべきポリスチレン粒子の情報を表示する。これにより、オペレータ等が、微生物検出装置20の校正に使用されるべきポリスチレン粒子を適切に選択することが可能となる。
また、放出装置2は、ポリスチレン粒子を含む流体を入れられた容器に貼り付けられている識別子から、容器に入れられている流体中のポリスチレン粒子の情報を読み出し、放出するポリスチレン粒子の情報を、ポリスチレン粒子を放出する前に、CPU300の情報取得部301及び表示部303に送信する。これにより、情報取得部301が、放出装置2が放出するポリスチレン粒子の情報を取得する。また、表示部303は、放出装置2が放出するポリスチレン粒子の情報を表示する。次に、比較部302は、情報取得部301から、放出装置2が放出するポリスチレン粒子の情報を取得する。さらに、比較部302は、微生物検出装置20の校正に使用されるべきポリスチレン粒子の情報と、放出装置2が放出するポリスチレン粒子の情報と、を比較する。
ここで、情報記憶装置401が保存する微生物検出装置20の校正に使用されるべきポリスチレン粒子の情報は、例えば学術名称、商品名、及びカタログ番号等の、ポリスチレン粒子を特定するための名称である。この場合、情報取得部301が取得する、放出装置2が放出するポリスチレン粒子の情報は、放出装置2が放出するポリスチレン粒子の名称である。
あるいは、情報記憶装置401が保存する微生物検出装置20の校正に使用されるべきポリスチレン粒子の情報は、例えば粒径、材料、及び蛍光強度等の、ポリスチレン粒子の特性である。この場合、情報取得部301が取得する、放出装置2が放出するポリスチレン粒子の情報は、放出装置2が放出するポリスチレン粒子の特性である。
またあるいは、情報記憶装置401が保存する微生物検出装置20の校正に使用されるべきポリスチレン粒子の情報は、例えば放出装置2がポリスチレン粒子を噴霧する際に使用されるべき噴霧速度等の放出条件である。この場合、情報取得部301が取得する、放出装置2が放出するポリスチレン粒子の情報は、放出装置2によるポリスチレン粒子の放出特性である。
実施の形態に係る微生物検出装置20の校正支援装置のCPU300は、警報部304をさらに備える。比較部302が比較した結果、微生物検出装置20の校正に使用されるべきポリスチレン粒子の情報と、放出装置2が放出するポリスチレン粒子の情報と、が異なる場合、警報部304は、警報を発する。ここで、警報部304は音源であり、警報は音であってもよい。あるいは、警報部304は光源であり、警報は光であってもよい。またあるいは、警報部304は電気信号送信装置であり、警報は電気信号であってもよい。
比較部302が比較した結果、微生物検出装置20の校正に使用されるべきポリスチレン粒子の情報と、放出装置2が放出するポリスチレン粒子の情報と、が同じである場合、放出装置2は、試験室1内部に、ポリスチレン粒子を放出する。放出されたポリスチレン粒子を含む空気は、微生物検出装置20に取り込まれ、図2に示すレーザ光26を照射される。一般的に、ポリスチレン粒子は、蛍光物質に分類されないが、レーザ光26を照射されたポリスチレン粒子は、自家蛍光を発する。ここで、本発明者が初めて見出したことであるが、1つのポリスチレン粒子が発する自家蛍光の強度は、1つの微生物が発する蛍光の強度に近い。そのため、微生物を用いることなく、ポリスチレン粒子を用いて、微生物検出装置20の蛍光検出器27の感度等を校正することが可能となる。
ポリスチレン粒子が発する蛍光の強度は、ポリスチレン粒子の材料及び粒径に依存して変化する。したがって、材料及び粒径が異なる複数のポリスチレン粒子のそれぞれを微生物検出装置20に取り込み、材料及び粒径が異なる複数のポリスチレン粒子のそれぞれの蛍光強度の差を分離できる感度を、微生物検出装置20の蛍光検出器27が有するか否かを、評価してもよい。
ポリスチレン粒子は、例えばポリスチレンからなる。あるいは、ポリスチレン粒子は、ポリスチレンと、添加物と、からなる。またあるいは、ポリスチレン粒子は、例えば98質量パーセントのポリスチレンと、2質量パーセントのジビニルベンゼンと、からなる。
