JP2013157983A - 切替動作を実行するための方法、プログラム製品、光加入者線終端装置、光ネットワークユニットおよび受動光ネットワーク - Google Patents

切替動作を実行するための方法、プログラム製品、光加入者線終端装置、光ネットワークユニットおよび受動光ネットワーク Download PDF

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Abstract

【課題】受動光ネットワークPONにおいて、保護切替動作中にタイムスタンプドリフトエラーの検出を回避できるようにする。
【解決手段】受動光ネットワークPON内の第1の光加入者線終端装置OLTと第2のOLTとの間で切替動作を実行するための方法で、第1のOLT及び第2のOLTは少なくとも1つのスプリッターを通して複数の光ネットワークユニットONUに接続され、第2のOLT内の検出の閾値を変更することによって、保護切替動作中にタイムスタンプドリフトエラーの検出を回避する。
【選択図】図3

Description

[発明の背景]
[技術分野]
本発明は包括的にはアクセスネットワークに関し、詳細には受動光ネットワーク(Passive Optical Network; PON)に関する。
本発明は特に、1つの端末と複数のユニットとの間のポイントツーマルチポイント通信のためのイーサネット(登録商標)受動光ネットワーク(EPON)において適用される。
[関連技術]
このセクションにおいて記述される手法は、追及することは可能であったものであるが、必ずしも以前から考えられ又は追及されてきた手法であるとは限らない。それゆえ、本明細書において別の指示がない限り、このセクションにおいて記述される手法は、本出願における特許請求の範囲に対する先行技術でもなければ、このセクションに含めることによって従来技術であると認めるものでもない。
リンク障害の場合に2つの端点(end point)間の代替経路を動的に提供するための手段として、通信ネットワークにおいて自動回線保護(automatic line protection)を実施することができる。
一般的に、あるネットワークセグメントの2つの端点は、2つの独立したリンクを介して接続され、ある時点において一方のリンクのみがアクティブである。アクティブリンクは、以下の説明において稼働リンク(working link)と呼ばれる。他方のリンクはバックアップリンクと呼ばれ、稼働リンクが動作可能である限り、アイドル状態のままである。
稼働リンクの障害又は劣化が検出されると、両方の端点が、稼働リンクからバックアップリンクへの切替動作を同期して実施する。そのために、両方の端点が、
−障害検出又は劣化検出を共有し、確認するために、
−稼働リンクとバックアップリンクとの間の切替動作を実行するために、
−切替動作が有効であることを確認するために、
所与のプロトコルを実行することができる。
切替動作に成功すると、バックアップリンクが稼働リンクになり、稼働リンクは、復旧作業を実行するためにアイドル状態にされる。
通常、障害又は劣化の判定基準は以下の条件を含む。
−信号障害。たとえば、信号損失、フレーム損失、または、所与の比較的高い閾値(a given higher threshold)よりも有意に高いビット誤り率等。
−信号劣化:所与の比較的低い閾値(a given lower threshold)よりも高いビット誤り率。
通常、ポイントツーポイントネットワークセグメントに対して回線保護が適用される場合、受動光ネットワーク(PON)内の保護は、PONのトポロジに起因して異なる形をとる。
PONは単一の共有光ファイバーであり、中央局(Central Office; CO)からの単一のファイバーを、安価な光学スプリッターを用いて、個々の加入者に送り込む別々のストランドに分割する。そのようなネットワークでは、レーザーバーストによって情報が搬送される。加入者端点及びCOを除いて、アクセスネットワーク内に能動電子機器が存在しないので、PONは「受動」と呼ばれる。単一のファイバーは受動スプリッターによって分割される。PONのアーキテクチャは、以下の説明において、PONツリーと呼ばれる。
イーサネット(登録商標)受動光ネットワーク(EPON)は、非同期転送モード(ATM)標準規格に基づく他のPON技術とは異なり、イーサネット(登録商標)標準規格に基づいている。EPONによれば、加入者端点及びCOの両方において、イーサネット(登録商標)による規模の経済を利用できるようになり、かつイーサネット(登録商標)に基づくIP(「インターネットプロトコル」)装置に対する簡単で、扱いやすい接続性が提供される。
そのようなネットワークでは、情報は、層間においてパケット単位で交換される。所与の層において受信される各パケットは、この層に固有の1組の符号化パラメーターを用いて符号化される。これらのパラメーターはネットワーク管理手段を通して与えられることになる。データリンク層は、加入者端点とCOとの間で物理リソースを共有する役割を果たす。データリンク層は、2つの副層、すなわち、論理リンク(LL)層及び媒体アクセス制御(MAC)層によって構成される。物理層は、データリンク層からの論理通信要求を、電子信号の送信又は受信に作用するハードウェア固有の動作に変換する。
IEEE802.3ahEPON仕様は、ギガビットEPON(GEPON)とも呼ばれ、1ギガビットEPONシステム(ネットワークにおいて毎秒1ギガビットのデータが送信されることを意味する)のためのマルチポイント制御プロトコル(MPCP)、ポイントツーポイントエミュレーション(P2PE)及び物理層を定義している。IEEE802.3av仕様は、10ギガビットEPONへの(主に物理層に関する)拡張を定義している。少なくとも、P1904.1とも呼ばれる、「イーサネット(登録商標)受動光ネットワークにおけるサービス相互運用性に関する標準規格」(SIEPON)グループは、EPON装置のサービスレベル、マルチベンダ相互運用性を確保するために必要とされるシステムレベル要件を記述している。これらの仕様は、物理層及びデータリンク層における相互運用性を確保する既存のIEEE標準規格802.3及びIEEE標準規格802.1を補足している。
EPONネットワークは通常、COに含めることができる光加入者線終端装置(OLT)と、EPONの1つ又は複数の加入者の役割を果たすことができる1つ又は複数の光ネットワークユニット(ONU)とを含む。各OLTによって管理されるONUの数は、現在の配備では4台〜64台である。
ポイントツーマルチポイント(P2MP)ファイバーネットワークを制御するために、EPONはMPCPを使用する。MPCPは、帯域幅割当て、帯域幅ポーリング、自動発見及び測距を実行する。MPCPは、以下の64バイトイーサネット(登録商標)制御メッセージを導入して、MAC層内で実施される。
−GATEメッセージ及びREPORTメッセージを用いて、帯域幅を割り当て、要求する。
−REGISTERメッセージを用いて、自動発見プロセスを制御する。
MSC層は、所与のONUが所定の時間間隔(送信窓又はタイムスロットとも呼ばれる)にわたってそのONUのピアから送信できるようにする、送信調停(transmission arbitration)の役割を果たす。各ONUに専用の送信窓の開始及び長さは、OLT内に含まれる動的帯域幅割当て(DBA)スケジューラーによって定義される。
GATEメッセージはOLTから所与のONUに送信され、そのONUに1つ又は複数の送信窓を割り当てるために用いられる。
REPORTメッセージは、バッファー占有率(ONUによって送信されるべき待機中のデータパケットの待ち行列の長さを意味する)をOLTに示すためにONUによって用いられるフィードバック機構であるので、DBAスケジューラーは、ONUのバッファー占有率に適合する送信窓を定義することができる。
IEEE SIEPONは、2つのタイプの光回線保護方式:トランク保護(trunk protection)及びツリー保護を定義する。
図1を参照すると、PONのトランク保護方式が示される。
稼働OLT(working OLT)10.1が受動光学スプリッター11を介して複数すなわちn個のONU12.1〜12.nに接続される。稼働OLT10.1は第1のネットワークセグメント13.1を介して受動光学スプリッター11に接続される。バックアップOLT(back-up OLT)10.2も、受動光学スプリッター11を介して、複数のONU12.1〜12.nに接続される。バックアップOLT10.2は、第2のネットワークセグメント13.2を介して受動光学スプリッター11に接続される。
受動光学スプリッター11は、ONU12.1〜12.nのそれぞれに、ネットワークセグメント14.1〜14.nのうちの1つを介して接続される。
このようにして、受動光学スプリッター11は、第1のネットワークセグメント13.1及び第2のネットワークセグメント13.2をn個のネットワークセグメント12.1〜12.nに分割するように構成される。このため、単一の受動光スプリッター11をトランク保護方式において用いることができる。
トランク保護方式によれば、稼働OLT10.1、及び稼働OLT10.1から受動光学スプリッター11までに及ぶ第1のネットワークセグメント13.1のみが障害から保護される。第1のネットワークセグメント13.1及び第2のネットワークセグメント13.2は合わせてPONツリーのトランクを表す。
