JP7481644B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、通信システム及びOLTシステムの技術に関する。
光アクセスを提供するサービスにおいて、端局装置と複数の終端装置とが接続された受動光通信網(PON:Passive Optical Network)を用いることによって、経済的なサービス提供が実現されている(例えば非特許文献1参照)。PONは、局が多数の加入者にサービスを提供するポイントツーマルチポイントネットワークである。例えば、PONでは、局からの下り光信号が1本の幹線ファイバに繋がる光カプラで分岐され、複数の加入者に分配される。PONでは、下位側のONU(光回線終端装置:Optical Network Unit)と、上位側のOLT(光加入者線端局装置:Optical Line Terminal)と、が用いられる。
しかしながら、従来のPONでは、設備の故障等の障害が生じた場合に、通信を維持することが難しいという問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、PONにおいて障害が生じた場合であっても通信を維持できる可能性を高くすることができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、第一OLT(光加入者線端局装置:Optical Line Terminal)と、第二OLTと、前記第一OLT及び前記第二OLTを制御するOLT制御装置と、を備えるOLTシステムと、前記第一OLTと前記第二OLTとの間を、光通信路を用いて接続された複数のスプリッターと、前記スプリッターと光通信路を用いて接続されたONU(光回線終端装置:Optical Network Unit)と、を備えた、受動光通信網の通信システムである。
本発明の一態様は、第一OLT(光加入者線端局装置:Optical Line Terminal)と、第二OLTと、前記第一OLT及び前記第二OLTを制御するOLT制御装置と、を備え、前記第一OLTと、前記第二OLTとは、複数のスプリッターと光通信路とを用いて接続される、受動光通信網のOLTシステムである。
本発明により、PONにおいて障害が生じた場合であっても通信を維持できる可能性を高くすることが可能となる。
本発明の通信システム100のシステム構成例を示す図である。 OLTシステム20の構成例を示す図である。 スプリッター30及びONU40の構成例を示す図である。 第一動作例の通常通信時における通信システム100の動作の具体例を示す図である。 第一動作例の障害通信時における通信システム100の動作の具体例を示す図である。 第二動作例の通常通信時における通信システム100の動作の具体例を示す図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の通信システム100のシステム構成例を示す図である。通信システム100は、上位装置10、OLTシステム20、複数のスプリッター30、複数のONU40、下位装置50及びユーザー装置60を備える。上位装置10は、通信システム100の上位ネットワークに接続される。図1では、スプリッター30及びONU40の台数が3台であるが、この“3”という数字は具体例にすぎない。すなわち、スプリッター30及びONU40の台数は、2台以上であれば何台であってもよい。
OLTシステム20は、上位装置10と通信可能に設置される。OLTシステム20は、PONにおけるOLTとして機能する。スプリッター30は、光信号の入力を受け、複数の経路へ光信号を出力する。スプリッター30は、例えば2入力2出力光スプリッターを用いて構成される。
ONU40は、それぞれ下位装置50に通信可能に接続される。下位装置50は、1又は複数のユーザー装置60に通信可能に接続される。以下、各装置について詳細に説明する。ただし、説明の便宜のため、OLTシステム20、スプリッター30及びONU40についての説明よりも先に、上位装置10、下位装置50及びユーザー装置60について説明する。
上位装置10は、OLTシステム20、スプリッター30及びONU40を介して、複数の下位装置50と通信可能に接続される。上位装置10は、複数の下位装置50との間で通信を行うことによって所定の機能を実現する装置である。上位装置10は、例えばモバイル網における基地局装置(BBU:Base Band Unit)である。上位装置10は、例えば中継網を構成する通信機器であってもよい。
下位装置50は、上位装置10との間で通信を行うことによって所定の機能を実現する装置である。下位装置50は、上位装置10に比べてよりユーザー側に近い位置に設置される装置である。例えば上位装置10がBBUである場合、下位装置50はモバイル網における無線装置(RRH:Remote Radio Head)である。この場合、下位装置50とユーザー装置60との間の通信路は、モバイル網のアクセス区間となる。一方、上位装置10が中継網を構成する通信機器である場合には、下位装置50はセットトップボックス等の装置であってもよい。この場合、下位装置50とユーザー装置60との間の通信路は、ホームネットワーク等のネットワークであってもよい。下位装置50は、例えば1又は複数のユーザー装置60を収容する。なお、下位装置50を介さずにユーザー装置60がONU40に接続されてもよい。
