JP2013158167A - Fetを有する電気回路、スイッチングレギュレータ、および電気機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成によりスパイク電圧の発生を抑えつつ、FETに流れる過電流を抑制することが可能となる電気回路を提供する。
【解決手段】ゲート電圧が入力されるFETと、駆動電圧入力ライン、ゲート電圧を出力する出力ライン、および駆動電圧入力ラインと出力ラインの間の導通/遮断を切替えるスイッチ素子が設けられており、スイッチ素子を導通状態として駆動電圧に応じたHレベルのゲート電圧を出力するドライバと、FETを流れる過電流を検出する過電流検出部と、駆動電圧入力ラインに接続されている放電ラインと、放電ラインの導通/遮断を切替える放電スイッチと、を備え、過電流が検出されたとき、スイッチ素子を導通状態としたまま放電スイッチを導通状態とし、スイッチ素子および放電ラインを介した出力ラインからの放電により、ゲート電圧をHレベルから徐々に小さくする電気回路とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、FETを有する電気回路、スイッチングレギュレータ、および電気機器に関する。
従来、FET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)を有する電気回路が広く利用されている。このようなFETを有する電気回路としては、例えば電源用の回路のように、何らかの原因によってFETに過剰な電流(過電流)が流れる可能性のあるものが存在する。過電流は電気回路の損傷等の不具合を招くことから、このような電気回路には、過電流保護機能が設けられることがある。
図10は、上述した過電流保護機能が設けられた電気回路の一例を概略的に示している。当該電気回路100は、FET101、ドライバ102、および過電流保護回路103を有している。ドライバ102は、FET101を制御するためのゲート電圧VGを、FET101のゲートへ出力する。
FET101は、H(High)レベルのゲート電圧VGが入力されているときは、オン(ソース−ドレイン間が導通した状態)となる。このときFET101のソース−ドレイン間には、入力電圧VIN等に応じた電流Isが流れる。一方、FET101は、L(Low)レベルのゲート電圧VGが入力されているときは、オフ(ソース−ドレイン間が遮断された状態)となる。
過電流保護回路103は、FET101に流れる電流Isを監視し、電流Isの過電流を検出したときに、ゲート電圧VGが直ちにLレベルとなるようにする。ゲート電圧VGがLレベルとなることによりFET101はオフとなり、過電流は抑制される。このような過電流保護動作が行われることにより、電気回路100は過電流から保護される。
特開平6−216734号公報
上述した電気回路100について、過電流保護動作がなされるときのゲート電圧VG、電流Is、およびFET101に加わる電圧Vsのタイミングチャートを図11に示す。本図に示すように、電流Isが所定の過電流レベルに達するとゲート電圧VGは直ちにLレベルとされ、その結果、FET101は急峻にオフとなり過電流は解消される。
しかしFET101が急峻にオフとされるとき、電気回路100が有するインダクタ成分により、図11に示すように電圧Vsのスパイク(スパイク電圧)が発生する。このインダクタ成分としては、例えば、電気回路100がICチップの形態である場合に用いられる基板(PCB基板等)や、ICチップとリード電極の接続に用いられるボンディングワイヤ(例えば図10に示す、ボンディングワイヤW)等が挙げられる。
このようなスパイク電圧は、FET101の耐圧破壊等を招くおそれがあるため、極力抑えられることが望まれる。なお製品の小型化や低廉化等を考慮すれば、スパイク電圧を抑えるための構成は出来るだけ簡易であることが望ましい。
本発明は上述した問題に鑑み、簡易な構成によりスパイク電圧の発生を抑えつつ、FETに流れる過電流を抑制することが可能となる電気回路の提供を目的とする。また本発明は、当該電気回路を備えるスイッチングレギュレータおよび電気機器の提供を目的とする。
上記目的を達成するため本発明に係る電気回路は、ゲート電圧がゲートに入力されるFETと、駆動電圧が入力される駆動電圧入力ライン、前記ゲート電圧を出力する出力ライン、および前記駆動電圧入力ラインと前記出力ラインの間の導通/遮断を切替えるスイッチ素子が設けられており、前記スイッチ素子を導通状態として前記駆動電圧に応じたHレベルの前記ゲート電圧を出力するオン動作、および、前記スイッチ素子を遮断状態としてLレベルの前記ゲート電圧を出力するオフ動作を行うドライバと、前記FETのソース‐ドレイン間を流れる過電流を検出する過電流検出部と、前記駆動電圧入力ラインに接続されている放電ラインと、前記放電ラインの導通/遮断を切替える放電スイッチと、を備え、前記過電流が検出されたとき、前記スイッチ素子を導通状態としたまま前記放電スイッチを導通状態とし、前記スイッチ素子および前記放電ラインを介した前記出力ラインからの放電により、前記ゲート電圧をHレベルから徐々に小さくする構成とする。