本質的にポリスチレンからなるポリスチレン粒子の粒径は、好ましくは0.75μm以上5μm未満である。本質的にポリスチレンからなるポリスチレン粒子の粒径が0.75μmより小さいと、1つのポリスチレン粒子が発する蛍光の強度が、1つの微生物が発する蛍光の強度より弱くなる傾向にある。また、本質的にポリスチレンからなるポリスチレン粒子の粒径が5μm以上であると、1つのポリスチレン粒子が発する蛍光の強度が、1つの微生物が発する蛍光の強度より強くなる傾向にある。本質的にポリスチレンからなるポリスチレン粒子の粒径は、ポリスチレン粒子が光を照射されたときに発する蛍光の強度が、微生物が発する蛍光の強度とほぼ同じになるよう選択されれば、上記の範囲に限定されない。
本質的にポリスチレンと、ジビニルベンゼンと、からなるポリスチレン粒子の粒径は、好ましくは0.75μm以上7.5μm以下である。本質的にポリスチレンと、ジビニルベンゼンと、からなるポリスチレン粒子の粒径が0.75μmより小さいと、1つのポリスチレン粒子が発する蛍光の強度が、1つの微生物が発する蛍光の強度より弱くなる傾向にある。また、本質的にポリスチレンと、ジビニルベンゼンと、からなるポリスチレン粒子の粒径が7.5μmより大きいと、1つのポリスチレン粒子が発する蛍光の強度が、1つの微生物が発する蛍光の強度より強くなる傾向にある。本質的にポリスチレンと、ジビニルベンゼンと、からなるポリスチレン粒子の粒径は、ポリスチレン粒子が光を照射されたときに発する蛍光の強度が、微生物が発する蛍光の強度とほぼ同じになるよう選択されれば、上記の範囲に限定されない。
図1に示すCPU300は、放出装置2から放出されたポリスチレン粒子の測定された特性を取得する測定特性取得部305をさらに含み得る。測定特性取得部305は、例えば微生物検出装置20が測定したポリスチレン粒子の特性を、微生物検出装置20から取得する。あるいは、測定特性取得部305は、微生物検出装置20とは別個の測定装置で測定された、放出装置2から放出されたポリスチレン粒子の測定された特性を取得する。
比較部302は、測定特性取得部305が取得したポリスチレン粒子の測定された特性と、情報取得部301が取得したポリスチレン粒子の情報と、を比較する。比較部302が比較した結果、測定特性取得部305が取得したポリスチレン粒子の測定された特性と、情報取得部301が取得したポリスチレン粒子の情報と、が異なる場合、警報部304は、警報を発する。
例えば、ポリスチレン粒子の特性の一つである蛍光は、ポリスチレン粒子を長期間保存することにより、退色することがある。この場合、退色したポリスチレン粒子で微生物検出装置20を校正しても、微生物検出装置20は正しく校正されない。これに対し、測定特性取得部305が取得したポリスチレン粒子の測定された蛍光強度が、情報取得部301が取得したポリスチレン粒子の本来の蛍光強度よりも低い場合は、退色が生じたことを把握可能となる。
従来、微生物検出装置を校正する際には、既知の濃度の微生物を微生物検出装置に取り込ませ、微生物検出装置が算出した微生物の濃度と、実際の微生物の濃度と、を比較する等していた。しかし、微生物は、培養設備や漏出防止用の安全設備が必要となるため、微生物検出装置の校正に要するコストが高いという問題がある。これに対し、微生物検出装置の校正にポリスチレン粒子を用いれば、培養設備や安全設備が不要となるため、微生物検出装置の校正に要するコストを大幅に低下させることが可能となる。
また、Applied Microbiology and Biotechnology, Vol.30,59−66、及びThe Chemical Engineering Journal,Vol.34,B7−B12に記載されているように、微生物が発する蛍光は、微生物の生育条件によって変化し得る。そのため、微生物を用いて微生物検出装置の校正を行おうとしても、微生物検出装置の蛍光検出器の感度の目標値(閾値)を設定するための指針が得られない場合がある。これに対し、微生物検出装置の校正にポリスチレン粒子を用いれば、ポリスチレン粒子が発する蛍光の強度は安定しているため、確実に微生物検出装置の校正を行うことが可能となる。
さらに、微生物検出装置は、上述したように、光源を始めとする精密な光学系を構成するため、初期出荷時の校正のみならず、定期的なメンテナンスによる校正が必要である。ここで、校正の際に、複数のビーズから利用すべきビーズを適宜選択する際に、誤ったビーズが選択されないように管理されることが好ましい。特に医薬品製造工場で利用される場合は、管理方法自体が認可の対象になることは一般的であり、可能な限り厳密な管理が行なえるようにすることが好ましい。また、ビーズの種類に限らず、校正時の条件なども、誤って設定されないように管理されることが好ましい。