ユーザー装置60は、下位装置50に通信路を介して接続することによって、他の装置と通信可能に接続される装置である。ユーザー装置60は、例えばスマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。ユーザー装置60は、例えばIoT(Internet of Things)におけるセンサであってもよい。ユーザー装置60は、例えばATM(Automatic Teller Machine)や自動販売機やPOS(Point Of Sale)端末等のビジネス用途の装置であってもよい。
次に、OLTシステム20について説明する。図2は、OLTシステム20の構成例を示す図である。OLTシステム20は、第一OLT21、第二OLT22及びOLT制御装置23を備える。第一OLT21及び第二OLT22は、それぞれ従来のPONにおけるOLT機能を提供する装置である。すなわち、OLTシステム20は、OLT機能を提供する装置を少なくとも2台備える。第一OLT21及び第二OLT22は、それぞれ個別の筐体を持つ独立した装置として構成されてもよいし、ボードやチップとして構成されてもよい。いずれの場合にも、第一OLT21及び第二OLT22はソフトウェアとして構成されてもよい。第一OLT21及び第二OLT22の基本的な構成は同じであるため、以下代表して第一OLT21について説明する。
第一OLT21は、送信部211、受信部212、光メーター213、信号処理部214及び制御部215を備える。送信部211は、信号処理部214によって生成された光信号を通信路に出力する。送信部211は、スプリッター30を介してONU40に光信号を送信する。送信部211によって送信される光信号には、複数のONU40宛の光信号が重畳されていてもよい。
受信部212は、通信路から光信号を受信し、受信された光信号を光メーター213に出力する。受信部212は、スプリッター30を介してONU40から光信号を受信する。受信部212によって受信される光信号には、複数のONU40から送信された光信号が重畳されていてもよい。
光メーター213は、受信部212によって受信された光信号の光強度に関する情報を出力する。光メーター213は、例えば光信号の光強度を表す値を出力してもよい。光メーター213は、例えば光信号の光強度が予め定められた閾値を超えているか否かを示す2値で表される値を出力してもよい。光メーター213は、制御部215において受信部212に正常に光信号が受信されているか否か判定することができる情報であれば、どのような情報を出力してもよい。
信号処理部214は、従来のOLTとして機能を行う。以下、このような信号処理部214の処理の一例について説明する。信号処理部214は、上位装置10から下位装置50宛に送信された電気信号を光信号に変換し、送信部211に出力する。信号処理部214は、複数の下位装置50宛の光信号を重畳(多重化)させてもよい。信号処理部214は、受信部212によって受信された光信号を電気信号に変換し、OLT制御装置23を介して、宛先となっている上位装置10に電気信号を出力する。
制御部215は、OLT制御装置23の指示にしたがって、第一OLT21の動作を制御する。制御部215は、制御部233から通信状態で動作するように指示された場合には、第一OLT21が通常のPONにおけるOLTとして機能するように制御する。また、制御部215は、光メーター213による出力を制御部233に出力する。制御部215は、制御部233から待機状態で動作するように指示された場合には、自装置(第一OLT21)において、通常のPONにおけるOLTとしての機能を行わないように各機能部を制御する。この場合、制御部215は、光メーター213による出力を制御部233に送信する。
制御部215の動作の一部又は全部は、例えば、CPU等のプロセッサー及びメモリーによって実行されるソフトウェアとして実現されてもよい。制御部215の動作の一部又は全部は、例えば、LSI(Large Scale Integration circuit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等を用いた電子回路(electronic circuit又はcircuitry)を含むハードウェアを用いて実現されてもよい。
第一OLT21における送信部211、受信部212、光メーター213、信号処理部214及び制御部215は、それぞれ第二OLT22における送信部221、受信部222、光メーター223、信号処理部224及び制御部225に相当する。
OLT制御装置23は、信号振分部231、信号集線部232及び制御部233を備える。信号振分部231は、制御部233の制御に従って、上位装置10から出力される下り信号(ONU40へ送信される信号)を、第一OLT21及び第二OLT22のいずれか一方又は双方に出力する。