本構成によれば、簡易な構成によりスパイク電圧の発生を抑えつつ、FETに流れる過電流を抑制することが可能となる。
また上記構成としてより具体的には、前記FETは、Nチャネル型MOSFETである構成としてもよい。また上記構成において、前記FETのオン/オフを制御する制御信号を生成し、前記ドライバ部へ出力する制御回路を備え、前記ドライバ部は、前記制御信号に基づいて、前記オン動作および前記オフ動作を切替えて行う構成としてもよい。
また上記構成において、前記ドライバ部は、前記スイッチ素子を有するインバータ回路を備え、前記駆動電圧入力ラインは、前記インバータ回路の正側電源ラインである構成としてもよい。
また上記構成において、前記放電ラインは、前記インバータ回路の正側電源ラインと負側電源ラインの間を短絡させる構成としてもよい。
また上記構成において、前記スイッチ素子に対応したボディダイオードを備え、前記ボディダイオードおよび前記放電ラインを介して、前記出力ラインが放電可能とされる構成としてもよい。また上記構成において、一端が前記出力ラインに接続され他端が接地される放電抵抗を有し、前記放電抵抗を介して、前記出力ラインが放電可能とされる構成としてもよい。
また前記駆動電圧入力ラインにコンデンサが接続される上記構成の電気回路において、前記過電流が検出されたとき、前記駆動電圧入力ラインと前記コンデンサの間を遮断する構成としてもよい。
また本発明に係るスイッチングレギュレータは、上記構成の電気回路を備え、前記FETのスイッチング動作により生成した出力電圧を、外部へ供給する構成とする。
また本発明に係る電気機器は、上記構成の電気回路を備えた構成とする。また本発明に係る電気機器は、上記構成のスイッチングレギュレータを備え、前記スイッチングレギュレータの出力を用いて駆動する構成とする。また当該電気機器は、例えばテレビジョン受像機であってもよい。
本発明に係る電気回路によれば、簡易な構成によりスパイク電圧の発生を抑えつつ、FETに流れる過電流を抑制することが可能となる。また本発明に係るスイッチングレギュレータおよび電気機器によれば、本発明に係る電気回路の利点を享受することが可能となる。
本発明の実施形態に係るスイッチングレギュレータの構成図である。 当該スイッチングレギュレータのアプリケーション回路図である。 第1実施形態に係るドライバおよびその周辺の構成図である。 第1実施形態に係る各種信号等のタイミングチャートである。 当該スイッチングレギュレータを適用したテレビの構成図である。 当該スイッチングレギュレータを搭載したテレビの正面図 当該スイッチングレギュレータを搭載したテレビの側面図 当該スイッチングレギュレータを搭載したテレビの背面図 第2実施形態に係るドライバおよびその周辺の構成図である。 第3実施形態に係るドライバおよびその周辺の構成図である。 第4実施形態に係るドライバおよびその周辺の構成図である。 従来のFETを有する回路例の構成図である。 当該回路例に係る各種電圧等のタイミングチャートである。
本発明の実施形態について、第1から第4の各実施形態を例に挙げて以下に説明する。
1.第1実施形態
[スイッチングレギュレータの構成と動作]
まず第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るスイッチングレギュレータ(DC/DCコンバータ)1のブロック図であり、図2は、スイッチングレギュレータ1のアプリケーション回路図である。
本図に示すように当該スイッチングレギュレータ1は、スイッチング電源IC10、インダクタL1、各コンデンサ(C1〜C5)、各抵抗(R1〜R5)、および出力端子Toutなどを有している。
スイッチングレギュレータ1は、外部から所定の入力電圧VIN(例えば12Vの定電圧)が入力され、出力端子Toutから出力電圧Voを出力するものとなっている。なおスイッチングレギュレータ1は、オンタイム固定のPWM制御方式により後述する各FET(48、49)をスイッチングさせ、出力電圧Voを生成するようになっている。
スイッチング電源IC10は、各要素を集積化したICチップを有する半導体集積回路装置である。スイッチング電源IC10は、例えばボンディングワイヤを用いて当該ICチップのパッドに接続されたリード電極である、各端子(T1〜T8)を有している。各端子(T1〜T8)は、外部(例えばPCB基板のプリント配線)への接続に用いられるものであり、はんだ等によって外部へ接続される。
端子T1は、抵抗R1とコンデンサC1を順に介して、端子T3に接続されている。また端子T3は、インダクタL1を介して出力端子Toutに接続されているとともに、抵抗R2を介してコンデンサC3の一端に接続されている。コンデンサC3の他端は、インダクタL1と出力端子Toutの間に接続されているとともに、抵抗R3および抵抗R4を介して接地されている。