ここで図2を参照すると、PONにおけるツリー保護方式が示される。
トランク保護方式における稼働OLT10.1と同じ役割を有する一次OLT(primary OLT)20.1が、一次受動光学スプリッター21.1を介して、複数すなわちn個の稼働ONU22.1〜22.nに接続される。一次OLT20.1は、第1のネットワークセグメント24.1を介して一次受動光学スプリッター21.1に接続され、一次受動光学スプリッター21.1は、n個の稼働ONU22.1〜22.nのそれぞれに、ネットワークセグメント25.1〜25.nのうちの1つを介して接続される。
一次受動光学スプリッター21.1は、第1のネットワークセグメント24.1をn個のネットワークセグメント25.1〜25.nに分割するように構成される。
トランク保護方式におけるバックアップOLT10.2と同じ役割を有する二次OLT(secondary OLT)20.2も、二次受動光学スプリッター21.2を介して、複数すなわちn個のバックアップONU23.1〜23.nに接続される。二次OLT20.2は第2のネットワークセグメント24.2を介して二次受動光学スプリッター21.2に接続され、二次受動光学スプリッター21.2は、n個のバックアップONU23.1〜23.nのそれぞれに、ネットワークセグメント26.1〜26.nのうちの1つを介して接続される。
二次受動光学スプリッター21.2は、第2のネットワークセグメント24.2をn個のネットワークセグメント26.1〜26.nに分割するように構成される。
ツリー保護方式によれば、PONツリーは完全に複製される。したがって、一次OLT20.1及びn個の稼働ONU22.1〜22.nが保護される。
EPONプロトコルは、OLTが接続されているONUを、そのOLTが発見するための特定の手順を実施する。この特定の手順は発見手順(discovery procedure)と呼ばれ、その手順中に、OLTは、
−PONツリーに接続されるONUを特定し、
−OLTと各ONUとの間の光路を特徴付けるランドトリップタイム(RTT)を特定する。
加えて、OLTは、全てのONUに共通の時間基準又はクロックを課す。ONUクロックとOLTクロックとの同期は、特定のプロトコルメッセージにタイムスタンプを付けることによって通常動作中に保持される。このメッセージは、クロックドリフトが生じないように、必要最低限の頻度で交換される。
あるONUが発見手順中に発見され、そのONUのクロックがOLTクロックと正確に同期している場合、そのONUは登録状態(registered state)にあると言われる。
ONUは、特定のプロトコル手順を通じて、OLTの明示的な判断により登録を解除することができる。または、ONUは、以下の2つの状態が検出されると、暗黙的に登録を解除することができる。
−クロック同期外れ。すなわち、ONUによって受信されたタイプスタンプ付のプロトコルメッセージにおいてOLTによって示されるタイムスタンプが、ONU内にローカルに保持されるタイムスタンプとあまりにも大きく異なること。この第1の状態は、「タイムスタンプドリフトエラー」状態と呼ばれる。「タイムスタンプドリフトエラー」状態は、IEEE802.3仕様書、セクション5、第64.2.1.1節において以下のように定義される:「OLTクロックとONUクロックとの間の差が或る所定の閾値を超えるときに、タイムスタンプドリフトエラー状態が生じる。この状態は、OLT又はONUによって独立して検出することができる。図64−10に示されるように、OLTは、所与のONUについて測定された、新たなRTTと古いRTTとの間の差の絶対値がguardThresholdOLT(64.2.2.1を参照)の値を超えているときに、この状態を検出する。ONUは、図64−10及び図64−11に示されるように、MPCPDU(マルチポイント制御プロトコルデータユニット)において受信されたタイムスタンプとlocalTimeカウンターとの間の差の絶対値がguardThresholdONU(64.2.2.1を参照)を超えているときに、タイムスタンプドリフトエラー状態を検出する」、又は
−制御メッセージが、ONUによって(GATEメッセージ)又はOLTによって(REPORTメッセージ)、「mpcp_timeout」と呼ばれる所定の持続時間よりも長い間受信されなかった。その持続時間は1秒に等しくすることができる(第2の状態)。
これら2つの条件は、ONUとOLTとの間でクロックドリフトを生じることなく少なくとも1秒ごとにGATEメッセージ又はREPORTメッセージの交換が行われる場合には、ONUが登録状態のままであるということを意味する。
そうでない場合には、ONUは登録解除状態に移行し、ONUを再登録するために、発見手順全体をやり直さなければならない。
トランク保護方式の動作中にタイムスタンプドリフトエラー状態の検出を回避するために、登録状態と登録解除状態との間の中間状態がIEEE1904.1仕様において導入された。
ホールドオーバ状態(Holdover state)において、ONUはいずれかの(any)タイムアウトウォッチドッグ(とくに、タイムスタンプドリフトエラー状態の検出に専用のタイムアウトウォッチドッグ)の状態を凍結し、ホールドオーバ状態から出て登録状態に戻るときに、タイムアウトウォッチドッグをそのデフォルト値(初期値)に設定する。ONUがホールドオーバ状態にあるときに、ONUはアップストリームデータを送信しない。したがって、所与のONUによるホールドオーバ状態における移行時に、そのONUへの全ての未処理の送信許可(GATEメッセージを介して割り当てられる)がそのONUによって消去され、ホールドオーバ状態から登録状態への移行が完了すると、そのONUは新たな送信を待つ。その際、バックアップOLTは、ONUへの新たな送信許可を与える役割を果たす。
このように、ホールドオーバ状態にあるONUはアップストリームにおいてデータを全く送信することができないので、ホールドオーバ状態ではアップストリーム送信の連続性を実現することができない。
トランク方式及びツリー方式に対して共通であり、かつONUの視点からトランスペアレントである保護を可能にすることが必要とされている。
[発明のサマリー]
これらの必要性に対処するために、本発明の第1の態様は、
受動光ネットワークPON内の第1の光加入者線終端装置OLTと第2のOLTとの間での切替動作を実行するための方法であって、
前記第1のOLT及び前記第2のOLTは、少なくとも1つのスプリッターを通して複数の光ネットワークユニットONUに接続され、
前記第1のOLT及び前記第2のOLTは、GATEメッセージを送信することによって前記複数のONUにリソースを割り当てるように構成され、
前記第1のOLTは、デフォルトで、GATEメッセージを送信する役割を果たし、
リソースは、データ又はREPORTメッセージを送信するために各ONUによって使用され、
前記複数のONUからの各ONUは、デフォルトで登録状態にあり、
前記登録状態では、前記ONUは前記ONUにリソースが割り当てられた後にREPORTメッセージ又はデータを送信でき、
前記REPORTメッセージは、リソース割当てを要求するために前記第1のOLT又は前記第2のOLTに送信され、
各REPORTメッセージは第1のタイムスタンプを用いて前記ONUによってタイムスタンプを付与され、
前記第1のタイムスタンプは前記REPORTメッセージが送信されたローカル時刻を表し、
各所与のONUは、所与のOLTによって前記所与のONUからのREPORTメッセージが受信されると、現在のラウンドトリップタイムRTTと以前のRTTとの間の差が前記所与のOLTの第1の閾値よりも大きいときに、前記所与のOLTによって登録解除状態に切り替えられるように構成され、
前記現在のRTTは、前記REPORTメッセージの前記第1のタイムスタンプと前記所与のOLTのローカルクロック時刻とに基づいて特定され、
前記以前のRTTは、以前受信されたREPORTメッセージについて特定された現在のRTTであり、
登録解除状態にあるONUは、前記第1のOLT又は前記第2のOLTにREPORTメッセージもデータも送信することを許されず、
前記第2のOLTの前記第1の閾値は、最初に前記第1の初期値に設定される、方法に関する。
前記複数のONUのうちの少なくとも1つの第1のONUに対し、前記第1のOLTと前記第2のOLTとの間で切替を実行するために、前記方法は、前記第2のOLTによって実行され、
前記方法は、
‐前記第2のOLTの前記第1の閾値を、少なくとも現在のラウンドトリップタイムと以前のラウンドトリップタイムとの間の差の所定の最大値に等しい値に設定することと、
‐前記第1のONUにリソースを割り当てるためにGATEメッセージを前記第1のONUに送信することと、
前記第1のONUからREPORTメッセージを受信した後に、
‐前記第2のOLTの前記第1の閾値を前記第1の初期値に設定することと
を含む。
本発明は、第1のOLTから第2のOLTへの切替動作中にONUを登録解除するのを避けられるようにする。切替動作中に、第1のONUは登録状態のままであり、ホールドオーバ閾値(Holdover threshold)を生成する必要はない。第1の閾値を、現在のRTTと以前のRTTとの間に如何に差があっても達することができない値に固定することによって、第2のOLTによるタイムスタンプドリフトエラーの検出を阻止できるようになる。その後、PONの効率に影響が及ばないように、第1の閾値が初期値にリセットされる。加えて、本発明による方法は、ツリー及びトランク両方の構成に適合する。その際、第1のOLTは一次OLT又は稼働OLTを表すことができ、第2のOLTは二次OLT又はバックアップOLTを表すことができる。第1の閾値の初期値は、例えば、IEEE802.3標準規格において定義される「guardThresholdOLT」とすることができる。