信号集線部232は、第一OLT21及び第二OLT22のいずれか一方から出力される上り信号(ONU40から受信された信号)を上位装置10に出力する。
制御部233は、所定の基準に従って、信号振分部231の動作と、第一OLT21及び第二OLT22の動作とを制御する。所定の基準とは、通信システム100において機器の障害が生じたとしても通信を維持できるようにするための基準である。制御部233の動作例として、第一動作例及び第二動作例がある。
第一動作例では、制御部233は、通常通信時と障害通信時とに分けて各装置を制御する。通常通信時とは、通信システム100において特に通信のトラブルが検知されていない状態である。この場合、制御部233は、第一OLT21と第二OLT22とのいずれか一方を通信状態、他方を待機状態に制御する。通常通信時では、制御部233は、通常状態のOLTから出力される上り信号を上位装置10に送信するように信号振分部231を制御する。また、通常通信時では、制御部233は、上位装置10から送信された信号を、通常状態のOLTに対して出力するように信号振分部231を制御する。
制御部233は、待機状態のOLTから光メーターの出力に関する情報を受けて、通信システム100における通信のトラブルを検知する。例えば、待機状態のOLTにおいて、受信されている光信号の光強度が予め定められた閾値を下回っている場合に、通信のトラブルが発生していると判定する。この場合、制御部233は障害通信時として動作する。すなわち、制御部233は、それまで待機状態であったOLTを通信状態に移行させる。この後、OLTシステム20の第一OLT21及び第二OLT22は、両方がOLTとして機能する。障害通信時では、信号処理部214は、通常状態のOLT(両方のOLT)から出力される上り信号を上位装置10に送信すべく、信号集線部232に転送する。また、障害通信時では、制御部233は、上位装置10から送信された信号を、通常状態のOLT(両方のOLT)に対して出力するように信号振分部231を制御する。
第二動作例では、制御部233は、通信システム100において障害が生じているか否かにかかわらず、第一OLT21と第二OLT22との両方を通信状態に制御する。そのため、信号処理部214は、通常状態のOLT(両方のOLT)から出力される上り信号を上位装置10に送信すべく、信号集線部232に転送する。また、制御部233は、上位装置10から送信された信号を、通常状態のOLT(両方のOLT)に対して出力するように信号振分部231を制御する。
図3は、スプリッター30及びONU40の構成例を示す図である。スプリッター30は、光信号用の2入力2出力のスプリッターを用いて構成される。スプリッター30は、リング状に構成されているOLTシステム20及び各スプリッター30を接続する通信路(以下「幹線通信路」という。)から入力される光信号を、後段の装置と、自装置に接続されているONU40と、に分配して出力する。このときの分配比は、等比(50:50)であってもよいし、不等比(例えば40:60)であってもよい。
後段の装置とは、幹線通信路を介して自装置に接続されている2つの装置のうち、自装置に入力された光信号の出力元の装置とは異なる装置である。例えば、図1において、スプリッター30-1を基準にみると、OLTシステム20から入力された光信号を分配する場合には、後段の装置はスプリッター30-2である。例えば、図1において、スプリッター30-2を基準にみると、スプリッター30-1から入力された光信号を分配する場合には、後段の装置はスプリッター30-3である。例えば、図1において、スプリッター30-2を基準にみると、スプリッター30-3から入力された光信号を分配する場合には、後段の装置はスプリッター30-1である。
また、スプリッター30は、自装置に接続されているONU40に出力される光信号を、入力されたポートに応じて異なる通信路でONU40に出力する。例えば、スプリッター30は、図3の左上から入ってきた光信号を、右上と右下とに出力する。そのため、図1のスプリッター30-1を例に説明すると、第一OLT21から入ってきた光信号は、経路91-2及びスプリッター30-2へ出力される。経路91-2に出力された光信号は、ONU40-1に入力する。また、例えばスプリッター30は、図3の右上から入ってきた光信号を、左上と左下とに出力する。そのため、図1のスプリッター30-1を例に説明すると、スプリッター30-2から入ってきた光信号は、経路91-1及び第一OLT21へ出力される。経路91-1に出力された光信号は、ONU40-1に入力する。なお、経路91-1と経路91-2とは、それぞれ異なる光メーターに接続される。例えば、経路91-1は第一光メーター41に接続され、経路91-2は第二光メーター42に接続される。
ONU40は、第一光メーター41、第二光メーター42、光スイッチ43、制御部44、信号処理部45及び通信部46を備える。第一光メーター41は、スプリッター30から出力された光信号を受信する。第一光メーター41は、受信された光信号の光強度を示す情報を制御部44に出力する。第一光メーター41は、受信された光信号を光スイッチ43に出力する。第二光メーター42は、スプリッター30から出力された光信号を受信する。第二光メーター42は、受信された光信号の光強度を示す情報を制御部44に出力する。第二光メーター42は、受信された光信号を光スイッチ43に出力する。