抵抗R3および抵抗R4の間は、抵抗R2とコンデンサC3の間に接続されているとともに、端子T7に接続されている。これにより、出力電圧Voに応じた電圧(抵抗R3と抵抗R4により分圧された電圧)である電圧VFBが、端子T7を介して、スイッチング電源IC10内にフィードバックされる。またコンデンサC4は、一端がインダクタL1と出力端子Toutの間に接続されており、他端が接地されている。
端子T2は、入力電圧VINの入力端、およびコンデンサC2の一端に接続されている。コンデンサC2の他端は接地されている。端子T4は、いわゆる接地端子であり、スイッチング電源IC10内の接地電位を外部の接地電位(基準電位)に合わせる役割を果たす。
また端子T5は、コンデンサC5を介して接地点に接続されており、端子T6は、抵抗R5を介して接地点に接続されている。端子T8は、入力電圧VINの入力端などに接続される。
次に、スイッチング電源IC10の内部構成について説明する。図1に示すようにスイッチング電源IC10は、VREF電圧生成回路21、VREG電圧生成回路22、VDRV電圧生成回路23、各分圧抵抗(24、25)、バイアス電流生成回路26、低電圧誤動作防止回路27、サーマルシャットダウン回路28、コンパレータ31、保護用回路32、オンタイム設定回路33、過電流保護回路34、遅延制御回路35、ソフトスタート回路36、制御回路37、ダイオード41、ブートスイッチ42、放電スイッチ44、レベルシフト回路45、各ドライバ(46、47)、各FET(48、49)、および放電抵抗50などを有している。
VREF電圧生成回路21は、入力電圧VINを用いて電圧VREFを生成する。電圧VREFは、スイッチング電源IC10内で用いられる基準電圧の一つである。VREG電圧生成回路22は、入力電圧VINを用いて電圧VREGを生成する。電圧VREGは、スイッチング電源IC10の内部動作に用いられる。
VDRV電圧生成回路23は、入力電圧VINを用いて電圧VDRVを生成する。電圧VDRVはドライバ駆動用電圧であり、各ドライバ(46、47)を適切に駆動させることが可能となるように、予め所定の大きさに設定されている。
VREF電圧生成回路21により生成された電圧VREFは、バイアス電流生成回路26、低電圧誤動作防止回路27、およびサーマルシャットダウン回路28に出力される。また電圧VREFは、各分圧抵抗(24、25)によって分圧され、コンパレータ31の非反転入力端子に入力される基準電圧VTGとなる。なおこの基準電圧VTGは、オンタイム固定のPWM制御が可能となるよう生成されるものであり、例えば所定のリップル成分を有した電圧波形となるように調整されていても良い。
バイアス電流生成回路26は、電圧VREFの供給を受けて動作し、コンパレータ31の入力バイアス電流を生成する。低電圧誤動作防止回路27は、電圧VREFの供給を受けて動作し、入力電圧VINの異常な低下を検出したときに、スイッチング電源IC10をシャットダウンする。
サーマルシャットダウン回路28は、電圧VREFの供給を受けて動作し、監視対象温度(スイッチング電源IC10のジャンクション温度)が所定の閾値(例えば、175℃)に達したときに、スイッチング電源IC10をシャットダウンする。
コンパレータ31は、非反転入力端子に電圧VTGが、反転入力端子に電圧VFBがそれぞれ入力され、各入力端子の電圧値の比較結果を出力する。なおスイッチングレギュレータ1の起動時には、コンパレータ31の非反転入力端子に入力される電圧として、ソフトスタート回路36の出力電圧が優先される。コンパレータ34の出力側は、制御回路37のS端子(セット端)に接続されている。
保護用回路32は、電圧VFBの状態に基づいて、過電圧保護(OVP)或いはショート回路保護(SCP)がなされるように、遅延制御回路35へ必要な信号を送出する。
オンタイム設定回路33は、オンタイム設定信号を生成して、制御回路37のR端子(リセット端)に出力する。オンタイム設定信号は、通常はLレベルであるが、後述する制御信号SHがLレベルに立ち下がってから所定のオンタイムが経過した後に、Hレベルのトリガパルスが現れるように生成される。
過電流保護回路34は、各FET(48、49)を流れる電流についての過電流(所定の過電流レベルを超える電流)を検出する機能を有し、当該過電流の検出の有無を表す信号を出力する。なお以下の説明では、FET48のソース−ドレイン間を流れる電流(後述する電流Is)についての過電流の検出の有無を表す信号を、過電流検出信号SOCPとする。
過電流検出信号SOCPは、過電流が検出されたことを表すオンの状態と、過電流が検出されていないことを表すオフの状態の何れかとなる。過電流検出信号SOCPは、遅延制御回路35、制御回路37、ブートスイッチ42、および放電スイッチ44などに出力され、過電流が検出されたときに過電流保護動作が行われるようになっている。過電流保護動作のより具体的な内容については、改めて説明する。