幾つかの実施の形態によれば、
所与のOLTによって送信される各GATEメッセージは、前記所与のOLTの第2のタイムスタンプを用いてタイムスタンプを付与され、
各所与のONUは、前記所与のONUによって前記所与のOLTから所与のGATEメッセージが受信されると、前記所与のGATEメッセージの前記第2のタイムスタンプと前記所与のONUのローカルクロック時刻との間の差の絶対値が前記所与のONUの第2の閾値よりも大きいときに、前記登録解除状態に切り替わるように構成され、
前記第2の閾値は、最初に第2の初期値に設定され、
前記方法は、GATEメッセージを前記第1のONUに送信する前に、
‐第1のメッセージを前記第1のONUに送信すること
を更に含み、前記第1のメッセージは前記第1のONUの前記第2の閾値を、少なくともローカルクロック時刻と第2のタイムスタンプとの間の所定の最大差に等しい値に設定するように構成される。
したがって、本発明は更に、ONUによるタイムスタンプドリフトエラーの検出を阻止できるようにする。これは、第2の閾値をローカルクロック時刻と第2のタイムスタンプとの間に如何に差があっても達することができない値に固定することによって可能になる。
補足として、前記方法は更に、前記第1のONUからの前記REPORTメッセージを受信した後に、
‐前記第1のONUに第2のメッセージを送信すること
を更に含み、前記第2のメッセージは、前記第1のONUの前記第2の閾値を前記第2の初期値に設定するように構成される。
したがって、その後、第2のOLTの第2のメッセージを受信すると、PONの効率に影響が及ばないように、第2の閾値が初期値にリセットされる。第1のONUに対して第1のOLTと第2のOLTとの間の切替が実行されたときに、第2のメッセージが第2のOLTによって送信され、それにより、ONUを初期構成にリセットできるようにする。第2の閾値の初期値は、例えば、IEEE802.3において定義される「guardThresholdONU」とすることができる。
代替的には、所与の持続時間が予め定義され、第1のメッセージの受信時に、第1のONUはタイマを0に設定することができる。その後、タイマが所与の持続時間に達するとき、第1のONUによって、第1のONUの第2の閾値を第2の初期値にリセットすることができる。これらの実施形態では、OLTとONUとの間で交換されるOAMメッセージの数を削減できるようになる。所定の持続時間は、例えば、第1のOLTと第2のOLTとの間の切替を実行するのに要する最大持続時間に対応することができる。
補足として、前記第1のONUによって前記GATEメッセージが受信されると、前記第1のONUのローカルクロックが前記GATEメッセージの前記第2のタイムスタンプに基づいてリセットされ、前記REPORTメッセージの前記第1のタイムスタンプは前記第1のONUの前記ローカルクロックに基づいて決定される。
したがって、第1のGATEメッセージの受信時に、タイムスタンプドリフトエラーは検出することができず、この第1のGATEメッセージの受信時に、ONUはOLTのローカルクロックに同期することができる。
幾つかの実施の形態によれば、
前記第1のOLT及び前記第2のOLTは、一意のスプリッターを通して前記複数のONUに接続され、
前記第1のOLTは、第1のネットワークセグメントを介して前記一意のスプリッターに接続され、
前記第2のOLTは、第2のネットワークセグメントを介して前記一意のスプリッターに接続され、
前記一意のスプリッターは、ネットワークセグメントを介して前記ONUのそれぞれに接続され、
前記第1のOLTと前記第2のOLTとの間の前記切替は、前記複数のONUの全てのONUに対して実行される。
したがって、本発明はPONのトランク構成に適合する。
代替的に、
前記第1のOLTは、第1のスプリッターを介して、前記複数のONUに含まれる稼働ONUの第1のサブセットに接続され、
前記第2のOLTは、第2のスプリッターを介して、前記複数のONUに含まれるバックアップONUの第2のサブセットに接続され、
各稼働ONUは、対応するバックアップONUに関連付けられ、
前記第1のOLTと前記第2のOLTとの間の前記切替は、少なくとも、第1の稼働ONUと、前記第1の稼働ONUに関連付けられた第1のバックアップONUとに対して実行され、
前記第1のOLTと前記第2のOLTとの間の前記切替は、前記第1の稼働ONUと前記第1のOLTとの間に障害が検出されると、又は、外部エンティティによって前記第1の稼働OLTの識別子が受信されると、前記第1のOLTによって開始される。
前記方法は、前記第2のOLTの前記第1の閾値を設定する前に、
‐前記第1のOLTから前記第1の稼働ONUの識別子を受信することと、
‐前記第1の稼働ONUに関連付けられた前記第1のバックアップONUを特定することと
を含む。
前記特定された第1のバックップONUに前記GATEメッセージが送信され、前記特定されたバックアップONUから前記REPORTメッセージが受信される。
したがって、本発明はPONのツリー構成に適合する。
幾つかの実施の形態によれば、前記第1のメッセージ及び前記第2のメッセージは、前記第1のバックアップONUに送信される。
幾つかの実施の形態では、前記第1のONUに対する前記第1のOLTと前記第2のOLTとの間の前記切替は、前記第1のOLTによって外部エンティティからネットワーク管理コマンドが受信されると実行され、前記ネットワーク管理コマンドは前記第1のONUの識別子を含む。
したがって、その保護切替動作は手動コマンドに基づいて開始することができ、それは本発明による方法の構成可能性を改善する。
幾つかの実施の形態によれば、
前記第1のOLTと前記第2のOLTとの間の前記切替は、前記第1のOLTによって前記第1のOLTと前記第1のONU(トランク保護方式の場合)との間に障害が検出されると、又は、前記第1のOLTと前記第1のONU(ツリー保護方式の場合。バックアップONUに対応する)に関連付けられたONU(稼動ONU)との間に障害が検出されると実行され、
前記障害は、
‐前記第1のOLTによるREPORTメッセージの受信、
‐前記第1のONUによる、又は前記関連付けられたONUによるGATEメッセージの受信、
‐前記第1のONUによる、又は前記関連付けられたONUによるREPORTメッセージの送信、又は、
‐前記第1のOLTによるGATEメッセージの送信
に関係している。
したがって、その保護切替動作は、第1のOLTによる自動障害検出に基づいて開始することができ、それは本発明による方法の自律性を改善し、かつトランク保護方式及びツリー保護方式の両方に適合する。ツリー構成の場合には、関連付けられたONUが用いられ、稼働ONUのそれぞれが、対応するバックアップONUに関連付けられる。
幾つかの実施の形態によれば、前記現在のRTTは前記REPORTメッセージの前記第1のタイムスタンプと前記所与のOLTの前記ローカルクロック時刻との間の差の絶対値に等しい。
幾つかの実施の形態では、前記第1のタイムスタンプはnビットの系列として前記REPORTメッセージ内に符号化され、前記第1のONUにGATEメッセージを送信する前に、前記第2のOLTの前記第1の閾値は、少なくとも2に等しい値に設定される。
これは、第1の閾値を、容易に計算することができる所定の値に固定することによって、切替動作中にタイムスタンプドリフトエラーが生じないことを確実にする。
本発明の第2の態様は、記憶媒体に記録され、ソフトウェアエージェントの形でコンピューターによって実行可能なプログラム製品に関する。前記プログラム製品は、本発明の第1の態様による方法を実行するように設定された少なくとも1つのソフトウェアモジュールを含む。
本発明の第3の態様は、
受動光ネットワークPONの光加入者線終端装置OLTであって、
前記受動光ネットワークPONは、他のOLTを備え、
前記OLT及び前記他のOLTは、少なくとも1つのスプリッターを通して複数の光ネットワークユニットONUに接続され、
前記OLT及び前記他のOLTは、GATEメッセージを送信することによって前記複数のONUにリソースを割り当てるように構成され、前記他のOLTはデフォルトでGATEメッセージを送信する役割を果たし、
リソースは、データ又はREPORTメッセージを送信するために各ONUによって使用され、
前記複数のONUの各ONUは、デフォルトで登録状態にあり、
前記登録状態では、前記ONUは前記ONUにリソースが割り当てられた後にREPORTメッセージを送信でき、
前記REPORTメッセージは、リソース割当てを要求するために前記OLT又は前記他のOLTに送信され、
各REPORTメッセージは、第1のタイムスタンプを用いて前記ONUによってタイムスタンプを付与され、
前記第1のタイムスタンプは、前記REPORTメッセージが送信されたローカル時刻を表し、
各所与のONUは、所与のOLTによって前記所与のONUからREPORTメッセージが受信されると、現在のラウンドトリップタイムRTTと以前のRTTとの間の差が前記所与のOLTの第1の閾値よりも大きいときに、前記所与のOLTによって登録解除状態に切り替えられるように構成され、
