JP2013158199A - 絶縁カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】電線の絶縁カバーを容易に着脱可能にする。
【解決手段】(a)は、カバー1を配電線Lに装着する前の状態を示す。弾性変形可能な筒状部11の弾性力に抗して、第1留め具15及び第2留め具16の、鉤状の先端同士を係合させることにより、端部13aと、13bとが離間するため、配電線Lをカバー1内に挿入することが容易になる。(b)は、カバー1を配電線Lに装着した状態を示す。カバー1内面の粘着部18が配電線Lの上部に固着することにより、人の力が作用しなければ、カバー1は配電線Lから外れなくなる。(c)は、カバー1を配電線Lに沿って移動させる際の状態を示す。カバー1内面の粘着部18を配電線Lの上部から離すことにより、カバー1をずらすことができる。カバー1を押し上げて、配電線Lが当たることにより、筒状部11の弾性力に抗して、端部13aと、13bとが離間するため、カバー1を配電線Lから取り外すことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電線に取り付ける絶縁カバーに関する。
従来、配電線の工事の際には、配電線に対する絶縁カバーの取り付けや取り外しの作業が頻繁に行われる。そして、その作業のときに絶縁カバーの口が開いてしまうことに対して、多くの対策方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、架空配電線用絶縁カバー、及びその取付け方法として、弾性状ヒンジを介して開閉自在に連結される一端部と、凹凸の係着部材を介して係着自在とされる他端部とを有する両側一対のカバー部材を、間接活線把持工具の把持片内側に略半開状に仮止めした後、当該把持片により係着部材を係着させて、当該カバー部材を架空配電線に取り付けることが開示されている。
次に、特許文献2には、電線補修用カバー、及びその取付け方法として、凹凸の係着部材と、外周面に突設された可撓性保持環とを有する両側カバー部材を、当該保持環により間接活線把持工具の把持片に各々外嵌状に保持しつつ、当該両側カバー部材を架空配電線に取り付けることが開示されている。
また、特許文献3には、配電線用絶縁カバーとして、クランプカバー部、碍子カバー部及び2つの電線カバー部を備えた雌枠及び雄枠からなり、雌枠の一端側と雄枠の中間部に、開閉操作時に絶縁操作棒等でクランプするための操作板を設けたカバーが開示されている。
特許第3290401号公報 特許第4272914号公報 実用新案登録2554846号公報
特許文献1〜3に開示された技術により、カバーの口が開くことは防止できるようになったが、カバーの取り外しや付け替えに多くの時間及び労力を要する。また、カバーの取り付けや取り外しを行う際に、カバー専用の工具が必要になる。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、電線の絶縁カバーを容易に着脱可能にすることにある。
上記課題を解決するために、本発明は、電線に着脱される絶縁カバーであって、電線を囲む枠部と、前記枠部に設けられる開閉部と、前記枠部の内面に設けられ、前記開閉部から前記枠部の内部へ通り抜けた電線に粘着する粘着部と、を備え、前記開閉部が、通常は閉じており、前記電線が押し当てられたときに作用する力により弾性的に開き、前記電線が通り抜けた後に弾性力により閉じることを特徴とする。
この構成によれば、人の力を用いることにより、電線を、絶縁カバーの開閉部の間から枠部の内側へ通すとともに、枠部から外すことができる。そして、人の力を用いることにより、電線を絶縁カバーの粘着部に固定するとともに、取り外すことができる。逆に、人の力が作用しなれば、一旦枠部の内側に入った電線が外れたり、一旦粘着部に固定された電線が離れたりすることはなく、絶縁カバーが電線に装着された状態が継続し、絶縁カバーの位置ずれを防止することができる。また、開閉部及び枠部は電線を囲むものであり、電線に密着するわけではないので、電線から粘着部を離した状態で、電線に沿って絶縁カバーを移動させることができる。なお、電線に粘着部が固定された状態で、粘着力に抗して、電線の架設方向に力を加えることにより、絶縁カバーをずらしてよい。これによれば、電線の絶縁カバーを容易に着脱し、移動することができる。