これに対し、本発明者らは、ビーズを使用する校正においては、校正対象の微生物検出装置に対して、ビーズを放出する放出装置がビーズを決定する側になることに着眼し、本発明に想到した。実施の形態で説明したように、本発明によれば、微生物検出装置20の校正に使用されるべきポリスチレン粒子の情報と、放出装置2が放出するポリスチレン粒子の情報と、が照合されるため、放出装置2が、微生物検出装置20の校正に使用されるべきポリスチレン粒子と異なる粒子を放出することを防止することが可能となる。
なお、上述した実施の形態においては、放出装置2が、ポリスチレン粒子を含む流体を入れられた容器に貼り付けられている識別子から、容器に入れられている流体中のポリスチレン粒子の情報を読み出す例を説明したが、放出装置2が、放出するポリスチレン粒子の情報を取得する方法はこれに限定されない。例えば、放出装置2が、複数の容器の配置場所を有し、それぞれの配置場所が、ポリスチレン粒子の情報と関連づけられていてもよい。具体的には、配置場所によって、ポリスチレン粒子の名称、特性、及び放出条件等が特定できるようになっていてもよい。この場合、放出装置2は、容器の配置場所から、容器に入れられている流体中のポリスチレン粒子の情報を識別し、放出するポリスチレン粒子の情報を、CPU300の情報取得部301に送信する。
以下、ポリスチレン粒子が発する自家蛍光の強度が、微生物が発する蛍光の強度に近いことを示す実施例を説明するが、本発明は以下の実施例によって何ら限定されるものではない。
(ポリスチレン粒子の入手)
ポリスチレン粒子は、Fisher Scientific社から、Thermo Scientific Nanosphere 3000シリーズ・サイズスタンダードの型番3500A、Latex Microsphere Suspensions 5000シリーズの型番5100A、Duke Standards 4000シリーズ Monosized Particlesの型番4203A及び4205Aを入手した。
型番3500Aの粒子は、懸濁液として提供され、粒径は498nm±9nm(変動係数1.6%)、材料はポリスチレン、密度は1.05g/cm3、屈折率は1.59である。型番3500Aの粒子は、粒径が0.5μmの標準サンプルとして使用可能な粒径の均一性を有する。
型番5100Aの粒子は、懸濁液として提供され、粒径は1.0μm(変動係数3%以下)、材料はポリスチレン、密度は1.05g/cm3、屈折率は1.59である。
型番4203Aの粒子は、懸濁液として提供され、粒径は3.002μm±0.019(変動係数1.1%)、材料はポリスチレンである。型番4203Aの粒子は、粒径が3μmの標準サンプルとして使用可能な粒径の均一性を有する。
型番4205Aの粒子は、懸濁液として提供され、粒径は4.993μm±0.040(変動係数1.0%)、材料はポリスチレンである。型番4205Aの粒子は、粒径が5μmの標準サンプルとして使用可能な粒径の均一性を有する。
また、Bangs Laboratories社から、Polymer Microspheresシリーズの型番PS06N/5623及び型番PS05N/7508を入手した。
型番PS06N/5623の粒子は、懸濁液として提供され、粒径は5.09μm(標準偏差0.44μm)、材料は架橋ポリスチレンジビニルベンゼン(cross linked poly(styrene/2%divinylbenzen)、密度は1.062g/cm3である。型番PS06N/5623の粒子は、粒径が5μmの標準サンプルとして使用可能な粒径の均一性を有する。
型番PS05N/7508の粒子は、懸濁液として提供され、粒径は4.61μm(標準偏差0.63μm)、材料はポリスチレン、密度は1.05g/cm3である。型番PS05N/7508の粒子は、粒径が4.6μmの標準サンプルとして使用可能な粒径の均一性を有する。
(ポリスチレン粒子の洗浄)
入手したポリスチレン粒子の懸濁液1mLをマイクロ遠心チューブに移し、遠心機(日立工機株式会社、CT13R)を用いて13,000gで5分間遠心し、上清を取り除いた。次に、ポリスチレン粒子を滅菌蒸留水に再懸濁した。その後、ポリスチレン粒子の懸濁液の遠心、及び再懸濁をさらに2回繰り返し、ポリスチレン粒子を洗浄した。最後に得られたポリスチレン粒子の懸濁液の溶媒である滅菌蒸留水の体積は0.5mLであった。