前記現在のRTTは、前記REPORTメッセージの前記第1のタイムスタンプと、前記所与のOLTのローカルクロック時刻とに基づいて特定され、
前記以前のRTTは、以前受信されたREPORTメッセージについて特定された現在のRTTに対応し、
登録解除状態にあるONUは、前記OLT又は前記他のOLTにREPORTメッセージもデータも送信することを許されず、
前記OLTの前記第1の閾値は、最初に第1の初期値に設定される、光加入者線終端装置に関する。
前記複数のONUのうちの少なくとも1つの第1のONUに対し、前記他のOLTと前記OLTとの間で切替を実行するために、前記OLTは、
‐前記OLTの前記第1の閾値を、少なくとも現在のラウンドトリップタイムと以前のラウンドトリップタイムとの間の差の所定の最大値に等しい値に設定する、第1の設定ユニットと、
‐前記第1のONUにリソースを割り当てるために、GATEメッセージを前記第1のONUに送信する、送信ユニットと、
‐前記第1のONUからREPORTメッセージを受信する受信ユニットと、
‐前記OLTの前記第1の閾値を前記第1の初期値に設定する第2の設定ユニットと
を備える。
本発明の第4の態様は、
受動光ネットワークの第1の光ネットワークユニットであって、
前記受動光ネットワークは、第1の光加入者線終端装置OLTと、第2のOLTと、前記第1のONUを含む複数の光ネットワークユニットONUと、少なくとも1つのスプリッターとを備え、
前記第1のOLT及び前記第2のOLTは、前記少なくとも1つのスプリッターを通して前記複数のONUに接続され、
前記第1のOLT及び前記第2のOLTは、GATEメッセージを送信することによって前記複数のONUにリソースを割り当てるように構成され、
前記第1のOLTは、デフォルトで、GATEメッセージを送信する役割を果たし、
リソースは、データ又はREPORTメッセージを送信するために各ONUによって使用され、
所与のOLTによって送信される各GATEメッセージは、前記所与のOLTのタイムスタンプを用いてタイムスタンプを付与され、
前記複数のONUの各ONUは、デフォルトで登録状態にあり、前記登録状態では、前記ONUは前記ONUにリソースが割り当てられた後にREPORTメッセージを送信でき、
前記REPORTメッセージは、リソース割当てを要求するために前記第1のOLT又は前記第2のOLTに送信され、
各所与のONUは、所与のONUによって前記所与のOLTから所与のGATEメッセージが受信されると、前記所与のGATEメッセージのタイムスタンプと前記所与のONUのローカルクロック時刻との間の差が前記所与のONUの閾値よりも大きいときに、登録解除状態に切り替わるように構成され、
登録解除状態にあるONUは、前記第1のOLT又は前記第2のOLTにREPORTメッセージもデータも送信することを許されず、
前記第1のONUの前記閾値は最初に初期値に設定される、光ネットワークユニットに関する。
前記第1のONUに対する、前記第1のOLTと前記第2のOLTとの間での切替を実行するために、前記第1のONUは、
‐前記第2のOLTから第1のメッセージを受信する、第1の受信ユニットと、
‐前記第1のメッセージを受信すると、前記第1のONUの前記閾値を、少なくともローカルクロック時刻と第2のタイムスタンプとの間の所定の最大差に等しい値に設定する、第1の設定ユニットと、
‐前記第1のONUにリソースを割り当てるために、前記第2のOLTからGATEメッセージを受信する、受信ユニットと、
‐前記第1のONUからREPORTメッセージを送信する送信ユニットと、
‐前記第2のOLTから第2のメッセージを受信する第2の受信ユニットと、
‐前記第2のメッセージを受信すると、前記第1のONUの前記閾値を前記初期値に設定する第2の設定ユニットと
を備える。
本発明の第5の態様は、
第1の光加入者線終端装置OLTと、第2のOLTと、複数の光ネットワークユニットONUと、少なくとも1つのスプリッターとを備える受動光ネットワークであって、
前記第1のOLT及び前記第2のOLTは、前記少なくとも1つのスプリッターを通して前記複数のONUに接続され、
前記第1のOLT及び前記第2のOLTは、GATEメッセージを送信することによって前記複数のONUにリソースを割り当てるように構成され、
前記第1のOLTは、デフォルトで、GATEメッセージを送信する役割を果たし、
リソースは、データ又はREPORTメッセージを送信するために各ONUによって使用され、
前記複数のONUの各ONUは、デフォルトで登録状態にあり、前記登録状態では、前記ONUは前記ONUにリソースが割り当てられた後にREPORTメッセージを送信でき、
前記REPORTメッセージは、リソース割当てを要求するために前記第1のOLT又は前記第2のOLTに送信され、
各REPORTメッセージは、第1のタイムスタンプを用いて前記ONUによってタイムスタンプを付与され、
前記第1のタイムスタンプは、前記REPORTメッセージが送信されたローカル時刻を表し、
各所与のONUは、所与のOLTによって前記所与のONUからREPORTメッセージが受信されると、現在のラウンドトリップタイムRTTと以前のRTTとの間の差が前記所与のOLTの第1の閾値よりも大きいときに、前記所与のOLTによって登録解除状態に切り替えられるように構成され、
前記現在のRTTは、前記REPORTメッセージの前記第1のタイムスタンプと前記所与のOLTのローカルクロック時刻とに基づいて特定され、
前記以前のRTTは、以前受信されたREPORTメッセージについて特定された現在のRTTに対応し、
登録解除状態にあるONUは、前記第1のOLT又は前記第2のOLTにREPORTメッセージもデータも送信することを許されず、
前記第2のOLTの前記第1の閾値は、最初に前記第1の初期値に設定される、受動光ネットワークに関する。
前記複数のONUのうちの少なくとも1つの第1のONUに対する、前記第1のOLTと前記第2のOLTとの間で切替を実行するために、前記第2のOLTは、
‐前記OLTの前記第1の閾値を、少なくとも現在のラウンドトリップタイムと以前のラウンドトリップタイムとの間の差の所定の最大値に等しい値に設定する第1の設定ユニットと、
‐前記第1のONUにリソースを割り当てるために、GATEメッセージを前記第1のONUに送信する、送信ユニットと、
‐前記第1のONUからREPORTメッセージを受信する受信ユニットと、
‐前記OLTの前記第1の閾値を、前記第1の初期値に設定する、第2の設定ユニットとを備える。
本発明は一例として添付の図面に図示されるが、限定するものではない。なお、図面では、類似の参照番号は類似の要素を指している。
従来技術によるトランク構成のPONを表す図である。 従来技術によるツリー構成のPONを表す図である。 本発明の幾つかの実施形態による方法の各ステップを表す流れ図である。 本発明の幾つかの実施形態による第1のOLT及び第2のOLTを表す図である。 本発明の幾つかの実施形態によるONUを示す図である。
[好適な実施例の記載]
本発明はトランク保護方式及びツリー保護方式の両方に適合するOLT切替を提案できるようにするので、以下の説明では、両方の保護方式を説明するために、汎用的な言い回しが用いられる。したがって、第1のOLT及び第2のOLTを用いて、ツリー保護方式のOLT10.1及び10.2、並びにトランク保護方式のOLT20.1及び20.2の両方を表すことができる。
既に説明されたように、OLT及びONUはいずれもタイムスタンプドリフトエラーを検出することができる。
この目的を果たすために、GATEメッセージ及びREPORTメッセージが、OLT及びONUのそれぞれのタイムスタンプを用いてタイムスタンプを付与される。したがって、OLTに向けられたREPORTメッセージを送出するときに、ONUは、ONUのローカルクロックによって決定されたローカル時刻に対応する第1のタイムスタンプを用いてREPORTメッセージにタイムスタンプを付与する。ONUに向けられたGATEメッセージを送出するときに、OLTは、OLTのローカルクロックによって決定されたローカル時刻に対応する第2のタイムスタンプを用いてGATEメッセージにタイムスタンプを付与する。
OLTがREPORTメッセージを受信するとき、REPORTメッセージは、例えば、IEEE802.3標準規格に記述されているOLT制御パーサー状態図(OLT Control Parser state diagram)に従ってパース(parse)される。REPORTメッセージの第1のタイムスタンプを、OLTのローカルクロックのローカル時刻から減算して、現在のRTTを得る。現在のRTTと、以前のRTT(以前に受信されたREPORTメッセージの「現在のRTT」に対応する)との間の差の絶対値が求められ、OLTの第1の閾値と比較される。
以前のRTTの初期化に制約は付与されていない(ONUとOLTとの間でMPCPメッセージが交換されていなかったとき)。第1のREPORTメッセージが受信されると、以前のRTTは任意の値に設定することができる。
OLTの第1の閾値は、IEEE802.3標準規格において「guardThresholdOLT」と呼ばれる値として定義される。得られた絶対値が第1の閾値よりも大きい場合には、OLTによってタイムスタンプドリフトエラーが検出され、OLTはONUを登録解除状態に切り替えるように構成される。そうでない場合には、OLT及びONUは同期しており、ONUは登録状態のままである。