また、本発明の上記絶縁カバーにおいて、前記開閉部を開いた状態に保持し、前記電線が前記開閉部を内部へ通り抜けた後に、当該状態を解除する留め具をさらに備えることとしてもよい。
この構成によれば、留め具により予め絶縁カバーの開閉部を開いておくことができる。これによれば、絶縁カバーを電線に装着する際に、弾性力に抗する必要がないので、小さい力で手操作ができる。
また、本発明の上記絶縁カバーにおいて、前記留め具は、前記状態を解除した後に、前記枠部の内面に添着されることとしてもよい。
この構成によれば、絶縁カバーを電線から取り外す際に、留め具が、外側へ通り抜ける電線の妨げにならないようにすることができる。
また、本発明の上記絶縁カバーにおいて、前記開閉部は、2枚の板バネに対の扉状に設けられることとしてもよい。
この構成によれば、開閉部が2枚の板バネに設けられるので、電線に絶縁カバーを着脱する際に、弾性力が減少するため、小さい力で手操作ができる。
また、本発明の上記絶縁カバーにおいて、前記開閉部は、対として前記枠部の両側に一体化されることとしてもよい。
この構成によれば、開閉部が枠部に一体的に成形されるので、絶縁カバーの構造が簡単になり、かつ、その強度が大きくなる。
その他、本願が開示する課題及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、電線の絶縁カバーが容易に着脱可能になる。
ストッパー式の絶縁カバーの構造を示す図であり、(a)はカバー1を開いた状態を示し、(b)はカバー1の断面図を示す。 カバー1を配電線Lに装着し、移動させる様子を示す図であり、(a)はカバー1を配電線Lに装着する前の状態を示し、(b)は、カバー1を配電線Lに装着した状態を示し、(c)はカバー1を配電線Lに沿って移動させる際の状態を示す。 カバー1を配電線Lに装着した状態から、カバー1を配電線Lに沿って移動させる方法を示す図であり、(a)はカバー1の粘着部18を配電線Lから外した後に移動させる方法を示し、(b)はカバー1をそのまま移動させる方法を示す。 バネ式の絶縁カバーの構造を示す図であり、(a)はカバー2を開いた状態を示し、(b)はカバー2の断面図を示す。 カバー2を配電線Lに装着する際の様子を示す図であり、(a)はカバー2を配電線Lに装着する前の状態を示し、(b)はカバー2を配電線Lに装着する途中の状態を示し、(c)はカバー2を配電線Lに装着した状態を示す。 ストッパーなしの絶縁カバーの構造を示す図であり、(a)はカバー3の断面図を示し、(b)はカバー3を配電線Lに装着する途中の状態を示す。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態を説明する。本発明の実施の形態に係る電線用の絶縁カバーは、電線を囲む枠の部分と、その部分につながる開閉部分とを有し、その開閉部分を電線に押し当てることで開き、電線が枠の内部に入ると、弾性力で閉じるように構成するものである。そして、絶縁カバーの内面にガムテープ程度の粘着力のある滑り止めを設けて、枠の内部に入った電線に粘着させる。
これによれば、配電線(高圧線)の工事において、絶縁カバーの取り付け及び取り外しを、専用の工具を用いることなく、人の力により容易に行うことができる。また、絶縁カバーの位置ずれを防止することができるとともに、人の力により容易にずらすことができる。
≪第1の実施の形態≫
図1は、ストッパー式の絶縁カバーの構造を示す図である。図1(a)はカバー1を中心から開いた状態を示し、図1(b)はカバー1の断面図を示す。カバー1は、ストッパー式の絶縁カバーであり、材質は高電圧(例えば、6600V)に耐えられる絶縁体(以下、同様)であり、筒状部11、対になった板状部12及び端部13、操作部14が一体に形成された構造になっている。
筒状部11は、円筒の一部分の形状を有し、弾性材料からなるため、湾曲可能であることにより、端部13を開閉可能とし、配電線L(図2参照)を内部へ挿入可能とする。板状部12は、筒状部11の両端に対の平板として形成される。端部13は、対の板状部12のそれぞれに形成される。操作部14は、端部13bの中央部分に形成され、配電線Lにカバー1を着脱する際に、やっとこで把持される部分である。実際には、作業担当者が、やっとこで操作部14を把持した後、カバー1を装着する際には操作部14を下方に引張り、カバー1を外す際には操作部14を上方に押し上げる。