遅延制御回路35は、保護用回路32や過電流保護回路34から得られる信号に基づいて、ソフトスタート回路36の動作に関する遅延時間を制御する。ソフトスタート回路36は、出力電圧VOのオーバーシュートや突入電流の発生等を防ぐため、ソフトスタート機能を発揮する回路である。ソフトスタート回路36は、スイッチングレギュレータ1の起動時にコンパレータ31へ適切な電圧を供給し、出力電圧VOが緩やかに立ち上がるようにする。
制御回路37は、基本動作としてRSフリップフロップと同等の動作を行う。すなわち制御回路37は、制御信号SHおよび制御信号SLを出力するものであり、S端子(セット端)の入力の立上りに合わせて制御信号SHをHレベルにセットし、R端子(リセット端)の入力の立上りに合わせて制御信号SHをLレベルにリセットする。制御信号SLは、制御信号SHの論理を反転させた信号として出力される。
制御信号SHは、FET48のオン/オフの制御に用いる信号であり、制御信号SLは、FET49のオン/オフの制御に用いる信号である。制御信号SHは、Lレベルがオンの状態(FET48をオンさせる状態)を表し、Hレベルがオフの状態(FET48をオフさせる状態)を表す。なお制御回路37は、過電流検出信号SOCPを受けたとき(つまり過電流動作時)には、制御信号SHをオンの状態に固定する。
レベルシフト回路45は、制御信号SHの電圧レベルを引き上げてドライバ46に供給する。ドライバ46は、CMOS[Complementary Metal Oxide Semiconductor]構造のインバータ回路(図3を参照)を有しており、制御信号SHに基づいてFET48に対するゲート信号を生成し、FET48のゲートへ出力する。
ダイオード41は、アノードがVDRV電圧生成回路23の出力側(電圧VDRVが出力される)に接続されており、カソードがブートスイッチ42の一端および端子T1に接続されている。そしてブートスイッチ42の他端は、ドライバ46の上側電源入力端(後述する駆動電圧入力ラインL-in)、およびレベルシフト回路45の上側電源入力端に接続されている。
ブートスイッチ42は、両端間の開閉(導通/遮断)が切替可能であり、過電流検出信号SOCPを受けたときに開き、それ以外のときには閉じるように構成されている。また、ドライバ46の下側電源入力端およびレベルシフト回路45の下側電源入力端は、端子T3に接続されている。
放電スイッチ44は所定のオン抵抗を有するFETであり、ソースおよびドレインの一方がドライバ46の上側電源入力端(ブートスイッチ42とドライバ46の間)に接続され、他方がドライバ46の下側電源入力端に接続されている。放電スイッチ44は、過電流検出信号SOCPを受けたときにはオンとなり、それ以外のときにはオフとなる。
ドライバ47は、制御信号SLに基づいてFET49に対するゲート信号を生成し、FET49のゲートへ出力する。なおドライバ47は、上側電源入力端に電圧VDRVが入力されるようになっており、下側電源入力端は接地されている。
FET48はNチャネル型MOSFETであり、ドレインが端子T2に接続されており、ソースおよびバックゲートが端子T3に接続されている。FET49はNチャネル型MOSFETであり、ドレインが端子T3に接続されており、ソースおよびバックゲートが接地されている。また放電抵抗50は、FET48のゲートと接地点の間に接続されている。放電抵抗50の大きさは、放電によって通常時のFET48の制御が阻害されないように(通常時のゲート電圧VHGの論理に影響を及ぼすことがないように)、十分に大きく(例えば100kΩ程度に)設定されている。
スイッチングレギュレータ1は上述した通りの構成となっており、各FET(48、49)のスイッチング動作を利用して所望値の出力電圧Voを生成し、外部へ供給するように動作する。より具体的には、スイッチングレギュレータ1は、フィードバックされる電圧VFB等に基づいて、各FET(48、49)のオン/オフを切替える。そしてこの切替に応じて、インダクタL1による磁気エネルギーの蓄積や放出等が行われるようにし、所望値の出力電圧Voを生成する。なお本実施形態では、スイッチング動作の制御方式としてオンタイム固定のPWM制御方式が採用されているが、その他の制御方式が採用されても構わない。
またスイッチングレギュレータ1においては、FET48のオン/オフ駆動を可能とするためのブートストラップ動作が行われる。より具体的には、FET48がオフとされ端子T3の電圧VswがLレベル(0V)になっているときには、VDRV電圧生成回路23からの電流によりコンデンサC1が充電される。このとき端子T1の電圧Vbstの値は、電圧VDRVからダイオード41の順方向降下電圧Vfを差し引いた値(VDRV−Vf)となる。