ONUは自らタイムスタンプドリフトエラーを検出することもできる。ONUがGATEメッセージを受信するとき、GATEメッセージが、例えば、IEEE802.3標準規格に記述されるONU制御パーサー状態図(ONU Control Parser state diagram)に従ってパースされる。GATEメッセージの第2のタイムスタンプとONUのローカルクロックのローカル時刻との間の差の絶対値が求められ、ONUの第2の閾値と比較される。
ONUの第2の閾値は、IEEE802.3標準規格において「guardThresholdONU」と呼ばれる値として定義される。得られた絶対値が第1の閾値よりも大きい場合には、ONUによってタイムスタンプドリフトエラーが検出され、ONUは、登録解除状態に切り替わるように構成される。そうでない場合には、OLT及びONUは同期しており、ONUは登録状態のままである。
図3は本発明の幾つかの実施形態による方法の各ステップを表す流れ図である。
ステップ30において、第1のOLTと第2のOLTとの間の保護切替動作を開始することができる。本発明によれば、種々のトリガイベントを検出して、保護切替動作を開始することができる。
例えば、その開始は自動的に開始することができる。
この目的を果たすために、トランク構成において、図1のネットワークセグメント13.1に起因して障害が発生するとき(ONU送信障害、ONU受信障害、OLT送信障害又はOLT受信障害)、稼働OLT10.1によってREPORTメッセージもデータも全く受信されず、それゆえ、保護切替動作が開始されるべきであることを検出することができる。したがって、全てのONU12.1〜12.nに対して保護切替動作が実行されることになる。ONU12.1〜12.nは、バックアップOLT10.2によってサービスされなければならない。障害がネットワークセグメント14.1〜14.nのうちの1つに起因するとき、単一のONUが関係しているので、保護切替動作はトリガされない。したがって、その単一のONUは登録解除され、発見プロセスを通してのみ再び登録することができる。
ツリー構成では、ネットワークセグメント24.1に起因して障害が発生するとき、一次OLT20.1によってREPORTメッセージもデータも全く受信されず、それゆえ、保護切替動作が開始されるべきであることを検出することができる。したがって、バックアップONU23.1が二次OLT20.1によってサービスされるように、全ての稼働ONU22.1〜22.nに対して保護切替動作が実行されることになる。障害がネットワークセグメント26.1〜26.nのうちの1つ、例えば、ネットワークセグメント26.2に起因するとき、一次OLT20.1は、稼働ONU22.2からREPORTメッセージもデータも全く受信せず、それゆえ、バックアップONU23.2が二次OLT20.2によってサービスされるように、稼働ONU22.2及びバックアップONU23.2に対して保護切替動作を開始できることを検出することができる。
したがって、両方の構成において、第1のOLT(一次OLT20.1又は稼働OLT10.1)によって保護切替動作を開始することができる。
幾つかの実施形態によれば、保護切替動作は手動でトリガすることもできる。例えば、ネットワーク管理システムのような外部エンティティから第1のOLTに送信されるネットワーク管理コマンドによって、保護切替動作をトリガすることができる。この場合、ネットワーク管理コマンドは、自動障害検出に明示的に取って代わる。
ステップ31において、第1のOLTによって、障害が検出されると、又は外部エンティティからのコマンドが受信されると、第1のOLTは、障害が検出されたONUへのGATEメッセージの送信を中止する。上記で説明されたように、第1のOLTによってREPORTメッセージもデータも全く受信されない場合には、第1のOLTは、全てのONUへのGATEメッセージの送信を中止する。ツリー構成の場合には、1つの稼働ONU(又はm個の稼働ONU、ただし、mはn未満である)のみが保護切替動作に関係している場合には、第1のOLTは第1のONUへのGATEメッセージの送信を中止するが、保護切替動作に関係していないONUへの送信を継続する。
以下の説明において、切替動作に関係しているONUは第1のONUと呼ばれる。ツリー構成では、稼働ONU及びこれに関連するバックアップONUの両方が切替動作に関係している可能性があり、第1の稼働ONU及び第1のバックアップONUと呼ばれる。切替動作後に第1のバックアップONUが関連する第1の稼働ONUに取って代わることになるので、ツリー構成における第1のONUは第1のバックアップONUである。トランク構成では、第1のONUはPONの全てのONUに対応する。
ステップ32において、第1のOLTは、第2のOLTに、保護切替動作が開始されることを通知する。この目的を果たすために、第1のOLTは第1のONUの識別子を送信することができる。ツリー構成の場合、二次OLTは、第1の稼動ONUに関連付けられた第1のバックアップONUを推定することができるので、一次OLTは、関係している各第1の稼働ONUの識別子のみを送信するようにしてもよい。
ステップ33において、第2のOLTが第1のONUに第1のメッセージ、例えば、「switch_start」OAMメッセージ(運用、管理及び保守(Operation, Administration and Maintenance))を送信する。
ステップ34において、第2のOLTは、第2のOLTの第1の閾値を、現在のRTTと以前のRTTとの間の差の絶対値がその値を超える可能性がないほど十分に大きな値にリセットする。この値は、現在のRTTと以前のRTTとの間の差の所定の最大値に固定することができる。例えば、第1のタイムスタンプがREPORTメッセージにおいてnビット(例えば、32)の系列として符号化される場合には、その値は2(例えば、232)に等しくすることができる。
幾つかの実施形態によれば、ステップ34は、ステップ33の前に、又はその最中に実行することができる。
ステップ35において、第1のONUによって第1のメッセージが受信される。第1のメッセージは、第1のONUそれぞれの第2の閾値を、少なくとも各第1のONUのローカルクロック時刻と第2のタイムスタンプとの間の所定の最大差に等しい値に設定できるようにする。例えば、第2のタイムスタンプが、nビット(例えば、32)の系列として符号化される場合には、その値は2(例えば、232)に等しくすることができる。
ステップ36において、第2のOLTは第1のONUそれぞれにGATEメッセージを送信し、各GATEメッセージは、上述のように第2のタイムスタンプを用いてタイムスタンプを付与される。
ステップ37において、各第1のONUは、例えば、IEEE802.3標準規格においてONU制御パーサー状態図に記述されるような通常のMPCPメッセージパーシング状態機械を用いて、受信されたGATEメッセージをパースする。第2の閾値は以前に最大値にリセットされているので、第1のONUは登録解除状態には切り替わらず、第1のONUのローカルクロックのローカル時刻を第2のOLTのローカル時刻に再び合わせることができる。
ステップ38において、第1のONUはいずれも依然として登録状態にあるので、各第1のONUは、第2のOLTにREPORTメッセージを送信して、リソース割当てを要求することができ、各REPORTメッセージは、上述のように第1のタイムスタンプを用いてタイムスタンプを付与される。
ステップ39において、第2のOLTは、例えば、IEEE802.3標準規格においてOLT制御パーサー状態図に記述されているような通常のMPCPメッセージパーシング状態機械を用いて、受信された各REPORTメッセージをパースする。OLTの第1の閾値は以前に最大値にリセットされているので、第2のOLTは第1のONUを登録解除状態に切り替えない。
ステップ40において、更なるGATEメッセージを送信する前に、第2のOLTは第1のONUに第2のメッセージ、例えば、「switch_end」OAMメッセージを送信する。
ステップ41において、第2のOLTは第1の閾値をその初期値(すなわち、IEEE802.3標準規格において定義される値)にリセットする。
ステップ42において、第2のOLTは、各REPORTメッセージに含まれる第2のタイムスタンプに基づいて新たな現在のRTT値を推定し、第1のOLTに保護切替動作の終了を通知することができ、その結果、第1のOLTは、トランク構成において第1のONUにサービスする必要はなく、ツリー構成要素において第1のONUに関連付けられた稼働ONUにサービスする必要はない。
第2のOLTによってステップ40〜42が実行される順序に制約は付与されていない。
ステップ43において、第2のメッセージを受信すると、各第1のONUは第2の閾値をその初期値(すなわち、IEEE802.3標準規格において定義される値)にリセットする。
代替的には、ステップ40において第1のONUに第2のメッセージは送信されず、所与の持続時間が予め定義され、ステップ35において第1のメッセージを受信すると、第1のONUはタイマを0に設定することができる。その後、タイマが所定の持続時間に達するとき、第1のONUによって、第1のONUの第2の閾値を第2の初期値にリセットすることができる。これらの実施形態では、OLTとONUとの間で交換されるOAMメッセージの数を削減できるようになる。所定の持続時間は、例えば、第1のOLTと第2のOLTとの間の切替を実行するのに要する最大持続時間に対応することができる。