(微生物の入手)
入手した微生物は、大腸菌(Escherichia coli、略称E.coli、ATCC 13706)、表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis、ATCC 12228)、枯草菌芽胞(Bacillus atrophaeus、ATCC 9372)、マイクロコッカス(Micrococcus lylae、ATCC 27566)、コリネバクテリウム(Corynebacterium afermentans、ATCC 51403)、及びアスペルギルス(Aspergillus niger、略称A.niger、ATCC 9142)であった。なお、ATCCは、アメリカ培養細胞系統保存機関(American Type Culture Collection)の略である。
大腸菌は、グラム陰性菌である。表皮ブドウ球菌、枯草菌芽胞、マイクロコッカス、及びコリネバクテリウムは、グラム陰性菌である。アスペルギルスは、コウジカビとも呼ばれ、カビ胞子の1種である。
(微生物の調製方法)
大腸菌、表皮ブドウ球菌、及びマイクロコッカスを3mLのトリプトソイ液体培地(Becton, Dickinson and Company, Ref:211825)に植菌し、32℃で一夜、好気的に培養した。大腸菌、表皮ブドウ球菌、及びマイクロコッカスをさらに寒天培地で培養する場合は、菌液をトリプトソイ寒天培地(栄研化学株式会社、E−MP25)上に画線し、32℃で一夜、好気的に培養した。
コリネバクテリウムを培養する際には、液体培地としてR培地(ペプトン10g、酵母エキス5g、麦芽エキス5g、カザミノ酸5g、ビーフエキス2g、グリセリン2g、ツイーン80 50mg、MgSO4・7H2O 1g、蒸留水1L、pH7.2)、寒天培地として羊血液寒天培地(栄研化学株式会社 M−58)を使用した。
液体培地から微生物を調製する場合、遠心機(久保田商事株式会社、2410、あるいは日立工機株式会社、CT13R)を用いて、2,100gで3分間、培養液を遠心して集菌し、上清の培地を取り除いた後、微生物を滅菌蒸留水に再懸濁した。その後、微生物の懸濁液の遠心、及び再懸濁をさらに2回繰り返し、微生物を洗浄した。最後に得られた微生物の懸濁液の溶媒である滅菌蒸留水の体積は3mLであった。
寒天培地から微生物を調製する場合、寒天培地上のコロニーをかきとり、それを5mLの滅菌蒸留水中に懸濁した。次に、懸濁液を軽くボルテックスして微生物を分散させた後、2,100gで3分間、懸濁液を遠心して集菌し、上清を取り除くことで微生物を洗浄した。その後、微生物を5mLの滅菌蒸留水に再懸濁した。
枯草菌芽胞については、市販の芽胞液(NORTH AMERICAN SCIENCE ASSOCIATES,Inc.,SUN−07)を使用した。
アスペルギルスについては、ポテトデキストロース寒天培地(株式会社アイサイエンス、PM0002−1)上で生育させ4℃保存していたアスペルギルスを、同培地上に穿刺し、1週間25℃で培養して胞子形成させた。次に、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム50mg/Lの水溶液を胞子形成した培養プレート上に約10mL注ぎ、ディスポーザブルループで胞子を軽く撫でてそぎ落とし、水溶液中に分散させた。胞子が分散した水溶液をピペットで回収し、8枚重ねた滅菌ガーゼでろ過して菌糸を取り除いた後、ろ液を1,400gで10分間遠心し、上清を取り除いた。沈殿した胞子に滅菌蒸留水を10mL加え、洗浄した後、再び同条件で遠心した。これを3回繰り返した後、5mLの滅菌蒸留水に懸濁して胞子液とした。
(蛍光顕微鏡による蛍光強度の測定)
ポリスチレン粒子あるいは微生物の懸濁液をスライドガラスに滴下し、暗所で乾燥させた後、蛍光顕微鏡(オリンパス株式会社 BX51)で観察した。波長340nm付近の光による励起にはU−MWU2、波長405nm付近の光による励起にはU−MNV2ミラーユニットを使用した。UMPlanFL x100対物レンズを使用することで、カバーガラスをスライドガラスに被せずにポリスチレン粒子あるいは微生物を観察した。暗視野光路からの迷光は、DICスライダを用いてカットした。ポリスチレン粒子あるいは微生物の蛍光画像、及び同視野の明視野画像は、顕微鏡に接続したDP−70 CCDカメラ(オリンパス株式会社)で撮影した。