第1留め具15は、板状部12aの内面に固設され、先端が鉤状になっている。第2留め具16は、板状部12bの内面にヒンジ17を介して設けられ、ヒンジ17を中心に回動可能であり、先端が鉤状になっている。第1留め具15及び第2留め具16の、鉤状の先端同士を係合させると、端部13aと、端部13bとが離間し、配電線Lをカバー1に挿入しやすくなる。
粘着部18は、例えば、ガムテープ程度の粘着力を持った粘着性材料であり、接着剤や粘着シートにより実現され、筒状部11の中央の内面に設けられる。カバー1内に挿入された配電線Lの上部に粘着部18が粘着する。これによれば、カバー1を、配電線Lに固定するとともに、人の力により配電線から引き離すことが可能である。従って、所定値(例えば、平均的な人の力)より小さい力では離れず、所定値以上の力が作用すると外れるように、粘着部18の粘着力の度合が調整される。
なお、カバー1の内側は、配電線Lに装着されたとしても、配電線Lに密着するわけではなく、所定の範囲内で上下左右に動くことが可能な空間が確保されるものとする。また、図1(a)では、カバー1の板状部12の中央に第1留め具15及び第2留め具16を設けるように示したが、板状部12の上側と下側に対の留め具をそれぞれ設けるようにしてもよい。
図2は、カバー1を配電線Lに装着し、移動させる様子を示す図である。図2(a)は、カバー1を配電線Lに装着する前の状態を示す。筒状部11の弾性力に抗して、第1留め具15及び第2留め具16の、鉤状の先端同士を係合させることにより、端部13aと、端部13bとの間隔が、配電線Lの外径より長くなる。これによれば、カバー1を配電線Lに装着する際に、筒状部11の弾性力に抗して上記間隔を空ける必要がないので、小さい力で配電線Lをカバー1内に挿入することができる。そして、第2留め具16を斜めにした状態で第1留め具15に係合させるので、例えば、図2(a)において第2留め具16を水平にして上記間隔を確保する方法と比較すると、第2留め具16がより外しやすくなる。なお、第1留め具15及び第2留め具16の係合の度合は、筒状部11の弾性力に逆らって掛合可能であるが、第2留め具16が配電線Lに当たれば、第1留め具15から外れる程度とする。
図2(b)は、カバー1を配電線Lに装着した状態を示す。カバー1内面の粘着部18が配電線Lの上部に粘着することにより、カバー1が配電線Lに装着された状態になり、人の力が作用しなければ、カバー1は配電線Lから外れない。また、粘着部18が配電線Lから外れたとしても、端部13a及び13bが十分に接近しているので、人の力が作用しなければ、カバー1が配電線Lから外れることはない。このとき、第2留め具16は、板状部12bの内面に添着される。
図2(c)は、カバー1を配電線Lに沿って移動させる際の状態を示す。カバー1内面の粘着部18が配電線Lの上部から離れた状態にすることにより、配電線L上における、カバー1の位置を任意に変更することができる。このとき、図2(b)と同様に、第2留め具16が板状部12bの内面に添着されている。これによれば、さらにカバー1を押し上げることにより、通り抜ける配電線Lを妨害することなく、カバー1を配電線Lから取り外すことができる。
図3は、カバー1を配電線Lに装着した状態から、カバー1を配電線Lに沿って移動させる方法を示す図である。図3(a)は、カバー1の粘着部18を配電線Lから外した後、移動させる方法を示す。粘着部18を配電線Lから外すためには、まず、配電線Lが比較的重いことを考慮して、やっとこで操作部14を把持し、カバー1を押し上げることが考えられる。これは、1個のやっとこを使用する方法である。
次に、2個のやっとこを使用する方法が考えられる。詳細には、一方のやっとこでカバー1を固定し、他方のやっとこで配電線Lを下に引張る方法、又は、一方のやっとこで配電線Lを固定し、他方のやっとこでカバー1を押し上げる方法である。これによれば、例えば、配電線Lが比較的軽い場合であっても、確実に粘着部18を配電線Lから外すことができる。
図3(b)は、カバー1をそのまま移動させる方法を示す。図2(b)に示すように、カバー1の粘着部18が配電線Lの上部に固着していたとしても、人の力を及ぼすことにより粘着部18を配電線Lから離すことはできるので、カバー1をずらすために、やっとこを用いて、カバー1を配電線Lの架設方向に叩く。すなわち、カバー1に所定値(例えば、平均的な人の力)以上の力を作用させることにより、粘着部18と配電線Lの間の摩擦力に抗して、カバー1を移動させることができる。