一方、コンデンサC1が充電されている状態でFET48がオンとされ、電圧VswがLレベル(0V)からHレベル(VIN)に立ち上げられると、電圧Vbstの値は、電圧VswのHレベル(VIN)よりも更にコンデンサC1の充電電圧分(VDRV−Vf)だけ高い値(VIN+(VDRV−Vf))に引き上げられる。このような電圧Vbstが、レベルシフト回路45やドライバ46の駆動電圧として供給されることにより、FET48のオン/オフ駆動が可能となっている。
次に、ドライバ46およびその周辺の構成について、図3を参照しながらより詳細に説明する。
図3に示すようにドライバ46は、スイッチ素子(Pチャネル型MOSFET)46a、スイッチ素子(Nチャネル型MOSFET)46b、およびスイッチ素子46aに対応したボディダイオード46cを有している。ボディダイオード46cは、アノードがスイッチ素子46aのドレインに接続され、カソードがスイッチ素子46aのソースに接続されている。
各スイッチ素子(46a、46b)はドレイン同士が接続されている。当該ドレイン同士の接続点はドライバ46の出力ラインL-outに繋がっており、出力ラインL-outからFET48に対するゲート電圧VHGが出力される。
またスイッチ素子46aのソースは、ドライバ46の駆動電圧入力ラインL-inに繋がっており、駆動電圧入力ラインL-inはブートスイッチ42に接続されている。またスイッチ素子46bのソースは端子T3に接続されている。また各スイッチ素子(46a、46b)のゲートには、レベルシフト回路45から制御信号SHが入力される。
このようにドライバ46は、各スイッチ素子(46a、46b)により形成されたインバータ回路を有しており、駆動電圧入力ラインL-inが、当該インバータ回路の正側電源ラインとなっている。駆動電圧入力ラインL-inには、電圧VDRV等に応じた駆動電圧Vdが入力される。また当該インバータ回路の負側電源ラインは、端子T3に接続されている。
またドライバ46の駆動電圧入力ラインL-inは、放電スイッチ44を有する放電ラインL−disを介して、端子T3に接続されている。放電ラインL−disは、ドライバ46が有するインバータ回路の正側電源ライン(駆動電圧入力ラインL-in)と負側電源ラインの間を短絡させ、正側電源ライン側から負側電源ライン側への放電を可能とする役割を果たす。放電スイッチ44は、放電ラインL−disの導通/遮断を切替える役割を果たす。
制御信号SHがオン(Lレベル)になると、スイッチ素子46aがオン(導通状態)となり、スイッチ素子46bがオフ(遮断状態)となる。これにより、ゲート電圧VHGのレベルは駆動電圧Vdに応じたHレベルとなり、Hレベルのゲート電圧VHGが出力される。すなわちドライバ46は、制御信号SHがオンになったときに、このようなオン動作を行うこととなる。
一方、制御信号SHがオフ(Hレベル)になると、スイッチ素子46aがオフとなり、スイッチ素子46bがオンとなる。これにより、ゲート電圧VHGのレベルはLレベルとなり、Lレベルのゲート電圧VHGが出力される。すなわちドライバ46は、制御信号SHがオフになったときに、このようなオフ動作を行うこととなる。ドライバ46は、制御信号SHに基づいてオン動作とオフ動作を切替えて行い、スイッチング動作が行われるようにFET48を駆動させる。
[過電流保護動作]
スイッチングレギュレータ1は、通常時には上記動作を行う一方、過電流が検出されたときには過電流保護動作を行う。過電流保護動作は、各FET(48、49)をオフにして過電流を抑制し、過電流に起因する不具合を防止する動作である。
なおスイッチングレギュレータ1は、過電流保護動作の際にゲート電圧VHGが徐々に(緩やかに)小さくなるようにし、スパイク電圧(図11を参照)の発生が抑えられるよう配慮されている。過電流保護動作の詳細について、FET48に過電流が流れるケースを例に挙げ、図3および図4を参照しながら説明する。
なお図4は、FET48を流れる電流Isが所定の過電流レベルに達して、過電流保護動作が行われる際の各信号等のタイミングチャートを表している。より具体的には、図4は上から順に、(A)過電流検出信号SOCP、(B)制御信号SH、(C)ゲート電圧VHG、(D)FET48のソース−ドレイン間を流れる電流Is、および(E)FET48のドレイン電圧Vsの各タイミングチャートを表している。
制御信号SHがオン(Lレベル)になると、ゲート電圧VHGがHレベルに移行してFET48のソース−ドレイン間が導通し、電流Isが上昇する。そして電流Isが過電流レベルに達すると(図4に示すタイミングTa)、過電流保護回路34によって過電流が検出され、過電流検出信号SOCPがオンとなる。
過電流検出信号SOCPがオンになると、ブートスイッチ42が開くとともに、放電スイッチ44がオンとなる。なおこのとき、制御回路37は制御信号SHをオンの状態に固定するため、制御信号SHはオンの状態を維持する。ブートスイッチ42が開くことにより、駆動電圧入力ラインL-inとコンデンサC1の間は遮断される。また放電スイッチ44がオンとなることにより、放電ラインL−disが導通する。