光スイッチ43は、制御部44の制御に従って、第一光メーター41から出力される光信号と、第二光メーター42から出力される光信号と、のどちらか一方を信号処理部45に出力する。光スイッチ43は、制御部44の制御に従って、信号処理部45から出力される光信号を、第一光メーター41又は第二光メーター42のいずれかを介してスプリッター30に出力する。
制御部44は、第一光メーター41と第二光メーター42とからそれぞれ光強度の情報を受け、所定の基準に従ってどちらか一方の光信号を選択する。制御部44は、選択された光信号が信号処理部45に出力されるように光スイッチ43を制御する。選択時の所定の基準は、例えばより信頼度が高いことである。信頼度の高さは、光信号の光強度に基づいて判定されてもよい。例えば、制御部44は、より強い光強度をもった光信号を選択してもよい。
制御部44は、自装置が帰属しているOLTを判定する。制御部44は、例えば、選択された光メーター(第一光メーター41又は第二光メーター42)に応じて、自装置が帰属しているOLT(第一OLT21又は第二OLT22)を判定してもよい。例えば、第一光メーター41が選択されている場合には、自装置が第一OLT21に帰属していると判定されてもよい。制御部44は、受信された光信号に送信元情報(送信元のOLTを示す情報)が含まれている場合には、送信元情報に基づいて自装置が帰属しているOLTを判定してもよい。制御部44は、自装置が帰属しているOLTを示す情報を、OLTシステム20に対して通知する。制御部44の動作の一部又は全部は、例えば、LSI、ASIC、PLD又はFPGA等を用いた電子回路を含むハードウェアを用いて実現されてもよい。
信号処理部45は、従来のPONにおけるONUとして機能を行う。以下、このような信号処理部45の処理の一例について説明する。信号処理部45は、上位装置10から下位装置50宛に送信された信号を示す光信号を電気信号に変換し、通信部46に出力する。このとき、複数の下位装置50宛の光信号が重畳(多重化)されている場合には、その中から自装置(ONU40)に接続されている下位装置50宛の光信号を取り出してから電気信号に変換する。信号処理部45は、通信部46によって受信された電気信号を光信号に変換し、光スイッチ43に出力する。
通信部46は、下位装置50との間で通信する通信インターフェースである。
図4は、第一動作例の通常通信時における通信システム100の動作の具体例を示す図である。図4で示される矢印は、下り信号(上位装置10から下位装置50へ流れる信号)の流れを示す。図4の例では、第一OLT21が通信状態に制御され、第二OLT22が待機状態に制御される。このような制御により、図4の通信システム100では、反時計回りで下り信号が送信される。このような制御は、通信システム100の起動時や、OLTシステム20の起動時から行われる。第一OLT21は、通常状態で動作するように指示を受けると、信号処理部214等のOLTとして機能するために必要な機器を起動し、通常のPONのOLTとして動作する。各ONU40は、第一OLT21に帰属する。
図4において、スプリッター30からONU40に伸びている2本の通信路のうち、破線で示されるものは、OLTシステム20から送信された光信号が通っていない通信路を示す。矢印を有する実線で示されるものは、OLTシステム20から送信された光信号が通っている通信路を示す。
図4の例では、通信システム100において特に障害は生じていない。そのため、第二OLT22はスプリッター30-3から出力される光信号を受光する。その結果、OLTシステム20のOLT制御装置23の制御部233は、障害が生じていないと判定する。
図5は、第一動作例の障害通信時における通信システム100の動作の具体例を示す図である。図5で示される矢印も、下り信号(上位装置10から下位装置50へ流れる信号)の流れを示す。図5の例では、スプリッター30-2とスプリッター30-3との間の通信路において障害が生じている。そのため、スプリッター30-2から出力される下り信号は、スプリッター30-3に到達しない。第二OLT22はスプリッター30-3から出力される光信号を受光しない。その結果、OLTシステム20のOLT制御装置23の制御部233は、障害が生じていると判定する。
この判定に応じて、制御部233は、第二OLT22を通常状態に移行するように制御する。その結果、第二OLT22も、第一OLT21が出力する光信号と同等の光信号を通信路に出力する。スプリッター30-3は、障害の発生により第一OLT21から出力された光信号を受信することはできないが、第二OLT22から出力された光信号を受信する。ONU40-3は、スプリッター30-3を介して、第二OLT22から送信される光信号を受信する。その結果、ONU40-3は、帰属するOLTを第一OLT21から第二OLT22に変更する。
以上のような動作により、障害の発生にかかわらず、全てのONU(ONU40-1、ONU40-2及びONU40-3)はOLTシステム20から下り信号を受信でき、通信を維持することができる。