したがって、本発明は、保護切替動作中にタイムスタンプドリフトエラーの検出がトリガされるのを回避し、それにより、関係しているONUを登録状態に保持できるようにする。加えて、本発明はトランク構成及びツリー構成に共通であり、切替は第1のOLT(一次OLT又は稼働OLT)によって開始される。それゆえ、本発明は、従来技術において定義されたホールドオーバ状態(関係しているONUを登録状態に保持できないようにするもの)を採用するのを回避する。また、本発明は、保護切替動作の開始をトリガする任意のトリガイベントに適合する。加えて、閾値のみが変更されるので、IEEE802.3標準規格に比べて、タイムスタンプドリフトエラーの検出に変更を加えない。この方法を実施するために、OAMプロセスが第1の閾値及び第2の閾値にアクセスできると仮定する。また、OAMメッセージは第1のONUによってタイムスタンプをチェックされず、それゆえ、OAMメッセージに起因してタイムスタンプドリフトエラーが生じる可能性はないと仮定される。
図4は、本発明の幾つかの実施形態による、第1のOLT50及び第2のOLT60を表す。
上記で説明されたように、本発明はツリー構成及びトランク構成において実施することができる。したがって、第1のOLTは稼働OLT10.1又は一次OLT20.1とすることができ、第2のOLTはバックアップOLT10.2又は二次OLT20.2とすることができる。
第1のOLT50は処理ユニット51と、送信ユニット52と、切替ユニット53と、受信ユニット54と、通信インターフェース55とを備える。
処理ユニット51は、IEEE802.3標準規格において定義されるようなMPCPメッセージに基づいて、ONU(ツリー構成の場合は稼働ONU)へのリソースの割当てを処理するように構成される。送信ユニット52を介して、ONU(ツリー構成では稼働ONU)とMPCPメッセージを交換することができる。送信ユニット52は、ネットワークセグメント56を介して、スプリッター(図4には表されない)に接続される。
処理ユニット51は、上記で説明されたように、GATEメッセージにタイムスタンプを付与することができるように、ローカルクロックを更に備える。
また、プロセッサ51は、上記で説明されたように、障害を検出することもでき、その障害は切替ユニット53に報告される。
受信ユニット54は、ネットワーク管理システムのような外部エンティティと通信するように構成され、それゆえ、ネットワーク管理コマンドを受信して、保護切替動作を開始することができる。ネットワーク管理コマンドは切替ユニット53に転送することができる。
切替ユニット53は、処理ユニット51によって障害が自動検出されると、保護切替動作を開始し、その動作に関係している第1のONUを特定するように構成される。
通信インターフェース55は、第2のOLT60との通信を可能にするように構成される。保護切替動作の開始時に、通信インターフェース55は第2のOLT60に保護切替動作の開始を通知することができる。
その後、処理ユニット51は、切替動作に関係しているONU(トランク構成の場合には全てのONUであり、ツリー構成の場合には障害が検出された稼働ONUである)へのMPCPメッセージの送信を中止する。
第1のOLTは、デフォルトで、ONUとMPCPメッセージを交換する役割を果たす。
第2のOLT60は、処理ユニット61と、送信ユニット62と、通信インターフェース63と、設定ユニット64とを備える。
処理ユニット61は、IEEE802.3標準規格において定義されるようなMPCPメッセージに基づいて、ONU(ツリー構成の場合、バックアップONU)へのリソースの割当てを処理するように構成される。送信ユニット62を介して、ONU(ツリー構成では稼働ONU)とMPCPメッセージを交換することができる。送信ユニット62は、ネットワークセグメント65を介して、スプリッター(図4には表されない)に接続される。
処理ユニット61は、上記で説明されたように、GATEメッセージにタイムスタンプを付与することができるように、ローカルクロックを更に備える。
通信インターフェース63は、第1のOLT50と通信することができ、それゆえ、保護切替動作が開始されることを通知されることができる。この目的を果たすために、通信インターフェース63は、切替動作が実行されることになるONUの識別子を受信することができる。ツリー構成の場合、対応するバックアップONUを特定できるように、切替動作に関係している稼働ONUの識別子を通信インターフェース63によって受信し、処理ユニット61に送信することができる。
通信インターフェース63は、設定ユニット64に、切替動作が開始されたことを通知することができ、設定ユニットは、OLTの第1の閾値(MPCPメッセージをパースするために処理ユニット61によって用いられる)を、上記で説明されたように、現在のラウンドトリップタイムと以前のラウンドトリップタイムとの間の差の所定の最大値に設定することができる。
処理ユニット61は、上記で説明された第1のメッセージ及び第2のメッセージを、送信ユニット62を介して第1のONUに送信するように構成される。また、送信ユニット62は、第1のONUからREPORTメッセージを受信するように、かつREPORTメッセージを処理ユニット61に転送するように構成される。切替動作が実行されるとき、REPORTメッセージを受信すると、設定ユニット64は第1の閾値をその初期値にリセットするように構成される。
図5は本発明の幾つかの実施形態によるONU70を示す。
ONU70は、ツリー構成の場合にバックアップONUと見なされる。
ONU70は受信ユニット72と、処理ユニット71と、設定ユニット73とを備える。
処理ユニット71は、例えば、IEEE802.3標準規格に従ってMPCPメッセージをパースするように構成される。受信ユニット72はPONに接続され、OLTからのGATEメッセージの受信を可能にする。受信ユニット72は、ネットワークセグメント74を介して、PONのスプリッターに接続される。また、受信ユニットはOLTにREPORTメッセージを送信できるようにする。このREPORTメッセージは処理ユニット71によって生成される。
処理ユニット71は、上記で説明されたように、REPORTメッセージにタイムスタンプを付与することができるように、ローカルクロックを更に備える。
また、本発明によれば、受信ユニット72は、第1のOAMメッセージ及び第2のOAMメッセージを受信するように構成される。第1のOAMメッセージを受信すると、設定ユニット73は、ONU70の第2の閾値を、少なくとも。ローカルクロック時刻と、GATEメッセージの第2のタイムスタンプとの間の所定の最大差に等しい値に設定することができる。
第2のOAMメッセージを受信すると、設定ユニットはONU70の第2の閾値をその初期値に設定することができる。
本発明はコンピュータープログラム製品に組み込むこともでき、そのコンピュータープログラム製品は本明細書において説明される方法を実施できるようにする全ての機構を含み、情報処理システムにロードされるときに、情報処理システムを生成する。この文脈におけるコンピュータープログラム手段又はコンピュータープログラムは、情報処理能力を有するシステムが直接(又は、別の言語への変換後に)、特定の機能を実行するように意図される1組の命令に関する、任意の言語、コード又は表記における任意の表現を意味する。そのようなコンピュータープログラムは、コンピューター可読媒体又は機械可読媒体(データ、命令、メッセージ又はメッセージパケット及び他の機械可読情報を、その媒体から読み出すことができるようにするもの)上に記憶することができる。コンピューター可読媒体又は機械可読媒体は、ROM、フラッシュメモリ、ディスクドライブメモリ、CD−ROM及び他の恒久的記憶装置のような不揮発性メモリを含むことができる。さらに、コンピューター可読媒体又は機械可読媒体は、RAM、バッファー、キャッシュメモリ、及びネットワーク回線のような揮発性記憶装置を含む場合がある。さらに、コンピューター可読媒体又は機械可読媒体は、ネットワークリンク及び/又はネットワークインターフェースのような一時的状態の媒体(有線ネットワーク又は無線ネットワークを含む)内にあるコンピューター可読情報又は機械可読情報を含むことができ、デバイスがそのようなコンピューター可読情報又は機械可読情報を読み出すことができるようになる。
「備える(comprise)」、「含む(include)」、「組み込む(incorporate)」、「収容する(contain)」、「である(is)」、「有する(have)」のような表現は、説明及び関連する特許請求の範囲を解釈する際に非排他的に解釈されるべきであり、すなわち、同様に存在していると明示的には規定されない他の項目又は構成要素を考慮に入れ得るように解釈されるべきである。単数形への参照は、複数形への参照としても解釈されるべきであり、その逆も同様である。
現時点で本発明の好ましい実施形態であると見なされるものが図示及び説明されてきたが、本発明の真の範囲から逸脱することなく、種々の他の変更を加えることができること、及び代わりに均等物を用いることができることは当業者には理解されよう。さらに、本明細書において記述される中心的な発明の概念から逸脱することなく、特定の状況を本発明の教示に適合させるように数多くの変更を加えることができる。さらに、本発明の一実施形態が上記の特徴の全てを含むとは限らない。それゆえ、本発明は開示される特定の実施形態に限定されるのはなく、上記で広く定義されたように本発明の範囲内に入る全ての実施形態を含むことを意図している。