放電ラインL−disが導通した状態では、図3に示すLn1〜Ln3の各放電経路を介して、出力ラインL-outからの放電が可能となる。なお放電経路Ln1はスイッチ素子46aと放電ラインL−disを含む経路であり、放電経路Ln2はボディダイオード46cと放電ラインL−disを含む放電経路であり、放電経路Ln3は放電抵抗50を含む放電経路である。
なお各放電経路を用いた放電の速さは、主に、各放電経路に影響を及ぼす抵抗(放電スイッチ44のオン抵抗や、放電抵抗50など)および容量(FET48のゲート容量や、ボディダイオード46cが有する容量など)によって定まる時定数τに依拠する。
時定数τは、電圧Vsのスパイク電圧が抑えられる程度にゲート電圧VHGがHレベルから徐々に小さくなるようにするため、出力ラインL-outからの放電が徐々に行われるように予め適切に設定されている。なお当該放電が行われる際、ブートスイッチ42は開いているため、コンデンサC1の容量が時定数τへ影響を与えることは回避される。
当該放電の開始直後は、各放電経路のうち放電経路Ln1による放電が支配的となる。そして当該放電がある程度進行し、出力ラインL-outの電圧が所定電圧値(以下、便宜的に「オフ電圧値Vt」と称する)以下になると(図4に示すタイミングTb)、それ以降は、制御信号SHがオンの状態に維持されていてもスイッチ素子46aはオフとなり、放電経路Ln1は遮断される。
放電経路Ln1が遮断された後、出力ラインL-outからの放電は、放電経路Ln2と放電経路Ln3を介して継続される。また、出力ラインL-outの電圧がボディダイオード46cの電圧Vf以下となった後は、放電経路Ln2による放電は行われず、放電経路Ln3を介して放電が継続される。
このようにして出力ラインL-outからの放電が行われると、ゲート電圧VHGは徐々に小さくなり、最終的にはLレベルにほぼ等しくなる。FET48は、ゲート電圧HGが徐々に小さくなる過程において所定電圧を下回ると、オフすることになる。
上述した出力ラインL-outからの放電により、図4に示すようにゲート電圧VHGが徐々に小さくなるため、電圧Vsは徐々に小さくなる。そのため本実施形態によれば、電圧Vsのスパイク電圧は抑えられるようになっている。これにより、FET48の耐圧破壊は未然に防がれる。
また当該放電は、スイッチ素子46aを導通状態としておき、主に放電経路Ln1を用いて行うことが可能となっている。そのため本実施形態によれば、主要な放電経路を出力ラインL-outに直接設けること等は必要無く、比較的簡易な構成により当該放電が可能となっている。
また上記説明ではFET48に過電流が流れる場合の動作について言及したが、FET49に過電流が流れる場合についてもこれに準じた動作が行われるようにし、スパイク電圧の発生を抑えながら過電流が抑えられるようにしても良い。なおこの場合、FET49を駆動するドライバ47の駆動電圧入力ラインにコンデンサC1等は接続されていないため、放電時にこれらを切り離す動作(先述した、ブートスイッチ42を開く動作に相当)は不要である。
[各種電気機器への適用]
スイッチングレギュレータ1は、主に電源用装置として各種電気機器へ適用することが可能である。その一例として、スイッチングレギュレータ1を搭載したテレビ(テレビジョン受像機)を挙げ、その構成について以下に説明する。
図5は、当該テレビXの構成例を示すブロック図である。また図6A〜図6Cは、それぞれ、テレビXの正面図、側面図、及び、背面図である。本構成例のテレビXは、チューナ部X1と、デコーダ部X2と、表示部X3と、スピーカ部X4と、操作部X5と、インタフェイス部X6と、制御部X7と、電源部X8と、を有する。
チューナ部X1は、テレビXに外部接続されるアンテナX0で受信された受信信号から所望チャンネルの放送信号を選局する。デコーダ部X2は、チューナX1で選局された放送信号から映像信号と音声信号を生成する。また、デコーダ部X2は、インタフェイス部X6からの外部入力信号に基づいて、映像信号と音声信号を生成する機能も備えている。
表示部X3は、デコーダ部X2で生成された映像信号を映像として出力する。表示部X3としては、液晶表示パネルやプラズマ表示パネルなどを用いることができる。スピーカ部X4は、デコーダ部で生成された音声信号を音声として出力する。
操作部X5は、ユーザ操作を受け付けるヒューマンインタフェイスの一つである。操作部X5としては、ボタン、スイッチ、リモートコントローラなどを用いることができる。インタフェイス部X6は、外部デバイス(光ディスクプレーヤやハードディスクドライブなど)から外部入力信号を受け付けるフロントエンドである。
制御部X7は、上記各部X1〜X6の動作を統括的に制御する。制御部X7としては、CPU[central processing unit]などを用いることができる。電源部X8は、スイッチングレギュレータ1を有し、スイッチンレギュレータ1の出力電圧Vo(出力電力)を上記各部X1〜X7に供給するよう構成されている。上述した構成のテレビXによれば、スイッチングレギュレータ1の出力を用いて駆動させることが可能である。