なお、第一動作例において、下り信号の流れについて説明したが、上り信号は上記各図の実線の経路を経由して矢印の向きの反対に信号が流れることによって各ONU40からOLTシステム20に送信される。
図6は、第二動作例の通常通信時における通信システム100の動作の具体例を示す図である。6で示される矢印は、下り信号(上位装置10から下位装置50へ流れる信号)の流れを示す。図6の例では、第一OLT21及び第二OLTの両方が通信状態に制御される。
このような制御により、図6の通信システム100では、時計回りと反時計回りとの両方の経路で下り信号が送信される。このような制御は、通信システム100の起動時や、OLTシステム20の起動時から行われる。第一OLT21及び第二OLT22は、通常状態で動作するように指示を受けると、信号処理部214や信号処理部224等のOLTとして機能するために必要な機器を起動し、通常のPONのOLTとして動作する。各ONU40は、第一OLT21及び第二OLT22のいずれか一方に帰属する。
図6の例では、第一OLT21と第二OLT22の両方から光信号が送信され、各ONU40において所定の基準(例えば光強度の強い方)にしたがっていずれか一方の光信号が選択されて処理に用いられる。そのため、例えば図5のように途中の経路に障害が生じたとしても、特にOLTシステム20において障害のための制御を行うこと無く、全てのONU(ONU40-1、ONU40-2及びONU40-3)はOLTシステム20から下り信号を受信でき、通信を維持することができる。
なお、第二動作例において、下り信号の流れについて説明したが、上り信号も同様の経路によってOLTシステム20に送信される。なお、図6では、スプリッター30とONU40との間の矢印が一方のみに向いているが、この矢印は下り信号の向きを示している。上り信号の場合には、光スイッチ43によって選択されている経路を用いて信号が送信される。
このように構成された通信システム100では、OLTシステム20において複数(例えば2つ)のOLTの機能が備えられる。通信路などに障害が生じたとしても、各ONU40はどちらか一方のOLTから光信号を受信できる可能性が高くなる。そのため、PONにおいて障害が生じた場合であっても通信を維持できる可能性を高くすることが可能となる。
(変形例)
OLTシステム20において、OLT制御装置は、第一OLT21又は第二OLT22のいずれか一方又は双方の装置内の機能部として構成されてもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、PONを用いて通信を行うシステムに適用可能である。
100…通信システム、10…上位装置、20…OLTシステム、21…第一OLT、22…第二OLT、23…OLT制御装置、30…スプリッター、40…ONU、50…下位装置、60…ユーザー装置、211…送信部、212…受信部、213…光メーター、214…信号処理部、215…制御部、221…送信部、222…受信部、223…光メーター、224…信号処理部、225…制御部、231…信号振分部、232…信号集線部、233…制御部、41…第一光メーター、42…第二光メーター、43…光スイッチ、44…制御部、45…信号処理部、46…通信部

Claims (3)

  1. 第一OLT(光加入者線端局装置:Optical Line Terminal)と、第二OLTと、前記第一OLT及び前記第二OLTを制御するOLT制御装置と、を備えるOLTシステムと、
    前記第一OLTと前記第二OLTとの間を、光通信路を用いて接続された複数のスプリッターと、
    前記スプリッターと光通信路を用いて接続されたONU(光回線終端装置:Optical Network Unit)と、を備え、
    前記OLT制御装置は、前記OLTシステムと前記スプリッターと前記ONUとを含む受動光通信網において障害が検知されていない通常通信時では、前記ONU宛の信号である下りの光信号を前記第一OLT及び前記第二OLTの両方から送信し、
    前記ONUは、前記第一OLTから送信される光信号を前記スプリッター経由で受信する経路における光信号と、前記第二OLTから送信される光信号を前記スプリッター経由で受信する経路における光信号と、のうちより信頼度が高い光信号が受信された経路に基づいて自装置が帰属するOLTを判定する、受動光通信網の通信システム。
  2. 前記スプリッターは、前記OLTシステムから送信された光信号を、自装置に接続された前記ONUと、他のスプリッター又は前記OLTシステムと、に分配して出力する、請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記スプリッターは、前記ONUに対し2つの経路から前記光信号を出力し、
    前記ONUは、前記2つの経路から受信された光信号のうち、所定の基準に基づいて一方の光信号を選択し、選択された光信号について処理を行う、請求項2に記載の通信システム。
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