≪第2の実施の形態≫
図4は、バネ式の絶縁カバーの構造を示す図である。図4(a)はカバー2を中心から開いた状態を示し、図4(b)はカバー2の断面図を示す。カバー2は、バネ式の絶縁カバーであり、材質は絶縁体であり、筒状部21、対になった板状部22、操作部23が一体に形成された構造になっている。筒状部21は、円筒の半分の形状を有する。板状部22は、筒状部21の両端に対の平板として形成される。操作部23は、板状部22bの中央部分に形成され、配電線Lにカバー2を着脱する際に、やっとこにより把持する部分である。
板状部22b及び22aの中央には、それぞれ開閉部24及び25が形成される。開閉部24(25)は、人の力が作用しなければ閉じたままであり、カバー2を配電線Lに着脱する際に、人の力によりカバー2を上下すると、配電線Lの外径長まで開くことにより、配電線Lの通り抜けを許容する。開閉部24(25)は、本体部24a(25a)及び弾性変形部24b(25b)からなる。本体部24a(25a)は、開閉する扉状の部分である。弾性変形部24b(25b)は、板バネからなり、筒状部21側の一端は固定され、他端に本体部24a(25a)が設けられる。弾性変形部24b(25b)を構成する板バネにより、本体部24a(25a)は、人の力が作用しなければ閉じたままであり、配電線Lを上下から押し当てると開く構造になっている。
粘着部26は、例えば、ガムテープ程度の粘着力を持った粘着性材料であり、接着剤や粘着シートにより実現され、筒状部21の中央の内面に設けられる。カバー2内に挿入された配電線Lの上部に、粘着部26が粘着する。これによれば、カバー2を、配電線Lに固定するとともに、人の力によれば、配電線Lから引き離すことが可能である。
なお、カバー2の内側は、配電線Lに装着されたとしても、配電線Lに密着するわけではなく、所定の範囲内で上下左右に動くことが可能な空間が確保されるものとする。
図5は、カバー2を配電線Lに装着する際の様子を示す図である。図5(a)は、カバー2を配電線Lに装着する前の状態を示す。本体部24a及び25aは、閉じた状態になっており、その下方に配電線Lが位置している。図5(b)は、カバー2を配電線Lに装着する途中の状態を示す。本体部24a及び25aは、相対的に下方から配電線Lが押し当てられると、板バネの弾性力に抗して、最大で配電線Lの外径長まで開くことにより、配電線Lの通り抜けを許容する。図5(c)は、カバー2を配電線Lに装着した状態を示す。カバー2の粘着部26が配電線Lの上部に粘着することにより、カバー2が配電線Lに装着された状態になり、人の力が作用しなければ、カバー2は配電線Lから外れない。また、粘着部18が配電線Lから離れたとしても、本体部24a及び25aが接しているので、人の力が作用しなければ、カバー2が配電線Lから外れることはない。
≪第3の実施の形態≫
図6は、ストッパーなしの絶縁カバーの構造を示す図である。図6(a)は、カバー3の断面図を示す。カバー3は、ストッパーなしの絶縁カバーであり、材質は絶縁体であり、弾性変形部31、対になった板状部32及び端部33が一体に形成された構造になっている。弾性変形部31は、板バネからなる平板の形状を有する。板状部32は、弾性変形部31の両端に対の平板として形成される。端部33は、対の板状部32のそれぞれに、配電線Lが通り抜けやすいように外向きに形成される。
粘着部34は、例えば、ガムテープ程度の粘着力を持った粘着性材料であり、接着剤や粘着シートにより実現され、弾性変形部31の中央の内面に設けられる。カバー3内に挿入された配電線Lの上部に粘着部34が粘着する。これによれば、カバー3を、配電線Lに固定するとともに、人の力によれば、配電線Lから引き離すことが可能である。
なお、カバー3の内側は、配電線Lに装着されたとしても、配電線Lに密着するわけではなく、所定の範囲内で上下左右に動くことが可能な空間が確保されるものとする。
図6(b)は、カバー3を配電線Lに装着する途中の状態を示す。対の端部33を配電線Lに接触させて、弾性変形部31を配電線Lの方向に押すことにより、弾性変形部31の弾性力に抗して端部33が広がり、最大で配電線Lの外径長まで開くことにより、配電線Lの通り抜けを許容する。なお、カバー3を配電線Lから取り外す際には、弾性変形部31を配電線Lから離隔する方向に引張ることにより、対になった端部33の間を、配電線Lを通り抜けさせることができる。