2.第2実施形態
次に、第2実施形態について説明する。なお第2実施形態は、ブートスイッチ42の設置を省略した点を除き、基本的に第1実施形態と同様である。以下の説明では、第1実施形態と異なる部分の説明に重点をおき、共通する部分については説明を省略することがある。
図7は、第2実施形態における、ドライバ46およびその周辺の構成を示したものである。第1実施形態では、出力ラインL-outからの放電が行われる際に、コンデンサC1が時定数τに影響を及ぼすことを回避するため、ブートスイッチ42を開くようにしていた。これにより、例えば、コンデンサC1の容量が大き過ぎることにより、時定数τの適切な設定が困難であるという不具合は解消される。
しかし、コンデンサC1の容量等によっては、当該容量をも含めて時定数τを適切に設定することが可能な場合がある。この場合、当該容量をも含めて時定数τを適切に設定しておき、図7に示すようにブートスイッチ42の設置を省略するようにしても良い。
3.第3実施形態
次に、第3実施形態について説明する。なお第3実施形態は、放電ラインL−disに抵抗を挿入した点を除き、基本的に第1実施形態と同様である。以下の説明では、第1実施形態と異なる部分の説明に重点をおき、共通する部分については説明を省略することがある。
図8は、第3実施形態における、ドライバ46およびその周辺の構成を示したものである。本図に示すように、放電ラインL−disには抵抗43が設けられている。なお本実施形態では、抵抗43は放電スイッチ44の上流側に設けられているが、下流側に設けられるようにしても構わない。
抵抗43は、時定数τの調節に利用され得る。例えば、放電スイッチ44のオン抵抗が小さ過ぎる場合、或いは、放電スイッチ44としてオン抵抗を有さない素子が採用されるような場合に、時定数τを所望値とするにあたっての不足分の抵抗を補うように、抵抗43が設けられる。このように抵抗43を用いることにより、時定数τを適切に設定することが容易となる。
4.第4実施形態
次に、第4実施形態について説明する。なお第4実施形態は、ボディダイオード46cおよび放電抵抗50の設置を省略した点を除き、基本的に第1実施形態と同様である。以下の説明では、第1実施形態と異なる部分の説明に重点をおき、共通する部分については説明を省略することがある。
図9は、第4実施形態における、ドライバ46およびその周辺の構成を示したものである。既に説明した通り、放電が進行して出力ラインL-outの電圧がオフ電圧値Vt以下となると、スイッチ素子46aがオフとなり放電経路Ln1は遮断されるが、第1実施形態では、放電経路Ln2や放電経路Ln3を用いて放電が継続されるようにしていた。これにより、出力ラインL-outの電圧レベルが十分に下がるまで放電が行われ、FET48を確実にオフさせることが可能である。
但しオフ電圧値Vtが、FET48がオフとなるゲート電圧VHGの電圧値よりも低い場合、放電経路Ln1が遮断される前に、FET48をオフさせることが可能である。そのためこのような場合には、放電経路Ln2および放電経路Ln3を省略することが可能であり、図9に示すように、ボディダイオード46cおよび放電抵抗50の設置が省略されるようにしても良い。
この場合、過電流保護動作時の出力ラインL-outからの放電は、放電経路Ln1のみを用いて行われることとなる。なお、ボディダイオード46cおよび放電抵抗50の両方の設置が省略される代わりに、何れか一方のみの設置が省略されるようにしても構わない。
5.その他
以上に説明した通り、スイッチングレギュレータ1が有する電気回路は、ゲート電圧VHGがゲートに入力されるFET48、および、ドライバ46を備えている。なおドライバ46は、駆動電圧Vdが入力される駆動電圧入力ラインL-in、ゲート電圧VHGを出力する出力ラインL-out、および駆動電圧入力ラインL-inと出力ラインL-outの間の導通/遮断を切替えるスイッチ素子46aが設けられており、スイッチ素子46aを導通状態として駆動電圧Vdに応じたHレベルのゲート電圧VHGを出力するオン動作、および、スイッチ素子46aを遮断状態としてLレベルのゲート電圧VHGを出力するオフ動作を行う。
また当該電気回路は、FET48のソース‐ドレイン間を流れる過電流を検出する過電流保護回路34(過電流検出部)、および、駆動電圧入力ラインL-inに接続されている放電ラインL−disと、放電ラインL−disの導通/遮断を切替える放電スイッチ44を備えている。
そして更に当該電気回路は、過電流が検出されたとき、スイッチ素子46aを導通状態としたまま放電スイッチ44を導通状態とし、スイッチ素子46aおよび放電ラインL−disを介した出力ラインL-outからの放電により、ゲート電圧VHGをHレベルから徐々に小さくするようになっている。そのため当該電気回路によれば、簡易な構成によりスパイク電圧の発生を抑えつつ、FETに流れる過電流を抑制することが可能となっている。