撮影した蛍光画像は、画像解析ソフトウェアImage−Pro Plus 6.3J(Media Cybernetics, Inc.)を使用して、8ビットグレースケール画像に変換し、蛍光画像内のポリスチレン粒子あるいは微生物を検出した。1つのポリスチレン粒子あたりの蛍光強度は、画像解析ソフトウェアが粒子と認識した範囲にある画素のグレースケール値を合計することで算出した。この際、画像内の、粒子を含まない任意の範囲の画素の平均グレースケール値を求め、これをバックグラウンド値とし、粒子と認識された範囲内のそれぞれの画素のグレースケール値からバックグランド値を引くことで、1つのポリスチレン粒子あたりの蛍光強度を補正した。また、複数のポリスチレン粒子の凝集体が一粒子と認識された場合は、明視野画像に基づいて粒子数を判別し、粒子の凝集体の蛍光強度を粒子数で割って、1つのポリスチレン粒子あたりの平均蛍光強度を求めた。1つの微生物あたりの蛍光強度も、同様の手法により求めた。
波長が405nm付近の励起光を用いた場合の、ポリスチレン粒子及び微生物の蛍光強度の分布を、図3に示す。図3に示すように、型番5100Aの粒子、型番4203Aの粒子、型番PS06N/5623の粒子、及び型番PS05N/7508の粒子は、微生物と同様の強度の蛍光を発した。型番5100Aの粒子が発した蛍光の強度は、コリネバクテリウム、マイクロコッカス、及び大腸菌が発した蛍光の強度に特に近かった。型番PS05N/7508の粒子が発した蛍光の強度は、コリネバクテリウム、マイクロコッカス、表皮ブドウ球菌、枯草菌、及びアスペルギルスのそれぞれが発した蛍光の強度に特に近かった。型番PS06N/5623の粒子及び型番4203Aの粒子のそれぞれが発した蛍光の強度は、枯草菌、及びアスペルギルスのそれぞれが発した蛍光の強度に特に近かった。
型番3500Aの粒子が発した蛍光の強度は、微生物が発した蛍光の強度より弱かった。型番4205Aの粒子が発した蛍光の強度は、微生物が発した蛍光の強度より強かった。
また、波長が405nm付近の励起光、及び波長が340nm付近の励起光のそれぞれを用いた場合の、ポリスチレン粒子及び微生物の蛍光強度の分布を、図4に示す。図4に示すように、励起光の波長を変えても、ポリスチレン粒子及び微生物のそれぞれが発する蛍光の強度の変化は、顕著でなかった。
(微生物検出装置による蛍光強度の測定)
微生物検出装置による蛍光強度の測定は、文献(Journal of Aerosol Science,Vol.42,397−407,2011)に従った。すなわち、HEPAフィルタユニットを設置した3m3容量の密閉したチャンバ内で、HEPAフィルタユニットを運転して、チャンバ内部の空気を清浄化した。その後、ポリスチレン粒子あるいは微生物の懸濁液を、ネブライザ(Salter Labs製 Ref8900)を用いて、5L/minの流量で20秒噴霧し、チャンバ内の空中に浮遊させた。その後、30秒間内部の空気を攪拌し、水滴を乾燥させるとともにポリスチレン粒子あるいは微生物を均一に拡散させた。その後60秒間、微生物検出装置として空中浮遊菌検出器(BioVigilant社製IMD−A 300)でチャンバ内の空気を測定し、空気に含まれるポリスチレン粒子あるいは微生物を検出した。検出したポリスチレン粒子あるいは微生物の蛍光強度は、空中浮遊菌検出器の蛍光検出器の検知電圧値として、得られた。
空中浮遊菌検出器で測定した、ポリスチレン粒子及び微生物の蛍光強度の分布を、図5に示す。空中浮遊菌検出器で測定した場合も、ポリスチレン粒子の蛍光強度が、微生物の蛍光強度に近いことが示された。
1 試験室
2 放出装置
6 エアクリーナ
10A、10B、10C、10D 攪拌ファン
11A、11B 給気装置
20 微生物検出装置
21 筐体
22 吸引装置
23 ノズル
24 吸引装置
25 光源
26 レーザ光
27 蛍光検出器
301 情報取得部
302 比較部
303 表示部
304 警報部
305 測定特性取得部
401 情報記憶装置

Claims (16)

  1. 微生物検出装置の校正に用いられる、光を照射されると微生物が発する蛍光の強度とほぼ同じ強度の蛍光を発するポリスチレン粒子の情報を保存する情報記憶装置と、
    前記微生物検出装置の校正のために、放出装置が放出する粒子の情報を取得する情報取得部と、