本明細書において開示される種々のパラメーターを変更できること、及び本発明の範囲から逸脱することなく、開示及び/又は特許請求される種々の実施形態を組み合わせることができることは当業者には容易に理解されよう。

Claims (15)

  1. 受動光ネットワークPON内の第1の光加入者線終端装置OLT(50)と第2のOLT(60)との間での切替動作を実行するための方法であって、
    前記第1のOLT及び前記第2のOLTは、少なくとも1つのスプリッター(11;21.1;21.2)を通して複数の光ネットワークユニットONU(70)に接続され、
    前記第1のOLT及び前記第2のOLTは、GATEメッセージを送信することによって前記複数のONUにリソースを割り当てるように構成され、
    前記第1のOLTは、デフォルトで、GATEメッセージを送信する役割を果たし、
    リソースは、データ又はREPORTメッセージを送信するために各ONUによって使用され、
    前記複数のONUの各ONUはデフォルトで登録状態にあり、前記登録状態では、前記ONUは前記ONUにリソースが割り当てられた後にREPORTメッセージ又はデータを送信でき、
    前記REPORTメッセージは、リソース割当てを要求するために前記第1のOLT又は前記第2のOLTに送信され、
    各REPORTメッセージは、第1のタイムスタンプを用いて前記ONUによってタイムスタンプを付与され、前記第1のタイムスタンプは前記REPORTメッセージが送信されたローカル時刻を表し、
    各所与のONUは、所与のOLTによって前記所与のONUからのREPORTメッセージが受信されると、現在のラウンドトリップタイムRTTと以前のRTTとの間の差が前記所与のOLTの第1の閾値よりも大きいときに、前記所与のOLTによって登録解除状態に切り替えられるように構成され、
    前記現在のRTTは、前記REPORTメッセージの前記第1のタイムスタンプと前記所与のOLTのローカルクロック時刻とに基づいて特定され、
    前記以前のRTTは、以前受信されたREPORTメッセージについて特定された現在のRTTであり、
    登録解除状態にあるONUは、前記第1のOLT又は前記第2のOLTにREPORTメッセージもデータも送信することを許されず、
    前記第2のOLTの前記第1の閾値は、最初に前記第1の初期値に設定され、
    前記複数のONUのうちの少なくとも1つの第1のONUに対して、前記第1のOLTと前記第2のOLTとの間で切替を実行するために、前記方法は、前記第2のOLTによって実行される
    方法において、前記方法は、
    ‐前記第2のOLTの前記第1の閾値を、少なくとも現在のラウンドトリップタイムと以前のラウンドトリップタイムとの間の差の所定の最大値に等しい値に設定することと、
    ‐前記第1のONUにリソースを割り当てるためにGATEメッセージを前記第1のONUに送信することと、
    前記第1のONUからREPORTメッセージを受信した後に、
    ‐前記第2のOLTの前記第1の閾値を前記第1の初期値に設定することと
    を含む、方法。
  2. 所与のOLT(50;60)によって送信される各GATEメッセージは、前記所与のOLTの第2のタイムスタンプを用いてタイムスタンプを付与され、
    各所与のONU(70)は、前記所与のONUによって前記所与のOLTから所与のGATEメッセージが受信されると、前記所与のGATEメッセージの前記第2のタイムスタンプと前記所与のONUのローカルクロック時刻との間の差の絶対値が前記所与のONUの第2の閾値よりも大きいときに、前記登録解除状態に切り替わるように構成され、
    前記第2の閾値は、最初に第2の初期値に設定され、
    前記方法は、GATEメッセージを前記第1のONUに送信する前に、
    ‐第1のメッセージを前記第1のONUに送信すること
    を更に含み、
    前記第1のメッセージは、前記第1のONUの前記第2の閾値を、少なくともローカルクロック時刻と第2のタイムスタンプとの間の所定の最大差に等しい値に設定するように構成される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記方法は、前記第1のONUからの前記REPORTメッセージを受信した後に、
    ‐前記第1のONUに第2のメッセージを送信すること
    を更に含み、
    前記第2のメッセージは、前記第1のONUの前記第2の閾値を、前記第2の初期値に設定するように構成される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1のONU(70)によって前記GATEメッセージが受信されると、
    前記第1のONUのローカルクロックが、前記GATEメッセージの前記第2のタイムスタンプに基づいてリセットされ、
    前記REPORTメッセージの前記第1のタイムスタンプは、前記第1のONUの前記ローカルクロックに基づいて決定される、請求項2又は3に記載の方法。
  5. 前記第1のOLT(50)及び前記第2のOLT(60)は、一意のスプリッター(11)を通して前記複数のONUに接続され、
    前記第1のOLTは、第1のネットワークセグメント(56)を介して前記一意のスプリッターに接続され、
    前記第2のOLTは、第2のネットワークセグメント(65)を介して前記一意のスプリッターに接続され、
    前記一意のスプリッターは、ネットワークセグメント(74)を介して前記ONUのそれぞれに接続され、
    前記第1のOLTと前記第2のOLTとの間の前記切替は、前記複数のONUの全てのONUに対して実行される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記第1のOLT(50)は、第1のスプリッター(21.1)を介して、前記複数のONUに含まれる稼働ONU(70)の第1のサブセットに接続され、
    前記第2のOLT(60)は、第2のスプリッター(21.2)を介して、前記複数のONUに含まれるバックアップONUの第2のサブセットに接続され、
    各稼働ONUは、対応する1つのバックアップONUに関連付けられ、
    前記第1のOLTと前記第2のOLTとの間の前記切替は、少なくとも、第1の稼働ONUと、前記第1の稼働ONUに関連付けられた第1のバックアップONUとに対して実行され、
    前記第1のOLTと前記第2のOLTとの間の前記切替は、前記第1の稼働ONUと前記第1のOLTとの間に障害が検出されると、又は、外部エンティティによって前記第1の稼働OLTの識別子が受信されると、前記第1のOLTによって開始され、
    前記方法は、前記第2のOLTの前記第1の閾値を設定する前に、
    ‐前記第1のOLTから前記第1の稼働ONUの識別子を受信することと、
    ‐前記第1の稼働ONUに関連付けられた前記第1のバックアップONUを特定することと
    を更に含み、
    前記特定された第1のバックップONUに前記GATEメッセージが送信され、
    前記特定されたバックアップONUから前記REPORTメッセージが受信される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記第1のメッセージ及び前記第2のメッセージは、前記第1のバックアップONU(70)に送信される、請求項3及び6に記載の方法。
  8. 前記第1のONU(70)に対する、前記第1のOLT(50)と前記第2のOLT(60)との間の前記切替は、前記第1のOLTによって外部エンティティからネットワーク管理コマンドが受信されると実行され、
    前記ネットワーク管理コマンドは前記第1のONUの識別子を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記第1のOLT(50)と前記第2のOLT(60)との間の前記切替は、前記第1のOLTによって前記第1のOLTと前記第1のONUとの間に障害が検出されると実行されるか、又は、前記第1のONU(70)に関連付けられたONUの間に障害が検出されると実行され、
    前記障害は、
    ‐前記第1のOLTによるREPORTメッセージの受信、
    ‐前記第1のONUによる、又は前記関連付けられたONUによるGATEメッセージの受信、
    ‐前記第1のONUによる、又は前記関連付けられたONUによるREPORTメッセージの送信、又は、
    ‐前記第1のOLTによるGATEメッセージの送信
    に関係している、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記現在のRTTは、前記REPORTメッセージの前記第1のタイムスタンプと前記所与のOLT(50、60)の前記ローカルクロック時刻との間の差の絶対値に等しい、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記第1のタイムスタンプは、nビットの系列として前記REPORTメッセージ内に符号化され、