≪第4の実施の形態≫
図示しないが、第2の実施の形態と、第3の実施の形態とを組み合わせたものが考えられる。基本的には、図6に示すような、絶縁カバー自体が弾性を有しており、ストッパーのない構造のものであるが、配電線Lに装着した際に、配電線Lから外れるのを防ぐための強度(例えば、図6(a)の端部33が広がるのに抗する力)が十分でない場合に、板状部32の両側(配電線L方向の前側と後側)に、図4に示すような開閉部を補強用に設けるものである。
以上説明した本発明の実施の形態によれば、配電線Lに対して、絶縁用のカバーを容易に着脱及び移動可能になる。
詳細には、まず、絶縁やっとこが1本あれば、カバーを配電線Lに装着し、配電線Lの工事をすることができる。なお、従来のカバーを装着する際には、絶縁やっとこ2本及び共用操作棒に加えて、先端工具としてカバー押さえ器を使って作業をしていた。また、従来の方法では、専用の工具にカバーを装填した後、その工具を用いて、配電線Lにカバーを装着していた。
これによれば、配電線Lの工事に係る作業時間を大幅に短縮することができる。そして、副次効果として、作業時間が短くなるので、作業者の疲労を軽減するとともに、必要な工具が少なくて済むので、作業空間を容易に確保することができる。以上によれば、作業の安全性向上及びコスト削減を図ることができる。
なお、間接用絶縁カバーについて説明したが、ジャンパースリーブカバー、分岐スリーブカバー、引き下げ線用コネクタカバー等の他のカバーにおいても同等の効果が期待できる。
≪その他の実施の形態≫
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、上記実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。例えば、対になった開閉部のうち、少なくとも一方が弾性変形部に接続され、他方は必ずしも弾性変形部に接続されていなくてもよい。具体例としては、図4の開閉部24及び25のうち、一方は弾性変形部を有することなく、固定されていてもよい。
また、例えば、図2(c)において、第2留め具16を長くする、又は、ヒンジ17の位置をカバー1の奥(図の上方)に変えるようにしてもよい。これによれば、第2留め具16の先端がカバー1の奥(図の配電線Lの右側)に位置するので、その先端と、カバー1の左側内面との間に配電線Lを挟み込むことにより、粘着部18がなくても、カバー1を配電線Lに固定することができる。
1 カバー(絶縁カバー)
11 筒状部(枠部)
12 板状部(枠部)
13 端部(開閉部)
15 第1留め具(留め具)
16 第2留め具(留め具)
18 粘着部
2 カバー(絶縁カバー)
21 筒状部(枠部)
22 板状部(枠部)
24a、25a 本体部(開閉部)
24b、25b 弾性変形部
26 粘着部
3 カバー(絶縁カバー)
31 弾性変形部(枠部)
32 板状部(枠部)
33 端部(開閉部)
34 粘着部
L 配電線(電線)

Claims (5)

  1. 電線に着脱される絶縁カバーであって、
    電線を囲む枠部と、
    前記枠部に設けられる開閉部と、
    前記枠部の内面に設けられ、前記開閉部から前記枠部の内部へ通り抜けた電線に粘着する粘着部と、
    を備え、
    前記開閉部は、
    通常は閉じており、前記電線が押し当てられたときに作用する力により弾性的に開き、前記電線が通り抜けた後に弾性力により閉じる
    ことを特徴とする絶縁カバー。
  2. 請求項1に記載の絶縁カバーであって、
    前記開閉部を開いた状態に保持し、前記電線が前記開閉部を内部へ通り抜けた後に、当該状態を解除する留め具
    をさらに備えることを特徴とする絶縁カバー。
  3. 請求項2に記載の絶縁カバーであって、
    前記留め具は、前記状態を解除した後に、前記枠部の内面に添着される
    ことを特徴とする絶縁カバー。
  4. 請求項1に記載の絶縁カバーであって、
    前記開閉部は、2枚の板バネに対の扉状に設けられる
    ことを特徴とする絶縁カバー。
  5. 請求項1に記載の絶縁カバーであって、
    前記開閉部は、対として前記枠部の両側に一体化される
    ことを特徴とする絶縁カバー。
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