    前記情報記憶装置に保存されている前記ポリスチレン粒子の情報と、前記情報取得部が取得した前記粒子の情報と、を比較する比較部と、
    を備える、微生物検出装置の校正支援装置。
  2. 前記情報記憶装置に保存されている前記ポリスチレン粒子の情報と、前記放出装置が放出する粒子の情報と、が一致しない場合、警報を発する警報部を更に備える、請求項1に記載の微生物検出装置の校正支援装置。
  3. 前記情報記憶装置に保存されている前記ポリスチレン粒子の情報を表示する表示装置を更に備える、請求項1又は2に記載の微生物検出装置の校正支援装置。
  4. 前記放出装置が放出する粒子の情報を表示する表示装置を更に備える、請求項1又は2に記載の微生物検出装置の校正支援装置。
  5. 前記情報記憶装置が保存する情報が、前記ポリスチレン粒子の名称であり、前記情報取得部が取得する情報が、前記放出装置が放出する粒子の名称である、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の微生物検出装置の校正支援装置。
  6. 前記情報記憶装置が保存する情報が、前記ポリスチレン粒子の特性であり、前記情報取得部が取得する情報が、前記放出装置が放出する粒子の特性である、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の微生物検出装置の校正支援装置。
  7. 前記情報記憶装置が保存する情報が、前記ポリスチレン粒子の放出条件であり、前記情報取得部が取得する情報が、前記放出装置が放出する粒子の放出条件である、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の微生物検出装置の校正支援装置。
  8. 前記ポリスチレン粒子の測定された特性を取得する、測定特性取得部を更に備え、
    前記比較部が、前記ポリスチレン粒子の測定された特性と、前記放出装置が放出した粒子の情報と、を比較する、
    請求項6に記載の微生物検出装置の校正支援装置。
  9. 微生物検出装置の校正に用いられる、光を照射されると微生物が発する蛍光の強度とほぼ同じ強度の蛍光を発するポリスチレン粒子の情報を保存する情報記憶装置から前記ポリスチレン粒子の情報を取得することと、
    前記微生物検出装置の校正のために、放出装置が放出する粒子の情報を取得することと、
    前記情報記憶装置に保存されている前記ポリスチレン粒子の情報と、前記放出装置が放出する粒子の情報と、を比較することと、
    を含む、微生物検出装置の校正支援方法。
  10. 前記情報記憶装置に保存されている前記ポリスチレン粒子の情報と、前記放出装置が放出する粒子の情報と、が一致しない場合、警報を発することを更に含む、請求項9に記載の微生物検出装置の校正支援方法。
  11. 前記情報記憶装置に保存されている前記ポリスチレン粒子の情報を表示することを更に含む、請求項9又は10に記載の微生物検出装置の校正支援方法。
  12. 前記放出装置が放出する粒子の情報を表示することを更に含む、請求項9又は10に記載の微生物検出装置の校正支援方法。
  13. 前記情報記憶装置が保存する情報が、前記ポリスチレン粒子の名称であり、前記放出装置が放出する粒子の情報が、前記放出装置が放出する粒子の名称である、請求項9乃至12のいずれか1項に記載の微生物検出装置の校正支援方法。
  14. 前記情報記憶装置が保存する情報が、前記ポリスチレン粒子の特性であり、前記放出装置が放出する粒子の情報が、前記放出装置が放出する粒子の特性である、請求項9乃至12のいずれか1項に記載の微生物検出装置の校正支援方法。
  15. 前記情報記憶装置が保存する情報が、前記ポリスチレン粒子の放出条件であり、前記放出装置が放出する粒子の情報が、前記放出装置が放出する粒子の放出条件である、請求項9乃至12のいずれか1項に記載の微生物検出装置の校正支援方法。
  16. 前記ポリスチレン粒子の測定された特性を取得することと、
    前記ポリスチレン粒子の測定された特性と、前記放出装置が放出した粒子の情報と、を比較することと、
    を更に含む、請求項14に記載の微生物検出装置の校正支援方法。
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