またこのようなFETを有する電気回路は、スイッチングレギュレータに限られず、FETが用いられる電気機器に広く適用することが可能であり、特に、FETに過電流が流れる虞のある電気機器に対して好適である。
なお本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本発明は、FETを備える各種回路に利用することができる。
1 スイッチングレギュレータ
10 スイッチング電源IC
21 VREF電圧生成回路
22 VREG電圧生成回路
23 VDRV電圧生成回路
24、25 分圧抵抗
26 バイアス電流生成回路
27 低電圧誤動作防止回路
28 サーマルシャットダウン回路
31 コンパレータ
32 保護用回路
33 オンタイム設定回路
34 過電流保護回路
35 遅延制御回路
36 ソフトスタート回路
37 制御回路
41 ダイオード
42 ブートスイッチ
44 放電スイッチ
45 レベルシフト回路
46、47 ドライバ
46a、46b スイッチ素子
46c ボディダイオード
48、49 FET
50 放電抵抗
C1〜C5 コンデンサ
L1 インダクタ
L-dis 放電ライン
L-in ドライバ46の駆動電圧入力ライン
L-out ドライバ46の出力ライン
Ln1〜Ln3 放電経路
R1〜R5 抵抗
Tout スイッチングレギュレータ1の出力端子
X テレビ
X0 アンテナ
X1 チューナ部
X2 デコーダ部
X3 表示部
X4 スピーカ部
X5 操作部
X6 インタフェイス部
X7 制御部
X8 電源部

Claims (12)

  1. ゲート電圧がゲートに入力されるFETと、
    駆動電圧が入力される駆動電圧入力ライン、前記ゲート電圧を出力する出力ライン、および前記駆動電圧入力ラインと前記出力ライン端の間の導通/遮断を切替えるスイッチ素子が設けられており、前記スイッチ素子を導通状態として前記駆動電圧に応じたHレベルの前記ゲート電圧を出力するオン動作、および、前記スイッチ素子を遮断状態としてLレベルの前記ゲート電圧を出力するオフ動作を行うドライバと、
    前記FETのソース‐ドレイン間を流れる過電流を検出する過電流検出部と、
    前記駆動電圧入力ラインに接続されている放電ラインと、
    前記放電ラインの導通/遮断を切替える放電スイッチと、を備え、
    前記過電流が検出されたとき、
    前記スイッチ素子を導通状態としたまま前記放電スイッチを導通状態とし、前記スイッチ素子および前記放電ラインを介した前記出力ラインからの放電により、前記ゲート電圧をHレベルから徐々に小さくすることを特徴とする電気回路。
  2. 前記FETは、Nチャネル型MOSFETであることを特徴とする請求項1に記載の電気回路。
  3. 前記FETのオン/オフを制御する制御信号を生成し、前記ドライバ部へ出力する制御回路を備え、
    前記ドライバ部は、
    前記制御信号に基づいて、前記オン動作および前記オフ動作を切替えて行うことを特徴とする請求項2に記載の電気回路。
  4. 前記ドライバ部は、前記スイッチ素子を有するインバータ回路を備え、
    前記駆動電圧入力ラインは、前記インバータ回路の正側電源ラインであることを特徴とする請求項3に記載の電気回路。
  5. 前記放電ラインは、
    前記インバータ回路の正側電源ラインと負側電源ラインの間を短絡させることを特徴とする請求項4に記載の電気回路。
  6. 前記スイッチ素子に対応したボディダイオードを備え、
    前記ボディダイオードおよび前記放電ラインを介して、前記出力ラインが放電可能とされることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の電気回路。
  7. 一端が前記出力ラインに接続され他端が接地される放電抵抗を有し、
    前記放電抵抗を介して、前記出力ラインが放電可能とされることを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の電気回路。
  8. 前記駆動電圧入力ラインにコンデンサが接続される請求項1から請求項7の何れかに記載の電気回路であって、
    前記過電流が検出されたとき、前記駆動電圧入力ラインと前記コンデンサの間を遮断することを特徴とする電気回路。
  9. 請求項1から請求項8の何れかに記載の電気回路を備え、
    前記FETのスイッチング動作により生成した出力電圧を、外部へ供給することを特徴とするスイッチングレギュレータ。
  10. 請求項1から請求項8に記載の電気回路を備えたことを特徴とする電気機器。
  11. 請求項9に記載のスイッチングレギュレータを備え、
    前記スイッチングレギュレータの出力を用いて駆動することを特徴とする電気機器。
  12. テレビジョン受像機であることを特徴とする請求項11に記載の電気機器。
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