    前記第1のONU(70)にGATEメッセージを送信する前に、前記第2のOLT(60)の前記第1の閾値は、少なくとも2に等しい値に設定される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 記憶媒体に記録され、ソフトウェアエージェントの形でコンピューターによって実行可能なプログラム製品であって、
    請求項1に記載の方法を実行するように設定された少なくとも1つのソフトウェアモジュールを含むことを特徴とする、プログラム製品。
  13. 受動光ネットワークPONの光加入者線終端装置OLT(60)であって、
    前記受動光ネットワークPONは、他の光加入者線終端装置OLT(50)を備え、
    前記OLT及び前記他のOLTは、少なくとも1つのスプリッター(11;21.1;21.2)を通して、複数の光ネットワークユニットONU(70)に接続され、
    前記OLT及び前記他のOLTは、GATEメッセージを送信することによって、前記複数のONUにリソースを割り当てるように構成され、
    前記他のOLTは、デフォルトで、GATEメッセージを送信する役割を果たし、
    リソースは、データ又はREPORTメッセージを送信するために各ONUによって使用され、
    前記複数のONUの各ONUは、デフォルトで登録状態にあり、前記登録状態では、前記ONUは前記ONUにリソースが割り当てられた後にREPORTメッセージを送信でき、
    前記REPORTメッセージは、リソース割当てを要求するために前記OLT又は前記他のOLTに送信され、
    各REPORTメッセージ、は第1のタイムスタンプを用いて前記ONUによってタイムスタンプを付与され、
    前記第1のタイムスタンプは、前記REPORTメッセージが送信されたローカル時刻を表し、
    各所与のONUは、所与のOLTによって前記所与のONUからREPORTメッセージが受信されると、現在のラウンドトリップタイムRTTと以前のRTTとの間の差が前記所与のOLTの第1の閾値よりも大きいときに、前記所与のOLTによって登録解除状態に切り替えられるように構成され、
    前記現在のRTTは、前記REPORTメッセージの前記第1のタイムスタンプと前記所与のOLTのローカルクロック時刻とに基づいて特定され、
    前記以前のRTTは、以前受信されたREPORTメッセージについて特定された現在のRTTに対応し、
    登録解除状態にあるONUは、前記OLT又は前記他のOLTにREPORTメッセージもデータも送信することを許されず、
    前記OLTの前記第1の閾値は、最初に第1の初期値に設定され、
    前記複数のONUのうちの少なくとも1つの第1のONUに対し、前記他のOLTと前記OLTとの間で切替を実行するために、前記OLTは、
    ‐前記OLTの前記第1の閾値を、少なくとも現在のラウンドトリップタイムと以前のラウンドトリップタイムとの間の差の所定の最大値に等しい値に設定する第1の設定ユニット(64)と、
    ‐前記第1のONUにリソースを割り当てるために、GATEメッセージを前記第1のONUに送信する、送信ユニット(62)と、
    ‐前記第1のONUからREPORTメッセージを受信する受信ユニット(62)と、
    ‐前記OLTの前記第1の閾値を前記第1の初期値に設定する第2の設定ユニット(64)と
    を備える、光加入者線終端装置OLT。
  14. 受動光ネットワークの第1の光ネットワークユニット(70)であって、
    前記受動光ネットワークは、第1の光加入者線終端装置OLT(50)と、第2のOLT(60)と、前記第1のONUを含む複数の光ネットワークユニットONUと、少なくとも1つのスプリッター(11;21.1;21.2)とを備え、
    前記第1のOLT及び前記第2のOLTは、前記少なくとも1つのスプリッターを通して前記複数のONUに接続され、
    前記第1のOLT及び前記第2のOLTは、GATEメッセージを送信することによって前記複数のONUにリソースを割り当てるように構成され、
    前記第1のOLTは、デフォルトで、GATEメッセージを送信する役割を果たし、
    リソースは、データ又はREPORTメッセージを送信するために各ONUによって使用され、
    所与のOLTによって送信される各GATEメッセージは、前記所与のOLTのタイムスタンプを用いてタイムスタンプを付与され、
    前記複数のONUの各ONUは、デフォルトで登録状態にあり、前記登録状態では、前記ONUは前記ONUにリソースが割り当てられた後にREPORTメッセージを送信でき、
    前記REPORTメッセージは、リソース割当てを要求するために前記第1のOLT又は前記第2のOLTに送信され、
    各所与のONUは、前記所与のOLTから所与のONUによって所与のGATEメッセージが受信されると、前記所与のGATEメッセージのタイムスタンプと前記所与のONUのローカルロック時刻との間の差が前記所与のONUの閾値よりも大きいときに、登録解除状態に切り替わるように構成され、
    登録解除状態にあるONUは、前記第1のOLT又は前記第2のOLTにREPORTメッセージもデータも送信することを許されず、
    前記第1のONUの前記閾値は最初に初期値に設定され、
    前記第1のONUのために、前記第1のOLTと前記第2のOLTとの間での切替を実行するために、前記第1のONUは、
    ‐前記第2のOLTから第1のメッセージを受信する第1の受信ユニット(72)と、
    ‐前記第1のメッセージを受信すると、前記第1のONUの前記閾値を、少なくともローカルクロック時刻と第2のタイムスタンプとの間の所定の最大差に等しい値に設定する第1の設定ユニット(73)と、
    ‐前記第1のONUにリソースを割り当てるために前記第2のOLTからGATEメッセージを受信する、受信ユニット(72)と、
    ‐前記第1のONUからREPORTメッセージを送信する送信ユニット(72)と、
    ‐前記第2のOLTから第2のメッセージを受信する第2の受信ユニット(72)と、
    ‐前記第2のメッセージを受信すると、前記第1のONUの前記閾値を前記初期値に設定する第2の設定ユニット(73)と
    を備える、光ネットワークユニット。
  15. 第1の光加入者線終端装置OLT(50)と、第2のOLT(60)と、複数の光ネットワークユニット(70)と、少なくとも1つのスプリッター(11;21.1;21.2)とを備える受動光ネットワークであって、
    前記第1のOLT及び前記第2のOLTは、前記少なくとも1つのスプリッターを通して前記複数のONUに接続され、
    前記第1のOLT及び前記第2のOLTは、GATEメッセージを送信することによって前記複数のONUにリソースを割り当てるように構成され、
    前記第1のOLTは、デフォルトで、GATEメッセージを送信する役割を果たし、
    リソースは、データ又はREPORTメッセージを送信するために各ONUによって使用され、
    前記複数のONUの各ONUは、デフォルトで登録状態にあり、前記登録状態では、前記ONUは前記ONUにリソースが割り当てられた後にREPORTメッセージを送信でき、
    前記REPORTメッセージは、リソース割当てを要求するために前記第1のOLT又は前記第2のOLTに送信され、
    各REPORTメッセージは、第1のタイムスタンプを用いて前記ONUによってタイムスタンプを付与され、前記第1のタイムスタンプは前記REPORTメッセージが送信されたローカル時刻を表し、
    各所与のONUは、所与のOLTによって前記所与のONUからREPORTメッセージが受信されると、現在のラウンドトリップタイムRTTと以前のRTTとの間の差が前記所与のOLTの第1の閾値よりも大きいときに、前記所与のOLTによって登録解除状態に切り替えられるように構成され、
    前記現在のRTTは、前記REPORTメッセージの前記第1のタイムスタンプと前記所与のOLTのローカルクロック時刻とに基づいて特定され、
    前記以前のRTTは、以前受信されたREPORTメッセージについて特定された現在のRTTに対応し、
    登録解除状態にあるONUは、前記第1のOLT又は前記第2のOLTにREPORTメッセージもデータも送信することを許されず、
    前記第2のOLTの前記第1の閾値は、最初に前記第1の初期値に設定され、
    前記複数のONUのうちの少なくとも1つの第1のONUに対し、前記第1のOLTと前記第2のOLTとの間で切替を実行するために、前記第2のOLTは、
    ‐前記OLTの前記第1の閾値を、少なくとも現在のラウンドトリップタイムと以前のラウンドトリップタイムとの間の差の所定の最大値に等しい値に設定する第1の設定ユニット(64)と、
    ‐前記第1のONUにリソースを割り当てるためにGATEメッセージを前記第1のONUに送信する、送信ユニット(62)と、
    ‐前記第1のONUからREPORTメッセージを受信する受信ユニット(62)と、
    ‐前記OLTの前記第1の閾値を前記第1の初期値に設定する第2の設定ユニット(64)と
    を備える、受動光ネットワーク。
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